JPH032735Y2 - - Google Patents

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JPH032735Y2
JPH032735Y2 JP1986034830U JP3483086U JPH032735Y2 JP H032735 Y2 JPH032735 Y2 JP H032735Y2 JP 1986034830 U JP1986034830 U JP 1986034830U JP 3483086 U JP3483086 U JP 3483086U JP H032735 Y2 JPH032735 Y2 JP H032735Y2
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shaft
elastic
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groove
protrusion
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は弾性軸継手に関する。本考案は、例え
ば、自動車用のステアリング装置におけるステア
リングメインシヤフトとステアリングギヤシヤフ
トとの間に組込んで使用する弾性軸継手に利用す
ることができる。
〔従来の技術〕
弾性軸継手、例えば、自動車用のステアリング
装置におけるステアリングメインシヤフトとステ
アリングギヤシヤフトの間に組込まれる弾性軸継
手では、従来より、例えば実開昭57−107024号公
報に係る弾性軸継手、実公昭59−29147号公報に
係る弾性軸継手が提供されている。これらの弾性
軸継手は、第9図に断面図に示すように断面太鼓
形状の棒状の第1軸900と、第1軸900の外
周面とほぼ相似の内周面をもち第1軸900が挿
入保持される軸孔をもつ第2軸901と、第1軸
900の外周面と第2軸901の内周面との間の
隙間に挾持され両者間のトルクを伝達する弾性体
902とからなる。
上記した弾性軸継手では、路上を転動する車輪
あるいはステアリングギヤなどに起因して発せら
れる様々の振動や衝撃などがステアリングホイー
ル、ひいてはステアリングホイールを操縦してい
る運転者にステアリングメインシヤフトを経由し
て伝達されることを、弾性体902の作用によつ
て抑制することができ、従つて自動車の操縦性を
向上させることができる。
本考案に係る弾性軸継手は、上記した実開昭57
−107024号公報、実公昭59−29147号公報に係る
弾性軸継手を更に改良して1歩進めたものであ
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は、第1軸と第2軸との間に介在し振動
や衝撃等を吸収する機能をもつ弾性体の耐久性を
向上させ得る弾性軸継手を提供することを目的と
する。更には本考案は、弾性体の他に隆起部をも
つ場合には、大トルク伝達を隆起部を介して行な
うことができ、よつて大トルクが頻繁に加わる場
合であつても弾性体の耐久性を一層向上させ得る
弾性軸継手を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案者は弾性軸継手について研究した結果、
互いに平行な1対の背向面を備えた外周面をもつ
第1軸と、互いに平行でかつ背向面に平行な1対
の対向面を備えた内周面をもつ第2軸とからなる
弾性軸継手において、各背向面における軸直角方
向における中央部に断面V字形状の溝を形成する
とともに、各対向面における軸直角方向おける中
央部に断面V字形状の突条を形成し、そして、断
面V字形状の溝と断面V字形状の突条との間に弾
性体を介在させれば、トルク伝達を効果的に行い
つつ、弾性体の耐久性を向上しうることを発見し
た。本考案はこの発見にもとづくものである。
即ち、本考案に係る弾性軸継手は、互いに平行
な1対の背向面を備えた外周面をもつとともに一
定断面をもつ棒状の第1軸と、互いに平行でかつ
該背向面に平行な1対の対向面を備えるとともに
該第1軸の外周面と略相似の内周面をもち該第1
軸が挿入保持される軸孔をもつ第2軸と、 該第1軸の該外周面と該第2軸の該内周面との
間の隙間に挟持され両者間のトルクを伝達する弾
性体とからなる弾性軸継手において、 該第1軸は各背向面の軸直角方向における中央
部に軸方向に伸びる少なくとも1個の断面V字形
状の溝を有し、該第2軸は各対向面の軸直角方向
