JPH0320446A - 厚板用電磁軟鉄 - Google Patents

厚板用電磁軟鉄

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JPH0320446A
JPH0320446A JP1156956A JP15695689A JPH0320446A JP H0320446 A JPH0320446 A JP H0320446A JP 1156956 A JP1156956 A JP 1156956A JP 15695689 A JP15695689 A JP 15695689A JP H0320446 A JPH0320446 A JP H0320446A
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Ryuji Ogata
緒方 龍二
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、例えば漏洩磁気を遮断するのに好適な、優れ
た磁気特性を有し、かつシールドルーム用の構造材とし
て求められる機械的特性を有する厚板用電磁軟鉄に関す
る. (従来の技術) 近年の著しい科学技術の進展に伴って、原子力エネルギ
ーの実用化が進み、原子核に関する研究がより一層求め
られてきている.この研究の際に用いられる実験装置と
してサイクロトロンが挙げられる. このサイクロトロンは、イオンを加速するために巨大な
直流電磁石を使用する.したがって、その使用の際には
、多量の漏洩磁気を発生するため、このサイクロトロン
の構造部材として用いられる鋼板には磁気遮断特性が求
められており、かつ構造用部材としての機械的特性も求
められている.このような磁気遮断特性を有する鋼板と
しては電磁軟質鋼板があり、一般的に変圧器、鉄芯等に
使用される薄板が周知である.これは従来から磁気特性
の優れた鋼材として、JIS C 2503またはJI
S C 2504に規定される電磁軟鉄棒、電磁軟鉄板
である, JIS C 2503に規定されるものは1
.0〜16閣の直径の棒材であり、またJIS C 2
504に規定されるものは0.6〜4。5■厚の薄板で
あり、いずれもリレー用または電磁石用としての小型部
品への適用を対象としたものである. また、磁気用としては分類されていないが、機械的特性
を重視し、磁気特性を犠牲にして、JISG 4051
に規定される機械構造用炭素綱材である810Cを用い
、250IIIl幅に熱間加工し、磁性材料として使用
している例がある. さらに、特開昭60−96749号公報、特公昭634
5442号公報または特公昭63 − 45443号公
報に開示されているように、so1.Alの量を0.0
05〜1.00重量%と多く含有したAl脱酸型極低炭
素鋼である直流磁化用厚板が近年提案され、実用化され
ている。 (発明が解決しようとする課題) しかし、これらの公知方法では、たとえばサイクロトロ
ンの建設・使用の際の漏洩磁気を遮断することができる
ような、優れた磁気特性を有し、かつ構造用部材として
求められる機械的特性を有する厚板用電磁軟鉄を提供す
ることはできない.すなわち ( i )JIS C 2503またはJIS C 2
504に示されている電磁軟鉄棒またはitvA軟鉄板
は前述したように小型の部品を適用の対象にしており、
構造用部材としての機械的特性がまったく考慮されてい
ない.したがって、たとえば前述のサイクロトロンの磁
気シールド材にこの電磁軟鉄板を適用する場合には、装
置の強度を確保するためにこの電磁軟鉄板を数10〜数
100枚程度積層する必要があり、製造コスト、製品の
品質の観点からは、現実には実施化を図ることができな
い。また (ii )JIS G 4051に示される機械構造用
炭素鋼材を用いた例では、磁気特性についての考慮が何
らなされていないため、最大透磁率μ...(B/H)
が1800以下と極めて低い値しか得られていない.し
たがって、やはり所望の厚板用電磁軟鉄を提供すること
