JPH0311080B2 - - Google Patents

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JPH0311080B2
JPH0311080B2 JP9457780A JP9457780A JPH0311080B2 JP H0311080 B2 JPH0311080 B2 JP H0311080B2 JP 9457780 A JP9457780 A JP 9457780A JP 9457780 A JP9457780 A JP 9457780A JP H0311080 B2 JPH0311080 B2 JP H0311080B2
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temperature
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ray tube
power
anode
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Okuman Rudorufu
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Koninklijke Philips Electronics NV
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Publication of JPS5730299A publication Critical patent/JPS5730299A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はX線発生装置内の回転陽極型X線管に
供給する電力を制御するために、陽極円板温度を
連続して求め、これを第1の限界値と比較し、陽
極円板温度がこの第1の限界値を越える時はX線
管に供給する電力を自動的に下げる回転陽極型X
線管に供給する電力の制御方法に関するものであ
る。
このような方法の基本的な点はドイツ国公開特
許第2208871号明細書から既知である。しかし
こゝでは陽極円板温度(即ち焦点に集つた熱が少
なくともほぼ一様に陽極円板全面に拡散する時陽
極円板がとる温度)の代りに、焦点の温度を測つ
ている。そして温度を算出するためにアナログの
演算回路を設けている。勿論使おうと思えばデイ
ジタルの演算回路を用いることも等しく可能であ
るし、陽極円板温度を測定により求めることもで
きる。
而して上記既知の方法では焦点温度がその限界
値に達したことを検出した瞬時に管電力を制御し
て焦点温度が正確にこの限界値にとどまるように
している。しかしこのように照射中入力電力を自
動的に下げると同一被検体に対する負荷はこの限
界値近傍のある範囲内に納める必要があるため照
射時間が絶えず変わり、それが長くなると被検体
が動くため像が不鮮明になり同一被検体に対する
照射時間の再現性が劣化する。また、この方法は
焦点温度を常にチエツクしていても、熱抵抗が相
当に大きいシヤフトを介して陽極円板に連結され
ている回転陽極の軸受が加熱されてその温度が軸
受を損傷し、このためX線管の寿命が劣化する温
度に達することがあるという事実を看過してい
る。このようにこの方法では焦点温度を監視して
いるにもかゝわらずX線管が全ての場合過負荷に
ならないよう保護されているとは云えないという
欠点を有している。
これと同じことはドイツ国公告特許第1050458
号から既知の方法及び装置についても云える。
こゝでは焦点温度が限界値に達するや否や特性表
又は特性図に基づいてX線管にそれ以降負荷する
負荷を冷めたい時のX線管に負荷し得る負荷の値
の何割かに固定している。
またドイツ国公開特許第2031590号から、その
時々の陽極温度を(熱放射測定プローブを用いて
測定し)、その陽極温度に依存して制御装置を制
御し、未だ冷めたいX線管に負荷し得る負荷の何
割を負荷できるかを表示装置に表示させている。
しかしこの場合は操作員が前記限界を考慮に入れ
つゝ次の照射に対する照射パラメータを計算し直
して何十パーセントの負荷を与え得るかを求めね
ばならないが、これはルーチンワークとしては余
りにも複雑で時間もかゝる。
最后にドイツ国公開特許第2345947号から陽極
温度をシミユレート又は測定して陽極円板の冷却
を高速シミユレートし、操作員に陽極温度が限界
値を越えた後陽極円板を破損することなく次の照
射をスタートさせる迄の待時間を教えることが知
られている。しかしこの場合も前述した他の全て
の場合と同様にX線管に与えられる平均電力が高
くなりすぎた時X線管の過負荷を十全に防止する
ことはできない。その理由は、回転陽極の軸受が
高温になりすぎているにもかゝわらず陽極円板の
温度が限界値に達していないというケースがあり
得るからである。
それ故本発明の目的はX線管が絶対に過負荷に
ならず、一つの被検体に対する照射時間の再現性
が良好な回転陽極型X線管に対する給電電力を制
御する方法を提供するにある。
この目的を達成するため本発明方法によればX
線管に供給される電力を自動的に一回につき許容
し得る電力の予じめ定められた一定の比率迄下
げ、この電力を下げることを照射と照射の間で行
ない、陽極円板温度を第1の限界値(Tg1)より
も高い第2の限界値(Tg2)と比較し、陽極円板
