JPH03272649A - チョコレート様食品の製造法 - Google Patents
チョコレート様食品の製造法Info
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- JPH03272649A JPH03272649A JP2074045A JP7404590A JPH03272649A JP H03272649 A JPH03272649 A JP H03272649A JP 2074045 A JP2074045 A JP 2074045A JP 7404590 A JP7404590 A JP 7404590A JP H03272649 A JPH03272649 A JP H03272649A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の目的]
[産業上の利用分野]
この発明は、チョコレート様食品の製造法に関し、より
詳しくは、チョコレート様食品をクツキー等の生地で包
餡して焼成したとき、当該食品がカリカリしたりボッボ
ッしたりすることのない、品質良好なチョコレート様食
品を製造する方法に関する。 [従来の技術] 今日、チョコレート類は、そのまま板状又は塊状など種
々の形状に固化させたブレーンのチョコレートの他、融
かしたチョコレートでマジパン、クリーム、ナツツ等の
芯材を包んだり、シュークリームなどの菓子類の表面を
コーティングしたり、マシュマロ又は焼菓子、パン・デ
ニツシュなどのセンターとしたり、或は冷菓用コーン型
容器の内面をコーティングするなど、各種の形態で菓子
、パンに利用されている。 以上のようなチョコレート利用食品において、従来より
焼成温度に耐え得るチョコレート類として、HLBが1
0以上の庶糖脂肪酸エステルを配合する方法(特公平1
−41298号〉が提案されているが、これは焼菓子用
ドウに混入するためのものであって、これを焼菓子のセ
ンター材として使用するとく即ち包餡し高温にて焼成す
ると)、空洞を形成したり又はカリカリした硬い食感を
呈するものとなるという欠点がある。この欠点は、チョ
コレート類中にナツツ類を配合することによりある程度
改善できるが、ナツツ類の風味が揖くでるため、果実な
どの各種の風味を付与したホワイトチョコレートの使用
には適さず、使用できるチョコレート類の風味が限定さ
れてしまう。 [発明が解決しようとする課題] 本発明は、クツキーなど焼菓子生地への包餡用として従
来より使用されてきたチョコレート類が、焼成により生
地とチョコレート類との間に空洞を形成したり若しくは
チョコレート類自体がカリカリとした食感を呈したり又
はナツツの風味のため使用できるチョコレート類の風味
が限定されるなどの欠点を解決し、包餡用のチョコレー
ト類として、焼成後に空洞を形成したり、硬化したり又
は風味を変化させたりすることのないチョコレート様食
品を提供するのを目的とする。 (以下余白) 【発明の構成】 [課題を解決するための手段] (1)経過 本発明者らは、上記した如きチョコレート類の空洞化や
カリカリした食感を生ずる原因が、菓子生地からチョコ
レート類へ移行した水分が原料の糖類を溶解させ、焼成
時に突沸やカラメル化を促進することによるものであろ
うと推測し、この推測の当否を調べるため各糖類の溶解
度を調べたところ、下表−1の結果が得られた。 表−1(′Bの溶解度) A : 100g中に溶解している糖量(11度(X)
B : 100gの水が溶解しうる糖の量上表の如く
、チョコレート類の原材料において従来より糖類として
専ら使用されている蔗糖及びブドウ糖は水に対する溶解
度が高く、特にブドウ糖は、温度が高くなると急激に溶
解度が高くなる。麦芽糖は、低温時において比較的溶解
