JPH03112962A - 新規ヒドロキシピロリジン化合物、その製造用中間体およびそれらの製造方法 - Google Patents

新規ヒドロキシピロリジン化合物、その製造用中間体およびそれらの製造方法

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JPH03112962A
JPH03112962A JP1252576A JP25257689A JPH03112962A JP H03112962 A JPH03112962 A JP H03112962A JP 1252576 A JP1252576 A JP 1252576A JP 25257689 A JP25257689 A JP 25257689A JP H03112962 A JPH03112962 A JP H03112962A
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誠一 高野
Kuniro Ogasawara
國郎 小笠原
Koji Iwabuchi
好治 岩渕
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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、単為生殖性の原生動物による疾病の治療や、
植物例えば豆類のうどんこ病などのかびによる被害の防
除に有用な抗生物質アニソマイシンおよびその誘導体を
製造するために有用な反応中間体である (式中、Arは置換または無置換のアリール基Zはアミ
ノ基の保護基または水素原子、*は光学活性炭素をそれ
ぞれ意味する) で示される新規ヒドロキシピロリジン化合物、その製造
用中間体およびそれらの製造方法に関する。
[従来技術および解決すべき課B] 上記ヒドロキシピロリジン化合物[XXI 3は、これ
を脱水処理することによって、 番 (式中、Arは置換または無置換のアリール基、Zはア
ミノ基の保護基、*は光学活性炭素をそれぞれ意味する
) で示される光学活性3,4−デヒドロピロリジン化合物
に導かれ、必要に応じてそのN−保護基を除去すること
によってさらにN−遊離の化合物に導かれる。
一般式[1]で示される上記光学活性化合物の製造に関
しては、つぎの反応経路1で示すように、D−チロシン
を出発原料とする方法(Tetrahedron Le
tt、、29.4419.L98fl、 S、ジェーガ
ム(S、Jegham ) 、 B、C,ダス(B、C
,Das ) )が知られている。
(以下余白) 反応経路1 (n) [M] ↓ (上記各式中、 rは4−メ トキシフェニル、 は −ブチルオキシカルボニル、 Meは しかし、この反応経路の方法では中間体[V]がラセミ
化しやすく、そのため最終製品である光学活性化合物[
1]の光学純度に問題があった。またこの方法ではAr
が4−メトキシフェニルに限定されており、上記化合物
CI]の同族体は未だ開発されていなかった。
本発明は、上記の如き実情に鑑み、アニソマイシンおよ
びその同族体を製造する上で有用な新規ヒドロキシピロ
リジン化合物[XXI ]およびその製造方法を提供す
ることを目的とする。
本発明はまた、同ヒドロキシピロリジン化合物[1’X
I ]の製造に有用な中間体である新規N−置置換コロ
リジン化合物よび新規アシルオキシピロリジン化合物な
らびにそれらの製造方法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明によるヒドロキシピロリジン化合物は、(式中、
Arは置換または無置換のアリール基、Zはアミノ基の
保護基または水素原子、*は光学活性炭素をそれぞれ意
味する) で示される化学構造を有する。
また、同ヒドロキシピロリジン化合物[XXI 1の製
造に有用な中間体である本発明のN−置換ピロリジン化
合物[XXIおよびアシルオキシピロリジン化合物[X
XIは、 ↓ で示される化学構造、および (上記各式中、ArおよびAr−は同一のまたは異なる
置換または無置換のアリール基、Zはアミノ基の保護基
、*は光学活性炭素をそれぞれ意味する) で示される化学構造をそれぞれ有する。
上記ヒドロキシピロリジン化合物[XXI ]を製造す
るには、 で示されるアシルオキシピロリジン化合物のアシルオキ
シ基を直接加水分解するか、またはアシルオキシピロリ
ジン化合物[XIIIのアミノ基を保護試剤で保護して 閂 (上記各式中、Ar5Zおよび*は上記定義のものと同
じ意味を有し、Ar”は置換または無置換のアリール基
をそれぞれ意味する)で示されるN−置換ピロリジン化
合物を得、ついて同化合物[XXIのアシルオキシ基を
加水分解する。
上記方法に使用するアシルオキシピロリジン化合物[X
IIIを製造するには、 一般式 (式中、A「、Ar−および*は上記定義のものと同じ
意味を有する) で示されるベンズアミド化合物を臭素、塩化ヨウ素、ヨ
ウ素、ピリジンのHBr3塩、N−ブロモコハク酸イミ
ドより成る群から選ばれた環化試剤で処理する。
上記方法に使用するベンズアミド化合物[X■コを製造
するには、 で示されるアリルアミン化合物を一般式%式% (上記各式中、Ar、Ar’および本は上記定義のもの
と同じ意味を有し、Xlはハロゲン原子を意味する)で
示されるアミド化試剤で処理する。
上記方法に使用するアリルアミン化合物[X■を製造す
るには、 (式中、Arおよび*は上記定義のものと同じ意味を有
し、YはNHCOzt−Bu。
NHCO2Bn (Bnはベンジル基を意味するBnO
NCO2Bn。
o −C6H4(CO) 2 N% NC(C6H4)3 、HCONH。
p−Me (C6Ha )S02 NHまたはCs H
s S02 NHを意味する)で示される含窒素化合物
を塩基で処理するか、または上記一般式においてYがN
、である含窒素化合物[x■]を水素化反応に付する。
上記方法に使用する含窒素化合物[XVI]を製造する
には、 一般式 で示されるアリルアルコール化合物を、一般式R202
CN −N C02R2で示されるジアゾカルボン酸ジ
アルキルおよび一般式 P(R’)、(上記各式中、Arおよび*は上記定義の
ものと同じ意味を有し、R2はアルキル基、R3はアリ
ール基またはアルキル基をそれぞれ意味する)で示され
る三級ホスフィン化合物の存在下、一般弐YH(Yは上
記定義の基のうちN3以外のものを意味する)で示され
る化合物と反応させるか、または CCb Hs O)2 PON3 と反応させる。
上記方法に使用するアリルアルコール化合物[KV]を
