JPH0262130B2 - - Google Patents
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- JPH0262130B2 JPH0262130B2 JP17320585A JP17320585A JPH0262130B2 JP H0262130 B2 JPH0262130 B2 JP H0262130B2 JP 17320585 A JP17320585 A JP 17320585A JP 17320585 A JP17320585 A JP 17320585A JP H0262130 B2 JPH0262130 B2 JP H0262130B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chloride
- weight
- parts
- copolymer
- polyester
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Graft Or Block Polymers (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Description
(1) 発明の目的
〔産業上の利用分野〕
本発明は高度の熱安定性を有し、安価な芳香族
炭化水素を主体とする溶剤に可溶であり、加温時
の溶融流動性に優れ、且つ各種基材に対する接着
性、及び金属粉又は酸化金属粉などに対する高度
な分散能を有する共重合体の製造方法に関するも
のであり、特に木綿、ポリエステル繊維などの芯
地に対するホツトメルト型接着剤或は磁性体の分
散剤に用いられる機能性樹脂の製造方法に関する
ものである。 〔従来の技術及びその問題点〕 塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体は安価で
あり、且つ難燃性に優れているので、一部ホツト
メルト型接着剤として使用されている。又、γ一
酸化鉄に対する分散性が優れているので、磁気テ
ープバインダーとしても使用されている。しかな
がら一般的には、熱分解性が大なること及び180
℃以下に於ける溶融流動性が不良であり、繊維或
いは金属等に対する接着能が低い。又、低廉な溶
剤への溶解力の不足、シクロヘキサノン或はテト
ラヒドロフランなどの刺激臭の強い溶剤の必要性
から磁性体の分散剤としても制限を受けてきた。 此等の対策として塩化ビニル−塩化ビニリデン
共重合体の低分子量化、或いは酢酸ビニル、アク
リル酸エステルなどのモノマーを導入した三元共
重合体などにより改良が為されてきたが、熱安定
性不良、溶剤の低揮散性、フイルム間のブロツキ
ング性等を生じ用途が限定されてきた。 例えば、開昭59−164314号においては、塩化ビ
ニル、塩化ビニリデン、アリルクロライドはメタ
リルクロライドをラジカル重合することを特徴と
する共重合体の製造方法が示されているが、得ら
れる共重合体を接着剤した場合の剥離接着強度が
低く、磁性粉末の分散性が悪く、また耐ブロツキ
ング性も不十分であつた。 (2) 発明の構成 〔問題点を解決するための手段〕 本発明者等は、前記問題点について鋭意検討し
た結果本発明を完成した。 即ち、本発明は塩化ビニル、塩化ビニリデン及
びアリルクロライド又はメタリルクロライドから
なり、アリルクロライド又はメタリルクロライド
〔以下(メタ)アリルクロライドと総称する〕が
塩化ビニル、塩化ビニリデンとの合計量を基準に
して0.5〜20重量%であり、これら単量体の合計
量を基準にして、その他のラジカル重合性単量体
の含有量が0〜30重量%である単量体混合物を、
数平均分子量3000〜200000のポリエステルの存在
下にラジカル重合することを特徴とする共重合体
の製造方法である。 〔単量体混合物〕 本発明における単量体混物は、塩化ビニル、塩
化ビニリデン及び(メタ)アリルクロライド又は
これらとその他のラジカル重合性単量体からなる
ものである。 (メタ)アリルクロライドの使用割合は必須単
量体即ち塩化ビニル、塩化ビニリデン及び(メ
タ)アリルクロライドの合計量に対して0.5〜20
重量%であることが必要であり、0.5重量%未満
の場合は、熱安定性が著しく不良であると同時に
接着性、及び溶融流動性の不良を来たす。又芳香
族炭化水素を主体とする溶剤への溶解性が低下す
る。 又、20重量%を越えると重合反応性が著しく低
