JPH07229027A - 混繊複合糸およびそれを用いてなる織編物 - Google Patents
混繊複合糸およびそれを用いてなる織編物Info
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- JPH07229027A JPH07229027A JP6021088A JP2108894A JPH07229027A JP H07229027 A JPH07229027 A JP H07229027A JP 6021088 A JP6021088 A JP 6021088A JP 2108894 A JP2108894 A JP 2108894A JP H07229027 A JPH07229027 A JP H07229027A
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- filament yarn
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Abstract
(57)【要約】
【構成】2種類以上の異なる断面形状のフィラメント糸
から構成されるマルチフィラメント糸において、少なく
とも1種のフィラメント糸(A)が1重量%以上の無機
粒子を含有したポリエステルからなる仮撚捲縮を有する
単繊維繊度1デニール以下の単フィラメントから構成さ
れ、かつ少なくとも1種が2以上の凸部を有する断面形
状のフィラメント糸(B)から構成され、さらに、該フ
ィラメント糸(A)と該フィラメント糸(B)が フィ
ラメント糸(A)の単繊維繊度[デニール]/Bd はフ
ィラメント糸(B)の単繊維繊度[デニール]≦0.3
4、かつ、フィラメント糸(B)の沸水収縮率[%]−
Aswはフィラメント糸(A)の沸水収縮率[%]≧3
を満足することを特徴とする混繊複合糸。および、この
混繊複合糸を用いてなる織編物。 【効果】ソフトなドライ感、吸水性を有する混繊複合糸
と織編物を提供できる。
から構成されるマルチフィラメント糸において、少なく
とも1種のフィラメント糸(A)が1重量%以上の無機
粒子を含有したポリエステルからなる仮撚捲縮を有する
単繊維繊度1デニール以下の単フィラメントから構成さ
れ、かつ少なくとも1種が2以上の凸部を有する断面形
状のフィラメント糸(B)から構成され、さらに、該フ
ィラメント糸(A)と該フィラメント糸(B)が フィ
ラメント糸(A)の単繊維繊度[デニール]/Bd はフ
ィラメント糸(B)の単繊維繊度[デニール]≦0.3
4、かつ、フィラメント糸(B)の沸水収縮率[%]−
Aswはフィラメント糸(A)の沸水収縮率[%]≧3
を満足することを特徴とする混繊複合糸。および、この
混繊複合糸を用いてなる織編物。 【効果】ソフトなドライ感、吸水性を有する混繊複合糸
と織編物を提供できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドライなピーチ調ソフ
トタッチを有する混繊複合糸に関するものであり、さら
に詳しくは従来のヌメリ感のあるピーチ調タッチとは異
なる吸水効果によるサラっとした触感、ドライ感を有
し、ソフトなふくらみ感を兼ね備えた織物に適する混繊
複合糸および織編物に関する。
トタッチを有する混繊複合糸に関するものであり、さら
に詳しくは従来のヌメリ感のあるピーチ調タッチとは異
なる吸水効果によるサラっとした触感、ドライ感を有
し、ソフトなふくらみ感を兼ね備えた織物に適する混繊
複合糸および織編物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリエステルフィラメント糸はそ
の優れた繊維特性から衣料用途のあらゆる分野に使用さ
れている。とくにマルチフィラメント糸に撚を付与し、
織物の染色工程でのアルカリ減量によってドレープ性が
与えられることによって衣服でのドレープ性の良さに伴
なうシルエットが他の合成繊維や天然繊維と全く異なる
要素を有することから、婦人外衣用途でとくに広く使用
されている。織物に合成繊維の欠点であるワキシーなヌ
メリ感やペーパーライクでハードなタッチを改善し、織
物にドライなタッチやふくらみのあるソフトさを付与す
るために単フィラメントの断面形状を三角や五角の異形
断面形状にし、それら成分の一部の熱水収縮特性を変化
させた異収縮混繊糸とすることなど種々試みられて来
た。
の優れた繊維特性から衣料用途のあらゆる分野に使用さ
れている。とくにマルチフィラメント糸に撚を付与し、
織物の染色工程でのアルカリ減量によってドレープ性が
与えられることによって衣服でのドレープ性の良さに伴
なうシルエットが他の合成繊維や天然繊維と全く異なる
要素を有することから、婦人外衣用途でとくに広く使用
されている。織物に合成繊維の欠点であるワキシーなヌ
メリ感やペーパーライクでハードなタッチを改善し、織
物にドライなタッチやふくらみのあるソフトさを付与す
るために単フィラメントの断面形状を三角や五角の異形
断面形状にし、それら成分の一部の熱水収縮特性を変化
させた異収縮混繊糸とすることなど種々試みられて来
た。
【0003】また一方、ソフトで柔らかい肌に触れたと
き桃の皮のうぶ毛の触感を織物に与える試みとして一般
的に単フィラメントの繊度を極細にすることによって実
施されている。
き桃の皮のうぶ毛の触感を織物に与える試みとして一般
的に単フィラメントの繊度を極細にすることによって実
施されている。
【0004】しかし、通常単フィラメントを極細にする
と肌にソフトな感触を与えるが単フィラメントの太いも
のにくらべ表面積が増大することによるヌメリ感が増大
し、とくに汗などでぬれた時などに不快感を与える結果
を生じていた。
と肌にソフトな感触を与えるが単フィラメントの太いも
のにくらべ表面積が増大することによるヌメリ感が増大
し、とくに汗などでぬれた時などに不快感を与える結果
を生じていた。
【0005】また、ぬれ感を解消するために繊維断面を
異型化し、毛細管現象による吸水効果を付与することが
行なわれているが、単フィラメントが極細の場合、現状
の技術水準では極細異形断面糸として吸水性を改善する
