JPH0258206B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0258206B2 JPH0258206B2 JP56056068A JP5606881A JPH0258206B2 JP H0258206 B2 JPH0258206 B2 JP H0258206B2 JP 56056068 A JP56056068 A JP 56056068A JP 5606881 A JP5606881 A JP 5606881A JP H0258206 B2 JPH0258206 B2 JP H0258206B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alumina
- carbonaceous
- pore
- activated alumina
- radius
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Catalysts (AREA)
- Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)
- Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
Description
本発明は多孔質活性アルミナ成形体の製造法。
詳しくは、優れた機械的強度および大きな比表面
積を有し、且つ比較的微細な細孔を集中的、かつ
多量に有している極めて多孔性の、特に触媒担体
または触媒として好適な活性アルミナ成形体を製
造する方法に関するものである。 活性アルミナは乾燥剤、吸着剤、触媒、触媒担
体等、各種の用途に供されている。特にアルミナ
担持触媒は各種の反応に用いられることは周知で
ある。これらの触媒あるいは担体が有することを
要求される一つの重要な品質が細孔の分布範囲お
よび量であつて、これはこれらのアルミナが用い
られる特定の反応に対して良好な結果を与えるも
のである。またこのような細孔の調節は機械的強
度や耐摩耗性などの物理的性質を損なわず達成せ
ねばならない。 このような特性をもつアルミナ成形体を製造す
るため多くの方法が知られている。そのうちの一
つの方法として、粉末のγ−アルミナ、ベーマイ
トゲル、ベーマイトまたはジプサイト(アルミナ
三水和物)、あるいはジプサイトを部分的に〓焼
して得られるχ−またはρ−アルミナなどを水お
よびその他の助剤を加えて、それぞれに適する成
形法で成形し、次いでこれを加熱、活性化して成
形活性アルミナを得る方法が知られている。また
別の方法として、アルミナゾルを製造し、これを
油中に滴下して球状品を製造する方法も知られて
いる。更に所望の細孔分布を得るために、熟成、
再水和、部分ゲル化等の各種の工程や様々な添加
物の使用が実施あるいは提案されている。 このようにして得られる多孔性アルミナ成形体
の細孔分布を測定すると通常その細孔半径が100
Å前後あるいはそれ以下の部分に大部分の細孔を
有しているが、細孔分布の調整を試みた場合は細
孔分布がブロードな成形体が得られるのが普通で
あり、限られた細孔半径を有する細孔が集中的に
存在するような成形体を得ることは困難であつ
た。 このような事情にかんがみ、本発明者等は、機
械的強度や耐摩耗性などの物理的性質を損なわ
ず、上記のような特性を有する優れた活性アルミ
ナ成形体を得るため鋭意研究を重ねた結果、本発
明に到達したものである。 即ち、本発明の目的は、調節された細孔分布と
大きな細孔容量、即ち0.75c.c./g以上好ましくは
0.8c.c./g以上の細孔容量を有し、半径37.5〜
75000Åの間に有する細孔の90%以上が半径37.5
〜200Åの細孔である多孔質アルミナ成形体の製
造法を提供することにあり、この目的は、活性ア
ルミナ粉末もしくは活性アルミナ前駆体粉末およ
び平均粒径0.5〜20μmに微粉砕された炭素質粉末
10〜70重量%を含む原料を成形して乾燥させたの
ち、酸素含有気流中で焼成し、同時に炭素質を燃
焼除去することにより達成される。 以下本発明を詳細に説明する。 本発明方法に用いるアルミナ原料としてはγ−
アルミナ、η−アルミナ等の活性アルミナ、また
は活性アルミナ前駆体、即ち焼成により活性アル
ミナとなるアルミナあるいはアルミナ水和物例え
ばベーマイト、スードベーマイト、ジプサイト等
または再水和性の遷移アルミナであるχ−アルミ
ナ、ρ−アルミナ等が挙げられる。これらのアル
ミナ原料粉末は成形前に炭素質粉末と均一に混合
することのできる原料であればよい。細孔を調節
するために特殊な助剤、添加物を用いようとする
場合、その原料および製法はかなり限定されるの
