JPH0322152B2 - - Google Patents
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- JPH0322152B2 JPH0322152B2 JP15684983A JP15684983A JPH0322152B2 JP H0322152 B2 JPH0322152 B2 JP H0322152B2 JP 15684983 A JP15684983 A JP 15684983A JP 15684983 A JP15684983 A JP 15684983A JP H0322152 B2 JPH0322152 B2 JP H0322152B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carrier
- fiber
- enzyme
- plasma
- plasma gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Immobilizing And Processing Of Enzymes And Microorganisms (AREA)
Description
本発明は繊維状固定化酵素用担体の製造法に関
するものである。更に詳しくは、繊維素材をプラ
ズマガスに接触されることにより、繊維の表面領
域の改質を行つた新規な繊維状固定化酵素用担体
の製造法を提供するものである。 酵素は一般に常温、常圧、中性付近という温和
な条件下で反応を進めると共に反応の特異性が高
いことが知られている。現在酵素が利用されてい
るのは食品分野が主体であるが、今後、発酵や化
学工業においても成長が期待されている。 酵素は触媒として非常に多くの優れた性質を持
ち、各方面から期待されている。酵素が水不溶性
を示しても触媒活性を示すことを応用し、酵素を
水不溶性の担体に結合したり、一定の空間内に閉
じ込めたりすることが行われているが、酵素の固
定化は酵素の溶液状態での使用に比べ、次の様な
利点がある。 (1) 固定化酵素をカラムに充填するなどにより、
連続生産方式をとることが容易であり、且つ繰
り返し使用が出来るので経済性が高い。 (2) 反応生成物と固定化酵素との分離が容易であ
るため、反応生成物の純度および収率が高くな
る。またプロセスを簡略化できる。 この様な利点を実現するため、酵素の固定化方
法には種々の方法が知られているが、これらを大
別すると担体結合法、架橋法および包括法に分け
られる。更に担体結合法としては共有結合法、イ
オン結合法および物理吸着法が知られている。こ
の内イオン結合法の担体の例として、イオン交換
樹脂が広く知られている。 従来、イオン交換樹脂はスチレン−ジビニルベ
ンゼン共重合体にイオン交換能を付与して使用さ
れている。このものは高い交換容量を有する反面
結合時の交換速度が遅く使用形態に制限があり、
処理水中での支持が難しく、樹脂の膨潤の程度に
より徐々に細化が起こり、流失につながつたり、
分離の困難さ等の欠点を有している。他方、繊維
状の担体はその形態が特徴となり、大きな表面積
は酵素結合時の交換速度を早め、酵素反応にも有
利に働く。また、反応液と生成液との分離も容易
となり、不織布、織布、糸状、綿状等任意の状態
での使用が可能である。 従来より固定化酵素用の担体としての繊維は数
多くの研究例がある。すなわち繊維用素材として
アクリロニトリル系、塩化ビニル系、ポリビニル
アルコール系、ノボラツク樹脂系、芳香族モノビ
ニル系、セルロース系、およびピツチ系、セルロ
ース系、アクリロニトリル系、又はポリビニルア
ルコール系を出発原料とする炭素繊維等を改質
し、イオン交換能を付与し、イオン結合法を利用
する担体として用いられている。 イオン交換能の付与方法は、繊維用素材の原料
段階でイオン性を有する化合物を用いる方法、繊
維状で化学反応を利用する方法、および繊維の炭
化処理で生じた活性点を利用する方法等がある。
原料段階でのイオン性の導入は、一般に親水化が
進み可紡性が低下する。また化学反応条件は固−
液反応又は固−気反応のため、反応は一般に長時
間となる。一方、炭化処理では高温度と長時間が
必要となり、制御が複雑である。 本発明者等は上記の点に着目し、更に産業用固
定化酵素の将来性に着目し、繊維状の固定化酵素
用担体について鋭意研究を重ねた結果、本発明に
到達したものである。 すなわち、本発明は繊維素材をプラズマガスに
