JPH03263307A - 積層軟磁性薄膜 - Google Patents
積層軟磁性薄膜Info
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- JPH03263307A JPH03263307A JP20892190A JP20892190A JPH03263307A JP H03263307 A JPH03263307 A JP H03263307A JP 20892190 A JP20892190 A JP 20892190A JP 20892190 A JP20892190 A JP 20892190A JP H03263307 A JPH03263307 A JP H03263307A
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- B82—NANOTECHNOLOGY
- B82Y—SPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F10/00—Thin magnetic films, e.g. of one-domain structure
- H01F10/32—Spin-exchange-coupled multilayers, e.g. nanostructured superlattices
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は磁気へラドコアの材料に適した積層軟磁性薄膜
に関するものである。
に関するものである。
ビデオテープレコーダーや磁気ディスク装置は年々記録
密度が向上しており、高密度記録に対応した磁気ヘッド
が強く求められている。 高密度記録用の磁気ヘッドには、従来より飽和磁束密度
Bsおよび実効透磁率μが高く、かつ抗磁力Hcが低い
素材からなるコアが必要である。 高密度記録用磁気ヘッドのコア材には、例えばパーマロ
イ系合金やアルパーム合金、また、Fe−Al−Si三
元系を母体とするセンダスト系合金がある。中てもセン
ゲスト系合金は、組成を調整することによって磁歪定数
および結晶磁気異方性定数をゼロにすることができ、極
めて優れた軟磁気特性を有している。しか’bFeの含
有率が比較的高いため、Feの大きな磁気モーメントを
反映して飽和磁束密度も高い。 しかし、このセンダスト系合金は機械加工が難しく、バ
ルク材から磁気ヘッドを製造するにはコストダウンが難
しいという欠点がある。近年ではスパッタ法などの薄膜
形成技術を用いて成膜したものが高密度記録用磁気へラ
ドコア材として用いられているが、薄膜化したセンダス
ト合金は磁歪定数、結晶磁気異方性定数を共にゼロにす
ることが困難で、バルク材はどの軟磁気特性を実現する
までには至っていない。 高密度記録磁気ヘッド用コア材としての特性を満たすに
は、抗磁力Heを小さくしてヒステリシス損失やノイズ
を低減し、実効透磁率μを大きくして再生出力を確保す
ることが必要だが、薄膜化したセンダスト合金において
は抗磁力Hcが0.3〜0.5工ルステツド程度であり
、周波数I MHzにおける実効透磁率Uが1000〜
3000程度である。また、その膜厚がl〜2++m以
下のときは結晶成長が充分でなく軟磁気特性の劣化が見
られる。 しかし、このセンタスト系合金は基本的に優れた軟磁気
特性を有しているため、磁気ディスク用に使用されつつ
ある薄膜ヘッドや、フェライトヘッドのギャップ近傍の
みに高飽和磁束密度の金属を配したメタルインギャップ
ヘッドなどへの応用が望まれている。
密度が向上しており、高密度記録に対応した磁気ヘッド
が強く求められている。 高密度記録用の磁気ヘッドには、従来より飽和磁束密度
Bsおよび実効透磁率μが高く、かつ抗磁力Hcが低い
素材からなるコアが必要である。 高密度記録用磁気ヘッドのコア材には、例えばパーマロ
