JPH028625Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH028625Y2 JPH028625Y2 JP4838584U JP4838584U JPH028625Y2 JP H028625 Y2 JPH028625 Y2 JP H028625Y2 JP 4838584 U JP4838584 U JP 4838584U JP 4838584 U JP4838584 U JP 4838584U JP H028625 Y2 JPH028625 Y2 JP H028625Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- welding
- temperature
- steel pipe
- cooling pattern
- input
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000003466 welding Methods 0.000 claims description 78
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims description 25
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims description 25
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 18
- 239000011324 bead Substances 0.000 description 29
- 230000008859 change Effects 0.000 description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 4
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 4
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 4
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 238000013021 overheating Methods 0.000 description 3
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 3
- 238000009529 body temperature measurement Methods 0.000 description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000013307 optical fiber Substances 0.000 description 2
- 230000008569 process Effects 0.000 description 2
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000007711 solidification Methods 0.000 description 1
- 230000008023 solidification Effects 0.000 description 1
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Radiation Pyrometers (AREA)
- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Description
本考案は、電縫鋼管の溶接制御装置に係り、特
に、電縫鋼管の溶接温度を測定し、目標温度との
偏差をフイードバツクすることによつて溶接入力
量を制御するようにした電縫鋼管の溶接制御装置
の改良に関する。 従来、溶接状態を評価・制御する方法として、
溶接温度によるものがある。即ち、この方法は、
溶接時の加熱電力量により、溶接部の溶融ビード
(以下溶接ビードという)の温度が比例的に上
昇・下降することを利用したもので、放射温度計
あるいは2色温度計を溶接部近傍に配置し、溶接
ビードの表面温度を測定し、測定して得た温度と
予め設定した目標温度との偏差をフイードバツク
することによつて、入力すべき溶接電力(溶接入
力量と称する)を補正するように制御が行われ
る。 しかしながら、このような従来の手法は、溶接
材料の融点および溶接ビード形状の変化による冷
却速度の変動、溶接電力に対する溶融量の割合の
変動、造管板厚の変動、突き合わせ形状の変動、
造管速度の変動等により、適正な溶接状態の評価
が難しいという問題があつた。 即ち、これらの変動因子の内、造管板厚の変
動、突き合わせ形状の変動、造管速度の変動等に
