JPH03218317A - 抗レトロウイルス剤 - Google Patents

抗レトロウイルス剤

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JPH03218317A
JPH03218317A JP31265189A JP31265189A JPH03218317A JP H03218317 A JPH03218317 A JP H03218317A JP 31265189 A JP31265189 A JP 31265189A JP 31265189 A JP31265189 A JP 31265189A JP H03218317 A JPH03218317 A JP H03218317A
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JP
Japan
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curdlan
retrovirus
low polymer
hiv
polymerization
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Application number
JP31265189A
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English (en)
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Takashi Tsuruo
隆 鶴尾
Junji Kakinuma
垣沼 淳司
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Japanese Foundation for Cancer Research
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Japanese Foundation for Cancer Research
Takeda Chemical Industries Ltd
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  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は抗レトロウイルス剤に関する。
従来の技術 レトロウイルスは、レトロウイルス科に属するウイルス
であって、遺伝子としてRNAを持ち、自身の有する逆
転写酵素(RNA依存性DNAポリメラーゼ)の働きに
よりRNAを鋳型としてDNAを合成する段階を自己複
製の第1段階とするウイルスの総称である。レトロウイ
ルス科は3つの亜科(オンコウイルス,レンチウイルス
,スブマウイルス)からなる。レトロウイルスは、鳥類
や噛乳類の種々の動物を宿主として感染、増殖し,肉腫
,白血病,癌などを引き起こすもののあることが知られ
ている。ヒトを宿主とするレトロウイルスとしては、成
人T細胞白血病ウイルス(adult T−cell 
 leukemia  virus, ATLV),ヒ
トT細胞白血病ウイルスI型(human  T−ce
llleukemia  virus  type I
 ,  H T L V − I )およびヒト免疫不
全ウイルス( human  immunodefic
iency  virus,  H I V )などが
報告されている。
ATLVは、HTLV− 1と同一のウイルスであるこ
とが証明された。HTLVにはこの他に、T細胞系のh
airy  cell  leukemiaを誘導する
■型が存在する。HIVはHIV−1およびHIV2に
分類され、HIV−1は重篤な免疫不全症である後天性
免疫不全症候群(aquired  immunode
ficiency  syndrome,  A I 
D S )の原因ウイルスであることが分かっている。
また、H I V−2もAIDSの原因ウイルスとされ
ているが、HIV=1ほどはっきりとは解明されていな
い。
ATLVによって引き起こされる成人T細胞白血病は、
日本の南西地域特に九州地方に多く見られる白血病であ
り、1977年にはじめて報告された。成人T細胞白血
病患者では、T4陽性T細胞が癌化して、皮膚病変.リ
ンパ節腫大,肝牌腫等を招来する。成人工細胞白血病に
対しては有効な治療法はなく、発病するとほとんどが1
年以内に死亡する。
H I V−1によって引き起こされるAIDSは、予
後不良の免疫不全症として最近注目を集めている疾病で
あって、カリニ肺炎やカボシ肉腫などの臨床像を特徴と
する。H I V−1は、T4陽性細胞に感染して細胞
内に侵入,増殖し,これを破壊することにより免疫不全
を招来する。現在AID−3 Sの治療薬としてアシトチミジン(AZT)が使用され
