JPH03173749A - 冷間鍛造用軟磁性ステンレス鋼およびその製造方法 - Google Patents

冷間鍛造用軟磁性ステンレス鋼およびその製造方法

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JPH03173749A
JPH03173749A JP31388589A JP31388589A JPH03173749A JP H03173749 A JPH03173749 A JP H03173749A JP 31388589 A JP31388589 A JP 31388589A JP 31388589 A JP31388589 A JP 31388589A JP H03173749 A JPH03173749 A JP H03173749A
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steel
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JP31388589A
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Yoshinobu Motokura
義信 本蔵
Nagayoshi Kikuchi
永喜 菊池
Hitokatsu Usami
宇佐美 仁克
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Aichi Steel Corp
Original Assignee
Aichi Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は軟磁性鉄鋼材料に関し、詳しくは電子燃料噴射
装置、電磁弁、磁気センサ等の磁芯材料に用いられる冷
間鍛造性、シャー切断性、磁気特性、電気特性、耐食性
および被削性に優れた冷間鍛造用軟磁性ステンレス鋼お
よびその製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、電子燃料噴射装置、電磁弁、磁気センサ等の磁芯
材料には、大部分鉄が使用されていた。
なぜなら、鉄はある程度の軟磁性を持っている上、上記
用途の部品のような複雑形状にも、容易に冷間鍛造でき
る優れた冷鍛性を持ち、製造コストが安く、素材自体も
安価であるからである。
これに対して近年、鉄を使用している現用の製造ライン
で製造できる、つまり鉄並の冷鍛性、シャー切断性を具
備する製造性を有し、耐食性が優れ、さらに高性能化の
ニーズから、磁気応答性の向上という、三つの特性を合
わせ持つ軟磁性鋼が要求されてきた。
しかしながら、現在の技術は次のようなところに止まっ
ている。
一つは、鉄に冷鍛後N1−Pメツキを施し、耐食性を付
加したものである。この材料は、磁束密度と、冷鍛性は
非常に優れている(引張強さ32kgf/+w+m” 
)ものの、部品として組み込まれた場合、作動中にメツ
キが剥がれ弁が目詰まりするという欠点があった。さら
に電気抵抗が15μΩcmと低く、応答性が非常に低い
。また、ステンレス鋼をベースとした軟磁性鋼として、
現在、昭和50年初めに開発されたPe−13Cr−I
Si−0,25Al鋼が冷鍛用として10余年の間使わ
れている。この材料は、耐食性に優れ、電気抵抗が高く
応答性に優れるものの、引張強さが45kgf/+am
”と高く、冷鍛性においては、とても鉄(引張強さ32
 kgf/mm!、限界加工率70%)に及ぶものでは
なかった。そのため、鉄用の製造工程では冷鍛できなか
った。
その後、Fe−13Cr−ISi−0,25AI鋼の冷
鍛性と電磁特性の改善は試みられたものの、Fe−13
Cr−ISi−0,25AI鋼を上回る冷鍛性を有する
材料は開発されていない。
また、最近、高冷鍛用として開発された13Cr−0,
1Siは引張強さが38 kgf/i+m”と冷鍛性が
やや不十分であり、かつ、ステンレス鋼特有のねばさの
ため、シャー切断性が悪く、鉄用製造ラインでの製造性
に問題がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は電子燃料噴射装置等の磁芯材料として使用され
