JPH03250866A - 画像読取装置およびこの画像読取装置を用いるファクシミリ装置 - Google Patents

画像読取装置およびこの画像読取装置を用いるファクシミリ装置

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JPH03250866A
JPH03250866A JP2401420A JP40142090A JPH03250866A JP H03250866 A JPH03250866 A JP H03250866A JP 2401420 A JP2401420 A JP 2401420A JP 40142090 A JP40142090 A JP 40142090A JP H03250866 A JPH03250866 A JP H03250866A
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Morihiro Katsurada
守啓 桂田
Sadaaki Shimonaga
霜永 禎章
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[0001]
【産業上の利用分野】
本発明は、印刷画像などを一定方向に順次走査して読み
取り、読み取った画像データを符号化してデータ圧縮す
る機能を持った画像読取装置に関する。この発明はさら
に、そのような画像読取装置を有するファクシミリ装置
に関する。 [0002]
【従来の技術】
近年、データコミュニケーションの分野において、ファ
クシミリ装置が非常に1要な役割を担っている。ファク
シミリは、紙などの上に印刷された画像や、手書きされ
た画像をCCD (Charge−Coupled  
Device)撮像センサなどからなるスキャナで読み
取り、デジタル信号に変換する。このデジタル信号は、
MH(Modi f ie、d  Huf fman)
 、MR(Modi f ied  READ) 、M
MR(Modi f ied  MR)などと呼ばれる
符号化システムによって、圧縮されたデジタル信号に変
換される。圧縮されたデジタル信号は、アナログ信号に
変換されて電話回線に送り出される。 [0003] 図25は、CCITTの勧告による、ファクシミリ装置
における原稿の読み取りの原理を示す。図25を参照し
て、たとえばl5OA4サイズの原稿10は、主走査方
向に沿って、CCDセンサなどにより読み取られる。1
主走査行は、1728画素に分割され、その輝度に応じ
てデジタル信号に変換される。主走査は主走査方向と直
交する副走査方向に繰り返される。副走査方向の走査が
終了することにより、原稿10はすべてデジタル信号に
変換されたことになる。 [0004] デジタル信号に変換された画像は、前述のMHSMRS
MMRなどの方式に従って圧縮される。圧縮された信号
は、モデムを介して回線に送り出され、相手のファクシ
ミリ装置に送信される。 [0005] 受信側では、送信側と反対側の処理を行なう。すなわち
、受信側のファクシミリ装置は受信したアナログ信号を
デジタル信号に変換する。変換されたデジタル信号は、
圧縮と反対の伸長処理により、圧縮前のデジタル信号に
変換される。得られたデジタル信号を、読み取られたと
きと同様の手順で印刷することにより、元の画像が得ら
れる。 [0006] 原稿の圧縮/伸長は、送信されるデータの量を減少させ
ることにより、回線の利用効率を高め、通信時間を減少
させることを目的として行なわれる。 [0007] 図27、図28は、例としてMH方式の符号システムを
示す。MH符号は、−次元ランレングス符号化方式であ
る。この方式においては、1ラインのデータは可変長符
号の連続からなる。各符号は白または黒のランレングス
を表す。白のランレングスは白ラン、黒のランレングス
は黒ランと呼ばれる。白ランと黒ランとは交互に生ずる
。受信機が信号の動機を確実にとれるように、すべての
ラインは白ランの符号で始まる。もし実際の走査線が黒
ランで始まる場合には、長さOの白ランを示す符号が最
初に送られる。MH符号は、2種類の符号、すなわちタ
ーミネイテイング符号とメークアップ符号とを含む。 [0008] 図27は、ターミネイティング符号を示す。ターミネイ
ティング符号は、0から63画素までのランレングスを
表す。圧縮効率を高めるために、画像情報中によく現れ
るランレングスには短い符号が割り当てられている。 [0009] 図28はメークアップ符号を示す。メークアップ符号は
、ターミネイティング符号と組み合わされて、64から
1728画素のランレングスを表すためのものである。 64から1728画素までのランレングスは、初めにそ
のランレングスと等しいか、またはそれより短いランレ
ングスを表すメークアップ符号で符号化される。その後
、実際のランレングスとメークアップ符号によって表さ
れたランレングスとの差を表すターミネイティング符号
が続く。 [00103 受信機は、受信したデータと、予め用意されている復号
化用のテーブルとを照合することにより、圧縮前のデー
タを得ることができる。 [0011] このように、符号を用いて伝送データを圧縮することに
より、ファクシミリ装置による画像の伝達を効率よく、
短時間で行なうことができる。 [0012] しかし、ファクシミリ装置においては、次のような問題
がある。図25に示されるように、原稿10が正しく装
置に供給され、主走査方向と、文字列12の伸びる方向
とが一致している場合には、符号化による圧縮が効率良
く行なわれる。 [0013] しかし、図26に示されるように、原稿10が傾いて装
置に供給され、主走査方向が、文字列12の方向と一致
しないときには、この圧縮の効率は低下する。 これは、以下のような理由による。 [0014] 前述のように、符号システムは、画像情報中によく現れ
るランレングスには短い符号を、余り高くない頻度で出
現するに過ぎないランレングスには比較的長い符号を割
り当てている。そのため、図26に示されるように1回
の主走査で読み取られる主走査線14の方向と、文字列
12の方向とが一致しないときには、ランレングスの出
現頻度が変則的となり、データ圧縮の効率が悪くなる。 [0015] さらに、図25に示されるように、文字列が間隔dOで
配置されている場合を考える。原稿10が正しい方向で
ファクシミリ装置に供給される場合には、この間隔do
O間に存在する主走査線は、すべて白ランばかり含む。 そのため、前述のメークアップ符号を用いて非常に高い
効率でこの部分を画像を符号化できる。 一方、図26に示されるように、原稿10が傾いてファ
クシミリ装置に供給された場合には、白ランばかりから
なる主走査線は、間隔d1の間に限定される。図から明
らかなように、間隔d1は間隔doと比べて非常に短い
。そのため、図25に示される場合と比較して、図26
に示される場合の圧縮効率はかなり低くなる。 [0016] このような問題を解決するものとして、たとえば特開昭
55−154871号特開昭62−206962号、特
開昭63−88963号などにおいて、符号化前にこの
傾きを検知し、この傾きを補正する機能を備えたファク
シミリ装置などが提案されている。 [0017] 特開昭55−154871号は、ファクシミリ装置にお
いて、特殊なマークが付された用紙を原稿として用いる
原稿読み取り方法を提案している。原稿読み取り時にこ
のマークを検知することで原稿の傾きを知ることができ
る。この傾きを相殺するように、データに対して座標変
換を施す。これにより符号化の効率を貰めることができ
る。 [0018] 特開昭62−206962号は、ファクシミリ装置の原
稿読取部に設けられ、供給される原稿の前縁の通過時刻
を検知するセンサを用いることを提案している。所定の
速度で供給される原稿の前縁の2箇所が、所定のセンサ
前を通過する時間差を検知することにより、この2箇所
の空間的関係を知ることができる。供給される原稿のサ
イズも同時に知ることができる。これらの情報から、原
稿の傾きを知ることができる。知られた傾きを相殺する
ように、データに対して座標変換を行なうことにより、
データの圧縮効率を高めることができる。 [0019] 特開昭63−88963号は、ファクシミリ装置の原稿
読み取りに、原稿読み取り時の信号レベルの変動に基づ
いて、原稿の、副走査方向に沿った一端の読み取り時刻
を検知する方法を用いることを提案している。主走査時
、用紙の端部を検出した時刻を基準とした画像メモリへ
の主走査線のデータの書込みが開始される。この方法を
用いることにより、画像メモリには、原稿の1端部が、
常に画像メモリの端部と平行になるように記憶される。 画像そのものも、原稿の傾きの取り除かれたものとなり
、圧縮効率が向上する。 [0020]
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述の従来の技術によっても、以下のような問
題が残る。たとえば日本語のように、文字を縦書きにも
、横書きにもできる言語を考える。そのような言語にお
いては、図29に示されるように、A4サイズの用紙に
縦書きしたものを、用紙の縦方向に沿ってファクシミリ
