JPH026629A - 炭素繊維の製造法 - Google Patents
炭素繊維の製造法Info
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- JPH026629A JPH026629A JP7308989A JP7308989A JPH026629A JP H026629 A JPH026629 A JP H026629A JP 7308989 A JP7308989 A JP 7308989A JP 7308989 A JP7308989 A JP 7308989A JP H026629 A JPH026629 A JP H026629A
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- fibers
- fiber
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、炭素繊維の製造法、特に前駆体繊維の耐炎化
処理において、最終的に得られる炭素繊維または黒鉛繊
維としての品位および強度2弾性率などの力学的物性を
向上させると共に、炭素繊維製造プロセス全体としての
処理時間の短縮化に関するものである。
処理において、最終的に得られる炭素繊維または黒鉛繊
維としての品位および強度2弾性率などの力学的物性を
向上させると共に、炭素繊維製造プロセス全体としての
処理時間の短縮化に関するものである。
[従来の技術]
従来、炭素繊維の製造方法としては前駆体繊維を酸化性
ガス雰囲気中、200〜300’Cで耐炎化(ピッチ系
繊維では一般に不融化と称し、更に高温の450’C程
度までの処理を行う)し、次いで窒素やアルゴン等の不
活性雰囲気中にて800〜2000’Cで炭化するのが
一般的である。またこのような炭素繊維を、さらに20
00’C以上の不活性ガス雰囲気中で黒鉛化し2弾性率
が一段と高い黒鉛繊維とすることも行なわれている。
ガス雰囲気中、200〜300’Cで耐炎化(ピッチ系
繊維では一般に不融化と称し、更に高温の450’C程
度までの処理を行う)し、次いで窒素やアルゴン等の不
活性雰囲気中にて800〜2000’Cで炭化するのが
一般的である。またこのような炭素繊維を、さらに20
00’C以上の不活性ガス雰囲気中で黒鉛化し2弾性率
が一段と高い黒鉛繊維とすることも行なわれている。
ところで、上記炭素繊維は需要が拡大する一方で、その
力学的物性の一層の向上が要望されてきた。これに対応
して、これまで種々の改良手段が提案されている。その
一つとしてアクリル系炭素繊維に例をとれば、前駆体繊
維であるアクリル繊維の繊維配向度を高めることで炭素
繊維の前記力学的物性が改良できることから、その前駆
体繊維の製造段階、即ち、紡糸−延伸−乾燥緻密化後の
アクリル系糸条に対して、加圧水蒸気中での延伸(二次
延伸)を施す方法がある(例えば、特公昭48−276
10号公報)。
力学的物性の一層の向上が要望されてきた。これに対応
して、これまで種々の改良手段が提案されている。その
一つとしてアクリル系炭素繊維に例をとれば、前駆体繊
維であるアクリル繊維の繊維配向度を高めることで炭素
繊維の前記力学的物性が改良できることから、その前駆
体繊維の製造段階、即ち、紡糸−延伸−乾燥緻密化後の
アクリル系糸条に対して、加圧水蒸気中での延伸(二次
延伸)を施す方法がある(例えば、特公昭48−276
10号公報)。
しかし、上記の二次延伸法では、高物性の炭素繊維を得
るために高度の延伸を施ず必要から、通常スチーム加圧
したデユープ内で延伸するが、この延伸では伝熱が律速
になるため衣料用アクリル繊維のような数万〜数十万フ
ィラメン]・からなるトウの延伸は不可能である。また
チューブの太さから一定の設備幅に対してたとえ立体的
に配置したとしても本数をふやすことは困難である。す
なわち、このような二次延伸によって炭素繊維の力学的
物性はある程度向上するものの、この工程を付加するこ
とが炭素繊維の生産効率を上げる上での阻害要因となる
