JPH0316523B2 - - Google Patents

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JPH0316523B2
JPH0316523B2 JP58088362A JP8836283A JPH0316523B2 JP H0316523 B2 JPH0316523 B2 JP H0316523B2 JP 58088362 A JP58088362 A JP 58088362A JP 8836283 A JP8836283 A JP 8836283A JP H0316523 B2 JPH0316523 B2 JP H0316523B2
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opening
closing part
pipe line
switching valve
hydraulic pump
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Hideaki Tanaka
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、油圧シヨベルの旋回体を駆動する油
圧モータなどのように、大きな慣性質量を駆動す
るアクチユエータを備えた慣性質量駆動用油圧回
路に関する。
〔従来の技術〕
従来の慣性質量駆動用油圧回路の一例を示す第
1図において、1は大きな慣性質量を駆動するア
クチユエータ、例えば油圧シヨベルの旋回体を駆
動する油圧モータ、2はこの油圧モータ1に圧油
を供給する油圧ポンプ、3はこの油圧ポンプ2を
駆動する原動機である。4はクロウズドセンタ型
の三位置切換弁、5は油圧ポンプ2の吐出側に連
絡した管路で、該吐出側を切換弁4の中立位置N
で、該切換弁4のタンクポートTを介してタンク
連絡管路6に連通させる。7は管路5から分岐し
て切換弁4の一方の入力ポートaに連通する管
路、8は逆流を防止するために管路7に介設され
た逆止弁、9は切換弁4の他方の入力ポートbと
タンク連絡管路6とを連通させる管路である。1
0は管路5の最高圧力を設定するリリーフ弁で、
管路5とタンク連絡管路6とを連通させる管路1
1に介設してある。12は油圧モータ1の第1の
ポートすなわち一方の吸排口と切換弁4の一方の
出力ポートcとを連通させる管路、13は油圧モ
ータ1の第2のポートすなわち他方の吸排口と切
換弁4の他方の出力ポートdとを連通させる管路
である。14は管路12の最高圧力を設定する差
圧型リリーフ弁すなわちブレーキ弁で、管路12
と管路13とを連通させる管路15に介設してあ
る。16は管路13の最高圧力を設定する差圧型
リリーフ弁すなわちブレーキ弁で、管路12と管
路13とを連通させる管路17に介設してある。
18および19は逆止弁で、管路6に連通する管
路20から分岐した管路21および管路22にそ
れぞれ介設され、管路12および管路13にタン
ク23からの油を補給する。
第2図は上述した三位置切換弁4の構造を示す
断面図で、この図は中立状態を示している。この
第2図に示す管路24は、前述の管路5に接続さ
れ、したがつて油圧ポンプ2と連通する。管路2
5は前述のタンク連絡管路6に接続され、タンク
23と連通する。管路26は切換弁4の一方の出
力ポートcに連通し、管路12を介して油圧モー
タ1の一方の吸排口と連通する。管路27は切換
弁4の他方の出力ポートdに連通し、管路13を
介して油圧モータ1の他方の吸排口と連通する。
28はスプールで、同第2図のx方向に移動させ
ると第1図のB位置に切換えられる。なお、29
は切換弁4の本体とスプール28との間に形成さ
れる第1の開閉部で、管路24と管路26とを連
絡する管路、すなわち、油圧モータ1の一方の吸
排口と油圧ポンプ2とを連絡する管路を開閉す
る。また30,31は切換弁4の本体とスプール
28との間に形成される第2の開閉部で、管路2
4と管路25とを連絡する管路、すなわち、油圧
ポンプ2とタンク23とを連絡する管路を開閉す
る。また32は切換弁4の本体とスプール28と
の間に形成される第3の開閉部で、管路27と管
路25とを連絡する管路、すなわち、油圧モータ
1の他方の吸排口とタンク23とを連絡する管路
を開閉する。なお、33は管路24と管路26と
