JPH026861B2 - - Google Patents

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JPH026861B2
JPH026861B2 JP15802781A JP15802781A JPH026861B2 JP H026861 B2 JPH026861 B2 JP H026861B2 JP 15802781 A JP15802781 A JP 15802781A JP 15802781 A JP15802781 A JP 15802781A JP H026861 B2 JPH026861 B2 JP H026861B2
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JP
Japan
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fibers
drum
separating
zone
combing
Prior art date
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JP15802781A
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English (en)
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JPS57121653A (en
Inventor
Aatosuto Piitaa
Egubaazu Ganhaado
Gurimu Harumuuto
Kunte Kurausu
Shenetsuku Anton
Zaidaru Adorufu
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Sulzer Morat GmbH
Original Assignee
Sulzer Morat GmbH
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Publication date
Application filed by Sulzer Morat GmbH filed Critical Sulzer Morat GmbH
Publication of JPS57121653A publication Critical patent/JPS57121653A/ja
Publication of JPH026861B2 publication Critical patent/JPH026861B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、梳き繊維の付いた編物製作用の円形
編機に関する。
(従来の技術と解決すべき課題) この編機は、編針を備えた少なくとも1つの回
転針シリンダと、少なくとも1つのカード機械と
を持ち、当該カード機械は、繊維束用の供給装置
と、繊維束を箇々の繊維に分離する分離装置と、
梳き区域とを持ち、この梳き区域を編針が通り抜
け、当該梳き区域内に繊維がもつれないで送り込
まれる。
工業用として従来から使用されてきた総べての
編機のカード機械は、繊維束の供給される少なく
とも1つの分離又はカード用のドラムと、分離ド
ラムにより供給された繊維を取り去り当該繊維を
編針に向けて梳く除去ドラム又は梳きドラムとを
有している。この場合、分離ドラムと梳きドラム
の両方が可撓性のある取付体を備えている。取付
体はドラムの外面に固定されたゴム布の形をして
おり、又このゴム布に作用する半径方向に突出し
た可撓性のあるワイアフツクを備えいる。分離ド
ラムのワイアフツクと梳きドラムのワイアフツク
とは互いに一定の深さでからみ合い、その結果、
繊維を分離ドラムから梳きドラムへ移行させるこ
とができる。繊維を梳きドラムから編針に移しか
える作業は、螺旋通路に沿つて案内される編針の
フツクを梳きドラムのワイアフツク内に通すこと
で実施される。梳き繊維の付いた編物製作用の編
機において、カード作業の基本原理は最初の提
案、例えば西独特許明細書383362号及び西独公開
明細書第2343426号以来これまで何ら変化してき
ていない。
梳きドラムのワイアフツクと分離ドラムのワイ
アフツクとの機械的係合、及び編針のフツクと梳
きドラムのワイアフツクとの機械的係合は、これ
らワイアフツクが可撓性を有していても、激しい
機械的摩滅の原因となる他、この機械的摩滅は、
運動子、逆転ドラム及び清浄ならし作業ドラム
が、分離又は梳きドラムのフツクに係合すること
で更に増大する。従つて、前記ドラムの取付体及
び編針を頻繁に取り換えねばならず、編針の寿命
は短く高い材料コストとなる。
他方、機械的係合の意味するところは、分離ド
ラムと梳きドラムの回転速度を互いに独立して自
由に望む通りに調節できないことである。
繊維束の良好な分離の為には分離ドラムの高速
回転が望ましいのであるが、十分な梳き繊維を編
針内に供給する為に、常時、比較的低速に維持し
なければならない梳きドラムの回転数との関係で
制限されるからであり、又、分離ドラムから必要
量の繊維を梳きドラムに移す為には、分離ドラム
の回転数は梳きドラムより常に早い回転数としな
ければならないからである。
分離ドラムと梳きドラムの回転数を、所定の関
係に設定しないと編針内に供給される梳き繊維の
量が変動し、繊維密度が均一でない編地が製造さ
れることになる。
上記の編針と梳きドラムのワイアフツクとの機
械的係合を無くした(非接触とした)編機の提案
も知られている(例えば英国特許No.195802、米国
特許No.3014355、西独特許公開No.2430867等)。
これらの提案では、繊維束を分離して得た繊維
をコンベア導管により圧縮空気を介して移送する
ようにしており、コンベア導管の途中に、梳き領
域を構成する為の開口部を設けたり、コンベア導
管端を編針の通過部に臨ませている。
然し乍ら、この非接触とした編機は現実には稼
動していない。現在稼動している編機は全て、初
めに述べたように編針が梳きドラムのワイアフツ
ク内を通過する構成となつている。
(課題を解決する為の手段) 本発明の目的は冒頭で記述した種類の編機を改
良することにある。
即ちこの発明は、梳き繊維の付いた編物製作用
の円形編機であつて、当該編機は編針を備えた少
なくとも1つの回転針シリンダと、少なくとも1