イ系合金やアルパーム合金、また、Fe−Al−Si三
元系を母体とするセンダスト系合金がある。中てもセン
ゲスト系合金は、組成を調整することによって磁歪定数
および結晶磁気異方性定数をゼロにすることができ、極
めて優れた軟磁気特性を有している。しか’bFeの含
有率が比較的高いため、Feの大きな磁気モーメントを
反映して飽和磁束密度も高い。 しかし、このセンダスト系合金は機械加工が難しく、バ
ルク材から磁気ヘッドを製造するにはコストダウンが難
しいという欠点がある。近年ではスパッタ法などの薄膜
形成技術を用いて成膜したものが高密度記録用磁気へラ
ドコア材として用いられているが、薄膜化したセンダス
ト合金は磁歪定数、結晶磁気異方性定数を共にゼロにす
ることが困難で、バルク材はどの軟磁気特性を実現する
までには至っていない。 高密度記録磁気ヘッド用コア材としての特性を満たすに
は、抗磁力Heを小さくしてヒステリシス損失やノイズ
を低減し、実効透磁率μを大きくして再生出力を確保す
ることが必要だが、薄膜化したセンダスト合金において
は抗磁力Hcが0.3〜0.5工ルステツド程度であり
、周波数I MHzにおける実効透磁率Uが1000〜
3000程度である。また、その膜厚がl〜2++m以
下のときは結晶成長が充分でなく軟磁気特性の劣化が見
られる。 しかし、このセンタスト系合金は基本的に優れた軟磁気
特性を有しているため、磁気ディスク用に使用されつつ
ある薄膜ヘッドや、フェライトヘッドのギャップ近傍の
みに高飽和磁束密度の金属を配したメタルインギャップ
ヘッドなどへの応用が望まれている。
本発明は上述の点に鑑みてFe−Al−3i系合金(セ
ンダスト系合金〕の高い飽和磁束密度を保有し、なおか
つ従来よりも低い抗磁力、高い実効透磁率を有する積層
軟磁性薄膜、更にはその膜厚が1〜2++m以下と薄く
てち充分に高い飽和磁束密度、低い抗磁力、高い実効透
磁率を有する積層軟磁性薄膜を提供することを目的とす
る。
ンダスト系合金〕の高い飽和磁束密度を保有し、なおか
つ従来よりも低い抗磁力、高い実効透磁率を有する積層
軟磁性薄膜、更にはその膜厚が1〜2++m以下と薄く
てち充分に高い飽和磁束密度、低い抗磁力、高い実効透
磁率を有する積層軟磁性薄膜を提供することを目的とす
る。
前記の課題を解決するためになされた本発明の積層軟磁
性薄膜を、実施例に対応する第1図を用いて説明する。 同図に示すように本発明の第1発明である積層軟磁性薄
膜は、基板l上に成膜された遷移金属薄膜層2上に主成
分がFe、 AlおよびSiであるセンダスト系合金の
薄膜層3が積層されている。 また、第2発明の積層軟磁性薄膜は、基板1上に成膜さ
れた遷移金属薄膜層2上に主成分がFe、AlおよびS
iであるセンダスト系合金の薄膜層3が積層され、飽和
磁束密度が10000ガウス以上、抗磁力が0.5エル
ステッド以下で、周波数I MHzにおける実効透磁率
が1000以上である。 センダスト系合金薄膜層3の膜厚と遷移金属薄膜層2の
膜厚との比率は、前者が1に対して後者が0.001〜
01であることが望ましい。遷移金属薄膜層2の比率が
0.001より小さくなると、高い飽和磁束密度、低い
抗磁力および高い透磁率は得られ難い。また 0.1よ
り大きくなると遷移金属の特性が強くあられれ、実効透
磁率が低下し、抗磁力が大きくなる。 遷移金属薄膜層2は、例えば純度97%以上のFe、
Ni、 Go、 Crや、パーマロイ系合金を使用する
。パーマロイ系合金はNiが75〜85重量%、Feが
15〜25重量%であり、Moを8重量%まで添加して
も良い。 センダスト系合金の主成分Fe、 AlおよびSiは、
Alが2〜8重量%、Siが6〜12重量%および残量
がFeである。この組成範囲からはずれると磁歪定数お
よび結晶磁気異方性の値が増大し、抗磁力が大きくなり
