JPH0316381B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0316381B2 JPH0316381B2 JP26453187A JP26453187A JPH0316381B2 JP H0316381 B2 JPH0316381 B2 JP H0316381B2 JP 26453187 A JP26453187 A JP 26453187A JP 26453187 A JP26453187 A JP 26453187A JP H0316381 B2 JPH0316381 B2 JP H0316381B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vinyl chloride
- chloride resin
- resin acid
- cobalt
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
本発明は屋外暴露に対して安定な塩化ビニル樹
脂組成物に関するものである。 塩化ビニル樹脂の着色成形品を日光の直射の下
で使用すると、日光暴露部の表面が粉をふいた如
く白つぽく着色して成形品本来の色調が大巾に変
化する結果、成形品の外観が著るしく損なわれる
ことは周知の通りである。この白つぽく着色する
現象は屋外暴露では発生するが、合成樹脂成形品
の耐候性促進試験機として汎用されているウエザ
オメーターでは再現し得ない特異な現象で、チヨ
ーキングと呼ばれている。 処で雨樋、デツキ材等は屋外で特に長期間使用
されるため、かかる用途に塩化ビニル樹脂成形品
を利用する場合、チヨーキングの発生を抑制して
発生時期を遅延させる目的で、従来より種々の安
定剤を塩化ビニル樹脂に添加することが行なわれ
ている。なかでも有機錫系化合物、カドミウムの
金属石鹸、鉛の金属石鹸はチヨーキング抑制効果
が秀でていることから汎用されているが、これら
安定剤を含む塩化ビニル樹脂組成物であつてもそ
の成形品を屋外暴露すると2〜10ケ月後にはチヨ
ーキングが発生し始める。このように従来チヨー
キング抑制効果の秀でている安定剤であつても、
長期間屋外暴露する用途には到底充分なものとは
言えなかつた。そのためチヨーキング抑制効果が
長期間持続する安定剤が強く要望され、広く研究
されていたが、未だ満足すべき安定剤は見い出さ
れていない。 本発明者等は、かかる状況に鑑み鋭意研究の結
果、樹脂酸コバルトがチヨーキング抑制効果を有
すること、しかもその効果が従来汎用されていた
有機錫系化合物に比べ著るしく長期間持続するこ
とを見い出し、本発明に到つたのである。即ち本
発明は樹脂酸コバルトを含有することを特徴とす
る塩化ビニル樹脂組成物に関するものである。 本発明組成物は樹脂酸コバルトを塩化ビニル樹
脂に添加混合することにより形成できるが、樹脂
酸コバルトの使用割合については、塩化ビニル樹
脂100重量部(以後部で示す)に対し通常0.05〜
5部、好ましくは0.5〜2部が適当である。ここ
で言う塩化ビニル樹脂とは、塩化ビニルを構成単
量体とする単独重合体または共重合体を指す。こ
れら重合体には、着色剤成分或いは可塑剤、熱安
定剤、変性剤、滑剤等周知の性能向上成分が併存
していてもかまわない。樹脂酸コバルトを塩化ビ
ニル樹脂に添加混合するに当つて注意すること
は、均一分散を目的とすることであり、そのため
には微粉末状で使用すること、また充分に混練す
ることを要する。混合方法としては塩化ビニル樹
脂に直接添加して混合する方法、または塩化ビニ
ル樹脂に配合することが周知の配合成分例えば着
色剤成分或いは可塑剤、熱安定剤、変性剤、滑剤
等の周知の性能向上成分に予かじめ含有させてお
き、それを塩化ビニル樹脂に混合する方法がある
が、それらのうち均一に分散させ易いという点で
後者の方法が好ましい。特に着色剤成分を利用す
る場合、着色剤成分が均一且つ容易に塩化ビニル
樹脂中に分散できるるようその調製には充分な配
慮を払うので着色剤調製時に染顔料に樹脂酸コバ
ルトを併存させておくと、それらの均一分散性が
特に優れたものになるので適当である。かかる着
色剤成分の形態としては微粉末状ドライカラー、
練肉粉砕工程により製造される潤性タイプカラ
ー、樹脂その他の賦形材により固化したペレツト
状或いは板状のマスターバツチ、可塑剤その他の
