JPH03280405A - 電磁石およびその電磁石を用いた編機 - Google Patents
電磁石およびその電磁石を用いた編機Info
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- JPH03280405A JPH03280405A JP2082589A JP8258990A JPH03280405A JP H03280405 A JPH03280405 A JP H03280405A JP 2082589 A JP2082589 A JP 2082589A JP 8258990 A JP8258990 A JP 8258990A JP H03280405 A JPH03280405 A JP H03280405A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は、永久磁石と組み合わせることによって少ない
電力で吸着力を増減できる電磁石に関する。
電力で吸着力を増減できる電磁石に関する。
従来にも磁石と組み合わせた構成の電磁石はあった。
これは、磁石の磁場を打ち消す方向に電磁石を励磁する
ことによって、磁力を弱く制御するように構成されてい
た。 また、従来の編機の度山等の機構の切り換え手段は、磁
石によって構成されており、キャリ・ソジの進行方向が
反転するときに、摺動バーと前記磁石との引力によって
前記磁石を引き止めようとする力か発生する。この力に
よって、前記機構を往路の状態から復路の状態に切り換
えて復路の編成に備えるように構成されている。
ことによって、磁力を弱く制御するように構成されてい
た。 また、従来の編機の度山等の機構の切り換え手段は、磁
石によって構成されており、キャリ・ソジの進行方向が
反転するときに、摺動バーと前記磁石との引力によって
前記磁石を引き止めようとする力か発生する。この力に
よって、前記機構を往路の状態から復路の状態に切り換
えて復路の編成に備えるように構成されている。
ところが、上述したような磁石と組み合わせた従来の電
磁石では、磁力を弱く保つには電磁石に電流を供給し続
けて励磁しておかなければならないのでエネルギーの消
費量が大きくなるという問題があった。 そして、上述したような磁石を使用した編機の切り換え
手段においては、キャリッジが反転後に編成しなから摺
動バー上を走行中においても、前記磁石と摺動バーとの
間には強い吸着力か作用するので、キャリッジ走行の負
荷となって無駄な駆動エネルギーを要するのみならず、
前記引力によってキャリッジは摺動ノく−に強く押しつ
けられながら走行するので摺接部分が摩耗しやすいとい
う問題が発生する。 この問題を解決するために、前記磁石に代えて電磁石を
使用することも考えられるか、従来の電磁石では、充分
な吸着力を得るには大きな電磁石にする必要かあるので
、スペースの限られたキャリッジに装着することは不適
当であった。たとえ装着しても励磁する時間は大きな電
力を連続して供給しなければならないので発熱量が大き
くなるという問題がある。特に電磁石を小さくすればす
る程放熱効果は悪くなるので、通常の電磁石をキャリッ
ジの切り換え手段として使用することは不適当であった
。 そこで、このような種々の問題を解決し、必要な時にの
み必要な力の磁力を得ることのできる電磁石の実現を目
的としてこの発明はなされたものである。
磁石では、磁力を弱く保つには電磁石に電流を供給し続
けて励磁しておかなければならないのでエネルギーの消
費量が大きくなるという問題があった。 そして、上述したような磁石を使用した編機の切り換え
手段においては、キャリッジが反転後に編成しなから摺
動バー上を走行中においても、前記磁石と摺動バーとの
間には強い吸着力か作用するので、キャリッジ走行の負
荷となって無駄な駆動エネルギーを要するのみならず、
前記引力によってキャリッジは摺動ノく−に強く押しつ
けられながら走行するので摺接部分が摩耗しやすいとい
う問題が発生する。 この問題を解決するために、前記磁石に代えて電磁石を
使用することも考えられるか、従来の電磁石では、充分
な吸着力を得るには大きな電磁石にする必要かあるので
、スペースの限られたキャリッジに装着することは不適
当であった。たとえ装着しても励磁する時間は大きな電
力を連続して供給しなければならないので発熱量が大き
くなるという問題がある。特に電磁石を小さくすればす
る程放熱効果は悪くなるので、通常の電磁石をキャリッ
ジの切り換え手段として使用することは不適当であった
。 そこで、このような種々の問題を解決し、必要な時にの
み必要な力の磁力を得ることのできる電磁石の実現を目
的としてこの発明はなされたものである。
本発明にかかる電磁石においては、励磁コイルを備えた
半硬磁性体部材と磁石と被吸着磁性体とで第1の磁気回
路を構成するとともに、前記磁石と軟磁性体部材とで前
記第1の磁気回路とは異なる第2の磁気回路を構成し、
前記励磁コイルを前記磁石による磁場の方向と同一方向
もしくは逆方向に短時間励磁する励磁コイル駆動手段を
設けることによって、前記第1の磁気回路における前記
被吸着磁性体の吸着力を強弱切り換え制御するように構
成するという手段を講じた。 そして、本発明にかかる編機においては、磁性体からな
る摺動バーに沿って走行するキャリッジの進行方向を編
み幅の両端で反転させるときに、度山、カム等の編成機
構を切り換える切り換え手段を備えた編機において、励
磁コイルを備えた半硬磁性体部材、磁石、および前記摺
動バーとで構成された第1の磁気回路と、前記磁石と軟
磁性体部材とで構成された前記第1の磁気回路とは異な
る第2の磁気回路を備えた電磁石を、キャリッジ上の前
記摺動バーに対向する位置に配設するとともに、編み幅
の端部における反転位置にてキャリッジ反転開始信号を
出力する手段と、前記反転位置より僅かに内側の位置も
しくは前記キャリッジ反転開始信号より僅かに遅れたタ
イミングで、キャリッジ反転完了信号を出力する手段と
、前記キャリッジ反転開始信号によって前記励磁コイル
を磁石による磁場と同一方向に短時間励磁し、前記キャ