製造するには、 一般式 で示されるエポキシプロパン化合物をリチウムアセチリ
ドと反応させて 一般式 (上記各式中、Arおよび*は上記定義のものと同じ意
味を有する) で示されるエチニルアルコールとし、これを部分還元す
る。
本発明によるヒドロキシピロリジン化合物[XXl ]
は、これを脱水処理することによって、杢 (式中、Arは置換または無置換のアリール基、Zはア
ミノ基の保護基、本は光学活性炭素をそれぞれ意味する
) で示される光学活性3,4−デヒドロピロリジン化合物
に導かれ、必要に応じてそのN−保護基を除去すること
によってさらにN−遊離の化合物に導かれる。
本発明によるヒドロキシピロリジン化合物CXXI ]
を脱水して化合物[11を得るには、(1)ヒドロキシ
ピロリジン化合物[XXl ]に二硫化炭素ついで一般
式RIX2で示される化合物を反応させて、 (上記各式中、Ar、Zおよび*は上記定義のものと同
じ意味を有し、R1はアルキル基またはアラルキル基、
N2はハロゲン原子またはスルホニルオキシ基、Yoは
0C32R1をそれぞれ意味する) で示されるキサンテート化合物を得、ついで同化合物[
XX[]を脱離反応に付する方法、(11)ヒドロキシ
ピロリジン化合物[:XXl ]を酸処理する方法、(
111)ヒドロキシピロリジン化合物[Xrl ]の水
酸基をハロゲン、p−トルエンスルホン酸エステル基ま
たはアセチルオキシ基で置換し、得られた化合物を脱離
反応に付する方法などがある。
本発明方法の出発原料であるl−アリール−2,3−エ
ポキシプロパン化合物[X]の調製方法を反応経路2に
示し、また上述した本発明によるヒドロキシピロリジン
化合物[1:XI ]さらには]光学活性3.4−デヒ
ドロピロリジン化合の製造方法を反応経路3に示す。
(以下余白) 個k] X−ペンジルオキシ アリルオキシ 〔■a〕 X−ハロゲン 反応経路2 (ccbコ 〔ゐ〕 rX] l 〔−〕 X−スルホニルオキシ cxnr、1 本発明において、上記一般式で示される各化合物の定義
について上記反応経路3の反応順に説明する。
エポキシプロパン化合物[X]のアリール基A「として
は、フェニル、ナフチル、インドリル、ビフェニルなど
の無置換アリール基、および芳香環にフッ素、塩素、臭
素、ヨウ素などのハロゲン原子や、メチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル、ブチルなどの炭素数1〜4のア
ルキル基、メトキシ、エトキシなどの炭素数1〜4のア
ルコキシ基、ベンジルオキシ基などのアラルキルオキシ
基、シアノ基、トリフルオロメチル基などの置換基を有
するフェニル、ナフチル、インドリル、ビフェニルなど
の置換アリール基が例示される。また、同化合物[X]
の*は光学活性炭素を示す。
アリルアルコール化合物[XV]から含窒素化合物[X
■]を得る反応で使用するジアゾカルボン酸ジアルキル
R20□CN−NCO2R2のアルキル基としては、メ
チル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチルなどの
炭素数1〜4のアルキル基が例示され、三級ホスフィン
P(R3)のR3基としてはフェニルのようなアリール
、n−ブチルのようなアルキル基が例示される。
アリルアミン化合物[X■]のアミド化試剤Ar’CO
X’またはAr’ Co2C0Arにおけるアリール基
Ar”としては、フェニル、ナフチルなどの無置換アリ
ール基、および芳香環にフッ素、塩素、臭素、ヨウ素な
どのハロゲン原子や、メチル、エチル、プロピル、イソ
プロピル、ブチルなどの炭素数1〜4のアルキル基、メ
トキシ、エトキシなどの炭素数1〜4のアルコキシ基、
シアノ基、ニトロ基、アセチル基、ベンゾイル基などの
置換基を有するフェニル、ナフチルなどの置換アリール
基が例示される。また、同アミド化試剤におけるハロゲ
ンX1としては塩素、臭素などが例示される。
アシルオキシピロリジン化合物[rlK]のアミノ基保
護のためのカルバメート化またはアミド化に使用される
保護試剤としては、クロロ炭酸エチル、クロロ炭酸ベン
ジル、クロロ炭酸t−ブチルなどのクロロ炭酸アルキル
、クロロ炭酸アラルキル、ハロゲン化アセチル、無水酢
酸、ハロゲン化ベンゾイル、無水安息香酸などが例示さ
れる。したがって、アミノ基の保護基としてのZは、ベ
ンジルオキシカルボニル、t−ブチルオキシカルボニル
などのオキシカルボニル基、アセチル、゛ベンゾイルな
どのアシル基のように容易に除去可能な置換基である。
キサンテート化合物[HI ]のY′が0C32R1で
ある場合、R’としては、メチル、エチルなどのアルキ
ル基、ベンジルなどのアラルキル基が例示される。
つぎに、上記反応経路2および3の各反応の条件につい
て反応順に説明する。
(A)まず、本発明方法の出発原料であるエポキシプロ
パン化合物[X]の製造について上記反応経路2に従っ
て説明する。
反応経路2の出発原料である2、3−エポキシプロパン
誘導体[■]において、Xはフッ素、塩素、臭素、ヨウ
素などのハロゲン、またはメタンスルホニルオキシ、ト
リフルオロメタンスルホニルオキシ、ベンゼンスルホニ
ルオキシ、p−)ルエンスルホニルオキシ、3−ニトロ
ベンゼンスルホニルオキシなどのスルホニルオキシ基、
ベンジルオキシ、ジフェニルメチルオキシ、トリチルオ
キシなどのアラルキルオキシ基、アリルオキシ基などの
容易に脱離可能な置換基を示す。
まず、2,3−エポキシプロパン誘導体[■]を不活性
溶媒中で一り00℃〜−1O℃の低温下で一価の銅塩0
.005〜2.0モル当量の存在下にアリールリチウム
と反応させる。不活性溶媒としては、例えばヘキサン、
ペンタン、ヘプタン、トルエンなどの炭化水素、エーテ
ル、テトラヒドロフラン、エチレングリコールジメチル
エーテルなどのエーテル類あるいはこれらの混合溶媒が
使用される。銅塩としては Cu2 (CN) 2、Cu212などを用いることが
できる。アリールリチウムとしては、先に定義したアリ
ール基(Ar)を有するものが適宜選択されて使用され
る。通常はリチウムキュープレート試剤を用いる。この
際、(1)化合物[■]の置換基Xがハロゲンである時
は、化合物[■1]からハロヒドリン[■1]が得られ
、(il)Xがトルエンスルホニルオキシなどのスルホ
ニルオキシ基である時は、化合物[Wblからエポキシ
プロパン化合物[X]が得られ、(III) Xがアラ
ルキルオキシやアリルオキシなどである場合は、化合物
[11c]から化合物[IKb]が得られる。
