JPH0320640B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0320640B2 JPH0320640B2 JP63166421A JP16642188A JPH0320640B2 JP H0320640 B2 JPH0320640 B2 JP H0320640B2 JP 63166421 A JP63166421 A JP 63166421A JP 16642188 A JP16642188 A JP 16642188A JP H0320640 B2 JPH0320640 B2 JP H0320640B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- pressure
- oil
- hydraulic
- oil passage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 claims description 13
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 claims description 3
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 74
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 description 34
- 239000003566 sealing material Substances 0.000 description 7
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 6
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 6
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 1
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000001902 propagating effect Effects 0.000 description 1
- 230000010349 pulsation Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Supply Devices, Intensifiers, Converters, And Telemotors (AREA)
- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
- Power Steering Mechanism (AREA)
- Pipe Accessories (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、油圧配管系に生じるサージ波を吸収
する装置に関する。
する装置に関する。
[従来の技術]
油圧ポンプ等の油圧源の吐出側に接続される高
圧油管にサージ波が生じると、配管系に有害な振
動を生じたり騒音発生の原因になる。このような
サージ波を吸収する装置として、ばねピストン式
アキユムレータのようにシリンダ内部にピストン
とこのピストンを付勢する圧縮ばねを収容したも
のが知られている。上記ピストンとシリンダとの
摺動部分には、油漏れを防ぐためにoリング等の
シール材が設けられている。
圧油管にサージ波が生じると、配管系に有害な振
動を生じたり騒音発生の原因になる。このような
サージ波を吸収する装置として、ばねピストン式
アキユムレータのようにシリンダ内部にピストン
とこのピストンを付勢する圧縮ばねを収容したも
のが知られている。上記ピストンとシリンダとの
摺動部分には、油漏れを防ぐためにoリング等の
シール材が設けられている。
油圧ポンプの脈動等が原因となつて作動油中に
生じるサージ波は、油の弾性圧縮波(体積の変動
が密度の変動として伝達される粗密波)としてア
キユムレータ内部の油室に伝達され、ピストンが
変位し、ばねが撓むことによつて油の変動体積分
が吸収される。
生じるサージ波は、油の弾性圧縮波(体積の変動
が密度の変動として伝達される粗密波)としてア
キユムレータ内部の油室に伝達され、ピストンが
変位し、ばねが撓むことによつて油の変動体積分
が吸収される。
[発明が解決しようとする課題]
従来のばねピストン式アキユムレータのように
シリンダとピストンとの摺動部分にoリング等の
シール材が設けられていると、シール材がシリン
ダ内壁面に圧接されることによつて大きな摩擦抵