はできず、高透磁率が必要とされる磁気シールド材とし
て用いるには適切でない。 さらに、(ii)特開昭60−96749号公報に開示
された電磁鋼板は、最大透磁率の値が12850 (B
/H)から4260(B/H)までとばらついた値とな
っており、その値も厚板用電磁鋼板として充分な値では
ない。 また、この電磁鋼板の機械的性質は、引張強さが26〜
34kgf/am”となっていることからも分かるよう
に、ばらついたものであり、厚板用電Tl1mFiとし
て適当でない. さらに、(fv)特公昭63−45442号公報または
特公昭63 − 45443号公報に開示された方法は
、確かに最大透磁率を2000〜5000程度に高める
ことが可能な方法であるが、たとえばこの方法により得
られる電M1鋼板を前述のサ゛イク口トロンに適用する
場合を考えると十分な値とはいえず、一層の向上が望ま
れる。 以上のように、これらの公知の手段では、たとえばサイ
クロトロンの磁気シールド材に用いる鋼板として好適な
、優れた磁気特性を有し、かつ構造用部材として求めら
れる機械的特性を有する厚板用電磁軟鉄を得ることはで
きなかったのである.ここに本発明の目的は、漏洩磁気
を遮断するのに好適な優れた磁気特性を有し、かつ構造
用部材として求められる機械的特性を有する厚板用電磁
軟鉄を提供することにある。 (課題を解決するための手段) 本発明者らは上記の課題を解決するため種々検討を重ね
た結果、特開昭60 − 96749号公報に開示され
ているように厚板用電磁軟鉄の素材として単にAl脱酸
型極低炭素鋼を用いるのではなく、Siを適量添加した
Al脱酸型極低炭素鋼を用いることにより、極めて良好
な磁気特性を有し、かつ機械的特性、すなわち引張強さ
、降伏強さが従来のAl脱酸型電磁軟鉄に比べて著しく
向上した厚板用電磁軟鉄を得ることができることを知見
した。 すなわち、本発明者らは磁気特性の良好な厚板用電磁軟
鉄の製造に際して重要な点は、減磁率を大きくする戒分
の含有量を極力低減することと、板厚方向における磁気
特性・機械的特性の均質性を高めることであることを知
見した. つまり、第1の減磁率を大きくする戒分元素としては、
C, S, Cu, Cr, Al等があるが、これら
の元素、とりわけAI2の含有量を適当な量に制限する
ことが有効であることを本発明者らは知見した。 また、磁気特性を減じることなく、引張強さを高める戒
分元素としてはStが挙げられ、このSiを適量添加す
ることにより、磁気特性および機械的特性が著しく向上
することもあわせて知見した。 さらに、第2の磁気特性の均質性を確保するためには、
非金属介在物の生戒原囚元素、偏析し易い元素の含有量
を低減し、結晶粒を板厚方向に可能な限り均一にするこ
とが必要であることも知見して、本発明を完威した. ここに、本発明の要旨とするところは、厚板用電磁軟鉄
であって、重量%で、 C:0.02%以下、  S+: 0.50%超〜1.
00%、Mn: 0.50%以下、  P:0.01%
以下、S:0.01%以下、so1.AIl: 0.0
05 〜0.060%、残部Feおよび不可避的不純物 からなる、磁気特性の優れた厚板用電磁軟鉄である. (作用) 以下、本発明を作用効果とともに詳述する.なお本明細
書において特にことわりがない限り、f%」は「重量%
」を意味するものとする. まず、本発明にかかる厚板用電磁軟鉄の組戒を上述のよ
うに制限した理由について説明する.Cはその含有によ
り減磁率を最も増加させる元素であり、極力低減させる
ことが望ましい.しかしながら、Cの低減化は多くの工
程を要することから製造コストの上昇につながるために
、その含有量を0.02%以下に制限する. Siは本発明においては、本発明の作用効果を奏するた
めに極めて重要な元素であって、結晶粒の整粒化、磁気
特性の向上、さらには引張強さの向上を促進するととも
に、かつ脱酸剤としても作用することから、0.50%
超添加する必要がある。しかし、あまり多量に添加する
と鋼が脆くなり、構造用厚板材として適当でなくなる.