下すると共に、得られた共重合体の機械的強度の
低下が著しい。 塩化ビニルと塩化ビニリデンの合計量は、全単
量体混合物中、主成であることが必要で、又塩化
ビニルと塩化ビニリデンは各々全単量体混合物中
4〜95重量%含有することが好ましい。 塩化ビニルと塩化ビニリデンの合計量が全単量
体混合物中主成分でない場合は塩化ビニルと塩化
ビニリデンのもつ特性、即ち、接着性、難燃性、
重合反応性などが不良となる。 塩化ビニルが4重量%未満の場合には共重合体
の接着性、或いは溶融流動性が不良となりやす
い。他方95重量%を越えると重合体の柔軟性、接
着性、溶融流動性、磁性体の分散剤、及び芳香族
炭化水素を主体とする溶剤に溶解し難くなりやす
い。 上記3種類の単量体以外のその他のラジカル重
合性単量体も用途に応じ使用することが出来る。
その他のラジカル重合性単量体としては、例え
ば、溶剤への溶解性、或いは溶融流動性を増すこ
とを目的とするときは、ビニルエステル、ビニル
エーテル、アクリル酸エステル、ビニルケトンが
使用出来、又接着性或いは磁性体の分散性を高め
るには、アクリル酸、ヒドロキシエチルアクリレ
ート、無水マレイン酸、N−メチル−アクリルア
ミド、メタリルスルホン酸ソーダ、或いはグリシ
ジルメタクリレートなどの極性基含有モノマーの
1種又は2種以上を使用することが出来る。期る
単量体の使用量は、上記必須単量体すなわち塩化
ビニル、塩化ビニリデン及び(メタ)アリルクロ
ライドの各単量体の合計量を基準にして0〜30重
量%である。30重量%を越えると、単量体混合物
における塩化ビニルと塩化ビニリデンの合計量が
過少となり、上記に示した本発明の目的とする共
重合体の特性が発揮されない。 本発明で用いる単量体さらに好ましい配合割合
は、塩化ビニル10〜70重量%、塩化ビニルデン20
〜85重量%、(メタ)アリルクロライド1〜10重
量%であり、その他のラジカル重合性単量体は必
須重量%混合物に対して0〜15重量%である。 〔ポリエステル〕 本発明で使用するポリエステルは、例えばフタ
ル酸、アジピン酸、マイレン酸などの有機酸とエ
チレングリコール、プロピレングリコール、ブチ
レングリコール、トリメチロールブロパン、ペン
タエリスリトールなどの水酸基含有の化合物との
縮合反応により得られる重合体である。 有機酸としてては、テレフタル酸、イソフタル
酸等の芳香族ジカルボン酸、アジピン酸、セバシ
ン酸等の脂肪族ジカルボン酸が好ましく、水酸基
含有化合物としてはエチレングリコール、1,4
−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール等の
グリコールが好ましい。分子量は数平均で3000〜
200000でなければならない。また、好ましい平均
分子量の範囲は10000〜80000である。数平分子量
が3000未満の場合、溶剤の揮散性及びフイルム間
の耐ブロツキング性が不良となる。他方、20万を
越える場合、結晶性が増大し、得られた共重合体
の溶融流動性、溶剤への溶解性、及び磁性体の分
散性が不良となる。 上記数平均分子量は、ゲル浸透クロマトグラフ
イー(GPC)によるポリスチレン換算数平均分
子量である。また測定条件は次のとおりである。 装 置:高速液体クロマトグラフイー(例えば東
洋曹達工業(株)製商品名HLC−801A) カラム:ポリスチレンのゲル(例えば東洋曹達工
業(株)製商品名GMH) 溶出溶媒:テトラヒドロフラン 流出速度:1.0ml/mm 圧 力:15Kg/cm3 カラム温度:40℃ 本発明で用いるポリエステルとしては、東亞合
成化学工業(株)製商品名PES−110L、PES−
110H、PES−320、PES−330が好適である。 〔共重合体の製造〕 本発明において、前記ポリエステルの存在下に
単量体混合物をラジカル重合することにより目的
とする共重合体が得られる。 ポリエステルと単量体混合物の使用割合はポリ
エステル3〜50重量部に対して単量体混合物97〜
50重量部であるのが好ましく、ポリエステル10〜
40重量部に対し全単量体混合物が90〜60重量部で
あるのがさらに好ましい。単量体混合物の使用割
合が97重量部を越えるとポリエステルの効果が小
さくなり、接着性、溶剤の揮散性、及びフイルム
の耐ブロツキング性が不良となりやすく、50重量
部未満の場合には単量体混合物の含量の低下によ
り円滑な共重合体反応を行ないにくくなり、かつ
得られた重合体は難燃性、磁性体の分散性の低