度が低いが、焼成時にセンター材の品温が90〜100
℃となると溶解度が蔗糖とほぼ同じ程度になる。ところ
が、乳糖は、他の糖類とは異なり溶解度が極端に低くな
っている。 そこで本発明者は、以上の各種糖類の溶解度の相違に着
目し、下表−2のような蔗糖と乳糖とを甘味料として作
ったチョコレート様食品を用いた包餡クツキーの焼成テ
ストを実施した。 表−2 以上の如く、乳糖ベースでは蔗糖ベースに比べて空洞化
や食感の硬質化が大幅に物性が改善されていることが認
められる。 そこで本発明者は、進んでセンター材がソフトさを失う
原因は、焼成中又は保存中に油脂が分離してくるためで
あろうと推測し、乳化剤の検討を行った。前記特公平1
−41298号明細書に開示されているように、HLB
値が10以上の庶糖脂肪酸エステルは焼成時に保形性を
向上させるが、増粘し易いという欠点を持つので、本発
明の狙いとするソフトさを失わせてしまう。そこで、更
に保形性を損なわず、しかも焼成後のソフト感を維持で
きるものとして各種乳化剤を検討した結果、親油性の庶
糖脂肪酸エステル又はポリグリセリン縮合リシノール酸
エステルを親水性の蔗糖1、脂肪酸エステルと併用する
ことにより上記願望を実現できることが見出された。 (31概要 この発明は、以上の知見に基づいて完成されたものであ
って、その要旨は、油脂、糖類及び乳化剤を必須成分と
して使用してチョコレート様食品を製造するに際し、溶
解度(水100gに溶けるグラム数〉が20℃で80以
下、80℃で250以下の糖類を糖原料の60重■%以
上の割合で使用し、かつ乳化剤としてHLB値が10以
上の庶糖脂肪酸エステルと、HLB値が5以下の庶糖脂
肪酸エステル及び/又はポリグリセリン縮合リシノール
酸エステルとを併用することを特徴とする、チョコレー
ト様食品の製造法に係る。以下、発明の構成に関連する
諸事項につき項分けして説明する。 (4)チョコレート類 一般用チヨコレートは、カカオマス、カカオ脂及び/又
はカカオ脂代用脂、蔗糖、全脂(脱脂)粉乳、乳化剤及
び香料を原料として製造するが、テンバリング処理が必
須である。これに対し、コーティング用又はセンター用
チョコレート類としては、カカオ脂の代わりに可塑性範
囲の広い油脂を用いた洋生チョコレートが使用され、テ
ンパリング処理は不要である。 可塑性範囲の広い油脂は、代表的にはマーガリンやショ
ートニングに用いられる油脂であって、このような油脂
原料として、例えば、ナタネ油、大豆油、ヒマワリ種子
油、綿実油、落花生油、米糠油、コーン油、サフラワー
油、オリーブ油、カポック油、ゴマ油、月見草油、パー
ム油、シア油、サル油、ヤシ油、パーム核油等の植物性
油脂並びに乳脂、牛脂、ラード、魚油、鯨油等の動物性
油脂を例示でき、上記油脂類の単独又は混合油、或はそ
れらの硬化、分別、エステル交換油等、融点が15〜4
0℃のものが適する。この発明においては、これらの油
脂が油脂分として全量使用されてもよい。 (勺 糖類 また、溶解度が20℃で80以下、80℃で250以下
の糖類としては、例えばマンニトール、乳糖等が例示で
き、これらの一種または二種以上を糖原料の60%以上
使用する。60%未満では効果が得られ難い、なお、特
公昭54−8738号公報明細書は甘味を低減させる目
的でβ−ラクトースを使用したチョコレートの製造法を
開示しているが、この公報には、β−ラクトースの水に
対する溶解度が低いことに起因する汗かき現象やボッボ
ッ現象につき何ら示唆していない。 (6)乳化剤 乳化剤としては、HLB値が10以上の庶糖脂肪酸エス
テルと、HLB値が5以下の庶糖脂肪酸エステル及び/
又はポリグリセリン縮合リシノール酸エステルとを併用
する。HLB値が10以上の庶糖脂肪酸エステルを使用
しないと、焼成後生地との接触面に空洞が出来やすい傾
