JPH03196119A - 累進多焦点レンズ及びその製作方法 - Google Patents

累進多焦点レンズ及びその製作方法

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JPH03196119A
JPH03196119A JP33730089A JP33730089A JPH03196119A JP H03196119 A JPH03196119 A JP H03196119A JP 33730089 A JP33730089 A JP 33730089A JP 33730089 A JP33730089 A JP 33730089A JP H03196119 A JPH03196119 A JP H03196119A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、眼鏡レンズに関し、特にレンズの水平方向の
ほぼ中央において上方から下方にかけて屈折力が漸進的
に変化する区間を有する累進多焦点レンズ及びその製作
方法に関する。
(従来の技術) 近年、累進多焦点レンズの設計技術の動向は、もっばら
累進多焦点レンズの宿命ともいうべき非点収差、歪曲収
差の改善に向けられてきた。
しかし、累進多焦点レンズの装用者の立場から考えたと
き、低加入度数(本発明では加入度数的1.50以下程
度をいう。)累進多焦点レンズ装用者と^加入度数(本
発明では加入度数的2.50以上程度をいう。)累進多
焦点レンズ装用者とでは、累進多焦点レンズの機能に対
する要求が異なる傾向にある。
一般に低加入度数レンズ装用者は、初期の老視者であり
、累進多焦点レンズの装用に慣れておらず、度数変化に
適応できにくい。このような初期の老視者は、近方視よ
りもむしろ、遠方視に対する要求が轟く、遠方視野の安
定化のために、よりゆるやかな度数変化の立ち上がりを
要求しがちである。これに対して高加入度数レンズ装用
者は、後期の老視者であり、累進多焦点レンズの装用に
も慣れており、度数変化にも順応している。このような
後期の老視者は、遠方視よりもむしろ近方視に対する要
求が高く、より広い近方視野の確保を要求するという傾
向がある。
しかしながら、従来の累進多焦点レンズの製作技゛術で
は、前述のような加入度数の違いによる装用者の要求を
レンズ設計へ反映させたものは未だ不十分であるといわ
ざるをえないが、例えば、特開昭64−35524号公
報及び特開昭64−32227号公報には、加入度数を
考慮した設計手法が提案されている。
特開昭64−35524号公報は、老視眼鏡の装用経験
に乏しい初期の老視患者と老視眼鏡の使用に画然した老
視患者との視線の動きの傾向の違いを考慮し、処方の加
入度数により主注視線の配dを異なるように設計した累
進多焦点レンズが提案されている。
また、特開昭64−32227号公報は、主注視線上で
の加入度数の度数変化開始位置から度数変化開始位置闇
の加入度数変化の勾配の差を小さくすることにより、老
視の進んだ人が、最初の処方された加入度数を有する累
進多焦点レンズからそれよりも大きな加入度数である累
進多焦点レンズへと変えていくときに、その処方の加入
度数の変化による生理学的な適応努力を小さくし、かつ
、適応時間を短かくしようとする試みがなされである。
即ち、この設計技術では、加入度数による度数変化の勾
配の差を小さくするために、低加入度数レンズでは、前
記位置間の加入度数変化の勾配をより大きくし、高加入
度数レンズでは、加入度数変化の勾配をより小さくする
ような設計手法が用いられている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、前述の特開昭64−35524号公報は
、単に主注視線の配置に関する技術を開示するものであ
り、この主注視線上の度数変化についてどのような規則
性をもたせていくのかという点については、課題が残さ
れている。
一方、特開昭64−32227号公報は、前述のように
、低加入度数のレンズにお番ノる度数変化の傾きを大き
くするために、処方の加入度数変化侵も度数をさらに付
加する主注視線の設計を行っているので近方視野周辺に
おける非点収差の増大をまねくことになり、低加入度数
レンズ装用者には、たえ難いものになる。
また、この設計では、処方の加入度数により、主注視線
上での度数変化開始位置から加入度数到達位置までの距
離、即ち度数変化区間の長さが変化していくことになる
。しかし、レンズ設計上、度数変化区間の長さは、非点
収差の量を決定する主装置であることから、度数変化区
間の良さを短かくすれば、それだけレンズ全体の非点収
差が増大するという問題が起こる。さらに、度数変化開
始位置が処方の加入度数によって変化する為、フィッテ
ィングの為の連用中心を固定してしまうと、連用中心か
ら度数変化開始位置までの距離が加入度数によって変化
する。これは、装用者の立場から見たときに、加入度数
の違いによるレンズ設計の差が著しく、かえって、加入
度数の変化による生理学的な適応をさまたげる。
