JPH0317953B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0317953B2 JPH0317953B2 JP62310629A JP31062987A JPH0317953B2 JP H0317953 B2 JPH0317953 B2 JP H0317953B2 JP 62310629 A JP62310629 A JP 62310629A JP 31062987 A JP31062987 A JP 31062987A JP H0317953 B2 JPH0317953 B2 JP H0317953B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fabric
- component
- density
- rings
- weaving
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、ソフトでスパンライクな外観と風
合、高級感に富む高密度織物の製造方法に関する
ものである。
合、高級感に富む高密度織物の製造方法に関する
ものである。
本発明の方法によつて得られるスパンライク高
密度織物は、その特徴を生かして、ダウン充填素
材やコート、ジヤケツト、ブルゾンなどの各種ア
ウターウエアや、スキウエア、ゴルフウエアなど
の各種のスボーツウエア用途、あるいは建寝装資
材などに幅広く使用することができるものであ
る。
密度織物は、その特徴を生かして、ダウン充填素
材やコート、ジヤケツト、ブルゾンなどの各種ア
ウターウエアや、スキウエア、ゴルフウエアなど
の各種のスボーツウエア用途、あるいは建寝装資
材などに幅広く使用することができるものであ
る。
[従来技術]
従来、高密度に織られた織物に適した素材とし
ての綿の細番手糸をタテ・ヨコに高密度に打込ん
で製織し、仕上加工する方法が一般に知られかつ
実用に供せられていたが、かかる織物は細番手綿
糸を超高密度に打込むため製織効率が低く、製品
については地厚感があり、さらには大量の高級糸
を使用するため高価となり、価格面から一般への
普及は難しいという欠点を有していた。
ての綿の細番手糸をタテ・ヨコに高密度に打込ん
で製織し、仕上加工する方法が一般に知られかつ
実用に供せられていたが、かかる織物は細番手綿
糸を超高密度に打込むため製織効率が低く、製品
については地厚感があり、さらには大量の高級糸
を使用するため高価となり、価格面から一般への
普及は難しいという欠点を有していた。
そこで、合繊長繊維糸を使用した素材間発が行
なわれてきており、ナイロンフイラメント使いに
よる超高密度織物タフタ等が提案された。しか
し、一般に超高密度化するための製織技術が極め
て難しいために製織能率は低く、また製品におい
ては風合が硬く光沢等の品位でも欠けるという問
題があつて、これが商品化のネツクになつてい
た。
なわれてきており、ナイロンフイラメント使いに
よる超高密度織物タフタ等が提案された。しか
し、一般に超高密度化するための製織技術が極め
て難しいために製織能率は低く、また製品におい
ては風合が硬く光沢等の品位でも欠けるという問
題があつて、これが商品化のネツクになつてい
た。
一方、このような問題を少しでも改善せんとし
て、特開昭57−117647号公報、特開昭58−76569
号公報等では、横断面形状で特定形状をもつフイ
ブリル化型複合フイラメントを用い、かつ製織面
においては特別な高密度化を要さずとも薬剤処理
により織布構成繊維を収縮させて高密度化させる
高密度織物技術が提案されている。
て、特開昭57−117647号公報、特開昭58−76569
号公報等では、横断面形状で特定形状をもつフイ
ブリル化型複合フイラメントを用い、かつ製織面
においては特別な高密度化を要さずとも薬剤処理
により織布構成繊維を収縮させて高密度化させる
高密度織物技術が提案されている。
しかし、これらの織物においては、その表面が
収縮しないフイラメント糸で覆われるので、生糸
様の「ヌメリ感」や「冷感」のあるペーパーライ
クな風合となり、しかも品格に乏しい深みのない
光沢となり、綿の細番手糸を使用した本来の高密
度織物の特徴であるソフトでしなやかなカサ高性
のある風合、あるいはナチユラルな表面光沢や外
観という点では未が及ばなく、高級なイメージが
損われてしまうという問題が残つているものであ
