JPH0323302Y2 - - Google Patents

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JPH0323302Y2
JPH0323302Y2 JP1986147698U JP14769886U JPH0323302Y2 JP H0323302 Y2 JPH0323302 Y2 JP H0323302Y2 JP 1986147698 U JP1986147698 U JP 1986147698U JP 14769886 U JP14769886 U JP 14769886U JP H0323302 Y2 JPH0323302 Y2 JP H0323302Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は内周壁に付着する微粉を吹落す吹落し
機を備えた流動造粒装置に関する。
〔従来技術とその問題点〕
従来の流動造粒槽1においては流動層形成部1
aの上部に位置するコーン部1c、微粉回収部1
dには第7図のような特にその内周壁に付着する
微粉の払い落し装置は設けられていなかつたり、
槌打式の付着防止装置が設けられていた。
第7図においてFは原料粉供給口、Aはバイン
ダー供給パイプBに圧縮空気を供給する圧縮する
圧縮空気供給パイプ、5は流動層形成のための空
気を供給する流動空気用送風機5,6はヒータ
ー、7はエアーレシーバーある。
このことは流動造粒においては上部1c,1d
に付着する微粉は特に流動造粒に影響を及ぼすこ
とはないと考えられていたり、間欠的な槌打等で
不満足ながら使用していたのである。
しかし、本出願人は種々実験してみた結果上部
1c,1dに付着する微粉もまたその受ける熱に
より熱変性が起きたり、造粒製品に組成の片寄を
起こしたり、槌打装置を使用した場合も、槌打時
に多量の微粉が流動層部分に落下したりして、酸
化臭の発生の原因となつたり、異常に粒子が大き
くなつたりして、流動造粒効果を著るしく阻害し
ていることが別つた。また槌打による騒音が発生
し、作業環境を著るしく悪化させていた。
一方転動造粒法においては、特開昭52−117292
号のように皿部に付着した粉体を掻落とす方法が
採られている。
しかし、もしこの掻落し方式を流動造粒法の方
式に用いると、次のような問題点を残す。
すなわち、転動造粒法は、粉体に転動、掻取り
などの機械的な力を与えて粉体を圧縮し、粉体を
凝集させ造粒する。この方式では製品は高密度で
重質な粒度0.5〜10nm程度の球状のものとなる。
これに対し流動造粒法では粉体自身のもつ水分
によつて粉体を凝集させて造粒するため、造粒製
品は低密度、軟質で粒度は50〜500ミクロン程度
の不定形をなす。そして流動造粒法による製品は
多孔質となるため、水に溶解し易く、食品医薬品
に好適である。
したがつて、流動造粒法の装置に上記のような
転動造粒法と同様に掻取方式を用いると、造粒製
品は壁に付着したままフイルム状となつて残留し
てしまう。
また流動造粒法では微粉が流動用空気によつて
吹き上げられるため、造粒部分だけでなく、微粉
回収用のバツグフイルターのハウジング部分の内
壁にまで、微粉が付着する。
前記の掻取り方式ではこのハウジング部分まで
の微粉を除去する機構を備えることができない。
したがつて、流動造粒法の装置では、前記のよ
うな掻取り方式はそのまま転用できない。そのた
め、流動造粒方式では、前記したような間欠的な
槌打方式を使用せざるを得なかつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記問題点を解決するため、上部1
c,1d内周壁に沿つて回転して付着した微粉を
連続的に吹落す回転吹落し機3を断面円形または
その類似形状の流動造粒槽1内に設けたものであ
る。そしてこの回転吹落し機3は流動造粒槽1の
形状に合せ流動層の流れを乱さないように、その
回転軸3aが流動造粒部分の中央部を貫通してお
り、かつ微粉の落下も定量的であるので、回転吹
落し機3のない造粒槽に比べ、著るしく流動造粒
効果を上昇したものである。また、騒音は機構上
発生しない。
〔作用〕
回転吹落し機3の回転軸3aは流動造粒部分の
中央部を貫通しているので、回転軸3aの部分を
負圧とした渦流が流動造粒部分に発生する。した
がつて、流動造粒作用が回転軸3aのまわりで行
なわれることになり、回転軸3aは流動造粒作用
を妨害することなく逆に促進させることになる。
〔構成の説明〕 まづ、第1〜3図に示された第1の構成のバツ
チ式造粒装置について説明する。
1:下部の流動層形成部1aに流動層を形成する
バツチ式流動槽で、底板1bから温風が吹出さ
れ底板1b上に載置された原粉を流動化する。
1cはコーン部である。
2:バインダー噴霧ノズル 3:回転吹落し機で回転軸3aを中心として回転
し、流動造粒槽1の内周壁に対峙した吹落し部
3bの吹出し穴3cから洗浄空気を吹出す。
4:フイルターバツグで排風機8で吸引される空
気中の微粉を回収する。
5:流動層形成部1a形成のための送風機で、ヒ
ータ6で空気は熱せられ、底板1bより噴出す
る。
6:前記した通りヒーター、 7:流動層底板1b下部のエアーレシーバーであ
る。
8:フイルターバツグ4から空気を吸引する排風
機、 9:洗浄空気を供給する送風機、 10:回転吹落し機3の回転軸3aの流動層形成部
1aから突出して、その内周壁に付着した原料
粉を吹落す流動層部吹落し機である。したがつ
て、回転吹落し機3とともに回転する。
11:回転吹落し機3の回転軸3aの底板1bを貫
通する貫通孔のシール部の例で、回転軸3aは
流動用空気によるエアーシールの状態で回転す
る。
以下その作用について説明する。
流動造粒槽1の底板1b上にはエアーレシーバ
ー7から噴出するエアーにより原料粉は流動化さ
れ、流動層が形成される。
そして流動層形成部1aから一部の微粉が流動
造粒槽1内を上昇し、その内周壁に付着する。
本考案の造粒装置はエアーレシーバー7および
流動層形成部1aをエアーシールされた回転軸3
aを中心として回転吹落し機3の上部空気吹出し
部3bが流動造粒槽1の内周壁に沿つて回転す
る。
そしてその空気吹出し穴3cから吹出される払
落し空気が流動造粒槽1の内周壁に付着した微粉
を払い落し遊離し、フイルターバツグ4に向け上
昇又は、流動層に向け落下せしめる。
また流動層形成部1aには同様回転軸3aから
流動層部吹落し機10を突設し、流動層形成部1
aの内周壁に付着した微粉を吹落す。ただし、こ
の流動層の流れを乱されない程度の洗浄空気の吹
出量とする。またバツチ式の場合、内周壁に付着
した微粉を吹上げ、より造粒の硬化を上げること
ができる。
(第2の構成の説明) つぎに第5〜6図に示される連続造粒装置に本
考案装置を用いた場合について説明する。
第2の構成においてはその図面の符号は1〜9
については、その部材の名称は同一であるが、第
1の構成における流動層部吹落し機10は存在せ
ず、その代りに流動層形成部1aに撹拌機12を
設け、その撹拌翼12aがその撹拌機軸12bを
中心として回転される。この撹拌機軸12bはモ
ータm2により移動される。
この撹拌軸12は回転吹落し機3の回転軸3a
を封囲して設けられる。
また原料粉は原料供給口Fから供給され製品取
出し口13から取出される。
また第6図のように回転吹落し機の回転軸3a
と撹拌機軸12bとの間は14によりエアーシー
ルされ、また撹拌機軸12bと底板1bの間で1
5によりエアーシールされる。
以下第2の構成の作用について説明する。
第5図おいて、流動層形成部1aにおいて、撹
拌翼12aが取付けられるので、連続的に供給さ
れる原料粉と、連続したバインダー噴霧によつて
多湿な流動層が形成されても、正常な流動層が形
成される。バツチ式の場合はバインダーが連続的
に供給されず、乾燥と造粒を繰り返して行なうの
で、特に撹拌機がなくても流動層は比較的に正常
に形成される。
また撹拌機軸12bと底板1b、回転軸3aと
の間はシール機構14,15によりシールされて
いるので、流動層の流れを乱すことはない。
〔実施例〕
例 1 高さ2.0m、最大直径1.0mで1回に30Kgの平均
粒子形成50μmの粉体を150μmに造粒するバツチ
装置で、従来の槌打払い落し装置の場合は、装置
付着も激しく、ダマ(大きな2〜6mmの固まり)
及び酸化臭が発生した。
これに、吹出穴径3mm、ピツチ30mmの多孔パイ
プを設け、風量6m3/min、圧力3000mmAg又は
H2Oで送風し、壁面を3回/分で回転払い落し
をした結果、装置付着がなく、ダマ及び酸化臭も
