JPH027359B2 - - Google Patents
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- JPH027359B2 JPH027359B2 JP57229582A JP22958282A JPH027359B2 JP H027359 B2 JPH027359 B2 JP H027359B2 JP 57229582 A JP57229582 A JP 57229582A JP 22958282 A JP22958282 A JP 22958282A JP H027359 B2 JPH027359 B2 JP H027359B2
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- oil
- oils
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- kinematic viscosity
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Supercharger (AREA)
- Lubricants (AREA)
Description
本発明はターボチヤージヤ付エンジン用マルチ
グレード潤滑油組成物に関し、詳しくはデポジツ
ト(カーボン沈積物)生成の少ない、ターボチヤ
ージヤ付エンジン用マルチグレードエンジン油組
成物に関する。 ターボチヤージヤ付エンジンを搭載した乗用車
(以下「ターボ車」と略する)の生産台数はここ
数年急速に伸びており、昭和57年度には全生産台
数の10%を占めると予想される。現在、ターボ車
用潤滑油としては、高性能エンジン油(通常、
APIサービス分類でSE油またはSF油)が使用さ
れているが、その推薦油交換距離は通常型エンジ
ンの約半分に短縮されている。これはターボチヤ
ージヤが高温余熱にさらされるため、油劣化(特
にターボチヤージヤ内での油のコーキングによる
デポジツトの生成)を引きおこす危険があるため
である。 高速、高負荷でターボチヤージヤ付エンジンを
運転した後でエンジンを急停止した時、すなわち
ターボチヤージヤのヒートソークバツク時には、
タービン側壁温度は300℃以上にもなり、ターボ
チヤージヤ内でエンジン油のコーキングが起こ
る。このため油の流路が閉塞し、フローテイング
メタルが焼きついたり、コーキングによるデポジ
ツトがフローテイングメタルとシヤフトの間に入
り込んでフローテイングメタルの動きを異常なら
しめたり、またフローテイングメタルを摩耗せし
め、タービン翼やコンプレツサー翼がケーシング
と接触し、破損するなどのトラブルを生ずる。 エンジン油においては、現在、シングルグレー
ド油にかわつてマルチグレード油が広く使用され
ている。これはシングルグレード油に比べてマル
チグレード油は低温始動性が良好であり、夏季、
冬季をとわずオールシーズンにわたり使用可能
で、さらに燃費もよいなど多くの点で優れている
からである。しかし、このマルチグレード油をタ
ーボチヤージヤ付エンジンに使用した場合には、
シングルグレード油に比べて油のコーキングはさ
らに顕著であり、多量のデポジツトが生成するこ
とがわかつた。 一般にマルチグレード油、たとえば10W−30グ
レードを調製する場合には、通常動粘度5cst(100
℃)程度の油を基油として、ポリメタクリレー
ト、オレフイン共重合体などの高分子化合物であ
る粘度指数向上剤を3〜10重量%添加する。しか
しこの粘度指数向上剤が、マルチグレード油をタ
ーボチヤージヤ付エンジンに使用した場合に、デ
ポジツト生成の原因になると言われている。 したがつて、ターボチヤージヤ付エンジン用と
して、熱安定性および酸化安定性の良いマルチグ
レード油が求められているが、そのような油はま
だ開発されていないのが現状であつた。 そこで本発明者らはターボチヤージヤ付エンジ
ンに適したマルチグレード油を開発すべく研究を
重ねた結果、本発明を完成するに至つた。 本発明はマルチグレード油が有する優れた特性