つた。
収縮しないフイラメント糸で覆われるので、生糸
様の「ヌメリ感」や「冷感」のあるペーパーライ
クな風合となり、しかも品格に乏しい深みのない
光沢となり、綿の細番手糸を使用した本来の高密
度織物の特徴であるソフトでしなやかなカサ高性
のある風合、あるいはナチユラルな表面光沢や外
観という点では未が及ばなく、高級なイメージが
損われてしまうという問題が残つているものであ
つた。
[発明が解決しようとする問題点]
本発明の目的は、上記したような点に鑑み、製
織プロセス面で格別の高密度化を要することな
く、織物製品として、高い密度を呈していてかつ
ソフトでカサ高性のあるスパンライクな風合と外
観を有するスパンライク高密度織物の製造方法を
提供せんとするものである。
織プロセス面で格別の高密度化を要することな
く、織物製品として、高い密度を呈していてかつ
ソフトでカサ高性のあるスパンライクな風合と外
観を有するスパンライク高密度織物の製造方法を
提供せんとするものである。
[問題点を解決するための手段]
上記した目的を達成する本発明のスパンライク
高密度織物の製造方法は、以下の通りの構成を有
する。
高密度織物の製造方法は、以下の通りの構成を有
する。
すなわち、本発明のスパンライク高密度織物の
製造方法は、予めオーバーフイード率5%以上で
流体乱流処理を施して環やたるみを形成させたポ
リアミド成分とポリエステル成分からなるフイブ
リル化型複合フイラメント糸を少なくとも用いて
製織し、製織後織物の状態でポリアミド成分を膨
潤、収縮せしめる薬剤により処理を施すことによ
り、前記ポリアミド成分と前記ポリエステル成分
とをフイブリル化せしめるとともに、フイブリル
化した複合フイラメントのうちポリエステル繊維
が前記流体乱流処理によつて付与されている環や
たるみの発現能を顕在化せしめて該織物表面に1
cm2当り10個以上の環やたるみを形成しており、織
物内層部にはポリアミド繊維が内層部に収縮して
押込められた状態で環やたるみを形成しているこ
とを特徴とするスパンライク高密度織物の製造方
法である。
製造方法は、予めオーバーフイード率5%以上で
流体乱流処理を施して環やたるみを形成させたポ
リアミド成分とポリエステル成分からなるフイブ
リル化型複合フイラメント糸を少なくとも用いて
製織し、製織後織物の状態でポリアミド成分を膨
潤、収縮せしめる薬剤により処理を施すことによ
り、前記ポリアミド成分と前記ポリエステル成分
とをフイブリル化せしめるとともに、フイブリル
化した複合フイラメントのうちポリエステル繊維
が前記流体乱流処理によつて付与されている環や
たるみの発現能を顕在化せしめて該織物表面に1
cm2当り10個以上の環やたるみを形成しており、織
物内層部にはポリアミド繊維が内層部に収縮して
押込められた状態で環やたるみを形成しているこ
とを特徴とするスパンライク高密度織物の製造方
法である。
[作用]
以下、さらに詳しく本発明のスパンライク高密
度織物の製造方法について説明する。
度織物の製造方法について説明する。
本発明の高密度織物の製造方法は、まず、流体
乱流処理を施されてなるポリアミド成分とポリエ
ステル成分からなるフイブリル化型複合フイラメ
ント流体処理系を少なくとも用いて製織して、織
物とした後、該織布を薬剤処理に供して、ポリア
ミド成分とポリエステル成分とをフイブリル化せ
しめるとともに、糸段階での流体乱流処理によつ
て付与されているポリエステル成分の持つている
環やたるみの発現能を顕在化させて該織物外表面
に多数の、具体的には1cm2当り10個以上の環やた
るみを形成させるのである。
乱流処理を施されてなるポリアミド成分とポリエ
ステル成分からなるフイブリル化型複合フイラメ
ント流体処理系を少なくとも用いて製織して、織
物とした後、該織布を薬剤処理に供して、ポリア
ミド成分とポリエステル成分とをフイブリル化せ
しめるとともに、糸段階での流体乱流処理によつ
て付与されているポリエステル成分の持つている
環やたるみの発現能を顕在化させて該織物外表面
に多数の、具体的には1cm2当り10個以上の環やた
るみを形成させるのである。
上記の薬剤処理は、両成分をフイブリル化せし
め得てかつ少なくとも一成分側を収縮せしめるも
ので、一方成分を膨潤、収縮させ得る薬剤や、両
成分を剥離・フイブリル化するに用いられる公知
の溶剤などが使用できる。
め得てかつ少なくとも一成分側を収縮せしめるも