(1)の方法では、ハロヒドリン[■1]に極性溶媒中
で塩基を反応させるか、あるいは非極性溶媒と上記塩基
の水溶液との二層系で相間移動触媒を用いて化合物[■
1]と塩基を反応させることによって、上記化合物[X
]を得ることができる。塩基としては、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムな
どが使用され、極性溶媒としては、水、メタノール、ア
セトン、エーテルなどが使用され、非極性溶媒としては
へキサン、エーテル、ジクロロメタンなどが使用される
また(ili)の方法では、化合物[Wblから公知の
方法、例えばパラジウム触媒を用いた水素化分解あるい
はオレフィンの異性化を伴う酸分解により保護基を除き
、化合物[Wblをジオール[x1]とし、さらにこれ
を本発明者らにより開発された方法、即ち、1)−)ル
エンスルホン酸などの酸触媒存在下ベンズアルデヒドで
アセタール化して化合物[IIIとした後、これを臭素
あるいはN−ブロモコハク酸イミドを用いてブロモヒド
リンのベンゾイルエステル し、さらにこれを塩基で処理してエポキシプロパン化合
物[X]を得ることができる (Synthesls.1985,503参照)。ここ
で塩基としては、やはり水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどが使用される
(B)つぎに、本発明によるヒドロキシピロリジン化合
物[XXl ]の製造について上記反応経路3に従って
さらに詳しく説明する。
a)まず、反応経路2を経て製造されたエポキシプロパ
ン化合物[Xlを不活性溶媒中でリチウムアセチリドと
反応させて、エチニルアルコール化合物[Iff]を得
る。リチウムアセチリドとしては市販のりチウムアセチ
リドのエチレンジアミン錯体を用いるか、またはブチル
リチウム、フェニルリチウムなどのリチオ化試剤の不活
性溶媒中にアセチレンガスを導入して調整したものを用
いる。不活性溶媒はエーテル、テトラヒドロフラン、ジ
オキサンなどのエーテル類、トルエン、ヘキサンなどの
炭化水素、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルホスホ
アミドなどの非プロトン系極性溶媒およびこれらの混合
物から適宜選んで使用する。リチウムアセチリドはエポ
キシプロパン化合物[Xlに対して1〜5モル当量用い
られ、同化合物[Xlに一70℃〜80℃の温度範囲で
反応させられる。
b)エチニルアルコール化合物[IN]を部分還元して
アリルアルコール化合物[XV]を得る。
この部分還元はリンドラ−触媒を用い、1〜5気圧の水
素雰囲気でアセトン、メタノール、クロロホルム、酢酸
エチル、酢酸などの溶媒中で反応を行なうことにより達
成できる。
C)アリルアルコール化合物[MY]を光延反応(旧t
sunobu、5ynthesls、1981.1参照
)により、ジアゾカルボン酸ジアルキル (R202CN−NCO□R2)および三級ホスフィン
化合物P(R’)3の存在下、一般弐YHで示される化
合物と反応させて、アリルアルコール化合物[XV]と
は立体配置が反転した含窒素化合物[XXlを得る。ア
リルアルコール化合物[rV]に反応させられる化合物
YHとしては、上記定義の基Yを有するものが適宜使用
される。ただし、YがN、である含窒素化合物[XVI
Iを得るにはYHの代わりに CCb Hs O)2 PONsを用いる。光延反応は
、基質であるアリルアルコール化合物[XV]に、基質
に対してYHまたは (C6H,0) 2PON、 、ジアゾカルボン酸ジア
ルキルおよび三級ホスフィンを各々1〜5モル当量反応
させることにより達成できる。ここでジアゾカルボン酸
ジアルキルとしては上記定義のアルキル基R2を有する
ものが適宜使用され、三級ホスフィンとしては上記定義
の基R3を有するものが適宜使用される。反応溶媒とし
てはエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエ
チレングリコールジメチルエーテルなどのエーテル類を
用いることができる。反応温度は一り8℃〜室温の範囲
である。
d)含窒素化合物[XVIIを水酸化カリウム、水酸化
ナトリウム、ヒドラジンなどの塩基で処理してアリルア
ミン化合物[X■]とする。ただし含窒素化合物[X’
VII中のYがN、であるときは、パラジウム、白金な
どを用いる水素化反応で含窒素化合物[XVIIをアリ
ルアミン化合物[Xlコ とする。
e) アリルアミン化合物[Xlコを一般式%式% (式中、Ar’は先に定義した意味を有し、Xlは塩素
、臭素のようなハロゲン原子を意味する)で示されるア
ミド化試剤と反応させて、ベンズアミド化合物[Xlコ
とする。
r)ベンズアミド化合物[Xlコを含水溶媒たとえば水
−アセトリニトリル混合溶媒中で環化試剤で処理して、
C−4位のエピマー混合物としてアシルオキシピロリジ
ン化合物[XXlを得る。環化試剤としては、先に定義
したものから適当なものを選んで使用する。同環化試剤
としてヨウ素を使用する場合には、これをベンズアミド
化合物[XvA]に1〜3当量反応させる。
g)アシルオキシピロリジン化合物[XXlのアシルオ
キシ基を直接加水分解すか、または同化合物[1’ff
lのアミノ基を塩基の存在下に一般式ZHで示される化
合物と反応させてN−置換ピロリジン化合物[XXlを
得た後、これを加水分解してヒドロキシピロリジン化合
物[XXl 1とする。一般式ZHで示される化合物と
しては、先に定義したZを有するものが適宜使用される
塩基としては、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化
カリウム、水酸化ナトリウムなどの無機塩基、トリエチ
ルアミン、ピリジンなどの有機塩基が適宜使用される。
N−置換ピロリジン化合物[XXIのベンゾイル基の加
水分解は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの塩
基の存在下に行なう。
(C) h)  こうして得られた本発明のヒドロキシ
ピロリジン化合物[Xrl ]を脱水処理してデヒドロ
ピロリジン化合物[1]に導く。ヒドロキシピロリジン
化合物[Hl ]の脱水方法としては、(1)同化合物
[XXl ]をキサンテート化合物[XXI ]に変換
し、ついで同化合物[XXI ]を脱離反応に付する方
法、(If)ヒドロキシピロリジン化合物[XXl 1
を硫酸、p−トルエンスルホン酸、リン酸などの酸で処
