JPH0288519A - 医薬品組成物 - Google Patents

医薬品組成物

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JPH0288519A
JPH0288519A JP23935588A JP23935588A JPH0288519A JP H0288519 A JPH0288519 A JP H0288519A JP 23935588 A JP23935588 A JP 23935588A JP 23935588 A JP23935588 A JP 23935588A JP H0288519 A JPH0288519 A JP H0288519A
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drug
water
alcohol
pva
pharmaceutical composition
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JP23935588A
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Toyoaki Ishikura
豊昭 石倉
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Showa Denko KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (1)産業上の利用分野 本発明は、ポリビニルアルコール(以下PVAと略す)
を主たる基剤原料とする医薬品の組成に係り、特に坐剤
等の粘膜適用型製剤に適切な医薬品組成物に関するもの
である。さらに詳しくは、従来のPVAヒドロゲル基剤
の組成に、実質的には水と混じり合わない有機溶媒を添
加して、いわばエマルジョン型PVAヒドロゲルを新規
に形成させることにより、難水溶性薬物を安定かつ均一
に含有せしめ、ひいては徐放性製剤を得るための組成に
関する。
(2)従来の技術 PVAのゲル化法は、従来数多く知られている。
それらを大別すると、 ■いわゆる架橋化剤を添加し、化学反応を介して共有結
合もしくはイオン結合を形成させることによりゲル化さ
せる方法。
■特に添加物を加えず、放射線を照射するか、または凍
結・解凍操作を施すことによりゲル化させる方法。
の二者に分類される。
■の場合、添加物としては、例えばアルカリ性水溶液、
金属塩類、アミノ化合物、フェノール類。
ホウ酸類、有機ケイ素化合物、アルデヒド類、カルボン
酸類またはオレフィン類等が知られている。
しかしながら、これらを添加して得られるゲルのうち、
ある物はその機械的強度に劣り、またある物はその経時
安定性に欠ける。さらに何より、これらを添加すること
により得られるゲルを医薬品として生体に適用する際、
最も危惧されるのは、当該ゲルから漏出する添加物もし
くはその反応生成物の生体に対する刺激性である。上記
添加物は、その大部分が生体に対して有害な作用を有す
るため、現実的には医薬品として応用することは極めて
困難である。
上記■の場合、PVAそれ自体は生体に対して極めて低
刺激性であるため、医薬品基剤としての応用の可能性は
極めて高い。しかしながら、放射線照射によるPVAの
ゲル化法(特開昭50−55647、コバルト60より
発生するγ線照射によるゲル化法)を行うには、放射線
照射施設を必要とするためその製造には比較的大きな経
費を要するうえ、これにより得られるゲルは、機械的強
度に劣る軟弱なゲルにすぎない。
一方、凍結・解凍操作による低温結晶化法(特開昭60
−177086)、凍結・部分真空乾燥法(特開昭57
−130543)等により得られるPVAヒドロゲルは
、医薬品基剤として充分な機械的強度を有し。
また生体に対して極めて低刺激性であり、さらに安価に
かつ簡便に製造できるという優れた特性を有する。しか
しながら、かかる方法によるゲルは、その著しい高含水
性ゆえ、水溶性薬物を溶解させることは容易ながら、難
水溶性薬物をその中に安定かつ均一に含有せしめること
は極めて困難である。
かかるPVAヒドロゲルを基剤として、難水溶性薬物を