接触させることにより繊維の表面領域の改質を行
い、酵素との結合を容易にした反応基の導入を行
うこと特徴とする新規な繊維状の固定化酵素担体
の製造法を内容とするものである。 本発明に用いる繊維素材は植物、動物、再生、
半合成および合成繊維が挙げられるが、後で述べ
るプラズマガスにより分解が積極的に起こる構造
を有する繊維は望ましくない。すなわち、一般に
エーテル結合、エステル結合および水酸基を有す
る繊維素材は望ましくない。特に好ましい繊維素
材としては、ポリオレフイン系、ポリアミド系、
およびアクリル系が挙げられる。 本発明の繊維状固定化酵素用担体のプラズマ処
理条件の決定要素はガスの成分、圧力、流量であ
り、更に電力、処理時間であり、これらにより担
体の性能が決定される。 本発明のプラズマガスは窒素、酸素、水素、ア
ルゴン、ネオン、ヘリウム、空気、水蒸気、塩
素、アンモニア、一酸化炭素、二酸化炭素、亜酸
化窒素、二酸化窒素、二酸化イオウ等が有り、更
に種々の重合性プラズマガスがあり、これらは単
独又は混合して使用可能である。 本発明の目的を達成するには、プラズマガスの
分圧が1mmHg以下、より好ましくは10-1mmHg以
下の雰囲気とすることが望ましい。1mmHgを超
える分圧をもつプラズマガス雰囲気中では、プラ
ズマ処理の効果が急激に低下する。プラズマガス
の流量は反応器の容積およびプラズマガスの分圧
により決定される。 電力は一般に200ワツト以下で使用される場合
が多いが、処理時間との組合せにより目的の性能
を得ることが可能である。すなわち、高電圧、長
時間処理は、反応基の導入が積極的に起こると同
時に繊維素材のアブレーシヨンも起こり、劣化に
つながり担体として不適当となる。このため、繊
維素材のアブレーシヨンを極力抑え、反応基の導
入が容易な条件を選択する必要がある。 プラズマガスを繊維素材の表面に作用させる方
式には、多くの組合せが考えられる。すなわち、
反応器の構造、電源の種類、周波数、放電形式お
よび電極の位置等種々の選択が可能である。ま
た、これらの条件は処理の方式、すなわち、連続
式および回分式により異なつてくる。反応器の構
造は連続式と回分式とでは異なるが、前者ではプ
ラズマガスの分圧を充分に制御できる構造である
ことが望ましい。すなわち、処理される種々の形
態をとる繊維の集合体をプラズマ処理を行うゾー
ンに導くに当り、プラズマ処理構造体の圧力に対
するシール性(保持性)が特に重要となる。後者
では一般にチユーブタイプ又はベルジヤータイプ
がある。 プラズマ処理に当り、電源としては高周波、マ
イクロ波、直流、交流等が有る。また、周波数と
しては、マイクロ波では2.450MHz、高周波では
13.65MHzが知られている。放電方式としてはグ
ロー放電、コロナ放電等がある。また、電極の位
置は内部式および外部式等が考えられる。 本発明の反応器に導入された繊維の形状は、
TOW状、繊維状、短繊維状、不織布、織布、糸
状、スライバー状等が考えられるが、プラズマ処
理反応が最も均一になる様な形態を選択する必要
がある。 本発明の繊維状固定化酵素用担体はプラズマ処
理により得られるが、プラズマ処理により繊維の
表面状態がどの様に改質されたかは未だ明らかに
されていない。しかし、上記したプラズマ処理条
件の決定要素を一定化させることにより、再現性
ある反応生成物が得られることが知られている。
このため、本発明の繊維状固定化酵素用担体は、
プラズマ処理条件の決定要素であるプラズマガス
の成分、処理圧力、処理流量、電源の種類、電
力、周波数、放電形式、電極位置、および処理繊
維の形状を適宜組合せ、目的とする担体を製造す
ることが重要となる。 本発明の繊維状固定化酵素担体を用い、目的の
酵素溶液と接触させて固定化酵素を製造する際、
酵素活性をできるだけ低下させることなく、長時
間活性を持続させる必要があるが、最適の固定化
方法は酵素により異なる。 本発明の特徴は、繊維状素材を低温プラズマ処
理することにより、容易に反応基を導入し担体結
合法を応用した新規な固定化酵素用担体を提供す
ることにある。 以下、実施例により本発明の方法を具体的に説
明するが、本発明はこれらの実施例のみに制約さ
れるものではない。 実施例 1 ポリプロピレン繊維5d〔大和紡績(株)製〕を用い
不織布(目付10g/m2)を作成し、約50cm2を
150φ円筒状の反応器に入れ、外部電極方式で
25W、13.65MHzの高周波発生装置を用いプラズ
マ処理を行つた。この時N2−Heのプラズマガス
中でガス流量100ml/min、ガス分圧10-1〜1mm
Hg、20分間の処理を行つた。 この繊維を0.5mmに切断して担体とした。この
担体をPH8.5の20mMトリスーHCl水溶液で充分
平衡化を行つた。次いで、この担体25mg(乾燥重
量)を1mlの水に分散し、α−アミラーゼのトリ
スーHCl水溶液(1mg/ml)1mlを加え、20℃×
20Hの間、充分振盪を行つた。この溶液を遠心分
離機にかけ、上澄液20μを採取し、スターチの
トリスーHCl水溶液(10mg/mlZulkowsky)1ml
を加え、25℃×3分間反応を行い、次いで発色試
薬(1%3、5−ジニトロサリチル酸水溶液)1
mlを加え、100℃×5分間の処理を行い失活後、
溶液を室温まで冷却し、546nmにおける吸光度を
求めた。この担体の固定化率は88.4%を示した。 実施例 2 実施例1の不織布を約78.5cm2用い、ベルジヤー
タイプ(20φ)の反応器に入れ、内部電極方式で
50W、13.65MHzの高周波発生装置を用いてプラ
ズマ処理を行つた。この時のプラズマガスはAr
−O2を用い、ガス分圧を5、1、10-1、10-2mm
Hgと変化させ、15分間の処理を行つた。 プラズマ処理を終えた繊維を0.5mmに切断し、
固定化酵素用の担体とした。この担体を50mMト
リスー塩酸水溶液で充分平衡化を行つた。次い
で、この担体10mg(乾燥重量)を1mlの緩衝溶液
に分散し、トリプシンのトリスー塩酸水溶液(1
mg/ml)1.2mlを加え、20℃×10Hの間充分振盪
を行つた。この溶液を遠心分離機にかけ、上澄液
20μを採取し、N−ベンゾイルL−アルギニン
エチルエステル塩酸塩のトリスー塩酸塩水溶液
(0.34mg/ml)2.8mlを加え、30℃×2分間反応を
行い、253nmにおける吸光度の増加を求めた。こ
の担体の固定化率を第1表に示した。
するものである。更に詳しくは、繊維素材をプラ
ズマガスに接触されることにより、繊維の表面領
域の改質を行つた新規な繊維状固定化酵素用担体
の製造法を提供するものである。 酵素は一般に常温、常圧、中性付近という温和
な条件下で反応を進めると共に反応の特異性が高
いことが知られている。現在酵素が利用されてい
るのは食品分野が主体であるが、今後、発酵や化
学工業においても成長が期待されている。 酵素は触媒として非常に多くの優れた性質を持
ち、各方面から期待されている。酵素が水不溶性
を示しても触媒活性を示すことを応用し、酵素を
水不溶性の担体に結合したり、一定の空間内に閉
じ込めたりすることが行われているが、酵素の固
定化は酵素の溶液状態での使用に比べ、次の様な
利点がある。 (1) 固定化酵素をカラムに充填するなどにより、
連続生産方式をとることが容易であり、且つ繰
り返し使用が出来るので経済性が高い。 (2) 反応生成物と固定化酵素との分離が容易であ
るため、反応生成物の純度および収率が高くな
る。またプロセスを簡略化できる。 この様な利点を実現するため、酵素の固定化方
法には種々の方法が知られているが、これらを大
別すると担体結合法、架橋法および包括法に分け
られる。更に担体結合法としては共有結合法、イ
オン結合法および物理吸着法が知られている。こ
の内イオン結合法の担体の例として、イオン交換
樹脂が広く知られている。 従来、イオン交換樹脂はスチレン−ジビニルベ
ンゼン共重合体にイオン交換能を付与して使用さ
れている。このものは高い交換容量を有する反面
結合時の交換速度が遅く使用形態に制限があり、
処理水中での支持が難しく、樹脂の膨潤の程度に
より徐々に細化が起こり、流失につながつたり、
分離の困難さ等の欠点を有している。他方、繊維
状の担体はその形態が特徴となり、大きな表面積
は酵素結合時の交換速度を早め、酵素反応にも有
利に働く。また、反応液と生成液との分離も容易
となり、不織布、織布、糸状、綿状等任意の状態
での使用が可能である。 従来より固定化酵素用の担体としての繊維は数
多くの研究例がある。すなわち繊維用素材として
アクリロニトリル系、塩化ビニル系、ポリビニル
アルコール系、ノボラツク樹脂系、芳香族モノビ
ニル系、セルロース系、およびピツチ系、セルロ
ース系、アクリロニトリル系、又はポリビニルア
ルコール系を出発原料とする炭素繊維等を改質
し、イオン交換能を付与し、イオン結合法を利用
する担体として用いられている。 イオン交換能の付与方法は、繊維用素材の原料
段階でイオン性を有する化合物を用いる方法、繊
