JPH03213579A - 多孔質皮膜の製法、及びその製法による透湿性シート材 - Google Patents
多孔質皮膜の製法、及びその製法による透湿性シート材Info
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Landscapes
- Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、合成樹脂皮膜を多孔質構造とする方法とその
方法を利用し、透湿性、吸排湿性に優れ、かつ柔らかい
感触を持った樹脂皮膜および塗装面、並びにこれらの性
質を具備した透湿性シート材を提供するものである。
方法を利用し、透湿性、吸排湿性に優れ、かつ柔らかい
感触を持った樹脂皮膜および塗装面、並びにこれらの性
質を具備した透湿性シート材を提供するものである。
(従来技術)
多孔質構造を有する樹脂皮膜を造るには、デンプンなど
を樹脂に混入した後、これらを溶出させる方法のほか、
分解型発泡剤を使用したり、樹脂の重合過程でガスを生
成させて発泡させるなどの方法があった。
を樹脂に混入した後、これらを溶出させる方法のほか、
分解型発泡剤を使用したり、樹脂の重合過程でガスを生
成させて発泡させるなどの方法があった。
しかしながら、これら従来方法で樹脂皮膜を多孔質化し
ても気泡のほとんどが独立気泡か、あるいは連続気泡と
なる。したがって、このようにして造られた樹脂皮膜お
よび樹脂塗膜は、透湿性、吸排湿性が無く、感触に於い
ても冷たい感じで、天然物に近い風合という要求にはほ
ど遠いものであった。
ても気泡のほとんどが独立気泡か、あるいは連続気泡と
なる。したがって、このようにして造られた樹脂皮膜お
よび樹脂塗膜は、透湿性、吸排湿性が無く、感触に於い
ても冷たい感じで、天然物に近い風合という要求にはほ
ど遠いものであった。
(課題を解決するための手段)
本発明の特徴手段は、天然皮革片を密閉した圧力容器内
で蒸気により加熱と同時に加圧した後、該圧力容器を瞬
間的に開放減圧させて皮革片を膨化させ、更に乾燥、粉
砕して得た皮革粉末を合成樹脂液に混入し、該合成樹脂
液を対象基材に塗布、あるいは該合成樹脂液に対象基材
を浸漬した後、該合成樹脂液を凝固させ、これを温水ま
たは熱湯に浸して皮革粉末の一部を溶出させることによ
り、ミクロン単位の微細な多孔質構造を有する樹脂皮膜
とすることにあり、更には溶けずに残った皮革粉末の持
つ固有の特性、すなわち吸放湿性機能、透湿性などを付
与させるものである。また、該製法により吸排湿性、透
湿性などを具備した繊維状シート材を造り出すことにあ
る。
で蒸気により加熱と同時に加圧した後、該圧力容器を瞬
間的に開放減圧させて皮革片を膨化させ、更に乾燥、粉
砕して得た皮革粉末を合成樹脂液に混入し、該合成樹脂
液を対象基材に塗布、あるいは該合成樹脂液に対象基材
を浸漬した後、該合成樹脂液を凝固させ、これを温水ま
たは熱湯に浸して皮革粉末の一部を溶出させることによ
り、ミクロン単位の微細な多孔質構造を有する樹脂皮膜
とすることにあり、更には溶けずに残った皮革粉末の持
つ固有の特性、すなわち吸放湿性機能、透湿性などを付
与させるものである。また、該製法により吸排湿性、透
湿性などを具備した繊維状シート材を造り出すことにあ
る。
(作用)
本発明は、水分を含んだ皮革を高温蒸気の雰囲気に晒す
と、皮革を構成するコラーゲンの一部がゼラチン質に近
い物性となり、比較的容易に温水または熱湯に溶ける性
質を利用したもので、水分を含む天然皮革片を密閉した
圧力容器内で蒸気により加熱と同時に加圧させると、該
容器内は高温多湿状態となり、所定時間後には皮革片は
ゼラチン化している部分と未変性のコラーゲン組織とに
変性する。なお、この皮革片は含有水分量が多く蒸気圧
力が高いほど、圧力容器内での保持時間が長いほど、コ
ラーゲンのゼラチン質への変換率が高くなる。次に、該
圧力容器を瞬間的に開放減圧させると、皮革片の皮革組
織内部に含まれている高温高圧水の急膨張により皮革片
は膨化される。
と、皮革を構成するコラーゲンの一部がゼラチン質に近