また、Siの添加量の増加に伴い、^,変態点の上昇を
招き、最適熱処理温度を上昇させることとなるため、上
限を1.00%と制限する. 9nもCと同様に減磁率の観点からは低減することが望
ましいが、構造用厚板材として使用される場合には、磁
気特性以外にも必要最低限の強度の確保を図るために上
限を0.50%と制搬する.PSSはともに非金属介在
物を鋼中に形威しやす《少ないことが望ましいが、しか
しこれらの低減はコスト上昇を生じることから、Pは0
.01%以下、Sは0.01%以下と制限する. ^Qは、本発明の作用効果を奏するためには極めて重要
な元素であって、fJ&磁率を大きくする元素であり、
さらには鋼中のNと結合して窒化アルミを形威して鋼の
混粒化を促進するため、その含有量は少ないことが望ま
しい.しかし、本発明において、Alが脱酸剤として作
用し、かつ肉質の健全化を促進して極厚化に対応するた
めに、ある程度の量の含有は必要である.このような観
点から、Alの含有量は、o.oos%以上0.060
%以下と制限する。 なお、本発明にかかる組或を有する厚板用電磁軟鉄は、
上述した組成に加えて、さらに、Cr, No,Cuお
よびNからなる群から選んだ少なくとも1種ないしは2
種以上を、または酸素を下記に示す如く含有することが
より望ましい。すなわちCr, Mo, CuまたはN
は磁気特性のtIi磁率を大きくする元素であるため、
また偏析度合を少なくするため、極力少ないことが望ま
しい.しかし、Cr,’OSCuは耐火物からの混入が
あるために極端な低減化を図ることは困難である.さら
に、Nは前述したようにAlと結合して鋼の混粒化を促
進する.そこでCrは0.20%以下、Moは0.02
%以下、Cuは0.IO%以下またはNは0.01%以
下をそれぞれ含有することがより望ましい. また、酸素は非金属介在物を形威し、かつ偏析すること
により、磁壁の移動を妨げ、その含有量が増加するにつ
れて、@板保磁力が増加し、磁気特性の低下を招く恐れ
がある.したがってその含有量は少ないほど望ましく、
酸素を0.003%以下含有することがより望ましい. かかる組威を有する本発明にかかる厚板用電磁軟鉄は、
極めて優れた磁気特性を有する.すなわち、磁気特性は
電磁軟鉄が具備すべき最も重要な性質であって、磁気特
性の具体的な指標としては最大透磁率μmayが挙げら
れるが、前述したように近年の科学技術の急速な進展に
伴って高い透磁率が要求されてきており、その必要最低
値としてはμ≧7000(B/H)を具備することが望
ましいが、本発明にかかる構造用厚板電磁軟鉄は、この
値を優に越えた極めて高い透磁率を有する.また、磁場
10e(エルステッド)の際の磁束密度(以下B1とす
る)も最大透磁率μ,.と同様に8+≧7000 (B
/}I)であることが望ましいが、本発明にかかる厚板
用電磁軟鉄は、この値をも十分に越えた極めて高い磁束
密度を有する. さらに、本発明にかかる溝造用厚板電磁#板の製造法に
ついて述べる. 鋼の溶製は転炉溶製法あるいは電気炉溶製法のいずれの
溶製法でもよく、さらに必要に応じて取鍋精練あるいは
真空脱ガス等の精練工程を経て、M磁率を大きくさせる
元素(C, Mo, Cu, N)を極力低減するとと
もに、非金属介在物の生或および偏析を極力少なくさせ
るために、P,Sを減少させ、さらに酸素をAlを用い
て除去する.次に、熱間加工工程においては、加工前の
加熱条件や特別な作業は全く不要である.また、加工の
形態に関しても、例えば圧延機を用いた圧延または鍛造
機による鍛圧のいずれtもよく、何ら制限を必要としな
い。 次に、熱間加工に引き続き、結晶粒の調整および加工歪
みを除去し、透磁率等の磁気特性を向上させるために熱
処理を施す.かかる熱処理としては磁気特性を十分に確
保するという観点からは焼鈍を行うことが最も望ましく
、その条件は(700〜Acs点> ”c、一
【t:板
厚(問〉1時間以上であ25.4 ろことか望ましく、さらに望ましくは900℃×1時間
程度である. 以上、詳述してきた本発明により、極めて優れた透磁率
を有する構造用厚板電磁軟鉄を容易にしかも確実に提供
することができる. さらに、本発明をその実施例とともに説明するが、これ
は本発明の例示でありこれにより本発明が不当に制限さ
れるものではない。 実施例 電気炉溶製法により精錬および溶製を行って、第1表に
示す組威および板厚を有する鋼片を得た.得られた鋼片
を所定の形状に加工(圧延〉した?、同じく第1表に示
す条件で焼鈍を行って、試料Ntllないし試料Na.