が通常であることを考えれば、本発明方法のよう
に、このような制約なしに目的とする特性を有す
るアルミナ成形体が製造できることの利点は極め
て大きい。 次に本発明における多量の細孔を賦与するため
の添加剤である平均粒径0.5〜20μmに微粉砕され
た炭素質粉末について説明する。 炭素質としては、木炭などの木材乾留物、ヤシ
殻炭などの果実殻乾留物、リグニン、石炭類、石
炭または石油系コークス、ピツチなどが使用し得
る。 これらの炭素質は予め平均粒径0.5〜20μm、好
ましくは0.5〜15μmに微粉砕することが必要であ
る。炭素質を微粉砕するには、たとえば、粗砕機
で炭素質を粗砕したのち、スクリーンミル、遠心
分級ミル、ポツトミル、振動ミル、ジエツト粉砕
機などを用いて微粉砕することができる。また、
微粉砕された炭素質粉末は、ジクザク分級機(ム
ルテイプレツクス社製)、ミクロンセパレータ−
(ホソカワミクロン社製)、デイスパージヨンセパ
レーター(日本ニユーマチツク社製)などを用い
て分級することにより、所望の粒度の炭素質微粉
末を得ることができる。 次にこのようなアルミナ原料と炭素質微粉末を
用いて成形を行なう。成形物の形状は粒状、例え
ば球状、円柱状、タブレツト状とすることが多い
が、ほかに板状あるいはハニカム状として成形す
ることもできる。粒状の際の大きさは一般的には
1〜10mm程度であり、流動床触媒担体または触
媒、あるいはクロマトグラム用充填剤として使用
する場合は50μ程度以上が必要である。成形体と
してよく知られている方法は、例えば打錠法(乾
式、湿式)、押出し法、押出し−マルメ法、転動
造粒法、ブリケツテイング法などがある。用いら
れるすべての原料に対してこれらの各種の成形法
のすべてが適用しうるわけではなく、それぞれの
原料に応じた成形法が選択されるが、かといつて
個々の原料に対して、成形法が一種類に限定され
るということではなく、かなり多種多様の成形、
製造法を適用しうることは当業者間に周知であ
る。 成形にあたつてはより良い物理的諸性質を得る
ためにアルミナ原料と炭素質微粉末は可及的均一
に混合されるべきである。アルミナ原料に対する
炭素質微粉末の添加量は10乃至70重量%である。
焼成によつて消失するような添加物を使用する場
合の添加物の量は、得られる成形品の強度などの
物理的性質を損なわないようにするためにせいぜ
い上限10重量%程度とするのが通常であるのに比
し、本発明における炭素質微粉末の添加量は極め
て多量である。しかもこのように多量の添加によ
つて調節された位置に多量の細孔を賦与し、なお
かつ必要とされる物理的諸性質を損なわないとい
うのは極めて驚くべきことであり本発明の重要性
が認識される。 かくして均一に混合された原料アルミナと炭素
質微粉末は、必要ならば更に水およびその他の成
形助剤を加え、混合、混練等の工程ののち、適切
な成形機、成形法をもつて所望の形状に成形され
る。 成形の一例としてスードベーマイト(そのX線
解析がブロードなベーマイト構造を示す一水和ア
ルミナ)を原料に使用する場合を示す。このスー
ドベーマイト100部に例えば30部の炭素質微粉末
を加えミキサーで均一に混合したのちニーダーに
移し、水および助剤を加えて混練する。好ましい
助剤としては無機酸、有機酸あるいはアンモニ
ア、ヒドラジン、脂肪族アミン、芳香族アミン、
複素環式アミン等の塩基性窒素化合物、ポリビニ
ルアルコール等の有機物などが挙げられる。この
ようにして得られた混練物は次に押出成形機で所
望の大きさのダイス孔を通じて押出し成形され
る。成形物は所望により密閉容器中で熟成を行な
うこともできる。 成形のもう一つの例は原料として再水和性遷移
アルミナを用い転動造粒法で成形する方法であ
り、詳しくは例えば特開昭54−158397に示されて
いる。この遷移アルミナと炭素質微粉末および必
要に応じて結晶性セルロース等の助剤を加え均一
に混合したのち、これを転動造粒機にて水をスプ
レーしながら所望の大きさに球状成形する。得ら
れた成形品は次に室温および50〜150℃の温度に
て2段階再水和されて強固な成形品となる。 このように各種の方法で成形されたアルミナ成
形体は次に乾燥ののち焼成され、最終的に多孔質
活性アルミナ成形体となる。この焼成段階でアル
ミナは活性アルミナとなり担体あるいは触媒とし
ての性質を備える。本発明方法においては焼成段
階は炭素質を燃焼除去せしむるというもう一つの
機能を果さなければならない。 この炭素質を除去するための酸化焼成は、充分
に注意深く達成されねばならない。何故なら炭素
質は可燃性であり、しかも添加量が比較的多いの
で、燃焼熱の除去が不充分だと、目的とする温度
を制御できず、高温になるおそれが大きいからで
ある。たとえ上限温度以下であつても急激な温度
