JPH0317087Y2 - - Google Patents

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JPH0317087Y2
JPH0317087Y2 JP12200588U JP12200588U JPH0317087Y2 JP H0317087 Y2 JPH0317087 Y2 JP H0317087Y2 JP 12200588 U JP12200588 U JP 12200588U JP 12200588 U JP12200588 U JP 12200588U JP H0317087 Y2 JPH0317087 Y2 JP H0317087Y2
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friction disk
output shaft
sleeve
elastic body
disk
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、組立を容易にでき、かつ摩擦板の摩
耗が定める限度を超えることによつてトルク伝達
を不能ならしめる無段変速装置に関する。
〔従来の技術〕
無段変速装置として一対の円板を用いて両円板
の接触位置を変えことにより変速する構造を具え
たものが存在する。
前記変速装置は、第4図に略示するごとく、出
力側に摩擦円板aと、入力側に前記摩擦円板aの
回転中心線に対して小角度傾斜して回転する回転
円板bとを対設しており、摩擦円板aを回転円板
bに圧接することにより入力側からの回転トルク
を出力側に伝達しうる一方、前記圧接状態を保持
しつつ回転円板bを移動させることにより前記圧
接位置を位置ずれさせて変速するごとく形成され
ている。
このように摩擦円板aは、出力軸cと同心にか
つ回転円板bに向かつて押圧されながら回転す
る。
又摩擦円板aを押圧するため、出力軸cの軸心
に沿つて移動させるカムdと、摩擦円板aを回転
円板bに向かつて付勢するバネeとが設けられ
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
摩擦円板aは運転により摩耗していくことを前
提としており、それを容易に交換できる構造とな
つている。しかし交換が済んでケースを元通り合
わせようとする時に、ケースを継ぐボルトが届か
ない距離までばね力が及んでいるため、ケースの
組付けに際して力を要し組にくいものであつた。
又摩擦円板aの規定摩耗量よりも更に長い距離ま
でバネ力が及ぶために摩耗が規定量を過ぎてもケ
ースの外からは摩耗の限度を越えたことがわから
ないため、さらに運転を続ける結果、装置が損傷
するという問題がある。
前記問題点の一端を解決すべく米国特許第
3388607号に開示されかつ第5図に略示する如く、
出力軸cの内側端に軸方向にのびかつ孔深さを規
制した盲孔fを設けるとともに、その盲孔fに定
められた自由長を有するバネeを挿入しかつバネ
eの内端と、摩擦円板aに固定されるスリーブg
の内端に設ける側壁hとの間に押圧片を配設し、
さらに盲孔fの内端部には出力軸cから前記押圧
片jの抜け落ちを阻止しバネ力の及ぶ距離の制限
のため止め輪kを設けたものが存在する。しかし
この構造のものでは出力軸cの盲孔f及びその周
辺の構造が複雑となり、組立に手間を要しかつコ
スト高となる。
特にこの装置が小型である場合には盲孔fも小
さくなりバネeの組付けは容易ではない。
本考案は、出力軸に設ける内向きの段差部と、
摩擦円板が取付くスリーブに固定される軸受片と
の間に摩擦円板と回転円板とを圧接する弾性体を
配し、スリーブの孔の段差などにより弾性体の伸
びを制限することを基本として、装置の組立を容
易とし、かつ摩擦円板の摩耗が規定量を過ぎるこ
とによつてトルクを伝達できなくし、かつコスト
ダウンを計りうぬ無段変速装置の提供を目的とし
ている。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するため本考案の無段変速装置
にあつては、摩擦円板と該摩擦円板と相対移動自
在かつ摩擦円板に圧接される回転円板とを具える
無段変速装置であつて、外に突出する出軸部と内
に向く段差を有する内方部とを設けた出力軸及び
出力軸の前記内方部を内挿入する孔部を有しかつ
前記摩擦円板が固定される筒状のスリーブとを具
える一方、前記孔部の内端部分に、前記内方部の
内端でかつ該スリーブが出力軸の回転中心線方向
に移動可能に支持される軸受片を固定するととも