含有するいわゆる坐剤を調製した場合、当該坐剤からの
薬物溶出挙動は1体温もしくは体液により溶解または融
解することを特徴とする一般の坐剤基剤に含有せしめた
場合のそれと比較すると、著しく徐放的となることが知
られており、またその徐放性の程度は、その製剤のpH
を変えることによりある程度調節でき(例えば、岩本洋
子、他1日本薬学会第107年会講演要旨集(1987
)、P894)、本発明者も別途それを確認している。
しかしながら、既述の如く、かかる方法によるPVAヒ
ドロゲルでは、難水溶性薬物を均一に含有させることが
困難なうえ、経時的に難水溶性薬物が製剤表面等に析出
することが多いため、これをそのまま医療現場に供給す
ることは不可能である。
この他、水溶性有機溶媒を添加して、上記と類似のPV
Aヒドロゲルを得る方法(例えば特開昭59−6794
6、脱毛防止用頭部保冷用ゲル、または特開昭61−2
52281.  多孔質透明PVAゲルの製造法)も知
られている。しかしながら、多価アルコールの難水溶性
薬物に対する溶解能は一般に小さいため、これらを当該
ゲルの組成に加えても、極少量の難水溶性薬物しか可溶
化できないか、もしくは−旦均一に溶解したかに見えた
薬物が、保存中にゲル表面に析出してくる等の問題があ
り、好ましくない。また、ジメチルスルホキシド、ジメ
チルアセトアミド等の非プロトン性極性有機溶媒の難水
溶性薬物に対する溶解能は一般に大きいので、これらを
当該ゲルの組成に加えた場合には、比較的大量の難水溶
性薬物を可溶化することができる。しかしながら、これ
らの極性有機溶媒は、生体膜、特に皮膚や粘膜を損傷す
ることが知られているため、実質的には医薬品製剤とし
て使用できないか、使用する場合でもその用法及び用量
は著しく限定される。したがって、上記効果を期待し得
るほど比較的大量にこれらを粘膜適用型製剤中に添加す
ることは、実質的に困難である。
(3)発明が解決しようとする課題 本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決し、PV
Aヒドロゲル中に難水溶性薬物を安定かつ均一に含有せ
しめ、ひいては同ゲルを用いた徐放性製剤を得るための
医薬品製剤処方を提案することにある。
(4)課題を解決するための手段 本発明者は、上記問題点を解決する目的で、ベンジルア
ルコール、オクチルドデカノール及びオレイルアルコー
ルの中より選ばれる1種もしくはそれ以上の組合せをP
VAヒドロゲルの組成に組み込んだ。
ベンジルアルコールは、第十−改正日本薬局方中に製剤
原料として収載されており、局所麻酔剤。
溶解補助剤、抗菌剤、その他の用途で幅広く用いづれて
いる安全性の高い添加剤である。特に、その難水溶性薬
物に対する溶解能は大きく、そのことが製剤原料として
用いられるひとつの大きな要因と思われる。
オクチルドデカノールは、化粧品原料基準に収載されて
おり、クリーム類、乳液、ヘアオイル等の化粧品、特に
サンタンオイルのベースオイルとして顔のみならず全身
に使用されるなど、その生体刺激性は極めて低い。また
オレイルアルコールは、同じく化粧品原料基準に収載さ
れており、クリーム類、ヘアローション等の化粧品原料
としての応用、その他面塑剤、医薬品基剤等の用途に幅
広く用いられている。
しかしながら、ベンジルアルコール、オクチルドデカノ
ール及びオレイルアルコールは、いずれも水との相溶性
は極めて低く、実質的には相互に混じり合わない。
一方、PVAは、水溶液中において可溶化剤としてはた
らくことが知られており、エマルジョンやサスペンショ
ンを安定化する性質がある(例えば、日本公定書協会編
、化粧品原料基準第二版注解、p 1088)。そこで
本発明者は、実質的に混じり合わない水と上記アルコー
ル、及びP V A、  ざらに難水溶性の薬物を加熱
混合することにより安定なエマルジョンを得、これに凍
結・解凍操作を施した。驚くべきことに、このエマルジ
ョンは、そのままの状態でヒドロゲルに変換でき、しか
も当該組成中の薬物は、長期間保存中に析出することが
なかった。特に、薬物溶解能が大きいベンジルアルコー
ルはともかく、これと比較すると薬物溶解能があまり大
きくないオクチルドデカノールやオレイルアルコールを
