JPH0314533Y2 - - Google Patents

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JPH0314533Y2
JPH0314533Y2 JP9383682U JP9383682U JPH0314533Y2 JP H0314533 Y2 JPH0314533 Y2 JP H0314533Y2 JP 9383682 U JP9383682 U JP 9383682U JP 9383682 U JP9383682 U JP 9383682U JP H0314533 Y2 JPH0314533 Y2 JP H0314533Y2
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  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は変圧器および配電機器を収納する配電
塔に係り、特に積雪量の多い地方に設置するのに
最適な配電塔の融雪装置に関するものである。
近年、変電所要員の確保あるいは変電所の保守
管理の効率化をはかる上から中小変電所において
は、市街地、山間部を問わず無人化対策が着々と
進められ、その上変電所の縮少化、建設工期の短
縮、コストダウン等の関係から、油入変圧器とキ
ユービクルとよりなるメタルクラツド式のような
配電塔が設置され、この配電塔を指令所からの遠
隔操作によつて保守管理を行うことにより無人化
をはかつている。然るに、積雪寒冷地に設置され
る上記配電塔においては、雪害から配電塔を保護
するために、配電塔の屋根雪を定期的におろす必
要があつた。しかし、現実には雪おろしのための
人員不足、あるいは配電塔自体が雪深い場所に設
置されていることが多いので、配電塔における雪
おろし作業は非常に困難であつた。このため、積
雪量の多い場所に設置される配電塔にあつては、
配電塔の建屋自体を積雪の重さに耐えることがで
きるよう強固に建設するか、あるいは配電塔の屋
根全面に特殊な電熱装置(例えば面発熱体)を設
置し、この電熱装置により屋根雪を融雪して配電
塔を雪害から保護していた。しかし、前者は多く
の建設資材を必要とするため、配電塔の建設に手
間がかかると共に、建設コストが必然的に上昇
し、又、後者は電熱装置を敷設するために前者と
同様建設コストが嵩み、しかも、電熱装置に融雪
用の電力を特別に必要とする結果、不経済であつ
た。
本考案は上述の欠点を除去して、変圧器の運転
中に発生する排熱を有効利用して配電塔の屋根雪
を効率的に除雪するようにした簡易な構造で省エ
ネルギータイプの融雪装置を提供するもので、以
下本考案の実施例を図により説明すると、1は配
電塔の建屋で、この建屋1は横長な筐体2と、こ
の筐体2の上面を被覆する屋根3とからなり、上
記屋根3は鉄板により建屋1の前方(第3図の左
方向)と後方(第3図の右方向)とに、それぞれ
角度を異にして屋根3上の積雪が滑落しやすい傾
斜角度で筐体2と一体に形成されている。4は筐
体2内に防音構造の壁体4aにより密閉構造に設
けた変圧器室4b内に使納された油入自冷式の変
圧器、5は上記変圧器4の横に壁体4aを介して
筐体2内に設置したキユービクル6は変圧器4上
に、変圧器室4bの上部を貫通してその上方に突
出させて取付けたブツシング取付筒で、その一側
面にはブツシング7がキユービクル5側に向けて
水平に取付けられており、又、ブツシング取付筒
6の反対側面には、倒L字形に曲折された油導管
8がその配管途中に防振ベローズ9を介して取付
けられている。10は壁体4aの長さ方向と平行
に配置されて上記油導管8の下方端に接続された
連結管で、この連結管10には、油温に応じて図
示しない制御装置からの指令信号により開閉する
電動バルブ(本実施例では4個使用)11a乃至
11dを個別に備えた4本の接続管12が、互い
に所要の間隔を保つて取付けられている。13は
キユービクル5と反対側において筐体2内に複数
個分割して設置された放熱器で、これら各放熱器
13は、それぞれ上部および下部に取付けた案内
