JPH03180428A - 薄板部材の焼入冷却方法 - Google Patents
薄板部材の焼入冷却方法Info
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- JPH03180428A JPH03180428A JP31927089A JP31927089A JPH03180428A JP H03180428 A JPH03180428 A JP H03180428A JP 31927089 A JP31927089 A JP 31927089A JP 31927089 A JP31927089 A JP 31927089A JP H03180428 A JPH03180428 A JP H03180428A
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- Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
L 産業上の利用分野
本発明は、長手状の一枚の薄肉鋼板をコ字状又は0字状
に底形して威るIIN部材の焼入冷却方法に係りに更に
詳しくは、コ字状又は0字状の薄板部材の互いに対向す
る一対の対向片部を加熱した後に、前記薄板部材の両側
部分を金型の間に挾み込んで焼入冷却するようにした薄
板部材の焼入冷却方法に関するものである。
に底形して威るIIN部材の焼入冷却方法に係りに更に
詳しくは、コ字状又は0字状の薄板部材の互いに対向す
る一対の対向片部を加熱した後に、前記薄板部材の両側
部分を金型の間に挾み込んで焼入冷却するようにした薄
板部材の焼入冷却方法に関するものである。
b、従来の技術
この種の薄板部材は、前輪駆動車の駆動系に配設される
トリポード継手等の如き等連形自在継手の一部品として
使用されている。第6図に示すように、薄板部材30は
、通常、コ字状或いはU字状に屈曲成形され、その両側
部分すなわち互いに対向する一対の対向片部30a、
30bに焼入処理が施される。
トリポード継手等の如き等連形自在継手の一部品として
使用されている。第6図に示すように、薄板部材30は
、通常、コ字状或いはU字状に屈曲成形され、その両側
部分すなわち互いに対向する一対の対向片部30a、
30bに焼入処理が施される。
ところで、薄板部材30の焼入れに際しては、まず薄板
部材30の一対の対向片部30a、 30bを所要の焼
入温度に加熱した後に、第6図及び第7図に示すように
一対の対向片部30a、 30b間に内金型31を挿入
配置すると共に対向片部30a、 30bの外側に外金
型32.33をそれぞれ配置し、薄板部材3oが塑性変
形しない程度の押圧力Fにて対向片部30a、 30b
を内金型31と外金型32.33との間にそれぞれ挾み
込んだ状態にする。そして、内金型31及び外金型32
、33の内部にそれぞれ形成された冷却液通路34゜3
5、36に冷却液を同時に供給し、これによって被焼入
物たる薄板部材30の焼入冷却を行なうようにしていた
。
部材30の一対の対向片部30a、 30bを所要の焼
入温度に加熱した後に、第6図及び第7図に示すように
一対の対向片部30a、 30b間に内金型31を挿入
配置すると共に対向片部30a、 30bの外側に外金
型32.33をそれぞれ配置し、薄板部材3oが塑性変
形しない程度の押圧力Fにて対向片部30a、 30b
を内金型31と外金型32.33との間にそれぞれ挾み
込んだ状態にする。そして、内金型31及び外金型32
、33の内部にそれぞれ形成された冷却液通路34゜3
5、36に冷却液を同時に供給し、これによって被焼入
物たる薄板部材30の焼入冷却を行なうようにしていた
。
C0発明が解決しようとする課題
しかしながら、上述の従来方法には次の如き問題点があ
った。
った。
すなわち、薄板部材30(被焼入物)の対向片部30a
、 30b (所要焼入箇所)のみでなく薄板部材3゜
の全体がズブ加熱されている場合、或いは対向片部30
a、 30bのみが部分加熱されている場合の何れの場
合にも、焼入冷却時に前記対向片部30a、 30bは
焼入温度からマルテンサイト変態開始温度までの領域で
収縮し、マルテンサイト変態開始温度からマルテンサイ
ト変態終了温度までの領域で再び膨張するが、この際の
収縮速度及び膨張速度を制御することは困難である。つ
まり、薄板部材3oが塑性変形しない程度の押圧力で挾
