JPH031462Y2 - - Google Patents
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- JPH031462Y2 JPH031462Y2 JP1987172716U JP17271687U JPH031462Y2 JP H031462 Y2 JPH031462 Y2 JP H031462Y2 JP 1987172716 U JP1987172716 U JP 1987172716U JP 17271687 U JP17271687 U JP 17271687U JP H031462 Y2 JPH031462 Y2 JP H031462Y2
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Description
〔産業上の利用分野〕
本考案は電飾(電光装飾)用シートのための接
合テープに関するものである。更に詳しく述べる
ならば本考案は電飾用シートの接合部に、例え
ば、暗部を形成して電飾効果に不連続性を生ずる
ことがなく、かつ接合作業の容易な接合テープに
関するものである。 〔従来の技術および考案が解決しようとする問題
点〕 最近表示用シートとして、その裏面側に光源を
配置し、昼間はその表面側の表示事項を反射光に
より観察させ、夜間には、光源を発光させて、透
過光により表示用シート全体を照明して表面側の
表示を観察可能にした、反射光/透過光両用表示
手段、例えばバツクリツトと呼ばれる看板などが
使用されている。 このような、バツクリツト用シートは、所定の
光透過度を有する、所謂電飾用シートが用いられ
ているが、表示用製品(看板等)が、大寸法のも
のである場合、或は、表示用製品の形状により、
電飾シートの端縁部を接合し、一体連続化する必
要がある。この場合、しばしば接合部の光透過率
が本体部のそれと異なり、例えば暗部を生じ電飾
効果に不連続性を生ずることがある。また、この
ような電飾効果に不連続性を生ずることなく電飾
シートを接合しようとすると、その接合操作は極
めて、複雑な作業と長い時間を要する困難なもの
になる。 そこで、電飾用シートの接合にあたり、電飾用
効果に不連続性を生ずることがなく、かつ接合作
業を簡単容易にすることのできる接合材料が要望
されていた。 〔問題点を解決するための手段、およびその作
用〕 本考案に係る電飾用シート用接合テープは、繊
維粗目布帛からなるテープ状基布と、前記基布の
少なくとも1面を被覆し、かつ、高周波、超音
波、又は加熱処理による接着性を有する光透過性
重合体樹脂被膜と、および、前記樹脂被膜の少な
くとも1面上に形成された粘着剤層と、 とを含んでなり、全体として15%〜80%の光透
過率を有することを特徴とするものである。 本考案の接合シートにより接合される電飾用シ
ートは、電飾効果を示すに足る光透過性を有し、
かつ所望に応じ電飾効果用の色彩および模様を有
するものであれば、その種類、構成に格別の限定
はないが、一般に0.08%〜10%の光透過率を有す
るものが好ましい。光透過率が10%より高いシー
トは、その色彩や模様の表示は鮮明であるが、光
源が透けて見えてしまい、所謂「アンドン」効果
が低下するという問題を生ずることがある。ま
た、光透過率が0.08%より低いときは、電飾製品
の表面が暗く、その色彩や模様が不鮮明になり電
飾効果が不満足なものになるという問題を生ずる
ことがある。 本考案の接合テープにより接合される電飾用シ
ートは、所定の色彩、模様および光透過率を有
し、1枚の重合体樹脂材料シートからなるもので
あつてもよいし、或は、2本以上の重合体樹脂フ
イルム又はシートの複合体であつてもよい。或
は、電飾シートは、少なくとも1枚の繊維シート
からなる基布と、この基布に積層された重合体樹
脂膜状層からなるものであつてもよい。この重合
体樹脂膜状層は、基布の表面上に形成されてもよ
いし、2枚以上の基布の中間に配置されていても
よい。重合体樹脂膜状層は所望の色彩および模様
を有していてもよいし、また、汚れ防止被膜層を
有するものであつてもよい。 繊維シートからなる基布の両面に重合体樹脂膜
状層が形成されているときは、表面側樹脂膜状層
が、比較的低い光透過性を有し、裏面側(光源
側)樹脂膜状層が、比較的高い光透過性を有する
ことが好ましい。勿論、両樹脂膜状層が同種類の
光透過性を有していてもよいし、裏面側樹脂膜状
層の光透過率が、表面側樹脂膜状層のそれよりも
低い場合もあり得る。 本考案の接合テープは、上述のような電飾用シ