可能性があった。
るために高度の延伸を施ず必要から、通常スチーム加圧
したデユープ内で延伸するが、この延伸では伝熱が律速
になるため衣料用アクリル繊維のような数万〜数十万フ
ィラメン]・からなるトウの延伸は不可能である。また
チューブの太さから一定の設備幅に対してたとえ立体的
に配置したとしても本数をふやすことは困難である。す
なわち、このような二次延伸によって炭素繊維の力学的
物性はある程度向上するものの、この工程を付加するこ
とが炭素繊維の生産効率を上げる上での阻害要因となる
可能性があった。
一方、前駆体繊維を酸化性ガス雰囲気中で焼成する耐炎
化工程は、酸化と環化を伴なう反応であり、高温で処理
するほど反応速度が上がり、耐炎化に必要な処理時間が
短縮できる。しかし、反応発熱が該繊維内に蓄熱して単
糸間の融着や糸切れ、場合によっては発火現象を生ずる
。そのため耐炎化工程での生産効率を上げるためには、
該繊維の反応発熱を効率良く除去しつつ、可能な限り高
温で処理するプロセスでおることが肝要である。
化工程は、酸化と環化を伴なう反応であり、高温で処理
するほど反応速度が上がり、耐炎化に必要な処理時間が
短縮できる。しかし、反応発熱が該繊維内に蓄熱して単
糸間の融着や糸切れ、場合によっては発火現象を生ずる
。そのため耐炎化工程での生産効率を上げるためには、
該繊維の反応発熱を効率良く除去しつつ、可能な限り高
温で処理するプロセスでおることが肝要である。
このような目的に合致した耐炎化方法としては、前駆体
繊維に熱風を吹ぎ付けて、アクリル系前駆体繊維の場合
には処理時間20〜120分稈度で耐炎化処理する方法
(以下、A−ブン方式という)が市る。しかし、この方
法には前駆体繊維の加熱効率2反応熱の除去効率に限界
があるため、処理時間を現状以上に短縮させることが困
難であるという問題、並びに前駆体繊維が人物になると
該繊維内部の効果的な加熱おるいは除熱が難しくなるた
め、前駆体繊維の人物化、ひいては処理密度の増大が困
難であるという問題があった。
繊維に熱風を吹ぎ付けて、アクリル系前駆体繊維の場合
には処理時間20〜120分稈度で耐炎化処理する方法
(以下、A−ブン方式という)が市る。しかし、この方
法には前駆体繊維の加熱効率2反応熱の除去効率に限界
があるため、処理時間を現状以上に短縮させることが困
難であるという問題、並びに前駆体繊維が人物になると
該繊維内部の効果的な加熱おるいは除熱が難しくなるた
め、前駆体繊維の人物化、ひいては処理密度の増大が困
難であるという問題があった。
一方、前駆体i維を流動層中での耐炎化処理する方法(
以下、流動層方式という)かある(例えば、特公昭44
−25375@公報)。すなわち、第1図に示すように
固体熱媒粒子を気体で流動化した状態下で前駆体繊維を
加熱処理する方式である。図において、1は耐炎化炉、
2は熱媒粒子、3は第1段目の加熱域、4は第2段目の
加熱域、5,5′はヒータ、6,6′ は分散板、7,
7′ は給気孔、8は排気孔、9,9−は加圧シール室
、10は仕切板、11.11’ は給気孔、12は熱媒
除去手段、Aは前駆体繊維である。
以下、流動層方式という)かある(例えば、特公昭44
−25375@公報)。すなわち、第1図に示すように
固体熱媒粒子を気体で流動化した状態下で前駆体繊維を
加熱処理する方式である。図において、1は耐炎化炉、
2は熱媒粒子、3は第1段目の加熱域、4は第2段目の
加熱域、5,5′はヒータ、6,6′ は分散板、7,
7′ は給気孔、8は排気孔、9,9−は加圧シール室
、10は仕切板、11.11’ は給気孔、12は熱媒
除去手段、Aは前駆体繊維である。
この方式によれば、アクリル系前駆体繊維の場合、耐炎
化処理時間が約0.5〜1時間と、前記オーブン方式に
比べれば処理時間が若干短縮されるとは言え、決して充
分とは言えない。しかも、最終的に得られる炭素繊維は
強度や弾性率などの力学的物性が充分とは言えず、むし
ろ、通常のオブン方式に比べて低下傾向にあるという問
題があった。
