JPH0325536B2 - - Google Patents
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- JPH0325536B2 JPH0325536B2 JP61096023A JP9602386A JPH0325536B2 JP H0325536 B2 JPH0325536 B2 JP H0325536B2 JP 61096023 A JP61096023 A JP 61096023A JP 9602386 A JP9602386 A JP 9602386A JP H0325536 B2 JPH0325536 B2 JP H0325536B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fibers
- fiber
- nonwoven fabric
- heat
- adhesive
- Prior art date
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- Nonwoven Fabrics (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
- Multicomponent Fibers (AREA)
Description
〈産業上の利用分野〉
本発明は、熱接着性繊維をバインダーとする吸
水性と柔軟性を有する不織布およびその製造法に
関するものである。 〈従来の技術〉 従来、熱接着性繊維として未延伸ポリエステル
繊維、ポリエチレンとポリプロピレンもしくはポ
リエステルとのバイメタル型または芯鞘型複合繊
維を使用し、繊維間を接着する不織布の製造法が
知られている。 〈発明が解決しようとする問題点〉 この場合熱接着性繊維はバインダーとしての効
果はきわめて大であるが、いづれも疎水性である
ため、不織布等の表面の毛羽押え等の目的からこ
れらの接着性繊維の比率を増加すると、得られる
不織布の主体繊維として吸水性加工を施されたも
のを使用しても、製品としての吸水性は低下す
る。昨今では、このような熱接着性繊維をバイン
ダーとして使用した製品においても十分な吸水性
を有するものが望まれるようになつており、本発
明はこれらの要求に応じることができる新規な不
織布を提供せんとするものである。 〈問題点を解決するための手段〉 本発明は、主体繊維が熱接着性繊維の低温溶融
または軟化成分により熱接着した不織布におい
て、各繊維が三次元的に絡合しかつ少なくとも熱
接着性繊維またはその溶融もしくは軟化している
表面の少なくとも一部に吸水性物質が存在してい
ることを特徴とする不織布に関し、また、主体繊
維と予め表面に部分的に、熱接着温度にて実質的
に熱分解もしくは昇華を生じない吸水性物質を付
与した熱接着性繊維との混合繊維ウエツブを流体
絡合して各繊維を三次元的に絡合した後、該絡合
ウエツブを加熱処理し、熱接着性繊維の低温溶融
もしくは軟化成分を熱溶融または軟化して繊維間
を熱接着することを特徴とする不織布の製造法、
および、主体繊維および熱接着性繊維との混合ウ
エツブを流体絡合中もしくはその前後において熱
接着温度にて実質的に熱分解もしくは昇華を生じ
ない吸水性物質を付与し、しかる後加熱処理する
ことにより熱接着性繊維の低温溶融もしくは軟化
成分を溶融または軟化し繊維間を熱接着すること
を特徴とする不織布の製造法にある。 本発明において主体繊維としては各種の繊維が
使用され得るが、特に親水性あるいは吸水性を有
する天然繊維、再生繊維、合成繊維が有効であ
る。親水性のある合成繊維としては、疎水性ポリ
マーからなるものにおいては少なくとも表面に吸
水性物質、好ましくは熱接着性繊維の接着温度に
て実質的に熱分解もしくは昇華を生じない吸水性
物質を付与したもの、表面層あるいは繊維全体を
微細多孔構造としたもの等が好適である。もちろ