下、及び高コストとなりやすい。 重合方法は懸濁重合法、乳化重合法、及び溶液
重合法のいずれも採用することが出来る。しかし
ながら、此等の重合法に於いて、予じめポリエス
テルを上記必須単量体混合物に溶解してから昇温
するか、又は全量物を仕込み后、若干昇温時間を
長くした方が好ましい。幸いポリエステルが上記
必須単量体混合物に溶解し易いので斯る条件を用
いるならば充分である。 例えば最も簡便な懸濁重合法を採用する場合
は、懸濁剤として部分ケン化PVA、メチルセル
ロース、エチレンオキサイドとプロピレンオキサ
イドの共重合体或いは酢酸ビニルとマレイン酸と
の共重合体等の1種又は2種以上を用いることが
出来る。重合温度は40〜70℃、重合時間は7〜
20Hrが好ましい。 又ラジカル発生型触媒としてはベンゾイルパー
オキサイド、ラウロイルパーオキサイド、ジ2−
エチルヘキシルパーオキシジカーボネート、2,
2′−ジメチルバレロニトリルなどが用いられる。 又乳化重合法或いは溶液重合法を採用するとき
は、水溶性触媒、或いは油溶性触媒、乳化剤、汎
用性の各種溶媒を適宜使用することが出来る。 〔実施例及び比較例〕 以下に実施例及び比較例をあげて、本発明をさ
らに具体的に説明する。 なお、各例における部は重量部を表わし、各例
で得られた重合体の特性は、それぞれ次の方法に
より測定した。 (1) 熱安定性 熱安定剤を添加せず、80℃で2ケ月間ギヤオ
ーブン中に維持してその変色状態を観察した。 (2) トルエン/メチルエチルケトン(重量比3/
1の混合溶媒)に対する溶解性 上記混合溶媒80重量部に共重合体20重量部を
加えて、23℃で1時間撹拌后に於ける溶解性を
観察した。 (3) 剥離接着強度 ポリエステル/木綿(65/35重量比)の混紡
繊維シート上に共重合体粒子を均一に30g/m2
になる様に散布し、この上に同一シートを乗
せ、150℃×0.3Kg/cm2×15秒間でプレス圧着し
てから、25℃剥離強度(180゜)を測定した。 (4) 磁性体分散性 γ−酸化鉄粉末600重量部、共重合体70部、
ウレタン重合体(ニツポラン2304、日本ポリウ
タレン(株)製)30重量部、メチルエチルケトン
400重量部、トルエン1200重量部、ガラスビー
ズ4000重量部よりなる配合物を2時間ペイント
コンデイシヨナーで振とう后、ガラスビーズを
過して直ちにポリエステルフイルム上に
100μドクターブレードにて塗布し30分間室温
放置により乾燥后60゜反射率を測定した。反射
率が高い程分散性のよいことを示す。 (5) 耐ブロツキング性 (4)で得られた塗布面を合わせて40℃×0.2
Kg/cm2×24Hrにてブロツキングの程度を観察
し、良否を判定した。 実施例 1 5オートクレーブに塩化ビニル70部、塩化ビ
ニリデン26部、メタリルクロライド4部、PES−
110L(数平均分子量30000のポリエステル、東亞
合成化学工業(株)製)20部、懸濁剤としてOKS−
7514(部分ケン化PVA、日本合成化学(株)製)0.5
部及びエパン485(酸化エチレンと酸化プロピレン
とのブロツク共重合体、第一工業製薬(株)製)1.0
部を使用し、ラジカル発生型触媒として2−エチ
ルヘキシルパーオキシジカーボネート0.4部及び
純水200部を仕込み、500rpmの撹拌下にて60℃で
13時間懸濁重合を行つた。遠心脱水后乾燥し、そ
の結果、重合収率は82重量%で粉末状重合体得
た。この重合体の物性評価試験を行つたところ、
表1の如くであつた。 実施例2〜10及び比較例1〜4 実施例1に於いて単量体組成、ポリエステルの
種類又はこの有無を変更して、他の重合条件は同
一にして重合を行つた。その結果、表1の
炭化水素を主体とする溶剤に可溶であり、加温時
の溶融流動性に優れ、且つ各種基材に対する接着
性、及び金属粉又は酸化金属粉などに対する高度
な分散能を有する共重合体の製造方法に関するも
のであり、特に木綿、ポリエステル繊維などの芯
地に対するホツトメルト型接着剤或は磁性体の分
散剤に用いられる機能性樹脂の製造方法に関する
ものである。 〔従来の技術及びその問題点〕 塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体は安価で
あり、且つ難燃性に優れているので、一部ホツト
メルト型接着剤として使用されている。又、γ一
酸化鉄に対する分散性が優れているので、磁気テ
ープバインダーとしても使用されている。しかな
がら一般的には、熱分解性が大なること及び180
