JPH0316922B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0316922B2 JPH0316922B2 JP59077188A JP7718884A JPH0316922B2 JP H0316922 B2 JPH0316922 B2 JP H0316922B2 JP 59077188 A JP59077188 A JP 59077188A JP 7718884 A JP7718884 A JP 7718884A JP H0316922 B2 JPH0316922 B2 JP H0316922B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- linolenic acid
- fat
- cholesterol
- ester
- arteriosclerosis
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
本発明は抗動脈硬化症製剤に関する。更に詳し
くはα−リノレン酸のエステルを有効成分として
含有する抗動脈硬化症製剤に関するものである。 〔先行技術〕 α−リノレン酸のエステルを含有する脂肪輸液
剤等の製剤について血中のコレステロール(コレ
ステリン)量を低下させる作用についてはまだ知
られていない。 発明の目的 この発明の目的は血中のコレステロール量の低
下作用を有し、コレステロールの過剰摂取または
コレステロールの代謝障害によつては血中に過剰
に存在するコレステロールを原因として引き起こ
される動脈硬化症すなわち大動脈や冠状動脈の硬
化、心筋梗塞、脳血栓、大動脈瘤、末梢動脈閉塞
症、高脂血症、糖尿病等の治療剤若しくは予防剤
として有用な血中コレステロール量低下剤すなわ
ち抗動脈硬化症製剤を提供することにある。 上記目的に沿う本発明はα−リノレン酸のエス
テルを有効成分として含有する抗動脈硬化症製剤
である。 α−リノレン酸のエステルとしてはα−リノレ
ン酸を成分とするトリグリセライドまたはα−リ
ノレン酸エチルエステルが好ましい。 発明の具体的説明 本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、α−リ
ノレン酸のエステルを含有する脂肪輸液剤等の製
剤が血中のコレステロール含有量を低下させると
いう驚くべき作用を有することを見出し、この知
見に基づいてこの発明を完成するに至つた。 本発明において使用されるα−リノレン酸のエ
ステルとしてはα−リノレン酸を成分とするトリ
グリセライドまたはα−リノレン酸エチルエステ
ル等が好適に使用される。α−リノレン酸を成分
とするトリグリセライドはたとえば亜麻仁油中に
含まれている。またα−リノレン酸エチルエステ
ルはα−リノレン酸とエタノーラとから常法によ
りエステル化反応させることにより容易に得るこ
とができる。 本発明の抗動脈硬化症製剤の有効成分であるα
−リノレン酸のエステルの投与量は症状により異
なるが一般に成人1日当り1〜30g、好ましくは
4〜10gであり、症状に応じて必要により1〜3
回に分けて投与するのがよい。 投与方法は静注その他任意の方法をとることが
できる。α−リノレン酸のエステルは単独に投与
してもよく、また液体中に溶解若しくは分散させ
た状態や各種の他の成分との混合物として、ある
いは他の薬剤との配合剤としてもよい。他の成分
との混合物あるいは配合物として用いるときは、
上記の有効成分は1〜10W/V%とするのがよ
い。 製剤の形態としては錠剤、糖衣錠、散剤、カプ
セル剤、顆粒剤、懸濁剤、乳剤、注射液等があ
る。担体あるいは賦形剤の例としては炭酸カルシ
ウム、リン酸カルシウム、でんぷん、ブドウ糖、
乳糖、デキストリン、アルギン酸、マンニトー
ル、タルク、ステアリン酸マグネシウム等をあげ
ることができる。 本発明に係る抗動脈硬化症製剤を脂肪輸液剤の
形態で用いる場合は脂肪として上記α−リノレン
酸のエステルにさらにたとえば精製大豆油または
精製サフラワー油を混合して用いることができ
る。その場合の精製大豆油または精製サフラワー
油の混合比率としては脂肪中0〜95W/V%とす
るのが好ましい。 脂肪輸液剤は、注射用蒸留水、脂肪、精製卵黄
レシチンおよびグリセリンを分散させ、加圧乳化
することにより調製することが出来る。この場
合、脂肪は5〜20W/V%、精製卵黄レシチンは
1〜2W/V%、グリセリンは2〜3W/V%とす