管14,14′を介して放熱器13の上、下方向
に配設された上部および下部の共通油導管15,
15′に接続され、これら共通油導管15,1
5′のうち、上部共通油導管15は接続管12と
接続されており、又、下部共通油導管15′は循
環管16を介して変圧器4にその内部と連通可能
に接続されている。17は上部共通油導管15内
を複数室に区画形成する閉鎖板で、上記油導管1
5に接続管12と近接して複数枚配設されてお
り、複数個に分割された放熱器13は、上記閉鎖
板17と各電動バルブ11a乃至11dの開放数
に応じて放熱器13自体をすべて使用したり、あ
るいは、変圧器4内の絶縁油の温度に応じて必要
数の放熱器13のみの使用を可能とする。即ち、
電動バルブ11a〜11dをすべて開放した場合
は、変圧器4内の絶縁油を全部の放熱器13に循
環させることができる。しかし、例えば、第2図
で示すように、電動バルブ11a,11bのみを
開放すると、残りの電動バルブ11c,11dが
閉鎖されている関係上、この場合は、2個の放熱
器13a,13bのみに変圧器4内の絶縁油を循
環させることができる。18は建屋1の前方(第
3図に左方向)に向つてゆるやかに傾斜する屋根
3部分の裏側に、上記屋根の軒先3aに近接して
設けた縦断面がほぼ三角形をなしたヘツダーで、
このヘツダー18は第2図に示すように、屋根3
の軒先3aの長さ方向に沿つて屋根3の裏面に取
付けられている。19は上記ヘツダー18の軒先
3a側を第3図に示すように、先細にすぼめた状
態で開口した排風口18aとほぼ同一幅の空洞部
19aを内部に形成して、上記軒先3aの裏面
に、軒先3aの長さ方向に沿つてヘツダー18と
連通可能に取付けられた排風体で、この排風体1
9の軒先3a先端から垂下する下方端には排出口
19bが開口されている。20はヘツダー18か
ら排風体19にまたがつて、上記ヘツダー18と
排風体19とを複数室(本案実施例では4室)に
区画する仕切壁、21a乃至21dは変圧器室4
b内と、仕切壁20によつて区画されたヘツダー
18の各室内とを個別に連通させるべく筐体2内
の上部に上記ヘツダー18に沿つて複数本(4
本)配管された排風管で、これら排風管21a乃
至21dの変圧器室4b側に位置する入口内には
送風機22がそれぞれ設置されている。そして、
これら各送風機22は、図示しない指令所からの
遠隔操作によつて運転される。23は放熱器13
と対応している筐体2の側壁に開口された通気口
で、この通気口23には金網24が貼設されてい
る。25は変圧器室4bの壁体4aの下側に開口
した通風口である。
次に、動作について説明すると、先づ、冬季に
おいては、各接続管12に取付けられた電動バル
ブ11a乃至11dを変圧器4内の絶縁油の温度
上昇に応じてその開放数を増すように設定する。
例えば、変圧器4内の油温が65℃に達したとき
は、電動バルブ11aのみを図示しない制御装置
からの指令信号によつて開放(他の電動バルブ1
1b乃至11dは閉鎖している)させ、複数個の
放熱器13のうち、第2図に示す最下端の放熱器
13aのみを使用してこの放熱器13aに変圧器
4内の絶縁油を循環させて絶縁油の冷却を行う、
この際、上部共通油導管15の上記放熱器13a
に近接する位置に第1の閉鎖板17が取付けられ
ているため、絶縁油はこの閉鎖板17に阻止され
て放熱器13a以外の放熱器に共通油導管15を
利用して循環することはない。又、変圧器4内の
油温が70℃に達したときは指令信号によつて2個
の電動バルブ11a,11bが開放されて、2個
の放熱器13a,13bの使用を可能とする。こ
の際も、放熱器13に近接して上部共通油導管1
5に設けた第2の閉鎖板17によつて、絶縁油は
放熱器13a,13b以外の他の放熱器に流入す
ることはない。更に、油温が75℃に達したとき
は、電動バルブ11a乃至11cが開放されて、
4個の放熱器13a,13b,13c,13cの
使用を可能とし、油温が80℃に達した時点で、始
めて電動バルブ11a乃至11dを全部開放さ
せ、総べての放熱器13の使用を可能として、油
温の上昇により変圧器4の運転に支障のないよう
にする。