維状で化学反応を利用する方法、および繊維の炭
化処理で生じた活性点を利用する方法等がある。
原料段階でのイオン性の導入は、一般に親水化が
進み可紡性が低下する。また化学反応条件は固−
液反応又は固−気反応のため、反応は一般に長時
間となる。一方、炭化処理では高温度と長時間が
必要となり、制御が複雑である。 本発明者等は上記の点に着目し、更に産業用固
定化酵素の将来性に着目し、繊維状の固定化酵素
用担体について鋭意研究を重ねた結果、本発明に
到達したものである。 すなわち、本発明は繊維素材をプラズマガスに
接触させることにより繊維の表面領域の改質を行
い、酵素との結合を容易にした反応基の導入を行
うこと特徴とする新規な繊維状の固定化酵素担体
の製造法を内容とするものである。 本発明に用いる繊維素材は植物、動物、再生、
半合成および合成繊維が挙げられるが、後で述べ
るプラズマガスにより分解が積極的に起こる構造
を有する繊維は望ましくない。すなわち、一般に
エーテル結合、エステル結合および水酸基を有す
る繊維素材は望ましくない。特に好ましい繊維素
材としては、ポリオレフイン系、ポリアミド系、
およびアクリル系が挙げられる。 本発明の繊維状固定化酵素用担体のプラズマ処
理条件の決定要素はガスの成分、圧力、流量であ
り、更に電力、処理時間であり、これらにより担
体の性能が決定される。 本発明のプラズマガスは窒素、酸素、水素、ア
ルゴン、ネオン、ヘリウム、空気、水蒸気、塩
素、アンモニア、一酸化炭素、二酸化炭素、亜酸
化窒素、二酸化窒素、二酸化イオウ等が有り、更
に種々の重合性プラズマガスがあり、これらは単
独又は混合して使用可能である。 本発明の目的を達成するには、プラズマガスの
分圧が1mmHg以下、より好ましくは10-1mmHg以
下の雰囲気とすることが望ましい。1mmHgを超
える分圧をもつプラズマガス雰囲気中では、プラ
ズマ処理の効果が急激に低下する。プラズマガス
の流量は反応器の容積およびプラズマガスの分圧
により決定される。 電力は一般に200ワツト以下で使用される場合
が多いが、処理時間との組合せにより目的の性能
を得ることが可能である。すなわち、高電圧、長
時間処理は、反応基の導入が積極的に起こると同
時に繊維素材のアブレーシヨンも起こり、劣化に
つながり担体として不適当となる。このため、繊
維素材のアブレーシヨンを極力抑え、反応基の導
入が容易な条件を選択する必要がある。 プラズマガスを繊維素材の表面に作用させる方
式には、多くの組合せが考えられる。すなわち、
反応器の構造、電源の種類、周波数、放電形式お
よび電極の位置等種々の選択が可能である。ま
た、これらの条件は処理の方式、すなわち、連続
式および回分式により異なつてくる。反応器の構
造は連続式と回分式とでは異なるが、前者ではプ
ラズマガスの分圧を充分に制御できる構造である
ことが望ましい。すなわち、処理される種々の形
態をとる繊維の集合体をプラズマ処理を行うゾー
ンに導くに当り、プラズマ処理構造体の圧力に対
するシール性(保持性)が特に重要となる。後者
では一般にチユーブタイプ又はベルジヤータイプ
がある。 プラズマ処理に当り、電源としては高周波、マ
イクロ波、直流、交流等が有る。また、周波数と
しては、マイクロ波では2.450MHz、高周波では
13.65MHzが知られている。放電方式としてはグ
ロー放電、コロナ放電等がある。また、電極の位
置は内部式および外部式等が考えられる。 本発明の反応器に導入された繊維の形状は、
TOW状、繊維状、短繊維状、不織布、織布、糸
状、スライバー状等が考えられるが、プラズマ処
理反応が最も均一になる様な形態を選択する必要
がある。 本発明の繊維状固定化酵素用担体はプラズマ処
理により得られるが、プラズマ処理により繊維の
表面状態がどの様に改質されたかは未だ明らかに
されていない。しかし、上記したプラズマ処理条
件の決定要素を一定化させることにより、再現性
ある反応生成物が得られることが知られている。
このため、本発明の繊維状固定化酵素用担体は、
プラズマ処理条件の決定要素であるプラズマガス
の成分、処理圧力、処理流量、電源の種類、電
力、周波数、放電形式、電極位置、および処理繊
維の形状を適宜組合せ、目的とする担体を製造す
ることが重要となる。 本発明の繊維状固定化酵素担体を用い、目的の
酵素溶液と接触させて固定化酵素を製造する際、
酵素活性をできるだけ低下させることなく、長時
間活性を持続させる必要があるが、最適の固定化