装置の原稿読取装置に供給する場合があり得る。このよ
うな場合、原稿自体の傾きを検知して補正した場合でも
、圧縮の効率は原理的に向上し得ない。 [0021] また、横書きされた書類であっても、文字列が延びる方
向と一致する方向に沿って原稿が読取装置に供給された
場合にも、同様の問題が生ずる。 [0022] それゆえにこの発明の目的は、原稿の挿入方向の如何に
かかわらず、符号化によるデータ圧縮の効率のより高い
画像読取装置およびファクシミリ装置を提供することで
ある。 [0023]
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明に係る画像読取装置は、画像を一
定方向に走査して読み取り、読み取った画像データを符
号化する装置であって、画像のうち、複数のキャラクタ
が所定方向に配列されているキャラクタ列の部分を抽出
し、走査方向に対するキャラクタ列の傾きを検出する傾
き検出手段と、読み取られた1画像分の画像データ配列
を、キャラクタ列の配列方向を走査方向と一致させた状
態のもとで読み取られる画像データの配列と同じになる
ように、傾き検出手段で検出されたキャラクタ列の傾き
分だけ補正する補正手段と、補正手段で補正された画像
データを符号化する符号化手段とを含む。 [0024] 請求項2に記載の発明に係る画像読取装置は、画像を一
定方向に走査して読み取り、読み取った画像データを符
号化する装置であって、画像のうち、複数のキャラクタ
が所定方向に配列されているキャラクタ列の部分を抽出
し、そのキャラクタ列の配列方向が走査方向と一致する
横配列方向か走査方向と直行する縦配列方向かを判別す
る縦横判別手段と、縦横判別手段が縦配列方向であると
判別した場合に、読み取られた1画像分の画像データの
配列を、キャラクタ列の配列方向を走査方向と一致させ
た状態のもとで読み取られる画像データの配列と同じに
なるように90度回転補正する補正手段と、縦横判別手
段が縦配列方向であると判別した場合には補正手段で補
正済みの画像データを符号化し、縦横判別手段が横配列
方向であると判別した場合には補正手段で補正されない
読み取られたままの画像データを符号化する符号化手段
とを含む。 [0025] 請求項3に記載の発明に係るファクシミリ装置は、原稿
上の画像を、二次元的に配列された複数個の画素に分割
して読み取ることにより、各画素の輝度を各画素毎に示
す画素信号を生成するための画素信号生成手段と、各々
が画素信号を、画素の1つに論理的に関連づけて記憶す
るための複数個の記憶セルを含む画素信号記憶手段とを
含む。複数個の記憶セルは、複数個の画素の配列に対応
して、予め定める第1の方向と、第1の方向と交差する
第2の方向とに論理的に二次元的に配列されている。こ
の発明に係るファクシミリ装置はさらに、画素信号記憶
手段に記憶された画素信号に基づいて、記憶された画素
信号により表現される原稿上の画像に含まれる文字列の
、複数個の記憶セルの配列における配列方向を示す文字
配列方向を検出するための文字配列方向検出手段と、検
出された文字配列方向が、第1および第2の方向のうち
のどちらにより近いかを判断するたやの文字配列方向判
断手段と、文字配列方向判断手段の出力に応答して、文
字配列方向が第1の方向よりも第2の方向に近い場合に
、記憶された画素信号により表現される原稿上の前記画
像を、文字配列方向が第1の方向により近くなるように
、記憶された画素信号により表現される原稿上の画像を
、予め定める角度だけ回転させるための画像回転手段と
、画像回転手段により回転された、記憶された画素信号
を、画素信号記憶手段から第1の方向に沿って読み出し
、圧縮符号により圧縮するための信号圧縮手段と、信号
圧縮手段により圧縮された画素信号を、通信回線を介し
て他局に送信するための送信手段とを含む。 [0026]
【作用】
請求項1に記載の画像読取装置に従えば、読み取られた
画像データの配列は、傾き検出手段によって検出される
キャラクタ列の傾き分だけ補正手段によって補正されて
、画像のキャラクタ列の配列方向が走査方向と一致する
状態のもとで読み取ったときと同じ配列にされる。 [0027] 請求項2に記載の発明に従えば、読み取り対象である画
像のキャラクタ列の配列方向が走査方向と直交する縦配
列方向であるときには、読み取られた画像データの配列
は90度回転補正されて、キャラクタ列の配列方向が走
査方向と一致する横配列方向のもとで読み取ったときと
同じ配列にされる。 [0028] 請求項3に記載の発明に係るファクシミリ装置において
、読み取られた原稿上の画像は、画素信号に変換されて
記憶セルの配列に格納される。原稿の文字列が、記憶セ
ルの配列においてどの方向に延びているかが検出され、
さらに文字配列方向が記憶セルの配列の第1および第2
の方向のどちらにより近いかが判断される。文字配列方
向が第2の方向により近いと判断された場合、画像回転
手段によって、画像が予め定める角度だけ回転され、文
字配列方向が第1の方向により近くなるようにされる。 信号圧縮手段は、第1の方向に沿って記憶セルの配列か
ら画素信号を読み出し、符号化する。文字列間の空白行
も文字配列方向と同じ方向に沿って延びているため、上
述のように画像を回転することにより、第1の方向に沿
った白ランおよび黒ランの平均の長さは、画像を回転し
ない場合よりも長く白ラン、黒ランの個数も少なくなる
。 [0029]
【実施例】
図1は、請求項1に記載の発明の一実施例である画像読
取装置の概略的な構成を示すブロック図である。スキャ
ナ1は、印刷画像などの読み取り対象画像を一定方向に
順次走査して読み取る装置であり、二値化部2は、スキ
ャナ1で読み取られた画像データに対して二値化処理を
施す回路部である。二値化処理された画像データは、−
旦画像メモリ3にストアされる。 [00303 傾き検出部4は、画像メモリ3にストアされた1画像分
の画像データから画像のうちの文字列に相当する部分を
検出し、さらにその文字列の傾き(走査方向に対する文
字列の配列方向の傾き。以下、スキューと呼ぶ)を検出
するための回路部である。 [0031] 傾き補正5は、画像メモリ3における二値化処理済みの
画像データの配列を、傾き検出部の検出するスキュー分
だけ補正(回転)して、文字列の配列方向を走査方向と
一致させた状態のもとて読み取りを行なったときの画像
データの配列と等しくなるようにするための回路部であ
る。補正された画像データは−旦画像メモリ3にストア
される。 [00321 符号化部6は、補正された画像データに対して、前述の
MH,MR,MMR等の符号化処理を施すための回路部
である。符号化された画像データは−H画像メモリ3に
ストアされるか、そのまま図示しない送信機構を介して
他のファクシミリなどに送信される。 [0033] 制御部7は、上述したスキャナ1、二値化部2、画像メ
モリ3、傾き検出部4傾き補正部5、符号化部6など画
像読取装置全体の制御を行なう回路部である[0034
] 図2は、この画像読取装置の概略的な動作を示すフロー
チャートである。画像読取装置が文字列を含む画像を読
み取るときの動作は以下のとおりである。まず読み取り
対象である印刷画像に対して、スキャナ1が一定方向に
順次走査して1画像分の画像データを読み込む。二値化
部2は、読み込まれた画像データに対して二値化処理を
施す。rM像メモリ3は、二値化処理された画像データ
をストアする。 [0035] 傾き検出部4は画像メモリ3にストアされた1画像分の
画像データから、文字の表示領域に相当するデータ部分
を抽出しくステップnl )  次いでその中から文字
列に相当するデータ部分を抽出しくステップn2)  
さらに文字列のデータ部分からスキャナ1による画像走
査方向に対する文字列の傾き角つまり文字列のスキュー
を検出する(ステップn3)。 [0036] 傾き補正部5は、画像メモリ3における1画像分の蓄積
画像データの配列を、傾き検出部4の検出するスキュー
分だけ回転補正する(ステップn4)。これによって画
像メモリ3の蓄積画像データの配列は、文字列の配列方
向を走査方向と一致させた状態のもとて読み取りを行な
ったときの画像データと同じ配列状態にストアされなお
すことになる。符号化部6は、補正処理を施された画像
データに対して、たとえばMHSMRSMMRなどの符
号化処理を行なう。(ステップn5)。 [0037] 符号化された画像データはそのまま図示されない送信機
構を介してたとえば他のファクシミリに送信されるか、
あるいは−旦画像メモリ3にストアされる。この様に傾
きを補正することにより、符号化時の圧縮効率が向上す
る。 [0038] 図4は、請求項2に記載の発明の一実施例である画像読
取装置の概略的な構成を示すブロック図である。図4で
示されるスキャナ1、二値化部2、画像メモリ3は、図
1に示されたものと同一である。したがって、ここでは
それらについての詳しい説明は繰り返されない。 [0039] 縦/横検出部104は、画像メモリ3にストアされた1
画像分の画像データから画像のうちの文字領域に相当す
る部分を検出し、さらにその文字領域の文字の配列方向
が横配列方向(走査方向と一致する配列方向)か縦配列
方向(走査方向に対して直交する配列方向)かを判別し
検出する回路部である。 [0040] 回転処理部105は、縦/横検出部104が縦配列方向
を検出した場合に、画像メモリ3における二値化処理済
みの画像データの配列を90度だけ回転補正して、文字
の配列方向を横方向に設定して読み取りを行なったとき
の画像データの配列と等しくなるようにするための回路
部である。補正された画像データは−1画像メモリ3に
ストアされる。 [0041] 符号化部106は、縦/横検出部104が縦配列方向を
検出した場合には、回転処理部105で回転補正された
画像データに対して、また縦/横検出部104が横配列
方向を検出した場合には二値化処理されたままの(回転
補正処理されない)画像データに対して符号化処理を施
すための回路部である。符号化された画像データは−1
画像メモリ3にストアされるかそのまま図示されない送
信機構を介して他のファクシミリなどに送信される。制
御部107は、上述したスキャナ1、二値化部2、画像
メモリ3、縦/横検出部104、回転処理部105およ
び符号化部106など画像読取装置全体の制御を行なう
ための回路部である。 [0042] 画像読取装置力ξ文字が横書きされた文書や文字が縦書
きされた文書を画像として読み取るときの動作を以下に
説明する。以下では、横書きの場合にも、縦書きの場合
にも文字の行または列を「文字列」と呼ぶことにする。 [0043] ここでは、説明を簡単にするために、横書き文書はその
文字列の方向が走査方向と一致するように設定されて読
み取りが行なわれ、縦書き文書はその文字列の方向が走
査方向と直交するように設定されて読み取りが行なわれ
るものとする。 [0044] まず、読み取り対象である横書き文書や縦書き文書など
に対して、スキャナ1が一定方向に順次走査して1画像
分の画像データを読み込む。二値化部2は、読み込まれ
た画像データに対して二値化処理を施す。画像メモリ3
は二値化処理された画像データをストアする。 [0045] 縦/横検出部104は、画像メモリ3にストアされた1
画像分の画像データから文字領域に相当するデータ部分
を抽出しくステップn11) その中から文字列に相当
するデータ部分を抽出しくステップn12) さらにそ
の文字列のデータ部分から文字列の配列方向がスキャナ
1による画像走査方向と一致しているか直交しているか
、つまり横書き文書か縦書き文書かを判別しその結果を
検出する(ステップn13)。 [0046] 縦/横検出部104が横書き文書を検出した場合、すな
わち文字の配列方向が走査方向と一致する横配列方向で
あると判別された場合、符号化部106は、読み取られ
、補正の行なわれていない画像データに対して符号化処
理を行なう(ステップn14)。 [0047] 縦/横検出部104が縦書き文書を検出した場合、つま
り文字の配列方向が走畳方向と直交する縦配列方向であ
ると判別された場合、回転処理部105は画像メモリ3
における1画像分の蓄積画像データの配列を90度だけ
回転補正する(ステップn15)。これによって画像メ
モリ3の蓄積画像データの配列は、横配列方向つまり文
字の配列方向を走査方向と一致させた状態のもとて読み
取りを行なったときの画像データと同じ配列状態にスト
アされなおすことになる。 [0048] 回転補正された画像データに対して、符号化部106は
MH,MR,MMRなどの符号化処理を行なう(ステッ
プn14)。 [0049] 符号化された画像データはそのまま図示されない送信機
構を介して他のファクシミリに送信されるか、あるいは
−旦画像メモリ3にストアされる。 [0050] このようにすることにより、文字の配列方向が走査方向
と直交する縦配列方向の状態で文書の読み取りを行なっ
た場合には、読み取られた画像データの符号化において
データの圧縮効率が大幅に高まることになる。 [0051] 上述の画像読取装置がファクシミリに用いられた場合に
は、符号化された画像データが横書き文書であるか縦書
き文書であるかを認識するためのサブデータをその符号
化された画像データに付加して送信することができる。 この画像データを受信するファクシミリでは、その画像
データの復号に当たり、このサブデータを参照して、必
要に応じて90度逆回転補正を行なって画像を再生する
ようにしてもよい。 [0052] また、画像読取装置が画像データの送信を行なわない画
像ファイル装置の場合でも、縦/横検出部104の判別
結果を符号化された画像データとともにストアしておく
ことができる。その画像データの復号にあたり、それが
縦書き文書の画像データであると識別される場合には、
必要に応じて90度逆回転の補正を行なって画像を再生
することができる。 [0053] 図6は、請求項2に託載の発明に係る他の実施例である
画像読取装置の概略的な構成を示すブロック図である。 [0054] この実施例の画像読取装置は、文字の配列方向が横配列
方向が縦配列方向かを判別するだけでなく、横配列方向
でも縦配列方向でもその配列方向が走査方向に対してど
れだけの傾き角度を持つかまで検出して、読み込まれた
画像データの符号化に先立ちその傾き角度分の補正も行
なうようにした点が先の実施例と異なる。図6において
傾き角度検出部108は、読み取られた画像データから
その文字の配列方向の走査方向に対する傾き角度を検出
するための回路部である。 [0055] 回転処理部115は、先の実施例の回転処理部105(
図4)と異なり、文字が縦配列方向の場合だけでなく横
方向に配列されている場合にも、読み取られた1画像分
の画像データの配置を、上述の傾き角度分だけ回転補正
する機能を持つ回路部である。 [0056] 他の回路部、すなわちスキャナ1、二値化部2、画像メ
モリ3、縦/横検呂部104、符号化部106、制御部
107については、第4図に示される先の実施例と同じ
である。したがって、それらについての詳しい説明はこ
こでは繰り返されない。 [0057] 図7は、この実施例の画像読取装置による文書の読み取
り操作を示すフローチャートである。図8はその読み取
り操作における文書の文字の配列方向と走査方向との関
係を説明するための図である。 [0058] この実施例の画像読取装置は、読み取り時には以下のよ
うに動作する。読み取り対象である横書き文書や縦書き
文書などに対して、スキャナ1が一定方向に順次走査し
て1画像分の画像データを読み込む。二値化部2は、読
み込まれた画像データに対して二値化処理を施す。#J
像メモリ3は二値化処理された画像データをストアする
。 [0059] 縦/横検出部104は、画像メモリ3にストアされた1
画像分の画像データから文字領域に相当するデータ部分
を抽出する(ステップn21)。次いで縦/横検出部1
04はその中から文字列に相当するデータ部分を抽出し
、その文字列のデータ部分から文字の配列方向がスキャ
ナ1による画像走査方向とほぼ一致しているかほぼ直交
しているか、つまり横書きの文書か縦書きの文書かを判
別してその結果を検出する(ステップn22)。 [00601 縦/横検出部104による検出が横書き文書の場合でも
縦書き文書の場合でも傾き検出部108は、その配列方
向の走査方向に対する傾き角度を検出する(ステップn
23)。 [0061] 読み取られる文書が図8(1)に示されるように、文字
行rを含む横書き文書A1で、その文字行rの配列方向
が走査方向Sにやや傾き(角度α)を持つ場合、すなわ
ち文字の配列方向が横配列方向の場合、傾き角度検出部
108で検出される角度αは、−45度以上45度未満
の値となる。読み取られる文書が図8(2)に示される
ように、文字列Cを含む縦書き文書A2で、その文字列
Cの配列方向が走査方向Sに対して直交する方向よりや
や傾き(角度β)を持つ場合、すなわち文字の配列方向
が縦配列方向の場合、傾き角度検出部108で検出され
る角度βは、45度以上135度未満の値となる。 [0062] 回転処理部115は、画像メモリ3における1画像分の
蓄積画像データの配列を傾き角度検出部108の検出す
る傾き角度α、βだけ回転補正する(ステップn24)
。これにより画像メモリの蓄積画像データの配列は、文
字の配列方向を走査方向と一致させた状態のもとて読み
取りを行なったときの画像データと同じ配列状態にスト
アされなおすことになる。 [0063] 符号化部106は、補正処理を施された画像データに対
して符号化処理を行なう。符号化された画像データはそ
のまま図示されない送信機構を介して他のファクシミリ
に送信されるか、あるいは−旦画像メモリ3にストアさ
れる。 [0064] このように、単に文字の配列方向が縦配列方向の場合の
画像データを横配列方向との読み取りと同じ配列となる
ように回転補正するだけでなく、横配列方向の場合も縦
配列方向の場合も、走査方向に対する傾き角度分だけ蓄
積画像データの配列を回転補正してから符号化が行なわ
れる。そのため文字列に対して走査ラインが交差するオ
ーバーラツプに起因してデータ圧縮効率の低下を来すこ
とがない[0065] この実施例においても、図4に示される装置と同様に、
符号化された画像データが横書き文書であるか縦書き文
書であるか識別するためのサブデータを画像データに付
加しておくことができる。これにより、再生時に必要に
応じて画像データを90度逆回転補正することができる
。 [0066] 図9は、請求項3に記載の発明の一実施例に係るファク
シミリ装置の回路ブロック図である。図9を参照して、
このファクシミリ装置は、装置全体の制御を行なうため
のコントロール回路16と、コントロール回路16に接
続された操作パネル18と、コントロール回路16に制
御され、送信されるべき原稿を読み取りのために供給す
るための原稿フィード機構24と、原稿フィード機構2
4により搬送される原稿を、読み取りのために照明する
ための蛍光灯22と、コントロール回路16に制御され
、蛍光灯22の点灯を制御するための点灯回路20と、
蛍光灯22によって照射され、原稿によって反射された
光線を受けて、光電変換により原稿を読み取るための読
取機構28と、コントロール回路16に接続され、受信
した原稿を記録紙44に印刷するための印刷機構26と
、このファクシミリ装置と電話回線とをインターフェー
スするためのLIU (Line  Interfac
e  Unit)32と、回線を伝送されるアナログ信
号と、コントロール回路16内で取り扱われるデジタル
信号とを相互に変換するためのモデム30とを含む。 [0067] コントロール回路16は、各部に設けられたセンサを制
御し、センサがらの信号を処理するためのセンサ回路6
4と、操作パネル18をキースキャンすることにより各
種キー人力を監視したり、操作パネル18上のLED(
Light  Emitting  Diode)の点
灯を制御したりするためのパネルコントローラ66と、
原稿や記録紙44の送りを行なうモータなどを制御した
り、印刷機構26の印刷ヘッドや印刷圧力を制御したり
するためのメカニクス/記録制御回路68と、読取機構
28により得られたアナログの画素信号をAGC(Au
 t 。 Ga1n  Control)処理により一定レベルに
コントロールしたり、読取機構28に含まれる光学系に
起因する光学歪みゃ、CCDイメージセンサの感度のば
らつきによる信号の歪みを補正したりするための読取処
理回路70と、モデム30によるデータの伝送処理を制
御するための伝送制御回路72とを含む。 [0068] このファクシミリ装置はさらに、センサ回路64とパネ
ルコントローラ66とメカニクス/記録制御回路68と
伝送制御回路72とモデム30とに接続され、これら各
回路で行なわれる各モードの伝送制御手順、符号化・復
号化処理、自己診断モードにおける動作などのコントロ
ールを行なうためのマイクロコンピュータ(「マイコン
」と省略する)62と、読取処理回路70の出力する読
取画像のデジタル信号を記憶するためのページメモリ7
6と、ページメモリ76により記憶され、マイコン62
により本発明の特色である補正が行なわれたデジタルの
画像信号を記憶するためのページメモリ78.80と、
マイコン62とメカニクス/記録制御回路68と読取処
理回路70とページメモリ76.78.8oとに接続さ
れ、マイコン62により制御されて、ページメモリ76
.78.80への画像信号への書込み、そこからの画像
信号の読み出しおよび符号化・復号化処理を制御するた
めのページメモリ制御回路74とを含む。 [0069] 原稿フィード機構24は、原稿を1枚ずつ読み取りに供
給するための繰り出しローラ34および原稿分離のため
のゴム板38と、図示されないパルスモータにより駆動
されて原稿を送るための搬送ローラ36と、繰り出しロ
ーラ34とゴム板38との間に原稿の搬送される平面を
挟んで設けられ、原稿がセットされたことを検知してそ
の旨の信号をセンサ回路64に与えるための原稿センサ
40と、搬送ローラ36の間で、蛍光灯22により原稿
が照射される位置の直前に設けられ、供給される原稿の
前縁の両端を検知してその旨の信号をセンサ回路64に
与えるための原稿端センサ42とを含む。 [0070] 印刷機構26は、記録紙44の用紙切れを検知するため
の用紙切れセンサ48と、メカニクス/記録制御回路6
8に接続され、メカニクス/記録制御回路68から与え
られる信号に従って記録紙44を走査することにより、
記録紙44上に画像を形成するためのサーマルヘッド5
0と、サーマルヘッド50との間で記録紙44を挟んで
保持するためのローラ52と、ローラ52を回転させて
記録紙44を引き出させるためのパルスモータ46とを
含む。 [0071] 読取機構28は、蛍光灯22から出射され、原稿表面で
反射された光を反射して、所定の光路に導くためのミラ
ー56と、ミラー56により反射された光の光路上に設
けられ、原稿からの光線を集光して原稿の像を結ばせる
ためのレンズ58と、レンズ58により結ばれた原稿の
像を、光電変換により電気信号に変換して読取処理回路
70に与えるための、2048ビツトのCCD60と、
倍率に応じてレンズ58とCCD60とを所定の位置に
移動させるためのモータ54とを含む。 [0072] 図10を参照して、図9に示される原稿端センサ42は
、センサ42に供給される原稿10の前縁の左端を検出
するためのセンサ42aと、センサ42aからl5OB
Sサイズの用紙の横幅と同じ距離だけ離して設けられ、
B5サイズの用紙の前縁の右端を検出するためのセンサ
42bと、センサ42aからl5OA4サイズの用紙の
横幅に等しい距離だけ離して設けられ、A4サイズの用
紙の右端の検出を行なうためのセンサ42cとを含む。 [0Q73] 本発明にかかるファクシミリ装置の特徴は、マイコン6
2において実行されるプログラムにより、単なる原稿の
傾きを補正するのみならず、原稿の文字列の方向を検知
し、最も圧縮効率が高くなるように、ページメモリ76
〜80を用いて読み取った画像信号を変換する機能を有
することである。 [0074] 図9〜図15を参照して、本発明に係るファクシミリ装
置は以下のように動作する。まず、本発明が主として関
係する、原稿読み取り時のファクシミリ装置の動作の原
理を説明する。 [0075] 操作者は、送信されるべき原稿を繰り出しローラ34に
接して設けられている図示されない原稿台にセットする
。センサ40は原稿がセットされたことを検知して、セ
ンサ回路64にその旨の信号を与える。さらに操作者は
、操作パネル18上の、図示されないスタートボタンを
押す。パネルコントローラ66は、前述したように操作
パネル18の各キーをスキャンしているため、操作者に
よりスタートボタンが押されたことを検知する。パネル
コントローラ66は、その旨の信号をマイコン62に与
える。 [0076] マイコン62は、センサ回路64から送信原稿がセット
された旨の信号を、パネルコントローラ66からスター
トボタンが押された旨の信号をそれぞれ受は取り、以下
のように動作する。マイコン62はまず、ページメモリ
制御回路74を制御して、ページメモリ76〜80への
画像の書き込みができるように、ページメモリ76〜8
0をイネーブル状態にする。マイコン62はその後、メ
カニクス/託録制御回路68を制御して、図示されない
原稿搬送のためのパルスモータを動作させる。搬送ロー
ラ36がこのパルスモータにより回転されて、原稿は副
走査方向に沿って搬送される。このとき、ゴム板38に
より、分離された原稿が読み取りのために搬送される。 [0077] 搬送される原稿は、CCD60によって読み取られる前
に、センサ42の前を通過する。図10を参照して、原
稿10の前縁が、主走査方向(原稿の搬送方向と直交す
る)に対し、角度θだけ傾いているものとする。またこ
の原稿10は、A4サイズであるとする。傾きθのため
、原稿10の前縁の左端と右端には、副走査方向におい
て距離D1のずれが生じている。 [0078] 原稿10の搬送速度は回路68により検知されており、
マイコン62はその速度を予め知ることができる。原稿
10の横幅もセンサ出力により知られる。したがって、
センサ42aが原稿10の前縁の左端の通過を検知して
から、センサ42Cが原稿10の前縁の右端の通過を検
知するまでの時間を知ることにより、容易に傾きθを知
ることができる。 [0079] 仮に用紙10がB5サイズである場合には、センサ42
a、センサ42bの信号によって傾きθを知ることがで
きる。 [0080] センサ42a−cの信号は、センサ回路64に与えられ
る。センサ回路64は各センサ42a〜42cの出力結
果をマイコン62に与える。マイコン62は予め定めら
れた演算に従って傾きθを算出する。 [0081] マイコン62は、点灯回路20を制御して、蛍光灯22
を点灯させる。蛍光灯22から出射された光線は原稿の
面上で反射され、ミラー56に達する。ミラー56で反
射された光線はレンズ58によってCCD60の受光面
上に原稿の像を結ぶ。このとき、原稿のサイズに応じて
レンズ58、CCD60の位置がモータ54によって移
動され、像の倍率が調整される。CCD60は、原稿の
像を主走査方向に電気的に走査し、原稿の面上の輝度に
応じたアナログ信号を出力し、読取処理回路70に与え
る。 [0082] 読取処理回路70は、CCD60から与えられるアナロ
グ信号を、AGC処理によってそのレベルを一定にし、
さらに、CCDの出力する信号に含まれる光学系歪みや
、CCDの感度ばらつきの影響による歪みを補正し、ペ
ージメモリ制御回路74に与える。 [0083] ページメモリ制御回路74は、図10に示されるセンサ
42aが原稿の前縁の左端の通過を検出すると同時に、
読取処理回路70の出力のページメモリ76への書き込
みを開始する。 [0084] ページメモリ・76への書き込みは、以下のように行な
われる。図11を参照して、ページメモリ76は、X方
向およびX方向に二次元に配列されたメモリセルからな
るイメージ記憶領域82を有する。ページメモリ76は
、1回の主走査により得られた信号を、X方向の一定の
アドレスのメモリセルの、X方向の1行に順に記憶する
。X方向のアドレスは、副走査とともに順にインクリメ
ントされる。したがって、イメージ格納領域82には、
主走査線の副走査方向の集まりとして原稿イメージ84
が形成される。 [0085] 図9および図10を参照して、センサ42aが原稿10
の前縁の左端を検知してから、同じ部分をCCD60が
検知するまでの間には、センサ42の位置と、実際に原
稿がCCD60に読み取られる際の原稿の位置とのずれ
に起因して、−定の時間差が生ずる。したがって、図1
1に示されるように、原稿イメージ84の前縁の最左端
は、ページメモリ76のイメージ格納領域82において
、X方向のアドレスX1、X方向のアドレスY1に記憶
される。以後、この原稿の画像は図11に示されるよう
なフオームでページメモリ76に格納される。 [0086] 図11を参照して、ページメモリ76のイメージ格納領
域82が、X方向のアドレスXo−Xn、y方向のアド
レスyo−ynを有しているものとする。ページメモリ
76に格納された原稿イメージ84の前縁の左端がアド
レス(Xl、yl)、原稿イメージ84の前縁の右端が
アドレス(X 2、y2 )を有するものとする。アド
レス(Xl、Yl)とアドレス(X2、Y2)との間の
相違は、前述のように原稿の傾きθによるものである。 [0087] 原稿の傾きθは、センサ42a、センサ42cの出力か
ら、容易に求めることができる。マイコン62は、求め
られた傾きθを用い、原稿イメージ84を座標変換し、
ページメモリ78に変換後のデータを書き込む。この座
標変換は、USP4,829,452に開示された方法
を用いて原稿イメージ84をイメージ格納領域82の所
定の点、たとえばアドレス(x□、y□)の周りに角度
θだけ回転するように行なわれる。 [0088] 座標変換の結果ページメモリ78に格納されるデータは
、図12に示されるように、原稿の4つのそれぞれ力飄
イメージ格納領域82の対応する辺と平行なものとなっ
ている。その結果、図11に示されるように原稿が供給
された場合には文字の配列方向とページメモリのメモリ
セルの配列の、y方向とが一致する。 [0089] 原稿の像がこのように変換されることにより、この画像
信号をページメモリのアドレスのy方向に沿って読み出
せば、原稿が傾きOで挿入された場合の読み取りと同じ
条件で信号の圧縮を行なうことが可能となる。そのため
、画像信号の圧縮効率は、図11に示されるような画像
信号を圧縮する場合と比較して著しく向上する。 [0090] 図10に示されるように、原稿10上の文字列12の方
向が、画像の主走査方向と小さな角度θだけずれるよう
に原稿10が傾いて供給された場合には、以上説明した
ような座標変換によってただちに最も圧縮効率の高い補
正後の画像信号を得ることができる。しかし、原稿がい
つもこのような方向でファクシミリ装置に供給されると
は限らない。 [0091] たとえば、図13を参照して、日本語におけるように、
縦書きした原稿をそのままファクシミリ装置に供給する
場合、あるいは日本語、英語を問わず横書きした原稿を
ほぼ90度回転させてファクシミリ装置に供給した場合
には、以上のような補正だけでは画像信号の圧縮効率は
向上しない。すなわち、図10に示されるセンサ42a
、42cの出力による補正を行なっただけでは、補正後
の画像信号は図、14に示されるようなものとなるに過
ぎない。 [0092] 図14を参照して、文字が縦方向に配列された原稿は、
上述の補正を行なっただけでは、文字列の方向と、イメ
ージ格納領域82のy方向とが一致しない。この画像を
そのままy方向に沿って読み出して圧縮したとしても、
圧縮効率が向上しない。 [0093] そこで本発明にかかるファクシミリ装置のマイクロコン
ピュータ62において実行されるプログラムは、前述の
ようにセンサ42a、42cにより得られた原稿の傾き
θによる、画像の座標変換を行なう前に、原稿上の文字
列の方向を検出することに特徴がある。文字列の方向の
検知は以下の手順に従って行なわれる。 [0094] まずマイクロコンピュータ62は、ページメモリ76に
格納された原稿イメージを調べ、原稿イメージの各部分
における白点と黒点の割合を計算する。文字列のみが配
列された領域(以下これを「文字配列領域」と称する)
における白点と黒点の比率と、文字以外の画像が形成さ
れた領域における白点と黒点との比率との間には、特徴
的な違いがあることが知られている。したがって、原稿
イメージ84の白点と黒点の分布の状況を調べることに
より、文字のみが含まれる行イメージ86が形成された
文字配列領域と、文字以外のイメージが形成されたイメ
ージ領域88とを区別することができる。 [0095] イメージ領域88は、一般にどの方向に沿って読み取っ
たとしても画像の圧縮効率が変化しないと考えられる。 それに対し、前述のように、行イメージ86のみが形成
された領域を符号化する際には、行イメージ86の延び
る方向に沿って原稿を読み取り符号化すると、それ以外
の場合と比べて信号の圧縮効率が著しく向上することが
知られている。したがって、以上のようにして文字配列
領域を検知した後、文字配列領域に含まれる行イメージ
86の方向を検知し、その方向に沿って画像信号の符号
化を行なうようにすれば、符号の圧縮効率は向上するも
のと考えられる。 [0096] 一旦文字配列領域が特定できれば、図11に示されるよ
うな行イメージ86の延びる方向については、容易に知
ることができる。たとえば、特開平2−215269号
は、主走査方向における黒ビットの連続性と、副走査方
向の黒ビットの数とに基づいて、主走査方向の有効画像
幅を決定することを特徴とするスキャナ装置を開示して
いる。この公報に開示された技術を用い、原稿イメージ
84の行イメージ86が延びている概略の方向を知るこ
とができる。この文字列の配列方向とy軸とがなす角度
をθ1とする。 [0097] 図15を参照して、角度θ1が一45度と45度との間
にある場合には、原稿は図11に示されるような状態で
ファクシミリ装置に供給されたものと判断される。この
場合、画像の補正は、センサ42a、42cによって検
出された角度θについての補正を行なうだけで充分であ
る。
【O○98】 一方、角度θ1が45度と135度との間である場合に
は、原稿が図13に示されるような状態でファクシミリ
装置に供給されたものと考えられる。この場合前述のよ
うにセンサ42a、42cによる角度θの補正を行なう
前に、原稿イメージ84は、イメージ格納領域82の所
定の点を中心として90度回転される。回転された画像
信号は、ページメモリ80に格納される。90度回転後
の原稿イメージは、図11に示されるものと同様になる
。 [0099] マイクロコンピュータ62は、図11に示されるような
形に変換された原稿イメージ84に対し、センサ42a
、42cによって検知された角度θを補正するための処
理を行なう。その結果得られる画像は図12に示される
ようなものとなる。この画像イメージを順に読み出して
符号化することにより、高い効率で画像信号を圧縮する
ことができる。 [0100] 以上の説明においては、読み込んだ画像信号を最初に格
納するためのページメモリ76、文字列の方向と主走査
方向とのなす角度θ1が45° と135°との間であ
る場合に、90度回転された画像信号を格納するための
ページメモリ80と、最終的に補正された画像信号を格
納するためのページメモリ78とが設けられている。し
かし、本発明はこれには限定されず、たとえば1つのペ
ージメモリの領域を分割することによって、上述の補正
処理を行なうことも考えら、れる。また、同一のページ
メモリを、異なる目的のために使い分けることも考えら
れる。 [0101] 図16〜図23は、上述の実施例のファクシミリ装置の
マイクロコンピュータ62において実行されるプログラ
ムの概略フローチャートである。以下のフローチャート
においては、処理は複数のサブルーチンに分割され、メ
インルーチンからサブルーチンを呼び出すことにより処
理を行なうような構造を有するプログラムを示している
。しかし、プログラムの構造はこれには限定されず、た
とえばすべてのサブルーチンをそのままメインルーチン
に組み込むようなプログラムを用いても同様の効果を得
ることができる。 [0102] 図16を参照して、このプログラムのメインルーチンは
以下のような構造を有する。ステップ5OO1において
、送信原稿がセットされたことが、センサ40(図9)
によって検知される。 [0103] 続いてステップ5OO2において、必要なイニシャル処
理が行なわれる。制御はステップ5OO3に進む。 [0104] ステップ5003において、センサ42(図9)、すな
わちセンサ42a、42c (図10)により、原稿の
前縁が、主走査方向となす角度θ、すなわち原稿の傾き
θが検出される。制御はステップ5OO4に進む。 [0105] ステップ5OO4において、図示されない原稿台にセッ
トされたすべての原稿の画像情報が読み込まれ、ページ
メモリ76(図9)に格納される。制御はステップ5O
O5に進む。 [0106] ステップ5005においては、ページメモリ76に格納
された原稿イメージにおいて、文字配列領域がどこであ
るかが検知される。制御はステップ5OO6に進む。 [0107] ステップ5OO6においては、検知された文字配列領域
において、文字がどの方向に配列されているかが検知さ
れる。これにより、文字の配列方向と主走査方向とのな
す角度θ1が求められる。制御はその後ステップ5OO
7に進む。 [0108] ステップ5OO7においては、センサ42a、42cに
よって求められた原稿の傾きθに基づいて、画像の傾き
を補正するための座標変換処理が行なわれる。 角度θ1が一45度〜45度の間である場合には、補正
結果はページメモリ78に書き込まれる。角度θ1が4
5度と135度との間である場合には、補正後の画像信
号はページメモリ80に書き込まれる。制御はステップ
5OO8に進む。 [0109] ステップ5OO8においては、ステップ5OO6におい
て検知された角度θ1に基づき、以下のような処理が行
なわれる。角度θ1が一45度と45度との間である場
合には、既にページメモリ78に補正後の画像信号が格
納されている。 したがって、それ以上の補正処理は行なわれない。一方
、角度θ1が45度と135度との間である場合には、
さらにイメージを90度回転させることが必要である。 マイコン62は、ページメモリ80に格納されている画
像信号に対して90度の座標変換を行ない、変換後の画
像信号をページメモリ78に書き込む。したがって、角
度θ1の如何にかかわらず、ページメモリ78には図1
2に示されるようなイメージを表す画像信号が格納され
る。制御はステップ5OO9に進む[01101 ステップ5OO9においては、ページメモリ78に格納
されたデータを順に読み出し、符号化して送信する処理
が行なわれる。送信処理が終了するとこのプログラムは
終了する。 [0111] 図17を参照して、ステップ5OO2におけるイニシャ
ル処理においては、以下のような処理が行なわれる。ス
テップ5201においては、パネルコントローラ66(
図9)から、スタートボタンが押された旨の信号が与え
られているか否かが判断される。判断の結果がNOであ
れば制御は再びステップ5201に戻り、さもなければ
制御はステップ5202に進む。 [0112] ステップ5202においては、画像メモリ76〜80が
、書き込み可能な状態に能動化される。制御はステップ
3203に進む。 [0113] ステップ5203において、メカニクス/記録制御回路
68に対して、原稿の搬送を開始すべき旨の信号が与え
られる。これに応じ、送り出しローラ34、搬送ローラ
36が回転を始め、読み取り位置への原稿の搬送が開始
した後、制御はメインルーチンに戻る。 [0114] 図18を参照して、ステップ5OO3における処理は、
以下のように行なわれる。ステップ5301において、
読み取り位置に供給される原稿の前縁の両端がセンサ4
2a、42C(図10)によって、検知され、その検知
の時刻に関する情報がプログラムに通知される。制御は
ステップ83O2に進む。 [0115] ステップ5302においては、センサ42aによる原稿
の検知と、センサ42Cによる原稿の検知との間の時間
差が算出される。制御はステップ5303に進む。 [0116] ステップ5303においては、ステップ5302におい
て求められた時間差および供給された原稿の用紙サイズ
の情報とに基づいて、マイコン62内のROMに予め格
納された傾きテーブルのルックアップが行なわれる。前
述のように、センサ42a、42cによる原稿の検知の
時間差が知られれば、一定の計算式に従って原稿の傾き
θを知ることができる。しかし、一般的に予め時間差と
傾きθの関係を表にし、ROMに格納しておくことが行
なわれる。このようにすることにより、時間差と原稿サ
イズとが得られれば、テーブルをサーチすることにより
傾きθを高速でルックアップすることができる。 [0117] ステップ5304においては、傾きテーブルに格納され
たデータから、求める傾き角度θが決定される。制御は
ステップ5305に進む。 [0118] ステップ5305においては、得られた傾き角度θが、
マイコン62内のメモリに格納さる。制御はメインルー
チンに戻る。 [0119] 図19を参照して、ステップ5OO4における画像情報
の読み込みは、以下のように行なわれる。ステップ54
01において、ゴム板38によって分離されて読み取り
位置に供給された1頁の原稿がCCD60によって画情
報に変換され、読取処理回路70に与えられる。制御は
ステップ8402に進む。 [01201 ステップ84O2においては、読取処理回路70から入
力される1頁分の画像信号力飄ページメモリ76に書き
込まれる。制御はステップ5403に進む。 [0121] ステップ5403においては、全頁の読み取りが終了し
たか否かが判断される。この判断は、たとえば原稿セン
サ40によって、次に読み込まれるべき原稿が存在する
か否かを検知することにより行なわれる。判断の答えが
NOであれば制御はステップ5401に戻り、さもなけ
れば制御はメインルーチンに戻る。 [0122] 図20を参照して、ステップ5OO6における文字配列
方向の検知は、以下のように行なわれる。ステップ56
01において、原稿イメージに含まれる文字の配列方向
と、主走査方向との成す角度θ1の検出が行なわれる。 制御はステップ86O2に進む。 [0123] ステップ5602においては、θ1が一45度と45度
との間であるか否かが判断される。判断の答えがNOで
あれば制御はステップ5603に進み、さもなければ制
御はステップ5604に進む。 [0124] ステップ5603においては、プログラムに予め用意さ
れた、原稿の文字列方向を示すフラグに1がセットされ
る。制御はその後メインルーチンに戻る。 [0125] 制御がステップ5604に進んだ場合には、前述のフラ
グにOがセットされる。制御はその後メインルーチンに
戻る。 [0126] 容易にわかるように、このフラグが0である場合には文
字列の方向と主走査方向とは概ね一致しており、フラグ
が1である場合には文字列の方向と主走査方向とは概ね
直角に交わっている。 [0127] ステップ5OO7における傾き補正の処理は以下のよう
に行なわれる。ステップ5701において、センサ42
a、42cによって検出された、原稿の挿入方向の傾き
があるか否かが判断される。判断の答がYESであれば
制御はステップ57O2に進み、さもなければ制御はメ
インルーチンに戻る。 [0128] ステップ57O2に制御が進んだ場合には、図18のス
テップ5305においてメモリに格納された傾き角度θ
が、メモリから読み出される。制御はステップ5703
に進む。 [0129] ステップ5703においては、ページメモリ76がら1
頁分の画像の読み出しが行なわれる。制御はステップ5
704に進む。 [01301 ステップ5704においては、読み出された画像信号に
対し、傾き角度θを相殺するための補正演算が行なわれ
る。この補正演算は、よく知られた回転による座標変換
の式に従って行なわれる。演算はあるいは、USP4,
829,452に示される方法に従って行なわれる。制
御はステップ5705に進む。 [0131] ステップ5705においては、補正後の画像信号がペー
ジメモリ78.80に書き込まれる。制御はステップ5
706に進む。 [0132] ステップ5706においては、ページメモリ76に格納
された全ページの原稿の画像信号に対して補正演算が行
なわれたか否かが判断される。判断の答がN。 であれば制御はステップ5703に戻り、さもなければ
制御はメインルーチンに戻る。 [0133] 図22を参照して、ステップ5OO8における文字配列
方向に基づく画像信号の補正は、以下のように行なわれ
る。ステップ5801においては、ステップ8006の
ステップ3603.5604においてセットされたフラ
グの値がOであるか否かが判断される。ステップ580
1における判断の答えがYESであれば前述のように原
稿の文字の配列方向が、主走査方向とほぼ一致している
ということである。したがってこの場合には補正処理は
行なわれず、制御はメインルーチンに戻される。ステッ
プ5801における判断の答えがNOであれば、制御は
ステップ5802に進む。 [0134] ステップ5802に制御が進んだ場合には、供給された
原稿上の文字の配列方向が、主走査方向とほぼ90度異
なっているということである。ステップ5802におい
ては、ページメモリ80から、1頁分の画像信号が読み
出される。制御はステップ5803に進む。 [0135] ステップ5803においては、読み出された画像信号に
対して、90度の角度で画像を回転する座標変換の演算
が行なわれる。制御はステップ5804に進む[013
6] ステップ5804においては、ステップ5803におい
て補正された画像信号が、ページメモリ78に書き込ま
れる。制御はステップ5805に進む。 [0137] ステ、ツブ5805においては、ページメモリ80に格
納された、すべての原稿の画像信号について、補正演算
が行なわれたか否かが判断される。判断の答えがNOで
あれば制御ステップ58O2に戻り、さもなければ制御
はメインルーチンに戻される。 [0138] ステップ5OO7,5OO8において行なわれる、画像
信号の変換をより具体的に説明すれば、以下のようにな
る。傾きθ1が一45度と45度との間である場合には
、ページメモリ76に形成される画像信号は、図11に
示されるイメージを表す。この場合、ステップ5OO7
のステップ5704において行なわれる補正演算により
、画像信号は図12に示されるような原稿イメージを表
すものに変換される。この場合、ステップ5OO8にお
ける文字配列方向の補正は行なわれない。したがって、
ページメモリ78には、図12に示されるような原稿イ
メージを示す画像信号が格納される。 [0139] 一方、傾きθ1が45度〜135度の間である場合には
、ページメモリ76に格納される画像信号の表す原稿イ
メージは、図13に示される。ステップ5OO7のステ
ップ5704 (図21)において行なわれる補正演算
により、ページメモリ80には図14に示されるような
原稿イメージを表す画像信号が格納される。前述のよう
にこの画像信号は、そのままでは高い効率で圧縮するこ
とはできない。 [0140] ステップ5008においては、図14に示される原稿イ
メージ84が、90度回転されてページメモリ78に書
き込まれる。したがって、ページメモリ78に格納され
る原稿イメージは、図12に示されるようなものとなる
。 [0141] ステップ5OO9における送信処理は、以下のように行
なわれる。図23を参照して、ステップ5901におい
て、マイコン62はページメモリ制御回路74に対し、
符号化を開始すべき旨の信号を与える。制御はステップ
5902に進む[0142] ステップ5902においては、ページメモリ制御回路7
4による、ページメモリ78からの、1頁分の画像信号
の読み出しおよび符号化が行なわれる。符号化された信
号は、図示されない、転送用の専用メモリに蓄積される
。制御はステップ5903に進む。 [0143] ステップ5903においては、ページメモリ78に格納
された、原稿のすべての頁に対する符号化処理が行なわ
れたか否かが判断される。判断の答えがNoであれば制
御はステップ5902に戻り、さもなければ制御はステ
ップ5904に進む。 [0144] ステップ5904に制御が進んだ場合には、マイコン6
2は、伝送制御回路72、モデム30に対し、転送用の
専用メモリに蓄積された圧縮後の信号を、電話回線上に
送出すべき旨の信号を与える。伝送制御回路72、モデ
ム30は、専用メモリに蓄積されていた、圧縮された信
号をアナログ信号に変換し、所定の手順に従ってLIU
32を介して電話回線上に送出する。ステップ5904
における処理が終了した後、プログラムの制御はメイン
ルーチンに戻される。 [0145] ステップ89O2において行なわれる画像信号の符号化
処理は、図12に示されるような原稿イメージを表す画
像信号に対して行なわれる。この原稿イメージにおいて
は、文字列の延びる方向と、符号化のための信号の読出
方向(主走査方向)とが一致している。文字列と文字列
との間の空白行の幅は、他の場合と比べて最も広くなる
。したがって、前述のメークアップ符号による空白行の
符号化が効率よく行なわれ、原稿全体の圧縮化率も最大
となる。 [0146] 以上のようにこの発明の実施例のファクシミリ装置によ
れば、供給される原稿の前縁の両端力飄所定のセンサ前
を通過する時間差から、原稿の前縁と主走査方向とのな
す角度が求められる。また、CCDおよび読取処理回路
によってデジタル化されページメモリに記憶された原稿
イメージから、原稿イメージ上の文字列の延びる方向が
検知される。得られた原稿の画像信号は、送信される原
稿の傾きを補正するようにまず座標変換される。座標変
換された画像信号はさらに、画像信号の表す原稿イメー
ジ上の文字列の延びる方向と、符号化の際にページメモ
リから画像信号が読み出される方向(主走査方向)とが
一致するように、必要ならばさらに90度回転される。 これにより、補正後の画像信号を符号化する際には文字
列の間の空白行が最も効率良く符号化され、原稿イメー
ジ全体の圧縮効率も最大となる。 [0147] 以上、この発明が1つの実施例に基づいて説明されたが
、この発明は上述の実施例には限定されない。たとえば
、以下のような実施例も考えられる。 [0148] 請求項3に記載の発明の第2の実施例を実現するための
ファクシミリ装置のハードウェアは、図9に示されるも
のと同一である。第2の実施例が第1の実施例と異なる
のは、マイコン62において実行されるプログラムの構
造である。 [0149] 図24を参照して、第2の実施例のファクシミリ装置の
マイコン62において実行されるプログラムは、以下の
制御構造を有する。ステップ5oilにおいて送信され
るべき原稿が図示されない原稿台上にセットされたか否
かが検知される。この処理は、図16のステップ5OO
1において行なわれる処理と同一である。制御はステッ
プ5O12に進む。 [01501 ステップ5O12においては、必要なイニシャル処理が
行なわれる。この処理は、図16のステップ5OO2に
おいて行なわれる処理と同一である。制御はステップ5
O13に進む。 [0151] ステップ5O13においては、原稿台上にセットされた
すべての原稿について画像情報の読み込みが行なわれる
。この処理は、図16のステップ5OO4において行な
われる処理と同一である。制御はステップ5O14に進
む。 [0152] ステップ5O14においては、読み込まれた原稿イメー
ジ上において、文字配列領域がどの部分であるかが検知
される。この処理は、図16のステップSOO5におい
て行なわれる処理と同一である。制御はステップ5O1
5に進む。 [0153] ステップ5O15においては、検知された文字配列領域
における、文字列の延びる方向が検知される。この処理
は、図16のステップ5OO6において行なわれる処理
と概ね同一である。しかし、このステップ5O15にお
いては、第1の実施例において行なわれたよりもさらに
精密に、文字列の延びる方向が検知される。制御はステ
ップ5O16に進む。 [0154] ステップ5O16においては、検知された文字配列方向
に基づき、文字列が、概ね主走査方向と一致する方向に
沿って配列されるように、原稿イメージを90度回転す
る処理が(必要なら)行なわれる。この処理は、第1の
実施例のステップ5oosにおいて行なわれる処理と同
一である。制御はステップ5O17に進む。 [0155] ステップ5O17においては、補正後文字列の延びる方
向が主走査方向と概ね一致するように補正された画像信
号が、文字列の延びる方向と主走査方向とがより正確に
一致するように補正される。この処理は、第1の実施例
のステップ5OO7において行なわれる処理と概ね同一
である。しがしこの場合、第1の実施例と異なり、補正
のための角度はステップ5O15において得られた文字
配列方向から導き出されていることに注意するべきであ
る。ステップ5O17の処理がすべての頁の画像信号に
対して行なわれた後、このプログラムは終了する。 [0156] 以上のような構造を有するプログラムによっても、第1
の実施例と同様の効果を得ることができる。すなわち、
この実施例によっても、ファクシミリ装置に供給される
原稿の方向にかかわらず、高い効率で画像信号を圧縮す
ることが可能となる。 [01,57] この第2の実施例において、ステップ5O16とステッ
プ5O17における処理とは、別々のものとして記載さ
れた。しかしながら、この発明はこれには限定されない
。たとえば、ステップ5O15において得られた文字配
列方向と主走査方向とのなす角度を、−度の演算処理で
補正するようにプログラムを作成することも可能である
。 [0158] 以上の各実施例においては、文字列を含む画像の読み取
りの場合について説明した。しかし、本発明はこれには
限定されない。たとえば、文字列に限らず記号その他の
キャラクタの複数個が一定方向に配列されたキャラクタ
列を含む画像であれば、同様の手順によって画像の読み
取りと信号の圧縮とが効率良く行なわれる。 [0159]
【発明の効果】
以上のように、請求項1に記載の画像読取装置によれば
、読み取った符号化前の画像データの配列を、画像のキ
ャラクタ列の配列方向を走査方向と一致させた状態のも
とで読み取ったときと同じ配列になるように、傾き検出