発生しなくなり、良好な造粒粉が得られた。
例 2 高さ4.5m、最大直径2.5mで上部に熱風と1次
液状原料噴霧、中間部に造粒用バインダー噴霧装
置下部より造粒層流動用温風を導入し、造粒粉を
連続的に作る装置において、スリツト巾1.0mm、
スリツト止部150mmピツチで2mmのスリツトパイ
プを設け、風量8m3/min、圧力2500mmAgで送
風し、壁面を2回/分で回転払い落しを行なう装
置と、さらにその周りを回転する撹拌装置を設け
た結果、平均粒径150μm造粒粉体として250Kg/
Hの製品を得ることができた。
〔考案の効果〕
(a) 流動層上部のコーン部1c、微粉回収部1d
に付着する微粉を吹落すので、従来のように付
着した微粉の熱変性、組成の片寄りの発生を解
消し、また騒音の問題を解決した。
(b) 回転吹落し機3の形状が流動層の流れを乱す
ことのないように、流動層中央部を回転軸3a
が貫通するように設計されているので流動造粒
効果を阻害することがない。
なぜならば回転軸3aが回転すると、流動層
形成部1aは回転軸3aの部分に負圧を発生
し、造粒作用は回転軸3aの周りで継続される
からである。したがつて、回転軸3aの存在お
よびその回転は造粒作用を妨げることは全くな
い。
(c) 流動造粒方式において回転吹落し機を用いる
ことにより、槽内壁に付着する微粉が熱変性を
受けて付着したりすることなく内壁に沿つて落
下するか、あるいはフイルターバツグ4に向け
上昇できる。なぜならば流動造粒方式の造粒製
品は低密度、軟質の50〜500ミクロン程度の不
定形で多孔質のものであるから、これを形造る
微粉も同様の性状を有する微粉である。
したがつて、空気吹落し機によつて充分壁面
から剥がすことができるからである。
換言すれば、本考案は流動造粒方式の装置に
流動造粒を妨げない空気吹落し機方式を選択し
た点に考案のポイントを有する。
【図面の簡単な説明】
(第1実施例) 第1図:本考案装置の断面図、第2図:第1図
−断面図、第3図:第2図−断面図、第
4図:エアーシール部の1例の断面図、 (第2実施例) 第5図:第2実施例の断面図、第6図:流動層
部分の斜視図、 (従来例) 第7図:従来装置の断面図、 第1〜第3図 1……流動造粒槽、1a……流動層形成部、1
b……底板、1c……コーン部、1d……微粉回
収部、2……バインダー噴霧ノズル、3……回転
吹落し機、3a……回転軸、3b……吹落し部、
3c……空気吹出し穴、4……フイルターバツ
ク、5……流動空気用送風機、6……ヒーター、
7……エアーレシーバー、8……排風機、9……
洗浄空気用送風機、10……流動層部吹落し機、
11……エアーシール部 第5〜6図 12……撹拌機、12a……撹拌翼、12b…
…撹拌回転軸、13……製品取出し口、m1……
回転吹落し機3の駆動モータ、m2……撹拌回転
軸12bの駆動モータ 第7図 F……原料粉供給口、A……圧縮空気供給パイ
プ、B……バインダー供給パイプ、P……造粒製
品取出し口、N……槌打装置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 バインダー液を断面円形またはこれに類似形
    状の流動造粒槽1中段部より噴霧し、一方底板
    1bより温風を噴出し、流動層を形成す造粒装
    置において、 その回転軸3aが流動層造粒部分の中央部を
    エアーシールした状態において貫通した後、該
    流動層上部を越えて延び流動造粒槽1の内周壁
    に達し、さらに内周壁に沿つて回転する回転吹
    落し機3を備えて、内周壁に付着する微粉を吹
    落す、 ことを特徴とする流動造粒装置。 流動層部分の回転軸3aに造粒槽1内周壁に
    達する流動層部吹落し機10を突設した回転吹
    落し機3を備えた実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の流動造粒装置。 流動層部分を撹拌する撹拌機12を備えた実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の流動造粒装
    置。
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