JPH0315606B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0315606B2 JPH0315606B2 JP58095752A JP9575283A JPH0315606B2 JP H0315606 B2 JPH0315606 B2 JP H0315606B2 JP 58095752 A JP58095752 A JP 58095752A JP 9575283 A JP9575283 A JP 9575283A JP H0315606 B2 JPH0315606 B2 JP H0315606B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- preparation
- periodontal disease
- water
- disease treatment
- drug
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K9/00—Medicinal preparations characterised by special physical form
- A61K9/0012—Galenical forms characterised by the site of application
- A61K9/0053—Mouth and digestive tract, i.e. intraoral and peroral administration
- A61K9/0063—Periodont
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P1/00—Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system
- A61P1/02—Stomatological preparations, e.g. drugs for caries, aphtae, periodontitis
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Nutrition Science (AREA)
- Physiology (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Medicinal Preparation (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Dental Preparations (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
イ 産業上の利用分野
本発明は、歯周疾患治療用製剤に関する。更に
詳しくは、本発明は、殺菌作用、抗菌作用、プラ
ーク溶解作用、抗炎症作用等の歯周疾患治療のた
めの作用を有する薬物と25℃相対湿度65%におけ
るヤング率が10〜250Kg/mm2であり、かつ2%水
溶液の20℃における粘度が5〜30000センチポイ
ズである水溶性高分子物質とからなる歯周ポケツ
ト或いは歯肉部に挿入して用いるフイルム状もし
くはシート状の歯周疾患治療用製剤及びその製造
法に関する。
詳しくは、本発明は、殺菌作用、抗菌作用、プラ
ーク溶解作用、抗炎症作用等の歯周疾患治療のた
めの作用を有する薬物と25℃相対湿度65%におけ
るヤング率が10〜250Kg/mm2であり、かつ2%水
溶液の20℃における粘度が5〜30000センチポイ
ズである水溶性高分子物質とからなる歯周ポケツ
ト或いは歯肉部に挿入して用いるフイルム状もし
くはシート状の歯周疾患治療用製剤及びその製造
法に関する。
ロ 従来技術
歯周疾患とは、歯周組織に生ずる疾患すべての
ことであるが、主なものは歯肉炎と慢性辺縁性歯
周炎である。特に慢性辺縁性歯周炎は歯槽膿漏症
とも称され、程度の差はあるが、30才以上では50
〜70%が罹患している歯槽膿漏症からの排膿、歯
槽骨の吸収、歯の弛緩動揺などを主訴とする歯周
組織の慢性疾患である。その原因としては、ホル
モン異常、代謝障害あるいはビタミン欠乏症など
の全身的原因の関与が大きいといわれたが、最近
ではプラークを第1原因とする歯周部局所の発炎
因子が主たる原因であることが証明されている。
プラークとは口内細菌の細菌叢のことであり、歯
面の溝、歯と歯の間、歯と歯肉の境界部などに沈
着し、プラーク中の細菌あるいはその代謝物など
によつて歯肉に炎症が生じ、この炎症が深部に波
及し、歯肉嚢(歯周ポケツト)が形成されたり、
といつた状態になつたものが、歯槽膿漏症であ
る。
ことであるが、主なものは歯肉炎と慢性辺縁性歯
周炎である。特に慢性辺縁性歯周炎は歯槽膿漏症
とも称され、程度の差はあるが、30才以上では50
〜70%が罹患している歯槽膿漏症からの排膿、歯
槽骨の吸収、歯の弛緩動揺などを主訴とする歯周
組織の慢性疾患である。その原因としては、ホル
モン異常、代謝障害あるいはビタミン欠乏症など
の全身的原因の関与が大きいといわれたが、最近
ではプラークを第1原因とする歯周部局所の発炎
因子が主たる原因であることが証明されている。
プラークとは口内細菌の細菌叢のことであり、歯
面の溝、歯と歯の間、歯と歯肉の境界部などに沈
着し、プラーク中の細菌あるいはその代謝物など
によつて歯肉に炎症が生じ、この炎症が深部に波
及し、歯肉嚢(歯周ポケツト)が形成されたり、
といつた状態になつたものが、歯槽膿漏症であ
る。
治療法としては、病気歯肉嚢の改善と歯周組織
病変の修復を中心にして消炎療法、負担軽減療
法、自宅療法などが行われる。消炎療法は歯石除
去、病的歯肉嚢の掻爬、歯肉の切除、焼灼などで
病的歯肉嚢を改善し、洗浄・薬剤注入で局所の消
炎を行うものであり、負担軽減療法は咬合調整な
どの行うものであり、自宅療法は患者自身に歯の
清掃、歯肉のマツサージなどを行わせる療法であ
る。更に、殺菌剤溶液を歯周辺縁部並びに歯周ポ
ケツト内部に潅注又は注入する方法も行われてい
る(例えばJ.H.Hardy,H.N.Newman,J.D.
Strahan;J.Clinical Pariodontology 1982:
9:57〜65)が、いずれも決定的な治療法とはい
い難い。
病変の修復を中心にして消炎療法、負担軽減療
法、自宅療法などが行われる。消炎療法は歯石除
去、病的歯肉嚢の掻爬、歯肉の切除、焼灼などで
病的歯肉嚢を改善し、洗浄・薬剤注入で局所の消
炎を行うものであり、負担軽減療法は咬合調整な
どの行うものであり、自宅療法は患者自身に歯の
清掃、歯肉のマツサージなどを行わせる療法であ
る。更に、殺菌剤溶液を歯周辺縁部並びに歯周ポ
ケツト内部に潅注又は注入する方法も行われてい
る(例えばJ.H.Hardy,H.N.Newman,J.D.
Strahan;J.Clinical Pariodontology 1982:
9:57〜65)が、いずれも決定的な治療法とはい
い難い。
ポリエチルメタアクリレートなどの水溶性の高
分子物質から成る細片に殺菌剤を含有せしめて、
歯周ポケツト内の嫌気性菌を殺菌する方法(M.
Addyら;J.Periodontol November,693
(1982))も報告されている。
分子物質から成る細片に殺菌剤を含有せしめて、
歯周ポケツト内の嫌気性菌を殺菌する方法(M.