化処理時間が約0.5〜1時間と、前記オーブン方式に
比べれば処理時間が若干短縮されるとは言え、決して充
分とは言えない。しかも、最終的に得られる炭素繊維は
強度や弾性率などの力学的物性が充分とは言えず、むし
ろ、通常のオブン方式に比べて低下傾向にあるという問
題があった。
[発明が解決しようとする課題]
本発明の解決課題は従来技術の上記問題点を解消し、流
動層方式による前駆体繊維の耐炎化処理においで、最終
的に得られる炭素繊維または黒鉛繊維の力学的物性、特
に強度や弾性率を一層向上させると共に、炭素繊維製造
プロセス全体としての処理時間の短縮化を図ることにあ
る。
動層方式による前駆体繊維の耐炎化処理においで、最終
的に得られる炭素繊維または黒鉛繊維の力学的物性、特
に強度や弾性率を一層向上させると共に、炭素繊維製造
プロセス全体としての処理時間の短縮化を図ることにあ
る。
[課題を解決するための手段]
本発明の上記課題は、前駆体繊維を分散手段上の流動層
中で加熱処理して耐炎化した後、炭素化する方法におい
て、前記流動層中で延伸倍率DR(倍)と前駆体繊維の
単糸デニールD(デニール)が下記に示す範囲内で延伸
することによって解決できる。
中で加熱処理して耐炎化した後、炭素化する方法におい
て、前記流動層中で延伸倍率DR(倍)と前駆体繊維の
単糸デニールD(デニール)が下記に示す範囲内で延伸
することによって解決できる。
DR≧1.1
0.7−≦D/DR≦1.4
D≦5.0
すなわち、本発明における前駆体繊維とは、ポリアクリ
ロニ]〜リル系、再生セルローズ系、フェノール系など
に代表される有機重合体を紡糸して得られるフィラメン
ト、ス1〜ランド、トウ状の連続体もしくは不連続体、
およびその紡績糸、織物。
ロニ]〜リル系、再生セルローズ系、フェノール系など
に代表される有機重合体を紡糸して得られるフィラメン
ト、ス1〜ランド、トウ状の連続体もしくは不連続体、
およびその紡績糸、織物。
布帛などを言い、特にその形態を問わない。
これらの前駆体繊維のうち、アクリル系繊維を例にとっ
て具体的に説明すれば、先ず、アクリル系繊維の共重合
成分としてはアクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸等
の不飽和カルボン酸、これらの酸のエステル類およびア
クリルアミド、メタクリルアミド等か例示てぎる。これ
らの単量体はアクリロニ1へツルとの二元または三元共
重合体として用いる。このような共重合体を得る方法と
しては均一溶液重合、水溶液におけるレドックス重合、
不均一系におりる懸濁重合、あるいは乳化重合等を用い
ることができる。また該共重合成分量は、好ましくは0
.5モル%以上10モル%以下である。さらに好ましく
は1モル%以上6モル%以下である。共重合成分量が0
.5モル%以下であると、前駆体を製造する際に浴延伸
性が低く。
て具体的に説明すれば、先ず、アクリル系繊維の共重合
成分としてはアクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸等
の不飽和カルボン酸、これらの酸のエステル類およびア
クリルアミド、メタクリルアミド等か例示てぎる。これ
らの単量体はアクリロニ1へツルとの二元または三元共
重合体として用いる。このような共重合体を得る方法と
しては均一溶液重合、水溶液におけるレドックス重合、
不均一系におりる懸濁重合、あるいは乳化重合等を用い
ることができる。また該共重合成分量は、好ましくは0
.5モル%以上10モル%以下である。さらに好ましく
は1モル%以上6モル%以下である。共重合成分量が0
.5モル%以下であると、前駆体を製造する際に浴延伸
性が低く。
生産性が低下する傾向にあり、更に流動層耐炎化炉にお
いて前駆体の延伸性も低下し2毛羽を発生し易くなる。
いて前駆体の延伸性も低下し2毛羽を発生し易くなる。
また、10モル%以上でおると前駆体の単糸が接着を起
こし易く、炭素繊維の力学特性に好ましくない傾向とな
る。一般に、共重合成分を多くすればする程、延伸性が