ん、ポリビニルアルコール、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体のケン化物などの親水性ポリマーから
なるものは、前記のような加工等を必要としな
い。 また本発明でいう熱接着性合成繊維としては、
全体が低温溶融または軟化するポリマー、例えば
ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸
ビニル共重合体のケン化物、共重合ポリエステル
からなる繊維、あるいは、これらの低温溶融また
は軟化するポリマーとこれらより溶融温度または
軟化温度の高いポリマーを複合または混合紡糸し
て得られる、少なくとも低温溶融または軟化成分
が表出している形態の複合繊維が対象とされる。
該複合繊維としては、バイメタル型、芯鞘型(多
芯型も含む)、海島型のものが揚げられる。また、
熱接着性合成繊維としては、ポリエステルの未延
伸繊維も有効に使用し得る。 本発明の不織布は、前記主体繊維と熱接着性繊
維とが三次元的に絡合し、かつ熱接着性繊維の低
温溶融もしくは軟化成分(接着成分)により繊維
間が熱接着したものがあるが、最大の特徴は、少
なくとも熱接着性繊維またはその溶融もしくは軟
化した部分の表面の少なくとも一部に吸水性を与
える物質が付着している点にあり、さらに好まし
くは主体繊維も親水性ないし吸水性を有している
点にある。 前記吸水性を与える物質は、熱接着性繊維と主
体繊維とを混合して形成したウエツブ状物を、熱
プレスなどにより熱接着性繊維の低温溶融成分を
溶融または軟化成分を軟化させて繊維間を接着さ
せた後において少なくとも吸水性物質と製品内に
残存させておく必要がある。このため、該吸水性
物質は、前記熱接着性繊維に対して親和性を有
し、かつ耐洗濯性あいは後述する水流絡合時の耐
久性などの点も考慮して選択されるべきもので、
一般には、吸水性成分を含むポリマーから選ば
れ、熱接着温度においては実質的に熱分解ないし
昇華のないものである。 かかる物質としては、ポリエチレングリコール
とテレフタル酸等の重縮合物が特に好ましく、例
えば次式で示される様な構造をしている。これら
SR1000(高松油脂)、パーマローズT(I.C.I.)な
どの名前で市販されている。 〔 R=HまたはC1〜C12のアルキル基 R′=RまたはOR(但しこのRは上記Rと同一
の基、原子である必要はない) R″=C3〜C5のアルキレン基 x=1〜20 y=5〜50〕 これらの物質の繊維に対する付着量は種類によ
つて適宜決定されるが、0.05〜3%(対繊維重
量)が有効である。0.05%以下では製品の吸水性
を十分に増加すことはできず、3%以上になると
接着性繊維の低温溶融成分溶融し、接着するとき
その妨げとなることがあるばかりでなく、製品に
ぬめりが発生したり、風合を害することがある。
例えばSR1000(高松油脂)の場合、その付着量は
0.1〜1%程度が好ましい。該吸水性物質は、主
体繊維の吸水性付与にも使用される。 本発明の不織布の製造法の一つは、予め少なく
とも前述のような吸水性物質を付与した熱接着性
繊維と、主体繊維好ましくは親水性あるいは吸水
性繊維との混合ウエツブを、流体絡合好ましくは
液流絡合し、繊維を三次元的に絡み合わせ、しか
る後熱プレス等の手段により加熱処理し、繊維間
を熱接着性繊維の熱溶融あるいは軟化成分により
接着するものである。 この場合、繊維に対する吸水性物質の付与は、
繊維製造工程の例えば紡糸後のオイリング工程等
にて連続的に行なうこときわめて効率的である
が、トウ状あいは綿状で処理されても良い。熱接
着性繊維への付着温度は室温から該繊維の低温溶
融成分の溶融温度から少くとも10℃以下の温度範
囲で実施されるべきである。 本発明の不織布の製造法の他の一つは、熱接着
性繊維と主体繊維との混合ウエツブを、流体絡合
して繊維を三次元的に絡み合わせ、この絡合処理
中またはその前後に吸水性物質を付与し、しかる
後加熱処理して繊維間を接着するものである。 吸水性物質の付与は絡合処理に用いる水の中に