抗が生じる。このためサージによる圧力上昇がシ
ール材の摩擦力以下の時にはピストンが動かず、
サージを吸収することができない。また、ピスト
ンが移動する時にいわゆる油かき現象によつて作
動油が少量ずつピストンの摺動部分から外部に漏
れてしまう。更にまた、従来はゴム製のシール材
を使用しているため長期間の動的使用に耐えられ
ないといつた問題もあつた。
シリンダとピストンとの摺動部分にoリング等の
シール材が設けられていると、シール材がシリン
ダ内壁面に圧接されることによつて大きな摩擦抵
抗が生じる。このためサージによる圧力上昇がシ
ール材の摩擦力以下の時にはピストンが動かず、
サージを吸収することができない。また、ピスト
ンが移動する時にいわゆる油かき現象によつて作
動油が少量ずつピストンの摺動部分から外部に漏
れてしまう。更にまた、従来はゴム製のシール材
を使用しているため長期間の動的使用に耐えられ
ないといつた問題もあつた。
従つて本発明の目的は、ピストン摺動部分から
作動油が僅かに漏れる構造とし、摺動部分に生じ
る摩擦抵抗がきわめて小さいタンク一体形のサー
ジ吸収装置を提供すことにある。
作動油が僅かに漏れる構造とし、摺動部分に生じ
る摩擦抵抗がきわめて小さいタンク一体形のサー
ジ吸収装置を提供すことにある。
[課題を解決するための手段]
上記目的を果たすために本発明のサージ吸収装
置は、油圧源の吐出側と油圧によつて動かされる
被作動部とを結ぶ高圧油路と上記被作動部に戻り
油路を介して結ばれたリザーバタンクと、上記高
圧油路に連なるシリンダ部と、このシリンダ部に
摺動自在に嵌合させられて高圧油路の油圧を受け
るフリーピストンと、このフリーピストンに加わ
る上記高圧油路の圧力に対抗するばねとを備え、
かつ上記シリンダ部とフリーピストンとの摺動部
分を僅かな隙間とし、この摺動部分の隙間が上記
リザーバタンクに開放されていることを特徴とす
る。
置は、油圧源の吐出側と油圧によつて動かされる
被作動部とを結ぶ高圧油路と上記被作動部に戻り
油路を介して結ばれたリザーバタンクと、上記高
圧油路に連なるシリンダ部と、このシリンダ部に
摺動自在に嵌合させられて高圧油路の油圧を受け
るフリーピストンと、このフリーピストンに加わ
る上記高圧油路の圧力に対抗するばねとを備え、
かつ上記シリンダ部とフリーピストンとの摺動部
分を僅かな隙間とし、この摺動部分の隙間が上記
リザーバタンクに開放されていることを特徴とす
る。
[作用]
高圧油路を流れる作動油の圧力はピストンの受
圧部に作用し、ばねの反発力と高圧油路の油圧と
が釣合う位置までピストンが押される。この状態
でサージ波が生じると、受圧部に作用する油圧の
大きさに応じてピストンが移動するとともに油の
体積変動によつて弾性圧縮波が吸収されるため、
高圧油路の下流側にサージ波が伝わることを防止
できる。シリンダ部に対するピストンの摺動部分
には作動油の一部が流れて油膜ができる。この油
はリザーバタンクに回収される。
圧部に作用し、ばねの反発力と高圧油路の油圧と
が釣合う位置までピストンが押される。この状態
でサージ波が生じると、受圧部に作用する油圧の
大きさに応じてピストンが移動するとともに油の
体積変動によつて弾性圧縮波が吸収されるため、
高圧油路の下流側にサージ波が伝わることを防止
できる。シリンダ部に対するピストンの摺動部分
には作動油の一部が流れて油膜ができる。この油
はリザーバタンクに回収される。
[実施例]
以下に本発明の第1実施例につき、第1図およ
び第2図を参照して説明する。第1図は自動車の
操向系に使われるパワーステアリング装置1を示
す。このパワーステアリング装置1は、エンジン
2によつて回転駆動される油圧源の一例としての
ベーンポンプ3を有している。ベーンポンプ3の
吐出側に設けられた流量制御弁4は、エンジン2
の回転数に応じて作動油の流量を制御する。ま
た、最高油圧を制限するためにリリーフ弁5が設
けられている。
び第2図を参照して説明する。第1図は自動車の
操向系に使われるパワーステアリング装置1を示
す。このパワーステアリング装置1は、エンジン
2によつて回転駆動される油圧源の一例としての
ベーンポンプ3を有している。ベーンポンプ3の
吐出側に設けられた流量制御弁4は、エンジン2
の回転数に応じて作動油の流量を制御する。ま
た、最高油圧を制限するためにリリーフ弁5が設
けられている。
ベーンポンプ3の吸入側には、送油管7を介し
てリザーバタンク8が接続されている。リザーバ
タンク8の内部には作動油9が収容されている。
リザーバタンク8の内部の圧力はおおむね大気圧
である。
てリザーバタンク8が接続されている。リザーバ
