JPH0325419B2 - - Google Patents
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- JPH0325419B2 JPH0325419B2 JP57074377A JP7437782A JPH0325419B2 JP H0325419 B2 JPH0325419 B2 JP H0325419B2 JP 57074377 A JP57074377 A JP 57074377A JP 7437782 A JP7437782 A JP 7437782A JP H0325419 B2 JPH0325419 B2 JP H0325419B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、医薬の合成中間体として有用な新規
2−アゼチジノン誘導体及びその製造法に関す
る。さらに詳しくいえば、本発明は一般式() (式中、R1は水素,アジド又はアミノ基、R2
はC1〜C4のアルキル基又はフエニル,p−メチ
ルフエニル,p−メトキシフエニル,p−ブロモ
フエニルあるいはベンジル基、R3は水素又はSO3
M で表わされる基である。M は水素又はカ
チオンを表わす。) で表わされる新規2−アゼチジノン誘導体に関す
る。 式()で示される2−アゼチジノン誘導体
は、文献未記載の新規化合物であり、医薬の合成
中間体として重要な化合物である。例えば、式 で表わされるアズスレオナム(Azthreonam,
SQ26776)は、グラム陰性菌に対して強い抗菌活
性を示す新しい抗生物質として注目されるβ−ラ
クタム化合物であるが、この化合物の多くの絶縁
体が本発明の化合物()から合成できる。 本発明の化合物()において、C3位及びC4
位に不斉炭素が存在し、従つて(3S,4S),(3R,
4R),(3S,4R)及び(3R,4S)の四種の光学
異性体が存在するが、いずれの異性体も本発明の
範囲に含まれる。 本発明の化合物()は、次式() (式中R1は水素、アジド又はアミノ基である) で表わされる化合物と、一般式 (式中、R2はC1〜C4のアルキル基、又はフエ
ニル、p−メチルフエニル、p−メトキシフエニ
ル、p−ブロモフエニルあるいはベンジル基、x
はクロル又はN−イミダゾリル基を表わす) で表わされる有機スルホニル化合物を、塩基の存
在下で反応させて、一般式() (式中、R1,R2は前記と同じ) で示される反応成績体()を得る。化合物
()は必要に応じて更に三酸化イオウ複合体と
反応させて、一般式() (式中、R1,R2は前記と同じ基であり、M
は水素又はカチオンを表わす) で表わされる化合物()に変換できる。化合物
()でR1がアジド基である化合物は、これを還
元反応に付して一般式() (式中、R2,M は前記と同じ) で表わされる化合物に変換できる。化合物()
を同様の還元反応に付せば、R1がアミノ基であ
る化合物()の製造も可能である。 塩基の存在下で行なう反応は、用いる塩基の種
類に応じてそれぞれ適切な反応条件が選択され
る。塩基として有機塩基を用いる場合、トリエチ
ルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリジ
ン、4−(N,N−ジメチルアミノ)−ピリジン、
ジメチルアニリン、ジエチルアニリン、イミダゾ
ール等が用いられ、好ましくはトリエチルアミン
を化合物()に対して1〜2倍モル、望ましく
は1.2〜1.5倍モル共存させた有機溶剤、好ましく
は塩化メチレンあるいはベンゼン中で、有機スル
ホニル化合物(Xがクロル)を化合物()に対
して1〜2倍モル、好ましくは1〜1.5倍モル作
用させる方法が採用される。このときの反応は−
20℃〜0℃の冷却下に実施することが望ましい。
塩基として水素化ナトリウム又は水素化カリウム
等の水素化アルカリ金属を用いる場合、テトラヒ
ドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、ジグラ
イム、N,N−ジメチルホルムアミド等の有機溶
剤中で化合物()に対して1〜2倍モル、好ま
しくは1〜1.5倍モルの水素化アルカリ金属を反
応させて化合物()をアルコラートとなし、次
いで有機スルホニル化合物(特にXがN−イミダ
ゾリル基であるものが好ましい)を作用させる方
法が選択される。反応は室温から用いる溶剤の沸
点までの温度で実施される。塩基として、無水炭
酸ナトリウム、無水炭酸カリウム、無水炭酸バリ
ウム、又は無水炭酸カルシウム等の無水炭酸アル
カリ金属あるいはアルカリ土類金属塩を用いる場
合、反応溶剤として無水アセトンが好ましい溶剤
であり、上記の炭酸塩塩基を化合物()に対し
て1〜10倍モル、好ましくは3〜5倍モル共存さ
せて、有機スルホニル化合物(Xがクロル)を化
合物()に対して1〜3倍モル、好ましくは
1.1〜2倍モル作用させる方法が採用できる。本
反応は0℃から室温までの温度で実施される。こ
れらの反応の反応成績体()は、通常の有機溶
剤抽出法で単離でき、必要ならばシリカゲルを用
いるカラムクロマトグラフイーで精製できる。有
機スルホニル化合物は、メシルクロリド、メシル
