JPH0262303B2 - - Google Patents
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- JPH0262303B2 JPH0262303B2 JP57131344A JP13134482A JPH0262303B2 JP H0262303 B2 JPH0262303 B2 JP H0262303B2 JP 57131344 A JP57131344 A JP 57131344A JP 13134482 A JP13134482 A JP 13134482A JP H0262303 B2 JPH0262303 B2 JP H0262303B2
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Description
本発明はバナジウム/りん混合酸化物触媒、そ
れの製造方法及び無水マレイン酸の製造用のそれ
の使用に関するものである。 バナジウム/りん混合酸化物触媒及び気相酸化
によるC4炭化水素からの無水マレイン酸の製造
用のそれらの使用は昔から知られている。 従つて、バナジウム/りん混合酸化物触媒は米
国特許明細書2773838中にすでに開示されており、
それの助けによりブテン/ブタン混合物が酸化さ
れて無水マレイン酸となる(実施例参照)。こ
こでは、触媒は水性りん酸とバナジン酸アンモニ
ウム(NH4VO3)の反応により製造される(実
施例参照)。ブテン/ブタン混合物を酸化する
と、使用したブテンの割合に関して55.8重量%の
以下の無水マレイン酸の収率が得られる(表参
照)。 バナジウム/りん混合酸化物触媒を用いて無水
マレイン酸の収率をさらに増加させるために、今
まで触媒又はそれの製法が多種の方法で改変され
てきている。例えば、W、Sb、Nb及びMo〔ドイ
ツ公開明細書2750327〕、W、Ni、(d、Zn、Bi、
Li、Cu、U、Zr、Hf、Cr、Fe、Mn、Mo及び
Co〕ドイツ公開明細書2822322〕の如き他の要素
を投与することにより、バナジウムの原子価を変
化させることにより〕米国特許明細書3156705、
ドイツ公開明細書22328755〕、バナジウム含有物
質を無水有機液体中で液相でo−りん酸と反応さ
せることにより〔ドイツ公告明細書2700635及び
米国特許明細書4244879〕、バナジウム/りん混合
酸化物触媒の先駆体をある種の条件下での熱処理
により活性化することにより〔ドイツ公開明細書
2256909〕、又はりん酸より強い酸で処理しそして
その後抽出して可溶性成分を除去することにより
〔ドイツ公開明細書2822322〕、バナジウム/りん
混合酸化物触媒の活性及び選択性を増加させるこ
とが試みられてきている。 バナジウム/りん混合酸化物触媒は該方法のこ
れらの全ての変法で得られ、それらのあるものは
技術的に複雑であるが、C4炭化水素を酸化する
とそれらは無水マレイン酸の不満足な収率しか与
えず、そしてこれは無水マレイン酸の製造工程の
経済に悪影響を与える。 本発明は、バナジウム()化合物をりん酸及
び/又はりん酸生成化合物と、任意に水の存在下
で加熱して反応させ、その後反応後に得られた生
成物を、任意に促進剤の存在下で、高温におい
て、還元活性を有する有機溶媒及び/又は希釈剤
で処理することにより得られる。新規なバナジウ
ム/りん混合酸化物触媒に関するものである。 本発明はまた、バナジウム()化合物をりん
酸及び/又はりん酸生成化合物と、任意に水の存
在下で、加熱して反応させ、その後反応後に得ら
れた生成物を、任意に促進剤の存在下で、高温に
おいて、還元活性を有する有機溶媒及び/又は希
釈剤で処理することを特徴とする、バナジウム/
りん混合酸化物触媒の製造方法にも関するもので
ある。 さらに、本発明は、気相においてC4炭化水素
から無水マレイン酸を製造するためのバナジウ
ム/りん混合酸化物触媒の使用にも関するもので
ある。 本発明に従うバナジウム/りん混合酸化物触媒
を製造するためには、バナジウム()化合物を
最初にりん酸又はりん酸生成化合物と高温におい
て任意に水の存在下で反応させ、使用するバナジ
ウム化合物の大部分が5価状態で残存するように
注意が払われる。この理由のために、反応中には
実質的な量の還元性化合物は存在してはならな
い。使用されるバナジウム及びりん化合物は還元
剤も含有してはならない。反応後に得られる5価
バナジウムのりん酸塩からなる生成物、いわゆる
触媒先駆体、は約1:0.9〜1.5、好適には1:1.0
〜1.3のバナジウム/りん原子比を有する。 触媒先駆体は一般に、バナジウム()化合物
及びりん酸又はりん酸生成化合物を、任意に水の
存在下で、充分混合しながら、約80〜180℃の、
好適には100〜150℃の温度に、約1〜24時間、好
適には4〜8時間にわたつて加熱するような方法
で製造される。 製造の一態様に従うと、反応物の混合は混練機
又は他の一般的混合装置中で実施でき、流動性ペ
ーストを製造するのに充分な水を加えることがで
きる。通常、全混合物に関して約0〜30重量%
の、好適には5〜15重量%の水がそれにより使用
される。これにより得られる粗生成物は、ペース
ト状反応混合物を約100〜200℃の温度で蒸発乾固
することにより得られる。 他の製造方法に従うと、バナジウム()化合
物及びりん酸及び/又はりん酸生成化合物を、全
混合物に関して約30〜90%、好適には40〜60%、
の水を添加して、水性懸濁液中で反応させ、反応
生成物を結晶形で分離する。反応生成物を次に
別し、有利には水及びその後アセトンで洗浄し、