方法は酵素により異なる。 本発明の特徴は、繊維状素材を低温プラズマ処
理することにより、容易に反応基を導入し担体結
合法を応用した新規な固定化酵素用担体を提供す
ることにある。 以下、実施例により本発明の方法を具体的に説
明するが、本発明はこれらの実施例のみに制約さ
れるものではない。 実施例 1 ポリプロピレン繊維5d〔大和紡績(株)製〕を用い
不織布(目付10g/m2)を作成し、約50cm2を
150φ円筒状の反応器に入れ、外部電極方式で
25W、13.65MHzの高周波発生装置を用いプラズ
マ処理を行つた。この時N2−Heのプラズマガス
中でガス流量100ml/min、ガス分圧10-1〜1mm
Hg、20分間の処理を行つた。 この繊維を0.5mmに切断して担体とした。この
担体をPH8.5の20mMトリスーHCl水溶液で充分
平衡化を行つた。次いで、この担体25mg(乾燥重
量)を1mlの水に分散し、α−アミラーゼのトリ
スーHCl水溶液(1mg/ml)1mlを加え、20℃×
20Hの間、充分振盪を行つた。この溶液を遠心分
離機にかけ、上澄液20μを採取し、スターチの
トリスーHCl水溶液(10mg/mlZulkowsky)1ml
を加え、25℃×3分間反応を行い、次いで発色試
薬(1%3、5−ジニトロサリチル酸水溶液)1
mlを加え、100℃×5分間の処理を行い失活後、
溶液を室温まで冷却し、546nmにおける吸光度を
求めた。この担体の固定化率は88.4%を示した。 実施例 2 実施例1の不織布を約78.5cm2用い、ベルジヤー
タイプ(20φ)の反応器に入れ、内部電極方式で
50W、13.65MHzの高周波発生装置を用いてプラ
ズマ処理を行つた。この時のプラズマガスはAr
−O2を用い、ガス分圧を5、1、10-1、10-2mm
Hgと変化させ、15分間の処理を行つた。 プラズマ処理を終えた繊維を0.5mmに切断し、
固定化酵素用の担体とした。この担体を50mMト
リスー塩酸水溶液で充分平衡化を行つた。次い
で、この担体10mg(乾燥重量)を1mlの緩衝溶液
に分散し、トリプシンのトリスー塩酸水溶液(1
mg/ml)1.2mlを加え、20℃×10Hの間充分振盪
を行つた。この溶液を遠心分離機にかけ、上澄液
20μを採取し、N−ベンゾイルL−アルギニン
エチルエステル塩酸塩のトリスー塩酸塩水溶液
(0.34mg/ml)2.8mlを加え、30℃×2分間反応を
行い、253nmにおける吸光度の増加を求めた。こ
の担体の固定化率を第1表に示した。
【表】
第1表から明らかな如く、プラズマガスの分圧
により固定化率が大きく影響をうけることが理解
される。 実施例 3 ポリアミド繊維10d〔東レ(株)製〕を用い、実施
例1に従いプラズマ処理を行つた。この繊維を
1.0mmに切断し担体とした。この担体をPH4.8の
16mM−酢酸ナトリウム水溶液で充分平衡化を行
つた。次いで、この担体25mgを1mlの水に分散
し、β−アミラーゼの酢酸ナトリウム水溶液(1
mg/ml)1mlを加え、25℃×40Hの間充分に振盪
を行つた。 この溶液を遠心分離機にかけ、上澄液20μを
採取し、スターチの酢酸ナトリウム水溶液(10
mg/mlZulkowsky)1mlを加え、25℃×3分間
反応を行い、次いで、発色試薬(1%3、5−ジ
ニトロサリチル酸水溶液)1mlを加え、100℃×
5分間の処理を行い失活後、溶液を室温まで冷却
し、540nmにおける吸光度を求めた。この担体の
固定化率は90.3%を示した。 実施例 4 アクリル系繊維2d〔鐘淵化学(株)製〕を用いて不
織布(目付10g/m2)を作成し、約50cm2を150φ
円筒状のプラズマ反応装置に設置し、装置内を
10-2mmHgになるまで減圧にした。次いで、プラ
ズマガスを導入し0.2mmHgを保持しながら、プラ
ズマ処理を行つた。処理条件は外部電極方式で出
力50W、13.65MHzの高周波発生装置を用い、10
分間の処理を行つた。ここでは、プラズマガスの
効果を確認するため窒素、酸素、アルゴン、およ
びアルゴン−酸素(容量比1:1)を使用した。 次いで、実施例1に従い、α−アミラーゼの固
定化率を求めた。結果を第2表に示した。
により固定化率が大きく影響をうけることが理解
される。 実施例 3 ポリアミド繊維10d〔東レ(株)製〕を用い、実施
例1に従いプラズマ処理を行つた。この繊維を
1.0mmに切断し担体とした。この担体をPH4.8の
16mM−酢酸ナトリウム水溶液で充分平衡化を行