い物性となり、比較的容易に温水または熱湯に溶ける性
質を利用したもので、水分を含む天然皮革片を密閉した
圧力容器内で蒸気により加熱と同時に加圧させると、該
容器内は高温多湿状態となり、所定時間後には皮革片は
ゼラチン化している部分と未変性のコラーゲン組織とに
変性する。なお、この皮革片は含有水分量が多く蒸気圧
力が高いほど、圧力容器内での保持時間が長いほど、コ
ラーゲンのゼラチン質への変換率が高くなる。次に、該
圧力容器を瞬間的に開放減圧させると、皮革片の皮革組
織内部に含まれている高温高圧水の急膨張により皮革片
は膨化される。
そして、この膨化によって皮革片はコラーゲンとゼラチ
ンの微細な混合粒子片に細分化されるので、これを乾燥
粉砕して得た皮革粉末はコラーゲンとゼラチンがきわめ
て均一に混り合ったものとなる。
ンの微細な混合粒子片に細分化されるので、これを乾燥
粉砕して得た皮革粉末はコラーゲンとゼラチンがきわめ
て均一に混り合ったものとなる。
また、膨化された皮革片はコラーゲン組織が細分化され
ているため、きわめて微粉砕し易くなり、しかも皮革組
織内部の空孔が拡張されているので、該皮革片を乾燥、
微粉砕して得た皮革粉末は、これら処理を行わないで皮
革片を単に粉砕して得た皮革粉末に比べ比表面積も大幅
に増大し、温水や熱湯により一層溶は易くなる。したが
って、この皮革粉末を合成樹脂液に混入し、該合成樹脂
液を対象基材に塗布、あるいは該合成樹脂液に対象基材
を浸漬した後、合成樹脂液を凝固させ、次に被塗布物を
温水または熱湯に浸してゼラチンのみを溶出させると、
溶けた跡がミクロン単位の微細な空孔となって残り、き
わめて均一かつ微細な多孔質構造を得ることができる。
ているため、きわめて微粉砕し易くなり、しかも皮革組
織内部の空孔が拡張されているので、該皮革片を乾燥、
微粉砕して得た皮革粉末は、これら処理を行わないで皮
革片を単に粉砕して得た皮革粉末に比べ比表面積も大幅
に増大し、温水や熱湯により一層溶は易くなる。したが
って、この皮革粉末を合成樹脂液に混入し、該合成樹脂
液を対象基材に塗布、あるいは該合成樹脂液に対象基材
を浸漬した後、合成樹脂液を凝固させ、次に被塗布物を
温水または熱湯に浸してゼラチンのみを溶出させると、
溶けた跡がミクロン単位の微細な空孔となって残り、き
わめて均一かつ微細な多孔質構造を得ることができる。
それによって、柔らかい感触を持ち、柔軟性に冨み、透
湿性に優れた樹脂皮膜を造ることができる。また、溶け
ないで残ったコラーゲンを主成分とする皮革粉末が皮膜
表面および空孔内の壁面に露出し、天然皮革の持つ固有
の特性、すなわち吸排湿性機能、透湿性などの効果をも
たらすと共に、ソフトな肌触り感と色調を備えた樹脂皮
膜が得られる。更に、合成樹脂液に顔料を加え、あるい
は既成の合成樹脂塗料に皮革粉末を混入した塗料を金属
、木材、樹脂、紙などの被塗物にスプレー、コク−、デ
ィッピングなどの方法により塗膜を形成させた後、同様
に温水または熱湯に浸して皮革粉末の一部を溶出させる
ことにより、ミクロン単位の微細な多孔質構造を持ち、
透湿性に優れ、ソフトな肌触り感とすぐれた色調を備え
た塗膜を得ることができる。
湿性に優れた樹脂皮膜を造ることができる。また、溶け
ないで残ったコラーゲンを主成分とする皮革粉末が皮膜
表面および空孔内の壁面に露出し、天然皮革の持つ固有
の特性、すなわち吸排湿性機能、透湿性などの効果をも
たらすと共に、ソフトな肌触り感と色調を備えた樹脂皮
膜が得られる。更に、合成樹脂液に顔料を加え、あるい
は既成の合成樹脂塗料に皮革粉末を混入した塗料を金属
、木材、樹脂、紙などの被塗物にスプレー、コク−、デ
ィッピングなどの方法により塗膜を形成させた後、同様
に温水または熱湯に浸して皮革粉末の一部を溶出させる
ことにより、ミクロン単位の微細な多孔質構造を持ち、
透湿性に優れ、ソフトな肌触り感とすぐれた色調を備え
た塗膜を得ることができる。
(発明の効果)
このように本発明によれば、従来に比べ柔らかい感触を
持ち、柔軟性に冨み、透湿性、吸排湿性に優れた樹脂皮