Addyら;J.Periodontol November,693
(1982))も報告されている。
しかしながら、この方法は水不溶性の高分子物
質を用いるため、歯周ポケツトに留置した場合に
幹部へ疼痛刺激を与え易いという難点を有する。
質を用いるため、歯周ポケツトに留置した場合に
幹部へ疼痛刺激を与え易いという難点を有する。
ハ 発明の目的
本発明の目的は、歯周疾患の根本原因であり歯
周ポケツト内の細菌並びに細菌叢を消滅せしめる
薬物、或いは炎症を治癒に導くための薬物と、歯
周ポケツトな底部にまであるいは歯肉と歯との境
界部である歯肉部の底部にまで製剤が容易に到達
しうる様な可撓性と、投与後には固形異物にもと
ずく患部への疼痛刺激を与えないように水に溶け
てしまう性質を有し、更に薬物をポケツト内局所
或は歯肉部に長時間滞留せしめて、治癒効果を高
らしめる様に、体液或いは浸出液に溶解後に粘稠
な液として暫時ポケツト内或は歯肉部に存在する
様な物性を有する高分子物質とからなる歯周疾患
治療用製剤及びその製造法を提供することにあ
る。
周ポケツト内の細菌並びに細菌叢を消滅せしめる
薬物、或いは炎症を治癒に導くための薬物と、歯
周ポケツトな底部にまであるいは歯肉と歯との境
界部である歯肉部の底部にまで製剤が容易に到達
しうる様な可撓性と、投与後には固形異物にもと
ずく患部への疼痛刺激を与えないように水に溶け
てしまう性質を有し、更に薬物をポケツト内局所
或は歯肉部に長時間滞留せしめて、治癒効果を高
らしめる様に、体液或いは浸出液に溶解後に粘稠
な液として暫時ポケツト内或は歯肉部に存在する
様な物性を有する高分子物質とからなる歯周疾患
治療用製剤及びその製造法を提供することにあ
る。
ニ 発明の構成及び効果
本発明者らは、歯周ポケツトもしくは歯肉部の
底部にまで製剤が容易に到達し得る可撓性と薬物
をポケツト内に長時間滞留せしめ得る性質を有
し、かつ患部への疼痛刺激を与えないような歯槽
膿漏等の歯周疾患を治療するための製剤を得るこ
とを目的として鋭意研究した結果、25℃相対湿度
65%におけるヤング率が10〜250Kg/mm2であり、
かつ2%水溶液の20℃における粘度が5〜30000
センチポイズを示す水溶性高分子物質と歯周疾患
治療用薬物とからなる歯周ポケツト或いは歯肉部
に挿入して用いるフイルム状もしくはシート状の
製剤がかかる目的を達成しうることを見出し本発
明に到達したものである。
底部にまで製剤が容易に到達し得る可撓性と薬物
をポケツト内に長時間滞留せしめ得る性質を有
し、かつ患部への疼痛刺激を与えないような歯槽
膿漏等の歯周疾患を治療するための製剤を得るこ
とを目的として鋭意研究した結果、25℃相対湿度
65%におけるヤング率が10〜250Kg/mm2であり、
かつ2%水溶液の20℃における粘度が5〜30000
センチポイズを示す水溶性高分子物質と歯周疾患
治療用薬物とからなる歯周ポケツト或いは歯肉部
に挿入して用いるフイルム状もしくはシート状の
製剤がかかる目的を達成しうることを見出し本発
明に到達したものである。
すなわち本発明は、25℃、相対湿度65%におけ
るヤング率が10〜250Kg/mm2であり、かつ2%水
溶液の20℃における粘度が5〜30000センチポイ
ズを示す水溶性高分子物質と歯周疾患治療用薬物
とからなる歯周ポケツト或いは歯肉部に挿入して
用いるフイルム状もしくはシート状の歯周疾患治
療用製剤である。
るヤング率が10〜250Kg/mm2であり、かつ2%水
溶液の20℃における粘度が5〜30000センチポイ
ズを示す水溶性高分子物質と歯周疾患治療用薬物
とからなる歯周ポケツト或いは歯肉部に挿入して
用いるフイルム状もしくはシート状の歯周疾患治
療用製剤である。
本発明では25℃、相対湿度65%におけるヤング
率が10〜250Kg/mm2であり、かつ2%水溶液の20
℃における粘度が5〜30000センチポインズを示
す水溶性高分子物質を基剤として用いる。
率が10〜250Kg/mm2であり、かつ2%水溶液の20
℃における粘度が5〜30000センチポインズを示
す水溶性高分子物質を基剤として用いる。
ここでヤング率とは、巾1cm、厚さ約0.25mmの
シートもしくはフイルムを引張り強度試験機にて
チヤツク間距離2cmとして引張るときの初期ヤン
グ率(Kg/mm2)を言う。ヤング率が上記の範囲に
ある可撓性を有する水溶性高分子物質を使用する
ことによつて、得られる製剤が投与する際に歯周
ポケツトもしくは歯肉部の底部にまで容易に到達
し得るような特性を有するものとなる。ここで歯
周ポケツトとは、歯肉嚢のことであり、歯周炎等
によつて生じた歯と歯肉との間の溝もしくは間隙
を言う。また歯肉部とは人為的手段によつて歯と
歯肉との境界部に生ぜしめた溝もしくは間隙ある
いは歯周ポケツトを掻爬した後の歯肉部等をい
う。ヤング率は特に15〜200Kg/mm2の範囲が好ま
しく、特に20〜180Kg/mm2の範囲が更に好ましい。
シートもしくはフイルムを引張り強度試験機にて
チヤツク間距離2cmとして引張るときの初期ヤン
グ率(Kg/mm2)を言う。ヤング率が上記の範囲に
ある可撓性を有する水溶性高分子物質を使用する
ことによつて、得られる製剤が投与する際に歯周
ポケツトもしくは歯肉部の底部にまで容易に到達
し得るような特性を有するものとなる。ここで歯
周ポケツトとは、歯肉嚢のことであり、歯周炎等
によつて生じた歯と歯肉との間の溝もしくは間隙
を言う。また歯肉部とは人為的手段によつて歯と
歯肉との境界部に生ぜしめた溝もしくは間隙ある
いは歯周ポケツトを掻爬した後の歯肉部等をい
う。ヤング率は特に15〜200Kg/mm2の範囲が好ま
しく、特に20〜180Kg/mm2の範囲が更に好ましい。
また本発明の水溶性高分子物質は2%水溶液の
20℃における粘度が5〜30000センチポイズであ
ることが必要である。かかる粘度範囲の水溶性高
分子物質を使用することによつて、製剤を歯周ポ
ケツト内もしくは歯肉部に挿入した時、薬物を流
出せしめることなく、ポケツト内に或いは歯肉部
局所に長時間滞留せしめて、治療効果を有効に発
揮せしめることのできる製剤を得ることが可能と
なる。粘度は特に10〜27000センチポイズの範囲
が好ましく、更に20〜25000センチポイズの範囲
が好ましい。