向を示す、また、HLB値が5以下の庶糖脂肪酸エステ
ル及び/又はポリグリセリン縮合リシノール酸エステル
を使用しないと、焼成後チョコレート様食品自体が固化
し、ソフトさが損なわれる傾向を示す。 (7)対象食品 この発明におけるチョコレート様食品が有利に利用でき
る対象食品としては、焼成包餡タイブクッキマが好適で
ある。 なお、この発明におけるチョコレート様食品とは、カカ
オマスやカカオ脂を使用した通常のチョコレート類は勿
論のこと、カカオマスやカカオ脂などのカカオ分を含ま
ない、油脂と糖類等の粉体物からなるチョコレート類と
ほぼ同じ製造法によって製造される食品、換言すれば、
チョコレートからカカオ分を除いたもので、フルーツ、
コーヒー、ナツツ等の風味を付与した食品を包含するも
のである。 [作用コ 溶解度(水100gに溶けるグラム数)が20℃で80
以下、80℃で250以下の糖類(糖原料の60重量%
以上)と、HLB値が10以上の庶糖脂肪酸エステルと
、HLB値が5以下の庶糖脂肪酸エステル及び/又はポ
リグリセリン縮合リシノール酸エステルを含むチョコレ
ート類は、クツキー等の包餡食品の芯材として使用され
たとき、外皮との間に空洞を生じたり又は芯材がカリカ
リに硬化したりするのを有効に阻止する。この作用の根
源には、糖類自体の難溶性に加え、乳化剤として共存す
るHLB値が10以上の庶糖脂肪酸エステルと及びHL
B値が5以下の庶糖脂肪酸エステル又はポリグリセリン
縮合リシノール酸エステルとの協力作用が存在するよう
に思われる。 [実施例] 以下、実施例及び比較例により本発明実施の態様及び効
果をより一層明瞭にするが、これらは例示であって、本
願発明の精神を限定又は制限するものではない、なお、
例中部及び%は何れも重量基準を意味する。 実施例1 ココア15部、マンニトール53部、植物性油脂32部
とHLB値が16の庶糖脂肪酸エステル0.5部、HL
B値が2の庶糖脂肪酸エステル0.5部、及びレシチン
を適量使用し、常法に従ってチョコレート様食品を製造
した。 以上のチョコレート様食品7gをクツキー生地11gに
て包餡し、200℃にて8分間焼成してクツキー(直径
約40市高さ15關、重量18g)を製造した結果、チ
ョコレート様食品とクツキー焼成生地との接触面には空
洞もなく、またカリカリした食感もなくソフトな状態で
良好な食感を呈していた。 実施例2 実施例1において、マンニトールの代わりにβ−乳糖を
使用して同様に実施したところ、実施例1の結果同様に
、空洞化やガリ感がなく、良好な食感を有していた。 比較例1 実施例1において、マンニトールの代わりに砂糖を使用
し、他は全て同様にして実施したところ、チョコレート
様食品とクツキー生地との接触面に空洞化が発生し、か
つカリカリした食感を呈していた。 比較例2 実施例1において、HLB値が2の庶糖脂肪酸エステル
を使用せず、他は全て同様にして実施したところ、空洞
化やガリ感は余り発生しなかったが、チョコレート様食
品自体が固化してソフトさが損なわれていた。 比較例3 実施例1において、HLB値が10の庶糖脂肪酸エステ
ルを使用せず、他は全て同様にして実施したところ、カ
リカリ感は余り発生しなかったが、若干空洞化現象が生
じる傾向を示した。 実施例3 比較例1において、砂糖の75%分を乳糖で代替して同
様に実施したところ、空洞化もガリ感もなく、かつソフ
トで良好な状態であった。 実施例4 実施例1において、HLB値が2の庶糖脂肪酸エステル
の代わりに、ポリグリセリン縮合リシノール酸エステル
を同量使用して同様に実施したところ、実施例1と同様
に空洞化やガリ感もなく、ソフトで良好なチョコレート
様食品が得られた。 実施例5 β−乳糖64部、植物性油脂34部、レモンパウダー2
部、HLB値が16の庶糖脂肪酸エステル0.5部、H