膜および塗膜を製造することができる。また、混入する
皮革粉末製造時に於ける皮革の膨化および微粉砕の処理
条件により皮革粉末自体の物性を変えたり、合成樹脂液
への皮革粉末の混入割合や温水または熱湯処理での調整
により、風合や吸排湿性を任意に調整し使用目的に適し
た樹脂皮膜ないし塗膜が得られるようになった。
持ち、柔軟性に冨み、透湿性、吸排湿性に優れた樹脂皮
膜および塗膜を製造することができる。また、混入する
皮革粉末製造時に於ける皮革の膨化および微粉砕の処理
条件により皮革粉末自体の物性を変えたり、合成樹脂液
への皮革粉末の混入割合や温水または熱湯処理での調整
により、風合や吸排湿性を任意に調整し使用目的に適し
た樹脂皮膜ないし塗膜が得られるようになった。
(実施例1)
水分を49%含むシェービング屑を密閉容器に投入し、
容器内に圧力3.1Kg/cr&の蒸気を6分間送り込
み加熱と同時に加圧し、次に圧力容器を瞬間的に開放減
圧させて皮革を膨化し、乾燥後、衝撃式粉砕機で粗粉砕
し、32mesh以下が66%の皮革粉末を得た。この
皮革粉末をさらにジェットミルで微粉砕し、比表面積8
300 an!/grの皮革粉末を得た。次に、この皮
革粉末をポリウレタン樹脂を主成分とする塗料に樹脂固
形分に対する重量割合で20%を混入して造った混合塗
料を壁紙用基材に塗布し、乾燥させて塗膜を形成させた
後、100℃の温水に15分間浸漬し乾燥させたところ
、塗膜には無数の微小な空孔ができ、多孔質構造を有し
た塗膜が形成された。こうしてできた壁紙は吸排湿性が
あり、表面のタッチも柔軟で、色調も落ち着いたもので
あった。
容器内に圧力3.1Kg/cr&の蒸気を6分間送り込
み加熱と同時に加圧し、次に圧力容器を瞬間的に開放減
圧させて皮革を膨化し、乾燥後、衝撃式粉砕機で粗粉砕
し、32mesh以下が66%の皮革粉末を得た。この
皮革粉末をさらにジェットミルで微粉砕し、比表面積8
300 an!/grの皮革粉末を得た。次に、この皮
革粉末をポリウレタン樹脂を主成分とする塗料に樹脂固
形分に対する重量割合で20%を混入して造った混合塗
料を壁紙用基材に塗布し、乾燥させて塗膜を形成させた
後、100℃の温水に15分間浸漬し乾燥させたところ
、塗膜には無数の微小な空孔ができ、多孔質構造を有し
た塗膜が形成された。こうしてできた壁紙は吸排湿性が
あり、表面のタッチも柔軟で、色調も落ち着いたもので
あった。
(実施例2)
前記実施例1と同じ皮革粉末をポリウレタン樹脂液に樹
脂固形分に対する重量割合で40%混入し、これを繊維
基材に塗布し、乾燥して繊維状シート材を造った。次に
、これを100°Cの温水に15分間浸漬したところ、
皮革粉末の約25%に当たるゼラチン質が溶出され、乾
燥後その跡が微細な空孔となり、多孔質構造を有する繊
維状シート材が得られた。テストの結果、該繊維状シー
ト材は透湿性、吸排水性、柔軟性、引張り強度の何れも
充分でソフトな肌触り感を有し、透湿性シート材として
従来にない優れた特長を有していた。
脂固形分に対する重量割合で40%混入し、これを繊維
基材に塗布し、乾燥して繊維状シート材を造った。次に
、これを100°Cの温水に15分間浸漬したところ、
皮革粉末の約25%に当たるゼラチン質が溶出され、乾
燥後その跡が微細な空孔となり、多孔質構造を有する繊
維状シート材が得られた。テストの結果、該繊維状シー
ト材は透湿性、吸排水性、柔軟性、引張り強度の何れも
充分でソフトな肌触り感を有し、透湿性シート材として
従来にない優れた特長を有していた。
(その他の実施例)
本発明における対象基材としては、例えば織布、不織布
、人工皮革、合成皮革および天然の皮革などの繊維製品
のほか、合成樹脂、木、竹、金属、セラミックスなども
使用可能である。合成樹脂は熱可塑性樹脂であればよく
、天然皮革粉末もその種類を問わず使用可能である。合
成樹脂液には皮革粉末に加え顔料、その他の塗料用成分
を入れてもよい。また、合成樹脂には発泡剤を混入して
もよく、比較的厚い皮膜または塗膜を形成させる場合に
は有効である。
、人工皮革、合成皮革および天然の皮革などの繊維製品
