JPH0312033B2 - - Google Patents
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- JPH0312033B2 JPH0312033B2 JP57152865A JP15286582A JPH0312033B2 JP H0312033 B2 JPH0312033 B2 JP H0312033B2 JP 57152865 A JP57152865 A JP 57152865A JP 15286582 A JP15286582 A JP 15286582A JP H0312033 B2 JPH0312033 B2 JP H0312033B2
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H67/00—Replacing or removing cores, receptacles, or completed packages at paying-out, winding, or depositing stations
- B65H67/04—Arrangements for removing completed take-up packages and or replacing by cores, formers, or empty receptacles at winding or depositing stations; Transferring material between adjacent full and empty take-up elements
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2701/00—Handled material; Storage means
- B65H2701/30—Handled filamentary material
- B65H2701/31—Textiles threads or artificial strands of filaments
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- Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
- Winding Filamentary Materials (AREA)
Description
本発明は糸条体、とりわけ合成樹脂から作られ
たエンドレス糸条体、すなわちフイラメントの巻
取機に関する。 合成繊維の糸、特にカーペツト用テクスチヤー
ド加工糸やタイヤコードのような太い糸の巻取り
において、いわゆる「レボルバ」型巻取機を用い
ることが良く知られている。「レボルバ」型巻取
機には回転可能な複数のチヤツクがキヤリヤヘツ
ド上に設けられており、そのキヤリヤヘツド自体
が巻取機のフレームに固定した軸を中心として回
転する構造になつている。そして連続して供給さ
れる糸が複数のチヤツクの中の1個で糸パツケー
ジに巻取られている間に、他のチヤツクは静止状
態、すなわち予備として保留されている状態に保
たれている。糸パツケージの巻取りが完成する
と、キヤリヤヘツドが回転することによつて、静
止状態のチヤツクが巻取位置に運ばれる。次に供
給されている糸が完成された糸パツケージから切
断されて、巻取位置に到着したチヤツク上に糸パ
ツケージを巻取るために新しいチヤツクにつなが
れる。このようにして糸を実質的に連続して巻く
ことができ、片方のチヤツクから他方のチヤツク
に糸を移す作動中に屑糸が発生することを実質的
に無くしている。このようなレボルバ型巻取機
は、例えば米国特許第3856222号、第3941321号お
よ第4283019号、欧州特許公報第78300409号(米
国経続出願第129625号)および英国特許公報第
1455906号その他に開示されている。 巻取操作自体は多数の部品の正確な位置関係
と、駆動ローラとチヤツク間での接触面の正確な
力とがあることが前提とする。したがつて巻取操
作と出て行くチヤツクから入つてくるチヤツクに
糸を移す操作とは非常にデリケートであつて、特
に細い糸や低伸度の糸を処理するときにはそれが
いちぢるしい。このような糸は張力変動を生ずる
ので引張ることができず且つ通常このような張力
変動に耐える強度を有していない。したがつてこ
のような糸がレボルバ型巻取機に用いられた時に
糸切れや巻取欠点が生ずるのが常である。このよ
うな糸切れを最小にするためには、巻取中におけ
る移動や力を制御し、張力変動が最小に減少する
ように非常な正確さで切換操作を実施することが
基本である。1つの作動を高度に制御する特定の
設計に反して、広範囲に変化する状態での実用的
な作動のために設計された機械において前述のよ
うに糸切れを最小にするように作動させることは
明らかに大変に困難なことである。 しかしながら太い糸と同様に細い糸を連続的に
巻取ることのできる機械に対する要求は増加して
きている。さらに全てのタイプの合成繊維糸を処
理するときにおける巻取速度が高速であることも
引続いて要望されている。 前述の特許の中にも記載されている摩擦駆動ロ
ーラを用いて夫々のチヤツクを駆動することが現
在は通常に行われている。このローラは適切な駆
動モータによつてローラ自身の長手軸を中心とし
て回されており、そして巻取操作の最初の時では
摩擦駆動ローラの表面がチヤツクあるいはチヤツ
クによつて支えられているボビンチユーブの表面
と摩擦接触することによつて、又糸の最初の層が
ボビンチユーブ上に形成された後では、前記摩擦
駆動ローラの表面がチヤツクによつて支えられて
いる糸パツケージの表面と摩擦接触することによ
つて、摩擦駆動ローラの回転がチヤツクに伝たえ
られる。チヤツクと摩擦回転ローラ間に与えられ
且つ摩擦駆動ローラと糸パツケージとの間の接触
表面に発生している接触圧は、形成された糸パツ
ケージの品質を左右する主要な特性であるので、
接触圧はこのような巻取操作において重要な特性
である。したがつて摩擦ローラ駆動を用いている
全ての公知のレボルシステムは基本的に次の2つ
の主要運動を含んでいる。 (1) 保留されたチヤツクを巻取位置に運ぶためお
よび満管糸パツケージを巻取位置の外に動かす
ためのレボルバの回転。 (2) 巻取位置におけるチヤツクと摩擦ローラ間の
相対的運動。この運動がチヤツクと摩擦駆動ロ
ーラ間に糸パツケージの形成を可能にし接触圧
を制御する。 この2番目の運動は原則的にチヤツク装置の固
定摩擦駆動ローラに対する運動、あるいはその
逆、あるいは両方の機素の運動の組合せによつて
達成することができる。 このダブル運動が必要であるということが、現
代の要望を満たすため摩擦駆動されるレボルバ型
巻取機を採用する場合に、非常に難しい困難を与
えることになる。2つの運動は2個の別の軸受構
造を必要とし、実際の機械では夫々の軸受構造は
全体のシステム、すなわち機械装置の全体の中に
軸受構造自体の有する不正確性を持込むことにな
る。 さらにキヤリヤヘツド自体が2個のチヤツク構
造体の間に機械的な連結な構成しており、片方の
チヤツク構造における衝撃や振動から他のチヤツ
ク構造を効果的に隔てることを全く困難にしてい
る。さらに作動サイクル中の特定の位相における
チヤツクヘツドに要求される運動は相反するもの
であるだろう。例えば巻取位置の外に完成された
糸パツケージを運び出すためのキヤリヤヘツドの
運動は新しい糸パツケージと摩擦駆動ローラ間の
接触圧を制御するのに必要とする運動とは反対で
ある。このような場合に、複雑な反対に運動する
構造体をシステムの中に設けることが必要であ
り、そしてこの事は制御システムの中にも複雑性
を持込むことになる。さらに、夫々のチヤツク自
体の中である種の制御機能、例えばチヤツク上の
糸パツケージの把持および解放を行うことが常に
必要であるので、静置した機械のフレームからロ
ータリキヤリヤヘツドを経て夫々のチヤツクへ延
びる導線を制御するために複雑な回転連結機構を
設けることが必要である。 個々の揺動アーム上でチヤツクを支えるという
試みが過去においてされていた。しかしながら多
くの場合この方法はダブル運動に対して必要とす
るものに基本的な差を生ぜず、そしてある場合に
は依然として複雑な運動軌跡を要する。(例えば
米国特許公報第2789774号、第3334827号、第
2957635号および英国明細書第761689号を参照)
多くの場合、出て行くチヤツクから入つてくるチ
ヤツクへ糸を移すための補助移し機構を用いるこ
とが必要である。(例えば米国特許公報第3761029
号参照)。 夫々のチヤツクが個々の所定の軌跡に沿つて摩
擦駆動ローラに向けて又摩擦駆動ローラから離れ
るように動くシステムが又良く知られている。こ
のようなシステムの提案が米国特許公報第
3758042号において示され、ここでは夫々のチヤ
ツクが夫々の揺動アーム上で支えられている。し
かしながらこのシステムは全く明らかに極度に複
雑化されており、夫々のチヤツクのために別々の
摩擦駆動部材と、糸パツケージが完成した際に片
方のチヤツクから他のチヤツクに糸を移すための
複雑な移し機構とを含んでいる。交互配置の要点
米国特許公報第3628741号(再発行第28514号)で
提案されている。その中では夫々のチヤツクは実
質的に直線の案内軌跡に沿つて1個の摩擦駆動部
材との接触を行つたり、外れたりするように動く
ことができる。しかしながらこの場合、糸が片方
のチヤツクから他方のチヤツクに移される方法に
ついては何も記載されていない。例えば米国特許
公報第4099680号におけるこの原理の明らかな発
展として示された原理は実用するには非常に困難
且つ複雑である。 先行技術の説明の最後に、複数の糸が同時に夫
夫のチヤツクに巻かれるシステムについて開示し
ている先願の明細書のグループについて触れる。
これらのグループの中の例としては米国特許公報
第2869796号(線状ガイドシステム)と日本特許
公告公報1978−38776があげられる。これらの場
合に糸を片方のチヤツクから他方のチヤツクに移
すべきであるという示唆がなく、すなわち夫々の
受取つた糸を連続的に巻取る可能性がない。 本発明の第1の目的は高速度で生産することを
目標とする機械、すなわち巻糸機に応用すること
ができ、高速であるにもかかわらず現在用いられ
ている巻糸機よりも実質的に簡単である設計すな
わち構造を提供することである。そしてその構造
ではダブル運動が排除され、1個の摩擦駆動ロー
ラが用いられ、且つ糸移し機構が排除されるかあ
るいは少くとも実質的に減らされている。 本発明は糸条体、とりわけ合成樹脂から作られ
たエンドレス糸条体、すなわちフイラメント用の
巻取機を提供し、この巻取機は、その長手方向軸
線を中心として回転可能に巻取機の本体に支持さ
れて、供給される糸を受入れる1個の摩擦駆動部
材を含んで構成される。第1チヤツクは巻取機の
本体から延びるチヤツク支持部材に回転可能に支
持されて、前記摩擦駆動部材から間隔をあけた第
1静止位置と前記摩擦駆動部材に近接した巻取位
置との間でチヤツク支持部材駆動手段を作動する
ことによつて所定の第1軌道に沿つて移動可能な
である。第2チヤツクは、巻取機の本体から延び
るチヤツク支持部材に回転可能に支持されて、前
記摩擦駆動部材から間隔をあけた第2静止位置と
前記巻取位置との間でチヤツク支持部材駆動手段
を作動することによつて所定の第2軌道に沿つて
移動可能なである。 前記第1チヤツクおよび第2チヤツクは巻取位
置において、前記摩擦駆動部材と接触することに
よつてそれぞれの長手方向の軸線を中心として回
転する。前記第1チヤツクおよび第2チヤツクに
それぞれ糸捕捉手段が設けられている。 本発明の巻取機の特徴とする構成は前記摩擦駆
動部材に向つてその軌道に沿つて移動する片方の
チヤツク上の糸捕捉手段が、前記摩擦駆動部材か
ら離れるようにその軌道に沿つて移動する他方の
チヤツクと前記摩擦駆動部材との間を延びる糸を
さえぎるように、前記第1軌道と前記第2軌道と
が配置されていることにある。 以下に図示され且つ説明される本発明の大部分
の実施例においては、第1の軌道と第2の軌道は
夫々は曲線であり、その上に夫々のチヤツクが載
置され、すなわち取付けられている揺動アームに
よつてその軌道が決定されるのが好ましい。しか
しながらこれは基本ではない。多くの場合では、
その軌道に沿つて摩擦駆動部材に向かつて又は摩
擦駆動部材から離れるように動く夫々のチヤツク
の軌道として直線状案内軌道が設けられることが
好ましいだろう。いかなる場合でも夫々のチヤツ
クはヘツドストツクの前面から片持ばり型式で延
びている。 第1のチヤツクが摩擦駆動部材へ向けての移動
を行う間でチヤツクが摩擦駆動部材と最初に駆動
関係に入る第1のチヤツクの巻取位置は第2のチ
ヤツクの対応する巻取位置と同一である必要はな
い。前記夫々の巻取位置は夫々の軌道の摩擦駆動
部材に近い方の端部であり、以後の説明において
は夫々のチヤツクの「最端巻取位置」として表わ
すことにする。チヤツク(すなわちボビンチユー
ブあるいはボビンチユーブによつて支えられてい
る糸パツケージ)と摩擦駆動部材間の摩擦接触は
摩擦駆動部材の外周の所定区域内に設けられると
良い。以後の説明においてはこの区域を「巻取
域」と称す。チヤツクの最端巻取位置におけるチ
ヤツクの長手方向の軸線が摩擦駆動部材の長手方
向の軸線を含む水平平面内あるいはその近くに置
かれるように摩擦駆動部材が巻取機の中に配置さ
れ、且つ巻取域が摩擦駆動部材に対して配置され
ているのが好ましい。 両方のチヤツクの移動の軌道が巻取域の前面で
直接交叉するように配置されるとよい。そして巻
取域へ向けて入つてくるチヤツク(以下進入チヤ
ツクと称す)が最端巻取位置に近い軌道上にある
時に、進入チヤツク上の糸捕捉手段が巻取域から
離れて行くチヤツク(以下脱出チヤツクと称す)
の方へ延びているある長さを有する糸の部分と交
叉するように、両方のチヤツクの移動の軌道が配
置されるとよい。通常は進入チヤツクがその最端
巻取位置に到達しそして摩擦駆動部材と駆動関係
に入つた時に前記交叉が生ずるのが好ましい。 しかしながら、ある場合には、切換操作の間に
糸に生ずる弛みを取除くために摩擦駆動ローラの
回転速度より早い回転速度に進入チヤツクを予備
加速することが願まれるであろう。この場合には
進入チヤツクはそのチヤツクの最端巻取位置に到
達する少し前の軌道上で一時的に停止し、そして
切換はその一時的停止をしている間に行われる。
切換操作後に、進入チヤツクはそのチヤツクの最
端巻取位置への移動を完了する。進入チヤツクに
この一時的停止を与えるために移動可能な接合部
材が設けられ、そのチヤツクの最端巻取位置に向
つての進入チヤツクの移動の間に、進入チヤツク
あるいはそのチヤツクに取付けられた部品が前記
接合部材に衝突することになる。この接合部材は
切換操作の完了後進入チヤツクを緩めてその最端
巻取位置への移動を完了させる。切換操作後チヤ
ツクが動かなければならない距離は実際上可能な
限り短い方好ましい。 調節可能な移動手段が夫々のチヤツクをその軌
道に沿つて動かすために設けられる。移動手段の
好ましい形態はピストンとシリンダから成る装置
のような圧力流体で作動する手段である。摩擦駆
動部材の長手方向軸は巻取中巻取機内に固定され
る。チヤツクと摩擦駆動部材間の糸パツケージの
形成はその最端巻取位置からその静止位置へのチ
ヤツクの戻り運動にともなつて行われる。その際
摩擦駆動部材との駆動接触は勿論保たれている。 チヤツクと摩擦駆動部材間に与えられる接触圧
は巻取操作間中で制御されなければならない。こ
の制御は移動手段の制御、例えば圧力流体で作動
される移動手段の圧力の制御によつて行われるの
が好ましい。 正常の巻取操作のために、この制御は最端巻取
位置から静止位置へ戻るチヤツクの軌道の所定の
部分でのチヤツクの移動の間で行われる。チヤツ
クが前記所定の部分を通過して移動した後に、糸
パツケージは希望する寸法に到達し、そして巻取
操作は終了する。それから移動手段はチヤツクを
夫々速やかに静止位置に向けて戻すように作動
し、そして切換操作が以下に説明するように開始
される。 両方のチヤツクの静止位置は摩擦駆動部材の長
手方向軸線を含み且つ巻取域を通過している平面
の両側に置かれているのが好ましい。前述したよ
うに、この平面は好ましくは水平面あるいはこれ
に近い平面である。したがつて好ましい実施例に
おいて、片方のチヤツクは上方から摩擦駆動部材
に近づき、他方のチヤツクは下方から摩擦駆動部
材に近づく。両方の場合とも、チヤツク上に形成
されて行く糸パツケージの重量の影響を調整する
手段が設けられているのが好ましい。もしそうで
なければ、糸パツケージの増加して行く重量がチ
ヤツクと摩擦駆動部材間における接触圧に望まし
くない変動を生じさせるからである。摩擦駆動部
材に向かつておよび摩擦駆動部材から離れる移動
な制御可能に行うために、夫々のチヤツクに対し
て個々の圧力流体で作動する手段が設けられる。
チヤツク上の糸パツケージの重量が変ることに対
する調整は前記圧力流体作動手段に与えられる圧
力流前媒体の圧力の対応する調節によつて行うこ
とができる。例えば圧力流体供給路における圧力
変動値はチヤツクの夫々の軌道に沿つたチヤツク
の位置に応じて調節することができる。このよう
な調整システムは既に知られており、そのシステ
ムは原則的に巻取機の機台に固定されたカム表面
とチヤツクと共に移動可能でカムフオロワを含ん
で構成される。そしてカムフオロワが組合された
チヤツクがその軌道に沿つて移動する間適切な圧
力制御弁のセツテイングを調節するように作られ
ている。 両方のチヤツクが前記平面の反対側から摩擦駆
動部材に近づく時に片方のチヤツクは摩擦駆動部
材の回転方向と同一方向に延びるそのチヤツクの
戻り運動の成分を有し、一方他のチヤツクは摩擦
駆動部材の回転方向と逆方向の戻り運動の成分を
有する。このことは、最初に試みられたように、
本発明がいわゆる「プリント摩擦」型の巻取機に
応用されている場合に重要である。この型の巻取
機において、巻取機に供給される糸は摩擦駆動部
材の回転の方向で考えて巻取域の上流の位置で摩
擦駆動部材と接触する。摩擦駆動部材と接触後、
糸の一部分が摩擦駆動部材と接触して(そして移
動することなく可能な限り摩擦駆動ローラに近
く)巻取域に進み、そして巻取域で糸の部分はチ
ヤツク上に形成されている糸パツケージに移され
る。したがつて糸パツケージの巻取りが完成され
る途上において、静止位置に向けてのチヤツクの
戻り運動は摩擦駆動部材の周に糸の巻付角を変化
して与えることになる。片方のチヤツクの場合に
は、摩擦駆動部材の回転の方向で考えて巻取域を
越えて糸を取るように、戻り運動では巻付角を維
持又は増加するように働く。一方他のチヤツクの
場合では、巻付角は減少し、糸と摩擦駆動部材と
の接触が離れる点は摩擦駆動部材の回転の方向で
考えて巻取域の上流に移動している。 両方の場合とも、進入チヤツクの糸捕捉手段に
よる交叉を巻取域の近くに受入れられるように、
ある長さの糸の部分が確実に残るように前記手段
が設けられているとよい。 例えば、引用された第1のケースでは、案内手
段が摩擦駆動手段上の糸の巻付角を制限するため
に摩擦駆動部材と脱出チヤツクとの間の糸軌道を
変形するために設けられている。 補助案内手段がある特定の場合に必要とされる
かどうかは例えば下記の幾つかの要因によつて左
右される。 脱出チヤツクの運動の軌道 もし脱出チヤツクの運動の軌道が摩擦駆動部材
の周りの運動を縮小し、摩擦駆動部材から離れる
半径方向の運動を増加するように変えることがで
きるならば、補助案内を必要とすることは少いと
思われる。好ましい実施例(両方のチヤツクが上
方と下方から夫々摩擦駆動部材に近づく場合)に
おけるこのような脱出チヤツクの運動の軌道の変
更は背が低くしかし幅の広い巻取装置に用いられ
る。 進入チヤツクの最端巻取位置 進入チヤツクの最端巻取位置を摩擦駆動部材の
外周上でさらに下流に配置することができれば、
補助案内を必要とする可能性は少くなる。 必要とする糸パツケージの最大寸法 必要とする糸パツケージの直径が大きければ大
きい程、補助案内が必要とされる場合がより多く
なるであろう。 巻取機で使用されるチヤツクとボビンの最大寸法 チヤツクとボビンの寸法が大きければ大きい
程、補助案内を必要とする場合がより多くなるだ
ろう。多くの場合に、既に説明したシステムに内
蔵する部分的に対立する制約間の妥協を成立させ
るのを助けるために補助案内手段を設けることが
好ましい。 補助案内手段が設けられる場合は、その手段は
摩擦駆動部材の上方に配置され、引込まれた位置
と作動位置間を移動する時に所定の枢軸を中心と
して回転可能に設けられている。補助案内手段が
その作動位置へ向つて移動するにしたがつて、前
記枢軸は摩擦駆動部材に向つて移動可能である。
そして補助案内手段がその引込まれた位置に戻さ
れるにしたがつて、前記枢軸は摩擦駆動部材から
離れるように動く。 前述の第2の場合において、進入チヤツク上の
糸捕捉手段によつて糸がさえぎられる迄の間で、
摩擦駆動部材から離れて行く脱出チヤツクの運動
を制限する手段が設けられる。したがつて前記手
段あるいはその手段に適切な変更が加えられた手
段はその静止位置に向けての脱出チヤツクの運動
によつて作られた摩擦駆動部材上の巻付角度の縮
小と糸移しが完成する迄の間は制限する。例えば
この後者の場合に糸が進入チヤツク上の糸捕捉手
段によつてさえぎられる迄の間脱出チヤツクの移
動の軌道上の中間位置で脱出チヤツクを一時的に
停止する手段が設けられているとよい。 前記一時的停止はチヤツクを動かすために引延
ばしと引込めとの2段階手段を設けることによつ
て達成されるとよい。この2段階は別々に制御す
ることが可能である。例えば、ピストン・シリン
ダ装置が揺動アームとヘツドストツクに固定され
た部分との間に設けられている場合には、前記ピ
ストン・シリンダ装置はシリンダ装置に対して独
立して移動できる1対のピストンを含んで構成さ
れると良く、一方のピストンは揺動アームに固着
されそして他のピストンはヘツドストツクに固定
された部分に固着されている。 シリンダ装置は一方のピストン(第1ピスト
ン)に対して限定された行程を定め、チヤツクの
軌道に沿つたチヤツクの対応する限定された行程
を定めている。第1のピストンが前記限定された
行程を移動している間にシリンダ装置に対する他
のピストン(第2ピストン)の相対的移動を選択
的に防ぐための手段が設けられているとよい。好
ましい装置においては、圧力流体で作動された把
持手段が第1ピストンが限定された行程を移動し
ている間第2ピストンをシリンダ装置に把持する
ためにシリンダ装置に設けられている。このよう
に圧力流体によつて作動される把持手段を具備し
たピストン・シリンダ装置は市場から入手するこ
とができる。 前記限定された行程は摩擦駆動部材から離れて
行く脱出チヤツクの前記限定された移動に対応す
るために配置することができる。巻取機に対する
制御システムは、対応するチヤツク上での糸の巻
取りが停められた時に限定された行程を通つて第
1ピストンを動かさせるように設けることができ
る。この脱出チヤツクはそれから第1のピストン
の限定された行程が完了する際に脱出チヤツクが
到達するその軌道上の位置で一時的に留められ、
それは進入チヤツク上の糸が捕捉手段によつて糸
がさえぎられる迄続く。必要とする位置での脱出
チヤツクの確実な保持はシリンダ装置に対する第
2ピストンの移動を防ぐ手段、すなわち好ましい
実施例において圧力流体で作動する把持手段によ
つて確実に行われる。進入チヤツクへの糸の移し
が完了した後に、シリンダ装置への第2ピストン
の固定が解除され、脱出チヤツクはシリンダ装置
に対する第2ピストンの移動によつて脱出チヤツ
クの静止位置への復帰が許されることになる。 好ましい実施例において、シリンダ装置に対す
る第1ピストンの移動は巻取操作の直前と直後の
みにおきる。巻取操作中の全ての運動はシリンダ
装置に対する第2ピストンの移動によつて影響さ
れる。2個のピストンによつて機能を分割してい
ることが制御システムでの要求を簡単にする。 ヘツドストツクに揺動アームを支えるために、
1対の支持部材がヘツドストツク内に設けられ、
1対の支持部材はその支持部材の間に延び且つそ
の支持部材に取付けられた軸を具備する。揺動ア
ームは軸の長手方向の軸線を中心とする回転運動
のために支持部材間の軸に取付けられる。そして
揺動アームには前記軸から離れた位置で1個のチ
ヤツクが取付けられている。好ましくは前記チヤ
ツクの取付位置は揺動アームの自由端である。 1対の2番目の支持部材、2番目の軸および2
番目の揺動アームが他のチヤツクのために設けら
れる。しかしながな、好ましい装置においては第
2の軸は第1の軸と同様な1対の支持部材の間に
延び且つその間に載置されている。支持部材は好
ましくはヘツドストツクの基礎部材から実質的に
垂直に延び且つ基礎部材に固着されている。両方
の軸は好ましくは夫々の支持部材間を実質的に水
平に延び、そして第1の軸は基礎部材に近く配置
され、2番目の軸は基礎部材から間隔をあけて配
置されている。 次に第1の軸と前述したように第1の軸によつ
て支えられた揺動アームを含むチヤツクの取付方
法について詳細に説明する。同じ装置が第2の軸
とそれによつて支えられた揺動アームを含んで構
成された第2のチヤツクの取付に対しても用いら
れることが理解されるだろう。これらの装置は好
ましくは両方のチヤツクの取付に用いられる。 好ましくは少くとも1個の自動調芯ベアリング
が支持部材の片方に軸を載置するために設けられ
る。更に好ましくは、前記ベアリングの支持部材
に対する位置が調節可能であるとよい。 揺動アームがチヤツクの回転できない部分を確
実に把持する把持手段を含んで構成されると好ま
しい。この非回転部分がベアリングを有し、揺動
アームを支える前記軸、すなわち支持軸の長手方
向軸線に実施的に平行に延びているチヤツクの長
手方向軸線を中心として前記ベアリングを介して
チヤツクの他の部分が回転する。 揺動アームおよびそれによつて支えられたチヤ
ツクは支持軸の長手方向に滑動可能であると好ま
しい。この事に対する理由は図示された実施例に
対する詳細な説明において明らかにされている。
調節可能な移動手段、好ましくは圧力流体で作動
される手段は揺動アームおよびチヤツクに軸の軸
線を中心とした制御された回転をおこさせるため
に設けられる。前記移動手段から揺動アームに運
動を伝達するために、前記軸の軸線を中心として
回転可能であるが、前記軸に対する滑動運動を固
定するように、中間部材が又軸に設けられる。移
動手段が、軸の軸線を中心として中間部材を回転
させるように、中間部材に連結される。そして滑
動可能な連結が中間部材と揺動アームとの間に設
けられて、揺動アームを中間部材に対して回転さ
せ、一方揺動アームが軸に対して滑動運動を自由
に行えるようになつている。補助移動手段、すな
わちこれも又好ましくは圧力流体で作動する手段
である補助移動手段が軸上の揺動アームの滑動運
動をおこさせるために中間部材と揺動アームとの
間に設けられるとよい。軸は支持部材の1個から
片持ばり型式で突出する部分を有する。そして前
記中間部材はこの突出部分上に載置されるとよ
い。好ましくは、片持ばり型式で載置されたチヤ
ツクの自由端から最も遠く離れた支持部材である
後方の支持部材より軸が突出しているとよい。 チヤツクが静止位置にあるときにブレーキシユ
ーと係合するブレーキデイスクがチヤツクの回転
部分に設けられるとよい。このブレーキデイスク
はチヤツクとその揺動アームとの間の連結部の後
方に配置されると好ましい。さらにチヤツクが摩
擦駆動部材と駆動関係に入る前に、チヤツクの前
記回転可能部分を回転させるために作動可能な補
助駆動手段をチヤツクが有すると好ましい。 補助駆動手段は電気モータを含んで構成される
とよく、固定子が揺動アームに固着されたチヤツ
クの回転不可能な部分に支えられている。又この
補助駆動手段が揺動アームとチヤツクとの間の連