20℃における粘度が5〜30000センチポイズであ
ることが必要である。かかる粘度範囲の水溶性高
分子物質を使用することによつて、製剤を歯周ポ
ケツト内もしくは歯肉部に挿入した時、薬物を流
出せしめることなく、ポケツト内に或いは歯肉部
局所に長時間滞留せしめて、治療効果を有効に発
揮せしめることのできる製剤を得ることが可能と
なる。粘度は特に10〜27000センチポイズの範囲
が好ましく、更に20〜25000センチポイズの範囲
が好ましい。
本発明の基剤は、上記の如きヤング率及び粘度
を有するものであり、また水溶性すなわち唾液あ
るいは口腔内の分泌液もしくは浸出液に溶解し得
る水溶性の高分子物質である。水溶性高分子物質
を用いるため、製剤は、歯周ポケツト内に投与さ
れたあと、製剤の表面部分が唾液などによつてあ
る程度溶解するため、歯周ポケツト内或いは歯肉
部によつて程よく適合するようになり、患部への
疼痛刺激をやわらげるという利点を有する。
を有するものであり、また水溶性すなわち唾液あ
るいは口腔内の分泌液もしくは浸出液に溶解し得
る水溶性の高分子物質である。水溶性高分子物質
を用いるため、製剤は、歯周ポケツト内に投与さ
れたあと、製剤の表面部分が唾液などによつてあ
る程度溶解するため、歯周ポケツト内或いは歯肉
部によつて程よく適合するようになり、患部への
疼痛刺激をやわらげるという利点を有する。
水溶性の程度としては、水溶性高分子物質で重
量約500mg、直径13mm、厚さ約3〜4mmの圧縮成
形デイスクを製し、その37℃の水中での溶解速度
を日局溶出試験法に準じて(撹拌速度200r.p.m,
液量500ml)測定するとき、30分以内に50%以上
が溶出しないような水溶性高分子物質が望まし
い。かかる範囲の水溶性を有する高分子物質を用
いることによつて歯肉部、もしくは歯周ポケツト
に挿入したときの製剤の滞留性がより好ましいも
のとなる。
量約500mg、直径13mm、厚さ約3〜4mmの圧縮成
形デイスクを製し、その37℃の水中での溶解速度
を日局溶出試験法に準じて(撹拌速度200r.p.m,
液量500ml)測定するとき、30分以内に50%以上
が溶出しないような水溶性高分子物質が望まし
い。かかる範囲の水溶性を有する高分子物質を用
いることによつて歯肉部、もしくは歯周ポケツト
に挿入したときの製剤の滞留性がより好ましいも
のとなる。
水溶性高分子物質の具体例としては、例えばメ
チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロ
ピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロ
ースナトリウムなどのセルロース低級アルキルエ
ーテル;ポリビニルアルコール、ポリビニルピロ
リドン、ポリアクリル酸、メタアクリル酸、スチ
レンあるいはビニル形エーテルモノマー等をアク
リル酸と共重合したコポリマー等のポリアクリル
酸もしくはその塩類などの水溶性ビニル重合体;
アルギン酸もしくはその塩類ゼラチン、プルラ
ン、デンプン誘導体、高分子量ポリエチレングリ
コールなどのポリオキシアルキレン類;あるいは
これらの水溶性高分子物質の2種以上を組合せた
もの等が挙げられる。これらのなかでもセルロー
ス低級アルキルエーテル、水溶性ビニル重合体、
あるいはこれらの2種以上の組せたものが好まし
く、特にメチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロ
ース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポ
リビニルピロリドン、あるいはヒドロキシプロピ
ルセルロースとポリアクリル酸またはその塩、あ
るいはヒドロキシプロピルセルロースとカルボキ
シメチルセルロースナトリウムの組合せたものが
好ましい。更には、メチルセルロース、ヒドロキ
シプロピルセルロース、又はヒドロキシプロピル
セルロースとポリアクリル酸もしくはその塩との
組合せが特に好ましい。
チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロ
ピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロ
ースナトリウムなどのセルロース低級アルキルエ
ーテル;ポリビニルアルコール、ポリビニルピロ
リドン、ポリアクリル酸、メタアクリル酸、スチ
レンあるいはビニル形エーテルモノマー等をアク
リル酸と共重合したコポリマー等のポリアクリル
酸もしくはその塩類などの水溶性ビニル重合体;
アルギン酸もしくはその塩類ゼラチン、プルラ
ン、デンプン誘導体、高分子量ポリエチレングリ
コールなどのポリオキシアルキレン類;あるいは
これらの水溶性高分子物質の2種以上を組合せた
もの等が挙げられる。これらのなかでもセルロー
ス低級アルキルエーテル、水溶性ビニル重合体、
あるいはこれらの2種以上の組せたものが好まし
く、特にメチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロ
ース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポ
リビニルピロリドン、あるいはヒドロキシプロピ
ルセルロースとポリアクリル酸またはその塩、あ
るいはヒドロキシプロピルセルロースとカルボキ
シメチルセルロースナトリウムの組合せたものが
好ましい。更には、メチルセルロース、ヒドロキ
シプロピルセルロース、又はヒドロキシプロピル
セルロースとポリアクリル酸もしくはその塩との
組合せが特に好ましい。
本発明で用いられる薬物としては、歯周疾患の
予防又は治療に有効なものであればいずれでも使
えるが、クロルヘキシジン、メチロサール、プロ
テイン銀、クロラミン、ヨードグリセリン、ヨー
ドホルム、ホウ酸、パラホルムアルデヒド、フエ
ノール、ヘキシルレゾルシン塩化ベンザルコニウ
ム、塩化ベンゼトニウム、クロルヘキシジングル
コネート、臭化フエノドデシウム、塩化デカリニ
ウム、塩化セチルピリジニウム、ポビドンヨード
などの殺菌作用を有する薬物;テトラサイクリ
ン、塩酸テトラサイクリン、ベンジルペニシリン
アンピシリン、カルベニシリン、アセチルキタサ
