JPH0316100B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0316100B2 JPH0316100B2 JP63183089A JP18308988A JPH0316100B2 JP H0316100 B2 JPH0316100 B2 JP H0316100B2 JP 63183089 A JP63183089 A JP 63183089A JP 18308988 A JP18308988 A JP 18308988A JP H0316100 B2 JPH0316100 B2 JP H0316100B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sake
- ginjo
- lees
- yeast
- flavor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Confectionery (AREA)
- Alcoholic Beverages (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、優れた酒の風味と特有の自己膨張性
を有する、主として酒万頭用として有用な酒種の
製造方法に関する。
を有する、主として酒万頭用として有用な酒種の
製造方法に関する。
[従来の技術]
従来、酒万頭用などの酒種は、蒸した精白米に
麹と水を加え常温で3日から4日放置して麹の酵
素により米澱粉を糖化させ、さらに3日から4日
の間常温で放置して空気中の野生酵母の侵入によ
つて酒の香り風味が生じる段階まで発酵させる方
法が一般的な造りかたとされている。
麹と水を加え常温で3日から4日放置して麹の酵
素により米澱粉を糖化させ、さらに3日から4日
の間常温で放置して空気中の野生酵母の侵入によ
つて酒の香り風味が生じる段階まで発酵させる方
法が一般的な造りかたとされている。
そして、酒万頭を造るには、通常上記の酒種を
小麦粉および適量の重曹と混合してこねつけ、得
られた生地に小豆あんこを包んで蒸しあげる方法
が採られている。
小麦粉および適量の重曹と混合してこねつけ、得
られた生地に小豆あんこを包んで蒸しあげる方法
が採られている。
[発明が解決しようとする課題]
ところが、上記した酒種の製造方法による場合
には、原料に用いる米の精白度が充分でないため
酒種に着色を生じるという難点がある。このた
め、搾つた後に澱粉を添加するなどの手段によつ
て純白化する試みがなされているが、このような
手段を用いると、蒸し工程で酒の風味を損なう結
果を招来してしまう。
には、原料に用いる米の精白度が充分でないため
酒種に着色を生じるという難点がある。このた
め、搾つた後に澱粉を添加するなどの手段によつ
て純白化する試みがなされているが、このような
手段を用いると、蒸し工程で酒の風味を損なう結
果を招来してしまう。
本発明は、これまで全く有効利用が図られてい
なかつた吟醸酒粕が純白性を有するという点に着
目し、酒種としての利用可能性を研究し続けた結
果、これを特定の条件下で発酵させると優れた酒
の風味と特有の自己膨張性を備える純白の酒種に
転化する事実を知見して開発に至つたものであ
る。
なかつた吟醸酒粕が純白性を有するという点に着
目し、酒種としての利用可能性を研究し続けた結
果、これを特定の条件下で発酵させると優れた酒
の風味と特有の自己膨張性を備える純白の酒種に
転化する事実を知見して開発に至つたものであ
る。
[課題を解決する為の手段]
すなわち、本発明に係る酒種の製造方法は、吟
醸酒粕を原料とし、これに適量の水を加えて12℃
以下の低温域にすくなくとも7日間静置して自然
発酵させることを構成上の特徴とするものであ
る。
醸酒粕を原料とし、これに適量の水を加えて12℃
以下の低温域にすくなくとも7日間静置して自然
発酵させることを構成上の特徴とするものであ
る。
本発明の原料として用いる吟醸酒粕は、吟醸酒
の製造過程で副生する純白の酒粕で、通常の清酒
の酒粕と比べ蛋白質含有率が低く、純粋の澱粉に
近似する成分組成を有するものである。
の製造過程で副生する純白の酒粕で、通常の清酒
の酒粕と比べ蛋白質含有率が低く、純粋の澱粉に
近似する成分組成を有するものである。
この吟醸板粕の新鮮なものに適量の水を加え、
他の酵母、酵素類の添加および補糖を一切おこな
わず、12℃以下の低温度域に保持した状態ですく
なくとも7日間静置する。この際の温度が12℃を
越えると、発酵により良好な風味を損なうのみな
らず、褐色に変色してしまう。最も適切な温度範
囲は、10℃から12℃の間である。
他の酵母、酵素類の添加および補糖を一切おこな
わず、12℃以下の低温度域に保持した状態ですく
なくとも7日間静置する。この際の温度が12℃を
越えると、発酵により良好な風味を損なうのみな
らず、褐色に変色してしまう。最も適切な温度範