る従来鋼の前記のごとき欠点を解決すべくなされたもの
で、電子燃料噴射装置、電磁弁、磁気センサ等の磁芯材
料に要求される引張強さが36kgf/Imm”以下、
限界加工率75%以上であって優れた冷間鍛造性と優れ
たシャー切断性という鉄並の製造性を有し、電気抵抗が
45μΩcm以上であって優れた応答性を示し、さらに
耐食性、磁気特性、被削性に優れた冷間鍛造用軟磁性ス
テンレス鋼およびその製造方法を提供することを目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者等は、従来鋼の前記のごとき欠点に鑑み、従来
鋼の冷間鍛造性、磁気特性、電気抵抗、耐食性に及ぼす
各種合金元素の影響について鋭意研究を重ねた結果、本
発明を完成するに至ったものであり、本発明は次に述べ
るような新たな知見に基づくものである。
鉄並の冷鍛性を得る手段は従来の冶金的手法では本合金
の組成範囲では、マルテンサイト組織になるが、今回、
従来法では冶金的に達し得なかった極低CfN化するこ
とによりフェライト単相を得ることを発見した。さらに
、この極低C+Nフェライト鋼において、Si、 Mn
その他の元素を製造上必要量は保って極限レベルまで下
げて、清浄化することにより、従来予想された冷鍛性を
遥かに上回る冷鍛性を得ることができた。
本発明では、従来、脱酸のためSiを0.5%程度添加
しており、そのため固溶硬化が大きく、また介在物が多
く生成するため、冷鍛性および磁気特性がかなり劣化し
ていることに着目した。即ち、脱酸剤としてSiの代わ
りにAIを用いると、 AIの方が脱酸力が強いため0
.05〜0.20%の少量の添加で充分に脱酸でき、そ
のため固溶硬化が小さくてすみ、なおかつ介在物も少な
いため、従来予想されなかった優れた冷鍛性を得ること
に成功した。さらに詳述すれば、13Cr系ステンレス
鋼におよぼす合金の影響を徹底的に調査した結果、単位
重量%当たりの固溶硬化は、AIよりSiの方が大きい
ことを見出した。従って前述のA1とSiの脱酸力の差
と、この固溶硬化能の差の相乗効果により、従来予想さ
れなかった優れた冷鍛性が得られたのである。
本発明は、上述のように優れた冷鍛性を持つ軟磁性ステ
ンレス鋼を得たが、実際の冷鍛工程においては、コイル
状の素材をシャー切断して冷鍛母材とし、それを冷鍛機
へ送る。その際、本発明鋼の圧延コイルを焼鈍(900
℃X2Hr相当)のままでシャー切断すると、素材がね
ば過ぎて切断端面にだれを生じ、冷鍛母材形状が変形し
冷鍛できなくなるという問題が生じた。そこで本発明者
等は切断性に及ぼす組成、素材の硬さ(予備加工)、結
晶粒径(熱処理)の影響を綿密に調査した結果、次の様
な新規な知見を得た。
即ち、化学組成を変化させてシャー切断性を改善すると
、冷鍛性が劣化することが判明した。
次に、予備加工として、15〜40χの伸線加工を施し
て素材硬さを上昇させると、切断性が向上し、かつ冷鍛
性が損なわれないことを発見した。図は、圧延後焼鈍ま
ま■の素材と、25%伸線加工後■の素材の拘束圧縮試
験における、加工歪に対するパンチ面圧のグラフである
。図に示されるように、伸線加工後の素材は、加工歪が
小さいうちは、予備加工である伸線加工硬化の影響が残
っているため、圧延後焼鈍ままの素材よりパンチ面圧が
高いが、加工歪が大きくなるとパンチ面圧は、伸線加工
しないものと全く同じになる。即ち、伸線加工を施し素
材硬さを上昇させることによって、冷鍛性を損なわずに
切断性を向上させることが可能になった。
さらに、結晶粒径については、粒径が大きい程切断性が
良いことを知見した。しかし、粒度番号が3以下では整
粒が得られにくく、混粒となり、冷鍛時に正確な形状が
得られず、また冷鍛品表面肌が粗くなる。また粒度番号
が6以上では、冷鍛時に焼きつきが発生することも発見
した。そこで、冷鍛性と切断性の両特性を兼ね備えた粒
度番号を3〜6の範囲とし、最適粒径は3という新規な
知見を得た。
本発明の冷間鍛造用軟磁性ステンレス鋼は、第1発明と
して、c o、otoz以下、Si 0.20%以下、
Mn0135%以下、S 0.010%以下、Cr 1
1〜13X 、AI 0゜05〜0.20% 、00.