結部の後方に配置されているとよい。 軸上で揺動アームを回す夫々の移動手段が引延
ばし可能且つ引込み可能に圧力流体で作動する夫
夫の手段、例えばピストンとシリンダの装置を含
んで構成されている場合において、前記圧力流体
で作動する手段の作用線が互いに交わるのが好ま
しい。例えば2つのチヤツクが1方のチヤツクの
上方に他のチヤツクが配置されていると仮定する
と、上方のチヤツク用の圧力流体手段はヘツドス
トツクの基礎部材と上方のチヤツクの揺動アーム
との間で作用し、そして下方のチヤツク用の圧力
流体手段はヘツドストツクの上方部分と下方のチ
ヤツクの揺動アームとの間で作用する。静止位置
にあるときの両方のチヤツクの長手軸方向に見た
時に、圧力流体で作動する手段の作用線が両方の
チヤツクと実質的に一直線にそろうのが好まし
い。 システムを構成する各部材の位置および大きさ
関係は通常所定の制約を受けることになる。例え
ばチヤツクの最小直径、チヤツクによつて支えら
れたボビンチユーブの最小直径は通常実質的に変
更の対象とならない所定の要件である。摩擦駆動
ローラの直径も与えることができ、実質的変更の
対象ではない。巻取装置の使用者は可能な限り装
置全体を小さな寸法にして可能な限り大きな直径
の糸パツケージを要望する。最後にチヤツクの静
止位置とその最端巻取位置との間の夫々のチヤツ
クの移行の軌道は出来る限り短く保たれているこ
とが望ましい。個々のケースにおける最終の装置
内の配置はこれらの多様な要因間での妥協である
だろう。そしてさらに他の要因によつて影響され
る。例えば、もし最大直径を有する満管の糸パツ
ケージをその糸パツケージの形成後、装置から速
やかに外すことができるならば、両方のチヤツク
の静止位置は最端巻取位置に比較的近づけて置く
ことができる。しかしながらもし静止位置にチヤ
ツクが戻つた後に満管糸パツケージを速やかに外
すための用意がされていないならば、静止位置内
のチヤツク上で一時的に貯留されている完成した
糸パツケージと巻取位置内のチヤツク上で形成さ
れつつある新しい糸パツケージとの間での衝突を
避けるために、静止位置は摩擦駆動部材からさら
に間隔をひろげて設けられなければならない。も
し希望するならば、公知の自動ドツフイングシス
テムが静止位置内のチヤツクから満管パツケージ
を速やかに外すために用いられてもよい。 どのような配置関係が選ばれようと、糸パツケ
ージと摩擦駆動部材間の接触線は、糸パツケージ
を支えているチヤツクが巻取操作中にその最端巻
取位置から静止位置に向けて戻るにつれて、摩擦
駆動部材の外周をさまようことになる。すなわち
摩擦駆動部材の周りの糸の巻付角に変動がある。
巻取操作中では少くとも120゜の巻付角が与えら
れ、維持される。巻付角における変動が好ましく
なり影響を与えるものとは考えられない。好まし
い実施例において、夫々の巻取操作を通して巻付
角は150゜以上に維持されている。 本発明は現在公知の糸キヤツチヤを有するチヤ
ツクを使用することができる。適切な糸キヤツチ
ヤが例えば米国特許公報第3801038号と第4106711
号に示されている。これらの特許において、説明
された糸キヤツチヤすなわち糸捕捉機構が本発明
のチヤツクの構造の中に組込まれる。しかしこの
事は基本的ではない。巻取操作中にその上に糸パ
ツケージが形成され且つ糸パツケージと共にチヤ
ツクから外されそして新しい糸パツケージの巻取
りのために用意された新しいボビンチユーブによ
つて取換えられるボビンチユーブ上に糸キヤツチ
ヤを組合せることができる。さらに、引用した特
許中に示された糸キヤツチヤには、連続して供給
される糸から脱出する糸パツケージを切離すため
の糸切断手段が組合されている。このような切断
手段は強い糸、通常は太い糸を用いる場合には基
本的であるか、あるいは少くとも望ましい。脱出
する糸パツケージと進入するチヤツクの間で糸を
切断させることのできるような弱い糸、一般的に
細い糸の場合には糸切断手段は必要ではない。こ
のような細く弱い糸に対しては糸捕捉手段も又通
常簡単な構造のものを用いることができる。例え
ばボビンチユーブの外周の一部に沿つて延びてい
る簡単なノツチがこの種糸用の適当な糸キヤツチ
ヤとして設けられるとよい。 チヤツク上に糸パツケージを形成することがで
きるように、チヤツクの軸線に方向に糸をトラバ
ースさせるためのトラバース機構を設けることが
必要である。トラバース機構は糸の進行の方向で
考えて摩擦駆動部材の上流に設けられる。片方の
チヤツクから他のチヤツクへ糸を移す間トラバー
ス機構から糸を外し、そして糸移しの工程中には
チヤツクの軸線方向の実質的に予め定めた位置に
糸を留めさせることが標準的な操作である。この
操作を実施するための機構が、例えば米国特許公
報第3856222号に開示されている。この機構は実
質的に変更することなく、本発明による巻取機に
おいて使用することができる。さらに糸移し操作
中にチヤツクの長手方向に糸を限定した移動をさ
せるために補助案内手段を設けることが公知であ
る。糸を糸捕捉手段あるいは糸切断手段と接触さ
せるため、すなわちボビンチユーブの上に新しい
糸パツケージの形成を始める前にボビンチユーブ
上にいわゆる「移し用糸じり」を設けるために前
記糸の限定した移動が行われるとよい。このよう
な機構は米国特許公報第3920193号および第
4019690号に開示されている。この機構も又実質
的に変更なしに本発明による巻取装置に応用する
ことができる。 説明を簡略するたために、単糸の巻取りについ
てのみ説明した。本発明の巻取機は単糸の巻取り
のみに限定されるものではないことは当業者にと
つて明らかであろう。それとは反対に、フイラメ
ント用巻取機は普通は1本から6本の糸を同時に
処理することが要求され、夫々のチヤツクは対応
する数の糸パツケージを平行に支えるように作ら
れている。本発明は同時に複数の糸を巻取るため
に設計された巻取機に応用することができる。当
業者において公知であるように、夫々の糸はモノ
フイラメントで構成されてもよく、あるいはマル
チフイラメント状の糸条体で構成されてもよい。 適切なタイミング手段を含む適切な制御手段が
脱出チヤツクと進入チヤツクとの運動を同調させ
るために設けられなければならない。切換操作は
糸パツケージが所定の大きさに達した時に発する
適切な信号によつて開始する。満管糸パツケージ
を支えるチヤツクをチヤツクの静止位置へ向う戻
りの方向に動かすように、そして空のチヤツクを
その最端巻取位置へ向う方向に同調して動かすよ
うに制御およびタイミングシステムが作動する。
同じ制御およびタイミングシステムが、新しい糸
パツケージの形成のために糸を引取ることができ
るように、進入チヤツク上の糸捕捉手段に適切な
長さの糸を確実に与える前述の各種の補助手段の
作動を行う。 添附図面を参照して本発明の複数の実施例を以
下に詳述する。 第1図に示した装置は合成樹脂を原料とした糸
条体、例えば衣服用糸、タイヤコード又はカーペ
ツト用テクスチヤード加工糸を巻取ることを目的
としたものである。ここにあげた糸の種類は単に
例示しただけであつてこれ以外の糸を巻取るのに
用いることもできる。第2図には3個の別々の糸
道10,12,14が同時に設けられている状態
を示す。本発明の巻糸機に3本以外の他の本数の
糸道を設けるように設計することができる。巻取
られる糸はモノフイラメントでもマルチフライメ
ントの何れであつてもよい。 前記のような糸を巻取ることを目的とする他の
巻取機と同様に本発明の巻取機でも駆動モータ、
軸受機構、電気式、電子式又は流体式制御機構、
および連結機構を収容したハウジング16を有す
る。このハウジングは中に収容した各種作動機構
と共に本巻糸機のヘツドストツクを形成する。ハ
ウジングの前面から摩擦駆動ローラ18が片持ば
り型式で延びておく、この摩擦ローラ18は第2
図で破線20で示されたローラの長手方向の軸線
を中心として関連するモータ(図示せず)によつ
て駆動される。巻糸機に糸が導入される方向で見
て、摩擦ローラの上流にトラバース機構22があ
り、このトラバース機構22も又ハウジング16
内に配置された関連する駆動機構によつて駆動さ
れる。トラバース機構22は摩擦駆動ローラの軸
線と平行に対応する糸を往復運動させるのに適切
なトラバース装置を夫々の前記糸道に対して有す
る。第1図でよく判るように、トラバース機構の
直ぐ下流で夫々の糸は摩擦駆動ローラの表面に置
かれ、第1図でZで示されたローラの外周面の一
部分、すなわち巻取域に糸が到達する迄、糸はロ
ーラの表面に接触してローラの外周面をトラバー
スする。この「巻取域」において、糸は摩擦駆動
ローラの表面からチヤツク24あるいはチヤツク
26上に形成されつつある夫々のパツケージの表
面に移される。これらの2個のチヤツクも又ハウ
ジング16の前面から片持ばり型式で延び、そし
て前記ハウジング内で後に説明する手段によつて
支えられている。これ迄に記載した巻取機の内容
は既によく知られた型式のものであつて、例えば
米国特許公報第4283019号に開示されている。し
かしながら本発明の巻取機ではチヤツク24およ
びチヤツク26を取付ける方法および摩擦駆動ロ
ーラ18に接近させたり、離したりする方法につ
いて先行技術と実質的に異る。これらの取付け方
法および移動方法についての本発明の巻取機の構
成を以下に説明する。 夫々のチヤツク24,26は揺動アーム28,
29の自由端に夫々支えられている。揺動アーム
28の他端はハウジング16の上方部分に固設さ
れた支持軸32に枢着され、一方揺動アーム30
の他端は同様にハウジング16の下方部分に固設
された支持軸34に枢着される。揺動アーム2
8,30は夫々一定の長さを有し、後述の適切な
手段によつて所定の円弧A(揺動アーム28に対
して)および円弧B(揺動アーム30に対して)
に沿つて回動可能である。これら2個の円弧は必
要に応じて同一であつても異つていてもよい。揺
動アーム28の円弧Aの最上位置が摩擦駆動ロー
ラ22から離れた場合のチヤツク24の静止位置
36となり、一方揺動アーム30の円弧Bの最下
位置が摩擦駆動ローラ26用の対応する静止位置
38となる。 第2図から判るように、夫々のチヤツク24,
26はハウジング16の中に延び、ハウジング1
6の中で対応する揺動アーム28,30の端部に
連結される。すなわち揺動アーム28,30はハ
ウジング16の中に完全に収容されている。夫々
のチヤツクをその揺動アームに連結する方法につ
いては詳細には説明しない。ただし夫々の揺動ア
ームはその自由端にチヤツクを支える軸受機構を
有し、チヤツクをチヤツクの軸線25,27を中
心として夫々回転させることができるように構成
されている。その結果、揺動アーム28あるいは
揺動アーム30が円弧Aあるいは円弧Bを進むに
したがつて、対応するチヤツク24,26が円弧
の移動軌道を進むことになる。第1図には夫々の
チヤツクの軸25,27の移動軌道を表わす線2
9,31が示されている。 摩擦駆動ローラ18の軸線20は巻糸機の機台
に固定されているので、糸パツケージがボビンチ
ユーブの上に形成されるにしたがつてチヤツクの
表面と摩擦駆動ローラ18間の間隔を取れるよう
に、夫々のチヤツクは夫々の静止位置に向けて且
つ夫々の移動軌道に沿つて移動しなければならな
い。この静止位置へ向けての戻り移動は揺動アー
ム28,30の移動の固有の制御によつて制御す
ることができる。夫々のチヤツク24,26が摩
擦駆動ローラの外周面上で実質的に同じ角度で摩
擦駆動ローラに最初に接触するように軸線20に
対する軸32,34の位置を調節してもよい。し
かしながこのことは絶対的に必要なことではな
い。 説明を進める前に、図面を参照して本明細書中
の特定の用語を説明する。 「巻付角」とは、摩擦駆動ローラの長手方向に
見たときにローラに糸が接触する最初の点と最後
の点(すなわち糸が離れる点)とローラの軸線と
を結ぶ2個の半径とによつて定められて、ローラ
の軸線に向合う角度を意味する。 摩擦駆動ローラの長手方向に見たときのローラ
に糸が最初に接触する点は通常所定の巻取操作に
対して実質的に一定に定められるだろう。その位
置は第1図においてX点に示される。 ローラの表面に沿つて見たときに、ローラ上の
糸がローラを離れる点は(a)所定の巻取操作の間お
よび(b)巻取操作の直後の切換操作中に変わる。 巻取操作中における糸がローラを離れる点は
「巻取域」Z(第1図)内の何れかの位置にある。
この巻取域Zは正常な巻取操作中での摩擦駆動ロ
ーラに糸が接触している最終の点が最もローラの
回転方向の下流になる場合の区域として定められ
る。 切換操作においては、摩擦駆動ローラと糸が接
触している最終の点は後述の記載中に説明するよ
うに巻取域Zの外側に移動することになる。 後述の記載の中に示す理由のために、巻取域Z
は軸線20を通過する水平面に近接した、あるい
は好ましくは水平面を含んだローラの外周面の限
定された範囲内にのみ限られるべきである。 糸が片方のチヤツク上の満管のパツケージから
他方のチヤツク上のボビンチユーブに移される切
換操作については後述の記載の中で説明する。説
明を容易にするために、1糸の糸だけを対象とし
て説明するが、本発明の巻取機によつて同時に処
理することのできる全ての糸に対して糸の巻取操
作が同一であることは理解されるだろう。 揺動アーム28の円弧Aの最下点においてある
いは最下点に達する前において、アーム28によ
つて使用中に支えられている複数のボビンチユー
ブは巻取域Zの範囲内で摩擦駆動ローラ18の表
面に係合する。そして第1図における矢印の方向
にローラ18が回転することによつて、チヤツク
の対応した回転が生ずる。そして巻取域Zに到達
した糸はボビンチユーブ上に置かれて、糸パツケ
ージを形成することになる。糸パツケージがチヤ
ツク24上のボビンチユーブに形成されるにつれ
て、揺動アーム28は静止位置36に向けて反対
方向に円弧Aによつて揺動する。希望する大きさ
の糸パツケージがチヤツク24上に形成される
と、静止位置に向けてのチヤツクの移動速度、す
なわち円弧Aによる揺動アーム28の揺動速度が
増加され、その結果Lで示した長さを有する糸部
分(第4図参照)が満管パツケージ40と摩擦駆
動ローラ18との間に表わされる。この糸部分L
は、摩擦駆動ローラに接触する方向の揺動の最終
位置である巻取位置、すなわち最端巻取位置に向
けて動いているチヤツク26上の糸キヤツチ手段
すなわち糸捕捉手段による作動区域の確保のため
に必要とし、後述の記載で説明する適切な案内手
段によつてたやすく作ることができる。 静止位置と最端巻取位置間をチヤツク26を移
動するための一般的な装置はチヤツク24に対し
て既に説明したものと実質的に同じであるので、
更に詳細な説明は省略する。チヤツク26の場合
において、Tで示した長さを有する糸部分が、チ
ヤツク26がその静止位置に向けて後退するにつ
れてチヤツク26上に形成された糸パツケージ4
2と摩擦駆動ローラ18との間に延びることにな
る。糸パツケージが摩擦駆動ローラと接触して駆
動されている正常の巻取条件の場合とくらべて、
摩擦駆動ローラ18の周りに巻付く糸の巻付角度
をチヤツク24の後退移動が増加させる状態を第
4図は示す。第3図はチヤツク26の対応する移
動が巻付角度を減少させようとする状態を示す。
両方の場合とも、LとTで示された糸の長さを自
由に定めて、近付いてくるチヤツク26とチヤツ
ク24を夫々確実に受入れできるようにすること
が必要である。 チヤツク26が近付いてくる場合において第4
図に示すように、糸の部分Lは、回転運動のため
に枢軸46上に載置されている補助案内部材44
を用いて、チヤツク26が受入れできるように与
えられる。切換操作中では、補助案内部材44は
第4図に示されたように時計方向に(図示されて
ない適当な作動手段によつて)回転して図に示し
た作動位置に達する。この作動位置において補助
案内部材44が摩擦駆動ローラ18と糸パツケー
ジ40間の糸の軌道を変形する。この変形は摩擦
駆動ローラ18上の糸の巻付角を減少又は維持す
るためであり、又補助案内部材44と摩擦駆動ロ
ーラ18間を延びる糸が近付いてくるチヤツク2
6を容易に受入れることを確実に果すことができ
るようにするために行われる。切換操作が完成す
るとすぐに、補助案内部材44は軸46を中心と
して反時計方向に回つて、引込位置に入り、その
引込位置では補助案内部材44は装置の正常な作
動に対して如何なる障害も与えない。 第3図に示すように、もしチヤツク24が近付
いてくるならば、静止位置38へ後退する軌道に
沿つたチヤツク26の移動を一時的に停止するこ
とが好ましい。こうすることによつて摩擦駆動ロ
ーラ上の糸の巻付角の減少を制限し、チヤツク2
4の受入れのために長さLを維持することが確実
にできる。チヤツク26の一時的な停止はチヤツ
ク24が連続して供給されてくる糸を効果的に取
上げる迄続けられ、それからチヤツク26は速や
かに後退運動を行つて静止位置38に到達する。 チヤツク26の軌道に沿つた中間位置における
実際の配置は糸パツケージ42の寸法によつて左
右される。巻糸機の使用者の要望にしたがつて異
つた寸法の糸パツケージの形成のための許容範囲
が作られなければならない。又巻糸機は希望する
糸パツケージの完成前に巻取操作を中断しなけれ
ばならないような不良状態に対処することができ
なければならない。かくして、糸の部分Lは事実
上空に近い糸パツケージ(例えば糸試験用の実験
室用パツケージ)から装置の設計上の最大の糸パ
ツケージに到る間の条件の全範囲にわたつて前述
のように受入れ可能なものでなければならない。
したがつて、巻取操作が中断したときにおける軌
道に沿つたチヤツクの位置とは無関係に、巻取操
作の中断の後に制限された長さだけ軌道を後方に
移動した後にチヤツク26が確実に停止する手段
が設けられている。この手段については後述す
る。 第1図から第4図に基づいて説明された原理を
実施するために設計された機構を第5図に基づい
て以下に説明する。第5図は第1図に対応するが
ハウジング16の前面板と前面板より前の部分は
ハウジング16内の各機素の概要を示すために省
いている。第5図においてトラバース機構の駆動
モータは44で、摩擦駆動ローラ18用の軸は4
6で示される。又枢軸32,34および揺動アー
ム28,30も図示されている。夫々のアームに
はピストン・シリンダ装置48,49が夫々設け
られている。ピストン・シリンダ装置48はその
一端52でハウジング16に枢軸され、その他端
で揺動アーム28に固定された、すなわち一体と
して動く突起部分54に枢着されている。同様に
ピストン・シリンダ装置50はその一端56でハ
ウジング16に枢着され、その他端で揺動アーム
30に固定された突起部分58に枢着されてい
る。ピストン・シリンダ装置48が伸長するとチ
ヤツク24をその静止位置から最端巻取位置に動
かし、一方ピストン・シリンダ装置が縮むと、チ
ヤツク24を静止位置に戻すことになる。シリン
ダ・ピストン装置50の伸長短縮も同様な効果を
チヤツク26に与える。 糸パツケージと摩擦駆動ローラ18間の接触圧
を正確に制御することが通常基本的に必要であ
る。糸パツケージがチヤツク24上に形成される
にしたがつて、糸パツケージの重量が第5図にお
ける反時計方向に揺動アーム28を付勢し、接触
圧を増加しようとする。この影響はピストン・シ
リンダ装置48の内部に供給される流体の圧力の
制御された修正によつて調整することができる。
この制御は調節可能な減圧弁60を用いることに
よつて効果を発揮することができる。この減圧弁
60は揺動アーム28によつて支えられており、
且つピストン・シリンダ装置40の圧力流体を供
給している適切な可撓性導管(図示せず)に連結
されている。減圧弁60のセツテイングは、巻糸
機のハウジングに固定されたカム部材64のカム
表面に係合させるための揺動アーム28上に載置
されているカムフオロワ62に応答させて変動さ
せることが可能である。 カム部材64の表面の形状は巻かれる糸のタイ
プと要求される糸の寸法に応じて調節されなけれ
ばならない。与えられた糸に対して、糸パツケー
ジの重量は糸パツケージの直径に関数であり、糸
パツケージの直径が後退軌道におけるチヤツクの
位置とカム部材64の表面上のカムフオロワ62
の位置を決定する。カム部材64とカムフオロワ
62とが糸パツケージと摩擦駆動ローラ18間の
希望する接触圧を与えるために、糸パツケージの
直径に対応してピストン・シリンダ装置48にお
ける圧力を調節する。例えば、実質的に裸のボビ
ンが摩擦駆動ローラの表面に係合する時における
巻取操作の出発点において、摩擦駆動ローラに向
けてチヤツク24を付勢し、且つ摩擦駆動ローラ
とチヤツクとの間に所定の接触圧を生じさせるた
めに、ピストン・シリンダ装置48の片方の室内
に初期の圧力が与えられる。巻取操作中における
糸パツケージの重量の増加はピストン・シリンダ
装置48の初期の圧力と糸パツケージの重量に対
抗する2番目の室内における圧力を徐々に増加さ
せることによつて調整することができる。 弁66、カムフオロワ68およびカム部材70
から成る同様な調整機構が揺動アーム30にも取
付けられる。この場合において、ピストン・シリ
ンダ装置50内の圧力は糸パツケージの重量が増
加するにつれて摩擦駆動ローラ18に向けて揺動
アーム30とチヤツク26を付勢するために制御
される。しかしながら調整機構は基本的には揺動
アーム28とチヤツク24に対する場合と同じで
あるので詳細な説明は省略する。 第5図には、又巻取操作を中断した後にその後
退軌道に沿つて実質的に所定の距離だけチヤツク
26が移動した後にチヤツク26を停止する機構
が示されている。この機構は揺動アーム30上の
突起部分58に1端が固定されている可撓性の部
材、例えばワイヤ72を含んで構成される。この
ワイヤはハウジング16内に固定された巻取装置
74に巻込まれている。巻取装置74は巻取機全
体の制御システムに応答して、始動されるブレー
キ機構76に組合されている。巻取操作の中断が
糸パツケージが満管になつために生ずるかあるい
は何等かの欠陥によつて中間玉の糸パツケージの
状態で生ずるかどうかに関係なく、巻取操作が中
断した時には、信号が制御システムから発出され
て巻取装置74に所定の長さのワイヤ72を排出
させる。同時に制御システムは、チヤツク26が
その静止位置に向けて動くように、ピストン・シ
リンダ装置50に揺動アーム30を反時計方向に
動かす操作を行わせる。しかし、所定の長さの針
金72が排出されると、制御システムは巻取装置
74を停止するためにブレーキ機構76を作動さ
せ、チヤツク26の後退軌道に沿つた移動を停止
する。この操作によつて、第3図に示した必要と
する長さTを有する糸部分が確実に作られること
になる。接近してくるチヤツク24に糸の部分T
を設けて、チヤツクの切換操作を完成するのに充
分な所定の時間が経過した後に、ブレーキ機構7
6が解放され、ピストン・シリンダ装置50が反
時計方向に揺動アーム30を完全に戻すことが可
能になり、かくしてチヤツク26が静止位置に戻
されることになる。 第7図から第14図に本発明の巻取機の実施例
の具体的構成を示す。これらの図面に用いられた
部材番号は本発明の新規な原理を説明するために
用いられた図面中の部材番号に可能な限り対応さ
せてある。第8図は巻取機のいくつかの主要機素
の相対的位置関係を斜視図で示す。チヤツク2
4,26はヘツドストツク16の前面から片持ば
り型式で突出ている。ヘツドストツク16の構造
について後でさらに説明する。摩擦駆動ローラ1
8はその一端でヘツドストツクのハウジング内に
支えられ、その他端は同様にハウジング16の前
面から片持ばり型式で突出している軸受部材10
0,101に支えられている。トラバース機構は
斜視図において軸受部材100の後方に隠れてい
る。前記軸受部材100はもし希望するならば取
除くことができ、この場合には外側の軸受を使用
しないことを補償するために摩擦駆動ローラの剛
性を増加すればよい。 第8図は作動状態でないときの巻糸機を示し、
チヤツクは夫々の静止位置におかれている。又夫
夫のチヤツクが2個のボビンチユーブ102を具
備している場合を示し、摩擦駆動ローラも2個の
対応する作用表面104を有し、作用表面104
はボビンチユーブ102上に形成された糸パツケ
ージに良好な駆動伝達を形成するように設計され
ている。夫々のチヤツクは2個の糸キヤツチ糸切
断のための機構を具備し、それらの機構の構造は
本出願においては詳細に説明していない。ただし
米国特許公報第4106711号にしたがつて構成され
ている。チヤツク26に対して、前記糸キヤツ
チ・切断機構の1個は2個のボビンチユーブ10
2の間のギヤツプ106に揃えて配置され、他の
1個の糸キヤツチ・切断機構は外側のボビンチユ
ーブ102の外側であつてボビンチユーブに近接
した位置108に設けられている。チヤツク24
に対しても同様に対応する位置に糸キヤツチ・切
断機構が設けられている。 ハウジング16の前面には平板110が設けら
れ、平板110は単に装置の前面のカバーを提供
するものであつて、平板110には荷重を支える
部分はない。平板110にはチヤツク24,26
の夫々の移動軌道に対応する2個の弓形のスロツ
ト112,114が設けられている。2個のスロ
ツトが交るところで摩擦駆動ローラ18の駆動軸
116がハウジング16の中に延び駆動モータ
(図示せず)に達している(第8図)。この駆動モ
ータはハウジングの中で後方支持部材132(第
9図)に載置されており、後方支持部材132に
ついては後述する。第8図に示した一般的に三角
形状をした部材118は押出用シユー部材であつ
て、夫々のシユー部材118は夫々の作動軸12
0を用いて対応するチヤツク24,26の長手方
向に往復移動可能である。夫々のシユー部材11
8は、対応するチヤツクが第8図に示したように
その静止位置にある時に、対応するチヤツク上の
チユーブボビン102の後方に係合し、ドツフイ
ング操作中において、ボビンチユーブ(およびボ
ビンチユーブ上の糸パツケージ)を押してチヤツ
クに沿つて動くことができる。これは標準的なバ
ツフイング機構であるので、詳細な説明は省略す
る。 糸の部分L(第4図)の長さを変更するために
用いられる補助ガイド44は第8図においても示
される。この補助ガイド44用の作動機構を第1
3図を参照して説明する。摩擦駆動ローラ18よ
り上方の軸受部材100に固定されたアーム12
4上に設けられた複数のローラ122は、本装置
が最初に作動に入る時に、装置への人手による糸
付けを助けるために用いられ、この複数のローラ
122については後述する。フードすなわちおお
い126かハウジング16からハウジングの前面
の作動域を越えて前方へ延びている。 ハウジング16の主軸受機構は基盤128、1
対の直立平板130,132および直立平板13
0,132の上端部に固着された上方平板134
を含んで構成される。前記直立平板130,13
2は摩擦駆動ローラ18その他の機構の支持板と
して役立つ。第8図で135で示した付加的な突
張り用支柱を必要に応じてハウジングに取付けて
もよい。平板110を取除いて示している第7図
でよく判るように、直立平板130,132は前
面から見た場合に装置の右手側約半分の位置まで
延びている。装置の左手側はチヤツクとチヤツク
と組合される複数の部分の運動のために自由な空
間になつている。 第10図に揺動アーム28とそのための取付機
構を示す。揺動アーム30とそのための取付機構
は全ての重要な点で揺動アーム28の場合と同一
である。第10図に直立平板130,132間に
実質的に水平な長手方向軸線33を具備して設け
られた軸すなわち支持軸32を示す。軸32は直
径が細くなつた端部分136,138によつて前
記直立平板130,132に取付けられている。
ボールベアリング装置140が第10図で見た場
合右側への軸32の移動を防ぐために端部分13
6と直立平板130とに固定して設けられる。ボ
ールベアリング装置140の外側レース139は