用いた場合でも、かかる難水溶性薬物を安定かつ均一に
含有せしめることができ、このようなことは当初子期し
得なかったことである。
かくして、これまで困難とされていた難水溶性薬物を安
定かつ均一に含有するPVAヒドロゲル製剤の調製が可
能になったわけであるが、その組成の詳細については以
下に述べる。
本発明では、いわゆるエマルジョンの分散質としてベン
ジルアルコール、オクチルドデカノール及びオレイルア
ルコールの中より選ばれる1種もしくはそれ以上の組合
せを用いる。これら以外のアルコール、例えば、炭素数
が10未満の脂肪族アルコールは、生体刺激性を有して
いたりまた一般に不快な臭気を有するため、医薬品添加
物としては好ましくない。また、炭素数が10以上の脂
肪族アルコールは、その多くが常温で固体でありエマル
ジョンを形成し得ないか、またあるものは生体刺激性を
有するなど、好ましくない。一方、芳香族アルコールは
、一般に生体刺激性が強いばかりでなく、ある種の薬理
活性を有するものも少なくなく、その多くが固体である
ことを含めて医薬品基剤としては不適当である場合が多
い。これらの事項を考慮して、当該エマルジョンの分散
質としてはベンジルアルコール、オクチルドデカノール
及びオレイルアルコールが好適に選ばれた。
本発明では、ベンジルアルコール、オクチルドデカノー
ル及びオレイルアルコールの中より選ばれる1種もしく
はそれ以上の組合せを、製剤全体の重量百分率で2−1
5%添加するのが好ましい。
添加する上記アルコールの重量百分率が2%未満の場合
には、難水溶性薬物に対して充分な溶解性が得られず、
また、これが15%を越える場合には、得られたゲルを
長期間保存している際に、当該ゲルにおいて一部固相・
液相分離を起こすため、好ましくない。
本発明に用いるPVAは、そのケン化度が95モル%以
上、好ましくは97モル%以上要する。これより低いケ
ン化度1例えば90モル%未満では、得られるゲルの機
械的強度に劣り、本発明の目的は達成されない。また、
その平均重合度は、1400以上を要し、それ以下では
極めて軟弱なゲルが得られるにすぎない。ただし、平均
重合度の異なるPVAを2種類以上混合して本組成物を
調製する場合には、その一方の平均重合度が1800以
上であれば、他方に同500−1000のPVAを用い
ることも可能である。
本発明では、これらのPVAを製剤全体の重量百分率で
5−30%用いる。これ以上の濃度では。
PVAが完全に溶解しなかったり、また溶解しても例え
ばその粘度が10000cPを越えて、後述する操作上
不都合が生ずる。特に平均重合度が1400以上のPV
Aを用いる場合には、その濃度は10−25重量%が好
ましい。また、平均重合度が500−1000及び18
00以上のPVAを混合して用いる場合には、それらの
濃度をそれぞれ1−20及び10−25重量%とするの
が好ましい。
上記組成、すなわち基剤に薬物をその必要量(0,01
−30重量%)加え、さらに水を加えて100%とし、
これを加熱溶解せしめ均一な粘性エマルジョンを得る(
以下、これを薬物含有ゾルと称す)。
なお、添加する薬物が高温下で不安定な場合には。
上記組成よりその薬物及び上記アルコールを除いた成分
を予め加熱溶解させ、適度な温度以下になつた後、別途
に調製した薬物の上記アルコール溶液をこれに加えて混
合し、均一な薬物含有ゾルを得る。
この薬物含有ゾルを所望の成形用鋳型に注入し、凝固点
以下の温度1通常−10−−20’ Cにて凍結し、 
l−5’Cにて徐々に解凍する。この凍結・解凍操作を
施す回数は、多いほど得られるゲルの機械的強度が増加
するが、通常1−3回程度が好ましい。
本発明の対象となる難水溶性薬物は、その常用量を溶解
せしめるのに水1ml以上を要する薬物を意味する。し
かしながら、それら全ての薬物に関してその必要量を含
有せしめることができるわけではないが、例えば以下に
掲げる薬物がその対象となり得る。ドロペリドール等の
全身麻酔薬、プリミドン・フェニトイン・カルバマゼピ
ン等の抗てんかん薬、フルラゼパム・トリアゾラム等の
鎮静・睡眠薬、シメチジン等の抗潰瘍薬、ケトプロフェ
ン・プラノプロフェン・インドメタシン等の消炎鎮痛薬
、アロプリノール・ベンズプロマン等の痛風用薬、レボ