つのカード機械とを持ち、前記カード機械が繊維
束のための供給装置と、繊維束を箇々の繊維に分
離する分離装置と、梳き区域とを備え、この梳き
区域を編針が通り抜け、この梳き区域内に繊維が
もつれないで送り込まれる円形編機において、前
期分離装置がカードワイア装置を備えた分離ドラ
ムを有し、この分離ドラムのために編機駆動機構
から独立した駆動機構が設けられており、分離ド
ラムの毎分回転数は当該分離ドラムの周速度が針
シリンダの回転による針速度より大きくなるよう
に設定されており、前記分離装置は更に前記分離
ドラムの外周面に対面したカバーを有し、このカ
バーが前記供給装置で担持された繊維束用の入口
開口と、前記梳き区域に開口する分離ずみ繊維用
の出口開口とを持ち、前記カバーは入口開口と出
口開口との間の分離加速区域内で、カードワイア
装置を回転方向に取り囲み、この分離加速区域内
で繊維が離脱しないようにしたことを特徴とする
円形編機である。
前記カバーで取り囲んだ分離加速区域と出口開
口との間に離脱区域を設けるのが好ましい。離脱
区域は分離ドラムからある半径方向距離をもち、
この距離は分離加速区域から始まつて増大してゆ
き、出口開口の方向に一定に維持されるか又は減
少してゆく。又、前記出口開口に近接して離脱区
域の一部が傾斜路となつている。
前記カバーは、離脱区域を梳き区域の方向に通
り抜ける空気流を誘起し且つ繊維の離脱を促進又
は完遂する別の開口を備え、この空気流は好まし
くは分離ドラムの周速度より大きい流速を有して
いる。開口は離脱区域の領域内にあるのが望まし
く、又送風ノズルに連結されている。この開口は
分離ドラムの周面の横幅にわたつて延びたスリツ
ト開口である。
本発明の一実施例に於いて、前記カバーは、少
なくとも入口開口と出口開口との間で全側にわた
つて分離ドラムを取り囲むハウジングの一部分で
ある。カバーは好ましくは延長部を備えている。
この延長部は、梳き区域を越えて外に延びる押え
部品である。又、カバーは好ましくは拡大部を備
え、この拡大部は梳き区域を越えて外に延びるカ
バーの一部分である。
(発明の効果) 本発明によれば、真に従来の分離ドラムを使わ
ず又繊維をうまく分離するのに好ましい物を使用
せずとも、分離機械がコンパクトな構造ユニツト
を構成し、ユニツトの寸法が分離ドラム自身の寸
法より僅かに大きいだけであるといつた利点が奏
される。更に、ゆがみのない短い移送通路が形成
され繊維を均一に供給するのが容易になる。これ
は、梳き区域の出口開口のすぐ後方の地点に設置
でき、従つて分離された繊維が分離ドラムより離
脱したほぼ直後に編針に挿入可能であることによ
る。更に、分離ドラムが、従来の編機の分離ドラ
ムの周速度に比べて、約4倍大きい高速毎分回転
数で回転できるため、繊維束から箇々の繊維への
最良の分離作業が行なわれる。更に又、こうした
高い周速度では、強い遠心力が働き、繊維のほぼ
完全な離脱が出口開口又は離脱区域内で行われる
ため、繊維の供給量の均一性を実質的に改善する
ことができる。特に、分離ドラムの取付体をでき
るだけ強固な短フツクで作つておくことで、分離
ドラムが繊維のアキユムレータとして作用するこ
とがなくなり、他方、空気流が自然に発生しこれ
が出口開口又は離脱区域から梳き区域へと比較的
短距離にわたつて離脱繊維を移行させるのに充分
であるためである。分離ドラムが回転して発生す
る遠心力及び/又は空気流がこうした目的にとつ
て不十分である場合には、離脱区域及び/又は梳
き区域内に、付加的にか又は交換して、補助空気
流を形成して繊維の分離と移送を改善又は実施す
ることができる。本発明に係る編機の他の利点
は、非常に短時間のうちに入口開口から分離装置
の梳き区域にかけて繊維が移送され繊維が溜まる
ことがなく、その結果、繊維束の供給率を制御す
ることで直ちに最終製品の繊維密度を変えること
ができる。更に、供給繊維束の繊維密度の変動は
相乗効果によつて合理的に消去される。これは、
分離ドラムの周速度が、通常の編針の移行速度に
比べて実質的に高速である結果による。
特に使用される繊維が相対的に短い場合、繊維
の供給量を平均化し繊維ロスを少なくするために
は、本発明を更に改良する上で、分離ドラムの回
転方向に梳き区域の後方にかけてカバーの一部分
を展開する必要がある。
従つて、本発明の個々の実施例では、カバーは
梳き区域の後方に配置した空気繊維案内区域を備
え、この区域は梳き区域に向いた前端を有してい
る。この前端は分離縁として機能し、空気流を出
口開口から外気に流れる主流と、案内区域及び分
離ドラム間を流れる第2の流れとに分割する。
又、前記案内区域は、分離ドラムに沿い、編針に
組込まれたけば繊維の方向づけ梳き表面として作
用する案内表面を備えている。梳き区域に向いた
側の案内区域の前端は、分離ドラムからある半径
方向距離を持ち、この距離が出口開口に隣接した
離脱区域の一部分の対応距離より小さく、分離加
速区域の対応距離よりも大きいのが望ましい。
又、梳き区域に向いた側の案内区域の後端は分離
ドラムからある半径距離を持ち、この距離は分離
加速区域の対応距離にほぼ等しい。前後端間に位
置する案内表面の部分は、分離ドラムからある半
径方向距離を持ち、この距離は当該前端から後端
にかけて次第に減少しているのが好ましい。変動
可能に装着しておくのが望ましい案内区域はある
長さを持ち、この長さは処理しようとする繊維の
最大長さに合わせてあり、又案内区域は側部が梳
き区域に向く丸みの付いた前端を持ち、この前端
のもつ分離ドラムからの距離が最大で、出口開口
に近接した離脱区域の一部分の対応距離の1/3に
相当している。前記案内区域は、フラツプと、梳
き区域から遠く離れて旋回可能に装着された後端
とを有しているのが望ましい。
驚くことに、本実施例は、梳き区域に送り込ま
れた繊維のほぼ全部が編針に組み込まれ、梳き区
域を通過中に案内表面と分離ドラムとの間の領域
に配列される効果を奏する。針に掛かつたけば繊
維のビードが、繊維ロスを増加させる特別の送風
又は吸引ノズルを使用しないで、均一に方向づけ
できる利点がある。同時に、本発明の特に優れた
特徴に従つて案内表面を位置決めし、梳き区域の
側の当該案内表面の前端の持つ分離ドラムからの
半径方向距離を、出口開口と境をなす離脱区域の
一部分の対応距離より小さくし、又分離加速区域
の対応距離より大きくとり、しかも梳き区域の側
の当該案内表面の後端の持つ分離ドラムからの距
離を、分離加速区域の対応距離にほぼ等しくする
ことにより、けば繊維の端が分離ドラムの取付体