イミダゾール、トシルクロリド、トシルイミダゾ
ール、ベンジルスルホニルクロリドが好ましい
が、ベンゼンスルホニルクロリド、p−メトキシ
ベンゼンスルホニルクロリド、p−ブロムベンゼ
ンスルホニルクロリド又はそれらのN−イミダゾ
リル誘導体も採用できる。化合物()を三酸化
イオウ複合体と反応させると、アズスレオナム誘
導体の重要中間体である化合物()が製造でき
るが、三酸化イオウ複合体としては、ピリジン−
三酸化イオウ、ルチジン−三酸化イオウ、N,N
−ジメチルホルムアミド−三酸化イオウ、又はピ
コリン−三酸化イオウ等が採用できる。該反応を
ピリジンあるいはN,N−ジメチルホルムアミド
中で例えばクロロスルホン酸トリメチルシリルエ
ステル〔ClSO2OSi(CH3)3〕を作用させて、反応
系内で対応するピリジン−三酸化イオウあるいは
N,N−ジメチルホルムアミド−三酸化イオウを
形成させる反応でも目的の化合物()を製造で
きる。 式()でR1がアミノ基である化合物はこの
アミノ基に種々のアシル基を導入して多くの有用
医薬を製造するための極めて重要な中間化合物で
あるが、該化合物()は、化合物()でR1
がアジド基である化合物を還元反応に付すことに
よつて容易に取得できる。還元反応は、メタノー
ル、エタノール、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン、あるいは酢酸エチルエステルのような有機溶
剤中で、酸化白金、パラジウム、漆原ニツケルあ
るいはラネーニツケルを触媒とする接触還元が最
も好ましいが、亜鉛−酢酸、あるいはメタノール
中1,3−プロパンジチオールを用いる還元反応
も採用できる。 本発明の化合物()を製造するための出発原
料化合物()に関しては、R1が水素である化
合物は本出願人による方法(特願昭57−49527)
を用いて、次式 で示される化合物が取得できる。又、R1がアジ
ドである化合物は、同じく本出願人による方法
(特願昭57−4515)で容易に取得できる、次式 で示される化合物を、酸性条件下にイソプロピリ
デン保護基を除去することによつて製造できる。 以下、実施例で本発明を詳しく説明する。 実施例 1 (4R)−(2−メシルオキシエチル)−2−アゼ
チジノンの製造 (4R)−(2−ヒドロキシエチル)−2−アゼチ
ジノン〔mp64〜66.℃,〔α〕25 D+13.4゜(C2.0,
MeOH)〕346.5mg(3.01ミリモル)を乾燥アセト
ン10mlに溶解し、無水炭酸カリウム2.02g(14.6
ミリモル)を加えて室温下に激しく撹拌しながら
メシルクロリド0.35ml(4.52ミリモル)を加え、
更に撹拌を続けた。薄層クロマトグラフイー
(TLC)で原料の消失を確認(2時間)して、反
応液から無機塩を去し、無機塩を新しいアセト
ンで洗浄した洗液と液とを合わせて濃縮する
と、黄色油状物質0.92gが得られた。これをシリ
カゲル(Wakogel C200,24g)を用いるカラム
クロマトグラフイーに供し、トルエン−アセトン
(3:2,v/v)で展開して、目的化合物の白
色結晶463.6mg(80%)を得た。mp70〜71℃,
〔α〕25 D+8.7゜(C2.0,MeOH) TLCのRf値:0.13(トルエン−アセトン=3:
2,HBr−ニンヒドリン呈色) IR νKBr nax:3230,1760(sh),1730,1720,1350
,
1180,945cm-1 1 HNMR(90MHz,CDCl3):δppm. 実施例 2 (3R,4R)−3−アジド−4−(2−メシルオ
キシエチル)−2−アゼチジノン()の製造
<方法A> 化合物()、〔α〕25 D+141.3゜(C1.16,MeOH)
,
0.71g(4.5ミリモル)とトリエチルアミン0.68g
(6.7ミリモル)を乾燥塩化メチレン20mlに溶解
(の一部は不溶)し、氷−食塩浴で−10℃以下
に冷却してから、メシルクロリド0.39ml(5.0ミ
リモル)を乾燥塩化メチレン6mlに溶かした溶液
を約10分間で滴下した。混合物を−10℃以下で約
30分間撹拌した後、0.5M−リン酸カリウム緩衝
液(PH6.0)100mlを加え、塩化メチレン層を分取
した。水層を食塩で飽和させ、酢酸エチルで抽出
(30ml×2回、60ml×2回)し、先の塩化メチレ
ン層と合わせて乾燥後、溶媒を減圧下に除去し
た。得られた油状物をシリカゲルカラムクロマト
グラフイー(クロロホルム−アセトン=90:10,
85:15,80:20)で精製して標記化合物()の
淡黄色シロツプ0.84g(80%)を得た。 n25 D1.575,〔α〕25 D+93.2゜(C2.0,MeOH)。 IR νneat nax:3350,2120,1760,1350,1175cm-1 1HNMR(90MHz,CD3OD):δppm. 2.2(2H,m,CH2 CH2OMs),3.10(3H,s,
OSO2 CH3 ),3.37(1H,d−t,H4,J=
2,3,7.5Hz),4.37(2H,t,CH2 CH2
OMs,J=7.5Hz),4.4(1H,d,H3,J=
2.3Hz) <方法B> 化合物()1.4g(8.97ミリモル)を無水ア
セトン80mlに溶解し、無水炭酸カリウム12.4g