理する方法、(111)ヒドロキシピロリジン化合物[
XXI 1の水酸基を塩素、臭素、ヨウ素などのハロゲ
ン原子、p−トルエンスルホン酸エステル基、アセチル
オキシ基などに変換した後、得られた化合物を塩基の存
在下に脱離反応に付する方法などがある。
一例としてキサンテート化合物[XXI ]を経由する
方法(1)をさらに詳しく説明する。ヒドロキシピロリ
ジン化合物[XXI ]を水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウムなどの無機塩基の存在下に二硫化炭素と反応させ
て、ジチオカルボン酸塩とし、これを一般式RIX2(
式中、R1は先の定義と同じ意味を有し、X2は塩素、
臭素、ヨウ素などのハロゲン原子またはp−トルエンス
ルホニルオキシ、ベンゼンスルホニルオキシ、メタンス
ルホニルオキシ、トリフルオロメタンスルホニルオキシ
などのスルホニルオキシ基を意味する)で示されるアル
キル化もしくはアラルキル化試剤と反応させて、キサン
テート化合物[XXI ]、を得る。このキサンテート
化合物[XXI ]を]0−ジクロルベンゼンニトロベ
ンゼン、メシチレン、キシレンなどの高沸点溶媒中で加
熱還流すると、3,4−デヒドロピロリジン化合物[1
1(Zは先に定義したもののうち水素以外の基)と4.
5−デヒドロピロリジン化合物[XXI]の混合物が得
られる。この反応において例えば2がベンジルオキシカ
ルボニル基であり、R1がメチル基であるキサンテート
化合物[111]を]0−ジクロルベンゼンで加熱還流
すると、化合物CI]と化合物[XH]が8.2:1の
混合物として得られる。3.4−デヒドロピロリジン化
合物[I]はシリカゲルなどを用いてクロマトグラフィ
ーで混合物から分離することができる。
[)  3.4−デヒドロピロリジン化合物[I]はそ
れ自体マニソマイシン合成に有用な中間体であるが、必
要に応じて、アルカリ加水分解、あるいはパラジウムを
用いる水素化分解などそれ自体公知の方法により、3.
4−デヒドロピロリジン化合物[1]の保護基2を除去
して、N−遊離の3.4−デヒドロピロリジン[:XX
ff] として用いることもできる。
上記一連の反応によってそれぞれ中間的に得られる化合
物は、通常は単離した後つぎの工程に使用するが、必ず
しも単離を行なわなくてもよい。
[発明の効果] 本発明は以上の通り構成されているので、本書冒頭で述
べた従来法のように中間体がラセミ化しやすく、そのた
め最終製品である光学活性化合物の光学純度が低いとい
った問題を生じることなく、高純度の光学活性物質を製
造することができる。また、本発明によって、一般式[
XXl ]で示されるヒドロキシピロリジン化合物に属
する種々の同族体、ひいては一般式[I]で示される3
、4−デヒドロピロリジン化合物に属する種々の同族体
を得ることができる。
(以下余白) [実 施 例] 本発明の技術的特徴を例証するために、以下に実施例お
よび参考例をいくつか挙げる。ただし、これらは本発明
を限定するものではない。
これら実施例および参考例において、上述説明でローマ
数字[1]〜[XXff ]で示した化合物群にそれぞ
れ属する具体的化合物を、上記ローマ数字に対応するア
ラビア数字[1]〜[24]で示す。また、割合を示す
%はすべて重量96を示す。
まず、本発明方法の出発原料[X]の1つであるS−(
+)−1−(4−メトキシフェニル)−2,3−エポキ
シプロパン[10]の合成について参考例として説明す
る。
参考例I R−1−ベンジルオキシ−2,3−エポキシプロパン[
8c]からの上記[10]の合成a) 4−ブロモアニソール3.03が(24,2mM)のテ
トラヒドロフラン10カ溶液をアルゴン気流下−78℃
に冷却し、n−ブチルリチウム15%ヘキサン溶液14
.8が(23,11nM)を滴下し、混合液を30分攪
拌し、反応を遂行させた。この反応液を一78℃でシア
ン化第−銅り、03 g (11,5+M)のテトラヒ
ドロフラン10層懸濁液にキヤスクを用いて加え、同温
度でさらに30分間攪拌を行なった。
こうしてリチウムキュープレート試剤の懸濁液を調製し
た。
別途に、特開昭61−132196号公報記載の方法に
よって得られた光学純度の高いR−(−)−エピクロル
ヒドリン[8a]を原料として光学純度の高いR−(−
)−1−ベンジルオキシ−2,3−エポキシプロパン[
8cコ (9696ee)を合成した。
上記リチウムキュープレート試剤の懸濁液に、−78℃
でR−(−)−ベンジルオキシ−2,3エポキシプロパ
ン[8cl 1.20g (7,3mM )のテトラヒ
ドロフラン溶液を滴下し、゛混合液を3時間同温度で攪
拌した後、さらに−25℃で1時間攪拌した。反応液に
飽和食塩水20扉およびエーテル100w1を加えて抽
出を行ない、エーテル層を飽和食塩水20111で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で溶媒を留
去した。得られた残渣をシリカゲル120gでカラムク
ロマトグラフィーに付し、エーテル:ヘキサン−1=2
の溶媒によるフラクションより無色油状のS−(+)−
アルコール[9bl  1.97 g (収率98%)
を得た。
[cr]  ”   :+7.0  (C−3,11,
MeOH)NMR(CDC/3 )δ:1.80(IH
,d。
J =4.5 Hz、 D20で消失)、2.75(2
H。
d、 6.3 Hz) 、 3.20−3.60(2H
,m) 、 3゜80(3H,s)、3.90−4.1
0(IH,m)、4゜55 (2H,s)  、  6
.70−7.20 (4H,m)  、  7゜33(
5H,S) I R(neat) cm−’ : 3450.162
0.1520,1240M5  ll1e  :273
(M+1)  、  121  (100%)。
b) S−(+)−アルコールC9bl  1.75 g (
6゜45 d)のメタノール301111溶液に活性炭
に担持した20%水酸化パラジウム50Bを加え、同溶
液を水素ガス1気圧雰囲気下で16時間攪拌した。反応
液をセライト濾過した後、減圧下で溶媒を留去し、S−
ジオール[1111,19g (収率99%)を得た。
これをエタノール+ヘキサンの混合液で再結晶して、板
状晶を得た。
mp : 74−75℃ NMR(CDC/3 )δ: 2.30 (2H,br
 s。
D20で消失) 、 2.85 (2H,d、  J 
−6,4Hz) 、 3.25−4.0  (3H,m
) 、 3.70(3H。
s)、8.80(2H,d、J=8.8 Hz)、7.