リッジ反転完了信号によって前記励磁コイルを磁石によ
る磁場と逆方向に短時間励磁する励磁コイル駆動手段と
を備え、編み幅の両端部においてキャリッジの走行方向
を反転するときに、キャリッジ反転開始信号とキャリッ
ジ反転完了信号の間のみ前記電磁石の前記第1の磁気回
路の磁束密度を高くすることによって電磁石と摺動バー
との吸着力を強くして、切り換え手段を作動させるよう
に構成するという手段を講じた。
半硬磁性体部材と磁石と被吸着磁性体とで第1の磁気回
路を構成するとともに、前記磁石と軟磁性体部材とで前
記第1の磁気回路とは異なる第2の磁気回路を構成し、
前記励磁コイルを前記磁石による磁場の方向と同一方向
もしくは逆方向に短時間励磁する励磁コイル駆動手段を
設けることによって、前記第1の磁気回路における前記
被吸着磁性体の吸着力を強弱切り換え制御するように構
成するという手段を講じた。 そして、本発明にかかる編機においては、磁性体からな
る摺動バーに沿って走行するキャリッジの進行方向を編
み幅の両端で反転させるときに、度山、カム等の編成機
構を切り換える切り換え手段を備えた編機において、励
磁コイルを備えた半硬磁性体部材、磁石、および前記摺
動バーとで構成された第1の磁気回路と、前記磁石と軟
磁性体部材とで構成された前記第1の磁気回路とは異な
る第2の磁気回路を備えた電磁石を、キャリッジ上の前
記摺動バーに対向する位置に配設するとともに、編み幅
の端部における反転位置にてキャリッジ反転開始信号を
出力する手段と、前記反転位置より僅かに内側の位置も
しくは前記キャリッジ反転開始信号より僅かに遅れたタ
イミングで、キャリッジ反転完了信号を出力する手段と
、前記キャリッジ反転開始信号によって前記励磁コイル
を磁石による磁場と同一方向に短時間励磁し、前記キャ
リッジ反転完了信号によって前記励磁コイルを磁石によ
る磁場と逆方向に短時間励磁する励磁コイル駆動手段と
を備え、編み幅の両端部においてキャリッジの走行方向
を反転するときに、キャリッジ反転開始信号とキャリッ
ジ反転完了信号の間のみ前記電磁石の前記第1の磁気回
路の磁束密度を高くすることによって電磁石と摺動バー
との吸着力を強くして、切り換え手段を作動させるよう
に構成するという手段を講じた。
本発明にかかる電磁石の作用を第1図、第2図。
及び第7図を参照しつつ説明する。
本発明の電磁石においては、励磁コイル5,6を備えた
半硬磁性体2,3と磁石1で第1の磁気回路Aを構成し
て被吸着磁性体4を吸着するように構成するとともに、
前記磁気回路と異なる第2の磁気回路Bを磁石lと軟磁
性体部材7とで形成した。 即ち、前記磁石lにおいては、前記半硬磁性体部材2,
3で形成された第1の磁気回路Aと、磁石lと軟磁性体
部材7で形成された第2の磁気回路Bとが並列に形成さ
れている。 上記電磁石lにおいて、前記励磁コイル5,6を励磁し
ていない状態では、磁石lの磁力線は主に透磁率のより
高い軟磁性体部材7の第2の磁気回路Bの方を通り、透
磁率のより小さい前記第1の磁気回路Aには僅かな漏れ
磁束のみが通り、前記被吸着磁性体4を吸着す、る力(
Fl)は弱い。 この漏れ磁束では半硬磁性体2,3は飽和しない。 ところが、前記励磁コイル5に通電して前記磁石lによ
る磁界Zと同方向Xに励磁して磁場Hsを与えると、こ
の第1の磁気回路Aを構成する半硬磁性体部材2,3は
飽和磁化Msを得るとともに透磁率が高くなって磁束密
度が上がり、被吸着磁性体4を強く吸着するようになる
。 このとき、前記励磁コイル5への電流を遮断しても半硬
磁性体部材2,3にはその残留磁化特性によって残留磁
化Mrが残存し、第1の磁気回路への磁束密度は高い状
態で保たれ、強い吸着力(F2)が保持されるのである
。 ここで、前記励磁コイル6に通電して磁石lによる磁力
線の向きZと逆方向Yに励磁し、この第1の磁気回路A
を構成する半硬磁性体部材2,3にその抗磁場(−He
)以上の逆磁場を与えると、この半硬磁性体部材2,3
の残留磁化が零以下となり、この状態は通電を止めても
保たれる。よって、第2の磁気回路Bの方が透磁率が高
くなって磁束密度が高くなり、前記第1の磁気回路Aの
磁束密度は低くなり、前記被吸着磁性体4を吸着する力
(Fl)は弱くなる。即ち、本発明における半硬磁性体
部材とは残留磁化の得られる磁性体である。 このように、磁力を強弱に切り換える瞬間だけそれぞれ
逆方向に励磁するよう通電するだけで、電流を切っても
磁力を強弱いずれかの状態に保つことができるのである
。 そして、本発明にかかる編機によれば、キャリッジの進
行方向によって度山、カム等の機構を切り換える手段を
上記構成の電磁石によって構成したので、キャリッジの
進行方向が反転するとき瞬間に、この電磁石の励磁コイ
ルに通電して内蔵する磁石による磁束と同じ方向に励磁
すると、電流の供給を止めても第1の磁気回路A′の磁
束密度が高くなった状態が保たれる。よって、被吸着磁
性体としての摺動バーを強く吸着し、キャリッジの進行
方向と逆の方向の抵抗力か前記切り換え手段に作用し、
前記機構を切り換える。 そして、前記カム等の機構の切り換えが完了すると、今
度はこの電磁石の励磁コイルに前記と逆方向に励磁する
ように通電すると、前記第1の磁気回路A′の磁束密度
は低下し、電流の供給を止めても前記第1の磁気回路A
′の磁束密度は低い状態に保たれる。よって、被吸着磁
性体としての摺動バーに対する吸着力は弱くなるので、
キャリッジの進行を妨けようとする抵抗力は弱まりキャ
リッジはスムーズに走行する。
半硬磁性体2,3と磁石1で第1の磁気回路Aを構成し
て被吸着磁性体4を吸着するように構成するとともに、
前記磁気回路と異なる第2の磁気回路Bを磁石lと軟磁
性体部材7とで形成した。 即ち、前記磁石lにおいては、前記半硬磁性体部材2,
3で形成された第1の磁気回路Aと、磁石lと軟磁性体
部材7で形成された第2の磁気回路Bとが並列に形成さ
れている。 上記電磁石lにおいて、前記励磁コイル5,6を励磁し
ていない状態では、磁石lの磁力線は主に透磁率のより
高い軟磁性体部材7の第2の磁気回路Bの方を通り、透