タンク8の内部には作動油9が収容されている。
リザーバタンク8の内部の圧力はおおむね大気圧
である。
周知のマニユアル式ステアリング装置と同様
に、ステアリングシヤフト11の一端側に例えば
ラツク・ピニオン式の操舵力伝達機構12が設け
られている。ステアリングシヤフト11の他端側
にはステアリングホイール13が設けられてい
る。油圧によつて動かされる被作動部の一例とし
てのパワーシリンダ15は、その軸線方向に貫通
するラツク軸16を有している。ラツク軸16は
ステアリングシヤフト11の回転に連動して図示
左右方向に移動することにより、図示しないステ
アリングケージを駆動する。
に、ステアリングシヤフト11の一端側に例えば
ラツク・ピニオン式の操舵力伝達機構12が設け
られている。ステアリングシヤフト11の他端側
にはステアリングホイール13が設けられてい
る。油圧によつて動かされる被作動部の一例とし
てのパワーシリンダ15は、その軸線方向に貫通
するラツク軸16を有している。ラツク軸16は
ステアリングシヤフト11の回転に連動して図示
左右方向に移動することにより、図示しないステ
アリングケージを駆動する。
パワーシリンダ15の内部はラツクピストン1
7によつて第1シリンダ室18と第2シリンダ室
19とに仕切られており、各シリンダ室18,1
9はそれぞれ油路21,22とコントロールバル
ブ23を介して高圧油路25と戻り油路26に接
続されている。高圧油路25は、後述するサージ
吸収装置30を介して流量制御弁4の吐出側に接
続される。
7によつて第1シリンダ室18と第2シリンダ室
19とに仕切られており、各シリンダ室18,1
9はそれぞれ油路21,22とコントロールバル
ブ23を介して高圧油路25と戻り油路26に接
続されている。高圧油路25は、後述するサージ
吸収装置30を介して流量制御弁4の吐出側に接
続される。
コントロールバルブ23は、ステアリングシヤ
フト11の転舵方向に応じた作動油の流路を形成
するものである。例えば、ラツク軸16が図示右
側に移動するようにステアリングホイール13を
回転させた時には、高圧油路25から送られてく
る作動油が一方の油路21を介して第1シリンダ
室18に送り込まれることによつてラツク軸16
に図示右方向の軸力が生じる。逆に、ラツク軸1
6が図示左側に移動するようにステアリングホイ
ール13を回転させた時には、高圧油路25から
の作動油が他方の油路22を介して第2シリンダ
室19に送り込まれることによつてラツク軸16
に図示左方向の軸力が生じる。
フト11の転舵方向に応じた作動油の流路を形成
するものである。例えば、ラツク軸16が図示右
側に移動するようにステアリングホイール13を
回転させた時には、高圧油路25から送られてく
る作動油が一方の油路21を介して第1シリンダ
室18に送り込まれることによつてラツク軸16
に図示右方向の軸力が生じる。逆に、ラツク軸1
6が図示左側に移動するようにステアリングホイ
ール13を回転させた時には、高圧油路25から
の作動油が他方の油路22を介して第2シリンダ
室19に送り込まれることによつてラツク軸16
に図示左方向の軸力が生じる。
リザーバタンク8と高圧油路25との間にサー
ジ吸収装置30が設けられている。第2図に示さ
れるようにサージ吸収装置30は、高圧油路25
に連なる円筒容器状のハウジング32と、このハ
ウジング32に収容されるフリーピストン33
と、このピストン33を付勢するばね34等を備
えて構成される。ハウジング32の内部には作動
油が満たされる。またハウジング32の図示下端
側には高圧油路25に連通するシリンダ部36が
設けられている。ハウジング32の図示上端側す
なわちリザーバタンク8側の開口端はリザーバタ
ンク8に固定されているとともに、ばね座を兼ね
る端壁38が設けられている。端壁38にあけら
れた開口39はリザーバタンク8の内部に開放さ
せられている。
ジ吸収装置30が設けられている。第2図に示さ
れるようにサージ吸収装置30は、高圧油路25
に連なる円筒容器状のハウジング32と、このハ
ウジング32に収容されるフリーピストン33
と、このピストン33を付勢するばね34等を備
えて構成される。ハウジング32の内部には作動
油が満たされる。またハウジング32の図示下端
側には高圧油路25に連通するシリンダ部36が
設けられている。ハウジング32の図示上端側す
なわちリザーバタンク8側の開口端はリザーバタ
ンク8に固定されているとともに、ばね座を兼ね
る端壁38が設けられている。端壁38にあけら
れた開口39はリザーバタンク8の内部に開放さ
せられている。
フリーピストン33の受圧部41は高圧油路2