10(2H,d、J=8.6 Hz) I R(neat) am−’ : 3400.161
0.1510.1240゜M5   tale  : 
 182  (M”  )  、121  (100%
)。
S−ジオール[11コL、17g (8,41M )の
ベンゼン溶液10度にベンズアルデヒド0.85111
(8,4a+M)およびp−1ル工ンスルホン酸水和物
30mg(2M%)を加え、反応器にディージ・スター
ク装置を取り付けて5時間加熱還流を行なった。
反応液にエーテル50/12/を加えて抽出を行ない、
エーテル層を飽和重曹水20/II/および飽和食塩水
2011+2/で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。ついで減圧下溶媒を留去し、得られた残渣を
シリカゲル70gでカラムクロマトグラフィーに付し、
エーテル:ヘキサン−1:10の溶媒によるフラクショ
ンよりアセタール[12] 1゜65g(収率95.5
%)を得た。
N〜IR(CDC/i )δ: 2.85−3.25 
(2H。
m)、3.75(3H,s)、3.BO−4,60(3
H。
m) 、 5.70 (0,8H,s) 、 5.95
 (0,4H,s)6.80(2H,d、  J =8
.8 Hz) 、 7.10(2H1 d。
−8,B Hz) 7.30−7.50  (5H。
m) I  R(neat)  C11−’ :  1B20
,1520.1250M5   l1le  : 27
0  (M”  )  、  149  (100%)
d) アセタール[12] 1.31g (4,85層M)の
四塩化炭素15712/溶液にN−ブロモコノ\り酸イ
ミド917mg  (5,01IIM )を加え、室温
で20時間攪拌を行なった。生じた沈澱物をセライト濾
過し、濾液を飽和重曹水10カおよび飽和食塩水10層
で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。
ついで溶媒を減圧下に留去し、黄色の油状物としてS−
ブロモベンゾエート[13] 1.87gの粗生成物を
得た。
この粗生成物をメタノール10カ溶液とし、これに炭酸
カリウム850mg  (8,15層M)を加え、5時
間室温で攪拌を行なって、溶媒の大部分を減圧下で留去
した。この残留物にエーテル30I111を加えて抽出
を行ない、エーテル層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸
マグネシウムで乾燥した。
ついで減圧下で溶媒を留去し、残渣をシリカゲル50g
でカラムクロマトグラフィーに付し、エーテル:ヘキサ
ン−1:9の溶媒によるフラクションよりS−(+)−
1−(4−メトキシフェニル)−2,3−エポキシプロ
パンC101546mg (収率81.2%)を得た。
[α] 28D、 +  1.Q。
(C=  1.0.  CHC/ ] )NMR(CD
C/3 )δ:  2.50  (IH,dd  J 
−2,44,4,11IllHz) 、 2.70−2
.85 (2H。
m) 、 3.0−3.20 (I H,m) 、 3
.80 (3H。
s) 、 6.80 (2H,d、  J =8.55
Hz) 、 7.10(2H,d、8.55Hz) I R(neat) cm−’ : 1610.151
5.1240M5  tale : 1B4  (M”
 ) 、  121 (100%)。
参考例2 S−<+>−エビクロヒドリン[8a]からの[10]
の合成 4−ブロモアニソール1.25111(10n+M)の
テトラヒドロフラン5a溶液にアルゴン雰囲気下−78
℃でn−ブチルリチウム15%ヘキサン溶液6゜1 度
(9,51M)を滴下し、20分攪拌を行なった。
得られた淡黄色溶液を一78℃でシアン化第−銅488
mg  (5a+M)のテトラヒドロフラン10/7i
/懸濁液にキヤスクを用いて加え、混合液を同温度で3
0分攪拌した後、−45℃で20分攪拌した。こうして
リチウムキュープレート試剤の懸濁液を調製した。
この懸濁液に特開昭62−6697号公報記載の方法で
得られた光学純度の高いS−(+)−エピクロルヒドリ
ン[8a] 463mg  (5mM)のテトラヒドロ
フラン溶液を滴下し、同溶液を室温に戻した後、2.5
時間攪拌した。ついで飽和塩化アンモニウム水溶液10
I112/およびエーテル30 IMを加えて抽出を行
ない、エーテル層を飽和重曹水10カおよび飽和食塩水
10Ifllで順次洗浄した後、無水硫酸マグネシウム
で乾燥した。
減圧下で溶媒を留去し、粗S−(+)−クロルヒドリン
[9a1 1.38 gを得た。これをテトラヒドロフ
ラン15IrIlに溶解し、粉末状水酸化ナトリウム 
800I1g (15IIIM)を加え、溶液を11時
間室温で攪拌した。ついでエーテル■50IIllを加
えて抽出を行ない、エーテル層を飽和食塩水で洗浄液が
中性になるまで洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
、減圧下で溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィーに付し、エーテル:ヘキサン−1:
 10の溶媒によるフラクションよりS−(+)−1−
(4−メトキシフェニル)−2,3−エポキシプロパン
[10コロ09mg  (収率74%)を得た。
つぎに本発明の実施例を示す。
実施例1 S−(+)−1−(4−メトキシフェニル)−2,3−
エポキシプロパン[10]  610 mg (3,7
2mM )のジメチルスルホキシド5が溶液に90w/
v%のりチウムアセチリド・エチレンジアミン錯体52
0B  (5,、LIl+M )を徐々に加えた後、混
合液を1時間室温で攪拌した。
飽和食塩水3Mを注意深く加えた後、エーテル507m
を加えて抽出を行ない、エーテル層を飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧上溶媒を
留去した。得られた残渣をシリカゲル35gでカラムク