分散もしくは溶解させるか、あるいは絡合処理の
後に浸漬あるいはシヤワーリング等の方法によつ
て行なうものであるが、特に絡合処理後に吸水性
物質を付与することが望ましい。絡合前に付与す
る場合には一度乾燥工程が必要である。 これらの製造法においてはウエツブ流体絡合す
ることが必要で、これにより繊維が三次元的に絡
合し、単に混合ウエツブを熱プレス等にて繊維間
を接着したものに比べて柔軟な不織布とすること
ができる。 特に本発明の前記方法により、使いすてのオム
ツのフエーシング材や生理用のナプキン、ウエツ
トテイツシユなど、製品がソフト風合であるもの
を作る場合にはウエツブを水流で絡合させるいわ
ゆるもみを入れたのち、熱プレスなどで熱接着す
ることが有効である。 なお水流絡合では高圧の水流を利用するため通
常の油剤(一般に防電効果を付与するため親水化
効果がある)は一たまりもなく繊維表面から除去
されるため、製品内に吸水効果が保持されない。
このために、予め熱接着性繊維等に吸水性物質を
付与し、これらからなるウエツブを水流絡合する
ときは、前記のような耐久性のある吸水性物質を
採用することが必要である。 なおまた、本発明の不織布を製造するに当つて
工程を簡略化するためには、ウエツブ形成前に繊
維に対して予め吸水性物質を付与しておく方が良
い。 〈作用および効果〉 本発明によれば熱接着性繊維の混合比率が高い
場合であつても、不織布に十分な吸水性を付与す
ることができるばかりでなく、一般に熱接着性繊
維の使用量が高くなると風合が硬くなるといわれ
ているにもかかわらず、きわめて柔軟性の高い不
織布となり、その用途はきわめて拡大される。例
えば使いすてのオムツの場合、例えば乳児は一晩
に数回の放尿をしたとき、尿はフエーシング材を
経てオムツ本体の高分子吸収体に吸収されるが、
表面は常にドライ感がある方がよい。一般にフエ
ーシングは毛羽押えを十分に行なうため熱接着性
繊維の混合割合が高く吸水性に欠け、尿量が多く
なつた場合には、表面に尿滴がのこり、乳児の肌
に悪い影響を与えたりまた風合が硬くなり不快感
を与えるなど悪い影響が出ることがさけがたい。 しかしながら本発明の不織布をフエーシングに
使用するときは、熱接着性繊維の混合率を高め十
分に毛羽押えを行なつても吸水性が高くしかも柔
軟な風合を有したものとすることができる。なお
接着後においては、吸水性物質が低温溶融成分に
入り込むためかあるいは混合されるためか、吸水
性の耐久性は高いものとなる。 実施例 1 ポリエチレンテレフタレートを芯成分とし共重
合ポリエステルを鞘成分として製造し、吸水性物
質〔SR1000(高松油脂製)〕を0.4%付着した3d×
51mmの芯鞘型接着性繊維(A),吸水性物質を付与し
ない同繊維(B)、同吸水性物質を0.5%付与した2d
×51mmのポリエチレンテレフタレート繊維(C)、吸
水性物質を付与しないポリエチレンテレフタレー
ト繊維(D)を準備する。なお繊維A,B中の共重合
ポリエステル(低温溶融成分)の接着温度は140
℃である。吸水性物質は繊維の延伸後に所定量付
着させたのち、80℃の熱風乾燥機中で乾燥した。 これらの繊維A,Bをバインダー繊維とし、
C,Dを主体繊維として、第1表のようにそれぞ
れの組合せ混合比率により、目付30g/m2、厚さ
0.9mmの不織布を製造した。不織布は各繊維を混
合した後カードによりウエツブをつくり、さらに
高速の水流により絡合処理した後、140℃で加熱
ローラープレスすることにより製造した。得られ
た不織布の吸水性および柔軟性は第1表の通りで
ある。
水性と柔軟性を有する不織布およびその製造法に
関するものである。 〈従来の技術〉 従来、熱接着性繊維として未延伸ポリエステル
繊維、ポリエチレンとポリプロピレンもしくはポ
リエステルとのバイメタル型または芯鞘型複合繊
維を使用し、繊維間を接着する不織布の製造法が
知られている。 〈発明が解決しようとする問題点〉 この場合熱接着性繊維はバインダーとしての効