上昇は好ましいことではない。 以上のような炭素質の燃焼除去を含めての、活
性アルミナを得るための最終的な焼成温度は、
500℃程度以上である。また焼成の上限温度とし
ては、活性アルミナの形態γ−、あるいはη−形
であるなら800℃程度、θ−形であるなら1200℃
程度である。また焼成時間は特に限定されないが
通常1時間から1日程度である。 かくして、優れた機械的強度、耐摩耗性および
大きな表面積を有し、多量の細孔が調節された位
置に集中的に存在する活性アルミナ成形体が得ら
れる。 このように得られた活性アルミナのユニークな
性質からこれが触媒あるいは触媒担体更には吸着
剤等の多方面の用途に優れた性能が期待できるこ
とが理解される。 以下実施例によつて本発明の内容を更に具体的
に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り
これら実施例に限定されるものではない。 実施例での細孔分布および量は水銀圧入式ポロ
シメーターで測定した。使用機はカルロエルバ社
製ポロシメーターシリーズ2000で最高圧2000Kg/
cm2ゲージである。従つて細孔の測定範囲は半径
37.5Åから75000Åである。 表面積は窒素吸着法によりBET法で算出した。
使用機はカルロエルバ社製ソープトマチツク1800
である。 圧縮強度は、木屋式硬度計を使用して押出成形
品の径方向の破壊荷重(Kg/個)を測定し、20個
の平均値を採用した。 炭素質微粉末の調製 石油の連続接触分解にて生成する直径1〜3mm
の球状コークスをPulverizer(ホソカワミクロン
(株)製)にて200mesh篩をほとんど全量通過程度ま
で粗砕し、P−J−M−100型超音速ジエツト粉
砕機(日本ニユーマテイツク社製)で微粉砕後ジ
グザク分級機100MZR(ムルテイプレツクス社製)
にて、各1μ、5μ、10μを目標に分級した。 得られた粉はコールターカウンターモデル
TA11(Coulterelectronic INC製)にて粒度を測
定した。表−1にその結果を示す。
詳しくは、優れた機械的強度および大きな比表面
積を有し、且つ比較的微細な細孔を集中的、かつ
多量に有している極めて多孔性の、特に触媒担体
または触媒として好適な活性アルミナ成形体を製
造する方法に関するものである。 活性アルミナは乾燥剤、吸着剤、触媒、触媒担
体等、各種の用途に供されている。特にアルミナ
担持触媒は各種の反応に用いられることは周知で
ある。これらの触媒あるいは担体が有することを
要求される一つの重要な品質が細孔の分布範囲お
よび量であつて、これはこれらのアルミナが用い
られる特定の反応に対して良好な結果を与えるも
のである。またこのような細孔の調節は機械的強
度や耐摩耗性などの物理的性質を損なわず達成せ
ねばならない。 このような特性をもつアルミナ成形体を製造す
るため多くの方法が知られている。そのうちの一
つの方法として、粉末のγ−アルミナ、ベーマイ
トゲル、ベーマイトまたはジプサイト(アルミナ
三水和物)、あるいはジプサイトを部分的に〓焼
して得られるχ−またはρ−アルミナなどを水お
よびその他の助剤を加えて、それぞれに適する成
形法で成形し、次いでこれを加熱、活性化して成
形活性アルミナを得る方法が知られている。また
別の方法として、アルミナゾルを製造し、これを
油中に滴下して球状品を製造する方法も知られて
いる。更に所望の細孔分布を得るために、熟成、
再水和、部分ゲル化等の各種の工程や様々な添加
物の使用が実施あるいは提案されている。 このようにして得られる多孔性アルミナ成形体
の細孔分布を測定すると通常その細孔半径が100
Å前後あるいはそれ以下の部分に大部分の細孔を
有しているが、細孔分布の調整を試みた場合は細
孔分布がブロードな成形体が得られるのが普通で
あり、限られた細孔半径を有する細孔が集中的に
存在するような成形体を得ることは困難であつ
た。 このような事情にかんがみ、本発明者等は、機
械的強度や耐摩耗性などの物理的性質を損なわ
ず、上記のような特性を有する優れた活性アルミ
ナ成形体を得るため鋭意研究を重ねた結果、本発
明に到達したものである。 即ち、本発明の目的は、調節された細孔分布と
大きな細孔容量、即ち0.75c.c./g以上好ましくは
0.8c.c./g以上の細孔容量を有し、半径37.5〜
75000Åの間に有する細孔の90%以上が半径37.5
〜200Åの細孔である多孔質アルミナ成形体の製
造法を提供することにあり、この目的は、活性ア
ルミナ粉末もしくは活性アルミナ前駆体粉末およ
び平均粒径0.5〜20μmに微粉砕された炭素質粉末
10〜70重量%を含む原料を成形して乾燥させたの
ち、酸素含有気流中で焼成し、同時に炭素質を燃