み付けた状態で冷却させるだけでは、薄板部材3oの各
所における冷却速度を局部的に変化させることができな
いため、焼入冷却時に発生する熱応力及びマルテンサイ
ト変態応力による薄板部材3oの収縮及び膨張に起因す
る変形を抑えることができないという大きな問題点があ
った。従って、従来では可成り大きな焼入歪を生じてい
るのが実状である。
、 30b (所要焼入箇所)のみでなく薄板部材3゜
の全体がズブ加熱されている場合、或いは対向片部30
a、 30bのみが部分加熱されている場合の何れの場
合にも、焼入冷却時に前記対向片部30a、 30bは
焼入温度からマルテンサイト変態開始温度までの領域で
収縮し、マルテンサイト変態開始温度からマルテンサイ
ト変態終了温度までの領域で再び膨張するが、この際の
収縮速度及び膨張速度を制御することは困難である。つ
まり、薄板部材3oが塑性変形しない程度の押圧力で挾
み付けた状態で冷却させるだけでは、薄板部材3oの各
所における冷却速度を局部的に変化させることができな
いため、焼入冷却時に発生する熱応力及びマルテンサイ
ト変態応力による薄板部材3oの収縮及び膨張に起因す
る変形を抑えることができないという大きな問題点があ
った。従って、従来では可成り大きな焼入歪を生じてい
るのが実状である。
本発明は、このような実状に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、既述の如き薄板部材の一対の対向片部
を焼入処理するに際し、焼入歪の発生を最小限に抑える
ことができるような焼入冷却方法を提供することにある
。
て、その目的は、既述の如き薄板部材の一対の対向片部
を焼入処理するに際し、焼入歪の発生を最小限に抑える
ことができるような焼入冷却方法を提供することにある
。
d、 課題を解決するための手段
上述の目的を達成するために、本発明では、コ字状又は
U字状の薄板部材の互いに対向する一対の対向片部を加
熱した後に、前記一対の対向片部を金型の間にそれぞれ
挾み込んで焼入冷却するようにした薄板部材の焼入冷却
方法において、(A)所定の焼入温度に加熱した前記薄
板部材の一対の対向片部の間に内金型を配置すると共に
その外側に外金型をそれぞれ配置して、前記一対の対向
片部の各々を前記内金型と外金型との間に所要圧力をも
ってそれぞれ挾み込むことにより、前記一対の対向片部
を冷却する第1の冷却工程と、 (B)前記内金型に設けられた冷却液通路に冷却液を供
給することにより、前記一対の対向片部を冷却する第2
の冷却工程と、 (C)前記外金型にそれぞれ設けられた冷却液通路に冷
却液を供給することにより、前記一対の対向片部を冷却
する第3の冷却工程と、 (D)前記内金型、外金型及び薄板部材に対して間隔を
置いて配設されたジャケットから冷却液を噴出すること
により、前記内金型及び外金型と前記薄板部材との非接
触部分を冷却する第4の冷却工程と、 をそれぞれ時間間隔を置いて行なうことによって、焼入
冷却すべき前記一対の対向片部の各部における冷却速度
を変化させるようにしている。
U字状の薄板部材の互いに対向する一対の対向片部を加
熱した後に、前記一対の対向片部を金型の間にそれぞれ
挾み込んで焼入冷却するようにした薄板部材の焼入冷却
方法において、(A)所定の焼入温度に加熱した前記薄
板部材の一対の対向片部の間に内金型を配置すると共に
その外側に外金型をそれぞれ配置して、前記一対の対向
片部の各々を前記内金型と外金型との間に所要圧力をも
ってそれぞれ挾み込むことにより、前記一対の対向片部
を冷却する第1の冷却工程と、 (B)前記内金型に設けられた冷却液通路に冷却液を供
給することにより、前記一対の対向片部を冷却する第2
の冷却工程と、 (C)前記外金型にそれぞれ設けられた冷却液通路に冷
却液を供給することにより、前記一対の対向片部を冷却
する第3の冷却工程と、 (D)前記内金型、外金型及び薄板部材に対して間隔を
置いて配設されたジャケットから冷却液を噴出すること
により、前記内金型及び外金型と前記薄板部材との非接
触部分を冷却する第4の冷却工程と、 をそれぞれ時間間隔を置いて行なうことによって、焼入
冷却すべき前記一対の対向片部の各部における冷却速度
を変化させるようにしている。
以下、本発明の一実施例に付き第1図〜第5図を参照し
て説明する。
て説明する。
第1図は薄板部材lを焼入冷却するために用いられる焼
入冷却装置2を示すものである0本装置2は、第1図に