℃以下に於ける溶融流動性が不良であり、繊維或
いは金属等に対する接着能が低い。又、低廉な溶
剤への溶解力の不足、シクロヘキサノン或はテト
ラヒドロフランなどの刺激臭の強い溶剤の必要性
から磁性体の分散剤としても制限を受けてきた。 此等の対策として塩化ビニル−塩化ビニリデン
共重合体の低分子量化、或いは酢酸ビニル、アク
リル酸エステルなどのモノマーを導入した三元共
重合体などにより改良が為されてきたが、熱安定
性不良、溶剤の低揮散性、フイルム間のブロツキ
ング性等を生じ用途が限定されてきた。 例えば、開昭59−164314号においては、塩化ビ
ニル、塩化ビニリデン、アリルクロライドはメタ
リルクロライドをラジカル重合することを特徴と
する共重合体の製造方法が示されているが、得ら
れる共重合体を接着剤した場合の剥離接着強度が
低く、磁性粉末の分散性が悪く、また耐ブロツキ
ング性も不十分であつた。 (2) 発明の構成 〔問題点を解決するための手段〕 本発明者等は、前記問題点について鋭意検討し
た結果本発明を完成した。 即ち、本発明は塩化ビニル、塩化ビニリデン及
びアリルクロライド又はメタリルクロライドから
なり、アリルクロライド又はメタリルクロライド
〔以下(メタ)アリルクロライドと総称する〕が
塩化ビニル、塩化ビニリデンとの合計量を基準に
して0.5〜20重量%であり、これら単量体の合計
量を基準にして、その他のラジカル重合性単量体
の含有量が0〜30重量%である単量体混合物を、
数平均分子量3000〜200000のポリエステルの存在
下にラジカル重合することを特徴とする共重合体
の製造方法である。 〔単量体混合物〕 本発明における単量体混物は、塩化ビニル、塩
化ビニリデン及び(メタ)アリルクロライド又は
これらとその他のラジカル重合性単量体からなる
ものである。 (メタ)アリルクロライドの使用割合は必須単
量体即ち塩化ビニル、塩化ビニリデン及び(メ
タ)アリルクロライドの合計量に対して0.5〜20
重量%であることが必要であり、0.5重量%未満
の場合は、熱安定性が著しく不良であると同時に
接着性、及び溶融流動性の不良を来たす。又芳香
族炭化水素を主体とする溶剤への溶解性が低下す
る。 又、20重量%を越えると重合反応性が著しく低
下すると共に、得られた共重合体の機械的強度の
低下が著しい。 塩化ビニルと塩化ビニリデンの合計量は、全単
量体混合物中、主成であることが必要で、又塩化
ビニルと塩化ビニリデンは各々全単量体混合物中
4〜95重量%含有することが好ましい。 塩化ビニルと塩化ビニリデンの合計量が全単量
体混合物中主成分でない場合は塩化ビニルと塩化
ビニリデンのもつ特性、即ち、接着性、難燃性、
重合反応性などが不良となる。 塩化ビニルが4重量%未満の場合には共重合体
の接着性、或いは溶融流動性が不良となりやす
い。他方95重量%を越えると重合体の柔軟性、接
着性、溶融流動性、磁性体の分散剤、及び芳香族
炭化水素を主体とする溶剤に溶解し難くなりやす
い。 上記3種類の単量体以外のその他のラジカル重
合性単量体も用途に応じ使用することが出来る。
その他のラジカル重合性単量体としては、例え
ば、溶剤への溶解性、或いは溶融流動性を増すこ
とを目的とするときは、ビニルエステル、ビニル
エーテル、アクリル酸エステル、ビニルケトンが
使用出来、又接着性或いは磁性体の分散性を高め
るには、アクリル酸、ヒドロキシエチルアクリレ
ート、無水マレイン酸、N−メチル−アクリルア
ミド、メタリルスルホン酸ソーダ、或いはグリシ
ジルメタクリレートなどの極性基含有モノマーの
1種又は2種以上を使用することが出来る。期る
単量体の使用量は、上記必須単量体すなわち塩化
ビニル、塩化ビニリデン及び(メタ)アリルクロ
ライドの各単量体の合計量を基準にして0〜30重
量%である。30重量%を越えると、単量体混合物
における塩化ビニルと塩化ビニリデンの合計量が
過少となり、上記に示した本発明の目的とする共
重合体の特性が発揮されない。 本発明で用いる単量体さらに好ましい配合割合
は、塩化ビニル10〜70重量%、塩化ビニルデン20
〜85重量%、(メタ)アリルクロライド1〜10重
量%であり、その他のラジカル重合性単量体は必
須重量%混合物に対して0〜15重量%である。 〔ポリエステル〕 本発明で使用するポリエステルは、例えばフタ
ル酸、アジピン酸、マイレン酸などの有機酸とエ
チレングリコール、プロピレングリコール、ブチ
レングリコール、トリメチロールブロパン、ペン