焼除去することにより達成される。 以下本発明を詳細に説明する。 本発明方法に用いるアルミナ原料としてはγ−
アルミナ、η−アルミナ等の活性アルミナ、また
は活性アルミナ前駆体、即ち焼成により活性アル
ミナとなるアルミナあるいはアルミナ水和物例え
ばベーマイト、スードベーマイト、ジプサイト等
または再水和性の遷移アルミナであるχ−アルミ
ナ、ρ−アルミナ等が挙げられる。これらのアル
ミナ原料粉末は成形前に炭素質粉末と均一に混合
することのできる原料であればよい。細孔を調節
するために特殊な助剤、添加物を用いようとする
場合、その原料および製法はかなり限定されるの
が通常であることを考えれば、本発明方法のよう
に、このような制約なしに目的とする特性を有す
るアルミナ成形体が製造できることの利点は極め
て大きい。 次に本発明における多量の細孔を賦与するため
の添加剤である平均粒径0.5〜20μmに微粉砕され
た炭素質粉末について説明する。 炭素質としては、木炭などの木材乾留物、ヤシ
殻炭などの果実殻乾留物、リグニン、石炭類、石
炭または石油系コークス、ピツチなどが使用し得
る。 これらの炭素質は予め平均粒径0.5〜20μm、好
ましくは0.5〜15μmに微粉砕することが必要であ
る。炭素質を微粉砕するには、たとえば、粗砕機
で炭素質を粗砕したのち、スクリーンミル、遠心
分級ミル、ポツトミル、振動ミル、ジエツト粉砕
機などを用いて微粉砕することができる。また、
微粉砕された炭素質粉末は、ジクザク分級機(ム
ルテイプレツクス社製)、ミクロンセパレータ−
(ホソカワミクロン社製)、デイスパージヨンセパ
レーター(日本ニユーマチツク社製)などを用い
て分級することにより、所望の粒度の炭素質微粉
末を得ることができる。 次にこのようなアルミナ原料と炭素質微粉末を
用いて成形を行なう。成形物の形状は粒状、例え
ば球状、円柱状、タブレツト状とすることが多い
が、ほかに板状あるいはハニカム状として成形す
ることもできる。粒状の際の大きさは一般的には
1〜10mm程度であり、流動床触媒担体または触
媒、あるいはクロマトグラム用充填剤として使用
する場合は50μ程度以上が必要である。成形体と
してよく知られている方法は、例えば打錠法(乾
式、湿式)、押出し法、押出し−マルメ法、転動
造粒法、ブリケツテイング法などがある。用いら
れるすべての原料に対してこれらの各種の成形法
のすべてが適用しうるわけではなく、それぞれの
原料に応じた成形法が選択されるが、かといつて
個々の原料に対して、成形法が一種類に限定され
るということではなく、かなり多種多様の成形、
製造法を適用しうることは当業者間に周知であ
る。 成形にあたつてはより良い物理的諸性質を得る
ためにアルミナ原料と炭素質微粉末は可及的均一
に混合されるべきである。アルミナ原料に対する
炭素質微粉末の添加量は10乃至70重量%である。
焼成によつて消失するような添加物を使用する場
合の添加物の量は、得られる成形品の強度などの
物理的性質を損なわないようにするためにせいぜ
い上限10重量%程度とするのが通常であるのに比
し、本発明における炭素質微粉末の添加量は極め
て多量である。しかもこのように多量の添加によ
つて調節された位置に多量の細孔を賦与し、なお
かつ必要とされる物理的諸性質を損なわないとい
うのは極めて驚くべきことであり本発明の重要性
が認識される。 かくして均一に混合された原料アルミナと炭素
質微粉末は、必要ならば更に水およびその他の成
形助剤を加え、混合、混練等の工程ののち、適切
な成形機、成形法をもつて所望の形状に成形され
る。 成形の一例としてスードベーマイト(そのX線
解析がブロードなベーマイト構造を示す一水和ア
ルミナ)を原料に使用する場合を示す。このスー
ドベーマイト100部に例えば30部の炭素質微粉末
を加えミキサーで均一に混合したのちニーダーに
移し、水および助剤を加えて混練する。好ましい
助剤としては無機酸、有機酸あるいはアンモニ
ア、ヒドラジン、脂肪族アミン、芳香族アミン、
複素環式アミン等の塩基性窒素化合物、ポリビニ
ルアルコール等の有機物などが挙げられる。この
ようにして得られた混練物は次に押出成形機で所
望の大きさのダイス孔を通じて押出し成形され
る。成形物は所望により密閉容器中で熟成を行な
うこともできる。 成形のもう一つの例は原料として再水和性遷移
アルミナを用い転動造粒法で成形する方法であ
り、詳しくは例えば特開昭54−158397に示されて
いる。この遷移アルミナと炭素質微粉末および必
要に応じて結晶性セルロース等の助剤を加え均一
に混合したのち、これを転動造粒機にて水をスプ
レーしながら所望の大きさに球状成形する。得ら
れた成形品は次に室温および50〜150℃の温度に