ドパ等の抗パーキンソン薬、テオフィリン等の気管支拡
張薬、フマル酸ケトチフエン・トラニラスト等の抗アレ
ルギー薬、メキタジン等の抗ヒスタミン薬、塩酸プラゾ
シン・カプトプリル等の降圧薬、ニフェジピン・ジビリ
ダモール・硝酸イソソルビド等の冠血管拡張薬、@酸ニ
カルジピン・酒石酸イフェンプロジル・ペントキシフィ
リン等の末梢血管拡張薬、ピンドロール等のβ−受容体
遮断薬、ユビデカレノン等の強心薬、フルオロウラシル
・テガフール等の抗悪性腫瘍栗、アシクロビル・アジド
チミジン等の抗ウィルス薬、トンペリトン等の制吐薬、
ヒドロコーチシン・プレドニゾロン等の副腎皮質ホルモ
ン類、プロゲステロン等の性ホルモン類、α−トコフェ
ロール、エルゴカルシフェロール、フィトナジオン等の
ビタミン類もしくはその誘導体等が挙げられる。これら
の薬物は、当該製剤からの放出性を制御する目的で、部
分的もしくは完全に製剤掌上許容し得る塩を形成させた
形で用いることができる。また、水溶性薬物を当該処方
に組み込むことはもちろん可能であるが、そのような処
方において上記アルコールを添加することによる新規性
もしくは利点が特に見受けられない。
(5)作用 本発明により得られる組成物は、その組成中にベンジル
アルコール、オクチルドデカノール及びオレイルアルコ
ールの中より選ばれる1種もしくはそれ以上の組合せを
含有している。これらのアルコールは、既述した如く生
体に対する刺激性が極めて低く、かつ難水溶性薬物に対
する溶解能を有するものの、水との相溶性は極めて低い
。この相互に混じり合わない水−上記アルコール両相を
PVAにて可溶化することにより、安定かつ均一なエマ
ルジョンとすることができた。さらに、これに凍結・解
凍操作を施すことにより、エマルジゴン状態を保持した
ままヒドロゲル化することができた。
この方法により、従来困難であった難水溶性薬物をPV
Aヒドロゲル中に安定かつ均一に含有せしめることがで
きた。これは、多価アルコールやジメチルスルホキシド
等の非プロトン性極性有機溶媒等、水に可溶な溶媒をP
VAヒドロゲル中に添加した場合とは本質的に異なり、
水に溶けない上記アルコールを用いたからこそ得られた
、いわばエマルジョンaPVAヒドロゲルにより初めて
可能になった新知見である。この組成において、難水溶
性薬物は主にこのエマルジョンの上記アルコール相に安
定に分布しているために、長期保存中に難水溶性薬物が
結晶として分離もしくは析出しないものと推察される。
また、難水溶性薬物のうち、塩形成等により水に可溶化
できる薬物に関しては、その度合を変えることにより当
該ゲルからのその平均溶出速度をある程度制御すること
ができる。さらに塩形成等によっても水に可溶化できな
い薬物に関しても、当該ゲルに含有せしめた場合の溶出
挙動は、体温もしくは体液により溶解または融解するこ
とを特徴とする一般の坐剤基剤に含有せしめた場合のそ
れと比較すると、著しく徐放的となる。かかる性質その
ものは、本発明によらずとも他のPVAヒドロゲルによ
りもたらされ得るが、そのような製剤においては、既述
の如く薬物が析出する等その経時的安定性に欠ける。す
なわち、本発明によりPVAヒドロゲル中に難水溶性薬
物を安定かつ均一に含有せしめることが初めて可能とな
り、ひいてはかかる薬物の溶解速度制御型の徐放性製剤
が調製可能となったわけである。
(6)実施例 次に実施例をあげて本発明による医薬品組成物について
説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定されるも
のではない。なお、下記文中に用いられる単位%は、特
にことわりのある場合を除き、すべて重量百分率を意味
する。
(実施例 1)RG−1の調製 テオフィリン8.42g、ベンジルアルコール8.0g
、蒸留水48.4g及びPVA (日本合成化学工業(
株)製ゴーセノール NFI−26、ケン化度99,4
モル%以上、平均重合度2600) 15.2gを20
0m1入りガラス製ビーカーに入れ、オートクレーブ(
11゜°C11,2気圧)中にて40分間加熱した。内
圧が常圧と等しくなった後、熱時攪拌して均一な薬物含
有ゾルを得た。これを市販の坐剤成形用鋳型((株)カ
ナエ製、ポリ塩化ビニル製、 1.9g用鋳型)に1.
