JPH0321620B2 - - Google Patents

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JPH0321620B2
JPH0321620B2 JP56175687A JP17568781A JPH0321620B2 JP H0321620 B2 JPH0321620 B2 JP H0321620B2 JP 56175687 A JP56175687 A JP 56175687A JP 17568781 A JP17568781 A JP 17568781A JP H0321620 B2 JPH0321620 B2 JP H0321620B2
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JP
Japan
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temperature
steel
rotor shaft
casing
steam
Prior art date
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JP56175687A
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JPS5877557A (ja
Inventor
Katsumi Iijima
Masayuki Sukegawa
Seishin Kirihara
Norio Yamada
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、新規な主蒸気温度600〜650℃、圧力
4000〜5000Psiの蒸気タービンに係り、特にター
ビンロータシヤフトに高温強度に優れ、なおかつ
加熱脆化のしにくい材料を使用した超高温高圧蒸
気タービンに関する。 近年化学技術の進歩に従いエネルギーの需要が
拡大する傾向にある。一方全エネルギーの輸入依
存率が88%と高い我国では世界的な石油資源の減
少等により代替エネルギーの開発もしくは発電プ
ラントの効率向上が早急に推進されつつある。さ
て蒸気発電プラントでは高温高圧化が検討されよ
うとしている。 現用、538℃の蒸気を使用する発電プラントに
おいては、ケーシング及びタービンロータシヤフ
ト材料としてCr−Mo−V鋼の低合金鋼が用いら
れている。しかし、蒸気温度が600℃、圧力が
4000Psiを超える高温高高圧発電プラントを対象
とした場合、これら低合金鋼ではクリープ強度を
はじめとした高温強度の低下が顕著となり使用は
困難である。 そこで、600℃以上の温度域では強度面の制御
よりオーステナイト系合金が適当となるが、これ
ら合金では高温において多種多様の析出相が分布
状態で析出するため脆化が助長され高温強度が著
しく低下する危険性がある。 本発明の目的は、信頼性の高い超高温高圧蒸気
タービンを提供するにあり、特に温度600〜650℃
の蒸気条件で高い高温強度を有し、高温延性が高
く、加熱脆化の少ないオーステナイト系鍛鋼を使
用したロータシヤフトからなる超高温高圧蒸気タ
ービンを提供するにある。 本発明は、ケーシング、該ケーシング内で蒸気
流の噴射を受けて回転する翼及び該翼を保持し回
転するロータシヤフトを備え、前記ケーシングが
前記蒸気流の案内をする静翼が保持された内部ケ
ーシングと該内部ケーシングを被いほぼ球型の外
形を有する外部ケーシングとによつて構成される
ものであつて、前記ロータシヤフトは650℃での
1000時間クリープ破断強度が25Kg/mm2以上を有
し、特定の組成からなるオーステナイト系鋼から
なることを特徴とする超高温高圧蒸気タービンに
ある。 前記ロータシヤフトの翼部は前記ケーシング内
の前記ロータシヤフトの軸方向に対し等間隔に配
置されていて、かつ前記軸方向に対しその中心位
置で左右が非対称になつているのが好ましい。 前記ロータシヤフトは重量で、C0.01〜0.035
%、Mn2%以下、Si1%以下、Cr10〜20%、Ni20
〜30%、Mo1〜2%、Ti1.5〜3%、V0.29〜0.32
%、Al0.1〜0.5%未満、B0.003〜0.007%及び残部
Feからなり、オーステナイト基地にγ′相が析出
したオーステナイト系鍛鋼からなるもので、650
℃での1000時間クリープ破断強度が25Kg/mm2以上
のものが得られる。 前記外部ケーシングはCr−Niオーステナイト
系鍛鋼又はベーナイト組織を現するCr−Mo−V
鋳鋼からなるものが好ましい。 前記内部ケーシングはCr−Niオーステナイト
系鋳鋼からなるものが好ましい。 Cは高温強度を高めるために0.01%以上加えら
れるが、加熱脆化を低減するため、特に炭素量を
0.035重量%以下とする。チタン、モリブデン、
クロムをある程度以上含有する合金ではMX型、