そして次に約100〜180℃で乾燥する。 使用できるバナジウム()化合物は例えば五
酸化バナジウム、バナジン酸アンモニウム及び/
又はバナジン酸ナトリウムである。五酸化バナジ
ウムが好適に使用される。 本発明に従う方法用に使用できるりん酸生成化
合物は、五酸化りん、m−りん酸及び/又はポリ
りん酸である。りん酸生成化合物を使用するとき
には、反応を水の存在下で実施することも有利で
ある。この場合、りん酸生成化合物をほとんど完
全にりん酸に転化するのに充分な水を加えること
が有利である。 使用するバナジウム化合物の量に関する。触媒
先駆体の製造用に使用されるりん酸及び/又はり
ん酸生成化合物の量は製造方法に依存している。 固体先駆体が反応混合物から蒸発乾固により得
られるなら、バナジウム対りんの原子比は最終的
先駆体の比、すなわち1:0.9〜1:1.5、好適に
は1:1.0〜1:1.3に等しい。 一方、固体の触媒先駆体を反応混合物から過
により分離するなら、過剰のりん酸使用できる。
この場合、使用される混合物中のバナジウム対り
んの原子比は約1:0.9〜1:30、好適には1:
3〜15である。 得られた触媒先駆体を次に、任意に粉砕形で、
高温(約80〜200℃、好適には90〜120℃)で懸濁
された状態に、任意に別のりん酸の存在下でそし
て任意に触媒促進剤の存在下で、還元活性を有す
る有機溶媒及び/又は希釈剤で処理し、処理中に
生成した少量の水を反応混合物から例えば蒸留に
より任意に除去する。好適には大部分量の水だけ
を除去する。しかしながら、触媒先駆体の還元性
溶媒及び/又は希釈剤を用いる処理をもともと加
えられてある水の存在下で実施することもでき
る。 適当な有機溶媒及び/又は希釈剤は、分子中の
炭素数が1〜10の、好適には3〜6の炭素、酸素
及び水素を含有している極性化合物、例えば脂肪
族、脂環式もしくは芳香脂肪族の飽和もしくは不
飽和のアルコール、アルデヒド、ケトン、酸及び
エステル、特にアルコール、アルデヒド及びエス
テルである。 使用されるアルコールの例はプロパン−1−オ
ール、プロパン−2−オール、2−メチルプロパ
ン−1−オール、ブタン−1−オール、ペンタノ
ール、ヘキサノール、シクロヘキサノール及びベ
ンジルアルコール、好適にはブタン−1−オー
ル、2−メチルプロパン−1−オールであり、ア
ルデヒドの例はプロパナール、ブタナール、2−
メチルプロパナール、ペンタナール、ヘキサナー
ル及びベンズアルデヒド、好適にはブタナール、
2−メチルプロパナール及びペンタナールであ
り、ケトンの例はアセトン、ブタノン、ペンタノ
ン及びシクロヘキサノン、好適にはペンタノンで
あり、酸の例は蟻酸、酢酸、プロピオン酸、しゆ
う酸、くえん酸及びアスコルビン酸、好適には酢
酸及びしゆう酸であり、そしてエステルの例は酢
酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、プロピオ
ン酸エチル及びプロピオン酸ブチル、好適には酢
酸ブチルである。 有機溶媒及び/又は希釈剤は単独で又は互いの
混合物状で使用できる。有機溶媒及び/又は希釈
剤自身が還元性を有さないなら、それは還元活性
を有する他の有機及び/又は希釈剤との混合物と
してのみ使用すべきである。 一般に、有機溶媒及び/又は希釈剤は1部の触
媒先駆体に関して約0.5〜20、好適には2〜10重
量部で使用される。 有機溶媒及び/又は希釈剤を用いる触媒先駆体
の処理で任意に使用される量は、1部の先駆体に
関して約0.01〜0.5、好適には0.1〜0.2部であり、
りん酸は普通約85〜100重量%の、好適には100重
量%の形で使用される。 適当な触媒促進剤の例は元素の周期律表(メン
デレーフ)の1、2、7及び/又は8副族の元素
である。下記のものが例として挙げられる:銅、
銀、亜鉛、カドミウム、マンガン、コバルト、ニ
ツケル、パラジウム及び/又は白金、好適には鉄
及び/又はマンガン。 触媒促進剤は元素の形又はそれらの化合物の
形、例えば炭酸塩、炭酸水素塩、りん酸塩、酢酸
塩及び/又はしゆう酸塩、好適にはりん酸塩及
び/又はしゆう酸塩の形で使用できる。 促進剤の使用量は有利には、促進剤対パナジウ
ムの原子比が約0.01〜0.1、好適には0.02〜0.07で
あるようなものである。 もちろん、触媒先駆体の処理中、それの製造
中、又は有機溶媒及び/又は希釈剤を用いる先駆
体の処理後の代りに完成されたバナジウム/りん
混合酸化物触媒に触媒促進剤を加えることもでき
る。 有機溶媒及び/又は希釈剤を用いる触媒先駆体
を処理する可能な一方法は、任意に粉砕されてい
てもよい先駆体をりん酸及び有機溶媒及び/又は
希釈剤と共に、任意に促進剤を添加して、80〜
200℃、好適には90〜120℃の温度に充分混合しな
がら加熱することからなり、処理中に生成した少
量の水を反応混合物から一般的方法で、任意に水
不混和性の脂肪族及び/又は芳香族炭化水素類、
例えばペンタン、シクロヘキサン、トルエン及
び/又はキシレン(共沸蒸留)を用いて除去す
る。水の分離を改良するために、1〜10個の理論
的板を有する蒸留カラムも使用できる。 今低い方の原子価状態(バナジウムの平均原子
価は約3.9〜4.2である)である触媒先駆体を約5
〜500、好適には10〜50時間処理した後に、懸濁
液を約80〜150℃の温度で蒸発乾固することがで
き、又は固体物質を懸濁液から過により分離で
きる。それにより、回収された有機溶媒及び/又
は希釈剤を他のバツチ用に再使用できる。 別された固体物質は空気もしくは窒素の存在
下で又は真空下で約100〜150℃において有利に乾
燥される。 得られたバナジウム/りん混合酸化物触媒を次