ートを接合するに当り、その接合部において顕著
な暗部を形成することがなく、かつまた接合作業
を簡易容易にするものである。 本考案の接合テープは全体として15%〜80%
の、好ましくは20%〜80%の、更に好ましくは30
%〜80%の、光透過率を有するものである。接合
テープの光透過率が15%より低くなると、電飾用
シートの接合部に光透過の不十分な暗部を形成す
る。 本考案の接合テープの寸法、形状に格別の限定
はないが一般に1〜5cmの幅好ましくは2〜3cm
の幅を有するものである。 本考案の接合テープは、テープ状粗目基布と、
光透過性重合体樹脂被膜層と、粘着剤層とを有す
るものである。 第1図において、本考案の接合テープ1は繊維
粗目布帛からなるテープ状基布2と、その両面に
形成された光透過性重合体樹脂被膜層3と、その
1層上に形成された粘着剤層4とからなるもので
ある。本考案の接合テープにおいて、樹脂被膜層
3は粗目基布の片面のみに形成されていてもよ
く、また、粘着剤層は、後に説明するように、多
数の点状、又はスポツト状、又は1本以上の断続
した線又は縞状であつてもよく、或は1本以上の
連続した線状をなしていてもよい。 本考案の接合テープに用いられるテープ状粗目
基布は繊維布帛よりなるものであり、このような
繊維布帛は、適度の光透過性を有するもので、無
色であつてもよく、或は、所望の色相および濃度
に着色(染色)されていてもよい。この繊維布帛
は粗目布帛であり、また、布帛形成繊維としては
天然繊維、例えば、木綿、麻など、無機繊維、例
えば、ガラス繊維など、再生繊維、例えば、ビス
コースレーヨン、キユプラなど、半合成繊維、例
えば、ジ−およびトリアセテート繊維など、およ
び合成繊維、例えば、ナイロン6、ナイロン66、
ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート等)
繊維、芳香族ポリアミド繊維、芳香族ポリエステ
ル繊維、アクリル繊維、ポリ塩化ビニル繊維およ
びポリオレフイン繊維など、から選ばれた少なく
とも1種を用いることができる。また繊維粗目布
帛中の繊維は短繊維紡績糸条、長繊維糸条、スプ
リツトヤーン、テープヤーンなどのいずれの形状
のものでもよく、また繊維粗目布帛は繊物、編み
物又は不織布或はこれらの複合布のいずれであつ
てもよい。一般には、本考案の接合テープに用い
られる繊維は、ポリエステル繊維、ガラス繊維が
好ましく、ストレスに対する伸びが少ないことを
考慮すれば、これらの繊維は長繊維(フイラメン
ト)形状のものが好ましく、かつ平織布を形成し
ていることが好ましい。繊維粗目布帛からなるテ
ープ状基布は、得られる接合テープの機械的強度
を高いレベルに維持するために必要なものであ
る。 本考案に用いられる接合テープにおいて、 本考案の接合テープの基布として最も好ましい
繊維粗目布帛としては、例えば特公昭57−30381
号に記載されているような、特殊構造の織物状シ
ートがあるが、勿論、これに限定されるものでは
ない。テープ状基布の少なくとも1面上に、光透
過性重合体樹脂被膜層が形成される。この樹脂被
膜層形成に用いられる光透過性重合体樹脂は、高
周波、超音波、又は加熱により接着性を有するも
のから選ばれ、一般に可撓性を有するものである
ことが好ましい。このような可撓性重合体樹脂と
しては、PVC樹脂、エチレン−酢酸ビニール共
重合体(EVA)樹脂、アクリル樹脂、ポリウレ
タン樹脂、ポリエステル樹脂、その他の合成樹脂
を所望の色に着色して、又は着色せずに用いるこ
とができる。このような材料は、また、良好な防
水性を有し、得られる接合テープに所望の防水性
並びに難燃性や機械的強度を与えることができ
る。接合テープに用いられる樹脂被膜層は、接合
される電飾用シートの基布に合体されている積層
膜状材料と同一樹脂材料により形成されていても
よい。光透過性重合体樹脂被膜層は、0.05mm以上
の、より好ましくは0.05〜1.0mmの厚さを有する
ことが好ましい。 これらの樹脂被膜層中には、可塑剤、安定剤、
着色剤、紫外線吸収剤などや他の機能付与剤、例
えば防炎剤、難燃化剤などが含まれていてもよ
い。 基布の片面又は両面に樹脂被膜層を形成するに
は、所望の樹脂フイルムを接着するか、或は樹脂
溶液、ペースト又はストレートを、公知の方法、
例えばトツピング、カレンダリング、コーテイン
グ、又はデイツピングなどの方法により形成する
ことができる。 粗目基布上の樹脂被膜層は、基布の経糸および
緯糸の間に形成されている粗目空〓を被覆するよ