に、該軸受片と内方部の前記段差との間に両者を
弾性的に離間することにより前記摩擦円板と回転
円板とを圧接する弾性体を配している。
〔作用〕
出力軸は、従来の構造のもののように弾性体を
挿入するための盲孔を設ける必要がないため、そ
の加工は簡易になしうる。又弾性体は、出力軸の
前記段差と、スリーブに固定される軸受片との間
に配されているため、軸受片を組付けることによ
つて弾性体の取付け長が自づと設定でき、弾性体
の押圧力を簡易に設定することが出来る。
又摩擦円板の摩耗によつてスリーブが回転円板
側へ移動すると弾性体がのびてゆくが、摩耗が規
定量を過ぎるあたりで、弾性体の伸びがスリーブ
の孔の段差部等によつて制限され、弾性体による
付勢力が摩擦円板と回転円板との間のトルク伝達
が可能な押圧力以下となる。そのためトルク伝達
が十分できなくなり、摩擦板の摩耗が規定量を過
ぎたことを検知しうるので、装置自在の破壊につ
ながるような他の不都合につながらなくてもす
む。
さらに弾性体の伸びる距離の制限が可能となる
ため、ケースをあわせて、ボルトで固定する場合
にあつても、ボルトの先がネジ穴に十分届く位置
でも弾性体の力が両ケースに作用せず、組立が容
易となる。
又、弾性体は押圧力を付与するために格別の部
材を用いる必要がないため、構成に必要な部材の
種類を節減することが可能となる。
このように本考案の無段変速装置は、組立を容
易にしかつ摩擦円板の摩耗が過大となることによ
つて生じる損傷を未然に防止でき、しかもコスト
ダウンを計ることができる。
〔実施例〕
以下本考案の一実施例を図面に基づき説明す
る。
第1〜2図において本考案の無段変速装置1
は、摩擦円板2と、その摩擦円板2と相対移動自
在でありかつ摩擦円板2に圧接される回転円板3
とを具え、前記摩擦円板2及び回転円板3は本実
施例ではケース20の内に収容される。
ケース20は前記回転円板3を含む入力部22
を支持する入力側の枠体23と、前記摩擦円板2
を具える出力部24を軸支した出力側の枠体25
とを組合わせかつ結合することによつて形成され
る。
出力軸4は、前記出力側の枠体25の外端部に
取付くベアリング26により回転自在に枢支され
かつ外方に突出する出軸部5と、該出軸部5の内
方に連接しかつ内に向く段差6を有する内方部7
とからなる。
又内方部7は、スリーブ9を外挿する。スリー
ブ9は孔部10を有する筒状をなし、その孔部1
0の内側端部には出力軸4の前記内方部7の内端
を枢支する軸受片11が固定される。
又孔部10には前記出力軸4の内方部7を段差
6の外方を支持しうる軸受部27が軸受片11と
間隔を隔てて設けられる。なお軸受片11、軸受
部27は含油軸受又は合成樹脂製の軸受、さらに
は内周面に転動面を有するニードルベアリングに
よつて形成される。
又内方部7には、その外方側においてカム体1
2が外挿される。カム体12は、前記スリーブ9
の外径寸度と略等しい筒状体であり、カム体12
の軸心と略直交しかつ内方部7を貫通する縦向き
のピン孔を通るピン30により、カム体12を内
方部7に固定することができる。
前記カム体12には、その内方に向く端面に、
連続する曲面で形成されるカム面13が形成され
る一方、スリーブ9の外方に向く端面にも前記カ
ム面13に連続して当接する従動面14が形成さ
れる。カム面13、従動面14は何れも例えば螺
旋曲面の一部分の周期的な反復を含む形に形成す
ることにより、両者は密に当接でき、又両者間の
相対回転によつてスリーブ9は出力軸4の回転中
心線L方向移動することが出来る。
摩擦円板2は前記回転円板3と摩擦接触する円
板基体35と、該円板基体35を取付けるハブ体
36とからなる。
ハブ体36は、前記スリーブ9の内端部9Aを
外嵌するボス部36Aから摩擦円板2が取付く円
板状のフランジ36Bを張り出してなり、ボス部
36Aには内側即ち回転円板3に向く側が側壁3
7によつて閉ざされた内孔39が外方に向かつて
開口する。
スリーブ9の前記孔部10には、前記段差6の
外方に位置させて前記軸受部27を嵌着するとと
もに、該孔部10に出力軸4の内方部7を挿入し
かつ軸受け部27と軸受片11によつて内方部7
を支持することによつて、スリーブ9と内方部7
とは略同芯にかつ隙間gを有して配される。
前記隙間gには圧縮バネからなる弾性体15が
挿入され、該弾性体15の外向きの端面がカラー
40を介して前記段差6に当接する一方、弾性体
15の内向きの端面は、前記孔部10への軸受片
11の嵌入とともに該軸受片11の外方の側面に
当接する。軸受片11はその内向きの端面11A