つた。次いで、この担体25mgを1mlの水に分散
し、β−アミラーゼの酢酸ナトリウム水溶液(1
mg/ml)1mlを加え、25℃×40Hの間充分に振盪
を行つた。 この溶液を遠心分離機にかけ、上澄液20μを
採取し、スターチの酢酸ナトリウム水溶液(10
mg/mlZulkowsky)1mlを加え、25℃×3分間
反応を行い、次いで、発色試薬(1%3、5−ジ
ニトロサリチル酸水溶液)1mlを加え、100℃×
5分間の処理を行い失活後、溶液を室温まで冷却
し、540nmにおける吸光度を求めた。この担体の
固定化率は90.3%を示した。 実施例 4 アクリル系繊維2d〔鐘淵化学(株)製〕を用いて不
織布(目付10g/m2)を作成し、約50cm2を150φ
円筒状のプラズマ反応装置に設置し、装置内を
10-2mmHgになるまで減圧にした。次いで、プラ
ズマガスを導入し0.2mmHgを保持しながら、プラ
ズマ処理を行つた。処理条件は外部電極方式で出
力50W、13.65MHzの高周波発生装置を用い、10
分間の処理を行つた。ここでは、プラズマガスの
効果を確認するため窒素、酸素、アルゴン、およ
びアルゴン−酸素(容量比1:1)を使用した。 次いで、実施例1に従い、α−アミラーゼの固
定化率を求めた。結果を第2表に示した。
【表】
第2表から、プラズマガスの種類により固定化
率は異なるが、本発明の担体には酵素は十分に固
定化されていることが理解される。
率は異なるが、本発明の担体には酵素は十分に固
定化されていることが理解される。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 繊維素材をプラズマガスに接触させることに
より繊維の表面領域の改質を行い、酵素との結合
を容易にした反応基の導入を行うことを特徴とす
る繊維状固定化酵素用担体の製造法。 2 繊維素材が植物、動物、再生、半合成および
合成繊維からなる群より選ばれる特許請求の範囲
第1項記載の製造法。 3 繊維素材がポリオレフイン系、ポリアミド
系、又はアクリル系である特許請求の範囲第2項
記載の製造法。 4 プラズマガスの分圧が1mmHg以下である特
許請求の範囲第1項記載の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15684983A JPS6047680A (ja) | 1983-08-26 | 1983-08-26 | 繊維状固定化酵素用担体の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15684983A JPS6047680A (ja) | 1983-08-26 | 1983-08-26 | 繊維状固定化酵素用担体の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6047680A JPS6047680A (ja) | 1985-03-15 |
| JPH0322152B2 true JPH0322152B2 (ja) | 1991-03-26 |
Family
ID=15636717
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15684983A Granted JPS6047680A (ja) | 1983-08-26 | 1983-08-26 | 繊維状固定化酵素用担体の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6047680A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2778048B2 (ja) * | 1988-10-07 | 1998-07-23 | エヌオーケー株式会社 | 生体物質固定化用担体の製造法 |
| JPH0466088A (ja) * | 1990-07-06 | 1992-03-02 | Fukui Pref Gov | 酵素固定化用繊維及びその製造法 |
-
1983
- 1983-08-26 JP JP15684983A patent/JPS6047680A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6047680A (ja) | 1985-03-15 |
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