て2段階再水和されて強固な成形品となる。 このように各種の方法で成形されたアルミナ成
形体は次に乾燥ののち焼成され、最終的に多孔質
活性アルミナ成形体となる。この焼成段階でアル
ミナは活性アルミナとなり担体あるいは触媒とし
ての性質を備える。本発明方法においては焼成段
階は炭素質を燃焼除去せしむるというもう一つの
機能を果さなければならない。 この炭素質を除去するための酸化焼成は、充分
に注意深く達成されねばならない。何故なら炭素
質は可燃性であり、しかも添加量が比較的多いの
で、燃焼熱の除去が不充分だと、目的とする温度
を制御できず、高温になるおそれが大きいからで
ある。たとえ上限温度以下であつても急激な温度
上昇は好ましいことではない。 以上のような炭素質の燃焼除去を含めての、活
性アルミナを得るための最終的な焼成温度は、
500℃程度以上である。また焼成の上限温度とし
ては、活性アルミナの形態γ−、あるいはη−形
であるなら800℃程度、θ−形であるなら1200℃
程度である。また焼成時間は特に限定されないが
通常1時間から1日程度である。 かくして、優れた機械的強度、耐摩耗性および
大きな表面積を有し、多量の細孔が調節された位
置に集中的に存在する活性アルミナ成形体が得ら
れる。 このように得られた活性アルミナのユニークな
性質からこれが触媒あるいは触媒担体更には吸着
剤等の多方面の用途に優れた性能が期待できるこ
とが理解される。 以下実施例によつて本発明の内容を更に具体的
に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り
これら実施例に限定されるものではない。 実施例での細孔分布および量は水銀圧入式ポロ
シメーターで測定した。使用機はカルロエルバ社
製ポロシメーターシリーズ2000で最高圧2000Kg/
cm2ゲージである。従つて細孔の測定範囲は半径
37.5Åから75000Åである。 表面積は窒素吸着法によりBET法で算出した。
使用機はカルロエルバ社製ソープトマチツク1800
である。 圧縮強度は、木屋式硬度計を使用して押出成形
品の径方向の破壊荷重(Kg/個)を測定し、20個
の平均値を採用した。 炭素質微粉末の調製 石油の連続接触分解にて生成する直径1〜3mm
の球状コークスをPulverizer(ホソカワミクロン
(株)製)にて200mesh篩をほとんど全量通過程度ま
で粗砕し、P−J−M−100型超音速ジエツト粉
砕機(日本ニユーマテイツク社製)で微粉砕後ジ
グザク分級機100MZR(ムルテイプレツクス社製)
にて、各1μ、5μ、10μを目標に分級した。 得られた粉はコールターカウンターモデル
TA11(Coulterelectronic INC製)にて粒度を測
定した。表−1にその結果を示す。
【表】
実施例 1
コンデア社製ベーマイト粉末Pural SB(Al2O3
含有率75%)225gおよび炭素質微粉末B67.5g(ベ
ーマイトに対し30重量%)をミキサーで60分乾式
混合したのち、これをバツチ式ニーダー(内容量
2l)に移し、4.3%硝酸水溶液220gを約5分かけ
て混練しながら加え、更に25分混練を続けた。次
に前記混合物に2.1%アンモニア水128gを加え25
分混練したのちスクリユー式押出し成形機で直径
1.5mmに押出し成形した。成形物を120℃で3時間
乾燥したのち、電気炉中で乾燥空気流通下温度を
徐々に上げ最終的に600℃の温度で3時間焼成し
て活性アルミナ成形体を得た。焼成後の押出し品
の直径は約1.2mmであり、圧縮強度は平均で2.0
Kg/ケであつた。また表面積は298m2/gであつ
た。 この成形体の細孔容量および細孔分布は次の通
りであつた。 半径37.5Åから200Åまでの細孔容量
0.862c.c./g 全細孔容量(37.5Å〜75000Å) 0.894c.c./g 最頻細孔半径(分布が極大を示す半径) 56Å この成形体の細孔分布曲線を第1図に示す。 比較例 1 炭素質微粉末Bを使用しなかつたこと以外は実
施例1と全く同様の方法で活性アルミナ成形体を
製造した。 得られた成形体の直径は約1.2mmであり、圧縮
強度は2.6Kg/ケ、表面積は195m2/gであつた。
細孔容量および細孔分布は次のとおりであつた。 半径37.5Åから200Åまでの細孔容量
0.710c.c./g 全細孔容量(37.5Å〜75000Å) 0.729c.c./g 細頻細孔半径 62Å また、この成形体の細孔分布曲線を第2図に示
す。 実施例 2 炭素質微粉末Bの添加量をペーマイトに対して
15重量%に変更したこと以外は実施例1と全く同
様にして活性アルミナ成形体を得た。成形体の圧
縮強度は2.5Kg/ケであつた。細孔分布および細