5を流れる作動油の圧力を受ける。ピストン33
の一端側に位置するピストン主部42はシリンダ
部36に軸線方向に移動自在に挿入されている。
ピストン33の他端側にはばね座43が設けられ
ている。ばね座43はハウジング32の軸線方向
に移動自在である。受圧部41側には油室44が
ある。
5を流れる作動油の圧力を受ける。ピストン33
の一端側に位置するピストン主部42はシリンダ
部36に軸線方向に移動自在に挿入されている。
ピストン33の他端側にはばね座43が設けられ
ている。ばね座43はハウジング32の軸線方向
に移動自在である。受圧部41側には油室44が
ある。
ピストン主部42の外周部分には円周方向に連
続する複数の環状溝45が互いに軸線方向に離間
して設けられている。この環状溝45の断面形状
はvないし半円凹状である。ピストン主部42の
外周面とシリンダ部36の内周面との間には油膜
ができる程度の僅かな隙間46があり、この隙間
46を通じて高圧油路25を流れる作動油の一部
がハウジング32内に移動できる。この場合、環
状溝45内に油が充満することによつてピストン
主部42の全周にわたり均等に油圧が作用するた
め、ピストン主部42が偏つてシリンダ部36に
当ることを防止できる。なお、ピストン主部42
の摺動部分にシリンダ部36の内径よりも僅かに
外径が小さくかつ上記と同様の環状溝を有する滑
りブツシユを挿入することによつて、ピストン主
部42とシリンダ部36との摺動部分に油が流れ
るようにしてもよい。
続する複数の環状溝45が互いに軸線方向に離間
して設けられている。この環状溝45の断面形状
はvないし半円凹状である。ピストン主部42の
外周面とシリンダ部36の内周面との間には油膜
ができる程度の僅かな隙間46があり、この隙間
46を通じて高圧油路25を流れる作動油の一部
がハウジング32内に移動できる。この場合、環
状溝45内に油が充満することによつてピストン
主部42の全周にわたり均等に油圧が作用するた
め、ピストン主部42が偏つてシリンダ部36に
当ることを防止できる。なお、ピストン主部42
の摺動部分にシリンダ部36の内径よりも僅かに
外径が小さくかつ上記と同様の環状溝を有する滑
りブツシユを挿入することによつて、ピストン主
部42とシリンダ部36との摺動部分に油が流れ
るようにしてもよい。
ばね座43と壁端38との間に設けられている
圧縮コイルばね34は、ピストン33を高圧油路
25側に付勢している。ばね座43は受圧部41
の外径に比べて充分大きくとることができるの
で、高い作動油圧力にも充分対応できるような大
きさのばね34を用いることができる。ばね34
は等ピツチコイルばねでもよいが、好ましくは不
等ピツチコイルばねを使用することにより、荷重
が増すにつれて素線同志の密着量を増加させてば
ね定数が非線形的に増加するようにしてもよい。
圧縮コイルばね34は、ピストン33を高圧油路
25側に付勢している。ばね座43は受圧部41
の外径に比べて充分大きくとることができるの
で、高い作動油圧力にも充分対応できるような大
きさのばね34を用いることができる。ばね34
は等ピツチコイルばねでもよいが、好ましくは不
等ピツチコイルばねを使用することにより、荷重
が増すにつれて素線同志の密着量を増加させてば
ね定数が非線形的に増加するようにしてもよい。
次に上記構成のサージ吸収装置30を備えたパ
ワーステアリング装置1の作用について説明す
る。
ワーステアリング装置1の作用について説明す
る。
エンジン2が回転し、ベーンポンプ3の回転に
よつて吐出された作動油は、流量制御弁4から高
圧油路25を通つてコントロールバルブ23に流
れ込み、戻り油路26を経てリザーバタンク8に
戻る。エンジン2が回転している間は一定レベル
以上の基準油圧(例えば50〜120Kgf/cm2程度の
圧力範囲におけるいずれかの圧力値)が高圧油路
25に作用する。サージ吸収装置30において
は、高圧油路25を流れる作動油の圧力が受圧部
41に作用するため、ばね34が撓むとともにピ
ストン33が図示上方に押圧される。ピストン3
3は、高圧油路25を流れる作動油の圧力とばね
34の反力とが釣合う基準位置で停止する。
よつて吐出された作動油は、流量制御弁4から高
圧油路25を通つてコントロールバルブ23に流
れ込み、戻り油路26を経てリザーバタンク8に
戻る。エンジン2が回転している間は一定レベル
以上の基準油圧(例えば50〜120Kgf/cm2程度の
圧力範囲におけるいずれかの圧力値)が高圧油路
25に作用する。サージ吸収装置30において
は、高圧油路25を流れる作動油の圧力が受圧部
41に作用するため、ばね34が撓むとともにピ
ストン33が図示上方に押圧される。ピストン3