ついては、測定温度の変化量がある程度予測し得
るが、冷却速度の変動、溶融量の変動等について
は、予測が困難な場合が多く、そのため、測定さ
れた溶接温度と溶接入力量とが直線的に対応せ
ず、適正な溶接入力の制御が行い得ない場合が発
生していたものである。 本考案は、このような従来の問題に鑑みてなさ
れたものであつて、これまで予測が困難であつた
溶接ビード形状の変化に起因した溶接部温度の変
動状態を適確に把握することができ、適正に溶接
状態を評価・制御することが可能であり、更に
は、最適なビード形状を得るために、突き合わせ
形状の適正な調整を行わせるように発展させるこ
とのできる電縫鋼管の溶接制御装置を提供するこ
とを目的とする。 本考案は、電縫鋼管の溶接温度を測定し、目標
温度との偏差をフイードバツクすることによつて
溶接入力量を制御するようにした電縫鋼管の溶接
制御装置において、前記電縫鋼管の溶接直後の溶
接部温度を、溶接方向の少なくとも2か所以上の
点で夫々測定するための温度計測手段と、各々の
点で測定される温度の差から溶接直後の冷却パタ
ーンを把握するための判定手段と、該冷却パター
ンに応じて溶接入力量を補正するための制御手段
と、を備えることによつて上記目的を達成したも
のである。 本考案は、電縫鋼管の溶接品質が、溶接ビード
の表面の温度のみならず、溶融量の割合、ビード
形状等の変動によつても左右されるが、これらの
変動は電縫鋼管の溶接方向での異なる部位におけ
る溶接後の冷却パターンの変化として把握し得る
ことに着目してなされたものである。本考案にお
いては、この知見に基づいて、2か所以上の温度
測定点で温度を測定するようにし、該測定温度差
から冷却パターンを把握し、ビード形状等の情報
を含むこの冷却パターンに基づいて溶接入力を制
御するようにしたので、常に安定した良品質の溶
接が行える。 以下、まず本考案装置の原理から説明する。 溶接後の溶接ビードの表面温度分布は、溶接位
置では溶融した鋼の温度を示しており、ビード表
面温度は溶融鋼が凝固するまではほぼ一定の温度
を示す。これは、凝固熱が発生するためであると
考えられる。 その後溶接の際に与えられた熱は、いわゆる放
射と伝導によつて冷却されてゆくため、電縫鋼管
がライン上で移送されて、現時点での溶接位置か
ら離れてゆくに従つて温度は次第に低くなつてい
く現象が起こる。発明者等の試験の結果、この電
縫鋼管の冷却パターンは、溶接時の溶接入力量
(加熱量)、溶接した鋼の量、圧接により形成され
た溶接ビードの形状等によりある規則性を持つて
変化することが見出された。 第1図は、溶接後の表面温度分布を温度測定位
置Pの変化に沿つて表わしたもので、図中Aが通
常のビード形状で最適な溶接入力が供給された場
合、Bが同じく通常のビード形状で過剰な溶接入
力が供給されたためにいわゆるオーバーヒートの
状態となつた場合、Cが同じく過少な溶接入力が
供給されたためにアンダーヒートの状態となつた
場合、DがAと同じ溶接入力が供給された状態
で、ビード形状が変化した場合を夫々示してい
る。又、Mは実際の溶接制御に用いる温度計の設
置位置を示す一例を示している。溶接位置Wから
若干ずらしているのは、溶接位置Wでは、溶接入
力の多少にかかわらず、溶融した鋼の温度を示し
てしまうので、差が生じないためである。 同図から明らかな如く、この位置Mにおける温
度は、Aの適正状態では1400℃付近となつてお
り、Bのオーバーヒート状態では広範囲に熱が蓄
積されるため、冷却が遅く1480℃付近となつてお
り、Cのアンダーヒート状態では逆にすぐに冷却
されて1320℃付近となつている。又、Dの適正溶
接入力が供給された状態で、ビード形状が変化し
た場合には、M位置での測定値はCのオーバーヒ
ート状態とほぼ同じ1480℃となつている。 この例から判るように、通常のビード形状にお
いては、M位置での温度計測のみで溶接の良否を
判定することができるが、ビード形状が変化した
場合には、例えばオーバーヒートの状態と区別で
きないという事態が生じる。 しかしながら、本考案のように、M位置での測
定の他に、N位置での測定を同時に行い、その温
度差を管理することにより、ヒート状態の変動で
あるか、ビード形状の変動であるか否かを判別す
ることができる。 即ち、M位置とN位置での測定結果を比較する
と、第1表のようになつている。
に、電縫鋼管の溶接温度を測定し、目標温度との
偏差をフイードバツクすることによつて溶接入力
量を制御するようにした電縫鋼管の溶接制御装置
の改良に関する。 従来、溶接状態を評価・制御する方法として、
溶接温度によるものがある。即ち、この方法は、
溶接時の加熱電力量により、溶接部の溶融ビード
(以下溶接ビードという)の温度が比例的に上
昇・下降することを利用したもので、放射温度計
あるいは2色温度計を溶接部近傍に配置し、溶接
ビードの表面温度を測定し、測定して得た温度と
予め設定した目標温度との偏差をフイードバツク
することによつて、入力すべき溶接電力(溶接入