、高い実効透磁率μが確保できなくなる。 積層軟磁性薄膜の特性改善のため、Fe−Al−3i系
のセンダスト系合金に例えばCr、 Nb、Ni、Ru
、Go、Ti、 Cu、 Ga、 Ge、 Pdから選
ばれる少なくともlの成分を5%以下加えても良い。 この積層軟磁性薄膜は、基板1上に遷移金属薄膜層2を
形成し、その上に直接センダスト系合金薄膜層3を積層
して製造される。遷移金属薄膜層2およびセンダスト系
合金薄膜層3の形成には、例えばスパッタ法を用いる。
性薄膜を、実施例に対応する第1図を用いて説明する。 同図に示すように本発明の第1発明である積層軟磁性薄
膜は、基板l上に成膜された遷移金属薄膜層2上に主成
分がFe、 AlおよびSiであるセンダスト系合金の
薄膜層3が積層されている。 また、第2発明の積層軟磁性薄膜は、基板1上に成膜さ
れた遷移金属薄膜層2上に主成分がFe、AlおよびS
iであるセンダスト系合金の薄膜層3が積層され、飽和
磁束密度が10000ガウス以上、抗磁力が0.5エル
ステッド以下で、周波数I MHzにおける実効透磁率
が1000以上である。 センダスト系合金薄膜層3の膜厚と遷移金属薄膜層2の
膜厚との比率は、前者が1に対して後者が0.001〜
01であることが望ましい。遷移金属薄膜層2の比率が
0.001より小さくなると、高い飽和磁束密度、低い
抗磁力および高い透磁率は得られ難い。また 0.1よ
り大きくなると遷移金属の特性が強くあられれ、実効透
磁率が低下し、抗磁力が大きくなる。 遷移金属薄膜層2は、例えば純度97%以上のFe、
Ni、 Go、 Crや、パーマロイ系合金を使用する
。パーマロイ系合金はNiが75〜85重量%、Feが
15〜25重量%であり、Moを8重量%まで添加して
も良い。 センダスト系合金の主成分Fe、 AlおよびSiは、
Alが2〜8重量%、Siが6〜12重量%および残量
がFeである。この組成範囲からはずれると磁歪定数お
よび結晶磁気異方性の値が増大し、抗磁力が大きくなり
、高い実効透磁率μが確保できなくなる。 積層軟磁性薄膜の特性改善のため、Fe−Al−3i系
のセンダスト系合金に例えばCr、 Nb、Ni、Ru
、Go、Ti、 Cu、 Ga、 Ge、 Pdから選
ばれる少なくともlの成分を5%以下加えても良い。 この積層軟磁性薄膜は、基板1上に遷移金属薄膜層2を
形成し、その上に直接センダスト系合金薄膜層3を積層
して製造される。遷移金属薄膜層2およびセンダスト系
合金薄膜層3の形成には、例えばスパッタ法を用いる。
本発明の積層軟磁性薄膜は、遷移金属薄膜層2とセンダ
スト系合金薄膜層3とを前述のように積層することによ
り、センダスト系合金の膜厚が1〜2μm以下と薄い場
合でも結晶が充分に成長するため、高い飽和磁束密度、
低い抗磁力および高い実効透磁率が得られている。 この積層軟磁性薄膜は、例えば飽和磁束密度が1000
0ガウス以上、抗磁力が0.5エルステッド以下で、周
波数I MHzにおける実効透磁率が1500以上の磁
気特性が得られ、高密度記録用の磁気ヘッドコア材料と
して適している。
スト系合金薄膜層3とを前述のように積層することによ
り、センダスト系合金の膜厚が1〜2μm以下と薄い場
合でも結晶が充分に成長するため、高い飽和磁束密度、
低い抗磁力および高い実効透磁率が得られている。 この積層軟磁性薄膜は、例えば飽和磁束密度が1000
0ガウス以上、抗磁力が0.5エルステッド以下で、周
波数I MHzにおける実効透磁率が1500以上の磁
気特性が得られ、高密度記録用の磁気ヘッドコア材料と
して適している。
以下、本発明の詳細な説明する。
第1図に本発明を適用する積層軟磁性薄膜の一実施例を
示す。この積層軟磁性薄膜は、基板1の表面に遷移金属
薄膜層2と、Fe−Al−Si三元系のセンダスト系合
金薄膜層3とを順次積層したものである。センダスト系
合金薄膜層3の組成はFeが85重量%、A1が5.4
重量%、Siが9.6重量%になっている。 本発明の実験例は以下の通りである。 実施例1(遷移金属としてFeを用いた例)表面を光学
研磨した10mmX IDmmX l mmサイズの結
晶化ガラス基板lの表面に、高周波マグネトロンスパッ
タ装置を用いて純度99.9%のFe薄膜層2を成膜し
、続いてその表面に厚さ111mのセンダスト系合金薄
膜層3を成膜して積層軟磁性薄膜を作成する。Fe薄膜
層2の厚さは1.5.1O150,100,500,1
1000nに設定した。スパッタ条件は、RF電力80
0w、アルゴンガス圧カー、 2X10−2Torrで
ある。 得られた積層軟磁性薄膜に真空中で600T:、1時間
の熱処理を施した後、振動試料型磁力計を用いて飽和磁
束密度Bsおよび抗磁力Hcを測定した。実効透磁率μ
は8の字コイル法で測定した。 第2図にFe薄膜層2が1onn+、センダスト系合金
薄膜層3がllImである積層軟磁性薄膜のB−H曲線
を示す。同図に示したFe薄膜層10nmのときの磁気
特性は、Bs=12000ガウス、Hc=0.05エル
スデツド、μ= 500Off=1MHz)である。 第3図にFe薄膜層2の厚さを変化させた積層軟磁性薄
膜の飽和磁束密度Bsを、第4図に抗磁力Hcおよび実
効透磁率μを示す。これらの図よりFe薄膜層2の膜厚
が1〜1100n、即ちセンダスト系合金薄膜層3の膜
厚を1とした場合、Fe薄膜層2の膜厚が0.001〜
0.1の範囲に設定してあれば、飽和磁束密度Bs、抗
磁力Heともに良好な値が得られることがわかる。 次に前記と同じ成膜方法を用い、Fe薄膜層2を20n
mと一定にし、センダスト系合金薄膜層3の膜厚を0.
1.0.2.0.5、1.5.10gmと変化させて、
積層磁性合金膜を作成した。同様の熱処理を行なった後
、飽和磁束密度Bs、抗磁力Heおよび実効透磁率μの
測定を行なった。第5図にセンダスト系合金薄膜3の厚
さを変化させた積層軟磁性薄膜の飽和磁束密度Bs、第
6図に抗磁力Hcおよび実効透磁率μを示す。これらの
図よりセンダスト系合金薄膜層3の膜厚が0.2〜lO
μm、即ちセンダスト系合金薄膜層3の膜厚を1とした
場合、Fe薄膜層2の膜厚が0.002〜0.1の範囲
に設定してあれば、飽和磁束密度Bs、抗磁力Hcおよ
び実効透磁率Uとも0 に良好なことがわかる。なかでも、センタスト系合金薄
膜層3の膜厚を1μmに設定したときの磁気特性は、B
s= 12000ガウス、Hc=0.05エルステッド
、μ=500Off・IMoz)と良好な値が得られた
。 参考のため、Fe薄膜層2を設けずに基板1へ直接セン
タスト系合金を111m成膜し、その磁気特性を洞定し
た。第16図にB −8曲線を示す。この試料の飽和磁
束密度Bs、抗磁力Hcおよび実効透磁率Hの測定値を
第3図および第4図に示す。 実施例2〔遷移金属としてNiを用いた例)表面を光学
研磨した5 mmX lOmmX l mmサイズの結
晶化ガラス基板1の表面に、高周波マグネトロンスパッ
タ装置を用いて純度999%のNi薄膜層2を成膜し、
続いてその表面に厚さIIImのセンダスト系合金薄膜
層3を成膜して積層軟磁性薄膜を作成する。遷移金属薄
膜層2の厚さは1.5.10.30、100r+mに設
定した。スパッタ条件はRF電力600W、アルゴンガ
ス圧力1.0XlO−2Torrである。 得られた積層軟磁性薄膜に実施例1と同様の熱処理を施
した後、飽和磁束密度Bs、抗磁力Hcおよ1 び実効透磁率μを洞定した。 第7図にNi薄膜層2の厚さを変化させた積層軟磁性薄
膜の飽和磁束密度Bsを、第8図に抗磁力Hcおよび実
効透磁率μを示す。これらの図より、遷移金属薄膜層2
の膜厚が1〜50nm、即ちセンダスト系合金薄膜層3
の膜厚を1とした場合、遷移金属薄膜層2の膜厚が0.