向上する反面、単繊維相互の接着を起こし易くなる。し
かし、このような前駆体に対して更にシリコン油剤を付
与すると、流動層方式による耐炎化処理や炭化処理によ
って品位や力学的物性、いずれも優れた炭素繊維が得ら
れ易くなる。特に本発明の延伸耐炎イとては、その効果
が顕著である。
こし易く、炭素繊維の力学特性に好ましくない傾向とな
る。一般に、共重合成分を多くすればする程、延伸性が
向上する反面、単繊維相互の接着を起こし易くなる。し
かし、このような前駆体に対して更にシリコン油剤を付
与すると、流動層方式による耐炎化処理や炭化処理によ
って品位や力学的物性、いずれも優れた炭素繊維が得ら
れ易くなる。特に本発明の延伸耐炎イとては、その効果
が顕著である。
この場合のシリコン油剤としては、その耐熱性が重要で
あって2例えば特公昭60−47382号公報に示すよ
うな耐炎化繊維に融着を生じないシリコン系油剤を前駆
体繊維に対して0.1%以上用いることが好ましい。
あって2例えば特公昭60−47382号公報に示すよ
うな耐炎化繊維に融着を生じないシリコン系油剤を前駆
体繊維に対して0.1%以上用いることが好ましい。
なお、前駆体の製造においては、上記以外に公知の製造
条件が採用できるし、また本発明の意図を損わぬ限り乾
燥緻密化後の糸条に対して適宜二次延伸を採用すること
もできる。
条件が採用できるし、また本発明の意図を損わぬ限り乾
燥緻密化後の糸条に対して適宜二次延伸を採用すること
もできる。
次に、本発明における流動層とは、固体熱媒粒子を気体
で流動化した状態で加熱処理する手段であって、前記熱
媒粒子が酸化性気体で流動化された状態と、所定の温度
、好ましくは200’C以上。
で流動化した状態で加熱処理する手段であって、前記熱
媒粒子が酸化性気体で流動化された状態と、所定の温度
、好ましくは200’C以上。
より好ましくは240°C以上に加熱された状態がこの
流動層内で共存された状態をいう。
流動層内で共存された状態をいう。
本発明において酸化性気体とは、空気の信金硫黄気体等
、前記前駆体繊維に対して加熱時広義の酸化反応を生ず
る気体が含まれる。
、前記前駆体繊維に対して加熱時広義の酸化反応を生ず
る気体が含まれる。
本発明における熱媒粒子とは、気体で流動化された状態
で用いる固体粒子をいい、耐炎化に必要な加熱温度に耐
え得る耐熱性を有するもので、例えば、主成分として炭
素、アルミナ、炭化ケイ素。
で用いる固体粒子をいい、耐炎化に必要な加熱温度に耐
え得る耐熱性を有するもので、例えば、主成分として炭
素、アルミナ、炭化ケイ素。
ジルコニア、シリカ等が単独あるいは共存して構成され
るセラミックやカラス等の無機物粒子を用いることがで
きる。特に前記熱媒粒子のうち、炭素を主成分とする粒
子であることが好ましく、さらには重量の80%以上が
28メツシユより小さい粒径の黒鉛粒子が好ましい。
るセラミックやカラス等の無機物粒子を用いることがで
きる。特に前記熱媒粒子のうち、炭素を主成分とする粒
子であることが好ましく、さらには重量の80%以上が
28メツシユより小さい粒径の黒鉛粒子が好ましい。
次に、流動層は次の条件にて形成されるのが一般的であ
る。すなわち、上面レベルから分散手段までの熱媒粒子
の・静置時深さH[m]を下記の範囲として分散板上に
流動層を形成ゼしめ、前記流動層中で前駆体繊維を加熱
する。
る。すなわち、上面レベルから分散手段までの熱媒粒子
の・静置時深さH[m]を下記の範囲として分散板上に
流動層を形成ゼしめ、前記流動層中で前駆体繊維を加熱
する。
20Mf/(ρυCp A ) 〈H< 500 /ρ
υここで、 Mf :流動層中に存在する前駆体繊維重量[K9 ]
ρυ:熱媒粒子の嵩密度[K3/Trl!]C1:熱媒
粒子の比熱[k cal/ Kg°CコA :流動層の
流動化面積[TIt] である。
υここで、 Mf :流動層中に存在する前駆体繊維重量[K9 ]
ρυ:熱媒粒子の嵩密度[K3/Trl!]C1:熱媒
粒子の比熱[k cal/ Kg°CコA :流動層の