磁率のより小さい前記第1の磁気回路Aには僅かな漏れ
磁束のみが通り、前記被吸着磁性体4を吸着す、る力(
Fl)は弱い。 この漏れ磁束では半硬磁性体2,3は飽和しない。 ところが、前記励磁コイル5に通電して前記磁石lによ
る磁界Zと同方向Xに励磁して磁場Hsを与えると、こ
の第1の磁気回路Aを構成する半硬磁性体部材2,3は
飽和磁化Msを得るとともに透磁率が高くなって磁束密
度が上がり、被吸着磁性体4を強く吸着するようになる
。 このとき、前記励磁コイル5への電流を遮断しても半硬
磁性体部材2,3にはその残留磁化特性によって残留磁
化Mrが残存し、第1の磁気回路への磁束密度は高い状
態で保たれ、強い吸着力(F2)が保持されるのである
。 ここで、前記励磁コイル6に通電して磁石lによる磁力
線の向きZと逆方向Yに励磁し、この第1の磁気回路A
を構成する半硬磁性体部材2,3にその抗磁場(−He
)以上の逆磁場を与えると、この半硬磁性体部材2,3
の残留磁化が零以下となり、この状態は通電を止めても
保たれる。よって、第2の磁気回路Bの方が透磁率が高
くなって磁束密度が高くなり、前記第1の磁気回路Aの
磁束密度は低くなり、前記被吸着磁性体4を吸着する力
(Fl)は弱くなる。即ち、本発明における半硬磁性体
部材とは残留磁化の得られる磁性体である。 このように、磁力を強弱に切り換える瞬間だけそれぞれ
逆方向に励磁するよう通電するだけで、電流を切っても
磁力を強弱いずれかの状態に保つことができるのである
。 そして、本発明にかかる編機によれば、キャリッジの進
行方向によって度山、カム等の機構を切り換える手段を
上記構成の電磁石によって構成したので、キャリッジの
進行方向が反転するとき瞬間に、この電磁石の励磁コイ
ルに通電して内蔵する磁石による磁束と同じ方向に励磁
すると、電流の供給を止めても第1の磁気回路A′の磁
束密度が高くなった状態が保たれる。よって、被吸着磁
性体としての摺動バーを強く吸着し、キャリッジの進行
方向と逆の方向の抵抗力か前記切り換え手段に作用し、
前記機構を切り換える。 そして、前記カム等の機構の切り換えが完了すると、今
度はこの電磁石の励磁コイルに前記と逆方向に励磁する
ように通電すると、前記第1の磁気回路A′の磁束密度
は低下し、電流の供給を止めても前記第1の磁気回路A
′の磁束密度は低い状態に保たれる。よって、被吸着磁
性体としての摺動バーに対する吸着力は弱くなるので、
キャリッジの進行を妨けようとする抵抗力は弱まりキャ
リッジはスムーズに走行する。
以下に本発明にかかる電磁石の実施例を図面に基づいて
詳説する。 第1図は本発明の電磁石の実施例の側面断面図、第2図
は前記電磁石の強弱を切り換えるタイミングチヤード図
である。 図面において、 1は硬磁性体を着磁しS極IAとN極IBを形成した磁
石、2はその端部2Aが前記磁石lのN極IBに接合さ
れた半硬質磁性体部材、3はその端部3Aが前記磁石1
のS極IAに接合された半硬質磁性体部材、4は被吸着
磁性体、5,6はそれぞれ前記半硬質磁性体部材2,3
に巻かれた励磁コイルである。8,9は前記励磁コイル
5,6を直流電源10に短時間接続するスイッチであり
、スイッチ8がオンされると励磁コイル5に下向きの磁
場Xを生成し、スイッチ9がオンされると励磁コイル6
に下向きの磁場Yを生成すよう構成されている。7はそ
の両端が前記半硬質磁性体部材2.3の端部2A、3A
に接合された軟磁性体部材である。 この場合、前記磁石1としては3.5ミリX 11.9
ミ+) X 7 ミ・)の磁石を二個合わせたものを用
い、半硬磁性体部材2,3としては厚さ44すの炭素鋼
(S450)を用い、励磁コイル5,6としては、径0
.18”す9巻数550回、長さ11ミリ、抵抗値15
Ωのコイルを用い、軟磁性体部材7として厚さ3ミリの
電磁軟鉄(SUYP)を用いた。 上述した磁石1.半硬質磁性体部材2.被吸着磁性体4
.半硬質磁性体部材3で第1の磁気回路Aを構成し、磁
石l、半硬質磁性体部材2の端部2A、軟磁性体部材7
.半硬質磁性体部材3の端部3Aで第2の磁気回路Bを
構成している。 上記構成の電磁石11において、初期状態においては、
前記磁石1の生成する磁束はより軟質の磁性体で構成さ
れた第2の磁気回路Bの方へ主に流れ、第1の磁気回路
Aを構成する半硬質磁性体部材2,3の磁束密度は前記
磁石1からの漏れ磁束のみであるので低い。よって、被
吸着磁性体4を吸着する力は弱い(Fl)。 そこで、前記スイッチ8をオンすると前記励磁コイル5
には前記下向きの磁場Xが生成され、第1の磁気回路A
には時計回りの強い磁界か発生する。よって、被吸着磁
性体4は強い力で吸着される。 次に、前記スイッチ8をオフすると前記励磁コイル5は
励磁電流はなくなるが、前記半硬質磁性体部材2,3に
はそのヒステリシス特性によって残留磁化が残存するの
で、第1の磁気回路Aには時計回りの強い磁束が引き続
き存在する。よって、被吸着磁性体4は引き続き強い力
(F2)で吸着される。即ちこの状態では、前記励磁コ
イル5゜6には何ら電力が供給されていないにもかかわ
らず、強い吸着力(F2)が持続するのである。このと
きの、摺動力は実測値で1.0kgfか得られた。 なおこの摺動力とは、吸着した状態の被吸着部材と電磁
石とを摺動させるのに必要な力のことである。 次に、前記スイッチ9をオンすると前記励磁コイル6に
は前記下向きの磁場Yが生成され、第1の磁気回路Aに
は半時針目りの半硬磁性体の抗磁場を上回る強い磁場が
生成し、この磁場によってこの半硬磁性体部材2,3の
残留磁化は零以下になり、第1の磁気回路Aには、僅か
に前記磁石1による漏れ磁束のみが存在し、被吸着磁性
体4を吸着する力は弱(なる(Fl)。 次に、前記スイッチ9をオフすると前記励磁コイル6は
励磁されず、前記磁石による漏れ磁束のみでは、第1の
磁気回路Aの半硬磁性体部材2゜3に高い残留磁化を与
えることはできず、第1の磁気回路Aには僅かな漏れ磁
束しか存在しない状態が保たれる。よって、被吸着磁性
体4を吸着する力は引き続き弱い状態が保たれる(Fl