3は、高圧油路25を流れる作動油の圧力とばね
34の反力とが釣合う基準位置で停止する。
ピストン33の受圧部41には作動油の圧力が
常時作用しているため、ピストン33とシリンダ
部36との摺動部分の隙間46を通じて高圧油路
25から低圧側のハウジング32へと僅かずつ油
が流れる。この油はピストン主部42の摺動部分
に油膜を形成するためピストン33の摺動抵抗が
大幅に低下する。そしてこのリーク油はリザーバ
タンク8に回収される。
常時作用しているため、ピストン33とシリンダ
部36との摺動部分の隙間46を通じて高圧油路
25から低圧側のハウジング32へと僅かずつ油
が流れる。この油はピストン主部42の摺動部分
に油膜を形成するためピストン33の摺動抵抗が
大幅に低下する。そしてこのリーク油はリザーバ
タンク8に回収される。
運転者によつてステアリングホイール13が回
転操作されると、高圧油路25から送られてくる
作動油がステアリングシヤフト11の転舵方向に
応じて第1シリンダ室18(または第2シリンダ
室19)に流れ込むことにより、ラツク軸16の
軸力が右または左に補助軽減される。ラツクピス
トン17の移動により第2シリンダ室19(また
は第1シリンダ室18)から押出された作動油は
コントロールバルブ23と戻り油路26を経てリ
ザーバタンク8に戻される。
転操作されると、高圧油路25から送られてくる
作動油がステアリングシヤフト11の転舵方向に
応じて第1シリンダ室18(または第2シリンダ
室19)に流れ込むことにより、ラツク軸16の
軸力が右または左に補助軽減される。ラツクピス
トン17の移動により第2シリンダ室19(また
は第1シリンダ室18)から押出された作動油は
コントロールバルブ23と戻り油路26を経てリ
ザーバタンク8に戻される。
ベーンポンプ3の作動により高圧油管25等に
サージ波が生じた場合、作動油の前記基準油圧に
サージ成分が合成される。サージ波による作動油
の体積変動はサージ吸収装置30のピストン受圧
部41に作用するため、ピストン33は基準位置
を境にシリンダ部36の軸線方向に移動する。こ
うして油室44の容積が拡大または縮小すること
により作動油の基準圧を維持しつつサージ波が吸
収される。
サージ波が生じた場合、作動油の前記基準油圧に
サージ成分が合成される。サージ波による作動油
の体積変動はサージ吸収装置30のピストン受圧
部41に作用するため、ピストン33は基準位置
を境にシリンダ部36の軸線方向に移動する。こ
うして油室44の容積が拡大または縮小すること
により作動油の基準圧を維持しつつサージ波が吸
収される。
ピストン33の変位によつてシール材が吸収さ
れると、ピストン33の移動分だけ低圧側(ハウ
ジング32側)の作動油が圧縮されることにな
る。ハウジング32の開口39はほぼ大気圧でリ
ザーバタンク8に接続されているので、サージ吸
収によつて生じた振動はリザーバタンク8内の作
動油液面を上下させることによりエネルギーが発
散させられる。このためサージ波がコントロール
バルブ23やパワーシリンダ15側に伝播するこ
とを防止できる。このサージ吸収装置30を備え
た本実施例のパワーステアリング装置は、サージ
吸収装置をもたない従来品に比較して脈動圧力が
大幅に低下し、それに伴つて配管系の振動や騒音
の発生も低下した。
れると、ピストン33の移動分だけ低圧側(ハウ
ジング32側)の作動油が圧縮されることにな
る。ハウジング32の開口39はほぼ大気圧でリ
ザーバタンク8に接続されているので、サージ吸
収によつて生じた振動はリザーバタンク8内の作
動油液面を上下させることによりエネルギーが発
散させられる。このためサージ波がコントロール
バルブ23やパワーシリンダ15側に伝播するこ
とを防止できる。このサージ吸収装置30を備え
た本実施例のパワーステアリング装置は、サージ
吸収装置をもたない従来品に比較して脈動圧力が
大幅に低下し、それに伴つて配管系の振動や騒音
の発生も低下した。
第3図に本発明の第2実施例を示す。この実施
例のサージ吸収装置30は、高圧油路25に接続
された主管路を兼ねるシリンダ部36と、両端が
開口している円筒状のフリーピストン33と、圧
縮コイルばね34等を備えて構成され、これらは
リザーバタンク8内に設けられている。これらの
各部材はいずれも高温に耐えるように金属製であ
る。シリンダ部36には、その管軸方向に互いに
外径の異なる2つの部分すなわち大径部50と小
径部51が形成されており、大径部50と小径部
51との間に段状の異径部分52がある。また、
シリンダ部36の一端部に第1のばね座53が設
けられている。
例のサージ吸収装置30は、高圧油路25に接続