手段によって検出されるキャラクタ列の傾き分だけ補正
手段によって補正し、この補正した画像データを符号化
するように構成しているので、図3に示されるように読
み取りのための走査ラインSが読み取り対象の画像に含
まれるキャラクタ列Cに対してオーバーラツプする、す
なわち1つの走査ラインが複数のキャラクタ列Cと交差
するような読み取り状態の場合でも符号化される画像デ
ータのデータ圧縮効率を高めることができる。 [01601 請求項2に記載の画像読取装置によれば、読み取り対象
である画像のキャラクタ列の配列方向が走査方向と直交
する縦配列方向であるときには、読み取られた画像の配
列を90度回転補正して、キャラクタ列の配列方向が走
査方向と一致する横配列方向のもとで読み取ったときと
同じ配列にし、その後で符号化を行なうように構成して
いるので、キャラクタ列が縦配列方向の場合にも、画像
データの符号化の圧縮効率が良くなる。 [0161] 請求項3に記載のファクシミリ装置によれば、原稿上の
文字配列方向が、記憶セルの配列の第1および第2の方
向のどちらにより近いかが判断され、必要ならば画像が
予め定める角度だけ回転され、文字配列方向が第1の方
向により近くなるようにされる。信号圧縮手段は、第1
の方向に沿って記憶セルの配列から画像信号を読み出し
符号化する。上述のように画像を回転することにより、
第1の方向に沿った白ランおよび黒ランの平均の長さは
、画像を回転しない場合よりも長く、白ランおよび黒ラ
ンの個数は少なくなる。一般的に圧縮符号化システムに
おいては、1つの白ランまたは黒ランが1つの符号に変
換される。したがって、この発明にかかるファクシミリ
装置によれば、圧縮後の符号数が減少し、圧縮効率が向
上する。また、送信の効率も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1に記載の発明の一実施例である画像読取装置の
概略的な構成を示すブロック図である。 [図2] 図1に示される画像読取装置の動作を示すフローチャー
トである。
【図3】 走査方向に対して画像のキャラクタ列が傾いた状態で読
み取られるときの様子を示す説明図である。
【図4】 請求項2に記載の発明の一実施例である画像読取装置の
概略的な構成を示すブロック図である。
【図5】 図4に示される画像読取装置の動作を示すフローチャー
トである。
【図6】 請求項2に記載の発明の他の実施例である画像読取装置
の概略的な構成を示すブロック図である。
【図7】 図6に示される画像読取装置の動作を示すフローチャー
トである。
【図8】 図3に示される画像読取装置の動作における文字の配列
方向と走査方向との関係を説明するための図である。
【図9】 請求項3に記載の発明に係るファクシミリ装置のブロッ
ク図である。
【図101 ファクシミリ装置に供給される原稿の前縁を検知するた
めのセンサの配置を模式的に示す図である。 【図11】 ページメモリに格納された原稿イメージの模式図である
【図12】 ページメモリに格納された原稿イメージの模式図である
【図13】 ページメモリに格納された原稿イメージの模式図である
【図14】 ページメモリに格納された原稿イメージの模式図である
【図15】 原稿の文字列の向きと、主走査方向との成す角度を模式
的に示す図である。
【図16】 請求項3に記載の発明の第1の好ましい実施例のファク
シミリ装置のマイクロコンピュータによって実行される
プログラムのメインルーチンのフローチャートである。
【図17】 イニシャル処理のフローチャートである。
【図18】 原稿の傾き検出処理のフローチャートである。
【図19】 画情報の読込のフローチャートである。
【図20】 文字配列方向の検知のルーチンのフローチャートである
【図21】 傾き補正のフローチャートである。
【図22】 文字配列方向補正のルーチンのフローチャートである。
【図23】 送信処理のルーチンのフローチャートである。
【図24】 請求項3に記載の発明の第2の好ましい実施例のファク
シミリ装置のマイクロコンピュータにおいて実行される
プログラムのメインルーチンのフローチャートである。
【図25】 原稿の模式図である。
【図26】 原稿の模式図である。
【図27】 MH符号に含まれるターミネイティング符号の一部を示
す図である。
【図28】 MH符号に含まれるメークアップ符号の一部を示す図で
ある。
【図29】 原稿の模式図である。
【符号の説明】
1 スキャナ 2 二値化部 3 画像メモリ 4 傾き検出部 5゛傾き補正部 6、符号化部 7 制御部 10 原稿 42゜ コントロール回路 原稿センサ 42a〜42c  原稿端センサ CCDイメージセンサ マイコン 縦/横検出部 回転処理部 符号化部 傾き角度検出部
【書類芯】
図面
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図101 【図11】 y
【図12】
【図13】
【図14】 副り沓放
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】 二二5 竺走査方柚
【図26】
【図28】
【図29】 (ロ)主ii方勾

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像を一定方向に走査して読み取り、読み
    取った画像データを符号化する画像読取装置において、
    画像のうち、複数のキャラクタが所定方向に配列されて
    いるキャラクタ列の部分を抽出し、走査方向に対するキ
    ャラクタ列の傾きを検出する傾き検出手段と、 読み取られた1画像分の画像データ配列を、キャラクタ
    列の配列方向を走査方向と一致させた状態のもとで読み
    取られる画像データの配列と同じになるように、傾き検
    出手段で検出されたキャラクタ列の傾き分だけ補正する
    補正手段と、補正手段で補正された画像データを符号化
    する符号化手段とを備えたことを特徴とする画像読取装
    置。
  2. 【請求項2】画像を一定方向に走査して読み取り、読み
    取った画像データを符号化する画像読取装置において、 画像のうち、複数のキャラクタが所定方向に配列されて
    いるキャラクタ列の部分を抽出し、そのキャラクタ列の
    配列方向が走査方向と一致する横配列方向か走査方向と
    直行する縦配列方向かを判別する縦横判別手段と、縦横
    判別手段が縦配列方向であると判別した場合に、読み取
    られた1画像分の画像データの配列を、キャラクタ列の
    配列方向を走査方向と一致させた状態のもとで読み取ら
    れる画像データの配列と同じになるように90度回転補
    正する補正手段と、 縦横判別手段が縦配列方向であると判別した場合には補
    正手段で補正済みの画像データを符号化し、縦横判別手
    段が横配列方向であると判別した場合には補正手段で補
    正されない読み取られたままの画像データを符号化する
    符号化手段とを備えたことを特徴とする画像読取装置。
  3. 【請求項3】 原稿上の画像を、二次元的に配列された複数個の画素に
    分割して読み取ることにより、各前記画素の輝度を各前
    記画素毎に示す画素信号を生成するための画素信号生成
    手段と、 各々が前記画素信号を、前記画素の1つに論理的に関連
    づけて記憶するための複数個の記憶セルを含む画素信号
    記憶手段と、前記複数個の記憶セルは、前記複数個の画
    素の配列に対応して、予め定める第1の方向と、前記第
    1の方向と交差する第2の方向とに論理的に二次元的に
    配列されており、 前記画素信号記憶手段に記憶された前記画素信号に基づ
    いて、記憶された前記画素信号により表現される前記原
    稿上の前記画像に含まれる文字列の、前記複数個の記憶
    セルの配列における配列方向を示す文字配列方向を検出
    するための文字配列方向検出手段と、 検出された前記文字配列方向が、前記第1および前記第
    2の方向のうちのどちらにより近いかを判断するための
    文字配列方向判断手段と、前記文字配列方向判断手段の
    出力に応答して、前記文字配列方向が、前記第1の方向
    よりも前記第2の方向に近い場合に、記憶された前記画
    素信号により表現される前記原稿上の前記画像を、前記
    文字配列方向が前記第1の方向により近くなるように、
    記憶された前記画素信号により表現される前記原稿上の
    前記画像を、予め定める角度だけ回転させるための画像
    回転手段と、前記画像回転手段により回転された、記憶
    された前記画素信号を、前記画素信号記憶手段から前記
    第1の方向に沿って読み出し、圧縮符号により圧縮する
    ための信号圧縮手段と、 前記信号圧縮手段により圧縮された前記画素信号を、通
    信回線を介して他局に送信するための送信手段とを含む
    ファクシミリ装置。
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