ており、症状の改善および延命効果が認められている。
発明が解決しようとする課題 上記のように抗レトロウイルス剤としてAZTが使用さ
れているものの、この物質は副作用として骨髄抑制を起
こすなどの欠点を有しており、さらに効果が高く副作用
の少ない治療薬の出現が期待されている。
課題を解決するための手段 本発明者らは、カードラン低重合体の各種誘導体の生理
学的性質について検討する過程において、これらのスル
ホン化物(硫酸エステル)が、成人工細胞白血病患者の
T細胞から樹立された株化細胞MT−4の細胞障害を招
くことなしに、同細胞に対するHIVの感染とウイルス
の増殖を強く抑制することを見い出し、さらに鋭意研究
を重ね本発明を完成するに至った。
本発明は、カードラン低重合体のスルホン化物(硫酸エ
ステル)を有効成分として含有する、噛乳4 類のレトロウイルス感染の予防および治療に有用な医薬
組成物を提供するものである。
すなわち、本発明は(1)カードラン低重合体の硫酸エ
ステルを含有してなる抗レトロウイルス剤、(2)レト
ロウイルスがHTLV−I、HTLV−II、HIV−
1またはHIV−2’7イルスである(1)項記載の製
剤、 (3)カードラン低重合体の平均重合度が約10〜40
0である硫酸エステルを用いる(1)または(2)項記
載の製剤、および (4)カードラン低重合体の平均重合度が約10〜20
0である硫酸エステルを用いる請求項(1)、(2)ま
たは(3)項記載の製剤に関するものである。
本発明でいうレトロウイルスとしては、前述のものを含
めて、遺伝子としてRNAを持つすべてのウイルスを云
う。
本発明製剤の対象疾患は、前述したものを含めて、レト
ロウイルスにより引き起こされるすべての疾患を含む。
カードラン([加熱凝固性多糖類PSJとしても知られ
ている)は、アルカリゲネス属もし《はアグロバクテリ
ウム属に属する微生物菌株が生産する直鎖β−1.3一
結合のみを有する水不溶性、加熱凝固性のグルカンとし
て知られている[特公昭43−7,000号,特公昭4
8−32,673号,特公昭48−32.674号各公
報]。
カードランの生産菌であるアルカリゲ不ス・フエカリス
・バラエティ・ミクソゲネス ( Alcaligenes  faecalis  
var. myxogenes )NTK−u株,アグ
ロバクテリウム・ラジオバクター( Agrobact
erium  radiobacter )株およびア
グロバクテリウム・ラジオバクター( Agrobac
terium  radiobacter )U−1 
9株はそれぞれATCC=21680,−6466およ
び21679としてアメリカン・タイプ・カルチュア・
コレクション・カタログeオブ・ストレインズ( AT
CC−Catalogue  of  Strains
)I,第15版.1982に記載されているリスト収載
株である。
次に、カードラン低重合体の性状およびその製造法は、
既に特開昭53−66442および特開昭55−837
98号公報に詳細に記載されている。
重合度400以下のカードラン低重合体は、常法に従っ
て、培養によって得られたカードランを加水分解するこ
とによって製造することができ、同じく直鎖β−1,3
−グルカン構造を有している。
本発明におけるカードラン低重合体は、式[式中、nは
4〜約400の整数を示す]で表わされる化合物であり
、本発明に用いられるカードラン低重合体の硫酸エステ
ルは、これらの化合物の中間の単糖の3つの水酸基およ
び両端の単糖の水酸基がスルホン化されたものであり、
その平均の置換度(DS: Degree  of  
Substitution)が各単糖7 当たり0.5〜3のものが通常用いられ、好まし くはDSが1〜2のものが有利に用いられる。
また、上記カードラン低重合体としては、平均重合度(
DP : Degree  of  Polymeri
zation)約400以下のものであればいずれでも
よいが、とりわけその部分加水分解物であるDPが約1
0〜400のもの、とりわけ約10〜200のものが有
利である。
なお、式(1)におけるnとDPは、DP−2=nの関
係にある。
本発明におけるカードラン低重合体の硫酸エステルは、
その塩としても用いることができ、例えばアンモニウム
塩,アルカリ金属塩(ナトリウム塩,カリウム塩など)
などの塩基性無機物との塩が挙げられる。
化合物(T)の硫酸エステルの製造法について以下に述
べる。
カードランの加水分解手段としては、従来からよく知ら
れている酸加水分解法、アルカリ加水分8 解法もしくはβ−1,3−グルカナーゼによる酵素分解
法などが挙げられる。
反応混合物からカードラン低重合体を分離するには、多
糖類,寡糖類の精製や分画に用いられる種々の手段、た
とえば酸性における沈澱法、エタノール添加による沈澱
法、ゲルろ過法などを用い得る。このような手段により
所望の平均重合度を持つ各種の低重合体を分離すること