力量と称する)を補正するように制御が行われ
る。 しかしながら、このような従来の手法は、溶接
材料の融点および溶接ビード形状の変化による冷
却速度の変動、溶接電力に対する溶融量の割合の
変動、造管板厚の変動、突き合わせ形状の変動、
造管速度の変動等により、適正な溶接状態の評価
が難しいという問題があつた。 即ち、これらの変動因子の内、造管板厚の変
動、突き合わせ形状の変動、造管速度の変動等に
ついては、測定温度の変化量がある程度予測し得
るが、冷却速度の変動、溶融量の変動等について
は、予測が困難な場合が多く、そのため、測定さ
れた溶接温度と溶接入力量とが直線的に対応せ
ず、適正な溶接入力の制御が行い得ない場合が発
生していたものである。 本考案は、このような従来の問題に鑑みてなさ
れたものであつて、これまで予測が困難であつた
溶接ビード形状の変化に起因した溶接部温度の変
動状態を適確に把握することができ、適正に溶接
状態を評価・制御することが可能であり、更に
は、最適なビード形状を得るために、突き合わせ
形状の適正な調整を行わせるように発展させるこ
とのできる電縫鋼管の溶接制御装置を提供するこ
とを目的とする。 本考案は、電縫鋼管の溶接温度を測定し、目標
温度との偏差をフイードバツクすることによつて
溶接入力量を制御するようにした電縫鋼管の溶接
制御装置において、前記電縫鋼管の溶接直後の溶
接部温度を、溶接方向の少なくとも2か所以上の
点で夫々測定するための温度計測手段と、各々の
点で測定される温度の差から溶接直後の冷却パタ
ーンを把握するための判定手段と、該冷却パター
ンに応じて溶接入力量を補正するための制御手段
と、を備えることによつて上記目的を達成したも
のである。 本考案は、電縫鋼管の溶接品質が、溶接ビード
の表面の温度のみならず、溶融量の割合、ビード
形状等の変動によつても左右されるが、これらの
変動は電縫鋼管の溶接方向での異なる部位におけ
る溶接後の冷却パターンの変化として把握し得る
ことに着目してなされたものである。本考案にお
いては、この知見に基づいて、2か所以上の温度
測定点で温度を測定するようにし、該測定温度差
から冷却パターンを把握し、ビード形状等の情報
を含むこの冷却パターンに基づいて溶接入力を制
御するようにしたので、常に安定した良品質の溶
接が行える。 以下、まず本考案装置の原理から説明する。 溶接後の溶接ビードの表面温度分布は、溶接位
置では溶融した鋼の温度を示しており、ビード表
面温度は溶融鋼が凝固するまではほぼ一定の温度
を示す。これは、凝固熱が発生するためであると
考えられる。 その後溶接の際に与えられた熱は、いわゆる放
射と伝導によつて冷却されてゆくため、電縫鋼管
がライン上で移送されて、現時点での溶接位置か
ら離れてゆくに従つて温度は次第に低くなつてい
く現象が起こる。発明者等の試験の結果、この電
縫鋼管の冷却パターンは、溶接時の溶接入力量
(加熱量)、溶接した鋼の量、圧接により形成され
た溶接ビードの形状等によりある規則性を持つて
変化することが見出された。 第1図は、溶接後の表面温度分布を温度測定位
置Pの変化に沿つて表わしたもので、図中Aが通
常のビード形状で最適な溶接入力が供給された場
合、Bが同じく通常のビード形状で過剰な溶接入
力が供給されたためにいわゆるオーバーヒートの
状態となつた場合、Cが同じく過少な溶接入力が
供給されたためにアンダーヒートの状態となつた
場合、DがAと同じ溶接入力が供給された状態
で、ビード形状が変化した場合を夫々示してい
る。又、Mは実際の溶接制御に用いる温度計の設
置位置を示す一例を示している。溶接位置Wから
若干ずらしているのは、溶接位置Wでは、溶接入
力の多少にかかわらず、溶融した鋼の温度を示し
てしまうので、差が生じないためである。 同図から明らかな如く、この位置Mにおける温
度は、Aの適正状態では1400℃付近となつてお
り、Bのオーバーヒート状態では広範囲に熱が蓄
積されるため、冷却が遅く1480℃付近となつてお
り、Cのアンダーヒート状態では逆にすぐに冷却
されて1320℃付近となつている。又、Dの適正溶
接入力が供給された状態で、ビード形状が変化し
た場合には、M位置での測定値はCのオーバーヒ
ート状態とほぼ同じ1480℃となつている。 この例から判るように、通常のビード形状にお
いては、M位置での温度計測のみで溶接の良否を
判定することができるが、ビード形状が変化した
場合には、例えばオーバーヒートの状態と区別で
きないという事態が生じる。 しかしながら、本考案のように、M位置での測
定の他に、N位置での測定を同時に行い、その温
度差を管理することにより、ヒート状態の変動で
あるか、ビード形状の変動であるか否かを判別す
ることができる。 即ち、M位置とN位置での測定結果を比較する
と、第1表のようになつている。
【表】
この表から明らかな如く、適正な溶接入力が供
給された状態で、ビード形状が変化した場合、M
