JPH0280495A - 非ラウリン油脂の乾式分別法 - Google Patents
非ラウリン油脂の乾式分別法Info
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- JPH0280495A JPH0280495A JP23331888A JP23331888A JPH0280495A JP H0280495 A JPH0280495 A JP H0280495A JP 23331888 A JP23331888 A JP 23331888A JP 23331888 A JP23331888 A JP 23331888A JP H0280495 A JPH0280495 A JP H0280495A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は、非ラウリン油脂を、経済的に構成油脂成分の
融解温度差により分離する方法に関する。 [従来の技術] (背景) 液状油脂、液体線その他、複数種類の類似成分の混合物
からなる油状物置を、各成分の融解温度差により分離す
る方法としては、■アセトン又はヘキサン等の溶剤を利
用する溶剤分別法、■界面活性剤を利用する乳化分別法
、及び■冷却によるウィンクリング法が知られている。 しかし上記■の方法は、精密な分別が可能である反面、
引火性のある溶媒を使用するため、危険であると共に、
コストが高くつくのが欠点である。■の方法は、分別精
度及び製品の品質共に■に比し劣るのみでなく、油脂と
界面活性剤溶液との分離及び排水処理が厄介である。■
の方法は、冷却タンクの設備に費用がかかり、かつ生産
性並びに分別効率及び製品の品質が前二者に比べて一段
と劣る。 (以下余白) CtM来技術の問題点) そこで近年に至り、加温、融解させた油脂に種結晶を添
加して結晶化を促進させる方法(特公昭56−1575
9号及び特開昭60−101197号等)が提案されて
いる。しかしこれらの方法においては、熟成後の結晶化
率が、特に40〜60重景%にも高くなると、油種によ
っては全く流動性を失い、晶析装置からの排出や、事後
の取扱が困難になるという欠点がある。 (発明が解決しようとする課題] よって本発明が解決しようとする課題は、圧搾時の濾過
特性を飛躍的に向上させることにより、結晶化度が高く
自体流動性のない油種(結晶塊)の乾式分別に工業的な
可能性を与えることである。
融解温度差により分離する方法に関する。 [従来の技術] (背景) 液状油脂、液体線その他、複数種類の類似成分の混合物
からなる油状物置を、各成分の融解温度差により分離す
る方法としては、■アセトン又はヘキサン等の溶剤を利
用する溶剤分別法、■界面活性剤を利用する乳化分別法
、及び■冷却によるウィンクリング法が知られている。 しかし上記■の方法は、精密な分別が可能である反面、
引火性のある溶媒を使用するため、危険であると共に、
コストが高くつくのが欠点である。■の方法は、分別精
度及び製品の品質共に■に比し劣るのみでなく、油脂と
界面活性剤溶液との分離及び排水処理が厄介である。■
の方法は、冷却タンクの設備に費用がかかり、かつ生産
性並びに分別効率及び製品の品質が前二者に比べて一段
と劣る。 (以下余白) CtM来技術の問題点) そこで近年に至り、加温、融解させた油脂に種結晶を添
加して結晶化を促進させる方法(特公昭56−1575
9号及び特開昭60−101197号等)が提案されて
いる。しかしこれらの方法においては、熟成後の結晶化
率が、特に40〜60重景%にも高くなると、油種によ
っては全く流動性を失い、晶析装置からの排出や、事後
の取扱が困難になるという欠点がある。 (発明が解決しようとする課題] よって本発明が解決しようとする課題は、圧搾時の濾過
特性を飛躍的に向上させることにより、結晶化度が高く
自体流動性のない油種(結晶塊)の乾式分別に工業的な
可能性を与えることである。
(概念)
そこで本発明者らは、上記油種に流動性を付与するため
の手段につき種々研究した結果、パーム油等の非ラウリ
ン油脂においては、これを風冷もしくは水冷して徐々に