軸線33上の点Cを中心をおくボールを保持した
内側レースを有する。したがつてボールベアリン
グ装置140はその頂点を点Cに置く仮想的なコ
ーン(図示せず)内において軸線33の方向が変
えることができる。 ローラベアリング装置142が第10図で見た
場合左側への軸32の移動を防ぐために軸32の
端部分138と直立平板132の間に固定して設
けられる。ローラベアリング装置142は2個の
部分146,148で形成されている外側ベアリ
ングレースを保持するフランジ付き環状支持部材
144を含む。部分146,148は軸線33上
に中心を置く球状接触面150で互いに接触す
る。これらの部分146,148に限られた範囲
内での全方向での相対的な自由な運動を与えるた
めに、部分146,148は接触面150におい
て互いに滑動可能である。 ローラベアリング装置142はフランジ144
と直立平板132を通過する第10図に示したボ
ルト145のような複数のボルトを用いて、直立
平板132の開口部143内に取付けられる。開
口部143は使用されるローラベアリング装置1
42の円筒形部分の外径より大きい直径を有し、
直立平板132内のボルト孔も又ボルトの周囲に
遊び部分(図示せず)を残している。したがつ
て、ローラベアリング装置142の位置は直立平
板132に対して調節可能であつて、軸線33の
方向を、前述の仮想コーン内で調節することが可
能である。 揺動アーム28は直立平板130,132間に
ボールベアリング152を用いて軸32に載置さ
れる。揺動アーム28の軸32の長手方向の長さ
は垂直平板130,132間の間隔より短く、そ
の結果揺動アームは以下に説明する目的のために
軸32の長手方向にすべらすことができる。揺動
アーム28の自由端にチヤツク25の部分156
をハウジングに掴持する2個のクランピングジヨ
ー154が設けられている。 軸線33を中心とする揺動アーム28の回動は
ピストン・シリンダ装置によつて行われ、シリン
ダは第8図で158で示され、ピストンは中間部
材162(第10図)を経由してロツド160
(第8図)によつてアーム28に連結されている。
中間部材162は直立平板132を越えて後方に
延びる軸32の軸部分138に取付けられる。キ
ー64が中間部材162と軸32の間に設けら
れ、その結果中間部材162は軸32との相対的
な軸線方向のすべりと、回転とが固定される。そ
の自由端部において、中間部材162は突出部分
166を有し、突出部分166を用いてピンを差
込むことによりナツクル継手(図示せず)が連結
ロツド160との間に作られる。 ロツド168がその1端で中間部材162に固
着され、その他端が揺動アーム28の下側に取付
けられた軸受ブツシユ170の中に前方へ進む。
ロツド168は揺動アーム28が軸32の長手方
向に滑動したときにブツシユ170の中を自由に
すべることができる。しかしながら揺動アーム2
8と中間部材162とが共に軸線33を中心とし
て回動するように、ロツド168は揺動アーム2
8を中間部材162に固定する。軸32上の揺動
アーム28の滑動運動は補助ピストンシリンダ装
置に選択的に圧力抽入することによつて行われ、
補助ピストンシリンダ装置のシリンダ172は枢
軸174で揺動アーム28の下側に固定され、補
助ピストンシリンダ装置のピストン(図示せず))
は、ロツド176と適当なピン継手(図示せず)
でロツド168に連結される。滑動することのな
い中間部材162は第1図に関連して述べたカム
フロアー62と減圧弁60を支える。 第11図はハウジング16内のチヤツク24の
端部を更に詳細に示す。チヤツク26の対応する
端部もその全ての重要な点においてチヤツク24
の場合と同様である。チヤツクハウジング156
はスリーブ状壁体178を含んで構成されている
のが第11図に示されているが、この壁体178
は本発明の構成要素ではないので詳細には示され
てない。壁体178はボールベアリング182の
外側レース180を支え、ボールベアリング18
2によつて同軸に配置されているチヤツクの回転
部分(軸188)が回転しない部分156に取付
けられている。ベアリングの内側レース186は
軸184の細くなつた部分188に取付けられて
いる。クランクピングジヨー154の後方で、壁
体178は半円筒状部分192とつながつた外方
に突出したフランジ190を有する。チヤツクの
軸線25を長手方向に見た時に(第12図参照)、
半円筒状部分192は部分的に切落されており、
その結果ブレーキデイスク194はその切落部分
から放射状に露出している。デイスク194は1
95で示す位置で軸の部分188にキー止めされ
て軸と共に回転可能である。チヤツク24が静止
位置にあるときに、デイスク194が半円筒状部
分192からはみ出ているところで、デイスク1
94はブレーキシユー196(第7図)と係合す
る。シユー196は、ハウジング16の平板13
4の下側に固着した支持機素198によつて支え
られる。チヤツク26に対する対応する構造体2
00はハウジングの基盤128によつて支えられ
ている。 ブレーキ構造体の後方で、部分192にはキヤ
ツプ202が固定されている。キヤツプ202は
加速電気モータの固定子ワインデイング204を
保持し、一方ロータワイデイング206はブレー
キデイスク194上の延長部を経て、チヤツクの
軸184に固定されている。可撓性の導線(図示
せず)を用いてこのモータはチヤツクがブレーキ
シユー196から離れた後であつてチヤツクがそ
の最端巻取位置に到達する前に通電され、その結
果チヤツクは最端巻取位置に到達する前に希望す
る回転速度に加速されている。ボビン把持機構を
作動するためにチヤツク構造の内部に圧力媒体
(空気又は水)を供給する可撓性導管のための連
結用ソケツト208をキヤツプ202が支える。
ボビン把持機構は通常の型式のものであつて本発
明の構成要素を形成しないので、詳しく説明しな
い。ソケツト208を経を加圧流体の供給の制御
はブレーキシユーへのチヤツクの接触に応答する
手段によつて行うことができ、例えば米国特許公
報第3701492号および第4036446号に開示されてい
る。 図面には示されていないけれども回転可能な軸
184は第11図に示されたチヤツク部分の右手
方向で回転可能のシエルに固定されている。(こ
の部分は本発明の構成要素を形成していない)。
このシエルはシエルのために空間を残すために第
11図の右方向で終つている壁体178と大体同
じ外径である。このシエルにはパツケージ受入れ
構造体を用意し、且つボビン掴持機構のようなチ
ヤツクの作動部分を収容する。前記シエルおよび
他の機構は通常のものである。 第8図に戻つて、シリンダ158の下端部はナ
ツクル継手(図示せず)を用いて基盤128上の
ボス210に連結される。チヤツク26に作動す
るピストンシリンダ装置のシリンダ212も、又
この図面内に示されており、ただし揺動アーム3
0にピストンを連結するロツドはシリンダ158
の背後にかくれている。シリンダ212はナツク
ル継手(図示せず)を用いて、平板134の下側
面上のボス214に連結される。これらの2組の
主ピストン・シリンダ装置の作動線は第7図で夫
夫破線216,218で示される。破線216は
チヤツク24をその静止位置に持つて行くための
第1のピストンシリンダ装置の作用線を示し、装
置はそのために加圧されている。破線218は第
2のピストンシリンダ装置がチヤツク26をその
静止位置から上方に引くときの第2のピストンシ
リンダ装置の最初の作用線を示し、装置も又その
ために適切に加圧されている。チヤツクの巻取位
置迄の移動は夫々の場合において組合されたピス
トンシリンダ装置の収縮過程の中で行われる。2
つのピストンシリンダ装置の作用線は夫々のチヤ
ツク24,26の移動の円弧に対応する円弧にし
たがつて揺動する。しかしながらチヤツク24,
26の長手方向に見たときに作用線216,21
8は交叉し、そして同様な方向で見たときに作用
線216,218は2個のチヤツクを結んだ直線
内に配置される。 第13図は第7図および第8図に示した補助ガ
イド44用の作動機構をさらに詳細に示す。この
機構の目的は補助ガイドの引込まれた位置(実線
で示す)と作動位置(一点破線で示す)との間で
補助ガイド44を動かすことにある。この移動に
は枢軸220を中心とする時計方向に生ずる回動
運動を含み、枢軸220には補助ガイド44が突
出部222を用いて固着されている。枢軸220
自体は例えば平板110あるいは平板110に固
定された部分に設けられた案内溝224に沿つて
垂直方向に移動可能である。同様な案内スロツト
が補助ガイド44の他端において平板110(第
8図)上に設けられる。案内溝224が枢軸22
0の摩擦駆動ローラ18に向けての移動およびロ
ーラ18からの移動の軌道を定める。 補助ガイド44の移動はピストン・シリンダ装
置によつて行われる。ピストン・シリンダ装置の
シリンダ226は軸受部材100の部分に設けら
れたフレーム部材230に枢軸228で枢着され
ている。ピストン(図示せず)はロツド238を
介してリンク240の一端に連結され、リンク2
40の他端は補助ガイド44に固着された他の突
出部材244に枢軸242で枢着されている。リ
ンク240はハウジング16と外側の軸受部材1
01との間の固定された位置の間に延びている軸
246の周りに回動可能である。ピストンとシリ
ンダの伸長と圧縮とが第13図に示した引込まれ
た位置と作動位置間での補助ガイド44の移動を
起す。ここに云う引込まれた位置とは正常の巻取
作動を補助ガイド44が妨害しないような位置を
云う。案内溝224は装置内の各部材の配置関係
によつてはある種の装置では必要ないかもしれな
い。 揺動アーム28,30を夫々の軸32,34の
軸線方向に滑動する目的を第14図を参照して説
明する。第14図は2本の糸12,14が下方の
チヤツク26上の満管の糸パツケージ42から、
上方のチヤツク24上の新しい糸パツケージを形
成し始めるために、移される切換操作における糸
捕捉段階を示す。この図においても糸14に対す
る作動のみ記載され、糸12に対する作動は同一
である。夫々のキヤツチ上に糸パツケージを巻取
つている間では、そのチヤツクは常に前進状態、
すなわち延ばされた位置にあり、チヤツク26は
第14図においてこの位置に示されている。糸パ
ツケージ42の巻取りを中断する前又は中断する
際に、補助機構がトラバース機構22のトラバー
ス装置から糸を外し、その結果糸はチヤツクの軸
線26の長手方向にトラバースするのをやめる。
そしてトラバース機構がチヤツクに対して実質的
に所定の位置に糸を配置するので、糸は糸パツケ
ージ上の実質的に所定の位置で糸パツケージ42
に過剰に巻かれる。しかしながら第8図について
説明したように、糸の捕捉切断装置106,10
8はチヤツクの構造体の中に含まれており、ボビ
ンチユーブ102の端部に近接して配置されてい
る。これらの装置106,108を対応する糸1
2,14に一直線に揃えるために、第14図にお
いてチヤツク24について示したように、チヤツ
クをハウジング16の中に適切な距離だけ引込む
ことが必要である。第10図において、チヤツク
24はその引伸ばされた位置において示され、そ
してチヤツク24はシリンダ172(第10図)
に適合した圧力を加えることによつて、シリンダ
172を、ロツド176に沿つて左方向に押し、
同時にブツシユ170をロツド168に沿つて左
方向に滑動させることによつて、第14図に示し
た引込まれた位置へ左方向に引張ることができ
る。 チヤツク24がその引込まれた位置に残つてい
る間に、さらに補助機構が糸を一定距離だけチヤ
ツクの長手軸方向に動かし、米国特許公報第
4106711号に開示されているように、糸の捕捉と
切断を行わせる。第10図で見て右方向にシリン
ダ172を押すためにシリンダ172に圧力が加
えられ、かくしてチヤツク24は第14図に示さ
れた引込まれた位置から第10図に示された引延
ばされた位置に動く。チヤツクの軸線方向の移動
と共に生ずる補助機構の軸線方向の移動によつ
て、移し用糸じりは夫々のボビンチユーブ102
に、例えば米国特許公報第3920193号および第
4019690号に示されているように巻かれる。なお
米国特許第4019690号にはさらにトラバース装置
から糸を外す作業を制御する補助機構が記載され
ている。移し用糸じりは正常な糸パツケージトラ
バースのそばに置かれているボビンチユーブ10
2の端部部分に巻かれる。チヤツク24がその引
延ばされた位置に到着すると、糸は、そのトラバ
ース装置に戻りそして糸パツケージの正規な巻取
りが始まる。 ある場合には、補助ガイド44の糸に接触する
端縁部に糸受取り用スロツトを形成することおよ
び糸を外す作業を制御する前記補助機構によつて
行われる軸の移動を助けるためにチヤツクの軸方
向に補助ガイド44を移動することは有用である
だろう。この場合糸のより正確な軸上の位置が与
えることができるが、機構が付加されて複雑にな
り、その結果コスト高となる。 もし巻取機が切れやすい細い糸を取扱うように
設計されているならば、捕捉糸切断装置106,
108が省略されてこの分野で既に公知のように
ボビンチユーブ102に簡単なスロツトが設けら
れてもよい。糸を外す作業を制御する前記補助機
構によつて糸が前記スロツトを越えて動かされる
につれて夫々のスロツトが糸を捕捉する。そして
細い糸は新しいボビンチユーブと離れて行く糸パ
ツケージとの間で切断される。前記補助機構が移
し用糸じりを巻くために用いられてもよい、そし
てチヤツクの軸上の移動は省かれてもよい。チヤ
ツクの軸上の移動は又強い糸を取扱う場合におい
ても省かれてもよい。そしてもし適切な案内手段
が軸上の移動に対して代用されるならば捕捉糸切
断装置がチヤツクの中に組込まれる。例えば第4
図に示されたような切換操作の間に、補助ガイド
44が糸パツケージ40の希望する位置において
長さLの糸の部分の上流部分を保持するように作
られ、一方適切な補助機構が前記長さLの糸部分
の下流部分をチヤツク26の軸方向に動かしてチ
ヤツク26上の捕捉糸切断装置106,108に
一直線に揃えてもよい。第3図に示したような型
式の切換操作において糸パツケージ42上の希望
する位置に長さTの糸部分の上流部分を保持する
ために付加的なガイドが又設けられなければなら
ない。しかしながらその制御が複雑であるので、
このようなガイドシステムを組込むことは好まし
くなく、切換操作の間では摩擦駆動ローラ18の
周囲の空間を可成な限り余分なものがないように
しておくことが好ましい。 巻糸機が始めて始動されるときには人手によつ
て糸掛けされなければならない。糸の連続的な供
給は通常は作業員によつて操作される空気ピスト
ン(アスピイレータ)によつて行われる。糸はト
ラバース機構22と摩擦駆動ローラ18との間、
すなわち第8図に示した部材100の背後に挿入
される。この段階では装置の制御システムは「糸
付け」モードになつており、その結果補助機構が
トラバース機構の作動区域の外に糸を保つてい
る。又前記制御システムは補助ガイド44を動か
してその作動位置にし、そして作業員が糸を摩擦
駆動ローラ18の周りを経て補助ガイド44を通
過させて夫々のガイドローラ122上に置く。始
動ボタンを押すと巻糸機は第4図に示した型式の
切換操作を実施するために自動的に作動する。す
なわち下方のチヤツク26はその静止位置からそ
の最端巻取位置に動き、補助ガイド44と摩擦駆
動ロール18間の一定の長さの糸を取上げること
になる。その大部分が補助ガイド44からガイド
ローラ122に上流に延びている切断された糸は
前記アスピイレータによつて取上げられる。それ
から巻取操作は正常に進んで、既に述べたように
さらに切換操作が自動的に行われる。一定の長さ
の糸の部分を取上げるために下方のチヤツクを用
いて最初に巻糸機を始動することが基本ではな
い。しかしながらチヤツクの中の1個によつて最
初の取上げのための希望する位置に使用者が糸を
置くのを助けるために、付加的な複数のガイドを
設けることが通常は必要である。この場合におい
て、既に説明した補助ガイド44が有効であつて
この目的のために用いることができる。そして付
加的なガイドローラ122は巻糸機のフード12
6の下方に置かれているので都合良く、その位置
においてガイドローラ122は巻糸機の「作業
域」における作動を妨害することがない。 前に簡単に説明したように補助ガイド44を用
いて糸を軸上で移動することが、糸の振動が空気
ピストルによつて生じる糸付け操作において、特
に有用であることが判るだろう。 この明細書の導入部で述べたように、この特種
のシステムにおける巻糸機内の各部材の配置はそ
のシステムの当面する各種の制限に強く左右され
るだろう。第15図は特種タイプの巻糸機に適し
た各部材の配置の寸法関係を示す。この巻糸機の
設計において、この巻糸機の購入者が自動玉揚装
置を用いないものと仮定しており、さらにこの巻
糸機の作業員が巻糸機から満管パツケージを取除
くための呼出し装置を利用しないものと仮定して
いる。したがつて他のチヤツク上に最大寸法迄の
満管パツケージを形成しつつある巻取操作を妨害
することなく、上方又は下方静止位置に最大寸法
を有する満管パツケージを貯めおくように設計さ
れている。又他のチヤツクのその静止位置迄の戻
り移動に対して妨害があつてはいけない。もし第
1のチヤツクの糸パツケージがその際取除かれて
なかつたならば巻糸機は自動的に停止するだろ
う。勿論巻糸機に貯蔵機能があるにもかかわら
ず、第15図に示した巻取機に自動玉揚機構を適
用することを妨げるものは何物もない。 第15図に用いられた引用番号は他の図面にお
ける引用番号と対応する。129で示された部分
は前方から見た場合におけるハウジング16の右
手側でハウジング16から前方へ突出しているバ
ランス用基底部である。この基底部は、下方の静
止位置における最大寸法の満管糸パツケージ用い
空間を設けておくために、左手側では省かれてい
る。 下方のチヤツクで満管糸パツケージへの巻取り
を行い、上方のチヤツクが静止位置36にあつて
満管糸パツケージを貯えている状態で説明する。
下方チヤツクの静止位置は静止位置36の真直ぐ
下にあつて、下方チヤツクの軸線は第15図にお
ける水平線250と軌道31との交叉点にある。
下記の寸法を一例として示す。
たエンドレス糸条体、すなわちフイラメントの巻
取機に関する。 合成繊維の糸、特にカーペツト用テクスチヤー
ド加工糸やタイヤコードのような太い糸の巻取り
において、いわゆる「レボルバ」型巻取機を用い
ることが良く知られている。「レボルバ」型巻取
機には回転可能な複数のチヤツクがキヤリヤヘツ
ド上に設けられており、そのキヤリヤヘツド自体
が巻取機のフレームに固定した軸を中心として回
転する構造になつている。そして連続して供給さ
れる糸が複数のチヤツクの中の1個で糸パツケー
ジに巻取られている間に、他のチヤツクは静止状
態、すなわち予備として保留されている状態に保
たれている。糸パツケージの巻取りが完成する
と、キヤリヤヘツドが回転することによつて、静
止状態のチヤツクが巻取位置に運ばれる。次に供
給されている糸が完成された糸パツケージから切
断されて、巻取位置に到着したチヤツク上に糸パ
ツケージを巻取るために新しいチヤツクにつなが
れる。このようにして糸を実質的に連続して巻く
ことができ、片方のチヤツクから他方のチヤツク
に糸を移す作動中に屑糸が発生することを実質的
に無くしている。このようなレボルバ型巻取機
は、例えば米国特許第3856222号、第3941321号お
よ第4283019号、欧州特許公報第78300409号(米
国経続出願第129625号)および英国特許公報第
1455906号その他に開示されている。 巻取操作自体は多数の部品の正確な位置関係
と、駆動ローラとチヤツク間での接触面の正確な
力とがあることが前提とする。したがつて巻取操
作と出て行くチヤツクから入つてくるチヤツクに
糸を移す操作とは非常にデリケートであつて、特
に細い糸や低伸度の糸を処理するときにはそれが
いちぢるしい。このような糸は張力変動を生ずる
ので引張ることができず且つ通常このような張力
変動に耐える強度を有していない。したがつてこ
のような糸がレボルバ型巻取機に用いられた時に
糸切れや巻取欠点が生ずるのが常である。このよ
うな糸切れを最小にするためには、巻取中におけ
る移動や力を制御し、張力変動が最小に減少する
ように非常な正確さで切換操作を実施することが
基本である。1つの作動を高度に制御する特定の
設計に反して、広範囲に変化する状態での実用的
な作動のために設計された機械において前述のよ
うに糸切れを最小にするように作動させることは
明らかに大変に困難なことである。 しかしながら太い糸と同様に細い糸を連続的に
巻取ることのできる機械に対する要求は増加して
きている。さらに全てのタイプの合成繊維糸を処
理するときにおける巻取速度が高速であることも
引続いて要望されている。 前述の特許の中にも記載されている摩擦駆動ロ
ーラを用いて夫々のチヤツクを駆動することが現
在は通常に行われている。このローラは適切な駆
動モータによつてローラ自身の長手軸を中心とし
て回されており、そして巻取操作の最初の時では
摩擦駆動ローラの表面がチヤツクあるいはチヤツ
クによつて支えられているボビンチユーブの表面
と摩擦接触することによつて、又糸の最初の層が
ボビンチユーブ上に形成された後では、前記摩擦
駆動ローラの表面がチヤツクによつて支えられて
いる糸パツケージの表面と摩擦接触することによ
つて、摩擦駆動ローラの回転がチヤツクに伝たえ
られる。チヤツクと摩擦回転ローラ間に与えられ
且つ摩擦駆動ローラと糸パツケージとの間の接触
表面に発生している接触圧は、形成された糸パツ
ケージの品質を左右する主要な特性であるので、
接触圧はこのような巻取操作において重要な特性
である。したがつて摩擦ローラ駆動を用いている
全ての公知のレボルシステムは基本的に次の2つ
の主要運動を含んでいる。 (1) 保留されたチヤツクを巻取位置に運ぶためお
よび満管糸パツケージを巻取位置の外に動かす
ためのレボルバの回転。 (2) 巻取位置におけるチヤツクと摩擦ローラ間の
相対的運動。この運動がチヤツクと摩擦駆動ロ
ーラ間に糸パツケージの形成を可能にし接触圧
を制御する。 この2番目の運動は原則的にチヤツク装置の固
定摩擦駆動ローラに対する運動、あるいはその
逆、あるいは両方の機素の運動の組合せによつて
達成することができる。 このダブル運動が必要であるということが、現
代の要望を満たすため摩擦駆動されるレボルバ型
巻取機を採用する場合に、非常に難しい困難を与
えることになる。2つの運動は2個の別の軸受構
造を必要とし、実際の機械では夫々の軸受構造は
全体のシステム、すなわち機械装置の全体の中に
軸受構造自体の有する不正確性を持込むことにな
る。 さらにキヤリヤヘツド自体が2個のチヤツク構
造体の間に機械的な連結な構成しており、片方の
チヤツク構造における衝撃や振動から他のチヤツ
ク構造を効果的に隔てることを全く困難にしてい
る。さらに作動サイクル中の特定の位相における
チヤツクヘツドに要求される運動は相反するもの
であるだろう。例えば巻取位置の外に完成された
糸パツケージを運び出すためのキヤリヤヘツドの
運動は新しい糸パツケージと摩擦駆動ローラ間の
接触圧を制御するのに必要とする運動とは反対で
ある。このような場合に、複雑な反対に運動する
構造体をシステムの中に設けることが必要であ
り、そしてこの事は制御システムの中にも複雑性
を持込むことになる。さらに、夫々のチヤツク自
体の中である種の制御機能、例えばチヤツク上の
糸パツケージの把持および解放を行うことが常に
必要であるので、静置した機械のフレームからロ
ータリキヤリヤヘツドを経て夫々のチヤツクへ延
びる導線を制御するために複雑な回転連結機構を
設けることが必要である。 個々の揺動アーム上でチヤツクを支えるという
試みが過去においてされていた。しかしながら多
くの場合この方法はダブル運動に対して必要とす
るものに基本的な差を生ぜず、そしてある場合に
は依然として複雑な運動軌跡を要する。(例えば
米国特許公報第2789774号、第3334827号、第
2957635号および英国明細書第761689号を参照)
多くの場合、出て行くチヤツクから入つてくるチ
ヤツクへ糸を移すための補助移し機構を用いるこ
とが必要である。(例えば米国特許公報第3761029
号参照)。 夫々のチヤツクが個々の所定の軌跡に沿つて摩
擦駆動ローラに向けて又摩擦駆動ローラから離れ
るように動くシステムが又良く知られている。こ
のようなシステムの提案が米国特許公報第
3758042号において示され、ここでは夫々のチヤ
ツクが夫々の揺動アーム上で支えられている。し
かしながらこのシステムは全く明らかに極度に複
雑化されており、夫々のチヤツクのために別々の
摩擦駆動部材と、糸パツケージが完成した際に片
方のチヤツクから他のチヤツクに糸を移すための
複雑な移し機構とを含んでいる。交互配置の要点
米国特許公報第3628741号(再発行第28514号)で
提案されている。その中では夫々のチヤツクは実
質的に直線の案内軌跡に沿つて1個の摩擦駆動部
材との接触を行つたり、外れたりするように動く
ことができる。しかしながらこの場合、糸が片方
のチヤツクから他方のチヤツクに移される方法に
ついては何も記載されていない。例えば米国特許
公報第4099680号におけるこの原理の明らかな発
展として示された原理は実用するには非常に困難
且つ複雑である。 先行技術の説明の最後に、複数の糸が同時に夫
夫のチヤツクに巻かれるシステムについて開示し
ている先願の明細書のグループについて触れる。
これらのグループの中の例としては米国特許公報
第2869796号(線状ガイドシステム)と日本特許
公告公報1978−38776があげられる。これらの場
合に糸を片方のチヤツクから他方のチヤツクに移
すべきであるという示唆がなく、すなわち夫々の
受取つた糸を連続的に巻取る可能性がない。 本発明の第1の目的は高速度で生産することを
目標とする機械、すなわち巻糸機に応用すること
ができ、高速であるにもかかわらず現在用いられ
ている巻糸機よりも実質的に簡単である設計すな
わち構造を提供することである。そしてその構造
ではダブル運動が排除され、1個の摩擦駆動ロー
ラが用いられ、且つ糸移し機構が排除されるかあ
るいは少くとも実質的に減らされている。 本発明は糸条体、とりわけ合成樹脂から作られ
たエンドレス糸条体、すなわちフイラメント用の
巻取機を提供し、この巻取機は、その長手方向軸
線を中心として回転可能に巻取機の本体に支持さ
れて、供給される糸を受入れる1個の摩擦駆動部
材を含んで構成される。第1チヤツクは巻取機の
本体から延びるチヤツク支持部材に回転可能に支
持されて、前記摩擦駆動部材から間隔をあけた第
1静止位置と前記摩擦駆動部材に近接した巻取位
置との間でチヤツク支持部材駆動手段を作動する
ことによつて所定の第1軌道に沿つて移動可能な
である。第2チヤツクは、巻取機の本体から延び
るチヤツク支持部材に回転可能に支持されて、前
記摩擦駆動部材から間隔をあけた第2静止位置と
前記巻取位置との間でチヤツク支持部材駆動手段
を作動することによつて所定の第2軌道に沿つて
移動可能なである。 前記第1チヤツクおよび第2チヤツクは巻取位
置において、前記摩擦駆動部材と接触することに
よつてそれぞれの長手方向の軸線を中心として回
転する。前記第1チヤツクおよび第2チヤツクに
それぞれ糸捕捉手段が設けられている。 本発明の巻取機の特徴とする構成は前記摩擦駆
動部材に向つてその軌道に沿つて移動する片方の
チヤツク上の糸捕捉手段が、前記摩擦駆動部材か
ら離れるようにその軌道に沿つて移動する他方の
チヤツクと前記摩擦駆動部材との間を延びる糸を
さえぎるように、前記第1軌道と前記第2軌道と
が配置されていることにある。 以下に図示され且つ説明される本発明の大部分
の実施例においては、第1の軌道と第2の軌道は
夫々は曲線であり、その上に夫々のチヤツクが載
置され、すなわち取付けられている揺動アームに