ことは現状困難である。
異型化し、毛細管現象による吸水効果を付与することが
行なわれているが、単フィラメントが極細の場合、現状
の技術水準では極細異形断面糸として吸水性を改善する
ことは現状困難である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題を解決し、ソフトなピーチ調の触感を得ると共に極
細繊維のワキシーなヌメリ感と異なるドライな触感を有
し、さらには吸水性効果を織物を構成するマルチフィラ
メント集合体の比較的内層に位置する繊維の毛細管現象
によって発揮させ、サラっとしたドライ感のある織編物
を提供できる混繊複合糸および織編物を提供することを
目的とする。
問題を解決し、ソフトなピーチ調の触感を得ると共に極
細繊維のワキシーなヌメリ感と異なるドライな触感を有
し、さらには吸水性効果を織物を構成するマルチフィラ
メント集合体の比較的内層に位置する繊維の毛細管現象
によって発揮させ、サラっとしたドライ感のある織編物
を提供できる混繊複合糸および織編物を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため次の構成からなる。
成するため次の構成からなる。
【0008】すなわち、2種類以上の異なる断面形状の
フィラメント糸から構成されるマルチフィラメント糸に
おいて、少なくとも1種のフィラメント糸(A)が1重
量%以上の無機粒子を含有したポリエステルからなる仮
撚捲縮を有する単繊維繊度1デニール以下の単フィラメ
ントから構成され、かつ少なくとも1種が2以上の凸部
を有する断面形状のフィラメント糸(B)から構成さ
れ、さらに、該フィラメント糸(A)と該フィラメント
糸(B)が下記の関係を満足することを特徴とする混繊
複合糸である。
フィラメント糸から構成されるマルチフィラメント糸に
おいて、少なくとも1種のフィラメント糸(A)が1重
量%以上の無機粒子を含有したポリエステルからなる仮
撚捲縮を有する単繊維繊度1デニール以下の単フィラメ
ントから構成され、かつ少なくとも1種が2以上の凸部
を有する断面形状のフィラメント糸(B)から構成さ
れ、さらに、該フィラメント糸(A)と該フィラメント
糸(B)が下記の関係を満足することを特徴とする混繊
複合糸である。
【0009】Ad /Bd ≦0.34 Bsw−Asw≧3 ここで、Ad はフィラメント糸(A)の単繊維繊度[デ
ニール]、Bd はフィラメント糸(B)の単繊維繊度
[デニール]、Aswはフィラメント糸(A)の沸水収縮
率[%]、Bswはフィラメント糸(B)の沸水収縮率
[%]を示す。
ニール]、Bd はフィラメント糸(B)の単繊維繊度
[デニール]、Aswはフィラメント糸(A)の沸水収縮
率[%]、Bswはフィラメント糸(B)の沸水収縮率
[%]を示す。
【0010】また、2種類以上の異なる断面形状のフィ
ラメント糸から構成されるマルチフィラメント糸におい
て、少なくとも1種のフィラメント糸(A)が1重量%
以上の無機粒子を含有したポリエステルからなる仮撚捲
縮を有する単繊維繊度1デニール以下の単フィラメント
から構成され、それ以外のフィラメント糸が2以上の凸
部を有する断面形状のフィラメント糸(B)から構成さ
れ、さらに、該フィラメント糸(A)と該フィラメント
糸(B)が下記の関係を満足することを特徴とする混繊
複合糸を用いてなる織編物。
ラメント糸から構成されるマルチフィラメント糸におい
て、少なくとも1種のフィラメント糸(A)が1重量%
以上の無機粒子を含有したポリエステルからなる仮撚捲
縮を有する単繊維繊度1デニール以下の単フィラメント
から構成され、それ以外のフィラメント糸が2以上の凸
部を有する断面形状のフィラメント糸(B)から構成さ
れ、さらに、該フィラメント糸(A)と該フィラメント
糸(B)が下記の関係を満足することを特徴とする混繊
複合糸を用いてなる織編物。
【0011】Ad /Bd ≦0.34 Bsw−Asw≧3 ここで、Ad はフィラメント糸(A)の単繊維繊度[デ
ニール]、Bd はフィラメント糸(B)の単繊維繊度
[デニール]、Aswはフィラメント糸(A)の沸水収縮
率[%]、Bswはフィラメント糸(B)の沸水収縮率
[%]を示す。
ニール]、Bd はフィラメント糸(B)の単繊維繊度
[デニール]、Aswはフィラメント糸(A)の沸水収縮
率[%]、Bswはフィラメント糸(B)の沸水収縮率
[%]を示す。
【0012】以下、本発明について詳細に説明する。
【0013】本発明における混繊複合糸の特徴は、マル
チフィラメント糸の構成が、単フィラメントの単繊維繊
度と断面形状および沸水収縮率が異なるフィラメント糸
の混繊によってなるものであり、それらの混繊効果によ
りドライなピーチタッチと吸水効果によるサラっとした
触感が得られることにある。
チフィラメント糸の構成が、単フィラメントの単繊維繊
度と断面形状および沸水収縮率が異なるフィラメント糸
の混繊によってなるものであり、それらの混繊効果によ
りドライなピーチタッチと吸水効果によるサラっとした
触感が得られることにある。
【0014】本発明の混繊複合糸の構成について詳細に
説明する。
説明する。
【0015】まず、無機粒子を1重量%以上含むポリエ
ステルからなる単繊維繊度1デニール以下のフィラメン
ト糸(A)はソフトなドライ感を付与することが狙いと
する。ドライ感を付与する観点から、無機粒子含有量が
1.5重量%以上であることが好ましく、2重量%以上
であることがより好ましい。また、ソフトなドライ感を
得る観点から、単繊維繊度が0.7デニール以下の単フ
ィラメントからなることが好ましく、単繊維繊度が0.
5デニール以下であることがより好ましい。
ステルからなる単繊維繊度1デニール以下のフィラメン
ト糸(A)はソフトなドライ感を付与することが狙いと
する。ドライ感を付与する観点から、無機粒子含有量が
1.5重量%以上であることが好ましく、2重量%以上
であることがより好ましい。また、ソフトなドライ感を
得る観点から、単繊維繊度が0.7デニール以下の単フ
ィラメントからなることが好ましく、単繊維繊度が0.