001〜0.05の範囲に設定してあれば、飽和磁束密
度Bs、抗磁力Hcともに良好な値が得られることがわ
かる。 実施例3(遷移金属としてCoを用いた例)遷移金属と
して純度99.7%のGoを用いて実施例2と同様にし
て積層軟磁性薄膜を作成し、飽和磁束密度Bs、抗磁力
Hcおよび実効透磁率11を測定した。 第9図にCo薄膜層2の厚さを変化させた積層軟磁性薄
膜の飽和m束密度Bsを、第10図に抗磁力Hcおよび
実効透磁率μを示す。これらの図より、遷移金属薄膜層
2の膜厚が1〜50nm、即ちセンダスト系合金薄膜層
3の膜厚を1とした場合、遷移金属薄膜層2の膜厚が0
.001〜0.05の範囲に設定 2 してあれば、飽和磁束密度Bs、抗磁力Heともに良好
な値が得られることがわかる。 実施例4 (iJ:移金属としてCrを用いた例)遷移
金属として純度99.9%のCrを用いて実施例2と同
様にして積層軟磁性薄膜を作成し、飽和磁束密度Bs、
抗磁力Hcオよび実効透磁率μを測定した。 第11図にCr薄膜層2の厚さを変化させた積層軟磁性
薄膜の飽和磁束密度Bsを、第12図に抗磁力Hcおよ
び実効透磁率μを示す。これらの図より、遷移金属薄膜
層2の膜厚がl〜1100n、即ちセンダスト系合金薄
膜層3の膜厚を1とした場合、遷移金属薄膜層2の膜厚
が0.0[ll−0,1の範囲に設定してあれば、飽和
磁束密度Bs、抗磁力Hcともに良好な値が得られるこ
とがわかる。 参考のため、実施例2〜4と同一の条件で基板1へ厚さ
11Imのセンダスト系合金薄膜層3を直接成膜し、磁
気特性を測定した。飽和磁束密度Bsを第7図、第9図
および第11図に示す。また、抗磁力Hcと実効透磁率
μとを第8図、第10図およ3 び第12図に示す。 実施例5(遷移金属としてパーマロイ系合金を用いた例
) 表面を光学研磨した5 mmX lommX 1 mm
サイズの結晶化ガラス基板1の表面に、高周波マグネト
ロンスパッタ装置を用いてパーマロイ系合金薄膜層2を
成膜し、続いてその表面に厚さlIImのセンダスト系
合金薄膜層3を成膜して積層軟磁性薄膜を作成する。薄
膜層2の厚さは5.10.30.1100nに設定した
。パーマロイ系合金の組成はN1が81重量%、Feが
19重量%である。スパッタ条件および熱処理条件は実
施例2と同一である。 第13図にパーマロイ系合金薄膜層2の厚さを変化させ
た積層軟磁性薄膜の飽和磁束密度Bsを、第14図に抗
磁力Heおよび実効透磁率μを示す。 これらの図より、遷移金属薄膜層2の膜厚が5〜110
0n、即ちセンダスト系合金薄膜層3の膜厚を1とした
場合、遷移金属薄膜層2の膜厚が0.005〜0.1の
範囲に設定してあれば、飽和磁束密度Bs、抗磁力Hc
ともに良好な値が得られることがわか4 る。 参考のため、実施例2〜4と同一の条件で基板1へ厚さ
lpmのセンダスト系合金薄膜層3のみを直接成膜し、
その磁気特性を測定した。飽和磁束密度Bs、抗磁力H
eおよび実効透磁率μを第13図および第14図に示す
。また、そのB−8曲線は第16図と略同じであった。 第15図は実施例1〜5をまとめたもので、各実施例に
おいて遷移金属薄膜層2の厚みを変えて作成した磁性薄
膜のうち、抗磁力Hcの最低値同士を比較した図である
。同図によればFeが最も良好な値を示しているが、N
i、 Co、 Crおよびパーマロイの何れにも、下地
層による顕著な抗磁力抑制効果が見られる。 これらの結果より、基板1とセンダスト系合金3との間
にわずか17nm〜数十nmの遷移金属薄膜層2を設け
るだけで磁気特性が大きく改善されることがわかる。特
に抗磁力Hcと実効透磁率μにおいて顕著である。
示す。この積層軟磁性薄膜は、基板1の表面に遷移金属
薄膜層2と、Fe−Al−Si三元系のセンダスト系合
金薄膜層3とを順次積層したものである。センダスト系