うに形成されていてもよく、又は被覆していなく
てもよい。一般には、樹脂被膜層は空孔のない連
続体として形成されていることが好ましい。 また樹脂被膜層は、粗目基布に対して接着性の
すぐれた中間結着層と、高周波、超音波、又は加
熱接着性のすぐれた表面層とからなるものであつ
てもよい。しかし、この場合も得られる接合テー
プは15%以上の光透過率を有することが必要であ
る。 本考案の接合テープにおいて、少なくとも1個
の樹脂被膜層上に粘着剤層が形成されている。粘
着剤層は電飾用シートの接合部に接合テープを用
いるときの作業性を高めるために有効である。 本考案に用いられる粘着剤としては、ポリアク
リル樹脂系粘着剤、ポリウレタン樹脂系粘着剤、
エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂系粘着剤、ゴ
ム系粘着剤などの光透過性粘着剤から選択するこ
とができる。 粘着剤層の形状・寸法に格別の限定はないが、
例えば、樹脂被膜層上に多数の点状、又はスポツ
ト状に形成されていてもよい。この場合、点又は
スポツトは、少なくとも1本の線上に規則的に配
置されていてもよく、又は、ほゞ均一な分布率に
なるようにアツトランダムに配置されていてもよ
い。又、粘着剤層は、少なくとも1本の線状に、
又は縞状にテープの長手方向に沿つて形成されて
いてもよく、この線状粘着剤層は、断続している
ものでもよく、又は連続したものであつてもよ
い。 粘着剤層の合計面積の、接合テープの接着面の
面積に対する比は3〜70%の範囲内にあることが
好ましい。この面積比が過大になると樹脂被膜層
の接着強度を低下させることがあり、また過小に
なると接合作業の際の粘着力が不足し、作業性の
改善に寄与しないことがある。 勿論、粘着剤層は、それが樹脂被膜層の接着効
果を特に低下させない限り樹脂被膜層全面に形成
されていてもよい。 本考案の接合テープは、粗目基布上に重合体樹
脂被膜層を適宜な方法で形成し、その上に所望の
形状寸法の粘着剤層を形成することにより製造す
ることができる。また、上記の積層体を広幅シー
トとして形成し、これを所定の幅にスリツトし、
テープ状にしてもよい。 本考案の接合テープは、そのまゝ巻き取り、粘
着剤層を、その裏面側の基布面、又は、その上の
樹脂被膜層面に剥離可能に粘着させてもよいが、
粘着剤層上に離型紙を剥離可能に粘着させてお
き、接合テープを使用する際に離型紙を剥離除去
するようにしてもよい。離型紙の離型表面には、
離型剤すなわちフツ素含有樹脂、シリコーン樹
脂、ポリアクリルテープ状基布、パラフイン、ワ
ツクスなどが塗布されている。 〔実施例〕 本考案を実施例により更に説明する。 下記の実施例において、各試料および成分の光
透過率は下記の方法により測定された。 光透過率の測定 1 装置 厚さ1.5cmのベニヤ板を用いて内径、51cm
(高)×27cm(幅)×30cm(奥)となる四角柱状
の箱を組み立てた。 (この箱の側面の1つは、開閉自在で、しか
も閉じたとき、すき間のないようにした。) 27cm×30cmのスリツトをベニヤ板で作製し、
で作製した箱の底部より10cm上の位置に、天
板と底板に対して平行になる様取り付けた。 で作製したスリツトは、その中央に、5cm
×5cmの正方形の光路(くり抜き)が、スリツ
トの各辺に平行となるように設けてあり、その
以外の場所で光を透過させるものであつてはな
らない。 光源とする白色ランプ(屋内用アイランプ
RS 100V 300V岩崎電気<株>)は、ランプ
の先端からスリツトの光路までの距離が21cmと
なる様、天板から取り付け、固定された。 照度計(東芝1M−2D)の光感知部(センサ
ー)の中央部を、光源の白色ランプの中央部
と、光路の中央部を結ぶ直線の延長線上に来る
よう固定した。 (照度計のセンサー部の高さは、2.5cmであり
従つて、光路(スリツト)から、照度計のセン
サー部までの距離は、7.5cmであつた。) 光源とする白色ランプと電源との間には、ラ
ンプの光量を調節する為の電流可変器(スライ
ダツク)を入れた。 2 供試試料 供試試料は、光路(5cm×5cm)より大きけ
れば、測定可能である。しかし、光路上に乗せ
たときに、落ちたり、ずれたりしないように、
できるだけ、大きいものを用いた。 供試試料は、どの部分の厚みを均一で、しか
も均質なものを用いた。 3 測定方法 電源を入れ、電流可変器を用いて、徐々にラ
ンプを点灯させた。 測定試料を入れない状態で、光源のランプか
ら発せられる白色光が5cm×5cmの光路を通過