結晶化させると、高融点部の微結晶が樹枝状に成長する
と共に、該樹枝状黴細横遣間に非晶状態の低融点部が包
摂された巨視的な球状品結晶塊が形成され、この結晶塊
に剪断力を加えるだけで高融点部に富む結晶部と、低融
点部に富む油状部とに簡単に分離するのみでなく、全体
としてポンプ輸送の可能な程度の低粘度スラリー化する
ことを知った0本発明に係る油性物質の乾式分別法はこ
れらの知見を基礎とするものである。 (概要) 以上の知見に基づき、本発明に1系る非ラウリン油脂の
乾式分別法は、伝熱性容器内に静置された均一な融解非
ラウリン油脂を、風冷らしくは水冷して所望の結晶化率
まで結晶化させ、得られた結晶塊を解砕後、圧搾して結
晶部分と液体部分とに分別することを特徴とする。 以下、発明に関連する主要事項に付き、項分けして記述
する。 〈以下余白) (非ラウリン油脂) 本発明の対象となる非ラウリン油脂としては、CI2飽
和脂肪酸残基を実質的に含有しない油脂、具体的には、
例えば牛脂、豚脂、乳脂等の動物性油脂、パーム油、大
豆油、ナタネ油、シア脂、サル脂等の植物性脂肪、エス
テル交換油又はそれらの硬化油若しくは分別硬化油等を
挙げることができるが、勿論例示の油脂だけに限定され
るものて゛はない。 (冷却) 本発明では、冷却手段として風冷法もしくは水冷法を採
用する。風冷法では、冷媒として冷気体、殊に冷空気を
使用する風冷法は、空気の伝熱係数が小であるため、時
間をかけて大型の油脂結晶を析出させるのに適し、かつ
後述の如く1発明の好ましい実施態様である冷却曲線の
直線部における冷却速度を定常化するのに有利である。 しかし、伝熱係数が大きい水その他の液体を用いる液冷
法でも、品温の低下につれて冷媒温度や流速を微妙に調
節することにより、冷却曲線の直線部の冷却速度を定常
Cヒさせることができる。 本発明の方法を工業的に実施するには、対象非ラウリン
油脂をバットやトレイその他の比較的液深の浅い容器に
入れ、冷風又は温度制御された水もしくは冷媒を用いて
ゆっくり冷却する。例えばパーム分別油の烏合、ステン
レス製の浅いトレイに入れた対象油脂を、初期温度50
’C以上、冷風温度10〜15℃、液深10ttrm以
上、品温35℃から20℃迄の冷却速度が1分間当たり
0.1〜2.0 ’C/分程度の緩和な条件下に行うの
が好ましい。但しここに冷却速度というのは、添付第2
図のように、対象被処理油脂の冷却曲線(クーリングカ
ーブ)におけるA−8間の平均冷却速度を云い、この速
度が一定であれば、カーブは直線乃至卓面線状となる。 そしてこの区間は、対象油脂中の高融点画分の微結晶が
一次結晶核を形成する領域である。温度がこの領域より
低下し、カーブの最低点Cに達したとき、発生する結晶
熱により品温は一時的にD点まで上昇した後、再び徐々
に降下して冷風温度と略々等しい温度の点Eに達し、そ
の後、力一ブは時間軸に平行するようになる。結晶は、
D点を過ぎた後も徐々に成長し、この間(熟成期間中)
に上述した結晶状高融点部と非晶状低融点部との分離が
一層完全となる(バーム油における上記35℃はA点に
、20°CはB点に夫々相当する。)。 以上の冷却条件は、パーム分別油に限らず他の非ラウリ
ン油脂についても共通であるが、具体的な実施条件は、
対象非ラウリン油脂の種類、バット又はトレイの材質及
び厚さ、初期温度の高低、希望する分別油の性状等の要
因によりかなり変動するから、異種の非ラウリン油脂の
場合は、当該油種毎に実験的に最適の値を設定すべきで
ある。 但し、ここで述べておかねばならない重要事項は、被処
理油脂を事前に充分な液化温度にまで昇温させて均質化
させる必要があることである。即ち、若し被処理油脂中
に高融点油脂の微結晶が存在していると、この微結晶が
結晶核となって早期の結晶化を誘発し、この結果、先行
技術に関し述べたと同様の状態になり、思わしい分別処
理ができなくなる。上記パーム分別油の例では、30℃
程度の温度では外観的に澄明であってら、1.3−ジパ
ルミトー2−オレイン、トリバルミチン等の高融点分子
種が微視的な結晶として分散している不均一状態にある