5デニール以下であることがより好ましい。
【0016】一般的にドライタッチを得るには異型断面
による手法が用いられるが、単フィラメントが1デニー
ルより細い場合、十分な変形度が得られずドライな効果
として期待できないためである。
による手法が用いられるが、単フィラメントが1デニー
ルより細い場合、十分な変形度が得られずドライな効果
として期待できないためである。
【0017】ポリエステルに含有される無機粒子の種類
としては、代表的には酸化チタン、炭化カルシウムのご
とくポリエステルの重合の際に添加できる通常のもので
よく、その他、酸化ケイ素、酸化ジルコニア、カオリオ
ン、炭酸カルシウムなどを用いることができる。
としては、代表的には酸化チタン、炭化カルシウムのご
とくポリエステルの重合の際に添加できる通常のもので
よく、その他、酸化ケイ素、酸化ジルコニア、カオリオ
ン、炭酸カルシウムなどを用いることができる。
【0018】ポリエステルへの添加量が1重量%以上で
あれば織物におけるアルカリ減量工程で無機粒子溶出に
よる繊維粗面化によってドライなソフトタッチを得るこ
とができる。またドライ感は、添加量の増加によって大
きくなるが、製糸性の面や発色の面へのマイナスの影響
があり6.5重量%が限界である。なお、無機粒子の平
均粒子径は、分散性の面から1μm以下が好ましく、
0.7μm以下がより好ましい。また無機粒子の最大径
は、製糸性の観点から5μm以下が好ましく、0.7μ
m以下がより好ましい。
あれば織物におけるアルカリ減量工程で無機粒子溶出に
よる繊維粗面化によってドライなソフトタッチを得るこ
とができる。またドライ感は、添加量の増加によって大
きくなるが、製糸性の面や発色の面へのマイナスの影響
があり6.5重量%が限界である。なお、無機粒子の平
均粒子径は、分散性の面から1μm以下が好ましく、
0.7μm以下がより好ましい。また無機粒子の最大径
は、製糸性の観点から5μm以下が好ましく、0.7μ
m以下がより好ましい。
【0019】この無機粒子添加ポリエステルによる極細
糸は、通常の直紡方式による方法、海島型や貼合せ型の
コンジュゲート紡糸方式による割繊方式いずれも可能で
あるが、粒子添加量が多い場合コンジュゲート割繊方式
が優れる。
糸は、通常の直紡方式による方法、海島型や貼合せ型の
コンジュゲート紡糸方式による割繊方式いずれも可能で
あるが、粒子添加量が多い場合コンジュゲート割繊方式
が優れる。
【0020】フィラメント糸(A)は、仮撚捲縮を有す
るものであり、この捲縮によって混繊複合糸に触れた時
の極細繊維の単フィラメント糸がバラけていることによ
って皮膚との接点が少なくなり、極細繊維のヌメリ感を
さらに感じ難くし、ドライ感を付与することができるの
である。
るものであり、この捲縮によって混繊複合糸に触れた時
の極細繊維の単フィラメント糸がバラけていることによ
って皮膚との接点が少なくなり、極細繊維のヌメリ感を
さらに感じ難くし、ドライ感を付与することができるの
である。
【0021】次に、混繊複合糸の他の成分として糸にふ
くらみと毛細管現象による吸水効果を付与するための異
型断面糸について説明する。
くらみと毛細管現象による吸水効果を付与するための異
型断面糸について説明する。
【0022】異型断面糸の単フィラメントの断面形状
は、2個以上の凸部を有するマルチフィラメントであ
り、例えば3角断面、4角断面、6角断面等の多角断面
糸、3葉、4葉、6葉、8葉等の多葉断面糸が挙げられ
る。異形断面糸において凸部の数は、ドライ感、きし
み、ピーチタッチ、吸水性の観点から2〜20個である
ことが好ましく、2〜12個であることがより好まし
く、2〜8個であることがさらに好ましい。また断面形
状としては、凸部と凸部の間に凹部を有する断面形状す
なわち3葉、4葉、6葉、8葉等の多葉断面糸が、毛細
管現象による吸水性付与の観点から好ましい。
は、2個以上の凸部を有するマルチフィラメントであ
り、例えば3角断面、4角断面、6角断面等の多角断面
糸、3葉、4葉、6葉、8葉等の多葉断面糸が挙げられ
る。異形断面糸において凸部の数は、ドライ感、きし
み、ピーチタッチ、吸水性の観点から2〜20個である
ことが好ましく、2〜12個であることがより好まし
く、2〜8個であることがさらに好ましい。また断面形
状としては、凸部と凸部の間に凹部を有する断面形状す
なわち3葉、4葉、6葉、8葉等の多葉断面糸が、毛細
管現象による吸水性付与の観点から好ましい。
【0023】また、糸表面の複数箇所から糸内部方向に
先細り状の溝が形成された形状であることが好ましい。
そのフィラメント糸断面の糸表面に形成される先細り状
の溝は、幅が1〜4μmのスリットであることが好まし
い。より好ましくは、断面形状が多葉断面糸であって、
その断面の凸部の先端から糸内部方向に先細り状の溝が
幅1〜4μmで形成されているものである。
先細り状の溝が形成された形状であることが好ましい。
そのフィラメント糸断面の糸表面に形成される先細り状
の溝は、幅が1〜4μmのスリットであることが好まし
い。より好ましくは、断面形状が多葉断面糸であって、
その断面の凸部の先端から糸内部方向に先細り状の溝が
幅1〜4μmで形成されているものである。
【0024】糸表面の複数箇所から糸内部方向に先細り
状の溝を有する断面形状は、例えば異形断面フィラメン
ト糸を構成するベースポリマーよりアルカリ減量速度が
4倍以上大きい易溶性ポリマーを複合紡糸しておくこと
で、織物をアルカリ減量すると先細り状の溝が形成でき
る。
状の溝を有する断面形状は、例えば異形断面フィラメン
ト糸を構成するベースポリマーよりアルカリ減量速度が
4倍以上大きい易溶性ポリマーを複合紡糸しておくこと
で、織物をアルカリ減量すると先細り状の溝が形成でき
る。
【0025】本発明の混繊複合糸を構成する極細糸と凸
部を有する異型断面糸との単繊維繊度、および沸水収縮
率の関係が、次の関係を満足することが重要である。
部を有する異型断面糸との単繊維繊度、および沸水収縮
率の関係が、次の関係を満足することが重要である。
【0026】まず、単繊維繊度がAd /Bd ≦0.34
の関係を満足することである(Adはフィラメント糸
(A)の単繊維繊度[デニール]、Bd はフィラメント
糸(B)の単繊維繊度[デニール]を示す。)。単繊維
繊度が上記関係を満足することで、ソフトなタッチと織
物でのハリ・腰をともに付与することができる。ソフト
なタッチと織物でのハリ・腰感の観点から、好ましくは
Ad /Bd ≦0.24、より好ましくはAd /Bd ≦
0.17である。
の関係を満足することである(Adはフィラメント糸