して照度計に届くときの照度を19000〜20000
xの間に入るように電流可変器を用いて設定し
た。 照度が、19000〜20000の間に入つたら、その
ときの照度を続けて、3回測定、記録した。3
回の測定値のバラツキの許容範囲は、1%以内
とし、もしバラツキが1%以上であつたとき
は、再度、測定を繰り返し、光源が安定してい
る事を確認した。 3回の測定の平均値をブランクL0とした。 ブランクの測定を終えたら、次に測定する試
料を、スリツト上の光路を、完全に覆い、か
つ、ウキや、タルミのないフラツトな状態で装
着した。このとき、試料の表側と裏側の、どち
らの側を、光源に向けて測定するべきかは、試
料の用途より考慮して、適切な方を選んで測定
した。 試料を光路上に置き、ブランクで設定した光
源光を透過させ、その透過光が照度計に届くと
きの照度を測定した。測定は、3回に行い、そ
のバラツキは、1%以内とし、もしバラツキが
1%以上であつたときは、再度測定を繰り返し
た。3回の測定値の平均値を測定値Lとした。 光透過率%は、測定値LのブランクL0に対
して百分率にて表される。 透過率(%)=L/L0×100 実施例 1 A 電飾用シートの作成 下記組織と、第2図に示された構成を有するポ
リエステルマルチフイラメントからみ編物状シー
ト(以下基布Aを記す)を製造した。 組 織 1000d/192f/1本×100d/192f/1本/11本/25.4mm
×11本25.4mm 第2図において、 互いに平行に配置された糸数の経糸6の層が、
互に平行に配置された糸数の緯糸7の層と積層さ
れ、経糸6および緯糸7とを、からみ糸8がから
み結合している。経糸6および緯糸7は、
1000d/192f/1本のポリエステルマルチフイラ
メント糸条からなり、からみ糸8は、105d/
12f/1本のナイロン6マルチフイラメント糸条
よりなるものである。 得られた基布は、 生機重量 :125g/m2 生機光透過率:42% を有していた。 次に、基布Aに粘着すべき下記2種の組成の重
合体樹脂フイルムBおよびCを調製した。
合テープに関するものである。更に詳しく述べる
ならば本考案は電飾用シートの接合部に、例え
ば、暗部を形成して電飾効果に不連続性を生ずる
ことがなく、かつ接合作業の容易な接合テープに
関するものである。 〔従来の技術および考案が解決しようとする問題
点〕 最近表示用シートとして、その裏面側に光源を
配置し、昼間はその表面側の表示事項を反射光に
より観察させ、夜間には、光源を発光させて、透
過光により表示用シート全体を照明して表面側の
表示を観察可能にした、反射光/透過光両用表示
手段、例えばバツクリツトと呼ばれる看板などが
使用されている。 このような、バツクリツト用シートは、所定の
光透過度を有する、所謂電飾用シートが用いられ
ているが、表示用製品(看板等)が、大寸法のも
のである場合、或は、表示用製品の形状により、
電飾シートの端縁部を接合し、一体連続化する必
要がある。この場合、しばしば接合部の光透過率
が本体部のそれと異なり、例えば暗部を生じ電飾
効果に不連続性を生ずることがある。また、この
ような電飾効果に不連続性を生ずることなく電飾
シートを接合しようとすると、その接合操作は極
めて、複雑な作業と長い時間を要する困難なもの
になる。 そこで、電飾用シートの接合にあたり、電飾用
効果に不連続性を生ずることがなく、かつ接合作
業を簡単容易にすることのできる接合材料が要望
されていた。 〔問題点を解決するための手段、およびその作
用〕 本考案に係る電飾用シート用接合テープは、繊
維粗目布帛からなるテープ状基布と、前記基布の
少なくとも1面を被覆し、かつ、高周波、超音
波、又は加熱処理による接着性を有する光透過性
重合体樹脂被膜と、および、前記樹脂被膜の少な
くとも1面上に形成された粘着剤層と、 とを含んでなり、全体として15%〜80%の光透
過率を有することを特徴とするものである。 本考案の接合シートにより接合される電飾用シ
ートは、電飾効果を示すに足る光透過性を有し、
かつ所望に応じ電飾効果用の色彩および模様を有
するものであれば、その種類、構成に格別の限定
はないが、一般に0.08%〜10%の光透過率を有す
るものが好ましい。光透過率が10%より高いシー
トは、その色彩や模様の表示は鮮明であるが、光
源が透けて見えてしまい、所謂「アンドン」効果
が低下するという問題を生ずることがある。ま
た、光透過率が0.08%より低いときは、電飾製品
の表面が暗く、その色彩や模様が不鮮明になり電
飾効果が不満足なものになるという問題を生ずる