よつてその軌道が決定されるのが好ましい。しか
しながらこれは基本ではない。多くの場合では、
その軌道に沿つて摩擦駆動部材に向かつて又は摩
擦駆動部材から離れるように動く夫々のチヤツク
の軌道として直線状案内軌道が設けられることが
好ましいだろう。いかなる場合でも夫々のチヤツ
クはヘツドストツクの前面から片持ばり型式で延
びている。 第1のチヤツクが摩擦駆動部材へ向けての移動
を行う間でチヤツクが摩擦駆動部材と最初に駆動
関係に入る第1のチヤツクの巻取位置は第2のチ
ヤツクの対応する巻取位置と同一である必要はな
い。前記夫々の巻取位置は夫々の軌道の摩擦駆動
部材に近い方の端部であり、以後の説明において
は夫々のチヤツクの「最端巻取位置」として表わ
すことにする。チヤツク(すなわちボビンチユー
ブあるいはボビンチユーブによつて支えられてい
る糸パツケージ)と摩擦駆動部材間の摩擦接触は
摩擦駆動部材の外周の所定区域内に設けられると
良い。以後の説明においてはこの区域を「巻取
域」と称す。チヤツクの最端巻取位置におけるチ
ヤツクの長手方向の軸線が摩擦駆動部材の長手方
向の軸線を含む水平平面内あるいはその近くに置
かれるように摩擦駆動部材が巻取機の中に配置さ
れ、且つ巻取域が摩擦駆動部材に対して配置され
ているのが好ましい。 両方のチヤツクの移動の軌道が巻取域の前面で
直接交叉するように配置されるとよい。そして巻
取域へ向けて入つてくるチヤツク(以下進入チヤ
ツクと称す)が最端巻取位置に近い軌道上にある
時に、進入チヤツク上の糸捕捉手段が巻取域から
離れて行くチヤツク(以下脱出チヤツクと称す)
の方へ延びているある長さを有する糸の部分と交
叉するように、両方のチヤツクの移動の軌道が配
置されるとよい。通常は進入チヤツクがその最端
巻取位置に到達しそして摩擦駆動部材と駆動関係
に入つた時に前記交叉が生ずるのが好ましい。 しかしながら、ある場合には、切換操作の間に
糸に生ずる弛みを取除くために摩擦駆動ローラの
回転速度より早い回転速度に進入チヤツクを予備
加速することが願まれるであろう。この場合には
進入チヤツクはそのチヤツクの最端巻取位置に到
達する少し前の軌道上で一時的に停止し、そして
切換はその一時的停止をしている間に行われる。
切換操作後に、進入チヤツクはそのチヤツクの最
端巻取位置への移動を完了する。進入チヤツクに
この一時的停止を与えるために移動可能な接合部
材が設けられ、そのチヤツクの最端巻取位置に向
つての進入チヤツクの移動の間に、進入チヤツク
あるいはそのチヤツクに取付けられた部品が前記
接合部材に衝突することになる。この接合部材は
切換操作の完了後進入チヤツクを緩めてその最端
巻取位置への移動を完了させる。切換操作後チヤ
ツクが動かなければならない距離は実際上可能な
限り短い方好ましい。 調節可能な移動手段が夫々のチヤツクをその軌
道に沿つて動かすために設けられる。移動手段の
好ましい形態はピストンとシリンダから成る装置
のような圧力流体で作動する手段である。摩擦駆
動部材の長手方向軸は巻取中巻取機内に固定され
る。チヤツクと摩擦駆動部材間の糸パツケージの
形成はその最端巻取位置からその静止位置へのチ
ヤツクの戻り運動にともなつて行われる。その際
摩擦駆動部材との駆動接触は勿論保たれている。 チヤツクと摩擦駆動部材間に与えられる接触圧
は巻取操作間中で制御されなければならない。こ
の制御は移動手段の制御、例えば圧力流体で作動
される移動手段の圧力の制御によつて行われるの
が好ましい。 正常の巻取操作のために、この制御は最端巻取
位置から静止位置へ戻るチヤツクの軌道の所定の
部分でのチヤツクの移動の間で行われる。チヤツ
クが前記所定の部分を通過して移動した後に、糸
パツケージは希望する寸法に到達し、そして巻取
操作は終了する。それから移動手段はチヤツクを
夫々速やかに静止位置に向けて戻すように作動
し、そして切換操作が以下に説明するように開始
される。 両方のチヤツクの静止位置は摩擦駆動部材の長
手方向軸線を含み且つ巻取域を通過している平面
の両側に置かれているのが好ましい。前述したよ
うに、この平面は好ましくは水平面あるいはこれ
に近い平面である。したがつて好ましい実施例に
おいて、片方のチヤツクは上方から摩擦駆動部材
に近づき、他方のチヤツクは下方から摩擦駆動部
材に近づく。両方の場合とも、チヤツク上に形成
されて行く糸パツケージの重量の影響を調整する
手段が設けられているのが好ましい。もしそうで
なければ、糸パツケージの増加して行く重量がチ
ヤツクと摩擦駆動部材間における接触圧に望まし
くない変動を生じさせるからである。摩擦駆動部
材に向かつておよび摩擦駆動部材から離れる移動
な制御可能に行うために、夫々のチヤツクに対し
て個々の圧力流体で作動する手段が設けられる。
チヤツク上の糸パツケージの重量が変ることに対
する調整は前記圧力流体作動手段に与えられる圧
力流前媒体の圧力の対応する調節によつて行うこ
とができる。例えば圧力流体供給路における圧力
変動値はチヤツクの夫々の軌道に沿つたチヤツク
の位置に応じて調節することができる。このよう
な調整システムは既に知られており、そのシステ
ムは原則的に巻取機の機台に固定されたカム表面
とチヤツクと共に移動可能でカムフオロワを含ん
で構成される。そしてカムフオロワが組合された
チヤツクがその軌道に沿つて移動する間適切な圧
力制御弁のセツテイングを調節するように作られ
ている。 両方のチヤツクが前記平面の反対側から摩擦駆
動部材に近づく時に片方のチヤツクは摩擦駆動部
材の回転方向と同一方向に延びるそのチヤツクの
戻り運動の成分を有し、一方他のチヤツクは摩擦
駆動部材の回転方向と逆方向の戻り運動の成分を
有する。このことは、最初に試みられたように、
本発明がいわゆる「プリント摩擦」型の巻取機に
応用されている場合に重要である。この型の巻取
機において、巻取機に供給される糸は摩擦駆動部
材の回転の方向で考えて巻取域の上流の位置で摩
擦駆動部材と接触する。摩擦駆動部材と接触後、
糸の一部分が摩擦駆動部材と接触して(そして移
動することなく可能な限り摩擦駆動ローラに近
く)巻取域に進み、そして巻取域で糸の部分はチ
ヤツク上に形成されている糸パツケージに移され
る。したがつて糸パツケージの巻取りが完成され
る途上において、静止位置に向けてのチヤツクの
戻り運動は摩擦駆動部材の周に糸の巻付角を変化
して与えることになる。片方のチヤツクの場合に
は、摩擦駆動部材の回転の方向で考えて巻取域を
越えて糸を取るように、戻り運動では巻付角を維
持又は増加するように働く。一方他のチヤツクの
場合では、巻付角は減少し、糸と摩擦駆動部材と
の接触が離れる点は摩擦駆動部材の回転の方向で
考えて巻取域の上流に移動している。 両方の場合とも、進入チヤツクの糸捕捉手段に
よる交叉を巻取域の近くに受入れられるように、
ある長さの糸の部分が確実に残るように前記手段
が設けられているとよい。 例えば、引用された第1のケースでは、案内手
段が摩擦駆動手段上の糸の巻付角を制限するため
に摩擦駆動部材と脱出チヤツクとの間の糸軌道を
変形するために設けられている。 補助案内手段がある特定の場合に必要とされる
かどうかは例えば下記の幾つかの要因によつて左
右される。 脱出チヤツクの運動の軌道 もし脱出チヤツクの運動の軌道が摩擦駆動部材
の周りの運動を縮小し、摩擦駆動部材から離れる
半径方向の運動を増加するように変えることがで
きるならば、補助案内を必要とすることは少いと
思われる。好ましい実施例(両方のチヤツクが上
方と下方から夫々摩擦駆動部材に近づく場合)に
おけるこのような脱出チヤツクの運動の軌道の変
更は背が低くしかし幅の広い巻取装置に用いられ
る。 進入チヤツクの最端巻取位置 進入チヤツクの最端巻取位置を摩擦駆動部材の
外周上でさらに下流に配置することができれば、
補助案内を必要とする可能性は少くなる。 必要とする糸パツケージの最大寸法 必要とする糸パツケージの直径が大きければ大
きい程、補助案内が必要とされる場合がより多く
なるであろう。 巻取機で使用されるチヤツクとボビンの最大寸法 チヤツクとボビンの寸法が大きければ大きい
程、補助案内を必要とする場合がより多くなるだ
ろう。多くの場合に、既に説明したシステムに内
蔵する部分的に対立する制約間の妥協を成立させ
るのを助けるために補助案内手段を設けることが
好ましい。 補助案内手段が設けられる場合は、その手段は
摩擦駆動部材の上方に配置され、引込まれた位置
と作動位置間を移動する時に所定の枢軸を中心と
して回転可能に設けられている。補助案内手段が
その作動位置へ向つて移動するにしたがつて、前
記枢軸は摩擦駆動部材に向つて移動可能である。
そして補助案内手段がその引込まれた位置に戻さ
れるにしたがつて、前記枢軸は摩擦駆動部材から
離れるように動く。 前述の第2の場合において、進入チヤツク上の
糸捕捉手段によつて糸がさえぎられる迄の間で、
摩擦駆動部材から離れて行く脱出チヤツクの運動
を制限する手段が設けられる。したがつて前記手
段あるいはその手段に適切な変更が加えられた手
段はその静止位置に向けての脱出チヤツクの運動
によつて作られた摩擦駆動部材上の巻付角度の縮
小と糸移しが完成する迄の間は制限する。例えば
この後者の場合に糸が進入チヤツク上の糸捕捉手
段によつてさえぎられる迄の間脱出チヤツクの移
動の軌道上の中間位置で脱出チヤツクを一時的に
停止する手段が設けられているとよい。 前記一時的停止はチヤツクを動かすために引延
ばしと引込めとの2段階手段を設けることによつ
て達成されるとよい。この2段階は別々に制御す
ることが可能である。例えば、ピストン・シリン
ダ装置が揺動アームとヘツドストツクに固定され
た部分との間に設けられている場合には、前記ピ
ストン・シリンダ装置はシリンダ装置に対して独
立して移動できる1対のピストンを含んで構成さ
れると良く、一方のピストンは揺動アームに固着
されそして他のピストンはヘツドストツクに固定
された部分に固着されている。 シリンダ装置は一方のピストン(第1ピスト
ン)に対して限定された行程を定め、チヤツクの
軌道に沿つたチヤツクの対応する限定された行程
を定めている。第1のピストンが前記限定された
行程を移動している間にシリンダ装置に対する他
のピストン(第2ピストン)の相対的移動を選択
的に防ぐための手段が設けられているとよい。好
ましい装置においては、圧力流体で作動された把
持手段が第1ピストンが限定された行程を移動し
ている間第2ピストンをシリンダ装置に把持する
ためにシリンダ装置に設けられている。このよう
に圧力流体によつて作動される把持手段を具備し
たピストン・シリンダ装置は市場から入手するこ
とができる。 前記限定された行程は摩擦駆動部材から離れて
行く脱出チヤツクの前記限定された移動に対応す
るために配置することができる。巻取機に対する
制御システムは、対応するチヤツク上での糸の巻
取りが停められた時に限定された行程を通つて第
1ピストンを動かさせるように設けることができ
る。この脱出チヤツクはそれから第1のピストン
の限定された行程が完了する際に脱出チヤツクが
到達するその軌道上の位置で一時的に留められ、
それは進入チヤツク上の糸が捕捉手段によつて糸
がさえぎられる迄続く。必要とする位置での脱出
チヤツクの確実な保持はシリンダ装置に対する第
2ピストンの移動を防ぐ手段、すなわち好ましい
実施例において圧力流体で作動する把持手段によ
つて確実に行われる。進入チヤツクへの糸の移し
が完了した後に、シリンダ装置への第2ピストン
の固定が解除され、脱出チヤツクはシリンダ装置
に対する第2ピストンの移動によつて脱出チヤツ
クの静止位置への復帰が許されることになる。 好ましい実施例において、シリンダ装置に対す
る第1ピストンの移動は巻取操作の直前と直後の
みにおきる。巻取操作中の全ての運動はシリンダ
装置に対する第2ピストンの移動によつて影響さ
れる。2個のピストンによつて機能を分割してい
ることが制御システムでの要求を簡単にする。 ヘツドストツクに揺動アームを支えるために、
1対の支持部材がヘツドストツク内に設けられ、
1対の支持部材はその支持部材の間に延び且つそ
の支持部材に取付けられた軸を具備する。揺動ア
ームは軸の長手方向の軸線を中心とする回転運動
のために支持部材間の軸に取付けられる。そして
揺動アームには前記軸から離れた位置で1個のチ
ヤツクが取付けられている。好ましくは前記チヤ
ツクの取付位置は揺動アームの自由端である。 1対の2番目の支持部材、2番目の軸および2
番目の揺動アームが他のチヤツクのために設けら
れる。しかしながな、好ましい装置においては第
2の軸は第1の軸と同様な1対の支持部材の間に
延び且つその間に載置されている。支持部材は好
ましくはヘツドストツクの基礎部材から実質的に
垂直に延び且つ基礎部材に固着されている。両方
の軸は好ましくは夫々の支持部材間を実質的に水
平に延び、そして第1の軸は基礎部材に近く配置
され、2番目の軸は基礎部材から間隔をあけて配
置されている。 次に第1の軸と前述したように第1の軸によつ
て支えられた揺動アームを含むチヤツクの取付方
法について詳細に説明する。同じ装置が第2の軸
とそれによつて支えられた揺動アームを含んで構
成された第2のチヤツクの取付に対しても用いら
れることが理解されるだろう。これらの装置は好
ましくは両方のチヤツクの取付に用いられる。 好ましくは少くとも1個の自動調芯ベアリング
が支持部材の片方に軸を載置するために設けられ
る。更に好ましくは、前記ベアリングの支持部材
に対する位置が調節可能であるとよい。 揺動アームがチヤツクの回転できない部分を確
実に把持する把持手段を含んで構成されると好ま
しい。この非回転部分がベアリングを有し、揺動
アームを支える前記軸、すなわち支持軸の長手方
向軸線に実施的に平行に延びているチヤツクの長
手方向軸線を中心として前記ベアリングを介して
チヤツクの他の部分が回転する。 揺動アームおよびそれによつて支えられたチヤ
ツクは支持軸の長手方向に滑動可能であると好ま
しい。この事に対する理由は図示された実施例に
対する詳細な説明において明らかにされている。
調節可能な移動手段、好ましくは圧力流体で作動
される手段は揺動アームおよびチヤツクに軸の軸
線を中心とした制御された回転をおこさせるため
に設けられる。前記移動手段から揺動アームに運
動を伝達するために、前記軸の軸線を中心として
回転可能であるが、前記軸に対する滑動運動を固
定するように、中間部材が又軸に設けられる。移
動手段が、軸の軸線を中心として中間部材を回転
させるように、中間部材に連結される。そして滑
動可能な連結が中間部材と揺動アームとの間に設
けられて、揺動アームを中間部材に対して回転さ
せ、一方揺動アームが軸に対して滑動運動を自由
に行えるようになつている。補助移動手段、すな
わちこれも又好ましくは圧力流体で作動する手段
である補助移動手段が軸上の揺動アームの滑動運
動をおこさせるために中間部材と揺動アームとの
間に設けられるとよい。軸は支持部材の1個から
片持ばり型式で突出する部分を有する。そして前
記中間部材はこの突出部分上に載置されるとよ
い。好ましくは、片持ばり型式で載置されたチヤ
ツクの自由端から最も遠く離れた支持部材である
後方の支持部材より軸が突出しているとよい。 チヤツクが静止位置にあるときにブレーキシユ
ーと係合するブレーキデイスクがチヤツクの回転
部分に設けられるとよい。このブレーキデイスク
はチヤツクとその揺動アームとの間の連結部の後
方に配置されると好ましい。さらにチヤツクが摩
擦駆動部材と駆動関係に入る前に、チヤツクの前
記回転可能部分を回転させるために作動可能な補
助駆動手段をチヤツクが有すると好ましい。 補助駆動手段は電気モータを含んで構成される
とよく、固定子が揺動アームに固着されたチヤツ
クの回転不可能な部分に支えられている。又この
補助駆動手段が揺動アームとチヤツクとの間の連
結部の後方に配置されているとよい。 軸上で揺動アームを回す夫々の移動手段が引延
ばし可能且つ引込み可能に圧力流体で作動する夫
夫の手段、例えばピストンとシリンダの装置を含
んで構成されている場合において、前記圧力流体
で作動する手段の作用線が互いに交わるのが好ま
しい。例えば2つのチヤツクが1方のチヤツクの
上方に他のチヤツクが配置されていると仮定する
と、上方のチヤツク用の圧力流体手段はヘツドス
トツクの基礎部材と上方のチヤツクの揺動アーム
との間で作用し、そして下方のチヤツク用の圧力
流体手段はヘツドストツクの上方部分と下方のチ
ヤツクの揺動アームとの間で作用する。静止位置
にあるときの両方のチヤツクの長手軸方向に見た
時に、圧力流体で作動する手段の作用線が両方の
チヤツクと実質的に一直線にそろうのが好まし
い。 システムを構成する各部材の位置および大きさ
関係は通常所定の制約を受けることになる。例え
ばチヤツクの最小直径、チヤツクによつて支えら
れたボビンチユーブの最小直径は通常実質的に変
更の対象とならない所定の要件である。摩擦駆動
ローラの直径も与えることができ、実質的変更の
対象ではない。巻取装置の使用者は可能な限り装
置全体を小さな寸法にして可能な限り大きな直径
の糸パツケージを要望する。最後にチヤツクの静
止位置とその最端巻取位置との間の夫々のチヤツ
クの移行の軌道は出来る限り短く保たれているこ
とが望ましい。個々のケースにおける最終の装置
内の配置はこれらの多様な要因間での妥協である
だろう。そしてさらに他の要因によつて影響され
る。例えば、もし最大直径を有する満管の糸パツ
ケージをその糸パツケージの形成後、装置から速
やかに外すことができるならば、両方のチヤツク
の静止位置は最端巻取位置に比較的近づけて置く
ことができる。しかしながらもし静止位置にチヤ
ツクが戻つた後に満管糸パツケージを速やかに外
すための用意がされていないならば、静止位置内
のチヤツク上で一時的に貯留されている完成した
糸パツケージと巻取位置内のチヤツク上で形成さ
れつつある新しい糸パツケージとの間での衝突を
避けるために、静止位置は摩擦駆動部材からさら
に間隔をひろげて設けられなければならない。も
し希望するならば、公知の自動ドツフイングシス
テムが静止位置内のチヤツクから満管パツケージ
を速やかに外すために用いられてもよい。 どのような配置関係が選ばれようと、糸パツケ
ージと摩擦駆動部材間の接触線は、糸パツケージ
を支えているチヤツクが巻取操作中にその最端巻
取位置から静止位置に向けて戻るにつれて、摩擦
駆動部材の外周をさまようことになる。すなわち
摩擦駆動部材の周りの糸の巻付角に変動がある。
巻取操作中では少くとも120゜の巻付角が与えら
れ、維持される。巻付角における変動が好ましく
なり影響を与えるものとは考えられない。好まし
い実施例において、夫々の巻取操作を通して巻付
角は150゜以上に維持されている。 本発明は現在公知の糸キヤツチヤを有するチヤ
ツクを使用することができる。適切な糸キヤツチ
ヤが例えば米国特許公報第3801038号と第4106711
号に示されている。これらの特許において、説明
された糸キヤツチヤすなわち糸捕捉機構が本発明
のチヤツクの構造の中に組込まれる。しかしこの
事は基本的ではない。巻取操作中にその上に糸パ
ツケージが形成され且つ糸パツケージと共にチヤ
ツクから外されそして新しい糸パツケージの巻取
りのために用意された新しいボビンチユーブによ
つて取換えられるボビンチユーブ上に糸キヤツチ
ヤを組合せることができる。さらに、引用した特
許中に示された糸キヤツチヤには、連続して供給
される糸から脱出する糸パツケージを切離すため
の糸切断手段が組合されている。このような切断
手段は強い糸、通常は太い糸を用いる場合には基
本的であるか、あるいは少くとも望ましい。脱出
する糸パツケージと進入するチヤツクの間で糸を
切断させることのできるような弱い糸、一般的に
細い糸の場合には糸切断手段は必要ではない。こ
のような細く弱い糸に対しては糸捕捉手段も又通
常簡単な構造のものを用いることができる。例え
ばボビンチユーブの外周の一部に沿つて延びてい
る簡単なノツチがこの種糸用の適当な糸キヤツチ
ヤとして設けられるとよい。 チヤツク上に糸パツケージを形成することがで
きるように、チヤツクの軸線に方向に糸をトラバ
ースさせるためのトラバース機構を設けることが
必要である。トラバース機構は糸の進行の方向で
考えて摩擦駆動部材の上流に設けられる。片方の
チヤツクから他のチヤツクへ糸を移す間トラバー
ス機構から糸を外し、そして糸移しの工程中には
チヤツクの軸線方向の実質的に予め定めた位置に
糸を留めさせることが標準的な操作である。この
操作を実施するための機構が、例えば米国特許公
報第3856222号に開示されている。この機構は実
質的に変更することなく、本発明による巻取機に
おいて使用することができる。さらに糸移し操作
中にチヤツクの長手方向に糸を限定した移動をさ
せるために補助案内手段を設けることが公知であ
る。糸を糸捕捉手段あるいは糸切断手段と接触さ
せるため、すなわちボビンチユーブの上に新しい
糸パツケージの形成を始める前にボビンチユーブ
上にいわゆる「移し用糸じり」を設けるために前
記糸の限定した移動が行われるとよい。このよう
な機構は米国特許公報第3920193号および第
4019690号に開示されている。この機構も又実質
的に変更なしに本発明による巻取装置に応用する
ことができる。 説明を簡略するたために、単糸の巻取りについ
てのみ説明した。本発明の巻取機は単糸の巻取り
のみに限定されるものではないことは当業者にと
つて明らかであろう。それとは反対に、フイラメ
ント用巻取機は普通は1本から6本の糸を同時に
処理することが要求され、夫々のチヤツクは対応
する数の糸パツケージを平行に支えるように作ら
れている。本発明は同時に複数の糸を巻取るため
に設計された巻取機に応用することができる。当
業者において公知であるように、夫々の糸はモノ
フイラメントで構成されてもよく、あるいはマル
チフイラメント状の糸条体で構成されてもよい。 適切なタイミング手段を含む適切な制御手段が
脱出チヤツクと進入チヤツクとの運動を同調させ
るために設けられなければならない。切換操作は
糸パツケージが所定の大きさに達した時に発する
適切な信号によつて開始する。満管糸パツケージ
を支えるチヤツクをチヤツクの静止位置へ向う戻
りの方向に動かすように、そして空のチヤツクを
その最端巻取位置へ向う方向に同調して動かすよ
うに制御およびタイミングシステムが作動する。
同じ制御およびタイミングシステムが、新しい糸
パツケージの形成のために糸を引取ることができ
るように、進入チヤツク上の糸捕捉手段に適切な
長さの糸を確実に与える前述の各種の補助手段の
作動を行う。 添附図面を参照して本発明の複数の実施例を以
下に詳述する。 第1図に示した装置は合成樹脂を原料とした糸
条体、例えば衣服用糸、タイヤコード又はカーペ
ツト用テクスチヤード加工糸を巻取ることを目的
としたものである。ここにあげた糸の種類は単に
例示しただけであつてこれ以外の糸を巻取るのに
用いることもできる。第2図には3個の別々の糸
道10,12,14が同時に設けられている状態
を示す。本発明の巻糸機に3本以外の他の本数の
糸道を設けるように設計することができる。巻取
られる糸はモノフイラメントでもマルチフライメ
ントの何れであつてもよい。 前記のような糸を巻取ることを目的とする他の
巻取機と同様に本発明の巻取機でも駆動モータ、
軸受機構、電気式、電子式又は流体式制御機構、
および連結機構を収容したハウジング16を有す
る。このハウジングは中に収容した各種作動機構
と共に本巻糸機のヘツドストツクを形成する。ハ
ウジングの前面から摩擦駆動ローラ18が片持ば
り型式で延びておく、この摩擦ローラ18は第2
図で破線20で示されたローラの長手方向の軸線
を中心として関連するモータ(図示せず)によつ
て駆動される。巻糸機に糸が導入される方向で見
て、摩擦ローラの上流にトラバース機構22があ
り、このトラバース機構22も又ハウジング16
内に配置された関連する駆動機構によつて駆動さ
れる。トラバース機構22は摩擦駆動ローラの軸
線と平行に対応する糸を往復運動させるのに適切
なトラバース装置を夫々の前記糸道に対して有す
る。第1図でよく判るように、トラバース機構の
直ぐ下流で夫々の糸は摩擦駆動ローラの表面に置
かれ、第1図でZで示されたローラの外周面の一
部分、すなわち巻取域に糸が到達する迄、糸はロ
ーラの表面に接触してローラの外周面をトラバー
スする。この「巻取域」において、糸は摩擦駆動
ローラの表面からチヤツク24あるいはチヤツク
26上に形成されつつある夫々のパツケージの表
面に移される。これらの2個のチヤツクも又ハウ
ジング16の前面から片持ばり型式で延び、そし
て前記ハウジング内で後に説明する手段によつて
支えられている。これ迄に記載した巻取機の内容
は既によく知られた型式のものであつて、例えば
米国特許公報第4283019号に開示されている。し
かしながら本発明の巻取機ではチヤツク24およ
びチヤツク26を取付ける方法および摩擦駆動ロ
ーラ18に接近させたり、離したりする方法につ
いて先行技術と実質的に異る。これらの取付け方
法および移動方法についての本発明の巻取機の構
成を以下に説明する。 夫々のチヤツク24,26は揺動アーム28,
29の自由端に夫々支えられている。揺動アーム
28の他端はハウジング16の上方部分に固設さ
れた支持軸32に枢着され、一方揺動アーム30
の他端は同様にハウジング16の下方部分に固設
された支持軸34に枢着される。揺動アーム2
8,30は夫々一定の長さを有し、後述の適切な
手段によつて所定の円弧A(揺動アーム28に対
して)および円弧B(揺動アーム30に対して)
に沿つて回動可能である。これら2個の円弧は必
要に応じて同一であつても異つていてもよい。揺
動アーム28の円弧Aの最上位置が摩擦駆動ロー
ラ22から離れた場合のチヤツク24の静止位置
36となり、一方揺動アーム30の円弧Bの最下
位置が摩擦駆動ローラ26用の対応する静止位置
38となる。 第2図から判るように、夫々のチヤツク24,
26はハウジング16の中に延び、ハウジング1
6の中で対応する揺動アーム28,30の端部に
連結される。すなわち揺動アーム28,30はハ
ウジング16の中に完全に収容されている。夫々
のチヤツクをその揺動アームに連結する方法につ
いては詳細には説明しない。ただし夫々の揺動ア
ームはその自由端にチヤツクを支える軸受機構を
有し、チヤツクをチヤツクの軸線25,27を中
心として夫々回転させることができるように構成
されている。その結果、揺動アーム28あるいは
揺動アーム30が円弧Aあるいは円弧Bを進むに
したがつて、対応するチヤツク24,26が円弧
の移動軌道を進むことになる。第1図には夫々の
チヤツクの軸25,27の移動軌道を表わす線2
9,31が示されている。 摩擦駆動ローラ18の軸線20は巻糸機の機台
に固定されているので、糸パツケージがボビンチ
ユーブの上に形成されるにしたがつてチヤツクの
表面と摩擦駆動ローラ18間の間隔を取れるよう
に、夫々のチヤツクは夫々の静止位置に向けて且
つ夫々の移動軌道に沿つて移動しなければならな
い。この静止位置へ向けての戻り移動は揺動アー
ム28,30の移動の固有の制御によつて制御す
ることができる。夫々のチヤツク24,26が摩
擦駆動ローラの外周面上で実質的に同じ角度で摩
擦駆動ローラに最初に接触するように軸線20に
対する軸32,34の位置を調節してもよい。し
かしながこのことは絶対的に必要なことではな
い。 説明を進める前に、図面を参照して本明細書中
の特定の用語を説明する。 「巻付角」とは、摩擦駆動ローラの長手方向に
見たときにローラに糸が接触する最初の点と最後
の点(すなわち糸が離れる点)とローラの軸線と
を結ぶ2個の半径とによつて定められて、ローラ
の軸線に向合う角度を意味する。 摩擦駆動ローラの長手方向に見たときのローラ
に糸が最初に接触する点は通常所定の巻取操作に
対して実質的に一定に定められるだろう。その位
置は第1図においてX点に示される。 ローラの表面に沿つて見たときに、ローラ上の
