JPH029522Y2 - - Google Patents

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JPH029522Y2
JPH029522Y2 JP1981089427U JP8942781U JPH029522Y2 JP H029522 Y2 JPH029522 Y2 JP H029522Y2 JP 1981089427 U JP1981089427 U JP 1981089427U JP 8942781 U JP8942781 U JP 8942781U JP H029522 Y2 JPH029522 Y2 JP H029522Y2
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center leg
leg
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legs
center
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、例えばスイツチング電源の電力変
換用トランス、またはチヨークコイルその他のト
ランスに用いられるフエライト磁芯に関する。
従来のフエライト磁芯として、中心脚とその外
側の一対の外側脚とを板状の接続部により構造的
かつ磁気的に接続して構成したE形フエライト磁
芯が、通信機用として用いられることが知られて
いる。しかしながらこのE形フエライト磁芯は、
中心脚と外側脚の幅が同一であるため、磁束の部
分的な飽和が生じ易く、形状も大型になり、また
磁気シールドも不充分であり、トランスに実装す
る際のボビンとの組合せについてもあまり構造上
有利でない等、種々の問題点を有していた。
そこでこの考案は、円柱状の中心脚と、一対の
外側脚と、これらを磁気的に接続する接続部とか
ら成るフエライト磁芯において、前記板状の接続
部に前記中心脚側に狭い幅となるようなテーパ部
を形成し、前記中心脚と前記板状の接続部との接
続部分にて、中心脚の外周面に接続部とは接続さ
れない露出部を設け、前記一対の外側脚の外周面
の形状を角柱状に形成することにより、磁束の部
分的な飽和をなくして磁芯全体の磁束密度の分布
を均一にし、中心脚を小さくかつ外側脚の内周面
の直径を中心脚の断面の直径よりも大きくして、
巻線を外側脚の内周面で覆うようにして、磁気シ
ールド効果を大きくし、トランスへの実装を容易
にしたフエライト磁芯を提供することを目的とす
る。
以下、この考案の実施例を、図面を参照して説
明する。
第1図はこの考案に係るフエライト磁芯の全体
斜視図、第2図は、その正面図、第3図は底面
図、第4図は平面図である。
第1図ないし第4図において、フエライト磁芯
は中心脚1と、その両側の一対の外側脚2,3
と、それらを接続する板状の接続部4,5から構
成され、これらは例えばMn−Znなどのフエライ
ト粉末から成型、焼成および加工の製造工程を経
て、一体的に成形される。
中心脚1と外側脚2,3の高さHは同一とし、
中心脚1の一方の端面(平坦面)1aと外側脚
2,3の一方の端面(平坦面)2a,3aを同一
平面上に配置し、接続部4,5はそれら平坦面と
は反対側に寄せて配置し、中心脚1の反対端面と
外側脚2,3の反対端面と接続部4,5の外側面
とを同一平面Pに一致させる。かくして第5図の
縦断面図に示すように、E形フエライト磁芯が形
成される。
このフエライト磁芯をトランスに実装する場合
は、2個のフエライト磁芯をボビン(図示しな
い)を介して平坦面1a,2a,3aを互いに当
接させて装着し、中心脚1の周囲に巻線を配置す
る。磁気回路は、一方のフエライト磁芯の中心脚
1から接続部4,5に分岐し、外側脚2,3のそ
れぞれを通り、他方の磁芯の外側脚および接続部
を経、中心脚に合流して閉じる。この磁気回路に
おいては、磁芯の材質が均一であれば、磁束に垂
直な断面積の最も小さい部分で磁束密度が飽和
し、この最小断面積よりも断面積の大きな部分で