タエリスリトールなどの水酸基含有の化合物との
縮合反応により得られる重合体である。 有機酸としてては、テレフタル酸、イソフタル
酸等の芳香族ジカルボン酸、アジピン酸、セバシ
ン酸等の脂肪族ジカルボン酸が好ましく、水酸基
含有化合物としてはエチレングリコール、1,4
−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール等の
グリコールが好ましい。分子量は数平均で3000〜
200000でなければならない。また、好ましい平均
分子量の範囲は10000〜80000である。数平分子量
が3000未満の場合、溶剤の揮散性及びフイルム間
の耐ブロツキング性が不良となる。他方、20万を
越える場合、結晶性が増大し、得られた共重合体
の溶融流動性、溶剤への溶解性、及び磁性体の分
散性が不良となる。 上記数平均分子量は、ゲル浸透クロマトグラフ
イー(GPC)によるポリスチレン換算数平均分
子量である。また測定条件は次のとおりである。 装 置:高速液体クロマトグラフイー(例えば東
洋曹達工業(株)製商品名HLC−801A) カラム:ポリスチレンのゲル(例えば東洋曹達工
業(株)製商品名GMH) 溶出溶媒:テトラヒドロフラン 流出速度:1.0ml/mm 圧 力:15Kg/cm3 カラム温度:40℃ 本発明で用いるポリエステルとしては、東亞合
成化学工業(株)製商品名PES−110L、PES−
110H、PES−320、PES−330が好適である。 〔共重合体の製造〕 本発明において、前記ポリエステルの存在下に
単量体混合物をラジカル重合することにより目的
とする共重合体が得られる。 ポリエステルと単量体混合物の使用割合はポリ
エステル3〜50重量部に対して単量体混合物97〜
50重量部であるのが好ましく、ポリエステル10〜
40重量部に対し全単量体混合物が90〜60重量部で
あるのがさらに好ましい。単量体混合物の使用割
合が97重量部を越えるとポリエステルの効果が小
さくなり、接着性、溶剤の揮散性、及びフイルム
の耐ブロツキング性が不良となりやすく、50重量
部未満の場合には単量体混合物の含量の低下によ
り円滑な共重合体反応を行ないにくくなり、かつ
得られた重合体は難燃性、磁性体の分散性の低
下、及び高コストとなりやすい。 重合方法は懸濁重合法、乳化重合法、及び溶液
重合法のいずれも採用することが出来る。しかし
ながら、此等の重合法に於いて、予じめポリエス
テルを上記必須単量体混合物に溶解してから昇温
するか、又は全量物を仕込み后、若干昇温時間を
長くした方が好ましい。幸いポリエステルが上記
必須単量体混合物に溶解し易いので斯る条件を用
いるならば充分である。 例えば最も簡便な懸濁重合法を採用する場合
は、懸濁剤として部分ケン化PVA、メチルセル
ロース、エチレンオキサイドとプロピレンオキサ
イドの共重合体或いは酢酸ビニルとマレイン酸と
の共重合体等の1種又は2種以上を用いることが
出来る。重合温度は40〜70℃、重合時間は7〜
20Hrが好ましい。 又ラジカル発生型触媒としてはベンゾイルパー
オキサイド、ラウロイルパーオキサイド、ジ2−
エチルヘキシルパーオキシジカーボネート、2,
2′−ジメチルバレロニトリルなどが用いられる。 又乳化重合法或いは溶液重合法を採用するとき
は、水溶性触媒、或いは油溶性触媒、乳化剤、汎
用性の各種溶媒を適宜使用することが出来る。 〔実施例及び比較例〕 以下に実施例及び比較例をあげて、本発明をさ
らに具体的に説明する。 なお、各例における部は重量部を表わし、各例
で得られた重合体の特性は、それぞれ次の方法に
より測定した。 (1) 熱安定性 熱安定剤を添加せず、80℃で2ケ月間ギヤオ
ーブン中に維持してその変色状態を観察した。 (2) トルエン/メチルエチルケトン(重量比3/
1の混合溶媒)に対する溶解性 上記混合溶媒80重量部に共重合体20重量部を
加えて、23℃で1時間撹拌后に於ける溶解性を
観察した。 (3) 剥離接着強度 ポリエステル/木綿(65/35重量比)の混紡
繊維シート上に共重合体粒子を均一に30g/m2
になる様に散布し、この上に同一シートを乗
せ、150℃×0.3Kg/cm2×15秒間でプレス圧着し
てから、25℃剥離強度(180゜)を測定した。 (4) 磁性体分散性 γ−酸化鉄粉末600重量部、共重合体70部、
ウレタン重合体(ニツポラン2304、日本ポリウ
タレン(株)製)30重量部、メチルエチルケトン
400重量部、トルエン1200重量部、ガラスビー