に約600℃までの、好適には350〜450℃までの温
度における熱処理により一般的方法で活性化しそ
して次に例えば成形触媒粒子に圧縮することによ
り又は有孔板中で任意に例えばシリカ、アルミナ
及び/又はチタニアの如き不活性希釈剤を添加し
て広げることにより、工業的用途用に適している
形に転化することができる。もちろん、触媒物質
を一般的な不活性担体、例えばアルミナ、炭化け
い素又はステアタイトに公知の方法により適用す
ることもできる。 バナジウム/りん混合酸化物触媒は公知の方法
で、直鎖C4−炭化水素類、例えばブテ−1−ン、
シス−及びトランス−ブテ−2−ン、及び/又は
n−ブタン又はそれれらの混合物、好適にはブテ
ン及びブテン/ブタン混合物を空気で酸化して無
水マレイン酸にするために使用できる〔これに関
しては例えばウルマン(Ullmann)の
Enzyklopa″dieder Techischen Chemie 9巻、
147頁以下、16巻、408頁以下を参照せよ〕。 本出願の実施例中に挙げられておりそして特に
ドイツ公告明細書2700635及びドイツ公開明細書
2822322に従つて製造されそして工業的用途用に
適する形に転化された公知のバナジウム/りん混
合酸化物触媒を用いて工業的条件下で行なわれた
比較実験により示されている如く、本発明に従い
製造されたバナジウム/りん混合酸化物触媒は、
最初に使用されたC4炭化水素に関して10重量%
より多い無水マレイ酸収率の相当な増加と共に改
良された選択性をもたらす。 下記の実施例は本発明に従う触媒の製造及び無
水マレイン酸を製造するための本発明に従う触媒
の使用を説明するものである。 実施例 1 a) 触媒先駆体の製造: 充填物: 1Kgの五酸化バナジウムV2O5 9Kgの85%強度りん酸(H3PO4) 8Kgの水。 水及びりん酸を加熱沸騰させ、そして次に五
酸化バナジウムを撹拌しながら加えた。8時間
撹拌しそして還流下で沸騰させた後に、固体を
別し、水で洗浄し、そして次にアセトンで充
分洗浄して、付着している過剰のりん酸を除去
した。次に生成物を150℃で乾燥した。 b) イソブタノール/n−ブタナールを用いる
触媒先駆体の後処理; 充填物: 1Kgの触媒先駆体(乾燥) 121gのりん酸(100%強度) 3.7Kgのイソブタノール 480gのブタナール。 各成分を還流下で撹拌しながら一緒に沸騰さ
せた。生成した蒸気を蒸留カラム及びコンデン
サーを越えて水分離器に直送した。使用した蒸
留カラムの長さは1〜2個の理論的段階に相当
しなければならなかつた。合計50時間の沸騰期
間中に、50〜10mlの水が水分離器中で得られそ
して分離された。沸騰の終了後に、混合物を約
20℃に冷却し、そして固体を別した。得られ
た粗生成物を100℃で窒素下で乾燥した。 c) 触媒球を与えるため、処理された触媒先駆
体のその後の処理 b)で得られた乾燥生成物を約20℃から410
℃に150℃/時の加熱速度で加熱し、そしてこ
の温度に5時間保つた。この方法で熱処理され
た生成物を粉砕し、そして、約6%のステアリ
ン酸アンモニウムを添加しながら圧縮して直径
が6.6mmの球とした。 触媒は1:1.2のバナジウム対りんの原子比を
有していた。 実施例 2 工程は実施例1に対応していたが、後処理時に
55.5gのしゆう酸鉄(FeC2O4×2H2O)をバツチ
に加えた。バナジウム/鉄の原子比は1:0.05に
相当していた。 実施例 3 粗生成物を実施例1に記されている如くして製
造したが、後処理時に222gのしゆう酸鉄をバツ
チに加えた(バナジウム対鉄の原子比、1:
0.2)。 実施例 4 a) 触媒先駆体の製造; 充填物: 736gのV2O5 1118gのH3PO4(85%強度) 76gのしゆう酸鉄。 出発物質を混練機中で他の溶媒を用いずに3
時間混合し、120℃に加熱し、そしてこの温度
に2時間保つた。 b) イソプタノール/n−ブタナールを用いる
触媒先駆体の後処理; 充填物: 1450gの段階a)からの先駆体 3.7Kgのイソブタノール 480gのn−ブタナール。 他の処理は実施例1に記されている如くして
行なわれた(バナジウム対鉄の原子比は1:
0.05であり、そしてバナジウム対りんは1:
1.2である)。 実施例 5 工程は実施例1に相当していたが、後処理時に
35.5gのMnCO3をバツチに加えた(バナジウム
対マンガンの原子比、1:0.05)。 実施例 6 工程は実施例1に相当していたが、後処理時に
55.5gのしゆう酸鉄(FeC2O4×2H2O)をバツチ
に加え、そして後処理を3.7Kgのn−ブタノール
及び480gのブタナールの混合物を用いて実施し
た。 実施例 7 工程は実施例6に相当していたが、後処理を
3.7Kgのイソブタノール及び700gのベンジルアル
コールの混合物を用いて行なうことが異なつた。 実施例 8 工程は実施例6に相当していたが、後処理を
4.2Kgのイソブタノールを用いて行ないそして300
時間にわたつたことが異なつた。 実施例 9 工程は実施例6に相当していたが、後処理を
3.7Kgの永酢酸及び600gのブタナールの混合物を
用いて行ないそして後処理中に水分離器を使用し
ないことが異なつた。 実施例 10 (比較例、本発明に従う触媒先駆体の後処理を省
略) 充填物: 1100gの実施例1a)に従つて製造されたが完
全には乾いていない10%の残存水を有する触媒先
駆体、 117gの85%強度H3PO4 25の水 48gのFePO4。 成分を混合しそして還流下で撹拌しながら4時
間沸騰させた。混合物を次に20℃に冷却し、固体
を吸引別し、そして150℃で乾燥した。その後
