JPH0587963B2 - - Google Patents
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- JPH0587963B2 JPH0587963B2 JP2082589A JP8258990A JPH0587963B2 JP H0587963 B2 JPH0587963 B2 JP H0587963B2 JP 2082589 A JP2082589 A JP 2082589A JP 8258990 A JP8258990 A JP 8258990A JP H0587963 B2 JPH0587963 B2 JP H0587963B2
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- Knitting Machines (AREA)
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Description
本発明は、永久磁石と組み合わせることによつ
て少ない電力で吸着力を増減できる電磁石に関す
る。
て少ない電力で吸着力を増減できる電磁石に関す
る。
従来にも磁石と組み合わせた構成の電磁石はあ
った。 これは、磁石の磁場を打ち消す方向に電磁石を
励磁することによつて、磁力を弱く制御するよう
に構成されていた。 また、従来の編機の度山等の機構の切り換え手
段は、磁石によつて構成されており、キヤリツジ
の進行方向が反転するときに、摺動バーと前記磁
石との引力によつて前記磁石を引き止めようとす
る力が発生する。この力によつて、前記機構を往
路の状態から復路の状態に切り換えて復路の編成
に備えるように構成されている。
った。 これは、磁石の磁場を打ち消す方向に電磁石を
励磁することによつて、磁力を弱く制御するよう
に構成されていた。 また、従来の編機の度山等の機構の切り換え手
段は、磁石によつて構成されており、キヤリツジ
の進行方向が反転するときに、摺動バーと前記磁
石との引力によつて前記磁石を引き止めようとす
る力が発生する。この力によつて、前記機構を往
路の状態から復路の状態に切り換えて復路の編成
に備えるように構成されている。
ところが、上述したような磁石と組み合わせた
従来の電磁石では、磁力を弱く保つには電磁石に
電流を供給し続けて励磁しておかなければならな
いのでエネルギーの消費量が大きくなるという問
題があった。 そして、上述したような磁石を使用した編機の
切り換え手段においては、キヤリツジが反転後に
編成しながら摺動バー上を走行中においても、前
記磁石と摺動バーとの間には強い吸着力が作用す
るので、キヤリツジ走行の負荷となって無駄な駆
動エネルギーを要するのみならず、前記引力によ
つてキヤリツジは摺動バーに強く押しつけられな
がら走行するので摺接部分が摩耗しやすいと言う
問題が発生する。 この問題を解決するために、前記磁石に代えて
電磁石を使用することが考えられるが、従来の電
磁石では、充分な吸着力を得るには大きな電磁石
にする必要があるので、スペースの限られたキヤ
リツジに装着することは不適当であった。たとえ
装着しても励磁する時間は大きな電力を連続して
供給しなければならないので発熱量が大きくなる
という問題がある。特に電磁石を小さくすればす
る程放熱効果は悪くなるので、通常の電磁石をキ
ヤリツジの切り換え手段として使用することは不
適当であった。 そこで、このような種々の問題を解決し、必要
な時にのみ必要な力の磁力を得ることのできる電
磁石の実現を目的としてこの発明はなされたもの
である。
従来の電磁石では、磁力を弱く保つには電磁石に
電流を供給し続けて励磁しておかなければならな
いのでエネルギーの消費量が大きくなるという問
題があった。 そして、上述したような磁石を使用した編機の
切り換え手段においては、キヤリツジが反転後に
編成しながら摺動バー上を走行中においても、前
記磁石と摺動バーとの間には強い吸着力が作用す
るので、キヤリツジ走行の負荷となって無駄な駆
動エネルギーを要するのみならず、前記引力によ
つてキヤリツジは摺動バーに強く押しつけられな
がら走行するので摺接部分が摩耗しやすいと言う
問題が発生する。 この問題を解決するために、前記磁石に代えて
電磁石を使用することが考えられるが、従来の電
磁石では、充分な吸着力を得るには大きな電磁石
にする必要があるので、スペースの限られたキヤ
リツジに装着することは不適当であった。たとえ
装着しても励磁する時間は大きな電力を連続して
供給しなければならないので発熱量が大きくなる
という問題がある。特に電磁石を小さくすればす
る程放熱効果は悪くなるので、通常の電磁石をキ
ヤリツジの切り換え手段として使用することは不
適当であった。 そこで、このような種々の問題を解決し、必要
な時にのみ必要な力の磁力を得ることのできる電
磁石の実現を目的としてこの発明はなされたもの
である。
本発明にかかる電磁石においては、励磁コイル
を備えた半硬磁性体部材と磁石と被吸着磁性体と
で第1の磁気回路を構成するとともに、前記磁石
と軟磁性体部材とで前記第1の磁気回路とは異な
る第2の磁気回路を構成し、前記励磁コイルを前
記磁石による磁場の方向と同一方向もしくは逆方
向に短時間励磁する励磁コイル駆動手段を設ける
ことによつて、前記第1の磁気回路における前記
被吸着磁性体の吸着力を強弱切り換え制御すよう
に構成するという手段を講じた。 そして、本発明にかかる編機においては、磁性
体からなる摺動バーに沿って走行するキヤリツジ