温度が照射と照射の間にこの第2限界値(Tg2
を越える時は管電力を第2の予じめ定められた一
定比率(値零とすると好適である)迄下げ、回転
陽極の軸受の温度を連続して求めて電力が供給さ
れている間中の平均値をモニタし、この温度を第
3の限界値(Tlg)と比較し、求められた軸受温
度がこの第3の限界値を越えている限り照射の開
始を抑えることを特徴とする。
このように本発明方法によればX線管に与える
電力を毎回管電流及び多くは管電圧用の制御部材
を自動制御することにより許容し得る最大電力の
一定比率に迄自動的に下げている。こゝで許容し
得る最大電力といつたのはそれだけの電力を負荷
した時X線管が焦点通路内での溶融現象により過
負荷になることなく第1の限界値に対応する温度
でなお動作し得る電力のことである。而してこの
許容し得る最大電力は照射時間が0.1秒以下の場
合例えば50〓管ならば50〓である。そして照射時
間が長くなればそれに対応してこの許容し得る最
大電力は下げねばならなくなる。また勿論陽極円
板温度が第1の限界値を越える場合はX線管に与
える電力が許容し得る電力に対してとる比率も下
げねばならない。
電力を下げることは照射中には行なわず、照射
と照射の間に行なう。而して陽極円板温度が第1
の限界値以下に下つてから次の照射を開始する場
合は、既知の方法と同じにX線管に供給する電力
は毎回許容し得る最大電力迄自動的に上昇させ
る。しかし、本発明方法によれば第2の限界値を
導入したことによりX線管が低くされた入力電力
でなお過負荷になるということが確実に防げる。
そのためには第2の限界値と許容し得る最大電力
に対する比率とを互に適合させてこの第2の限界
値の下で許容し得る最大電力に対しこの比率を有
する電力をX線管に負荷してもX線管が破壊しな
いようにする必要がある。
また本発明方法によれば回転陽極の軸受の温度
も絶えず測定し、許容し得る最高軸受温度と絶え
ず比較するから、一回の照射当り負荷される電力
は比較的低いが、個々の照射や透視操作を通じて
のX線管に供給される平均電力が比較的高い場合
(このような場合普通は陽極円板温度の方は第2
の限界値に達していない)にX線管が破壊される
ことは確実に避けられる。しかし、これでも場合
によつては軸受温度が第3の限界値に達する前に
回転子と陽極円板が装着されているシヤフトとの
間の継ぎ目(例えば溶接継ぎ目)の温度が限界値
を越えることがある。このような場合は軸受温度
の代りにこの継ぎ目の温度をモニタしなければな
らない。そのいずれの場合でも数分間に亘つて平
均した供給電力が限界値を越えてはならない。
本発明方法の好適な一実施例によれば、前記第
1の限界値をX線管に長時間に亘つて平均透視電
力を負荷する時の陽極円板温度に近い温度に対応
させることを特徴とする。この実施例はX線管の
公称負荷〔例えば50KW管ならば(0.1秒以下)
50KW〕は陽極円板が冷めたい時に許容し得る最
大電力ではなく(陽極円板が冷めたい時はもつと
大きな負荷を負荷し得る)、長時間透視し、陽極
円板の温度が数百℃にも達した後でなお陽極円板
を破壊することなく許容し得る電力であることで
ある。斯くして陽極円板温度の第1の限界値は陽
極円板を荒い面にしたり黒化したか(この場合は
陽極円板の熱放散が良くなり、一層温度が低くな
る)否かにより500℃又はそれ以上になる。
管電流を下げることだけにより入力電力を下げ
る場合にはこのように下げられた電力の下で記録
される像はその特性を維持するが、同一密度即ち
同一mAs積(電流−照射時間積)にするには照
射時間を長くする必要がある。しかし、多くの場
合、例えば照射時間が予じめ規定されているX線
断層撮影の場合はこのように照射時間を延ばすこ
とは許されない。そこで本発明の一実施例によれ
ば前記の供給電力をX線管の管電圧は予じめ定め
られた比率だけ高くし、これと同時に管電流の方
はこの比率の3乃至5倍だけ下げることにより小
さくすることを特徴とする。このようにすればX
線管に供給する電力は下がるが、X線管が出す照
射力は下がらないで済む。その理由は、照射力は
管電流に比例して変化するが、管電圧に対しては
その3乗〜5乗で変化し、管電流を小さくしたこ
とによる照射力の減少分が管電圧を高くすること
により補償されるからである。このように照射力
がほぼ一定に保たれるため照射を変える場合でも
照射時間は同一に保たれる。しかし、管電圧が変
わるため照射性は変わる。
図面につき本発明を詳細に説明する。
第1図は種々の温度が時間と共に変化する様子
を示したものである。基準線Tg1は陽極円板温度
の第1の限界値を示す。この陽極円板温度の第1
の限界値は陽極円板に例えば250Wの平均透視電
力(mean flnoroscopic power)を負荷した時
陽極円板の温度が次第に漸近する値である。普通
X線管はこの第1の限界値の時設計通りの定格入
力(例えば30KW管ならば0.1秒以下30KW)を過
負荷にならずに扱えるように設計されている。符
号Tg2は第2の限界値を示すが、この値は陽極円
板温度がこの限界値に対応する時X線管に陽極円
板温度の第1の限界値の下で許容し得る電力の約
80%の電力が負荷されてもX線管が過負荷になら
ないように選ばれている。
符号Ta2はX線管に管の軸受が破損されること
なくかけ得る電力を連続的に負荷した時陽極円板
の温度が時間の関数として変化する様子を示した