示すように、装置基台3上の所定箇所に固定配置された
内金型4と、この内金型4に対してそれぞれ移動可能に
配設された一対の外金型5,6及び位置決め治具7と、
これらの部材5,6.7を押圧駆動する油圧シリンダ8
.9゜lOとをそれぞれ具備している。さらに、第3図
及び第4図に示すように、内金型4.外金型5.6及び
位置決め治具7の上部に冷却液噴射用ジャケット(冷却
環)25が配設されている。なお、第1図において、1
1.12は外金型5.6のガイド機構である。
入冷却装置2を示すものである0本装置2は、第1図に
示すように、装置基台3上の所定箇所に固定配置された
内金型4と、この内金型4に対してそれぞれ移動可能に
配設された一対の外金型5,6及び位置決め治具7と、
これらの部材5,6.7を押圧駆動する油圧シリンダ8
.9゜lOとをそれぞれ具備している。さらに、第3図
及び第4図に示すように、内金型4.外金型5.6及び
位置決め治具7の上部に冷却液噴射用ジャケット(冷却
環)25が配設されている。なお、第1図において、1
1.12は外金型5.6のガイド機構である。
上述の内金型4は、第2図に明示するように、直方体形
状の本体部4aの先端に先細り状の台形部4bを一体底
形して成るものであり、内金型4の側部にはその高さ方
向の中央部分に冷却液通路13が形成されている。この
冷却液通路13は、内金型4の基端面4Cで開口されか
つその側面4d+ 4eの中央部分において長手方向の
ほぼ半分に沿って開口された一対の溝部13a、13b
と、これらの溝部13a、13bを互いに連通ずるため
の連通路13c、 13dとで構成されている。
状の本体部4aの先端に先細り状の台形部4bを一体底
形して成るものであり、内金型4の側部にはその高さ方
向の中央部分に冷却液通路13が形成されている。この
冷却液通路13は、内金型4の基端面4Cで開口されか
つその側面4d+ 4eの中央部分において長手方向の
ほぼ半分に沿って開口された一対の溝部13a、13b
と、これらの溝部13a、13bを互いに連通ずるため
の連通路13c、 13dとで構成されている。
一方、上述の外金型5.6は直方体形状に底形され、そ
の片側に冷却液通路14.15がそれぞれ設けられてい
る。これらの冷却液通路14.15は、−側面の半分部
分に形成された溝部14a、 15aと、この溝部14
a、 15aに連なる通路14b、 15bとで構成さ
れている。そして、内金型4及び外金型5.6の上面に
は冷却液供給用パイプ1B、 19.20が配設され、
これらのパイプ18〜20を介して前記冷却液通路13
.14.15に冷却液がそれぞれ供給されるようになっ
ている。
の片側に冷却液通路14.15がそれぞれ設けられてい
る。これらの冷却液通路14.15は、−側面の半分部
分に形成された溝部14a、 15aと、この溝部14
a、 15aに連なる通路14b、 15bとで構成さ
れている。そして、内金型4及び外金型5.6の上面に
は冷却液供給用パイプ1B、 19.20が配設され、
これらのパイプ18〜20を介して前記冷却液通路13
.14.15に冷却液がそれぞれ供給されるようになっ
ている。
また、上述の位置決め治具7は台形状の切欠部21を有
しており、この切欠部21の一対のテーパ面21a、
21bの中間部分に前記薄板部材lの屈曲部に線接触で
当接されるようになっている。
しており、この切欠部21の一対のテーパ面21a、
21bの中間部分に前記薄板部材lの屈曲部に線接触で
当接されるようになっている。
また、上述の冷却環25は、第3図及び第4図に示す如
く、内金型4及び外金型5,6の上部に所定間隔を置い
て固定されており、冷却環25の底壁には多数の冷却液
噴射孔26が等間隔を置いて形成されており、その上壁
には冷却液供給管27が接続されている。
く、内金型4及び外金型5,6の上部に所定間隔を置い
て固定されており、冷却環25の底壁には多数の冷却液
噴射孔26が等間隔を置いて形成されており、その上壁
には冷却液供給管27が接続されている。
次に、上述の如き構成の焼入冷却装置2を用いてコ字状
の薄板部材lを焼入冷却する際の動作並びに作用に付き
説明する。
の薄板部材lを焼入冷却する際の動作並びに作用に付き
説明する。
まず、浸炭放冷処理を旋したコ字状の薄板部材1の焼入
すべき一対の対向片部1a、 lbを高周波誘導加熱コ
イル等にて所要の焼入温度に加熱し、その後に薄板部材