を連絡する管路の途中に設けた逆止弁である。
このような三位置切換弁4を有する従来の慣性
質量駆動用油圧回路にあつては、慣性質量を駆動
するために、操作レバーによつて切換弁4をB位
置に切換えると、油圧ポンプ2の吐出側の管路5
は、管路7と切換弁4の入力ポートaおよび出力
ポートcを介して管路12に連通し、油圧ポンプ
2とタンク連絡管路6との連通は切換弁4によつ
て遮断される。これによつて、油圧ポンプ2の圧
油は油圧モータ1に導かれ、油圧モータ1を介し
て慣性質量を動作させようとする。しかし、油圧
モータ1には慣性質量による慣性力が作用してい
るために、油圧モータ1の回転数は急には上昇せ
ず、管路12に高圧が発生する。この高圧は、ブ
レーキ弁14の設定値以上になると、ブレーキ弁
14および管路15を介して管路13にリリーフ
する。そして、油圧モータ1は加速状態が終了す
ると定常速度状態となり、一定の速度で動作す
る。この状態から操作レバーによつて切換弁4を
第1図の状態である中立位置Nに戻すと、管路1
2および管路13は切換弁4によつて閉鎖状態と
なる。この時、油圧モータ1は慣性質量の慣性力
によつて動作状態を継続し、管路12から吸入し
た油を管路13に排出する。このために管路13
は高圧となり、この高圧がリリーフ弁16の設定
値以上になると、リリーフ弁16および管路17
を介して管路12に圧油をリリーフする。また油
圧モータ1は管路13の高圧によつて徐々に減速
する。
次に、上述した作動状態を三位置切換弁4の構
造を示す断面図である第2,3図および第1図に
基づいて説明する。なお、第2図は前述したよう
に中立状態を示しており、第3図はB位置に切換
えた状態を示している。
第3図に示すように切換弁4をB位置に切換え
ると、第1図に示す油圧ポンプ2の吐出側の管路
5と連通する管路24は、逆止弁33および開放
状態にある第1の開閉部29を介して管路26と
連通する。なお、管路26は前述の管路12に連
通している。また前述の管路13に連通する管路
27は、開放状態にある第3の開閉部32および
管路34を介して管路25に連通する。なお、こ
の管路25はタンク連絡管路6に連通している。
一方、油圧ポンプ2に連通する管路24と管路2
5は、閉鎖状態にある第2の開閉部30,31に
よつて遮断される。
そして、油圧モータ1の作動中に、切換弁4を
中立位置Nに戻してブレーキをかけると、この切
換弁4は第2図の状態となる。すなわち、管路1
2,13は第1の開閉部29、第3の開閉部32
が閉鎖されることにより閉じられ、管路24と管
路25は、第2の開閉部30,31が開放される
ことにより連通し、油圧ポンプ2の吐出圧油はタ
ンク23に流入する。
なおこのような動作は、切換弁4を第1図に示
すA位置に切換え、油圧モータ1を上記と逆方向
に回転させている場合の減速に際しても同様であ
る。
第4図は、前述した切換弁4の動作に伴う当該
切換弁4のスプール28の移動量と第1の開閉部
29、第2の開閉部30,31、第3の開閉部3
2の開口面積との関係を示す図である。なお、こ
の第4図の横軸のαはスプール28の移動量を示
し、同第4図のx方向に向つて移動量が増大す
る。また縦軸のβは開口面積を示し、y方向に向
つて開口面積が増大する。そして、35は第3の
開閉部32における特性線、36は第1の開閉部
29における特性線、37は第2の開閉部30,
31における特性線を示している。
作動中の油圧モータ1にブレーキをかけるため
にスプール28を中立に戻そうとすると(x方向
と逆方向に移動させようとすると)、同第4図の
特性線35,36で示すように、第3の開閉部3
2の開口面積および第1の開閉部29の開口面積
は減少し、次に特性線37で示すように、第2の
開閉部30,31の開口面積は増加を始める。な
お、第3の開閉部32と第1の開閉部29とが閉
鎖を完了する前に第2の開閉部30,31は、十
分に大きな開口面積を有する程度に開放するよう
になつており、また、第3の開閉部32と第1の
開閉部29とは同時に閉鎖を完了するようになつ
ている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、このように構成される従来の慣性質
量駆動用油圧回路にあつては、上述した第4図の
特性線35,36で示すように、第3の開閉部3
2の開口面積および第1の開閉部29の開口面積