ものであつて、これは第1の限界値Tg1と第2の
限界値Tg2との間に位置する限界値Tglに近づく。
なお第1の限界値Tg1と第2の限界値Tg2とは代
表的なX線管では夫々730℃と1050℃であり、こ
れは陽極円板の表面や回転子の表を荒らしたり黒
化したりしない場合の値である。符号TlはX線管
に上記電力を負荷した時の軸受の温度変化を示し
たものである。この場合軸受温度は限界値Tlg
漸近する。照射開始時に陽極円板温度が限界値
Tg1以下である時はこの温度Tg1で許容し得る電
力をフルに入力してX線照射を行なう。照射と照
射の間で陽極円板温度が限界値Tg1と第2の限界
値Tg2との間にある時は電力が第1の限界値Tg1
で許容し得る電力の丁度80%になるように入力電
力を小さくする、即ち管電圧と管電流の調整部材
を制御する。これにより照射と照射の間での陽極
円板温度が第1の限界値Tg1以下に下がつた時は
再度供給電力をフルにする。その結果照射と照射
の間で陽極円板温度が第2の限界値を越えたら今
度は温度が少なくなるとも値Tg2以下になる迄照
射を中止する。
第1図から明らかなように陽極円板温度が限界
値Tg1とTg2との間にあれば何時でも照射可能と
いうものではない。たとえ入力電力を小さくして
もそうである。蓋し、陽極円板温度が第2の限界
値を越えなくても軸受温度が許容し得る限界値に
達することがあるからである。本発明によれば軸
受温度を求め、軸受温度が限界値Tg1に達した時
照射をやめることによりX線管が過負荷になるの
を防いでいる。これに対し既知の方法では陽極円
板温度が限界値を越えた時間自動的にX線管に供
給する電力を下げているが、そのためには陽極円
板温度が2個の限界値Tg1とTg2の間の値Tg1を越
えられないようにすることになる。しかしそうす
るとなお利用できる負荷の蓄わえが十分に利用で
きないことになる。
第2の限界値Tg2をあまりに高くすることは適
当ではない。蓋し限界値Tg2が高すぎると2個の
限界値の間で供給電力を大幅に下げる(例えば第
1の限界値Tg1以下の場合に許容し得る電力の50
%迄)必要があるからであり、また高温域で供給
電力を小さくしてX線を照射するということは実
際には行なわれないからであり、更に陽極円板温
度がこうして高くとられた第2の限界値に達する
前に軸受の温度Tlがその限界値に達してしまうか
らである。
第2図のブロツク図は本発明方法を実施するX
線発生装置を示す。回転陽極形X線管1に高電圧
発生装置2を接続する。この高電圧発生装置2は
限時装置30を介して低電圧調整部材60に接続
する。電子技術で制御される加熱回路5に導線8
を介して管ノモグラム用の関数発生装置20から
基準値を入力する。この関数発生装置20には制
御卓10上に配設されている照射パラメータ(管
電圧、管電流、照射時間)を入れるための信号発
生器14,15,16から調整信号を受け取る。
関数発生装置20は既知の態様で(ドイツ国公開
特許第2158865号)種々のX線管に対する管負荷
ノモグラムを発生し、その上多くは個々のX線管
内の種々の焦点に対する管負荷ノモグラムをも発
生する。
但しこれらのモノグラムはどれも1回の照射に
対して与えられる。斯様に関数発生装置20から
は何時でも1回の照射に用いるX線管とその焦点
に対してその瞬時で許容し得る管電流、従つて電
力を指定する信号が供給され、それが基準値とし
て導線8に現われる。このような信号は各X線照
射の度毎に起動期間(0.1秒)後減少し続け、こ
れにより電力も減少し続けるものであることもあ
るし、例えば一定電流で照射する場合のように一
定値をとり続けることもあり、それは制御コンソ
ール10で調整できる。
管電流Iを制御し、管電流の実際の値を決める
のは高電圧発生装置2内にあるトランスジユーサ
計器である。基界値は関数発生装置20内にある
増幅器(この利得は階段的に制御される)21を
介して導線8に出力される。この増幅器21の利
得は何時も一回の照射中一定である。
X線発生装置1を自動照射装置と併用する時は
制御卓10で調整されるのは管電圧だけであり、
この管電圧と管電力とから関数発生装置20でこ
の管電力を与えるのに必要な管電流を求める。こ
の管電流は時間と共に逓減して(「逓減負荷」)、
その値が増幅器21を介して導線8に管電流制御
回路の基準値として与えられる。従つて基準値の
大きさは管電圧の調整値及び管電力に依存するだ
けでなく、増幅器21の調整利得にも依存する。
同じことは管電圧の他にmAs積を調整する
「2ボタン制御」モードの場合にもあてはまる。
しかし、この時得られる照射時間も利得に依存す
る。関数発生装置20で既知の態様で形成した
(ドイツ国公開特許第2721535号)この値を導線3
2を介して一方では表示器13に送り、他方では
限時装置30に送る。
増幅器21の利得は陽極円板と、陽極軸受と、
X線管容器の温度により制御する。
これらの温度は装置100で求められるが、この
装置100には3個の演算回路110,120,
130がある。演算回路110は既知の態様で
(ドイツ国公開特許第1050458号)抵抗とコンデン
サとから成る回路網で構成され、陽極温度の変化
をシミユレートする。この目的で演算回路110
の入力端子111には導線71を介してX線管に
供給される電力の瞬時値を表わし、照射即ち透視
動作同志の間は値零をとる信号を入力する。その