流動化面積[TIt] である。
本発明方法においては、前駆体繊維束のデニルと処理時
間との関係は前記繊維束を積極的に扁平化してその幅W
(m)と厚みd(#)の比W/dを少くとも5以上にし
た状態で処理することによって耐炎化処理時間をより短
縮させることができる。その際、前記厚み(d)を3#
以下に扁平化して前駆体繊維の走行方向を実質的に水平
方向とし、扁平化した幅方向を垂直に配列して連続処理
するのが好ましい。
間との関係は前記繊維束を積極的に扁平化してその幅W
(m)と厚みd(#)の比W/dを少くとも5以上にし
た状態で処理することによって耐炎化処理時間をより短
縮させることができる。その際、前記厚み(d)を3#
以下に扁平化して前駆体繊維の走行方向を実質的に水平
方向とし、扁平化した幅方向を垂直に配列して連続処理
するのが好ましい。
以上、本発明にあける耐炎化方法では、アクリル系前駆
体繊維束のデニールに対する処理温度の上限と耐炎化時
間の下限をまとめてみると第1表の如くなる。
体繊維束のデニールに対する処理温度の上限と耐炎化時
間の下限をまとめてみると第1表の如くなる。
(以下、余白)
第1表
もらろん、処理温度をこれ以下に下げて耐炎化すること
は炭素繊維の力学特性を考慮する上で望ましいことであ
る。また好ましくは流動層で耐炎化する前に200’C
以上260’C以下の空気中で60秒以下の緊張前処理
を施してもよい。
は炭素繊維の力学特性を考慮する上で望ましいことであ
る。また好ましくは流動層で耐炎化する前に200’C
以上260’C以下の空気中で60秒以下の緊張前処理
を施してもよい。
上記の流動層方式による耐炎化処理において、本発明方
法の要諦とするところは前駆体繊維を下記に示ず範囲内
で延伸することである。
法の要諦とするところは前駆体繊維を下記に示ず範囲内
で延伸することである。
DR≧1.1
0.7≦D/DR≦1.4
D≦5.0
ずなわら、DRが1.1未満では前駆体に対して十分な
配向を付与することが困難であり、良好な力学特性を有
する炭素繊維を得ることが期待できない。また延伸後の
前駆体の太さを表わすD/DRが1.4より大きくなる
と耐炎化において二層構造を生じ易く、炭素繊維のツノ
学特性を維持しながら短時間での耐炎化が困難になる。
配向を付与することが困難であり、良好な力学特性を有
する炭素繊維を得ることが期待できない。また延伸後の
前駆体の太さを表わすD/DRが1.4より大きくなる
と耐炎化において二層構造を生じ易く、炭素繊維のツノ
学特性を維持しながら短時間での耐炎化が困難になる。
一方、D/DRが0.7未満では毛羽の発生や糸切れを
招き安定生産が困難になる。また前駆体繊維として必要
な単糸デニールは5.0デニール以下である。
招き安定生産が困難になる。また前駆体繊維として必要
な単糸デニールは5.0デニール以下である。
すなわち、アクリル繊維の緻密化前と緻密化後のトータ
ルの延伸能力はほぼ一定であり、太デニールにする程、
緻密化前の延伸による配向を下げる必要がある。その結
果、製糸工程での水洗による溶媒除去性の低下、乾燥性
低下およびホイトの生成による失透なと好ましくない傾
向かある。また乾熱延伸での負荷が大きく、毛羽の発生
や糸切れを招き易くなり安定生産での大きな障害となる
。
ルの延伸能力はほぼ一定であり、太デニールにする程、
緻密化前の延伸による配向を下げる必要がある。その結
果、製糸工程での水洗による溶媒除去性の低下、乾燥性
低下およびホイトの生成による失透なと好ましくない傾
向かある。また乾熱延伸での負荷が大きく、毛羽の発生
や糸切れを招き易くなり安定生産での大きな障害となる
。
かかる理由から1、前駆体繊維の単糸デニールは好まし
くは1.1以上2.5以下、より好ましくは1.1以上
2.0以下として、できるだけ乾熱延伸での負荷を小さ
くするのが望ましい。
くは1.1以上2.5以下、より好ましくは1.1以上
2.0以下として、できるだけ乾熱延伸での負荷を小さ
くするのが望ましい。
このJ:うな延伸耐炎化条件を採択することによって、