がゼロとなるγ点で管路12および管路13が閉
じられるが、その時には同第4図の特性線37で
示すようにすでに第2の開閉部30,31は十分
に大きな開口面積を有する程度に開放されてお
り、これにより油圧ポンプ2と連通する管路5の
圧力はタンク圧となる。したがつて、管路12と
管路13が閉じられ、油圧モータ1にブレーキを
かけた際における管路12の圧力はタンク圧とな
り、またこのときの管路13の圧力はタンク圧と
リリーフ弁16の設定圧力を加えたものとなる。
なお、油圧モータ1と管路12,13とによつて
構成される回路を閉鎖状態にした場合、一般に油
圧モータ1等の機能上、当該回路の外部に対して
の油の漏洩(リーク)は必ず発生する。例えば油
圧モータ1においてはシリンダとバルブプレート
の間からのリーク、ピストンシユーと斜板との間
からのリークを生じ、また切換弁4においてはス
プール28の環状すき間からのリークを生じる。
したがつて、回路内の油量は不足し、油圧モータ
1の吸入量が不足し、このままの状態ではキヤビ
テーシヨンが発生することになる。
上述した従来の油圧回路にあつては、このよう
なキヤビテーシヨンを防止するために第1図に示
すように、管路20,21,22および逆止弁1
8,19を設けてあり、タンク23からの油を管
路21,22により逆止弁18,19を介して補
給できるようになつている。つまり、上述のよう
に管路12の油量が不足し、管路12の圧力がタ
ンク圧以下になると、当該不足油量が逆止弁18
を介して管路12に補給される。しかし一般に、
タンク圧は大気圧よりわずかにしか高くできない
場合が多く、管路12とタンク圧との圧力差は大
きくできない。このようなことから従来にあつて
は、逆止弁18の圧力損失等に起因して、十分に
不足油量を補給できないことがあり、キヤビテー
シヨンの防止に必ずしも十分に対応することがで
きない不具合がある。
本発明は、このような従来技術における実情に
鑑みてなされたもので、その目的は、慣性質量を
駆動するアクチユエータを減速するに際して、当
該アクチユエータに連絡される管路内に油圧ポン
プのリリーフ圧力を閉込めることができ、油の補
給を要しない慣性質量駆動用油圧回路を提供する
ことにある。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するために本発明は、原動機に
よつて駆動される油圧ポンプと、この油圧ポンプ
から供給される圧油によつて作動し、大きな慣性
質量を駆動する油圧シヨベルに具備される旋回用
油圧モータ等のアクチユエータと、油圧ポンプに
連絡されるタンクと、このタンクと油圧ポンプと
の間に介設され、油圧ポンプとアクチユエータの
第1のポートとを連絡する管路を開閉する第1の
開閉部、および油圧ポンプとタンクとを連絡する
管路を開閉する第2の開閉部、およびアクチユエ
ータの第2のポートとタンクとを連絡する管路を
開閉する第3の開閉部を有する切換弁と、この切
換弁とアクチユエータとの間の管路の最高圧力を
設定するブレーキ弁と、油圧ポンプと切換弁との
間の管路の最高圧力を設定するリリーフ弁とを備
えたものにおいて、上述した切換弁が、アクチユ
エータの減速に際して、第3の開閉部を第1の開
閉部よりも優先して閉鎖し、または当該第3の開
閉部を第1の開閉部よりも優先して開口面積が十
分に小さくなる閉鎖近似状態にするとともに、該
第3の開閉部および第1の開閉部の閉鎖動作完了
後、または当該第3の開閉部および第1の開閉部
の閉鎖近似動作の後に、閉鎖状態または閉鎖近似
状態にある第2の開閉部を開口面積を拡大するよ
うに開放する手段を有する構成にしてある。
〔作用〕
上記のように構成した本発明では、アクチユエ
ータの第2のポートとタンクとを連絡する管路を
開閉する第3の開閉部を、油圧ポンプとアクチユ
エータの第1のポートとを連絡する管路を開閉す
る第1の開閉部よりも優先して閉鎖、あるいは閉
鎖近似状態にすることにより、アクチユエータの
第2のポートとタンクとの連絡が断たれて、当該
第2のポート側に発生する圧力により当該アクチ
ユエータにブレーキがかかる。また、油圧ポンプ
とタンクとを連絡する切換弁の第2の開閉部を、
第3の開閉部及び第1の開閉部の閉鎖、あるいは
閉鎖近似動作の後に開放することから、第2の開
閉部の開放前に、上述のブレーキ動作に伴つて発