果はきわめて大であるが、いづれも疎水性である
ため、不織布等の表面の毛羽押え等の目的からこ
れらの接着性繊維の比率を増加すると、得られる
不織布の主体繊維として吸水性加工を施されたも
のを使用しても、製品としての吸水性は低下す
る。昨今では、このような熱接着性繊維をバイン
ダーとして使用した製品においても十分な吸水性
を有するものが望まれるようになつており、本発
明はこれらの要求に応じることができる新規な不
織布を提供せんとするものである。 〈問題点を解決するための手段〉 本発明は、主体繊維が熱接着性繊維の低温溶融
または軟化成分により熱接着した不織布におい
て、各繊維が三次元的に絡合しかつ少なくとも熱
接着性繊維またはその溶融もしくは軟化している
表面の少なくとも一部に吸水性物質が存在してい
ることを特徴とする不織布に関し、また、主体繊
維と予め表面に部分的に、熱接着温度にて実質的
に熱分解もしくは昇華を生じない吸水性物質を付
与した熱接着性繊維との混合繊維ウエツブを流体
絡合して各繊維を三次元的に絡合した後、該絡合
ウエツブを加熱処理し、熱接着性繊維の低温溶融
もしくは軟化成分を熱溶融または軟化して繊維間
を熱接着することを特徴とする不織布の製造法、
および、主体繊維および熱接着性繊維との混合ウ
エツブを流体絡合中もしくはその前後において熱
接着温度にて実質的に熱分解もしくは昇華を生じ
ない吸水性物質を付与し、しかる後加熱処理する
ことにより熱接着性繊維の低温溶融もしくは軟化
成分を溶融または軟化し繊維間を熱接着すること
を特徴とする不織布の製造法にある。 本発明において主体繊維としては各種の繊維が
使用され得るが、特に親水性あるいは吸水性を有
する天然繊維、再生繊維、合成繊維が有効であ
る。親水性のある合成繊維としては、疎水性ポリ
マーからなるものにおいては少なくとも表面に吸
水性物質、好ましくは熱接着性繊維の接着温度に
て実質的に熱分解もしくは昇華を生じない吸水性
物質を付与したもの、表面層あるいは繊維全体を
微細多孔構造としたもの等が好適である。もちろ
ん、ポリビニルアルコール、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体のケン化物などの親水性ポリマーから
なるものは、前記のような加工等を必要としな
い。 また本発明でいう熱接着性合成繊維としては、
全体が低温溶融または軟化するポリマー、例えば
ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸
ビニル共重合体のケン化物、共重合ポリエステル
からなる繊維、あるいは、これらの低温溶融また
は軟化するポリマーとこれらより溶融温度または
軟化温度の高いポリマーを複合または混合紡糸し
て得られる、少なくとも低温溶融または軟化成分
が表出している形態の複合繊維が対象とされる。
該複合繊維としては、バイメタル型、芯鞘型(多
芯型も含む)、海島型のものが揚げられる。また、
熱接着性合成繊維としては、ポリエステルの未延
伸繊維も有効に使用し得る。 本発明の不織布は、前記主体繊維と熱接着性繊
維とが三次元的に絡合し、かつ熱接着性繊維の低
温溶融もしくは軟化成分(接着成分)により繊維
間が熱接着したものがあるが、最大の特徴は、少
なくとも熱接着性繊維またはその溶融もしくは軟
化した部分の表面の少なくとも一部に吸水性を与
える物質が付着している点にあり、さらに好まし
くは主体繊維も親水性ないし吸水性を有している
点にある。 前記吸水性を与える物質は、熱接着性繊維と主
体繊維とを混合して形成したウエツブ状物を、熱
プレスなどにより熱接着性繊維の低温溶融成分を
溶融または軟化成分を軟化させて繊維間を接着さ
せた後において少なくとも吸水性物質と製品内に
残存させておく必要がある。このため、該吸水性
物質は、前記熱接着性繊維に対して親和性を有
し、かつ耐洗濯性あいは後述する水流絡合時の耐
久性などの点も考慮して選択されるべきもので、
一般には、吸水性成分を含むポリマーから選ば
