JPH0312028B2 - - Google Patents
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- JPH0312028B2 JPH0312028B2 JP58235181A JP23518183A JPH0312028B2 JP H0312028 B2 JPH0312028 B2 JP H0312028B2 JP 58235181 A JP58235181 A JP 58235181A JP 23518183 A JP23518183 A JP 23518183A JP H0312028 B2 JPH0312028 B2 JP H0312028B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yarn
- pressure
- suction
- speed
- thread
- Prior art date
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H51/00—Forwarding filamentary material
- B65H51/16—Devices for entraining material by flow of liquids or gases, e.g. air-blast devices
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H54/00—Winding, coiling, or depositing filamentary material
- B65H54/86—Arrangements for taking-up waste material before or after winding or depositing
- B65H54/88—Arrangements for taking-up waste material before or after winding or depositing by means of pneumatic arrangements, e.g. suction guns
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2701/00—Handled material; Storage means
- B65H2701/30—Handled filamentary material
- B65H2701/31—Textiles threads or artificial strands of filaments
Landscapes
- Coiling Of Filamentary Materials In General (AREA)
- Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本発明は、糸条を高速で吸引捕捉し、この高速
吸引されている糸条を、別の高速で移動している
個所、たとえば、紡糸工程などに存する高速回転
しているゴデーローラ、巻取工程に存する高速回
転ボビンなどに糸掛けするための糸条糸掛方法に
関する。 [従来の技術] 従来、走行糸条を所望の個所、たとえば、ゴデ
ーローラ、ワインダーのボビン、糸条ガイドなど
に糸掛するため、走行糸条を捕捉し糸掛する可動
自在なサクシヨンガンが用いられていることは広
く知られている。また、このサクシヨンガンにお
いて、糸条を吸引するため、加圧された空気ある
いは加圧された水が作動流体として用いられるこ
とも知られている。 一方、最近高速ワインダーの開発が進み、糸条
速度が4500m/minを越えるものが実用化段階に
入つた。 そこで、斯様な高速糸条処理装置において、
4500m/minを越える周速を有する糸条処理要
素、たとえば、ゴデーローラ、ワインダーのボビ
ンなどに糸掛するには、上述の可動自在なサクシ
ヨンガンの糸条吸引能力が4500m/min以上の速
度で糸条を吸引でき、この状態が連続して維持で
きるものであることが要求される。 しかるに、従来の実用できる可動自在な糸掛用
サクシヨンガンで創出可能な糸条の吸引速度は、
高々4000m/minまでであり、この値は、この業
界で広く認められている。そこで、上述の高速ワ
インダーの生産現場への導入に当つて、糸条処理
要素への糸掛は、各糸条処理要素の速度を4000
m/min以下となして、従来のサクシヨンガンを
用いて捕捉された糸条を糸掛することによりなさ
れ、糸掛終了後、高速ワインダーの本格的高速運
転へと昇速するという手法が採用されることとな
つた。この手法は、従来のサクシヨンガンを用い
た糸掛の一手法ではあるが、せつかく開発された
高速ワインダーの性能を糸掛時に低下させるもの
で、その性能を十分に発揮せしめるものとはいえ
ず、ここに糸条の吸引速度が4500m/min以上の
可動自在な糸掛用サクシヨンガンの開発が要求さ
れることとなつた。 本発明は、後に詳述する通り、サクシヨンガン
の作動流体として液体(具体的には水)を用いる
ものであるが、サクシヨンガンの作動流体として
水を用いるものは、実公昭51−28424号公報に開
示されている。しかるに、この文献には、糸条の
吸引力を向上させるために、液圧を増加すること
も考えられるが、液圧を増加すると糸条に対する
衝撃力が大きくなり、却つて、糸切れを発生する
と述べられ(同公報第2欄第5行〜第7行)、液
圧を高くする手段は、実用的手段とはならないこ
とが示唆されている。 本発明者は、この点を確認するため、試みに、
液圧80Kg/cm2.Gの水を作動流体としたサクシヨ
ンガンを用いて、糸条を吸引せしめ、周速4500
m/minのゴデーローラに、また液圧100Kg/cm2.