LB値が2の庶糖脂肪酸エステル0,5部、及びレシチ
ン、香料を適量使用し、常法に従ってチョコレート様食
品を製造した。 以上のチョコレート様食品を使用して実施例1と同様に
クツキーを焼成したところ、チョコレート様食品とクツ
キーとの接触面には空洞化もなく、またカリカリした食
感もなくソフトな状態であった。なお、このチョコレー
ト様食品はレモンの風味を呈したクリーム状であった。 実施例6 β−乳糖64部、植物性油脂34部、紅茶パウダー2部
、HLB値が16の庶糖脂肪酸エステル0.5部、ポリ
グリセリン縮合リシノール酸エステル05部、及びレシ
チン、香料を適量使用し、常法に従ってチョコレート様
食品を製造した。 以上のチョコレート様食品を使用して実施例1と同様に
クツキーを焼成したところ、チョコレート様食品とクツ
キーとの接触面には空洞化もなく、またカリカリした食
感もなくソフトな状態であった。なお、このチョコレー
ト様食品は紅茶の風味を呈したクリーム状であった。
詳しくは、チョコレート様食品をクツキー等の生地で包
餡して焼成したとき、当該食品がカリカリしたりボッボ
ッしたりすることのない、品質良好なチョコレート様食
品を製造する方法に関する。 [従来の技術] 今日、チョコレート類は、そのまま板状又は塊状など種
々の形状に固化させたブレーンのチョコレートの他、融
かしたチョコレートでマジパン、クリーム、ナツツ等の
芯材を包んだり、シュークリームなどの菓子類の表面を
コーティングしたり、マシュマロ又は焼菓子、パン・デ
ニツシュなどのセンターとしたり、或は冷菓用コーン型
容器の内面をコーティングするなど、各種の形態で菓子
、パンに利用されている。 以上のようなチョコレート利用食品において、従来より
焼成温度に耐え得るチョコレート類として、HLBが1
0以上の庶糖脂肪酸エステルを配合する方法(特公平1
−41298号〉が提案されているが、これは焼菓子用
ドウに混入するためのものであって、これを焼菓子のセ
ンター材として使用するとく即ち包餡し高温にて焼成す
ると)、空洞を形成したり又はカリカリした硬い食感を
呈するものとなるという欠点がある。この欠点は、チョ
コレート類中にナツツ類を配合することによりある程度
改善できるが、ナツツ類の風味が揖くでるため、果実な
どの各種の風味を付与したホワイトチョコレートの使用
には適さず、使用できるチョコレート類の風味が限定さ
れてしまう。 [発明が解決しようとする課題] 本発明は、クツキーなど焼菓子生地への包餡用として従
来より使用されてきたチョコレート類が、焼成により生
地とチョコレート類との間に空洞を形成したり若しくは
チョコレート類自体がカリカリとした食感を呈したり又
はナツツの風味のため使用できるチョコレート類の風味
が限定されるなどの欠点を解決し、包餡用のチョコレー
ト類として、焼成後に空洞を形成したり、硬化したり又
は風味を変化させたりすることのないチョコレート様食
品を提供するのを目的とする。 (以下余白) 【発明の構成】 [課題を解決するための手段] (1)経過 本発明者らは、上記した如きチョコレート類の空洞化や
カリカリした食感を生ずる原因が、菓子生地からチョコ
レート類へ移行した水分が原料の糖類を溶解させ、焼成
時に突沸やカラメル化を促進することによるものであろ
うと推測し、この推測の当否を調べるため各糖類の溶解
度を調べたところ、下表−1の結果が得られた。 表−1(′Bの溶解度) A : 100g中に溶解している糖量(11度(X)
B : 100gの水が溶解しうる糖の量上表の如く
、チョコレート類の原材料において従来より糖類として
専ら使用されている蔗糖及びブドウ糖は水に対する溶解
度が高く、特にブドウ糖は、温度が高くなると急激に溶
解度が高くなる。麦芽糖は、低温時において比較的溶解
度が低いが、焼成時にセンター材の品温が90〜100