得られる炭素繊維の力学的物性が著しく向上し、特に前
記前駆体繊維の二次延伸を採用することなく高物性の炭
素繊維が得られるため、炭素繊維製造プロセス全体とし
ての処理時間を大幅に短縮させることができる。
得られる炭素繊維の力学的物性が著しく向上し、特に前
記前駆体繊維の二次延伸を採用することなく高物性の炭
素繊維が得られるため、炭素繊維製造プロセス全体とし
ての処理時間を大幅に短縮させることができる。
なお、該延伸方法としては流動層耐炎化炉の入側と出側
での通常用いられるローラー延伸法をはじめとする種々
の延伸法を用いることができる。
での通常用いられるローラー延伸法をはじめとする種々
の延伸法を用いることができる。
以上のようにして得られる耐炎化繊維は、引続き不活性
ガス雰囲気にて最高熱処理温度が800°C〜2000
’Cて炭化し炭素繊維とする。
ガス雰囲気にて最高熱処理温度が800°C〜2000
’Cて炭化し炭素繊維とする。
この炭化工程でも適宜延伸を施すこともできるが、その
際の延伸倍率としては1.15倍以下が好ましい。また
必要とあれば該炭素繊維をさらに2000’C以上の不
活性カス雰囲気中で黒鉛化し黒鉛化繊維とすることもで
きる。
際の延伸倍率としては1.15倍以下が好ましい。また
必要とあれば該炭素繊維をさらに2000’C以上の不
活性カス雰囲気中で黒鉛化し黒鉛化繊維とすることもで
きる。
[実施例]
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明する。
実施例1
アクリロニトリル96モル%アクリル酸メチル3.0モ
ル%イタコン酸1モル%からなるポリマーをジメチルス
ルフオキシド中で溶液重合法により合成し、ポリマー濃
度22W1%、[η]1゜4の紡糸原液を作製した。こ
の紡糸原液を孔径0゜06a++J、孔数12,000
個の口金より押し出し湿式紡糸を行ない、引き続き湯浴
にて6倍に延伸し水洗後シリコン油剤を付与した。更に
乾燥緻密化を行ないワイングーにて巻き取り前駆体繊維
とした。
ル%イタコン酸1モル%からなるポリマーをジメチルス
ルフオキシド中で溶液重合法により合成し、ポリマー濃
度22W1%、[η]1゜4の紡糸原液を作製した。こ
の紡糸原液を孔径0゜06a++J、孔数12,000
個の口金より押し出し湿式紡糸を行ない、引き続き湯浴
にて6倍に延伸し水洗後シリコン油剤を付与した。更に
乾燥緻密化を行ないワイングーにて巻き取り前駆体繊維
とした。
当該繊維は単糸デニール1.5デニール(d)、強度4
q/d、伸度14%、油剤付着量1.8%であった。
q/d、伸度14%、油剤付着量1.8%であった。
上記前駆体繊維を第1図に示す如く、流動層加熱炉内を
仕切板で夫々有効長が同じ二つの加熱域に分割した流動
層加熱炉内を粒径100〜200メツシユの黒鉛粉末を
静置熱媒深さ40#、風速2、ONcm/秒の圧空で流
動化した炉内にて延伸しながら耐炎化時間10分で耐炎
化し、更にN2ガス雰囲気にて1350’Cて炭化し炭
素繊維を得た。結果を第2表に示す。
仕切板で夫々有効長が同じ二つの加熱域に分割した流動
層加熱炉内を粒径100〜200メツシユの黒鉛粉末を
静置熱媒深さ40#、風速2、ONcm/秒の圧空で流
動化した炉内にて延伸しながら耐炎化時間10分で耐炎
化し、更にN2ガス雰囲気にて1350’Cて炭化し炭
素繊維を得た。結果を第2表に示す。
(以下、余白)
実施例2
孔径0.06sJ2’、孔数50000個の口金より実
施例1と同様の条件にて、単糸デニール1゜5のトウを
得た。このトウを前記流動層加熱炉で温度250℃/2
70’C,耐炎化時間15分で1゜5倍に延伸しなから
耐炎化を行なった。次いで1350’Cで緊張下で炭化
し炭化糸を得た。トウを焼成する過程での通過性は良好
であり、1〜ラブルなく炭化できた。得られた炭化糸の
単糸強度をテンシロンを用いて試長25繭、引張り速度
1#/分の条件でトウから均等に50本の単糸をサンプ
リングして測定した平均値は強度347Ky/…m2弾
性率19.6t/mm2であった。