信号は照射時即ち透明時にあつては管電圧(U)
と管電流(I)との積を形成する乗算器70で発
生させる。演算回路110の要素はX線管の陽極
円板の熱パラメータに従つて大きさを決めるが、
何本かのX線管又は1本だが何個かの焦点を持つ
V線管を用いる場合は当然上記要素を切り換えて
使用する。出力導線113に現われる電圧は関連
陽極円板温度を近似的に表わす。この出力導線1
13に現われる電圧は一方では第2の演算回路1
20の入力端子に送られて回転陽極の軸受の温度
をシミユレートするのに用いられ(第2の演算回
路の要素もX線管の熱パラメータに従つて調整さ
れる)、他方では演算回路110から供給される
値が第1の限界値Tg1又は第2の限界値Tg2に対
応する時夫々動作する2個の比較段階40及び4
1の入力端子に送られる。
演算回路120は導線71を介して軸受の加熱
の点ではなお許容し得る連続電力に対応する信号
が絶えず供給される時その出力信号が限界値Tlg
に対応する限界値に漸近するように設計する。導
線123に現われるこの出力信号は上記限界値に
達した時動作するもう一つの比較装置42の入力
端子に入力する。この他演算回路120は回転陽
極の起動又は制動に応答して起動又は制動電力の
回転子に誘導により伝達される成分をカバーする
電流が入る入力端子121を具える。
演算回路120の出力信号はX線管容器の温度
をシミユレートする第3の演算回路130の入力
端子に入力する。この出力信号は主な熱伝導抵抗
で生ずる熱出力に対応する。また演算回路130
は導線115を介して演算回路110に接続され
ており、演算回路110から陽極円板から放射さ
れる熱出力に対応する信号を受け取る。この容器
の温度をシミユレートするための演算回路130
の出力端子は第4の比較段43の入力端子に接続
する。この容器温度は電圧源(可変又は固定)で
シミユレートできる。この電圧源は簡単に適当な
ツエナダイオード134で造ることができる。演
算回路130の出力端子はそこに現われる出力電
圧が予じめ定められた容器温度の限界値に対応す
る時動作する第4の比較段43に接続する。
演算回路130は容器の温度を測定できる適当
な温度センサで置き換えることができる。演算回
路110及び120も原理的には夫々陽極円板温
度及び軸受温度を測定する温度センサで置き換え
ることができるが、このような温度センサは当該
温度をシミユレートしたり計算したりするのより
は相当にむずかしい。
比較器40,41,42及び43の夫々の出力
端子45,46,47及び48は関数発生装置2
0の制御入力端子に接続し、適当なスイツチング
回路網を介して可変利得増幅器21の利得を制御
できるようにする。この利得制御は照射と照射の
間でのみ行うのであるが、比較段41,42及び
43の少なくとも一つが働いた時、即ち陽極円板
温度が第2の限界値Tg2を越えた時、軸受温度が
その限界値を越えた時及び/又は容器の温度がそ
の限界値を越えた時に利得が零になるように行な
われる。これに対し、これらの比較段41,42
及び43はいずれも働らかず、比較段40だけが
働く時、即ち陽極円板温度が第1の限界値Tg1
越えた時は可変利得増幅器21の利得を80%にセ
ツトする。これは管電流の基準値をX線管の負荷
率を所与の通りとし、制御卓10のセツト状態を
所定の条件に合わせた時なお許容し得る第1の限
界値以下での管電流の値の80%に下げることを意
味する。動作をタイマで制御する場合は同時に照
射時間を変えるが、その時は信号導線32を介し
て限時装置30と制御卓10上の表示器13を変
更された照射時間の値に合わせる。これと同時に
例えば表示器が点滅したりするなどして操作員は
入力電力が下がつたことを知る。4個の比較段4
0,41,42,43がいずれも働らかない場合
は利得は定格値の100%になり、関数発生装置か
ら出る基準値がX線管の入力電力をフルに利用す
る場合の管電流に対応することになる。
比較段40〜43の一つが限界温度の一つを越
えたことを検出した時は例えばドイツ国公開特許
第2345947号から知られるように第2のシミユレ
ーシヨン回路網により高速モードでの高速シミユ
レーシヨンをスタートさせる。この第2のシミユ
レーシヨン回路網200も3個の演算回路21
0,220,230を具えるが、その構造は演算
回路110,120及び130の構造と同じであ
り、唯時定数が1より相当に小さな一定倍率を乗
じただけ演算回路110,120及び130の時
定数と相違している。比較段40〜43の一つが
働らくと電圧増幅器112,122及び132を
介して演算回路210,220及び230が演算
回路110,120及び130により求まる(実
時間)温度にセツトされ、その後で冷却プロセス
をシミユレートする高速シミユレーシヨンサイク
ルがスタートする。この高速シミユレーシヨン中
比較段40〜43はスイツチa1〜a3を介して第2
のシミユレーシヨン回路網200の出力端子に接
続される。この高速シミユレーシヨンサイクルと
同時に回路50内のゲートが開いて信号発生器G
が制御卓10上の表示器17付きの待時間カウン
ターを高速モード倍率に適合した周波数で歩進さ
せ続ける。シミユレーシヨン回路網200の値が
再び限界温度以下に下つた時、待時間カウンタに
はその時間が経過してから再度100%の入力電力
で照射を行なうべき待時間が蓄えられている。そ
の後待時間カウンタは実時間でデクリメントし、