るのが好ましい。脂肪中のα−リノレン酸のエス
テル誘導体含量は10〜100W/V%とするのが好
ましい。 次に脂肪輸液剤として製剤化した場合の実施例
及び試験例を示して本発明をさらに具体的に説明
する。 実施例 1 α−リノレン酸エチルエステル50g、精製大豆
油450g、精製卵黄レシチン60g.オレイン酸2.5
g、濃グリセリン125g、0.1N−苛性ソーダ50ml
を加え、ホモミキサーで分散させたのち、注射用
蒸留水を加え、全液量を5とする。これを高圧
噴射式乳化機にて乳化し、脂肪輸液剤を調製す
る。該脂肪輸液剤を200mlずつプラスチツク製バ
ツグに分注したのち、118℃、22分間の高圧蒸気
滅菌処理して脂肪輸液剤とする。滅菌後、OV−
フイルム(ユニチカ社製)で真空包装する。 実施例 2 α−リノレン酸トリグリセライド100g、精製
大豆油300g、精製卵黄レシチン48g、オレイン
酸2.0g、濃グリセリン100g、0.1N−苛性ソーダ
40mlをホモミキサーで分散させたのち、注射用蒸
留水を加え全液量を4とする。以下実施例−1
と同様に処理して脂肪輸液剤を製造する。 試験例 血中コレステロール量低下作用 5週令の雄性ラツト〔スプラグ・ドウリー
(Sprague Dawley)系〕を一群5匹にして実験
を行つた。ラツトの尾静脈より上記実施例により
製造した脂肪輸液剤15mlを1時間ずつ4日間投与
する。さらに輸液を開始した日からコレステロー
ルを0.5W/V%のメトローズ(商品名、信越化
学工業(株)製)水溶液に懸濁させた2W/V%コレ
ステロール懸濁液10mlを1日2回4日間経口投与
する。脂肪輸液剤以外に無脂肪固形型飼料(日本
クレア(株)製)を1日につき20g摂食させる。比較
例として精製大豆油を脂肪輸液剤中10W/V%含
有する市販の脂肪輸液剤を投与した。4日間投与
後絶食させ5日目に腹部大動脈より採血し血清を
遠心分離し、血精中のコレステロールを酵素法に
より測定した(測定用キツト:V−コレスター
ゼ、日本製薬(株)製)。結果を表1に示す。
くはα−リノレン酸のエステルを有効成分として
含有する抗動脈硬化症製剤に関するものである。 〔先行技術〕 α−リノレン酸のエステルを含有する脂肪輸液
剤等の製剤について血中のコレステロール(コレ
ステリン)量を低下させる作用についてはまだ知
られていない。 発明の目的 この発明の目的は血中のコレステロール量の低
下作用を有し、コレステロールの過剰摂取または
コレステロールの代謝障害によつては血中に過剰
に存在するコレステロールを原因として引き起こ
される動脈硬化症すなわち大動脈や冠状動脈の硬
化、心筋梗塞、脳血栓、大動脈瘤、末梢動脈閉塞
症、高脂血症、糖尿病等の治療剤若しくは予防剤
として有用な血中コレステロール量低下剤すなわ
ち抗動脈硬化症製剤を提供することにある。 上記目的に沿う本発明はα−リノレン酸のエス
テルを有効成分として含有する抗動脈硬化症製剤
である。 α−リノレン酸のエステルとしてはα−リノレ
ン酸を成分とするトリグリセライドまたはα−リ
ノレン酸エチルエステルが好ましい。 発明の具体的説明 本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、α−リ
ノレン酸のエステルを含有する脂肪輸液剤等の製
剤が血中のコレステロール含有量を低下させると
いう驚くべき作用を有することを見出し、この知
見に基づいてこの発明を完成するに至つた。 本発明において使用されるα−リノレン酸のエ
ステルとしてはα−リノレン酸を成分とするトリ
グリセライドまたはα−リノレン酸エチルエステ
ル等が好適に使用される。α−リノレン酸を成分
とするトリグリセライドはたとえば亜麻仁油中に
含まれている。またα−リノレン酸エチルエステ
ルはα−リノレン酸とエタノーラとから常法によ
りエステル化反応させることにより容易に得るこ
とができる。 本発明の抗動脈硬化症製剤の有効成分であるα
−リノレン酸のエステルの投与量は症状により異
なるが一般に成人1日当り1〜30g、好ましくは
4〜10gであり、症状に応じて必要により1〜3
回に分けて投与するのがよい。 投与方法は静注その他任意の方法をとることが
できる。α−リノレン酸のエステルは単独に投与
してもよく、また液体中に溶解若しくは分散させ
た状態や各種の他の成分との混合物として、ある
いは他の薬剤との配合剤としてもよい。他の成分
との混合物あるいは配合物として用いるときは、