の処理を実施例1c)に記されている如くして行な
つた(原子比V:P:Feは1:1.2:0.5である)。 実施例 11 (ドイツ公告明細書2700635に従う比較例) 充填物: 693gのV2O5 (成分1) 2700mlイソブタノール (成分2) 900mlのベンジルアルコール (成分3) 900gのりん酸 (成分4) 900mlのイソブタノール (成分5) 装置: スタラー、添加用滴下ろうと及び水分離器付き
コンデンサを備えた6フラスコ、 工程: 成分1.2及び3を最初に装置中に加え、そして
還流下で5時間撹拌した。次に混合物を60℃に冷
却し、そして成分4の成分5中溶液をゆつくり加
えた。混合物を還流下でさらに20時間撹拌した。
室温に冷却した後に、固体物質を別しそして乾
燥した。その後の処理は実施例1c)に記されてい
る如くして行なわれた(原子比V:P、1:
1.2)。 実施例 12 (ドイツ公告明細書2700635に従う比較例) 充填物: 772.5gのV2O5 (成分1) 64.05gのFePO4 (成分2) 2000mlのイソブタノール (成分3) 1000mlのベンジルアルコール (成分4) 958gのりん酸 (成分5) 2000mlのイソブタノール (成分6) 装置は実施例7に記されている如くである。 工程: 成分1、2、3及び4を撹拌しながら還流下で
22時間沸騰させた。混合物を次に室温で冷却し、
そして成分5の成分6中溶液をゆつくりと加え
た。混合物を次に還流下でさらに20時間沸騰させ
た。20℃に冷却した後に、固体を別し、乾燥
し、そして実施例1c)の如くしてさらに処理した
(原子比V:P:Fe、1:1.2:0.05)。 実施例 13 (ドイツ公告明細書2700635に従う比較例) 充填物: 772.5gのV2O5 (成分1) 256.2gのFePO4 (成分2) 2000mlのイソブタノール (成分3) 1000mlのベンジルアルコール (成分4) 833gのりん酸 (成分5) 2000mlのイソブタノール (成分6) 工程は実施例12に記されている如くである(原
子比V:P:Fe、1:1.2:0.2)。 実施例 14 (ドイツ公開明細書28822322に従う比較例) a) 606gの五酸化バナジウムを7900mlの濃塩
酸と共に還流下で2時間沸騰させた。 891gの88%強度りん酸を得られた濃青色の
溶液に加え、そして還流下で2時間沸騰させた
後に溶液を濃縮して2000mlの残留容量とした。 残渣を2000mlの濃塩酸と共に還流下で1時間
沸騰させ、次に蒸発させ、そして得られた固体
物質を110℃で乾燥した。 b) 乾燥した生成物を水(20ml/g)と共に1
時間沸騰させそして熱時に過した。過残渣
を少量の水で洗浄しそして150℃で乾燥した。 その後の処理は実施例1c)に記されている如
くして行なわれた(原子比V:P、1:1.2)。 実施例 15 (ドイツ公開明細書2822322に従う比較例) 実施例10と同様にして製造された固体物質をイ
ソブタノール(20ml/g)と共に1時間沸騰させ、
熱時に過し、少量のイソブタノノールで洗浄
し、そして150℃で乾燥した。その後の処理は実
施例1c)に記されている如くして行なわれた(原
子比V:P、1:1.2)。 バナジウム/りん混合酸化物触媒の使用 無水マレイン酸の工業的製造中の性能に関する
データを与えるために実験を行なつた。この理由
のために、単一管反応器を使用し、それは寸法及
び性能の点で工業用反応器に対応していた。 反応管の寸法: 直径25mm 長さ3500mm 触媒充填2500mm 触媒は管の内側にあり、そして管は触媒塩によ
り囲まれており、その温度は変化させることがで
きた。各場合とも1gの試験しようとする触媒が
使用された。加えられた物質は下記の(代表的)
組成のC4炭化水素類の混合物であつた: 19.7%のn−ブタン 4.5%のi−ブタン 42.3%のn−ブテー1−ン 13.7%のシス−ブテ−2−ン 19.3%のトランス−ブテ−2−ン。 1.5容量%の炭化水素を有する反応気体を、使
用した炭化水素及び空気の混合物から製造し、そ
して27m3n/時のこの気体を触媒充填物中に通し
た(空間速度=2700時-1)。空間速度とは、1容
量の触媒当り通常条件下で通過する気体容量であ
ると理解すべきである。生成した無水マレイン酸
(次にマレイン酸として加水分解された形で)を
出口気体を水で洗浄することにより集め、そして
その量を電位滴定により測定した。塩浴の最適温
度、すなわちMAの最大収率が得られる温度は、
融解された塩の温度を変えることにより見出され
た。下表に報告されている収率に対する値は使用
したブテンに関する重量%の無水マレイン酸
(MA)収率を示している。
れの製造方法及び無水マレイン酸の製造用のそれ
の使用に関するものである。 バナジウム/りん混合酸化物触媒及び気相酸化
によるC4炭化水素からの無水マレイン酸の製造
用のそれらの使用は昔から知られている。 従つて、バナジウム/りん混合酸化物触媒は米
国特許明細書2773838中にすでに開示されており、
それの助けによりブテン/ブタン混合物が酸化さ
れて無水マレイン酸となる(実施例参照)。こ
こでは、触媒は水性りん酸とバナジン酸アンモニ
ウム(NH4VO3)の反応により製造される(実
施例参照)。ブテン/ブタン混合物を酸化する
と、使用したブテンの割合に関して55.8重量%の
以下の無水マレイン酸の収率が得られる(表参
照)。 バナジウム/りん混合酸化物触媒を用いて無水
マレイン酸の収率をさらに増加させるために、今
まで触媒又はそれの製法が多種の方法で改変され