このように、変圧器4内の油温の上昇(本案で
は65℃以下のときは総ての電動バルブ11a乃至
11dは閉じて放熱器13は使用されない)に応
じて放熱器13の使用個数を制限することによ
り、絶縁油はその温度に応じて利用できる放熱器
内を通つて変圧器4内に循環したとしても、その
温度は余り低下しないこととなる。従つて、変圧
器4内には変圧器4の運転に支障をきたすことは
ないが、比較的温度の高い絶縁油が存在すること
となり、この絶縁油の熱は変圧器4から変圧器室
4b内に放熱され、変圧器室4b内の空気を加温
する。このため、冬季、配電塔の屋根3に所要の
積雪があつたとき、排風管21a乃至21d内に
設けた送風機22を遠隔操作により駆動させる
と、変圧器4からの放熱により加熱された変圧器
室4b内の空気は各排風管21a乃至21dを通
つて仕切壁20に区画されたヘツダー18の各室
内に送風され、ヘツダー18の各室開口端を内部
に比べてすぼめた状態で設けた排風口18aから
屋根3の軒先3a裏面に設けた排風体19内を通
つて排風体19の排出口19bから建屋1外に排
出される。この際、即ち、上記ヘツダー18の各
室に供給された温風は、先細状となつた排風口1
8aによつて、仕切壁20により区画された排風
体19内の各空洞部19aに拡散された状態で送
風される結果、上記空洞部19aと直接接する屋
根3の軒先3a部分は、空胴部19a内に拡散さ
れて流入する温風により徐々に加温されることと
なる。この結果、軒先3a上の積雪や氷のかたま
りは、変圧器室4b内から送風される暖かい空気
の熱により徐々に融けて、軒先3a上面に水膜を
形成させる。即ち、屋根雪の滑落を阻害している
軒先3a上に積つている雪や氷のかたまりを上記
水膜を利用して自然に滑落させ、軒先3a上から
排除させる。従つて、屋根3上の積雪Aはその重
力の分力によつて屋根3の傾斜面を自然滑落して
地上に落下し除雪されることとなる。
尚、冬季においても、積雪がない場合とか、非
常に少ないときは、送風機22は指令所からの指
令のない限り運転されることはない。この場合、
変圧器室4b内の温度は上昇するが、加温された
空気が変圧器室4b内に滞留することなく、各排
風管21a乃至21dかららヘツダー18−排風
体19を通つて軒先3aの排出口19bから自然
に建屋1外に排出され、外気が通気口23から変
圧器室4bの通風口25を通つて変圧器室4b内
に流入する構造となつているため、変圧器4の運
転に支障をきたすことはない。
次に、除雪の必要がないときは、春先における
配電塔の点検時等に図示しない制御装置の運転を
冬期近くまで停止させて、電動バルブ11a乃至
11dを開放させておく。 このため、変圧器4
内の絶縁油は総ての放熱器13に循環される結
果、良好に冷却され、油温の上昇により変圧器4
自体が影響を受けるということはない。
尚、本考案は、ヘツダー18と排風体19との
内部を仕切壁20によつて複数の部屋に区画した
実施例について説明したが、これに限定すること
なく仕切壁20を除去して、ヘツダー18と排風
体19とをそれぞれ一つの部屋としたものでもよ
いことは勿論である。
又、変圧器室4bの壁体4aは、必ずしも防音
構造とする必要はなく、断熱機能を備えた壁体あ
るいは、単に変圧器4を被覆するだけの壁体を用
いて変圧器室4bを設けるようにしても本考案は
成立するものである。
本考案は上述のように、変圧器の運転中、配電
塔内の上記変圧器を収納する変圧器室内にこもる
熱を、配電塔屋根の軒先まで排風管により導き、
この熱を、上記軒先に設けた排風管と接続するヘ
ツダーと、このヘツダーと連通可能に形成した排
風体とを通して配電塔外に排出することにより、
配電塔屋根の軒先を上記排風体から排出される熱
により徐々に加温して、軒先上の雪や氷を軒先か
ら融雪剥離させることにより、屋根雪を自然滑落
させて除雪するようにしたもので、屋根雪の融雪
に際しては、変圧器から発生する熱を排風管を利
用して屋根の軒先まで誘導させて、軒先のみを上
記熱により加温させて軒先上の雪を排除すること
により屋根雪の除雪を行い得るので、従来のよう