0070X以下、N 0.0100%以下、C十N 0
.015%以下を含有し、残部Feならびに不純物元素
からなることを要旨とする。
第2発明は、第1発明にさらに切削性を改善するために
、Ca 0.002〜0.020χ、Bi 0.30X
以下、pbO030%以下、S 0.040%以下、S
e 0.040%以下のうち1種または2種以上を含有
し、さらに、S 、 Seを1種以上含有させる場合は
、Te 0.002〜0.040χ、Zr 0.02〜
0.15χのうち1種または2種を含有させたものであ
る。
第3発明は、第1発明にさらに耐食性を改善するため、
Mo 4.0%以下、Cu 0.50X以下、Ni 2
.5%以下、Nb 0.20%以下、V 0.20%以
下のうち1種または2種以上を含有させたものである。
第4発明は、第2発明にさらに耐食性を改善するために
Mo 4.0X以下、Cu 0.50X以下、Ni 2
.5%以下、Nb 0.20%以下、V 0.20%以
下のうち1種または2種以上を含有させたものである。
第5〜第8発明は、第1〜第4発明鋼を850〜110
0℃で熱間圧延後、650〜900℃での焼鈍と15〜
40χの伸線加工を少なくとも1回行い、結晶粒度番号
を3〜6として、シャー切断性の向上を図ったものであ
る。
次に、本発明において成分組成を限定する理由について
説明する。
Ci 0.010X以下 Cは固溶強化によって冷間鍛造性を害するとともに磁気
特性にも悪影響を与える元素であり、本発明においては
できるだけ低下させることが望ましく、その上限を0.
010χとした。なお、冷間鍛造性および磁気特性をさ
らに向上させるためには0゜005%以下にすることが
望ましい。
Si ; 0.20%以下 Siは、固溶強化作用によって冷間鍛造性を害する元素
であり、また介在物が多(生成するため、冷鍛性および
磁気特性が劣化する。本発明は冷間鍛造性を最重視する
ものであるので、その上限を0.20χとした。
Mn ; 0.35X以下 Mnは耐食性、磁気特性、冷間鍛造性を著しく損なうの
で、0.10%以下が望ましいが、実際の製造性を考慮
して、その上限を0.35χとした。
S 、 0.010X以下 Sは鋼中の不純物として含有されるが、冷間鍛造性を害
する元素であるので、その上限を0.010χとした。
Cr ; 11〜132 Crは、耐食性、電気抵抗、磁気特性を改善する基本的
な元素であり、少なくとも11%以上含有されないと、
その効果は充分でなく、優れた耐食性、電気抵抗が得ら
れないので、下限を11χとした。
しかし、13χを越えて含有させると、磁気特性を損な
うと共に冷間鍛造性をも損なうのでその上限を13χと
した。
Al ; 0.05〜0.20! AIは固溶強化元素で冷間鍛造性を害すると共に溶接性
をも阻害する元素である。しかし、脱酸剤としてはSi
より有効であり、かつ単位重量%当りの固溶硬化はSi
より小さい。この効果を得るためには0.05%以上の
含有が必要であり、その下限を0.05χとした。しか
し、0.202を越えて含有させても脱酸効果が飽和し
、冷間鍛造性を損なうので、その上限を0.20χとし
た。
0 、0.0070%以下 0は浸入型固溶体を形成し冷間鍛造性を著しく劣化させ
るので、できるだけ少ない方が望ましいが、実際の製造
性を考慮して上限を0.0070χとした。
N ; 0.0100%以下 Nは鋼中に不純物として含まれるが、0.0100%以
下に規制することにより、冷間鍛造性および磁気特性の
改善に効果的なので、上限をo、oiooχとした。
C+ N ; 0.015%以下 CおよびNは、磁気特性、耐食性を著しく損ない、かつ
固溶強化作用により冷間鍛−造性を損なう元素である。
本発明においては、C+Nを0.015%以下とし、S
iを極低レベルとし、さらに、AIを微量添加してもフ
ェライト単相となり、引張強さ36kgf/mm”以下
