JPH0316176B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0316176B2 JPH0316176B2 JP60067847A JP6784785A JPH0316176B2 JP H0316176 B2 JPH0316176 B2 JP H0316176B2 JP 60067847 A JP60067847 A JP 60067847A JP 6784785 A JP6784785 A JP 6784785A JP H0316176 B2 JPH0316176 B2 JP H0316176B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coal ash
- weight
- parts
- filtration
- autoclave
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Filtering Materials (AREA)
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
Description
<産業上の利用分野>
本発明は、石炭灰を原料として濾過助剤を製造
する方法に関するものである。 <従来の技術> 近年のエネルギー事情に伴い火力発電所をはじ
めとする石炭が再び多用される様になり、石炭灰
が大量化に産出される。しかるにこの石炭灰は現
状としては有効な利用方法は開発されておらず、
未利用資源あるいは産業廃棄物の域を脱していな
い。 一方分散粒子がベトベトした性質で濾材に目詰
まりを起こさせる場合や、又は分散粒子が微細
で、かつ濃度が薄い場合等に用いる濾過助剤とし
ては、従来からケイソウ土、パーライトが主とし
て用いられ、その他木材パルプから製造される繊
維状濾過剤や炭素質濾過助剤も若干用いられて来
た。 <発明が解決しようとする問題点> 本発明は豊富に産出されているにも拘らず、そ
の有効な利用法が見出されていない石炭灰から、
産業上有用な濾過助剤を製造しようとするもので
ある。 <問題点を解決する為の手段> 本発明では、上記目的達成の為に、石炭灰に適
量の石灰を添加して出発原料となすものであり、
その要旨は石炭灰100重量部に対して、石灰10〜
40重量部及び石膏3〜15重量部を添加混合し、次
いでオートクレーブによる水熱反応を行なわしめ
ることを特徴とする濾過助剤の製造方法である。 上記方法に於いて、石灰の添加量を10〜40重量
部としたのは、10重量部未満の場合は石炭灰粒子
表面に濾過効果をもたらすケイ酸カルシウム水和
物が十分に生成されず、又40重量%を越えるとオ
ートクレーブによる水熱反応の反応速度は大とな
るが、未反応の微細粒子が残存し、濾過の際にこ
の未反応の微細粒子が濾材に付着し濾過効果を阻
害するからである。次に反応促進の為に添加する
石膏は、その添加量が3重量部より少ない場合に
は添加の効果が殆んど見られず、逆に15重量部を
越えると未反応石膏として残存し濾過効果を阻害
するので3〜15重量部とする。 又使用する石炭灰は、そのままゝの状態でも良
いが、未燃カーボンが含まれる場合には灰黒色を
呈しており、この未燃カーボンが濾液に悪影響を
与える事がある事があるので、前処理として400
〜600℃で焼成すると好ましい。更に前処理の焼
成温度を1000℃位の高温とすれば、石炭灰中に含
まれる種々の不安定物質を固定化する事が由来、
濾液中への溶出が防止出来ると共に、石炭灰粒子
自体を局部的に結晶化せしめ、その後のオートク
レーブ中の反応で結晶化されていないガラス相の
部分のみが選択的に反応し結晶相はそのまゝの形
態で残る結果石炭灰の内部から多孔質化が進行
し、得られる製品がより望ましい形態となる。 次にオートクレーブに於ける反応は、高温にす
る程圧力も高くなり、反応速度は大となるが、本
発明方法の場合には220℃以下で十分であり、又
反応時間は最長でも48時間あれば十分である。 <実施例及び作用> 以下本発明の実施例及び濾過試験結果を示す。 実施例 1 石炭灰に混入している未燃カーボンを除去する
と共に、石炭灰の結晶化度を上げる為に1000℃で
8時間加熱処理を施した物100重量部に対し、
CaOを20重量部、CaSO4・2H2Oを5重量部添加
混合して混合粉末を得た。この混合粉末に対し、
重量比で20倍の水を加えて混合、撹拌したスラリ
ーを180℃で24時間オートクレーブ中で撹拌し乍
ら水熱反応を行いケイ酸カルシウム水和物スラリ
ーを得た。この様にして得られたケイ酸カルシウ
ム水和物スラリーを濾過、脱水して100℃で24時
間乾燥した。得られた粉体を電子顕微鏡で観察し
た結果を第1図に示すが、この写真から判る如く
外層のみならず、芯部まで微細な空孔が連通して