施例1と同様の条件にて、単糸デニール1゜5のトウを
得た。このトウを前記流動層加熱炉で温度250℃/2
70’C,耐炎化時間15分で1゜5倍に延伸しなから
耐炎化を行なった。次いで1350’Cで緊張下で炭化
し炭化糸を得た。トウを焼成する過程での通過性は良好
であり、1〜ラブルなく炭化できた。得られた炭化糸の
単糸強度をテンシロンを用いて試長25繭、引張り速度
1#/分の条件でトウから均等に50本の単糸をサンプ
リングして測定した平均値は強度347Ky/…m2弾
性率19.6t/mm2であった。
比較例1
実施例1で得た前駆体を2段階に区別される温度域のオ
ーブン式耐炎化炉にて耐炎化温度を第一段階を260’
C,第二段階を280°Cにて耐炎化時間10分で1.
5倍に延伸しなから耐炎化したが、耐炎化中に糸切れを
起こした。
ーブン式耐炎化炉にて耐炎化温度を第一段階を260’
C,第二段階を280°Cにて耐炎化時間10分で1.
5倍に延伸しなから耐炎化したが、耐炎化中に糸切れを
起こした。
比較例2
実施例2で得たトウを比較例1と同じオーブン式耐炎化
炉内にて第一段階を250℃、第二段階を270’C,
耐炎化時間15分で、1.5倍に延伸しなから耐炎化し
たが、耐炎化中に糸切れを起こした。
炉内にて第一段階を250℃、第二段階を270’C,
耐炎化時間15分で、1.5倍に延伸しなから耐炎化し
たが、耐炎化中に糸切れを起こした。
実施例3
実施例1における、孔径0.06mχ、孔数12.00
0個の口金からの吐出量を変更すると共に、湯浴中の延
伸倍率を2倍とした以外は、実施例1と同様の条件で単
糸デニールが4d 、5dおよび6dの前駆体繊維を得
た。
0個の口金からの吐出量を変更すると共に、湯浴中の延
伸倍率を2倍とした以外は、実施例1と同様の条件で単
糸デニールが4d 、5dおよび6dの前駆体繊維を得
た。
上記前駆体繊維を実施例1と同様の流動層加熱炉内でD
/DR=1で耐炎化し、さらに実施例1と同条件で炭化
した。その結果を第3表に示す。
/DR=1で耐炎化し、さらに実施例1と同条件で炭化
した。その結果を第3表に示す。
(以下、余白〉
第3表
[発明の効果]
本発明は前駆体繊維の耐炎化処理に、流動層方式と、そ
の際に特定条件下の延伸耐炎化を採択したことで、 ■繊維の物理的損傷の少ない、高品位の耐炎化繊維、さ
らに高物性の炭素繊維を短時間に、生産性良り、シかも
低コストで得られること■特に前駆体繊維について、前
記二次延伸を採用することなく高物性の炭素繊維か得ら
れるため、炭素繊維製造プロセス全体としての処理時間
が大巾に短縮でき、炭素繊維製品の]ス1へ低減が図れ
ること などの炭素繊維製造上、顕著な効果を奏する。
の際に特定条件下の延伸耐炎化を採択したことで、 ■繊維の物理的損傷の少ない、高品位の耐炎化繊維、さ
らに高物性の炭素繊維を短時間に、生産性良り、シかも
低コストで得られること■特に前駆体繊維について、前
記二次延伸を採用することなく高物性の炭素繊維か得ら
れるため、炭素繊維製造プロセス全体としての処理時間
が大巾に短縮でき、炭素繊維製品の]ス1へ低減が図れ
ること などの炭素繊維製造上、顕著な効果を奏する。
第1図は本発明に係る流動層中での前駆体繊維の耐炎化
方法の一実施例を示す概略断面図である。 1:耐炎化炉 2:熱媒粒子 3:第1段目の加熱域 4:第2段目の加熱域 5.5’ :ヒータ 6、6’ :分散板 7、7’ :給気孔 8:排気孔 9.9−:加圧シール室 10:仕切板 11.11’ :給気孔 12:熱媒除去手段 A:前駆体繊維
方法の一実施例を示す概略断面図である。 1:耐炎化炉 2:熱媒粒子 3:第1段目の加熱域 4:第2段目の加熱域 5.5’ :ヒータ 6、6’ :分散板 7、7’ :給気孔 8:排気孔 9.9−:加圧シール室 10:仕切板 11.11’ :給気孔 12:熱媒除去手段 A:前駆体繊維
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 前駆体繊維を分散手段上の流動層中で加熱処理して耐炎