Gの水を作動流体としたサクシヨンガンを用い
て、糸条を吸引せしめ、周速5000m/minのゴデ
ーローラに、それぞれ糸掛をしたところ、液圧が
極めて高圧であるにも拘らず、驚くべきことに糸
切れが生ずることなく糸掛に成功したのである。 [発明が解決しようとする課題] 本発明は、上述の知見に基づき、前述の要求を
満足せしめる技術手段、すなわち速度が4500m/
min以上である被糸掛個所に、糸掛可能な可動自
在なサクシヨンガンを用いた糸掛方法を提供する
ことにある。 [課題を解決するための手段] 上記目的を達成する本発明に係る糸条糸掛方法
は、次の通りである。 走行している糸条に対して加圧水が供給され噴
射されているサクシヨンガンを接近せしめ、該糸
条をサクシヨンガンの吸込口から吸込み、吸引せ
しめ、この吸引状態を維持しながら前記サクシヨ
ンガンを移動せしめ、4500m/min以上の移動速
度を有する被糸掛物体に該サクシヨンガンに吸引
されている糸条を糸掛するに際し、前記糸条吸引
状態のサクシヨンガンに供給される加圧水の圧力
P0Kg/cm2.Gを V1 2/8.82×104>P0≧V1 2/25.4×104 ただし、V1は、被糸掛物体の移動速度(m/
min)である。 の範囲とし、該吸引状態にある糸条の走行速度が
4500m/min以上である状態下で糸条を吸引しつ
つ前記被糸掛物体に糸掛してなる糸条糸掛方法。 本発明は、上述の構成を要旨とするが、その構
成における条件式について説明する。 いま、サクシヨンガン中における、高圧液体が
噴出されるノズルの出口流速をV0m/min、被糸
掛物体の速度をV1m/minとすると、V0とV1と
の関係が、 (V1/0.6)≦V0≦(V1/0.5) ………(a) なる関係を満足していることが、糸掛中の糸条の
切断を僅少状態で糸掛けし得ることが判明した。 なお、ここで、V0は前記ノズル出口圧力を大
気圧として、ポテンシヤル理論を用いると、次の
通りになる。 但し、 g:重力加速度(=9.8m/sec2) r:液の比重量(Kg/m3) P0:液圧(ゲージ圧)(Kg/cm2・G) また、(b)式および第4図からVnio/V0、
Vnax/V0を求めると第1表の通りとなる。
吸引されている糸条を、別の高速で移動している
個所、たとえば、紡糸工程などに存する高速回転
しているゴデーローラ、巻取工程に存する高速回
転ボビンなどに糸掛けするための糸条糸掛方法に
関する。 [従来の技術] 従来、走行糸条を所望の個所、たとえば、ゴデ
ーローラ、ワインダーのボビン、糸条ガイドなど
に糸掛するため、走行糸条を捕捉し糸掛する可動
自在なサクシヨンガンが用いられていることは広
く知られている。また、このサクシヨンガンにお
いて、糸条を吸引するため、加圧された空気ある
いは加圧された水が作動流体として用いられるこ
とも知られている。 一方、最近高速ワインダーの開発が進み、糸条
速度が4500m/minを越えるものが実用化段階に
入つた。 そこで、斯様な高速糸条処理装置において、
4500m/minを越える周速を有する糸条処理要
素、たとえば、ゴデーローラ、ワインダーのボビ
ンなどに糸掛するには、上述の可動自在なサクシ
ヨンガンの糸条吸引能力が4500m/min以上の速
度で糸条を吸引でき、この状態が連続して維持で
きるものであることが要求される。 しかるに、従来の実用できる可動自在な糸掛用
サクシヨンガンで創出可能な糸条の吸引速度は、
高々4000m/minまでであり、この値は、この業
界で広く認められている。そこで、上述の高速ワ
インダーの生産現場への導入に当つて、糸条処理
要素への糸掛は、各糸条処理要素の速度を4000
m/min以下となして、従来のサクシヨンガンを
用いて捕捉された糸条を糸掛することによりなさ
れ、糸掛終了後、高速ワインダーの本格的高速運
転へと昇速するという手法が採用されることとな
つた。この手法は、従来のサクシヨンガンを用い
た糸掛の一手法ではあるが、せつかく開発された
高速ワインダーの性能を糸掛時に低下させるもの
で、その性能を十分に発揮せしめるものとはいえ
ず、ここに糸条の吸引速度が4500m/min以上の
可動自在な糸掛用サクシヨンガンの開発が要求さ
れることとなつた。 本発明は、後に詳述する通り、サクシヨンガン
の作動流体として液体(具体的には水)を用いる
ものであるが、サクシヨンガンの作動流体として
水を用いるものは、実公昭51−28424号公報に開
示されている。しかるに、この文献には、糸条の
吸引力を向上させるために、液圧を増加すること
も考えられるが、液圧を増加すると糸条に対する
衝撃力が大きくなり、却つて、糸切れを発生する
と述べられ(同公報第2欄第5行〜第7行)、液
圧を高くする手段は、実用的手段とはならないこ
とが示唆されている。 本発明者は、この点を確認するため、試みに、
液圧80Kg/cm2.Gの水を作動流体としたサクシヨ
ンガンを用いて、糸条を吸引せしめ、周速4500
m/minのゴデーローラに、また液圧100Kg/cm2.
Gの水を作動流体としたサクシヨンガンを用い
て、糸条を吸引せしめ、周速5000m/minのゴデ
ーローラに、それぞれ糸掛をしたところ、液圧が
極めて高圧であるにも拘らず、驚くべきことに糸
切れが生ずることなく糸掛に成功したのである。 [発明が解決しようとする課題] 本発明は、上述の知見に基づき、前述の要求を
満足せしめる技術手段、すなわち速度が4500m/
min以上である被糸掛個所に、糸掛可能な可動自
在なサクシヨンガンを用いた糸掛方法を提供する
ことにある。 [課題を解決するための手段] 上記目的を達成する本発明に係る糸条糸掛方法
は、次の通りである。 走行している糸条に対して加圧水が供給され噴
射されているサクシヨンガンを接近せしめ、該糸
条をサクシヨンガンの吸込口から吸込み、吸引せ
しめ、この吸引状態を維持しながら前記サクシヨ