てきている。例えば、W、Sb、Nb及びMo〔ドイ
ツ公開明細書2750327〕、W、Ni、(d、Zn、Bi、
Li、Cu、U、Zr、Hf、Cr、Fe、Mn、Mo及び
Co〕ドイツ公開明細書2822322〕の如き他の要素
を投与することにより、バナジウムの原子価を変
化させることにより〕米国特許明細書3156705、
ドイツ公開明細書22328755〕、バナジウム含有物
質を無水有機液体中で液相でo−りん酸と反応さ
せることにより〔ドイツ公告明細書2700635及び
米国特許明細書4244879〕、バナジウム/りん混合
酸化物触媒の先駆体をある種の条件下での熱処理
により活性化することにより〔ドイツ公開明細書
2256909〕、又はりん酸より強い酸で処理しそして
その後抽出して可溶性成分を除去することにより
〔ドイツ公開明細書2822322〕、バナジウム/りん
混合酸化物触媒の活性及び選択性を増加させるこ
とが試みられてきている。 バナジウム/りん混合酸化物触媒は該方法のこ
れらの全ての変法で得られ、それらのあるものは
技術的に複雑であるが、C4炭化水素を酸化する
とそれらは無水マレイン酸の不満足な収率しか与
えず、そしてこれは無水マレイン酸の製造工程の
経済に悪影響を与える。 本発明は、バナジウム()化合物をりん酸及
び/又はりん酸生成化合物と、任意に水の存在下
で加熱して反応させ、その後反応後に得られた生
成物を、任意に促進剤の存在下で、高温におい
て、還元活性を有する有機溶媒及び/又は希釈剤
で処理することにより得られる。新規なバナジウ
ム/りん混合酸化物触媒に関するものである。 本発明はまた、バナジウム()化合物をりん
酸及び/又はりん酸生成化合物と、任意に水の存
在下で、加熱して反応させ、その後反応後に得ら
れた生成物を、任意に促進剤の存在下で、高温に
おいて、還元活性を有する有機溶媒及び/又は希
釈剤で処理することを特徴とする、バナジウム/
りん混合酸化物触媒の製造方法にも関するもので
ある。 さらに、本発明は、気相においてC4炭化水素
から無水マレイン酸を製造するためのバナジウ
ム/りん混合酸化物触媒の使用にも関するもので
ある。 本発明に従うバナジウム/りん混合酸化物触媒
を製造するためには、バナジウム()化合物を
最初にりん酸又はりん酸生成化合物と高温におい
て任意に水の存在下で反応させ、使用するバナジ
ウム化合物の大部分が5価状態で残存するように
注意が払われる。この理由のために、反応中には
実質的な量の還元性化合物は存在してはならな
い。使用されるバナジウム及びりん化合物は還元
剤も含有してはならない。反応後に得られる5価
バナジウムのりん酸塩からなる生成物、いわゆる
触媒先駆体、は約1:0.9〜1.5、好適には1:1.0
〜1.3のバナジウム/りん原子比を有する。 触媒先駆体は一般に、バナジウム()化合物
及びりん酸又はりん酸生成化合物を、任意に水の
存在下で、充分混合しながら、約80〜180℃の、
好適には100〜150℃の温度に、約1〜24時間、好
適には4〜8時間にわたつて加熱するような方法
で製造される。 製造の一態様に従うと、反応物の混合は混練機
又は他の一般的混合装置中で実施でき、流動性ペ
ーストを製造するのに充分な水を加えることがで
きる。通常、全混合物に関して約0〜30重量%
の、好適には5〜15重量%の水がそれにより使用
される。これにより得られる粗生成物は、ペース
ト状反応混合物を約100〜200℃の温度で蒸発乾固
することにより得られる。 他の製造方法に従うと、バナジウム()化合
物及びりん酸及び/又はりん酸生成化合物を、全
混合物に関して約30〜90%、好適には40〜60%、
の水を添加して、水性懸濁液中で反応させ、反応
生成物を結晶形で分離する。反応生成物を次に
別し、有利には水及びその後アセトンで洗浄し、
そして次に約100〜180℃で乾燥する。 使用できるバナジウム()化合物は例えば五
酸化バナジウム、バナジン酸アンモニウム及び/
又はバナジン酸ナトリウムである。五酸化バナジ
ウムが好適に使用される。 本発明に従う方法用に使用できるりん酸生成化
合物は、五酸化りん、m−りん酸及び/又はポリ
りん酸である。りん酸生成化合物を使用するとき
には、反応を水の存在下で実施することも有利で
ある。この場合、りん酸生成化合物をほとんど完
全にりん酸に転化するのに充分な水を加えること
が有利である。 使用するバナジウム化合物の量に関する。触媒
先駆体の製造用に使用されるりん酸及び/又はり
ん酸生成化合物の量は製造方法に依存している。 固体先駆体が反応混合物から蒸発乾固により得
られるなら、バナジウム対りんの原子比は最終的
先駆体の比、すなわち1:0.9〜1:1.5、好適に
は1:1.0〜1:1.3に等しい。 一方、固体の触媒先駆体を反応混合物から過
により分離するなら、過剰のりん酸使用できる。
この場合、使用される混合物中のバナジウム対り
んの原子比は約1:0.9〜1:30、好適には1:
3〜15である。 得られた触媒先駆体を次に、任意に粉砕形で、
高温(約80〜200℃、好適には90〜120℃)で懸濁
された状態に、任意に別のりん酸の存在下でそし
て任意に触媒促進剤の存在下で、還元活性を有す
る有機溶媒及び/又は希釈剤で処理し、処理中に
生成した少量の水を反応混合物から例えば蒸留に
より任意に除去する。好適には大部分量の水だけ
を除去する。しかしながら、触媒先駆体の還元性
溶媒及び/又は希釈剤を用いる処理をもともと加
えられてある水の存在下で実施することもでき
る。 適当な有機溶媒及び/又は希釈剤は、分子中の
炭素数が1〜10の、好適には3〜6の炭素、酸素
及び水素を含有している極性化合物、例えば脂肪