)。このときの、摺動力は実測値で0.3 kg fが
得られた。 よって、電磁石の吸着力を強弱切り換えて、0゜7kg
fの摺動力の変化を得ることかできたのである。上記励
磁コイル5.6に通電している時間は数m5ec、程度
で充分である。 なお、この電磁石11の材料構成としては、第1図に示
したものに限定されるものでは無い。例えば、前記磁石
1として3.5ミリX11.9”す×729の磁石を一
個たけにすると、摺動力をOkg fと0゜4kgfと
に切り換えることができ、前記軟磁性体部材7として炭
素鋼(845C)を使用すると摺動力を0.4 kg
fと1.1kgfとに切り換えることかでき、前記軟磁
性体部材7として炭素鋼(S450)を使用し、前記半
硬磁性体部材2,3として電磁軟鉄(SUYP)を使用
すると摺動力を0.45kgfと0.7 kg fとに
切り換えることができた。 そこで、前記軟磁性体部材7も前記半硬磁性体部材2,
3も電磁軟鉄(SUYP)を使用してみると摺動力は殆
ど変化しなかった。 このように0.5 kg f以上の摺動力の変化を得る
には、半硬磁性体部材2,3としては電磁軟鉄では不都
合であり345C程度以上の硬質の炭素鋼が適当である
といえる。 なお、巻線の向きを変えた二個の励磁コイルに代えて、
−個の励磁コイルへ供給する電流の極性を変えるように
しても良く、また巻き方等も上記実施例に限定されるこ
とはなく、例えばバイファイラもしくはユニファイラと
しても良いことは当然である。 次に、本発明にかかる編機の実施例を図面に基づいて詳
説する。 第3図は本発明にかかる編機のキャリッジの一部を切除
した状態の平面図構造図、第4図は同キャリッジの磁気
吸着部材の一部拡大断面図、第5図は同編機の制御回路
のブロック構成図、第6図は同編機の吸着力切り換えの
タイミングチャート図である。 第3図乃至第6図において、 キャリッジ21の地板23に上げ山24が固定され、昇
降動可能に支持された度山22a、22bがそのカム面
24a、24bに対面して設けられている。度山22a
、22bはスプリング31a。 31bによって溝の沿って斜め下方に移動するよう付勢
されている。ガイド板13a、13bの上面に設けられ
たローラ12a、12bは、地板23のガイド部材26
a、 26 bによってキャリッジ21の移行方向
と平行に摺動できるように支持されたカム板25に接し
ている。 カム板25は、中央部に凹陥部32を形成し、凹陥部3
2の傾斜面32a、32b付近で前記ローラ12a、1
2bを受けている。また、カム板25の両端付近には段
部27a、27bが形成され、カム板25が左右に移行
したときに、段部27a、27bがガイド部材26a、
26bと当接し、それ以上のカム板25の移動を阻止す
る。カム板25には磁気吸着部材28を設け、この磁気
吸着部材28の両端に設けた凹部にはフェルトを嵌合固
定し、中間部には吸着力を強弱切り換え可能な電磁石4
1を設けた。 この磁気吸着部材28は第4図に示したように、磁石4
2、軟磁性体部材43、半硬磁性体部材44a、44b
、および励磁コイル45a、45bから構成された電磁
石41を備えている。そして、磁石42.半硬磁性体部
材44a、摺動バー29゜そして半硬磁性体部材44b
によって第1の磁気回路A′を構成し、磁石42と軟磁
性体部材43によって第2の磁気回路B′を構成してい
る。 この電磁石41の吸着力を強くした場合には、この磁気
吸着部材28はキャリッジ21の移行方向に延びる摺動
バー29を強く吸着し、この電磁石41の吸着力を弱く
した場合には、吸着力は弱くなるように構成した。 制御部51は、キャリッジ21の位置を示すパルス信号
γを、前記摺動バー29に沿って設けられた磁気的もし
くは光学的なストライプ等のパターンを走査するエンコ
ーダー56から常時得ているので、一つのコースを編成
し終わってキャリッジ21が編み幅の端部にきたとき、
処理回路55において、前記パルス信号゛γのカウント
値と、編み幅の左端設定器53と編み幅の右端設定器5
4とにおいて設定された値とを比較して一致したときキ
ャリッジ反転開始信号αを出力し、このキャリッジ反転
開始信号αの所定時間後(もしくは所定数のパルス信号
γをカウントした後)にキャリッジ反転完了信号βを出
力する。 電磁石駆動回路52は、このキャリッジ反転開始信号α
の入力によって前記電磁石41の励磁コイル45aに磁
石42の磁場の向きと同一方向の磁場を発生する励磁電
流を数m5ec、程度の短時間供給する。すると、第1
の磁気回路A′の磁束密度が高(なり、摺動バー29を
強く吸着する。なお、前記キャリッジ反転開始信号αが
キャリッジ駆動装置57に入力されるとキャリッジ21
の走行方向は反転する。 そして、前記キャリッジ反転完了信号βの入力によって
、電磁石駆動回路52は前記電磁石41の励磁コイル4
5bに、磁石41aの磁場と逆方向の磁場を発生する励
磁電流を数m5ec、程度の短時間供給する。 すると、電磁石41の半硬磁性体部材44a。 44bの残留磁化は消滅し、第2の磁気回路B′の磁束
密度は高くなるが第1の磁気回路A′の磁束密度は低く
なり、摺動バー29を吸着する力は弱くなる。 上記構成の編機において、 いま、キャリッジ21が、そのカム板25の凹陥部32
をキャリッジ進行方向の後側に位置させて段部27bを
ガイド部材26bに当接させた状態で、第3図の矢印の
方向に編成しつつ移動しているとする。このとき、先行
度山22aのローラ12aはスプリング31aの弾性力
に抗してカム板25の傾斜面32aを上がっているので
、度山22aは上昇位置にある。 一方、後行側の度山22b側のローラ12bはスプリン
グ31bの弾性力によってカム板25の傾斜面32bを
下がって凹陥部32に位置するので、度山22bは所定
の下降位置にある。 次に、キャリッジ21が所定の編み幅の編成を終了し反
転するとき、制御部51はキャリッジ反転開始信号αを
出力する。電磁石駆動回路52は、このキャリッジ反転
開始信号αによって電磁石41の吸着力を強くし、磁気
吸着部材28は摺動バー29に強く吸着する。このまま