を維持しつつ、さらにコーキングによるデポジツ
ト生成が少ないターボチヤージヤ付エンジン用マ
ルチグレード潤滑油組成物を提供することを目的
とする。 すなわち本発明は 動粘度1.5〜13cst(100℃)の鉱油および/また
は、ポリ―α―オレフイン油、ジエステル油およ
びポリオールエステル油より選ばれる一種または
二種以上の合成油を基油とし、 (A) 動粘度16〜45cst(100℃)の鉱油および/ま
たはポリ―α―オレフイン油3〜40重量%、お
よび (B) 粘度指数向上剤0.5〜15重量% を必須成分として含有することを特徴とするター
ボチヤージヤ付エンジン用マルチグレードエンジ
ン油組成物を提供するものである。 以下、本発明の内容を詳述する。 本発明の組成物における基油は動粘度1.5〜
13cst(100℃)の鉱油および/または合成油であ
り、これらは通常のマルチグレードエンジン油の
基油として一般に用いられているものである。 鉱油としては、原油の常圧蒸留残渣油を減圧蒸
留することにより留出物として得られる潤滑油留
分、またはこの留分をさらに溶剤抽出、溶剤脱ろ
う、硫酸洗浄、白土処理、水素化仕上げ、水素化
処理もしくはこれらの組合せにより精製した精製
鉱油で、動粘度1.5〜13cst(100℃)のものが使用
できる。さらに、この粘度範囲内の鉱油であれ
ば、基油として任意のものを混合して使用しても
差しつかえない。これら鉱油は一般に50〜120の
粘度指数を有するものが好ましい。 一方、合成油としては、ポリ―α―オレフイン
油、ジエステル油またはポリオールエステル油
で、動粘度1.5〜13cstのものが使用できる。合成
油としてより具体的には、たとえば炭素数4〜12
のα―オレフインの単独重合もしくは共重合によ
り得られるポリブテン、ポリ―1―デセンなどの
ポリ―α―オレフイン油、ジ―2―エチルヘキシ
ルセバケート、ジオクチルアジペート、ジトリデ
シルグルタレート、ジトリデシルアジペートなど
に代表される二塩基酸と一価アルコールとのジエ
ステル油、トリメチロールプロパンカプリレー
ト、トリメチロールプロパンカプリレート、トリ
メチロールプロパンペラゴネート、ペンタエリス
リトール―2―エチルヘキサノエート、ペンタエ
リスリトールペラルゴネートなどに代表されるポ
リオールエステル油およびこれらの混合物などが
あげられる。 また本発明においては基油として、必要に応じ
て前記鉱油と上記合成油を任意の割合で混合した
ものも使用可能である。 本発明でいう(A)成分とは、動粘度16〜45cst
(100℃)の鉱油および/またはポリ―α―オレフ
イン油である。この粘度範囲の鉱油およびポリ―
α―オレフイン油は高粘度であるため、これまで
マルチグレードエンジン油にはまつたく使用され
なかつたものである。鉱油としては、原油の常圧
蒸留残渣油を減圧蒸留した際に採取される残渣油
(ボトム油)を溶剤脱れきすることにより得られ
る重質潤滑油分、またはこれを溶剤抽出、溶剤脱
ろう、硫酸洗浄、白土処理、水素化仕上げ、水素
化処理もしはこれらの組合せにより精製した精製
重質鉱油で、動粘度16〜45cst(100℃)のものが
使用できる。さらに、この粘度範囲の鉱油であれ
ば、任意のものを混合して使用しても差しつかえ
ない。一方、ポリ―α―オレフイン油としては、
たとえば炭素数4〜12のα―オレフインの単独重
合または共重合により得られるポリブテン、ポリ
―1―デセンなどのポリ―α―オレフイン油など
で、動粘度16〜45cst(100℃)のものが使用され
る。また本発明においては、(A)成分として前記鉱
油とポリ―α―オレフイン油を任意の割合で混合
したものも使用可能である。 本発明でいう(B)成分は粘度指数向上剤であり、
市販または一般に広く知られているものを用いる
ことができる。このような粘度指数向上剤として
は、具体的にはたとえば (1) 炭素数1〜18の飽和1価の直鎖または分枝状
の脂肪族アルコールとメタクリル酸とのエステ
ルの少なくとも1種を重合して得られる平均分
子量20000〜200000のポリメタクリレート(非
分散型)、または上記エステルと、ジエチルア