糸がローラを離れる点は(a)所定の巻取操作の間お
よび(b)巻取操作の直後の切換操作中に変わる。 巻取操作中における糸がローラを離れる点は
「巻取域」Z(第1図)内の何れかの位置にある。
この巻取域Zは正常な巻取操作中での摩擦駆動ロ
ーラに糸が接触している最終の点が最もローラの
回転方向の下流になる場合の区域として定められ
る。 切換操作においては、摩擦駆動ローラと糸が接
触している最終の点は後述の記載中に説明するよ
うに巻取域Zの外側に移動することになる。 後述の記載の中に示す理由のために、巻取域Z
は軸線20を通過する水平面に近接した、あるい
は好ましくは水平面を含んだローラの外周面の限
定された範囲内にのみ限られるべきである。 糸が片方のチヤツク上の満管のパツケージから
他方のチヤツク上のボビンチユーブに移される切
換操作については後述の記載の中で説明する。説
明を容易にするために、1糸の糸だけを対象とし
て説明するが、本発明の巻取機によつて同時に処
理することのできる全ての糸に対して糸の巻取操
作が同一であることは理解されるだろう。 揺動アーム28の円弧Aの最下点においてある
いは最下点に達する前において、アーム28によ
つて使用中に支えられている複数のボビンチユー
ブは巻取域Zの範囲内で摩擦駆動ローラ18の表
面に係合する。そして第1図における矢印の方向
にローラ18が回転することによつて、チヤツク
の対応した回転が生ずる。そして巻取域Zに到達
した糸はボビンチユーブ上に置かれて、糸パツケ
ージを形成することになる。糸パツケージがチヤ
ツク24上のボビンチユーブに形成されるにつれ
て、揺動アーム28は静止位置36に向けて反対
方向に円弧Aによつて揺動する。希望する大きさ
の糸パツケージがチヤツク24上に形成される
と、静止位置に向けてのチヤツクの移動速度、す
なわち円弧Aによる揺動アーム28の揺動速度が
増加され、その結果Lで示した長さを有する糸部
分(第4図参照)が満管パツケージ40と摩擦駆
動ローラ18との間に表わされる。この糸部分L
は、摩擦駆動ローラに接触する方向の揺動の最終
位置である巻取位置、すなわち最端巻取位置に向
けて動いているチヤツク26上の糸キヤツチ手段
すなわち糸捕捉手段による作動区域の確保のため
に必要とし、後述の記載で説明する適切な案内手
段によつてたやすく作ることができる。 静止位置と最端巻取位置間をチヤツク26を移
動するための一般的な装置はチヤツク24に対し
て既に説明したものと実質的に同じであるので、
更に詳細な説明は省略する。チヤツク26の場合
において、Tで示した長さを有する糸部分が、チ
ヤツク26がその静止位置に向けて後退するにつ
れてチヤツク26上に形成された糸パツケージ4
2と摩擦駆動ローラ18との間に延びることにな
る。糸パツケージが摩擦駆動ローラと接触して駆
動されている正常の巻取条件の場合とくらべて、
摩擦駆動ローラ18の周りに巻付く糸の巻付角度
をチヤツク24の後退移動が増加させる状態を第
4図は示す。第3図はチヤツク26の対応する移
動が巻付角度を減少させようとする状態を示す。
両方の場合とも、LとTで示された糸の長さを自
由に定めて、近付いてくるチヤツク26とチヤツ
ク24を夫々確実に受入れできるようにすること
が必要である。 チヤツク26が近付いてくる場合において第4
図に示すように、糸の部分Lは、回転運動のため
に枢軸46上に載置されている補助案内部材44
を用いて、チヤツク26が受入れできるように与
えられる。切換操作中では、補助案内部材44は
第4図に示されたように時計方向に(図示されて
ない適当な作動手段によつて)回転して図に示し
た作動位置に達する。この作動位置において補助
案内部材44が摩擦駆動ローラ18と糸パツケー
ジ40間の糸の軌道を変形する。この変形は摩擦
駆動ローラ18上の糸の巻付角を減少又は維持す
るためであり、又補助案内部材44と摩擦駆動ロ
ーラ18間を延びる糸が近付いてくるチヤツク2
6を容易に受入れることを確実に果すことができ
るようにするために行われる。切換操作が完成す
るとすぐに、補助案内部材44は軸46を中心と
して反時計方向に回つて、引込位置に入り、その
引込位置では補助案内部材44は装置の正常な作
動に対して如何なる障害も与えない。 第3図に示すように、もしチヤツク24が近付
いてくるならば、静止位置38へ後退する軌道に
沿つたチヤツク26の移動を一時的に停止するこ
とが好ましい。こうすることによつて摩擦駆動ロ
ーラ上の糸の巻付角の減少を制限し、チヤツク2
4の受入れのために長さLを維持することが確実
にできる。チヤツク26の一時的な停止はチヤツ
ク24が連続して供給されてくる糸を効果的に取
上げる迄続けられ、それからチヤツク26は速や
かに後退運動を行つて静止位置38に到達する。 チヤツク26の軌道に沿つた中間位置における
実際の配置は糸パツケージ42の寸法によつて左
右される。巻糸機の使用者の要望にしたがつて異
つた寸法の糸パツケージの形成のための許容範囲
が作られなければならない。又巻糸機は希望する
糸パツケージの完成前に巻取操作を中断しなけれ
ばならないような不良状態に対処することができ
なければならない。かくして、糸の部分Lは事実
上空に近い糸パツケージ(例えば糸試験用の実験
室用パツケージ)から装置の設計上の最大の糸パ
ツケージに到る間の条件の全範囲にわたつて前述
のように受入れ可能なものでなければならない。
したがつて、巻取操作が中断したときにおける軌
道に沿つたチヤツクの位置とは無関係に、巻取操
作の中断の後に制限された長さだけ軌道を後方に
移動した後にチヤツク26が確実に停止する手段
が設けられている。この手段については後述す
る。 第1図から第4図に基づいて説明された原理を
実施するために設計された機構を第5図に基づい
て以下に説明する。第5図は第1図に対応するが
ハウジング16の前面板と前面板より前の部分は
ハウジング16内の各機素の概要を示すために省
いている。第5図においてトラバース機構の駆動
モータは44で、摩擦駆動ローラ18用の軸は4
6で示される。又枢軸32,34および揺動アー
ム28,30も図示されている。夫々のアームに
はピストン・シリンダ装置48,49が夫々設け
られている。ピストン・シリンダ装置48はその
一端52でハウジング16に枢軸され、その他端
で揺動アーム28に固定された、すなわち一体と
して動く突起部分54に枢着されている。同様に
ピストン・シリンダ装置50はその一端56でハ
ウジング16に枢着され、その他端で揺動アーム
30に固定された突起部分58に枢着されてい
る。ピストン・シリンダ装置48が伸長するとチ
ヤツク24をその静止位置から最端巻取位置に動
かし、一方ピストン・シリンダ装置が縮むと、チ
ヤツク24を静止位置に戻すことになる。シリン
ダ・ピストン装置50の伸長短縮も同様な効果を
チヤツク26に与える。 糸パツケージと摩擦駆動ローラ18間の接触圧
を正確に制御することが通常基本的に必要であ
る。糸パツケージがチヤツク24上に形成される
にしたがつて、糸パツケージの重量が第5図にお
ける反時計方向に揺動アーム28を付勢し、接触
圧を増加しようとする。この影響はピストン・シ
リンダ装置48の内部に供給される流体の圧力の
制御された修正によつて調整することができる。
この制御は調節可能な減圧弁60を用いることに
よつて効果を発揮することができる。この減圧弁
60は揺動アーム28によつて支えられており、
且つピストン・シリンダ装置40の圧力流体を供
給している適切な可撓性導管(図示せず)に連結
されている。減圧弁60のセツテイングは、巻糸
機のハウジングに固定されたカム部材64のカム
表面に係合させるための揺動アーム28上に載置
されているカムフオロワ62に応答させて変動さ
せることが可能である。 カム部材64の表面の形状は巻かれる糸のタイ
プと要求される糸の寸法に応じて調節されなけれ
ばならない。与えられた糸に対して、糸パツケー
ジの重量は糸パツケージの直径に関数であり、糸
パツケージの直径が後退軌道におけるチヤツクの
位置とカム部材64の表面上のカムフオロワ62
の位置を決定する。カム部材64とカムフオロワ
62とが糸パツケージと摩擦駆動ローラ18間の
希望する接触圧を与えるために、糸パツケージの
直径に対応してピストン・シリンダ装置48にお
ける圧力を調節する。例えば、実質的に裸のボビ
ンが摩擦駆動ローラの表面に係合する時における
巻取操作の出発点において、摩擦駆動ローラに向
けてチヤツク24を付勢し、且つ摩擦駆動ローラ
とチヤツクとの間に所定の接触圧を生じさせるた
めに、ピストン・シリンダ装置48の片方の室内
に初期の圧力が与えられる。巻取操作中における
糸パツケージの重量の増加はピストン・シリンダ
装置48の初期の圧力と糸パツケージの重量に対
抗する2番目の室内における圧力を徐々に増加さ
せることによつて調整することができる。 弁66、カムフオロワ68およびカム部材70
から成る同様な調整機構が揺動アーム30にも取
付けられる。この場合において、ピストン・シリ
ンダ装置50内の圧力は糸パツケージの重量が増
加するにつれて摩擦駆動ローラ18に向けて揺動
アーム30とチヤツク26を付勢するために制御
される。しかしながら調整機構は基本的には揺動
アーム28とチヤツク24に対する場合と同じで
あるので詳細な説明は省略する。 第5図には、又巻取操作を中断した後にその後
退軌道に沿つて実質的に所定の距離だけチヤツク
26が移動した後にチヤツク26を停止する機構
が示されている。この機構は揺動アーム30上の
突起部分58に1端が固定されている可撓性の部
材、例えばワイヤ72を含んで構成される。この
ワイヤはハウジング16内に固定された巻取装置
74に巻込まれている。巻取装置74は巻取機全
体の制御システムに応答して、始動されるブレー
キ機構76に組合されている。巻取操作の中断が
糸パツケージが満管になつために生ずるかあるい
は何等かの欠陥によつて中間玉の糸パツケージの
状態で生ずるかどうかに関係なく、巻取操作が中
断した時には、信号が制御システムから発出され
て巻取装置74に所定の長さのワイヤ72を排出
させる。同時に制御システムは、チヤツク26が
その静止位置に向けて動くように、ピストン・シ
リンダ装置50に揺動アーム30を反時計方向に
動かす操作を行わせる。しかし、所定の長さの針
金72が排出されると、制御システムは巻取装置
74を停止するためにブレーキ機構76を作動さ
せ、チヤツク26の後退軌道に沿つた移動を停止
する。この操作によつて、第3図に示した必要と
する長さTを有する糸部分が確実に作られること
になる。接近してくるチヤツク24に糸の部分T
を設けて、チヤツクの切換操作を完成するのに充
分な所定の時間が経過した後に、ブレーキ機構7
6が解放され、ピストン・シリンダ装置50が反
時計方向に揺動アーム30を完全に戻すことが可
能になり、かくしてチヤツク26が静止位置に戻
されることになる。 第7図から第14図に本発明の巻取機の実施例
の具体的構成を示す。これらの図面に用いられた
部材番号は本発明の新規な原理を説明するために
用いられた図面中の部材番号に可能な限り対応さ
せてある。第8図は巻取機のいくつかの主要機素
の相対的位置関係を斜視図で示す。チヤツク2
4,26はヘツドストツク16の前面から片持ば
り型式で突出ている。ヘツドストツク16の構造
について後でさらに説明する。摩擦駆動ローラ1
8はその一端でヘツドストツクのハウジング内に
支えられ、その他端は同様にハウジング16の前
面から片持ばり型式で突出している軸受部材10
0,101に支えられている。トラバース機構は
斜視図において軸受部材100の後方に隠れてい
る。前記軸受部材100はもし希望するならば取
除くことができ、この場合には外側の軸受を使用
しないことを補償するために摩擦駆動ローラの剛
性を増加すればよい。 第8図は作動状態でないときの巻糸機を示し、
チヤツクは夫々の静止位置におかれている。又夫
夫のチヤツクが2個のボビンチユーブ102を具
備している場合を示し、摩擦駆動ローラも2個の
対応する作用表面104を有し、作用表面104
はボビンチユーブ102上に形成された糸パツケ
ージに良好な駆動伝達を形成するように設計され
ている。夫々のチヤツクは2個の糸キヤツチ糸切
断のための機構を具備し、それらの機構の構造は
本出願においては詳細に説明していない。ただし
米国特許公報第4106711号にしたがつて構成され
ている。チヤツク26に対して、前記糸キヤツ
チ・切断機構の1個は2個のボビンチユーブ10
2の間のギヤツプ106に揃えて配置され、他の
1個の糸キヤツチ・切断機構は外側のボビンチユ
ーブ102の外側であつてボビンチユーブに近接
した位置108に設けられている。チヤツク24
に対しても同様に対応する位置に糸キヤツチ・切
断機構が設けられている。 ハウジング16の前面には平板110が設けら
れ、平板110は単に装置の前面のカバーを提供
するものであつて、平板110には荷重を支える
部分はない。平板110にはチヤツク24,26
の夫々の移動軌道に対応する2個の弓形のスロツ
ト112,114が設けられている。2個のスロ
ツトが交るところで摩擦駆動ローラ18の駆動軸
116がハウジング16の中に延び駆動モータ
(図示せず)に達している(第8図)。この駆動モ
ータはハウジングの中で後方支持部材132(第
9図)に載置されており、後方支持部材132に
ついては後述する。第8図に示した一般的に三角
形状をした部材118は押出用シユー部材であつ
て、夫々のシユー部材118は夫々の作動軸12
0を用いて対応するチヤツク24,26の長手方
向に往復移動可能である。夫々のシユー部材11
8は、対応するチヤツクが第8図に示したように
その静止位置にある時に、対応するチヤツク上の
チユーブボビン102の後方に係合し、ドツフイ
ング操作中において、ボビンチユーブ(およびボ
ビンチユーブ上の糸パツケージ)を押してチヤツ
クに沿つて動くことができる。これは標準的なバ
ツフイング機構であるので、詳細な説明は省略す
る。 糸の部分L(第4図)の長さを変更するために
用いられる補助ガイド44は第8図においても示
される。この補助ガイド44用の作動機構を第1
3図を参照して説明する。摩擦駆動ローラ18よ
り上方の軸受部材100に固定されたアーム12
4上に設けられた複数のローラ122は、本装置
が最初に作動に入る時に、装置への人手による糸
付けを助けるために用いられ、この複数のローラ
122については後述する。フードすなわちおお
い126かハウジング16からハウジングの前面
の作動域を越えて前方へ延びている。 ハウジング16の主軸受機構は基盤128、1
対の直立平板130,132および直立平板13
0,132の上端部に固着された上方平板134
を含んで構成される。前記直立平板130,13
2は摩擦駆動ローラ18その他の機構の支持板と
して役立つ。第8図で135で示した付加的な突
張り用支柱を必要に応じてハウジングに取付けて
もよい。平板110を取除いて示している第7図
でよく判るように、直立平板130,132は前
面から見た場合に装置の右手側約半分の位置まで
延びている。装置の左手側はチヤツクとチヤツク
と組合される複数の部分の運動のために自由な空
間になつている。 第10図に揺動アーム28とそのための取付機
構を示す。揺動アーム30とそのための取付機構
は全ての重要な点で揺動アーム28の場合と同一
である。第10図に直立平板130,132間に
実質的に水平な長手方向軸線33を具備して設け
られた軸すなわち支持軸32を示す。軸32は直
径が細くなつた端部分136,138によつて前
記直立平板130,132に取付けられている。
ボールベアリング装置140が第10図で見た場
合右側への軸32の移動を防ぐために端部分13
6と直立平板130とに固定して設けられる。ボ
ールベアリング装置140の外側レース139は
軸線33上の点Cを中心をおくボールを保持した
内側レースを有する。したがつてボールベアリン
グ装置140はその頂点を点Cに置く仮想的なコ
ーン(図示せず)内において軸線33の方向が変
えることができる。 ローラベアリング装置142が第10図で見た
場合左側への軸32の移動を防ぐために軸32の
端部分138と直立平板132の間に固定して設
けられる。ローラベアリング装置142は2個の
部分146,148で形成されている外側ベアリ
ングレースを保持するフランジ付き環状支持部材
144を含む。部分146,148は軸線33上
に中心を置く球状接触面150で互いに接触す
る。これらの部分146,148に限られた範囲
内での全方向での相対的な自由な運動を与えるた
めに、部分146,148は接触面150におい
て互いに滑動可能である。 ローラベアリング装置142はフランジ144
と直立平板132を通過する第10図に示したボ
ルト145のような複数のボルトを用いて、直立
平板132の開口部143内に取付けられる。開
口部143は使用されるローラベアリング装置1
42の円筒形部分の外径より大きい直径を有し、
直立平板132内のボルト孔も又ボルトの周囲に
遊び部分(図示せず)を残している。したがつ
て、ローラベアリング装置142の位置は直立平
板132に対して調節可能であつて、軸線33の
方向を、前述の仮想コーン内で調節することが可
能である。 揺動アーム28は直立平板130,132間に
ボールベアリング152を用いて軸32に載置さ
れる。揺動アーム28の軸32の長手方向の長さ
は垂直平板130,132間の間隔より短く、そ
の結果揺動アームは以下に説明する目的のために
軸32の長手方向にすべらすことができる。揺動
アーム28の自由端にチヤツク25の部分156
をハウジングに掴持する2個のクランピングジヨ
ー154が設けられている。 軸線33を中心とする揺動アーム28の回動は
ピストン・シリンダ装置によつて行われ、シリン
ダは第8図で158で示され、ピストンは中間部
材162(第10図)を経由してロツド160
(第8図)によつてアーム28に連結されている。
中間部材162は直立平板132を越えて後方に
延びる軸32の軸部分138に取付けられる。キ
ー64が中間部材162と軸32の間に設けら
れ、その結果中間部材162は軸32との相対的
な軸線方向のすべりと、回転とが固定される。そ
の自由端部において、中間部材162は突出部分
166を有し、突出部分166を用いてピンを差
込むことによりナツクル継手(図示せず)が連結
ロツド160との間に作られる。 ロツド168がその1端で中間部材162に固
着され、その他端が揺動アーム28の下側に取付
けられた軸受ブツシユ170の中に前方へ進む。
ロツド168は揺動アーム28が軸32の長手方
向に滑動したときにブツシユ170の中を自由に
すべることができる。しかしながら揺動アーム2
8と中間部材162とが共に軸線33を中心とし
て回動するように、ロツド168は揺動アーム2
8を中間部材162に固定する。軸32上の揺動
アーム28の滑動運動は補助ピストンシリンダ装
置に選択的に圧力抽入することによつて行われ、
補助ピストンシリンダ装置のシリンダ172は枢
軸174で揺動アーム28の下側に固定され、補
助ピストンシリンダ装置のピストン(図示せず))
は、ロツド176と適当なピン継手(図示せず)
でロツド168に連結される。滑動することのな
い中間部材162は第1図に関連して述べたカム
フロアー62と減圧弁60を支える。 第11図はハウジング16内のチヤツク24の
端部を更に詳細に示す。チヤツク26の対応する
端部もその全ての重要な点においてチヤツク24
の場合と同様である。チヤツクハウジング156
はスリーブ状壁体178を含んで構成されている
のが第11図に示されているが、この壁体178
は本発明の構成要素ではないので詳細には示され
てない。壁体178はボールベアリング182の
外側レース180を支え、ボールベアリング18
2によつて同軸に配置されているチヤツクの回転
部分(軸188)が回転しない部分156に取付
けられている。ベアリングの内側レース186は
軸184の細くなつた部分188に取付けられて
いる。クランクピングジヨー154の後方で、壁
体178は半円筒状部分192とつながつた外方
に突出したフランジ190を有する。チヤツクの
軸線25を長手方向に見た時に(第12図参照)、
半円筒状部分192は部分的に切落されており、
その結果ブレーキデイスク194はその切落部分
から放射状に露出している。デイスク194は1
95で示す位置で軸の部分188にキー止めされ
て軸と共に回転可能である。チヤツク24が静止
位置にあるときに、デイスク194が半円筒状部
分192からはみ出ているところで、デイスク1
94はブレーキシユー196(第7図)と係合す
る。シユー196は、ハウジング16の平板13
4の下側に固着した支持機素198によつて支え
られる。チヤツク26に対する対応する構造体2
00はハウジングの基盤128によつて支えられ
ている。 ブレーキ構造体の後方で、部分192にはキヤ
ツプ202が固定されている。キヤツプ202は
加速電気モータの固定子ワインデイング204を
保持し、一方ロータワイデイング206はブレー
キデイスク194上の延長部を経て、チヤツクの
軸184に固定されている。可撓性の導線(図示
せず)を用いてこのモータはチヤツクがブレーキ
シユー196から離れた後であつてチヤツクがそ
の最端巻取位置に到達する前に通電され、その結
果チヤツクは最端巻取位置に到達する前に希望す
る回転速度に加速されている。ボビン把持機構を
作動するためにチヤツク構造の内部に圧力媒体
(空気又は水)を供給する可撓性導管のための連
結用ソケツト208をキヤツプ202が支える。
ボビン把持機構は通常の型式のものであつて本発
明の構成要素を形成しないので、詳しく説明しな
い。ソケツト208を経を加圧流体の供給の制御
はブレーキシユーへのチヤツクの接触に応答する
手段によつて行うことができ、例えば米国特許公
報第3701492号および第4036446号に開示されてい
る。 図面には示されていないけれども回転可能な軸
184は第11図に示されたチヤツク部分の右手
方向で回転可能のシエルに固定されている。(こ
の部分は本発明の構成要素を形成していない)。
このシエルはシエルのために空間を残すために第
11図の右方向で終つている壁体178と大体同
じ外径である。このシエルにはパツケージ受入れ
構造体を用意し、且つボビン掴持機構のようなチ
ヤツクの作動部分を収容する。前記シエルおよび
他の機構は通常のものである。 第8図に戻つて、シリンダ158の下端部はナ
ツクル継手(図示せず)を用いて基盤128上の
ボス210に連結される。チヤツク26に作動す
るピストンシリンダ装置のシリンダ212も、又
この図面内に示されており、ただし揺動アーム3
0にピストンを連結するロツドはシリンダ158
の背後にかくれている。シリンダ212はナツク
ル継手(図示せず)を用いて、平板134の下側
面上のボス214に連結される。これらの2組の
主ピストン・シリンダ装置の作動線は第7図で夫
夫破線216,218で示される。破線216は
チヤツク24をその静止位置に持つて行くための
第1のピストンシリンダ装置の作用線を示し、装
置はそのために加圧されている。破線218は第
2のピストンシリンダ装置がチヤツク26をその
静止位置から上方に引くときの第2のピストンシ
リンダ装置の最初の作用線を示し、装置も又その
ために適切に加圧されている。チヤツクの巻取位
置迄の移動は夫々の場合において組合されたピス
トンシリンダ装置の収縮過程の中で行われる。2
つのピストンシリンダ装置の作用線は夫々のチヤ
ツク24,26の移動の円弧に対応する円弧にし
たがつて揺動する。しかしながらチヤツク24,
26の長手方向に見たときに作用線216,21
8は交叉し、そして同様な方向で見たときに作用
線216,218は2個のチヤツクを結んだ直線
内に配置される。 第13図は第7図および第8図に示した補助ガ
イド44用の作動機構をさらに詳細に示す。この
機構の目的は補助ガイドの引込まれた位置(実線
で示す)と作動位置(一点破線で示す)との間で
補助ガイド44を動かすことにある。この移動に
は枢軸220を中心とする時計方向に生ずる回動
運動を含み、枢軸220には補助ガイド44が突
出部222を用いて固着されている。枢軸220
自体は例えば平板110あるいは平板110に固
定された部分に設けられた案内溝224に沿つて
垂直方向に移動可能である。同様な案内スロツト
が補助ガイド44の他端において平板110(第
8図)上に設けられる。案内溝224が枢軸22
0の摩擦駆動ローラ18に向けての移動およびロ
ーラ18からの移動の軌道を定める。 補助ガイド44の移動はピストン・シリンダ装
置によつて行われる。ピストン・シリンダ装置の
シリンダ226は軸受部材100の部分に設けら
れたフレーム部材230に枢軸228で枢着され
ている。ピストン(図示せず)はロツド238を
介してリンク240の一端に連結され、リンク2
40の他端は補助ガイド44に固着された他の突
出部材244に枢軸242で枢着されている。リ
ンク240はハウジング16と外側の軸受部材1
01との間の固定された位置の間に延びている軸
246の周りに回動可能である。ピストンとシリ
ンダの伸長と圧縮とが第13図に示した引込まれ
た位置と作動位置間での補助ガイド44の移動を
起す。ここに云う引込まれた位置とは正常の巻取
作動を補助ガイド44が妨害しないような位置を
云う。案内溝224は装置内の各部材の配置関係
によつてはある種の装置では必要ないかもしれな
い。 揺動アーム28,30を夫々の軸32,34の
軸線方向に滑動する目的を第14図を参照して説
明する。第14図は2本の糸12,14が下方の
チヤツク26上の満管の糸パツケージ42から、
上方のチヤツク24上の新しい糸パツケージを形
成し始めるために、移される切換操作における糸
捕捉段階を示す。この図においても糸14に対す
る作動のみ記載され、糸12に対する作動は同一
である。夫々のキヤツチ上に糸パツケージを巻取
つている間では、そのチヤツクは常に前進状態、
すなわち延ばされた位置にあり、チヤツク26は
第14図においてこの位置に示されている。糸パ
ツケージ42の巻取りを中断する前又は中断する
際に、補助機構がトラバース機構22のトラバー
ス装置から糸を外し、その結果糸はチヤツクの軸
線26の長手方向にトラバースするのをやめる。
そしてトラバース機構がチヤツクに対して実質的
に所定の位置に糸を配置するので、糸は糸パツケ
ージ上の実質的に所定の位置で糸パツケージ42
に過剰に巻かれる。しかしながら第8図について
説明したように、糸の捕捉切断装置106,10
8はチヤツクの構造体の中に含まれており、ボビ
ンチユーブ102の端部に近接して配置されてい
る。これらの装置106,108を対応する糸1
2,14に一直線に揃えるために、第14図にお
いてチヤツク24について示したように、チヤツ
クをハウジング16の中に適切な距離だけ引込む
ことが必要である。第10図において、チヤツク
24はその引伸ばされた位置において示され、そ
してチヤツク24はシリンダ172(第10図)
に適合した圧力を加えることによつて、シリンダ
172を、ロツド176に沿つて左方向に押し、
同時にブツシユ170をロツド168に沿つて左
方向に滑動させることによつて、第14図に示し
た引込まれた位置へ左方向に引張ることができ
る。 チヤツク24がその引込まれた位置に残つてい
る間に、さらに補助機構が糸を一定距離だけチヤ
ツクの長手軸方向に動かし、米国特許公報第
4106711号に開示されているように、糸の捕捉と
切断を行わせる。第10図で見て右方向にシリン
ダ172を押すためにシリンダ172に圧力が加
えられ、かくしてチヤツク24は第14図に示さ
れた引込まれた位置から第10図に示された引延
ばされた位置に動く。チヤツクの軸線方向の移動
と共に生ずる補助機構の軸線方向の移動によつ
て、移し用糸じりは夫々のボビンチユーブ102
に、例えば米国特許公報第3920193号および第
4019690号に示されているように巻かれる。なお