キャリッジ21が反転して左行開始すると、磁気吸着部
材28は摺動バー29に吸着しているためカム板25は
左への移動を開始できず静止状態を保とうとしてキャリ
ッジ21の地板23に対して相対的に右側にスライドす
る。このとき、度山22a側のローラ12aはスプリン
グ31aの弾性力によってカム板25の傾斜面32aを
下がって凹陥部32に位置し、度山22b側のローラ1
2bはスプリング31bの弾性力に抗してカム板25の
傾斜面32bを上がる。 そして、カム板25の段部27aがガイド部材26aに
当接することにより、カム板25は静止状態を保てなく
なり、キャリッジ21の左行に伴って左行を開始する。 続いて、キャリッジ反転完了信号βが電磁石駆動回路5
2に入力されると、電磁石41の吸着力は弱くなり、キ
ャリッジ21はスムーズに編成しつつ左行するようにな
る。 このように一つのコースを編成しつつ左行してるいると
きには、上述したように電磁石の吸着力を弱くしてキャ
リッジ走行の負荷とならないようにしているのである。 また、編み幅の左端に来てキャリッジ21が左行から右
行に反転するときにも、再び制御部51はキャリッジ反
転開始信号αを出力し、前記電磁石41の吸着力を強く
し、カム板25を地板23に対して相対的に左ヘスライ
トさせて度山22a。 22bの位置を切り換え、制御部51からキャリッジ反
転完了信号βが出力されると、前記電磁石41の吸着力
を弱くして走行をスムーズにする。 なお、当然ながら編機の構造は上記構造に限定されるも
のではなく、磁性体による摺動バーに沿ってキャリッジ
が走行し、編み幅の両端で度山等の機構を切り換える構
造の編機であれば良い。また前記電磁石41の構造も第
4図に示した構造に限定されるものでは無く、゛またキ
ャリッジ反転開始信号αは前記エンコーダーから得すに
リミットスイッチ等の位置検出手段から得るようにして
も良い。 このように、本発明にかかる編機によれば、キャリッジ
21を反転させるときにのみ電磁石の吸着力を強くして
カム板25をスライドさせて度山22a、22bの位置
を切り換え、キャリッジが編成しながら走行している間
は電磁石41の吸着力を弱くしてスムーズに走行できる
のである。 よって、通電時間は短時間で良いので省エネルギー効果
があるとともに、発熱も少なく電磁石を小さくできると
いう効果も得られ、限られたスペースしか無いキャリッ
ジに装着することか可能となったのである。よって、コ
ンパクトで消費エネルギーの少ない編機を提供できるの
である。
詳説する。 第1図は本発明の電磁石の実施例の側面断面図、第2図
は前記電磁石の強弱を切り換えるタイミングチヤード図
である。 図面において、 1は硬磁性体を着磁しS極IAとN極IBを形成した磁
石、2はその端部2Aが前記磁石lのN極IBに接合さ
れた半硬質磁性体部材、3はその端部3Aが前記磁石1
のS極IAに接合された半硬質磁性体部材、4は被吸着
磁性体、5,6はそれぞれ前記半硬質磁性体部材2,3
に巻かれた励磁コイルである。8,9は前記励磁コイル
5,6を直流電源10に短時間接続するスイッチであり
、スイッチ8がオンされると励磁コイル5に下向きの磁
場Xを生成し、スイッチ9がオンされると励磁コイル6
に下向きの磁場Yを生成すよう構成されている。7はそ
の両端が前記半硬質磁性体部材2.3の端部2A、3A
に接合された軟磁性体部材である。 この場合、前記磁石1としては3.5ミリX 11.9
ミ+) X 7 ミ・)の磁石を二個合わせたものを用
い、半硬磁性体部材2,3としては厚さ44すの炭素鋼
(S450)を用い、励磁コイル5,6としては、径0
.18”す9巻数550回、長さ11ミリ、抵抗値15
Ωのコイルを用い、軟磁性体部材7として厚さ3ミリの
電磁軟鉄(SUYP)を用いた。 上述した磁石1.半硬質磁性体部材2.被吸着磁性体4
.半硬質磁性体部材3で第1の磁気回路Aを構成し、磁
石l、半硬質磁性体部材2の端部2A、軟磁性体部材7
.半硬質磁性体部材3の端部3Aで第2の磁気回路Bを
構成している。 上記構成の電磁石11において、初期状態においては、
前記磁石1の生成する磁束はより軟質の磁性体で構成さ
れた第2の磁気回路Bの方へ主に流れ、第1の磁気回路
Aを構成する半硬質磁性体部材2,3の磁束密度は前記
磁石1からの漏れ磁束のみであるので低い。よって、被
吸着磁性体4を吸着する力は弱い(Fl)。 そこで、前記スイッチ8をオンすると前記励磁コイル5
には前記下向きの磁場Xが生成され、第1の磁気回路A
には時計回りの強い磁界か発生する。よって、被吸着磁
性体4は強い力で吸着される。 次に、前記スイッチ8をオフすると前記励磁コイル5は
励磁電流はなくなるが、前記半硬質磁性体部材2,3に
はそのヒステリシス特性によって残留磁化が残存するの
で、第1の磁気回路Aには時計回りの強い磁束が引き続
き存在する。よって、被吸着磁性体4は引き続き強い力
(F2)で吸着される。即ちこの状態では、前記励磁コ
イル5゜6には何ら電力が供給されていないにもかかわ
らず、強い吸着力(F2)が持続するのである。このと
きの、摺動力は実測値で1.0kgfか得られた。 なおこの摺動力とは、吸着した状態の被吸着部材と電磁
石とを摺動させるのに必要な力のことである。 次に、前記スイッチ9をオンすると前記励磁コイル6に
は前記下向きの磁場Yが生成され、第1の磁気回路Aに
は半時針目りの半硬磁性体の抗磁場を上回る強い磁場が
生成し、この磁場によってこの半硬磁性体部材2,3の
残留磁化は零以下になり、第1の磁気回路Aには、僅か
に前記磁石1による漏れ磁束のみが存在し、被吸着磁性
体4を吸着する力は弱(なる(Fl)。 次に、前記スイッチ9をオフすると前記励磁コイル6は
励磁されず、前記磁石による漏れ磁束のみでは、第1の
磁気回路Aの半硬磁性体部材2゜3に高い残留磁化を与
えることはできず、第1の磁気回路Aには僅かな漏れ磁
束しか存在しない状態が保たれる。よって、被吸着磁性
体4を吸着する力は引き続き弱い状態が保たれる(Fl
)。このときの、摺動力は実測値で0.3 kg fが
得られた。 よって、電磁石の吸着力を強弱切り換えて、0゜7kg