ので、一方成分を膨潤、収縮させ得る薬剤や、両
成分を剥離・フイブリル化するに用いられる公知
の溶剤などが使用できる。
さらに具体的に説明すると、フイブリル化型複
合フイラメント糸に予めオーバーフイード率5%
以上の流体乱流処理を施し、環やたるみをを形成
させる。ただし、この環やたるみは、その大きさ
あるいは数は製織性が低下されない範囲にとどめ
ることが重要である。すなわち、仮りに、環やた
るみの存在により製織性が悪いとして、該製織性
の向上を目的に追ネンなどをしたとしても、今度
は織物中での両成分のフイブリル化が十分に行な
われ得なくなることがあり、このため、流体乱流
処理による条件は甘くとり、ループやたるみを潜
在化させておくのがポイントである。
合フイラメント糸に予めオーバーフイード率5%
以上の流体乱流処理を施し、環やたるみをを形成
させる。ただし、この環やたるみは、その大きさ
あるいは数は製織性が低下されない範囲にとどめ
ることが重要である。すなわち、仮りに、環やた
るみの存在により製織性が悪いとして、該製織性
の向上を目的に追ネンなどをしたとしても、今度
は織物中での両成分のフイブリル化が十分に行な
われ得なくなることがあり、このため、流体乱流
処理による条件は甘くとり、ループやたるみを潜
在化させておくのがポイントである。
該流体乱流処理に際して、該流体乱流処理条件
のオーバーフイード率や、流体圧力を高くして加
工速度を下げると織物中での環やたるみの数は多
くなり、スパンライクの効果が大きくなる。ま
た、フイブリル化型複合フイラメント糸条の複数
本を引揃え供給して、あるいは給糸差をつけて引
揃え供給して流体乱流処理に供すると本発明の効
果はより大きいものとなる。これは織物中におけ
るフイブリル化と供給糸条間の収縮差によつて環
やたるみが該織物の外表面により突出しやすくな
るからである。ちなみに、フイブリル化された際
の複合フイラメントの環やたるみにおいて、この
環やたるみの数が多くなるとスパンライクな風合
や外観が強調され、環やたるみの大きさが大きく
なるとソフトでしなやかになり、逆に細かくなれ
ば、シヤリ感と張り、腰が強調されることにな
る。
のオーバーフイード率や、流体圧力を高くして加
工速度を下げると織物中での環やたるみの数は多
くなり、スパンライクの効果が大きくなる。ま
た、フイブリル化型複合フイラメント糸条の複数
本を引揃え供給して、あるいは給糸差をつけて引
揃え供給して流体乱流処理に供すると本発明の効
果はより大きいものとなる。これは織物中におけ
るフイブリル化と供給糸条間の収縮差によつて環
やたるみが該織物の外表面により突出しやすくな
るからである。ちなみに、フイブリル化された際
の複合フイラメントの環やたるみにおいて、この
環やたるみの数が多くなるとスパンライクな風合
や外観が強調され、環やたるみの大きさが大きく
なるとソフトでしなやかになり、逆に細かくなれ
ば、シヤリ感と張り、腰が強調されることにな
る。
なお、インターレーサーを用いて単なる交絡処
理を行なつても本発明の所期のねらいとする環や
たるみは得られなくスパンライク効果は得られな
く、流体乱流処理、すなわち一般にタスラン処理
と称される加工を施すことが必須である。
理を行なつても本発明の所期のねらいとする環や
たるみは得られなくスパンライク効果は得られな
く、流体乱流処理、すなわち一般にタスラン処理
と称される加工を施すことが必須である。
製織条件は、通常の織成操作と特段に異ならし
めることはなく、織組織、高密度設計など特別な
条件を採用する必要はなく、適宜所望に応じて条
件を定めればよいものである。
めることはなく、織組織、高密度設計など特別な
条件を採用する必要はなく、適宜所望に応じて条
件を定めればよいものである。
以上のようにして製織された織物の表面には若
干の環やたるみが認められるか、あるいはほとん
ど無い状態の生織である。
干の環やたるみが認められるか、あるいはほとん
ど無い状態の生織である。
次に、この生織を、両成分をフイブリル化せし
める薬剤処理に供するものであるが、一方成分を
膨潤、収縮させ得る薬剤や、両成分を剥離・フイ
ブリル化せしめ得る溶剤などを用いて処理を行な
えばよいものであり、たとえば、ポリアミドの膨
潤処理であれば、ベンジルアルコール、β−フエ
ニルエチルアルコール、フエノール、m−クレゾ
ール、酢酸等を用いることができるものである
が、この中でもベンジルアルコールの水性エマル