lの開口側部分を内金型4に嵌着する0次いで、油圧シ
リンダlOを作動させることにより位置決め治具7を駆
動し、位置決め治具のテーパ面21a、 21bを薄板
部材lの一対の屈曲部に線接触状態で当てがって、この
薄板部材lを第1図において矢印へ方向に押圧移動させ
る。これにより、薄板部材lの中間部分が前記テーノ(
面21a。
すべき一対の対向片部1a、 lbを高周波誘導加熱コ
イル等にて所要の焼入温度に加熱し、その後に薄板部材
lの開口側部分を内金型4に嵌着する0次いで、油圧シ
リンダlOを作動させることにより位置決め治具7を駆
動し、位置決め治具のテーパ面21a、 21bを薄板
部材lの一対の屈曲部に線接触状態で当てがって、この
薄板部材lを第1図において矢印へ方向に押圧移動させ
る。これにより、薄板部材lの中間部分が前記テーノ(
面21a。
21bと内金型4の台形部4bの先端面との間に挟持さ
れると共に、その一対の対向片部1a、 lbの内側面
が内金型4の側面4d、 4eに対応配置される。
れると共に、その一対の対向片部1a、 lbの内側面
が内金型4の側面4d、 4eに対応配置される。
このようにして薄板部材1を内金型4に位置決めした状
態で装着した後に、油圧シリンダ8.9を作動させるこ
とにより一対の外金型5及び6を第1図において矢印B
方向及び矢印C方向にそれぞれ駆動し、薄板部材lの一
対の対向片部1a、 lbを内金型4と外金型5.6と
の間に挟持する。これに伴い、薄板部材lは内金型4、
外金型5,6及び位置決め治具7にて所定位置に保持さ
れると共に、一対の対向片部1a+ lbに内金型4及
び外金型5.6が密着される。その結果、加熱状態の前
記対向片部1a、 lbはまず始めに内金型4及び外金
型5.6との密着接触により冷却される(第1図の冷却
工程)。
態で装着した後に、油圧シリンダ8.9を作動させるこ
とにより一対の外金型5及び6を第1図において矢印B
方向及び矢印C方向にそれぞれ駆動し、薄板部材lの一
対の対向片部1a、 lbを内金型4と外金型5.6と
の間に挟持する。これに伴い、薄板部材lは内金型4、
外金型5,6及び位置決め治具7にて所定位置に保持さ
れると共に、一対の対向片部1a+ lbに内金型4及
び外金型5.6が密着される。その結果、加熱状態の前
記対向片部1a、 lbはまず始めに内金型4及び外金
型5.6との密着接触により冷却される(第1図の冷却
工程)。
次いで、パイプ18を介して冷却液を内金型4の冷却液
通路13に供給する。これに伴い、冷却液が前記通路1
3に流れるので、薄板部材1の所定箇所すなわち一対の
対向片部1a、 lbの焼入れすべき部分の内側面中央
箇所が局部的に急冷される (第2の冷却工程)、なお
、前記通路13を流れた冷却液は内金型4の外部へ排出
されて所定の排液路から装置外部へ導びかれる。
通路13に供給する。これに伴い、冷却液が前記通路1
3に流れるので、薄板部材1の所定箇所すなわち一対の
対向片部1a、 lbの焼入れすべき部分の内側面中央
箇所が局部的に急冷される (第2の冷却工程)、なお
、前記通路13を流れた冷却液は内金型4の外部へ排出
されて所定の排液路から装置外部へ導びかれる。
これに引き続いて、パイプ19.20を介して冷却液を
外金型5.6の冷却液通路14.15に供給する。
外金型5.6の冷却液通路14.15に供給する。
これに伴い、冷却液が前記通路14.15に流れるので
、薄板部材lの所定箇所すなわち一対の対向片部1a、
Ibの焼入れすべき部分の外側面中央箇所が局部的に
急冷される (第3の冷却工程)、なお、前記通路14
.15を流れた冷却液は外金型5.6の外部へ排出され
て所定の排液路から装置外部へ導びかれる。
、薄板部材lの所定箇所すなわち一対の対向片部1a、
Ibの焼入れすべき部分の外側面中央箇所が局部的に
急冷される (第3の冷却工程)、なお、前記通路14
.15を流れた冷却液は外金型5.6の外部へ排出され
て所定の排液路から装置外部へ導びかれる。
そして最後に、第3図及び第4図に示すように冷却環2
5の噴射孔26から冷却液を噴射して、内金型4及び外
金型5,6と薄板部材1との非接触部分を冷却液にて常
温まで急冷する(第4の冷却工程)。
5の噴射孔26から冷却液を噴射して、内金型4及び外
金型5,6と薄板部材1との非接触部分を冷却液にて常
温まで急冷する(第4の冷却工程)。