位置では通常のビード形状の場合は1400℃まで下
降するはずの温度が1480℃までしか温度が下降し
ていないのでオーバヒート状態と区別がつかない
が、N位置ではオーバヒート状態ならば1480℃か
ら1400℃まで下降するはずの温度が、1460℃まで
しか温度下降しておらず、明確に区別がつくこと
がわかる。即ち、オーバーヒートが原因であつた
場合には、M位置からN位置までの間に80℃の温
度降下が見られるはずのものが、ビード形状の異
常が原因であつた場合には僅か20℃しか降下して
いない。 従つて、本考案のように、溶接後の電縫鋼管の
2か所での温度を測定し、その温度差を管理する
ことによつて、冷却パターンを把握するようにす
れば、ビード形状の変化状態を考慮した溶接状態
の評価及び制御が可能になる。 第2図に本考案の実施例を示す。 この実施例は、電縫鋼管10の溶接温度を測定
し、目標温度との偏差をフイードバツクすること
によつて溶接入力量を制御するようにした電縫鋼
管の溶接制御装置において、前記電縫鋼管10の
溶接直後の溶接部温度を、溶接方向の少なくとも
2か所以上の点M,Nで、夫々測定するための温
度計測器12,14と、各々の点M,Nで測定さ
れる温度Tm,Tnの差T1を演算するための演算
器16と、該温度差T1から溶接後の冷却パター
ンを把握するための判定器18と、該冷却パター
ンに応じて溶接入力量を補正するための制御器2
0と、を備えたものである。 前記温度計測器12,14には、センサとして
2色温度計を用い、その情報をオプチカルフアイ
バ22,24で光電変換素子26,28まで導
き、温度の高低を電気信号の強弱に置き変えて測
定するものが採用されている。 前記演算器16、判定器18、制御器20は、
実際は1個の制御装置30内において、上記機能
を果すプログラムが組込まれた構成とされてい
る。この場合、前記判定器18は、測定の結果得
られた温度差T1が、予めいくつか記憶されてい
る冷却パターンの内どれに1番近いかを比較・判
定するようになつている。又前記制御器20は、
測定された温度と目標温度との差を、この冷却パ
ターンに応じた係数だけ補正してフイードバツク
しつつ、溶接部Wでの溶接入力を制御するように
されている。 次にこの実施例の作用を説明する。 本実施例装置を用いて、小径電縫鋼管ミルにて
48.6φの造管を行つてみた時の例を以下に示す。 2個の温度計測器12,14を溶接点後80mmの
位置Mと120mmの位置Nを測定するように配置し
た。なお造管速度vは一定である。 定常状態においては、プレート電圧Epは鋼管
の板厚tの変化につれて制御され、溶接ビード温
度は一定であり適正加熱に維持されている(第3
図S1の領域)。電縫鋼管10の中継部Qが到来し
た時、M点での温度Tmは急激に1400℃から1480
℃に変化した。この場合Nでの観測がなければ加
熱状態の変化としてのみ測定されるところである
が、N点において温度Tnを同時測定していたこ
とにより、該N点において1300℃から1460℃への
温度上昇が認められ、前記Q点以降は温度差が20
℃のみとなり、ビード形状の変化として捉えるこ
とができた。 その結果、このビード形状の変化を考慮したフ
イードバツク制御がなされ、適正な溶接入力を供
給でき、最適な溶接状態を維持することができ
た。 なお、上記実施例では温度計測手段として、2
色温度計とオプチカルフアイバ、及び光電変換素
子によるものを用いていたが、本考案における温
度計測手段はこのような計測手段に限定されるも
のではなく、例えば従来公知の放射温度計等を用
いるようにしてもよい。 以上説明した如く本考案によれば、従来予測す
ることが困難であつたビード形状の変化をも考慮
した上で溶接状態の評価及び制御が可能となるた
め、より安定した状態で、且つより適正に溶接処
理を行うことができるという優れた効果が得られ
る。 更には、ビード形状を把握できるようになるた
め、突き合わせ形状を調整することによつて、適
正なビード形状を維持させるように発展させるこ
ともできる。
給された状態で、ビード形状が変化した場合、M
位置では通常のビード形状の場合は1400℃まで下
降するはずの温度が1480℃までしか温度が下降し
ていないのでオーバヒート状態と区別がつかない
が、N位置ではオーバヒート状態ならば1480℃か
ら1400℃まで下降するはずの温度が、1460℃まで
しか温度下降しておらず、明確に区別がつくこと
がわかる。即ち、オーバーヒートが原因であつた
場合には、M位置からN位置までの間に80℃の温
度降下が見られるはずのものが、ビード形状の異
常が原因であつた場合には僅か20℃しか降下して
いない。 従つて、本考案のように、溶接後の電縫鋼管の
2か所での温度を測定し、その温度差を管理する
ことによつて、冷却パターンを把握するようにす
れば、ビード形状の変化状態を考慮した溶接状態
の評価及び制御が可能になる。 第2図に本考案の実施例を示す。 この実施例は、電縫鋼管10の溶接温度を測定