ジヨンを用いるのが効果的であり、たとえば、ベ
ンジルアルコール20%、乳化分散剤2%、水78%
相当のエマルジヨンで10〜50℃の浸漬放置処理を
行なえばよい。また、溶剤による処理は、ポリエ
ステル成分を溶解し得る適宜温度のアルカリ薬剤
による処理等を用いることができこの処理熱によ
り構成成分が収縮されるのである。
める薬剤処理に供するものであるが、一方成分を
膨潤、収縮させ得る薬剤や、両成分を剥離・フイ
ブリル化せしめ得る溶剤などを用いて処理を行な
えばよいものであり、たとえば、ポリアミドの膨
潤処理であれば、ベンジルアルコール、β−フエ
ニルエチルアルコール、フエノール、m−クレゾ
ール、酢酸等を用いることができるものである
が、この中でもベンジルアルコールの水性エマル
ジヨンを用いるのが効果的であり、たとえば、ベ
ンジルアルコール20%、乳化分散剤2%、水78%
相当のエマルジヨンで10〜50℃の浸漬放置処理を
行なえばよい。また、溶剤による処理は、ポリエ
ステル成分を溶解し得る適宜温度のアルカリ薬剤
による処理等を用いることができこの処理熱によ
り構成成分が収縮されるのである。
これらのフイブリル化処理により、織物を構成
するフイブリル化型複合カサ高糸は実質的にフイ
ブリル化現象を起すとともに、例えば、第1図に
示した例のものにポリアミド成分の膨潤、収縮を
させ得る薬剤で処理した場合、横断面が放射状の
繊維、つまりポリエステルAのフイラメントが環
やたるみとなつて該織物の表面に突出して環やた
るみを形成しつつ織物表面を覆うためにスパンラ
イクな風合と外観を有するものとなり、他方のポ
リアミドBは膨潤、収縮して高密度な織物を形成
するのである。内層に位置するポリアミド成分の
単繊維フイラメントにも環やたるみは形成される
ものの素材が収縮していることが多いのでほとん
ど目立たない。このように該複合フイラメントは
フイブリル化後、多層構造となつている。そし
て、この糸の多層構造が織物中にも生かされて、
本発明の織物はその外表面がポリエステル成分よ
りなる多数の環やたるみで覆われているものであ
る。
するフイブリル化型複合カサ高糸は実質的にフイ
ブリル化現象を起すとともに、例えば、第1図に
示した例のものにポリアミド成分の膨潤、収縮を
させ得る薬剤で処理した場合、横断面が放射状の
繊維、つまりポリエステルAのフイラメントが環
やたるみとなつて該織物の表面に突出して環やた
るみを形成しつつ織物表面を覆うためにスパンラ
イクな風合と外観を有するものとなり、他方のポ
リアミドBは膨潤、収縮して高密度な織物を形成
するのである。内層に位置するポリアミド成分の
単繊維フイラメントにも環やたるみは形成される
ものの素材が収縮していることが多いのでほとん
ど目立たない。このように該複合フイラメントは
フイブリル化後、多層構造となつている。そし
て、この糸の多層構造が織物中にも生かされて、
本発明の織物はその外表面がポリエステル成分よ
りなる多数の環やたるみで覆われているものであ
る。
すなわち、本発明は、ポリエステル繊維が環や
たるみとなつて織物表面に突出し、スパンライク
な風合や外観が強調され、また、多層構造である
ために、ボリユーム感に富み、さらにポリアミド
繊維は膨潤収縮とともに織物の内層へ押込められ
るため、環やたるみが織物内層部にも存在するこ
とになり、高密度でありながら芯の硬さがないソ
フトな風合織物とすることができる。
たるみとなつて織物表面に突出し、スパンライク
な風合や外観が強調され、また、多層構造である
ために、ボリユーム感に富み、さらにポリアミド
繊維は膨潤収縮とともに織物の内層へ押込められ
るため、環やたるみが織物内層部にも存在するこ
とになり、高密度でありながら芯の硬さがないソ
フトな風合織物とすることができる。
本発明において、フイブリル化型複合フイラメ
ント流体処理糸は、少なくともヨコ糸に用いられ
るのがよく、タテ糸には、適宜所望の織物特性に
応じて、合繊長繊維糸条あるいは短繊維糸条など
を用いることができ、たとえば、単繊維デニール
が1デニール以下のポリエステル糸などが好適で
あり、またはフイブリル化型の複合フイラメント
糸を用いてもよい。
ント流体処理糸は、少なくともヨコ糸に用いられ
るのがよく、タテ糸には、適宜所望の織物特性に
応じて、合繊長繊維糸条あるいは短繊維糸条など
を用いることができ、たとえば、単繊維デニール
が1デニール以下のポリエステル糸などが好適で