ロマトグラフィーに付し、エーテル:ヘキサン−1:3
溶媒によるフラクションよりR−(+)−エチニルアル
コール[14] 578 mg (収率82%)を得た
[α] 23: +3.84゜ (C”1.04.  CHCI’ i )NMR(CD
 C/ 3 )δ:  2.00  (IH,brs)
、  2.05  (IH,t、  J−2,6Hz)
、  2.35  (2H,d d、  J =2.4
4.5.4 Hz) 、  2.80  (2H,m)
、  3.80  (3H,s)、  3.80 − 
4.10  (IH,m)、  6.80(2H,d、
  J−8,5Hz)、   7.10  (2H,d
、  J=  8.55Hz) I  R(neat)cg−’ :  3450.33
00.2150.1615,15MS   l1lle
  :  190 (M”  )  。
121  (too  %)。
実施例2 R−(+)−エチニルアルコール[14コ 405ig
(2,13mM)の酢酸エチル10 が溶液にリンドラ
−触媒(鉛で被毒された5%パラジウム−炭酸カルシウ
ム)6Bを加え、混合物を水素雰囲気上室温で1時間攪
拌した。反応液をセライト濾過し、濾液を減圧上溶媒留
去し、残渣をシリカゲル12gでカラムクロマトグラフ
ィーに付し、エーテル:ヘキサン−に3の溶媒によるフ
ラクションよりR−(−)−アリルアルコール[15コ
383 erg (94%)を得た。
[α]  22  :  −u、t。
(C−1,08,CHC/、) NMR(CDC/i  )  δ :  1.85  
(IH,brs)、   2.0− 2.40  (2
H,m)、   2.45 −2゜90(2H,m)、
   3.80  (3H,s)、3.70−4.00
(IH,m)、   5.00 −5.30   (2
H,m)5.80 −8.10(LH,m)  、  
8.80  (2H。
d、  J −8,55Hz)  、  7.10  
(2H,d、  J−8,55Hz ) I  R(neat)am−’ :  3400.18
10.152G、1240M5  tile  : 1
92  (M” )  、  121 (100%)。
実施例3 R−(−)−7す/Izフルコール[15]  2.0
3g (10,6d ) 、)リフェニルフォスフィン
 3.33g (12,7mM)およびフタルイミド1
.87g (12,7mM )のテトラヒドロフラン溶
液の混合物を20℃に冷却し、この混合物に攪拌下ジイ
ソプロピルアゾジカルボン酸エステル2.5/# (1
2,7o+M)を20分かけて滴下し、さらに同温で1
2時間攪拌を行なった。反応液を室温に戻し、シリカゲ
ル20gを加え、減圧下溶媒を留去した。残った粉状残
渣をシリカゲル100gでカラムクロマトグラフィーに
付し、エーテル:ヘキサン−1ニアの溶媒によるフラク
ションより無色油状物としてアリルアミンのフタルイミ
ド誘導体S−(+) −[1812,89g (収率8
5%)を得た。
[α コ  26D  :  +147.7  @(C
−1,01,CHC/ 3 ) NMR(CDC/ 3 ) δ:  2.40− 3.
50(4H,m) 、  3.71  (3H,m) 
、  4.304.70 (I H,m) 、 4.7
0−5.15 (2H,m) 。
5.50− 6.00  (IH,m) 、  8.8
0  (2H,d。
J−8,5!、Hz) 、  7.10  (2H,d
、  J −8,55Hz) 、  7.55− 7.
80  (4H,m)I R(neat) cm−” 
: 178G、1710.1B20.1520.14M
S   m/e  :  321 (M”  )、  
174  (100%)。
実施例4 アリルアミンのフタルイミド誘導体S−(+)[1B1
 2.83 g (8,8ff1M)のエタノール10
0が溶液にヒドラジンの一水和物0.66g (13,
2+uM)を加え、5時間加熱還流を行なった。溶媒を
減圧下に留去し、クロロホルムを加え、セライトで濾過
し、濾液を減圧下に溶媒留去し、クーゲロールで蒸留し
て無色油状のS−(+)アリルアミン[17] 1.5
7g (収率93%)を得た。
b p : 140℃10.8io+Hg[α] ” 
 : + 23.1゜ (C−1,07,CHC/ 3) NMR(CDC/ 3)δ:  1.50  (2H,
brs) 、  1.80−3.15  (5H,m)
 、  3.80(3H,s) 、 5.00−5.2
0 (2H,m) 、 5.80−8.10(IH,m
) 、  8.80  (2H,d、 J=8.55 
 Hz )、  7.10 Hz)  。
実施例5 (2H2 d。
8.55 S−(+)−アリルアミン[171500B (2,6
2+aM )のジクロルメタ210層溶液に0℃でトリ
エチルアミン0.44 Ill (3,1mM )およ
び塩化ベンゾイル0J4IIIl(2,88IIM )
を加え、1時間攪拌を行なった。反応液を室温に戻した
後、ジクロルメタン10.@’を加え、有機層を水およ
び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥した。溶媒を減圧下に留去し、5−(−)−ベンズア
ミド[18] 880mgを無色針状晶として得た。エ
タノール+へキサンの混合液で再結晶を行なって純粋な
S −[18]  800mg  (収率9496)を
得た。
mp : 110 112℃ [α] ”  : −6,86@ (C=0.38.  CHC/ 3  )NMR(CD
 C/ s  )  δ : 2.10−2.50 (
2H。
m)、2.90(2H,d、  J=6.6  Hz)
、  3.79(3H,s)、   4.20 − 4
.60  (IH,m)。
5.00−5.20 (2H,m)、  5.60−6
.15 (2Hm) 、 6.80(2H,d、 J=
 8.55 Hz) 、  7、LO(2H,d、  
J  −8,55Hz)、  7.35−7゜55 (
3H,m)  、  7.60−7.80 (2H,m
)I  R(neat)Qll−’ :  3310.