ンガンを移動せしめ、4500m/min以上の移動速
度を有する被糸掛物体に該サクシヨンガンに吸引
されている糸条を糸掛するに際し、前記糸条吸引
状態のサクシヨンガンに供給される加圧水の圧力
P0Kg/cm2.Gを V1 2/8.82×104>P0≧V1 2/25.4×104 ただし、V1は、被糸掛物体の移動速度(m/
min)である。 の範囲とし、該吸引状態にある糸条の走行速度が
4500m/min以上である状態下で糸条を吸引しつ
つ前記被糸掛物体に糸掛してなる糸条糸掛方法。 本発明は、上述の構成を要旨とするが、その構
成における条件式について説明する。 いま、サクシヨンガン中における、高圧液体が
噴出されるノズルの出口流速をV0m/min、被糸
掛物体の速度をV1m/minとすると、V0とV1と
の関係が、 (V1/0.6)≦V0≦(V1/0.5) ………(a) なる関係を満足していることが、糸掛中の糸条の
切断を僅少状態で糸掛けし得ることが判明した。 なお、ここで、V0は前記ノズル出口圧力を大
気圧として、ポテンシヤル理論を用いると、次の
通りになる。 但し、 g:重力加速度(=9.8m/sec2) r:液の比重量(Kg/m3) P0:液圧(ゲージ圧)(Kg/cm2・G) また、(b)式および第4図からVnio/V0、
Vnax/V0を求めると第1表の通りとなる。
【表】
但し、
V0:(b)式で求めた値。
Vnio、Vnax:第4図の液圧に対応する、糸速V1
の最小値、最大値。 Vnio/V0、Vnax/V0:計算値。 第1表から、 Vnio/V0=0.5は下限値 故にV1/V0≧0.5 ………○イ Vnax/V0=0.6は上限値 故にV1/V0≦0.6 ………○ロ となり、○イ、○ロ式から(a)式が求められる。 ここでCD=V1/V0とすると、(a)式から、 0.5≦CD≦0.6 ………(c) であり、また、(b)式から、 P0=(V1/CD)2・γ/602×2g×104………(d) が導かれる。 いま、糸速に対応する、第4図の液圧の最大値
P04と、第5図の液圧の最大値P05とを対比すると
第2表の通りとなる。
の最小値、最大値。 Vnio/V0、Vnax/V0:計算値。 第1表から、 Vnio/V0=0.5は下限値 故にV1/V0≧0.5 ………○イ Vnax/V0=0.6は上限値 故にV1/V0≦0.6 ………○ロ となり、○イ、○ロ式から(a)式が求められる。 ここでCD=V1/V0とすると、(a)式から、 0.5≦CD≦0.6 ………(c) であり、また、(b)式から、 P0=(V1/CD)2・γ/602×2g×104………(d) が導かれる。 いま、糸速に対応する、第4図の液圧の最大値
P04と、第5図の液圧の最大値P05とを対比すると
第2表の通りとなる。
【表】
但し、
P04:第4図の糸速V1に対応する、液圧P0の最大
値。 P05:第5図の糸速V1に対応する、糸切れ発生液
圧P0の値。 α:P04に対する、P05の倍率。 すなわち、糸掛における糸切れ発生液圧P05は、
第2表のaごとく、P04の2倍となる。 したがつて、糸掛中の糸切れが僅少となる好ま
しい液圧条件は、上限が(d)式の2倍、下限が(d)式
となり、これを液圧P0で表わすと、 2(V1/CD)2・γ/602×2g×104>P0 ≧(V1/CD)2・γ/602×2g×104………(e) となり、(e)式の最左辺に(c)式のCD=0.5を、最右
辺に(c)式のCD=0.6を代入すると、本発明におけ
る使用すべき好ましい液圧P0と、糸掛けされる
被糸掛物体の速度V1との関係は、次の通りとな
る。 2(V1/0.5)2・γ/602×2g×104>P0 ≧(V1/0.6)2・γ/602×2g×104 ………(f) (f)式に水の比重量r=1000Kg/m3を代入して整
理すると、次の通りとなる。 V1 2/8.82×104>P0≧V1 2/25.4×104 ………(g) そして(g)式に被糸掛物体の速度として糸条速度
V1=4500m/minを代入すると、糸掛中に糸切れ
が僅少となる好ましい液圧P0Kg/cm2・Gは、 229.5>P0≧79.7 ………(h) となり、ほぼ80Kg/cm2・Gから230Kg/cm2・Gの
間であることが判る。 [実施例] 以下、本発明を図に示す実施例により説明す
る。 なお、本明細書において「吸込力」とは、サク
シヨンガン先端の導糸口を経てサクシヨン管(導
糸管)内に糸条を吸込む力のことであり、また
「吸引力」とは、サクシヨンガン中において糸条
を作動流体により随伴吸引する力のことを意味す
るものとする。 さて第1図は、本発明の糸掛方法に使用するサ
クシヨンガンの一例を示す概略断面図である。こ
のサクシヨンガン1は、本体2の前部にサクシヨ
ン管3とそれに続く糸案内管3′を設けており、
サクシヨン管3の先端には導糸口3aが設けてあ
る。また本体2の中間部には液圧80Kg/cm2・G以
上の高圧液体を圧送する供給ホース9を連結した
注入口4と、圧空の供給ホース10を連結した注
入口5とが設けてある。前者の注入口4は、本体
2内の圧液室6に連通し、また後者の注入口5
は、導管7を介して先端の圧空室8に連通してい
る。圧液室6には、上記糸案内管3′の後端を囲
むように噴射口11が設けられて液体ジエツト機
構を形成しており、また先端の圧空室8には同様
にサクシヨン管3の後端を囲むように噴射口12
が設けられてエジエクター機構が形成されてい
る。この噴射口11と12とは、環状のスリツト
にしてもよく、或いは複数個の孔が環状に配置さ
れたものでもよい。本体2の後端には、排出口1
3が設けられ、その排出口13に排出ホース14
が連結されている。 上記サクシヨンガン1により走行糸条の吸引を
行うには、まず供給ホース9からの液圧80Kg/
cm2.G以上の高圧液体を停止状態にしておき、供
給ホース10から圧空を一時的に供給する。これ
によつて圧空室8の噴射口12から噴出する圧空