何時でもその時点以后の待時間が表示器17に表
示される。
なおシミユレーシヨン回路網100、シミユレ
ーシヨン回路網200、比較段40〜43及び関
数発生装置20は一つのマイクロプロセサで造る
と好適である。こうすれば種々の温度を実時間で
計算したり、高速モードで計算したりすることが
殊に簡単になる。その理由は、高速モード動作の
場合は時間の進みが早いだけで各種計算段階は温
度の実時間計算の場合の時間の進みに対応する速
度よりも高速に進めるものゝ順序は同じだからで
ある。
第3図は代表的なX線検査時における回転陽極
X線管の陽極円板の温度Ta及び軸受の温度Tl
時間と共に変化する様子を示すものである。各照
射時毎に陽極円板の温度Taは殆んど一足飛びに
上昇し(厳密に云えば、単位時間当りの温度上昇
がX線管に与えられる入力電力の瞬時値に比例す
る)、そのステツプの幅は一回の照射時に供給さ
れるエネルギーの量に依存する。その後図示した
通り陽極円板の温度は照射と照射の間ほぼ指数関
数的に下がる。これは照射時における温度上昇に
比べ本質的にゆつくりとしている。而して時刻t1
では照射時に陽極円板の温度が第1の限界値Tg1
だけでなく第2の限界値Tg2も越えてしまう。従
つて比較段40と41が働らいて高速シミユレー
シヨンサイクルがスタートする。この時操作員は
制御卓上の表示。17を見て、次に照射できるよ
うになる迄どの位の時間待たねばならないかを知
る。陽極円板温度が第2の限界値Tg2以下に下つ
た後は比較段41が停止状態に戻る。即ち、照射
の禁止が解かれる。この時比較段40だけは働ら
き続ける。従つて80%に下つた電力であるが照射
を行なえる。時刻t2で行なわれる次の照射では定
格電力の80%で照射が行なわれる。その理由はこ
の時刻t2では陽極円板温度が未だ第1の限界値
Tg1以下に下つていないからである。この陽極円
板温度Taは再度第2の限界値を越え、比較段4
1が動作し、比較段40も動作状態にとゞまる。
時刻t3での次の照射時では再び、しかも今度はは
つきりと第2の限界値Tg2も越える。この時も
(比較段40と41とが動作状態にあり)照射が
暫時とめられる。
上述した陽極円板温度Taと比較して軸受温度
Tlは陽極円板と軸受との間に熱抵抗があるため可
成りゆつくりと変化するだけである。この軸受温
度Tlは時刻t3での照射が完了した後(比較段42
も動作する)、軸受温度限界値Tlgを越える。その
後もX線管には更に電力が入つてこないにもかゝ
わらず軸受温度Tlは上昇し、最大値に達する。そ
れ故軸受温度の限界値Tlgは許容し得る最高軸受
温度よりも僅かながら低く選ぶ必要がある。陽極
円板温度Taが第2の限界値よりも低くなつた後
比較段41は元の状態に戻り、比較段42は動作
状態にとゞまることになる。軸受温度Tlがその限
界値Tlg以下に下がれば原理的にはもう一度照射
を行なえる筈であるが、これは余り効率が良くな
い、その理由は、一寸照射電力を加えただけで限
界値Tlgを越えてしまうからである。それ故比較
段42はヒステリシスを呈し、軸受温度が相当に
限界値Tlg以下になつてはじめて初期状態に戻る
ようにすると好適である。こうすればこの后軸受
温度が限界値Tlgへ到達したため比較段42が動
作するということもなく何回もX線照射を行うこ
とができる。
勿論X線管容器又はX線管冷却剤(油)の温度
を監視し、その温度が限界値を越えた時も照射を
禁止するようにすることもできる。
第4図にX線管過負荷保護回路の好適な一実施
例を示した。マイクロコンピユータ300をバス
系400を介して一次電圧アクチユエータ510
と給電スイツチ回路520とフイラメント電流制
御回路530と(X線管操作員用の)制御パネル
540とに接続する。またこれらの一次電圧アク
チユエータ510と電力スイツチ回路520とフ
イラメント電流制御回路530とを主電源550
に接続する。操作員用制御パネル540は押しボ
タンを押すことによりデイジタルデータを入力で
きるようになつており、種々のデータを表示でき
るようになつている。
給電スイツチ回路520とフイラメント電流制
御回路530とを高電圧タンク600に接続す
る。この高電圧タンク600には高電圧変圧器、
整流器、線条絶縁変圧器(filament insulation
transformer)並びに実KV及びmAデータを与
える測定回路(図示せず)が内蔵されている。こ
の高電圧タンク600にX線管610を接続す
る。高電圧タンク600内のKV及びmA測定用
測定回路の出力端子を夫々一次電圧アクチユエー
タ510とフイラメント電流制御回路530とに
接続してデータをフイードバツクし、(フイラメ
ント電流を)閉グループ制御すると共に、データ
バス400にその時の照射データ(KV)、(m
A)をのせる。
X線照射に関するデータを制御パネル540を
用いて入力し、マイクロコンピユータ300に移
す。するとマイクロコンピユータ300はこの照
射データに基づいて一次電圧アクチユエータ51
0を制御して高電圧をセツトし、給電スイツチ回
路520を制御してX線管をオンオフし、フイラ
メント電流制御回路530を制御してX線管61
0のフイラメント電流を制御する。
第5図には第4図に示したマイクロコンピユー
タ300が詳細に示されている。このマイクロコ
ンピユータ300にはINTEL8086マイクロプロ