2920.1630゜実施例6 S−(−)−ベンズアミド[18コ 120a+g (
0,41mM )のアセトニトリル:水−1: 1 (
V/V)61111溶液にヨウ素310 mg (1,
23mM)を加え、室温で3日間攪拌を行なった。反応
液に飽和重曹水および5%亜硫酸ナトリウム水溶液5麿
を加え、ヨウ素の色が消えたのを確認した後、ジクロル
メタン2C1’を加えて抽出を行なった。
有機層を飽和食塩水で洗浄した後無水硫酸マグネシウム
で乾燥し、減圧上溶媒を留去し、残渣をシリカゲル5g
でカラムクロマトグラフィーに付し、メタノール:クロ
ロホルム−3=97の溶媒によるフラクションより2−
メトキシフェニルメチル−4−ベンゾイルオキシピロリ
ジン[19] 114mg  (収率90%)を得た。
NMR(CD C13)δ: 1.50−2.55 (
3H。
m、IHはD20で消失)、2.80(2H,t。
J −7,1Hz) 、 2.90−3.70 (3H
,m) 、 5゜30−5.60 (L H,m) 、
 6.80 (2H,d、 J =8.55Hz) 、
 7.10 (2H,d、  J =8.55Hz) 
7.30−7.70 (3H,m) 、 7.90−8
.10 (2H。
m) I  R(neat)co+−’ :  3350,1
710,1270. 1240゜実施例7 ピロリジン [19] 9011g (1,25mM) のジクロ ルメタン5麿溶液に0℃でトリエチルアミン0゜277
72/ (1,63mM) 、クロロ炭酸ベンジル0.
21層(1,5d )を加え、室温で12時間攪拌を行
なった。減圧工大部分の溶媒を留去した後、残渣にエー
テル50ffi/を加えて抽出を行ない、エーテル層を
飽和重曹水および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した後、減圧上溶媒を留去し、カルバ
メートすなわち2−メトキシフェニルメチル−4−ベン
ゾイルオキシ−N−ペンジルオキシ力ルポニルビロリジ
ン[20]82gIIgを粗生成物として得た。
実施例8 上記カルバメート[201828m gの粗生成物をメ
タノール10層に溶かし、炭酸カリウム190a+g 
 (1,HtsM )を加え、室温で2時間攪拌を行な
った。ついで、減圧下で大部分の溶媒を留去し、エーテ
ル30!Ilを加えて抽出を行なった。エーテル層を飽
和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
、減圧上溶媒を留去し、残渣をシリカゲル12gでカラ
ムクロマトグラフィーに付し、エーテル:ヘキサン−4
:1の溶媒によるフラクションよりヒドロキシカルバメ
ートすなわち2−メトキシフェニルメチル−4−ヒドロ
キシ−N−ペンジルオキシ力ルポニルビロリジン[21
13881g  (収率91%)を得た。
NMR(CD C/ 3)δ: 1.80−2.00 
(4H。
m) 、 2.50−3.70 (4H,m) 、 3
.80 (3H。
s ) 、 3.90−4.50 (2H,m) 、 
5.20 (2H。
br s) 、 8.80 (2H,m) 、 7.1
0 (2H,br d)7.35(5H,s) I R(neat)  : 3400.1B90.15
15c11−’参考例3 ヒドロキシカルバメート[2111481g  (0゜
43+eM)のベンゼン311Il溶液にテトラブチル
アンモニウムハイドロゲンサルファート14g1g  
(0−4311M)および二硫化炭素34IIll(0
,56IIM)を加え、10分間攪拌後、50に水酸化
ナトリウム水溶液1層を加え、25分室温で攪拌を続け
た。こうしてジチオカルボン酸塩を生成せしめた後、ヨ
ードメタン33II!l(0,52層M)を加え、3時
間激しく攪拌を行なった。反応液にエーテル30111
を加えて抽出を行ない、エーテル層を飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧上溶媒を留去
した。得られた残渣190Bをシリカゲル8gでカラム
クロマトグラフィーに付し、エーテル:ヘキサン−1:
2の溶媒によるフラクションよりキサンテート[22]
 182mg  (収率90%)を得た。
NMR(CD C/ 3 )δ:2.Q −2,30<
2H。
m)、2.50(2H,s)、  2.65  (IH
,s)。
2.65−3.50(4H,m) 、 3.80 (3
H,s) 。
4.00−4.45 (L H,m) 、 5.20 
(2H,m) 。
5.80−5.80 (0,88H,m) 、 5.8
0−6.10 (0,33H,m) 、 5.70−7
.20 (4H,m) 、 7.40 (5H,s) I  R(neat)am−’ : 50.1200.Lloo。
参考例4 1700.1605,1520,1410.12牛サン
テート[22コ 123mg (0,2611M)の0
−ジクロルベンゼン10層溶液を200℃で1.5時間
加熱した。ついで、減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーに付し、エーテル:ヘキ
サン−1ニアの溶媒によるフラクションよりR−(−)
−2−メトキシフェニルメチル−N−ベンジルオキシカ
ルボニル−3,4−デヒドロピロリジン[1]59.5
mg (86%)を得た。
mp:49−50℃(エーテル+へキサンの混合液より
再結晶) [α] 26:−190,4゜ (C−1,0,CHCl3 ) NMR(CD C/ 3  )  δ :  2.80
−3.30 (2H。
m)、  3.77  (3H,s )、  3.80
−3.90  (2H。
m)、  4.05−4.30  (I  H,m)、
  4.60−4.90(IH,m)、  5.20(
2H,m)、  5.70(2H。
m)、  6.75−7.LO(4H,m)、  7.