90gずつ分注した。分注後、鋳型の開口部を粘着テー
プにて簡易に密封し、−10°Cにて10時間放置する
ことにより上記ゾルを凍結後、 4°Cにて14時間放
置することによりこれを解凍した。この凍結・解凍操作
をさらに1工程繰り返すことにより、1剤中、テオフィ
リン200mg及びベンジルアルコール10%をそれぞ
れ含有するRG−1を得た。
(実施例 2)RG−2の調製 実施例1と同様の操作により、塩酸プラゾシン107 
mg、ベンジルアルコール2.4g、i留水57.5g
、PVA(ゴーセノール Nil−26)  8.0g
及びPVA (ゴーセノール NL−05、ケン化度9
8.5モル%以上、平均重合度500) 12.0gを
200m1入りガラス製ビーカーに入れてオートクレー
ブ中にて加熱処理し、熱時攪拌することにより均一な薬
物含有ゾルを得た。これを同様に1.5g用坐剤成形用
鋳型に1.50gずつ分注し、凍結・解凍操作を2回施
すことにより、1剤中、塩酸プラゾシン2.0mg及び
ベンジルアルコール3%をそれぞれ含有するRG−2を
得た。
(実施例 3)RG−3の調製 PVA(ゴーセノール NH−20、ケン化度98.5
−99.4モル%、平均重合度2000) 16.0g
及び蒸留水59.2gを200m1入りガラス製ビーカ
ーに入れ、オートクレーブ中(110’ C,1,2気
圧)にて40分1111加熱した。内圧が常圧と等しく
なった後、ベンジルアルコール4.4gに塩酸ニカルジ
ピン0.93gを別途溶かした溶液4.84gを熱時加
えて攪拌し、均一な薬物含有ゾルを得た。これを実施例
1にて記載した如く、成形用鋳型に1.90gずつ分注
し。
凍結・解凍操作を2回施すことにより、1剤中、塩酸ニ
カルジピン20mg及びベンジルアルコール5%をそれ
ぞれ含有するRG−3を得た。
(実施例 4)RG−4の調製 実施例1と同様の操作により、テガフール12.6g、
ベンジルアルコール10.4g、蒸留水43.4g及び
PVA(ゴーセノール N1(−28) 13.6gを
200m1人りガラス製ビーカーに入れてオートクレー
ブ中にて加熱処理し、熱時攪拌することにより均一な薬
物含有ゾルを得た。これを同様に、成形用鋳型に1.9
0gずつ分注し、凍結・解凍操作を2回施すことにより
、1剤中、テガフール200mg及びベンジルアルコー
ル13%をそれぞれ含有するRG4を得た。
(実施例 5)RG−5の調製 実施例1と同様の操作により、ピンドロール0.53g
、ベンジルアルコール4.0g、蒸留水59.5g及び
PVA (ゴーセノール NH−20) 16.0gを
200m1入りガラス製ビーカーに入れてオートクレー
ブ中にて加熱処理し、熱時攪拌することにより均一な薬
物含有ゾルを得た。これを同様に、成形用鋳型に1.5
0gずつ分注し、凍結・解凍操作を2回施すことにより
、1剤中、ピンドロールl 0mg及、びベンジルアル
コール5%をそれぞれ含有するRG−5を得た。
(実施例 6)RG−6の:M製 実施例1と同様の操作により、メキタジン160岨、オ
クチルドデカノール4、Og、蒸留水60.6g及びP
VA (ゴーセノール Nil−26) 15.2gを
200m1入りガラス製ビーカーに入れてオートクレー
ブ中にて加熱処理し、熱時攪拌することにより均一な薬
物含有ゾルを得た。これを同様に、成形用鋳型に1.5
0gずつ分注し、凍結・解凍操作を2回施すことにより
、1剤中、メキタジン3 、0mg及びオクチルドデカ
ノール5%をそれぞれ含有するRG−6を得た。
(実施例 7)RG−7の調製 実施例1と同様の操作により、ユビデカレノン1.26
g、オクチルドデカノール8.0g、蒸留水54.1g
及びPVA (ゴーセノール N11−20) 16.