(89.7ミリモル)を加えて室温下に激しく撹拌し
ながらメシルクロリド1.4mlを注射器を使つて約
2分で滴加した。激しい撹拌を続ける中に、反応
混合物は副生した塩化カリウムの微粉末で白く濁
つた。2時間で原料が消失し、反応混合物から無
機塩を去、更にアセトンで洗浄し、洗液と液
を合わせて濃縮すると、黄色油状物が3.53gえら
れた。これをシリカゲルカラムクロマトグラフイ
ー(Wakogel C200 25g,L/D=80,トルエ
ン−アセトン=3:1で展開)に付し、目的化合
物()の淡黄色シロツプ1.87g(89%)を得
た。 TLCのRf値:0.18(トルエン−アセトン=3:
1) (呈色、2吸着又はHBr−ニンヒドリン) <方法C> 化合物()346.5mg(3.01ミリモル)を乾燥
N,N−ジメチルホルムアミド10ml中で、水素化
ナトリウム87mg(3.6ミリモル)と作用させてア
ルコラートと成し、次いでメシルイミダゾリド
483mg(3.3ミリモル)を乾燥N,N−ジメチルホ
ルムアミド5mlに溶解した溶液を一度に加えて、
50℃で2時間撹拌した。反応液を冷却してから、
0.5Mリン酸カリウム緩衝液50mlで希釈後、酢酸
エチル(50ml×3)で抽出し、有機層を水洗、乾
燥した。溶剤を減圧下に留去し、えられた黄色油
状物を、方法Bに述べたのと同じカラムクロマト
グラフイーで精製し、目的化合物()の淡黄色
シロツプ1.78g(85%)を得た。 実施例 3 (3R,4R)−3−アジド−4−(2−メシルオ
キシエチル)−2−アゼチジノン()の製造 実施例2の方法Bで、無水炭酸カリウムの代り
に無水炭酸バリウムを用いた以外は全く同じ方法
で、化合物()を得た。 実施例 4 (3R,4R)−3−アジド−4−(2−メシルオ
キシエチル)−2−オキソ−1−アゼチジンス
ルホン酸テトラ正ブチルアンモニウム()の
製造 実施例2の方法でえられる化合物()1.65g
(7.04ミリモル)を乾燥N,N−ジメチルホルム
アミド10mlに溶解し、これに窒素雰囲気下ピリジ
ン−三酸化イオウ3.92g(24.6ミリモル)を固体
のまま一度に加え、反応混合物を湯浴温度55〜60
℃で3時間加熱撹拌すると、TLC上で原料の消
失が確認できた。冷却後、反応液をKH2PO410.1
g(74.2ミリモル)を溶かした水溶液100ml中に
投入し、2NKOHでPHを5.8に調整した。塩化メ
チレン(50ml×3)で不要な中性成分を除き、水
層部を減圧濃縮して約50mlの均一褐色液と成し、
硫酸水素テトラ正ブチルアンモニウム2.91g
(8.57mmole)の固体を一度に加え、生成する目
的化合物()を塩化メチレン(50ml×3)で抽
出した。黄色抽出液を希食塩水で洗浄後、乾燥
(無水硫酸ナトリウム)、減圧濃縮を行なうと、
N,N−ジメチルホルムアミドを含む褐色油状物
質4.45gが得られた。1HNMRスペクトルは化合
物()とN,N−ジメチルホルムアミドの約
1:1(モル比)の混合物であることを示した。
このものは以降の反応に使用できるが、分析値を
うるための純品()は、シリカゲルカラムクロ
マトグラフイー(トルエン中0〜20%EtOHの線
形勾配溶出法)によつて精製単離した。形状:淡
黄色水アメ状物質。 〔α〕25 D+46.6゜(C=2.08,MeOH). IR νneat nax:2100,1760,1350,1250,1175,
1040cm-1 1HNMR(90MHz,CDCl3):δppm. 1.0(12H,t,CH2CH2CH2 CH3 ),1.2〜1.9
(16H,m,CH2 CH2 CH2 CH3),2.2〜2.7
(2H,m,CH2 CH2OMs),3.08(3H,S,
CH2OSO2 CH3 ),3.27(8H,t,CH2
CH2CH2CH3),3.90(1H,m,H4),4.30
(1H,d,J=2.4Hz,H3),4.4〜4.7(2H,
m,CH2 CH2 OMs) 実施例 5 (3R,4R)−3−アジド−4−(2−メシルオ
キシエチル)−2−オキソ−1−アゼチジンス
ルホン酸テトラ正ブチルアンモニウムの製造 実施例4で、ピリジン−三酸化イオウの代りに
N,N−ジメチルホルムアミド−三酸化イオウを
用い、室温で反応させた以外は全く同じ方法で、
標記化合物を得た。 TLCのRf値:0.10(トルエン−EtOH=9:1)
0.43(EtOAc−EtOH−H2O=5:1:1) 実施例 6 (3R,4R)−3−アミノ−4−(2−メシルオ
キシエチル)−2−オキソ−1−アゼチジンス
ルホン酸テトラ正ブチルアンモニウム()の
製造 (3R,4R)−3−アジド−4−(2−メシルオ
キシエチル)−2−オキソ−1−アゼチジンスル
ホン酸テトラブチルアンモニウム()0.15g
(0.27ミリモル)をメタノール0.6mlに溶かし、10
%パラジウム/炭素0.015gを加え、混合物を大
気圧で2時間水素化した。触媒を去し、液を
減圧下に蒸発させ標記化合物()0.13g(0.25
ミリモル、91%)をガラス様固体として得た。薄
層クロマトグラフイー(シリカゲル、酢酸エチ
ル:エタトル:水=5:1:1)ではRf=0.23。 実施例 7 (3R,4R)−3−アミノ−4−(2−メシルオ