40 (5H。
S) I  R(neat)  c+a−’  二 1700
.1800.1510,1410M5   ale  
:  323  (M”  )、  121  (10
0%)。
参考例5 R−(−)−N−ベンジルオキシカルボニル−3,4〜
デヒドロピロリジン[1]117mg  (0゜38I
IM)のエチレングリコール3III溶液に水酸化ナト
リウム1−0g (25IIIM)を加え、120℃で
14時間加熱攪拌を行なった。塩化メチレンを加えて抽
出を行ない、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下で留去し、残
渣をシリカゲル5gでカラムクロマトグラフィーに付し
、メタノール:クロロホルム−5:95の溶媒によるフ
ラクションよりR−(−)−2−メトキシフェニルメチ
ル−3,4−デヒドロピロリジンC24]  72mg
(収率89%)を得た。
[α]”  ニー101.2’  (C−1,44,テ
トラヒドロフラン)1文献値[α]   ニー89.3
’(C−1,26,テトラヒドロフラン)(前掲のTe
trahedron  Lett、、29,4419.
1988)NMR(CDC/3  )  δ :  2
.15  (I H,br  s。
D20で消失> 、 2.44(2H,d、  J −
e、g Hz) 、 2.80−2.95 (2H,m
) 、 3.79 (2H。
s )、  4.00−4.35  (I  H,m)
、  5.85−5.95(2H,m)、8.80(2
H,d、J−8,55Hz)7.10  (2H,d、
  J =8.55Hz)   I R(neat)a
m−’:  3300. 1B10. 1515. 1
240. 1180 。
NMRおよびIRの各スペクトル値は文献値と一致した
以上

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼[XX I ] (式中、Arは置換または無置換のアリール基、Zはア
    ミノ基の保護基または水素原子、*は光学活性炭素をそ
    れぞれ意味する) で示されるヒドロキシピロリジン化合物。
  2. (2)請求項1記載のヒドロキシピロリジン化合物[X
    X I ]を製造するに当たり、 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼[XIX] で示されるアシルオキシピロリジン化合物のアシルオキ
    シ基を直接加水分解するか、またはアシルオキシピロリ
    ジン化合物[XIX]のアミノ基を保護試剤で保護して 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼[XX] (上記各式中、Ar、Zおよび*は請求項1のものと同
    じ意味を有し、Ar′は置換または無置換のアリール基
    をそれぞれ意味する)で示されるN−置換ピロリジン化
    合物を得、ついで同化合物[XX]のアシルオキシ基を
    加水分解することを特徴とする方法。
  3. (3)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼[XX] (式中、ArおよびAr′は同一のまたは異なる置換ま
    たは無置換のアリール基、Zはアミノ基の保護基、*は
    光学活性炭素をそれぞれ意味する) で示されるN−置換ピロリジン化合物。
  4. (4)請求項3記載のN−置換ピロリジン化合物[XX
    ]を製造するに当たり、 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼[XIX] (式中、Ar、Ar′および*は請求項3のものと同じ
    意味を有する) で示されるアシルオキシピロリジン化合物のアミノ基を
    保護試剤で保護することを特徴とする方法。
  5. (5)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼[XIX] (式中、ArおよびAr′は同一のまたは異なる置換ま
    たは無置換のアリール基、*は光学活性炭素をそれぞれ
    意味する) で示されるアシルオキシピロリジン化合物。
  6. (6)請求項5記載のアシルオキシピロリジン化合物[
    XIX]を製造するに当たり、 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼[XVIII] (式中、Ar、Ar′および*は請求項5のものと同じ
    意味を有する) で示されるベンズアミド化合物を臭素、塩化ヨウ素、ヨ
    ウ素、ピリジンのHBr_3塩、N−ブロモコハク酸イ
    ミドより成る群から選ばれた環化試剤で処理することを
    特徴とする方法。
  7. (7)請求項6記載の方法において、ベンズアミド化合
    物[XVIII]を製造するに当たり、 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼[XVII] で示されるアリルアミン化合物を 一般式Ar′COX^1または Ar′CO_2COAr′(上記各式中、Ar、Ar′
    および*は請求項6のものと同じ意味を有し、X^1は
    ハロゲン原子を意味する)で示されるアミド化試剤で処
    理することを特徴とする方法。
  8. (8)請求項7記載の方法において、アリルアミン化合
    物[XVII]を製造するに当たり、 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼[XVI] (式中、Arおよび*は請求項7のものと同じ意味を有
    し、YはNHCO_2t−Bu、NHCO_2Bn(B
    nはベンジル基を意味する)、BnONCO_2Bn、 o−C_6H_4(CO)_2N、 NC(C_6H_4)_3、HCONH、 p−Me(C_6H_4)SO_2NHまたはC_6H
    _5SO_2NHを意味する) で示される含窒素化合物を塩基で処理するか、または上
    記一般式においてYがN_3である含窒素化合物[XV
    I]を水素化反応に付することを特徴とする方法。
  9. (9)請求項8記載の方法において、含窒素化合物[X
    VI]を製造するに当たり、 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼[XV] で示されるアリルアルコール化合物を、一般式R^2O
    _2CN=NCO_2R^2で示されるジアゾカルボン
    酸ジアルキルおよび一般式 P(R^3)_3(上記各式中、Arおよび*は請求項
    8のものと同じ意味を有し、R^2はアルキル基、R^
    3はアリール基またはアルキル基をそれぞれ意味する)
    で示される三級ホスフィン化合物の存在下、一般式YH
    (Yは請求項8の基のうちN_3以外のものを意味する
    )で示される化合物と反応させるか、または (C_6H_5O)_2PON_3と反応させることを
    特徴とする方法。
  10. (10)請求項9項において、アリルアルコール化合物
    [XV]を製造するに当たり、 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼[X] で示されるエポキシプロパン化合物をリチウムアセチリ
    ドと反応させて 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼[XIV] (上記各式中、Arおよび*は請求項9のものと同じ意
    味を有する) で示されるエチニルアルコールとし、これを部分還元す
    ることを特徴とする方法。
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