れ、熱接着温度においては実質的に熱分解ないし
昇華のないものである。 かかる物質としては、ポリエチレングリコール
とテレフタル酸等の重縮合物が特に好ましく、例
えば次式で示される様な構造をしている。これら
SR1000(高松油脂)、パーマローズT(I.C.I.)な
どの名前で市販されている。 〔 R=HまたはC1〜C12のアルキル基 R′=RまたはOR(但しこのRは上記Rと同一
の基、原子である必要はない) R″=C3〜C5のアルキレン基 x=1〜20 y=5〜50〕 これらの物質の繊維に対する付着量は種類によ
つて適宜決定されるが、0.05〜3%(対繊維重
量)が有効である。0.05%以下では製品の吸水性
を十分に増加すことはできず、3%以上になると
接着性繊維の低温溶融成分溶融し、接着するとき
その妨げとなることがあるばかりでなく、製品に
ぬめりが発生したり、風合を害することがある。
例えばSR1000(高松油脂)の場合、その付着量は
0.1〜1%程度が好ましい。該吸水性物質は、主
体繊維の吸水性付与にも使用される。 本発明の不織布の製造法の一つは、予め少なく
とも前述のような吸水性物質を付与した熱接着性
繊維と、主体繊維好ましくは親水性あるいは吸水
性繊維との混合ウエツブを、流体絡合好ましくは
液流絡合し、繊維を三次元的に絡み合わせ、しか
る後熱プレス等の手段により加熱処理し、繊維間
を熱接着性繊維の熱溶融あるいは軟化成分により
接着するものである。 この場合、繊維に対する吸水性物質の付与は、
繊維製造工程の例えば紡糸後のオイリング工程等
にて連続的に行なうこときわめて効率的である
が、トウ状あいは綿状で処理されても良い。熱接
着性繊維への付着温度は室温から該繊維の低温溶
融成分の溶融温度から少くとも10℃以下の温度範
囲で実施されるべきである。 本発明の不織布の製造法の他の一つは、熱接着
性繊維と主体繊維との混合ウエツブを、流体絡合
して繊維を三次元的に絡み合わせ、この絡合処理
中またはその前後に吸水性物質を付与し、しかる
後加熱処理して繊維間を接着するものである。 吸水性物質の付与は絡合処理に用いる水の中に
分散もしくは溶解させるか、あるいは絡合処理の
後に浸漬あるいはシヤワーリング等の方法によつ
て行なうものであるが、特に絡合処理後に吸水性
物質を付与することが望ましい。絡合前に付与す
る場合には一度乾燥工程が必要である。 これらの製造法においてはウエツブ流体絡合す
ることが必要で、これにより繊維が三次元的に絡
合し、単に混合ウエツブを熱プレス等にて繊維間
を接着したものに比べて柔軟な不織布とすること
ができる。 特に本発明の前記方法により、使いすてのオム
ツのフエーシング材や生理用のナプキン、ウエツ
トテイツシユなど、製品がソフト風合であるもの
を作る場合にはウエツブを水流で絡合させるいわ
ゆるもみを入れたのち、熱プレスなどで熱接着す
ることが有効である。 なお水流絡合では高圧の水流を利用するため通
常の油剤(一般に防電効果を付与するため親水化
効果がある)は一たまりもなく繊維表面から除去
されるため、製品内に吸水効果が保持されない。
このために、予め熱接着性繊維等に吸水性物質を
付与し、これらからなるウエツブを水流絡合する
ときは、前記のような耐久性のある吸水性物質を
採用することが必要である。 なおまた、本発明の不織布を製造するに当つて
工程を簡略化するためには、ウエツブ形成前に繊
維に対して予め吸水性物質を付与しておく方が良
い。 〈作用および効果〉 本発明によれば熱接着性繊維の混合比率が高い
場合であつても、不織布に十分な吸水性を付与す
ることができるばかりでなく、一般に熱接着性繊
維の使用量が高くなると風合が硬くなるといわれ
ているにもかかわらず、きわめて柔軟性の高い不
織布となり、その用途はきわめて拡大される。例
えば使いすてのオムツの場合、例えば乳児は一晩
に数回の放尿をしたとき、尿はフエーシング材を
経てオムツ本体の高分子吸収体に吸収されるが、
