JPH03236941A - 強化プラスチック製中空材 - Google Patents
強化プラスチック製中空材Info
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- JPH03236941A JPH03236941A JP2032975A JP3297590A JPH03236941A JP H03236941 A JPH03236941 A JP H03236941A JP 2032975 A JP2032975 A JP 2032975A JP 3297590 A JP3297590 A JP 3297590A JP H03236941 A JPH03236941 A JP H03236941A
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- JP
- Japan
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- layer
- winding
- reinforced plastic
- plastic hollow
- hollow material
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、フィルムやシート等の比較的薄い材料を巻取
るための強化プラスチック製中空材に関するものである
。
るための強化プラスチック製中空材に関するものである
。
(従来の技術)
フィルムやシート等の比較的薄い材料を巻取るためには
、通常管状の中空材が使用される。すなわち、この中空
材は、これに長尺なフィルムやシート等の端部を固定し
た後、この中空材を回転させて当該フィルムやシート等
を巻取る作業に使用され、フィルム等の巻き取り及び保
護に重要な役割を果すものである。そして、このフィル
ムやシート等は当該中空材に巻き取った状態のまま所定
の加工工程に運搬されるのである。
、通常管状の中空材が使用される。すなわち、この中空
材は、これに長尺なフィルムやシート等の端部を固定し
た後、この中空材を回転させて当該フィルムやシート等
を巻取る作業に使用され、フィルム等の巻き取り及び保
護に重要な役割を果すものである。そして、このフィル
ムやシート等は当該中空材に巻き取った状態のまま所定
の加工工程に運搬されるのである。
ところが、このフィルムやシート等が、近年のように非
常に薄いもの(こく最近の技術によれば、0.5μmの
ものも工場生産可能となってきている)や、カセットテ
ープやビデオテープ等の磁気テープのように相当高度な
均質性及び高品質性が要求されるものにあっては、製品
化する前の中空材に巻取る際には、しわの発生防止及び
裂は防止等の相当な注意を必要としてきている。特に、
磁気テープの場合には、製造途中等において静電気が帯
電すると、完成後の製品に微妙な影響を与えるため、な
るべく巻き取り途中に帯電しないようにする必要がある
。しかも、この中空材に刻する巻き取り作業にあっては
、効率化を図るために当該中空材は相当な高速で回転し
なければならない状況にある。
常に薄いもの(こく最近の技術によれば、0.5μmの
ものも工場生産可能となってきている)や、カセットテ
ープやビデオテープ等の磁気テープのように相当高度な
均質性及び高品質性が要求されるものにあっては、製品
化する前の中空材に巻取る際には、しわの発生防止及び
裂は防止等の相当な注意を必要としてきている。特に、
磁気テープの場合には、製造途中等において静電気が帯
電すると、完成後の製品に微妙な影響を与えるため、な
るべく巻き取り途中に帯電しないようにする必要がある
。しかも、この中空材に刻する巻き取り作業にあっては
、効率化を図るために当該中空材は相当な高速で回転し
なければならない状況にある。
このようなフィルムやシート等の各製造工程のうちの特
に巻き取る作業にあっては、これらのフィルムやシート
等が一ヒ述したように非常に繊細なものになってくると
、従来では殆と問題とならなかったことが寂然クローズ
アップされてくる。そのうちの幾つかを含めて、当該中
空材に要求される性質を列記してみると、次のようにな
る。
に巻き取る作業にあっては、これらのフィルムやシート
等が一ヒ述したように非常に繊細なものになってくると
、従来では殆と問題とならなかったことが寂然クローズ
アップされてくる。そのうちの幾つかを含めて、当該中
空材に要求される性質を列記してみると、次のようにな
る。
■この中空材は、」二連したように高速回転されるが、
巻き取り時のフィルム等に対する追随性を良好にするた
めには、回転させたときの慣性モーメントが小さい方が
よく、従って当該中空材の重量は軽いほうがよい。
巻き取り時のフィルム等に対する追随性を良好にするた
めには、回転させたときの慣性モーメントが小さい方が
よく、従って当該中空材の重量は軽いほうがよい。
■この中空材には大量のフィルムやシート等を巻き取る
のであるから、巻き取り完成後の全体重量は相当なもの
になるのであるが、これを運搬するに際しては当該中空
材を利用して行なわれる。
のであるから、巻き取り完成後の全体重量は相当なもの
になるのであるが、これを運搬するに際しては当該中空
材を利用して行なわれる。
また、フィルムやシートをテープ等として製品化するに
あたっては、当該中空材を別の機械に架けて回転させる
が、その運搬や設置作業も当該中空材を利用して行なわ
れる。従って、この中空材そのものには相当な強度が要
求される。
あたっては、当該中空材を別の機械に架けて回転させる
が、その運搬や設置作業も当該中空材を利用して行なわ
れる。従って、この中空材そのものには相当な強度が要
求される。
■この中空材に対するフィルムやシート等の巻き取り途
中に、これらに「しわ」が発生してはならない。「しわ
」が発生すると、この「しわ」自体が製品価値を低下さ
せるだけでなく、その部分においてフィルムやシート等
の次に巻き取られる部分に破損を生じることがある。こ
のことは、特にフィルムやシート等が薄いものの場合に
は顕著である。従って、このような「しわ」が発生しな
いようにするには、当該中空材が回転途中において撓わ
むようなものであってはならない。
中に、これらに「しわ」が発生してはならない。「しわ
」が発生すると、この「しわ」自体が製品価値を低下さ
せるだけでなく、その部分においてフィルムやシート等
の次に巻き取られる部分に破損を生じることがある。こ
のことは、特にフィルムやシート等が薄いものの場合に
は顕著である。従って、このような「しわ」が発生しな
いようにするには、当該中空材が回転途中において撓わ
むようなものであってはならない。
■この中空材に対するフィルムやシート等の巻き取りの
初期から終期に至る間において、当該中空材の温度が相
当変化する可能性がある。これは、搬送されてくるフィ
ルム等が熱を帯びていることや、高速回転という機械的
な条件によって発熱すること等が考えられる。ところが
、フィルム等は上述したように「しわ」が発生してはな
らないのであるが、当該中空材が熱によって伸縮すると
、これが」1記の「シ、わ」の発生原因にもなる。この
熱が回避することができないものであれば、当該中空材
は熱によって伸縮しないもの、すなわち熱膨張係数の小
さいものである必要がある。
初期から終期に至る間において、当該中空材の温度が相
当変化する可能性がある。これは、搬送されてくるフィ
ルム等が熱を帯びていることや、高速回転という機械的
な条件によって発熱すること等が考えられる。ところが
、フィルム等は上述したように「しわ」が発生してはな
らないのであるが、当該中空材が熱によって伸縮すると
、これが」1記の「シ、わ」の発生原因にもなる。この
熱が回避することができないものであれば、当該中空材
は熱によって伸縮しないもの、すなわち熱膨張係数の小
さいものである必要がある。
■また、フィルム等の中空材に対する巻き取り途中にお
いては、静電気が発生することがある。
いては、静電気が発生することがある。
この静電気がフィルム等に帯電すると、これが埃の吸着
を行なう。フィルム等の表面に埃が付着すると、これが
上述した「しわ」と同様な作用、すなわち次に搬送され
てくるフィルム等の破損を生じさせることになり、特に
フィルム等が薄いものの場合にはこれが顕著となる。従
って、静電気による埃の付着を考慮しなければならない
場合には、当該中空材は帯電しないものにする必要があ
る。
を行なう。フィルム等の表面に埃が付着すると、これが
上述した「しわ」と同様な作用、すなわち次に搬送され
てくるフィルム等の破損を生じさせることになり、特に
フィルム等が薄いものの場合にはこれが顕著となる。従
って、静電気による埃の付着を考慮しなければならない
場合には、当該中空材は帯電しないものにする必要があ
る。
■特に、フィルムがカセットテープやビデオテープ等の
磁性体である場合には、静電気の帯電は製品としての価
値を著しく損なう等の由々しき問題となる。従って、こ
のような磁性体フィルムを巻き取るための中空材の場合
は絶対に帯電するものであってはならず、少なくとも静
電気を他に逃すような性質を有するものでなければなら
ない。
磁性体である場合には、静電気の帯電は製品としての価
値を著しく損なう等の由々しき問題となる。従って、こ
のような磁性体フィルムを巻き取るための中空材の場合
は絶対に帯電するものであってはならず、少なくとも静
電気を他に逃すような性質を有するものでなければなら
ない。
■さらに、極めて薄いフィルム等を巻き取る場合を考え
てみると、その巻き取りの最初におけるフィルム等の端
部はいわば上述した「しわ」のような悪影響を次に搬送
されてくるフィルム等に与える。すなわち、このフィル
ムの端部によって次に巻かれるフィルムに段部を形成す
るが、この段部がフィルムの破損を招来することになる
のである。従って、当該中空祠は、フィルム等の巻き取
る初期において、フィルムの端部による段部を吸収して
しまうような弾力性を有するものであるとよい。
てみると、その巻き取りの最初におけるフィルム等の端
部はいわば上述した「しわ」のような悪影響を次に搬送
されてくるフィルム等に与える。すなわち、このフィル
ムの端部によって次に巻かれるフィルムに段部を形成す
るが、この段部がフィルムの破損を招来することになる
のである。従って、当該中空祠は、フィルム等の巻き取
る初期において、フィルムの端部による段部を吸収して
しまうような弾力性を有するものであるとよい。
従来のこの種強化プラスチック製中空材とじては、例え
ば特公昭59−45843号公報にて提案されたものが
ある。この公報にて提案された金属ロールは、 「金属製ロールシェルの内周面に、炭素繊維強化樹脂層
が、該炭素繊維の配列方向と前記金属製ロールシェル軸
方向とが一致する状態で貼り4−Jけられてなるロール
本体と、該ロール本体の端部に嵌着され、かつ、回転支
持軸に係合される金属製ヘッダーとからなる金属ロール
。」 である。ところが、この金属ロールは、その金属製ロー
ルシェルの内周面に炭素樹脂繊維層を形成しなければな
らないのであるが、単純に考えてみても、管材の内周面
に別の部材を固定することは極めて困難なことである。
ば特公昭59−45843号公報にて提案されたものが
ある。この公報にて提案された金属ロールは、 「金属製ロールシェルの内周面に、炭素繊維強化樹脂層
が、該炭素繊維の配列方向と前記金属製ロールシェル軸
方向とが一致する状態で貼り4−Jけられてなるロール
本体と、該ロール本体の端部に嵌着され、かつ、回転支
持軸に係合される金属製ヘッダーとからなる金属ロール
。」 である。ところが、この金属ロールは、その金属製ロー
ルシェルの内周面に炭素樹脂繊維層を形成しなければな
らないのであるが、単純に考えてみても、管材の内周面
に別の部材を固定することは極めて困難なことである。
また、この金属ロールは、その金属製ロールシェルとし
て極薄のアルミニウム管を使用したとあるが、アルミニ
ウム管を基祠とした場合には強度はそれ程確保すること
ができないと考えられる。さらに、この金属ロールは、
その金属製ロールシェルの内周面に炭素樹脂繊維層を形
威しなければならないが、当該金属ロールに熱が加えら
れたとき、両者の材質の差によって内部に応力が発生し
、これによって金属ロール自体が撓わむこともありうる
。このようなことになると、フィルム等の巻き取りは「
しわ」等が発生して良好に行なえないことになる。従っ
て、この金属ロールは、その金属製ロールシェル及びそ
の内周面に形成される炭素樹脂繊維層の材質について相
当な考慮を払わなければならない。
て極薄のアルミニウム管を使用したとあるが、アルミニ
ウム管を基祠とした場合には強度はそれ程確保すること
ができないと考えられる。さらに、この金属ロールは、
その金属製ロールシェルの内周面に炭素樹脂繊維層を形
威しなければならないが、当該金属ロールに熱が加えら
れたとき、両者の材質の差によって内部に応力が発生し
、これによって金属ロール自体が撓わむこともありうる
。このようなことになると、フィルム等の巻き取りは「
しわ」等が発生して良好に行なえないことになる。従っ
て、この金属ロールは、その金属製ロールシェル及びそ
の内周面に形成される炭素樹脂繊維層の材質について相
当な考慮を払わなければならない。
なおこの金属ロールは、」1記の■につぃては全く考慮
されていない。
されていない。
また、特開昭60−63137号公報には、炭素繊維強
化プラスチックス製バイブの製造方法が示されており、
この方法は、 「バイブの軸方向に対し30度以下の低角巻きを50%
以上含む構成の厚内炭素繊維強化プラスチックス製バイ
ブの製造方法について、含浸する樹脂量を20〜35重
量%にコントロールした炭素繊維を所望の構成比で巻き
つけた後、表面に熱収縮テープをラッピング巻きし、加
熱硬化させることを特徴とする炭素繊維強化プラスチッ
クス製バイブの製造方法。」 である。この炭素繊維強化プラスチックス製バイブは、
当該パイプの表面に熱収縮テープをラッピング巻きして
、これを加熱硬化させる必要があるのであるが、このラ
ッピング巻きされた熱収縮テープは加熱硬化されたとき
に完全に滑らかな表面となっている保障は全くない。従
って、上述した■〜■に示したことは、この方法におい
ては全く考慮されていない。
化プラスチックス製バイブの製造方法が示されており、
この方法は、 「バイブの軸方向に対し30度以下の低角巻きを50%
以上含む構成の厚内炭素繊維強化プラスチックス製バイ
ブの製造方法について、含浸する樹脂量を20〜35重
量%にコントロールした炭素繊維を所望の構成比で巻き
つけた後、表面に熱収縮テープをラッピング巻きし、加
熱硬化させることを特徴とする炭素繊維強化プラスチッ
クス製バイブの製造方法。」 である。この炭素繊維強化プラスチックス製バイブは、
当該パイプの表面に熱収縮テープをラッピング巻きして
、これを加熱硬化させる必要があるのであるが、このラ
ッピング巻きされた熱収縮テープは加熱硬化されたとき
に完全に滑らかな表面となっている保障は全くない。従
って、上述した■〜■に示したことは、この方法におい
ては全く考慮されていない。
要するに、従来のこの種強化プラスチック製中空祠にお
ける技術にあっては、上述した■〜■の問題点を全て解
決したものは未だ提案されていなかったのである。
ける技術にあっては、上述した■〜■の問題点を全て解
決したものは未だ提案されていなかったのである。
(発明が解決しようとする課題)
本発明は以上の実状に鑑みてなされたもので、その解決
しようとする課題は、巻き取り物であるフィルムやシー
ト等の薄肉化及び精密化等の高品質化等に対する、従来
のこの種強化プラスチック製中空材の未対処である。
しようとする課題は、巻き取り物であるフィルムやシー
ト等の薄肉化及び精密化等の高品質化等に対する、従来
のこの種強化プラスチック製中空材の未対処である。
そして、本発明の目的とするところは、まず軽量化、硬
度化、耐摩耗性化及び熱膨張率の低減化を果すことがで
きて、帯電防止を図ることができ、しかも、初期におけ
る巻き取りをフィルム等の巻き取る物に全く影響を与え
ることなく行なうことができる強化プラスチック製中空
材を提供することにある。
度化、耐摩耗性化及び熱膨張率の低減化を果すことがで
きて、帯電防止を図ることができ、しかも、初期におけ
る巻き取りをフィルム等の巻き取る物に全く影響を与え
ることなく行なうことができる強化プラスチック製中空
材を提供することにある。
(課題を解決するための手段)
以上の課題を解決するために本発明が採った手段は、実
施例に対応する第1図〜第5図を参照して説明すると、 「プリプレグ化した繊維を巻回して形成される強化プラ
スチック製中空材であって、 芯金(11)にクロスを巻回することによって形成され
る基材層(12)と、 この基材層(12)の表面に繊維(13)を芯金(11
)の軸方向に対して所定の角度で傾斜させた状態で巻回
することによって形威される第一ワインディング層(1
4)と、 この第一ワインディング層(14)の表面に、繊維(1
3)を前記角度とは異なる角度で傾斜させた状態で巻回
することによって形威される第二ワインディング層(1
5)と、 この第二ワインディング層(15)の更に表面に、ゴム
等の弾性材料を被覆することによって形威した弾性層(
17)とを備え、 これらの基材層(12)、第一ワインディング層(14
)、第二ワインディング層(15)及び弾性層(17)
が互いに一体的に硬化されたものとするとともに、弾性
層(17)を、その少なくとも表面側が導電性を有した
ものとして構成したことを特徴とする強化プラスチック
製中空材(10)J である。
施例に対応する第1図〜第5図を参照して説明すると、 「プリプレグ化した繊維を巻回して形成される強化プラ
スチック製中空材であって、 芯金(11)にクロスを巻回することによって形成され
る基材層(12)と、 この基材層(12)の表面に繊維(13)を芯金(11
)の軸方向に対して所定の角度で傾斜させた状態で巻回
することによって形威される第一ワインディング層(1
4)と、 この第一ワインディング層(14)の表面に、繊維(1
3)を前記角度とは異なる角度で傾斜させた状態で巻回
することによって形威される第二ワインディング層(1
5)と、 この第二ワインディング層(15)の更に表面に、ゴム
等の弾性材料を被覆することによって形威した弾性層(
17)とを備え、 これらの基材層(12)、第一ワインディング層(14
)、第二ワインディング層(15)及び弾性層(17)
が互いに一体的に硬化されたものとするとともに、弾性
層(17)を、その少なくとも表面側が導電性を有した
ものとして構成したことを特徴とする強化プラスチック
製中空材(10)J である。
すなわち、この強化プラスチック製中空材(10)は、
各基祠層(12)、第一ワインディング層(14)及び
第二ワインディング層(15)をガラス繊維あるいはカ
ーボン繊維等を主として使用し、これらを樹脂によって
接合硬化させて一体的に形威したものであり、特に第一
ワインディング層(14)と第二ワインディング層(1
5)とのワインディング角度を変えたものである。
各基祠層(12)、第一ワインディング層(14)及び
第二ワインディング層(15)をガラス繊維あるいはカ
ーボン繊維等を主として使用し、これらを樹脂によって
接合硬化させて一体的に形威したものであり、特に第一
ワインディング層(14)と第二ワインディング層(1
5)とのワインディング角度を変えたものである。
そして、この強化プラスチック製中空材(10)は、弾
力性を有し、少なくともその表面に導電性を有する弾性
層(17)を形威したものである。この弾性層(17)
は、基材層(12)及び両ワインディング層(14)(
15)と、単なる加熱あるいは加熱加圧によって一体化
されるものであり、実施例にて示す如く、その全体に導
電性を有する微粉末材料を混入するか、あるいは単なる
弾性伺料の表面に導電層(16)を形成することによっ
て、少なくともその表面に導電性をもたせたものである
。
力性を有し、少なくともその表面に導電性を有する弾性
層(17)を形威したものである。この弾性層(17)
は、基材層(12)及び両ワインディング層(14)(
15)と、単なる加熱あるいは加熱加圧によって一体化
されるものであり、実施例にて示す如く、その全体に導
電性を有する微粉末材料を混入するか、あるいは単なる
弾性伺料の表面に導電層(16)を形成することによっ
て、少なくともその表面に導電性をもたせたものである
。
(発明の作用)
本発明が以上のような手段を採ることによって、この強
化プラスチック製中空材(10)は次のような作用を有
している。
化プラスチック製中空材(10)は次のような作用を有
している。
まず、この強化プラスチック製中空材(10)にあって
は、その全体かガラスあるいはカーボン等からなる繊維
と樹脂によって形威しであるので、その全体の重量はこ
れらの材料によって決定されている、すなわち従来の金
属を使用したものに比して軽量化されているのである。
は、その全体かガラスあるいはカーボン等からなる繊維
と樹脂によって形威しであるので、その全体の重量はこ
れらの材料によって決定されている、すなわち従来の金
属を使用したものに比して軽量化されているのである。
それだけではなく、この強化プラスチック製中空材(l
O)は基材層(12)の上面にガラスあるいはカーボン
繊維(13)等を順次巻回し、しかも第一ワインディン
グ層(14)と第二ワインディング層(15)とでその
ワインディング角度を変えたから、各第一ワインディン
グ層(14)及び第二ワインディング層(15)の間の
隙間が完全に埋められているとともに、その外形が真円
に近いものとなっている。従って、この強化プラスチッ
ク製中空材(10)の各部分にあっては均質な質量を有
していることになるから、これを高速回転させた場合で
あっても「ブレ」は全く生じないようになっている。
O)は基材層(12)の上面にガラスあるいはカーボン
繊維(13)等を順次巻回し、しかも第一ワインディン
グ層(14)と第二ワインディング層(15)とでその
ワインディング角度を変えたから、各第一ワインディン
グ層(14)及び第二ワインディング層(15)の間の
隙間が完全に埋められているとともに、その外形が真円
に近いものとなっている。従って、この強化プラスチッ
ク製中空材(10)の各部分にあっては均質な質量を有
していることになるから、これを高速回転させた場合で
あっても「ブレ」は全く生じないようになっている。
また、この強化プラスチック製中空材(10)は、カー
ボンクロスあるいはガラスクロス等によって形成される
基材層(12)と、この基材層(]2)上にガラスある
いはカーボン等からなる繊維(13)によって形成され
る第一ワインディング層(14)及び第二ワインティン
グ層(15)とによって主に構成されているから、これ
らの基材層(12)、第一ワインディング層(14)及
び第二ワインディング層(15)によって全体としては
高い強度を有したものとなっている。しかも、これらカ
ーボンクロスあるいはガラスクロス等、ガラスあるいは
カーボン等からなる繊維(13)、及びこれらを密着さ
せる樹脂はそれぞれの熱膨張率が低いものであるから、
当該強化プラスチック製中空材(10)の各層における
熱膨張率は低下されており、従って熱が加えられ、ある
いは温度差の激しい状態のもとにおかれたとしても、そ
の内部に応力を生じさせることはない。さらに、この強
化プラスチック製中空材(10)は、各材料を順次上方
に巻回していくことにより形成可能となっているから、
その製造を容易に行なえるものとなっている。なお、こ
の強化プラスチック製中空材(10)は非常に高い強度
を有していることから、耐摩耗性に優れていることは勿
論である。
ボンクロスあるいはガラスクロス等によって形成される
基材層(12)と、この基材層(]2)上にガラスある
いはカーボン等からなる繊維(13)によって形成され
る第一ワインディング層(14)及び第二ワインティン
グ層(15)とによって主に構成されているから、これ
らの基材層(12)、第一ワインディング層(14)及
び第二ワインディング層(15)によって全体としては
高い強度を有したものとなっている。しかも、これらカ
ーボンクロスあるいはガラスクロス等、ガラスあるいは
カーボン等からなる繊維(13)、及びこれらを密着さ
せる樹脂はそれぞれの熱膨張率が低いものであるから、
当該強化プラスチック製中空材(10)の各層における
熱膨張率は低下されており、従って熱が加えられ、ある
いは温度差の激しい状態のもとにおかれたとしても、そ
の内部に応力を生じさせることはない。さらに、この強
化プラスチック製中空材(10)は、各材料を順次上方
に巻回していくことにより形成可能となっているから、
その製造を容易に行なえるものとなっている。なお、こ
の強化プラスチック製中空材(10)は非常に高い強度
を有していることから、耐摩耗性に優れていることは勿
論である。
また、この強化プラスチック製中空材(10)にあって
は、その少なくとも表面に導電性を有する弾性層(17
)によって次のような作用をも有している。すなわち、
この強化プラスチック製中空材(lO)の弾性層(17
)にあっては、これが一番外層に位置しかつ導電性を有
しているから、この弾性層(17)に直接触れるカセッ
トあるいはビデオテープ等の磁気テープに帯電した磁気
を、当該磁気テープに直接何かを触れさせることなく、
この弾性層(17)を介して間接的に外部に逃すことが
可能となっているのである。しかも、この弾性層(17
)を形成するに際しては、これにカーボン、金属粉等の
導電性飼料を混入するか、この弾性層(17)の表面に
導電層(16)を単に形成するのみでよいから、この強
化プラスチック製中空+4’(10)自体の特性を変え
ることなく極めて容易に製造可能となっているのである
。
は、その少なくとも表面に導電性を有する弾性層(17
)によって次のような作用をも有している。すなわち、
この強化プラスチック製中空材(lO)の弾性層(17
)にあっては、これが一番外層に位置しかつ導電性を有
しているから、この弾性層(17)に直接触れるカセッ
トあるいはビデオテープ等の磁気テープに帯電した磁気
を、当該磁気テープに直接何かを触れさせることなく、
この弾性層(17)を介して間接的に外部に逃すことが
可能となっているのである。しかも、この弾性層(17
)を形成するに際しては、これにカーボン、金属粉等の
導電性飼料を混入するか、この弾性層(17)の表面に
導電層(16)を単に形成するのみでよいから、この強
化プラスチック製中空+4’(10)自体の特性を変え
ることなく極めて容易に製造可能となっているのである
。
さらに、この強化プラスチック製中空祠(10)にあっ
ては、その弾性層(]7)によって次のような作用をも
有している。すなわち、この強化プラスチック製中空材
(lO)の弾性層(17)にあっては、これが一番外層
に位置しかつ弾力性を有しているから、この弾性層(1
7)に直接触れるフィルムまたはシートの端部を内部に
埋め込ませることが可能となっているのである。すなわ
ち、フィルムまたはシートの端部が一番始めにはいわば
その分盛り上っていたとしても、次に巻回されるフィル
ムまたはシートがこれを押え付けることによって、当該
フィルムまたはシートの端部は弾性層(17)内に沈み
込むことになるのである。これにより、巻回されるフィ
ルムまたはシートが薄いものであったとしても、このフ
ィルムまたはシートの端部によって形成される「しわ」
の発生を防止することが可能なのである。なお、このよ
うに弾性層(17)が弾力性のあるものであるから、当
該強化プラスチック製中空材(10)を所定長さの輪切
りにして、これら強化プラスチック製中空材(10)の
各部分を他の機械の各種ローラとして使用した場合、高
い真円度、高い強度、耐摩耗性及び熱膨張率の低さから
、相当有用なものとなる可能性を含んでいる。
ては、その弾性層(]7)によって次のような作用をも
有している。すなわち、この強化プラスチック製中空材
(lO)の弾性層(17)にあっては、これが一番外層
に位置しかつ弾力性を有しているから、この弾性層(1
7)に直接触れるフィルムまたはシートの端部を内部に
埋め込ませることが可能となっているのである。すなわ
ち、フィルムまたはシートの端部が一番始めにはいわば
その分盛り上っていたとしても、次に巻回されるフィル
ムまたはシートがこれを押え付けることによって、当該
フィルムまたはシートの端部は弾性層(17)内に沈み
込むことになるのである。これにより、巻回されるフィ
ルムまたはシートが薄いものであったとしても、このフ
ィルムまたはシートの端部によって形成される「しわ」
の発生を防止することが可能なのである。なお、このよ
うに弾性層(17)が弾力性のあるものであるから、当
該強化プラスチック製中空材(10)を所定長さの輪切
りにして、これら強化プラスチック製中空材(10)の
各部分を他の機械の各種ローラとして使用した場合、高
い真円度、高い強度、耐摩耗性及び熱膨張率の低さから
、相当有用なものとなる可能性を含んでいる。
(実施例)
次に、本発明に係る強化プラスチック製中空材(10)
の実施例について、その製造方法も加味しながら、図面
を参照して順次説明する。
の実施例について、その製造方法も加味しながら、図面
を参照して順次説明する。
第1図には、本発明に係る強化プラスチック製中空材(
10)の部分破断斜視図が示してあり、この強化プラス
チック製中空材(10)は主として基材層(12)、第
一ワインディング層(14)及び第二ワインディング層
(15)とからなっている。
10)の部分破断斜視図が示してあり、この強化プラス
チック製中空材(10)は主として基材層(12)、第
一ワインディング層(14)及び第二ワインディング層
(15)とからなっている。
基材層(12)は、中心物となる芯金(11)に、プリ
プレグ化されたガラスクロスあるいはカーボンクロス等
を2層に巻回して槽底されているもので、この基材層(
12)は完成後の強化プラスチック製中空材(10)の
内面を滑らかにしかつ内径精度を上げるためのものであ
る。この場合、芯金(11)は当然真円に近いものが使
用され、その表面には必要に応じて離型剤が塗布される
。離型剤を塗布するのは、完成後の強化プラスチック製
中空材(10)からこの芯金(11)を抜き取る場合に
、その作業を容易に行なえるようにするためである。
プレグ化されたガラスクロスあるいはカーボンクロス等
を2層に巻回して槽底されているもので、この基材層(
12)は完成後の強化プラスチック製中空材(10)の
内面を滑らかにしかつ内径精度を上げるためのものであ
る。この場合、芯金(11)は当然真円に近いものが使
用され、その表面には必要に応じて離型剤が塗布される
。離型剤を塗布するのは、完成後の強化プラスチック製
中空材(10)からこの芯金(11)を抜き取る場合に
、その作業を容易に行なえるようにするためである。
また、基材層(12)を芯金(11)に対して巻回する
には、その布目が芯金(11)に対し7て斜めになるよ
うに配置してなされる。その理由は、この基祠層(12
)上に後述の第一ワインディング層(14)をその上に
巻回していく場合に、この巻回途中において基材層(1
2)がほぐれないようにするためである。
には、その布目が芯金(11)に対し7て斜めになるよ
うに配置してなされる。その理由は、この基祠層(12
)上に後述の第一ワインディング層(14)をその上に
巻回していく場合に、この巻回途中において基材層(1
2)がほぐれないようにするためである。
さらに、この実施例においては、基祠層(12)の巻き
数を2回としたがこれに限るものではなく、次に述べる
ように、1回でもよくまた3回以上であってもよい。こ
の基祠層(12)は、強化プラスチック製中空材(10
)として完成した後における強度を保障するというより
はむし7ろ、次の第一ワインディング層(14)及び第
二ワインディング層(15)の巻回作業を容易かつ確実
にするものであり、例えば強化プラスチック製中空材(
10)自体の径が小さい場合には1回でよいし、一方、
当該強化プラスチック製中空材(10)の径が大きい場
合には3回以上巻回すればよいのである。なお、この強
化プラスチック製中空+4’(10)としては、その最
終的な直径が略5mm〜300mmと相当幅の広いもの
が製造されるのである。
数を2回としたがこれに限るものではなく、次に述べる
ように、1回でもよくまた3回以上であってもよい。こ
の基祠層(12)は、強化プラスチック製中空材(10
)として完成した後における強度を保障するというより
はむし7ろ、次の第一ワインディング層(14)及び第
二ワインディング層(15)の巻回作業を容易かつ確実
にするものであり、例えば強化プラスチック製中空材(
10)自体の径が小さい場合には1回でよいし、一方、
当該強化プラスチック製中空材(10)の径が大きい場
合には3回以上巻回すればよいのである。なお、この強
化プラスチック製中空+4’(10)としては、その最
終的な直径が略5mm〜300mmと相当幅の広いもの
が製造されるのである。
第一ワインディング層(14)は、芯金(11)ととも
に回転される基材層(12)の」−面に、繊維(13)
を順次巻回(ワインディング)することによって形成さ
れる。この第一ワインディング層(14)を形成する繊
維(13)は、ガラス、カーボン等の無機繊維あるいは
ナイロン等の合成繊維によって形成されたものであり、
巻回される以前にプリプレグ化されている。勿論、この
巻回にあたっては、各繊維(13)に所定の張力を付し
た状態で行なわれる。そして、この第一ワインディング
層(14)を形成する繊維(13)の芯金(11)軸心
に対する傾斜角度は、本実施例の場合45度であるが、
これはあくまでも原則であり、この傾斜角度は必要に応
じて変更して実施する。この傾斜角度で芯金(11)の
一端側から他端側に向けて所定の隙間で巻回し、他端に
致ると今度は逆の傾斜角度(135度)で同様な巻回作
業を順次行なっていく。このような巻回によて形成され
た層(繊維(13)の−回巻きを1層とする)は、本実
施例にあっては6層であった。この第一ワインディング
層(14)が、当該強化プラスチック製中空材(10)
の強度等を山ず主たる部分となるから、繊維(13)に
よって形成される層の数はもっと多くてもよいが、径の
小さい強化プラスチック製中空材(10)を形成する場
合には少なくてもよい。
に回転される基材層(12)の」−面に、繊維(13)
を順次巻回(ワインディング)することによって形成さ
れる。この第一ワインディング層(14)を形成する繊
維(13)は、ガラス、カーボン等の無機繊維あるいは
ナイロン等の合成繊維によって形成されたものであり、
巻回される以前にプリプレグ化されている。勿論、この
巻回にあたっては、各繊維(13)に所定の張力を付し
た状態で行なわれる。そして、この第一ワインディング
層(14)を形成する繊維(13)の芯金(11)軸心
に対する傾斜角度は、本実施例の場合45度であるが、
これはあくまでも原則であり、この傾斜角度は必要に応
じて変更して実施する。この傾斜角度で芯金(11)の
一端側から他端側に向けて所定の隙間で巻回し、他端に
致ると今度は逆の傾斜角度(135度)で同様な巻回作
業を順次行なっていく。このような巻回によて形成され
た層(繊維(13)の−回巻きを1層とする)は、本実
施例にあっては6層であった。この第一ワインディング
層(14)が、当該強化プラスチック製中空材(10)
の強度等を山ず主たる部分となるから、繊維(13)に
よって形成される層の数はもっと多くてもよいが、径の
小さい強化プラスチック製中空材(10)を形成する場
合には少なくてもよい。
第二ワインディング層(15)は、基本的には第一ワイ
ンディング層(14)を形成する場合と同様な方法によ
って形成されるが、その芯金(11)に対する傾斜角度
及び巻き数において異なる。すなわち、この第二ワイン
ディング層(15)を形成する繊維(13)の傾斜角度
は本実施例にあっては略75度であり、またその巻き数
は3層である。この傾斜角度で、上述の第一ワインディ
ング層(14)の場合と同様に、芯金(11)の一端側
から他端側に向けて所定の隙間で巻回し、他端に致ると
今度は逆の傾斜角度(略105度)で同様な巻回作業を
順次行なっていく。このように、繊維(13)の傾斜角
度を第一ワインディング層(14)の場合に比較して変
更したのは、第一ワインディング層(14)を形成して
いる繊維(13)の各隙間を埋め尽くす必要があるから
である。すなわち、第一ワインディング層(14)を形
成している繊維(13)の交差部分以外の部分で何等か
の原因によって隙間が出きている場合であっても、その
4二から傾斜角度の異なる繊維(13)を巻回すること
によって、この隙間は完全に埋めることができるからで
ある。また、第二ワインディング層(15)の巻き数を
3層として、第一ワインディング層(14)の場合より
少なくしたのは、この第二ワインディング層(15)は
強化プラスチック製中空材(lO)としての強度を保障
するものではなく、完成後の強化プラスチック製中空材
(10)の表面が完全に滑らかなものとするためのもの
であり、従ってこの第二ワインディング層(15)によ
って強化プラスチック製中空材(10)の表面が滑らか
なものとなるのであれば本実施例の場合より少ない回数
であってもよいものである。
ンディング層(14)を形成する場合と同様な方法によ
って形成されるが、その芯金(11)に対する傾斜角度
及び巻き数において異なる。すなわち、この第二ワイン
ディング層(15)を形成する繊維(13)の傾斜角度
は本実施例にあっては略75度であり、またその巻き数
は3層である。この傾斜角度で、上述の第一ワインディ
ング層(14)の場合と同様に、芯金(11)の一端側
から他端側に向けて所定の隙間で巻回し、他端に致ると
今度は逆の傾斜角度(略105度)で同様な巻回作業を
順次行なっていく。このように、繊維(13)の傾斜角
度を第一ワインディング層(14)の場合に比較して変
更したのは、第一ワインディング層(14)を形成して
いる繊維(13)の各隙間を埋め尽くす必要があるから
である。すなわち、第一ワインディング層(14)を形
成している繊維(13)の交差部分以外の部分で何等か
の原因によって隙間が出きている場合であっても、その
4二から傾斜角度の異なる繊維(13)を巻回すること
によって、この隙間は完全に埋めることができるからで
ある。また、第二ワインディング層(15)の巻き数を
3層として、第一ワインディング層(14)の場合より
少なくしたのは、この第二ワインディング層(15)は
強化プラスチック製中空材(lO)としての強度を保障
するものではなく、完成後の強化プラスチック製中空材
(10)の表面が完全に滑らかなものとするためのもの
であり、従ってこの第二ワインディング層(15)によ
って強化プラスチック製中空材(10)の表面が滑らか
なものとなるのであれば本実施例の場合より少ない回数
であってもよいものである。
また、この強化プラスチック製中空材(10)にあって
は、その第二ワインディング層(15)の外側に弾性層
(17)が形成しである。この弾性層(17)は、天然
ゴム、あるいはスチレンゴム、プロピレンゴム等の合成
ゴムを材料とし、これらの生ゴムを第二ワインディング
層(15)の外層に添着した後、加熱及び加圧あるいは
加熱加圧することによって加硫して形成する。生ゴムの
添着は、所定厚さのシート状生ゴムを必要回数巻き付け
て所定厚さのものにするとよい。シート状の生ゴムを使
用するのは、表面仕上げが全く不要となるか、あるいは
簡単な仕上げで済むので有利だからである。
は、その第二ワインディング層(15)の外側に弾性層
(17)が形成しである。この弾性層(17)は、天然
ゴム、あるいはスチレンゴム、プロピレンゴム等の合成
ゴムを材料とし、これらの生ゴムを第二ワインディング
層(15)の外層に添着した後、加熱及び加圧あるいは
加熱加圧することによって加硫して形成する。生ゴムの
添着は、所定厚さのシート状生ゴムを必要回数巻き付け
て所定厚さのものにするとよい。シート状の生ゴムを使
用するのは、表面仕上げが全く不要となるか、あるいは
簡単な仕上げで済むので有利だからである。
ここで重要なことは、この弾性層(エフ)を、その少な
くとも表面が導電性を有しているものとすることである
が、そのためには、大別して次の二つの方法かある。ま
ず、第一の方法は、前述の弾性層(17)とすべき天然
ゴムあるいは合成ゴム材料中に、導電性を有する微粉末
材料、例えばカーボンパラター、銅や鉄等の金属パラタ
ー等を十分混入して混練しておいてから、この弾性層(
17)を形成する方法である。このようにすれば、弾性
層(17)の全体が導電性を有するものとなるだけでな
く、その製造自体が容易となる。このよ・うに形成した
強化プラスチック製中空材(10)の部分断面図が第3
図に示しである。
くとも表面が導電性を有しているものとすることである
が、そのためには、大別して次の二つの方法かある。ま
ず、第一の方法は、前述の弾性層(17)とすべき天然
ゴムあるいは合成ゴム材料中に、導電性を有する微粉末
材料、例えばカーボンパラター、銅や鉄等の金属パラタ
ー等を十分混入して混練しておいてから、この弾性層(
17)を形成する方法である。このようにすれば、弾性
層(17)の全体が導電性を有するものとなるだけでな
く、その製造自体が容易となる。このよ・うに形成した
強化プラスチック製中空材(10)の部分断面図が第3
図に示しである。
第4図には第二の方法によって弾性層(17)を形成し
た例が示しであるが、この例においては単なるゴム材料
からなる層を、第二ワインディング層(15)の外層に
形成し、さらにその表面に、メツキあるいは金属箔等の
導電性林料からなる導電層(16)を形成したものであ
る。すなわち、この導電層(16)の弾性層(17)に