上記の有効成分は1〜10W/V%とするのがよ
い。 製剤の形態としては錠剤、糖衣錠、散剤、カプ
セル剤、顆粒剤、懸濁剤、乳剤、注射液等があ
る。担体あるいは賦形剤の例としては炭酸カルシ
ウム、リン酸カルシウム、でんぷん、ブドウ糖、
乳糖、デキストリン、アルギン酸、マンニトー
ル、タルク、ステアリン酸マグネシウム等をあげ
ることができる。 本発明に係る抗動脈硬化症製剤を脂肪輸液剤の
形態で用いる場合は脂肪として上記α−リノレン
酸のエステルにさらにたとえば精製大豆油または
精製サフラワー油を混合して用いることができ
る。その場合の精製大豆油または精製サフラワー
油の混合比率としては脂肪中0〜95W/V%とす
るのが好ましい。 脂肪輸液剤は、注射用蒸留水、脂肪、精製卵黄
レシチンおよびグリセリンを分散させ、加圧乳化
することにより調製することが出来る。この場
合、脂肪は5〜20W/V%、精製卵黄レシチンは
1〜2W/V%、グリセリンは2〜3W/V%とす
るのが好ましい。脂肪中のα−リノレン酸のエス
テル誘導体含量は10〜100W/V%とするのが好
ましい。 次に脂肪輸液剤として製剤化した場合の実施例
及び試験例を示して本発明をさらに具体的に説明
する。 実施例 1 α−リノレン酸エチルエステル50g、精製大豆
油450g、精製卵黄レシチン60g.オレイン酸2.5
g、濃グリセリン125g、0.1N−苛性ソーダ50ml
を加え、ホモミキサーで分散させたのち、注射用
蒸留水を加え、全液量を5とする。これを高圧
噴射式乳化機にて乳化し、脂肪輸液剤を調製す
る。該脂肪輸液剤を200mlずつプラスチツク製バ
ツグに分注したのち、118℃、22分間の高圧蒸気
滅菌処理して脂肪輸液剤とする。滅菌後、OV−
フイルム(ユニチカ社製)で真空包装する。 実施例 2 α−リノレン酸トリグリセライド100g、精製
大豆油300g、精製卵黄レシチン48g、オレイン
酸2.0g、濃グリセリン100g、0.1N−苛性ソーダ
40mlをホモミキサーで分散させたのち、注射用蒸
留水を加え全液量を4とする。以下実施例−1
と同様に処理して脂肪輸液剤を製造する。 試験例 血中コレステロール量低下作用 5週令の雄性ラツト〔スプラグ・ドウリー
(Sprague Dawley)系〕を一群5匹にして実験
を行つた。ラツトの尾静脈より上記実施例により
製造した脂肪輸液剤15mlを1時間ずつ4日間投与
する。さらに輸液を開始した日からコレステロー
ルを0.5W/V%のメトローズ(商品名、信越化
学工業(株)製)水溶液に懸濁させた2W/V%コレ
ステロール懸濁液10mlを1日2回4日間経口投与
する。脂肪輸液剤以外に無脂肪固形型飼料(日本
クレア(株)製)を1日につき20g摂食させる。比較
例として精製大豆油を脂肪輸液剤中10W/V%含
有する市販の脂肪輸液剤を投与した。4日間投与
後絶食させ5日目に腹部大動脈より採血し血清を
遠心分離し、血精中のコレステロールを酵素法に
より測定した(測定用キツト:V−コレスター
ゼ、日本製薬(株)製)。結果を表1に示す。
【表】
表1から明らかな通り、本発明に係るα−リノ
レン酸のエステルを有効成分として含有する抗動
脈硬化症製剤は比較例に比して優れた血中のコレ
ステロール量低下作用を示している。尚、t−検
定を行つた結果、実施例1及び2はいずれも比較
例に対して危険率5%で有意差があることが明ら
かとなつた。 急性毒性 雄性ラツト〔スプラグ・ドウリー(Sprague
Dawley)系を用いて試験した結果、本発明に係
る抗動脈硬化症製剤は市販の大豆油含有脂肪輸液
剤と同様、極めて安全であることが確認された。
結果を表2に示す。
レン酸のエステルを有効成分として含有する抗動
脈硬化症製剤は比較例に比して優れた血中のコレ
ステロール量低下作用を示している。尚、t−検
定を行つた結果、実施例1及び2はいずれも比較
例に対して危険率5%で有意差があることが明ら
かとなつた。 急性毒性 雄性ラツト〔スプラグ・ドウリー(Sprague
Dawley)系を用いて試験した結果、本発明に係
る抗動脈硬化症製剤は市販の大豆油含有脂肪輸液
剤と同様、極めて安全であることが確認された。
結果を表2に示す。
【表】
発明の効果
以上述べたように本発明によればα−リノレン
酸のエステルを有効成分として含有する抗動脈硬
化症製剤が提供される。本発明に係る抗動脈硬化
症製剤は顕著な血中コレステロール量低下作用を
有し、かつ副作用その他の毒性もなく安全に使用