0gを200mJ入りガラス製ビーカーに入れてオート
クレーブ中にて加熱処理し、熱時攪拌することにより均
一な薬物含有ゾルを得た。これを同様に、成形用鋳型に
1.90gずつ分注し、凍結・解凍操作を2回施すこと
により、1剤中、ユビデカレノン30mg及びオクチル
ドデカノール10%をそれぞれ含有するRG−7を得た
(実施例 8)RG−8の調製 実施例1と同様の操作により、プラノプロフェン4.6
3g、  オクチルドデカノール8.0g、  蒸留水
53.0g及びPVA (ゴーセ/−ルNH−26) 
15.2gを200m1入りガラス製ビーカーに入れて
オートクレーブ中にて加熱処理し、熱時攪拌することに
より均一な薬物含有ゾルを得た。これを同様に、成形用
鋳型に1.90gずつ分注し、凍結・解凍操作を2回施
すことにより、1剤中、プラノプロフェン110■及び
オクチルドデカノールlO%をそれぞれ含有するRG−
8を得た。
(実施例 9)RG−9の調製 実施例1と同様の操作により、プレドニゾロン0.84
g、オレイルアルコール4.0g、  蒸留水55.2
g、PVA (ゴーセノール N1l−26)  8.
0g及びPVA (ゴーセノール NL−05) 12
.0gを200m1入りガラス製ビーカーに入れてオー
トクレーブ中にて加熱処理し、熱時攪拌することにより
均一な薬物含有ゾルを得た。これを同様に、成形用鋳型
に1.90gずつ分注し、凍結・解凍操作を2[118
11施すことにより、1剤中、プレドニゾロン20mg
及びオレイルアルコール5%をそれぞれ含有するRG−
9を得た。
(実施例 10)RG−10の調製 実施例1と同様の操作により、ケトプロフェン3.16
g、ベンジルアルコール4.0g、蒸留水56.8g及
びPVA (ゴーセノール NH−18、ケン化度98
.0−99.0モル%、平均重合度1800) 16.