マイシン、アモキシシリン、バシトラシン、セフ
アロチンナトリウム、セフアロリジン、セフアレ
キシン、エリスロマイシン、クロラムフエニコー
ル、塩酸オキシテトラサイクリン、塩酸ドキシサ
イクリン、硫酸ポリミキシンB、硫酸フラジオマ
イシン、硫酸ゲンタマイシンなどの抗菌作用を有
する薬物;塩化リゾチーム、アミラーゼ、デキス
トラナーゼ、プロテアーゼなどのプラーク溶解作
用を有する薬物;スルピリン、アンチピリン、ア
スピリン、フエニルブタゾン、メピリゾール、オ
キシフエンブタゾン、フエンブフエン、メフエナ
ム酸、フルルビプロフエン、ジクロフエナツクナ
トリウム、ケトプロフエン、ナプロキセン、塩酸
チアラミド、塩酸ベンジダミン、アルクロフエナ
ツク、イブフエナツク、クエン酸ペリソササー
ル、イブプロフエン、インドメタシン、フルフエ
ナム酸アルミニウム、塩酸チノリジン、クロフエ
ゾンプロチジン酸、デキタメサゾン、トリアムシ
ノロンアセトニド、プロスタグランジンなどの抗
炎症作用を有する薬物;塩酸ジフエンビドラミ
ン、マレイン酸クロルフエニラミン、クレマスチ
ンなどの抗ヒスタミン作用を有する薬物;スルフ
アチゾール、スルフイソミジン、アセチルフラト
リジンなどの抗菌作用を有する薬物;アミノ安息
香酸エチル、塩酸テトラカインなどの局所麻酔作
用を有する薬物等が挙げられる。これらの薬物は
2種以上組合せて用いることもできる。これらの
なかでも、殺菌作用を有する薬物、抗菌作用を有
する薬物、プラーク溶解作用を有する薬物、抗炎
症作用を有する薬物が好ましい。
予防又は治療に有効なものであればいずれでも使
えるが、クロルヘキシジン、メチロサール、プロ
テイン銀、クロラミン、ヨードグリセリン、ヨー
ドホルム、ホウ酸、パラホルムアルデヒド、フエ
ノール、ヘキシルレゾルシン塩化ベンザルコニウ
ム、塩化ベンゼトニウム、クロルヘキシジングル
コネート、臭化フエノドデシウム、塩化デカリニ
ウム、塩化セチルピリジニウム、ポビドンヨード
などの殺菌作用を有する薬物;テトラサイクリ
ン、塩酸テトラサイクリン、ベンジルペニシリン
アンピシリン、カルベニシリン、アセチルキタサ
マイシン、アモキシシリン、バシトラシン、セフ
アロチンナトリウム、セフアロリジン、セフアレ
キシン、エリスロマイシン、クロラムフエニコー
ル、塩酸オキシテトラサイクリン、塩酸ドキシサ
イクリン、硫酸ポリミキシンB、硫酸フラジオマ
イシン、硫酸ゲンタマイシンなどの抗菌作用を有
する薬物;塩化リゾチーム、アミラーゼ、デキス
トラナーゼ、プロテアーゼなどのプラーク溶解作
用を有する薬物;スルピリン、アンチピリン、ア
スピリン、フエニルブタゾン、メピリゾール、オ
キシフエンブタゾン、フエンブフエン、メフエナ
ム酸、フルルビプロフエン、ジクロフエナツクナ
トリウム、ケトプロフエン、ナプロキセン、塩酸
チアラミド、塩酸ベンジダミン、アルクロフエナ
ツク、イブフエナツク、クエン酸ペリソササー
ル、イブプロフエン、インドメタシン、フルフエ
ナム酸アルミニウム、塩酸チノリジン、クロフエ
ゾンプロチジン酸、デキタメサゾン、トリアムシ
ノロンアセトニド、プロスタグランジンなどの抗
炎症作用を有する薬物;塩酸ジフエンビドラミ
ン、マレイン酸クロルフエニラミン、クレマスチ
ンなどの抗ヒスタミン作用を有する薬物;スルフ
アチゾール、スルフイソミジン、アセチルフラト
リジンなどの抗菌作用を有する薬物;アミノ安息
香酸エチル、塩酸テトラカインなどの局所麻酔作
用を有する薬物等が挙げられる。これらの薬物は
2種以上組合せて用いることもできる。これらの
なかでも、殺菌作用を有する薬物、抗菌作用を有
する薬物、プラーク溶解作用を有する薬物、抗炎
症作用を有する薬物が好ましい。
薬物の使用量は、使用する薬物の薬理作用の強
さ、あるいは対象とする歯周疾患の症状によつて
適宜決定される。
さ、あるいは対象とする歯周疾患の症状によつて
適宜決定される。
本発明の製剤は、歯周ポケツト或いは歯肉部に
挿入して投与するものであつて、その形態はフイ
ルム状もしくはシート状である。製剤の大きさ、
形、その厚さ等は、対象とする歯周疾患の状態に
応じて変えることができ特に制限はないが患者の
歯周ポケツトの大きさ、歯肉の状態等によつて相
違するものである。通常、歯周ポケツト用には長
さ5〜15mm、巾0.5〜2.0mm、厚さ0.1〜0.4mmの長
方形状のもの;歯周ポケツトを掻爬した後の歯周
部には巾10〜30mm、長さ20〜60mm、厚さ0.1〜0.3
mmの長方形状のものなどが挙げられる。
挿入して投与するものであつて、その形態はフイ
ルム状もしくはシート状である。製剤の大きさ、
形、その厚さ等は、対象とする歯周疾患の状態に
応じて変えることができ特に制限はないが患者の
歯周ポケツトの大きさ、歯肉の状態等によつて相
違するものである。通常、歯周ポケツト用には長
さ5〜15mm、巾0.5〜2.0mm、厚さ0.1〜0.4mmの長
方形状のもの;歯周ポケツトを掻爬した後の歯周
部には巾10〜30mm、長さ20〜60mm、厚さ0.1〜0.3
mmの長方形状のものなどが挙げられる。
本発明の製剤は、更に必要に応じて可塑剤を含
んでいてもよい。可塑剤としては例えばジエチル
フタレート、ジブチルフタレート、ブチルフタリ
ルブチルグリコレート、エチレングリコール、ジ
エチレングリコール、トリエチレングリコール、
ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、グリセリン、トリアセチレンなどが挙げられ
る。可塑剤を併用することによつて歯周ポケツト
内投与に適した柔軟性のあるフイルムもしくはシ
ート状の製剤が得られる。
んでいてもよい。可塑剤としては例えばジエチル
フタレート、ジブチルフタレート、ブチルフタリ
ルブチルグリコレート、エチレングリコール、ジ
エチレングリコール、トリエチレングリコール、
ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、グリセリン、トリアセチレンなどが挙げられ
る。可塑剤を併用することによつて歯周ポケツト
内投与に適した柔軟性のあるフイルムもしくはシ
ート状の製剤が得られる。
更に必要に応じて色素などの着色剤;クエン
酸、フマール酸、酒石酸、メントールなどの矯味
矯臭剤;ブチルヒドロキシトルエン、没食子酸プ