合金薄膜層3の組成はFeが85重量%、A1が5.4
重量%、Siが9.6重量%になっている。 本発明の実験例は以下の通りである。 実施例1(遷移金属としてFeを用いた例)表面を光学
研磨した10mmX IDmmX l mmサイズの結
晶化ガラス基板lの表面に、高周波マグネトロンスパッ
タ装置を用いて純度99.9%のFe薄膜層2を成膜し
、続いてその表面に厚さ111mのセンダスト系合金薄
膜層3を成膜して積層軟磁性薄膜を作成する。Fe薄膜
層2の厚さは1.5.1O150,100,500,1
1000nに設定した。スパッタ条件は、RF電力80
0w、アルゴンガス圧カー、 2X10−2Torrで
ある。 得られた積層軟磁性薄膜に真空中で600T:、1時間
の熱処理を施した後、振動試料型磁力計を用いて飽和磁
束密度Bsおよび抗磁力Hcを測定した。実効透磁率μ
は8の字コイル法で測定した。 第2図にFe薄膜層2が1onn+、センダスト系合金
薄膜層3がllImである積層軟磁性薄膜のB−H曲線
を示す。同図に示したFe薄膜層10nmのときの磁気
特性は、Bs=12000ガウス、Hc=0.05エル
スデツド、μ= 500Off=1MHz)である。 第3図にFe薄膜層2の厚さを変化させた積層軟磁性薄
膜の飽和磁束密度Bsを、第4図に抗磁力Hcおよび実
効透磁率μを示す。これらの図よりFe薄膜層2の膜厚
が1〜1100n、即ちセンダスト系合金薄膜層3の膜
厚を1とした場合、Fe薄膜層2の膜厚が0.001〜
0.1の範囲に設定してあれば、飽和磁束密度Bs、抗
磁力Heともに良好な値が得られることがわかる。 次に前記と同じ成膜方法を用い、Fe薄膜層2を20n
mと一定にし、センダスト系合金薄膜層3の膜厚を0.
1.0.2.0.5、1.5.10gmと変化させて、
積層磁性合金膜を作成した。同様の熱処理を行なった後
、飽和磁束密度Bs、抗磁力Heおよび実効透磁率μの
測定を行なった。第5図にセンダスト系合金薄膜3の厚
さを変化させた積層軟磁性薄膜の飽和磁束密度Bs、第
6図に抗磁力Hcおよび実効透磁率μを示す。これらの
図よりセンダスト系合金薄膜層3の膜厚が0.2〜lO
μm、即ちセンダスト系合金薄膜層3の膜厚を1とした
場合、Fe薄膜層2の膜厚が0.002〜0.1の範囲
に設定してあれば、飽和磁束密度Bs、抗磁力Hcおよ
び実効透磁率Uとも0 に良好なことがわかる。なかでも、センタスト系合金薄
膜層3の膜厚を1μmに設定したときの磁気特性は、B
s= 12000ガウス、Hc=0.05エルステッド
、μ=500Off・IMoz)と良好な値が得られた
。 参考のため、Fe薄膜層2を設けずに基板1へ直接セン
タスト系合金を111m成膜し、その磁気特性を洞定し
た。第16図にB −8曲線を示す。この試料の飽和磁
束密度Bs、抗磁力Hcおよび実効透磁率Hの測定値を
第3図および第4図に示す。 実施例2〔遷移金属としてNiを用いた例)表面を光学
研磨した5 mmX lOmmX l mmサイズの結
晶化ガラス基板1の表面に、高周波マグネトロンスパッ
タ装置を用いて純度999%のNi薄膜層2を成膜し、
続いてその表面に厚さIIImのセンダスト系合金薄膜
層3を成膜して積層軟磁性薄膜を作成する。遷移金属薄
膜層2の厚さは1.5.10.30、100r+mに設
定した。スパッタ条件はRF電力600W、アルゴンガ
ス圧力1.0XlO−2Torrである。 得られた積層軟磁性薄膜に実施例1と同様の熱処理を施
した後、飽和磁束密度Bs、抗磁力Hcおよ1 び実効透磁率μを洞定した。 第7図にNi薄膜層2の厚さを変化させた積層軟磁性薄
膜の飽和磁束密度Bsを、第8図に抗磁力Hcおよび実
効透磁率μを示す。これらの図より、遷移金属薄膜層2
の膜厚が1〜50nm、即ちセンダスト系合金薄膜層3
の膜厚を1とした場合、遷移金属薄膜層2の膜厚が0.
001〜0.05の範囲に設定してあれば、飽和磁束密
度Bs、抗磁力Hcともに良好な値が得られることがわ
かる。 実施例3(遷移金属としてCoを用いた例)遷移金属と
して純度99.7%のGoを用いて実施例2と同様にし
て積層軟磁性薄膜を作成し、飽和磁束密度Bs、抗磁力
Hcおよび実効透磁率11を測定した。 第9図にCo薄膜層2の厚さを変化させた積層軟磁性薄
膜の飽和m束密度Bsを、第10図に抗磁力Hcおよび
実効透磁率μを示す。これらの図より、遷移金属薄膜層
2の膜厚が1〜50nm、即ちセンダスト系合金薄膜層
3の膜厚を1とした場合、遷移金属薄膜層2の膜厚が0
.001〜0.05の範囲に設定 2 してあれば、飽和磁束密度Bs、抗磁力Heともに良好
な値が得られることがわかる。 実施例4 (iJ:移金属としてCrを用いた例)遷移
金属として純度99.9%のCrを用いて実施例2と同
様にして積層軟磁性薄膜を作成し、飽和磁束密度Bs、
抗磁力Hcオよび実効透磁率μを測定した。 第11図にCr薄膜層2の厚さを変化させた積層軟磁性
薄膜の飽和磁束密度Bsを、第12図に抗磁力Hcおよ
び実効透磁率μを示す。これらの図より、遷移金属薄膜
層2の膜厚がl〜1100n、即ちセンダスト系合金薄
膜層3の膜厚を1とした場合、遷移金属薄膜層2の膜厚
が0.0[ll−0,1の範囲に設定してあれば、飽和
磁束密度Bs、抗磁力Hcともに良好な値が得られるこ
とがわかる。 参考のため、実施例2〜4と同一の条件で基板1へ厚さ
11Imのセンダスト系合金薄膜層3を直接成膜し、磁
気特性を測定した。飽和磁束密度Bsを第7図、第9図
および第11図に示す。また、抗磁力Hcと実効透磁率
μとを第8図、第10図およ3 び第12図に示す。 実施例5(遷移金属としてパーマロイ系合金を用いた例
) 表面を光学研磨した5 mmX lommX 1 mm
サイズの結晶化ガラス基板1の表面に、高周波マグネト
ロンスパッタ装置を用いてパーマロイ系合金薄膜層2を
成膜し、続いてその表面に厚さlIImのセンダスト系
合金薄膜層3を成膜して積層軟磁性薄膜を作成する。薄
膜層2の厚さは5.10.30.1100nに設定した
。パーマロイ系合金の組成はN1が81重量%、Feが
19重量%である。スパッタ条件および熱処理条件は実
施例2と同一である。 第13図にパーマロイ系合金薄膜層2の厚さを変化させ
た積層軟磁性薄膜の飽和磁束密度Bsを、第14図に抗
磁力Heおよび実効透磁率μを示す。 これらの図より、遷移金属薄膜層2の膜厚が5〜110
0n、即ちセンダスト系合金薄膜層3の膜厚を1とした
場合、遷移金属薄膜層2の膜厚が0.005〜0.1の
範囲に設定してあれば、飽和磁束密度Bs、抗磁力Hc
ともに良好な値が得られることがわか4 る。 参考のため、実施例2〜4と同一の条件で基板1へ厚さ
lpmのセンダスト系合金薄膜層3のみを直接成膜し、
その磁気特性を測定した。飽和磁束密度Bs、抗磁力H
eおよび実効透磁率μを第13図および第14図に示す
。また、そのB−8曲線は第16図と略同じであった。 第15図は実施例1〜5をまとめたもので、各実施例に
おいて遷移金属薄膜層2の厚みを変えて作成した磁性薄
膜のうち、抗磁力Hcの最低値同士を比較した図である
。同図によればFeが最も良好な値を示しているが、N
i、 Co、 Crおよびパーマロイの何れにも、下地
層による顕著な抗磁力抑制効果が見られる。 これらの結果より、基板1とセンダスト系合金3との間
にわずか17nm〜数十nmの遷移金属薄膜層2を設け
るだけで磁気特性が大きく改善されることがわかる。特
に抗磁力Hcと実効透磁率μにおいて顕著である。
以上詳細に説明したように本発明の積層軟磁性薄膜は、
飽和磁束密度および実効透磁率が高く、抗磁力が低いと
いう優れた軟磁気特性を有している。その磁気特性は膜
厚が1〜2IIm以下と極めて薄い場合でも確保される
。従って、この積層軟磁性薄膜は高密度記録用磁気ヘッ
ドのコア材に最適である。
飽和磁束密度および実効透磁率が高く、抗磁力が低いと
いう優れた軟磁気特性を有している。その磁気特性は膜
厚が1〜2IIm以下と極めて薄い場合でも確保される
。従って、この積層軟磁性薄膜は高密度記録用磁気ヘッ