ことがある。 本考案の接合テープにより接合される電飾用シ
ートは、所定の色彩、模様および光透過率を有
し、1枚の重合体樹脂材料シートからなるもので
あつてもよいし、或は、2本以上の重合体樹脂フ
イルム又はシートの複合体であつてもよい。或
は、電飾シートは、少なくとも1枚の繊維シート
からなる基布と、この基布に積層された重合体樹
脂膜状層からなるものであつてもよい。この重合
体樹脂膜状層は、基布の表面上に形成されてもよ
いし、2枚以上の基布の中間に配置されていても
よい。重合体樹脂膜状層は所望の色彩および模様
を有していてもよいし、また、汚れ防止被膜層を
有するものであつてもよい。 繊維シートからなる基布の両面に重合体樹脂膜
状層が形成されているときは、表面側樹脂膜状層
が、比較的低い光透過性を有し、裏面側(光源
側)樹脂膜状層が、比較的高い光透過性を有する
ことが好ましい。勿論、両樹脂膜状層が同種類の
光透過性を有していてもよいし、裏面側樹脂膜状
層の光透過率が、表面側樹脂膜状層のそれよりも
低い場合もあり得る。 本考案の接合テープは、上述のような電飾用シ
ートを接合するに当り、その接合部において顕著
な暗部を形成することがなく、かつまた接合作業
を簡易容易にするものである。 本考案の接合テープは全体として15%〜80%
の、好ましくは20%〜80%の、更に好ましくは30
%〜80%の、光透過率を有するものである。接合
テープの光透過率が15%より低くなると、電飾用
シートの接合部に光透過の不十分な暗部を形成す
る。 本考案の接合テープの寸法、形状に格別の限定
はないが一般に1〜5cmの幅好ましくは2〜3cm
の幅を有するものである。 本考案の接合テープは、テープ状粗目基布と、
光透過性重合体樹脂被膜層と、粘着剤層とを有す
るものである。 第1図において、本考案の接合テープ1は繊維
粗目布帛からなるテープ状基布2と、その両面に
形成された光透過性重合体樹脂被膜層3と、その
1層上に形成された粘着剤層4とからなるもので
ある。本考案の接合テープにおいて、樹脂被膜層
3は粗目基布の片面のみに形成されていてもよ
く、また、粘着剤層は、後に説明するように、多
数の点状、又はスポツト状、又は1本以上の断続
した線又は縞状であつてもよく、或は1本以上の
連続した線状をなしていてもよい。 本考案の接合テープに用いられるテープ状粗目
基布は繊維布帛よりなるものであり、このような
繊維布帛は、適度の光透過性を有するもので、無
色であつてもよく、或は、所望の色相および濃度
に着色(染色)されていてもよい。この繊維布帛
は粗目布帛であり、また、布帛形成繊維としては
天然繊維、例えば、木綿、麻など、無機繊維、例
えば、ガラス繊維など、再生繊維、例えば、ビス
コースレーヨン、キユプラなど、半合成繊維、例
えば、ジ−およびトリアセテート繊維など、およ
び合成繊維、例えば、ナイロン6、ナイロン66、
ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート等)
繊維、芳香族ポリアミド繊維、芳香族ポリエステ
ル繊維、アクリル繊維、ポリ塩化ビニル繊維およ
びポリオレフイン繊維など、から選ばれた少なく
とも1種を用いることができる。また繊維粗目布
帛中の繊維は短繊維紡績糸条、長繊維糸条、スプ
リツトヤーン、テープヤーンなどのいずれの形状
のものでもよく、また繊維粗目布帛は繊物、編み
物又は不織布或はこれらの複合布のいずれであつ
てもよい。一般には、本考案の接合テープに用い
られる繊維は、ポリエステル繊維、ガラス繊維が
好ましく、ストレスに対する伸びが少ないことを
考慮すれば、これらの繊維は長繊維(フイラメン
ト)形状のものが好ましく、かつ平織布を形成し
ていることが好ましい。繊維粗目布帛からなるテ
ープ状基布は、得られる接合テープの機械的強度
を高いレベルに維持するために必要なものであ
る。 本考案に用いられる接合テープにおいて、 本考案の接合テープの基布として最も好ましい
繊維粗目布帛としては、例えば特公昭57−30381
号に記載されているような、特殊構造の織物状シ
ートがあるが、勿論、これに限定されるものでは
ない。テープ状基布の少なくとも1面上に、光透
過性重合体樹脂被膜層が形成される。この樹脂被
膜層形成に用いられる光透過性重合体樹脂は、高
周波、超音波、又は加熱により接着性を有するも
のから選ばれ、一般に可撓性を有するものである
ことが好ましい。このような可撓性重合体樹脂と
しては、PVC樹脂、エチレン−酢酸ビニール共
重合体(EVA)樹脂、アクリル樹脂、ポリウレ