ミノエチルメタクリレート、2―エチル―5―
ビニルピリジン、N―ビニルピロリジノン、メ
タクリル酸のポリアルキレングリコールエステ
ルなどの極性ビニル化合物もしくは無水マレイ
ン酸との共重合により得られる平均分子量
20000〜200000のポリメタクリレート(分散
型)、 (2) 炭素数2〜5のオレフイン、炭素数2〜5の
ジオレフインおよび芳香族ビニル化合物から選
ばれる1種もしくは2種以上の化合物を重合し
て得られる平均分子量10000〜200000、好まし
くは20000〜1000000の重合体、またはその水素
化物、(たとえばエチレン−プロピレン共重合
体、イソブチレン単独重合体、アルキルスチレ
ン単独重合体、ブタジエン−スチレン共重合体
水素化物、イソブチレン単独重合体水素化物、
イソプレン−スチレン共重合体水素化物など) およびこれらの混合物などがあげられるが、粘
度指数向上の効果の面からポリメタクリレート
(非分散型、分散型)、エチレン−プロピレン共重
合体、イソプレン−スチレン共重合体水素化物お
よびこれらの混合物が好ましい。これら粘度指数
向上剤は固体であるので、通常は溶剤または鉱油
に溶解させた粘ちよう溶液の形で用いられる。 本発明の組成物において、(A)成分の含有量は3
〜40重量%、好ましくは10〜30重量%である。(A)
成分の含有量がこの範囲に達しない場合には(A)成
分添加によるコーキング防止の効果が少なく、一
方(A)成分の含有量がこの範囲を超える場合には組
成物の低温粘度が高くなりすぎ、さらに組成物の
残炭分が多くなり、エンジンの汚れを促進するた
め好ましくない。 また本発明の組成物において、(B)成分の含有量
は0.5〜15重量%である。(B)成分の含有量がこの
範囲に達しない場合には組成物をマルチグレード
にすることができず、一方(B)成分の含有量がこの
範囲を越える場合には組成物のコーキングが激し
くなるため好ましくない。 本発明においては、粘度指数向上剤の他に必要
に応じて各種の公知添加剤、たとえばジアルキル
ジチオりん酸亜鉛、アルカリ土類金属スルフオネ
ート、アルカリ土類金属フエネート、アルカリ土
類金属フオスフオネート、こはく酸イミド、こは
く酸エステル、ベンジルアミンなどの清浄分散
剤、フエノール系およびアミン系の酸化防止剤、
各種さび止剤、ベンゾトリアゾールなどの金属不
活性化剤、消ほう剤、各種摩擦調整剤などを単独
または2種類以上組みあわせて添加できる。これ
ら添加剤の選定および添加量は任意であり、エン
ジン油のAPIサービス分類の品質グレードに応じ
て適宜決定される。 本発明はコーキングによるデポジツト生成の少
ないターボチヤージヤ付エンジン用マルチグレー
ド潤滑油組成物を提供するものである。コーキン
グによるデポジツト生成は上述した添加剤によつ
ても影響され、適当に添加剤を選定することによ
りデポジツト生成をある程度まで減少させること
は可能であるが、本発明の組成物を用いれば、こ
れまで到達し得なかつたレベルまでデポジツトの
生成を抑えることができる。また本発明に基づい
て基油、(A)成分および(B)成分を必須成分として規
定量混合することにより、各種粘度の、たとえば
5W−30、10W−30、10W−40、15W−30、15W
−40などのSAE粘度グレードを有するターボチ
ヤージヤ付エンジン用マルチグレード潤滑油組成
物が得られる。 下、本発明の内容を実施例および比較例によ
り、本発明の内容をさらに具体的に説明する。し
かし本発明はこれら実施例により限定されるもの
ではない。 実施例1〜9および比較例1〜6 第1表に記載の組成により、本発明に基づくマ
ルチグレード潤滑油組成物(実施例1〜9)を
得、その評価をFederal791試験法のTentative
Standard Method3462−Tに準拠したパネルコ
ーキング試験で行つた。試験条件は、パネル温度
310℃、油温100℃、はねかけ棒作動15秒で停止45
秒、試験時間24時間である。その結果を第1表に
示す。 また比較のため、(A)成分を用いない場合(従来
のマルチグレード油に相当;比較例1および2)、