34を得た.これらの試料恥】ないし試料Nn34につ
いて、磁気特性として最大透磁率〃.■(B/lm)、
磁場1 0eの際の磁束密度B+ (Gauss)を、
また機械的特性として、降伏点YP(kgf/ms”)
、引張強さTS(kgf/am”)、O′Cにおける■
ノッチシ中ルビー衝撃試験値vEo””(kgf−m)
をそれぞれ測定シタ.結果を第1表に、また、B+およ
びTSに及ぼす、試料の板厚方向の採取位置、熱処理温
度又は板厚の影響を示すグラフをそれぞれ、第1図、第
2図または第3図に示す. なお、例えばサイクロトロンのシールド材に用いられる
厚板用電磁軟鉄には、 (i)磁気特性二p08≧7000、B1≧7000、
( ii )機械的特性:TS≧30、V E ,A 
v−≧4.8が要求されており、これらを本実施例にお
いても合否判断の基準とすることとした. 第1表において、試料阻1ないし試料隘26は、本発明
にかかる試料である. 試料弘1は、本実施例において基本とした組成にかかる
試料であり、試料阻2および試料阻3は熱処理条件を、
試料恥16ないし試料胤26は板厚および熱処理条件を
、それぞれ試料Na 1に対して変更した場合の試料で
ある。 さらに、試料N[L1に対して、 試料磁4ないし試料Nl17は、C含有量を本発明の範
囲の上限近くまで含有させた試料、試料k8ないし試料
Nllllは、St含有量を本発明の範囲の上限近くま
で含有させた試料、試料NIll2は、Mn含有量を本
発明の範囲の上限近くまで含有させた試料、 試料患13は、so1.Al含有量を本発明の範囲内に
おいて増加させた試料、 試料Fhl4は、so1.Al含有量を本発明の範囲の
上限近くまで含有させた試料、 試料Nll15は、CおよびMnを本発明の範囲の上限
近くまで含有させた試料 である. これらの試料1ないし試料26は、いずれも、前述の基
準値を全て満足し、例えばサイクロトロンのシールド材
として極めて好適であることがわかる. これに対して、試料阻27ないし試料Nα34は、比較
例の試料である. 試料N[L27は、so1.^Q含有量が0.086%
と本発明の範囲を越えているため、磁気特性が不足して
いることがわかる。 試料Na28は、C含有量が0.028%と本発明の範
囲を超えているため、磁束密度81が不足していること
がわかる。 試料隘29′は、St含有量が1.57%と本発明の範
囲を超えているため、0℃におけるVノッチシャルビー
衝撃試験値vE1lAV●が著しく低下していることが
わかる. 試料胤30は、Si含有量がo.oos%と本発明の範
囲よりも少ないため、引張強さTSが著しく低下してい
ることがわかる. 試料?h31は、Mn含有量が1.17%と本発明の範
囲を超えているため、磁気特性が劣化していることがわ
かる. 試料患32は、so1.Al含有量が0. 089%と
本発明の範囲を超えているため、やはり磁気特性が劣化
していることがわかる. さらに、試料恥33および試料階34は、P1sが本発
明の範囲を超えた試料であるが、肉質試験の一つとして
行ったリンプリント試験、サルファプリント試験の結果
、P,Sの偏析が著しく鋼材として用いるには不適であ
った。 また、第1図ないし第3図から明らかなように、本発明
にかかる厚板用電磁軟鉄は、 ■磁気特性および機械的特性の板厚方向についての均質
性を確保していること、 ■熱処理温度、板厚等の他の製造条件の影響を受けてい
ないこと がわかる. (発明の効果) 以上詳述してきたように、本発明にかかるAl脱酸型厚
板電磁軟鉄を用いることにより、たとえばサイクロトロ
ンに好通な機械的特性と磁気特性とを有する厚板用電磁
軟鉄を確実にかつ安定的に提供することが可能となった
. かかる効果を有する本発明の実用上の意義は極めて著し
い.
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例において、B,、TSに及ぼ
す試料の板厚方向の採取位置の影響を表わすグラフ:

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 厚板用電磁軟鉄であって、重量%で、 C:0.02%以下、Si:0.50%超〜1.00%
    、Mn:0.50%以下、P:0.01%以下、S:0
    .01%以下、sol.Al:0.005〜0.060
    %、残部Feおよび不可避的不純物 からなる、磁気特性の優れた厚板用電磁軟鉄。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6096749A (ja) * 1983-11-01 1985-05-30 Nippon Steel Corp 直流磁化用厚板及びその製造方法
JPS60208417A (ja) * 1984-03-30 1985-10-21 Sumitomo Metal Ind Ltd 高透磁率熱間圧延鉄板の製造方法
JPS6345443A (ja) * 1986-08-11 1988-02-26 Toyota Motor Corp 空燃比制御装置の異常判定方法

Patent Citations (3)

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