本発明は、このような上述の課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的は、それぞれ個人差により加
入度数の処方が異なる老視眼者に対して、快適な視野を
提供することができる累進多焦点レンズ及びその製作方
法を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、かかる上記の目的を達成づるためになされて
ものであり、第1の発明は、眼鏡用レンズの屈折表面に
、そのほぼ中央の上方から下方にかけて屈折力が所定法
則に従って漸進的に変化する累進区間を有し、前記累進
区間には、へそ状子午線M−M−が主注視線として配置
される累進多焦点レンズの製作方法において、前記主注
視線に沿った度数変化が、漸進的度数変化を開始する度
数変化開始位置と度数変化が加入度数に到達する加入度
数到達位置とを、処方による加入度数によって変えるこ
となく、前記度数開始位置の度数を基準として、度数変
化量の加入度数に対する百分率が50%に到達する位置
と、前記加入度数到達位置との間の距離りを、処方の加
入度数によって変化させ、処方の加入度数が大きい程、
前記距離りを長くすることにより、加入度数到達率が5
0%以上の実質的近用視域のレイアウトを調整すること
を特徴とする累進多焦点レンズの製作方法を提供するも
のであり、第2の発明は、眼鏡用レンズの屈折表面に、
そのほぼ中央の上方から下方にかけて屈折力が所定法則
に従って漸進的に変化する累進区間を有し、前記累進区
間には、へそ状子午線M−M−が主注視線として配置さ
れる累進多焦点レンズにおいて、前記主注視線に沿った
度数変化が、漸進的度数変化を開始する度数変化開始位
置と度数変化が加入度数に到達する加入度数到達位置と
を、処方による加入度数によって変えることなく、前記
度数開始位置の度数を基準として、度数変化量の加入度
数に対する自分率が50%に到達する位置と、前記加入
度数到達位置との間の距1IIDを、処方の加入度数に
よって変化させ、処方の加入度数が大きい程、前記距離
りが長(なつていることを特徴とする累進多焦点レンズ
を提供するものである。
[作用] 第1の発明及び第2の発明から得られた累進多焦点レン
ズは、主注視線に沿って度数変化が漸進的に行われ、漸
進的度数変化を開始する度数変化開始位置と加入度数到
達位置とが処方の加入度数によって変わることがなく、
一定であり、かつ、度数変化量の加入度数に対する百分
率が50%に到達する位置と前記加入度数到達位置との
間の距離りは、加入度数によって変化し、その変化は、
加入度数が大きい程良い。従って、本発明の累進多焦レ
ンズは、まず、低加入度数レンズを装用したとき、度数
変化mが加入度数の50%に達する位置がより下方にあ
るために、実質的近用部がより下方へ位置することにな
る。この結果、度数変化の立ち上がりがゆるやかになり
、運用部付近の収差がおさえられることになる。すなわ
ち、装用者に対して、より安定した遠方視野を提供する
また、高加入度数レンズを装用したときには、度数変化
量が加入度数の50%に達する位置がより上方にあるた
めに、実質的な近用部がより上方へ位置することになる
。この結果、装用者は、より少ない眼球の回旋運動によ
って、実質的な近用部を利用することが可能となる。す
なわち、装用者に対して、より広い近用部を提供するこ
とになる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
第1図は、凸rfJ側から見た本実施例の右眼累進多焦
点レンズ1の主注視線の配置図を示したものである。
レンズ1において、点Oは幾何学中心点、[−L′は点
Oを通る子午線、2Aは、遠用中心で0゜00デイオブ
トリー、3Aは近用中心で千0.50デイオブトリー、
従って、加入度数は0.50であり、Hは水平方向を示
しており、連用中心として度数変化開始位置を近用中心
として、加入度数到達位置を用いている。
4は、レンズ1の主注視線の配置を示したもので、近用
中心位1t3Aは、連用中心2Aから18■/−下方に
、かつ2.5Bm鼻側に偏位している。
さらに、この主注視線4はへそ状子午線からなっており
、その非点収差はほぼOとなっており、特開昭57−2
10320号で示した累進多焦点レンズと同一の設31
であり、鼻側に偏位したへそ状子午線を用いており、非
点収差の分布がへそ状子午線に対して、^側と耳側が水
平方向に非対称である。
ここで主注?14線4の位置は遠用中心2Aと近用中心
3Aとを結ぶ直線Kに対して下方に配置されている。
第2図は、第1図の主注視線4の度数変化のグラフであ
る。縦軸に連用中心(本実施例では度数変化開始点を用
いる。)からレンズ下方(第1図し=L′に平行な方向
への距l1l)、横軸に度数をとっである。2Aは遠用
中心、3Δは近用中心(本実施例では、加入度数到達点
を用いる。)、Mは2A、3Aの中点、Hは加入度数の
50%に達する位置である。2Aにおける度数は0.0
0.3Aでは0.50.加入度数0.50である。この
図かられかるように、加入度数の50%に達する位I!