あり、またはフイブリル化型の複合フイラメント
糸を用いてもよい。
また、本発明の方法で用いるフイブリル化型複
合フイラメントのポリアミドとポリエステルの両
成分の接合比率は、0.05〜0.95の範囲とするのが
よい。該複合フイラメントは、通常両者成分の性
質の差によつて容易にフイブリル化し得る横断面
形状であつて、たとえば少なくとも2方向に放射
状に延びた形状の一方の成分と他方の成分とから
なり、該セグメント間を接合するセグメントから
構成されるものであり、前述特開昭57−117647号
公報に記載されているものなど各種公知のものが
使用できる。すなわち、このようなフイブリル化
型複合フイラメントのモデル構造例は例えば第1
図に示した通りであり、同図において、B成分は
膨潤型収縮部に、放射状に延びた形状のA成分は
非膨潤型非収縮部となり、一方また、放射状の繊
維成分側にポリアミドを用い、他方側にポリエス
テルを用いたものなども本発明方法に有効に使用
できる。
合フイラメントのポリアミドとポリエステルの両
成分の接合比率は、0.05〜0.95の範囲とするのが
よい。該複合フイラメントは、通常両者成分の性
質の差によつて容易にフイブリル化し得る横断面
形状であつて、たとえば少なくとも2方向に放射
状に延びた形状の一方の成分と他方の成分とから
なり、該セグメント間を接合するセグメントから
構成されるものであり、前述特開昭57−117647号
公報に記載されているものなど各種公知のものが
使用できる。すなわち、このようなフイブリル化
型複合フイラメントのモデル構造例は例えば第1
図に示した通りであり、同図において、B成分は
膨潤型収縮部に、放射状に延びた形状のA成分は
非膨潤型非収縮部となり、一方また、放射状の繊
維成分側にポリアミドを用い、他方側にポリエス
テルを用いたものなども本発明方法に有効に使用
できる。
[発明の効果]
本発明によつて得られる高密度織物は、ポリエ
ステル繊維が1cm2当り10個以上の環やたるみとな
つて織物表面に突出し、スパンライクな風合や外
観が強調され、また、多層構造であるために、ボ
リユーム感に富み、さらにポリアミド繊維は膨潤
収縮とともに織物の内層へ押込められるため、環
やたるみが織物内層部にも存在することになり、
高密度でありながら芯の硬さがないソフトな風合
織物とすることができる。
ステル繊維が1cm2当り10個以上の環やたるみとな
つて織物表面に突出し、スパンライクな風合や外
観が強調され、また、多層構造であるために、ボ
リユーム感に富み、さらにポリアミド繊維は膨潤
収縮とともに織物の内層へ押込められるため、環
やたるみが織物内層部にも存在することになり、
高密度でありながら芯の硬さがないソフトな風合
織物とすることができる。
まず、風合では、ドレープ性、ボリユーム感、
柔かさがあり、織物表面がスパンタツチで、しか
もフイブリル化型複合フイラメント糸はフイブリ
ル化後、一般に単繊維デニールが1デニール以下
となるので綿ライクな感触を与えるものである。
また、外観は、従来のフイラメントライクのよう
に「てかり」や「ロウ」状の品格に欠けるような
光沢はなく、マイルドで深みのある自然な光沢と
なり高級品のイメージを十分に与え得るものであ
る。
柔かさがあり、織物表面がスパンタツチで、しか
もフイブリル化型複合フイラメント糸はフイブリ
ル化後、一般に単繊維デニールが1デニール以下
となるので綿ライクな感触を与えるものである。
また、外観は、従来のフイラメントライクのよう
に「てかり」や「ロウ」状の品格に欠けるような
光沢はなく、マイルドで深みのある自然な光沢と
なり高級品のイメージを十分に与え得るものであ
る。
また、織物の密度において、従来は高密度織物
とするためにタテ、ヨコの密度を多くすることが
当然であつたが、本発明によれば、フイブリル
化、収縮とカサ高発現によつて製織密度を必ずし
も高くとらなくとも高密度織物を得ることができ
るので、特別な製織条件をとる必要もなく、織設
計、製織作業が容易なものである。
とするためにタテ、ヨコの密度を多くすることが
当然であつたが、本発明によれば、フイブリル
化、収縮とカサ高発現によつて製織密度を必ずし
も高くとらなくとも高密度織物を得ることができ
るので、特別な製織条件をとる必要もなく、織設
計、製織作業が容易なものである。
また、織物の表面は超細デニールの環やたるみ
で無数に覆われてカサ高性があることから、保温