セサ301と、クロツクパルス発生器302
(INTEL8284)と、実時間クロツクパルス発生器
310と、INTEL8282ポート303と、
INTEL8286ドライバ304と、ROM305と、
RAM306が含まれる。実時間クロツクパルス
発生器310からマイクロプロセサ301の割込
入力ピン17にパルスを供給する。その理由につ
いては後述する。ROM305とRAM306と
ポート303とドライバ304とはデータ・アド
レス兼用制御バス400に接続する。このデー
タ・アドレス兼用制御バス400はマイクロプロ
セサ301の制御ラインも含む(ピン25及び3
4)。マイクロプロセサ301のピン2〜16と
ピン35〜39とに時分割多重方式で現われるア
ドレス信号とデータ信号とをポート303とドラ
イバ304とを用いて多重分離する。こうして多
重分離されたデータとアドレスとはバス系400
に送られる。マイクロプロセサ301はそのピン
25及び34から出力される制御信号を介してメ
モリ305若しくは306又は入出力ポート50
0の一つにアクセスする。この入出力ポート50
0は(集積回路化した)アドレスデコーダ兼デー
タラツチ回路を具え、このアドレスデコーダ兼デ
ータラツチ回路から(D/A変換器を介して)一
次電圧アクチユエータ510、給電スイツチ回路
520、フイラメント電流制御回路530又は制
御パネル540に出力データが送られる。入出力
ポート500は更に(A/D変換器を介して)実
管電圧、管電流及びフイラメント電流のような入
力データを受け取り、この入力データをバス40
0にのせてマイクロプロセサ301を制御するた
めの回路を具える。
RAM306は変数データとを蓄わえるために
使用する。ROM305はマイクロプロセサ30
1が第4図に示す回路を制御し、本発明に係る過
負荷保護機能を果せるようにするための命令系列
を蓄わえる。このような命令系列の一例を第6図
乃至第7図につき説明するが、各図は(第4図に
示した)X線発生器を制御するための多数のステ
ツプを分割して示した流れ図(の一部)である。
なおこれらの流れ図は本発明に関係し、しかも本
発明を明瞭にするために必要な限りで示したもの
である。
第6図にメインプログラムの一部を示した。第
4図の回路に主電源を接続した後しばらくして操
作員が制御パネル540に入力しておいた照射デ
ータの一つであるX線管番号(指標)iをマイク
ロコンピユータ300が取り出す(第6図のステ
ツプ680)。
こうしてX線管指標iがマイクロコンピユータ
300に入力され終つたら、この選択したX線管
iを用いてX線照射即ち検査を行う前に経過する
必要がある待時間WTが既に経過しているか否か
をチエツクする(ステツプ690)。若し待時間WT
が残つているならば制御パネル540から別の照
射データを入力し、他のX線管を用いて検査でき
るようにする。待時間WTが経過し終つているな
らばマイクロコンピユータ300が他の全ての照
射データを取り出す(ステツプ700)。
次に照射データの種類如何によりマイクロコン
ピユータ300はその時選択されたX線技術に対
応するサブプログラムに分岐する(ステツプ
710)。例えば普通の撮影ならばmA、KW及び照
射時間を入力し、他方負荷を小さくしつゝ記録す
る場合ならばKVデータだけを入力する。こゝで
は後者の逓滅負荷記録を行なうものと仮定する。
この時はステツプ720でマイクロプロセサ301
がROM305から選択されたX線管に対する負
荷ノモグラムを取り出す。この負荷ノモグラムは
X線管610の陽極が冷めたい場合(直前に使用
されていない場合)にX線管610にこれを過負
荷にすることなく供給し得る最大電力PNOを与え
る。そしてマイクロプロセサ301内でこの最大
電力PNOに因子KPOWを乗ずる。この因子
KPOWはX線管の陽極、陽極の軸受又はX線管
容器の状態(冷めたいか熱いか或は加熱されすぎ
ているか)により決まる。これについては後述す
る。次のステツプ730ではこの修正電力PN=PNO
×KPOWと操作員が選択したKV値とを用いてX
線管の陽管電流及びフイラメント電流を計算し、
これらのデータとKV値とを用いて第4図の高電
圧発生回路(510,520,530,600)
を制御する。
第7図に流れ図の形でこの制御プログラムを示
した。この制御プログラムの第1のステツプ750
で透視検査を行うのか否かをチエツクする。透視
検査をしない場合は先ずフイラメント電流の大き
さに関する第1のデータをフイラメント電流制御
回路530に送る(ステツプ760)。次に照射が終
つているか否かをチエツクする(ステツプ
770END EXP.)。照射が終つていなければプロ
グラムは戻り道を通つてステツプ750及び760に戻
りフイラメント電流に関する次のデータをフイラ
メント電流制御回路530に与える。換言すれば
この制御プログラムは照射が続いている限り実ク
ロツクパルス発生回路310で決まる等時間間隔
でフイラメント電流設定点を与える。透視の場合
を除いて因子KPOWはX線管に供給される電力
を「モニタ」するのに用いられる。
第7図のステツプ770で照射即ち透視検査が終
了していることが判明した場合は測定回路(図示
せず)で測定したmA値をフイラメント電流制御
回路530からマイクロプロセサ301に取り出
し(ステツプ780)、その後でX線管電圧(KV、
これは一次電圧アクチユエータ510から取り出