(A)の単繊維繊度[デニール]、Bd はフィラメント
糸(B)の単繊維繊度[デニール]を示す。)。単繊維
繊度が上記関係を満足することで、ソフトなタッチと織
物でのハリ・腰をともに付与することができる。ソフト
なタッチと織物でのハリ・腰感の観点から、好ましくは
Ad /Bd ≦0.24、より好ましくはAd /Bd ≦
0.17である。
【0027】また、沸水収縮率はBsw−Asw≧3の関係
を満足することである(Aswはフィラメント糸(A)の
沸水収縮率[%]、Bswはフィラメント糸(B)の沸水
収縮率[%]を示す。)。沸水収縮率が上記関係を満足
することで、異形断面糸を混繊複合糸の比較的内層部に
配置せしめることができ、表面は極細のソフトなドライ
感が得られ、糸長差による構造的ふくらみ感が与えら
れ、タッチのソフトさに寄与するとともに繊維間の空隙
構造を作り出し、毛細管現象による吸水効果を混繊複合
糸の比較的内層部で発揮せしめる効果を奏する。風合お
よび吸水性の観点からBsw−Asw≧6が好ましく、Bsw
−Asw≧10がより好ましい。ここでいう沸水収縮率
は、生糸(フィラメント(B))の場合はJIS L1
013(化学繊維フィラメント糸試験法)に準じて測定
されるものであり、仮撚捲縮糸(フィラメント(A))
の場合はJIS L1090(合成繊維フィラメント糸
かさ高加工糸試験法)に準じて測定されるものである。
を満足することである(Aswはフィラメント糸(A)の
沸水収縮率[%]、Bswはフィラメント糸(B)の沸水
収縮率[%]を示す。)。沸水収縮率が上記関係を満足
することで、異形断面糸を混繊複合糸の比較的内層部に
配置せしめることができ、表面は極細のソフトなドライ
感が得られ、糸長差による構造的ふくらみ感が与えら
れ、タッチのソフトさに寄与するとともに繊維間の空隙
構造を作り出し、毛細管現象による吸水効果を混繊複合
糸の比較的内層部で発揮せしめる効果を奏する。風合お
よび吸水性の観点からBsw−Asw≧6が好ましく、Bsw
−Asw≧10がより好ましい。ここでいう沸水収縮率
は、生糸(フィラメント(B))の場合はJIS L1
013(化学繊維フィラメント糸試験法)に準じて測定
されるものであり、仮撚捲縮糸(フィラメント(A))
の場合はJIS L1090(合成繊維フィラメント糸
かさ高加工糸試験法)に準じて測定されるものである。
【0028】なお、2個以上の凸部を有する異型断面マ
ルチフィラメント糸の単繊維繊度は3〜10デニールで
あることが好ましい。そして異形断面糸の沸水収縮率は
10%以上であることが好ましく、10〜30%である
ことが望ましい。
ルチフィラメント糸の単繊維繊度は3〜10デニールで
あることが好ましい。そして異形断面糸の沸水収縮率は
10%以上であることが好ましく、10〜30%である
ことが望ましい。
【0029】異形断面糸の単繊維繊度が3デニールより
小さい場合には、本発明のマルチフィラメントを構成す
る成分の極細糸が1デニール以下の極細であることか
ら、混繊複合糸による織物でのハリ・腰が得られず衣服
としての仕立て映えが悪いためであり、また凹部の毛細
管現象による吸水効果が十分得られないためである。ま
た、10デニールを越える場合では風合が硬くなるので
好ましくない。
小さい場合には、本発明のマルチフィラメントを構成す
る成分の極細糸が1デニール以下の極細であることか
ら、混繊複合糸による織物でのハリ・腰が得られず衣服
としての仕立て映えが悪いためであり、また凹部の毛細
管現象による吸水効果が十分得られないためである。ま
た、10デニールを越える場合では風合が硬くなるので
好ましくない。
【0030】また、極細フィラメント糸(A)の異形断
面フィラメント糸(B)に対するフィラメント数の比が
20倍以上であることは、マルチフィラメント表面にお
いて極細フィラメント糸の表面被覆性が向上するので好
ましい。そのことにより、織編物とした時に、ソフト感
が向上し、染めムラやイラツキが極めて少なくなる。本
発明の混繊複合糸の混繊状態としては、それぞれのフィ
ラメント糸種を常法により各々紡糸・延伸して得たもの
を通常一般に使用される合撚機、引揃えパーンワインダ
ーの後ダブルツイスターでの追撚あるいは引揃えてエア
ー交絡を与えた混繊状態のものでも良い。また、紡糸機
にとり付ける口金に複数種の孔形状を配列して一発紡糸
方式で得ることも可能である。また、交繊状態として引
揃え時の撚、エアーによるインタレース処理のごとき交
絡や、タスラン処理のごとき単糸間にループ・タルミの
ある状態での混繊状態でも差しつかえない。
面フィラメント糸(B)に対するフィラメント数の比が
20倍以上であることは、マルチフィラメント表面にお
いて極細フィラメント糸の表面被覆性が向上するので好
ましい。そのことにより、織編物とした時に、ソフト感
が向上し、染めムラやイラツキが極めて少なくなる。本
発明の混繊複合糸の混繊状態としては、それぞれのフィ
ラメント糸種を常法により各々紡糸・延伸して得たもの
を通常一般に使用される合撚機、引揃えパーンワインダ
ーの後ダブルツイスターでの追撚あるいは引揃えてエア
ー交絡を与えた混繊状態のものでも良い。また、紡糸機
にとり付ける口金に複数種の孔形状を配列して一発紡糸
方式で得ることも可能である。また、交繊状態として引
揃え時の撚、エアーによるインタレース処理のごとき交
絡や、タスラン処理のごとき単糸間にループ・タルミの
ある状態での混繊状態でも差しつかえない。
【0031】高収縮成分である異形断面糸は、エチレン
テレフタレートを主体として第3成分を共重合させたポ
リエステルから得られるものが好ましい。特に上記の一
発紡糸方式において有用である。その第3成分には、例
えば、シュウ酸、セバシン酸、フタル酸およびイソフタ
ル酸などのジカルボン酸類、ジエチレングリコール、ポ
リエチレングリコールおよびネオペンチルグリコールな
どのグリコール類の他、ビスフェノールAおよびビスフ
ェノールスルフォンなどが挙げられるが、製糸性や高収
縮性の発現性などの観点からイソフタル酸やビスフェノ
ールAが特に好ましい。また第3成分の共重合量は高収
縮特性を十分付与するために2モル%以上が好ましく、
また共重合量があまり多くなると、収縮差付与処理にお
いて織編物の収縮が過度となって粗硬になり易く、この
ため20モル%以下にとどめることが好ましい。
テレフタレートを主体として第3成分を共重合させたポ
リエステルから得られるものが好ましい。特に上記の一
発紡糸方式において有用である。その第3成分には、例
えば、シュウ酸、セバシン酸、フタル酸およびイソフタ