における中央部に該溝に対応する軸方向に伸びる
断面V字形状の突条を有し、該弾性体は該溝およ
び該突条に挟持された構造をもつことを特徴とす
るものである。
第1軸は、一定断面をもつ棒状の部材である。
この場合、第1軸の外周面は、互いに平行な1対
の背向面をもつ。第1軸の断面は従来と同様に太
鼓形状にすることもできる。代表的な第1軸とし
ては、自動車用ステアリング装置におけるステア
リングメインシヤフト側の軸およびステアリング
ギヤシヤフト側の軸のうちの一方とすることがで
きる。
第1軸は、これの軸芯方向に伸びる断面V字形
状の溝をもつ。溝は、後述の実施例で例示したよ
うに、各背向面の軸直角方向における中央部に形
成する。断面V字形状の溝を形成する斜面は、後
述の実施例で示すように、第1軸の軸芯から放射
する方向と平行又はほぼ平行に指向していること
が好ましい。
第2軸は、第1軸が挿入保持される軸孔をも
つ。従つて第2軸は中空部をもつ軸である。この
第2軸は、第1軸の外周面とほぼ相似の内周面を
もつ。ここで、第1軸の外周面とほぼ相似とは、
第1軸の外周面と相似する形状、第1軸の外周面
と近似する形状を含む意味である。代表的な第2
軸としては、自動車用ステアリング装置における
ステアリングメインシヤフト側およびステアリン
グギヤシヤフト側のうちの一方を第1軸とした場
合には、他方とすることができる。
第2軸の内周面は互いに平行でかつ第1軸の背
向面に平行な1対の対向面をもつ。第2軸はその
対向面の軸直角方向における中央部にこれの軸方
向に伸びる断面V字状の突条をもつ。突条は、断
面V字状の前記溝に対応する形状をもち、断面V
字状の溝と所定の隙間を存して対向する。
弾性体は、弾性変形可能であり、第1軸の断面
V字形状の溝と第2軸の断面V字形状の突条との
間に挟持され、両者間のトルクを伝達する機能を
もつ部材である。弾性体は一般にゴム材料を基材
とする。ゴム材料としては例えば、天然ゴム、合
成天然ゴム、スチレン−ブタジエンゴム等を用い
ることができる。弾性体がゴム材料を基材とする
場合には弾性体の厚みは1〜8mm程度、その硬度
はHs40〜Hs70程度が好ましい。
ところで、第1軸および第2軸のうち少なくと
もいずれか一方は、前記溝と突条との間の空間で
ある隙間を狭める隆起部を一体にもつことが好ま
しい。特に、第1軸に隆起部を形成するとよい。
隆起部は、弾性体から第1軸および第2軸の軸芯
方向へずらした位置に形成される。隆起部の隆起
合計量は弾性体の肉厚よりも小に設定する。例え
ば弾性体の肉厚が3〜4mmであるときには、隆起
量は1〜2mmとする。
第1軸が隆起部をもつ場合には、後述する実施
例で示すように、隆起部は、第1軸の断面V字形
状の溝を形成する斜面に隆起状に形成される。又
第2軸が隆起部をもつ場合には、隆起部は、第2
軸の断面V字形状の突条を形成する斜面、即ち、
第1軸の断面V字状の溝を形成する斜面と対向す
る斜面に形成される。
〔考案の効果〕
本考案に係る弾性軸継手では、第1軸はその背
向面の軸直角方向における中央部に軸方向に伸び
る断面V字形状の溝を有し、第2軸はその対向面
の軸直角方向における中央部に溝に対応する軸方
向に伸びる断面V字状の突条を有し、弾性体は溝
および突条に挟持された構造をもつことを特徴と
する。従つて、第1軸および第2軸のうちの一方
のトルクは弾性体を介して他方に伝達される。こ
のとき、弾性体は、断面V字形状の溝と断面V字
形状の突条とで挟持され流動しにくくなり、故に
弾性体の耐久性をそれだけ向上させることができ
る。
勿論、従来と同様に弾性体の作用により、第1
軸と第2軸との間で振動や衝撃などが伝達される
ことを抑えることができる。
又、第1軸および第2軸の少なくともいずれか
一方が、溝と突条との間の空間である隙間を狭め
る隆起部をもつ場合には、トルクの値が小さなと
きには弾性体を介して第1軸と第2軸との間でト
ルク伝達がなされる。一方、トルクの値が大きく
なると、弾性体が断面V字形状の溝と断面V字形
状の突条とで押圧されて圧縮されるため、弾性体
の厚みが小さくなり、そのため、隆起部の作用に
より、第1軸と第2軸との間でトルク伝達がなさ
れる。従つて、トルクの値が大きなときには、ト
ルク伝達に寄与するのは主として隆起部となり、
弾性体はあまり寄与しないため、弾性体の耐久性
を一層向上させる。
[実施例] 本考案に係る1実施例を第1図〜第7図に示
す。