ができる。
なお、カードランおよびその低重合体の平均重合度は、
マナーズらの方法[カーボハイドレート・リサーチ( 
Carbohydrate  Res、),↓ユ,10
9,(1971)]によって求めることができる。
カードラン(天然型)の平均重合度は30〇一800の
場合が多《、低重合体の平均重合度はその反応条件を変
えることによって、2〜約400のものを製造すること
ができる。
カードラン低重合体はピリジン,ホルムアミドまたはジ
メチルホルムアミドの存在下に、硫酸化剤たとえばクロ
ルスルホン酸,無水硫酸などを作用させるか、無水硫酸
と有機塩基たとえばピリジン,ジメチルホルムアミド,
トリメチルアミンジメチルアニリン等との複合体を反応
させることによって硫酸化することができる。[ジャー
ナル・オブ・バイオ口ジカルケミストリー( J. B
iolChem.),239.2986(1 964年
)]。反応生成物はアルコールまたはアセトンなどの有
機溶媒を反応液に添加して生ずる沈澱を分取するか、セ
ファデックス(Sephadex)G−2 5などによ
るゲルろ過法または透析法などの方法によって精製,取
得することができる。
なお上記のカードラン低重合体の硫酸エステルの製造法
は、既に特願平1−172539に詳細に記載されてい
る。
カードラン低重合体硫酸エステルは、水に対する溶解性
が高く、後述の試験例から明らかなように低毒性であり
、かつ相対的なヒトレトロウイルス増殖抑制活性が高い
ので、医薬品等として有利に用いることができる。
本発明の抗レトロウイルス剤は噛乳類のレトロウイルス
感染の予防および治療に有用であり、経口的または非経
口的に投与可能である。本発明における硫酸エステルは
、所望により錠剤、カプセル,散剤,顆粒剤,トローチ
,坐剤等の剤型とすることが可能であり、注射剤,懸濁
注射剤等の剤型でも使用し得る。
本発明のカードラン低重合体硫酸エステルの投与量は、
体内において目的とする予防および治療効果を生ずるに
十分な量であれば良く、予防および治療される疾患によ
り、また患者の体重,投与経路および剤型などにより変
動し得る。たとえば、一般に成人1日当たり0.1ない
し20mg/kgとなる量を経口的または注射により投
与する。投与回数は1日1回ないし6回の範囲で適宜選
択される。
作用および実施例 以下に参考例、試験例および実施例を挙げて本発明をさ
らに具体的に説明するが、本発明はこれらによって制限
されるものではない。
参考例1 平均重合度540のカードラン2.5gを100〆のジ
メチルホルムアミドに懸濁させたのち、クロルスルホン
酸13.5gとトリエチルアミン117gから合成した
12.5gのトリエチルアミンスルホン酸を添加し、氷
水中で24時間撹拌させながら反応させた。反応液を0
.5Mの重炭酸アンモニウムに対して充分透析後凍結乾
燥し、44gの目的物を得た。得られたカードラン硫酸
エステルアンモニウム塩の平均fff換度(DS>ハ]
 . 04であった(硫黄含量12 7%)。
参考例2 平均重合度540のカードランの85%牛酸による部分
加水分解(80°C,30分)によって得られたカード
ラン低重合体(平均重合度131)2.5gを100m
l2のジメチルホルムアミドに懸濁させたのち、12.
5gのトソエチルアミンースルホン酸を添加し、氷水中
で24時間撹拌させながら反応させた。反応液を0.5
Mの重炭酸アンモニウムに対して充分透析後凍結乾燥し
て、3.9gのカードラン硫酸エステルアンモニウム塩
を得た。
1I 得られた目的物のDSは1.46であった(硫黄含量1
5.4%)。
参考例3 平均重合度540のカードランの4N硫酸による部分加
水分解(60℃,4時間)によって得られたカードラン
低重合体(平均重合度68)2.5gを100dのジメ
チルホルムアミドに懸濁させたのち、12.5gのトリ
エチルアミンースルホン酸を添加し、氷水中で24時間
撹拌しながら反応させた。反応液を0.02M重炭酸ア
ンモニウムで平衡化した2,5ρのSephadex 
G−2 5 (fine)カラムに負荷しゲルろ過を行
った。溶出液中の糖含量をフェノール硫酸法で分析し、
糖画分を集めて凍結乾燥し、4.0gのカードラン硫酸
エステルアンモニウム塩を得た。得られた目的物のDS
は1.61あった。(硫黄含量16.2%)。
参考例4 平均重合度540のカードランの85%ギ酸による部分
加水分解(85℃,30分)によって得ら13 12 れたカードラン低重合体(平均重合度45)2.5gを
100dのジメチルホルムアミドに懸濁させたL  L
2.5gのトリエチルアミンースルホン酸を添加し、氷
水中で24時間撹拌しながら反応させた。反応液を0.
02M重炭酸アンモニウムで平衡化した2. 5ffの
Sephadex G−2 5 (fine)カラムに
負荷しゲルろ過を行った。溶出液中の糖含量をフェノー
ル硫酸法で分析した。糖画分を集めて凍結乾燥し、2.