ル酸などのジカルボン酸類、ジエチレングリコール、ポ
リエチレングリコールおよびネオペンチルグリコールな
どのグリコール類の他、ビスフェノールAおよびビスフ
ェノールスルフォンなどが挙げられるが、製糸性や高収
縮性の発現性などの観点からイソフタル酸やビスフェノ
ールAが特に好ましい。また第3成分の共重合量は高収
縮特性を十分付与するために2モル%以上が好ましく、
また共重合量があまり多くなると、収縮差付与処理にお
いて織編物の収縮が過度となって粗硬になり易く、この
ため20モル%以下にとどめることが好ましい。
【0032】本発明の混繊複合糸を構成するマルチフィ
ラメント群において極細糸側は無機粒子添加ポリマーが
必須要件であるが、異型断面糸側は無機粒子添加が有り
・無しのいずれでも差しつかえない。
ラメント群において極細糸側は無機粒子添加ポリマーが
必須要件であるが、異型断面糸側は無機粒子添加が有り
・無しのいずれでも差しつかえない。
【0033】また構成マルチフィラメント群の構成割合
は、極細糸側が80〜20%、好ましくは70〜40
%、また異型断面糸側が20〜80%、好ましくは30
〜60%で、ドライなピーチ調ソフトタッチと毛細管現
象による吸水効果を得るに適している。
は、極細糸側が80〜20%、好ましくは70〜40
%、また異型断面糸側が20〜80%、好ましくは30
〜60%で、ドライなピーチ調ソフトタッチと毛細管現
象による吸水効果を得るに適している。
【0034】本発明の混繊複合糸は、極細繊維に仮撚加
工を施して後、他の構成フィラメント糸である凸部を有
する断面形状のフィラメント糸(B)と混繊あるいは混
繊・交絡して得ることができる。また、予め前記フィラ
メント糸(A)と前記フィラメント糸(B)の混繊ある
いは混繊・交絡したものを仮撚加工したものでもよい
が、この場合仮撚加工によって、2個以上の凸部を有す
る断面形状のフィラメント糸の沸水収縮率が低下するこ
とで織物において極細糸の内層に異形断面糸が位置する
能力が低下するので、高収縮側である異形断面糸として
はイソフタル酸などの第3成分を共重合したポリエステ
ルからなるものが好ましい。
工を施して後、他の構成フィラメント糸である凸部を有
する断面形状のフィラメント糸(B)と混繊あるいは混
繊・交絡して得ることができる。また、予め前記フィラ
メント糸(A)と前記フィラメント糸(B)の混繊ある
いは混繊・交絡したものを仮撚加工したものでもよい
が、この場合仮撚加工によって、2個以上の凸部を有す
る断面形状のフィラメント糸の沸水収縮率が低下するこ
とで織物において極細糸の内層に異形断面糸が位置する
能力が低下するので、高収縮側である異形断面糸として
はイソフタル酸などの第3成分を共重合したポリエステ
ルからなるものが好ましい。
【0035】次に本発明の織物について説明する。
【0036】前記本発明の混繊複合糸を少なくとも経糸
に使用し、緯糸には本発明の混繊複合糸もしくは他の品
種いずれかを使用して織成することによって新規な質感
および機能性を有する織物とすることが出来る。緯糸に
使用する場合、本発明の混繊複合糸をそのまま使用する
ことは可能であるが、織物にドレープ性、落ち感を付与
するため通常100T/Mの甘撚ないし繊度によって異
なるが1500T/M程度の追撚を施すことがより好ま
しい。緯糸には本発明の混繊複合糸に限らず他の糸を使
用する場合においても500T/Mないし1500T/
Mの追撚を実施することが好ましい。
に使用し、緯糸には本発明の混繊複合糸もしくは他の品
種いずれかを使用して織成することによって新規な質感
および機能性を有する織物とすることが出来る。緯糸に
使用する場合、本発明の混繊複合糸をそのまま使用する
ことは可能であるが、織物にドレープ性、落ち感を付与
するため通常100T/Mの甘撚ないし繊度によって異
なるが1500T/M程度の追撚を施すことがより好ま
しい。緯糸には本発明の混繊複合糸に限らず他の糸を使
用する場合においても500T/Mないし1500T/
Mの追撚を実施することが好ましい。
【0037】製織は通常のウォータージェットルーム、
レピア、エアージェットルームなど機種を問わないが、
追撚した場合残留トルクによる可織性の低下を防ぐた
め、ヨリ止めセットを実施することが好ましい。この撚
止めセットは織物に染色工程で十分なふくらみ感を付与
するため可能な限り低温セットが望ましい。
レピア、エアージェットルームなど機種を問わないが、
追撚した場合残留トルクによる可織性の低下を防ぐた
め、ヨリ止めセットを実施することが好ましい。この撚
止めセットは織物に染色工程で十分なふくらみ感を付与
するため可能な限り低温セットが望ましい。
【0038】得られた生機は染色加工工程に投入し、最
終的にすぐれた風合・表面感などの質感を有する織物に
仕上げられる。加工工程の組立てや条件は近年開発され
た新合繊といわれる従来の織物とは異なる質感の織物を
得るための基本的に重要な低張力加工条件を採用するこ
とが望ましい。
終的にすぐれた風合・表面感などの質感を有する織物に
仕上げられる。加工工程の組立てや条件は近年開発され
た新合繊といわれる従来の織物とは異なる質感の織物を
得るための基本的に重要な低張力加工条件を採用するこ
とが望ましい。
【0039】まずリラックス精練においては混繊複合糸
を構成する極細マルチフィラメント糸と高収縮性の異型
断面マルチフィラメント糸の沸水収縮率差を発揮するた
め低張力で十分収縮させることが好ましい。この工程で
織物を構成する混繊複合糸における極細繊維を比較的表
層に高収縮側の異型断面繊維を比較的内層に配列させる
ことができる。
を構成する極細マルチフィラメント糸と高収縮性の異型
断面マルチフィラメント糸の沸水収縮率差を発揮するた
め低張力で十分収縮させることが好ましい。この工程で
織物を構成する混繊複合糸における極細繊維を比較的表
層に高収縮側の異型断面繊維を比較的内層に配列させる
ことができる。
【0040】さらに次工程のアルカリ減量工程は、無機
粒子添加マルチフィラメント糸の表面に無機粒子とポリ
エステルポリマーの減量の際に凹凸の粗面化をさせ極細
繊維のソフトさにドライ感を付与することができ、また
海・島繊維など複合割繊型繊維を極細マルチフィラメン
トに分割することによってソフトとドライな風合を実現
させる。
粒子添加マルチフィラメント糸の表面に無機粒子とポリ
エステルポリマーの減量の際に凹凸の粗面化をさせ極細
繊維のソフトさにドライ感を付与することができ、また
海・島繊維など複合割繊型繊維を極細マルチフィラメン
トに分割することによってソフトとドライな風合を実現
させる。