ロピル、ブチルヒドロキシアニソールなどの抗酸
化剤等を使用することができる。
酸、フマール酸、酒石酸、メントールなどの矯味
矯臭剤;ブチルヒドロキシトルエン、没食子酸プ
ロピル、ブチルヒドロキシアニソールなどの抗酸
化剤等を使用することができる。
本発明の製剤は、前記した水溶性高分子物質と
歯周疾患治療用薬を、有機溶媒に溶解せしめ、得
られる溶液を流延し、次いで有機溶媒を乾燥除去
せしめることによつて製造することができる。
歯周疾患治療用薬を、有機溶媒に溶解せしめ、得
られる溶液を流延し、次いで有機溶媒を乾燥除去
せしめることによつて製造することができる。
ここで用いられる基溶媒は製剤の各成分を溶解
することができ、かつそれらに対し不溶性であれ
あば任意の有機溶媒を用いることができ、例えば
メタノール、エタノール、イソプロパノールなど
のアルコール系溶媒;アセトン、メチルエチルケ
トンなどのケトン系溶媒;塩化メチレン、ジクロ
ロエタン、1,1,1−トリクロロエタンなどの
塩素化炭化水素系溶媒などが挙げられる。これら
は2種以上を組合わせて用いてもよい。これらの
なかでもアルコール系溶媒が好ましい。
することができ、かつそれらに対し不溶性であれ
あば任意の有機溶媒を用いることができ、例えば
メタノール、エタノール、イソプロパノールなど
のアルコール系溶媒;アセトン、メチルエチルケ
トンなどのケトン系溶媒;塩化メチレン、ジクロ
ロエタン、1,1,1−トリクロロエタンなどの
塩素化炭化水素系溶媒などが挙げられる。これら
は2種以上を組合わせて用いてもよい。これらの
なかでもアルコール系溶媒が好ましい。
有機溶媒に水溶性高分子物質を溶解せしめるに
際しては、分子量により製造に適する溶液濃度が
異なり一概にはいえないが3〜50%の範囲になる
量を溶解せしめるのが好ましく、特に5〜40%の
範囲が好ましい。薬物は使用する薬物の薬理作用
の強さ等によつて決定される所望の量を溶解せし
める。また必要に応じ、可塑剤、着色剤、矯味矯
臭剤、抗酸化剤等を溶解せしめる。溶液は不溶物
がある場合には過し、また静置して充分に脱気
するのが好ましい。次いで溶液を流延せしめる。
流延するには、金属板上、ガラス板上に均一に流
延する方法、あるいは通常、溶液流延法フイルム
製造に使用されるドラム式フイルム製造装置、エ
ンドレスベルト式フイルム製造装置などによつて
行われる。
際しては、分子量により製造に適する溶液濃度が
異なり一概にはいえないが3〜50%の範囲になる
量を溶解せしめるのが好ましく、特に5〜40%の
範囲が好ましい。薬物は使用する薬物の薬理作用
の強さ等によつて決定される所望の量を溶解せし
める。また必要に応じ、可塑剤、着色剤、矯味矯
臭剤、抗酸化剤等を溶解せしめる。溶液は不溶物
がある場合には過し、また静置して充分に脱気
するのが好ましい。次いで溶液を流延せしめる。
流延するには、金属板上、ガラス板上に均一に流
延する方法、あるいは通常、溶液流延法フイルム
製造に使用されるドラム式フイルム製造装置、エ
ンドレスベルト式フイルム製造装置などによつて
行われる。
次いで有機溶媒を乾燥除去せしめる。乾燥方法
としては、風乾、室温放置、加熱乾燥、あるいは
通常のフイルム製造装置による乾燥方法がある。
基剤、薬物の安定性の面から、乾燥方法は風乾、
室温放置によるのが好ましい。かくしてフイルム
状もしくはシート状のものが得られ、これを所望
の形状に裁断することによつて目的とする製剤が
得られる。
としては、風乾、室温放置、加熱乾燥、あるいは
通常のフイルム製造装置による乾燥方法がある。
基剤、薬物の安定性の面から、乾燥方法は風乾、
室温放置によるのが好ましい。かくしてフイルム
状もしくはシート状のものが得られ、これを所望
の形状に裁断することによつて目的とする製剤が
得られる。
本発明のフイルム状もしくはシート状の製剤を
製造するには、他の方法も採用することができ
る。すなわち、水溶性高分子物質と薬物との混合
物を、加熱されたロールの間で圧延してフイルム
もしくはシートに成形するカレンダー法;水溶性
高分子物質と薬物との混合物を加熱溶解し、スク
リユーによつて押出してフイルムもしくはシート
に成形する溶融押出し法なども採用することが可
能である。
製造するには、他の方法も採用することができ
る。すなわち、水溶性高分子物質と薬物との混合
物を、加熱されたロールの間で圧延してフイルム
もしくはシートに成形するカレンダー法;水溶性
高分子物質と薬物との混合物を加熱溶解し、スク
リユーによつて押出してフイルムもしくはシート
に成形する溶融押出し法なども採用することが可
能である。
製造されたフイルム或いはシート状製剤は必要
に応じて加熱、エチレンオキサイド或いは放射線
等によつて滅菌することができる。
に応じて加熱、エチレンオキサイド或いは放射線
等によつて滅菌することができる。
以上に詳述したように、本発明によれば、特定
範囲のヤング率及び粘度を有する水溶性高分子物
質と歯周疾患治療用薬物とからなるフイルム状も
しくはシート状の製剤が得られ、かかる製剤は歯
周ポケツトもしくは歯肉部の底部にまで容易に到
達し得る可撓性を有し、かつ薬物を歯周ポケツト
もしくは歯肉部内局所に長時間滞留せしめる性質
を有し、更に患部への疼痛刺激がやわらげられる
という種々の優れた効果を有するものである。
範囲のヤング率及び粘度を有する水溶性高分子物
質と歯周疾患治療用薬物とからなるフイルム状も
しくはシート状の製剤が得られ、かかる製剤は歯
周ポケツトもしくは歯肉部の底部にまで容易に到
達し得る可撓性を有し、かつ薬物を歯周ポケツト
もしくは歯肉部内局所に長時間滞留せしめる性質
を有し、更に患部への疼痛刺激がやわらげられる
という種々の優れた効果を有するものである。
以下本発明を実施例により更に詳細に説明す
る。
る。
実施例 1
2%水溶液の20℃における粘度が2080センチポ
イズであるヒドロキシプロピルセルロース100重
量部およびクロルヘキシジングルコネート1重量
部をとり、エタノール1250ml中に徐々に加え撹拌
して溶解せしめた。一夜静置して脱泡したのち、
清浄なガラス板上に流延しドクターナイフを用い
て均一厚さとし、風乾後40℃で強制乾燥して厚さ
が0.26mmのフイルム状製剤を得た。この製剤のク
