JPH0327423Y2 - - Google Patents

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JPH0327423Y2
JPH0327423Y2 JP1984045739U JP4573984U JPH0327423Y2 JP H0327423 Y2 JPH0327423 Y2 JP H0327423Y2 JP 1984045739 U JP1984045739 U JP 1984045739U JP 4573984 U JP4573984 U JP 4573984U JP H0327423 Y2 JPH0327423 Y2 JP H0327423Y2
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【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は釣用リール、詳しくは、釣糸を巻装す
るスプールをリールボデイに回転可能に支持して
成る釣用リールに関する。
(従来技術) 一般に、両軸受リールは、1対のサイドフレー
ムを備えたリールボデイを用い、このリールボデ
イの各サイドフレームに、前記スプールのフラン
ジ外周面と対向する円環部をもつた内室を設け
て、これらサイドフレームの内室内に1対の軸受
を内装し、これら軸受間に前記スプールを回転可
能に支持すると共に、このスプールの両側面部を
前記各内室の円環部に臨ませて、前記スプールに
巻装する釣糸が、前記フランジ外周面と前記円環
部との間の隙間から前記内室内に浸入するのを防
ぐようにしている。
所が、リールボデイに前記内室を設けたリール
の場合、海、川などの水中に投擲した釣糸の前記
スプールへの巻装時、又は巻装後、該釣糸の表面
に付着した水が、前記釣糸から離れて、前記フラ
ンジ外周面を伝つて前記隙間から前記内室内に浸
入し、この浸入水が、前記フランジの側面を伝つ
て前記スプールの中心部を支持する軸受とか、ス
プールの回転中心周りに配置されるドラツグ機構
のライニング板などのスプール回転中心周りの内
装部品にかかつて、前記軸受が錆付いたり、ドラ
ツグ機構による制動力の不安定性が増大し、制動
をスムーズに効かせることができなくなつて、釣
糸の引出し及びハンドルによる釣糸の巻取り操作
をスムーズにできなくなる問題があつた。
(考案の目的) 本考案は以上の点に鑑み考案したもので、目的
は、前記スプールのフランジ部側面を利用し、こ
のフランジ部側面の外周部近くに環状凹溝を設け
て、前記フランジ外周面からフランジ側面を伝つ
て前記内室内に浸入する水を、スプール中心側を
迂回してリールボデイの底部に案内でき、浸入し
た水が前記スプール中心側の軸受等にかかるのを
防止した上で、前記環状凹溝を伝つてリールボデ
イの底部に案内することができると共に、前記リ
ールボデイに排水路を設けて、前記内室内に浸入
した水を自然に外部に排出できるようにするもの
である。
(考案の構成) しかして、本考案は、スプールを回転可能に支
持するリールボデイに、前記スプールのフランジ
外周面と対向する円環部をもつた内室を設けて、
前記スプールの側面部を前記内室の円環部に臨ま
せて成る釣用リールであつて、前記スプールのフ
ランジ部側面で、その外周部近くに、前記フラン
ジ外周面と前記円環部との間の隙間から前記フラ
ンジ外周面及び前記側面を伝つて前記内室内側に
浸入する水を受止める溝幅をもち、かつ、この受
止めた水を前記リールボデイの底部に案内する周
面をもつた少なくとも一つの環状凹溝を設けると
共に、前記リールボデイの底部に、前記内室内の
水を外部に排出する排水路を設け、前記隙間から
前記内室内に浸入した水がスプール回転中心周り
の内装部品にかかるのを防ぐことができるように
したのである。
(実施例) 以下本考案リールの実施例を図面に基づいて説
明する。
図示したリールは両軸受リールであつて、Aは
所定間隔を置いて相対向する1対の第1、第2サ
イドフレーム1,2と、これらサイドフレーム
1,2を連結する連結体3とから成るリールボデ
イであり、4はこのリールボデイAに回転自由に
支持するスプールである。前記サイドフレーム
1,2には、前記スプール4のフランジ外周面と
対向する円環部11,21をもつた内室12,2
2を設けて、これら内室12,22内に1対の軸
受5,5を内装し、これら軸受5,5間にスプー
ル軸6を回転自由で、かつ軸方向に変位可能に支
持して、該スプール軸6の中央部に、円筒状の胴
部41と該胴部41の長さ方向両端から半径方向
外方に向つて突出する1対の第1、第2フランジ
42,43とから成る前記スプール4を、前記ス
プール軸6に対し相対移動可能な1対の軸受7,
7を介して回転自由に支持すると共に、このスプ
ール4の両側面4a,4b部を前記各円環部1
1,21に臨ませて、前記スプール4に巻装する
釣糸が、前記第1、第2フランジ42,43の外
周面と前記円環部11,21との間の隙間K,K
から前記内室12,22内に浸入するのを防いで
いる。
この考案は以上の如くリールボデイAに支持す