ドのコア材に最適である。
第1図は本発明を適用する積層軟磁性薄膜の断面図、第
2図〜第15図は本発明の積層軟磁性薄膜の実施例の磁
気特性を示す図、第16図は従来の磁性薄膜の磁気特性
を示す図である。 1・・・基板 2−・・遷移金属薄膜層3・
・・センダスト系合金薄膜層
2図〜第15図は本発明の積層軟磁性薄膜の実施例の磁
気特性を示す図、第16図は従来の磁性薄膜の磁気特性
を示す図である。 1・・・基板 2−・・遷移金属薄膜層3・
・・センダスト系合金薄膜層
Claims (10)
- 1.遷移金属薄膜層上に主成分がFe、AlおよびSi
であるセンダスト系合金の薄膜層が積層されていること
を特徴とする積層軟磁性薄膜。 - 2.遷移金属薄膜層上に主成分がFe、AlおよびSi
であるセンダスト系合金の薄膜層が積層され、飽和磁束
密度が10000ガウス以上、抗磁力が0.5エルステ
ッド以下で、周波数1MHzにおける実効透磁率が10
00以上であることを特徴とする積層軟磁性薄膜。 - 3.前記センダスト系合金薄膜層の膜厚と遷移金属薄膜
層の膜厚との比率が1:0.001〜0.1であること
を特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記載の
積層軟磁性薄膜。 - 4.前記遷移金属は純度97%以上のFeであることを
特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記載の積
層軟磁性薄膜。 - 5.前記遷移金属は純度97%以上のNiであることを
特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記載の積
層軟磁性薄膜。 - 6.前記遷移金属は純度97%以上のCoであることを
特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記載の積
層軟磁性薄膜。 - 7.前記遷移金属は純度97%以上のCrであることを
特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記載の積
層軟磁性薄膜。 - 8.前記遷移金属は、Niが75〜85重量%、Feが
15〜25重量%および8重量%以下のMoからなるパ
ーマロイ系合金であることを特徴とする特許請求の範囲
第1項または第2項記載の積層軟磁性薄膜。 - 9.前記センダスト系合金の主成分Fe、AlおよびS
iは、それぞれAlが2〜8重量%、Siが6〜12重
量%、残量がFeであることを特徴とする特許請求の範
囲第1項または第2項記載の積層軟磁性薄膜。 - 10.主成分がFe、AlおよびSiである前記センダ
スト系合金にCr、Nb、Ni、Ru、Co、Ti、C
u、Ga、Ge、Pdから選ばれる少なくとも1の成分
が5%以下含まれていることを特徴とする特許請求の範
囲第1項または第2項記載の積層軟磁性薄膜。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3365490 | 1990-02-16 | ||
| JP2-33654 | 1990-02-16 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03263307A true JPH03263307A (ja) | 1991-11-22 |
Family
ID=12392438
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20892190A Pending JPH03263307A (ja) | 1990-02-16 | 1990-08-06 | 積層軟磁性薄膜 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH03263307A (ja) |
-
1990
- 1990-08-06 JP JP20892190A patent/JPH03263307A/ja active Pending
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