の影響領域内に少しづつ到達し、フツク先端に係
合し柔らかく梳かれる。その結果、繊維の供給が
非常に平均化され、完成した編生地は非常に均一
な繊維密度が得られる。同時に、特に短い繊維を
使用する際みられる繊維ロスを相対的に低く抑え
られる。
(実施例) 以下、添付図面に沿つて本発明の円形編機につ
き詳細に説明する。
第1図において、梳き繊維の付いた編物1の製
造用の円形編機は、実質的に回転可能な針シリン
ダ2を備えている。このシリンダ内で、フツク4
を持つ編針3が垂直方向に運動可能に支持されて
いる。前記針は、静止カム部品5の助けをかり
て、少なくとも1つの編みシステムの区域内で上
下に動き(図示されていない)、糸で基本編みス
テツチ(stitch)を形成する。繊維の分離と編物
内への梳き込みは、編みシステム用の少なくとも
1つのカード機構6によつて行なわれる。このカ
ード機構は、ロビング(roving)又は繊維束8用
の例えば2つの供給ロール7から成る供給装置
と、繊維束8を個々の繊維9に分離する分離ドラ
ム10の形をした分離装置と、編針3又はこれら
編針のフツク4が通り抜け繊維9を絡める梳き区
域11とを有している。
繊維束8の分離は分離ドラム10によつて行な
われる。分離ドラムは矢印Pの方向に回転可能で
あり、その周囲の面又は外面に、外向きに突出す
るフツク14を持つた取付体即ちカード用のワイ
ア装置13を備えている。分離ドラム10は供給
ロール7よりかなり早い周速度で駆動され、その
結果、繊維束8は個々の繊維に分離される。分離
ドラム10の側部に繊維が溜まりロスになるのを
防ぐため、分離ドラム10の周囲の面の横幅は供
給される繊維束8の幅より広くされている。加え
て、図示されてはいないが、繊維束8に接し分離
ドラム10の回転方向に位置する案内板を、分離
ドラムの周囲面に設置することもできる。
分離ドラムが高速回転してかなりな遠心力が生
じ、取付体13のフツク14と係合する繊維が当
該フツク14から外れてしまわないよう、カード
機構6にはカバー15が取付られている。カバー
は、分離ドラムの外周面に近接して位置してい
る。このカバーは、供給ロール7により送り込ま
れる繊維束のための入口開口16と、梳き区域1
1に向けて開口し、また分離ドラム10の後方に
あつて当該ドラムの回転方向に設置された出口開
口17とを備え、少なくとも前記入口開口から出
口開口17へと続いている。従つて、カバー15
は、第1図の矢印が示す如く、入口開口16から
始まり出口開口17で終わる分離加速区域18を
外側に形成している。カバー15とこの区域内の
フツク14の先端との間の間隔は、入口開口16
でフツク14と係合した繊維が当該フツク14に
保持されて前進移送されるよう小さくされ、カバ
ー15とフツク14との間で繊維が溜つてしまつ
たり、或いは繊維が遠心力でフツクからすぐに外
れてしまい繊維のロスによつて繊維の移送が止ま
つてしまうことがない。しかしながら、加速分離
区域18に後続した出口開口17では、繊維は遠
心力の影響によつてフツク14から離脱すること
ができる。この離脱した繊維は、空気流の中にあ
る。この空気流は、一方でカバー15と分離ドラ
ム10の外表面との間に自然と発生し、他方入口
開口16と出口開口17との間を矢印Pの方向に
流れている。空気流の中の離脱した繊維は主に接
線方向に散り、少なくとも、フツク4と編針3が
通り抜ける出口開口17直後の梳き区域を通して
移送される。
第1図において、カバー15は、分離ドラム1
0と梳き区域11とを囲むハウジングの一部分で
あるのが好ましい。このハウジングの各側壁は、
梳き区域の入口と出口の両方にU字型の開口19
を備えている一方、望ましくは繊維の移送方向を
横切つて、スロツト20がハウジングの床に設け
られている。開口19とスロツト20とはハウジ
ングの一部分に含まれ、分離ドラム10の回転方
向にあるこのハウジングの一部分は、カバー15
の出口開口17に接線方向流通路21の形で近接
し、出口開口17を通り抜けた後の繊維9の飛翔
路を取り囲んでいる。この構造により、梳き区域
を分離ドラムの周辺に極く接近してこれから僅か
に離して設置することができ、かつ編針3のフツ
ク4が取付体13のフツク14に接触することが
ないようにできる。
第2図は、本発明の第2の実施例を示し、この
中で同一箇所には同じ参照番号が使われている。
第1図と異なり、カバー23が分離ドラム10の
フツク14先端から一定の小距離にある、矢印で
示した分離加速区域22は、分離ドラム10の周
囲の約1/4だけにわたつて広がつている。分離ド
ラム10の回転方向に、分離加速区域22に後続
して、矢印で示す離脱区域24がある。この離脱
区域もまた分離ドラム10の周囲の約1/4にわた
つて延び、繊維9用の出口開口25の起点で終つ
ている。従つて、繊維を、梳き区域11に隣接の
出口開口25を通してほぼ接線方向に放出する以
前に、比較的長い周辺の区域にわたつてフツク1
4から離脱させておくことができる。
第2図と第3図の梳き区域11は、繊維9の移
送方向を横切つて延びる編針3の通路27の区域
26を有し、針シリンダ2の通常回転時、編針3
のフツク4の先端がこの通路27を横切る。カバ
ー23は、分離ドラム10を全周に亘つて取り囲
むハウジングの一部分から成つているのが好まし
い。ハウジングの側壁は区域26の始点及び終点
それぞれにU字型開口29を備え、この開口の頂
縁は僅かに勾配がつけられ又直線とすることがで
きる。このため、カバー23を通過する時、上昇
しきつていないか、又は降下を始めていない編針
とのなじみがよい。又、カバー23の床には横方
向スロツト30(第2図)が1つだけ設けられて
いる。更に、区域26は、分離ドラム10の軸線
に平行し、編針3のフツク4が分離ドラム10の
フツク14にできるだけ近接し且つこれらに接触
しない高さとされている。これにより、編針3に
組込まれないでフツク4と14との間から洩れる
繊維9は極く僅かにすぎない。通路27の形状は
カム5の形状に対応し、カムは編針3のバツト3
2に作用し、編針は通路27に沿つて動く。第3
図とは違い、編針3をカバー23に到達した時点
で既に完全に上昇しきつた構成とすることもでき
る。編針が梳き区域11を通過する際、編針のフ
ツク4は開口部が、分離ドラムの回転方向に見て
離脱区域の後方端に向けられている。
第1図〜第3図において、入口開口16と梳き
区域11の両方が、分離ドラム10の周囲に直接