のエジエクター効果により導糸口3aに強い吸込
力が発生し、走行糸条は導糸口3aに吸引され、
糸案内管3′を経てその後端に達する。次いで、
供給ホース9から液圧80Kg/cm2.G以上の高圧液
体を供給し、圧液室6の噴射口11から噴出させ
る。この高圧液体の噴射によるウオータジエツト
効果により走行糸条に対して4500m/min以上の
速度が創出され、強い随伴力により糸条は吸引さ
れ、高圧液体と共に排出ホース14へ排出され
る。 第2図に示すように、高圧液体の供給ホース9
は調圧弁21を介して高圧ポンプ20の吐出口に
連結されている。この調圧弁21は、必要な圧力
を設定可能にするもので、その圧力設定により供
給ホース9へ圧送する圧力を任意に変えることが
できる。22は、圧力計であつて、設定圧力を確
認できる。一方、排出ホース14は屑糸処理槽2
3に連結されている。糸液処理槽である屑糸処理
槽23は内側の中間位置に網24を設け、その下
側に貯液槽25を形成している。排出ホース9か
ら送られた作動流体と糸条の混合体は網24にお
いて分離され、分離後の液体は貯液槽25に流下
する。 貯液槽25に一旦貯留した液体は、送液管26
およびフイルタ27を介して高圧ポンプ20に吸
引され、再び供給ホース9を介してサクシヨンガ
ン1に液圧80Kg/cm2.G以上で圧送される。この
とき調圧弁21の絞りによりオーバフローした余
分の液体は、送液管29から貯液槽25側へ還流
する。 このように貯液槽25の液体は、高圧ポンプ2
0、サクシヨンガン1、屑糸処理槽23を循環し
ながら糸条の吸引に使用される。30は、上記環
系に初期給液するための供給口であり、また31
は、最終的に排液するときの排出口である。上述
した貯液槽25の循環液は、その全てを循環しな
いで、上記供給口30と排出口31とを利用して
部分給液、部分排液することにより、一部を新規
液体と交換しながら循環させるようにしてもよ
い。また、屑糸処理槽23で分離された液を再利
用せず、全部廃棄し、新規液体が常に供給される
貯液槽を別置し、該別置の貯液槽から高圧ポンプ
に液を送るようにしてもよい。 上記高圧ポンプ20と屑糸処理槽23とは、移
動台車37の上に設けられ、任意の場所へ移動す
ることができる。この場合、いずれか一方だけを
載せるようにしてもよい。このように移動台車3
7上に設けることは必ずしも必要ではないが、こ
のような移動可能な構成にすると、一つのサクシ
ヨンガン1を複数錘の紡糸機に対し兼用させるこ
とができ、また現場での糸掛け作業性を一層能率
的にすることができるため有利である。 第2図中、32は、高速溶融紡糸機の紡糸頭で
ある。紡糸頭32下部には油剤付与装置33、ゴ
デーローラ34,35および巻取装置36が設け
てある。この溶融紡糸行程の糸掛けをする場合に
は、紡糸頭32から紡出された初期の糸条Yをサ
クシヨンガン1の導糸口3aに吸込み吸引を行な
いながら、ゴデーローラ34,35の回りに引き
廻し、最後に巻取装置36のボビン36aに巻き
つかせるようにする。 さて、上述のサクシヨンガン1は、液圧80Kg/
cm2・G以上の高圧液体を作動流体として糸条の吸
引をさせるようにしている。この高圧液体として
は糸条に対し不活性であり、かつ安価に入手でき
ることから水が最適である。本発明におけるサク
シヨンガン1は、圧力が80Kg/cm2.G以上の高圧
液体を作動流体にしているため糸条の随伴力が高
く、その吸引力は非常に大きくなる。そのため周
速4500m/min以上のゴデーローラにこのサクシ
ヨンガンを用いて糸掛したあと、ゴデーローラの
周速に応じて送り出されてくる高速糸条に、引き
続き高い吸引張力が付与され、これにより極めて
安定した糸掛けを可能にする。 また、液体は、非圧縮性であるため、サクシヨ
ンガンの構造によつては圧液室6の噴射口11か
ら噴出させる液体ジエツト効果だけでは、導糸口
3aに初期の走行糸条を吸込むだけの吸込力(高
真空)を発生させることが困難な場合がある。こ
の場合は、上述のサクシヨンガン1において説明
した先端部に圧空室8と噴射口12からなるエジ
エクター機構を補助機構として設けているため、
この機構により初期糸条の吸込みをなすとよい。 また、上記サクシヨンガン1のための高圧液体
は比較的小電力容量のモータで駆動する高圧ポン
プで得ることができる。また、非圧縮性の液体が
作動流体であるため80dB以下の極めて静粛な糸
掛けが可能になる。 第3図は、サクシヨンガンに対する高圧液体供
給装置の他の態様を示すフローシートである。 第3図の装置では、サクシヨンガン1の供給ホ
ース9は、高圧液体供給側の供給端56にワンタ
ツチ継手57を介して着脱自在に連結され、また
排出ホース14は、屑糸処理槽23の供給端58
にワンタツチ継手59を介して着脱自在に連結さ
れている。 屑糸処理槽23で分離された液体(水)は、排
出管60を介してピツト61に排出できると共
に、送液管64を介して高圧液供給側の貯液槽2
5へ送られ、第2図の実施例と同様に循環再使用
されるようになつている。また屑糸処理槽23で
分離された屑糸は、脱水機62に移され、脱水処
理するようになつている。脱水処理により分離さ
れた水は、ピツト61に排出される。脱水機62
は、スイツチ63によりオン、オフ操作される。
この実施例では屑糸処理槽23と脱水機62とが
分離独立しているが、これを一体に組み込んだ構
成にしてもよい。 高圧液供給側の貯液槽25には、水供給源と連
通する送液管50がバルブ51を介して連結され
ている。貯液槽25の水は、高圧ポンプ20によ
り加圧されて圧送され、アキユムレータ52で圧
力変動を平準化された後、調圧弁21で所定圧力
に調節される。調圧弁21を出た水は、さらに必
要によりアキユムレータ53で変動を調整されて
バルブ54に達する。上記調圧弁21の絞りによ
りオーバーフローした余分の水は、再び貯液槽2