キシエチル)−2−オキソ−1−アゼチジンス
ルホン酸テトラ正ブチルアンモニウム()の
製造 実施例6で10%パラジウム/炭素の代わりに、
30%パラジウム/BaCO3をパラジウムとして化
合物()の1.5重量%用いた以外は全く同じ方
法で、化合物()を得た。分析用純品は、シリ
カゲルカラムクロマトグラフイーで精製単離し
た。 〔α〕25 D+4.5゜(C=2.0,MeOH) IR νKBr nax:3400,2960,2880,1760,1470,
1350,1245,1175,1045,750,635cm-1 1HNMR(90MHz,CDCl3):δppm. 1.0(12H,t,CH2CH2CH2 CH3 ),1.2〜1.8
(16H,m,CH2 CH2 CH2 CH3),2.0(2H,
NH2),2.1〜2.6(2H,m,CH2
CH2OSO2CH3),3.1(3H,s,OSO2 CH3 ),
2.9〜3.5(8H,t,CH2 CH2CH2CH3),3.6〜
3.9(2H,m,H3,H4),4.6(2H,m,CH2
CH2OSO2CH3) TLCのRf値:0.59(EtOAc−EtOH−H2O=
2:1:1)(検出:2吸着,ニンヒドリ
ン…黄色) 実施例 8 (3R,4R)−3−アミノ−4−(2−メシルオ
キシエチル)−2−オキソ−1−アゼチジンス
ルホン酸テトラ正ブチルアンモニウム()の
製造 実施例6で10%パラジウム/炭素の代りに、漆
原ニツケルAを用いた以外は全く同じ方法で化合
物()を得た。 実施例 9 (4R)−4−(2−トシルオキシエチル)−2−
アゼチジノン()の製造 水素化ナトリウム(n−ヘキサンで鉱油を除い
たもの)90mgを乾燥N,N−ジメチルホルムアミ
ド(DMF)5ml中に保ち、氷冷下に化合物()
392mg(3.4ミリモル)をDMF5mlに溶かした液を
滴下し30分間撹拌した。次いでトシルイミダゾー
ル758mg(3.4ミリモル)のDMF溶液5mlを加え、
氷浴を外して3時間撹拌した。0.25Mリン酸緩衝
液(PH6)40mlを加え、酢酸エチル(50ml×3)
で抽出し、有機層を食塩水で洗い、乾燥した。有
機溶剤を減圧下に除去して化合物()の粗固体
を得た。塩化メチレン−n−ヘキサンから結晶化
を行ない、()の白色結晶450mg(49%)を得
た。 IR νKBr nax:1725(β−ラクタム)cm-1 TLCのRf値:0.26(トルエン−EtOH=9:1) 実施例 10 (3R,4R)−3−アジド−4−(2−トシルオ
キシエチル)−2−アゼチジノン()の製造 水素化ナトリウム(鉱油を含まない粉末)24mg
を無水テトラヒドロフラン(THF)6ml中に保
つたところへ、室温下に化合物()57.8mg
(0.37ミリモル)のTHF溶液6mlを加え30分間撹
拌した。次いでトシルクロリド76mgのTHF溶液
2mlを加えて2時間撹拌すると、TLCで原料
()の消失が確認できた。0.25Mリン酸緩衝液
(PH6)20mlを加え、酢酸エチル(30ml×2)で
抽出し、食塩水洗浄、乾燥の後、有機溶剤を減圧
下に除去して、黄色シロツプ95mgを得た。 シリカゲルカラムクロマトグラフイー(トルエ
ン−HtOH=95:5)で精製し、標記化合物
()のガラス様淡黄色固体70mg(61%)を得た。 IR νKBr nax:3360,2120,1740,1340,1160,
1090cm-1 TLCのRf値:0.28(トルエン−EtOH=9:1)
2−アゼチジノン誘導体及びその製造法に関す
る。さらに詳しくいえば、本発明は一般式() (式中、R1は水素,アジド又はアミノ基、R2
はC1〜C4のアルキル基又はフエニル,p−メチ
ルフエニル,p−メトキシフエニル,p−ブロモ
フエニルあるいはベンジル基、R3は水素又はSO3
M で表わされる基である。M は水素又はカ
チオンを表わす。) で表わされる新規2−アゼチジノン誘導体に関す
る。 式()で示される2−アゼチジノン誘導体
は、文献未記載の新規化合物であり、医薬の合成
中間体として重要な化合物である。例えば、式 で表わされるアズスレオナム(Azthreonam,
SQ26776)は、グラム陰性菌に対して強い抗菌活
性を示す新しい抗生物質として注目されるβ−ラ
クタム化合物であるが、この化合物の多くの絶縁
体が本発明の化合物()から合成できる。 本発明の化合物()において、C3位及びC4
位に不斉炭素が存在し、従つて(3S,4S),(3R,
4R),(3S,4R)及び(3R,4S)の四種の光学
異性体が存在するが、いずれの異性体も本発明の
範囲に含まれる。 本発明の化合物()は、次式() (式中R1は水素、アジド又はアミノ基である) で表わされる化合物と、一般式 (式中、R2はC1〜C4のアルキル基、又はフエ
ニル、p−メチルフエニル、p−メトキシフエニ
ル、p−ブロモフエニルあるいはベンジル基、x
はクロル又はN−イミダゾリル基を表わす) で表わされる有機スルホニル化合物を、塩基の存
在下で反応させて、一般式() (式中、R1,R2は前記と同じ) で示される反応成績体()を得る。化合物
()は必要に応じて更に三酸化イオウ複合体と
反応させて、一般式() (式中、R1,R2は前記と同じ基であり、M
は水素又はカチオンを表わす) で表わされる化合物()に変換できる。化合物
()でR1がアジド基である化合物は、これを還
元反応に付して一般式() (式中、R2,M は前記と同じ) で表わされる化合物に変換できる。化合物()
を同様の還元反応に付せば、R1がアミノ基であ
る化合物()の製造も可能である。 塩基の存在下で行なう反応は、用いる塩基の種
類に応じてそれぞれ適切な反応条件が選択され
る。塩基として有機塩基を用いる場合、トリエチ
ルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリジ
ン、4−(N,N−ジメチルアミノ)−ピリジン、
ジメチルアニリン、ジエチルアニリン、イミダゾ
ール等が用いられ、好ましくはトリエチルアミン
を化合物()に対して1〜2倍モル、望ましく
は1.2〜1.5倍モル共存させた有機溶剤、好ましく
は塩化メチレンあるいはベンゼン中で、有機スル
ホニル化合物(Xがクロル)を化合物()に対
して1〜2倍モル、好ましくは1〜1.5倍モル作
用させる方法が採用される。このときの反応は−
20℃〜0℃の冷却下に実施することが望ましい。
塩基として水素化ナトリウム又は水素化カリウム
等の水素化アルカリ金属を用いる場合、テトラヒ
ドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、ジグラ
イム、N,N−ジメチルホルムアミド等の有機溶
剤中で化合物()に対して1〜2倍モル、好ま
しくは1〜1.5倍モルの水素化アルカリ金属を反
応させて化合物()をアルコラートとなし、次
いで有機スルホニル化合物(特にXがN−イミダ
ゾリル基であるものが好ましい)を作用させる方
法が選択される。反応は室温から用いる溶剤の沸
点までの温度で実施される。塩基として、無水炭
酸ナトリウム、無水炭酸カリウム、無水炭酸バリ
ウム、又は無水炭酸カルシウム等の無水炭酸アル
カリ金属あるいはアルカリ土類金属塩を用いる場
合、反応溶剤として無水アセトンが好ましい溶剤
であり、上記の炭酸塩塩基を化合物()に対し
て1〜10倍モル、好ましくは3〜5倍モル共存さ
せて、有機スルホニル化合物(Xがクロル)を化
合物()に対して1〜3倍モル、好ましくは
1.1〜2倍モル作用させる方法が採用できる。本
反応は0℃から室温までの温度で実施される。こ
れらの反応の反応成績体()は、通常の有機溶
剤抽出法で単離でき、必要ならばシリカゲルを用
いるカラムクロマトグラフイーで精製できる。有
機スルホニル化合物は、メシルクロリド、メシル
イミダゾール、トシルクロリド、トシルイミダゾ
ール、ベンジルスルホニルクロリドが好ましい
が、ベンゼンスルホニルクロリド、p−メトキシ
ベンゼンスルホニルクロリド、p−ブロムベンゼ
ンスルホニルクロリド又はそれらのN−イミダゾ
リル誘導体も採用できる。化合物()を三酸化
イオウ複合体と反応させると、アズスレオナム誘
導体の重要中間体である化合物()が製造でき
るが、三酸化イオウ複合体としては、ピリジン−
三酸化イオウ、ルチジン−三酸化イオウ、N,N
−ジメチルホルムアミド−三酸化イオウ、又はピ
コリン−三酸化イオウ等が採用できる。該反応を
ピリジンあるいはN,N−ジメチルホルムアミド
中で例えばクロロスルホン酸トリメチルシリルエ
ステル〔ClSO2OSi(CH3)3〕を作用させて、反応
系内で対応するピリジン−三酸化イオウあるいは
N,N−ジメチルホルムアミド−三酸化イオウを
形成させる反応でも目的の化合物()を製造で
きる。 式()でR1がアミノ基である化合物はこの
アミノ基に種々のアシル基を導入して多くの有用
医薬を製造するための極めて重要な中間化合物で
あるが、該化合物()は、化合物()でR1
がアジド基である化合物を還元反応に付すことに
よつて容易に取得できる。還元反応は、メタノー
ル、エタノール、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン、あるいは酢酸エチルエステルのような有機溶
剤中で、酸化白金、パラジウム、漆原ニツケルあ
るいはラネーニツケルを触媒とする接触還元が最
も好ましいが、亜鉛−酢酸、あるいはメタノール
中1,3−プロパンジチオールを用いる還元反応
も採用できる。 本発明の化合物()を製造するための出発原
料化合物()に関しては、R1が水素である化
合物は本出願人による方法(特願昭57−49527)
を用いて、次式 で示される化合物が取得できる。又、R1がアジ
ドである化合物は、同じく本出願人による方法
(特願昭57−4515)で容易に取得できる、次式 で示される化合物を、酸性条件下にイソプロピリ
デン保護基を除去することによつて製造できる。 以下、実施例で本発明を詳しく説明する。 実施例 1 (4R)−(2−メシルオキシエチル)−2−アゼ
チジノンの製造 (4R)−(2−ヒドロキシエチル)−2−アゼチ
ジノン〔mp64〜66.℃,〔α〕25 D+13.4゜(C2.0,
MeOH)〕346.5mg(3.01ミリモル)を乾燥アセト
ン10mlに溶解し、無水炭酸カリウム2.02g(14.6
ミリモル)を加えて室温下に激しく撹拌しながら