に、人力により雪おろしを行つたり、屋根に特殊
な電熱装置を敷設する必要は全くないので、本案
は屋根雪の除雪を効率的に、しかも、経済的に行
い得、その上、屋根雪の除雪を行うので、配雪塔
の建屋を特別に強固に建設する必要がなく、従つ
て、配電塔の製作コストを低減することができ
る。又、融雪に利用する熱源は変圧器の運転中に
生ずる排熱を利用しているので、配電塔内に融雪
用の特別な熱交換器を設置する必要は全くなく、
本案の融雪装置は、排風管と、ヘツダーと、排風
体とを用いるだけでよいので、構造が簡素化さ
れ、しかも、上記排風管等は配電塔内、外の狭隘
な空間を有効に利用しているので、取付けための
スペースを余分に必要とせず、その上、熱源は排
熱を利用しているので、融雪費用を著しく低減す
ることができる。更に、ヘツダーの排風口は、ヘ
ツダーの内部に比べてかなりすぼめた状態で形成
してあるため、ヘツダーに排風される変圧器室内
の温風は、上記ヘツダーの排風口により拡散され
て排風体内に流入するため、この排風体と一体に
形成されている屋根の軒先を、上記拡散されて排
風体内に流入する温風により効率よく加温させる
ことができる、即ち、温風が屋根の軒先部分に接
触する面積を多くして軒先部分の加温効果を向上
させることができる等実用上幾多の優れた効果を
有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の融雪装置を備えた配電塔の要
部縦断正面図、第2図は同じく要部横断平面図、
第3図は本案装置の要部縦断側面図、第4図はヘ
ツダーと排風体とを横断して示す平面図である。 4…変圧器、4b…変圧器室、13…放熱器、
18…ヘツダー、18a…排風口、19…排風
体、19a…空洞部、19b…排出口。21a乃
至21d…排風管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 油入変圧器とキユービクル等の配電機器を収容
    した配電塔において、上記配電塔内には油入変圧
    器を収納する変圧器室を形成し、配電塔屋根の軒
    先には、排出口を下方端に開口して内部に空洞部
    を有する排風体を上記軒先の長さ方向に沿つて取
    付け、更に、上記軒先側に排風口をすぼめて形成
    したヘツダーを配電塔の屋根の裏面に上記排風体
    と連通させて配置し、このヘツダーと上記変圧器
    室とを、送風機を内蔵した排風管により接続して
    成る配電塔の融雪装置。
JP9383682U 1982-06-22 1982-06-22 配電塔の融雪装置 Granted JPS58196505U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9383682U JPS58196505U (ja) 1982-06-22 1982-06-22 配電塔の融雪装置

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JP9383682U JPS58196505U (ja) 1982-06-22 1982-06-22 配電塔の融雪装置

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Publication Number Publication Date
JPS58196505U JPS58196505U (ja) 1983-12-27
JPH0314533Y2 true JPH0314533Y2 (ja) 1991-03-29

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ID=30224942

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JP9383682U Granted JPS58196505U (ja) 1982-06-22 1982-06-22 配電塔の融雪装置

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