【0041】また凸部を有する異型断面マルチフィラメ
ントの凸部の先端に1〜4μのマイクロスリットを発現
させるためアルカリ易溶性ポリマーを複合紡糸したマル
チフィラメントを混繊複合したものにおいてはそのマイ
クロスリットを適度に発生させ毛細管現象による吸水効
果を発揮させる。
ントの凸部の先端に1〜4μのマイクロスリットを発現
させるためアルカリ易溶性ポリマーを複合紡糸したマル
チフィラメントを混繊複合したものにおいてはそのマイ
クロスリットを適度に発生させ毛細管現象による吸水効
果を発揮させる。
【0042】一般にポリエステルマルチフィラメントは
水に対する親和性がなく吸湿性、吸水性に劣り、毛細管
構造にすることによる吸水効果は発揮されるが、織物表
面のように経糸と緯糸を構成するマルチフィラメント集
合体の側面から吸水効果を向上するためには織物の染色
・仕上工程で仕上剤としてポリエチレングリコールを含
む助剤を加えて処理することによって繊維の表面張力を
低下し毛細管現象による吸水効果を高めることが出来
る。外層部に無機粒子添加による粗面化された極細マル
チフィラメント糸を配列した混繊複合糸使い織物ではさ
らにポリエチレングリコール系仕上剤の効果が大きい。
水に対する親和性がなく吸湿性、吸水性に劣り、毛細管
構造にすることによる吸水効果は発揮されるが、織物表
面のように経糸と緯糸を構成するマルチフィラメント集
合体の側面から吸水効果を向上するためには織物の染色
・仕上工程で仕上剤としてポリエチレングリコールを含
む助剤を加えて処理することによって繊維の表面張力を
低下し毛細管現象による吸水効果を高めることが出来
る。外層部に無機粒子添加による粗面化された極細マル
チフィラメント糸を配列した混繊複合糸使い織物ではさ
らにポリエチレングリコール系仕上剤の効果が大きい。
【0043】
【実施例】以下、実施例をあげて本発明をさらに具体的
に説明する。
に説明する。
【0044】[実施例1]極限粘度[η]=0.65の
酸化チタンを2重量%を添加したポリエチレンテレフタ
レートを島成分として80%、スルホイソフタール酸を
共重合させた極限粘度[η]=0.50のポリエチレン
テレフタレートを海成分として20%の複合比で海・島
構造複合紡糸用の島成分が丸断面8フィラメントに分割
可能な口金を用いて紡速1500m/分で紡糸した。該
未延伸糸を通常のホットローラー型延伸機で引き延しを
行ない60デニール36フィラメントのマルチフィラメ
ント糸を得た。得られたマルチフィラメント糸は島成分
の単フィラメントの繊度は0.16デニール、沸水収縮
率8.5%の特性を有していた。
酸化チタンを2重量%を添加したポリエチレンテレフタ
レートを島成分として80%、スルホイソフタール酸を
共重合させた極限粘度[η]=0.50のポリエチレン
テレフタレートを海成分として20%の複合比で海・島
構造複合紡糸用の島成分が丸断面8フィラメントに分割
可能な口金を用いて紡速1500m/分で紡糸した。該
未延伸糸を通常のホットローラー型延伸機で引き延しを
行ない60デニール36フィラメントのマルチフィラメ
ント糸を得た。得られたマルチフィラメント糸は島成分
の単フィラメントの繊度は0.16デニール、沸水収縮
率8.5%の特性を有していた。
【0045】一方、高収縮糸としてイソフタール酸を1
5重量%共重合したポリエチレンテレフタレート(酸化
チタンを1.0重量%含有、極限粘度[η]=0.6
8)と3葉断面の各凸部の先端から先細り状(くさび
状)にスルホイソフタール酸3重量%を共重合した極限
粘度[η]=0.58のアルカリ易溶性ポリエチレンテ
レフタレートとを複合比80:20 でY孔断面の口金から紡
糸し、さらに通常のホットローラ延伸機で延伸し40デ
ニール6フィラメントのマルチフィラメント糸を得た。
このマルチフィラメント糸の単糸デニールは6.6デニ
ール、沸水収縮率は20.2%、断面変形度2.2を有
していた。
5重量%共重合したポリエチレンテレフタレート(酸化
チタンを1.0重量%含有、極限粘度[η]=0.6
8)と3葉断面の各凸部の先端から先細り状(くさび
状)にスルホイソフタール酸3重量%を共重合した極限
粘度[η]=0.58のアルカリ易溶性ポリエチレンテ
レフタレートとを複合比80:20 でY孔断面の口金から紡
糸し、さらに通常のホットローラ延伸機で延伸し40デ
ニール6フィラメントのマルチフィラメント糸を得た。
このマルチフィラメント糸の単糸デニールは6.6デニ
ール、沸水収縮率は20.2%、断面変形度2.2を有
していた。
【0046】一方、海島構造60デニール−36フィラ
メントを通常のピン仮撚機(東レエンジニアリング
(株)製TFT−6M型)を使用し、ヒーター温度21
0℃の条件で仮撚加工し、捲縮付与を行なうと同時に沸
水収縮率を5.6%に低下させた。
メントを通常のピン仮撚機(東レエンジニアリング
(株)製TFT−6M型)を使用し、ヒーター温度21
0℃の条件で仮撚加工し、捲縮付与を行なうと同時に沸
水収縮率を5.6%に低下させた。
【0047】次いで、上記の3個の凸部を有しアルカリ
溶出によって凸の先端に先細り状(くさび状)の溝を生
ずる3花弁型断面糸を高収縮側として、一般的に使用さ
れる愛木製作所製混繊加工機AT−501型を使用して
通常一般的な条件により複合インタレース加工を実施し
た。この混繊複合糸を構成するフィラメント糸の単繊維
繊度比は0.16/6.6=0.024、単フィラメン
トの沸水収縮率差は20.2−5.6=14.6であっ
た。
溶出によって凸の先端に先細り状(くさび状)の溝を生
ずる3花弁型断面糸を高収縮側として、一般的に使用さ
れる愛木製作所製混繊加工機AT−501型を使用して
通常一般的な条件により複合インタレース加工を実施し
た。この混繊複合糸を構成するフィラメント糸の単繊維
繊度比は0.16/6.6=0.024、単フィラメン
トの沸水収縮率差は20.2−5.6=14.6であっ
た。
【0048】この混繊複合糸を経糸としてパーンワイン
ダーで分割後、村田機械(株)製ダブルツイスター#3
10を使用して甘ヨリ(200T/M)を施こし、ワー
パーサイザーで乾燥温度としてシリンダー100℃、チ
ャンバー110℃の条件でサイジングを実施後、日産
(株)製ウォータージェットルームLW−52に仕掛け
た。
ダーで分割後、村田機械(株)製ダブルツイスター#3
10を使用して甘ヨリ(200T/M)を施こし、ワー
パーサイザーで乾燥温度としてシリンダー100℃、チ
ャンバー110℃の条件でサイジングを実施後、日産
(株)製ウォータージェットルームLW−52に仕掛け
た。
【0049】緯糸には経糸と同条件の甘ヨリ(200T