から、少なくとら全体が均一の状態になるまで加熱され
ている必要がある。尤も、1麦者のトリパルミチンの量
は微量であって、混晶又は共晶状態をなしていると推定
されるので、実際にはβ型結晶の融点である65.5℃
以上の温度にまで昇温される必要はなく、通常は50°
C程度の加熱で足りる。 以上の冷却工程で生成した結晶塊は、上述の如く、樹枝
状に成長した高融点部油脂からなる微細構造間に非晶状
態の低融点部油脂が包摂された巨視的な球状品結晶塊で
ある(第1図参照)。 (解砕) 解砕は、小規模にはミキサーを用いて行うことができる
が、大規模には混捏機を用いて行う。油種は、機械の内
部を通過する過程で、剪断力及び摩擦熱の作用により分
割されて、高融点部油脂を主とする小油種と一部融解し
た液状の低融点部油脂とから成るスラリー状となるので
、そのままポンプ輸送することができる。 なお、本工程を省略し、直接次段の圧搾工程にかけると
、ケーキからの液体部の脱離が不充分となるため、液体
部の沃素価が低い割に固体部(結晶部)の沃素価(1v
)が上昇する。 (圧搾) 以上の非ラウリン油脂スラリーは、次いで圧搾され、高
融点側の固体脂と低融点側の液体油とに分離される。こ
の分離には四分式濾過機が適当であり、かつ多量処理の
ためには、多数の温室が並列している圧搾型濾過機、殊
に容積変化型又はメンブレン型と呼ばれる耐圧ゴム製の
ダイアフラムにより温室を静圧的に圧搾するように1−
た形式のものが適当である。この形式の濾過機は、単位
温室の厚さが数十1111と薄く、伝熱効率が良好であ
るから、温室内の温度制御が容易である。加えて、−基
当たりの容積は小であっても、これを多数並列すること
により、−度に数トン乃至数十トンもの大量の非ラウリ
ン油脂を処理できるので発明の実施に好適である。しか
し他形式の圧搾濾過機、例えばX−プレスフィルタ、オ
ートマットプレス、チューブレスリCフィルタ又はピス
トンプレスの如き濾過機も同様に利用できる。 [作用] 本発明の原理を模型的に説明する添付第1図を参照して
、油脂中の高融点部(高融点分子種に富む部分)Hは、
冷却により次第に樹枝状に成長して低融点部(低融点分
子種に富む部分)Lを包摂した小泊塊Pを形成し、この
ような小浦塊Pの多数がさらに低融点部しにより接合さ
れて大油種を形成する(同図A)。この状態で剪断力を
加えると、大油種は単位小泊塊Pに分離すると共に、接
合に与った低融点部りが先ず遊離する。このため、小油
種Pが恰も接合用セメントを失った状態となって流動性
を得るようになる(同図8)。 次いで、これを圧搾すると、各小油種P内の低融点部り
が圧力により油種外へ押し出されるので、結晶状の高融
点部と液状の低融点部とに分離し、後者は濾布を通って
温室外へ排出されることになる(同(2IC)。 発明者の知見によれば、以上の解砕による高融点部と低
融点部との分離現象は、非ラウリン油脂に独特のもので
あって、パーム核油の如きラウリン油脂を徐冷後、解砕
しても決してスラリー状態とはならない。これが如何な
る理由に因るものか不明であるが、ともあれ発明者の得
た知見は、油脂の乾式分別を成功させる上で重要な特性
の発見であると称しうる。 なお、本圧搾工程においては、ケーキ側への濾液の残存
率をできるだけ減少させるため、成るべく大きな結晶粒
子を形成させる<B要がある。結晶粒子の大きさは、結
晶核の個数濃度と結晶比率に主として依存するが、前者
は、特に初期冷却曲線における直線乃至塗置線状の区間
で決まり、冷却速度が大きい程結晶核数が急増するので
、結果として、大きな結晶粒子に成長し難くなる。発明
者の知見によれば、この冷却速度が概ね2.0℃/分以
下であれば、好ましい圧搾性の結晶が得られる。しかし
この値が著しく小さくなると、結晶成長に伴う結晶熱の
ため油脂温度が大きく上昇し。 従って冷却が困難となり、晶析に長時間と要することに
なる。従って、工業的には概ね0.1 ”C/分未溝の
条件は採用し難い。 以上要するに、本発明によれば、高結晶化率の非ラウリ
ン系凝固油脂であっても、徐冷及び解砕によりポンプ輸
送が可能となる程度の流動状態が得られるため、流動性
を与える目的で予め低融点油脂を添加する必要がない。 このため、晶析、圧搾装置の処理能力が向上するのみで
なく、圧搾濾過効率も著しく向上することは、その特筆
すべき利点である。 [実施例] 以下、実施例により発明実施の態様を説明するが、例示
は単なる説明用のものであって、発明の技術的範囲の解
釈に直接係るものではない。 方 L1〜3 び 1 パーム油の液状部(I VS2.0)を下表−1記載の
種々な冷却条件で15℃±0.5℃の冷風(風速1〜1
.5 ta/秒)の条件にて冷却後、解砕を行い又は行
うことなしに、枠厚20a+mの小型フィルタープレス
を用い、28kg/r:rdの加圧条件下に1時間加圧
圧搾し、固体部と液体部とに分けた。結果を併せて下表
−1に示す。 表−1 *35℃→25℃の平均値(上記説明参照)上表から窺
えるように、解砕・混練を経た実施例2のものの沃素価
は、該工程を経ない比較例1のものに比し、液体部にお
いて同等であるにも拘らず、固体部では4.4も低い値
となっている。 また実施Ml及び3の結果が示すように、液体部の沃素
価が更に高い場合、即ち、結晶化率がより進んでいる場
合でも、上記工程を経れば固体部の沃素価がより低くな
ること、換言すれば、圧搾性が著しく潰れていることを
示している。 なお、比較例1及び実施rIA2における濾過率を経時
的に追跡し、その結果を添付第3図に示した。同図から
明らかなように、解砕処理した場合の濾過速度は、未処
理の場合の約二倍にも増大している。 夾11目二二[ 前例と同様のパーム油液体部を種々の液深になるように
トレイ中にいれ、初期冷却速度を0.5〜2.5℃/分
の間で変化させて凝固させた油清を解砕後、前例と同様
に圧搾、濾過し、得られた固体部と液体部の沃素価を調
べた。結果を下表−2に示す、該表から明らかなように
、固体部の品質(沃素価)は冷却速度に大きく影響され
ている。 好ましい冷却速度は、概ね01〜2.0 ’C/分であ
る。 (以下余白) 表 外の各図中のパラメータその他の説明は、夫々各図中に
記入済み: P:小油種、H:高融点部、L:低融点部。
の手段につき種々研究した結果、パーム油等の非ラウリ
ン油脂においては、これを風冷もしくは水冷して徐々に
結晶化させると、高融点部の微結晶が樹枝状に成長する
と共に、該樹枝状黴細横遣間に非晶状態の低融点部が包
摂された巨視的な球状品結晶塊が形成され、この結晶塊
に剪断力を加えるだけで高融点部に富む結晶部と、低融
点部に富む油状部とに簡単に分離するのみでなく、全体
としてポンプ輸送の可能な程度の低粘度スラリー化する
ことを知った0本発明に係る油性物質の乾式分別法はこ
れらの知見を基礎とするものである。 (概要) 以上の知見に基づき、本発明に1系る非ラウリン油脂の
乾式分別法は、伝熱性容器内に静置された均一な融解非
ラウリン油脂を、風冷らしくは水冷して所望の結晶化率
まで結晶化させ、得られた結晶塊を解砕後、圧搾して結
晶部分と液体部分とに分別することを特徴とする。 以下、発明に関連する主要事項に付き、項分けして記述
する。 〈以下余白) (非ラウリン油脂) 本発明の対象となる非ラウリン油脂としては、CI2飽
和脂肪酸残基を実質的に含有しない油脂、具体的には、
例えば牛脂、豚脂、乳脂等の動物性油脂、パーム油、大
豆油、ナタネ油、シア脂、サル脂等の植物性脂肪、エス
テル交換油又はそれらの硬化油若しくは分別硬化油等を
挙げることができるが、勿論例示の油脂だけに限定され
るものて゛はない。 (冷却) 本発明では、冷却手段として風冷法もしくは水冷法を採
用する。風冷法では、冷媒として冷気体、殊に冷空気を
使用する風冷法は、空気の伝熱係数が小であるため、時
間をかけて大型の油脂結晶を析出させるのに適し、かつ
後述の如く1発明の好ましい実施態様である冷却曲線の
直線部における冷却速度を定常化するのに有利である。 しかし、伝熱係数が大きい水その他の液体を用いる液冷
法でも、品温の低下につれて冷媒温度や流速を微妙に調
節することにより、冷却曲線の直線部の冷却速度を定常
Cヒさせることができる。 本発明の方法を工業的に実施するには、対象非ラウリン