7gのカードラン硫酸エステルアンモニウム塩を得た。
得られた目的物のDSは1,41であった(硫黄含量1
5 1%)。
参考例5 平均重合度540のカードラン1.0gを50gのジメ
チルホルムアミドに懸濁させたのち、50gのトリエチ
ルアミンースルホン酸を添加し、24゜Cで24時間撹
拌させながら反応させた。反応液を10%の重炭酸ナト
リウム溶液に対して一昼夜透析し、さらに純水に対して
2日間透析した。
透析内液を遠心後約50gまで濃縮し、酢酸ナトリウム
溶液を少量添加して、4倍量のエタノールを添加した。
沈澱物をエタノールで洗浄後、減圧乾燥して1.9gの
カードラン硫酸エステルナトリウム塩を得た。得られた
目的物のDSは1.63であった(硫黄含量15.9%
)。
参考例6 平均重合度540のカードランの85%ギ酸による部分
加水分解(80゜C,30分)によって得られたカード
ラン低重合体(平均重合度131)1.0gを50dの
ジメチルホルムアミドに懸濁させたのち、5.0gのト
リエチルアミンースルホン酸を添加し、24゜Cで24
時間撹拌させながら反応させた。反応液を参考例5と同
様に処理し、2.0gのカードラン低重合体硫酸エステ
ルナトリウム塩を得た。得られた目的物のDSは1.7
2であった(硫黄含量16 3%)。
参考例7 平均重合度540のカードランの85%ギ酸による部分
加水分解(83゜C,30分)によって得られたカード
ラン低重合体(平均重合度82)1.0g15 を50dのジメチルホルムアミドに懸濁させた後、5.
0gのトリエチルアミンースルホン酸を添加し、24℃
で24時間撹拌しながら反応させた。反応液を参考例5
と同様に処理し、2.4gのカードラン低重合体硫酸エ
ステルナトリウム塩を得た。得られた目的物のDSは1
.99であった(硫黄含量17.4%)。
参考例8 平均重合度540のカードランの85%ギ酸による部分
加水分解(85゜C,30分)によって得られたカード
ラン低重合体(平均重合度45N.Ogを50〆のジメ
チルホルムアミドに懸濁させた後、5.0gのトリエチ
ルアミンースル主ン酸を添加し、24℃で24時間撹拌
しながら反応させた。反応液を参考例5と同様に処理し
、2.5gのカードラン低重合体硫酸エステルナトリウ
ム塩を得た。得られた目的物のDSは2.07であった
(硫黄含量l7,8%)。
参考例9 平均重合度540のカードランの85%ギ酸による部分
加水分解(88゜C,30分)によって得られたカード
ラン低重合体く平均重合度37)3.0gを15Mのジ
メチルホルムアミドに懸濁させた後、15gのトリエチ
ルアミンースルホン酸を添加し、24゜Cで24時間撹
拌しながら反応させた。
反応液を参考例5と同様に処理し、7gのカードラン低
重合体硫酸エステルナトリウム塩を得た。
得られた目的物のDSは2.09であった(硫黄含量1
7.8%)。
参考例10 平均重合度540のカードランの85%ギ酸による部分
加水分解(90’C,30分)によって得られたカード
ラン低重合体(平均重合度16)3.0gを150−の
ジメチルホルムアミドに懸濁させた後、15.0gのト
リエチルアミンースルホン酸を添加し、24℃で24時
間撹拌させながら反応させた。反応液を参考例5と同様
に処理し、5.8gのカードラン低重合体硫酸エステル
ナトリウム塩を得た。得られた目的物のDSは1.89
であった(硫黄含量17.0%)。
試験例l 参考例1〜4で得られたカードラン硫酸エステルおよび
カードラン低重合体の硫酸エステルのヒトレトロウイル
ス増殖抑制性能を以下のように測定した。
(1)材料 (a)細胞: HTLV−1持続感染細胞株MT4を用
いた。細胞はフェノールレッドを除去したRPMI−1
640培地(極東株式会社)に10%ウシ胎仔血清およ
び10mMHEPESを添加して培養した。
(b)ウイルス・HIvはMolt − 4 / H 
T L V■の培養上清から得た。
(2)方法 96穴平底プレートにMT−4細胞を8 X 10’個
/50μI2/穴になるように培養し、HIVをMO.