Hが度数変化開始点と加入度数到達点との中点Mよりも
下方に位置している。このように、加入度数0.50の
ような低(弱度)加入度数レンズにおいては、度数変化
の立ちあがりがゆるやかになり、安定した遠方視野を提
供する。
次に第3図は、主注視線の配置以外は第1図と同様の設
iffに基づいた累進多焦点レンズであり、近用中心位
置と連用中心位置は第1図と同様である。
遠用中心2Bは0.OOデイオブトリー、近用中心3B
は+3,50デイオブトリーで加入度数は3.50であ
る。
また近用中心位!ff3Bは、連用中心位122Bから
18mg+下方に、かつ、2.5mg+鼻側に偏位して
いる。
ここで主注視線6の位置は連用中心2Bと近用中心3B
とを結ぶ直線に′に対して下方に配置されている。
第4図も第2図と同じく子午線状の度数変化のグラフで
あり、2Bは度数変化開始点、3Bは加入度数到達点、
M′は、2B、3Bの中点、H′は加入度数の50%に
達する位置である。2Bにおける度数は0.00,3B
では3650、加入度数3.50である。この図かられ
かるように、加入度数の50%に達する位HH=が、度
数変化開始点と加入度数到達点の中点M′よりもF方に
位置している。このように、加入度数3.50のような
^(強度)加入度数レンズにおいては、度数変化の立ち
上がりが怠激になるかわりに、加入度数の50%以上と
なる領域が広がり、実質的により広い近方視野を提供す
る。
第5図は、第2図と第4図の度数変化のグラフを重ねて
比較したものでである。比較のため、横軸には加入度数
に対する度数変化債の百分率をと9である。この図から
れかるように、度数変化開始点2A、2B、加入度数到
達点3A、3Bがそれぞれ一致しているにもかかわらず
、度数変化の様子が大きく異なっていることがわかる。
また、本実施例では加入度数到達点3△、3Bよりも下
方では、どちらも度数が減少し、かつ、2つの曲線はほ
ぼ一致している。このように、第5図では加入度数開始
位置および、加入度数到達位置が、加入度数によって不
変であることがわかる。
第6図は、加入度数の違いによる平均度数分布の違いを
示す図である。2Cは度数変化開始点、3Cは加入度数
到達点、7はへそ状子午線(主注視線)、LOは第2図
に示した度数変化を有する累進多焦点レンズにおいて、
平均度数が加入度数の50%に達する位置を示す曲線、
HIは第4図に示した度数変化を有する累進多焦点レン
ズにおける同様な曲線である。この図かられかるように
、曲線HIが、曲線LOよりも大きく上方へ広がってお
り、高加入度数しンズ程、より広い近用部を提供する。
表1は、第6図における2Cと30との距離DP1およ
び、度数変化澁が加入度数の50%に達する位置から、
加入度数到達点までの距離りを加入度数の違いによって
表にしたものである。この表かられかるように、DPの
値が加入度数によることなく一定であるにもかかわらず
、加入度数が大きい程、距HDが長くなっており、加入
度数によって、実質的な連用部のレイアウトをilJ 
@ L、それぞれの加入度数レンズ装用者の要求を満足
する累進多焦点レンズを提供する。
また、加入度数の50%に達する位置は、加入度数1.