された主管路を兼ねるシリンダ部36と、両端が
開口している円筒状のフリーピストン33と、圧
縮コイルばね34等を備えて構成され、これらは
リザーバタンク8内に設けられている。これらの
各部材はいずれも高温に耐えるように金属製であ
る。シリンダ部36には、その管軸方向に互いに
外径の異なる2つの部分すなわち大径部50と小
径部51が形成されており、大径部50と小径部
51との間に段状の異径部分52がある。また、
シリンダ部36の一端部に第1のばね座53が設
けられている。
円筒状のピストン33は上記異径部分52を包
囲するようにしてシリンダ部36に嵌合させられ
ている。ピストン33はシリンダ部36の軸線方
向に摺動自在である。シリンダ部36に対するピ
ストン33の摺動部分の内周面には、円周方向に
連続する環状溝45が複数条ずつ設けられてい
て、ピストン33の摺動部分に作動油が少しずつ
流通できるようになつている。
囲するようにしてシリンダ部36に嵌合させられ
ている。ピストン33はシリンダ部36の軸線方
向に摺動自在である。シリンダ部36に対するピ
ストン33の摺動部分の内周面には、円周方向に
連続する環状溝45が複数条ずつ設けられてい
て、ピストン33の摺動部分に作動油が少しずつ
流通できるようになつている。
ピストン33の内側に位置する環状の油室44
は、流通手段の一例としての孔55を通じてシリ
ンダ部36の内部すなわち高圧油路25と連通し
ている。ピストン33の外周部に第2のばね座5
6が設けられている。第1のばね座53と第2の
ばね座56との間に設けられた圧縮コイルばね3
4は、油室44の容積を減らす方向(第3図では
左方向)にピストン33を付勢している。
は、流通手段の一例としての孔55を通じてシリ
ンダ部36の内部すなわち高圧油路25と連通し
ている。ピストン33の外周部に第2のばね座5
6が設けられている。第1のばね座53と第2の
ばね座56との間に設けられた圧縮コイルばね3
4は、油室44の容積を減らす方向(第3図では
左方向)にピストン33を付勢している。
上記構成の第3図のサージ吸収装置30におい
ては、高圧油路25を流れる作動油の圧力が孔5
5を介して油室44に作用するため、ピストン3
3は作動油の圧力とばね34の反力とが釣合う基
準位置で停止する。ピストン33の受圧部41の
面積は、大径部50の外径断面積と小径部51の
外径断面積との差で表わされる。高圧油路25等
にサージ波が生じると、作動油の体積変動は孔5
5を通じて油室44に作用するため、ピストン3
3が基準位置を境にシリンダ部36の軸線方向に
移動する。こうして油室44の容積が拡大または
縮小することにより作動油の基準圧を維持しつつ
サージ波が吸収される。
ては、高圧油路25を流れる作動油の圧力が孔5
5を介して油室44に作用するため、ピストン3
3は作動油の圧力とばね34の反力とが釣合う基
準位置で停止する。ピストン33の受圧部41の
面積は、大径部50の外径断面積と小径部51の
外径断面積との差で表わされる。高圧油路25等
にサージ波が生じると、作動油の体積変動は孔5
5を通じて油室44に作用するため、ピストン3
3が基準位置を境にシリンダ部36の軸線方向に
移動する。こうして油室44の容積が拡大または
縮小することにより作動油の基準圧を維持しつつ
サージ波が吸収される。
油室44には高圧の作動油圧力が常時作用して
いるため、ピストン33とシリンダ部36との摺
動部分の隙間46から作動油の一部が僅かずつ漏
れる。そしてピストン33の摺動部分に油膜が形
成されるためピストン33の摺動抵抗が大幅に低
下する。このリーク油はリザーバタンク8に回収
される。
いるため、ピストン33とシリンダ部36との摺
動部分の隙間46から作動油の一部が僅かずつ漏
れる。そしてピストン33の摺動部分に油膜が形
成されるためピストン33の摺動抵抗が大幅に低
下する。このリーク油はリザーバタンク8に回収
される。
上述した第3図のサージ吸収装置30は、主管
路としてのシリンダ部36に高圧油路25内を流
れる作動油を流すことができる。つまりシリンダ
部36が高圧油路の一部を構成するとともに、作
動油の流れ方向にピストン33が移動する軸流形
であるからコンパクトに構成でき、リザーバタン
ク8内に収容したこととあいまつて取付けスペー
スも節約できる。
路としてのシリンダ部36に高圧油路25内を流
れる作動油を流すことができる。つまりシリンダ
部36が高圧油路の一部を構成するとともに、作
動油の流れ方向にピストン33が移動する軸流形
であるからコンパクトに構成でき、リザーバタン
ク8内に収容したこととあいまつて取付けスペー
スも節約できる。