がスリーブ9の外側端面9Bと略面一となる位置
まで、あるいは少し外よりの位置まで圧入され、
その位置において弾性体15は圧縮による付勢力
が所定の押圧力になるよう設定される。
このように軸受片11の圧入によつて軸受片1
1と内方部7の段差6との間に、弾性体15を出
力軸4とスリーブ9とを弾性的に離間させる向き
の付勢力を有して配される。
なお弾性体15の自由長を前記孔部10に没入
しうる範囲に設定した場合には、軸受片11は、
圧入開始時において孔部10と内方部7とによつ
て周面、孔面がともに案内され、挿入作業が一層
容易となる。
スリーブ9の内端部9Aは前記ハブ体36の内
孔39に挿入されかつスリーブ9とハブ体36と
は圧入又はキー止め等により強固に固定される。
さらに、その固定により、前記側壁37が軸受片
11の内方への移動を阻止しうる。
円板基体35は、ハブ36の前記フランジ36
Bの入力側端面に添着しかつボルト止めにより固
定される円板状の基部41から回転円板3に向か
つてリング状の前記隆起部42を側出するととも
に、該隆起部42の先端が前記回転円板3に当接
する。
従つて、摩擦円板2はスリーブ9に固定され一
体化されるとともに、前記回転中心線Lを中心と
して該出力軸4とともに回転でき、又弾性部材1
5の付勢力及び回転時にあつてはカム面13と従
動面14が相対移動することによつて生じる軸方
向に向く作用力により隆起部42の先端は回転円
板3に圧接される。
入力部22は、前記入力側の枠体23に枢支さ
れかつ下端部にネジ部45を有する支軸46の前
記ネジ部45に螺入されるナツト片47を有し、
前記支軸46の回動により第1図の図面上で上、
下に移動しうる取付片49に、前記回転円板3を
固定しうるモータ50の出力軸51をベアリング
を介して枢支する。又前記モータ50の本体部は
取付片49に固定される。
回転円板3は、前記摩擦円板2の出力側回転中
心線Lに対して入力回転中心線L1が小角度αで
傾く孔52Aを有するボス部52と該ボス部52
の出力側に取付く駆動板52とを具える。なお前
記出力軸51は前記ボス部52の孔52Aの傾き
と同じ角度分傾けて取付け片49に軸支される。
前記駆動板53は、出力側に向く面53aを、
ボス部52の軸孔が傾く前記小角度αに等しい傾
斜角度を有する中高の円錐状に形成することによ
り、該面53aは入力部22第1図上での上下動
とともに前記回転中心線Lに対して略直角に移動
できかつ摩擦円板2の隆起部42と圧接しうる駆
動面を形成する。
従つてモータの出力軸51の回転とともに回転
円板3が回転し、その回転を回転円板3に圧接す
る摩擦円板2に伝達することができる。
又支軸46を回動することによつて入力部22
が上下に移動し、その移動によつて隆起部42と
の圧接部は、回転円板3の半径方向に変位する。
従つてその変位によつてモータの出力軸51は定
速回転するにかかわらず摩擦円板2の回転数は増
減し、変送することができる。
又弾性体15は出力軸4の段差6とスリーブ9
に固定された軸受片11の間に配されているた
め、弾性体15の組付け作業が容易にでき、しか
もその取付け長さを精度よく設定しうるため摩擦
円板2と回転円板3との圧接力を正確に保つこと
ができる。
カム面13と従動面14とは出力軸4に接続さ
れる負荷のトルク変動に伴つて相対回転し、その
相対回転によつて、カム面13、従動面14の噛
合点が変位するとともに、この噛合点の変位によ
りスリーブ9は回転円板3に向かつて進退するこ
ととなる。即ち負荷のトルクが大になれば回転円
板3は内方に移動し摩擦円板2は回転円板3を強
く押圧し、その結果摩擦円板2と回転円板3とは
強力な押圧力で押圧され、両者の間には大きなト
ルク伝動が可能となる。
又負荷のトルクが小となることによつて、スリ
ーブ9は外方に移動し、摩擦円板2と回転円板3
との押圧力が減じる。このようにカム面13と従
動面14とを介して出力軸4にトルクが伝達され
ることによつて、摩擦円板2と回転円板3との押
圧力を常に必要最小限近くに保持することがで
き、装置の耐久性を高めうる。
摩擦円板2の摩耗の進行とともにスリーブ9は
内方に移動し、弾性体15はスリーブ9の移動に
従つて伸びてゆく。摩擦円板2の摩耗が規定量を
越えるとスリーブ9の内径の段差部又はスリーブ
9の孔への内挿部品の内方端面54が弾性体15
に接し、弾性体15がそれ以上に伸びることがで
きないように制限する。本例では弾性体15の外
方端には座金40が挟みこまれており、出力軸4
の段部6と弾性体15スリーブ9の孔への内挿部
品の内方端面54と弾性体15の位置決めを確実