50以下の低加入度数レンズでは、度数変化間始点と加
入度数到達点の中点Mよりも下方、加入度数2.50以
上の高加入度数レンズでは、Mよりも上方、加入度数1
.75〜2.25の中間的な加入度数では、Mの近傍あ
るようにレイアウトすることが好ましい。
さらに、本発明では加入度数到達率の50%以上の領域
を実質的に近用視域のv1能を有する領域とみなすもの
であるが、処方の加入度数の大きさによってもその領域
の境界となる加入度数の値は変化するので、実質的な近
用視の機能域は、ある程度の許容範囲内で考慮され、前
記到達率を40%以上〜60%以上の範囲ぐ使用するこ
ともできる。
また主注視線の配置は、本実施例では、低加入度数のレ
ンズと高加入度数レンズの場合と異なる設計タイプのも
のを使用したが、加入度数の高・低にかかわらず、固定
された主注視線の配置を用いるタイプのものにも有効で
あることはむろんである。またこの主注視線は、第1図
、第3図に示すように、レンズの凹面側から見て曲線状
を示寸もの、例えば、前述の特開昭59−888718
号公報、特開昭57−210320号公報等に開示した
ものばかりでなく、部分的に直線や折線となっているも
のも含まれ、また、装用時に輻快作用を考慮し、傾斜さ
せる左眼、右眼同型設計の累進多焦点レンズに用いても
よい。
またこの主注視線に沿った度数変化が加入度数により異
なるとは、加入度数の単位ごとに異なる場合も含め、加
入度数の範囲を区切って、2タイプ以上に区分して配置
する場合を含む。即ち、細かい加入度ピッチごとに区切
っても、近似する加入度数群で区切っても、いずれも本
発明の効果を得ることができる。
また、本発明では、主注視線としてへそ状子午線を用い
ているが、へそ状子午線自体数学上、非点収差がOであ
ることを意味しているが、fJli!i上の誤差、視覚
的許容範囲を考慮して、0.25デイオプトリーの非点
収差内にあれば、本発明でいうへそ状子午線に含まれる
ものとする。
(発明の効果) 本発明の累進多焦点レンズの製作方法及びそのレンズに
よれば、まず、低加入度数レンズを装用したとき、度数
変化量が加入度数の50%に達する位置がより下方にあ
るために、実質的連用部がより下方へ位置することにな
る。この結果、度数変化の立ち上がりがゆるやかになり
、運用部付近の収差がおさえられることになる。すなわ
ち、装用者に対して、より安定した遠方視野を提供する
とになり、低加入度数装用者である初期の老視者が求め
る連用部に対する要求を満足するとかできる。
また、高加入度数レンズを装用したときには、度数変化
量が加入度数の50%に達する位置がより上方にあるた
めに、実質的な連用部がより上方へ位置することになる
。この結果、装用者は、より少ない眼球の回旋運動によ
って、実質的な連用部を利用することが可能となる。す
なわち、装用者に対して、より広い連用部を提供するこ
とになり、高加入度数装用者である後期の老視者が求め
る連用部に対する要求を満足するとができる。
特に、余分な光学収差(非点収差等)をおさえ、取り扱
いも繁雑になることなく、実質的な連用部のレイアウト
を制御することができ、低加入度数装用者から高加入度
数装用者まで、それぞれの要求を満足する累進多焦点レ
ンズを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1、第3図は、本実施例に基づく累進多焦点レンズの
主注視線の配置を示す図であり、第2.4図は、それぞ
れ第1、第3図の主注視線の度数変化を示す図である。 第5図は、第2図と第4図とを合成した図であり、第6
図は、本発明による加入度数の違いによる平均度数分布
の違いを示す図、。 1.5・・・累進多焦点1/ンズ 2A、2B、2C・・・遠用中心 3A、、3B、3C・・・近用中心

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)眼鏡用レンズの屈折表面に、そのほぼ中央の上方
    から下方にかけて屈折力が所定法則に従つて漸進的に変
    化する累進区間を有し、前記累進区間には、へそ状子午
    線M−M′が主注視線として配置される累進多焦点レン
    ズの製作方法において、前記主注視線に沿った度数変化
    が、漸進的度数変化を開始する度数変化開始位置と度数
    変化が加入度数に到達する加入度数到達位置とを、処方
    による加入度数によって変えることなく、前記度数開始
    位置の度数を基準として、度数変化量の加入度数に対す
    る百分率が50%に到達する位置と、前記加入度数到達
    位置との間の距離Dを、処方の加入度数によって変化さ
    せ、処方の加入度数が大きい程、前記距離Dを長くする
    ことにより、加入度数到達率が50%以上の実質的近用
    視域のレイアウトを調整することを特徴とする累進多焦
    点レンズの製作方法。(2)眼鏡用レンズの屈折表面に
    、そのほぼ中央の上方から下方にかけて屈折力が所定法
    則に従って漸進的に変化する累進区間を有し、前記累進
    区間には、へそ状子午線M−M′が主注視線として配置
    される累進多焦点レンズにおいて、前記主注視線に沿っ
    た度数変化が、漸進的度数変化を開始する度数変化開始
    位置と度数変化が加入度数に到達する加入度数到達位置
    とを、処方による加入度数によって変えることなく、前
    記度数開始位置の度数を基準として、度数変化量の加入
    度数に対する百分率が50%に到達する位置と、前記加
    入度数到達位置との間の距離Dを、処方の加入度数によ
    つて変化させ、処方の加入度数が大きい程、前記距離D
    が長くなっていることを特徴とする累進多焦点レンズ。
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