対する形成は、弾性層(17)の表面にメツキ等の方法
によって直接的に形成するか、あるいは導電性を有する
金属箔を貼り付ける等の方法によって行ってもよいもの
である。この方法によって弾性層(17)を形成するこ
とは、まずゴム層を形成しておいてから導電層(16)
を形成すればよいから、その製造を非常に簡単に行える
ものである。
た例が示しであるが、この例においては単なるゴム材料
からなる層を、第二ワインディング層(15)の外層に
形成し、さらにその表面に、メツキあるいは金属箔等の
導電性林料からなる導電層(16)を形成したものであ
る。すなわち、この導電層(16)の弾性層(17)に
対する形成は、弾性層(17)の表面にメツキ等の方法
によって直接的に形成するか、あるいは導電性を有する
金属箔を貼り付ける等の方法によって行ってもよいもの
である。この方法によって弾性層(17)を形成するこ
とは、まずゴム層を形成しておいてから導電層(16)
を形成すればよいから、その製造を非常に簡単に行える
ものである。
弾性層(17)の少なくとも表面に導電性をもたせる方
法として、前述の二つの代表例の他に次のような方法も
ある。すなわち、ガラス繊維(13)等の繊維の表面に
金属を付加またはメツキしたものまたは金属繊維を、前
述の弾性層(17)を構成するゴム等の材料中に入れる
ことである。これにより、弾性層(17)上に一部露出
した金属を含む繊維を介して導電性が確保されるのであ
る。
法として、前述の二つの代表例の他に次のような方法も
ある。すなわち、ガラス繊維(13)等の繊維の表面に
金属を付加またはメツキしたものまたは金属繊維を、前
述の弾性層(17)を構成するゴム等の材料中に入れる
ことである。これにより、弾性層(17)上に一部露出
した金属を含む繊維を介して導電性が確保されるのであ
る。
なお、以上のように形成した強化プラスチック製中空材
(10)にあっては、その各表面仕上げをする前に、す
なわち各層及び各被膜が硬化した後において、芯金(1
1)が抜き出される。この芯金(11)の抜き出しは、
当該芯金(11)に離型剤が塗布してあればより一層良
好に行なうことができるものであり、各層の端部を係止
部材に係止させた状態で芯金(11)を機械によって強
制的に引き抜くことによって行なわれる。その後にこれ
ら各強化プラスチック製中空材(10)はその表面仕上
げがなされるとともに、強化プラスチック製中空材(1
0)の不要な端部を切断して完成品とされるのである。
(10)にあっては、その各表面仕上げをする前に、す
なわち各層及び各被膜が硬化した後において、芯金(1
1)が抜き出される。この芯金(11)の抜き出しは、
当該芯金(11)に離型剤が塗布してあればより一層良
好に行なうことができるものであり、各層の端部を係止
部材に係止させた状態で芯金(11)を機械によって強
制的に引き抜くことによって行なわれる。その後にこれ
ら各強化プラスチック製中空材(10)はその表面仕上
げがなされるとともに、強化プラスチック製中空材(1
0)の不要な端部を切断して完成品とされるのである。
以上のように構成した当該強化プラスチック製中空材(
10)の心円度は6/100であって従来のものの心円
度15/100よりその精度が向上しており、またその
ヤング率は1800kgf/mmであった。また、繊維
(13)としてカーボンフィラメントを使用し、これの
強化プラスチック製中空材(10)全体に占める割合を
変化させた場合の熱膨張係数を計測した結果、第5図に
示すようになった。
10)の心円度は6/100であって従来のものの心円
度15/100よりその精度が向上しており、またその
ヤング率は1800kgf/mmであった。また、繊維
(13)としてカーボンフィラメントを使用し、これの
強化プラスチック製中空材(10)全体に占める割合を
変化させた場合の熱膨張係数を計測した結果、第5図に
示すようになった。
(発明の効果)
以上詳述した通り、この発明に係る強化プラスチック製
中空材(10)においては、上記実施例にて例示したご
とく、まず、各基材層(12)、第一ワインディング層
(14)及び第二ワインディング層(15)をカーボン
あるいはガラス製等の繊維(13)を使用するとともに
、これらの各基材層(12)、第一ワインディング層(
14)及び第二ワインディング層(15)を樹脂によっ
て一体的に硬化させて構成したから、この強化プラスチ
ック製中空材(10)は比較的軽量でかつ高い強度を有
したものとなっており、これを高速回転させてその表面
にフィルムやシート等を巻回するに際して撓んだりブし
たりすることはなく、フィルムやシート等の巻回時にこ
れらの追随性を良好にしている。また、この強化プラス
チック製中空材(10)は、その全ての材料を熱膨張係
数の小さいものを使用したから、上記のこととも合わせ
てフィルムやシート等に「シワ」や破損部分を生じさせ
ることなくこれらを確実に巻回することかできるのであ
る。
中空材(10)においては、上記実施例にて例示したご
とく、まず、各基材層(12)、第一ワインディング層
(14)及び第二ワインディング層(15)をカーボン
あるいはガラス製等の繊維(13)を使用するとともに
、これらの各基材層(12)、第一ワインディング層(
14)及び第二ワインディング層(15)を樹脂によっ
て一体的に硬化させて構成したから、この強化プラスチ
ック製中空材(10)は比較的軽量でかつ高い強度を有
したものとなっており、これを高速回転させてその表面
にフィルムやシート等を巻回するに際して撓んだりブし
たりすることはなく、フィルムやシート等の巻回時にこ
れらの追随性を良好にしている。また、この強化プラス
チック製中空材(10)は、その全ての材料を熱膨張係
数の小さいものを使用したから、上記のこととも合わせ
てフィルムやシート等に「シワ」や破損部分を生じさせ
ることなくこれらを確実に巻回することかできるのであ
る。
また、この強化プラスチック製中空材(10)にあって
は、第二ワインディング層(15)の外側に導電性を有
する弾性層(17)を形成したから、この弾性層(17
)によって当該強化プラスチック製中空材(10)は導
電性に優れたものとなっている。従って、この強化プラ
スチック製中空材(10)は静電気が帯電することはな
く、その表面に埃が付着するのを防止することができる
とともに、当該強化プラスチック製中空材(10)はカ
セットテープやビデオテープ等の製造する場合に磁気材
料をコーティングする前の原反フィルム等を巻回するに
際して最適な芯材となっている。
は、第二ワインディング層(15)の外側に導電性を有
する弾性層(17)を形成したから、この弾性層(17
)によって当該強化プラスチック製中空材(10)は導
電性に優れたものとなっている。従って、この強化プラ
スチック製中空材(10)は静電気が帯電することはな
く、その表面に埃が付着するのを防止することができる
とともに、当該強化プラスチック製中空材(10)はカ