なものとしている。
弾性体15の弾性伸びが前記の如く制限される
ことによつて、装置の起動時において摩擦円板2
と回転円板3の圧接力がなくなり、トルク伝達が
できなくなる。従つて弾性体15の伸びを制限し
ない場合のトラブル、例えば摩擦円板のボス部3
7と回転円板3との直接の接触による損傷などを
未然に防ぐことが出来る。又摩擦円板2を交換し
た後、入力側の枠体23と出力側の枠体25とを
組み合わせる場合であつても、回転円板3で摩擦
円板2を押していくため、出力軸4の前記段差部
6に弾性体15が接するまでは弾性体15の力は
前記枠体23,25には及ばないので組立が容易
となる。
第3図に出力軸4とスリーブ9との組付けの他
の例を示す。
本例では、軸受片11は孔部10の内端部近傍
に設ける止め輪61によつて該軸受片11の内方
へ向く移動を阻止しており、又該止め輪61によ
つて弾性体15の付勢力を一定に保持している。
又本例ではスリーブ9は2ケの軸受62,63に
よつてケース20に保持されており、第1図に示
す軸受部27を省略している。又スリーブ9の内
径の段差に代えて止め把64を設け、弾性体15
の伸びを制限している。
〔考案の効果〕
このように本考案の無段変速装置は、出力軸に
設ける内に向く段差と摩擦円板が取付くスリーブ
に固定される出力軸保持用の軸受片との間に、出
力軸とスリーブとを弾性的に離間することにより
摩擦円板と回転円板とを圧接する弾性体を配して
いるため、出力軸に従来の構造のものように弾性
体を配設するための盲孔を形成する必要がなく、
出力軸を簡易に形成でき、又従来のものに比べて
部品点数を減じ装置のコストダウンを計りうる。
さらに摩擦円板の摩耗が規定摩耗量を越えたと
ころで弾性体の伸びが制限されていることで、装
置の組立が容易となり、又摩擦円板の摩擦が規定
量を越えたことを検知できることでさらに摩耗が
進んだ場合に発生しがちであつた装置の損傷を未
然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図はその要部を示す分解斜視図、第3図は出力軸
とスリーブの組付けの他の例を示す分解断面図、
第4,5図は従来技術を示す断面図である。 2……摩擦円板、3……回転円板、4……出力
軸、5……出軸部、6……段差、7……内方部、
9……スリーブ、10……孔部、11……軸受
片、15……弾性体、L……回転中心線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 摩擦円板と該摩擦円板と相対移動自在かつ摩擦
    円板に圧接される回転円板とを具える無段変速装
    置であつて、外に突出する出軸部と内に向く段差
    を有する内方部とを設けた出力軸及び出力軸の前
    記内方部を内挿入する孔部を有しかつ前記摩擦円
    板が固定される筒状のスリーブとを具える一方、
    前記孔部の内端部分に、前記内方部の内端でかつ
    該スリーブが出力軸の回転中心線方向に移動可能
    に支持される軸受片を固定するとともに、該軸受
    片と内方部の前記段差との間に両者を弾性的に離
    間することにより前記摩擦円板と回転円板とを圧
    接する弾性体を配してなる無段変速装置。
JP12200588U 1988-09-14 1988-09-14 Expired JPH0317087Y2 (ja)

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JP12200588U JPH0317087Y2 (ja) 1988-09-14 1988-09-14

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JP12200588U JPH0317087Y2 (ja) 1988-09-14 1988-09-14

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Publication Number Publication Date
JPH0241754U JPH0241754U (ja) 1990-03-22
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JP12200588U Expired JPH0317087Y2 (ja) 1988-09-14 1988-09-14

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