、限界加工率75%以上と優れた冷間鍛造性を得ること
を目的とするものであり、C十Nをできるだけ低下させ
ることが必要であり、上限を0.015χとした。
S ; 0.040X以下、Se ; 0.040X以
下S 、 Seは切削性を改善するために添加するが、
多量の含有は冷間鍛造性を損なうので、上限を0゜04
0χとした。
Pb 、 0.30%以下、Bi ; 0.30%以下
Pb、 Biは切削性を改善する元素であるが、多量の
含有は冷間鍛造性を損なうので、上限を0.30χとし
た。
Ca H0.002〜0.020χ Caは切削性を改善するために添加するが、前記効果を
得るためには0.002%以上の含有が必要である。し
かし、0.020χを越えて含有させると冷間鍛造性を
損なうので、上限を0.020χとした。
Te 30.002〜0.040χ Teは冷間鍛造性に及ぼすS、 Seの影響を無害化す
る作用を有しており、この効果を得るには0.002%
以上含有させる必要がある。しかし、多量の含有はかえ
って冷間鍛造性を損なうので上限を0゜040χとした
Zr ; 0.02〜0.15χ ZrはMnS 、 MnSeを球状化して、冷間鍛造性
を改善する元素であり、少なくとも0.02%以上含有
させる必要がある。しかし、多量の含有は逆に冷間鍛造
性を損なうので、上限を0.15χとした。
Mo ; 4.0%以下、Cu ; 0.502以下、
Ni H2,5%以下、Nb 、 0.20X以下、V
 、 0.20%以下Mo5Cu、 Ni5Nb、 V
は耐食性を改善する元素である。しかしMoは4.0χ
、Cuは0.50χ、Niは2.5χ、NbおよびVは
0.20χを越えて含有させるといずれも磁気特性、冷
間鍛造性をそこなうので、その上限をMoは4.0XS
Cuは0.50χ、Niは2.5χ、Nb、 Vは0.
20χとした。
次に本発明において、製造条件を限定する理由について
説明する。
熱間圧延温度を850〜1100℃としたのは、850
℃未満での圧延では疵の発生が多くなり、また、結晶粒
が小さくなりすぎるめであり、1100℃を越えた温度
で圧延すると結晶粒が大きくなりすぎたり、鋼片が曲が
ってしまう等の製造上の問題が発生するからである。
焼鈍温度を650〜900℃としたのは、良好な冷間鍛
造性およびシャー切断性を確保するためであり、650
℃未満では歪取りの効果が無く、900℃を越えると結
晶粒が粗大化し整粒が得られなくなるからである。
伸線加工を15〜40χとしたのは冷間鍛造性を損なう
ことなくシャー切断性を向上させるためであり、15χ
未満では素材硬さの上昇が少なく、素材がねば過ぎてシ
ャー切断性があまり向上しなく、かつ、40χを越える
と素材硬さが高くなり過ぎ、かえってシャー切断性が損
なわれ、冷鍛割れ等が発生する危険があり、上限を40
χとした。
〔実施例〕
次に本発明の特徴を従来鋼、比較鋼と比べて実施例でも
って明らかにする。
第1表はこれら供試 鋼の化学成分を示すものである。
(以下余白) 第1表において、No1〜8鋼は第1.5発明鋼、No
9〜15鋼は第2.6発明鋼、No16〜25tlij
lは第3.7発明鋼、No26〜29綱は第4.8発明
鋼である。No30〜34綱は比較鋼であり、N035
.36鋼は従来鋼で、No35はFe 、 No36は
Pe−13Cr−ISi−0,25AIである。
第1表の供試鋼について、900℃で2時間保持し、つ
いで冷却速度100”C/時間という熱処理を施して、
引張強さ、限界加工率、磁束密度、保磁力、耐食性、電
気抵抗、被削性を測定した。
引張強さについては、JIS d号試験片を用いて測定
したものであり、限界加工率については、日本塑性加工
学会冷間鍛造分科会基準、冷間据込み性試験方法(暫定
基準)に基づいて、試験片として直径14mmφ、高さ
211、ノツチ付きを用い圧縮試験を行い割れ発生率5
0%の据込率を測定したものである。