タン樹脂、ポリエステル樹脂、その他の合成樹脂
を所望の色に着色して、又は着色せずに用いるこ
とができる。このような材料は、また、良好な防
水性を有し、得られる接合テープに所望の防水性
並びに難燃性や機械的強度を与えることができ
る。接合テープに用いられる樹脂被膜層は、接合
される電飾用シートの基布に合体されている積層
膜状材料と同一樹脂材料により形成されていても
よい。光透過性重合体樹脂被膜層は、0.05mm以上
の、より好ましくは0.05〜1.0mmの厚さを有する
ことが好ましい。 これらの樹脂被膜層中には、可塑剤、安定剤、
着色剤、紫外線吸収剤などや他の機能付与剤、例
えば防炎剤、難燃化剤などが含まれていてもよ
い。 基布の片面又は両面に樹脂被膜層を形成するに
は、所望の樹脂フイルムを接着するか、或は樹脂
溶液、ペースト又はストレートを、公知の方法、
例えばトツピング、カレンダリング、コーテイン
グ、又はデイツピングなどの方法により形成する
ことができる。 粗目基布上の樹脂被膜層は、基布の経糸および
緯糸の間に形成されている粗目空〓を被覆するよ
うに形成されていてもよく、又は被覆していなく
てもよい。一般には、樹脂被膜層は空孔のない連
続体として形成されていることが好ましい。 また樹脂被膜層は、粗目基布に対して接着性の
すぐれた中間結着層と、高周波、超音波、又は加
熱接着性のすぐれた表面層とからなるものであつ
てもよい。しかし、この場合も得られる接合テー
プは15%以上の光透過率を有することが必要であ
る。 本考案の接合テープにおいて、少なくとも1個
の樹脂被膜層上に粘着剤層が形成されている。粘
着剤層は電飾用シートの接合部に接合テープを用
いるときの作業性を高めるために有効である。 本考案に用いられる粘着剤としては、ポリアク
リル樹脂系粘着剤、ポリウレタン樹脂系粘着剤、
エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂系粘着剤、ゴ
ム系粘着剤などの光透過性粘着剤から選択するこ
とができる。 粘着剤層の形状・寸法に格別の限定はないが、
例えば、樹脂被膜層上に多数の点状、又はスポツ
ト状に形成されていてもよい。この場合、点又は
スポツトは、少なくとも1本の線上に規則的に配
置されていてもよく、又は、ほゞ均一な分布率に
なるようにアツトランダムに配置されていてもよ
い。又、粘着剤層は、少なくとも1本の線状に、
又は縞状にテープの長手方向に沿つて形成されて
いてもよく、この線状粘着剤層は、断続している
ものでもよく、又は連続したものであつてもよ
い。 粘着剤層の合計面積の、接合テープの接着面の
面積に対する比は3〜70%の範囲内にあることが
好ましい。この面積比が過大になると樹脂被膜層
の接着強度を低下させることがあり、また過小に
なると接合作業の際の粘着力が不足し、作業性の
改善に寄与しないことがある。 勿論、粘着剤層は、それが樹脂被膜層の接着効
果を特に低下させない限り樹脂被膜層全面に形成
されていてもよい。 本考案の接合テープは、粗目基布上に重合体樹
脂被膜層を適宜な方法で形成し、その上に所望の
形状寸法の粘着剤層を形成することにより製造す
ることができる。また、上記の積層体を広幅シー
トとして形成し、これを所定の幅にスリツトし、
テープ状にしてもよい。 本考案の接合テープは、そのまゝ巻き取り、粘
着剤層を、その裏面側の基布面、又は、その上の
樹脂被膜層面に剥離可能に粘着させてもよいが、
粘着剤層上に離型紙を剥離可能に粘着させてお
き、接合テープを使用する際に離型紙を剥離除去
するようにしてもよい。離型紙の離型表面には、
離型剤すなわちフツ素含有樹脂、シリコーン樹
脂、ポリアクリルテープ状基布、パラフイン、ワ
ツクスなどが塗布されている。 〔実施例〕 本考案を実施例により更に説明する。 下記の実施例において、各試料および成分の光
透過率は下記の方法により測定された。 光透過率の測定 1 装置 厚さ1.5cmのベニヤ板を用いて内径、51cm
(高)×27cm(幅)×30cm(奥)となる四角柱状
の箱を組み立てた。 (この箱の側面の1つは、開閉自在で、しか
も閉じたとき、すき間のないようにした。) 27cm×30cmのスリツトをベニヤ板で作製し、
で作製した箱の底部より10cm上の位置に、天
板と底板に対して平行になる様取り付けた。 で作製したスリツトは、その中央に、5cm
×5cmの正方形の光路(くり抜き)が、スリツ
トの各辺に平行となるように設けてあり、その
以外の場所で光を透過させるものであつてはな
らない。 光源とする白色ランプ(屋内用アイランプ