fの摺動力の変化を得ることかできたのである。上記励
磁コイル5.6に通電している時間は数m5ec、程度
で充分である。 なお、この電磁石11の材料構成としては、第1図に示
したものに限定されるものでは無い。例えば、前記磁石
1として3.5ミリX11.9”す×729の磁石を一
個たけにすると、摺動力をOkg fと0゜4kgfと
に切り換えることができ、前記軟磁性体部材7として炭
素鋼(845C)を使用すると摺動力を0.4 kg
fと1.1kgfとに切り換えることかでき、前記軟磁
性体部材7として炭素鋼(S450)を使用し、前記半
硬磁性体部材2,3として電磁軟鉄(SUYP)を使用
すると摺動力を0.45kgfと0.7 kg fとに
切り換えることができた。 そこで、前記軟磁性体部材7も前記半硬磁性体部材2,
3も電磁軟鉄(SUYP)を使用してみると摺動力は殆
ど変化しなかった。 このように0.5 kg f以上の摺動力の変化を得る
には、半硬磁性体部材2,3としては電磁軟鉄では不都
合であり345C程度以上の硬質の炭素鋼が適当である
といえる。 なお、巻線の向きを変えた二個の励磁コイルに代えて、
−個の励磁コイルへ供給する電流の極性を変えるように
しても良く、また巻き方等も上記実施例に限定されるこ
とはなく、例えばバイファイラもしくはユニファイラと
しても良いことは当然である。 次に、本発明にかかる編機の実施例を図面に基づいて詳
説する。 第3図は本発明にかかる編機のキャリッジの一部を切除
した状態の平面図構造図、第4図は同キャリッジの磁気
吸着部材の一部拡大断面図、第5図は同編機の制御回路
のブロック構成図、第6図は同編機の吸着力切り換えの
タイミングチャート図である。 第3図乃至第6図において、 キャリッジ21の地板23に上げ山24が固定され、昇
降動可能に支持された度山22a、22bがそのカム面
24a、24bに対面して設けられている。度山22a
、22bはスプリング31a。 31bによって溝の沿って斜め下方に移動するよう付勢
されている。ガイド板13a、13bの上面に設けられ
たローラ12a、12bは、地板23のガイド部材26
a、 26 bによってキャリッジ21の移行方向
と平行に摺動できるように支持されたカム板25に接し
ている。 カム板25は、中央部に凹陥部32を形成し、凹陥部3
2の傾斜面32a、32b付近で前記ローラ12a、1
2bを受けている。また、カム板25の両端付近には段
部27a、27bが形成され、カム板25が左右に移行
したときに、段部27a、27bがガイド部材26a、
26bと当接し、それ以上のカム板25の移動を阻止す
る。カム板25には磁気吸着部材28を設け、この磁気
吸着部材28の両端に設けた凹部にはフェルトを嵌合固
定し、中間部には吸着力を強弱切り換え可能な電磁石4
1を設けた。 この磁気吸着部材28は第4図に示したように、磁石4
2、軟磁性体部材43、半硬磁性体部材44a、44b
、および励磁コイル45a、45bから構成された電磁
石41を備えている。そして、磁石42.半硬磁性体部
材44a、摺動バー29゜そして半硬磁性体部材44b
によって第1の磁気回路A′を構成し、磁石42と軟磁
性体部材43によって第2の磁気回路B′を構成してい
る。 この電磁石41の吸着力を強くした場合には、この磁気
吸着部材28はキャリッジ21の移行方向に延びる摺動
バー29を強く吸着し、この電磁石41の吸着力を弱く
した場合には、吸着力は弱くなるように構成した。 制御部51は、キャリッジ21の位置を示すパルス信号
γを、前記摺動バー29に沿って設けられた磁気的もし
くは光学的なストライプ等のパターンを走査するエンコ
ーダー56から常時得ているので、一つのコースを編成
し終わってキャリッジ21が編み幅の端部にきたとき、
処理回路55において、前記パルス信号゛γのカウント
値と、編み幅の左端設定器53と編み幅の右端設定器5
4とにおいて設定された値とを比較して一致したときキ
ャリッジ反転開始信号αを出力し、このキャリッジ反転
開始信号αの所定時間後(もしくは所定数のパルス信号
γをカウントした後)にキャリッジ反転完了信号βを出
力する。 電磁石駆動回路52は、このキャリッジ反転開始信号α
の入力によって前記電磁石41の励磁コイル45aに磁
石42の磁場の向きと同一方向の磁場を発生する励磁電
流を数m5ec、程度の短時間供給する。すると、第1
の磁気回路A′の磁束密度が高(なり、摺動バー29を
強く吸着する。なお、前記キャリッジ反転開始信号αが
キャリッジ駆動装置57に入力されるとキャリッジ21
の走行方向は反転する。 そして、前記キャリッジ反転完了信号βの入力によって
、電磁石駆動回路52は前記電磁石41の励磁コイル4
5bに、磁石41aの磁場と逆方向の磁場を発生する励
磁電流を数m5ec、程度の短時間供給する。 すると、電磁石41の半硬磁性体部材44a。 44bの残留磁化は消滅し、第2の磁気回路B′の磁束
密度は高くなるが第1の磁気回路A′の磁束密度は低く
なり、摺動バー29を吸着する力は弱くなる。 上記構成の編機において、 いま、キャリッジ21が、そのカム板25の凹陥部32
をキャリッジ進行方向の後側に位置させて段部27bを
ガイド部材26bに当接させた状態で、第3図の矢印の
方向に編成しつつ移動しているとする。このとき、先行
度山22aのローラ12aはスプリング31aの弾性力
に抗してカム板25の傾斜面32aを上がっているので
、度山22aは上昇位置にある。 一方、後行側の度山22b側のローラ12bはスプリン
グ31bの弾性力によってカム板25の傾斜面32bを
下がって凹陥部32に位置するので、度山22bは所定
の下降位置にある。 次に、キャリッジ21が所定の編み幅の編成を終了し反
転するとき、制御部51はキャリッジ反転開始信号αを
出力する。電磁石駆動回路52は、このキャリッジ反転
開始信号αによって電磁石41の吸着力を強くし、磁気
吸着部材28は摺動バー29に強く吸着する。このまま
キャリッジ21が反転して左行開始すると、磁気吸着部
材28は摺動バー29に吸着しているためカム板25は