M23C6型、MC6型炭化物が高温、長時間加熱によ
り析出する。これらの炭化物には600〜650℃の温
度域において結晶粒界に優先的に析出し靭性及び
耐酸化性を低下させないように添加するのが好ま
しい。また、現用のロータ材である12Cr鋼及び
Cr−Mo−V鋼の吸収エネルギー値は一般に1.1Kg
−m及び0.69Kg−m以上とされている。これらの
値を満足するためには、0.030%C以下にするこ
とにより、長時間使用しても問題ないことを明ら
かにしている。一方、モリブデン等との炭化物は
粒内に析出し高温強度を向上することが期待され
るが、加熱脆化の点から上限を0.035重量%とす
る。 Mnは、製造上重要な脱酸成分である。靱性・
耐酸化性に対する悪影響を防止するには2重量%
以下である。特に、0.7〜1.5%が好ましい。 Niはオーステナイト生成元素であり高温強度
の向上のため20%以上である。ニツケル量を増加
するとバランス上耐酸化性を向上させるクロムを
増すことができるが、600〜650℃で高い高温延性
並びに耐力を維持するために30重量%以下とす
る。特に、23〜29%が好ましい。 Siは、Mnと同様、製造上重要な脱酸成分であ
る。高い靱性、延性及び溶接性を維持するため上
限を1.0重量%とする。 Moは、オーステナイト地を強化すると共に炭
化物を形成しクリープ強度を向上させるために1
%以上含有される。高い高温延性及び加工性を維
持するために2重量%以下とする。特に、1〜
1.5%が好ましい。 Crは耐酸化性を向上する重要な成分である。
600〜650℃で十分な耐酸化性を保持するには10重
量%以上が必要である。高温使用による脆化を防
止し、安定な組識とするために20重量%以下とす
る必要がある。特に12〜18%が好ましい。 Tiは、アルミニウムとともにγ′相〔Ni3(Al、
Ti)〕を形成する。γ′相は規則格子状の化合物で
オーステナイト地にほぼ完全な球形で均一に分散
するための析出硬化による600〜650℃で高い高温
強度を得るのに重要な因子であり、十分な高温強
度を得るには1.5重量%以上が必要である。延性
の低下を防止し切欠脆化を防止する量は3重量%
以下である。Vは炭化物を形成し高温強度を高め
るのに必要で、十分な強度を得るのに0.29%以上
必要であるが、0.32%以上では大きな効果が得ら
れないので0.32%以下とする。 Alは、チタンとともにγ′相を形成し、強化に寄
与する重要な因子である。時効硬化能のないη相
(Ni3Ti)の析出を防止する量は0.1重量%以上で
ある。また過剰のAlはクリープ速度度を増すの
で、0.5%未満とする。 Bは、結晶粒界を著しく強化し、特に長時間側
でのクリープ強度を高め、特に高温疲労を顕著に
高めるのに有効である。この効果は、0.003%程
度より顕著となるが、熱間加工性が低下するの
で、0.007%以下とする。 第1図は、本発明の超高温高圧蒸気タービンの
主要断の断面構成図の一例である。蒸気は主蒸気
管1より入り、内部ケーシング2に取付けられた
静翼3によつて所定の方向に噴射され、その噴射
によつてロータシヤフト4に取付けられた翼5を
回転させる。仕事をした蒸気は外部ケーシング6
と内部ケーシング2との間に設けられた空間を通
り、冷却蒸気出口7、排気出口8及び補助排気出
口9より排出される。さらにこの排出された蒸気
はより低い温度で作動する蒸気タービンへと送ら
れる。10はロータシヤフトの軸受中心、11は
グランド部及び12は中間グラドリーク出口、1
3はノズルボツクスである。矢印は蒸気の流れを
示すものである。 以下、内部ケーシングにCr−Niオーステナイ
ト系鋳鋼を用い、ロータシヤフトに同じくCr−
Niオーステナイト系鍛鋼を用いた場合の例につ
いて具体的に説明する。 第1表は供試材の化学成分を示す。 No.1〜10は、980℃で1時間加熱後水冷の溶体
化処理後、720℃で16時間加熱し、空冷する時効
処理を施した。その組織はオーステナイト基地に
γ′相が析出したものである。No.3、5、8、9は
比較鋼、No.10は従来鋼、他は本発明鋼である。 Cr−Mo−V鋼は970℃で15時間加熱後衝風冷
却し、次いで670℃で48時間加熱後炉冷したもの
である。 12Cr鋼は、1050℃×24h加熱後水噴霧冷却し、
570℃×20h加熱及び次いで、650℃×20h加熱の
焼戻しを行つたものである。これらの鋼種に対し
Vノツチチヤルピ衝撃試験及びクリープ破断試験
を実施した。 第2図は、650℃、1500時間加熱による加熱脆
化に及ぼすC量の影響を衝撃試験により明らかに
したものである。この結果によれば、素材の吸収
エネルギーはC量に依存せずほぼ一定であるのに
対し、650℃で1500時間加熱材ではC量の増加に
従い単調に減少しC量が多いほど加熱脆化が著し
い。現用ロータ材である12Cr鋼及びCr−Mo−V
鋼の20℃における吸収エネルギー値は一般にそれ