以上の如く、被焼入物たるFI板部材1の一対の対向片
部1a、 lbを焼入冷却するに際し、時間間隔(タイ
ムラグ)を置いて対向片部1a、 lbの各部の冷却を
行なってその各部における冷却速度を異ならしめながら
焼入冷却し、焼入処理を完了する。
部1a、 lbを焼入冷却するに際し、時間間隔(タイ
ムラグ)を置いて対向片部1a、 lbの各部の冷却を
行なってその各部における冷却速度を異ならしめながら
焼入冷却し、焼入処理を完了する。
以上の如く本例では、被焼入物たる薄板部材lの各所に
おける冷却速度を制御するようにしているので、焼入処
理すべき部分の各所に発生する熱応力の大きさが異なら
しめられ、マルテンサイト変態開始時期が各所でそれぞ
れ異ならしめられるため、薄板部材lの収縮量及び膨張
量を制御することができる。すなわち、収縮し易い箇所
は冷却速度を緩やかにして熱応力、変態応力を小さくし
、これによって収縮速度を局部的に調整することできる
。一方、膨張し易い箇所は冷却速度を早くして熱応力、
変態応力を大きくし、これによって膨張速度を局部的に
調整することができる。換言すれば、薄板部材1の一対
の対向片部1a、 lbにおける各部分の収縮開始及び
終了時点、並びに変態開始及び終了時点に変化を生せし
めることができ、その結果、焼入歪の発生を最小限に印
えることが可能となる。
おける冷却速度を制御するようにしているので、焼入処
理すべき部分の各所に発生する熱応力の大きさが異なら
しめられ、マルテンサイト変態開始時期が各所でそれぞ
れ異ならしめられるため、薄板部材lの収縮量及び膨張
量を制御することができる。すなわち、収縮し易い箇所
は冷却速度を緩やかにして熱応力、変態応力を小さくし
、これによって収縮速度を局部的に調整することできる
。一方、膨張し易い箇所は冷却速度を早くして熱応力、
変態応力を大きくし、これによって膨張速度を局部的に
調整することができる。換言すれば、薄板部材1の一対
の対向片部1a、 lbにおける各部分の収縮開始及び
終了時点、並びに変態開始及び終了時点に変化を生せし
めることができ、その結果、焼入歪の発生を最小限に印
えることが可能となる。
以下、本発明に係る焼入冷却方法を実施した具体例を述
べる。
べる。
且止且
(1)薄板部材の材質
5Cr420 (浸炭放冷処理)
(2) yI板部材の寸法
(a) 全長=70■
Cbl 板幅: 13.40■
(C) 板厚:5.OM
(d) 対向片部の幅
外面間の長さ: 43.77〜43.82閣内面間の長
さ: 33.77〜33.82m(3)冷却条件 (a) 金型押圧カニlトン 0)) 押圧時間:11秒 (C) 冷却液ニューコンクエンチャントA(d)
冷却液の流量 内金型二827曽in 外金型: 5 jM’++in 冷却環:10j!/麿1n (e) 時間間隔(タイムラグ) (i)第1の冷却工程終了後から第2の冷却工程開始時
までの時間間隔:1.5秒。
さ: 33.77〜33.82m(3)冷却条件 (a) 金型押圧カニlトン 0)) 押圧時間:11秒 (C) 冷却液ニューコンクエンチャントA(d)
冷却液の流量 内金型二827曽in 外金型: 5 jM’++in 冷却環:10j!/麿1n (e) 時間間隔(タイムラグ) (i)第1の冷却工程終了後から第2の冷却工程開始時
までの時間間隔:1.5秒。
(11)第2の冷却工程終了後から第3の冷却工程開始
時までの時間間隔:0.5秒。
時までの時間間隔:0.5秒。
(f) 冷却時間
第1〜第4の各冷却工程においてそれ
ぞれ10秒
上記条件により焼入冷却して得られた薄板部材の焼入処
理部分の断面硬さをビッカース硬度計にて測定したとこ
ろ、第5図に示す如き結果が得られた。第5図に示す測
定結果から明らかなように焼入処理表面より1閣の浸炭
層まで充分に硬化されており、最表面硬さはH1820
の値を示している。
理部分の断面硬さをビッカース硬度計にて測定したとこ
ろ、第5図に示す如き結果が得られた。第5図に示す測
定結果から明らかなように焼入処理表面より1閣の浸炭
層まで充分に硬化されており、最表面硬さはH1820
の値を示している。
また、内部硬さはH□470〜490の値を示しており
、これらの値は材質5Cr420の焼入硬さを示してい
る。
、これらの値は材質5Cr420の焼入硬さを示してい
る。
また測定個数10個、測定位置は薄板部材の開口端より
10.20.30.40.50閣の箇所をダイアルゲー