5に還流させられる。高圧ポンプ20は、スイツ
チ55により遠隔操作によるオン、オフが可能に
なつている。 この装置も第2図の実施例と同様に高圧液体を
循環させて無駄なく有効に使用することができ
る。 実施例 1 40D−10f×8糸条のナイロンフイラメントを
糸条速度V1が5500m/minで高速溶融紡糸するに
当り、その糸掛けを第1図に示すサクシヨンガン
1により実施した。サクシヨンガン1の条件は、
内径3mmの糸案内管3′の外周に孔径1mm、孔数
4個、噴射角度10度(中心軸に対して)の噴射口
11を環状に配置した。また、使用した作動流体
は水であり、高圧ポンプ20は、消費電力が
22KW・H容量のものを使用した。 初期糸条は、補助エジエクター機構により確実
に吸込まれ、以後の吸引は高圧水の圧力P0を200
Kg/cm2.Gに設定することにより高い張力が発現
し、極めて安定な糸掛けができた。また、糸掛け
中に発生した騒音は、80dB以下であり、耳ざわ
りにはならなかつた。 実施例 2 17〜140D×6〜48fの範囲で、ナイロンフイラ
メントについて、本発明のサクシヨンガン1の条
件を、噴射口11の内径1mm、噴射口11の孔数
4個、噴射口11の噴射角度10度(中心軸に対し
て)、排出口13の最小径4mm、排出ホース14
の内径8mm、糸案内管3′の内径3mm、作動流体
を水(水温18℃)にて、噴射水圧力P0を60〜180
Kg/cm2.Gまで変化させたときの糸条の吸引実験
を行ない、その結果を第4図に示した。この図か
ら走行速度V1が4500m/分以上の糸条を吸引す
るには、噴射水圧力P0が80Kg/cm2.G以上必要
であり、上述した(h)式ともよく一致していること
が判る。なお、この表中における〇印は吸引実験
点を示し、斜線範囲の領域が本発明の適用領域を
示している。 実施例 3 次に、本発明の糸掛方法を用いた場合の糸切れ
の有無を確認するため、実施例2で示したサクシ
ヨンガン1を用いて、70D×24fのナイロンフイ
ラメントに対し、その糸条速度V1m/minを
45000〜6500m/minまで、500m/min毎に変化
させて走行糸条に働く吸引張力Tgと高圧ポンプ
20による噴射水圧力P0Kg/cm2.Gの関係を示
したのが第5図であり、図中の曲線イ〜ホは、糸
条速度V1m/minがそれぞれ4500、5000、5500、
6000、6500m/minにおける上記の関係を示す曲
線である。 図中、×印は、糸切れ発生点を示し、前記曲線
イ〜ホ上に第9頁で示した(g)式の左辺におのおの
の曲線の糸条速度V1を代入して得られた噴射水
圧力P0Kg/cm2.Gの上限値のプロツト点を接続
した線Xとほぼ一致していることが判る。 一方、線Yは、曲線イ〜ホ上に上記(g)式の右辺
におのおのの曲線における糸条速度V1を代入し
て得られた噴射水圧力P0Kg/cm2.Gの下限値の
プロツト点を接続した線であり、この線よりも下
方の領域では吸引力が弱いため、糸掛が不可能で
あつた。 すなわち、この第5図から、糸切れを発生させ
ずに糸掛けができる好ましい糸条速度V1m/min
と噴射水圧力P0Kg/cm2.Gとの関係は、(g)式に
ほぼ一致することが判る。 [発明の効果] 本発明の糸掛方法は、被糸掛物体の移動速度
V1が4500m/min以上である被糸掛物体に対し、
糸条の吸引状態にあるサクシヨンガンの加圧水圧
力P0Kg/cm2.Gとして、 V1 2/8.82×104>P0≧V1 2/25.4×104 を満足する範囲内の加圧水を供給することによ
り、上記吸引状態にある糸条の走行速度が4500
m/min以上である状態を創出して糸掛けをする
から、従来のサクシヨンガンでは達成できなかつ
た糸条速度が4500m/min以上もの高速において
何ら糸切れを生じることなく、安定して糸掛をす
ることができるという優れた効果を奏する。
値。 P05:第5図の糸速V1に対応する、糸切れ発生液
圧P0の値。 α:P04に対する、P05の倍率。 すなわち、糸掛における糸切れ発生液圧P05は、
第2表のaごとく、P04の2倍となる。 したがつて、糸掛中の糸切れが僅少となる好ま
しい液圧条件は、上限が(d)式の2倍、下限が(d)式
となり、これを液圧P0で表わすと、 2(V1/CD)2・γ/602×2g×104>P0 ≧(V1/CD)2・γ/602×2g×104………(e) となり、(e)式の最左辺に(c)式のCD=0.5を、最右
辺に(c)式のCD=0.6を代入すると、本発明におけ
る使用すべき好ましい液圧P0と、糸掛けされる
被糸掛物体の速度V1との関係は、次の通りとな
る。 2(V1/0.5)2・γ/602×2g×104>P0 ≧(V1/0.6)2・γ/602×2g×104 ………(f) (f)式に水の比重量r=1000Kg/m3を代入して整
理すると、次の通りとなる。 V1 2/8.82×104>P0≧V1 2/25.4×104 ………(g) そして(g)式に被糸掛物体の速度として糸条速度
V1=4500m/minを代入すると、糸掛中に糸切れ
が僅少となる好ましい液圧P0Kg/cm2・Gは、 229.5>P0≧79.7 ………(h) となり、ほぼ80Kg/cm2・Gから230Kg/cm2・Gの
間であることが判る。 [実施例] 以下、本発明を図に示す実施例により説明す
る。 なお、本明細書において「吸込力」とは、サク
シヨンガン先端の導糸口を経てサクシヨン管(導
糸管)内に糸条を吸込む力のことであり、また
「吸引力」とは、サクシヨンガン中において糸条
を作動流体により随伴吸引する力のことを意味す
るものとする。 さて第1図は、本発明の糸掛方法に使用するサ
クシヨンガンの一例を示す概略断面図である。こ
のサクシヨンガン1は、本体2の前部にサクシヨ
ン管3とそれに続く糸案内管3′を設けており、
サクシヨン管3の先端には導糸口3aが設けてあ
る。また本体2の中間部には液圧80Kg/cm2・G以