るスプール4のフランジ部側面4a,4bで、そ
の外周部近くに、該スプール4における第1、第
2フランジ42,43の外周面と前記円環部1
1,21との間の隙間K,Kから前記フランジ4
2,43外周面及びフランジ側面4a,4bを伝
つて前記内室12,22内側に浸入する水を受止
める溝幅をもち、かつ、この受止めた水を前記リ
ールボデイAの底部1a,2aに案内する周面を
もつた少なくとも一つの第1、第2環状凹溝8,
9を設けると共に、前記リールボデイAの底部1
a,2aに、前記内室12,22内の水を外部に
排出する排水路10,10を設けたのである。
前記第1、第2環状凹溝8,9は、前記第1、
第2フランジ42,43の外周部近くに設けて、
前記フランジ42,43の外周面を伝つて、その
外側端縁42a,43aから前記側面4a,4b
に伝つてスプール4の中心側に流れる水を、内側
周面8a,9aで受止めると共に、この受止めた
水を内側周面8a,9aに沿つて周方向に案内し
て、前記リールボデイAの底部1a,2aに導
き、前記内室12,22内底面に落下させるごと
く成すのである。図面では前記第1環状凹溝8
を、ガイド環20を介して前記第1フランジ42
の側面に設け、又、第2環状凹溝9を、前記第2
フランジ43の側面に直接設けている。
前記ガイド環20は、前記第1フランジ42の
外径以下の大きさをもつ筒部20aと、該筒部2
0aの一端から中心側に突出する円板部20bと
から成り、前記円板部20bの外側面に、前記第
1環状凹溝8を同心円状に複数個設けると共に、
前記筒部20aの外周部を、前記第1フランジ4
2の外周部に突設する円筒部内周面に螺着してい
る。
尚、前記環状凹溝8,9は、第1図に示す如く
内側周面8a,9aと外側周面8b,9b及び側
面8c,9cとから成る凹状に形成するのである
が、その他第2図に示す如く内側周面8a,9a
と外側周面8b,9bとから成る略V字形に形成
してもよい。又、これら環状凹溝8,9の個数及
び前記側面4a,4bでの位置は特に限定されな
い。しかし複数個設けて、浸入した水をより多く
迂回させて前記内室12,22底面に低下させる
ごとく成すのが好ましい。
又、前記排水路10,10は、例えば前記サイ
ドフレーム1,2の底部に、前記内室12,22
内から外部に貫通する貫通孔又は凹溝を設けるこ
とにより形成するのであつて、第1図では前記ス
プール4の径方向に貫通する貫通孔から成る排水
路を設けている。又、凹溝から成る排水路を設け
る場合は、第3図に示す如く前記円環部11,2
1に設けるのである。
尚、第1図に示したリールには、前記第1サイ
ドフレーム1内に、前記スプール軸6に相対移動
可能に支持するドラツグデイスク31と、このデ
イスク31及び前記第1フランジ42とに支持す
る1対の接触板32,33と、これら接触板3
2,33間に介装するドラツグワツシヤ34とか
ら成るドラツグ機構を内装しており、又、前記第
2サイドフレーム2内に、前記スプール軸6に支
持するピニオンギヤ35と該ピニオンギヤ35に
噛合うマスターギヤ36とを内装していると共
に、前記第2サイドフレーム2に、筒状の支持軸
37を介してハンドル軸38を回転自由に支持
し、該ハンドル軸38の第2サイドフレーム2内
への突入端に、前記マスターギヤ36を支持し、
第2サイドフレーム2外側への突出端にハンドル
39を固定し、該ハンドル39の回転操作による
動力を、前記ピニオンギヤ35、スプール軸6、
ドラツグデイスク31及びドラツグワツシヤ34
を介してスプール4に伝達するようにしており、
又、第2サイドフレーム2の中心部に、外方に向
つて突出する支持筒23を設けて、該支持筒23
に、前記スプール軸6の軸方向への変位を操作す
るドラツグレバー40を回転可能に支持して、こ
のドラツグレバー40の回転操作により、前記ス
プール軸6を第1サイドフレーム1側に変位させ
ると共に、このスプール軸6の動きを、前記軸受
5、ピニオンギヤ35及び軸受7を介してスプー
ル4に伝え、該スプール4を前記スプール軸6と
ともに第1サイドフレーム1側に変位させて、前
記ドラツグワツシヤ34をドラツグデイスク31
に圧接し、この圧接によるドラツグ力によりスプ
ール4のフリー回転に所定の抵抗を与えるように
している。
本考案は以上の如く構成するもので、海、川な
どの水中に投擲した釣糸の前記スプール4への巻
装時、又は巻装後、該釣糸の表面に付着した水が
前記釣糸から離れて、前記スプール4のフランジ
42,43外周面を伝つて隙間K,Kから内室1
2,22内に浸入すると、この浸入水は、前記フ
ランジ42,43の外側端縁42a,43aから
ガイド環20外周部又はスプール側面4bを伝つ
て環状凹溝8,9部に流れ、この環状凹溝8,9
の外側周面8b,9b及び側面8c,9cを伝つ
て内側周面8a,9aに流れ、この内側周面8
a,9aにより受止めると共に、この受止めた水
が内側周面8a,9aに沿つて周方向に案内され
て、リールボデイAの底部1a,2a側に流れ、
前記内室12,22内底面に落下するのである。