ロルヘキシジングルコネート濃度は0.98%を示し
た。このフイルムの25℃相対湿度65%におけるヤ
ング率は約40Kg/mm2であつた。
イズであるヒドロキシプロピルセルロース100重
量部およびクロルヘキシジングルコネート1重量
部をとり、エタノール1250ml中に徐々に加え撹拌
して溶解せしめた。一夜静置して脱泡したのち、
清浄なガラス板上に流延しドクターナイフを用い
て均一厚さとし、風乾後40℃で強制乾燥して厚さ
が0.26mmのフイルム状製剤を得た。この製剤のク
ロルヘキシジングルコネート濃度は0.98%を示し
た。このフイルムの25℃相対湿度65%におけるヤ
ング率は約40Kg/mm2であつた。
実施例 2
2%水溶液の20℃における粘度が2080センチポ
イズであり、かつ相対湿度65%におけるヤング率
が48.2Kg/mm2であるヒドロキシプロピルセルロー
ス100重量部およびクロルヘキシジン1.0重量部を
とり、エタノール1250ml中に徐々に加えて撹拌し
溶解せしめた。一夜静置して脱泡したのち、清浄
なガラス板上に流延し、ドクターナイフを用いて
均一厚さとし、風乾後40℃で強制乾燥して厚さが
0.26mmのフイルム状製剤を得た。この製剤のクロ
ルヘキシジン濃度は0.98%を示した。
イズであり、かつ相対湿度65%におけるヤング率
が48.2Kg/mm2であるヒドロキシプロピルセルロー
ス100重量部およびクロルヘキシジン1.0重量部を
とり、エタノール1250ml中に徐々に加えて撹拌し
溶解せしめた。一夜静置して脱泡したのち、清浄
なガラス板上に流延し、ドクターナイフを用いて
均一厚さとし、風乾後40℃で強制乾燥して厚さが
0.26mmのフイルム状製剤を得た。この製剤のクロ
ルヘキシジン濃度は0.98%を示した。
実施例 3
2%水溶液の20℃における粘度が2080センチポ
イズであり、かつ25℃相対湿度65%におけるヤン
グ率が48.2Kg/mm2であるヒドロキシプロピルセル
ロース80重量部および塩酸テトラサイクリン20重
量部をとり、エタノール1200ml中に徐々に加えて
撹拌し溶解せしめた。一夜静置して脱泡したの
ち、清浄なガラス板上に流延し、ドクターナイフ
を用いて均一厚さとし、風乾後40℃で強制乾燥し
て厚さが0.25mmのフイルム状製剤を得た。この製
剤の塩酸テトラサイクリン濃度は19.8%を示し
た。
イズであり、かつ25℃相対湿度65%におけるヤン
グ率が48.2Kg/mm2であるヒドロキシプロピルセル
ロース80重量部および塩酸テトラサイクリン20重
量部をとり、エタノール1200ml中に徐々に加えて
撹拌し溶解せしめた。一夜静置して脱泡したの
ち、清浄なガラス板上に流延し、ドクターナイフ
を用いて均一厚さとし、風乾後40℃で強制乾燥し
て厚さが0.25mmのフイルム状製剤を得た。この製
剤の塩酸テトラサイクリン濃度は19.8%を示し
た。
実施例 4
2%水溶液の20℃における粘度が200センチポ
イズであり、かつ25℃相対湿度65%におけるヤン
グ率が39.1Kg/mm2であるヒドロキシプロピルセル
ロース100重量部および塩化セチルピリジニウム
1重量部をとり、エタノール1200ml中に徐々に加
えて撹拌し溶解せしめた。一夜静置して脱泡した
のち、清浄なガラス板上に流延し、ドクターナイ
フを用いて均一厚さとし、風乾後40℃で強制乾燥
して厚さが0.27mmのフイルム状製剤を得た。この
製剤の塩化セチルピリジニウム濃度は1.0%を示
した。
イズであり、かつ25℃相対湿度65%におけるヤン
グ率が39.1Kg/mm2であるヒドロキシプロピルセル
ロース100重量部および塩化セチルピリジニウム
1重量部をとり、エタノール1200ml中に徐々に加
えて撹拌し溶解せしめた。一夜静置して脱泡した
のち、清浄なガラス板上に流延し、ドクターナイ
フを用いて均一厚さとし、風乾後40℃で強制乾燥
して厚さが0.27mmのフイルム状製剤を得た。この
製剤の塩化セチルピリジニウム濃度は1.0%を示
した。
実施例 5
2%水溶液の20℃における粘度が200センチポ
イズであり、かつ25℃相対湿度65%におけるヤン
グ率が39.1Kg/mm2であるヒドロキシプロピルセル
ロース75重量部およびポリアクリル酸ナトリウム
25重量部、アモキシシリン10重量部をとり、エタ
ノール水溶液1200ml中に徐々に加えて撹拌し溶解
せしめた。一夜静置して脱泡したのち、清浄なガ
ラス板上に流延し、ドクターナイフを用いて均一
厚さとし、風乾後40℃で強制乾燥して厚さが0.28
mmのフイルム状製剤を得た。この製剤のアモキシ
シリン濃度は8.5%を示した。
イズであり、かつ25℃相対湿度65%におけるヤン
グ率が39.1Kg/mm2であるヒドロキシプロピルセル
ロース75重量部およびポリアクリル酸ナトリウム
25重量部、アモキシシリン10重量部をとり、エタ
ノール水溶液1200ml中に徐々に加えて撹拌し溶解
せしめた。一夜静置して脱泡したのち、清浄なガ
ラス板上に流延し、ドクターナイフを用いて均一
厚さとし、風乾後40℃で強制乾燥して厚さが0.28
mmのフイルム状製剤を得た。この製剤のアモキシ
シリン濃度は8.5%を示した。
実施例 6
2%水溶液の20℃における粘度が4160センチポ
イズであり、かつ25℃相対湿度65%におけるヤン
グ率が125Kg/mm2であるメチルセルロース90重量
部および硫酸フラジオマイシン10重量部をとり、
エタノール1250ml中に徐々に加えて撹拌し溶解せ
しめた。一夜静置して脱泡したのち、清浄なガラ
ス板上に流延し、ドクターナイフを用いて均一厚
さとし、風乾後40℃で強制乾燥して厚さが0.20mm
のフイルム状製剤を得た。この製剤の硫酸フラジ
オマイシン濃度は9.8%を示した。
イズであり、かつ25℃相対湿度65%におけるヤン
グ率が125Kg/mm2であるメチルセルロース90重量
部および硫酸フラジオマイシン10重量部をとり、
エタノール1250ml中に徐々に加えて撹拌し溶解せ
しめた。一夜静置して脱泡したのち、清浄なガラ
ス板上に流延し、ドクターナイフを用いて均一厚
さとし、風乾後40℃で強制乾燥して厚さが0.20mm
のフイルム状製剤を得た。この製剤の硫酸フラジ
オマイシン濃度は9.8%を示した。
実施例 7
2%水溶液の20℃における粘度が4160センチポ