/M)を施したものを使用し平織物を製織した。生機密
度は172本/2.54cm×65本/2.54cmであっ
た。続いて生機を100℃熱水による精練・リラックス
を実施した。経・緯方向とも加工時の張力が小さいソフ
サー型を使用した。
/M)を施したものを使用し平織物を製織した。生機密
度は172本/2.54cm×65本/2.54cmであっ
た。続いて生機を100℃熱水による精練・リラックス
を実施した。経・緯方向とも加工時の張力が小さいソフ
サー型を使用した。
【0050】次工程として190℃の乾熱で幅出し率5
0%の条件でピンテンターによるプリセットを実施し、
液流方式による海・島分割方式の極細糸の分割とドレー
プ性付与のためのアルカリ減量を実施した。実質の減量
率は29%であった。続いて130℃の液流染色機で無
地染を行ない、仕上剤として静電紡糸剤を主体とする成
分を付与し160℃乾熱条件で仕上セットを行ない製品
とした。
0%の条件でピンテンターによるプリセットを実施し、
液流方式による海・島分割方式の極細糸の分割とドレー
プ性付与のためのアルカリ減量を実施した。実質の減量
率は29%であった。続いて130℃の液流染色機で無
地染を行ない、仕上剤として静電紡糸剤を主体とする成
分を付与し160℃乾熱条件で仕上セットを行ない製品
とした。
【0051】仕上品の密度は186本/2.54cm×7
7本/2.54cmの性量を有していた。
7本/2.54cmの性量を有していた。
【0052】仕上品はドライなピーチ感を有しハリ・腰
にすぐれ、またドレープ性豊かなすばらしいものであっ
た。実体顕微鏡で観察すると酸化チタン含有の極細マル
チフィラメント糸の表面にアルカリ減量で生じた極細な
凹凸のある単フィラメント糸が比較的内層部に配置され
た3角断面の凸部の先端にくさび状のスリットを有する
太い繊度の単フィラメントの表層にバラけた状態で位置
し見た目にソフトでふくらみのある構造を有していた。
にすぐれ、またドレープ性豊かなすばらしいものであっ
た。実体顕微鏡で観察すると酸化チタン含有の極細マル
チフィラメント糸の表面にアルカリ減量で生じた極細な
凹凸のある単フィラメント糸が比較的内層部に配置され
た3角断面の凸部の先端にくさび状のスリットを有する
太い繊度の単フィラメントの表層にバラけた状態で位置
し見た目にソフトでふくらみのある構造を有していた。
【0053】該織物をJIS L1096に準じたバイ
レック法と滴下法による吸水性を評価した結果、バイレ
ック法吸水高さは経方向90mm、緯方向71mm、滴下法
による吸水速度は34秒であった。
レック法と滴下法による吸水性を評価した結果、バイレ
ック法吸水高さは経方向90mm、緯方向71mm、滴下法
による吸水速度は34秒であった。
【0054】また吸水性について観察した結果、滴下法
による吸水性は表面からの吸水され内層部の毛細管現象
であるように表面のぬれ状態がうすくみえる現象を呈し
ていた。
による吸水性は表面からの吸水され内層部の毛細管現象
であるように表面のぬれ状態がうすくみえる現象を呈し
ていた。
【0055】[比較例1]通常のポリエチレンテレフタ
レートを常法により紡糸・延伸して得た丸断面形状で酸
化チタンを0.3重量%含有するセミダルタイプの60
デニール−144フィラメントのポリエステルマルチフ
ィラメント糸(沸水収縮率7.8%)を、東レエンジニ
アリング(株)製TFT−6型の仮撚機を用いて、予め
ヒーター温度210℃で仮撚加工を行ない、捲縮付与を
行なうと同時に沸水収縮率を5.2%に低下させた。
レートを常法により紡糸・延伸して得た丸断面形状で酸
化チタンを0.3重量%含有するセミダルタイプの60
デニール−144フィラメントのポリエステルマルチフ
ィラメント糸(沸水収縮率7.8%)を、東レエンジニ
アリング(株)製TFT−6型の仮撚機を用いて、予め
ヒーター温度210℃で仮撚加工を行ない、捲縮付与を
行なうと同時に沸水収縮率を5.2%に低下させた。
【0056】このポリエステルマルチフィラメント糸
と、イソフタル酸を共重合した共重合ポリエチレンテレ
フタレートを常法により紡糸・延伸して得た丸断面形状
で酸化チタンを含有しないスーパーブライトタイプの3
0デニール−12フィラメントの高収縮ポリエステルマ
ルチフィラメント糸(沸水収縮率20%)とを引揃え、
圧空流量45Nl/分でインターレース処理をして、混
繊交絡糸を得た。
と、イソフタル酸を共重合した共重合ポリエチレンテレ
フタレートを常法により紡糸・延伸して得た丸断面形状
で酸化チタンを含有しないスーパーブライトタイプの3
0デニール−12フィラメントの高収縮ポリエステルマ
ルチフィラメント糸(沸水収縮率20%)とを引揃え、
圧空流量45Nl/分でインターレース処理をして、混
繊交絡糸を得た。
【0057】この混繊複合糸を常法にて200T/Mの
甘撚追撚を施し、整経工程、サイジングビーム等を経
て、日産ウォータージェットルームLW−52型に仕掛
けた。緯糸としては上記経糸に使用した混繊複合糸を常
法により500T/Mの追撚を施したものを用いて、生
機密度99本/2.54cm×79本/2.54cmの平織物を製織
した。
甘撚追撚を施し、整経工程、サイジングビーム等を経
て、日産ウォータージェットルームLW−52型に仕掛
けた。緯糸としては上記経糸に使用した混繊複合糸を常
法により500T/Mの追撚を施したものを用いて、生
機密度99本/2.54cm×79本/2.54cmの平織物を製織
した。
【0058】次に、生機を実施例1と同一の加工条件で
染色仕上加工を実施し、仕上密度130本/2.54cm×1
02本/2.54cmの仕上品を得た。
染色仕上加工を実施し、仕上密度130本/2.54cm×1
02本/2.54cmの仕上品を得た。
【0059】得られた織物を評価したところ0.4デニ
ールの極細糸が表面に浮いてソフトなピーチ調を有して
いるが、ヌメリ感のあるタッチでドライ感に欠けるもの
であった。また、JISL1096に準じたバイレック
法、滴下法で吸水性を評価した結果、バイレック法によ
る吸水高さが経方向56mm、緯方向45mm、滴下法によ
る拡散速度が65秒であった。
ールの極細糸が表面に浮いてソフトなピーチ調を有して
いるが、ヌメリ感のあるタッチでドライ感に欠けるもの
であった。また、JISL1096に準じたバイレック
法、滴下法で吸水性を評価した結果、バイレック法によ
る吸水高さが経方向56mm、緯方向45mm、滴下法によ
る拡散速度が65秒であった。
【0060】織物表面における毛細管現象による吸水効
果は、見た目にも実施例1に比べ劣るものであった。