セットテープやビデオテープ等の製造する場合に磁気材
料をコーティングする前の原反フィルム等を巻回するに
際して最適な芯材となっている。
さらに、この強化プラスチック製中空材(10)にあっ
ては、その弾性層(17)によって当該強化プラスチッ
ク製中空材(10)の表面において多少の弾力性を有し
たものとなっている。従って、この強化プラスチック製
中空材(10)はその表面にフィルムやシート等を巻回
するに際して、これらフィルムやシート等の一番最初の
端部が断部を形成していたとしても、これを弾性層(1
7)の弾力性によって吸収するから、フィルムやシート
等の巻回を例え高速回転によって行なったとしても、当
該強化プラスチック製中空材(10)はフィルムやシー
ト等に損傷を与えることなく確実な巻回をすることがで
きるものである。また、この強化プラスチック製中空材
(10)の表面に例え埃が付着したとしても、上記のフ
ィルムやシート等の端部と同様にこれを吸収してしまう
から、埃等の付着によるフィルムやシート等の破損を確
実に防止することができるものである。
ては、その弾性層(17)によって当該強化プラスチッ
ク製中空材(10)の表面において多少の弾力性を有し
たものとなっている。従って、この強化プラスチック製
中空材(10)はその表面にフィルムやシート等を巻回
するに際して、これらフィルムやシート等の一番最初の
端部が断部を形成していたとしても、これを弾性層(1
7)の弾力性によって吸収するから、フィルムやシート
等の巻回を例え高速回転によって行なったとしても、当
該強化プラスチック製中空材(10)はフィルムやシー
ト等に損傷を与えることなく確実な巻回をすることがで
きるものである。また、この強化プラスチック製中空材
(10)の表面に例え埃が付着したとしても、上記のフ
ィルムやシート等の端部と同様にこれを吸収してしまう
から、埃等の付着によるフィルムやシート等の破損を確
実に防止することができるものである。
第1図は本発明に係る強化プラスチック製中空材の概略
構成を示す一部破断斜視図、第2図は本発明に係る強化
プラスチック製中空材を製造する場合に使用される装置
の概略構成を示した正面図第3図は本発明に係る強化プ
ラスチック製中空材の部分拡大断面図、第4図は他の強
化プラスチック製中空制の部分拡大断面図、第5図はカ
ーボン繊維の量による強化プラスチック製中空材の熱膨
張変化を示したグラフである。 符 号 の 説 明 10・・・強化プラスチック製中空材、11・・・芯金
、12・・基材層、13・・繊維、14 第一ワイン
ディング層、15・・・第二ワインディング層、16・
・・導電層、17・・・弾性層。 以 上
構成を示す一部破断斜視図、第2図は本発明に係る強化
プラスチック製中空材を製造する場合に使用される装置
の概略構成を示した正面図第3図は本発明に係る強化プ
ラスチック製中空材の部分拡大断面図、第4図は他の強
化プラスチック製中空制の部分拡大断面図、第5図はカ
ーボン繊維の量による強化プラスチック製中空材の熱膨
張変化を示したグラフである。 符 号 の 説 明 10・・・強化プラスチック製中空材、11・・・芯金
、12・・基材層、13・・繊維、14 第一ワイン
ディング層、15・・・第二ワインディング層、16・
・・導電層、17・・・弾性層。 以 上
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 プリプレグ化した繊維を巻回して形成される強化プラス
チック製中空材であって、 芯金にクロスを巻回することによって形成される基材層
と、 この基材層の表面に繊維を前記芯金の軸方向に対して所
定の角度で傾斜させた状態で巻回することによって形成
される第一ワインディング層と、この第一ワインディン
グ層の表面に前記繊維を前記角度とは異なる角度で傾斜
させた状態で巻回することによって形成される第二ワイ
ンディング層と、 この第二ワインディング層の更に表面に、ゴム等の弾性
材料を被覆することによって形成した弾性層とを備え、 これらの基材層、第一ワインディング層、第二ワインデ
ィング層及び弾性層が互いに一体的に硬化されたものと
するとともに、 前記弾性層を、その少なくとも表面側が導電性を有した
ものとして構成したことを特徴とする強化プラスチック
製中空材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2032975A JPH03236941A (ja) | 1990-02-14 | 1990-02-14 | 強化プラスチック製中空材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2032975A JPH03236941A (ja) | 1990-02-14 | 1990-02-14 | 強化プラスチック製中空材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03236941A true JPH03236941A (ja) | 1991-10-22 |
Family
ID=12373893
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2032975A Pending JPH03236941A (ja) | 1990-02-14 | 1990-02-14 | 強化プラスチック製中空材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH03236941A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006308441A (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Sokkia Co Ltd | 光波距離計 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62117732A (ja) * | 1985-11-19 | 1987-05-29 | Tenryu Kogyo Kk | 強化プラスチック製巻芯 |
-
1990
- 1990-02-14 JP JP2032975A patent/JPH03236941A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62117732A (ja) * | 1985-11-19 | 1987-05-29 | Tenryu Kogyo Kk | 強化プラスチック製巻芯 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006308441A (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Sokkia Co Ltd | 光波距離計 |
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