油脂をバットやトレイその他の比較的液深の浅い容器に
入れ、冷風又は温度制御された水もしくは冷媒を用いて
ゆっくり冷却する。例えばパーム分別油の烏合、ステン
レス製の浅いトレイに入れた対象油脂を、初期温度50
’C以上、冷風温度10〜15℃、液深10ttrm以
上、品温35℃から20℃迄の冷却速度が1分間当たり
0.1〜2.0 ’C/分程度の緩和な条件下に行うの
が好ましい。但しここに冷却速度というのは、添付第2
図のように、対象被処理油脂の冷却曲線(クーリングカ
ーブ)におけるA−8間の平均冷却速度を云い、この速
度が一定であれば、カーブは直線乃至卓面線状となる。 そしてこの区間は、対象油脂中の高融点画分の微結晶が
一次結晶核を形成する領域である。温度がこの領域より
低下し、カーブの最低点Cに達したとき、発生する結晶
熱により品温は一時的にD点まで上昇した後、再び徐々
に降下して冷風温度と略々等しい温度の点Eに達し、そ
の後、力一ブは時間軸に平行するようになる。結晶は、
D点を過ぎた後も徐々に成長し、この間(熟成期間中)
に上述した結晶状高融点部と非晶状低融点部との分離が
一層完全となる(バーム油における上記35℃はA点に
、20°CはB点に夫々相当する。)。 以上の冷却条件は、パーム分別油に限らず他の非ラウリ
ン油脂についても共通であるが、具体的な実施条件は、
対象非ラウリン油脂の種類、バット又はトレイの材質及
び厚さ、初期温度の高低、希望する分別油の性状等の要
因によりかなり変動するから、異種の非ラウリン油脂の
場合は、当該油種毎に実験的に最適の値を設定すべきで
ある。 但し、ここで述べておかねばならない重要事項は、被処
理油脂を事前に充分な液化温度にまで昇温させて均質化
させる必要があることである。即ち、若し被処理油脂中
に高融点油脂の微結晶が存在していると、この微結晶が
結晶核となって早期の結晶化を誘発し、この結果、先行
技術に関し述べたと同様の状態になり、思わしい分別処
理ができなくなる。上記パーム分別油の例では、30℃
程度の温度では外観的に澄明であってら、1.3−ジパ
ルミトー2−オレイン、トリバルミチン等の高融点分子
種が微視的な結晶として分散している不均一状態にある
から、少なくとら全体が均一の状態になるまで加熱され
ている必要がある。尤も、1麦者のトリパルミチンの量
は微量であって、混晶又は共晶状態をなしていると推定
されるので、実際にはβ型結晶の融点である65.5℃
以上の温度にまで昇温される必要はなく、通常は50°
C程度の加熱で足りる。 以上の冷却工程で生成した結晶塊は、上述の如く、樹枝
状に成長した高融点部油脂からなる微細構造間に非晶状
態の低融点部油脂が包摂された巨視的な球状品結晶塊で
ある(第1図参照)。 (解砕) 解砕は、小規模にはミキサーを用いて行うことができる
が、大規模には混捏機を用いて行う。油種は、機械の内
部を通過する過程で、剪断力及び摩擦熱の作用により分
割されて、高融点部油脂を主とする小油種と一部融解し
た液状の低融点部油脂とから成るスラリー状となるので
、そのままポンプ輸送することができる。 なお、本工程を省略し、直接次段の圧搾工程にかけると
、ケーキからの液体部の脱離が不充分となるため、液体
部の沃素価が低い割に固体部(結晶部)の沃素価(1v
)が上昇する。 (圧搾) 以上の非ラウリン油脂スラリーは、次いで圧搾され、高
融点側の固体脂と低融点側の液体油とに分離される。こ
の分離には四分式濾過機が適当であり、かつ多量処理の
ためには、多数の温室が並列している圧搾型濾過機、殊
に容積変化型又はメンブレン型と呼ばれる耐圧ゴム製の
ダイアフラムにより温室を静圧的に圧搾するように1−
た形式のものが適当である。この形式の濾過機は、単位
温室の厚さが数十1111と薄く、伝熱効率が良好であ
るから、温室内の温度制御が容易である。加えて、−基
当たりの容積は小であっても、これを多数並列すること
により、−度に数トン乃至数十トンもの大量の非ラウリ
ン油脂を処理できるので発明の実施に好適である。しか
し他形式の圧搾濾過機、例えばX−プレスフィルタ、オ
ートマットプレス、チューブレスリCフィルタ又はピス