ズ4000重量部よりなる配合物を2時間ペイント
コンデイシヨナーで振とう后、ガラスビーズを
過して直ちにポリエステルフイルム上に
100μドクターブレードにて塗布し30分間室温
放置により乾燥后60゜反射率を測定した。反射
率が高い程分散性のよいことを示す。 (5) 耐ブロツキング性 (4)で得られた塗布面を合わせて40℃×0.2
Kg/cm2×24Hrにてブロツキングの程度を観察
し、良否を判定した。 実施例 1 5オートクレーブに塩化ビニル70部、塩化ビ
ニリデン26部、メタリルクロライド4部、PES−
110L(数平均分子量30000のポリエステル、東亞
合成化学工業(株)製)20部、懸濁剤としてOKS−
7514(部分ケン化PVA、日本合成化学(株)製)0.5
部及びエパン485(酸化エチレンと酸化プロピレン
とのブロツク共重合体、第一工業製薬(株)製)1.0
部を使用し、ラジカル発生型触媒として2−エチ
ルヘキシルパーオキシジカーボネート0.4部及び
純水200部を仕込み、500rpmの撹拌下にて60℃で
13時間懸濁重合を行つた。遠心脱水后乾燥し、そ
の結果、重合収率は82重量%で粉末状重合体得
た。この重合体の物性評価試験を行つたところ、
表1の如くであつた。 実施例2〜10及び比較例1〜4 実施例1に於いて単量体組成、ポリエステルの
種類又はこの有無を変更して、他の重合条件は同
一にして重合を行つた。その結果、表1の
【表】
試験結果を得た。
(3) 発明の効果
本発明によれば、熱安定性、溶剤に対する溶解
性、剥離接着強度、磁性体に対する分散性及び耐
ブロツキング性に優れた共重合体が容易に得られ
れ、ホツトメルト型接着剤、磁性体の分散剤等と
して工業的に有用である。
性、剥離接着強度、磁性体に対する分散性及び耐
ブロツキング性に優れた共重合体が容易に得られ
れ、ホツトメルト型接着剤、磁性体の分散剤等と
して工業的に有用である。
Claims (1)
- 1 塩化ビニル、塩化ビニリデン及びアリルクロ
ライド又はメタリルクロライドからなり、アリル
クロライド又はメタリルクロライドが塩化ビニ
ル、塩化ビニリデンとの合計量を基準にして0.5
〜20重量%であり、これら単量体の合計量を基準
にして、その他のラジカル重合性単量体の含有量
が0〜30重量%である単量体混合物を、数平均分
子量3000〜200000のポリエステルの存在下にラジ
カル重合することを特徴とする共重合体の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17320585A JPS6234912A (ja) | 1985-08-08 | 1985-08-08 | 共重合体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17320585A JPS6234912A (ja) | 1985-08-08 | 1985-08-08 | 共重合体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6234912A JPS6234912A (ja) | 1987-02-14 |
| JPH0262130B2 true JPH0262130B2 (ja) | 1990-12-25 |
Family
ID=15956059
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17320585A Granted JPS6234912A (ja) | 1985-08-08 | 1985-08-08 | 共重合体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6234912A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2538588Y2 (ja) * | 1993-07-23 | 1997-06-18 | 東京メリヤス機械用品株式会社 | メリヤス靴下 |
-
1985
- 1985-08-08 JP JP17320585A patent/JPS6234912A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6234912A (ja) | 1987-02-14 |
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