いる多孔質体であつた。 このことは、この粉体を2N HClで処理するこ
とによりケイ酸カルシウム水和物を除去した石炭
灰自体を電子顕微鏡により観察した結果を第2図
に示すが、この写真から判る如くこの石炭灰自体
も多孔質体となつている事からも確認された。な
お比較の為に未処理の石炭灰の電子顕微鏡写真を
第3図に示すが、表面が凹凸粗面を呈しているも
のの多孔質体とはなつていなかつた。 以上の実施例によつて得られた試作濾過助剤と
市販のケイソウ土を用い濾過実験を行つた結果を
以下に示す。 この実験は、濾過面積が63.6cm2の加圧濾過器を
用い、蛙目粘土スラリーに各濾過助剤をボデイフ
イードしてルース(Ruth)の定圧濾過係数K20
〔cm2/sec〕(スラリー温度20℃でのK値)を求め
た。その際の濾過圧力は1Kg/cm2、スラリー濃度
は0.1、固形分中の濾過助剤の容積割合は0.5及び
0.67で行なつた。 下記第1表に実験に用いた試料の物性値を、又
第2表に定圧濾過速度係数K20を示す。
する方法に関するものである。 <従来の技術> 近年のエネルギー事情に伴い火力発電所をはじ
めとする石炭が再び多用される様になり、石炭灰
が大量化に産出される。しかるにこの石炭灰は現
状としては有効な利用方法は開発されておらず、
未利用資源あるいは産業廃棄物の域を脱していな
い。 一方分散粒子がベトベトした性質で濾材に目詰
まりを起こさせる場合や、又は分散粒子が微細
で、かつ濃度が薄い場合等に用いる濾過助剤とし
ては、従来からケイソウ土、パーライトが主とし
て用いられ、その他木材パルプから製造される繊
維状濾過剤や炭素質濾過助剤も若干用いられて来
た。 <発明が解決しようとする問題点> 本発明は豊富に産出されているにも拘らず、そ
の有効な利用法が見出されていない石炭灰から、
産業上有用な濾過助剤を製造しようとするもので
ある。 <問題点を解決する為の手段> 本発明では、上記目的達成の為に、石炭灰に適
量の石灰を添加して出発原料となすものであり、
その要旨は石炭灰100重量部に対して、石灰10〜
40重量部及び石膏3〜15重量部を添加混合し、次
いでオートクレーブによる水熱反応を行なわしめ
ることを特徴とする濾過助剤の製造方法である。 上記方法に於いて、石灰の添加量を10〜40重量
部としたのは、10重量部未満の場合は石炭灰粒子
表面に濾過効果をもたらすケイ酸カルシウム水和
物が十分に生成されず、又40重量%を越えるとオ
ートクレーブによる水熱反応の反応速度は大とな
るが、未反応の微細粒子が残存し、濾過の際にこ
の未反応の微細粒子が濾材に付着し濾過効果を阻
害するからである。次に反応促進の為に添加する
石膏は、その添加量が3重量部より少ない場合に
は添加の効果が殆んど見られず、逆に15重量部を
越えると未反応石膏として残存し濾過効果を阻害
するので3〜15重量部とする。 又使用する石炭灰は、そのままゝの状態でも良
いが、未燃カーボンが含まれる場合には灰黒色を
呈しており、この未燃カーボンが濾液に悪影響を
与える事がある事があるので、前処理として400
〜600℃で焼成すると好ましい。更に前処理の焼
成温度を1000℃位の高温とすれば、石炭灰中に含
まれる種々の不安定物質を固定化する事が由来、
濾液中への溶出が防止出来ると共に、石炭灰粒子
自体を局部的に結晶化せしめ、その後のオートク
レーブ中の反応で結晶化されていないガラス相の
部分のみが選択的に反応し結晶相はそのまゝの形
態で残る結果石炭灰の内部から多孔質化が進行
し、得られる製品がより望ましい形態となる。 次にオートクレーブに於ける反応は、高温にす
る程圧力も高くなり、反応速度は大となるが、本
発明方法の場合には220℃以下で十分であり、又
反応時間は最長でも48時間あれば十分である。 <実施例及び作用> 以下本発明の実施例及び濾過試験結果を示す。 実施例 1 石炭灰に混入している未燃カーボンを除去する
と共に、石炭灰の結晶化度を上げる為に1000℃で
8時間加熱処理を施した物100重量部に対し、
CaOを20重量部、CaSO4・2H2Oを5重量部添加
混合して混合粉末を得た。この混合粉末に対し、
重量比で20倍の水を加えて混合、撹拌したスラリ
ーを180℃で24時間オートクレーブ中で撹拌し乍
ら水熱反応を行いケイ酸カルシウム水和物スラリ
ーを得た。この様にして得られたケイ酸カルシウ
ム水和物スラリーを濾過、脱水して100℃で24時
間乾燥した。得られた粉体を電子顕微鏡で観察し
た結果を第1図に示すが、この写真から判る如く
外層のみならず、芯部まで微細な空孔が連通して
いる多孔質体であつた。 このことは、この粉体を2N HClで処理するこ
とによりケイ酸カルシウム水和物を除去した石炭
灰自体を電子顕微鏡により観察した結果を第2図
に示すが、この写真から判る如くこの石炭灰自体
も多孔質体となつている事からも確認された。な