イズであり、かつ25℃相対湿度65%におけるヤン
グ率が125Kg/mm2であるメチルセルロース95重量
部およびケトプロフエン5重量部をとり、エタノ
ール1250ml中に徐々に加えて撹拌し溶解せしめ
た。一夜静置して脱泡したのち、清浄なガラス板
上に流延し、ドクターナイフを用いて均一厚さと
し、風乾後40℃で強制乾燥して厚さが0.29mmのフ
イルム状製剤を得た。この製剤のケトプロフエン
濃度は4.8%を示した。
イズであり、かつ25℃相対湿度65%におけるヤン
グ率が125Kg/mm2であるメチルセルロース95重量
部およびケトプロフエン5重量部をとり、エタノ
ール1250ml中に徐々に加えて撹拌し溶解せしめ
た。一夜静置して脱泡したのち、清浄なガラス板
上に流延し、ドクターナイフを用いて均一厚さと
し、風乾後40℃で強制乾燥して厚さが0.29mmのフ
イルム状製剤を得た。この製剤のケトプロフエン
濃度は4.8%を示した。
実施例 8
2%水溶液の20℃における粘度が9670センチポ
イズであり、かつ25℃相対湿度65%におけるヤン
グ率が130Kg/mm2であるメチルセルロース95重量
部およびインドメタシン5重量部をとり、エタノ
ール1200ml中に徐々に加えて撹拌し溶解せしめ
た。一夜静置して脱泡したのち、清浄なガラス板
上に流延し、ドクターナイフを用いて均一厚さと
し、風乾後40℃で強制乾燥して厚さが0.25mmのフ
イルム状製剤を得た。この製剤のインドメタシン
濃度は5.0%を示した。
イズであり、かつ25℃相対湿度65%におけるヤン
グ率が130Kg/mm2であるメチルセルロース95重量
部およびインドメタシン5重量部をとり、エタノ
ール1200ml中に徐々に加えて撹拌し溶解せしめ
た。一夜静置して脱泡したのち、清浄なガラス板
上に流延し、ドクターナイフを用いて均一厚さと
し、風乾後40℃で強制乾燥して厚さが0.25mmのフ
イルム状製剤を得た。この製剤のインドメタシン
濃度は5.0%を示した。
実施例 9
2%水溶液の20℃における粘度が15センチポイ
ズであり、かつ25℃相対湿度65%におけるヤング
率が151Kg/mm2であるメチルセルロース90重量部、
カルボキシメチルセルロースナトリウム10重量部
およびフマル酸クレマスチン1重量部をとり、90
%エタノール水溶液1200ml中に徐々に加えて撹拌
し溶解せしめた。一夜静置して脱泡したのち、清
浄なガラス板上に流延し、ドクターナイフを用い
て均一厚さとし、風乾後40℃で強制乾燥して厚さ
が0.30mmのフイルム状製剤を得た。この製剤のフ
マル酸クレマスチン濃度は1.0%を示した。
ズであり、かつ25℃相対湿度65%におけるヤング
率が151Kg/mm2であるメチルセルロース90重量部、
カルボキシメチルセルロースナトリウム10重量部
およびフマル酸クレマスチン1重量部をとり、90
%エタノール水溶液1200ml中に徐々に加えて撹拌
し溶解せしめた。一夜静置して脱泡したのち、清
浄なガラス板上に流延し、ドクターナイフを用い
て均一厚さとし、風乾後40℃で強制乾燥して厚さ
が0.30mmのフイルム状製剤を得た。この製剤のフ
マル酸クレマスチン濃度は1.0%を示した。
実施例 10
2%水溶液の20℃における粘度が5140センチポ
イズであり、かつ25℃相対湿度65%におけるヤン
グ率が50Kg/mm2であるヒドロキシエチルセルロー
ス100重量部およびアミノ安息香酸エチル1重量
部をとり、エタノール1200ml中に徐々に加えて撹
拌し溶解せしめた。一夜静置して脱泡したのち、
清浄なガラス板上に流延し、ドクターナイフを用
いて均一厚さとし、風乾後40℃で強制乾燥して厚
さが0.30mmのフイルム状製剤を得た。この製剤の
アミノ安息香酸エチル濃度は0.95%を示した。
イズであり、かつ25℃相対湿度65%におけるヤン
グ率が50Kg/mm2であるヒドロキシエチルセルロー
ス100重量部およびアミノ安息香酸エチル1重量
部をとり、エタノール1200ml中に徐々に加えて撹
拌し溶解せしめた。一夜静置して脱泡したのち、
清浄なガラス板上に流延し、ドクターナイフを用
いて均一厚さとし、風乾後40℃で強制乾燥して厚
さが0.30mmのフイルム状製剤を得た。この製剤の
アミノ安息香酸エチル濃度は0.95%を示した。
実施例 11
2%水溶液の20℃における粘度が5140センチポ
イズであり、かつ25℃相対湿度65%におけるヤン
グ率が50Kg/mm2であるヒドロキシエチルセルロー
ス100重量部および塩化デカリニウム1重量部を
とり、エタノール1200ml中に徐々に加えて撹拌し
溶解せしめた。一夜静置して脱泡したのち、清浄
なガラス板上に流延し、ドクターナイフを用いて
均一厚さとし、風乾後40℃で強制乾燥して厚さが
0.26mmのフイルム状製剤を得た。この製剤の塩化
デカリニウム濃度は0.95%を示した。
イズであり、かつ25℃相対湿度65%におけるヤン
グ率が50Kg/mm2であるヒドロキシエチルセルロー
ス100重量部および塩化デカリニウム1重量部を
とり、エタノール1200ml中に徐々に加えて撹拌し
溶解せしめた。一夜静置して脱泡したのち、清浄
なガラス板上に流延し、ドクターナイフを用いて
均一厚さとし、風乾後40℃で強制乾燥して厚さが
0.26mmのフイルム状製剤を得た。この製剤の塩化
デカリニウム濃度は0.95%を示した。
実施例 12
実施例1及び実施例2で調製したフイルム状の
製剤を巾1mm長さ10mmにさい断し、歯槽膿漏症患
者10名の歯周ポケツトに挿入・投与し投与前後の
疼痛、排膿、腫張、発赤、熱感、挺出感を観察し
た。その結果全ての患者において効果がみられ、
特に疼痛が顕著に低下し、熱感もおさまり、1回
の投与で2〜3日効果が持続し、本剤の有効性が
示された。
製剤を巾1mm長さ10mmにさい断し、歯槽膿漏症患
者10名の歯周ポケツトに挿入・投与し投与前後の
疼痛、排膿、腫張、発赤、熱感、挺出感を観察し
た。その結果全ての患者において効果がみられ、
特に疼痛が顕著に低下し、熱感もおさまり、1回
の投与で2〜3日効果が持続し、本剤の有効性が
示された。
実施例 13
重量500mg、直径13mm、厚さ3mmの圧縮成形デ
イスクを製し、その37℃の水中での溶解速度を、
日局溶出試験法に準じて(撹拌速度200r.p.m、液