RS 100V 300V岩崎電気<株>)は、ランプ
の先端からスリツトの光路までの距離が21cmと
なる様、天板から取り付け、固定された。 照度計(東芝1M−2D)の光感知部(センサ
ー)の中央部を、光源の白色ランプの中央部
と、光路の中央部を結ぶ直線の延長線上に来る
よう固定した。 (照度計のセンサー部の高さは、2.5cmであり
従つて、光路(スリツト)から、照度計のセン
サー部までの距離は、7.5cmであつた。) 光源とする白色ランプと電源との間には、ラ
ンプの光量を調節する為の電流可変器(スライ
ダツク)を入れた。 2 供試試料 供試試料は、光路(5cm×5cm)より大きけ
れば、測定可能である。しかし、光路上に乗せ
たときに、落ちたり、ずれたりしないように、
できるだけ、大きいものを用いた。 供試試料は、どの部分の厚みを均一で、しか
も均質なものを用いた。 3 測定方法 電源を入れ、電流可変器を用いて、徐々にラ
ンプを点灯させた。 測定試料を入れない状態で、光源のランプか
ら発せられる白色光が5cm×5cmの光路を通過
して照度計に届くときの照度を19000〜20000
xの間に入るように電流可変器を用いて設定し
た。 照度が、19000〜20000の間に入つたら、その
ときの照度を続けて、3回測定、記録した。3
回の測定値のバラツキの許容範囲は、1%以内
とし、もしバラツキが1%以上であつたとき
は、再度、測定を繰り返し、光源が安定してい
る事を確認した。 3回の測定の平均値をブランクL0とした。 ブランクの測定を終えたら、次に測定する試
料を、スリツト上の光路を、完全に覆い、か
つ、ウキや、タルミのないフラツトな状態で装
着した。このとき、試料の表側と裏側の、どち
らの側を、光源に向けて測定するべきかは、試
料の用途より考慮して、適切な方を選んで測定
した。 試料を光路上に置き、ブランクで設定した光
源光を透過させ、その透過光が照度計に届くと
きの照度を測定した。測定は、3回に行い、そ
のバラツキは、1%以内とし、もしバラツキが
1%以上であつたときは、再度測定を繰り返し
た。3回の測定値の平均値を測定値Lとした。 光透過率%は、測定値LのブランクL0に対
して百分率にて表される。 透過率(%)=L/L0×100 実施例 1 A 電飾用シートの作成 下記組織と、第2図に示された構成を有するポ
リエステルマルチフイラメントからみ編物状シー
ト(以下基布Aを記す)を製造した。 組 織 1000d/192f/1本×100d/192f/1本/11本/25.4mm
×11本25.4mm 第2図において、 互いに平行に配置された糸数の経糸6の層が、
互に平行に配置された糸数の緯糸7の層と積層さ
れ、経糸6および緯糸7とを、からみ糸8がから
み結合している。経糸6および緯糸7は、
1000d/192f/1本のポリエステルマルチフイラ
メント糸条からなり、からみ糸8は、105d/
12f/1本のナイロン6マルチフイラメント糸条
よりなるものである。 得られた基布は、 生機重量 :125g/m2 生機光透過率:42% を有していた。 次に、基布Aに粘着すべき下記2種の組成の重
合体樹脂フイルムBおよびCを調製した。
本考案の電飾用シート用接合テープは、簡単な
操作によつて電飾用シート端縁部を強固にかつ安
定して接合することを可能にし、かつ得られた接
合部は、基布、樹脂被膜層、および粘着剤層から
なる接合テープが接合されているにも拘らず、他
の部分にくらべて電飾効果の不連続部を形成する
ことがなく、均一かつ美しい所望の電飾効果を得
ることができる。
操作によつて電飾用シート端縁部を強固にかつ安
定して接合することを可能にし、かつ得られた接
合部は、基布、樹脂被膜層、および粘着剤層から
なる接合テープが接合されているにも拘らず、他
の部分にくらべて電飾効果の不連続部を形成する
ことがなく、均一かつ美しい所望の電飾効果を得
ることができる。
第1図は、本発明の接合シートの一実施態様の
構成を示す断面説明図であり、第2図は本発明の
接合シートの基布として用いられる布帛の一実施
態様の組織説明図である。 1……接合シート、2……基布、3……樹脂被
膜層、4……粘着剤層、6……経糸、7……緯
糸、8……からみ糸。
構成を示す断面説明図であり、第2図は本発明の
接合シートの基布として用いられる布帛の一実施
態様の組織説明図である。 1……接合シート、2……基布、3……樹脂被
膜層、4……粘着剤層、6……経糸、7……緯