化した後、炭素化する方法において、前記流動層中で延
伸倍率DR(倍)と前駆体繊維の単糸デニールD(デニ
ール)が下記に示す範囲内で延伸することを特徴とする
炭素繊維の製造法。 DR≧1.1 0.7≦D/DR≦1.4 D≦5.0
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7308989A JPH026629A (ja) | 1988-03-31 | 1989-03-23 | 炭素繊維の製造法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8054688 | 1988-03-31 | ||
| JP63-80546 | 1988-03-31 | ||
| JP7308989A JPH026629A (ja) | 1988-03-31 | 1989-03-23 | 炭素繊維の製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH026629A true JPH026629A (ja) | 1990-01-10 |
Family
ID=26414218
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7308989A Pending JPH026629A (ja) | 1988-03-31 | 1989-03-23 | 炭素繊維の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH026629A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05162295A (ja) * | 1991-11-20 | 1993-06-29 | Baldwin Printing Controls Ltd | 印刷機のシリンダ洗浄装置 |
| JPH05345409A (ja) * | 1992-06-16 | 1993-12-27 | Miyazawa Kogyo Kk | ブランケット胴の払拭装置 |
| US5404819A (en) * | 1993-08-04 | 1995-04-11 | Nikka Limited | Apparatus for cleaning printing press blanket cylinder and method for manufacturing the same |
| JPH07156371A (ja) * | 1993-12-03 | 1995-06-20 | Nippon Baldwin Kk | シリンダ洗浄装置 |
-
1989
- 1989-03-23 JP JP7308989A patent/JPH026629A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05162295A (ja) * | 1991-11-20 | 1993-06-29 | Baldwin Printing Controls Ltd | 印刷機のシリンダ洗浄装置 |
| JPH05345409A (ja) * | 1992-06-16 | 1993-12-27 | Miyazawa Kogyo Kk | ブランケット胴の払拭装置 |
| US5404819A (en) * | 1993-08-04 | 1995-04-11 | Nikka Limited | Apparatus for cleaning printing press blanket cylinder and method for manufacturing the same |
| JPH07156371A (ja) * | 1993-12-03 | 1995-06-20 | Nippon Baldwin Kk | シリンダ洗浄装置 |
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