上の高圧液体を圧送する供給ホース9を連結した
注入口4と、圧空の供給ホース10を連結した注
入口5とが設けてある。前者の注入口4は、本体
2内の圧液室6に連通し、また後者の注入口5
は、導管7を介して先端の圧空室8に連通してい
る。圧液室6には、上記糸案内管3′の後端を囲
むように噴射口11が設けられて液体ジエツト機
構を形成しており、また先端の圧空室8には同様
にサクシヨン管3の後端を囲むように噴射口12
が設けられてエジエクター機構が形成されてい
る。この噴射口11と12とは、環状のスリツト
にしてもよく、或いは複数個の孔が環状に配置さ
れたものでもよい。本体2の後端には、排出口1
3が設けられ、その排出口13に排出ホース14
が連結されている。 上記サクシヨンガン1により走行糸条の吸引を
行うには、まず供給ホース9からの液圧80Kg/
cm2.G以上の高圧液体を停止状態にしておき、供
給ホース10から圧空を一時的に供給する。これ
によつて圧空室8の噴射口12から噴出する圧空
のエジエクター効果により導糸口3aに強い吸込
力が発生し、走行糸条は導糸口3aに吸引され、
糸案内管3′を経てその後端に達する。次いで、
供給ホース9から液圧80Kg/cm2.G以上の高圧液
体を供給し、圧液室6の噴射口11から噴出させ
る。この高圧液体の噴射によるウオータジエツト
効果により走行糸条に対して4500m/min以上の
速度が創出され、強い随伴力により糸条は吸引さ
れ、高圧液体と共に排出ホース14へ排出され
る。 第2図に示すように、高圧液体の供給ホース9
は調圧弁21を介して高圧ポンプ20の吐出口に
連結されている。この調圧弁21は、必要な圧力
を設定可能にするもので、その圧力設定により供
給ホース9へ圧送する圧力を任意に変えることが
できる。22は、圧力計であつて、設定圧力を確
認できる。一方、排出ホース14は屑糸処理槽2
3に連結されている。糸液処理槽である屑糸処理
槽23は内側の中間位置に網24を設け、その下
側に貯液槽25を形成している。排出ホース9か
ら送られた作動流体と糸条の混合体は網24にお
いて分離され、分離後の液体は貯液槽25に流下
する。 貯液槽25に一旦貯留した液体は、送液管26
およびフイルタ27を介して高圧ポンプ20に吸
引され、再び供給ホース9を介してサクシヨンガ
ン1に液圧80Kg/cm2.G以上で圧送される。この
とき調圧弁21の絞りによりオーバフローした余
分の液体は、送液管29から貯液槽25側へ還流
する。 このように貯液槽25の液体は、高圧ポンプ2
0、サクシヨンガン1、屑糸処理槽23を循環し
ながら糸条の吸引に使用される。30は、上記環
系に初期給液するための供給口であり、また31
は、最終的に排液するときの排出口である。上述
した貯液槽25の循環液は、その全てを循環しな
いで、上記供給口30と排出口31とを利用して
部分給液、部分排液することにより、一部を新規
液体と交換しながら循環させるようにしてもよ
い。また、屑糸処理槽23で分離された液を再利
用せず、全部廃棄し、新規液体が常に供給される
貯液槽を別置し、該別置の貯液槽から高圧ポンプ
に液を送るようにしてもよい。 上記高圧ポンプ20と屑糸処理槽23とは、移
動台車37の上に設けられ、任意の場所へ移動す
ることができる。この場合、いずれか一方だけを
載せるようにしてもよい。このように移動台車3
7上に設けることは必ずしも必要ではないが、こ
のような移動可能な構成にすると、一つのサクシ
ヨンガン1を複数錘の紡糸機に対し兼用させるこ
とができ、また現場での糸掛け作業性を一層能率
的にすることができるため有利である。 第2図中、32は、高速溶融紡糸機の紡糸頭で
ある。紡糸頭32下部には油剤付与装置33、ゴ
デーローラ34,35および巻取装置36が設け
てある。この溶融紡糸行程の糸掛けをする場合に
は、紡糸頭32から紡出された初期の糸条Yをサ
クシヨンガン1の導糸口3aに吸込み吸引を行な
いながら、ゴデーローラ34,35の回りに引き
廻し、最後に巻取装置36のボビン36aに巻き
つかせるようにする。 さて、上述のサクシヨンガン1は、液圧80Kg/
cm2・G以上の高圧液体を作動流体として糸条の吸
引をさせるようにしている。この高圧液体として
は糸条に対し不活性であり、かつ安価に入手でき
ることから水が最適である。本発明におけるサク
シヨンガン1は、圧力が80Kg/cm2.G以上の高圧
液体を作動流体にしているため糸条の随伴力が高
く、その吸引力は非常に大きくなる。そのため周
速4500m/min以上のゴデーローラにこのサクシ
ヨンガンを用いて糸掛したあと、ゴデーローラの
周速に応じて送り出されてくる高速糸条に、引き
続き高い吸引張力が付与され、これにより極めて
安定した糸掛けを可能にする。 また、液体は、非圧縮性であるため、サクシヨ
ンガンの構造によつては圧液室6の噴射口11か
ら噴出させる液体ジエツト効果だけでは、導糸口
3aに初期の走行糸条を吸込むだけの吸込力(高
真空)を発生させることが困難な場合がある。こ
の場合は、上述のサクシヨンガン1において説明
した先端部に圧空室8と噴射口12からなるエジ
エクター機構を補助機構として設けているため、
この機構により初期糸条の吸込みをなすとよい。 また、上記サクシヨンガン1のための高圧液体
は比較的小電力容量のモータで駆動する高圧ポン
プで得ることができる。また、非圧縮性の液体が
作動流体であるため80dB以下の極めて静粛な糸
掛けが可能になる。 第3図は、サクシヨンガンに対する高圧液体供
給装置の他の態様を示すフローシートである。 第3図の装置では、サクシヨンガン1の供給ホ
ース9は、高圧液体供給側の供給端56にワンタ
ツチ継手57を介して着脱自在に連結され、また
排出ホース14は、屑糸処理槽23の供給端58
にワンタツチ継手59を介して着脱自在に連結さ
れている。 屑糸処理槽23で分離された液体(水)は、排