に配置されている。従つて全分離梳き工程で必要
なのは分離ドラム10だけである。その結果、熟
練作業者、返しドラム、離して設けられる剥しド
ラム等、従来装置で必要とされたものは必要とし
ない。同時に、繊維が未だ繊維束8内で絡みあつ
たままにある入口開口16から、編針3のフツク
4内に繊維9が侵入する梳き区域11へと繊維の
移動は極く短距離である。従つて、例えば別の繊
維束を供給して行なう繊維密度の変更操作が、編
み作業中の繊維供給区域で、すぐさま製品の重量
変化の形であらわれる。更に分離ドラム10と編
針3との間で、繊維を邪魔したり障害となる箇所
がない。従つて繊維の供給量は極めて均一であ
る。
分離ドラム10は駆動機構M(第1図)を備え、
この機構は針シリンダ低速駆動機構33(第1
図)から独立している。前記駆動機構Mはある回
転速度で分離ドラム10を駆動する。この回転速
度は、全ての編機の速度、即ち与えられた時間内
に編機速度に応答可能な範囲内の速度、或いは挿
入される繊維の特性に対応できる範囲内での速度
に維持される。いずれにせよ、動作中の分離ドラ
ム10の周速度は、編機の速度に同期し、且つ剥
しドラムと連動する従前の分離ドラムの周速度よ
りも相対的に早く、針シリンダ2で述べた最高回
転速度より少なくとも4〜10倍早いのが望まし
い。分離ドラム10の周速度は、針シリンダの周
速度が最大約1.5m/秒である際、15m/秒以上
とするのが望ましい。他方、供給ロール7は、駆
動機構A(第1図)により、針シリンダの回転速
度に同期して駆動される。叙上の実施例では、供
給ロールの周速度は、針シリンダの最高回転に際
し、分離ドラム10の周速度より少なくとも約
100倍小さい。同時に、供給装置7の供給率は製
品の重量に応じて変更できる。繊維束8の供給率
と分離ドラム10の周速度との違いが大きいた
め、繊維束8にかなりな引張力が作用し、その結
果、非うまく箇々の繊維に分離してゆく。
叙上の実施例において、分離ドラム10の高速
回転、即ち周速度によつて起こる遠心力は、当該
遠心力単独で、フツク14で保持した繊維を出口
開口17又は離脱区域24内で100%離脱させる
のに通常時は充分である。これが繊維の滞留を防
ぎ、梳かれた繊維の密度を極く均一にする上で必
要な条件である。しかし、遠心力はこの目的のた
めに常時充分であるとは限らない。従つて、第2
図のカバーに相当する第4図のカバー23には、
離脱区域24の箇所に付加開口が設けられてい
る。この付加開口はいわゆるスリツトであり、分
離ドラム10の全幅にわたつて空いている。この
開口は送風器ノズル34に連結され、このノズル
34を通して補助空気流が離脱区域24内に吹き
込まれ、繊維が分離ドラム10のフツク14から
外れるのを補助している。又、分離ドラム10の
回転による遠心力が非常に小さくても、繊維自身
が離脱できる。開口及び送風器ノズル34を適切
に構成し且つ位置決めすることで、補助空気流
は、分離ドラム10に対し接線方向にしかも当該
位置でドラム周面の回転方向に向けられる。その
結果、繊維が分離ドラム10のフツク14内に押
し込まれることがなく、当該フツクから剥ぎ取ら
れる。この空気流の速度は分離ドラム10の周速
度よりも早い。圧縮空気源に連結した送風器ノズ
ル34に変えて、又は当該ノズルに加えて、吸気
源に連結した導管を設けることができる。この導
管は、分離ドラムの回転方向からみて、梳き区域
11の後方端に位置する。
カバー15又は23は、情況に応じて、第1図
〜第3図に示す如く、側部が分離ドラム10に接
近してこれを取り囲むハウジングの一部として構
成される。ハウジングは、繊維束8の送り込み用
に入口開口16だけを備え、送風器ノズル34に
連結された開口を持つことができる。又、前記ハ
ウジングは、情況に応じて、出口開口17又は2
5と、編針3のフツク4の通路用として、必要な
開口19又は29と、スロツト20又は30とを
有している。出口開口17と25及びこれら開口
に連結された導管とが同時に空気流を誘導し、梳
き区域11で梳き取られなかつた(編針3に組込
まれなかつた)繊維かすを取り除く。従つて、繊
維は無駄なく利用される。出口開口17と25の
軸線は、分離ドラム10の周面に対し接線方向に
位置決めするのがよく、これによりうるさい空気
乱流が防止される。
出口開口25で境界をなし編針3の開いたフツ
ク4に向くカバー23の部分35は(第2図)、
開いた針のラツチのすぐ上まで延び、その結果、
一方で梳き区域11内で針のラツチが閉じてしま
うのを阻止し、他方で、離脱した繊維が当該繊維
の流れに向いた針フツク4にだけ確実に捕捉され
フツク4より下にある編針3のシヤフトに巻き付
かないよう構成されている。
スライド針又はチユーブ状針が使用される場合
には、こうした手法は必要とされない。
第1図および第2図に示す如く、供給ロール7
は調節可能に構成されている。このため、分離ド
ラム10の軸線よりみて供給ロール間に形成され
た隙間36の間隔を、進入する繊維束8の繊維の
長さに適合できるようにされている。この調節
は、分離ドラム10のフツク14で繊維束8が係
合されている位置と隙間36との距離が、繊維の
平均長さにほぼ等しくなるように選定して行なわ
れる。
分離ドラム10の回転方向に計つた、種々のケ
ースにおける分離加速区域18又は22の長さ、
とりわけ離脱区域24の長さは、処理しようとす
る繊維の最大長さに少なくとも等しい。その結
果、繊維が全長にわたつて分離ドラム10上に乗
つて始めて離脱工程が開始され、又分離された繊
維9が編針3のフツク4に絡まる以前に離脱工程
が完了している。必要とあらば、幾つかの交換可
能なドラム10とカバー15又は23を、情況に
応じて、長さの異なる繊維用に準備しておくこと
もできる。第1図の実施例では、出口開口17と
梳き区域11との間の距離は繊維長さに設定して
おかなければならない。
ある情況の下では、分離ドラム10の取付体1
3の先端からカバー15又は23までの距離を、
分離加速区域18又は22との関係上、1mm以下
とし、次に離脱区域が現れ、この区域の端まで数
mmの範囲で除々に拡大されている。
梳き区域11内での編針3の縦軸線は、分離ド
ラム10に対する姿勢が当該ドラムの半径方向と
接続方向の間にあり、このため、編針3の収容範
囲がフツク4の下端から開いたラツチまでの距離
によつて決まり、繊維が進入する梳き区域内に位
置することになる。同時に編針3は従来の編針よ
り大きく広いた構成のフツク形にすることができ