メシルクロリド0.35ml(4.52ミリモル)を加え、
更に撹拌を続けた。薄層クロマトグラフイー
(TLC)で原料の消失を確認(2時間)して、反
応液から無機塩を去し、無機塩を新しいアセト
ンで洗浄した洗液と液とを合わせて濃縮する
と、黄色油状物質0.92gが得られた。これをシリ
カゲル(Wakogel C200,24g)を用いるカラム
クロマトグラフイーに供し、トルエン−アセトン
(3:2,v/v)で展開して、目的化合物の白
色結晶463.6mg(80%)を得た。mp70〜71℃,
〔α〕25 D+8.7゜(C2.0,MeOH) TLCのRf値:0.13(トルエン−アセトン=3:
2,HBr−ニンヒドリン呈色) IR νKBr nax:3230,1760(sh),1730,1720,1350
,
1180,945cm-1 1 HNMR(90MHz,CDCl3):δppm. 実施例 2 (3R,4R)−3−アジド−4−(2−メシルオ
キシエチル)−2−アゼチジノン()の製造
<方法A> 化合物()、〔α〕25 D+141.3゜(C1.16,MeOH)
,
0.71g(4.5ミリモル)とトリエチルアミン0.68g
(6.7ミリモル)を乾燥塩化メチレン20mlに溶解
(の一部は不溶)し、氷−食塩浴で−10℃以下
に冷却してから、メシルクロリド0.39ml(5.0ミ
リモル)を乾燥塩化メチレン6mlに溶かした溶液
を約10分間で滴下した。混合物を−10℃以下で約
30分間撹拌した後、0.5M−リン酸カリウム緩衝
液(PH6.0)100mlを加え、塩化メチレン層を分取
した。水層を食塩で飽和させ、酢酸エチルで抽出
(30ml×2回、60ml×2回)し、先の塩化メチレ
ン層と合わせて乾燥後、溶媒を減圧下に除去し
た。得られた油状物をシリカゲルカラムクロマト
グラフイー(クロロホルム−アセトン=90:10,
85:15,80:20)で精製して標記化合物()の
淡黄色シロツプ0.84g(80%)を得た。 n25 D1.575,〔α〕25 D+93.2゜(C2.0,MeOH)。 IR νneat nax:3350,2120,1760,1350,1175cm-1 1HNMR(90MHz,CD3OD):δppm. 2.2(2H,m,CH2 CH2OMs),3.10(3H,s,
OSO2 CH3 ),3.37(1H,d−t,H4,J=
2,3,7.5Hz),4.37(2H,t,CH2 CH2
OMs,J=7.5Hz),4.4(1H,d,H3,J=
2.3Hz) <方法B> 化合物()1.4g(8.97ミリモル)を無水ア
セトン80mlに溶解し、無水炭酸カリウム12.4g
(89.7ミリモル)を加えて室温下に激しく撹拌し
ながらメシルクロリド1.4mlを注射器を使つて約
2分で滴加した。激しい撹拌を続ける中に、反応
混合物は副生した塩化カリウムの微粉末で白く濁
つた。2時間で原料が消失し、反応混合物から無
機塩を去、更にアセトンで洗浄し、洗液と液
を合わせて濃縮すると、黄色油状物が3.53gえら
れた。これをシリカゲルカラムクロマトグラフイ
ー(Wakogel C200 25g,L/D=80,トルエ
ン−アセトン=3:1で展開)に付し、目的化合
物()の淡黄色シロツプ1.87g(89%)を得
た。 TLCのRf値:0.18(トルエン−アセトン=3:
1) (呈色、2吸着又はHBr−ニンヒドリン) <方法C> 化合物()346.5mg(3.01ミリモル)を乾燥
N,N−ジメチルホルムアミド10ml中で、水素化
ナトリウム87mg(3.6ミリモル)と作用させてア
ルコラートと成し、次いでメシルイミダゾリド
483mg(3.3ミリモル)を乾燥N,N−ジメチルホ
ルムアミド5mlに溶解した溶液を一度に加えて、
50℃で2時間撹拌した。反応液を冷却してから、
0.5Mリン酸カリウム緩衝液50mlで希釈後、酢酸
エチル(50ml×3)で抽出し、有機層を水洗、乾
燥した。溶剤を減圧下に留去し、えられた黄色油
状物を、方法Bに述べたのと同じカラムクロマト
グラフイーで精製し、目的化合物()の淡黄色
シロツプ1.78g(85%)を得た。 実施例 3 (3R,4R)−3−アジド−4−(2−メシルオ
キシエチル)−2−アゼチジノン()の製造 実施例2の方法Bで、無水炭酸カリウムの代り
に無水炭酸バリウムを用いた以外は全く同じ方法
で、化合物()を得た。 実施例 4 (3R,4R)−3−アジド−4−(2−メシルオ
キシエチル)−2−オキソ−1−アゼチジンス
ルホン酸テトラ正ブチルアンモニウム()の
製造 実施例2の方法でえられる化合物()1.65g
(7.04ミリモル)を乾燥N,N−ジメチルホルム
アミド10mlに溶解し、これに窒素雰囲気下ピリジ
ン−三酸化イオウ3.92g(24.6ミリモル)を固体
のまま一度に加え、反応混合物を湯浴温度55〜60
℃で3時間加熱撹拌すると、TLC上で原料の消
失が確認できた。冷却後、反応液をKH2PO410.1
g(74.2ミリモル)を溶かした水溶液100ml中に
投入し、2NKOHでPHを5.8に調整した。塩化メ
チレン(50ml×3)で不要な中性成分を除き、水
層部を減圧濃縮して約50mlの均一褐色液と成し、
硫酸水素テトラ正ブチルアンモニウム2.91g