米国特許第4019690号にはさらにトラバース装置
から糸を外す作業を制御する補助機構が記載され
ている。移し用糸じりは正常な糸パツケージトラ
バースのそばに置かれているボビンチユーブ10
2の端部部分に巻かれる。チヤツク24がその引
延ばされた位置に到着すると、糸は、そのトラバ
ース装置に戻りそして糸パツケージの正規な巻取
りが始まる。 ある場合には、補助ガイド44の糸に接触する
端縁部に糸受取り用スロツトを形成することおよ
び糸を外す作業を制御する前記補助機構によつて
行われる軸の移動を助けるためにチヤツクの軸方
向に補助ガイド44を移動することは有用である
だろう。この場合糸のより正確な軸上の位置が与
えることができるが、機構が付加されて複雑にな
り、その結果コスト高となる。 もし巻取機が切れやすい細い糸を取扱うように
設計されているならば、捕捉糸切断装置106,
108が省略されてこの分野で既に公知のように
ボビンチユーブ102に簡単なスロツトが設けら
れてもよい。糸を外す作業を制御する前記補助機
構によつて糸が前記スロツトを越えて動かされる
につれて夫々のスロツトが糸を捕捉する。そして
細い糸は新しいボビンチユーブと離れて行く糸パ
ツケージとの間で切断される。前記補助機構が移
し用糸じりを巻くために用いられてもよい、そし
てチヤツクの軸上の移動は省かれてもよい。チヤ
ツクの軸上の移動は又強い糸を取扱う場合におい
ても省かれてもよい。そしてもし適切な案内手段
が軸上の移動に対して代用されるならば捕捉糸切
断装置がチヤツクの中に組込まれる。例えば第4
図に示されたような切換操作の間に、補助ガイド
44が糸パツケージ40の希望する位置において
長さLの糸の部分の上流部分を保持するように作
られ、一方適切な補助機構が前記長さLの糸部分
の下流部分をチヤツク26の軸方向に動かしてチ
ヤツク26上の捕捉糸切断装置106,108に
一直線に揃えてもよい。第3図に示したような型
式の切換操作において糸パツケージ42上の希望
する位置に長さTの糸部分の上流部分を保持する
ために付加的なガイドが又設けられなければなら
ない。しかしながらその制御が複雑であるので、
このようなガイドシステムを組込むことは好まし
くなく、切換操作の間では摩擦駆動ローラ18の
周囲の空間を可成な限り余分なものがないように
しておくことが好ましい。 巻糸機が始めて始動されるときには人手によつ
て糸掛けされなければならない。糸の連続的な供
給は通常は作業員によつて操作される空気ピスト
ン(アスピイレータ)によつて行われる。糸はト
ラバース機構22と摩擦駆動ローラ18との間、
すなわち第8図に示した部材100の背後に挿入
される。この段階では装置の制御システムは「糸
付け」モードになつており、その結果補助機構が
トラバース機構の作動区域の外に糸を保つてい
る。又前記制御システムは補助ガイド44を動か
してその作動位置にし、そして作業員が糸を摩擦
駆動ローラ18の周りを経て補助ガイド44を通
過させて夫々のガイドローラ122上に置く。始
動ボタンを押すと巻糸機は第4図に示した型式の
切換操作を実施するために自動的に作動する。す
なわち下方のチヤツク26はその静止位置からそ
の最端巻取位置に動き、補助ガイド44と摩擦駆
動ロール18間の一定の長さの糸を取上げること
になる。その大部分が補助ガイド44からガイド
ローラ122に上流に延びている切断された糸は
前記アスピイレータによつて取上げられる。それ
から巻取操作は正常に進んで、既に述べたように
さらに切換操作が自動的に行われる。一定の長さ
の糸の部分を取上げるために下方のチヤツクを用
いて最初に巻糸機を始動することが基本ではな
い。しかしながらチヤツクの中の1個によつて最
初の取上げのための希望する位置に使用者が糸を
置くのを助けるために、付加的な複数のガイドを
設けることが通常は必要である。この場合におい
て、既に説明した補助ガイド44が有効であつて
この目的のために用いることができる。そして付
加的なガイドローラ122は巻糸機のフード12
6の下方に置かれているので都合良く、その位置
においてガイドローラ122は巻糸機の「作業
域」における作動を妨害することがない。 前に簡単に説明したように補助ガイド44を用
いて糸を軸上で移動することが、糸の振動が空気
ピストルによつて生じる糸付け操作において、特
に有用であることが判るだろう。 この明細書の導入部で述べたように、この特種
のシステムにおける巻糸機内の各部材の配置はそ
のシステムの当面する各種の制限に強く左右され
るだろう。第15図は特種タイプの巻糸機に適し
た各部材の配置の寸法関係を示す。この巻糸機の
設計において、この巻糸機の購入者が自動玉揚装
置を用いないものと仮定しており、さらにこの巻
糸機の作業員が巻糸機から満管パツケージを取除
くための呼出し装置を利用しないものと仮定して
いる。したがつて他のチヤツク上に最大寸法迄の
満管パツケージを形成しつつある巻取操作を妨害
することなく、上方又は下方静止位置に最大寸法
を有する満管パツケージを貯めおくように設計さ
れている。又他のチヤツクのその静止位置迄の戻
り移動に対して妨害があつてはいけない。もし第
1のチヤツクの糸パツケージがその際取除かれて
なかつたならば巻糸機は自動的に停止するだろ
う。勿論巻糸機に貯蔵機能があるにもかかわら
ず、第15図に示した巻取機に自動玉揚機構を適
用することを妨げるものは何物もない。 第15図に用いられた引用番号は他の図面にお
ける引用番号と対応する。129で示された部分
は前方から見た場合におけるハウジング16の右
手側でハウジング16から前方へ突出しているバ
ランス用基底部である。この基底部は、下方の静
止位置における最大寸法の満管糸パツケージ用い
空間を設けておくために、左手側では省かれてい
る。 下方のチヤツクで満管糸パツケージへの巻取り
を行い、上方のチヤツクが静止位置36にあつて
満管糸パツケージを貯えている状態で説明する。
下方チヤツクの静止位置は静止位置36の真直ぐ
下にあつて、下方チヤツクの軸線は第15図にお
ける水平線250と軌道31との交叉点にある。
下記の寸法を一例として示す。
【表】
【表】
軌道29,31が摩擦駆動ローラ18の巻取区
域のすぐ前で交叉していることが第15図から特
に判る。このことによつて同じ基礎設計の巻糸機
上で用いられるチヤツクとボビンの直径を変更す
ることができる利点を有する。又摩擦駆動ローラ
上の巻付角度を下方チヤツク上での満管糸パツケ
ージの巻取りを通して必要とする最小値以上に確
実に維持するのに役立つ。 異つた状況に巻糸機の部品の配置を適合するた
めに、夫々の揺動アームの揺動角は可能な限り小
さく保ち、そして夫々の揺動アームを可能な限り
長くすることが望まれる。経済性の理由から上方
と下方の揺動アームは可能な限り同一であるべき
であつて、その結果同じ設計の部品を両方に用い
ることができる。巻糸機全体として部品の配置は
実際上巻糸機の寸法をできるだけ小さくするとい
う必要性によつて定められる。これは小さくする
ことがこの種巻糸機の需要者の通常の要求である
からである。 摩擦駆動ローラ上の巻取区域がローラ軸線を通
過する水平面を含まなければならないということ
は第15図から明かであろう。原則的には巻取区
域はローラの下側面に(ローラの軸線を通る垂直
平面を含んで)置かれる。しかしながら片持ばり
型式のチヤツクは糸パツケージの重量が増加する
につれて、その長手方向で曲げる傾向を有し、こ
の現象は長いチヤツクを用いる場合に特に大き
い。水平面を含む巻付区域の配置がローラと糸パ
ツケージ間の駆動接触における湾曲の効果を少く
する。 揺動アームを作動するピストン・シリンダ装置
の特に適した形態を第16図から第18図を参照
して説明する。ここにおいても可能な限り同じ引
用番号を用いる。 前述のように、夫々のチヤツク24,26がそ
の静止位置を離れた後であつて夫々のチヤツクが
最端巻取位置に達する前にチヤツクを希望する回
転速度に駆動する加速用モータを夫々のチヤツク
24,26が含むことが好ましい。好ましくは加
速用モータがチヤツクを必要とする速度に駆動す
るために作動している間は夫々のチヤツクは糸巻
取位置に向つての移動の軌道内で一時的に停止し
ているとよい。したがつて夫々のチヤツクの作動
サイクルの概要は次のようになる。下方チヤツク
26の作動サイクル (1) ブレーキ装置200を加速位置に外す。 (2) その間にチヤツクを加速位置に引込める。 (3) 加速位置から最端巻取位置へ速やかに移動さ
せる(同時に補助ガイド44がその作動位置へ
動かされる…第4図)。 (4) チヤツクが引延ばされた位置へ動かされる
(この直前に移し用糸じりを形成するための補
助ガイドが作動される)。 (5) チヤツク上に糸パツケージが形成されるのに
対応して、チヤツクが最端巻取位置から戻り移
動する(巻取操作中、この間において糸パツケ
ージと摩擦駆動ローラ18との間の接触圧が制
御される)。 (6) 軌道31の限定された範囲を速やかに戻り移
動する。 (7) 糸が上方チヤツクに移される間に一時的に停
止する。 (8) 上方位置への速やかに移動する。 上方チヤツク24の作動サイル (1) ブレーキ装置を加速位置に外す。 (2) その間にチヤツクを加速位位置に引込める。 (3) 最端糸巻取位置へ速やかに移動させる。 (4) チヤツクが引延ばされた位置へ動かされる
(この直前に移し用糸じりを形成するための補
助ガイドが作動される)。 (5) チヤツク上に糸パツケージが形成されるに対
応して、チヤツクが戻り移動する(巻取操作
中、この間において糸パツケージと摩擦駆動ロ
ーラ18との間の接触圧が制御される)。 (6) 加速位置へ速やかに戻り移動する(同時に補
助ガイド44がその作動位置へ動かせる…第4
図)。 (7) 静止位置へ速やかに戻り移動する。 揺動アーム26に(間接的に)作用することに
よつて、下方チヤツク26に作用するピストン・
シリンダ装置を第16図に示す。シリンダ装置2
12は2個のシリンダ室252,254を含んで
構成され、2個のシリンダ室252,254はシ
リンダに固定された隔壁256によつて夫々隔て
られる。シリンダ室252は(隔壁256より離
れた)上方端部においてシリンダの端壁によつて
仕切られている。シリンダ室254はシリンダに
対して固定されている2番目の隔壁258によつ
てその下方端部が仕切られている。補助室260
は隔壁258とシリンダの下方隔壁との間に設け
られている。 ピストン262は室252内で往復運動可能で
あり、ロツド264とナツクス継手214によつ
て平板314の下側面に連結される。ピストン2
66は室254内で往復運動可能であり、ロツド
268によつて揺動アーム30に連結される。 ロツド268は補助室260を通過する。シリ
ンダの下方端部壁に向つて傾斜している締付表面
を有する三角錐形締付部材270の形状をした把
持手段が室260内に配置され、ロツド268を
取囲んでいる。締付部材270はシリンダに固定
されている。複数のボール272が締付部材27
0とロツド268の間に配置されている。これら
のボールは2個の把持具として作用するピストン
274,276の何れかによつて作用される。こ
れらの把持具の作用は本発明の部分を構成せず、
又商業的に利用できる部材であるので、把持用ピ
ストン274,276がボール272に働く方法
の詳細についての図示および説明は行わない。し
かしながら、ピストン274がシリンダの下方端
部壁に向つてボール272を押付けるように働く
ときに、ピストンロツド268はシリンダにしつ
かり把持される。一方ピストン276がシリンダ
の下方端部壁からボール272を離すように作動
すると、ピストンロツド268とピストン266
はシリンダに対して自由に移動することになる。 第16図に一般的に示された型式の把持機構は
西独ハノーバア市のヴアブコロウエステイングハ
ウス社(Wabco Westinghouse GmbH)から提
供されており、独逸特許公告公報第2616973号に
て開示されている。同じ目的のための変形装置が
西独シユツトガルト市のロバートボツシユ社
(Robert Bosch GmbH)から提供されている。
このような把持具の初期の紹介が英国特許明細書
第898260号および独逸特許明細書第680090号に示
されている。 前述のチヤツク26用の作動サイクルを実施す
るために用いられ、且つ適切な供給源からの加圧
媒体によつてピストン・シリンダ装置の圧力を調
節するのに適した制御手段の複数の弁およびリレ
ーが第16図に示される。 以下の記述の中で、第16図のピストンシリン
ダ装置および制御回路の説明は第18図のタイミ
ングダイヤグラムを同時に参照して行う。作動は
装置の始動から記載される。すなわち両方のチヤ
ツクが最初に第7図に示したように静止位置にあ
ると仮定する。第16図のピストン・シリンダ装
置は第16図に示されるように完全に引延ばされ
た状態にあり、両方のシリンダ室252,254
は圧力が低下して把持機構は作動しない。その結
果ピストンはシリンダに対して移動することが自
由である。 しかしながら巻糸機が始動される前に、リレー
SO(第17図)が作動される(図示してない制御
盤上のボタンを作業員が押すことによつて)。リ
レーSOを作動させるとシリンダ316に加圧し、
その結果チヤツク24,26の移動を防いでいる
機械的な安全把持具318を解放する。把持具3
18は自動的にその作動位置へ向けて付勢されて
いる。リレーSOは装置が再び停止される迄作動
されたままになつている(第8図で示した時間
T21に至る迄)。 リレーS1(第16図)がシリンダ室252の
上方部分にすなわちピストン262の上の部分に
加圧しそして加圧を解除する弁Sの作動を制御
する。このシリンダ室の部分に加圧されると、シ
リンダは固定したピストン262に対して動かさ
れて、固定したピストン262が隔壁256に係
合する迄移動する。この移動はチヤツク26の静
止位置から加速位置への移動に対応し、ピストン
262が隔壁256に係合した時にチヤツク26
は加速位置に到達する。前述のチヤツク26の加
速位置への移動は第18図のタイミングダイヤグ
ラフでは装置の始動時における第1主工程(時間
T1からスタートする)として示される。リレー
S1および後で説明される他の複数のリレーは時
間T0でリレーSOの作動と共に始ままる時間順序
を、(図示してない)適切な計時手段の制御のも
とに、一定の時間順序に従つて作動される。 チヤツク26がその加速位置に到達すると、既
に説明したチヤツク26の中に組込まれた加速モ
ータを始動する位置感知器278(第16図)に
よつて記録される。さらにチヤツク26をヘツド
ストツクに向けて引込めるようにシリンダ172
(第10図)に加圧するためにリレーS2が時間T2
でタイミングシステムによつて作動される。 チヤツクを加速するための充分な時間が与えら
れた後に、タイマが時間T3でリレーS3を作動す
る。このリレーS3が逆に弁3Vを作動してシリ
ンダ室254の下方部分、すなわちピストン26
6の下側の部分を加圧する。 把持システムは解放状態にあり、その結果ピス
トン266はシリンダに対して上方に動かされ、
それによつてチヤツクはその最端巻取位置に引か
れる。リレーS3の作動と同時に、リレーS4が
(既に第13図に基づいて説明している)シリン
ダ226に加圧するように作動する。それによつ
て補助ガイド44はその作動位置へ動かされる
(第4図参照)。 チヤツク26がその最端巻取位置に到達する
と、リレーS3が離脱し、シリンダ室254の下
方部分の圧力が調節可能な減圧弁66を介して制
御される状態に弁3Vが切変ることを許す。第5
図および第10図を参照して既に記載したよう
に、弁66の即時のセツテイングが装置のヘツド
ストツクに固定されたカム70に係合するカムフ
ロアー68によつて決められ、その結果その戻り
軌道に沿つた揺動アーム30の移動はカム70に
沿つたカムフロア68の移動によつて行われる。
それによつて弁66のセツテイングとシリンダ室
254の下方部分の圧力とを連続的に調節する。
シリンダ室254内での圧力が変化することによ
つて巻取操作中におけるチヤツク26上に形成さ
れる糸パツケージの重量の増加に対して圧力が調
節され、糸パツケージと摩擦駆動ローラ18間の
接触圧を調整することができる。このような調整
システムは当技術の属する分野においては当然の
ことであり、したがつて本発明の構成の一部分で
はない。リレーS4とリレーS2に連結されている
アンドゲート322の作動に応答するスイツチ3
20の作動によつて、時間T3において弁66は
弁S3Vに回路内で連結される。スイツチ320
は後に記載するように導線324を経てリセツト
される迄このセツト条件に保たれる。 弁S3Vにスイツチが入れられる時に、リレー
S5がシリンダ280を加圧するように作動され、
移送糸じりガイド282をチヤツクの軸線の長手
方向に動かす。最初にガイド282が糸14をチ
ヤツク上の捕捉および糸切断域(第14図に関し
て既に説明したように)との係合するように動か
し、そして捕捉区域と最終の糸パツケージが形成
される区域との間に移し糸じりの形成を始める。
ガイド282の移動の最後の段階が行われる間、
すなわち移し糸じりの形成が行われる間、リレー
S2が時間T5で外れて、シリンダ172に圧力を
加えてチヤツク26をその引延ばされた位置に動
かす。補助ガイドとチヤツクの組合された移動に
よる移し糸じりの形成は例えば本明の先行技術で
ある米国特許第3920193号あるいは第4019690号に
開示されている。 チヤツク26は時間T6において糸パツケージ
の巻取りを開始する準備を完了し、リレーS4と
S5は共に外される。補助ガイド44がその不作
動位置に戻り、シリンダ226に設けられたスプ
リングによつて付勢されており、移し糸じりガイ
ド282はシリンダ280に設けられたスプリン
グの影響を受けてその出発地点(第16図におけ
る左側)へ戻る。巻取操作が進行するにしたがつ
て、チヤツク26はその軌道31(第7図)に沿
つて静止位置に向つて徐々に動き、チヤツク上に
形成されている糸パツケージと摩擦駆動ローラ1
8の間に接触が保たれている。ピストン266は
対応してそのシリンダの中に下方へ動く。 フイラメントの希望する長さがチヤツク26上
の糸パツケージに巻かれていると、巻取操作は停
止される。糸パツケージに巻かれるフイラメント
の長さの制御は第16図に示したシステムとは無
関係である。測長装置は当技術に分野では良く知
られており、したがつてここでは説明しない。例
えば測長システムを揺動アーム30の枢軸34に
近接して置かれた位置感知器284(第16図)
によつて始動することができる。測長システムは
通常調整可能であり、その結果装置の使用者は巻
取操作中に形成される糸パツケージの大きさを決
定することができる。 したがつて巻取操作を停止したときに、ピスト
ン266はシリンダに沿つた多数の異つた位置の
中の何れかの位置にあることになり、その位置は
最終使用者によつて選ばれる糸パツケージの大き
さによつて左右される。 ここまでには巻糸機の始動のときのみ記載し
た。すなわちチヤツク24はその静止位置にあ
る。下方のチヤツク26よる糸の取上げは第4図
による。ただし糸は始動工程の間に人手によつて
摩擦駆動ローラ18から補助ガイド44を越えて
渡される。チヤツク26上の第1の糸パツケージ
の巻取りが完成するに、巻取機はフイラメントを
チヤツク24に移すように自動的に作動する。し
たがつて、チヤツク26上での巻取りの停止に先
立つて、糸測長システムはチヤツク24にある種
の予備作動を始めなければならない。チヤツク2
4を動かすピストン・シリンダ装置とその対応す
る制御システムを第17図および第18図を参照
して以下に説明する。 第17図に示したシリンダ装置158は又シリ
ンダに対して固定された隔壁290によつて夫々
隔てられた2個のシリンダ室286,288を有
する。ピストン292は室288内で往復運動可
能であり、且つヘツドストツクの基盤128上の
ナツクル継引210にロツド294によつて連結
されている。ピストン296は室286内で往復
運動可能であり、且つ揺動アーム28にロツド6
0(第8図を参照して説明されている)によつて
連結されている。 室288はその下方端(隔壁290から離れた
方)においてシリンダの下方端壁によつてとじら
れており、室286はその上方端においてシリン
ダに対して固定されている第2の隔壁298によ
つてとじられている。補助室300は隔壁298
とシリンダの上方端壁との間に定められる。 補助室300は第16図を参照して既に説明し
た把持手段と類似の把持手段すなわち把持システ
ムを含む。ただし補助室300の把持手段の方が
実質的に簡単な構造である。この把持手段は締付
部材302、複数のボール304とロツド160
の周りの複数のボール304の把持効果を解放す
るための補助ピストン306とを含んで構成され
る。このシステムはピストン306が把持を解放
するために特別に作動しない限り把持が自動的に
働いているようなシステムである。そこでこのシ
ステムは室286に圧力が加えられてない場合に
摩擦駆動ローラ18への自重によつて上方チヤツ
ク24が簡単に落下しないことを確実にする安全
システムである。 チヤツク26に糸パツケージ26を巻取つてい
る間に、第17図に示したピストン・シリンダ装
置は第17図に示したように完全に引延ばされた
状態にある。室286と室288は圧力が加えら
れ、その結果シリンダは固定ピストン292に対
して立上つた位置にある。そしてピストン296
はシリンダに対して完全に上にあたつた位置にあ
る。チヤツク26での巻取りを停止するに先立つ
て行われるチヤツク24の用意に対する第1の工
程は室288内の圧力を除去するためにリレー
S6を作用させて(時間T7において)、その結果隔
壁をピストン292に対して下方に動かすことで
ある。したがつてチヤツク24はブレーキシユー
196と係合する位置からその加速位置に動かさ
れる。枢軸32に近接した位置感知器308がチ
ヤツクの加速位置へのチヤツク24の到着を感知
し、チヤツク構造体の中に組込まれた加速モータ
を作動させる。チヤツク24を適当に加速するの
に充分な時間が経過後に、リレーS7が時間T8で
作動して、室286の上方部分(ピストン296
の上の部分)に圧力を加え、そしてその室の下方
部分の圧力を除去す。同時にリレーS8がボール
302に向つて上方にピストン306を付勢する
ようにピストン306に圧力を加えるように作動
してロツド160上の安全把持を解放する。した
がつてピストン296は室286の上方部分に圧
力が存在する効果によつてシリンダに沿つて下方
に自由に動くことができる。同時にチヤツク24
をチヤツク24の引込まれた位置に引くために揺
動アーム28に組合されたシリンダ172Aに圧
力を加えるためにリレーS9が作動される。 チヤツク24がその軌道29(第7図)に沿つ
て移動している間で、且つチヤツク24がその最
端巻取位置は到達する前において、チヤツク26
の巻取操作は時間T9で停められる。この工程は
前述のリレー6からリレー9迄のリレーの作動に
関連する予め定められた時間関係でタイミング用
計時装置を直接制御することによつて行われる。
チヤツク26上の巻取を停止する際に、リレー
S1(第16図)が外れそして弁Sが即時に室2
52の上方部分の圧力を除去する。同時に、把持
用ピストン274に第16図において見られるよ
うに下向きに複数のボール272を付勢させるた
めに、リレーS10が補助室260に圧力を加え
る。それによつて複数のボール272が締付部材
270とロツド268に向つて把持作用を行うよ
うにする。したがつてシリンダ内におけるピスト
ン266の瞬間的な位置とは無関係に、ピストン
266はシリンダに固着され、チヤツク26によ
つて支えられた糸パツケージ42(第3図)の重
量によつて固定ピストン262に対して下方にシ
リンダが移行するにしたがつて、ピストン266
はシリンダの移動と共に移動することになる。シ
リンダの下向きの移動はピストン262がシリン
ダの上方端壁に到達する迄続く。かくしてシリン
ダとピストン266は隔壁256とシリンダの上
方端壁との間の空間に対応する所定の距離を通つ
て移行する。揺動アーム30は対応する円弧を介
して移行しそしてチヤツク26は長さTを有する
糸の部分(第3図)を形成するためにチヤツク2
6の軌道31の対応する部分を通つて移動する。 摩擦駆動ローラ18からチヤツク上の糸パツケ
ージを充分に引離すためにチヤツク26に対して
充分の時間が与えられた後に、時間T10でタイマ
ーがダブルリレーS11(第17図)を作動する。
このダブルリレーS11は室286の上方部分に追
加の圧力を与えるために対応するスイツチS11
Vを作動し、それによつてチヤツク24をより早
い速度でチヤツクの最端巻取位置に向けて下向き
に駆動する。チヤツク24が第3図に示した長さ
Tの糸の部分をさえぎる位置に到達した時に、リ
レーS5(第16図)が再び作動されて(時間
T11)、移し糸じりガイド282の前述の運動を
始めさせる。この運動の間に、リレーS9(第17
図)が外れ(時間T12)、それによつてチヤツク
24の引延ばされた位置へのチヤツク24の戻り
移動を起こさせる。同時に、リレーS11が外れ、
その結果弁S7が室286の加圧を引継ぎ、この
圧力の制御は、調節可能な減圧弁66A、カムフ
オロア68Aおよびカム70Aを介して行われて
いる。これらの減圧弁66A、カムフオロア68
Aおよびカム70Aはチヤツク26に対して既に
説明した重量調整システムと類似した引用番号の
部材と対応するものである。糸パツケージは上方
チヤツクで形成され始めており、上方チヤツクは
軌道29に沿つてその戻り運動を始めている。 その間において、チヤツク24の最端巻取位置
へ向けての移動の最終段階の間の時間T10におい
てリレーS4(第16図)が作動される。アンドゲ
ート310を経て、リレーS4とリレーS10がタイ
ムデイレイ機構312の作動を始め。タイムデイ
レイ機構312の詳細はここでは説明しない。こ
のタイムデイレイ機構は所定の遅延時間の後に自
動的に作用して、補助把持ピストン274の作動
を止めて、その代りに把持ピストン276を解放
するように作動して、その結果ピストンロツド2
68が自由にシリンダに対してさらに移動できる
ようにする。又リレーS4が付随して補助ガイド
44の作動を起こさせる。しかしこれは第3図に
示し且つ直ぐ前の記述で説明した移行作動におい
て重重要ではない。ピストンロツド268がその
把持状態から自由になると直ぐ、ピストンロツド
はチヤツク26上の糸パツケージの重量によつて
ピストン266が室254の下端に到達する迄下
方に駆動される。そしてチヤツク26はその静止
位置に置かれてブレーキ装置200(第7図)と
係合する。弁Sの切換えに応答した時間T9に
おいてスイツチ320がリセツトされ且つ室25
4の下方部分の圧力を除去するので、前記ピスト
ンの下方への移動は可能となる。リレーS4とリ
レーS10は時間T13でリレーS5と共に外され、そ
の結果これらの補助機能は次の移し操作の準備の
ためにリセツトされる。 位置感知器314(第17図)は揺動アーム2
8の枢軸と組合され、チヤツク24がその最端巻
取位置に到達すると直ぐ測長システムの作動を開
始する。チヤツク24上の糸パツケージが希望す
る大きさに到達したことを測長システムが示す
と、リレーS1からリレーS5に至る各リレーに対
して既に説明した一連の作動を始めるために、測
長システムがもう1度タイマーの作動を開始す
る。その結果下方のチヤツクが最端巻取位置に動
かされてフイラメントの引取りを始める。しかし
ながらこの時に満管糸パツケージ40(第4図)
はチヤツク24によつて支えられている。チヤツ
ク26がその加速位置に到達した後であつてチヤ
ツク26が加速位置から最端巻取位置に移動を始
める前に、時間T16で弁S7の切換えによつてチ
ヤツク24上の巻取操作は止められる。弁S7が
切換るとすぐに、比較的高い圧力が室286の下