囲は、10℃から12℃の間である。
このようにして純白の酒種が製造される。
[作用]
上記の静置過程を通じて吟醸板粕中に残存する
酵素が溶解、糖化し、さらに残留する吟醸酵母を
活性化することによつて自然発酵がおこなわれ、
優れた酒の香りと風味が付与される。
酵素が溶解、糖化し、さらに残留する吟醸酵母を
活性化することによつて自然発酵がおこなわれ、
優れた酒の香りと風味が付与される。
また、その結果、残留酵母は1ml中に108オー
ダーまで育成し、この作用により自己膨張性がも
たらされる。したがつて、酒万頭などを造る場合
には、従来一般に添加されている重曹のように膨
張剤を用いることなしに充分な炭酸ガスの発生を
伴い、常に生地がふつくらと皮張りする。
ダーまで育成し、この作用により自己膨張性がも
たらされる。したがつて、酒万頭などを造る場合
には、従来一般に添加されている重曹のように膨
張剤を用いることなしに充分な炭酸ガスの発生を
伴い、常に生地がふつくらと皮張りする。
[実施例]
吟醸酒製造工程から得られた新鮮な酒粕2.5Kg
を1.8の水に浸し、10℃から11℃の温度範囲に
保持して3週間静置した。
を1.8の水に浸し、10℃から11℃の温度範囲に
保持して3週間静置した。
静置過程で、酒粕原料中に残存する酵母成分が
徐々に溶解、糖化し、同時に酵母を活性化して自
然発酵を起し、爽快な酒の香りと風味が付与され
た。
徐々に溶解、糖化し、同時に酵母を活性化して自
然発酵を起し、爽快な酒の香りと風味が付与され
た。
また、得られた酒種の酵母の育成状態を測定し
たところ、1ml中に108オーダー以上であること
が確認され、充分な自己膨張性を具備していた。
たところ、1ml中に108オーダー以上であること
が確認され、充分な自己膨張性を具備していた。
[発明の効果]
以上の通り、本発明によれば、従来、産業的に
有効な利用価値のなかつた吟醸酒粕を原料とし、
簡単なプロセスによつて純白で優れた酒の風味と
自己膨張性を備える酒種を製造することが可能と
なる。しかも通常の酒類の場合の搾り工程が不要
であり全部を使用することが出来るため経済的に
有効な原料利用も計れる結果となる。したがつ
て、酒万頭をはじめ、酒の風味を加味したパン、
ケーキなどを酒種として安価に提供することがで
きる。
有効な利用価値のなかつた吟醸酒粕を原料とし、
簡単なプロセスによつて純白で優れた酒の風味と
自己膨張性を備える酒種を製造することが可能と
なる。しかも通常の酒類の場合の搾り工程が不要
であり全部を使用することが出来るため経済的に
有効な原料利用も計れる結果となる。したがつ
て、酒万頭をはじめ、酒の風味を加味したパン、
ケーキなどを酒種として安価に提供することがで
きる。
Claims (1)
- 1 吟醸酒粕を原料とし、これに適量の水を加え
て10乃至12℃の温度域に少なくとも7日間静置し
て自然発酵させることを特徴とする酒種の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63183089A JPH0231668A (ja) | 1988-07-22 | 1988-07-22 | 酒種の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63183089A JPH0231668A (ja) | 1988-07-22 | 1988-07-22 | 酒種の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0231668A JPH0231668A (ja) | 1990-02-01 |
| JPH0316100B2 true JPH0316100B2 (ja) | 1991-03-04 |
Family
ID=16129567
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63183089A Granted JPH0231668A (ja) | 1988-07-22 | 1988-07-22 | 酒種の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0231668A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5872305B2 (ja) * | 2012-01-27 | 2016-03-01 | 日清製粉株式会社 | 酒種の製造方法 |
-
1988
- 1988-07-22 JP JP63183089A patent/JPH0231668A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0231668A (ja) | 1990-02-01 |
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