本実施例に係る弾性軸継手5は、金属製の第1
軸と、同じく金属製の第2軸2と、ゴム製の弾性
体3とからなる。
第1軸1は一定断面をもつ棒状の部材である。
第1軸1は、互いに平行な平坦状の1対の背向面
10および11をもつとともに、互いに平行な平
坦状の1対の背向面12および13をもつ。この
背向面10の軸直角方向における中央部には断面
V字形状の溝14が形成されており、背向面11
の軸直角方向における中央部には断面V字形状で
かつ溝14とほぼ同じ大きさの溝15が形成され
ている。溝14を形成する斜面140、溝15を
形成する斜面150は、第5図に示すように、第
1軸の軸芯1aから放射する方向とほぼ平行に指
向している。
第2軸2は、中空軸状をなし、第1軸1が挿入
保持される軸孔20をもつ。第2軸2は、互いに
平行な1対の対向面21および22をもつととも
に、互いに平行な1対の対向面23および24を
もつ。第2軸2の対向面21の軸直角方向におけ
る中央部には断面V字形状の突条25が形成され
ており、又対向面22の軸直角方向における中央
部には断面V字形状でかつ突条25とほぼ同じ大
きさの突条26が形成されている。
弾性体3は、ゴムを基材として形成されてお
り、その肉厚は2mm程度であり、その硬度はHs
50程度である。弾性体3は第1図や第4図に示
すように枠状をなし、斜部30、斜部31、縦部
32、横部33とからなる。この弾性体3は第1
軸1の外周面に2個取着されている。
又、本実施例に係る弾性軸継手では、溝14と
突条25との間の隙間を狭める隆起部17が第1
軸1の溝14を形成する斜面140に一体に形成
されている。又、第1軸1の溝15を形成する斜
面150に隆起部18が一体に形成されている。
隆起部18は、溝15と突条26との間の隙間を
狭めている。なお第1図に示すように、隆起部1
7および18は弾性体3から第1軸1の軸芯方向
へずらした位置に形成されている。
さて、第1軸1と第2軸2との一方が回動する
ときについて説明する。まず、第1軸と第2軸2
との間で伝達されるトルクの値が小さなときに
は、第1軸1および第2軸2のうち一方のトルク
は、弾性体3を介して、第1軸1および第2軸2
のうちの他方に伝達される。このとき、断面V字
形状の溝14の斜面140と断面V字形状の突条
25の斜面250とで弾性体3の斜部30が狭持
されて押圧圧縮され、又、溝15の斜面150と
突条26の斜面260とで弾性体3の斜部31が
挟持されて押圧圧縮される。従つて弾性体3の斜
部30および斜部31は押圧圧縮されて肉厚が縮
むだけでほとんど流動しない。故に斜部30およ
び斜部31のゴムの耐久性を確保できる。
又、上記のように斜部30および斜部31が押
圧圧縮されて流動しにくいため、斜部30や斜部
31と連続する弾性体3の縦部32や横部33も
流動しにくくなり、よつて弾性体3全体のゴムの
耐久性を確保できる。なお、第1軸および第2軸
2のうち一方から他方への振動や衝撃などは、弾
性体3の緩衝作用により抑えられる。
一方、第1軸1と第2軸2との間で伝達される
トルクの値が大きなときには、第1軸1の溝14
の斜面140と第2軸2の突条25の斜面250
とで弾性体3は押圧圧縮され、又、第1軸1の溝
15の斜面150と第2軸2の突条26の斜面2
60とで弾性体3は押圧圧縮される。その結果、
押圧圧縮された弾性体3の厚みが縮む。故に第7
図に示すように隆起部17と第2軸2の突条25
の斜面250とが当接するようになり、又隆起部
18と第2軸2の突条26の斜面260とが当接
するようになる。従つて、トルクが大のときに
は、主として隆起部17および18がトルク伝達
に寄与することになり、弾性体3はトルク伝達に
ほとんど作用しなくなる。このようにトルクが大
のときには弾性体3はトルク伝達にあまり寄与し
ない本実施例では、弾性体3の耐久性を向上させ
うる。
なお、第8図は本実施例に係る弾性軸継手5を
自動車のステアリング装置に適用した適用例を示
す。この適用例では、弾性軸継手5は、第8図に
示すように、ステアリングコラム66内を貫通し
て真直ぐ伸びるステアリングメインシヤフト67
と、ステアリングギヤケース68内のステアリン
グギヤシヤフト69との間に組込まれている。こ
こで、第1軸1の端部には自在継手10が設けら
れており、又第2軸2の端部には自在継手11が
設けられている。
この自在継手10および11は、ステアリング
メインシヤフト67とステアリングギヤシヤフト