方部分に与えられて、その結果ピストン296は
糸パツケージ40を摩擦駆動ローラ18から運び
去り且つ第4図に示した長さLの糸の部分を作る
ためにピストン296は上方に駆動される。又リ
レー58が時間T16で外される。その結果ロツド1
60上の安全把持が再び作動状態になる。ただし
この安全把持はロツドの上向きの移動を妨げな
い。 シリンダ内のピストン296の上向きの移動は
ピストンが室286の上端部に到達する迄続く。
この時において、室288の上方部分の圧力が除
去されているのでリレー96は未だ作動しているた
めに、チヤツク24はその加速位置にある。チヤ
ツク24はフイラメントが下方チヤツク26に移
される迄その位置に留まり、そしてリレーS6は
移し作動の完了したときに外れ、その結果室28
8の上方部分がもう1度加圧されて隔壁290と
シリンダを上方に押してチヤツク24をその静止
位置に動かす。 本発明は添付図面に詳細に示されたシステムだ
けに限定されない。特にピストンロツドをそのシ
リンダに固定するための把持システムは希望に応
じてあるいは便宜性を考えて変形することができ
る。図面に示された精密且つ回りくどさは単に例
として与えられたものあつて、前述の連続した作
動を実施するために変形した巻糸機を連続作動の
制御に関する当業者によつて設計することができ
る。 ここに記載された発明の構成、特に第16図に
示されたピストンとシリンダを作動する手段に関
する装置が圧力流体によつて作動される1個の駆
動手段によつて完全に連続した揺動運動を制御し
て実施することができるということが理解されよ
う。この事によつて第5図を参照して説明したよ
うに、巻取りを止めた直後に下方のチヤツクの戻
り運動を制御するための別の機構を設ける必要を
なくすことができる。特に有効な巻糸機におい
て、巻取りを止めた後に下方のチヤツクの戻り運
動を制御するのに用いられる付加されたピストン
とシリンダが同じシリンダのその静止位置から加
速位置への移動を規制するのに用いられている。
しかしながなこの特定の機能(静止位置から加速
位置への移動)はもし全体の機械の設計が変更さ
れた場合には必要としないであろう。例えば、も
しブレーキ装置198,200が引込可能に作ら
れているならば、チヤツク24,26がその静止
位置にとどまつている間、チヤツク24,26は
加速のために解放させることができる。この場合
に、軌道29,31上の静止位置と最端巻取位置
の中間の位置における軌道29,31に加速位置
を設ける必要がない。 制御システムには糸切れあるいは他の欠陥を示
しそして適切な制御サイクルを始めるための公知
の適切な感知器を含んでいるとよい。これは例え
ば巻取りの中断および/又は完了に際して役立
つ。 本発明はチヤツクを巻取位置に向かつておよび
巻取位置から移動させるために揺動アームを使用
することに限定されない。多くの場合には、例え
ば第6図に示したのは直線状の案内システムを用
いることが好ましい。第6図においては第1図に
示した部分に対応する部分は対応する引用番号を
用いている。図示したようにキヤリツヂ82,8
4に夫々固定されたすなわち一体となつているア
ーム78,80によつて夫々のチヤツク24,2
6は支えられている。夫々のチヤツクはアーム8
0,87から片持ばり形式で延びており、そして
キヤリツヂ82,84と一体のアーム80,87
はハウジング16内に収容されている。夫々のキ
ヤリツヂ82,84は夫々直線軌道86,88上
を走り、直線軌道に沿つて、キヤリツヂ及び対応
するチヤツクが摩擦駆動ローラ18に向けてある
いは離れるように移動することができる。第6図
に示したように、軌道86,88の傾斜角度は第
1図に示された軌道に沿つたチヤツク24,26
の一般的な移動線に完全に対応する。 先行技術に対する図示された装置の主な利点は
下記の通りである。 1 図示されたシステムでは1個の固定位置にあ
る駆動ローラに対して夫々のチヤツクのただ1
つの運動のみを必要とするが、しかし切換操作
中の信頼できる糸移し補助的な糸移しシステム
なしに達成されることが第1の利点である。 2 チヤツクとその取付機構とが互いに離されて
いるので、1方から他方への衝撃や振動の伝播
が実質的に防がれる。 3 夫々のチヤツクの移動の軌道に比較的に短
く、その結果チヤツクの軌道に沿つた移動速度
を低い速度に押えることができ、すなわち高い
加速度を与える必要がない。したがつて高い加
速度を与えるための力を必要としない。 4 チヤツクが巻取位置にあるときに、摩擦駆動
ローラのそばにチヤツクを配置することが可能
である。すなわち巻取区域Zは水平平面内ある
いはその近くに設置される。かくして、糸パツ
ケージの重量が増加することおよびチヤツクが
片持ばりで支えられていることによる糸パツケ
ージの巻取中のチヤツクの変形によつて糸パツ
ケージと摩擦駆動ローラ間の効果的接触を変え
るように影響されることが少い。 5 チヤツク案内システム(揺動アームおよび案
内軌道)が互いに独立であるので、互いに装置
の他の部品に対して調節し且つ正確な相対位置
関係を得ることが容易である。 6 接触圧は摩擦駆動ローラに向つておよび摩擦
駆動ローラからのチヤツクの運動を制御するの
と同じシステムを介して容易に調節される。 7 前記各利点の要約として、本発明の巻糸機は
構造上および制御上から見て比較的に簡単であ
りしたがつて巻糸機の製造および使用に際して
比較的に丈夫であり且つ経済的である。 チヤツクを支える部分(すなわち多くの実施例
においては揺動アーム)の運動を必要の場合には
減衰、すなわち制動することができる。例えば第
1図、第5図および第7図の実施例において、圧
力流体を含んだピストンとシリンダ装置をヘツド
ストツク内の適切な台と揺動アームとの間に設け
ることができる。この装置は圧力流体で作動され
て揺動アームを動かすシリンダに付加されるもの
であつて、制御手段として役立つ。この種制動装
置は一般的に公知であり、したがつて詳細には説
明しない。一例としてのみあげれば、シリンダ内
の複数の空間の圧力流体の流れがピストンの移動
によつて起されそして必要とする制動を与えるた
めに絞られればよい。
域のすぐ前で交叉していることが第15図から特
に判る。このことによつて同じ基礎設計の巻糸機
上で用いられるチヤツクとボビンの直径を変更す
ることができる利点を有する。又摩擦駆動ローラ
上の巻付角度を下方チヤツク上での満管糸パツケ
ージの巻取りを通して必要とする最小値以上に確
実に維持するのに役立つ。 異つた状況に巻糸機の部品の配置を適合するた
めに、夫々の揺動アームの揺動角は可能な限り小
さく保ち、そして夫々の揺動アームを可能な限り
長くすることが望まれる。経済性の理由から上方
と下方の揺動アームは可能な限り同一であるべき
であつて、その結果同じ設計の部品を両方に用い
ることができる。巻糸機全体として部品の配置は
実際上巻糸機の寸法をできるだけ小さくするとい
う必要性によつて定められる。これは小さくする
ことがこの種巻糸機の需要者の通常の要求である
からである。 摩擦駆動ローラ上の巻取区域がローラ軸線を通
過する水平面を含まなければならないということ
は第15図から明かであろう。原則的には巻取区
域はローラの下側面に(ローラの軸線を通る垂直
平面を含んで)置かれる。しかしながら片持ばり
型式のチヤツクは糸パツケージの重量が増加する
につれて、その長手方向で曲げる傾向を有し、こ
の現象は長いチヤツクを用いる場合に特に大き
い。水平面を含む巻付区域の配置がローラと糸パ
ツケージ間の駆動接触における湾曲の効果を少く
する。 揺動アームを作動するピストン・シリンダ装置
の特に適した形態を第16図から第18図を参照
して説明する。ここにおいても可能な限り同じ引
用番号を用いる。 前述のように、夫々のチヤツク24,26がそ
の静止位置を離れた後であつて夫々のチヤツクが
最端巻取位置に達する前にチヤツクを希望する回
転速度に駆動する加速用モータを夫々のチヤツク
24,26が含むことが好ましい。好ましくは加
速用モータがチヤツクを必要とする速度に駆動す
るために作動している間は夫々のチヤツクは糸巻
取位置に向つての移動の軌道内で一時的に停止し
ているとよい。したがつて夫々のチヤツクの作動
サイクルの概要は次のようになる。下方チヤツク
26の作動サイクル (1) ブレーキ装置200を加速位置に外す。 (2) その間にチヤツクを加速位置に引込める。 (3) 加速位置から最端巻取位置へ速やかに移動さ
せる(同時に補助ガイド44がその作動位置へ
動かされる…第4図)。 (4) チヤツクが引延ばされた位置へ動かされる
(この直前に移し用糸じりを形成するための補
助ガイドが作動される)。 (5) チヤツク上に糸パツケージが形成されるのに
対応して、チヤツクが最端巻取位置から戻り移
動する(巻取操作中、この間において糸パツケ
ージと摩擦駆動ローラ18との間の接触圧が制
御される)。 (6) 軌道31の限定された範囲を速やかに戻り移
動する。 (7) 糸が上方チヤツクに移される間に一時的に停
止する。 (8) 上方位置への速やかに移動する。 上方チヤツク24の作動サイル (1) ブレーキ装置を加速位置に外す。 (2) その間にチヤツクを加速位位置に引込める。 (3) 最端糸巻取位置へ速やかに移動させる。 (4) チヤツクが引延ばされた位置へ動かされる
(この直前に移し用糸じりを形成するための補
助ガイドが作動される)。 (5) チヤツク上に糸パツケージが形成されるに対
応して、チヤツクが戻り移動する(巻取操作
中、この間において糸パツケージと摩擦駆動ロ
ーラ18との間の接触圧が制御される)。 (6) 加速位置へ速やかに戻り移動する(同時に補
助ガイド44がその作動位置へ動かせる…第4
図)。 (7) 静止位置へ速やかに戻り移動する。 揺動アーム26に(間接的に)作用することに
よつて、下方チヤツク26に作用するピストン・
シリンダ装置を第16図に示す。シリンダ装置2
12は2個のシリンダ室252,254を含んで
構成され、2個のシリンダ室252,254はシ
リンダに固定された隔壁256によつて夫々隔て
られる。シリンダ室252は(隔壁256より離
れた)上方端部においてシリンダの端壁によつて
仕切られている。シリンダ室254はシリンダに
対して固定されている2番目の隔壁258によつ
てその下方端部が仕切られている。補助室260
は隔壁258とシリンダの下方隔壁との間に設け
られている。 ピストン262は室252内で往復運動可能で
あり、ロツド264とナツクス継手214によつ
て平板314の下側面に連結される。ピストン2
66は室254内で往復運動可能であり、ロツド
268によつて揺動アーム30に連結される。 ロツド268は補助室260を通過する。シリ
ンダの下方端部壁に向つて傾斜している締付表面
を有する三角錐形締付部材270の形状をした把
持手段が室260内に配置され、ロツド268を
取囲んでいる。締付部材270はシリンダに固定
されている。複数のボール272が締付部材27
0とロツド268の間に配置されている。これら
のボールは2個の把持具として作用するピストン
274,276の何れかによつて作用される。こ
れらの把持具の作用は本発明の部分を構成せず、
又商業的に利用できる部材であるので、把持用ピ
ストン274,276がボール272に働く方法
の詳細についての図示および説明は行わない。し
かしながら、ピストン274がシリンダの下方端
部壁に向つてボール272を押付けるように働く
ときに、ピストンロツド268はシリンダにしつ
かり把持される。一方ピストン276がシリンダ
の下方端部壁からボール272を離すように作動
すると、ピストンロツド268とピストン266
はシリンダに対して自由に移動することになる。 第16図に一般的に示された型式の把持機構は
西独ハノーバア市のヴアブコロウエステイングハ
ウス社(Wabco Westinghouse GmbH)から提
供されており、独逸特許公告公報第2616973号に
て開示されている。同じ目的のための変形装置が
西独シユツトガルト市のロバートボツシユ社
(Robert Bosch GmbH)から提供されている。
このような把持具の初期の紹介が英国特許明細書
第898260号および独逸特許明細書第680090号に示
されている。 前述のチヤツク26用の作動サイクルを実施す
るために用いられ、且つ適切な供給源からの加圧
媒体によつてピストン・シリンダ装置の圧力を調
節するのに適した制御手段の複数の弁およびリレ
ーが第16図に示される。 以下の記述の中で、第16図のピストンシリン
ダ装置および制御回路の説明は第18図のタイミ
ングダイヤグラムを同時に参照して行う。作動は
装置の始動から記載される。すなわち両方のチヤ
ツクが最初に第7図に示したように静止位置にあ
ると仮定する。第16図のピストン・シリンダ装
置は第16図に示されるように完全に引延ばされ
た状態にあり、両方のシリンダ室252,254
は圧力が低下して把持機構は作動しない。その結
果ピストンはシリンダに対して移動することが自
由である。 しかしながら巻糸機が始動される前に、リレー
SO(第17図)が作動される(図示してない制御
盤上のボタンを作業員が押すことによつて)。リ
レーSOを作動させるとシリンダ316に加圧し、
その結果チヤツク24,26の移動を防いでいる
機械的な安全把持具318を解放する。把持具3
18は自動的にその作動位置へ向けて付勢されて
いる。リレーSOは装置が再び停止される迄作動
されたままになつている(第8図で示した時間
T21に至る迄)。 リレーS1(第16図)がシリンダ室252の
上方部分にすなわちピストン262の上の部分に
加圧しそして加圧を解除する弁Sの作動を制御
する。このシリンダ室の部分に加圧されると、シ
リンダは固定したピストン262に対して動かさ
れて、固定したピストン262が隔壁256に係
合する迄移動する。この移動はチヤツク26の静
止位置から加速位置への移動に対応し、ピストン
262が隔壁256に係合した時にチヤツク26
は加速位置に到達する。前述のチヤツク26の加
速位置への移動は第18図のタイミングダイヤグ
ラフでは装置の始動時における第1主工程(時間
T1からスタートする)として示される。リレー
S1および後で説明される他の複数のリレーは時
間T0でリレーSOの作動と共に始ままる時間順序
を、(図示してない)適切な計時手段の制御のも
とに、一定の時間順序に従つて作動される。 チヤツク26がその加速位置に到達すると、既
に説明したチヤツク26の中に組込まれた加速モ
ータを始動する位置感知器278(第16図)に
よつて記録される。さらにチヤツク26をヘツド
ストツクに向けて引込めるようにシリンダ172
(第10図)に加圧するためにリレーS2が時間T2
でタイミングシステムによつて作動される。 チヤツクを加速するための充分な時間が与えら
れた後に、タイマが時間T3でリレーS3を作動す
る。このリレーS3が逆に弁3Vを作動してシリ
ンダ室254の下方部分、すなわちピストン26
6の下側の部分を加圧する。 把持システムは解放状態にあり、その結果ピス
トン266はシリンダに対して上方に動かされ、
それによつてチヤツクはその最端巻取位置に引か
れる。リレーS3の作動と同時に、リレーS4が
(既に第13図に基づいて説明している)シリン
ダ226に加圧するように作動する。それによつ
て補助ガイド44はその作動位置へ動かされる
(第4図参照)。 チヤツク26がその最端巻取位置に到達する
と、リレーS3が離脱し、シリンダ室254の下
方部分の圧力が調節可能な減圧弁66を介して制
御される状態に弁3Vが切変ることを許す。第5
図および第10図を参照して既に記載したよう
に、弁66の即時のセツテイングが装置のヘツド
ストツクに固定されたカム70に係合するカムフ
ロアー68によつて決められ、その結果その戻り
軌道に沿つた揺動アーム30の移動はカム70に
沿つたカムフロア68の移動によつて行われる。
それによつて弁66のセツテイングとシリンダ室
254の下方部分の圧力とを連続的に調節する。
シリンダ室254内での圧力が変化することによ
つて巻取操作中におけるチヤツク26上に形成さ
れる糸パツケージの重量の増加に対して圧力が調
節され、糸パツケージと摩擦駆動ローラ18間の
接触圧を調整することができる。このような調整
システムは当技術の属する分野においては当然の
ことであり、したがつて本発明の構成の一部分で
はない。リレーS4とリレーS2に連結されている
アンドゲート322の作動に応答するスイツチ3
20の作動によつて、時間T3において弁66は
弁S3Vに回路内で連結される。スイツチ320
は後に記載するように導線324を経てリセツト
される迄このセツト条件に保たれる。 弁S3Vにスイツチが入れられる時に、リレー
S5がシリンダ280を加圧するように作動され、
移送糸じりガイド282をチヤツクの軸線の長手
方向に動かす。最初にガイド282が糸14をチ
ヤツク上の捕捉および糸切断域(第14図に関し
て既に説明したように)との係合するように動か
し、そして捕捉区域と最終の糸パツケージが形成
される区域との間に移し糸じりの形成を始める。
ガイド282の移動の最後の段階が行われる間、
すなわち移し糸じりの形成が行われる間、リレー
S2が時間T5で外れて、シリンダ172に圧力を
加えてチヤツク26をその引延ばされた位置に動
かす。補助ガイドとチヤツクの組合された移動に
よる移し糸じりの形成は例えば本明の先行技術で
ある米国特許第3920193号あるいは第4019690号に
開示されている。 チヤツク26は時間T6において糸パツケージ
の巻取りを開始する準備を完了し、リレーS4と
S5は共に外される。補助ガイド44がその不作
動位置に戻り、シリンダ226に設けられたスプ
リングによつて付勢されており、移し糸じりガイ
ド282はシリンダ280に設けられたスプリン
グの影響を受けてその出発地点(第16図におけ
る左側)へ戻る。巻取操作が進行するにしたがつ
て、チヤツク26はその軌道31(第7図)に沿
つて静止位置に向つて徐々に動き、チヤツク上に
形成されている糸パツケージと摩擦駆動ローラ1
8の間に接触が保たれている。ピストン266は
対応してそのシリンダの中に下方へ動く。 フイラメントの希望する長さがチヤツク26上
の糸パツケージに巻かれていると、巻取操作は停
止される。糸パツケージに巻かれるフイラメント
の長さの制御は第16図に示したシステムとは無
関係である。測長装置は当技術に分野では良く知
られており、したがつてここでは説明しない。例
えば測長システムを揺動アーム30の枢軸34に
近接して置かれた位置感知器284(第16図)
によつて始動することができる。測長システムは
通常調整可能であり、その結果装置の使用者は巻
取操作中に形成される糸パツケージの大きさを決
定することができる。 したがつて巻取操作を停止したときに、ピスト
ン266はシリンダに沿つた多数の異つた位置の
中の何れかの位置にあることになり、その位置は
最終使用者によつて選ばれる糸パツケージの大き
さによつて左右される。 ここまでには巻糸機の始動のときのみ記載し
た。すなわちチヤツク24はその静止位置にあ
る。下方のチヤツク26よる糸の取上げは第4図
による。ただし糸は始動工程の間に人手によつて
摩擦駆動ローラ18から補助ガイド44を越えて
渡される。チヤツク26上の第1の糸パツケージ
の巻取りが完成するに、巻取機はフイラメントを
チヤツク24に移すように自動的に作動する。し
たがつて、チヤツク26上での巻取りの停止に先
立つて、糸測長システムはチヤツク24にある種
の予備作動を始めなければならない。チヤツク2
4を動かすピストン・シリンダ装置とその対応す
る制御システムを第17図および第18図を参照
して以下に説明する。 第17図に示したシリンダ装置158は又シリ
ンダに対して固定された隔壁290によつて夫々
隔てられた2個のシリンダ室286,288を有
する。ピストン292は室288内で往復運動可
能であり、且つヘツドストツクの基盤128上の
ナツクル継引210にロツド294によつて連結
されている。ピストン296は室286内で往復
運動可能であり、且つ揺動アーム28にロツド6
0(第8図を参照して説明されている)によつて
連結されている。 室288はその下方端(隔壁290から離れた
方)においてシリンダの下方端壁によつてとじら
れており、室286はその上方端においてシリン
ダに対して固定されている第2の隔壁298によ
つてとじられている。補助室300は隔壁298
とシリンダの上方端壁との間に定められる。 補助室300は第16図を参照して既に説明し
た把持手段と類似の把持手段すなわち把持システ
ムを含む。ただし補助室300の把持手段の方が
実質的に簡単な構造である。この把持手段は締付
部材302、複数のボール304とロツド160
の周りの複数のボール304の把持効果を解放す
るための補助ピストン306とを含んで構成され
る。このシステムはピストン306が把持を解放
するために特別に作動しない限り把持が自動的に
働いているようなシステムである。そこでこのシ
ステムは室286に圧力が加えられてない場合に
摩擦駆動ローラ18への自重によつて上方チヤツ
ク24が簡単に落下しないことを確実にする安全
システムである。 チヤツク26に糸パツケージ26を巻取つてい
る間に、第17図に示したピストン・シリンダ装
置は第17図に示したように完全に引延ばされた
状態にある。室286と室288は圧力が加えら
れ、その結果シリンダは固定ピストン292に対
して立上つた位置にある。そしてピストン296
はシリンダに対して完全に上にあたつた位置にあ
る。チヤツク26での巻取りを停止するに先立つ
て行われるチヤツク24の用意に対する第1の工
程は室288内の圧力を除去するためにリレー
S6を作用させて(時間T7において)、その結果隔
壁をピストン292に対して下方に動かすことで
ある。したがつてチヤツク24はブレーキシユー
196と係合する位置からその加速位置に動かさ
れる。枢軸32に近接した位置感知器308がチ
ヤツクの加速位置へのチヤツク24の到着を感知
し、チヤツク構造体の中に組込まれた加速モータ
を作動させる。チヤツク24を適当に加速するの
に充分な時間が経過後に、リレーS7が時間T8で
作動して、室286の上方部分(ピストン296
の上の部分)に圧力を加え、そしてその室の下方
部分の圧力を除去す。同時にリレーS8がボール
302に向つて上方にピストン306を付勢する
ようにピストン306に圧力を加えるように作動
してロツド160上の安全把持を解放する。した
がつてピストン296は室286の上方部分に圧
力が存在する効果によつてシリンダに沿つて下方
に自由に動くことができる。同時にチヤツク24
をチヤツク24の引込まれた位置に引くために揺
動アーム28に組合されたシリンダ172Aに圧
力を加えるためにリレーS9が作動される。 チヤツク24がその軌道29(第7図)に沿つ
て移動している間で、且つチヤツク24がその最
端巻取位置は到達する前において、チヤツク26
の巻取操作は時間T9で停められる。この工程は
前述のリレー6からリレー9迄のリレーの作動に
関連する予め定められた時間関係でタイミング用
計時装置を直接制御することによつて行われる。
チヤツク26上の巻取を停止する際に、リレー
S1(第16図)が外れそして弁Sが即時に室2
52の上方部分の圧力を除去する。同時に、把持
用ピストン274に第16図において見られるよ
うに下向きに複数のボール272を付勢させるた
めに、リレーS10が補助室260に圧力を加え
る。それによつて複数のボール272が締付部材
270とロツド268に向つて把持作用を行うよ
うにする。したがつてシリンダ内におけるピスト
ン266の瞬間的な位置とは無関係に、ピストン
266はシリンダに固着され、チヤツク26によ
つて支えられた糸パツケージ42(第3図)の重
量によつて固定ピストン262に対して下方にシ
リンダが移行するにしたがつて、ピストン266
はシリンダの移動と共に移動することになる。シ
リンダの下向きの移動はピストン262がシリン
ダの上方端壁に到達する迄続く。かくしてシリン
ダとピストン266は隔壁256とシリンダの上
方端壁との間の空間に対応する所定の距離を通つ
て移行する。揺動アーム30は対応する円弧を介
して移行しそしてチヤツク26は長さTを有する
糸の部分(第3図)を形成するためにチヤツク2
6の軌道31の対応する部分を通つて移動する。 摩擦駆動ローラ18からチヤツク上の糸パツケ
ージを充分に引離すためにチヤツク26に対して
充分の時間が与えられた後に、時間T10でタイマ
ーがダブルリレーS11(第17図)を作動する。
このダブルリレーS11は室286の上方部分に追
加の圧力を与えるために対応するスイツチS11
Vを作動し、それによつてチヤツク24をより早
い速度でチヤツクの最端巻取位置に向けて下向き
に駆動する。チヤツク24が第3図に示した長さ
Tの糸の部分をさえぎる位置に到達した時に、リ
レーS5(第16図)が再び作動されて(時間
T11)、移し糸じりガイド282の前述の運動を
始めさせる。この運動の間に、リレーS9(第17
図)が外れ(時間T12)、それによつてチヤツク
24の引延ばされた位置へのチヤツク24の戻り
移動を起こさせる。同時に、リレーS11が外れ、
その結果弁S7が室286の加圧を引継ぎ、この
圧力の制御は、調節可能な減圧弁66A、カムフ
オロア68Aおよびカム70Aを介して行われて
いる。これらの減圧弁66A、カムフオロア68
Aおよびカム70Aはチヤツク26に対して既に
説明した重量調整システムと類似した引用番号の
部材と対応するものである。糸パツケージは上方
チヤツクで形成され始めており、上方チヤツクは
軌道29に沿つてその戻り運動を始めている。 その間において、チヤツク24の最端巻取位置
へ向けての移動の最終段階の間の時間T10におい
てリレーS4(第16図)が作動される。アンドゲ
ート310を経て、リレーS4とリレーS10がタイ
ムデイレイ機構312の作動を始め。タイムデイ
レイ機構312の詳細はここでは説明しない。こ
のタイムデイレイ機構は所定の遅延時間の後に自
動的に作用して、補助把持ピストン274の作動
を止めて、その代りに把持ピストン276を解放
するように作動して、その結果ピストンロツド2
68が自由にシリンダに対してさらに移動できる
ようにする。又リレーS4が付随して補助ガイド
44の作動を起こさせる。しかしこれは第3図に
示し且つ直ぐ前の記述で説明した移行作動におい
て重重要ではない。ピストンロツド268がその
把持状態から自由になると直ぐ、ピストンロツド
はチヤツク26上の糸パツケージの重量によつて
ピストン266が室254の下端に到達する迄下
方に駆動される。そしてチヤツク26はその静止
位置に置かれてブレーキ装置200(第7図)と
係合する。弁Sの切換えに応答した時間T9に
おいてスイツチ320がリセツトされ且つ室25
4の下方部分の圧力を除去するので、前記ピスト
ンの下方への移動は可能となる。リレーS4とリ
レーS10は時間T13でリレーS5と共に外され、そ
の結果これらの補助機能は次の移し操作の準備の
ためにリセツトされる。 位置感知器314(第17図)は揺動アーム2
8の枢軸と組合され、チヤツク24がその最端巻
取位置に到達すると直ぐ測長システムの作動を開
始する。チヤツク24上の糸パツケージが希望す
る大きさに到達したことを測長システムが示す
と、リレーS1からリレーS5に至る各リレーに対
して既に説明した一連の作動を始めるために、測
長システムがもう1度タイマーの作動を開始す
る。その結果下方のチヤツクが最端巻取位置に動
かされてフイラメントの引取りを始める。しかし
ながらこの時に満管糸パツケージ40(第4図)
はチヤツク24によつて支えられている。チヤツ
ク26がその加速位置に到達した後であつてチヤ
ツク26が加速位置から最端巻取位置に移動を始
める前に、時間T16で弁S7の切換えによつてチ
ヤツク24上の巻取操作は止められる。弁S7が
切換るとすぐに、比較的高い圧力が室286の下
方部分に与えられて、その結果ピストン296は
糸パツケージ40を摩擦駆動ローラ18から運び
去り且つ第4図に示した長さLの糸の部分を作る
ためにピストン296は上方に駆動される。又リ
レー58が時間T16で外される。その結果ロツド1
60上の安全把持が再び作動状態になる。ただし
この安全把持はロツドの上向きの移動を妨げな
い。 シリンダ内のピストン296の上向きの移動は
ピストンが室286の上端部に到達する迄続く。
この時において、室288の上方部分の圧力が除
去されているのでリレー96は未だ作動しているた
めに、チヤツク24はその加速位置にある。チヤ
ツク24はフイラメントが下方チヤツク26に移
される迄その位置に留まり、そしてリレーS6は
移し作動の完了したときに外れ、その結果室28
8の上方部分がもう1度加圧されて隔壁290と
シリンダを上方に押してチヤツク24をその静止
位置に動かす。 本発明は添付図面に詳細に示されたシステムだ
けに限定されない。特にピストンロツドをそのシ
リンダに固定するための把持システムは希望に応
じてあるいは便宜性を考えて変形することができ
る。図面に示された精密且つ回りくどさは単に例
として与えられたものあつて、前述の連続した作
動を実施するために変形した巻糸機を連続作動の
制御に関する当業者によつて設計することができ
る。 ここに記載された発明の構成、特に第16図に
示されたピストンとシリンダを作動する手段に関
する装置が圧力流体によつて作動される1個の駆
動手段によつて完全に連続した揺動運動を制御し
て実施することができるということが理解されよ
う。この事によつて第5図を参照して説明したよ
うに、巻取りを止めた直後に下方のチヤツクの戻
り運動を制御するための別の機構を設ける必要を
なくすことができる。特に有効な巻糸機におい
て、巻取りを止めた後に下方のチヤツクの戻り運
動を制御するのに用いられる付加されたピストン
とシリンダが同じシリンダのその静止位置から加
速位置への移動を規制するのに用いられている。
しかしながなこの特定の機能(静止位置から加速
位置への移動)はもし全体の機械の設計が変更さ
れた場合には必要としないであろう。例えば、も
しブレーキ装置198,200が引込可能に作ら
れているならば、チヤツク24,26がその静止
位置にとどまつている間、チヤツク24,26は
加速のために解放させることができる。この場合
に、軌道29,31上の静止位置と最端巻取位置
の中間の位置における軌道29,31に加速位置
を設ける必要がない。 制御システムには糸切れあるいは他の欠陥を示
しそして適切な制御サイクルを始めるための公知
の適切な感知器を含んでいるとよい。これは例え
ば巻取りの中断および/又は完了に際して役立
つ。 本発明はチヤツクを巻取位置に向かつておよび
巻取位置から移動させるために揺動アームを使用
することに限定されない。多くの場合には、例え
ば第6図に示したのは直線状の案内システムを用
いることが好ましい。第6図においては第1図に
示した部分に対応する部分は対応する引用番号を
用いている。図示したようにキヤリツヂ82,8
4に夫々固定されたすなわち一体となつているア
ーム78,80によつて夫々のチヤツク24,2
6は支えられている。夫々のチヤツクはアーム8
0,87から片持ばり形式で延びており、そして
キヤリツヂ82,84と一体のアーム80,87
はハウジング16内に収容されている。夫々のキ
ヤリツヂ82,84は夫々直線軌道86,88上
を走り、直線軌道に沿つて、キヤリツヂ及び対応
するチヤツクが摩擦駆動ローラ18に向けてある
いは離れるように移動することができる。第6図
に示したように、軌道86,88の傾斜角度は第
1図に示された軌道に沿つたチヤツク24,26
の一般的な移動線に完全に対応する。 先行技術に対する図示された装置の主な利点は
下記の通りである。 1 図示されたシステムでは1個の固定位置にあ
る駆動ローラに対して夫々のチヤツクのただ1
つの運動のみを必要とするが、しかし切換操作
中の信頼できる糸移し補助的な糸移しシステム
なしに達成されることが第1の利点である。 2 チヤツクとその取付機構とが互いに離されて
いるので、1方から他方への衝撃や振動の伝播
が実質的に防がれる。 3 夫々のチヤツクの移動の軌道に比較的に短
く、その結果チヤツクの軌道に沿つた移動速度
を低い速度に押えることができ、すなわち高い
加速度を与える必要がない。したがつて高い加
速度を与えるための力を必要としない。 4 チヤツクが巻取位置にあるときに、摩擦駆動
ローラのそばにチヤツクを配置することが可能
である。すなわち巻取区域Zは水平平面内ある
いはその近くに設置される。かくして、糸パツ
ケージの重量が増加することおよびチヤツクが
片持ばりで支えられていることによる糸パツケ
ージの巻取中のチヤツクの変形によつて糸パツ
ケージと摩擦駆動ローラ間の効果的接触を変え
るように影響されることが少い。 5 チヤツク案内システム(揺動アームおよび案
内軌道)が互いに独立であるので、互いに装置
の他の部品に対して調節し且つ正確な相対位置
関係を得ることが容易である。 6 接触圧は摩擦駆動ローラに向つておよび摩擦
駆動ローラからのチヤツクの運動を制御するの
と同じシステムを介して容易に調節される。 7 前記各利点の要約として、本発明の巻糸機は
構造上および制御上から見て比較的に簡単であ
りしたがつて巻糸機の製造および使用に際して
比較的に丈夫であり且つ経済的である。 チヤツクを支える部分(すなわち多くの実施例
においては揺動アーム)の運動を必要の場合には
減衰、すなわち制動することができる。例えば第
1図、第5図および第7図の実施例において、圧
力流体を含んだピストンとシリンダ装置をヘツド
ストツク内の適切な台と揺動アームとの間に設け
ることができる。この装置は圧力流体で作動され
て揺動アームを動かすシリンダに付加されるもの
であつて、制御手段として役立つ。この種制動装
置は一般的に公知であり、したがつて詳細には説
明しない。一例としてのみあげれば、シリンダ内
の複数の空間の圧力流体の流れがピストンの移動
によつて起されそして必要とする制動を与えるた
めに絞られればよい。
第1図は本発明による巻取機の一実施例を示す
前面から見た略正面図であり、第2図は第1図に
示した巻取機の略側面図であり、第3図は第1図
に示した巻取機の切換操作の片方を説明する線図
であり、第4図は第1図に示した巻取機の他方の
切換操作を説明する線図であり、第5図は第1図
と同様の略正面図であつて、一部の部材を省略
し、第1図を参照して記載される本発明の巻取機
の原理を説明するための巻取機の一部構成を示し
たものであり、第6図は変形実施例についての第
1図と同様の略正面図であり、第7図は本発明に
よるさらに他の巻取機の略正面図であり、第8図
はハウジングの側平板をはずした状態での第7図
の巻取機の斜視図であり、第9図は第8図の巻取
機のヘツドストツクの略側面図であり、第10図
は第8図の線−による断面図であり、第11
図は第8図の巻取機に用いられるチヤツクの1端
を示す断面図であり、第12図は第11図の線A
−Aによる縮少断面図であり、第13図は第8図
の巻取機の補助案内システムの断面図であり、第
14図は第8図の巻取機の切換操作の一段階にお
けるチヤツクと摩擦駆動ローラとの関係を示す斜
視図であり、第15図は本発明による巻取機にお
ける各部材の可能性のある配置関係を示す略正面
図であり、第16図は第7図の巻取機用の1番目
のピストン・シリンダ装置とその装置に組合され
た制御回路を示す線図であり、第17図は第7図
の巻取機用の2番目のピストン・シリンダ装置と
その装置に組合された制御回路を示す線図であ
り、第18図は第16図と第17図に示された制
御回路の説明に用いられるタイミングダイヤグラ
ムである。 16……ヘツドストツク、18……摩擦駆動部
材、20……摩擦駆動部材の長手方向軸線、24
……第1チヤツク、26……第2チヤツク、2
8,30……揺動アーム、29……第1軌道、3
1……第2軌道、32,34……軸、44……案
内手段、46,220……案内手段用枢軸、4
8,50,158,160……圧力流体で作動さ
れる手段、60,62,64,66,68,70
……接触圧を制御する制御手段、72,74,7
6:252,256,262……チヤツクの移動
を制限する手段、106,108……糸捕捉手
段、128……基礎部材、130,132……支
持部材、142……自動調芯形軸受、162……
中間部材、212……シリンダ、262,266
……ピストン、270,272……ピストンの移
動を防ぐ手段。
前面から見た略正面図であり、第2図は第1図に
示した巻取機の略側面図であり、第3図は第1図
に示した巻取機の切換操作の片方を説明する線図
であり、第4図は第1図に示した巻取機の他方の
切換操作を説明する線図であり、第5図は第1図
と同様の略正面図であつて、一部の部材を省略
し、第1図を参照して記載される本発明の巻取機
の原理を説明するための巻取機の一部構成を示し
たものであり、第6図は変形実施例についての第
1図と同様の略正面図であり、第7図は本発明に
よるさらに他の巻取機の略正面図であり、第8図
はハウジングの側平板をはずした状態での第7図
の巻取機の斜視図であり、第9図は第8図の巻取
機のヘツドストツクの略側面図であり、第10図
は第8図の線−による断面図であり、第11
図は第8図の巻取機に用いられるチヤツクの1端
を示す断面図であり、第12図は第11図の線A
−Aによる縮少断面図であり、第13図は第8図
の巻取機の補助案内システムの断面図であり、第
14図は第8図の巻取機の切換操作の一段階にお
けるチヤツクと摩擦駆動ローラとの関係を示す斜
視図であり、第15図は本発明による巻取機にお
ける各部材の可能性のある配置関係を示す略正面
図であり、第16図は第7図の巻取機用の1番目
のピストン・シリンダ装置とその装置に組合され
た制御回路を示す線図であり、第17図は第7図
の巻取機用の2番目のピストン・シリンダ装置と
その装置に組合された制御回路を示す線図であ
り、第18図は第16図と第17図に示された制
御回路の説明に用いられるタイミングダイヤグラ
ムである。 16……ヘツドストツク、18……摩擦駆動部
材、20……摩擦駆動部材の長手方向軸線、24
……第1チヤツク、26……第2チヤツク、2
8,30……揺動アーム、29……第1軌道、3
1……第2軌道、32,34……軸、44……案
内手段、46,220……案内手段用枢軸、4
8,50,158,160……圧力流体で作動さ
れる手段、60,62,64,66,68,70
……接触圧を制御する制御手段、72,74,7
6:252,256,262……チヤツクの移動
を制限する手段、106,108……糸捕捉手
段、128……基礎部材、130,132……支
持部材、142……自動調芯形軸受、162……
中間部材、212……シリンダ、262,266
……ピストン、270,272……ピストンの移
動を防ぐ手段。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 その長手方向軸線20を中心として回転可能
に巻取機の本体に支持されて、供給される糸条体
を受入れる摩擦駆動部材18と、巻取機の本体か
ら延びるチヤツク支持部材28に回転可能に支持
されて、前記摩擦駆動部材18から間隔をあけた
第1静止位置36と前記摩擦駆動部材18に近接
して巻取位置との間でチヤツク支持部材駆動手段
48,158を作動することによつて所定の第1
軌道29に沿つて移動可能な第1チヤツク24
と、巻取機の本体から延びるチヤツク支持部材3
0に回転可能に支持されて、前記摩擦駆動部材1
8から間隔をあけた第2静止位置38と前記巻取
位置との間でチヤツク支持部材駆動手段50,2
12を作動することによつて所定の第2軌道31
に沿つて移動可能な第2チヤツク26から成り、
前記第1チヤツク24および第2チヤツク26は
巻取位置において、前記摩擦駆動部材18と接触
することによつてそれぞれの長手方向の軸線を中
心として回転して、それぞれのチヤツク24,2
6上に取外し可能に載置された少くとも1個のボ
ビンに糸条体を巻取ることが可能である合成樹脂
製フイラメントを主とする糸条体用の巻取機にお
いて、 前記第1チヤツク24および第2チヤツク26
にそれぞれ糸捕捉手段106,108が設けられ
ており、前記摩擦駆動部材18に向つてその軌道
に沿つて移動する片方のチヤツク上の糸捕捉手段
106,108が、前記摩擦駆動部材18から離
れるようにその軌道に沿つて移動する他方のチヤ
ツクと前記摩擦駆動部材18との間を延びる糸条
体をさえぎるように、前記第1軌道29と前記第
2軌道31とが配置されていることを特徴とする
巻取機。 2 夫々の前記チヤツク24,26を支えるチヤ
ツク支持部材が揺動アーム28,30であること
を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の巻取
機。 3 夫々の前記チヤツク24,26が前記巻取機
のヘツドストツクの前面から片持ばり型式で延び
る揺動アーム28,30によつて支えられている
ことを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の巻
取機。 4 夫々の前記チヤツク24,26あるいは前記
チヤツクで支えられている部品と前記摩擦駆動部
材18との間の駆動接触が摩擦駆動部材18の外
周の所定の区域(Z)に作られるように、前記第
1軌道29と前記第2軌道31とが配置され、摩
擦駆動部材18の長手方向軸線20を含む水平平
面が前記区域(Z)を通過していることを特徴と
する特許請求の範囲第1項から第3項迄のいずれ
かの項に記載の巻取機。 5 前記チヤツク24,26の夫々の前記静止位
置が前記水平平面の両側にあることを特徴とする
特許請求の範囲第4項に記載の巻取機。 6 前記第1軌道29と第2軌道31とが前記所
定の区域(Z)の直前を横切るように構成されて
いることを特徴とする特許請求の範囲第4項又は
第5項に記載の巻取機。 7 夫々の前記軌道29,31に沿つて夫々の前
記チヤツク24,26を動かすために、圧力流体
で作動される手段48,50,158,160が
設けられていることを特徴とする特許請求の範囲
第1項から第6項迄のいずれかの項に記載の巻取
機。 8 巻取位置におけるチヤツク24又は26と前
記摩擦駆動部材18との間に与えられる接触圧を
制御する制御手段60,62,64,66,6
8,70が設けられていることを特徴とする特許
請求の範囲第7項記載の巻取機。 9 巻取位置におけるチヤツク24又は26によ
つて支えられている糸パツケージの重量の変化を
調整するように作動可能な手段62,64,6
8,70を前記制御手段60,62,64,6
6,68,70が有することを特徴とする特許請
求の範囲第8項記載の巻取機。 10 前記摩擦駆動部材18から離れるように移
動するチヤツクと前記摩擦駆動部材18との間を
延びる糸Lを曲げる案内手段44が設けられてい
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項から第
9項迄のいずれかの項に記載の巻取機。 11 前記案内の手段44が前記摩擦駆動部材1
8より上方に配置された枢軸46,220を中心
として回動可能であることを特徴とする特許請求
の範囲第10項記載の巻取機。 12 前記枢軸220が、前記案内手段44が回
動する間において、前記摩擦駆動部材18から離
れる方向と近づく方向とに移動可能であることを
特徴とする特許請求の範囲第11項記載の巻取
機。 13 前記摩擦駆動部材18から離れるように移
動するチヤツクと前記摩擦駆動部材18との間に
延びる糸Tがさえぎられる迄の間摩擦駆動部材1
8から離れて行くチヤツクの移動を制限する手段
72,74,76:252,256,262が設
けられていることを特徴とする特許請求の範囲第
1項から第12項迄のいずれかの項に記載の巻取
機。 14 前記手段72,74,76:252,25
6,262が、前記摩擦駆動部材18から離れて
行くチヤツクがその移動中に一時的に停止するよ
うに作られていることを特徴とする特許請求の範
囲第13項記載の巻取機。 15 前記手段252,256,262がチヤツ
クを移動するための2段階の引延ばしおよび引込
み手段212,252,254,262,266
の一部として構成され、前記引延ばし段階と前記
引込み段階とが個々に制御可能であることを特徴
とする特許請求の範囲第14項記載の巻取機。 16 前記引延ばしおよび引込み手段212,2
52,254,262,266がシリンダ212
に対して独立して移動可能である1対のピストン
262,266を含んで構成されることを特徴と
する特許請求の範囲第15項記載の巻取機。 17 前記シリンダ212が片方のピストン26
2に対する移行距離を限定する手段256を有す
ることを特徴とする特許請求の範囲第16項記載
の巻取機。 18 前記片方のピストン262が前記限定され
た移行距離内を移動している間に他のピストン2
66の移動を防ぐ手段270,272が前記シリ
ンダ212に設けられていることを特徴とする特
許請求の範囲第17項記載の巻取機。 19 前記ヘツドストツク16,148,150
が1対の支持部材130,132と該支持部材1
30,132の間に延び且つ支持部材130,1
32に取付けられている軸32とを含んで構成さ
れ、前記軸32に片方の揺動アーム28が回動可
能に設けられていることを特徴とする特許請求の
範囲第3項記載の巻取機。 20 2番目の軸34が前記1対の支持部材13
0,132の間を延び且つ支持部材130,13
2に取付けられ、前記軸34に他の揺動アーム2
8が回動可能に設けられていることを特徴とする
特許請求の範囲第19項記載の巻取機。 21 前記1対の支持部材130,132が巻取
機を前方から見たときの巻取機の幅の一部分でヘ
ツドストツクの基礎部材128から上方に向けて
延び前方軌道が巻取機を前方から見たときの支持
部材の間の空間の片側に配置されていることを特
徴とする特許請求の範囲第19項または第20項
記載の巻取機。 22 少くとも1個の自動調芯形軸受142が軸
32と片方の支持部材132との間に設けられて
いることを特徴とする特許請求の範囲第19項記
載の巻取機。 23 前記軸受142がその支持部材132に対
する位置を調節可能であることを特徴とする特許
請求の範囲第22項記載の巻取機。 24 夫々の前記チヤツク24,26が夫々の前
記移動アーム28又は30の枢軸の軸線33の長
手方向に揺動可能であることを特徴とする特許請
求の範囲第2項記載の巻取機。 25 夫々の前記揺動アーム28,30がその支
持軸32,34の長手方向に滑動可能であること
を特徴とする特許請求の範囲第20項又は第24
項記載の巻取機。 26 夫々の前記軸32,34が前記軸の軸線3
3を中心として回動可能であり且つ軸線33に対
する滑動運動に対しては固定されている中間部材
162を支え、夫々の軌道29,31に沿つてチ
ヤツク24,26を移動する移動手段が夫々の前
記中間部材162に連結されており、滑動可能な
連結が夫々の前記中間部材162と夫々の前記揺
動アーム28,30との間に設けられていること
を特徴とする特許請求の範囲第25項記載の巻取
機。 27 圧力流体で作動する前記2個の手段15
8,160の作用線が交叉することを特徴とする
特許請求の範囲第7項記載の巻取機。
Applications Claiming Priority (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| GB8126692 | 1981-09-03 | ||
| GB08126692A GB2105378A (en) | 1981-09-03 | 1981-09-03 | Thread winding machine |
| GB8128122 | 1981-09-17 | ||
| GB8133836 | 1981-11-10 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5852151A JPS5852151A (ja) | 1983-03-28 |
| JPH0312033B2 true JPH0312033B2 (ja) | 1991-02-19 |
Family
ID=10524293
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57152865A Granted JPS5852151A (ja) | 1981-09-03 | 1982-09-03 | フイラメント巻取機 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4770356A (ja) |
| JP (1) | JPS5852151A (ja) |
| CA (1) | CA1203789A (ja) |
| GB (1) | GB2105378A (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0635856B2 (ja) * | 1984-05-17 | 1994-05-11 | 松下電器産業株式会社 | スタ−リング機関の位置制御装置 |
| US4598876A (en) * | 1985-03-01 | 1986-07-08 | Rieter Machine Works Limited | Winding machine for filament packages equipped with package screening means |
| GB8531151D0 (en) * | 1985-12-18 | 1986-01-29 | Rieter Ag Maschf | Winder layout |
| JP2535536Y2 (ja) * | 1989-07-14 | 1997-05-14 | 村田機械 株式会社 | 紡糸巻取機 |
| US5676323A (en) * | 1992-03-06 | 1997-10-14 | Maschinenfabrik Rieter Ag | Apparatus and method for changing and winding bobbins involving the correction of movement sequences in a moving element |
| WO2023027651A2 (en) * | 2021-08-26 | 2023-03-02 | Domeks Maki̇ne Li̇mi̇ted Şi̇rketi̇ | Method providing the winding of the cable in automatic cable winding machines and a flap apparatus thereof |
| WO2024263111A1 (en) * | 2023-06-18 | 2024-12-26 | Domeks Maki̇ne Anoni̇m Şi̇rketi̇ | Method and apparatus to prevent the cable from spreading without using binding material |
Family Cites Families (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US2957635A (en) * | 1955-01-21 | 1960-10-25 | Du Pont | Yarn winding |
| US3001732A (en) * | 1957-04-09 | 1961-09-26 | Du Pont | Continuous yarn windup apparatus |
| US3149795A (en) * | 1962-06-28 | 1964-09-22 | Du Pont | High speed apparatus for forming and applying transfer tails in textile yarn windup operations |
| US3334827A (en) * | 1964-12-09 | 1967-08-08 | Monsanto Co | Yarn winding apparatus and process |
| JPS4114618Y1 (ja) * | 1966-02-05 | 1966-07-07 | ||
| JPS4533859Y1 (ja) * | 1966-10-15 | 1970-12-24 | ||
| SU372857A3 (ja) * | 1969-02-26 | 1973-03-01 | ||
| US3856222A (en) * | 1969-10-03 | 1974-12-24 | Rieter Ag Maschf | Method of automatically changing winding tubes and winding apparatus for implementing the aforesaid method and improved spool doffing mechanism |
| US4033519A (en) * | 1974-06-06 | 1977-07-05 | Teijin Limited | Method and apparatus for automatically changing bobbins and winding yarn continuously |
| JPS5837436B2 (ja) * | 1976-09-22 | 1983-08-16 | 株式会社山東鉄工所 | 高圧スチ−マにおけるシ−ルゴムロ−ルの取替を容易にならしめたシ−ル装置 |
| US4186890A (en) * | 1977-06-24 | 1980-02-05 | Industrie-Werke Karlsruhe Augsburg Aktiengesellschaft | Mechanism and method for transferring yarn from a full package to an empty bobbin |
| CH624910A5 (ja) * | 1977-09-23 | 1981-08-31 | Rieter Ag Maschf | |
| US4166587A (en) * | 1978-06-01 | 1979-09-04 | Industrie-Werke Karlsruhe Augsburg Aktiengesellschaft | Method and aparatus for transferring yarn on a nearly full package to an empty bobbin |
-
1981
- 1981-09-03 GB GB08126692A patent/GB2105378A/en not_active Withdrawn
-
1982
- 1982-09-01 CA CA000410555A patent/CA1203789A/en not_active Expired
- 1982-09-03 JP JP57152865A patent/JPS5852151A/ja active Granted
-
1987
- 1987-10-07 US US07/105,970 patent/US4770356A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| GB2105378A (en) | 1983-03-23 |
| US4770356A (en) | 1988-09-13 |
| JPS5852151A (ja) | 1983-03-28 |
| CA1203789A (en) | 1986-04-29 |
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