孔容量は下記のとおりである。 半径37.5〜200Åの細孔容量 0.878c.c./g 全細孔容量(37.5〜75000Å) 0.891c.c./g 最頻細孔半径 56Å 実施例 3,4 炭素質微粉末Bのかわりに炭素質微粉末Aまた
はCをベーマイトに対して10重量%使用したこと
以外は実施例1と同様に活性アルミナ成形体を製
造した。それぞれの物性値を表−2に示す。
含有率75%)225gおよび炭素質微粉末B67.5g(ベ
ーマイトに対し30重量%)をミキサーで60分乾式
混合したのち、これをバツチ式ニーダー(内容量
2l)に移し、4.3%硝酸水溶液220gを約5分かけ
て混練しながら加え、更に25分混練を続けた。次
に前記混合物に2.1%アンモニア水128gを加え25
分混練したのちスクリユー式押出し成形機で直径
1.5mmに押出し成形した。成形物を120℃で3時間
乾燥したのち、電気炉中で乾燥空気流通下温度を
徐々に上げ最終的に600℃の温度で3時間焼成し
て活性アルミナ成形体を得た。焼成後の押出し品
の直径は約1.2mmであり、圧縮強度は平均で2.0
Kg/ケであつた。また表面積は298m2/gであつ
た。 この成形体の細孔容量および細孔分布は次の通
りであつた。 半径37.5Åから200Åまでの細孔容量
0.862c.c./g 全細孔容量(37.5Å〜75000Å) 0.894c.c./g 最頻細孔半径(分布が極大を示す半径) 56Å この成形体の細孔分布曲線を第1図に示す。 比較例 1 炭素質微粉末Bを使用しなかつたこと以外は実
施例1と全く同様の方法で活性アルミナ成形体を
製造した。 得られた成形体の直径は約1.2mmであり、圧縮
強度は2.6Kg/ケ、表面積は195m2/gであつた。
細孔容量および細孔分布は次のとおりであつた。 半径37.5Åから200Åまでの細孔容量
0.710c.c./g 全細孔容量(37.5Å〜75000Å) 0.729c.c./g 細頻細孔半径 62Å また、この成形体の細孔分布曲線を第2図に示
す。 実施例 2 炭素質微粉末Bの添加量をペーマイトに対して
15重量%に変更したこと以外は実施例1と全く同
様にして活性アルミナ成形体を得た。成形体の圧
縮強度は2.5Kg/ケであつた。細孔分布および細
孔容量は下記のとおりである。 半径37.5〜200Åの細孔容量 0.878c.c./g 全細孔容量(37.5〜75000Å) 0.891c.c./g 最頻細孔半径 56Å 実施例 3,4 炭素質微粉末Bのかわりに炭素質微粉末Aまた
はCをベーマイトに対して10重量%使用したこと
以外は実施例1と同様に活性アルミナ成形体を製
造した。それぞれの物性値を表−2に示す。
【表】
実施例 5
実施例1と同様にベーマイト225gと炭素質微
粉末A15.8gを混合し、ニーダーに仕込んだ。こ
れに、ポリビニルアルコールNM−14(日本合成
(株)製)9g(ベーマイトに対し4重量%)を水230g
に溶解した溶液を加え、85分混練したのち実施例
1と同様に押出し成形し、次いで乾燥および焼成
を行なつた。得られた活性アルミナ成形体の強度
は平均で2.8Kg/ケ、表面積は239m2/gであつ
た。 このものの細孔容量および分布は次の通りであ
つた。 半径37.5Å〜200Åの細孔容量 0.721c.c./g 全細孔容量(37.5Å〜75000Å) 0.750c.c./g 最頻細孔半径 76Å 比較例 2 炭素質微粉末を使用しなかつたこと以外は実施
例5と同様にアルミナ成形体を製造した。得られ
た活性アルミナ成形体の物性は下記のとおりであ
つた。 強 度 3.0Kg/ケ 表面積 214m2/g 細孔容量(半径37.5Å〜200Å) 0.669c.c./g 全細孔容量(半径37.5Å〜75000Å)
0.681c.c./g 最頻細孔半径 80Å 比較例 3 粒径が74〜149μの炭素質粉末を使用したこと
以外は実施例1と同様にアルミナ成形体を製造し
た。得られた成形体は強度が殆どなく、指触に耐
えられなかつた。
粉末A15.8gを混合し、ニーダーに仕込んだ。こ
れに、ポリビニルアルコールNM−14(日本合成
(株)製)9g(ベーマイトに対し4重量%)を水230g
に溶解した溶液を加え、85分混練したのち実施例
1と同様に押出し成形し、次いで乾燥および焼成
を行なつた。得られた活性アルミナ成形体の強度
は平均で2.8Kg/ケ、表面積は239m2/gであつ
た。 このものの細孔容量および分布は次の通りであ
つた。 半径37.5Å〜200Åの細孔容量 0.721c.c./g 全細孔容量(37.5Å〜75000Å) 0.750c.c./g 最頻細孔半径 76Å 比較例 2 炭素質微粉末を使用しなかつたこと以外は実施
例5と同様にアルミナ成形体を製造した。得られ