量500ml)測定したとき、30分で10%以下溶出す
るヒドロキシプロピルセルロースで、粘度が4000
センチポイズ、25相対湿度65%におけるヤング率
が50Kg/mm2であるヒドロキシプロピルセルロース
を用いて、実施例1とほぼ同様にしてフイルム製
剤を得た。
イスクを製し、その37℃の水中での溶解速度を、
日局溶出試験法に準じて(撹拌速度200r.p.m、液
量500ml)測定したとき、30分で10%以下溶出す
るヒドロキシプロピルセルロースで、粘度が4000
センチポイズ、25相対湿度65%におけるヤング率
が50Kg/mm2であるヒドロキシプロピルセルロース
を用いて、実施例1とほぼ同様にしてフイルム製
剤を得た。
このフイルム製剤を歯槽膿漏症患者の歯周ポケ
ツト内に投与したところ、長時間滞留し、また疼
痛も顕著に低下した。
ツト内に投与したところ、長時間滞留し、また疼
痛も顕著に低下した。
比較例 1
2%水溶液の20℃における粘度が3センチポイ
ズであるヒドロキシプロピルセルロースを用い
て、実施例1とほぼ同様にしてフイルム状製剤を
得た。この製剤を歯槽膿漏症患者の歯周ポケツト
に投与したところ、製剤の先端を歯周ポケツトに
挿入した瞬間に先端及び浸出液接触部が軟らかく
なり、以後の挿入が困難となつた。また挿入し得
ても、滞留性が著しく劣つていた。
ズであるヒドロキシプロピルセルロースを用い
て、実施例1とほぼ同様にしてフイルム状製剤を
得た。この製剤を歯槽膿漏症患者の歯周ポケツト
に投与したところ、製剤の先端を歯周ポケツトに
挿入した瞬間に先端及び浸出液接触部が軟らかく
なり、以後の挿入が困難となつた。また挿入し得
ても、滞留性が著しく劣つていた。
尚、ヤング率が10Kg/mm2以下であるポリアクリ
ル酸ナトリウムから成るフイルム製剤においては
軟らかすぎて歯周ポケツトへの挿入が困難であ
り、又ヤングが297Kg/mm2であるポリビニルアル
コールから成るフイルム製剤においては固すぎて
歯周ポケツトをキズ付けやすく挿入時の疼痛が大
きく不適であつた。
ル酸ナトリウムから成るフイルム製剤においては
軟らかすぎて歯周ポケツトへの挿入が困難であ
り、又ヤングが297Kg/mm2であるポリビニルアル
コールから成るフイルム製剤においては固すぎて
歯周ポケツトをキズ付けやすく挿入時の疼痛が大
きく不適であつた。
比較例 2
基剤として非水溶性高分子物質であるポリメチ
ルメタアクリレートを用いてジクロルメタンに溶
解し、次いでクロルヘキシジングルコネートを懸
濁せしめて、実施例1とほぼ同様にしてフイルム
製剤を得た。
ルメタアクリレートを用いてジクロルメタンに溶
解し、次いでクロルヘキシジングルコネートを懸
濁せしめて、実施例1とほぼ同様にしてフイルム
製剤を得た。
このフイルム製剤を歯槽膿漏症患者の歯周ポケ
ツト内に投与したところ、疼痛がおさまらず治療
薬としては不適であつた。
ツト内に投与したところ、疼痛がおさまらず治療
薬としては不適であつた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 25℃、相対湿度65%におけるヤング率が10〜
250Kg/mm2であり、かつ2%水溶液の20℃におけ
る粘度が5〜30000センチポイズを示す水溶性高
分子物質と歯周疾患治療用薬物とからなる歯周ポ
ケツト或いは歯肉部に挿入して用いるフイルム状
もしくはシート状の歯周疾患治療用製剤。 2 水溶性高分子物質の25℃、相対湿度65%にお
けるヤング率が15〜200Kg/mm2である特許請求の
範囲第1項記載の歯周疾患治療用製剤。 3 水溶性高分子物質の2%水溶液の20℃におけ
る粘度が10〜27000センチポイズである特許請求
の範囲第1項又は第2項記載の歯周疾患治療用製
剤。 4 水溶性高分子物質が、多糖類もしくはその誘
導体、水溶性ビニル重合体、又はこれらの組合せ
である特許請求の範囲第1項〜第3項のいずれか
1項記載の歯周疾患治療用製剤。 5 多糖類もしくはその誘導体がセルロース低級
アルキルエーテルである特許請求の範囲第4項記
載の歯周疾患治療用製剤。 6 セルロース低級アルキルエーテルが、メチル
セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒド
ロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロースナトリウム、又はこれらの2種以上の組
合せである特許請求の範囲第5項記載の歯周疾患
治療用製剤。 7 水溶性ビニル重合体がポリビニルアルコー
ル、又はポリビニルピロリドンである特許請求の
範囲第4項記載の歯周疾患治療用製剤。 8 水溶性高分子物質がメチルセルロース、ヒド
ロキシプロピルセルロース、又はヒドロキシプロ
ピルセルロースとポリアクリル酸もしくはその塩
との組合せである特許請求の範囲第1項〜第7項
のいずれか1項記載の歯周疾患治療用製剤。 9 歯周疾患治療用薬物が、殺菌作用、溶菌作
用、プラーク溶解作用又は抗炎症作用を有する薬
物である特許請求の範囲第1項〜第8項のいずれ
か1項記載の歯周疾患治療用製剤。 10 25℃、相対湿度65%におけるヤング率が10
〜250Kg/mm2であり、かつ2%水溶液の20℃にお
ける粘度が5〜30000センチポイズを示す水溶性
高分子物質と歯周疾患治療用薬物を、有機溶媒に
溶解せしめ、得られる溶液を流延し、次いで有機
溶媒を乾燥除去せしめてフイルム状もしくはシー
ト状に製剤化することを特徴とする歯周疾患治療
用製剤の製造法。 11 有機溶媒がアルコール系溶媒である特許請
求の範囲第10項記載の歯周疾患治療用製剤の製
造法。 12 有機溶媒の乾燥除去を風乾もしくは室温放
置により行う特許請求の範囲第10項又は第11
項記載の歯周疾患治療用製剤の製造法。
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- 1984-06-01 US US06/616,510 patent/US4569837A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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