磁気特性については、直流型BH)レーザを用いて、試
験片として外径24膳画一、内径16a−φ厚さ160
111のリングを製作し、磁束密度、保磁力を測定した
ものである。
また、耐食性については、5%NaC1水溶液にて塩水
噴霧試験を行いその発語率を測定し、発語率が5%以下
のものを◎、5超〜25%のものを025超〜50%の
ものをΔ、50%超のものを×とした。
電気抵抗については、ホイートストンブリッジ法により
試験片として1.2mmφX500mm線を用いて測定
したものである。
被削性については、10mm厚さの試験片を用いて回転
数725r、p、m、、ドリルSKH5mmφ、荷重4
kgで穿孔試験を行い、孔明けに要する時間を測定した
ものである。
測定した引張強さ、限界加工率、磁束密度、保磁力、耐
食性、電気抵抗、被削性を第2表に示した。
(以下余白) 第2表から明らかなように、比較鋼であるNo30鋼は
、Cr含有量が高いため、耐食性は優れているものの、
引張強さ、限界加工率が劣り、従って冷間鍛造性が劣る
ものであり、No31鋼はCr含有量が低いため、耐食
性が非常に劣り、No32鋼はAI含有量が高いため、
引張強さが劣り、従って冷間鍛造性も劣るものであり、
No33鋼はSi含有量が高いため、引張強さ、限界加
工率が劣り、冷間鍛造性が非常に劣るものであり、No
34鋼はC十N含有量が高いため、引張強さ、限界加工
率が劣り、従って冷間鍛造性が非常に低く、耐食性、保
磁力も劣るものである。
一方、従来鋼であるNo35鋼は純鉄に相当し、冷間鍛
造性は比較的良いものの、耐食性、保磁力において劣り
、Fe−13Cr−I 5i−0,25AIに相当する
No36鋼は、引張強さが高く、限界加工率が低く、従
って冷間鍛造性が劣り、磁束密度も低い。
これらに対して、本発明鋼であるNo1〜29鋼は、引
張強さが36kgf/mm”以下であり、限界加工率も
75%以上が確保されて、冷間鍛造性に優れ、かつ、磁
束密度、保磁力等の磁気特性においても満足すべきもの
であり、耐食性にも優れ、電気抵抗も高いもので磁気応
答性に優れたものであって、本発明の効果が確認された
次に、シャー切断性については、970℃で熱間圧延を
施した材料を720℃で焼鈍を行い、さらに、伸線加工
については第3表に示した加工率を施した材料について
評価した。即ち、シャー切断後、切断面がだれずに通常
の冷鍛ラインで送り込めるものは○、切断面がだれて通
常の冷鍛ラインに送り込めないものを×として評価した
。その結果を第3表に示した。
(以下余白) 第3表 第3表から明らかなように、本発明鋼のうち、伸線加工
率が15%未満のものは、いずれも加工硬化が小さく、
パンチ面圧が低いため切断時、端面にだれが生じシャー
切断性が劣り、伸線加工率が40%を超えるものは、か
えって加工硬化が大きすぎてシャー切断性は優れている
ものの、冷鍛により割れが発生する。これに対して本発
明鋼のうち伸線加工率が15〜40%のもののシャー切
断性は優れたものであって、本発明の効果が確認された
〔発明の効果〕
本発明の冷間鍛造用軟磁性ステンレス鋼およびその製造
方法は、以上詳述したように、Siを極低レベルまで下
げ、AIを微量添加し、かつC,N、0等の固溶強化元
素を極力低減し、優れた磁気特性、電気抵抗、耐食性を
保持しつつ、冷間鍛造性を向上させ、さらに伸線加工、
結晶粒制御により鉄並に優れた製造性(シャー切断性)
を付与したものである。
さらにCa、 Bi、 Pb、 S SSe、 Te、
 Zrを必要に応じて複合添加することによって冷間鍛
造性を損なうことなく、被削性を改善したものである。
本発明は、パルス作動型の電子燃料噴射装置、電磁弁等
の冷間鍛造によって製造される磁芯部品に適した耐食軟
磁性鋼であり、高い実用性を有するものである。
【図面の簡単な説明】
図は据込み加工歪とパンチ面圧との関係を示すもので、