出管60を介してピツト61に排出できると共
に、送液管64を介して高圧液供給側の貯液槽2
5へ送られ、第2図の実施例と同様に循環再使用
されるようになつている。また屑糸処理槽23で
分離された屑糸は、脱水機62に移され、脱水処
理するようになつている。脱水処理により分離さ
れた水は、ピツト61に排出される。脱水機62
は、スイツチ63によりオン、オフ操作される。
この実施例では屑糸処理槽23と脱水機62とが
分離独立しているが、これを一体に組み込んだ構
成にしてもよい。 高圧液供給側の貯液槽25には、水供給源と連
通する送液管50がバルブ51を介して連結され
ている。貯液槽25の水は、高圧ポンプ20によ
り加圧されて圧送され、アキユムレータ52で圧
力変動を平準化された後、調圧弁21で所定圧力
に調節される。調圧弁21を出た水は、さらに必
要によりアキユムレータ53で変動を調整されて
バルブ54に達する。上記調圧弁21の絞りによ
りオーバーフローした余分の水は、再び貯液槽2
5に還流させられる。高圧ポンプ20は、スイツ
チ55により遠隔操作によるオン、オフが可能に
なつている。 この装置も第2図の実施例と同様に高圧液体を
循環させて無駄なく有効に使用することができ
る。 実施例 1 40D−10f×8糸条のナイロンフイラメントを
糸条速度V1が5500m/minで高速溶融紡糸するに
当り、その糸掛けを第1図に示すサクシヨンガン
1により実施した。サクシヨンガン1の条件は、
内径3mmの糸案内管3′の外周に孔径1mm、孔数
4個、噴射角度10度(中心軸に対して)の噴射口
11を環状に配置した。また、使用した作動流体
は水であり、高圧ポンプ20は、消費電力が
22KW・H容量のものを使用した。 初期糸条は、補助エジエクター機構により確実
に吸込まれ、以後の吸引は高圧水の圧力P0を200
Kg/cm2.Gに設定することにより高い張力が発現
し、極めて安定な糸掛けができた。また、糸掛け
中に発生した騒音は、80dB以下であり、耳ざわ
りにはならなかつた。 実施例 2 17〜140D×6〜48fの範囲で、ナイロンフイラ
メントについて、本発明のサクシヨンガン1の条
件を、噴射口11の内径1mm、噴射口11の孔数
4個、噴射口11の噴射角度10度(中心軸に対し
て)、排出口13の最小径4mm、排出ホース14
の内径8mm、糸案内管3′の内径3mm、作動流体
を水(水温18℃)にて、噴射水圧力P0を60〜180
Kg/cm2.Gまで変化させたときの糸条の吸引実験
を行ない、その結果を第4図に示した。この図か
ら走行速度V1が4500m/分以上の糸条を吸引す
るには、噴射水圧力P0が80Kg/cm2.G以上必要
であり、上述した(h)式ともよく一致していること
が判る。なお、この表中における〇印は吸引実験
点を示し、斜線範囲の領域が本発明の適用領域を
示している。 実施例 3 次に、本発明の糸掛方法を用いた場合の糸切れ
の有無を確認するため、実施例2で示したサクシ
ヨンガン1を用いて、70D×24fのナイロンフイ
ラメントに対し、その糸条速度V1m/minを
45000〜6500m/minまで、500m/min毎に変化
させて走行糸条に働く吸引張力Tgと高圧ポンプ
20による噴射水圧力P0Kg/cm2.Gの関係を示
したのが第5図であり、図中の曲線イ〜ホは、糸
条速度V1m/minがそれぞれ4500、5000、5500、
6000、6500m/minにおける上記の関係を示す曲
線である。 図中、×印は、糸切れ発生点を示し、前記曲線
イ〜ホ上に第9頁で示した(g)式の左辺におのおの
の曲線の糸条速度V1を代入して得られた噴射水
圧力P0Kg/cm2.Gの上限値のプロツト点を接続
した線Xとほぼ一致していることが判る。 一方、線Yは、曲線イ〜ホ上に上記(g)式の右辺
におのおのの曲線における糸条速度V1を代入し
て得られた噴射水圧力P0Kg/cm2.Gの下限値の
プロツト点を接続した線であり、この線よりも下
方の領域では吸引力が弱いため、糸掛が不可能で
あつた。 すなわち、この第5図から、糸切れを発生させ
ずに糸掛けができる好ましい糸条速度V1m/min
と噴射水圧力P0Kg/cm2.Gとの関係は、(g)式に
ほぼ一致することが判る。 [発明の効果] 本発明の糸掛方法は、被糸掛物体の移動速度
V1が4500m/min以上である被糸掛物体に対し、
糸条の吸引状態にあるサクシヨンガンの加圧水圧
力P0Kg/cm2.Gとして、 V1 2/8.82×104>P0≧V1 2/25.4×104 を満足する範囲内の加圧水を供給することによ
り、上記吸引状態にある糸条の走行速度が4500
m/min以上である状態を創出して糸掛けをする
から、従来のサクシヨンガンでは達成できなかつ
た糸条速度が4500m/min以上もの高速において
何ら糸切れを生じることなく、安定して糸掛をす
ることができるという優れた効果を奏する。
第1図は、本発明の糸掛方法に使用するサクシ
ヨンガンの一例を示す縦断面図、第2図は、同糸
掛方法を実施するための全体装置の概略模式図、
第3図は、第2図に対応する装置の他の例を示す
概略フローシート、第4図は、サクシヨンガンへ
の供給液圧と糸条速度との関係を示すグラフ、第
5図は、糸条張力と液圧との関係を示すグラフで
ある。 図面中の符号の説明、1……サクシヨンガン、
6……圧液室、9……(高圧液体の)供給ホー
ス、11……噴射口、14……排出ホース、20
……高圧ポンプ、22……調圧弁、23……屑糸
処理槽、25……貯液槽。
ヨンガンの一例を示す縦断面図、第2図は、同糸
掛方法を実施するための全体装置の概略模式図、
第3図は、第2図に対応する装置の他の例を示す
概略フローシート、第4図は、サクシヨンガンへ
の供給液圧と糸条速度との関係を示すグラフ、第
5図は、糸条張力と液圧との関係を示すグラフで
ある。 図面中の符号の説明、1……サクシヨンガン、