鉱油系の市販マルチグレードエンジン油(比較例
3〜5)および合成油系の市販マルチグレードエ
ンジン油について、同様のパネルコーキング試験
を行つた。その結果を第2表に示す。 なお、第1表および第2表の組成における物質
は以下のとおりである。 ● 基油; 精製鉱油a:動粘度2.0cst(100℃) 〃 b:動粘度4.5cst(100℃) 精製鉱油c:動粘度7.0cst(100℃) 〃 d:動粘度11cst(100℃) ポリ―α―オレフイン油e:動粘度4.0cst(100
℃)の1―デセンオリゴマー ● (A)成分; 精製重質鉱油f:動粘度22cst(100℃) 〃 g:動粘度32cst(100℃) ポリ―α―オレフイン油h:動粘度40cst(100
℃)の1―デセンオリゴマー ● (B)成分; エチレン−プロピレン共重合体:平均分子量
35000 ポリメタクリレート:炭素数1〜18の飽和脂肪
族1価アルコール混合物とメタクリ
ル酸とのエステルを重合して得られ
たもの(平均分子量78000)。 イソプレン−スチレン共重合体水素化物:平均
分子量95000 ● 添加剤パツケージi〜k; 摩耗防止剤、清浄分散剤、酸化防止剤、さび止
め剤、金属不活性化剤、消ほう剤、摩擦調整剤な
どの各種添加剤をパツケージ化したもの。 第1表および第2表の結果から明らかなよう
に、本発明によるマルチグレード潤滑油組成物
(実施例1〜9)は、(A)成分を用いない場合(比
較例1および2)および市販のマルチグレードエ
ンジン油(比較例2〜6)に比べて、パネルコー
キング試験でのデポジツト生成量が著しく減少し
ており、優れた性態を有している。
グレード潤滑油組成物に関し、詳しくはデポジツ
ト(カーボン沈積物)生成の少ない、ターボチヤ
ージヤ付エンジン用マルチグレードエンジン油組
成物に関する。 ターボチヤージヤ付エンジンを搭載した乗用車
(以下「ターボ車」と略する)の生産台数はここ
数年急速に伸びており、昭和57年度には全生産台
数の10%を占めると予想される。現在、ターボ車
用潤滑油としては、高性能エンジン油(通常、
APIサービス分類でSE油またはSF油)が使用さ
れているが、その推薦油交換距離は通常型エンジ
ンの約半分に短縮されている。これはターボチヤ
ージヤが高温余熱にさらされるため、油劣化(特
にターボチヤージヤ内での油のコーキングによる
デポジツトの生成)を引きおこす危険があるため
である。 高速、高負荷でターボチヤージヤ付エンジンを
運転した後でエンジンを急停止した時、すなわち
ターボチヤージヤのヒートソークバツク時には、
タービン側壁温度は300℃以上にもなり、ターボ
チヤージヤ内でエンジン油のコーキングが起こ
る。このため油の流路が閉塞し、フローテイング
メタルが焼きついたり、コーキングによるデポジ
ツトがフローテイングメタルとシヤフトの間に入
り込んでフローテイングメタルの動きを異常なら
しめたり、またフローテイングメタルを摩耗せし
め、タービン翼やコンプレツサー翼がケーシング
と接触し、破損するなどのトラブルを生ずる。 エンジン油においては、現在、シングルグレー
ド油にかわつてマルチグレード油が広く使用され
ている。これはシングルグレード油に比べてマル
チグレード油は低温始動性が良好であり、夏季、
冬季をとわずオールシーズンにわたり使用可能
で、さらに燃費もよいなど多くの点で優れている
からである。しかし、このマルチグレード油をタ
ーボチヤージヤ付エンジンに使用した場合には、
シングルグレード油に比べて油のコーキングはさ
らに顕著であり、多量のデポジツトが生成するこ
とがわかつた。 一般にマルチグレード油、たとえば10W−30グ
レードを調製する場合には、通常動粘度5cst(100
℃)程度の油を基油として、ポリメタクリレー
ト、オレフイン共重合体などの高分子化合物であ
る粘度指数向上剤を3〜10重量%添加する。しか
しこの粘度指数向上剤が、マルチグレード油をタ
ーボチヤージヤ付エンジンに使用した場合に、デ
ポジツト生成の原因になると言われている。 したがつて、ターボチヤージヤ付エンジン用と
して、熱安定性および酸化安定性の良いマルチグ