る。従つて、繊維の絡み抵抗を小さくできる。こ
うした編針に変えて、チユーブ状針又はスライド
針を使用することもできる。
第1図〜第2図において、分離ドラム10のフ
ツク14は鋸歯状フツクから構成されている。第
4図〜第6図に示す、円錐フツク又は針37を使
用することもできる。フツク14又は針37の軸
線は、回転方向にみて前方(第1図〜第4図)又
は後方(第5,6図)に傾斜させることができ
る。加えて、このフツク14又は針37は、取付
体、即ちカードワイア装置13の一部をなしてい
る。
第5図の実施例において、叙上の空気導管に加
えて、別の送風ノズル38が設けられている。こ
のノズル38は、補助空気流を開口39の領域内
で接続方向且つ分離ドラム10の回転方向にあつ
て、編針3のフツク4に既に絡んだ繊維に作用
し、編針3が梳き区域11を囲んだハウジング部
分から離れていく際、繊維に所望の方向を与える
ように方向づけされている。編針3の後方での空
気の乱流の発生を防ぐため、又、非常に長い繊維
にも方向性を与えるために、第5図において、ハ
ウジングに側壁40が設けられている。この箇所
に導管41の出入口端が開口し、空気の流れに沿
つて導管は設置されている。この導管41は開口
39につながつている。従つて、繊維は自分自身
で分離ドラム10の接線方向に向くことができ
る。同時に、送風ノズル38がハウジングの外側
に配置されているため、空気の流れが生じ、これ
が外部から導管41内へ斜めに流入してくる。
第6図に図示の実施例では、導管41に変え
て、外端の覆われた導管42が側壁40に設けら
れている。この導管41は送風ノズル43と協働
し、ノズルの軸線は当該導管42の軸線に一致し
ている。フツク4で梳かれた繊維の方向性の違い
を除き、導管42とノズル43の役割は導管41
とノズル38の役割に相当している。
更に、第2図で示した如く、繊維を、編針3の
移動方向にある梳き区域後方の場所で、ループが
形成される直前に、情況によつては(第5〜6
図)送風ノズル38又は43の作用とは反対の方
向に向かせ、編針3のシヤフトに巻きつけること
もできる。例えば、開口29の縁を当該縁を通過
する編針3の背中に近接して配置し、フツク4に
かかつた繊維ふさの通行路を邪魔し、編針3の移
動により、ふさが編針のシヤフト回りに巻きつく
ようにする。この手法により、繊維がループけば
製品のプラシ糸(plush thread)のように生地に
組み込まれ、驚くことに、プラシ又はループけば
型のニツト商品を製造することができる。
第4図において編針3の背後の梳き区域11と
境界をなすハウジング又はカバー部分に延長部4
4を設けることも可能である。この延長部は下向
きに延び、ニツト製品1の押え部材として使用す
ることができる。同様に、前記ハウジングは編針
3の運動方向に梳き区域を越えて外向きに延びる
突起45(第3図)を備えることもでき、この突
起45を既編組織のウエブ編地を遮蔽するのに使
うことができる。その結果、編針3の引き込みの
際、繊維が(第3図に代表例を示す)編組織内に
再び巻き込まれたり、もつれたりすることがな
い。
叙上の円形編機に変えて、けば編機又は特殊の
ブラシ機が使用できる。この場合、情況に応じて
分離ドラム10、カバー15又は23、及び種々
の区域又は区分11,18,22又は23を修正
する。
本発明は叙上した実施例に限定されるわけでは
なく、様々に変更可能である。前述の供給ロール
7に変えて、他の周知の供給装置、例えば容器に
対面して位置する単一ロールを備えた装置、或い
は補助引張機構又はいわゆる針ロール(例えば西
独公開明細書第2343426号)を備えた装置を使用
することができる。
叙上のカバー及びハウジングに変えて、又はこ
のカバー及びハウジングに加えて、別の形状のカ
バー及びハウジングが、できるだけ100%に近く
繊維を分離ドラム10より離脱させ繊維の溜まり
を防ぐのに使用できる。このカバーとハウジング
はある区域を持ち、この区域で繊維に必要な分離
が行なわれ、供給率より実質的に速い速度まで繊
維が加速されるのを可能にする。
更に、入口と出口開口16,17及び25の総
べての側部を、分離ドラム10の周辺の方向に延
びた対応するカバーで取り囲む必要はない。ほぼ
100%出口開口17又は25内で繊維が離脱され
ているため、遮蔽の必要なのは単に入口開口と出
口開口との間だけである。従つてこれら開口はこ
れらの入口と出口の隙間で形成することもでき
る。これらの隙間は、前記始点終点部材と分離ド
ラムの周辺との間に限定カバーを設置することに
より形成される。前記限定カバーの使用箇所には
編針3の通路用の開口19と29又はスリツト2
0と30をなくすることもできる。この場合、針
をカバーの終点部材を介して直接に案内すること
ができるためである。
送風ノズル38,43に連係した導管41,4
2に変えて、機械的か電気的装置の形態を採る方
向性エレメントを設けることもできる。送風ノズ
ル38,43及びダクト41,42と同種のこれ
ら方向性エレメントは、梳き区域11の出口に変
えて、編針3が引き下がつてループの形成される
位置に、直接に設置される。
分離ドラム用の駆動モータは一箇であり、これ
は編機駆動機構から独立している。この駆動モー
タは編機、例えば円形編機を止めても回転を続け
られる。従つて、編機が始動する際、分離ドラム
は既に必要な回転数に達しており、編機が再び止
められるまで回転を続ける。この独立した駆動機
構のため、勿論のこと第2の別の駆動モータは全
く必要ない。しかし、特別のギア又はクラツチを
用いて、分離ドラムの回転だけで編機を適切に回
転させるようにすることは可能である。これらと
は別に、停止区域を製品に形成するのもよい。こ
の区域には繊維がないか又は繊維が不均一に分散
されている。試験機では、分離ドラムの“高”回
転数は、分離ドラムが125mmの場合と、従来の分
離装置を使用した本例に類例する他の条件の場合
ともに、4000r.p.mが必要であつた。
叙上した実施例において、繊維の投入量は、と
りわけステープル長さが例えば20mmの非常に短い
繊維が使用された場合には、常に満足のいく結果
は得られていない。この場合、更に、組込まれな
かつた繊維が未処理のまま通路21(第1図)か
ら出てしまうため、繊維の初期損失は好ましくな
いほど高い。これらの欠点を避ける上で、第7図
〜第12図の実施例が特に適当である。
まず、第2図の実施例に類似の第7図の実施例
はフツクの取り付けられた分離ドラム51を有し
ている。ドラムは矢印Pの方向に回転可能であ
り、フツクの先端は破線の円52上にある。当該
実施例は、繊維束8の供給用の供給装置53と分
離ドラム51の外周表面のまわりのカバー54と
を更に有している。又、分離加速区域55とこれ
に隣接の離脱区域56とを備え、離脱区域はカバ
ー54と分離ドラム51との間の出口間隙で形成
された出口隙間に向けて開口している。この開口
は、分離ドラム51の軸線に平行した梳き区域1
1に隣接し、編針3のフツクがこの開口を通り抜
けている。離脱区域56付近のカバー54は、第
4図に対応して付加的な吸引開口58を持ち、こ
の開口は、例えば分離ドラム51の全幅に亘つて
延び、当該ドラムに対し接線方向に走るスリツト
から成る。第4図とは異なるこの吸引開口58
は、送風ノズルには連結されておらず外の大気に
絡がつている。第5図と第6図に示した方向性ノ
ズルは使われていない。
第6図では、漏洩空気は分離ドラム51の回転
方向に梳き区域をたどり編針3の背後の区域へと
案内される説明がされているが、第7図では、梳
き区域11を越え後方に延びるカバー54の一部
が空気と繊維の案内区域59として構成されてい
る。前記カバーの一部は、漏洩空気流を、外気に
逃げる第1の流れと、案内区域59と分離ドラム
51との間の空間に流入する第2の流れとに分割
する。梳き区域11へ適切に向けられた前端62
を持つ案内区域59が、分割のための縁として機
能する。前端62は、梳き区域内で上昇しきつた
編針3の背後に近接して延びているのが好まし
く、又当該前端は梳き区域11内か又は出口開口
57の延長部に位置決めされているのがよい。
又、案内区域59は分離ドラム51に向いた側に
案内表面を備え、この表面が、組み込まれたけば
繊維64の方向づけ梳き表面として作用する。
前端62、即ち案内表面63の前端の円52か
らの半径方向距離は、出口開口57と境をなす離
脱区域56の部分65と円52との半径方向距離
より小さく、分離加速区域55の円52からの半
径方向距離より大きい。他方、案内表面63の後
端66の円52からの距離は分離加速区域55の
場合にほぼ等しい。従つて、分離加速ドラム51
に担持され後端66に沿つて保持された繊維は、
分離ドラム51の回転が続いている間、当該分離
ドラムのフツクに保持されて残り、繊維は無造作
に硼酸されることがない。このため、後端66に
後続し供給装置53まで延びるカバー54の区域
67は、分離ドラム51から離れて位置してい
る。前端62と後端66との間の案内表面63の
部分は、便宜上分離ドラムから半径方向にある距
離を保ち、この距離は後端66の方向に凹面に沿
つて除々に減少している。その結果、案内表面6
3は、円52即ち分離ドラム51の取付体のフツ
ク先端とで、くさび形の隙間を形成している。第
1の流れ60用の流通路を形成するために、通路
区域68を設けることができる。この区域は、概
ね部分65のレベルで梳き区域11の後方から始
まり、分離ドラム51の外側表面に対し、幾分接
線方向にあつて第1の流れ60と接している。第
7図では、案内区域59の下面70が同様に接線
方向に配置され、この下面は案内区域59の前端
62から始まり、区域68と共に第1の流れ60
のための流し導管を構成している。
第2の流れ61には、総べての組み込まれたけ
ば繊維64を、当該繊維が梳き区域11を通過す
る間に、案内表面63と分離ドラム51間の隙間
に導き、これら繊維を分離ドラム51の外側表面
に平行に配列する驚くべき効果がある。
この効果は、第7図の案内区域59の前端62
が梳き区域11又は出口開口57の頂端にある情
況の下でも維持される。しかしながら、このけば
繊維64の配置即ち方向性は、単に繊維と空気を
第1の流れ60と第2の流れ61に分流したこと
によるより、寧ろ、外気に流出する第1の流れ6
0が急速に流速をおとす一方、くさび状に狭まる
隙間に流入する第2の流れ61が当該隙間の端に
かけて速度を連続的に速め、その結果、特に前端
62の付近に強い吸引力が生じ、もともと主流6
1の方向に、前端62と針の背後との間のスリツ
トを通してくさび状間隙に位置していたけば繊維
64を引張ることによるものであろう。
一旦けば繊維64がくさび状隙間内に入ると、
当該間隙内を流れる流れにより、けば繊維は除々
に分離ドラム51の取付体のフツク付近に向けて
移動し、フツクにより梳かれ、方向づけされる。
その結果、仕上げ編他の繊維密度がほぼ均一化さ
れる。
叙上した梳き方向づけ効果により、箇々の繊維
が分離ドラム51のフツクに捕捉されたままであ
るか、最初から針フツクに引掛らなかつたのであ
れば、これら繊維は分離ドラムによつて向きを変
えて移送され、梳き区域11に再び送り込まれ
る。このようにして、非常に短い繊維が使用され
ても、主な繊維ロスを非常に僅かな値、例えば2
%より少ない値まで抑えることができる。しか
し、驚くことに、主だつた繊維ロスが少ないだけ
でなく、製品編地から外れることで生ずる副次的
な繊維ロスも、従来方法で編んだすき繊維の布よ
り少ない。
けば繊維64が外れたり、外れた繊維が分離ド
ラム51上を循環することで僅かにきずが残り、
第1図〜第6図の実施例に比べて品質がばらつい
てしまう。しかしながら、この品質のばらつき
は、繊維ロスを少なくし、繊維の組み込みを均一
になるようにかなり改善し、送風及び/又は吸引
ノズルを省きエネルギーを節約することで平均化
される。
カバー54の部分65によつて、編針3に比較
的長い延長ストロールを与え、針ヘツドを円52
に近接して梳き区域11の内側までもつていかね
ばならないため、この領域内の持ち上げぐムは案
内71を持ち、この案内で上昇中の編針3を支持
する。
第8図の実施例では、勢いの弱まつた空気案内
用の部分だけが主要要素として設けられている。
当該実施例は矢印Pの方向に回転可能な分離ドラ
ム72を備え、当該ドラムは後方に傾斜し、従つ
てマイナスの勾配をしたフツク73を持つてい
る。フツクの先端は円74上に位置している。
又、当該実施例は、離脱区域76を備えたカバー
75と、繊維と空気の案内用の区域77と、通路
区域78とを有している。第7図とは異なり、離
脱区域76と分離ドラムの外側面との半径方向距
離は、出口開口79まで連続して増加しておら
ず、ほぼ一定か又は、箇所80から出口開口79
に延びる案内区域81の範囲内で再び減少してい
る。従つて、出口開口79の直前で、急な障害物
又は反りが形成され、これに離脱した繊維は編針
3の開口したフツクに向けて強制的に送り込まれ
る。編針3の後方で、第8図に示す案内区域77
により、空気と繊維の流れは第1の流れ82と第
2の流れ83に分けられる。しかし、第7図と異
なり、分離ドラム72の側方の案内面84は湾曲
コースをたどらず、分離ドラム72にほぼ平面で
隣接している。従つて、半径方向距離が最も狭ま
つたところで、区域67(第7図)に対応したカ
バー75の図示していない部分で合流する。第8
図が示すように、編針3に組み込まれたけば繊維
85の自由端は、分離ドラム72のフツク73の
影響下に入り、従つてこれらフツクで、梳かれ方
向づけされる。
第9図に示す最適実施例では、第8図のように
矢印Pの方向に回転可能な分離ドラム86と、分
離加速区域88を備えたカバー87と、傾斜路状
の案内路89及び吸引開口90を備えた離脱区域
91と、出口開口92とがある。編針3の後方の
空気繊維案内区域93は、旋回可能なフラツプ9
4から成り、分離ドラム86に面したフラツプの
案内面95は第7図とほぼ同じように構成されて
いる。少なくとも前端96が分離縁として機能す
る前端で、前記フラツプは流線形を呈し、この箇
所で出口開口92から流出する空気と繊維の流れ
が主流と第2の流れに分流される。
第1図〜第6図における如く、カバー87の
種々の区域は分離ドラム86を完全に囲んだハウ
ジングの一部分である。又、、このハウジングは
側壁97を備えている。第9図には後方の側壁だ
けが図示されている。第9図のこれらの側壁は、
編針3の進入用に、V字状に下向きに開口したく
さび状のスロツト98を持ち、フラツプ94の前
縁96がこのスロツト内に延びている。前記主流
を囲む通路区域は本実施例にはない。従つて、操
作中、編針3は見え、簡単に触れ、故障を速かに
発見して修理できる。
フラツプ94の後方端99は、側壁97に旋回
可能に取り付けられている。従つて、案内面95
と取付体の先端が描く円100との距離は、任意
の所望の値に調節可能である。即ち、特定のケー
スの条件に合わせることができる。フラツプ94
の後方端99と境界をなすカバー87の区域は、
第7図と第8図に合わせて構成されている。旋回
軸は分離ドラム86の軸線に平行である。
第7図〜第9図の実施例では、繊維の供給が平
均化され、短い繊維の処理でも繊維ロスが少な
い。こうした好結果は、分離ドラム及び吸引開口
で起こされた通風に連係して使用空気を特別に案
内すること、又分離ドラムのフツクをマイナスの
角度で取り付けることにより特に完遂され、こう
して取付体から迅速、且つ完全に繊維の離脱が行
われる。試験では、直径125mmの分離ドラムの回
転数を400r.p.mとする一方、条件を変えて、分離
離脱ドラムを有した従来システムの使用に際し慣
用的な条件と比較した。案内区域81又は89
も、情況に応じて、繊維のロスを低くする役割を
果している。これら区域が、開口した針フツクに
向けて繊維を直接に案内するためである。
第7図〜第9図で説明した実施例の寸法につい
て、本質的に総べての寸法は使用する繊維の種
類、長さ、及び/又は密度を参考として決定され
るが、多数の異種繊維に適するように選択するこ
ともできるものと言える。例えば、情況次第で、
案表表面63,84又は95の長さを主として繊
維長さによつて決めるが、しかし処理しようとす
る繊維の最長長さに相当する寸法に決めることも
できる。他方、案内表面と分離ドラムとの距離
は、本来、繊維長さと挿入されるけば繊維の密度
による影響を考慮して調節しなければならない。
このようにして、これらけばは所望の状態に梳か
れ又方向づけされ、他方、針フツクから取れてし
まつたり、損傷してしまうことがない。
以下、第10図及び第11図を参照して、適用
範囲が広く多数の繊維に適した一連の寸法に言及
するが、ただし本発明はこうした寸法に限定され
ることはない。情況によつて、案内面63,84
又は95と52,74及び100との距離は、そ
れぞれ場所101で最大約1mmであり、又場所1
02で最大約3mmである。又、前端即ち場所10
3で出口開口92の半径方向径の最大約1/3であ
る。場所101と離れた場所103との距離は、
繊維の平均長さに概ね一致している。
編針3のフツク4に供給される繊維のロスをで
きるだけなくすため、梳き区域11内の針ヘツド
は、情況次第で、円52,74又は100にでき
るだけ近接させるべきである。第11図に図示の
寸法104は、最大で約2mmが特に好ましいこと
が判明している。編針3の前側と、出口開口92
に近接した案内区域89の端との距離は、寸法1
05に一致し、都合によつて最大約5mmである。
針の背後と案内面の前端との距離に相当する寸法
106(第11図)は針ヘツドの高さの最大約3
倍であるのが好ましい。情況次第で、離脱区域5
6,75又は91の長さが少なくとも約100度の
角度に及んでいるべきである。箇々のケースに応
じ、最良の寸法を簡便に決定することが可能であ
る。
従来のカード機構を装備した円形編機を、本発
明に係る円形編機に変更するには、第12図の実
施例が特に適当である。この実施例は、比較的薄
い壁の案内壁107を除き、第9図の実施例に一
致している。この案内壁は、案内壁81又は89
のように情況次第で、急な障害物又は傾斜路とし
て作用し、又下つて小さい部屋を形成している。
従つて、分離ドラムを編機に非常に近接して装着
でき、改造後の、繊維掛けに必要な針のカム合わ
せも極く簡単にすむ。
第7図〜第11図の実施例は様々に変換するこ
とができる。旋回可能なフラツプ94に変えて、
例えば滑動可能な空気と繊維の案内区域を設ける
こともでき、又別の区域を、傾斜路に区域、急な
障害物に似た区域及び通路区域に変えて使用する
こともできる。前記案内面の形状を、空気繊維案
内区域の前端形状とは違つたものにすることもで
きる。
本発明の特に有益な実施例では、分離ドラムの
取付体13は、螺旋状に巻いた取付体、即ち、
箇々に挿入され螺旋形に固定されたフツク37,
73に似かよつた強固な針又はフツクから構成さ
れている。ここでいう“螺旋”とは、単溝ねじ、
例えば螺旋階段状のピツチを意味している。他の
フツク又は取付体の構成では、好ましくない糸む
らを起こし易い。
又、カード、分離ドラム或いは少なくとも梳き
区域の各々を、編針の方向に離して間隔を空けた
2つの区域に分割する一方、これら区域を周知の
セレクタ装置で総括し第1区域からの繊維を1
番、3番、5番等の針だけで梳き処理し、又第2