性、あるいは吸湿性、透湿性に優れた織物となる
ので、たとえばダウン充填素材、各種スボーツ、
アウターウエア用途などに効果的に使用すること
ができるものである。
で無数に覆われてカサ高性があることから、保温
性、あるいは吸湿性、透湿性に優れた織物となる
ので、たとえばダウン充填素材、各種スボーツ、
アウターウエア用途などに効果的に使用すること
ができるものである。
[実施例]
以下、実施例により本発明のスパンライク高密
度織物の製造方法の具体的構成、効果について説
明する。
度織物の製造方法の具体的構成、効果について説
明する。
実施例 1
ナイロン80%、ポリエステル20%のフイブリル
化型複合フイラメント糸50デニール、24フイラメ
ント(放射状8分割)を用いて下記条件で流体乱
流処理しカサ高複合フイラメント乱流流体処理を
製造した。
化型複合フイラメント糸50デニール、24フイラメ
ント(放射状8分割)を用いて下記条件で流体乱
流処理しカサ高複合フイラメント乱流流体処理を
製造した。
加工速度 300m/分
流体乱流圧力 8Kg/cm2
オーバーフイード率 +10%
ノズル ヘバーライン社製
(LBO2−T100型)
次に、タテ糸としてナイロン70デニール、72フ
イラメント糸を密度101本/インチにして用い、
ヨコ糸として上記複合フイラメント糸を用い密度
76本/インチにてヨコ打込みを行ない、下記条件
で膨潤処理を行なつた。
イラメント糸を密度101本/インチにして用い、
ヨコ糸として上記複合フイラメント糸を用い密度
76本/インチにてヨコ打込みを行ない、下記条件
で膨潤処理を行なつた。
ベンジルアルコール 20%
乳化剤(サンモールBK−20) 2%
水 78%
該処理は、上記の薬剤を30℃に保ちこれに5分
間浸漬し、その後湯洗、風乾し行なつた。
間浸漬し、その後湯洗、風乾し行なつた。
上記の処理により、両成分はフイブリル化し、
タテ162本/インチ、ヨコ81本/インチの本発明
にかかるスパンライクな特性に富む高密度織物を
得ることができた。
タテ162本/インチ、ヨコ81本/インチの本発明
にかかるスパンライクな特性に富む高密度織物を
得ることができた。
なお、この織物において、膨潤処理後の織物の
収縮率はタテ方向10%、ヨコ方向29.3%であつ
た。織物断面は、織物内層には収縮したポリアミ
ド繊維を主として、その外側にはポリエステル繊
維を主として、これら両成分がフイブリル化して
存在してなるものであり、織物の最外表面にはポ
リエステルの環やたるみが多数存在する良好なス
パンライクなものであつた。このループやたるみ
の数は、1cm2当りの数を顕微鏡を用いて実測した
ところ、n数を5にとつた平均値で13個/cm2であ
つた。
収縮率はタテ方向10%、ヨコ方向29.3%であつ
た。織物断面は、織物内層には収縮したポリアミ
ド繊維を主として、その外側にはポリエステル繊
維を主として、これら両成分がフイブリル化して
存在してなるものであり、織物の最外表面にはポ
リエステルの環やたるみが多数存在する良好なス
パンライクなものであつた。このループやたるみ
の数は、1cm2当りの数を顕微鏡を用いて実測した
ところ、n数を5にとつた平均値で13個/cm2であ
つた。
比較例 1
実施例1で用いたのと同様のフイブリル化型複
合フイラメント糸を用い、下記条件にて仮ヨリ加
工しカサ高複合フイラメントを製造した。
合フイラメント糸を用い、下記条件にて仮ヨリ加
工しカサ高複合フイラメントを製造した。
加工速度 80m/min
セツト温度 180℃
仮ヨリ数 4500T/m
オーバーフイード率 0%
次に、この糸をヨコ糸に用いて、実施例1と同
一のタテ糸使い、織組織、織密度にてヨコ糸打込
みして製織し、さらに実施例1と同様の膨潤処理
を行なつたところ、タテ135本/インチ、ヨコ79
本/インチの織物を得た。なお、かかる織物の膨
潤処理後の収縮率は、タテ方向0%、ヨコ方向
11.2%であつた。
一のタテ糸使い、織組織、織密度にてヨコ糸打込
みして製織し、さらに実施例1と同様の膨潤処理
を行なつたところ、タテ135本/インチ、ヨコ79
本/インチの織物を得た。なお、かかる織物の膨
潤処理後の収縮率は、タテ方向0%、ヨコ方向
11.2%であつた。
こうして得られた織物は、その断面構造はポリ
アミド繊維とポリエステル繊維がフイブリル化し
て分割しているものであつたが、織物表面にはル