することができる。 従つて血中に過剰に存在するコレステロールを
原因として引き起こされる動脈硬化症すなわち大
動脈や冠状動脈の硬化、心筋梗塞、脳血栓、大動
脈瘤、末梢動脈閉塞症、高脂血症、糖尿病等の治
療剤若しくは予防剤として有用に使用することが
できる。
酸のエステルを有効成分として含有する抗動脈硬
化症製剤が提供される。本発明に係る抗動脈硬化
症製剤は顕著な血中コレステロール量低下作用を
有し、かつ副作用その他の毒性もなく安全に使用
することができる。 従つて血中に過剰に存在するコレステロールを
原因として引き起こされる動脈硬化症すなわち大
動脈や冠状動脈の硬化、心筋梗塞、脳血栓、大動
脈瘤、末梢動脈閉塞症、高脂血症、糖尿病等の治
療剤若しくは予防剤として有用に使用することが
できる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 α−リノレン酸のエステルを有効成分として
含有する抗動脈硬化症製剤。 2 α−リノレン酸のエステルがα−リノレン酸
を成分とするトリグリセライドまたはα−リノレ
ン酸エチルエステルである特許請求の範囲第1項
記載の抗動脈硬化症製剤。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7718884A JPS60222418A (ja) | 1984-04-17 | 1984-04-17 | 抗動脈硬化症製剤 |
| DE8484112091T DE3475870D1 (en) | 1983-12-16 | 1984-10-09 | Transfusion emulsion |
| EP84112091A EP0145873B1 (en) | 1983-12-16 | 1984-10-09 | Transfusion emulsion |
| BE0/214110A BE901206A (fr) | 1983-12-16 | 1984-12-04 | Emulsion pour transfusion. |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7718884A JPS60222418A (ja) | 1984-04-17 | 1984-04-17 | 抗動脈硬化症製剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60222418A JPS60222418A (ja) | 1985-11-07 |
| JPH0316922B2 true JPH0316922B2 (ja) | 1991-03-06 |
Family
ID=13626838
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7718884A Granted JPS60222418A (ja) | 1983-12-16 | 1984-04-17 | 抗動脈硬化症製剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60222418A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0761954B2 (ja) * | 1986-10-22 | 1995-07-05 | 花王株式会社 | コレステロール低下または上昇抑制剤 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2490631A1 (fr) * | 1980-09-24 | 1982-03-26 | Roussel Uclaf | Nouvelle composition lipidique utilisable en dietetique, reanimation et therapeutique |
| JPS5930063B2 (ja) * | 1981-05-30 | 1984-07-25 | 秀吉 黒瀬 | 栄養豆腐類及びその製造方法 |
-
1984
- 1984-04-17 JP JP7718884A patent/JPS60222418A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60222418A (ja) | 1985-11-07 |
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