6……圧液室、9……(高圧液体の)供給ホー
ス、11……噴射口、14……排出ホース、20
……高圧ポンプ、22……調圧弁、23……屑糸
処理槽、25……貯液槽。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 走行している糸条に対して加圧水が供給され
噴射されているサクシヨンガンを接近せしめ、該
糸条をサクシヨンガンの吸込口から吸込み、吸引
せしめ、この吸引状態を維持しながら前記サクシ
ヨンガンを移動せしめ、4500m/min以上の移動
速度を有する被糸掛物体に該サクシヨンガンに吸
引されている糸条を糸掛するに際し、前記糸条吸
引状態のサクシヨンガンに供給される加圧水の圧
力P0Kg/cm2.Gを V1 2/8.82×104>P0≧V1 2/25.4×104 ただし、V1は、被糸掛物体の移動速度(m/
min)である。 の範囲とし、該吸引状態にある糸条の走行速度が
4500m/min以上である状態下で糸条を吸引しつ
つ前記被糸掛物体に糸掛してなる糸条糸掛方法。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23518183A JPS60128165A (ja) | 1983-12-15 | 1983-12-15 | 糸条糸掛方法およびその装置 |
| DE8787118514T DE3483724D1 (de) | 1983-12-15 | 1984-12-14 | Vorrichtung zum einfaedeln eines fadens. |
| DE8484115494T DE3474540D1 (en) | 1983-12-15 | 1984-12-14 | Yarn-threading method |
| EP84115494A EP0146898B1 (en) | 1983-12-15 | 1984-12-14 | Yarn-threading method |
| EP87118514A EP0273292B1 (en) | 1983-12-15 | 1984-12-14 | Yarn-threading device |
| US06/860,751 US4666590A (en) | 1983-12-15 | 1986-05-02 | Yarn-threading method and device |
| US07/001,249 US4844315A (en) | 1983-12-15 | 1987-01-07 | Yarn-threading method and device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23518183A JPS60128165A (ja) | 1983-12-15 | 1983-12-15 | 糸条糸掛方法およびその装置 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22708588A Division JPH01117179A (ja) | 1988-09-09 | 1988-09-09 | 糸条糸掛装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60128165A JPS60128165A (ja) | 1985-07-09 |
| JPH0312028B2 true JPH0312028B2 (ja) | 1991-02-19 |
Family
ID=16982260
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23518183A Granted JPS60128165A (ja) | 1983-12-15 | 1983-12-15 | 糸条糸掛方法およびその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60128165A (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2535337B2 (ja) * | 1986-11-18 | 1996-09-18 | 東レ株式会社 | 糸掛方法および糸掛装置 |
| JPH01221509A (ja) * | 1988-02-27 | 1989-09-05 | Kanebo Ltd | 異収縮混繊糸の糸掛け方法 |
| JP4660950B2 (ja) * | 2001-03-28 | 2011-03-30 | 東レ株式会社 | 糸条束の製造装置及び糸条束の製造方法 |
| DE102019006316A1 (de) * | 2019-09-07 | 2021-03-11 | Oerlikon Textile Gmbh & Co. Kg | Absaugvorrichtung |
| JP7489188B2 (ja) * | 2019-12-09 | 2024-05-23 | Tmtマシナリー株式会社 | 糸条ハンドリング装置 |
| JP2024080799A (ja) * | 2022-12-05 | 2024-06-17 | Tmtマシナリー株式会社 | 紡糸引取設備及び糸掛けロボット |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5128424U (ja) * | 1974-08-23 | 1976-03-01 |
-
1983
- 1983-12-15 JP JP23518183A patent/JPS60128165A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60128165A (ja) | 1985-07-09 |
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