生した油圧ポンプと切換弁との間の管路の設定さ
れる最高圧力を、開放状態にある第1の開閉部を
介して油圧ポンプとアクチユエータの第1のポー
トとを連絡する管路に供給でき、これにより当該
管路及びアクチユエータの第2のポートに連なる
管路の双方に上述の設定される最高圧力を閉込め
ることができる。これらの管路内の圧力が当該最
高圧力からタンク圧まで低下するのに若干の時
間、例えば数秒かかり、この時間内に慣性質量の
停止動作を完了させることができ、したがつて、
慣性質量が停止するまでの間に上記それぞれの管
路の圧力はタンク圧よりも高く保たれ、これによ
りキヤビテーシヨンを生ぜず、このようなキヤビ
テーシヨンを防止するための油の補給を何ら要す
ることがない。
〔実施例〕
以下、本発明の慣性質量駆動用油圧回路を図に
基づいて説明する。
第5図は本発明の一実施例の要部を構成する三
位置切換弁の部分断面図で、中立状態を示してい
る。なお、この図および後述する第7図a,bに
おいて、前述した第2,3図に示す部分と同じも
のは同一符号で示してある。また、この第5図に
示す切換弁が配置される油圧回路の基本構成は前
述した第1図に示す油圧回路とほぼ同等の構成に
してある。ただし、同第1図に示す管路20,2
1,22、逆止弁18,19は、本発明の対象と
している技術に関しては不要であるので、例えば
除いてある。
第5図において、40は切換弁の本体、41は
スプール、42はスプール41の切換え時の第1
の開閉部29、第2の開閉部30,31、第3の
開閉部32の開閉タイミングを説明するために仮
に設定した基準線で、この基準線42は同第5図
に示す中立状態において、スプール41および本
体40の中央位置を貫いている。
この一実施例にあつては、切換弁4の本体40
およびスプール41を以下に述べるように設けて
ある。
今仮に、第3の開閉部32を構成する本体40
の端面43と基準線42との距離をx1、同第3の
開閉部32を構成するスプール41の端面44と
基準線42との距離をy1とする。また、第1の開
閉部29を構成する本体40の端面45と基準線
42との距離をx2、同第1の開閉部29を構成す
るスプール41の端面46と基準線42との距離
をy2とする。また第2の開閉部30,31のう
ち、第2の開閉部31を構成する本体40の端面
47と基準線42との距離x3、同第2の開閉部3
1を構成するスプール41の端面48と基準線4
2との距離をy3、また第2の開閉部30を構成す
る本体40の端面49と基準線42との距離を
x4、同第2の開閉部30を構成するスプール41
の端面50と基準線42の距離をy4とする。そし
て、第3の開閉部32、第1の開閉部29、第2
の開閉部30,31のそれぞれを構成するスプー
ル41の端面44,46,50,48の外周の長
さを仮にすべてπdとすると、これらの第3の開
閉部32、第1の開閉部29、第2の開閉部3
0,31の開口面積はそれぞれ(y1−x1)πd,
(x2−y2)πd,(y4−x4)πd,(x3−y3)πdで示さ
れる。したがつて、これらの開口面積はスプール
41の移動距離に直線的に比例する。このような
ことから、この一実施例にあつては上記のx1
x4,y1〜y4を、y1<x1のときに、y2>x2,y4
x4,y3<x3を満足し、y1≧x1のときに、x2>y2
よびx2−y2>y1−x1を満足し、かつx2≧y2のと
き、x4>y4,y3>x3,および|y4−x4|+|x3
y3|>|x2−y2|を満足するように設定してあ
る。
これらの関係を、スプール41の移動量と第1
の開閉部29、第2の開閉部30,31、第3の
開閉部32の開口面積との関係で表わすと、第6
図に示すようになる。なお、この第6図の横軸の
αはスプール41の移動量を示し、縦軸のβは開
口面積を示している。また51は第3の開閉部3
2における特性線、52は第1の開閉部29にお
ける特性線、53は第2の開閉部30,31にお
ける特性線を示している。
この第6図から明らかなように、この一実施例
にあつては、切換弁4の本体40およびスプール
41が、以下に述べる動作を実現する手段を構成
している。すなわち、減速に際して、まず、特性
線51,52で示すように、第3の開閉部32の
開口面積が第1の開閉部29の開口面積よりも小
さくなるように、つまり第3の開閉部32を第1