お比較の為に未処理の石炭灰の電子顕微鏡写真を
第3図に示すが、表面が凹凸粗面を呈しているも
のの多孔質体とはなつていなかつた。 以上の実施例によつて得られた試作濾過助剤と
市販のケイソウ土を用い濾過実験を行つた結果を
以下に示す。 この実験は、濾過面積が63.6cm2の加圧濾過器を
用い、蛙目粘土スラリーに各濾過助剤をボデイフ
イードしてルース(Ruth)の定圧濾過係数K20
〔cm2/sec〕(スラリー温度20℃でのK値)を求め
た。その際の濾過圧力は1Kg/cm2、スラリー濃度
は0.1、固形分中の濾過助剤の容積割合は0.5及び
0.67で行なつた。 下記第1表に実験に用いた試料の物性値を、又
第2表に定圧濾過速度係数K20を示す。
【表】
【表】
【表】
<発明の効果>
以上述べて来た如く、本発明方法によればオー
トクレーブ中に於ける水熱反応により、空孔が多
く存在する多孔質体から成る濾過助剤を得る事が
出来、特にオートクレーブの水熱反応前に石炭灰
を高温(1000℃)焼成したものにあつてはその空
隙率がケイソウ土の0.8に対し0.9にも達してお
り、上記第2表に示す様に定圧濾過係数も既存の
ケイソウ土濾過助剤と同等、ないしはそれ以上と
なり優れた濾過特性を奏するものである。 従つて未利用資源の活用として工業上大きな効
果を有するものである。
トクレーブ中に於ける水熱反応により、空孔が多
く存在する多孔質体から成る濾過助剤を得る事が
出来、特にオートクレーブの水熱反応前に石炭灰
を高温(1000℃)焼成したものにあつてはその空
隙率がケイソウ土の0.8に対し0.9にも達してお
り、上記第2表に示す様に定圧濾過係数も既存の
ケイソウ土濾過助剤と同等、ないしはそれ以上と
なり優れた濾過特性を奏するものである。 従つて未利用資源の活用として工業上大きな効
果を有するものである。
第1図は同実施例1で得られた濾過助剤粒子の
7000倍の電子顕微鏡写真、第2図は同実施例1で
処理した後の石炭灰粒子の7000倍の電子顕微鏡写
真。第3図は未処理石炭灰粒子の3000倍の電子顕
微鏡写真。
7000倍の電子顕微鏡写真、第2図は同実施例1で
処理した後の石炭灰粒子の7000倍の電子顕微鏡写
真。第3図は未処理石炭灰粒子の3000倍の電子顕
微鏡写真。
Claims (1)
- 1 石炭灰100重量部に対して、石灰10〜40重量
部及び石膏3〜15重量部を添加混合し、次いでオ
ートクレーブによる水熱反応を行なわしめること
を特徴とする濾過助剤の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60067847A JPS61227841A (ja) | 1985-03-29 | 1985-03-29 | 濾過助剤の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60067847A JPS61227841A (ja) | 1985-03-29 | 1985-03-29 | 濾過助剤の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61227841A JPS61227841A (ja) | 1986-10-09 |
| JPH0316176B2 true JPH0316176B2 (ja) | 1991-03-04 |
Family
ID=13356755
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60067847A Granted JPS61227841A (ja) | 1985-03-29 | 1985-03-29 | 濾過助剤の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61227841A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5992188B2 (ja) * | 2012-03-22 | 2016-09-14 | 太平洋セメント株式会社 | 石炭灰粒子の抽出方法、並びに当該抽出方法を使用したセメントの構成相比率の推定方法および製造方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS49122889A (ja) * | 1973-03-29 | 1974-11-25 |
-
1985
- 1985-03-29 JP JP60067847A patent/JPS61227841A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61227841A (ja) | 1986-10-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |