JPH03202422A - 溶接熱影響部靱性の優れた高張力厚鋼板の製造法 - Google Patents

溶接熱影響部靱性の優れた高張力厚鋼板の製造法

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JPH03202422A
JPH03202422A JP34340889A JP34340889A JPH03202422A JP H03202422 A JPH03202422 A JP H03202422A JP 34340889 A JP34340889 A JP 34340889A JP 34340889 A JP34340889 A JP 34340889A JP H03202422 A JPH03202422 A JP H03202422A
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Yoshio Terada
好男 寺田
Rikio Chijiiwa
力雄 千々岩
Hiroshi Tamehiro
爲広 博
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は溶接熱影響部(以下HAZと呼ぶ)の低温靭性
が優れた高張力厚鋼板の製造法に関する。
この方法で製造した鋼は圧力容器、造船、橋梁、建築、
ラインパイプなど溶接鋼構造物に用いることができる。
(従来の技術) 低合金鋼のHAZ靭性は、(1)結晶粒のサイズ、(2
)高炭素島状マルテンサイト(M’L上部ベイナイト(
Bu)などの硬化相の分散状態、(3)粒界脆化の有無
、(4)元素のミクロ偏析なと種々の冶金学的要因に支
配される。なかでもHAZの結晶粒のサイズは低温靭性
に大きな影響を与えることが知られており、HAZM織
を微細化する数多くの技術が開発実用化されている。
例えば、TiNを微細分散させ、50kg f / m
j1級高張力鋼の溶接時のHAZ靭性を改善する手段が
開示されている(昭和54年6月発行「鉄と鋼」第65
巻第8号1232頁)。しかしこれらの析出物は溶接時
には溶融線(以下FLと呼ぶ)近傍では大部分が溶解さ
れ、HAZ組織の粗粒化を生じHAZ靭性が劣化すると
いう欠点を有する。
この問題に対して、本発明者の一部は鋼中にTi酸化物
を微細分散させ、溶接時のHAZにおいて粒内アシキュ
ラーフェライト(以下IFPと呼ぶ)を生成させること
によりHAZ組織が微細化され、HAZ靭性を著しく改
善できることを、特開昭63−210235号、特開平
1−15121号各公報に示した。
しかしながら、その後溶接HAZ組織と靭性の関係を鋭
意検討した結果、鋼中にTi酸化物を微細分散させた鋼
においても、北海域やLPGタンクなどの極低温の環境
で使用される鋼板のHAZ靭性を飛躍的に改善するため
には、新しい技術思想の導入が必要であることが判明し
た。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は溶接HAZ靭性の優れた高張力厚鋼板の製造法
を提案するものである。本発明の高張力鋼は溶融線樋近
傍を含めたHAZ全域で組織が微細化し、優れた低温靭
性を有する。
(課題を解決するための手段) 本発明の要旨は、溶存酸素量が0.003〜0.020
%の溶鋼中にTiを0.010〜0.040%添加し、
さらに60分以内にZrを0.005〜0.030%添
加した後80分以内に凝固を完了させ、重量%でc :
 o、oa〜a、15%、Si:0.8%以下、M n
 : 0 、8〜2 、0%、P;0.025%以下、
S :0.(105%以下、Al :0.004%以下
、Nb:0.003〜o、oeo%、N : 0.00
20〜0.0060%、Ti:0.005〜0.020
%、Z r:0.003〜0.015%、0 : 0.
001〜o、ooe%でかつ粒子径0.05〜1〇−の
Ti、  Zrを主成分とする複合酸化物を30〜30
0個/mm2含有し、残部が鉄および不可避的不純物か
らなる実質的にAlを含有しない鋳片を、1250℃以
下の温度で再加熱後、鋼板を製造すること、および溶存
酸素量が0.003〜0.020%の溶鋼中にTiを0
.010〜0.040%添加し、さらに60分以内にZ
rを0.005〜0.030%添加した後60分以内に
凝固を完了させ、重量%でC: 0.03〜0.15%
、s 1:0.6%以下、Mn:0.8〜2.0%、P
 :0.025%以下、S :0.005%以下、Al
 :0.004%以下、Nb:0.003〜0.080
%、N : 0.0020〜(1,(1060%、Tに
0.005〜0.020%、Z r:0.003〜0.
015%、0:o、ooi〜o、ooe%でさらにB 
: 0.0003〜0.0010%、NI : 0.0
5〜4.00%、Cu: 0.05〜1.50%、C「
:0.05〜1.00%、V :0.005〜0.08
0%、Mo:0.05〜0.40%、Ca:o、000
5〜0.005%の一種または二種を含有させ、かつ粒
子径0,05〜10−のTi、Zrを主成分とする複合
酸化物を30〜300個/1Ilj含有し、残部が鉄お
よび不可避的不純物からなる実質的にAlを含有しない
鋳片を、1250℃以下の温度で再加熱後、鋼板を製造
することである。
(作  用) 以下に本発明について詳細に説明する。
発明者らの研究によれば、HAZ靭性は(1)鋼の化学
成分、(2)組織(結晶粒の大きさと硬化相の分布状!
r!、)に大きく依存し、鋼成分の適正化とこれによる
結晶粒の微細化が高靭性化に不可欠であると考えられる
。発明者の一部が特開昭63210235号、特開平1
−15321号各公報に示したように、Ti酸化物を微
細分散させた鋼は、溶接時のHAZ (とくにFL近傍
)において、IFPを生成させることによりHAZ組織
が微細化され、HAZ靭性を著しく改善できる。
一方、発明者らは特開平1−159356号公報に示し
たように、TiとZ「の複合酸化物は鋳片全厚にわたっ
て微細均一分散が可能なこと、および酸化物を核として
IFPが生成することから板厚中心部を含めた全ての板
厚位置において、HAZの全域で組織が微細化され、極
めて優れた低温靭性が得られることを見いだした。
しかしその後、さらに極低温でも優れたHAZ靭性を有
する鋼板を開発すべく鋭意検討した結果、TiおよびZ
「の添加方法を規定することにより、鋼中にTiとZr
の複合酸化物(主としてzrO2,Ti2O3からなる
酸化物)をさらに多量に微細均一分散させることができ
、HAZ靭性が飛躍的に改善されることを見いだし本発
明に至った。
すなわちTiと2「の複合酸化物を多量に微細分散させ
た鋼は、FL近傍の1400℃以上に加熱される領域に
おいても、γ−α変態時にγ粒内に存在するTiとZr
の複合酸化物を核として、IFPを生威し、HAZ組織
を著しく微細化する。
また、FLから離れた領域(FLから5mm程度までの
領域)においては、微細TiNを含有させることにより
HAZ靭性を改善できる。これは微細TiNによりγ粒
の粗大化が抑制され、組織が微細化されるためである。
このような効果を有するTiとZrの複合酸化物を鋼中
に多量に微細分散させるためには、まずTiとZrを添
加する溶鋼中の溶存酸素量を0.003〜0.020%
にする必要がある。溶存酸素量がo、ooa%未満であ
るとTiやZrによる脱酸後の酸素量が少なくなり、最
終的な微細酸化物の個数が少なるなるためである。しか
し溶存酸素量が0.020%を超えるとTiやZrを添
加しても脱酸が十分に行なわれず、清浄度が落ちて母材
の靭性が劣化する。
TiやZrの添加量は脱酸により添加量の約50%がス
ラグとして出るために、最終的に必要とするTi.Zr
量の2倍添加する必要がある。
TiとZ「を添加する順序としてはTiを添加した後Z
rを添加する必要がある。これはZrはTiよりも酸素
との親和力が強いために、ZrをTiよりさきに添加す
ると、鋼中に生成する酸化物はZ「主体の酸化物となる
ためである。
Z「の酸化物からはIFPは全く生成せず、HAZ組織
の微細化効果は期待できない。Tiを添加しさらにZr
を添加する場合に、Tiを添加後、60分以内にZrを
添加する必要がある。Tiを添加後、60分以上経過す
るとTi酸化物の凝集・合体および浮上が進むために、
最終的に微細な酸化物を鋼中に均一分散させることがで
きないためである。
Tiを添加後にZrを添加することにより、溶鋼中に存
在している微細なTi酸化物は酸素との親和力が強いZ
rにより衝突かつ還元されるために、酸化物は微細化さ
れ、さらに凝集・合体および浮上が抑えられるので、最
終的に微細な複合酸化物を鋼中に多量に均一分散させる
ことができる。
しかしこの場合でもZrを添加してから60分以内に凝
固を完了させる必要がある。これはZrを添加してから
60分以上経過すると、凝集・合体および浮上が起こり
、Zrの衝突・還元作用による微細酸化物の分散効果が
得られないためである。
連続鋳造による製鋼法において、Zrを添加してから6
0分以内に凝固を完了させるために、Zrは連続鋳造に
おけるタンデイツシュあるいはモールド内に添加するこ
とが望ましい。
TiとZrの複合酸化物によるHAZ組織の微細化効果
を得るためには、鋼中に適当な大きさの酸化物を均一に
分散させなければならない。TiとZrの複合酸化物の
粒子径として0.05〜10m5個数として30〜30
0個/mm2が必要である。
TiとZrの複合酸化物の粒子径が0.5−以下、ある
いは個数が30個/mm2以下になるとIFPの生成能
力が弱くなる。またTiとZrの複合酸化物の粒子径が
10−以上、あるいは個数が300個/mm2以上にな
ると、TiとZrの複合酸化物自身が脆性き裂の発生点
となったり、鋼の清浄度が低下してHAZだけでなく母
材の低温靭性も劣化する。
なおTiと2「の複合酸化物個数および大きさは鋳片断
面部を研磨した後、光学顕微鏡により測定したものであ
る。
通常の製鋼法において鋼中にTiとZrの複合酸化物、
TiNを確保させるには、とくにTi。
Zr、N、O量の適正化が必須である。このためTi、
Zr、N、O量をそれぞれTf:0.005〜0.02
0%、Z r:0.003〜0.015%、N:0.0
020〜0.0035%、0 :0.001〜o、oo
e%に限定する必要がある。
Ti 、Zr、N、0量の下限はTiとZ「の複合酸化
物、TiNを生成させるための必要最小量である。Ti
、Zrの上限はTiCやZrCの生成によるHAZ靭性
の劣化を防止するためであり、N量の上限は固溶Nによ
るHAZ靭性の劣化を防止するためである。またO量の
上限は非金属介在物の生成による鋼の清浄度、靭性の劣
化を防止するためである。
しかし、たとえ鋼中にTiとZrの複合酸化物、TiN
を生成させても基本成分が適当でないと、優れたHAZ
靭性は得られない。以下にそのほかの基本成分の限定理
由について説明する。
C量の下限0.03%は、母材および溶接部の強度の確
保ならびにNb、Vなどの添加時に、これらの効果を発
揮させるための最小量である。しかしC量が多すぎると
、HAZ靭性に悪影響を及ぼすだけでなく母材靭性、溶
接性を劣化させるので、上限を0.15%とした。
Stは脱酸上鋼に含まれる元素で、Slが多くなると溶
接性、HAZ靭性が劣化するため、その上限を0,6%
とした。本発明鋼ではAg脱酸で十分であり、さらにT
i脱酸でも良い。Stについて1(AZ靭性の点からは
含有量を0,15%程度とすることが望ましい。
Mnは強度、靭性を確保する上で不可欠の元素であり、
その下限は0.8%である。しかしMn量が多すぎると
焼入性が増加して溶接性、HAZ靭性が劣化するだけで
なく、目標とする規格に適合する母材強度を得ることが
できない。このためMn量の上限を2.0%とした。
本発明鋼において、不可避的不純物であるPおよびSを
それぞれ0.025%以下、0.010%以下とした理
由は、母材、HAZの低温靭性をより一層向上させるた
めである。P量の低減は接合部における粒界破壊傾向を
減少させ、B量の低減は粒界フェライトの生成を抑制す
る傾向がある。最も好ましいp、  s量はそれぞれ0
.01%、 0.0050%以下である。
Alは一般に脱酸上鋼に含まれる元素であるが、本発明
では好ましくない元素であり、0.004%以下と限定
した。これはAgが鋼中に含まれていると酸素と結合し
てTiの酸化物が生成しなくなるためである。脱酸はT
iおよびSlだけでも可能であり、本発明においてAf
I量は少ないほど良く、0.003%以下が望ましい。
Nbはγ粒界に生成するフェライトを抑制し、Ti酸化
物を核とする微細なIFFの生成を促進する働きがある
。この効果を得るためには最低o、ooa%のNb量が
必要である。しかしながらNb量が多すぎると、逆に微
細なIFPの生成を妨げるのでその上限をo、oeo%
とした。
つぎにB、Ni 、Cu、Cr、V、Mo、Caを添加
する理由について説明する。
基本成分はさらに、これらの元素を添加する主たる目的
は、本発明鋼の特徴を損なうことなく、強度・靭性など
の特性の向上をはかるためである。
したがって、その添加量は自ら制限されるべき性質のも
のである。
Bは溶接後の溶融線近傍においてγ粒界に固溶Bとして
偏析し、粒界フェライトを抑制する。この効果を得るた
めには最低0.0003%のB量が必要である。しかし
、過剰のB添加はF e  (CB ) eなどの粗大
な析出物がγ粒界に3 析出して低温靭性を劣化させるので、B量の上限を0.
0015%とする必要がある。
Niは溶接性、HAZ靭性に悪影響を及ぼすことなく、
母材の強度、靭性を向上させるが、0.05%以下では
効果が薄<、4.0%以上の添加は溶接性に好ましくな
いために上限を4.0%とした。
CuはNIとほぼ同様の効果とともに耐食性、耐水素誘
起割れ性などにも効果があるが、1.5%を超えると熱
間圧延時にCu−クラックが発生し、製造困難となる。
このため上限を1.5%とした。
Crは母材および溶接部の強度を高める元素であるが、
1.0%を超えると溶接性やHAZ靭性を劣化させ、ま
た0、05%以下では効果が薄い。したがってCr量は
0.05〜1.0%とする。
VはNbとほぼ同じ効果を持つ元素であるが、0.01
%以下では効果が少なく、上限は0.08%まで許容で
きる。
Moは母材および溶接部の強度を高める元素であるが、
0.4%を超えるとCrと同様に母材、接合部の靭性、
溶接部の劣化を招き好ましくない。
また0、05%以下では効果が薄い。したがってM。
量は0゜05〜0,4%とする。
Caは硫化物の形態を制御し、シャルピー吸収エネルギ
ーを増加させ低温靭性を向上させるほか、耐水素誘起割
れ性の改善にも効果を発揮する。しかしCa量は0.0
005%以下では実用上効果がなく、また、0.005
%を超えるとCab、CaSが多量に生成して大型介在
物となり、鋼の靭性のみならず清浄度も害し、さらに溶
接性にも悪影響を与えるので、Ca添加量の範囲を0.
0005〜0.005%とする。
鋼の成分を上記のように限定し・でも、製造法が適切で
なければ溶接前の鋼中に微細なTiとZrの複合酸化物
やTiNを微細分散させることはできない。このため製
造条件についても限定する必要がある。
まず、鋼は工業的には連続鋳造で製造することが必須で
ある。この理由は、連続鋳造法では大型鋼塊による造塊
−分塊法に比較して、凝固時の冷却速度が速くスラブ中
に微細なTiとZrの複合酸化物やTiNが多量に得ら
れるためである。大型鋼塊による造塊−分塊法では、T
iとZrの複合酸化物やTiNを鋳片中に微細分散させ
ることは難しい。
鋳片の再加熱温度を1250℃以下とする必要がある。
これ以上の温度で再加熱するとTiNが粗大化して、溶
接前の鋼中に微細なTiNがなくなり、HAZにおける
組織の微細化が不可能になるためである。
なお、本発明においては、鋳片の再加熱は必ずしも実施
する必要はなく、ホットチャージ圧延やダイレクト圧延
を行なっても全く問題はない。
本発明では鋳片再加熱後の圧延法などについては、とく
に限定しないが、いわゆる加工熱処理や圧延後の焼入焼
戻、焼きならし処理が強度、靭性を確保する上で適切で
ある。これは、たとえ優れたHAZ靭性が得られても母
材の靭性が劣っていると鋼材としては不十分なためであ
る。
母材の低温靭性を優れたものとするには、鋼の結晶粒を
微細化する必要がある。加工熱処理の方法としては、(
1)制御圧延、(2)制御圧延−加速冷却、(3)圧延
直接焼入焼戻などが挙げられるが、最も好ましいのは制
御圧延と加速冷却の組合せである。なお、この鋼を製造
後、脱水素などの目的でA c を変態点以下の温度に
再加熱しても本発明の特徴を損なうものではない。
(実 施 例) 表1に実施例を示す。
周知の転炉、連続鋳造、厚板工程で種々の鋼成分の鋼板
を製造し、サブマージドアーク溶接(SAW)を実施し
、HAZ靭性を一60℃テノ2mmVノツチシャルピー
試験によっ・て調査した。試験片は1/4 を位置から
採取し、ノツチ位置はFL、HAZlmmとした。
表1で明らかなように本発明にかかる鋼が、すべて良好
な大入熱溶接HAZ靭性を有する。これに対し比較鋼は
ことごと<HAZが劣化する。
比較鋼において鋼19はTi量が少なくTiとZrの複
合酸化物によるIFPの生成効果がないコトと、TiN
によるγ粒抑制効果がないためにHAZ靭性は劣化する
。鋼20はTi量が多くTiCの析出によりHAZ靭性
は劣化する。鋼21はAp量が多くTlとZrの複合酸
化物が生成しないためにIFPの生成量が少なくHAZ
靭性は劣化する。鋼22はZr量が少なくTiとZrの
複合酸化物が生成しないためにIFPの生成量が少なく
HAZ靭性は劣化する。鋼23はZr量が多すぎるため
にZrCの析出によりHAZ靭性は劣化する。鋼24は
l添加前の溶存酸素量が少なく最終の酸素量も少ないた
めに酸化物個数が減少しHAZ靭性は劣化する。鋼25
はTi添加前の溶存酸素量が多すぎるために脱酸が十分
に行なわれず鋼の清浄度が落ち、母材およびHAZ靭性
が劣化する。鋼26はZrを添加してからTiを添加し
たためにZr主体の酸化物が生成し、IFPが生成しな
いためにHAZ靭性は劣化する。鋼27はTiを添加し
てからZrを添加するまでの時間が長いのでTiとZr
の複合酸化物の個数が少なく、IFPの生成量が少ない
ためにHAZ靭性は劣化する。鋼28はZrを添加して
から凝固させるまでの時間が長いのでTiとZrの複合
酸化物の個数が少なく、IFPの生成量が少ないために
HAZ靭性は劣化する。鋼29はTiとZrの複合酸化
物の個数が少なく、IFFの生成量が少ないためにHA
Z靭性は劣化する。鋼30はTiとZrの複合酸化物の
個数が多すぎるために鋼の清浄度が落ち、母材およびH
AZ靭性が劣化する。
(発明の効果) 本発明により、母材はもとより溶接HAZ全域において
極めて優れた低温靭性を有する鋼を大量、且つ安価に製
造することが可能になった。その結果、溶接構造物の安
全性を大きく向上させることができた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、溶存酸素量が0.003〜0.020%の溶鋼中に
    Tiを0.010〜0.040%添加し、さらに60分
    以内にZrを0.005〜0.030%添加した後60
    分以内に凝固を完了させ、重量%でC:0.03〜0.
    15%、Si:0.6%以下、Mn:0.8〜2.0%
    、P:0.025%以下、S:0.005%以下、Al
    :0.004%以下、Nb:0.003〜0.060%
    、N:0.0020〜0.0060%、Ti:0.00
    5〜0.020%、Zr:0.003〜0.015%、
    O:0.001〜0.006%でかつ粒子径0.05〜
    10μmのTi、Zrを主成分とする複合酸化物を30
    〜300個/mm^2含有し、残部が鉄および不可避的
    不純物からなる実質的にAlを含有しない鋳片を、12
    50℃以下の温度で再加熱後、鋼板を製造することを特
    徴とする溶接熱影響部靭性の優れた高張力厚鋼板の製造
    法。 2、溶存酸素量が0.003〜0.020%の溶鋼中に
    Tiを0.010〜0.040%添加し、さらに60分
    以内にZrを0.005〜0.030%添加した後60
    分以内に凝固を完了させ、重量%でC:0.03〜0.
    15%、Si:0.6%以下、Mn:0.8〜2.0%
    、P:0.025%以下、S:0.005%以下、Al
    :0.004%以下、Nb:0.003〜0.060%
    、N:0.0020〜0.0060%、Ti:0.00
    5〜0.020%、Zr:0.003〜0.015%、
    O:0.001〜0.006%でさらにB:0.000
    3〜0.0010%、Ni:0.05〜4.00%、C
    u:0.05〜1.50%、Cr:0.05〜1.00
    %、V:0.005〜0.080%、Mo:0.05〜
    0.40%、Ca:0.0005〜0.005%の一種
    または二種を含有させ、かつ粒子径0.05〜10μm
    のTi、Zrを主成分とする複合酸化物を30〜300
    個/mm^2含有し、残部が鉄および不可避的不純物か
    らなる実質的にAlを含有しない鋳片を、1250℃以
    下の温度で再加熱後、鋼板を製造することを特徴とする
    溶接熱影響部靭性の優れた高張力厚鋼板の製造法。
JP34340889A 1989-12-29 1989-12-29 溶接熱影響部靱性の優れた高張力厚鋼板の製造法 Pending JPH03202422A (ja)

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