ジを用いて歪測定を行なったところ、下記の表に示す如
き測定結果を得た。なお、表に示す測定値は仕上り基準
寸法(33,92閣)に対する歪の大きさを示す。
10.20.30.40.50閣の箇所をダイアルゲー
ジを用いて歪測定を行なったところ、下記の表に示す如
き測定結果を得た。なお、表に示す測定値は仕上り基準
寸法(33,92閣)に対する歪の大きさを示す。
この表から明らかなように、仕上り寸法は各箇所におい
て33.92±0.1−であり、何れの部分も所要寸法
内にあり、極めて小さな歪しか生じていないことが確認
された。
て33.92±0.1−であり、何れの部分も所要寸法
内にあり、極めて小さな歪しか生じていないことが確認
された。
以上、本発明の一実施例に付き述べたが、本発明は既述
の実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思
想に基いて種々の変更が可能である。
の実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思
想に基いて種々の変更が可能である。
例えば、既述の実施例においては薄板部材1の一対の対
向片部1a、 lbの内側を冷却した後にその外側を冷
却するようにしたが、これを逆に行なってもよい、また
、コ字状の薄板部材lでなく、U字状の薄板部材にも本
発明を適用し得る。
向片部1a、 lbの内側を冷却した後にその外側を冷
却するようにしたが、これを逆に行なってもよい、また
、コ字状の薄板部材lでなく、U字状の薄板部材にも本
発明を適用し得る。
e、 発明の効果
以上の如く、本発明は、被焼入物であるコ字状又はU字
状の薄板部材の各部における冷却速度を変化させるよう
にしたものであるから、収縮し易い部分は冷却速度を緩
やかにして熱応力、変態応力を小さくする一方、膨張し
易い部分は冷却速度を早くして熱応力、変態応力を大き
くすることにより、薄板部材の一対の対向片部の各部分
における収縮速度及び膨張速度の制御すなわち、各部分
における収縮開始及び終了時点、並びに膨張開始及び終
了時点の調整を行なうことができ、焼入歪を最小塵に抑
えることができる。
状の薄板部材の各部における冷却速度を変化させるよう
にしたものであるから、収縮し易い部分は冷却速度を緩
やかにして熱応力、変態応力を小さくする一方、膨張し
易い部分は冷却速度を早くして熱応力、変態応力を大き
くすることにより、薄板部材の一対の対向片部の各部分
における収縮速度及び膨張速度の制御すなわち、各部分
における収縮開始及び終了時点、並びに膨張開始及び終
了時点の調整を行なうことができ、焼入歪を最小塵に抑
えることができる。
第1図〜第5図は本発明の一実施例を説明するためのも
のであって、第1図は本発明に係る焼入冷却方法を実施
するための焼入冷却装置の平面図、第2図は薄板部材を
金型にて挟持した状態を示す斜視図、第3図は第2図に
おける■−■線断面図、第4図は第2図におけるIV−
IV線断面図、第5図は薄板部材の対向片部(焼入箇所
)の−断面硬さの測定結果を示すグラフ、第6図及び第
7図は従来の焼入冷却方法を説明するためのものであっ
て、第6図は薄板部材を金型にて挟持した状態を示す斜
視図、第7図は同上の平面図である。 1・・・被焼入物である薄板部材、 la、 lb・・・対向片部、2・・・焼入冷却装置、
4・・・内金型、 5.6・・・外金型、7・・・
位置決め治具、8.9.10・・・油圧シリ13、14
.15・・・冷却液通路。 ンダ、 表面力)L3の距離(mm) 第3図 第4図 第6図
のであって、第1図は本発明に係る焼入冷却方法を実施
するための焼入冷却装置の平面図、第2図は薄板部材を
金型にて挟持した状態を示す斜視図、第3図は第2図に
おける■−■線断面図、第4図は第2図におけるIV−
IV線断面図、第5図は薄板部材の対向片部(焼入箇所
)の−断面硬さの測定結果を示すグラフ、第6図及び第
7図は従来の焼入冷却方法を説明するためのものであっ
て、第6図は薄板部材を金型にて挟持した状態を示す斜
視図、第7図は同上の平面図である。 1・・・被焼入物である薄板部材、 la、 lb・・・対向片部、2・・・焼入冷却装置、
4・・・内金型、 5.6・・・外金型、7・・・
位置決め治具、8.9.10・・・油圧シリ13、14