レード油が求められているが、そのような油はま
だ開発されていないのが現状であつた。 そこで本発明者らはターボチヤージヤ付エンジ
ンに適したマルチグレード油を開発すべく研究を
重ねた結果、本発明を完成するに至つた。 本発明はマルチグレード油が有する優れた特性
を維持しつつ、さらにコーキングによるデポジツ
ト生成が少ないターボチヤージヤ付エンジン用マ
ルチグレード潤滑油組成物を提供することを目的
とする。 すなわち本発明は 動粘度1.5〜13cst(100℃)の鉱油および/また
は、ポリ―α―オレフイン油、ジエステル油およ
びポリオールエステル油より選ばれる一種または
二種以上の合成油を基油とし、 (A) 動粘度16〜45cst(100℃)の鉱油および/ま
たはポリ―α―オレフイン油3〜40重量%、お
よび (B) 粘度指数向上剤0.5〜15重量% を必須成分として含有することを特徴とするター
ボチヤージヤ付エンジン用マルチグレードエンジ
ン油組成物を提供するものである。 以下、本発明の内容を詳述する。 本発明の組成物における基油は動粘度1.5〜
13cst(100℃)の鉱油および/または合成油であ
り、これらは通常のマルチグレードエンジン油の
基油として一般に用いられているものである。 鉱油としては、原油の常圧蒸留残渣油を減圧蒸
留することにより留出物として得られる潤滑油留
分、またはこの留分をさらに溶剤抽出、溶剤脱ろ
う、硫酸洗浄、白土処理、水素化仕上げ、水素化
処理もしくはこれらの組合せにより精製した精製
鉱油で、動粘度1.5〜13cst(100℃)のものが使用
できる。さらに、この粘度範囲内の鉱油であれ
ば、基油として任意のものを混合して使用しても
差しつかえない。これら鉱油は一般に50〜120の
粘度指数を有するものが好ましい。 一方、合成油としては、ポリ―α―オレフイン
油、ジエステル油またはポリオールエステル油
で、動粘度1.5〜13cstのものが使用できる。合成
油としてより具体的には、たとえば炭素数4〜12
のα―オレフインの単独重合もしくは共重合によ
り得られるポリブテン、ポリ―1―デセンなどの
ポリ―α―オレフイン油、ジ―2―エチルヘキシ
ルセバケート、ジオクチルアジペート、ジトリデ
シルグルタレート、ジトリデシルアジペートなど
に代表される二塩基酸と一価アルコールとのジエ
ステル油、トリメチロールプロパンカプリレー
ト、トリメチロールプロパンカプリレート、トリ
メチロールプロパンペラゴネート、ペンタエリス
リトール―2―エチルヘキサノエート、ペンタエ
リスリトールペラルゴネートなどに代表されるポ
リオールエステル油およびこれらの混合物などが
あげられる。 また本発明においては基油として、必要に応じ
て前記鉱油と上記合成油を任意の割合で混合した
ものも使用可能である。 本発明でいう(A)成分とは、動粘度16〜45cst
(100℃)の鉱油および/またはポリ―α―オレフ
イン油である。この粘度範囲の鉱油およびポリ―
α―オレフイン油は高粘度であるため、これまで
マルチグレードエンジン油にはまつたく使用され
なかつたものである。鉱油としては、原油の常圧
蒸留残渣油を減圧蒸留した際に採取される残渣油
(ボトム油)を溶剤脱れきすることにより得られ
る重質潤滑油分、またはこれを溶剤抽出、溶剤脱
ろう、硫酸洗浄、白土処理、水素化仕上げ、水素
化処理もしはこれらの組合せにより精製した精製
重質鉱油で、動粘度16〜45cst(100℃)のものが
使用できる。さらに、この粘度範囲の鉱油であれ
ば、任意のものを混合して使用しても差しつかえ
ない。一方、ポリ―α―オレフイン油としては、
たとえば炭素数4〜12のα―オレフインの単独重
合または共重合により得られるポリブテン、ポリ
―1―デセンなどのポリ―α―オレフイン油など
で、動粘度16〜45cst(100℃)のものが使用され
る。また本発明においては、(A)成分として前記鉱
油とポリ―α―オレフイン油を任意の割合で混合
したものも使用可能である。 本発明でいう(B)成分は粘度指数向上剤であり、
市販または一般に広く知られているものを用いる