ープおよび環が全く存在していずプレーンな表面
であり、スパンライク感の全くないものであり、
また安つぽい光沢が目ざわりとなるものであつ
た。
アミド繊維とポリエステル繊維がフイブリル化し
て分割しているものであつたが、織物表面にはル
ープおよび環が全く存在していずプレーンな表面
であり、スパンライク感の全くないものであり、
また安つぽい光沢が目ざわりとなるものであつ
た。
第1図は、本発明のスパンライク高密度織物の
製造方法を実施するに際して用いられ得るフイブ
リル化型複合フイラメントの構造態様例を示した
モデル横断面図である。 A:ポリエステル成分、B:ポリアミド成分。
製造方法を実施するに際して用いられ得るフイブ
リル化型複合フイラメントの構造態様例を示した
モデル横断面図である。 A:ポリエステル成分、B:ポリアミド成分。
Claims (1)
- 1 予めオーバーフイード率5%以上で流体乱流
処理を施して環やたるみを形成させたポリアミド
成分とポリエステル成分からなるフイブリル化型
複合フイラメント糸を少なくとも用いて製織し、
製織後織物の状態でポリアミド成分を膨潤、収縮
せしめる薬剤により処理を施すことにより、前記
ポリアミド成分と前記ポリエステル成分とをフイ
ブリル化せしめるとともに、フイブリル化した複
合フイラメントのうちポリエステル繊維が前記流
体乱流処理によつて付与されている環やたるみの
発現能を顕在化せしめて該織物表面に1cm2当り10
個以上の環やたるみを形成しており、織物内層部
にはポリアミド繊維が内層部に収縮して押込めら
れた状態で環やたるみを形成していることを特徴
とするスパンライク高密度織物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62310629A JPS63211367A (ja) | 1987-12-07 | 1987-12-07 | スパンライク高密度織物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62310629A JPS63211367A (ja) | 1987-12-07 | 1987-12-07 | スパンライク高密度織物の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63211367A JPS63211367A (ja) | 1988-09-02 |
| JPH0317953B2 true JPH0317953B2 (ja) | 1991-03-11 |
Family
ID=18007557
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62310629A Granted JPS63211367A (ja) | 1987-12-07 | 1987-12-07 | スパンライク高密度織物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63211367A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005034306A1 (ja) | 2003-09-30 | 2005-04-14 | Kabushiki Kaisha Toshiba | 電動機のロータ |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57117647A (en) * | 1981-01-14 | 1982-07-22 | Kanebo Ltd | High densty flat fabric and method |
-
1987
- 1987-12-07 JP JP62310629A patent/JPS63211367A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005034306A1 (ja) | 2003-09-30 | 2005-04-14 | Kabushiki Kaisha Toshiba | 電動機のロータ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63211367A (ja) | 1988-09-02 |
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