果は、見た目にも実施例1に比べ劣るものであった。
Claims (6)
- 【請求項1】2種類以上の異なる断面形状のフィラメン
ト糸から構成されるマルチフィラメント糸において、少
なくとも1種のフィラメント糸(A)が1重量%以上の
無機粒子を含有したポリエステルからなる仮撚捲縮を有
する単繊維繊度1デニール以下の単フィラメントから構
成され、かつ少なくとも1種が2以上の凸部を有する断
面形状のフィラメント糸(B)から構成され、さらに、
該フィラメント糸(A)と該フィラメント糸(B)が下
記の関係を満足することを特徴とする混繊複合糸。 Ad /Bd ≦0.34 Bsw−Asw≧3 ここで、Ad はフィラメント糸(A)の単繊維繊度[デ
ニール]、Bd はフィラメント糸(B)の単繊維繊度
[デニール]、Aswはフィラメント糸(A)の沸水収縮
率[%]、Bswはフィラメント糸(B)の沸水収縮率
[%]を示す。 - 【請求項2】フィラメント糸(B)が糸表面の複数箇所
から糸内部方向に先細り状の溝が形成された形状である
請求項1に記載の混繊複合糸。 - 【請求項3】フィラメント糸(A)のフィラメント糸
(B)に対するフィラメント数の比が20倍以上である
ことを特徴とする請求項1または2に記載の混繊複合
糸。 - 【請求項4】2種類以上の異なる断面形状のフィラメン
ト糸から構成されるマルチフィラメント糸において、少
なくとも1種のフィラメント糸(A)が1重量%以上の
無機粒子を含有したポリエステルからなる仮撚捲縮を有
する単繊維繊度1デニール以下の単フィラメントから構
成され、それ以外のフィラメント糸が2以上の凸部を有
する断面形状のフィラメント糸(B)から構成され、さ
らに、該フィラメント糸(A)と該フィラメント糸
(B)が下記の関係を満足することを特徴とする混繊複
合糸を用いてなる織編物。 Ad /Bd ≦0.34 Bsw−Asw≧3 ここで、Ad はフィラメント糸(A)の単繊維繊度[デ
ニール]、Bd はフィラメント糸(B)の単繊維繊度
[デニール]、Aswはフィラメント糸(A)の沸水収縮
率[%]、Bswはフィラメント糸(B)の沸水収縮率
[%]を示す。 - 【請求項5】フィラメント糸(B)が糸表面の複数箇所
から糸内部方向に先細り状の溝が形成された形状である
請求項4に記載の織編物。 - 【請求項6】フィラメント糸(A)のフィラメント糸
(B)に対するフィラメント数の比が20倍以上である
ことを特徴とする請求項4または5に記載の織編物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02108894A JP3379196B2 (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | 混繊複合糸およびそれを用いてなる織編物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02108894A JP3379196B2 (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | 混繊複合糸およびそれを用いてなる織編物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07229027A true JPH07229027A (ja) | 1995-08-29 |
| JP3379196B2 JP3379196B2 (ja) | 2003-02-17 |
Family
ID=12045127
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP02108894A Expired - Fee Related JP3379196B2 (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | 混繊複合糸およびそれを用いてなる織編物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3379196B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR970015812A (ko) * | 1995-09-11 | 1997-04-28 | 다구찌 에이이찌 | 복합 가공사, 복합가공사의 제조방법, 복합가공사를 사용한 편직물 및 복합가공사의 제조장치 |
| EP0777002A3 (en) * | 1995-09-13 | 1999-11-10 | Toray Industries, Inc. | A composite textured yarn, a process for its production, woven or knitted fabrics made thereof, and an apparatus for producing it |
| JP2008081861A (ja) * | 2006-09-26 | 2008-04-10 | Toray Ind Inc | ポリエステル混繊糸の製造方法 |
-
1994
- 1994-02-18 JP JP02108894A patent/JP3379196B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR970015812A (ko) * | 1995-09-11 | 1997-04-28 | 다구찌 에이이찌 | 복합 가공사, 복합가공사의 제조방법, 복합가공사를 사용한 편직물 및 복합가공사의 제조장치 |
| EP0777002A3 (en) * | 1995-09-13 | 1999-11-10 | Toray Industries, Inc. | A composite textured yarn, a process for its production, woven or knitted fabrics made thereof, and an apparatus for producing it |
| US6244031B1 (en) | 1995-09-13 | 2001-06-12 | Toray Industries, Inc. | Process for production of a composite textured yarn, woven or knitted fabrics made therefrom |
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