液状或いは低温軟化点化合物をベヒクルとするペ
ーストカラー等のいずれにおいても良好な結果が
得られる。 かくして得られる本発明組成物は、屋外暴露に
対して安定であるため、屋外で使用する機器、用
具の用途に利用してもチヨーキングの発生が著る
しく長期間抑制されるので、雨樋、デツキ材等の
用途に最適である。 以下に本発明を実施例にて説明する。尚、実施
例中のチヨーキング抑制係数は以下の式から算出
したものである。 △EC−△EI/△EC×100 △EI=樹脂酸コバルト含有の本発明組成物のシー
トを屋外暴露した後の色差 △EC=樹脂酸コバルト不含有の他は上記と同一
組成の比較組成物のシートを上記と同一期間、
同一条件で屋外暴露した後の色差 従つて一定の屋外暴露期間においてこの係数の
値が100に近いほどチヨーキング抑制効果に優れ
ていることを意味する。 実施例 1 塩化ビニル樹脂(住友化学製、スミリツト
SX11F、重合度1100)100部にCa−Zn系安定剤
(日本インタースタブ製のインタースタブM62D)
3部を添加混合してコンパウンドを得た。かかる
コンパウンド103部に、弁柄0.7部、二酸化チタン
0.5部及び樹脂酸コバルト1部を添加混合し、155
℃の6インチ二本ロールにて5分間混練した後、
熱プレスで1mm厚のシートを作製し、屋外暴露し
た。 比較例 1 実施例1において樹脂酸コバルトの代りに同量
のジブチルチンジラウレートを使用する以外は全
く同様にしてシートを作製し、屋外暴露した。 以上の各例における暴露16ケ月後、20ケ月後及
び24ケ月後のチヨーキング抑制係数を第一表に示
す。
脂組成物に関するものである。 塩化ビニル樹脂の着色成形品を日光の直射の下
で使用すると、日光暴露部の表面が粉をふいた如
く白つぽく着色して成形品本来の色調が大巾に変
化する結果、成形品の外観が著るしく損なわれる
ことは周知の通りである。この白つぽく着色する
現象は屋外暴露では発生するが、合成樹脂成形品
の耐候性促進試験機として汎用されているウエザ
オメーターでは再現し得ない特異な現象で、チヨ
ーキングと呼ばれている。 処で雨樋、デツキ材等は屋外で特に長期間使用
されるため、かかる用途に塩化ビニル樹脂成形品
を利用する場合、チヨーキングの発生を抑制して
発生時期を遅延させる目的で、従来より種々の安
定剤を塩化ビニル樹脂に添加することが行なわれ
ている。なかでも有機錫系化合物、カドミウムの
金属石鹸、鉛の金属石鹸はチヨーキング抑制効果
が秀でていることから汎用されているが、これら
安定剤を含む塩化ビニル樹脂組成物であつてもそ
の成形品を屋外暴露すると2〜10ケ月後にはチヨ
ーキングが発生し始める。このように従来チヨー
キング抑制効果の秀でている安定剤であつても、
長期間屋外暴露する用途には到底充分なものとは
言えなかつた。そのためチヨーキング抑制効果が
長期間持続する安定剤が強く要望され、広く研究
されていたが、未だ満足すべき安定剤は見い出さ
れていない。 本発明者等は、かかる状況に鑑み鋭意研究の結
果、樹脂酸コバルトがチヨーキング抑制効果を有
すること、しかもその効果が従来汎用されていた
有機錫系化合物に比べ著るしく長期間持続するこ
とを見い出し、本発明に到つたのである。即ち本
発明は樹脂酸コバルトを含有することを特徴とす
る塩化ビニル樹脂組成物に関するものである。 本発明組成物は樹脂酸コバルトを塩化ビニル樹
脂に添加混合することにより形成できるが、樹脂
酸コバルトの使用割合については、塩化ビニル樹
脂100重量部(以後部で示す)に対し通常0.05〜
5部、好ましくは0.5〜2部が適当である。ここ
で言う塩化ビニル樹脂とは、塩化ビニルを構成単
量体とする単独重合体または共重合体を指す。こ
れら重合体には、着色剤成分或いは可塑剤、熱安
定剤、変性剤、滑剤等周知の性能向上成分が併存
していてもかまわない。樹脂酸コバルトを塩化ビ
ニル樹脂に添加混合するに当つて注意すること
は、均一分散を目的とすることであり、そのため
には微粉末状で使用すること、また充分に混練す
ることを要する。混合方法としては塩化ビニル樹
脂に直接添加して混合する方法、または塩化ビニ
ル樹脂に配合することが周知の配合成分例えば着
色剤成分或いは可塑剤、熱安定剤、変性剤、滑剤
等の周知の性能向上成分に予かじめ含有させてお
き、それを塩化ビニル樹脂に混合する方法がある
が、それらのうち均一に分散させ易いという点で