は磁束密度に余裕が生じ、これは材料が無駄とな
り、磁芯が大形になりかつ重量が重くなり、単位
重量当たりの電力が小さくなる。従つて磁気回路
全体について断面積を可能な限り同一にすること
が望まれる。
また、外側脚2,3は中心脚1の周囲に巻かれ
る巻線が生ずる磁力に対して磁気シールド効果を
呈する。従つてこの磁気シールド効果を大きくす
るためには、外側脚2,3によつてなるべく巻線
を覆うような構造上の配慮が必要である。そして
磁芯全体として小形であり、かつ外形をコンパク
トにして、実装しやすくかつ実装密度を大きくす
ることが望まれる。
そこで第3図に示すように、中心脚1を円柱形
とし、外側脚2,3の内周面2b,3bを中心脚
1の中心軸を同一中心軸とする円周面とし、中心
脚1の断面の直径d1を外側脚2,3の幅bよりも
かなり小さくする(第6図参照)。この時中心脚
1の直径d1を外側脚2,3の内周面2b,3bの
なす内周直径d2の15〜70%とし、好ましくは約50
%とする。このように構成することにより巻線が
外側脚2,3により良好に覆われ、磁気シールド
効果が大きくなり、磁芯の巻線ボビンへの装着も
容易になる。
さらに外側脚2,3の外周面2c,2d,3
c,3dを平面状として外側脚の外周面を直柱状
にする。このようにすれば、磁芯の外形が小型か
つ簡単になり、実装性が向上し、少ない空間への
実装密度を大きくすることができる。
また接続部4,5にはその幅方向に、外側脚
2,3との接続部分から中心脚1との接続部分に
向けて幅が小さくなるテーパ部4a,5aを形成
する。そして中心脚1の平坦面1aの面積(すな
わち断面積)をS1(=π/4d1 2)、中心脚1と接続部 4,5との接続面の面積をS2,S3、外側脚2,3
の平坦面2a,3aの面積(すなわち断面積)を
S4,S5とした時、S1≒S2+S3≒S4+S5となるよう
に構成する。こうすると磁束密度はこれらの断面
部分でほぼ同時に飽和するため、磁束が局部的に
飽和することなく磁芯全体に磁束が均一に配分さ
れ、磁束の分布が良好になり、磁芯全体の材料の
無駄が省け、小型かつ軽量になり、単位重量当た
りの電力が増大する。さらにより好ましくは、接
続部4,5の厚み方向に、上述のテーパ部4a,
5aとは逆に、中心脚1側から外側脚2,3側に
向けて漸次厚さが薄くなるようにテーパ部を形成
し、接続部4,5と外側脚2,3との接続面の面
積をS6,S7とした時に、S6+S7≒S1≒S2+S3≒S4
+S5となるように構成すれば、上述の効果はさら
に増大する。
2つの外側脚2,3と2つの接続部4,5と
は、形状を対称形として、面積S2=S3,S6=S7
S4=S5とし、従つてS1=2S2(=2S3)=2S6(=2S7
=2S4(=2S5)としてもよいが、これらは上述し
た面積の和が等しいという条件を満足する限り、
非対称形(従つてS2≠S3,S4≠S5,S6≠S7)とし
ても差し支えない。
接続部4,5の幅方向のテーパ部4a,5a
は、S1=S2+S3の条件を満たしながら、中心脚1
との接続部分の近傍にさらに大きな傾斜の第2の
テーパ部4b,5bを形成する。磁束は中心脚の
円周面に直角の方向に流れるので、テーパ部4
b,5bのない場合とある場合の磁束の流れは、
各々、第7図A,Bに示すようになる。なお、中
心脚のうち接続部と結合しない露出部の長さBは
第7図AとBの場合等しいものとする。磁束の流
れは中心脚と接続部との結合点Aの付近で接続部
の輪郭にそつて曲ることになり、この付近で飽和
しやすい。接続部の断面積は中心脚との接合点A
の付近が最も小さいので、テーパ部4b,5bに
よりこの付近の断面積を大きくすれば上述の飽和
を防ぐことができる。
さらに、テーパ部4b,5bの存在によりコア
を製造する型枠の寿命を長くすることができる。
コアの接続部の断面に相当する形状の中筒は粉
体の加圧の度に粉体と接触するのでエツジが摩耗
しやすく、特にエツジが鋭角状のときは耐久時間
が短くなる。
テーパ部4b,5bが存在しないと中筒は鋭い
エツジをもつことになるが、該テーパが存在する
ときはエツジの角度が大きくなり、型枠の耐久時
間が長くなる。このような接続部の幅方向のテー
パ部は、外側脚2,3側から中心脚1側に漸次傾
斜が大きくなる複数のテーパ部を形成すれば、テ
ーパ部の段数が多くなる程上述の効果が増大す
る。
外側脚2,3の外周の角柱部分の各稜部2e,
3eは、直角面状の鋭い稜部のままでもよいが、
円弧状のまるみを付けるか、あるいは面取りを付
けることが望ましく、こうするとフエライト磁芯
の製造加工が容易になり、磁束分布も均一にな
る。
さらに外側脚2,3の内周面2b,3bと外周
面2d,3dとのなす稜部2f,3fにも、好ま
しくは、まるみまたは面取りを付ける。こうする
と巻線を傷付けない構造とすることができる。
また中心脚1と接続部4,5との接続部分は、
上述のS1≒S2+S3の条件を満たしながら、中心脚
1の外周に接続部4,5とは接続されない、中心
脚1の外周面をそのまま残した露出部1bを持た
せることがよい。こうするとこの部分から巻線の
リード線を外部に取り出すことが容易になる。
以上説明したようにこの考案のフエライト磁芯
によれば、磁束の部分的な飽和がなくなつて、フ
エライト磁芯全体の磁束密度の分布が均一にな
り、磁束密度の観点から余分な部分がなくなつて
磁芯全体が小型かつ軽量になり、単位重量当たり
の電力が大きくなり、また磁気シールド効果も大
きくなる。さらにトランスへの実装も容易にな
り、実装後のトランスの形状も簡素になり、少な
い空間での実装密度も大きくなる等の種々の優れ
た効果を呈する。そして例えば50KHzフオワード
コンバータ方式用フエライト磁芯として、30〜
400Wの出力が得られ、スイツチング電源の電力
変換用トランスまたはチヨークコイルその他のト
ランスに用いるフエライト磁芯として、実用上の
利益は顕著である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案によるフエライト磁芯の全体
斜視図、第2図は正面図、第3図は底面図、第4
図は平面図、第5図は第4図の−線における
縦断面図、第6図は第2図における−線にお
ける横断面図である。第7図A及びBは本考案の
効果を説明する図である。 1……中心脚、1a……平坦面、1b……露出
部、2,3……外側脚、2a,3a……平坦面、
4,5……接続部、4a,5a,4b,5b……
テーパ部、d1……中心脚の平坦面の直径、d2……
外側脚の内周面の直径、S1……中心脚の平坦面の
面積、S2,S3……中心脚と接続部の接続面面積、
S4,S5……外側脚の平坦面の面積、S6,S7……外
側脚と接続部の接続面面積。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 円柱状の中心脚と、一対の外側脚と、これらを
    磁気的に接続する板状の接続部とから成るフエラ
    イト磁芯において、 前記板状の接続部に前記中心脚側に狭い幅とな
    るように、外側脚側から中心脚側に向けて漸次幅
    方向の傾斜が大きくなる少なくとも2段のテーパ
    部を形成し、 前記中心脚と前記板状の接続部との接続部分に
    て、中心脚の外周面に接続部とは接続されない露
    出部を設け、 前記一対の外側脚の内周面の形状を中心脚の中
    心軸と同一中心軸とする円周面に形成し、外周面
    の形状を角柱状に形成したことを特徴とするフエ
    ライト磁芯。
JP1981089427U 1981-06-19 1981-06-19 Expired JPH029522Y2 (ja)

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JP7187905B2 (ja) * 2018-09-07 2022-12-13 日立金属株式会社 フェライト磁心およびそれを用いたコイル部品
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