族、脂環式もしくは芳香脂肪族の飽和もしくは不
飽和のアルコール、アルデヒド、ケトン、酸及び
エステル、特にアルコール、アルデヒド及びエス
テルである。 使用されるアルコールの例はプロパン−1−オ
ール、プロパン−2−オール、2−メチルプロパ
ン−1−オール、ブタン−1−オール、ペンタノ
ール、ヘキサノール、シクロヘキサノール及びベ
ンジルアルコール、好適にはブタン−1−オー
ル、2−メチルプロパン−1−オールであり、ア
ルデヒドの例はプロパナール、ブタナール、2−
メチルプロパナール、ペンタナール、ヘキサナー
ル及びベンズアルデヒド、好適にはブタナール、
2−メチルプロパナール及びペンタナールであ
り、ケトンの例はアセトン、ブタノン、ペンタノ
ン及びシクロヘキサノン、好適にはペンタノンで
あり、酸の例は蟻酸、酢酸、プロピオン酸、しゆ
う酸、くえん酸及びアスコルビン酸、好適には酢
酸及びしゆう酸であり、そしてエステルの例は酢
酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、プロピオ
ン酸エチル及びプロピオン酸ブチル、好適には酢
酸ブチルである。 有機溶媒及び/又は希釈剤は単独で又は互いの
混合物状で使用できる。有機溶媒及び/又は希釈
剤自身が還元性を有さないなら、それは還元活性
を有する他の有機及び/又は希釈剤との混合物と
してのみ使用すべきである。 一般に、有機溶媒及び/又は希釈剤は1部の触
媒先駆体に関して約0.5〜20、好適には2〜10重
量部で使用される。 有機溶媒及び/又は希釈剤を用いる触媒先駆体
の処理で任意に使用される量は、1部の先駆体に
関して約0.01〜0.5、好適には0.1〜0.2部であり、
りん酸は普通約85〜100重量%の、好適には100重
量%の形で使用される。 適当な触媒促進剤の例は元素の周期律表(メン
デレーフ)の1、2、7及び/又は8副族の元素
である。下記のものが例として挙げられる:銅、
銀、亜鉛、カドミウム、マンガン、コバルト、ニ
ツケル、パラジウム及び/又は白金、好適には鉄
及び/又はマンガン。 触媒促進剤は元素の形又はそれらの化合物の
形、例えば炭酸塩、炭酸水素塩、りん酸塩、酢酸
塩及び/又はしゆう酸塩、好適にはりん酸塩及
び/又はしゆう酸塩の形で使用できる。 促進剤の使用量は有利には、促進剤対パナジウ
ムの原子比が約0.01〜0.1、好適には0.02〜0.07で
あるようなものである。 もちろん、触媒先駆体の処理中、それの製造
中、又は有機溶媒及び/又は希釈剤を用いる先駆
体の処理後の代りに完成されたバナジウム/りん
混合酸化物触媒に触媒促進剤を加えることもでき
る。 有機溶媒及び/又は希釈剤を用いる触媒先駆体
を処理する可能な一方法は、任意に粉砕されてい
てもよい先駆体をりん酸及び有機溶媒及び/又は
希釈剤と共に、任意に促進剤を添加して、80〜
200℃、好適には90〜120℃の温度に充分混合しな
がら加熱することからなり、処理中に生成した少
量の水を反応混合物から一般的方法で、任意に水
不混和性の脂肪族及び/又は芳香族炭化水素類、
例えばペンタン、シクロヘキサン、トルエン及
び/又はキシレン(共沸蒸留)を用いて除去す
る。水の分離を改良するために、1〜10個の理論
的板を有する蒸留カラムも使用できる。 今低い方の原子価状態(バナジウムの平均原子
価は約3.9〜4.2である)である触媒先駆体を約5
〜500、好適には10〜50時間処理した後に、懸濁
液を約80〜150℃の温度で蒸発乾固することがで
き、又は固体物質を懸濁液から過により分離で
きる。それにより、回収された有機溶媒及び/又
は希釈剤を他のバツチ用に再使用できる。 別された固体物質は空気もしくは窒素の存在
下で又は真空下で約100〜150℃において有利に乾
燥される。 得られたバナジウム/りん混合酸化物触媒を次
に約600℃までの、好適には350〜450℃までの温
度における熱処理により一般的方法で活性化しそ
して次に例えば成形触媒粒子に圧縮することによ
り又は有孔板中で任意に例えばシリカ、アルミナ
及び/又はチタニアの如き不活性希釈剤を添加し
て広げることにより、工業的用途用に適している
形に転化することができる。もちろん、触媒物質
を一般的な不活性担体、例えばアルミナ、炭化け
い素又はステアタイトに公知の方法により適用す
ることもできる。 バナジウム/りん混合酸化物触媒は公知の方法
で、直鎖C4−炭化水素類、例えばブテ−1−ン、
シス−及びトランス−ブテ−2−ン、及び/又は
n−ブタン又はそれれらの混合物、好適にはブテ
ン及びブテン/ブタン混合物を空気で酸化して無
水マレイン酸にするために使用できる〔これに関
しては例えばウルマン(Ullmann)の
Enzyklopa″dieder Techischen Chemie 9巻、
147頁以下、16巻、408頁以下を参照せよ〕。 本出願の実施例中に挙げられておりそして特に
ドイツ公告明細書2700635及びドイツ公開明細書
2822322に従つて製造されそして工業的用途用に
適する形に転化された公知のバナジウム/りん混
合酸化物触媒を用いて工業的条件下で行なわれた
比較実験により示されている如く、本発明に従い
製造されたバナジウム/りん混合酸化物触媒は、
最初に使用されたC4炭化水素に関して10重量%
より多い無水マレイ酸収率の相当な増加と共に改
良された選択性をもたらす。 下記の実施例は本発明に従う触媒の製造及び無
水マレイン酸を製造するための本発明に従う触媒
の使用を説明するものである。 実施例 1 a) 触媒先駆体の製造: 充填物: 1Kgの五酸化バナジウムV2O5 9Kgの85%強度りん酸(H3PO4) 8Kgの水。 水及びりん酸を加熱沸騰させ、そして次に五