I.(multi  plicity  ofinfe
ction)0.002で感染させ、37°Cで1時間
保温してウイルス18 を細胞に吸着させた。吸着操作後細胞を洗浄し、参考例
Iから参考例4て合成した試料を種々の濃度で添加して
、37゜C,  5%CO,の条件下で6日間培養した
。一方、MTTを少量のDMSOに溶解し、培地で希釈
して0.5mg/d溶液を作製した。コノ溶液lmにP
MS溶液(0. 1 5 3mg/d)20μCを混合
した。この混合液各50μρを上記の6日間培養したプ
レートの穴に加え、37゜Cで4時間放置したのち、4
50nmにおける吸光度を測定した(プレートの穴に培
地100μgを添加したものをブランクとした)。試料
のH r V抑制活性は、細胞の死滅を50%抑えるの
に必要なカードラン硫酸エステルおよびカードラン低重
合体硫酸エステルの濃度、ED,。(μ<!/d)で示
した。
試験例2 抗ウイルス剤は宿主細胞にも毒性を示すことが多いので
、試料の毒性を次のようにして調べた。
MT−4細胞を上記試験例と同じ条件下で培養し、種々
の濃度の参考例1〜4で得られたカードラン硫酸エステ
ルおよびカードラン低重合体の硫酸エステルを加え、ウ
イルスを感染させずにさらに6日間培養し、試験例−1
と同様に比色定量した。細胞毒性はID5o(μg/d
)で示した。
試験例1および2によって得られたカードラン硫酸エス
テルおよびカードラン低重合体の硫酸エステルのHIV
抑制活性と細胞毒性の試験結果を第1表に示した。
第1表 カードラン         ED511    1D
50540(天然型):1.04   10.9   
 >100131      :1.46    2.
34   >10068      +1.61   
 2.39   >100以上の結果から、カードラン
低重合体硫酸エステルは高いヒトレトロウイルス増殖抑
制活性ヲ持つことが明らかである。カードラン低重合体
硫酸エステルは、水に対する溶解性が高く、第1表から
明らかなように低毒性であり、かつ相対的ヒトレトロウ
イルス増殖抑制活性が高いので、医薬品等とて有利に用
いることができる。
試験例3 参考例5〜10で得られたカードラン硫酸エステルおよ
びカードラン低重合体硫酸エステルについて、ヒトレト
ロウイルス増殖抑制能を試験例1の方法に準じて測定し
た。
試験例4 参考例5〜10で得られたカードラン硫酸エステルおよ
びカードラン低重合体硫酸エステルについて、細胞毒性
TDso(μg/m)を試験例2の方法に準じて測定し
た。
試験例3および4によって得られたHIV抑制活性と細
胞毒性の試験結果を第2表に示した。
第2表 カードランおよびカードラン ED5o ID5o 540(天然型): 131     ゜ 82     ・ 45     ・ 37 l.63 1,72 1。99 2 07 2.09 10.9 4.09 2,76 2,08 3.30 >100 〉100 〉100 〉100 >100 以上の結果から、カードラン低重合体硫酸エステルは高
いヒトレトロウイルス増殖抑制活性を持つことが明らか
である。特に、DP16〜131の間のカードラン低重
合体硫酸エステルがとりわけ高い活性を有している。
カードラン低重合体硫酸エステルは、水に対する溶解性
が高く、第2表から明らかなように低毒性テアリ、かつ
相対的なヒトレトロウイルス増殖抑制活性が高いので、
医薬品等とて有利に用いることができる。
実施例1 参考例2で得られたカードラン低重合体硫酸エステルア
ンモニウム塩]00mg,塩化ナトリウム9gおよびヘ
ンジルアルコール9gを注射用蒸留水に溶解して全量を
+000dとする。この溶液を孔径0.2μmのメンプ
ランフィルターを用いて無菌ろ過し、無菌操作で内容量
50tl2のバイヤルに充てんしてゴム施栓を行ないア
ルミキャップで巻きじめをして注射剤を作製する。
実施例2 参考例3で得られたカードラン低重合体硫酸エステルア
ンモニウム塩4 0 0mg, 乳m 1 9 5mg
およびステアリン酸マグネシウム5mgを常法によりよ
く混合してゼラチン硬カプセルに充填し、カプセル剤を
作製する。
発明の効果 本発明のカードラン低重合体硫酸エステルは強力なレト
ロウイルス増殖抑制作用を持ち、レトロウイルス感染の
予防および治療に用いることができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)カードラン低重合体の硫酸エステルを含有してな
    る抗レトロウイルス剤。
  2. (2)レトロウイルスがHTLV− I 、HTLV−II
    、HIV−1またはHIV−2ウィルスである請求項(
    1)記載の製剤。
  3. (3)カードラン低重合体の平均重合度が約10〜40
    0である硫酸エステルを用いる請求項(1)または(2
    )記載の製剤。
  4. (4)カードラン低重合体の平均重合度が約10〜20
    0である硫酸エステルを用いる請求項(1)、(2)ま
    たは(3)記載の製剤。
JP31265189A 1988-12-06 1989-11-30 抗レトロウイルス剤 Pending JPH03218317A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995008334A1 (en) * 1993-09-20 1995-03-30 Ajinomoto Co., Inc. Antimalarial
EP1671639A1 (en) * 2004-12-09 2006-06-21 MAXWELL, Gordon Treatment of acquired immunedeficiency syndrome AIDS with a combination therapy including curdlan sulphate

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