表面は常にドライ感がある方がよい。一般にフエ
ーシングは毛羽押えを十分に行なうため熱接着性
繊維の混合割合が高く吸水性に欠け、尿量が多く
なつた場合には、表面に尿滴がのこり、乳児の肌
に悪い影響を与えたりまた風合が硬くなり不快感
を与えるなど悪い影響が出ることがさけがたい。 しかしながら本発明の不織布をフエーシングに
使用するときは、熱接着性繊維の混合率を高め十
分に毛羽押えを行なつても吸水性が高くしかも柔
軟な風合を有したものとすることができる。なお
接着後においては、吸水性物質が低温溶融成分に
入り込むためかあるいは混合されるためか、吸水
性の耐久性は高いものとなる。 実施例 1 ポリエチレンテレフタレートを芯成分とし共重
合ポリエステルを鞘成分として製造し、吸水性物
質〔SR1000(高松油脂製)〕を0.4%付着した3d×
51mmの芯鞘型接着性繊維(A),吸水性物質を付与し
ない同繊維(B)、同吸水性物質を0.5%付与した2d
×51mmのポリエチレンテレフタレート繊維(C)、吸
水性物質を付与しないポリエチレンテレフタレー
ト繊維(D)を準備する。なお繊維A,B中の共重合
ポリエステル(低温溶融成分)の接着温度は140
℃である。吸水性物質は繊維の延伸後に所定量付
着させたのち、80℃の熱風乾燥機中で乾燥した。 これらの繊維A,Bをバインダー繊維とし、
C,Dを主体繊維として、第1表のようにそれぞ
れの組合せ混合比率により、目付30g/m2、厚さ
0.9mmの不織布を製造した。不織布は各繊維を混
合した後カードによりウエツブをつくり、さらに
高速の水流により絡合処理した後、140℃で加熱
ローラープレスすることにより製造した。得られ
た不織布の吸水性および柔軟性は第1表の通りで
ある。
【表】
比較例 1
不織布構成(A)+(C)の場合において高速水流絡合
処理をすることなしに他は同条件とした不織布を
作つた。この場合の柔軟性は55mmであり、風合は
ペーパーライクでハードであつた。 実施例 2 実施例1で示したB及びDで不織布を実施例1
に従い製造した。その際高速水流により絡合処理
した後、吸水性物質〔SR1000(高松油脂製)〕を
浸漬−圧搾法により約0.4%になる様に付着させ、
140℃の加熱ローラーでプレスし、吸水性不織布
を作つた。吸水性能を第2表に示す。
処理をすることなしに他は同条件とした不織布を
作つた。この場合の柔軟性は55mmであり、風合は
ペーパーライクでハードであつた。 実施例 2 実施例1で示したB及びDで不織布を実施例1
に従い製造した。その際高速水流により絡合処理
した後、吸水性物質〔SR1000(高松油脂製)〕を
浸漬−圧搾法により約0.4%になる様に付着させ、
140℃の加熱ローラーでプレスし、吸水性不織布
を作つた。吸水性能を第2表に示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 主体繊維が熱接着性繊維の低温溶融成分また
は軟化成分により熱接着した不織布において、各
繊維が三次元的に結合しかつ少なくとも熱接着性
繊維またはその溶融もしくは軟化している部分の
表面の少なくとも一部に吸水性物質が存在してい
ることを特徴とする不織布。 2 主体繊維が親水性繊維もしくは吸水性を付与
した合成繊維からなる特許請求の範囲第1項に記
載された不織布。 3 主体繊維と予め表面に部分的に熱接着温度に
て実質的に熱分解ないし昇華しない吸水性物質を
付与した熱接着性繊維との混合繊維ウエツブを流
体絡合して各繊維を三次元的に絡合した後、該絡
合ウエツブを加熱処理し、熱接着性繊維の低温溶
融もしくは軟化成分を熱溶融または軟化して繊維
間を熱接着することを特徴とする不織布の製造
法。 4 流体絡合手段として水流絡合を採用する特許
請求の範囲第3項に記載された不織布の製造法。 5 主体繊維が親水性繊維もしくは吸水性を付与
された合成繊維である特許請求の範囲第3項もし
くは第4項に記載された不織布の製造法。 6 熱接着性繊維が低温溶融もしくは軟化成分と