0 gを200m1入りガラス製ビーカーに入れてオー
トクレーブ中にて加熱処理し、熱時攪拌することにより
均一な薬物含有ゾルを得た。これを同様に、成形用鋳型
に1.90gずつ分注し、凍結・解凍操作を2回施すこ
とにより、1剤中、ケトプロフェン75nIg及びベン
ジルアルコール5%をそれぞれ含有するRG−10を得
た。
(実施例 11)RG−11の、i7i製実施例10と
同様の操作により、ケトプロフェン3.16g、ベンジ
ルアルコール4.0g、 5%水酸化ナトリウム水溶液
4.9g、蒸留水51.9g及びPVA (ゴーセノー
ル Nl+−18) 16.0gより均一な薬物含有ゾ
ルを得た。これを同様に、成形用鋳型に1.90gずつ
分注し、凍結・解凍操作を2回施すことにより、1剤中
、ケトプロフェン75mg(0,5当量ナトリウム塩)
及びベンジルアルコール5%をそれぞれ含有するRG−
11を得た。
(実施例 12)RG−12の調製 実施例10と同様の操作により、ケトプロフェン3.1
6g、  ベンジルアルコール4.0g、 5%水酸化
ナトリウム水溶液9.9g、  蒸留水46.9g及び
PVA (ゴーセ)−ルNtl−18) 16.0gヨ
り均一な薬物含有ゾルを得た。これを同様に、成形用鋳
型に1.90gずつ分注し、凍結・解凍操作を2回施す
ことにより、1剤中、ケトプロフェン75mg (1,
0当量ナトリウム塩)及びベンジルアルコール5%をそ
れぞれ含有するRG−12を得た。
(比較例 1)RG−13の調製 実施例4と同様の操作により、テガフール12.6g、
蒸留水53.8g及びPVA (ゴーセノール NH−
26) 13.6gを200m1入りガラス製ビーカー
に入れてオートクレーブ中にて加熱処理し、8時攪拌す
ることにより均一な薬物含有ゾルを得た。これを同様に
、成形用鋳型に]、90gずつ分注し、凍結・解凍操作
を2回施すことにより、1剤中、テガフールを200m
g含有し、ベンジルアルコールを含まないRG−13を
得た。
(比較例 2)RG−14の調製 実施例8と同様の操作により、プラノプロフェン4.6
3g、  蒸留水60.2g及びPVA (ゴーセノー
ル NH−26) 15.2gを200m1入りガラス
製ビーカーに入れてオートクレーブ中にて加熱処理し、
熱時攪拌することにより均一な薬物含有ゾルを得た。
これを同様に、成形用鋳型に1.90gずつ分注し、凍
結・解凍操作を2回施すことにより、1剤中、プラノプ
ロフェン110mKを含有し、オクチルドデカノールを
含まないRG−14を得た。
(比較例 3)RG−15の調製 実施例1oと同様の操作により、ケトプロフェン3.1
6g、蒸留水60.8g及びPVA (ゴーセノール 
NH−18) 16.0gより均一な薬物含有ゾルを得
た。これを同様に、成形用鋳型に1.90gずつ分注し
、凍結・解凍操作を2回施すことにより、1剤中、ケト
プロフェン75mgを含有し、ベンジルアルコールを含
まないRG −15を得た。
(比較例 4)RG−16の調製 実施例10と同様の操作により、ケトプロフェン3.1
6g、 5%水酸化ナトリウム水溶液4.9g、蒸留水
55.9g及びPVA (ゴーセ/  )Li  Nl
+  18)16.0 gより均一な薬物含有ゾルを得
た。これを同様に、成形用鋳型に1.90gずつ分注し
、凍結・解凍操作を2回施すことにより、1剤中、ケト
プロフェン75mg (0,5当量ナトリウム塩)を含
有し。
ベンジルアルコールを含まないRG−16を得た。
(試験例 1)製剤表面における結晶析出性RG−1,
2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,
13,14,15及び16を調製直後、それぞれ1個ず
つ(1群3例)ガラス製スクリュー管瓶((株)井内盛
栄堂製、ラボラン パック、IO耐用)に入れて密栓を
施した後、それぞれ4°、20’及び40°Cの温度条
件下にて保存し、製剤表面における薬物結晶析出の有無
を観察した。何れの条件下でも同様の結果が得られたが
、このうち20°C保存で得られた結果を表−1にまと
めた。
(試験例 2)製剤からの薬物溶出挙動第十−改正日本
薬局方の溶出試験法(パドル法)に準拠して行った。す
なわち、溶出試験器(富山産業(株)製、 NTR−5
53)を用いて、50mMリン酸カリウム緩衝液(pH
7,4) 10100O中にRG−10,11,12,
15及び16をそれぞれ1個ずつ加え、37°C150
rpmにて攪拌した。これらの試験液を経時的に0.5
0m1ずつ採取し、この採取液に2.0mlの蒸留水を
加えてよく混合し、それぞれ260nmにおける吸光度