のほか、合成樹脂、木、竹、金属、セラミックスなども
使用可能である。合成樹脂は熱可塑性樹脂であればよく
、天然皮革粉末もその種類を問わず使用可能である。合
成樹脂液には皮革粉末に加え顔料、その他の塗料用成分
を入れてもよい。また、合成樹脂には発泡剤を混入して
もよく、比較的厚い皮膜または塗膜を形成させる場合に
は有効である。
なお、本発明の実施による製品、およびその用途、加工
方法などは不問である。
方法などは不問である。
第1図は本実施例による透湿性シート材の概要を示す断
面図である。 図において、1・・・・・・ポリウレタン樹脂、2・・
・・・・皮革粉末、3・・・・・・空孔、4・・・・・
・繊維基材である。
面図である。 図において、1・・・・・・ポリウレタン樹脂、2・・
・・・・皮革粉末、3・・・・・・空孔、4・・・・・
・繊維基材である。
Claims (2)
- (1)天然皮革片を密閉した容器内で蒸気により加熱と
同時に加圧した後、該圧力容器を瞬間的に開放減圧させ
て膨化し、乾燥、微粉砕して得た皮革粉末を混入した合
成樹脂液を対象基材に塗布、あるいは合成樹脂液に対象
基材を浸漬し、更に該合成樹脂液を凝固させた後、温水
または熱湯に浸して皮革粉末の一部を溶出させ、樹脂皮
膜を多孔質構造とすることを特徴とする多孔質皮膜の製
法。 - (2)前記請求項1の合成樹脂液を繊維基材に塗布、あ
るいは合成樹脂液に繊維基材を浸漬し、更に該合成樹脂
液を凝固させた後、温水または熱湯に浸して皮革粉末の
一部を溶出させ、樹脂皮膜を多孔質構造としたことを特
徴とする透湿性シート材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP572790A JP2832308B2 (ja) | 1990-01-12 | 1990-01-12 | 多孔質皮膜の製法、及びその製法による透湿性シート材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP572790A JP2832308B2 (ja) | 1990-01-12 | 1990-01-12 | 多孔質皮膜の製法、及びその製法による透湿性シート材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03213579A true JPH03213579A (ja) | 1991-09-18 |
| JP2832308B2 JP2832308B2 (ja) | 1998-12-09 |
Family
ID=11619159
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP572790A Expired - Fee Related JP2832308B2 (ja) | 1990-01-12 | 1990-01-12 | 多孔質皮膜の製法、及びその製法による透湿性シート材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2832308B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2020244580A1 (zh) * | 2019-06-06 | 2020-12-10 | 江苏聚杰微纤科技集团股份有限公司 | 双面绒人造革的制备方法 |
-
1990
- 1990-01-12 JP JP572790A patent/JP2832308B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2020244580A1 (zh) * | 2019-06-06 | 2020-12-10 | 江苏聚杰微纤科技集团股份有限公司 | 双面绒人造革的制备方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2832308B2 (ja) | 1998-12-09 |
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