酸化バナジウムを撹拌しながら加えた。8時間
撹拌しそして還流下で沸騰させた後に、固体を
別し、水で洗浄し、そして次にアセトンで充
分洗浄して、付着している過剰のりん酸を除去
した。次に生成物を150℃で乾燥した。 b) イソブタノール/n−ブタナールを用いる
触媒先駆体の後処理; 充填物: 1Kgの触媒先駆体(乾燥) 121gのりん酸(100%強度) 3.7Kgのイソブタノール 480gのブタナール。 各成分を還流下で撹拌しながら一緒に沸騰さ
せた。生成した蒸気を蒸留カラム及びコンデン
サーを越えて水分離器に直送した。使用した蒸
留カラムの長さは1〜2個の理論的段階に相当
しなければならなかつた。合計50時間の沸騰期
間中に、50〜10mlの水が水分離器中で得られそ
して分離された。沸騰の終了後に、混合物を約
20℃に冷却し、そして固体を別した。得られ
た粗生成物を100℃で窒素下で乾燥した。 c) 触媒球を与えるため、処理された触媒先駆
体のその後の処理 b)で得られた乾燥生成物を約20℃から410
℃に150℃/時の加熱速度で加熱し、そしてこ
の温度に5時間保つた。この方法で熱処理され
た生成物を粉砕し、そして、約6%のステアリ
ン酸アンモニウムを添加しながら圧縮して直径
が6.6mmの球とした。 触媒は1:1.2のバナジウム対りんの原子比を
有していた。 実施例 2 工程は実施例1に対応していたが、後処理時に
55.5gのしゆう酸鉄(FeC2O4×2H2O)をバツチ
に加えた。バナジウム/鉄の原子比は1:0.05に
相当していた。 実施例 3 粗生成物を実施例1に記されている如くして製
造したが、後処理時に222gのしゆう酸鉄をバツ
チに加えた(バナジウム対鉄の原子比、1:
0.2)。 実施例 4 a) 触媒先駆体の製造; 充填物: 736gのV2O5 1118gのH3PO4(85%強度) 76gのしゆう酸鉄。 出発物質を混練機中で他の溶媒を用いずに3
時間混合し、120℃に加熱し、そしてこの温度
に2時間保つた。 b) イソプタノール/n−ブタナールを用いる
触媒先駆体の後処理; 充填物: 1450gの段階a)からの先駆体 3.7Kgのイソブタノール 480gのn−ブタナール。 他の処理は実施例1に記されている如くして
行なわれた(バナジウム対鉄の原子比は1:
0.05であり、そしてバナジウム対りんは1:
1.2である)。 実施例 5 工程は実施例1に相当していたが、後処理時に
35.5gのMnCO3をバツチに加えた(バナジウム
対マンガンの原子比、1:0.05)。 実施例 6 工程は実施例1に相当していたが、後処理時に
55.5gのしゆう酸鉄(FeC2O4×2H2O)をバツチ
に加え、そして後処理を3.7Kgのn−ブタノール
及び480gのブタナールの混合物を用いて実施し
た。 実施例 7 工程は実施例6に相当していたが、後処理を
3.7Kgのイソブタノール及び700gのベンジルアル
コールの混合物を用いて行なうことが異なつた。 実施例 8 工程は実施例6に相当していたが、後処理を
4.2Kgのイソブタノールを用いて行ないそして300
時間にわたつたことが異なつた。 実施例 9 工程は実施例6に相当していたが、後処理を
3.7Kgの永酢酸及び600gのブタナールの混合物を
用いて行ないそして後処理中に水分離器を使用し
ないことが異なつた。 実施例 10 (比較例、本発明に従う触媒先駆体の後処理を省
略) 充填物: 1100gの実施例1a)に従つて製造されたが完
全には乾いていない10%の残存水を有する触媒先
駆体、 117gの85%強度H3PO4 25の水 48gのFePO4。 成分を混合しそして還流下で撹拌しながら4時
間沸騰させた。混合物を次に20℃に冷却し、固体
を吸引別し、そして150℃で乾燥した。その後
の処理を実施例1c)に記されている如くして行な
つた(原子比V:P:Feは1:1.2:0.5である)。 実施例 11 (ドイツ公告明細書2700635に従う比較例) 充填物: 693gのV2O5 (成分1) 2700mlイソブタノール (成分2) 900mlのベンジルアルコール (成分3) 900gのりん酸 (成分4) 900mlのイソブタノール (成分5) 装置: スタラー、添加用滴下ろうと及び水分離器付き
コンデンサを備えた6フラスコ、 工程: 成分1.2及び3を最初に装置中に加え、そして
還流下で5時間撹拌した。次に混合物を60℃に冷
却し、そして成分4の成分5中溶液をゆつくり加
えた。混合物を還流下でさらに20時間撹拌した。
室温に冷却した後に、固体物質を別しそして乾
燥した。その後の処理は実施例1c)に記されてい
る如くして行なわれた(原子比V:P、1:
1.2)。 実施例 12 (ドイツ公告明細書2700635に従う比較例) 充填物: 772.5gのV2O5 (成分1) 64.05gのFePO4 (成分2) 2000mlのイソブタノール (成分3) 1000mlのベンジルアルコール (成分4) 958gのりん酸 (成分5) 2000mlのイソブタノール (成分6) 装置は実施例7に記されている如くである。 工程: 成分1、2、3及び4を撹拌しながら還流下で
22時間沸騰させた。混合物を次に室温で冷却し、
そして成分5の成分6中溶液をゆつくりと加え
た。混合物を次に還流下でさらに20時間沸騰させ
た。20℃に冷却した後に、固体を別し、乾燥
し、そして実施例1c)の如くしてさらに処理した