左への移動を開始できず静止状態を保とうとしてキャリ
ッジ21の地板23に対して相対的に右側にスライドす
る。このとき、度山22a側のローラ12aはスプリン
グ31aの弾性力によってカム板25の傾斜面32aを
下がって凹陥部32に位置し、度山22b側のローラ1
2bはスプリング31bの弾性力に抗してカム板25の
傾斜面32bを上がる。 そして、カム板25の段部27aがガイド部材26aに
当接することにより、カム板25は静止状態を保てなく
なり、キャリッジ21の左行に伴って左行を開始する。 続いて、キャリッジ反転完了信号βが電磁石駆動回路5
2に入力されると、電磁石41の吸着力は弱くなり、キ
ャリッジ21はスムーズに編成しつつ左行するようにな
る。 このように一つのコースを編成しつつ左行してるいると
きには、上述したように電磁石の吸着力を弱くしてキャ
リッジ走行の負荷とならないようにしているのである。 また、編み幅の左端に来てキャリッジ21が左行から右
行に反転するときにも、再び制御部51はキャリッジ反
転開始信号αを出力し、前記電磁石41の吸着力を強く
し、カム板25を地板23に対して相対的に左ヘスライ
トさせて度山22a。 22bの位置を切り換え、制御部51からキャリッジ反
転完了信号βが出力されると、前記電磁石41の吸着力
を弱くして走行をスムーズにする。 なお、当然ながら編機の構造は上記構造に限定されるも
のではなく、磁性体による摺動バーに沿ってキャリッジ
が走行し、編み幅の両端で度山等の機構を切り換える構
造の編機であれば良い。また前記電磁石41の構造も第
4図に示した構造に限定されるものでは無く、゛またキ
ャリッジ反転開始信号αは前記エンコーダーから得すに
リミットスイッチ等の位置検出手段から得るようにして
も良い。 このように、本発明にかかる編機によれば、キャリッジ
21を反転させるときにのみ電磁石の吸着力を強くして
カム板25をスライドさせて度山22a、22bの位置
を切り換え、キャリッジが編成しながら走行している間
は電磁石41の吸着力を弱くしてスムーズに走行できる
のである。 よって、通電時間は短時間で良いので省エネルギー効果
があるとともに、発熱も少なく電磁石を小さくできると
いう効果も得られ、限られたスペースしか無いキャリッ
ジに装着することか可能となったのである。よって、コ
ンパクトで消費エネルギーの少ない編機を提供できるの
である。
以上述べたように、本発明にかかる電磁石によれば、吸
着力を強弱に切り換える瞬間だけそれぞれ逆方向に励磁
するよう通電するだけで、電流を切っても吸着力を強弱
いずれかの状態に保つことができるので、極めてエネル
ギー消費量の少ない強弱切り換え可能な電磁石を提供で
きるという効果が得られるのである。この電磁石は発熱
量も少ないので、かかる効果の得られる電磁石を小さく
できるという効果も得られる。 そして、本発明にかかる編機によれば、キャリッジを反
転するときにのみ電磁石の吸着力を強くして度山等の機
構を切り換え、キャリッジが編成しながら走行している
ときは電磁石の吸着力を弱くしてスムーズに走行できる
ようにしたので、短時間の通電で吸着力を強弱切り換え
ることができ、消費エネルギーを節減できるという効果
が得られる。 エネルギー消費量が少ないために、発熱量も少ないので
電磁石を小さくでき、編機のキャリッジという限られた
スペースにも設置できコンパクトで消費エネルギーの少
ない編機を提供できるのである。
着力を強弱に切り換える瞬間だけそれぞれ逆方向に励磁
するよう通電するだけで、電流を切っても吸着力を強弱
いずれかの状態に保つことができるので、極めてエネル
ギー消費量の少ない強弱切り換え可能な電磁石を提供で
きるという効果が得られるのである。この電磁石は発熱
量も少ないので、かかる効果の得られる電磁石を小さく
できるという効果も得られる。 そして、本発明にかかる編機によれば、キャリッジを反
転するときにのみ電磁石の吸着力を強くして度山等の機
構を切り換え、キャリッジが編成しながら走行している
ときは電磁石の吸着力を弱くしてスムーズに走行できる
ようにしたので、短時間の通電で吸着力を強弱切り換え
ることができ、消費エネルギーを節減できるという効果
が得られる。 エネルギー消費量が少ないために、発熱量も少ないので
電磁石を小さくでき、編機のキャリッジという限られた
スペースにも設置できコンパクトで消費エネルギーの少
ない編機を提供できるのである。
第1図は本発明にかかる電磁石の実施例の側面断面図、
第2図は前記電磁石の強弱を切り換えるタイミングチャ
ート図、第3図は本発明にかかる編機のキャリッジの一
部を切除した状態の平面図構造図、第4図は前記キャリ
ッジの磁気吸着部材の一部拡大断面図、第5図は同編機
に用いる制御回路のブロック構成図、第6図は同編機の
吸着力切り換えのタイミングチャート図、第7図は半硬
磁性体部材の磁気ヒステリシス曲線を示す図である。 A・・・第1の磁気回路、B・・・第2の磁気回路、■
・・・磁石、 2・・・半硬磁性体部材、3
・・・半硬磁性体部材、4・・・被吸着磁性体、7・・
・軟磁性体部材、 lO・・・電磁石駆動回路、11
・・・電磁石、 A′・・・第1の磁気回路、B′・・・第2の磁気回路
、α・・・キャリッジ反転開始信号、 β・・・キャリッジ反転完了信号、 21・・・キャリッジ、25・・・カム板(切り換え手
段)、29・・・摺動バー 28・・・磁気吸着部材、
41・・・電磁石、42・・・磁石、43・・・軟磁性
体部材、44a・・・半硬磁性体部材、44b・・・半
硬磁性体部材、45a・・・励磁コイル、45b・・・
励磁コイル、51・・・制御回路(キャリッジ反転開始
信号、キャリッジ反転完了信号を出力する手段)、 5
2・・・電磁石駆動回路。
第2図は前記電磁石の強弱を切り換えるタイミングチャ
ート図、第3図は本発明にかかる編機のキャリッジの一
部を切除した状態の平面図構造図、第4図は前記キャリ
ッジの磁気吸着部材の一部拡大断面図、第5図は同編機
に用いる制御回路のブロック構成図、第6図は同編機の
吸着力切り換えのタイミングチャート図、第7図は半硬