の開閉部29よりも優先して閉鎖し、これらの第
3の開閉部32および第1の開閉部29の開口面
積がゼロになつたのち、つまり第3の開閉部32
および第1の開閉部29の閉鎖動作完了後に、特
性線53で示すように開口面積がゼロである閉鎖
状態にある第2の開閉部30,31を、その開口
面積を拡大するように開放する。
次に、このように構成してある一実施例の油圧
モータの減速時における作用を、第7図a,bお
よび第1図に基づいて説明する。なお、第7図
a,bは切換弁4の動作を例示する部分断面図で
ある。
作動中の油圧モータ1にブレーキをかけるため
に切換弁4を第1図に示すB位置から中立位置に
切換えようとすると、まず第7図a,bに示すよ
うに、第3の開閉部32が閉鎖状態になり、第1
図に示す管路13に連通する管路27と、前述し
た管路25を介してタンク連絡管路6に連通する
管路54とが遮断される。このとき第1の開閉部
29は開放状態にあり、したがつて、第1図に示
す管路12に連通する管路26と、油圧ポンプ2
に連通する管路5に連なる管路24とは連通す
る。なお、第2の開閉部30,31は閉鎖状態に
あり、したがつて、管路24と前述した管路25
に連通する管路55とは遮断される。その結果、
油圧ポンプ2の圧力は管路5から管路12、油圧
モータ1を経て管路13に伝えられるが、第3の
開閉部32が閉鎖状態にあるため、この油圧ポン
プ2の圧力はリリーフ弁10のリリーフ圧力まで
上昇する。
そして、引続いてスプール41が移動すると、
第7図bに示すように、第2の開閉部30,3
1、および第3の開閉部32とともに第1の開閉
部29が閉鎖状態になり、油圧ポンプ2のリリー
フ圧力は油圧モータ1の両ポートの管路12,1
3に閉込められる。なお、油圧モータ1のブレー
キ圧力は管路12,13の圧力差によつて決定す
るので、ブレーキ圧力が確保される。
また、中立状態に至ると、前述した第5図に示
すように、第3の開閉部32および第1の開閉部
29が閉鎖状態になるとともに、第2の開閉部3
0,31が開放状態になり、管路5に連通する管
路24と、管路25すなわちタンク連絡管路6に
連通する管路55とが連通する。
上記のようにして、油圧モータ1の両ポートに
閉込められた油圧ポンプ2のリリーフ圧力がリー
ク等によりタンク圧まで下がるに要する時間は、
油圧モータ1の通常の製作精度、及び切換弁4の
通常の製作精度を考慮した場合、例えばリリーフ
圧力を350Kg/cm2とすると3〜4秒と比較的長い。
一方、慣性質量例えば旋回体を角度90゜フル加速
旋回させた後、この旋回体の停止を意図して切換
弁4を中立に戻したときから現実に旋回体が停止
するまでの時間は経験的に1.8秒前後である。こ
のことから、本実施例にあつては、切換弁4を中
立に切換えたときから旋回体が停止するまでの時
間内に油圧モータ1の両ポートに閉込められた圧
力がタンク圧まで低下することはなく、これによ
り旋回体が停止するまでの間にキヤビテーシヨン
を生じることがなく、したがつてこのようなキヤ
ビテーシヨンを防止するための油の補給を要する
ことがない。
上述の動作は、切換弁4を第1図に示すA位置
に切換え、油圧モータ1を上記と逆方向に回転さ
せている場合の減速に際しても同様である。
第8図は本発明の別の実施例を説明するための
切換弁4のスプール41の移動量と第1の開閉部
29、第2の開閉部30,31、第3の開閉部3
2の開口面積との関係を示す図である。
第8図に示すものは、第1の開閉部29および
第2の開閉部30,31における特性(特性線5
2,53)は前述した第5図に示す特性と同等に
設定してあるが、第3の開閉部32を構成するス
プール41の端面44に、第1図に示す管路1
2,13内に油圧ポンプ2のリリーフ圧力を閉込
めるに十分な小さな開口面積、すなわち閉鎖近似
状態を形成し得るノツチを設けてあり、この第3
の開閉部32の特性のみが前述の一実施例と異な
つている。なお、同第8図に示す56は第3の開
閉部32における特性線を示しており、また、5
7はスプール41の端面44に設けたノツチによ
つて開口面積が変化する範囲を示している。
このような第8図に示す特性をそれぞれ有する
スプールおよび本体を具備する切換弁4を備えた
油圧回路にあつては、油圧モータ1の減速に際し
て、第3の開閉部32あるいは第2の開閉部3
0,31を、管路12,13に油圧ポンプ2のリ