第4図は本発明の第3実施例を示すものであ
り、この実施例のサージ吸収装置30は、シリン
ダ部36とフリーピストン36とばね34がリザ
ーバタンク8に収容されているとともに、高圧油
路25がリザーバタンク8を貫通している。ま
た、シリンダ部36とピストン33の摺動部分に
は前記実施例と同様の環状溝45が設けられてお
り、ピストン摺動部分に油が流れることによつて
油膜が形成される。ピストン33が摺動する部分
の隙間46はリザーバタンク8内に開放されてい
る。ばね34はリザーバタンク8の一部8aとば
ね座56との間に圧縮された状態で設けられてい
る。
り、この実施例のサージ吸収装置30は、シリン
ダ部36とフリーピストン36とばね34がリザ
ーバタンク8に収容されているとともに、高圧油
路25がリザーバタンク8を貫通している。ま
た、シリンダ部36とピストン33の摺動部分に
は前記実施例と同様の環状溝45が設けられてお
り、ピストン摺動部分に油が流れることによつて
油膜が形成される。ピストン33が摺動する部分
の隙間46はリザーバタンク8内に開放されてい
る。ばね34はリザーバタンク8の一部8aとば
ね座56との間に圧縮された状態で設けられてい
る。
なお油圧源はベーンポンプ以外であつてもかま
わない。また、パワーステアリング装置以外の油
圧機器に使用できることは勿論である。
わない。また、パワーステアリング装置以外の油
圧機器に使用できることは勿論である。
[発明の効果]
本発明のサージ吸収装置は、ピストン摺動部分
に作動油の一部を流すことにより安定した厚い潤
滑油膜が形成され、ピストンの摺動部分が潤滑さ
れるので摩擦抵抗がきわめて少ない。このため微
小なサージ波も充分吸収できる。また、ピストン
摺動部分にゴム製等のシール材を使用しないため
長期間にわたる動的使用にも充分耐えることがで
きる。
に作動油の一部を流すことにより安定した厚い潤
滑油膜が形成され、ピストンの摺動部分が潤滑さ
れるので摩擦抵抗がきわめて少ない。このため微
小なサージ波も充分吸収できる。また、ピストン
摺動部分にゴム製等のシール材を使用しないため
長期間にわたる動的使用にも充分耐えることがで
きる。
そしてピストンの低圧側がリザーバタンク内に
開放されており、ピストンの摺動部分を通ること
によつて摺動部分を潤滑した油が直接リザーバタ
ンク内に環流できる。
開放されており、ピストンの摺動部分を通ること
によつて摺動部分を潤滑した油が直接リザーバタ
ンク内に環流できる。
第1図は本発明の第1実施例を示すサージ吸収
装置を備えたパワーステアリング装置の油圧系統
図、第2図は本発明の第1実施例を示すサージ吸
収装置の断面図、第3図は本発明の第2実施例を
示すサージ吸収装置の断面図、第4図は本発明の
第3実施例を示すサージ吸収装置の断面図であ
る。 1…パワーステアリング装置、3…ベーンポン
プ(油圧源)、8…リザーバタンク、15…パワ
ーシリンダ(被作動部)、25…高圧油路、26
…戻り油路、30…サージ吸収装置、33…フリ
ーピストン、34…ばね、36…シリンダ部、4
6…隙間。
装置を備えたパワーステアリング装置の油圧系統
図、第2図は本発明の第1実施例を示すサージ吸
収装置の断面図、第3図は本発明の第2実施例を
示すサージ吸収装置の断面図、第4図は本発明の
第3実施例を示すサージ吸収装置の断面図であ
る。 1…パワーステアリング装置、3…ベーンポン
プ(油圧源)、8…リザーバタンク、15…パワ
ーシリンダ(被作動部)、25…高圧油路、26
…戻り油路、30…サージ吸収装置、33…フリ
ーピストン、34…ばね、36…シリンダ部、4
6…隙間。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 油圧源の吐出側と油圧によつて動かされる被
作動部とを結ぶ高圧油路と、上記被作動部に戻り
油路を介して結ばれたリザーバタンクと、上記高
圧油路に連なるシリンダ部と、このシリンダ部に
摺動自在に嵌合させられて高圧油路の油圧を受け
るフリーピストンと、このフリーピストンに加わ
る上記高圧油路の圧力に対抗するばねとを備え、
かつ上記シリンダ部とフリーピストンとの摺動部
分を僅かな隙間とし、この摺動部分の隙間が上記
リザーバタンクに開放されていることを特徴とす
る油圧サージ吸収装置。 2 上記フリーピストンとばねは上記シリンダ部
を有するハウジング内に収容されており、しかも
このハウジングの一方の開口端部がリザーバタン
クに固定されている請求項1記載の油圧サージ吸
収装置。 3 上記シリンダ部とフリーピストンとばねが上
記リザーバタンク内に収容されているとともに、
上記高圧油路がリザーバタンクを貫通している請