磁性体部材の磁気ヒステリシス曲線を示す図である。 A・・・第1の磁気回路、B・・・第2の磁気回路、■
・・・磁石、 2・・・半硬磁性体部材、3
・・・半硬磁性体部材、4・・・被吸着磁性体、7・・
・軟磁性体部材、 lO・・・電磁石駆動回路、11
・・・電磁石、 A′・・・第1の磁気回路、B′・・・第2の磁気回路
、α・・・キャリッジ反転開始信号、 β・・・キャリッジ反転完了信号、 21・・・キャリッジ、25・・・カム板(切り換え手
段)、29・・・摺動バー 28・・・磁気吸着部材、
41・・・電磁石、42・・・磁石、43・・・軟磁性
体部材、44a・・・半硬磁性体部材、44b・・・半
硬磁性体部材、45a・・・励磁コイル、45b・・・
励磁コイル、51・・・制御回路(キャリッジ反転開始
信号、キャリッジ反転完了信号を出力する手段)、 5
2・・・電磁石駆動回路。
Claims (2)
- (1)励磁コイルを備えた半硬磁性体部材と磁石と被吸
着磁性体とで第1の磁気回路を構成するとともに、 前記磁石と軟磁性体部材とで前記第1の磁気回路とは異
なる第2の磁気回路を構成し、 前記励磁コイルを前記磁石による磁場の方向と同一方向
もしくは逆方向に短時間励磁する励磁コイル駆動手段を
設けることによって、 前記第1の磁気回路における前記被吸着磁性体の吸着力
を強弱切り換え制御するように構成したことを特徴とす
る電磁石。 - (2)磁性体からなる摺動バーに沿って走行するキャリ
ッジの進行方向を編み幅の両端で反転させるときに、度
山、カム等の編成機構を切り換える切り換え手段を備え
た編機において、 励磁コイルを備えた半硬磁性体部材、磁石、および前記
摺動バーとで構成された第1の磁気回路と、前記磁石と
軟磁性体部材とで構成された前記第1の磁気回路とは異
なる第2の磁気回路とを備えた電磁石を、キャリッジ上
の前記摺動バーに対向する位置に配設するともに、 編み幅の端部における反転位置にてキャリッジ反転開始
信号を出力する手段と、 前記反転位置より僅かに内側の位置もしくは前記キャリ
ッジ反転開始信号より僅かに遅れたタイミングでキャリ
ッジ反転完了信号を出力する手段と、 前記キャリッジ反転開始信号によって前記励磁コイルを
磁石による磁場と同一方向に短時間励磁し、前記キャリ
ッジ反転完了信号によって前記励磁コイルを磁石による
磁場と逆方向に短時間励磁する励磁コイル駆動手段とを
備え、 編み幅の両端部においてキャリッジの走行方向を反転す
るときに、キャリッジ反転開始信号とキャリッジ反転完
了信号の間のみ、前記電磁石の前記第1の磁気回路の磁
束密度を高くすることによって電磁石と摺動バーとの吸
着力を強くして、切り換え手段を作動させるように構成
したことを特徴とする編機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2082589A JPH03280405A (ja) | 1990-03-28 | 1990-03-28 | 電磁石およびその電磁石を用いた編機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2082589A JPH03280405A (ja) | 1990-03-28 | 1990-03-28 | 電磁石およびその電磁石を用いた編機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03280405A true JPH03280405A (ja) | 1991-12-11 |
| JPH0587963B2 JPH0587963B2 (ja) | 1993-12-20 |
Family
ID=13778672
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2082589A Granted JPH03280405A (ja) | 1990-03-28 | 1990-03-28 | 電磁石およびその電磁石を用いた編機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH03280405A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7216513B2 (en) | 2003-10-10 | 2007-05-15 | Shima Seiki Manufacturing Limited | Apparatus for applying sliding resistance for weft knitting machine |
| CN114775155A (zh) * | 2022-04-22 | 2022-07-22 | 宁波慈星股份有限公司 | 电脑横机的压腿座成套机构 |
-
1990
- 1990-03-28 JP JP2082589A patent/JPH03280405A/ja active Granted
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7216513B2 (en) | 2003-10-10 | 2007-05-15 | Shima Seiki Manufacturing Limited | Apparatus for applying sliding resistance for weft knitting machine |
| CN114775155A (zh) * | 2022-04-22 | 2022-07-22 | 宁波慈星股份有限公司 | 电脑横机的压腿座成套机构 |
| CN114775155B (zh) * | 2022-04-22 | 2023-09-12 | 宁波慈星股份有限公司 | 电脑横机的压腿座成套机构 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0587963B2 (ja) | 1993-12-20 |
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