た活性アルミナ成形体の物性は下記のとおりであ
つた。 強 度 3.0Kg/ケ 表面積 214m2/g 細孔容量(半径37.5Å〜200Å) 0.669c.c./g 全細孔容量(半径37.5Å〜75000Å)
0.681c.c./g 最頻細孔半径 80Å 比較例 3 粒径が74〜149μの炭素質粉末を使用したこと
以外は実施例1と同様にアルミナ成形体を製造し
た。得られた成形体は強度が殆どなく、指触に耐
えられなかつた。
第1図および第2図はそれぞれ実施例1および
比較例1において製造した活性アルミナ成形体の
細孔分布状態図であり、曲線1および3は細孔分
布の状態を示す曲線であり、曲線2および4は細
孔容量の積算曲線である。
比較例1において製造した活性アルミナ成形体の
細孔分布状態図であり、曲線1および3は細孔分
布の状態を示す曲線であり、曲線2および4は細
孔容量の積算曲線である。
Claims (1)
- 1 活性アルミナ粉末もしくは活性アルミナ前駆
体粉末および平均粒径0.5〜20μmに微粉砕された
炭素質粉末10〜70重量%を含む原料を成形して乾
燥させたのち、酸素含有気流中で焼成し、同時に
炭素質を燃焼除去することを特徴とする半径37.5
〜75000Åの間に有する細孔の90%以上が半径
37.5〜200Åの細孔である多孔質活性アルミナ成
形体の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56056068A JPS57170861A (en) | 1981-04-14 | 1981-04-14 | Manufacture of porous active alumina formed body |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56056068A JPS57170861A (en) | 1981-04-14 | 1981-04-14 | Manufacture of porous active alumina formed body |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57170861A JPS57170861A (en) | 1982-10-21 |
| JPH0258206B2 true JPH0258206B2 (ja) | 1990-12-07 |
Family
ID=13016757
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56056068A Granted JPS57170861A (en) | 1981-04-14 | 1981-04-14 | Manufacture of porous active alumina formed body |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57170861A (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6166612A (ja) * | 1984-09-11 | 1986-04-05 | 東海高熱工業株式会社 | 再結晶質焼成容器の溝形成方法 |
| DE3632322A1 (de) * | 1986-09-19 | 1988-03-24 | Otto Feuerfest Gmbh | Katalysatorformkoerper sowie verfahren und vorrichtung zu seiner herstellung |
| US4795735A (en) * | 1986-09-25 | 1989-01-03 | Aluminum Company Of America | Activated carbon/alumina composite |
| JP2010179267A (ja) * | 2009-02-07 | 2010-08-19 | Kosei:Kk | 担体およびその製造方法 |
| DE102014013530A1 (de) | 2014-09-12 | 2016-03-17 | Clariant International Ltd. | Extrudierter Cu-Al-Mn-Hydrierkatalysator |
| CN118632743A (zh) * | 2022-02-18 | 2024-09-10 | 国际壳牌研究有限公司 | 催化剂组合物 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50161494A (ja) * | 1974-06-20 | 1975-12-27 | ||