ぞれ1.1Kg−m及び0.69Kg−m以上と規定されて
いる。本発明鋼は加熱後も、C量0.035%で以下
では12%Cr鋼のそれより高く、またCr−Mo−V
鋼のそれより高い。 本発明材であるC量0.030重量%以下の材料で
は粒内破壊(白三角)が保たれるが、C量が
0.048重量%と高くなると破壊形態も粒界形(黒
三角)に移行している。この破壊形態の変化は、
MX型、M23C6型炭化物が粒界に析出し粒界を劣
化するためであることが分析の結果明らかとなつ
た。したがつて、加熱脆化を低減するにはC量を
0.035%以下に制限した本発明材が有効である。
【表】
【表】 第3図は現用566℃蒸気温度における最も厳し
い条件で運転する場合を想定した運用パターンで
ある。この運用パターンは本発明の超高温高圧蒸
気タービンにも適した場合、それに用いられるロ
ータシヤフトは起動停止時に図に示すように高い
応力による厳しい低サイクル疲労を受ける。ま
た、定常運転時には遠心力によるクリープを受け
る。 第2表は、本発明に係る鋼では650℃及び従来
鋼では550℃で行つた引張試験、クリープ破断試
験及び低サイクル疲労試験結果を示すものであ
る。表に示す如く、本発明材はCr−Mo−V鋼に
くらべ引張強さ及び0.2%耐力がそれと同等以上
であり、その伸び率が1.5〜1.57倍と高い。クリ
ープ破断強度は、1.1〜1.20倍高く、低サイクル
疲労もCr−Mo−V鋼と同等あるいはそれ以上で
ある。 低サイクル疲労試験は、保持なしで、歪速度
0.1%/秒、歪量1.0%及び0.65%において破断に
いたるまでのくり返し数を示したものである。
【表】 第4図はNo.5〜10の合金について温度650℃、
ひずみ範囲1.0%及びひずみ速度(0.1%/秒)の
引張圧縮三角波形における破断繰返し数による疲
労寿命とB量との関係を示す線図である。図に示
す如く、疲労寿命はB量によつて著しく影響を受
けることが分かる。特に、本発明のB量0.003〜
0.007%のとき顕著に寿命が高いことが明らかで
ある。 以上の如く、本発明材によれば現用の550℃で
使用されているCr−Mo−V鋼に要求される特製
を650℃に温度上昇させてそのまま満足する結果
が得られ、蒸気温度600〜650℃及び蒸気圧力4000
〜5000Psiにおける超高温高圧蒸気タービンに十
分使用可能であることが明らかとなつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る超高温高圧蒸気タービン
の断面構成図の一例、第2図は本発明に係る材料
のC量と吸収エネルギーとの関係を示す線図及び
第3図は現用蒸気タービンの運転パターンによる
ロータシヤフトに発生する作用応力を示すグラ
フ、第4図はB量と破断繰返し数との関係を示す
線図である。 1……主蒸気管、2……内部ケーシング、3…
…静翼、4……ロータシヤフト、5……翼、6…
…外部ケーシング。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ケーシング、該ケーシング内で蒸気流の噴射
    を受けて回転する翼及び該翼を保持し回転するロ
    ータシヤフトを備え、前記ケーシングが前記蒸気
    流の案内をする静翼が保持された内部ケーシング
    と該内部ケーシングを被う外部ケーシングとによ
    つて構成されるものであつて、前記ロータシヤフ
    トは重量で、C0.01〜0.035%、Mn2%以下、Si1
    %以下、Cr10〜20%、Ni20〜30%、Mo1〜2%、
    Ti1.5〜3%、V0.29〜0.32%、Al0.1〜0.5%未満、
    B0.003〜0.007%及び残部Feからなり、オーステ
    ナイト基地にγ′相が析出したオーステナイト系鍛
    鋼からなることを特徴とする超高温高圧蒸気ター
    ビン。
JP17568781A 1981-11-04 1981-11-04 超高温高圧蒸気タ−ビン Granted JPS5877557A (ja)

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JPS5877557A JPS5877557A (ja) 1983-05-10
JPH0321620B2 true JPH0321620B2 (ja) 1991-03-25

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ID=16000477

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JP17568781A Granted JPS5877557A (ja) 1981-11-04 1981-11-04 超高温高圧蒸気タ−ビン

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