し、目標温度との偏差をフイードバツクすること
によつて溶接入力量を制御するようにした電縫鋼
管の溶接制御装置において、前記電縫鋼管10の
溶接直後の溶接部温度を、溶接方向の少なくとも
2か所以上の点M,Nで、夫々測定するための温
度計測器12,14と、各々の点M,Nで測定さ
れる温度Tm,Tnの差T1を演算するための演算
器16と、該温度差T1から溶接後の冷却パター
ンを把握するための判定器18と、該冷却パター
ンに応じて溶接入力量を補正するための制御器2
0と、を備えたものである。 前記温度計測器12,14には、センサとして
2色温度計を用い、その情報をオプチカルフアイ
バ22,24で光電変換素子26,28まで導
き、温度の高低を電気信号の強弱に置き変えて測
定するものが採用されている。 前記演算器16、判定器18、制御器20は、
実際は1個の制御装置30内において、上記機能
を果すプログラムが組込まれた構成とされてい
る。この場合、前記判定器18は、測定の結果得
られた温度差T1が、予めいくつか記憶されてい
る冷却パターンの内どれに1番近いかを比較・判
定するようになつている。又前記制御器20は、
測定された温度と目標温度との差を、この冷却パ
ターンに応じた係数だけ補正してフイードバツク
しつつ、溶接部Wでの溶接入力を制御するように
されている。 次にこの実施例の作用を説明する。 本実施例装置を用いて、小径電縫鋼管ミルにて
48.6φの造管を行つてみた時の例を以下に示す。 2個の温度計測器12,14を溶接点後80mmの
位置Mと120mmの位置Nを測定するように配置し
た。なお造管速度vは一定である。 定常状態においては、プレート電圧Epは鋼管
の板厚tの変化につれて制御され、溶接ビード温
度は一定であり適正加熱に維持されている(第3
図S1の領域)。電縫鋼管10の中継部Qが到来し
た時、M点での温度Tmは急激に1400℃から1480
℃に変化した。この場合Nでの観測がなければ加
熱状態の変化としてのみ測定されるところである
が、N点において温度Tnを同時測定していたこ
とにより、該N点において1300℃から1460℃への
温度上昇が認められ、前記Q点以降は温度差が20
℃のみとなり、ビード形状の変化として捉えるこ
とができた。 その結果、このビード形状の変化を考慮したフ
イードバツク制御がなされ、適正な溶接入力を供
給でき、最適な溶接状態を維持することができ
た。 なお、上記実施例では温度計測手段として、2
色温度計とオプチカルフアイバ、及び光電変換素
子によるものを用いていたが、本考案における温
度計測手段はこのような計測手段に限定されるも
のではなく、例えば従来公知の放射温度計等を用
いるようにしてもよい。 以上説明した如く本考案によれば、従来予測す
ることが困難であつたビード形状の変化をも考慮
した上で溶接状態の評価及び制御が可能となるた
め、より安定した状態で、且つより適正に溶接処
理を行うことができるという優れた効果が得られ
る。 更には、ビード形状を把握できるようになるた
め、突き合わせ形状を調整することによつて、適
正なビード形状を維持させるように発展させるこ
ともできる。
第1図は、本考案の原理を説明するための、溶
接後の各位置における冷却温度分布状態を示す線
図、第2図は、本考案に係る電縫鋼管の溶接制御
装置の実施例を示す一部ブロツク線図を含む概略
斜視図、第3図A〜Dは、夫々M,N位置におけ
る温度、溶接装置のプレート電圧、電縫鋼管の板
厚、及び造管速度を時間の経過に沿つて表わした
線図である。 10……電縫鋼管、12,14……温度計測
器、16……演算器、18……判定器、20……
制御器。
接後の各位置における冷却温度分布状態を示す線
図、第2図は、本考案に係る電縫鋼管の溶接制御
装置の実施例を示す一部ブロツク線図を含む概略
斜視図、第3図A〜Dは、夫々M,N位置におけ
る温度、溶接装置のプレート電圧、電縫鋼管の板
厚、及び造管速度を時間の経過に沿つて表わした
線図である。 10……電縫鋼管、12,14……温度計測
器、16……演算器、18……判定器、20……
制御器。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 電縫鋼管の溶接温度を測定し、目標温度との偏
差をフイードバツクすることによつて溶接入力量
を制御するようにした電縫鋼管の溶接制御装置に
おいて、 前記電縫鋼管の溶接直後の溶接部温度を、溶接
方向の少なくとも2か所以上の点で夫々測定する
ための温度計測手段と、 各々の点で測定される温度の差から溶接直後の
冷却パターンを判別するための判定手段と、 該冷却パターンに応じて溶接入力量を補正する