■は圧延後焼鈍しビーリングしたもの、■は圧延後焼鈍
しピーリングしたものに25%の引抜き加工を施したも
のである。なお試験は拘束圧縮試験で、圧縮速度は10
mm/win、無潤滑で行った。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)重量比にしてC0.010%以下、Si0.20
    %以下、Mn0.35%以下、S0.010%以下、C
    r11〜13%、Al0.05〜0.20%、O0.0
    070%以下、N0.0100%以下、C+N0.01
    5%以下を含有し、残部Feならびに不純物元素からな
    ることを特徴とする冷間鍛造用軟磁性ステンレス鋼。
  2. (2)重量比にしてC0.010%以下、Si0.20
    %以下、Mn0.35%以下、Cr11〜13%、Al
    0.05〜0.20%、O0.0070%以下、N0.
    0100%以下、C+N0.015%以下を含有し、さ
    らにCa0.002〜0.020%、Bi0.30%以
    下、Pb0.30%以下、S0.040%以下、Se0
    .040%以下のうち1種または2種以上を含有し、さ
    らに、S、Seを1種以上含有させる場合にはTe0.
    002〜0.040%、Zr0.02〜0.15%のう
    ち1種または2種を含有し、残部Feならびに不純物元
    素からなることを特徴とする冷間鍛造用軟磁性ステンレ
    ス鋼。
  3. (3)重量比にしてC0.010%以下、Si0.20
    %以下、Mn0.35%以下、S0.010%以下、C
    r11〜13%、Al0.05〜0.20%、O0.0
    070%以下、N0.0100%以下、C+N0.01
    5%以下を含有し、さらにMo4.0%以下、Cu0.
    50%以下、Ni2.5%以下、Nb0.20%以下、
    V0.20%以下のうち1種または2種以上を含有し、
    残部Feならびに不純物元素からなることを特徴とする
    冷間鍛造用軟磁性ステンレス鋼。
  4. (4)重量比にしてC0.010%以下、Si0.20
    %以下、Mn0.35%以下、Cr11〜13%、Al
    0.05〜0.20%O0.0070%以下、N0.0
    100%以下、C+N0.015%以下を含有し、さら
    にCa0.002〜0.020%、Bi0.30%以下
    、Pb0.30%以下、S0.040%以下、Se0.
    040%以下のうち1種または2種以上を含有し、さら
    に、S、Seを1種以上含有させる場合にはTe0.0
    02〜0.040%、Zr0.02〜0.15%のうち
    1種または2種を含有し、さらにMo4.0%以下、C
    u0.50%以下、Ni2.5%以下、Nb0.20%
    以下、V0.20%以下のうち1種または2種以上を含
    有し、残部Feならびに不純物元素からなることを特徴
    とする冷間鍛造用軟磁性ステンレス鋼。
  5. (5)重量比にしてC0.010%以下、Si0.20
    %以下、Mn0.35%以下、S0.010%以下、C
    r11〜13%、Al0.05〜0.20%、O0.0
    070%以下、N0.0100%以下、C+N0.01
    5%以下を含有し、残部Feならびに不純物元素からな
    る鋼を、850〜1100℃で熱間圧延後、650〜9
    00℃での焼鈍と15〜40%の伸線加工を少なくとも
    1回行い、結晶粒度番号を3〜6としたことを特徴とす
    る冷間鍛造用軟磁性ステンレス鋼の製造方法。
  6. (6)重量比にしてC0.010%以下、Si0.20
    %以下、Mn0.35%以下、Cr11〜13%、Al
    0.05〜0.20%、O0.0070%以下、N0.