を測定した。各採取時刻における吸光度を試験開始48
時間後のそれに対する百分率で表し、これを各製剤にお
ける経時的溶出率とした。表−2には、特に各製剤のL
  s及び24時間後の溶出率をそれぞれ記した。
表−1製剤表面における薬物結晶析出の有無(20’ 
Cにて保存) コード番号 RG−I Q−2 RG−3 RG−4 RG−5 RG−6 RG−7 RG−8 RG−9 RG−10 RG−11 RG−12 RG−13 RG−14 RG−15 RG−16 1週間  0.5ケ月 無     無 無     無 無     無 無      無 無      無 無     無 無     無 無      無 無      無 無      無 無      無 無      無 有      有 有      有 有      有 有      有 表−2各製剤の1,5及び24時間における薬物溶出率
(%) コード番号 RG−10 RG−11 RG−12 RG−15 RG−16 1時間 24.5 31.4 38.2 25.2 32.1 以下余白 5時間 54.5 66゜9 74.9 54.9 66.7 24時間 93.1 98.1 100.0 94.8 98.7 (発明の効果) 本発明により、典型的な雑水溶性薬物であるテオフィリ
ン、塩酸プラゾシン、塩酸ニカルジピン、テガフール、
ピンドロール、メキタジン、ユビデカレノン、プラノプ
ロフェン、プレドニゾロン、ケトプロフェン等を安定か
つ均一にPVAヒドロゲル中に含有せしめることが可能
になった。特に、表−1に示した如く、従来法により調
製した製剤(’RG−13,14,15及び16)では
、何れの温度条件下においても、その表面における薬物
結晶の析出が著しく、全て1週間以内に析出した。
一方、本発明によるベンジルアルコール、オクチルドデ
カノールまたはオレイルアルコールを含有した製剤にお
いては、少なくとも1ケ月間はそのようなことが認めら
れなかった。
また、難水溶性ながら塩形成により水に可溶化し得る薬
物のひとつであるケトプロフェンの製剤からの溶出に関
して、大きな影響を及ぼすのは薬物の中和度であり、製
剤中の上記アルコールの有無による影響は極めて小さか
った(表−2)。すなわち、上記アルコールは、製剤か
らの薬物の溶出にはほとんど影響を及ぼさずに、製剤中
の薬物の溶解安定性に大きく寄与していることが示唆さ
れる。これは、本発明のいわばエマルジョン型PVAヒ
ドロゲルにより初めて可能となった技術である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)ベンジルアルコール、オクチルドデカノール及びオ
    レイルアルコールの中より選ばれる1種もしくはそれ以
    上の組合せと、ポリビニルアルコール、難水溶性薬物及
    び水からなる均一な粘性エマルジョンを成形用鋳型に充
    填し、凍結・解凍操作を施すことによりゲル化させるこ
    とを特徴とする薬物徐放性の粘膜適用型医薬品組成物。 2)ベンジルアルコール、オクチルドデカノール及びオ
    レイルアルコールの中より選ばれる1種もしくはそれ以
    上の組合せが、その重量百分率として2−15%含有さ
    れる特許請求の範囲第1項記載の医薬品組成物。 4)ポリビニルアルコールが、ケン化度95モル%以上
    で、平均重合度が500以上である特許請求の範囲第1
    項記載の医薬品組成物。 5)ポリビニルアルコールが、その重量百分率として5
    −30%含有される特許請求の範囲第1項記載の医薬品
    組成物。 6)難水溶性薬物が、その常用量を溶解せしめるのに水
    1ml以上を要する薬物である特許請求の範囲第1項記
    載の医薬品組成物。 7)難水溶性薬物が、その重量百分率として0.01−
    30%含有される特許請求範囲第1項記載の医薬品組成
    物。 8)水が、その重量百分率として25−92%含有され
    る特許請求の範囲第1項記載の医薬品組成物。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1037405C (zh) * 1994-08-30 1998-02-18 高扬 咽喉部喷射药膜

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CN1037405C (zh) * 1994-08-30 1998-02-18 高扬 咽喉部喷射药膜

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