糸、8……からみ糸。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 繊維粗目布帛からなるテープ状基布と、 前記基布の少なくとも1面を被覆し、かつ高
周波、超音波又は加熱処理による接着性を有す
る光透過性重合体樹脂被膜と、 からなる基体と、および 前記樹脂被膜の少なくとも1面上に形成され
た粘着剤層と を含んでなり 全体として15%〜80%の光透過率を有する、
電飾用シート用接合テープ。 2 前記粘着剤層が、その上に剥離可能に粘着さ
れた離型テープを有する、実用新案登録請求の
範囲第1項記載の接合テープ。 3 前記粘着手段の粘着剤層が、多数の点又はス
ポツト状に形成されている、実用新案登録請求
の範囲第1項記載の接合テープ。 4 前記粘着手段の粘着剤層が、前記接合テープ
の長手方向に沿つて、少なくとも1本の線状に
形成されている、実用新案登録請求の範囲第1
項記載の接合テープ。 5 前記線状の粘着剤層が、断続して形成されて
いる、実用新案登録請求の範囲第4項記載の接
合テープ。 6 前記線状の粘着剤層が、連続して形成されて
いる、実用新案登録請求の範囲第4項記載の接
合テープ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987172716U JPH031462Y2 (ja) | 1987-11-13 | 1987-11-13 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987172716U JPH031462Y2 (ja) | 1987-11-13 | 1987-11-13 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0178144U JPH0178144U (ja) | 1989-05-25 |
| JPH031462Y2 true JPH031462Y2 (ja) | 1991-01-17 |
Family
ID=31464671
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987172716U Expired JPH031462Y2 (ja) | 1987-11-13 | 1987-11-13 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH031462Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008050423A (ja) * | 2006-08-23 | 2008-03-06 | Sliontec Corp | 難燃性フィルム粘着テープ又はシート |
| JP5222373B2 (ja) * | 2011-01-11 | 2013-06-26 | 富士フイルムイメージングシステムズ株式会社 | 画像表示シート及び画像表示シートの製造方法 |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5441052B2 (ja) * | 1973-05-21 | 1979-12-06 | ||
| JPS50126759U (ja) * | 1974-04-02 | 1975-10-17 | ||
| JPS51155U (ja) * | 1974-06-18 | 1976-01-05 | ||
| JPS51124182U (ja) * | 1975-03-26 | 1976-10-07 | ||
| JPS57121079A (en) * | 1981-01-21 | 1982-07-28 | Nitto Electric Ind Co Ltd | Composite adhesive sheet |
| JPS58151650U (ja) * | 1982-04-05 | 1983-10-11 | 積水化学工業株式会社 | 布粘着テ−プもしくはシ−ト |
| CA1175330A (en) * | 1982-09-01 | 1984-10-02 | David Bray | Method of manufacturing adhesive tape |
-
1987
- 1987-11-13 JP JP1987172716U patent/JPH031462Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0178144U (ja) | 1989-05-25 |
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