ことができる。このような粘度指数向上剤として
は、具体的にはたとえば (1) 炭素数1〜18の飽和1価の直鎖または分枝状
の脂肪族アルコールとメタクリル酸とのエステ
ルの少なくとも1種を重合して得られる平均分
子量20000〜200000のポリメタクリレート(非
分散型)、または上記エステルと、ジエチルア
ミノエチルメタクリレート、2―エチル―5―
ビニルピリジン、N―ビニルピロリジノン、メ
タクリル酸のポリアルキレングリコールエステ
ルなどの極性ビニル化合物もしくは無水マレイ
ン酸との共重合により得られる平均分子量
20000〜200000のポリメタクリレート(分散
型)、 (2) 炭素数2〜5のオレフイン、炭素数2〜5の
ジオレフインおよび芳香族ビニル化合物から選
ばれる1種もしくは2種以上の化合物を重合し
て得られる平均分子量10000〜200000、好まし
くは20000〜1000000の重合体、またはその水素
化物、(たとえばエチレン−プロピレン共重合
体、イソブチレン単独重合体、アルキルスチレ
ン単独重合体、ブタジエン−スチレン共重合体
水素化物、イソブチレン単独重合体水素化物、
イソプレン−スチレン共重合体水素化物など) およびこれらの混合物などがあげられるが、粘
度指数向上の効果の面からポリメタクリレート
(非分散型、分散型)、エチレン−プロピレン共重
合体、イソプレン−スチレン共重合体水素化物お
よびこれらの混合物が好ましい。これら粘度指数
向上剤は固体であるので、通常は溶剤または鉱油
に溶解させた粘ちよう溶液の形で用いられる。 本発明の組成物において、(A)成分の含有量は3
〜40重量%、好ましくは10〜30重量%である。(A)
成分の含有量がこの範囲に達しない場合には(A)成
分添加によるコーキング防止の効果が少なく、一
方(A)成分の含有量がこの範囲を超える場合には組
成物の低温粘度が高くなりすぎ、さらに組成物の
残炭分が多くなり、エンジンの汚れを促進するた
め好ましくない。 また本発明の組成物において、(B)成分の含有量
は0.5〜15重量%である。(B)成分の含有量がこの
範囲に達しない場合には組成物をマルチグレード
にすることができず、一方(B)成分の含有量がこの
範囲を越える場合には組成物のコーキングが激し
くなるため好ましくない。 本発明においては、粘度指数向上剤の他に必要
に応じて各種の公知添加剤、たとえばジアルキル
ジチオりん酸亜鉛、アルカリ土類金属スルフオネ
ート、アルカリ土類金属フエネート、アルカリ土
類金属フオスフオネート、こはく酸イミド、こは
く酸エステル、ベンジルアミンなどの清浄分散
剤、フエノール系およびアミン系の酸化防止剤、
各種さび止剤、ベンゾトリアゾールなどの金属不
活性化剤、消ほう剤、各種摩擦調整剤などを単独
または2種類以上組みあわせて添加できる。これ
ら添加剤の選定および添加量は任意であり、エン
ジン油のAPIサービス分類の品質グレードに応じ
て適宜決定される。 本発明はコーキングによるデポジツト生成の少
ないターボチヤージヤ付エンジン用マルチグレー
ド潤滑油組成物を提供するものである。コーキン
グによるデポジツト生成は上述した添加剤によつ
ても影響され、適当に添加剤を選定することによ
りデポジツト生成をある程度まで減少させること
は可能であるが、本発明の組成物を用いれば、こ
れまで到達し得なかつたレベルまでデポジツトの
生成を抑えることができる。また本発明に基づい
て基油、(A)成分および(B)成分を必須成分として規
定量混合することにより、各種粘度の、たとえば
5W−30、10W−30、10W−40、15W−30、15W
−40などのSAE粘度グレードを有するターボチ
ヤージヤ付エンジン用マルチグレード潤滑油組成
物が得られる。 下、本発明の内容を実施例および比較例によ
り、本発明の内容をさらに具体的に説明する。し
かし本発明はこれら実施例により限定されるもの
ではない。 実施例1〜9および比較例1〜6 第1表に記載の組成により、本発明に基づくマ
ルチグレード潤滑油組成物(実施例1〜9)を
得、その評価をFederal791試験法のTentative