他の成分からなるバイメタル型複合繊維、低温溶
融もしくは軟化成分を鞘部とする芯鞘型複合繊
維、または両成分の混合紡糸繊維である特許請求
の範囲第3項、第4項もしくは第5項に記載され
た不織布の製造法。 7 熱接着性繊維が未延伸ポリエステル繊維であ
る特許請求の範囲第3項ないし第6項のいずれか
に記載の不織布の製造法。 8 主体繊維および熱接着性繊維との混合ウエツ
ブを流体絡合中もしくはその前後において熱接着
温度にて実質的に熱分解ないし昇華しない吸水性
物質を付与し、しかる後加熱処理することにより
熱接着性繊維の低温溶融もしくは軟化成分を溶融
または軟化し繊維間を熱接着することを特徴とす
る不織布の製造法。 9 流体絡合手段として水流絡合を採用する特許
請求の範囲第8項に記載された不織布の製造法。 10 主体繊維が親水性繊維もしくは吸水性を付
与された合成繊維である特許請求の範囲第8項も
しくは第9項に記載された不織布の製造法。 11 熱接着性繊維が低温溶融もしくは軟化成分
と他の成分からなるバイメタル型複合繊維、低温
溶融もしくは軟化成分を鞘部とする芯鞘型複合繊
維、または両成分の混合紡糸繊維である特許請求
の範囲第8項、第9項もしくは第10項に記載さ
れた不織布の製造法。 12 熱接着性繊維が未延伸ポリエステル繊維で
ある特許請求の範囲第8項ないし第11項のいず
れかに記載の不織布の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61096023A JPS62250260A (ja) | 1986-04-24 | 1986-04-24 | 不織布およびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61096023A JPS62250260A (ja) | 1986-04-24 | 1986-04-24 | 不織布およびその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62250260A JPS62250260A (ja) | 1987-10-31 |
| JPH0325536B2 true JPH0325536B2 (ja) | 1991-04-08 |
Family
ID=14153712
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61096023A Granted JPS62250260A (ja) | 1986-04-24 | 1986-04-24 | 不織布およびその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62250260A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0788614B2 (ja) * | 1988-10-26 | 1995-09-27 | 東レ株式会社 | 防虫詰物基材 |
| US5258221A (en) * | 1990-12-17 | 1993-11-02 | Kimberly-Clark Corporation | Polyolefin article |
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| JP2005097749A (ja) * | 2000-06-26 | 2005-04-14 | Matsumoto Yushi Seiyaku Co Ltd | 機能性不織布 |
-
1986
- 1986-04-24 JP JP61096023A patent/JPS62250260A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62250260A (ja) | 1987-10-31 |
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