す)を乗算してX線管に現に供給されている電気
負荷(電力)Eを計算する(ステツプ790)。この
ようにして計算された負荷Eは各照射検査終了后
X線管の陽極円板に蓄わえられるエネルギー量の
尺度である管エネルギー量に加算される(ステツ
プ800)。
因子KPOWは最初はX線管610に許容し得
る限りでの最大電力を供給するため1にセツトさ
れるが、その後は「温度シミユレーシヨン」と呼
ばれるサブプログラムで決められる。この温度シ
ミユレーシヨンサブプログラムは実時間クロツク
パルス発生路310からマイクロプロセサ301
の特別な割込みピンを介してクロツクパルスが供
給されるのを受けて1秒毎にスタートする。その
結果1秒毎に「温度シミユレーシヨン」が行なわ
れる(これを第8図の流れ図に示す)。
X線発生装置には2本以上のX線管が具えられ
ていることが多いから温度シミユレーシヨンは
各々のX線管につき一度づつ行なわねばならな
い。今指標iのX線管につき温度シミユレーシヨ
ンをするものとする(ステツプ810)。それが済ん
だら次の指標i+lのX線管に移る(ステツプ
940)。こうして全てのX線管(iMaX)につきシ
ミユレーシヨンプログラムが行なわれ、ステツプ
950でi>iMaXであることが判明したらマイク
ロプロセサ301はシミユレーシヨンプログラム
を去つて主プログラムに戻る。ステツプ810の次
のステツプ820ではマイクロプロセサ301がX
線管パラメータとX線管エネルギー量Eiとを取り
出す。(実時間クロツクパルス発生装置310に
よる)割込みサイクルに対応して時間増分DTを
1秒に設定する(ステツプ830)。その後で(ステ
ツプ840で)温度シミユレーシヨンを行なう。こ
の際次の式に従つて回転陽極温度(陽極円板温
度)TA(Ta)と軸受温度TL(Tl)とを計算す
る。
TA=TA+(Ei−DTx(Kx(TS↑4−TO↑4)+ +LAMx(TA−TR)))/(CS+
DTx2xKxTS↑3) TL=TL+DTxLAMx(TA−TL)/CR+ −DTx(TR−TO)/TAM こゝで TA=陽極円板温度 Ei=陽極に供給されるエネルギー量 DT=時間増分 K=熱放射係数 TS=X線管シールド温度 TO=X線管の周囲温度 LAM=陽極から回転子への熱伝導係数 TR=回転子温度 CS=陽極の熱容量 TL=軸受温度 CR=回転子系の熱容量 TAU=回転子からシールドへの放射係数 こうしてその時の陽極円板温度TAと軸受温度
TLとが計算され終つたらそれらが許容限界内に
納まつているか否かを検査する(ステツプ850)。
第9図にこの詳細を示す。陽極円板温度TAが
第2の限界値TG2(Tg2)を越えるか又は軸受温
度TLがその許容し得る限りの限界値TLG(Tlg
を越えるかすると因子KPOWが零にセツトされ
る(ステツプ851)。いずれも限界値を越えない場
は陽極円板温度TAが第1の温度限界TG1(Tlg
と第2の温度限界(Tg2)との間にあるか否かを
チエツクする。もしその通りならば因子KPOW
を0.8にセツトし、納まつていなければ因子
KPOWを1にセツトする(ステツプ852,853,
854)。こうして因子KPOWが決まつたら(第8
図の)ステツプ860で待時間WTが残つているか
否かをチエツクする。もしKPOWが零で待時間
WTが零ならば新しい待時間WTを計算する。こ
のようにして次のステツプ870で時間増分DTを
10(秒)にセツトする。そして待時間バツフアを
始動する(ステツプ880)。次に温度シミユレーシ
ヨンを再度行なう(ステツプ890)。この温度シミ
ユレーシヨンはステツプ840と同一であるが、
こゝでは時間増分DTが10(秒)であり、高速モ
ードで温度シミユレーシヨンが行なわれる。次の
ステツプ900では高速モードでシミユレートされ
た温度(TA,TL)が何等かの温度限界値ろ越
えているが否か、即ちTA>TG1又はTL>TLG
になつているか否かをチエツクする。若し越えて
いれば待時間バツフアの内容WTを多10秒だけ増
し(ステツプ910)、その後で再度温度シミユレー
シヨンステツプ890に戻り、そこから上記プロセ
スを再度反復し、これを高速モードでシミユレー
トされた温度TA又はTLがもはや夫々の限界値
を越えなくなる迄行なう。こうしてステツプ900
でTA>TG1でもTL>TGLでもないことが判明
したらステツプ920に移り、バツフアの待時間を
1秒だけ減らす。そして残つている待時間を外部
に表示させる(ステツプ930)。その後でX線管の
指標iだけ大きくし(ステツプ940)、次のステツ
プ950で全てのX線管に対して温度シミユレーシ
ヨン(と待時間の計算)が完了しているか否かを
チエツクする。そして若し済んでいなければ次の
X線管に対しステツプ820以降のサブプログラム
をスタートさせる。若し済んでいれば主プログラ
ムに戻る。
(ステツプ860で)因子KPOWが零でない場合
は待時間バツフアが零であるか否かをチエツクす
る(ステツプ960)。若し零でなければ待時間WT
を1秒だけ下げる(ステツプ920)。若し零であれ
ばサブプログラムはステツプ940に飛ぶ(X線管
の指標iを変える)。
このような温度シミユレーシヨン並びに因子
KPOW及び待時間TWの計算の結果X線管を撮
影又は透視に使えるか否かが決まる。そしてX線
管が使用可能である場合は因子KPOWが最大電
力の何%をX線管に供給できるかを決める。斯く