| FR2299911A1 (fr) * | 1975-02-04 | 1976-09-03 | Kali Chemie Ag | Procede de fabrication de particules spheriques contenant de l'alumine et produits obtenus |
| JPS57123820A (en) * | 1981-01-19 | 1982-08-02 | Mitsubishi Chem Ind Ltd | Production of formed body of porous activated alumina |
-
1981
- 1981-04-14 JP JP56056068A patent/JPS57170861A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57170861A (en) | 1982-10-21 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4508841A (en) | Process for producing porous refractory inorganic oxide products | |
| KR930005311B1 (ko) | 촉매 지지체용 고표면적 집괴의 제조방법 및 상기 집괴를 함유하는 모노리드식 지지체 구조물의 제조방법 | |
| US3353910A (en) | Alumina particles and method of preparation | |
| US4894189A (en) | Process for the production of spherical particles | |
| US3679605A (en) | Extruded alumina catalyst support and the preparation thereof | |
| JPH0660009B2 (ja) | 熱分解により製造された二酸化ケイ素を主体とするプレス成形体、その製造方法およびそれからなる触媒担体または触媒 | |
| JP2009525179A (ja) | 正方晶系ジルコニアを含む物品およびそれを製造するための方法 | |
| JPS6234685B2 (ja) | ||
| JPH02199058A (ja) | 熱分解法により得られた二酸化チタンを基礎とするプレス加工物およびその製造法 | |
| US5015615A (en) | Molded articles based on pyrogenically prepared aluminum oxide and process for their production | |
| JPH0134929B2 (ja) | ||
| JPH0258206B2 (ja) | ||
| JPS626854B2 (ja) | ||
| CN103908980B (zh) | 一种分子筛催化剂的球形颗粒成型方法 | |
| JPH02302366A (ja) | 熱分解製二酸化チタンをベースとするプレス加工品、その製造方法およびそれからなる触媒または触媒担体 | |
| US4637908A (en) | Process for manufacturing highly active, dispersed low apparent density aluminium hydrate | |
| JPH0249779B2 (ja) | ||
| JP3569969B2 (ja) | 薄片状再水和性アルミナの製造方法 | |
| US2631353A (en) | Stabilized alumina peebles | |
| US3406125A (en) | Activated bauxite aggregates and preparation thereof | |
| JPH0751459B2 (ja) | コージェライト質ハニカム構造体の製造法 | |
| JP2019516662A (ja) | 高強度成形アルミナ及び該高強度成形アルミナの製造方法 | |
| CA1043539A (en) | Low surface area alumina | |
| US3251783A (en) | Method of preparing an alumina supported catalyst composition | |
| EP0019674B1 (en) | Process for the production of a hollow catalyst carrier made of transition-alumina |