ための制御手段と、 を備えたことを特徴とする電縫鋼管の溶接制御装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4838584U JPS60160990U (ja) | 1984-04-02 | 1984-04-02 | 電縫鋼管の溶接制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4838584U JPS60160990U (ja) | 1984-04-02 | 1984-04-02 | 電縫鋼管の溶接制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60160990U JPS60160990U (ja) | 1985-10-25 |
| JPH028625Y2 true JPH028625Y2 (ja) | 1990-03-01 |
Family
ID=30564591
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4838584U Granted JPS60160990U (ja) | 1984-04-02 | 1984-04-02 | 電縫鋼管の溶接制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60160990U (ja) |
-
1984
- 1984-04-02 JP JP4838584U patent/JPS60160990U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60160990U (ja) | 1985-10-25 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5242010A (en) | Method for controlling the taper of narrow faces of a liquid-cooled mold | |
| WO2018230419A1 (ja) | 溶接システム及び溶接方法 | |
| JP2021045776A (ja) | 鋳造スラブの切断長さ制御方法、鋳造スラブの切断長さ制御装置、および鋳造スラブの製造方法 | |
| JPS597654B2 (ja) | ガラス繊維紡糸用ブッシングに使用する熱電対の測定目盛を維持する装置 | |
| US6176295B1 (en) | Plate mold for producing steel billets | |
| JPH028625Y2 (ja) | ||
| US4376623A (en) | Extruder with temperature control | |
| US3899651A (en) | Method and apparatus for control of weld temperature in a high frequency electric resistance welded pipe mill | |
| US5742023A (en) | Method for monitoring a welding machine, method for regulating the welding machine and device for carrying out the method | |
| JPH03152390A (ja) | 溶解炉の温度制御方法およびその装置 | |
| KR101755402B1 (ko) | 탕면 가시화 장치 | |
| JPS5825882A (ja) | 高周波溶接鋼管の溶接入熱制御方法 | |
| JPH0557415A (ja) | 連続鋳造装置の2次冷却状態を制御するセンサーと、このセンサーを備えたダミーバーと、連続鋳造装置の制御方法 | |
| KR100241029B1 (ko) | 용접품질 판정장치 및 방법 | |
| JPS5825883A (ja) | 高周波溶接鋼管のアプセツト量制御方法 | |
| Jorge et al. | Pyrometrical Interlayer Temperature Measurement in WAAM of Thin Wall: Strategies, Limitations and Functionality. Metals 2022, 12, 765 | |
| JPS60106679A (ja) | 電縫管の入熱制御方法 | |
| JPS60213373A (ja) | 電縫鋼管溶接入熱の制御方法 | |
| KR100448919B1 (ko) | 주조중 폭 가변시 주형 냉각방법 | |
| KR101546040B1 (ko) | 주형 및 두께 측정 방법 | |
| JPH0246311B2 (ja) | ||
| KR19990050913A (ko) | 열간압연강판제조시 폭방향재질특성예측장치 및 예측방법 | |
| JPS6024748B2 (ja) | 高周波電縫溶接現象の監視および監視制御装置 | |
| KR20160130030A (ko) | 강관 용접 장치 | |
| JP3846704B2 (ja) | スタッドの溶接方法 |