リーフ圧力を閉込めるに十分な閉鎖近似状態にす
ることができ、したがつて、前述した一実施例と
同様に油圧モータ1のブレーキ動作に際して油量
の不足を生じることがなく、油の補給を要しな
い。
また、この第8図に例示する切換弁4を備えた
油圧回路にあつては、第3の開閉部32を構する
スプール41の端面44に、あるいは第2の開閉
部30,31を構成するスプール41の端面4
8,50にノツチを設けてあることから、切換弁
4のなめらかな切換動作が実現でき、切換時にお
ける衝撃を低減させることができる。
〔発明の効果〕
本発明の慣性質量駆動用油圧回路は、以上のよ
うに構成してあることから、慣性質量を駆動する
アクチユエータを減速するに際して、当アクチユ
エータに連絡される管路内に油圧ポンプのリリー
フ圧力を閉込めることができ、それ故、油の補給
を必要とせず、したがつて、キヤビテーシヨンの
発生を確実に防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の慣性質量駆動用油圧回路の一例
を示す回路図、第2,3図は第1図に示す油圧回
路に具備される三位置切換弁の構造を示す説明図
で、第2図は中立状態を示す断面図、第3図はB
位置に切換えた状態を示す断面図、第4図は第
2,3図に示す三位置切換弁の作動に伴う当該三
位置切換弁のスプールの移動量と、第1の開閉
部、第2の開閉部、第3の開閉部の開口面積との
関係を示す図、第5図は本発明の慣性質量駆動用
油圧回路の一実施例の要部を構成する三位置切換
弁の部分断面図、第6図は第5図に示す三位置切
換弁の作動に伴う当該三位置切換弁のスプールの
移動量と、第1の開閉部、第2の開閉部、第3の
開閉部の開口面積との関係を示す図、第7図a,
bは第5図に示す三位置切換弁の動作を例示する
部分断面図、第8図は本発明の別の実施例を説明
するための三位置切換弁のスプールの移動量と、
第1の開閉部、第2の開閉部、第3の開閉部の開
口面積を示す図である。 1……油圧モータ(アクチユエータ)、2……
油圧ポンプ、3……原動機、4……三位置切換
弁、5,7,9,11,12,13,15,1
7,24,25,26,27,34,54,55
……管路、6……タンク連絡管路、8,33……
逆止弁、10……リリーフ弁、14,16……ブ
レーキ弁、23……タンク、28……スプール、
29……第1の開閉部、30,31……第2の開
閉部、32……第3の開閉部、40……本体、4
1……スプール、43,44,45,46,4
7,48,49,50……端面。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 原動機によつて駆動される油圧ポンプと、こ
    の油圧ポンプから供給される圧油によつて作動
    し、大きな慣性質量を駆動するアクチユエータ
    と、上記油圧ポンプに連絡されるタンクと、この
    タンクと上記油圧ポンプとの間に介設され、上記
    油圧ポンプと上記アクチユエータの第1のポート
    とを連絡する管路を開閉する第1の開閉部、およ
    び上記油圧ポンプと上記タンクとを連絡する管路
    を開閉する第2の開閉部、および上記アクチユエ
    ータの第2のポートと上記タンクとを連絡する管
    路を開閉する第3の開閉部を有する切換弁と、こ
    の切換弁と上記アクチユエータとの間の管路の最
    高圧力を設定するブレーキ弁と、上記油圧ポンプ
    と上記切換弁との間の管路の最高圧力を設定する
    リリーフ弁とを備えた慣性質量駆動用油圧回路に
    おいて、上記切換弁が、上記アクチユエータの減
    速に際して、上記第3の開閉部を上記第1の開閉
    部よりも優先して閉鎖し、または該第3の開閉部
    を該第1の開閉部よりも優先して開口面積が十分
    に小さくなる閉鎖近似状態にするとともに、該第
    3の開閉部および第1の開閉部の閉鎖動作完了
    後、または該第3の開閉部および第1の開閉部の
    閉鎖近似動作の後に、閉鎖状態または閉鎖近似状
    態にある上記第2の開閉部を開口面積を拡大する
    ように開放する手段を有することを特徴とする慣
    性質量駆動用油圧回路。
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