℃となると溶解度が蔗糖とほぼ同じ程度になる。ところ
が、乳糖は、他の糖類とは異なり溶解度が極端に低くな
っている。 そこで本発明者は、以上の各種糖類の溶解度の相違に着
目し、下表−2のような蔗糖と乳糖とを甘味料として作
ったチョコレート様食品を用いた包餡クツキーの焼成テ
ストを実施した。 表−2 以上の如く、乳糖ベースでは蔗糖ベースに比べて空洞化
や食感の硬質化が大幅に物性が改善されていることが認
められる。 そこで本発明者は、進んでセンター材がソフトさを失う
原因は、焼成中又は保存中に油脂が分離してくるためで
あろうと推測し、乳化剤の検討を行った。前記特公平1
−41298号明細書に開示されているように、HLB
値が10以上の庶糖脂肪酸エステルは焼成時に保形性を
向上させるが、増粘し易いという欠点を持つので、本発
明の狙いとするソフトさを失わせてしまう。そこで、更
に保形性を損なわず、しかも焼成後のソフト感を維持で
きるものとして各種乳化剤を検討した結果、親油性の庶
糖脂肪酸エステル又はポリグリセリン縮合リシノール酸
エステルを親水性の蔗糖1、脂肪酸エステルと併用する
ことにより上記願望を実現できることが見出された。 (31概要 この発明は、以上の知見に基づいて完成されたものであ
って、その要旨は、油脂、糖類及び乳化剤を必須成分と
して使用してチョコレート様食品を製造するに際し、溶
解度(水100gに溶けるグラム数〉が20℃で80以
下、80℃で250以下の糖類を糖原料の60重■%以
上の割合で使用し、かつ乳化剤としてHLB値が10以
上の庶糖脂肪酸エステルと、HLB値が5以下の庶糖脂
肪酸エステル及び/又はポリグリセリン縮合リシノール
酸エステルとを併用することを特徴とする、チョコレー
ト様食品の製造法に係る。以下、発明の構成に関連する
諸事項につき項分けして説明する。 (4)チョコレート類 一般用チヨコレートは、カカオマス、カカオ脂及び/又
はカカオ脂代用脂、蔗糖、全脂(脱脂)粉乳、乳化剤及
び香料を原料として製造するが、テンバリング処理が必
須である。これに対し、コーティング用又はセンター用
チョコレート類としては、カカオ脂の代わりに可塑性範
囲の広い油脂を用いた洋生チョコレートが使用され、テ
ンパリング処理は不要である。 可塑性範囲の広い油脂は、代表的にはマーガリンやショ
ートニングに用いられる油脂であって、このような油脂
原料として、例えば、ナタネ油、大豆油、ヒマワリ種子
油、綿実油、落花生油、米糠油、コーン油、サフラワー
油、オリーブ油、カポック油、ゴマ油、月見草油、パー
ム油、シア油、サル油、ヤシ油、パーム核油等の植物性
油脂並びに乳脂、牛脂、ラード、魚油、鯨油等の動物性
油脂を例示でき、上記油脂類の単独又は混合油、或はそ
れらの硬化、分別、エステル交換油等、融点が15〜4
0℃のものが適する。この発明においては、これらの油
脂が油脂分として全量使用されてもよい。 (勺 糖類 また、溶解度が20℃で80以下、80℃で250以下
の糖類としては、例えばマンニトール、乳糖等が例示で
き、これらの一種または二種以上を糖原料の60%以上
使用する。60%未満では効果が得られ難い、なお、特
公昭54−8738号公報明細書は甘味を低減させる目
的でβ−ラクトースを使用したチョコレートの製造法を
開示しているが、この公報には、β−ラクトースの水に
対する溶解度が低いことに起因する汗かき現象やボッボ
ッ現象につき何ら示唆していない。 (6)乳化剤 乳化剤としては、HLB値が10以上の庶糖脂肪酸エス
テルと、HLB値が5以下の庶糖脂肪酸エステル及び/
又はポリグリセリン縮合リシノール酸エステルとを併用
する。HLB値が10以上の庶糖脂肪酸エステルを使用
しないと、焼成後生地との接触面に空洞が出来やすい傾
向を示す、また、HLB値が5以下の庶糖脂肪酸エステ