69とを直線的に保持し得る時には省略すること
が可能であり、この場合、弾性軸継手5はその端
部がステアリングメインシヤフト67およびステ
アリングギヤシヤフト69の各端部と直接または
カツプリングあるいはスプライン嵌合などにより
結合される。
なお第8図における72はダツシユボードであ
り、73はステアリングメインシヤフト67の前
端部を覆うコラムホールカバーであり、74はス
テアリングコラム66を取り付けるためのブラケ
ツトである。
ところで、自動車用ステアリング装置にあつて
は、ステアリングメインシヤフト67は無負加状
態あるいはトルクが作用しても低トルクの場合が
多く、このような場合では第1軸1と第2軸2と
の間に介在する弾性体3により、車輪又はステア
リングギヤなどに起因して発生する振動や衝撃あ
るいは騒音などのステアリングメインシヤフト6
7側への伝達が吸収されたりあるいは減衰された
りし、従つて運転者におよぼす不快感が取り除か
れる。
一方、高トルク範囲では、十分な剛性をもつ第
1軸1の隆起部17および18と第2軸2との直
接接触により前述のごとくトルク伝達が行われる
ためステアリングホイールのシヤープな切れが保
証される。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1軸と第2軸とを挿入する前の状態
の斜視図であり、第2図は第1軸と第2軸とを挿
入した状態の縦断面図であり、第3図は第1軸の
要部の拡大平面図であり、第4図は第3図の−
線断面図であり、第5図は第3図の−線断
面図であり、第6図は弾性体によりトルク伝達を
している状態の横断面図であり、第7図は隆起部
によりトルク伝達している状態を示す横断面図で
ある。第8図は弾性軸継手を自動車のステアリン
グ装置に適用した適用例を示す側面図である。第
9図は従来の弾性軸継手の横断面図である。 図中、1は第1軸、1aは軸芯、10,11,
12,13は背向面、14および15は溝、17
および18は隆起部、2は第2軸、20は軸孔、
21,22,23および24は対向面、25およ
び26は突条、3は弾性体、30および31は斜
部、32は縦部、33は横部、5は弾性軸継手を
れぞれ示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 互いに平行な1対の背向面を備えた外周面を
    もつとともに一定断面をもつ棒状の第1軸と、 互いに平行でかつ該背向面に平行な1対の対
    向面を備えるとともに該第1軸の外周面と略相
    似の内周面をもち、該第1軸が挿入保持される
    軸孔をもつ第2軸と、 該第1軸の該外周面と該第2軸の該内周面と
    の間の隙間に挟持され両者間のトルクを伝達す
    る弾性体とからなる弾性軸継手において、 該第1軸は各該背向面の軸直角方向における
    中央部に軸方向に伸びる断面V字形状の溝を有
    し、該第2軸は各該対向面の軸直角方向におけ
    る中央部に該溝に対応する軸方向に伸びる断面
    V字形状の突条を有し、該弾性体は該溝および
    該突条に挟持された構造をもつことを特徴とす
    る弾性軸継手。 (2) 第1軸および第2軸のうち少なくとも一方
    は、弾性体から該第1軸および第2軸の軸芯方
    向へずらした位置に、該第1軸の外周面と第2
    軸の内周面との間の隙間を狭める隆起部をも
    ち、該隆起部の隆起合計量は該弾性体の肉厚よ
    りも小である実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の弾性軸継手。 (3) 隆起部は第1軸に設けられている実用新案登
    録請求の範囲第2項記載の弾性軸継手。 (4) 弾性体は、硬度がHs40〜Hs70であり、肉厚
    が2〜8mmであり、かつ、隆起部の隆起量は1
    〜6mmである実用新案登録請求の範囲第3項記
    載の弾性軸継手。 (5) 第1軸は自動車用ステアリング装置における
    ステアリングメインシヤフト側の軸およびステ
    アリングギヤシヤフト側の軸のうちの一方であ
    り、第2軸は他方である実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の弾性軸継手。
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