    0100%以下、C+N0.015%以下を含有し、さ
    らにCa0.002〜0.020%、Bi0.30%以
    下、Pb0.30%以下、S0.040%以下、Se0
    .040%以下のうち1種または2種以上を含有し、さ
    らに、S、Seを1種以上含有させる場合にはTe0.
    002〜0.040%、Zr0.02〜0.15%のう
    ち1種または2種を含有し、残部Feならびに不純物元
    素からなる綱を、850〜1100℃で熱間圧延後、6
    50〜900℃での焼鈍と15〜40%の伸線加工を少
    なくとも1回行い、結晶粒度番号を3〜6としたことを
    特徴とする冷間鍛造用軟磁性ステンレス鋼の製造方法。
  7. (7)重量比にしてC0.010%以下、Si0.20
    %以下、Mn0.35%以下、S0.010%以下、C
    r11〜13%、Al0.05〜0.20%、O0.0
    070%以下、N0.0100%以下、C+N0.01
    5%以下を含有し、さらにMo4.0%以下、Cu0.
    50%以下、Ni2.5%以下、Nb0.20%以下、
    V0.20%以下のうち1種または2種以上を含有し、
    残部Feならびに不純物元素からなる鋼を、850〜1
    100℃で熱間圧延後、650〜900℃での焼鈍と1
    5〜40%の伸線加工を少なくとも1回行い、結晶粒度
    番号を3〜6としたことを特徴とする冷間鍛造用軟磁性
    ステンレス鋼の製造方法。
  8. (8)重量比にしてC0.010%以下、Si0.20
    %以下、Mn0.35%以下、Cr11〜13%、Al
    0.05〜0.20%O0.0070%以下、N0.0
    100%以下、C+N0.015%以下を含有し、さら
    にCa0.002〜0.020%、Bi0.30%以下
    、Pb0.30%以下、S0.040%以下、Se0.
    040%以下のうち1種または2種以上を含有し、さら
    に、S、Seを1種以上含有させる場合にはTe0.0
    02〜0.040%、Zr0.02〜0.15%のうち
    1種または2種を含有し、さらにMo4.0%以下、C
    u0.50%以下、Ni2.5%以下、Nb0.20%
    以下、V0.20%以下のうち1種または2種以上を含
    有し、残部Feならびに不純物元素からなる鋼を、85
    0〜1100℃で熱間圧延後、650〜900℃での焼
    鈍とで15〜40%の伸線加工を少なくとも1回行い、
    結晶粒度番号を3〜6としたことを特徴とする冷間鍛造
    用軟磁性ステンレス鋼の製造方法。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07118816A (ja) * 1993-10-20 1995-05-09 Tohoku Tokushuko Kk 粉末焼結電磁ステンレス鋼
WO1998033944A1 (en) * 1997-02-03 1998-08-06 Crs Holdings, Inc. Process for improving magnetic performance in a free-machining ferritic stainless steel
JP2001140034A (ja) * 1999-09-03 2001-05-22 Kiyohito Ishida 快削合金材料
JP2006016665A (ja) * 2004-07-01 2006-01-19 Nippon Steel & Sumikin Stainless Steel Corp 耐食性,冷間加工性および靱性に優れる磁性を有する安価ステンレス鋼線材または鋼線。
US7297214B2 (en) 1999-09-03 2007-11-20 Kiyohito Ishida Free cutting alloy
US7381369B2 (en) 1999-09-03 2008-06-03 Kiyohito Ishida Free cutting alloy

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