後者の方法が好ましい。特に着色剤成分を利用す
る場合、着色剤成分が均一且つ容易に塩化ビニル
樹脂中に分散できるるようその調製には充分な配
慮を払うので着色剤調製時に染顔料に樹脂酸コバ
ルトを併存させておくと、それらの均一分散性が
特に優れたものになるので適当である。かかる着
色剤成分の形態としては微粉末状ドライカラー、
練肉粉砕工程により製造される潤性タイプカラ
ー、樹脂その他の賦形材により固化したペレツト
状或いは板状のマスターバツチ、可塑剤その他の
液状或いは低温軟化点化合物をベヒクルとするペ
ーストカラー等のいずれにおいても良好な結果が
得られる。 かくして得られる本発明組成物は、屋外暴露に
対して安定であるため、屋外で使用する機器、用
具の用途に利用してもチヨーキングの発生が著る
しく長期間抑制されるので、雨樋、デツキ材等の
用途に最適である。 以下に本発明を実施例にて説明する。尚、実施
例中のチヨーキング抑制係数は以下の式から算出
したものである。 △EC−△EI/△EC×100 △EI=樹脂酸コバルト含有の本発明組成物のシー
トを屋外暴露した後の色差 △EC=樹脂酸コバルト不含有の他は上記と同一
組成の比較組成物のシートを上記と同一期間、
同一条件で屋外暴露した後の色差 従つて一定の屋外暴露期間においてこの係数の
値が100に近いほどチヨーキング抑制効果に優れ
ていることを意味する。 実施例 1 塩化ビニル樹脂(住友化学製、スミリツト
SX11F、重合度1100)100部にCa−Zn系安定剤
(日本インタースタブ製のインタースタブM62D)
3部を添加混合してコンパウンドを得た。かかる
コンパウンド103部に、弁柄0.7部、二酸化チタン
0.5部及び樹脂酸コバルト1部を添加混合し、155
℃の6インチ二本ロールにて5分間混練した後、
熱プレスで1mm厚のシートを作製し、屋外暴露し
た。 比較例 1 実施例1において樹脂酸コバルトの代りに同量
のジブチルチンジラウレートを使用する以外は全
く同様にしてシートを作製し、屋外暴露した。 以上の各例における暴露16ケ月後、20ケ月後及
び24ケ月後のチヨーキング抑制係数を第一表に示
す。
【表】
例1 ート
Claims (1)
- 1 樹脂酸コバルトを含有することを特徴とする
塩化ビニル樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26453187A JPS63118351A (ja) | 1987-10-20 | 1987-10-20 | 塩化ビニル樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26453187A JPS63118351A (ja) | 1987-10-20 | 1987-10-20 | 塩化ビニル樹脂組成物 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9756179A Division JPS5622342A (en) | 1979-07-31 | 1979-07-31 | Vinyl chloride resin composition |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63118351A JPS63118351A (ja) | 1988-05-23 |
| JPH0316381B2 true JPH0316381B2 (ja) | 1991-03-05 |
Family
ID=17404553
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26453187A Granted JPS63118351A (ja) | 1987-10-20 | 1987-10-20 | 塩化ビニル樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63118351A (ja) |
-
1987
- 1987-10-20 JP JP26453187A patent/JPS63118351A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63118351A (ja) | 1988-05-23 |
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