トンプレスの如き濾過機も同様に利用できる。 [作用] 本発明の原理を模型的に説明する添付第1図を参照して
、油脂中の高融点部(高融点分子種に富む部分)Hは、
冷却により次第に樹枝状に成長して低融点部(低融点分
子種に富む部分)Lを包摂した小泊塊Pを形成し、この
ような小浦塊Pの多数がさらに低融点部しにより接合さ
れて大油種を形成する(同図A)。この状態で剪断力を
加えると、大油種は単位小泊塊Pに分離すると共に、接
合に与った低融点部りが先ず遊離する。このため、小油
種Pが恰も接合用セメントを失った状態となって流動性
を得るようになる(同図8)。 次いで、これを圧搾すると、各小油種P内の低融点部り
が圧力により油種外へ押し出されるので、結晶状の高融
点部と液状の低融点部とに分離し、後者は濾布を通って
温室外へ排出されることになる(同(2IC)。 発明者の知見によれば、以上の解砕による高融点部と低
融点部との分離現象は、非ラウリン油脂に独特のもので
あって、パーム核油の如きラウリン油脂を徐冷後、解砕
しても決してスラリー状態とはならない。これが如何な
る理由に因るものか不明であるが、ともあれ発明者の得
た知見は、油脂の乾式分別を成功させる上で重要な特性
の発見であると称しうる。 なお、本圧搾工程においては、ケーキ側への濾液の残存
率をできるだけ減少させるため、成るべく大きな結晶粒
子を形成させる<B要がある。結晶粒子の大きさは、結
晶核の個数濃度と結晶比率に主として依存するが、前者
は、特に初期冷却曲線における直線乃至塗置線状の区間
で決まり、冷却速度が大きい程結晶核数が急増するので
、結果として、大きな結晶粒子に成長し難くなる。発明
者の知見によれば、この冷却速度が概ね2.0℃/分以
下であれば、好ましい圧搾性の結晶が得られる。しかし
この値が著しく小さくなると、結晶成長に伴う結晶熱の
ため油脂温度が大きく上昇し。 従って冷却が困難となり、晶析に長時間と要することに
なる。従って、工業的には概ね0.1 ”C/分未溝の
条件は採用し難い。 以上要するに、本発明によれば、高結晶化率の非ラウリ
ン系凝固油脂であっても、徐冷及び解砕によりポンプ輸
送が可能となる程度の流動状態が得られるため、流動性
を与える目的で予め低融点油脂を添加する必要がない。 このため、晶析、圧搾装置の処理能力が向上するのみで
なく、圧搾濾過効率も著しく向上することは、その特筆
すべき利点である。 [実施例] 以下、実施例により発明実施の態様を説明するが、例示
は単なる説明用のものであって、発明の技術的範囲の解
釈に直接係るものではない。 方 L1〜3 び 1 パーム油の液状部(I VS2.0)を下表−1記載の
種々な冷却条件で15℃±0.5℃の冷風(風速1〜1
.5 ta/秒)の条件にて冷却後、解砕を行い又は行
うことなしに、枠厚20a+mの小型フィルタープレス
を用い、28kg/r:rdの加圧条件下に1時間加圧
圧搾し、固体部と液体部とに分けた。結果を併せて下表
−1に示す。 表−1 *35℃→25℃の平均値(上記説明参照)上表から窺
えるように、解砕・混練を経た実施例2のものの沃素価
は、該工程を経ない比較例1のものに比し、液体部にお
いて同等であるにも拘らず、固体部では4.4も低い値
となっている。 また実施Ml及び3の結果が示すように、液体部の沃素
価が更に高い場合、即ち、結晶化率がより進んでいる場
合でも、上記工程を経れば固体部の沃素価がより低くな
ること、換言すれば、圧搾性が著しく潰れていることを
示している。 なお、比較例1及び実施rIA2における濾過率を経時
的に追跡し、その結果を添付第3図に示した。同図から
明らかなように、解砕処理した場合の濾過速度は、未処
理の場合の約二倍にも増大している。 夾11目二二[ 前例と同様のパーム油液体部を種々の液深になるように
トレイ中にいれ、初期冷却速度を0.5〜2.5℃/分
の間で変化させて凝固させた油清を解砕後、前例と同様
に圧搾、濾過し、得られた固体部と液体部の沃素価を調
べた。結果を下表−2に示す、該表から明らかなように
、固体部の品質(沃素価)は冷却速度に大きく影響され
ている。 好ましい冷却速度は、概ね01〜2.0 ’C/分であ
る。 (以下余白) 表 外の各図中のパラメータその他の説明は、夫々各図中に
記入済み: P:小油種、H:高融点部、L:低融点部。
以上説明した通り、本発明は、作業性及び分離効率に優
れた油状物質の乾式分別法を提供しえたことにより、油
脂分別技術の向上及び分別コストの低減に寄与しうる。
れた油状物質の乾式分別法を提供しえたことにより、油
脂分別技術の向上及び分別コストの低減に寄与しうる。
第1図は、本発明の原理を模型的に説明する説明図、第
2図は、本発明冷却曲線の形態を模型的に示すグラフ、
第3図は、解砕・混線の有無による濾過速度の変化を示
すグラフである。第1図以第1図 菓 図 時 間 手続補正書 (P−649) 昭和63年 9月21日 圧 〃時 間 / 分 2゜ 3゜ 4゜ 昭和63年9月16日付提出の特許願 発明の名称 非ラウリン油脂の乾式分別法 補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 大阪市南区へ幡町6番1 名 称 不二製油株式会社 代表者 久本 浩一部
2図は、本発明冷却曲線の形態を模型的に示すグラフ、
第3図は、解砕・混線の有無による濾過速度の変化を示
すグラフである。第1図以第1図 菓 図 時 間 手続補正書 (P−649) 昭和63年 9月21日 圧 〃時 間 / 分 2゜ 3゜ 4゜ 昭和63年9月16日付提出の特許願 発明の名称 非ラウリン油脂の乾式分別法 補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 大阪市南区へ幡町6番1 名 称 不二製油株式会社 代表者 久本 浩一部
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 伝熱性容器内に静置された均一な融解非ラウリン油
脂を、風冷もしくは水冷して所望の結晶化率まで結晶化
させ、得られた結晶塊を解砕後、圧搾して結晶部分と液
体部分とに分別することを特徴とする非ラウリン油脂の
乾式分別法。 2 対象油脂の冷却曲線における直線部の冷却速度が0
.1〜2.0℃/分となるように、風温、風速、水温及
び/又は容器内の液深を調節する請求項1記載の分別法
。 3 解砕された油脂の圧搾を略々結晶化温度前後の温度
で行う請求項1記載の分別法。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23331888A JPH0280495A (ja) | 1988-09-16 | 1988-09-16 | 非ラウリン油脂の乾式分別法 |
| US07/370,042 US5045243A (en) | 1988-07-01 | 1989-06-22 | Method for dry fractionation of fats and oils |
| MYPI89000852A MY106302A (en) | 1988-07-01 | 1989-06-23 | Method for dry fractionation of fats and oils. |
| GB8915022A GB2220672B (en) | 1988-07-01 | 1989-06-30 | Method for dry fractionation of fats and oils |
| SG810/92A SG81092G (en) | 1988-07-01 | 1992-08-12 | Method for dry fractionation of fats and oils |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23331888A JPH0280495A (ja) | 1988-09-16 | 1988-09-16 | 非ラウリン油脂の乾式分別法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0280495A true JPH0280495A (ja) | 1990-03-20 |
Family
ID=16953255
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23331888A Pending JPH0280495A (ja) | 1988-07-01 | 1988-09-16 | 非ラウリン油脂の乾式分別法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0280495A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06228588A (ja) * | 1992-09-28 | 1994-08-16 | Pall Corp | 脂肪組成物の分別法 |
| JP2005060523A (ja) * | 2003-08-12 | 2005-03-10 | Asahi Denka Kogyo Kk | 油脂のドライ分別方法 |
| WO2009031680A1 (ja) | 2007-09-07 | 2009-03-12 | The Nisshin Oillio Group, Ltd. | 1,3-ジ飽和-2-不飽和トリグリセリドの分別方法 |
| US8980346B2 (en) | 2007-09-07 | 2015-03-17 | The Nisshin Oillio Group, Ltd. | Process for preparing hard butter |
-
1988
- 1988-09-16 JP JP23331888A patent/JPH0280495A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06228588A (ja) * | 1992-09-28 | 1994-08-16 | Pall Corp | 脂肪組成物の分別法 |
| JP2005060523A (ja) * | 2003-08-12 | 2005-03-10 | Asahi Denka Kogyo Kk | 油脂のドライ分別方法 |
| WO2009031680A1 (ja) | 2007-09-07 | 2009-03-12 | The Nisshin Oillio Group, Ltd. | 1,3-ジ飽和-2-不飽和トリグリセリドの分別方法 |
| EP2388307A1 (en) | 2007-09-07 | 2011-11-23 | The Nisshin OilliO Group, Ltd. | Fractionation method of 1,3-disaturated-2-unsaturated triglyceride |
| EP2388306A1 (en) | 2007-09-07 | 2011-11-23 | The Nisshin OilliO Group, Ltd. | Fractionation method of 1,3-disaturated-2-unsaturated triglyceride |
| EP2399977A1 (en) | 2007-09-07 | 2011-12-28 | The Nisshin OilliO Group, Ltd. | Fractionation method of 1,3-disaturated-2-unsaturated triglyceride |
| US8389754B2 (en) | 2007-09-07 | 2013-03-05 | The Nisshin Oillio Group, Ltd. | Fractionation method of 1,3-disaturated-2-unsaturated triglyceride |
| US8980346B2 (en) | 2007-09-07 | 2015-03-17 | The Nisshin Oillio Group, Ltd. | Process for preparing hard butter |
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