区域からのものは介在する2番、4番等の針で梳
き処理することができる。この1:1の分割によ
り、梳き区域内側の抜き出し位置で、針は更に離
れて間隔を空け、従つて、幾つかの針を跨つて横
に延びる繊維を受けることがなく、仕上編製品の
品質を損うことがない。同様に、必要であれば、
3つ或いはそれ以上の区域を設けることもでき
る。これには、針を1:2、1:3等に分割する
必要があり、勿論のこと、梳き区域がかなり長く
なつてしまう弊害がある。
叙上の通り、分離ドラム10の周速度は常に針
シリンダ2の周速度より速く、従つて針シリンダ
2の回転による針の速度よりも速い。この条件の
下で、針に繊維を均一に供給維持するために、本
発明が特別に言及した実施例では、分離ドラムの
幅が、針のインターバルの少なくとも5倍、好ま
しくは少なくとも10倍あるのがよい。針インター
バルは、円形編機の針間隔を針センタから針セン
タに計つて算出したものである。同時に、梳き区
域11を分離ドラム10の前方より後方にかけて
針シリンダの回転方向に置く構成が、第3図に取
り入れられている。その結果、間隔を空けて向き
合つた分離ドラム10内に、少なくとも5本好ま
しくは10本の針が常時あり、これら針の総べてが
延びきつた状態で、通路27の区域26に沿つて
分離ドラムを通過する。従つて、総べての針は常
時延びきつた状態で、分離ドラムの全幅にわたつ
て移動し、その結果、針の総べてが、分離ドラム
の全区域より同方法で梳き区域に分配された繊維
を受け取ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は、本発明に係る2つの分離機
械の実施例を有した円形編機の概略縦断面図であ
り、第3図は編針の通り抜ける通路よりみた第2
図の円形編機の概略図、第4図は本発明に係る分
離機械の第3の実施例を示す概略背面図、第5図
と第6図は本発明の分離機械の第4,5実施例を
示す一部背面図、第7図は第5図の本発明の第5
実施例の概略縦断面図、第8図は第7図と同じよ
うに見た本発明の他の実施例の一部拡大図、第9
図は本発明の第7の実施例を示す一部断面正面
図、第10図と第11図は第9図の実施例の詳細
図、第12図は第9図に対応する本発明の第8の
実施例の説明図である。 1……編製品、2……回転針シリンダ、3……
編針、6……カード機構、7……供給ロール、8
……繊維束、9……繊維、10,51,72,8
6……分離ドラム、11……梳き区域、13……
取付体、14,73……フツク、15,23,5
4,75,87……カバー、16……入口開口、
17,25,79,92……出口開口、18,2
2,88……分離加速区域、24,56,76,
91……離脱区域、33……針シリンダ駆動機
構。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 梳き繊維の付いた編物製作用の円形編機であ
    つて、当該編機は編針を備えた少なくとも1つの
    回転針シリンダと、少なくとも1つのカード機械
    とを持ち、前記カード機械が繊維束のための供給
    装置と、繊維束を箇々の繊維に分離する分離装置
    と、梳き区域とを備え、この梳き区域を編針が通
    り抜け、この梳き区域内に繊維がもつれないで送
    り込まれる円形編機において、 前期分離装置がカードワイア装置を備えた分離
    ドラムを有し、この分離ドラムのために編機駆動
    機構から独立した駆動機構が設けられており、分
    離ドラムの毎分回転数は当該分離ドラムの周速度
    が針シリンダの回転による針速度より大きくなる
    ように設定されており、前記分離装置は更に前記
    分離ドラムの外周面に対面したカバーを有し、こ
    のカバーが前記供給装置で担持された繊維束用の
    入口開口と、前記梳き区域に開口する分離ずみ繊
    維用の出口開口とを持ち、前記カバーは、入口開
    口と出口開口との間の分離加速区域内で、前記カ
    ードワイア装置を回転方向に取り囲み、この分離
    加速区域内で繊維が離脱しないようにしたことを
    特徴とする円形編機。 2 特許請求の範囲第1項に記載の編機におい
    て、分離加速区域と出口開口との間にカバーに取
    り囲まれた離脱区域が設けられている円形編機。 3 特許請求の範囲第2項に記載の編機におい
    て、カバーが、離脱区域を通り抜け梳き区域の方
    向に流れる空気流を誘起し繊維の離脱を促進又は
    完遂する為の別の開口を備えている円形編機。 4 特許請求の範囲第1項に記載の編機におい
    て、カバーは、梳き区域の後方に配置された空気
    と繊維の案内区域を持ち、この区域が梳き区域に
    向いた前端を備え、この前端が、出口開口より出
    てくる空気流を、外気に向かう主流を、案内区域
    及び分離ドラム間を通る第2の流れとに分割する
    分離縁として作用させ、又前記案内区域は、分離
    ドラムと対向し、編針に組込まれたけば繊維の方
    向ずけ梳き表面として作用させる案内面を備えて
    いる円形編機。 5 特許請求の範囲第4項に記載の編機におい
    て、梳き区域に向いた側にある案内区域の前端の
    持つ分離ドラムからの半径方向距離が、出口開口
    に隣接した離脱区域の一部分の対応距離より小さ
    く、又分離加速区域の対応距離より大きく、梳き
    区域に向いた側にある案内区域の後端の持つ分離
    ドラムからの半径方向距離が、分離加速区域の対
    応距離にほぼ等しい円形編機。
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JP15802781A Granted JPS57121653A (en) 1980-10-11 1981-10-02 Circular knitting machine

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JP (1) JPS57121653A (ja)

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Publication number Publication date
JPS57121653A (en) 1982-07-29

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