求項1記載の油圧サージ吸収装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63166421A JPH0217296A (ja) | 1988-07-04 | 1988-07-04 | 油圧サージ吸収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63166421A JPH0217296A (ja) | 1988-07-04 | 1988-07-04 | 油圧サージ吸収装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0217296A JPH0217296A (ja) | 1990-01-22 |
| JPH0320640B2 true JPH0320640B2 (ja) | 1991-03-19 |
Family
ID=15831112
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63166421A Granted JPH0217296A (ja) | 1988-07-04 | 1988-07-04 | 油圧サージ吸収装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0217296A (ja) |
-
1988
- 1988-07-04 JP JP63166421A patent/JPH0217296A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0217296A (ja) | 1990-01-22 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5205326A (en) | Pressure response type pulsation damper noise attenuator and accumulator | |
| KR100965194B1 (ko) | 쇼크 업소버 | |
| KR890015895A (ko) | 완충기 | |
| KR880007269A (ko) | 유체 서스펜션 스프링 및 차량 서스펜션 시스템용 댐퍼 | |
| JPH10205563A (ja) | 改良された、位置の影響を受けない、キャビテーション作用のない、差動的な、二方向緩衝器 | |
| EP0765794A2 (en) | Power steering assembly with damping ring | |
| JP3297829B2 (ja) | 減衰力調整式油圧緩衝器 | |
| JPH0333533A (ja) | 回転振動緩衝装置における流体状の緩衝媒体の時間的流量を変化させるための装置 | |
| JPH04347027A (ja) | シリンダ | |
| JP2025182138A (ja) | 緩衝器 | |
| JPH0320640B2 (ja) | ||
| GB2030093A (en) | Control valve for a power steering system | |
| JPH08338554A (ja) | 制御弁 | |
| JPS5856969A (ja) | 動力舵取装置の制御弁におけるスプ−ルバルブの防振装置 | |
| NL8202274A (nl) | Ondersteuningsorgaan voor voertuigen. | |
| JP2023007996A (ja) | 車高調整機能付き緩衝器 | |
| JPH0217295A (ja) | 油圧サージ吸収装置 | |
| WO1994018488A1 (en) | Pulsation damper device | |
| US5842538A (en) | Power steering control valve | |
| GB2154300A (en) | Hydro-pneumatic suspension device with adjustable valve | |
| JP2000046092A (ja) | シリンダ装置 | |
| US5379593A (en) | Liquid pressure source unit for liquid-operated booster | |
| EP3273092B1 (en) | Vibration damper for a hydraulic clutch actuator | |
| JPH0320639B2 (ja) | ||
| JP2011174595A (ja) | 油圧緩衝器 |