ル及び/又はポリグリセリン縮合リシノール酸エステル
を使用しないと、焼成後チョコレート様食品自体が固化
し、ソフトさが損なわれる傾向を示す。 (7)対象食品 この発明におけるチョコレート様食品が有利に利用でき
る対象食品としては、焼成包餡タイブクッキマが好適で
ある。 なお、この発明におけるチョコレート様食品とは、カカ
オマスやカカオ脂を使用した通常のチョコレート類は勿
論のこと、カカオマスやカカオ脂などのカカオ分を含ま
ない、油脂と糖類等の粉体物からなるチョコレート類と
ほぼ同じ製造法によって製造される食品、換言すれば、
チョコレートからカカオ分を除いたもので、フルーツ、
コーヒー、ナツツ等の風味を付与した食品を包含するも
のである。 [作用コ 溶解度(水100gに溶けるグラム数)が20℃で80
以下、80℃で250以下の糖類(糖原料の60重量%
以上)と、HLB値が10以上の庶糖脂肪酸エステルと
、HLB値が5以下の庶糖脂肪酸エステル及び/又はポ
リグリセリン縮合リシノール酸エステルを含むチョコレ
ート類は、クツキー等の包餡食品の芯材として使用され
たとき、外皮との間に空洞を生じたり又は芯材がカリカ
リに硬化したりするのを有効に阻止する。この作用の根
源には、糖類自体の難溶性に加え、乳化剤として共存す
るHLB値が10以上の庶糖脂肪酸エステルと及びHL
B値が5以下の庶糖脂肪酸エステル又はポリグリセリン
縮合リシノール酸エステルとの協力作用が存在するよう
に思われる。 [実施例] 以下、実施例及び比較例により本発明実施の態様及び効
果をより一層明瞭にするが、これらは例示であって、本
願発明の精神を限定又は制限するものではない、なお、
例中部及び%は何れも重量基準を意味する。 実施例1 ココア15部、マンニトール53部、植物性油脂32部
とHLB値が16の庶糖脂肪酸エステル0.5部、HL
B値が2の庶糖脂肪酸エステル0.5部、及びレシチン
を適量使用し、常法に従ってチョコレート様食品を製造
した。 以上のチョコレート様食品7gをクツキー生地11gに
て包餡し、200℃にて8分間焼成してクツキー(直径
約40市高さ15關、重量18g)を製造した結果、チ
ョコレート様食品とクツキー焼成生地との接触面には空
洞もなく、またカリカリした食感もなくソフトな状態で
良好な食感を呈していた。 実施例2 実施例1において、マンニトールの代わりにβ−乳糖を
使用して同様に実施したところ、実施例1の結果同様に
、空洞化やガリ感がなく、良好な食感を有していた。 比較例1 実施例1において、マンニトールの代わりに砂糖を使用
し、他は全て同様にして実施したところ、チョコレート
様食品とクツキー生地との接触面に空洞化が発生し、か
つカリカリした食感を呈していた。 比較例2 実施例1において、HLB値が2の庶糖脂肪酸エステル
を使用せず、他は全て同様にして実施したところ、空洞
化やガリ感は余り発生しなかったが、チョコレート様食
品自体が固化してソフトさが損なわれていた。 比較例3 実施例1において、HLB値が10の庶糖脂肪酸エステ
ルを使用せず、他は全て同様にして実施したところ、カ
リカリ感は余り発生しなかったが、若干空洞化現象が生
じる傾向を示した。 実施例3 比較例1において、砂糖の75%分を乳糖で代替して同
様に実施したところ、空洞化もガリ感もなく、かつソフ
トで良好な状態であった。 実施例4 実施例1において、HLB値が2の庶糖脂肪酸エステル
の代わりに、ポリグリセリン縮合リシノール酸エステル
を同量使用して同様に実施したところ、実施例1と同様
に空洞化やガリ感もなく、ソフトで良好なチョコレート
様食品が得られた。 実施例5 β−乳糖64部、植物性油脂34部、レモンパウダー2
部、HLB値が16の庶糖脂肪酸エステル0.5部、H