(原子比V:P:Fe、1:1.2:0.05)。 実施例 13 (ドイツ公告明細書2700635に従う比較例) 充填物: 772.5gのV2O5 (成分1) 256.2gのFePO4 (成分2) 2000mlのイソブタノール (成分3) 1000mlのベンジルアルコール (成分4) 833gのりん酸 (成分5) 2000mlのイソブタノール (成分6) 工程は実施例12に記されている如くである(原
子比V:P:Fe、1:1.2:0.2)。 実施例 14 (ドイツ公開明細書28822322に従う比較例) a) 606gの五酸化バナジウムを7900mlの濃塩
酸と共に還流下で2時間沸騰させた。 891gの88%強度りん酸を得られた濃青色の
溶液に加え、そして還流下で2時間沸騰させた
後に溶液を濃縮して2000mlの残留容量とした。 残渣を2000mlの濃塩酸と共に還流下で1時間
沸騰させ、次に蒸発させ、そして得られた固体
物質を110℃で乾燥した。 b) 乾燥した生成物を水(20ml/g)と共に1
時間沸騰させそして熱時に過した。過残渣
を少量の水で洗浄しそして150℃で乾燥した。 その後の処理は実施例1c)に記されている如
くして行なわれた(原子比V:P、1:1.2)。 実施例 15 (ドイツ公開明細書2822322に従う比較例) 実施例10と同様にして製造された固体物質をイ
ソブタノール(20ml/g)と共に1時間沸騰させ、
熱時に過し、少量のイソブタノノールで洗浄
し、そして150℃で乾燥した。その後の処理は実
施例1c)に記されている如くして行なわれた(原
子比V:P、1:1.2)。 バナジウム/りん混合酸化物触媒の使用 無水マレイン酸の工業的製造中の性能に関する
データを与えるために実験を行なつた。この理由
のために、単一管反応器を使用し、それは寸法及
び性能の点で工業用反応器に対応していた。 反応管の寸法: 直径25mm 長さ3500mm 触媒充填2500mm 触媒は管の内側にあり、そして管は触媒塩によ
り囲まれており、その温度は変化させることがで
きた。各場合とも1gの試験しようとする触媒が
使用された。加えられた物質は下記の(代表的)
組成のC4炭化水素類の混合物であつた: 19.7%のn−ブタン 4.5%のi−ブタン 42.3%のn−ブテー1−ン 13.7%のシス−ブテ−2−ン 19.3%のトランス−ブテ−2−ン。 1.5容量%の炭化水素を有する反応気体を、使
用した炭化水素及び空気の混合物から製造し、そ
して27m3n/時のこの気体を触媒充填物中に通し
た(空間速度=2700時-1)。空間速度とは、1容
量の触媒当り通常条件下で通過する気体容量であ
ると理解すべきである。生成した無水マレイン酸
(次にマレイン酸として加水分解された形で)を
出口気体を水で洗浄することにより集め、そして
その量を電位滴定により測定した。塩浴の最適温
度、すなわちMAの最大収率が得られる温度は、
融解された塩の温度を変えることにより見出され
た。下表に報告されている収率に対する値は使用
したブテンに関する重量%の無水マレイン酸
(MA)収率を示している。
【表】
【表】
まとめに対する説明:
比較例10(後処理省略)
比較例11(実施例1と比較)
比較例12(実施例2、4、6〜9と比較)
比較例13(実施例3と比較)
比較例14(実施例1と比較)
比較例15(実施例1と比較)
実施例 16
実施例4に従つて製造された触媒を上の工程に
より試験したが、炭化水素の入口濃度は1.95容量
%であつた。上記で定義されている如きMAの収
率は410℃の最適浴温において101%であつた。
より試験したが、炭化水素の入口濃度は1.95容量
%であつた。上記で定義されている如きMAの収
率は410℃の最適浴温において101%であつた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 バナジウム()化合物をりん酸及び/又は
りん酸生成化合物と加熱して反応させ、その後反
応後に得られた生成物を、80〜200℃で、還元活
性を有する有機溶媒及び/又は希釈剤で処理する
ことにより得られる、C4−炭化水素から無水マ
レイン酸を製造するためのバナジウム/りん混合
酸化物触媒。 2 水の存在下でバナジウム()化合物をりん
酸及び/又はりん酸生成化合物と加熱して反応さ
せる特許請求の範囲第1項記載の触媒。 3 促進剤の存在下で還元活性を有する有機溶媒
及び/又は希釈剤で処理する特許請求の範囲第1
項記載の触媒。 4 使用されるバナジウム()化合物が五酸化
バナジウム、バナジン酸アンモニウム及び/又は
バナジン酸ナトリウムである特許請求の範囲第1
項記載の触媒。 5 使用するりん酸生成化合物が、五酸化りん、
m−りん酸及び/又はポリりん酸である特許請求
の範囲第1項記載の触媒。 6 バナジウム()化合物とりん酸及び/又は
りん酸生成化合物との反応を80〜180℃で実施す
る特許請求の範囲第1項記載の触媒。 7 使用する有機溶媒及び/又は希釈剤が、分子
中の炭素数が1〜10の、炭素、酸素及び水素を含
有している極性化合物である特許請求の範囲第1
項記載の触媒。 8 使用する有機溶媒及び/又は希釈剤が脂肪
族、脂環式もしくは芳香脂肪族の、飽和もしくは
不飽和の、炭素数が1〜10のアルコール、アルデ
ヒド、ケトン、酸及び/又はエステルである特許
請求の範囲第1項記載の触媒。 9 使用する触媒促進剤が元素の周期律表(メン
デレーフ)の1,2,7及び/又は8副族の元素
である特許請求の範囲第1項記載の触媒。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE3130343.9 | 1981-07-31 | ||
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