して上述した本発明方法により確実にX線管が過
負荷にならないで済む。
【図面の簡単な説明】
第1図は種々の温度の限界値を示す説明図、第
2図は本発明方法を実施するための回路のブロツ
ク図、第3図は長時間に亘つてX線検査をする場
合の温度の変化を示す説明図、第4図はマイクロ
コンピユータを利用するX線管過負荷保護回路の
好適な一実施例のブロツク図、第5図はマイクロ
コンピユータの部分の詳細図、第6乃至9図はX
線管を過負荷にならないように保護するためのプ
ログラムの流れ図である。 Ta(TA)……陽極(円板)温度、Tl(TL)…
…軸受温度、Tg1……第1の限界値、Tg2……第
2の限界値、Tlg……第3の限界値、1……X線
管、2……高電圧発生装置、5……加熱回路、1
0……制御卓、20……関数発生装置、30……
限時装置、40,41,42,43……比較段、
100……実時間シミユレーシヨン回路、200
……高速モードシミユレーシヨン回路、300…
…マイクロコンピユータ、301……マイクロプ
ロセサ、302……クロツクパルス発生器、30
3……ポート、304……ドライバ、305……
ROM、306……RAM、310……実時間ク
ロツクパルス発生器、400……バス、510…
…一次電圧アクチユエータ、520……電力スイ
ツチ回路、530……フイラメント電流制御回
路、540……制御パネル、600……高電圧タ
ンク、610……X線管。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 X線発生装置内の回転陽極型X線管に供給す
    る電力を制御するために、陽極円板温度を連続し
    て求め、これを第1の限界値と比較し、陽極円板
    温度がこの第1の限界値を越える時はX線管に供
    給する電力を自動的に下げるようにして回転陽極
    型X線管に供給する電力を制御するに当り、前記
    X線管に供給される電力を自動的に一回につき許
    容し得る電力のあらかじめ定められた一定の比率
    迄下げ、この電力を下げることを照射と照射の間
    で行ない、陽極円板温度を第1の限界値(Tg1
    よりも高い第2の限界値(Tg2)と比較し、陽極
    円板温度が照射の間にこの第2の限界値(Tg2
    を越える時は管電力を第2のあらかじめ定められ
    た一定比率(値零とすると好適である)まで下
    げ、回転陽極の軸受の温度を連続して求めて電力
    が供給されている間の平均値をモニタし、この温
    度を第3の限界値(Tl2)と比較し、求められた
    軸受温度がこの第3の限界値を越えている限り照
    射の開始を抑えるようにしたことを特徴とする回
    転陽極型X線管に供給する電力の制御方法。 2 前記第1の限界値をX線管に長時間に亘つて
    平均透視電力を負荷する時の陽極円板温度に近い
    温度に対応させることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の回転陽極型X線管に供給する電力
    の制御方法。 3 前記第2の限界値を、陽極円板に長時間電力
    を負荷し、回転陽極の軸受が許容し得る軸受温度
    に丁度到達する時陽極円板がとる温度に近い温度
    よりも高くとることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項及び第2項のいずれかに記載の回転陽極型
    X線管に供給する電力の制御方法。 4 前記第1の限界値に達した時供給する電力を
    この第1の限界値以下の場合に許容し得る電力の
    約80%に下げることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項〜第3項のいずれかに記載の回転陽極型X
    線管に供給する電力の制御方法。 5 前記供給電力をX線管の管電圧はあらかじめ
    定められた比率だけ高くし、これと同時に管電流
    の方はこの比率の3乃至5倍だけ下げることによ
    り小さくすることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項〜第4項のいずれかに記載の回転陽極型X線
    管に供給する電力の制御方法。 6 更に前記X線発生装置内の回転陽極型X線管
    の容器温度を連続して求め、その限界値と比較
    し、こうして求められた容器温度がこの限界値を
    越える時は照射の開始を抑えることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項〜第5項のいずれかに記載
    の回転陽極型X線管に供給する電力の制御方法。 7 種々の温度の少なくとも一つがその限界値を
    越えた後これらの温度を高速モードでシミユレー
    トし、限界値を越えた温度が再び限界値以下にな
    る迄待たねばならぬ時間を上記の高速モードでの
    温度シミユレーシヨンにより求めて表示すること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項〜第6項のい
    ずれかに記載の回転陽極型X線管に供給する電力
    の制御方法。
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