Standard Method3462−Tに準拠したパネルコ
ーキング試験で行つた。試験条件は、パネル温度
310℃、油温100℃、はねかけ棒作動15秒で停止45
秒、試験時間24時間である。その結果を第1表に
示す。 また比較のため、(A)成分を用いない場合(従来
のマルチグレード油に相当;比較例1および2)、
鉱油系の市販マルチグレードエンジン油(比較例
3〜5)および合成油系の市販マルチグレードエ
ンジン油について、同様のパネルコーキング試験
を行つた。その結果を第2表に示す。 なお、第1表および第2表の組成における物質
は以下のとおりである。 ● 基油; 精製鉱油a:動粘度2.0cst(100℃) 〃 b:動粘度4.5cst(100℃) 精製鉱油c:動粘度7.0cst(100℃) 〃 d:動粘度11cst(100℃) ポリ―α―オレフイン油e:動粘度4.0cst(100
℃)の1―デセンオリゴマー ● (A)成分; 精製重質鉱油f:動粘度22cst(100℃) 〃 g:動粘度32cst(100℃) ポリ―α―オレフイン油h:動粘度40cst(100
℃)の1―デセンオリゴマー ● (B)成分; エチレン−プロピレン共重合体:平均分子量
35000 ポリメタクリレート:炭素数1〜18の飽和脂肪
族1価アルコール混合物とメタクリ
ル酸とのエステルを重合して得られ
たもの(平均分子量78000)。 イソプレン−スチレン共重合体水素化物:平均
分子量95000 ● 添加剤パツケージi〜k; 摩耗防止剤、清浄分散剤、酸化防止剤、さび止
め剤、金属不活性化剤、消ほう剤、摩擦調整剤な
どの各種添加剤をパツケージ化したもの。 第1表および第2表の結果から明らかなよう
に、本発明によるマルチグレード潤滑油組成物
(実施例1〜9)は、(A)成分を用いない場合(比
較例1および2)および市販のマルチグレードエ
ンジン油(比較例2〜6)に比べて、パネルコー
キング試験でのデポジツト生成量が著しく減少し
ており、優れた性態を有している。
【表】
【表】
実施例 10〜13
基油としてジエステル油またはポリオールエス
テル油を用い、第3表に示すような組成のエンジ
ン油組成物を得、実施例1〜9と同様に試験した
ところ、同様の良好な結果が得られた。その結果
を表−3に示す。
テル油を用い、第3表に示すような組成のエンジ
ン油組成物を得、実施例1〜9と同様に試験した
ところ、同様の良好な結果が得られた。その結果
を表−3に示す。
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 動粘度1.5〜13cst(100℃)の鉱油および/ま
たは、ポリ―α―オレフイン油、ジエステル油お
よびポリオールエステル油より選ばれる一種また
は二種以上の合成油を基油とし、 (A) 動粘度16〜45cst(100℃)の鉱油および/ま
たはポリ―α―オレフイン油3〜40重量%、お
よび (B) 粘度指数向上剤0.5〜15重量% を必須成分として含有することを特徴とするター
ボチヤージヤ付エンジン用マルチグレードエンジ
ン油組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57229582A JPS59122595A (ja) | 1982-12-28 | 1982-12-28 | タ−ボチヤ−ジヤ付エンジン用マルチグレ−ドエンジン油組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57229582A JPS59122595A (ja) | 1982-12-28 | 1982-12-28 | タ−ボチヤ−ジヤ付エンジン用マルチグレ−ドエンジン油組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59122595A JPS59122595A (ja) | 1984-07-16 |
| JPH027359B2 true JPH027359B2 (ja) | 1990-02-16 |
Family
ID=16894434