LB値が2の庶糖脂肪酸エステル0,5部、及びレシチ
ン、香料を適量使用し、常法に従ってチョコレート様食
品を製造した。 以上のチョコレート様食品を使用して実施例1と同様に
クツキーを焼成したところ、チョコレート様食品とクツ
キーとの接触面には空洞化もなく、またカリカリした食
感もなくソフトな状態であった。なお、このチョコレー
ト様食品はレモンの風味を呈したクリーム状であった。 実施例6 β−乳糖64部、植物性油脂34部、紅茶パウダー2部
、HLB値が16の庶糖脂肪酸エステル0.5部、ポリ
グリセリン縮合リシノール酸エステル05部、及びレシ
チン、香料を適量使用し、常法に従ってチョコレート様
食品を製造した。 以上のチョコレート様食品を使用して実施例1と同様に
クツキーを焼成したところ、チョコレート様食品とクツ
キーとの接触面には空洞化もなく、またカリカリした食
感もなくソフトな状態であった。なお、このチョコレー
ト様食品は紅茶の風味を呈したクリーム状であった。
以上説明した通り、本発明は、クツキーなど焼菓子生地
への包餡用として従来より使用されてきたチョコレート
類が、焼成により生地とチョコレート類との間に空洞を
形成したり若しくはチョコレート類自体がカリカリとし
た食感を呈したり又はナツツの風味のため使用できるチ
ョコレート類の風味が限定されるなどの欠点を解決し、
包餡用のチョコレート類として、焼成後に空洞を形成し
たり、硬化したり又は風味を変化させたりすることのな
いチョコレート食品を提供できることを通じて食生活の
向上に寄与する。 手続補正書 平成 2年10月16日 1、事件の表示 平成2年特許願第74045号 2 発明の名称 チョコレート様食品の製造法 3 補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 大阪市中央区西心斎¥R2丁目1番5号名 称
不二製油株式会社 代表者 久本 浩一部 4、代理人■533 住 所 大阪府大阪市東淀川区西淡路1−15−35、
補正命令の日付 なしく自発) (1)明細書全文
への包餡用として従来より使用されてきたチョコレート
類が、焼成により生地とチョコレート類との間に空洞を
形成したり若しくはチョコレート類自体がカリカリとし
た食感を呈したり又はナツツの風味のため使用できるチ
ョコレート類の風味が限定されるなどの欠点を解決し、
包餡用のチョコレート類として、焼成後に空洞を形成し
たり、硬化したり又は風味を変化させたりすることのな
いチョコレート食品を提供できることを通じて食生活の
向上に寄与する。 手続補正書 平成 2年10月16日 1、事件の表示 平成2年特許願第74045号 2 発明の名称 チョコレート様食品の製造法 3 補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 大阪市中央区西心斎¥R2丁目1番5号名 称
不二製油株式会社 代表者 久本 浩一部 4、代理人■533 住 所 大阪府大阪市東淀川区西淡路1−15−35、
補正命令の日付 なしく自発) (1)明細書全文
Claims (1)
- 1 油脂、糖類及び乳化剤を必須成分として使用してチ
ョコレート様食品を製造するに際し、溶解度(水100
gに溶けるグラム数)が20℃で80以下、80℃で2
50以下の糖類を糖原料の60重量%以上の割合で使用
し、かつ乳化剤としてHLB値が10以上の庶糖脂肪酸
エステルと、HLB値が5以下の庶糖脂肪酸エステル及
び/又はポリグリセリン縮合リシノール酸エステルとを
併用することを特徴とする、チョコレート様食品の製造
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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