.15・・・冷却液通路。 ンダ、 表面力)L3の距離(mm) 第3図 第4図 第6図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 コ字状又はU字状の薄板部材の互いに対向する一対の対
向片部を加熱した後に、前記一対の対向片部を金型の間
にそれぞれ挾み込んで焼入冷却するようにした薄板部材
の焼入冷却方法において、(A)所定の焼入温度に加熱
した前記薄板部材の一対の対向片部の間に内金型を配置
すると共にその外側に外金型をそれぞれ配置して、前記
一対の対向片部の各々を前記内金型と外金型との間に所
要圧力をもってそれぞれ挾み込むことにより、前記一対
の対向片部を冷却する第1の冷却工程と、 (B)前記内金型に設けられた冷却液通路に冷却液を供
給することにより、前記一対の対向片部を冷却する第2
の冷却工程と、 (C)前記外金型にそれぞれ設けられた冷却液通路に冷
却液を供給することにより、前記一対の対向片部を冷却
する第3の冷却工程と、 (D)前記内金型、外金型及び薄板部材に対して間隔を
置いて配設されたジャケットから冷却液を噴出すること
により、前記内金型及び外金型と前記薄板部材との非接
触部分を冷却する第4の冷却工程と、 をそれぞれ時間間隔を置いて行なうことによって、焼入
冷却すべき前記一対の対向片部の各部における冷却速度
を変化させるようにしたことを特徴とする薄板部材の焼
入冷却方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31927089A JP2826670B2 (ja) | 1989-12-08 | 1989-12-08 | 薄板部材の焼入冷却方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31927089A JP2826670B2 (ja) | 1989-12-08 | 1989-12-08 | 薄板部材の焼入冷却方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03180428A true JPH03180428A (ja) | 1991-08-06 |
| JP2826670B2 JP2826670B2 (ja) | 1998-11-18 |
Family
ID=18108335
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31927089A Expired - Lifetime JP2826670B2 (ja) | 1989-12-08 | 1989-12-08 | 薄板部材の焼入冷却方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2826670B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017088911A (ja) * | 2015-11-04 | 2017-05-25 | 日産自動車株式会社 | 焼入れ方法 |
| CN106967871A (zh) * | 2016-01-13 | 2017-07-21 | 哈尔滨飞机工业集团有限责任公司 | 一种曲面薄板淬火夹具 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| SE523893C2 (sv) * | 2002-02-28 | 2004-06-01 | Accra Teknik Ab | Anordning för fixering av arbetsstycken vid härdning |
-
1989
- 1989-12-08 JP JP31927089A patent/JP2826670B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017088911A (ja) * | 2015-11-04 | 2017-05-25 | 日産自動車株式会社 | 焼入れ方法 |
| CN106967871A (zh) * | 2016-01-13 | 2017-07-21 | 哈尔滨飞机工业集团有限责任公司 | 一种曲面薄板淬火夹具 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2826670B2 (ja) | 1998-11-18 |
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