(8.57mmole)の固体を一度に加え、生成する目
的化合物()を塩化メチレン(50ml×3)で抽
出した。黄色抽出液を希食塩水で洗浄後、乾燥
(無水硫酸ナトリウム)、減圧濃縮を行なうと、
N,N−ジメチルホルムアミドを含む褐色油状物
質4.45gが得られた。1HNMRスペクトルは化合
物()とN,N−ジメチルホルムアミドの約
1:1(モル比)の混合物であることを示した。
このものは以降の反応に使用できるが、分析値を
うるための純品()は、シリカゲルカラムクロ
マトグラフイー(トルエン中0〜20%EtOHの線
形勾配溶出法)によつて精製単離した。形状:淡
黄色水アメ状物質。 〔α〕25 D+46.6゜(C=2.08,MeOH). IR νneat nax:2100,1760,1350,1250,1175,
1040cm-1 1HNMR(90MHz,CDCl3):δppm. 1.0(12H,t,CH2CH2CH2 CH3 ),1.2〜1.9
(16H,m,CH2 CH2 CH2 CH3),2.2〜2.7
(2H,m,CH2 CH2OMs),3.08(3H,S,
CH2OSO2 CH3 ),3.27(8H,t,CH2
CH2CH2CH3),3.90(1H,m,H4),4.30
(1H,d,J=2.4Hz,H3),4.4〜4.7(2H,
m,CH2 CH2 OMs) 実施例 5 (3R,4R)−3−アジド−4−(2−メシルオ
キシエチル)−2−オキソ−1−アゼチジンス
ルホン酸テトラ正ブチルアンモニウムの製造 実施例4で、ピリジン−三酸化イオウの代りに
N,N−ジメチルホルムアミド−三酸化イオウを
用い、室温で反応させた以外は全く同じ方法で、
標記化合物を得た。 TLCのRf値:0.10(トルエン−EtOH=9:1)
0.43(EtOAc−EtOH−H2O=5:1:1) 実施例 6 (3R,4R)−3−アミノ−4−(2−メシルオ
キシエチル)−2−オキソ−1−アゼチジンス
ルホン酸テトラ正ブチルアンモニウム()の
製造 (3R,4R)−3−アジド−4−(2−メシルオ
キシエチル)−2−オキソ−1−アゼチジンスル
ホン酸テトラブチルアンモニウム()0.15g
(0.27ミリモル)をメタノール0.6mlに溶かし、10
%パラジウム/炭素0.015gを加え、混合物を大
気圧で2時間水素化した。触媒を去し、液を
減圧下に蒸発させ標記化合物()0.13g(0.25
ミリモル、91%)をガラス様固体として得た。薄
層クロマトグラフイー(シリカゲル、酢酸エチ
ル:エタトル:水=5:1:1)ではRf=0.23。 実施例 7 (3R,4R)−3−アミノ−4−(2−メシルオ
キシエチル)−2−オキソ−1−アゼチジンス
ルホン酸テトラ正ブチルアンモニウム()の
製造 実施例6で10%パラジウム/炭素の代わりに、
30%パラジウム/BaCO3をパラジウムとして化
合物()の1.5重量%用いた以外は全く同じ方
法で、化合物()を得た。分析用純品は、シリ
カゲルカラムクロマトグラフイーで精製単離し
た。 〔α〕25 D+4.5゜(C=2.0,MeOH) IR νKBr nax:3400,2960,2880,1760,1470,
1350,1245,1175,1045,750,635cm-1 1HNMR(90MHz,CDCl3):δppm. 1.0(12H,t,CH2CH2CH2 CH3 ),1.2〜1.8
(16H,m,CH2 CH2 CH2 CH3),2.0(2H,
NH2),2.1〜2.6(2H,m,CH2
CH2OSO2CH3),3.1(3H,s,OSO2 CH3 ),
2.9〜3.5(8H,t,CH2 CH2CH2CH3),3.6〜
3.9(2H,m,H3,H4),4.6(2H,m,CH2
CH2OSO2CH3) TLCのRf値:0.59(EtOAc−EtOH−H2O=
2:1:1)(検出:2吸着,ニンヒドリ
ン…黄色) 実施例 8 (3R,4R)−3−アミノ−4−(2−メシルオ
キシエチル)−2−オキソ−1−アゼチジンス
ルホン酸テトラ正ブチルアンモニウム()の
製造 実施例6で10%パラジウム/炭素の代りに、漆
原ニツケルAを用いた以外は全く同じ方法で化合
物()を得た。 実施例 9 (4R)−4−(2−トシルオキシエチル)−2−
アゼチジノン()の製造 水素化ナトリウム(n−ヘキサンで鉱油を除い
たもの)90mgを乾燥N,N−ジメチルホルムアミ
ド(DMF)5ml中に保ち、氷冷下に化合物()
392mg(3.4ミリモル)をDMF5mlに溶かした液を
滴下し30分間撹拌した。次いでトシルイミダゾー
ル758mg(3.4ミリモル)のDMF溶液5mlを加え、
氷浴を外して3時間撹拌した。0.25Mリン酸緩衝
液(PH6)40mlを加え、酢酸エチル(50ml×3)
で抽出し、有機層を食塩水で洗い、乾燥した。有
機溶剤を減圧下に除去して化合物()の粗固体
を得た。塩化メチレン−n−ヘキサンから結晶化
を行ない、()の白色結晶450mg(49%)を得
た。 IR νKBr nax:1725(β−ラクタム)cm-1 TLCのRf値:0.26(トルエン−EtOH=9:1) 実施例 10 (3R,4R)−3−アジド−4−(2−トシルオ
キシエチル)−2−アゼチジノン()の製造 水素化ナトリウム(鉱油を含まない粉末)24mg