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57229582A Granted JPS59122595A (ja) | 1982-12-28 | 1982-12-28 | タ−ボチヤ−ジヤ付エンジン用マルチグレ−ドエンジン油組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59122595A (ja) |
Families Citing this family (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0737623B2 (ja) * | 1986-03-31 | 1995-04-26 | 出光興産株式会社 | 潤滑油組成物 |
| JP2546795B2 (ja) * | 1987-02-27 | 1996-10-23 | 出光興産株式会社 | 潤滑油組成物 |
| JPS63210198A (ja) * | 1987-02-27 | 1988-08-31 | Idemitsu Kosan Co Ltd | マルチグレ−ドエンジン油組成物 |
| JP2555284B2 (ja) * | 1987-05-14 | 1996-11-20 | 出光興産株式会社 | 温度特性改良潤滑油組成物 |
| JPH0813982B2 (ja) * | 1987-06-12 | 1996-02-14 | 出光興産株式会社 | 内燃機関用潤滑油基油組成物 |
| JPH0288698A (ja) * | 1988-09-26 | 1990-03-28 | Honda Motor Co Ltd | 良好な極圧性能を有する低粘度エンジン油 |
| CA2305396C (en) * | 1997-10-03 | 2006-07-18 | Exxon Chemical Patents, Inc. | Lubricating compositions |
| US7776804B2 (en) | 2005-03-16 | 2010-08-17 | The Lubrizol Corporation | Viscosity improver compositions providing improved low temperature characteristics to lubricating oil |
| WO2004087849A1 (en) * | 2003-03-28 | 2004-10-14 | The Lubrizol Corporation | Viscosity improver compositions providing improved low temperature characteristics to lubricating oil |
| JP5453139B2 (ja) * | 2010-03-09 | 2014-03-26 | Jx日鉱日石エネルギー株式会社 | ターボチャージャーを備えた内燃機関用潤滑油組成物 |
| JP5105557B2 (ja) * | 2010-04-26 | 2012-12-26 | 東燃ゼネラル石油株式会社 | 内燃機関用潤滑油組成物 |
| JP2012046555A (ja) | 2010-08-24 | 2012-03-08 | Adeka Corp | 内燃機関用潤滑油組成物 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3772196A (en) * | 1971-12-03 | 1973-11-13 | Shell Oil Co | Lubricating compositions |
-
1982
- 1982-12-28 JP JP57229582A patent/JPS59122595A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59122595A (ja) | 1984-07-16 |
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