そして、この内室12,22内底面の水は、排水
路10,10から外部に流出するのである。従つ
て、水が前記隙間K,Kから内室12,22内に
浸入した場合でも、この浸入水がスプール4の側
面4a,4bを伝つてスプールの中心部を支持す
る軸受、或はスプールの回転中心周りに配置され
るドラツグ機構のライニング板などにかかるのを
回避でき、前記軸受の錆付きを防止できると共
に、ライニング板の濡れによる制動力の不安定性
を減少でき、釣糸の引出し及びハンドルによる釣
糸の巻取り操作をスムーズにできるのである。
尚、以上説明した実施例では、スプール4の両
側面4a,4bに環状凹溝8,9を設けたが、そ
の他いずれか一側面にのみ設けてもよい。
又、本考案のリールは、スプール軸を軸方向に
移動可能とした第1図に示す如き両軸受リールの
他、スプール軸を回転のみ自由に支持した一般的
な両軸受リール或いはスプールを片持状に支持す
る釣用リールであつても同様に構成することがで
きる。
(考案の効果) 以上の如く本考案は、前記スプールのフランジ
部側面で、その外周部近くに、前記フランジ外周
面と前記円環部との間の隙間から前記フランジ外
周面及び前記側面を伝つて前記内室内側に浸入す
る水を受止める溝幅をもち、かつ、この受止めた
水を前記リールボデイの底部に案内する周面をも
つた少なくとも一つの環状凹溝を設けると共に、
前記リールボデイの底部に、前記内室内の水を外
部に排出する排水路を設けたから、スプールのフ
ランジ外周面を伝つて前記隙間から前記内室内に
浸入して、前記フランジの側面を伝つて流れる浸
入水を、前記環状凹溝で受止めることができ、し
かもスプールの中心部を迂回して、前記環状凹溝
の周面に沿つてリールボデイの底部に案内できる
と共に、斯く案内した浸入水を底部の排水路から
外部に排出させることができるのである。従つ
て、前記隙間から内室内に水が浸入した場合で
も、この浸入水は、前記環状凹溝に案内されて底
部に導かれるのであるから、前記浸入水が、前記
スプールの中心部を支持する軸受、或はスプール
の回転中心周りに配置されるドラツグ機構のライ
ニング板などにかかるのを回避でき、前記軸受の
錆付きを防止できると共に、ライニング板の濡れ
による制動力の不安定性を減少でき、釣糸の引出
し及びハンドルによる釣糸の巻取り操作をスムー
ズにできるのである。
しかも、スプールの側面に環状凹溝を設けると
共に、リールボデイに排水路を設けるだけの非常
に簡単な構造であるから、前記浸入水がスプール
中心側の軸受等にかかるのを回避できる割に安価
に形成できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案リールの一実施例を示す縦断面
図、第2図は環状凹溝の別の構造を示す説明図、
第3図は排水路の別の構造を示す説明図である。 A……リールボデイ、11,21……円環部、
12,22……内室、1a,2a……底部、4…
…スプール、42,43……フランジ、4a,4
b……側面、8,9……環状凹溝、10……排水
路、K……隙間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スプールを回転可能に支持するリールボデイ
    に、前記スプールのフランジ外周面と対向する円
    環部をもつた内室を設けて、前記スプールの側面
    部を前記内室の円環部に臨ませて成る釣用リール
    であつて、前記スプールのフランジ部側面で、そ
    の外周部近くに、前記フランジ外周面と前記円環
    部との間の隙間から前記フランジ外周面及び前記
    側面を伝つて前記内室内側に浸入する水を受止め
    る溝幅をもち、かつ、この受止めた水を前記リー
    ルボデイの底部に案内する周面をもつた少なくと
    も一つの環状凹溝を設けると共に、前記リールボ
    デイの底部に、前記内室内の水を外部に排出する
    排水路を設けたことを特徴とする釣用リール。
JP4573984U 1984-03-28 1984-03-28 釣用リ−ル Granted JPS60156964U (ja)

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JP4573984U JPS60156964U (ja) 1984-03-28 1984-03-28 釣用リ−ル
US06/715,393 US4681276A (en) 1984-03-28 1985-03-25 Fishing reel

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JP4573984U JPS60156964U (ja) 1984-03-28 1984-03-28 釣用リ−ル

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JPS60156964U JPS60156964U (ja) 1985-10-18
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