を無水テトラヒドロフラン(THF)6ml中に保
つたところへ、室温下に化合物()57.8mg
(0.37ミリモル)のTHF溶液6mlを加え30分間撹
拌した。次いでトシルクロリド76mgのTHF溶液
2mlを加えて2時間撹拌すると、TLCで原料
()の消失が確認できた。0.25Mリン酸緩衝液
(PH6)20mlを加え、酢酸エチル(30ml×2)で
抽出し、食塩水洗浄、乾燥の後、有機溶剤を減圧
下に除去して、黄色シロツプ95mgを得た。 シリカゲルカラムクロマトグラフイー(トルエ
ン−HtOH=95:5)で精製し、標記化合物
()のガラス様淡黄色固体70mg(61%)を得た。 IR νKBr nax:3360,2120,1740,1340,1160,
1090cm-1 TLCのRf値:0.28(トルエン−EtOH=9:1)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 次式 (式中、R1は水素,アジド又はアミノ基、R2
はC1〜C4のアルキル基又はフエニル,p−メチ
ルフエニル,p−メトキシフエニル,p−ブロモ
フエニルあるいはベンジル基、R3は水素又はSO3
M で表わされる基である。M は水素又はカ
チオンを表わす) で示される2−アゼチジノン誘導体。 2 R1がアジド基、R2がメチル基、R3が水素で
ある特許請求の範囲第1項記載の化合物。 3 R1がアジド基、R2がp−メチルフエニル基、
R3が水素である特許請求の範囲第1項記載の化
合物。 4 R1がアジド基、R2がメチル基、R3がSO3
M 基(基中、M は水素又はカチオンを表わ
す)である特許請求の範囲第1項記載の化合物。 5 R1がアミノ基、R2がメチル基、R3がSO3
M 基(基中、M は水素又はカチオンを表わ
す)である特許請求の範囲第1項記載の化合物。 6 M がアルカリ金属イオンである特許請求の
範囲第1項,第4項又は第5項記載の化合物。 7 M がテトラ正ブチルアンモニウムイオンで
ある特許請求の範囲第1項,第4項又は第5項記
載の化合物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57074377A JPS58192866A (ja) | 1982-04-30 | 1982-04-30 | 2―アゼチジノン誘導体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57074377A JPS58192866A (ja) | 1982-04-30 | 1982-04-30 | 2―アゼチジノン誘導体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58192866A JPS58192866A (ja) | 1983-11-10 |
| JPH0325419B2 true JPH0325419B2 (ja) | 1991-04-05 |
Family
ID=13545411
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57074377A Granted JPS58192866A (ja) | 1982-04-30 | 1982-04-30 | 2―アゼチジノン誘導体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58192866A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04209120A (ja) * | 1990-12-05 | 1992-07-30 | Takasago Ind Co Ltd | 陶磁製品製造ラインにおける製品選別装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4012383A (en) * | 1975-01-02 | 1977-03-15 | Bristol-Myers Company | Δ2,3 -1,4-morpholine-2-carboxylic acids and derivatives thereof useful in preparation of antibacteria agents |
| EP0035689B1 (en) * | 1980-02-28 | 1984-12-19 | Fujisawa Pharmaceutical Co., Ltd. | 4-substituted-2-oxoazetidine compounds, processes for their preparation, and their use for preparing antibiotics |
-
1982
- 1982-04-30 JP JP57074377A patent/JPS58192866A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58192866A (ja) | 1983-11-10 |
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