の進行方向を編み幅の両端で反転させるときに、
度山、カム等の編成機構を切り換える切り換え手
段を備えた編機において、励磁コイルを備えた半
硬磁性体部材、磁石、および前記摺動バーとで構
成された第1の磁気回路と、前記磁石と軟磁性体
部材とで構成された前記第1の磁気回路とは異な
る第2の磁気回路を備えた電磁石を、キヤリツジ
上の前記摺動バーに対向する位置に配設するとと
もに、編み幅の端部における反転位置にてキヤリ
ツジ反転開始信号を出力する手段と、前記反転位
置より僅かに内側の位置もしくは前記キヤリツジ
反転開始信号より僅かに遅れたタイミングで、キ
ヤリツジ反転完了信号を出力する手段と、前記キ
ヤリツジ反転開始信号によつて前記励磁コイルを
磁石による磁場と同一方向に短時間励磁し、前記
キヤリツジ反転完了信号によつて前記励磁コイル
を磁石による磁場と逆方向に短時間励磁する励磁
コイル駆動手段とを備え、編み幅の両端部におい
てキヤリツジの走行方向を反転するときに、キヤ
リツジ反転開始信号とキヤリツジ反転完了信号の
間のみ前記電磁石の前記第1の磁気回路の磁束密
度を高くすることによつて電磁石と摺動バーとの
吸着力を強くして、切り換え手段を作動させるよ
うに構成するという手段を講じた。
を備えた半硬磁性体部材と磁石と被吸着磁性体と
で第1の磁気回路を構成するとともに、前記磁石
と軟磁性体部材とで前記第1の磁気回路とは異な
る第2の磁気回路を構成し、前記励磁コイルを前
記磁石による磁場の方向と同一方向もしくは逆方
向に短時間励磁する励磁コイル駆動手段を設ける
ことによつて、前記第1の磁気回路における前記
被吸着磁性体の吸着力を強弱切り換え制御すよう
に構成するという手段を講じた。 そして、本発明にかかる編機においては、磁性
体からなる摺動バーに沿って走行するキヤリツジ
の進行方向を編み幅の両端で反転させるときに、
度山、カム等の編成機構を切り換える切り換え手
段を備えた編機において、励磁コイルを備えた半
硬磁性体部材、磁石、および前記摺動バーとで構
成された第1の磁気回路と、前記磁石と軟磁性体
部材とで構成された前記第1の磁気回路とは異な
る第2の磁気回路を備えた電磁石を、キヤリツジ
上の前記摺動バーに対向する位置に配設するとと
もに、編み幅の端部における反転位置にてキヤリ
ツジ反転開始信号を出力する手段と、前記反転位
置より僅かに内側の位置もしくは前記キヤリツジ
反転開始信号より僅かに遅れたタイミングで、キ
ヤリツジ反転完了信号を出力する手段と、前記キ
ヤリツジ反転開始信号によつて前記励磁コイルを
磁石による磁場と同一方向に短時間励磁し、前記
キヤリツジ反転完了信号によつて前記励磁コイル
を磁石による磁場と逆方向に短時間励磁する励磁
コイル駆動手段とを備え、編み幅の両端部におい
てキヤリツジの走行方向を反転するときに、キヤ
リツジ反転開始信号とキヤリツジ反転完了信号の
間のみ前記電磁石の前記第1の磁気回路の磁束密
度を高くすることによつて電磁石と摺動バーとの
吸着力を強くして、切り換え手段を作動させるよ
うに構成するという手段を講じた。
本発明にかかる電磁石の作用を第1図,第2
図,及び第7図を参照しつつ説明する。 本発明の電磁石においては、励磁コイル5,6
を備えた半硬磁性体2,3と磁石1で第1の磁気
回路Aを構成して被吸着磁性体4を吸着するよう
に構成するとともに、前記磁気回路と異なる第2
の磁気回路Bを磁石1と軟磁性体部材7とで形成
した。 即ち、前記磁石1においては、前記半硬磁性体
部材2,3で形成された第1の磁気回路Aと、磁
石1と軟磁性体部材7で形成された第2の磁気回
路Bとが並列に形成されている。 上記電磁石1において、前記励磁コイル5,6
を励磁していない状態では、磁石1の磁力線は主
に透磁率のより高い軟磁性体部材7の第2の磁気
回路Bの方を通り、透磁率のより小さい前記第1
の磁気回路Aには僅かな漏れ磁束のみが通り、前
記被吸着磁性体4を吸着する力(F1)は弱い。
この漏れ磁束では半硬磁性体2,3は飽和しな
い。 ところが、前記励磁コイル5に通電して前記磁
石1による磁界Zと同方向Xに励磁して磁場Hs
を与えると、この第1の磁気回路Aを構成する半
硬磁性体部材2,3は飽和磁化Msを得るととも
に透磁率が高くなって磁束密度が上がり、被吸着
磁性体4を強く吸着するようになる。 このとき、前記励磁コイル5への電流を遮断し
ても半硬磁性体部材2,3にはその残留磁化特性
によつて残留磁化Mrが残存し、第1の磁気回路
Aの磁束密度は高い状態で保たれ、強い吸着力
(F2)が保持されるのである。 ここで、前記励磁コイル6に通電して磁石1に
よる磁力線の向きZと逆方向Yに励磁し、この第
1の磁気回路Aを構成する半硬磁性体部材2,3
にその抗磁場(−Hc)以上の逆磁場を与えると、
この半硬磁性体部材2,3の残留磁化が零以下と
なり、この状態は通電を止めても保たれる。よつ
て、第2の磁気回路Bの方が透磁率が高くなつて
磁束密度が高くなり、前記第1の磁気回路Aの磁
束密度は低くなり、前記被吸着磁性体4を吸着す
る力(F1)は弱くなる。即ち、本発明における
半硬磁性体部材とは残留磁化の得られる磁性体で
ある。 このように、磁力を強弱に切り換える瞬間だけ
それぞれ逆方向に励磁するよう通電するだけで、
電流を切つても磁力を強弱いずれかの状態に保つ
ことができるのである。 そして、本発明にかかる編機によれば、キヤリ
ツジの進行方向によって度山、カム等の機構を切
り換える手段を上記構成の電磁石によって構成し
たので、キヤリツジの進行方向が反転するとき瞬
間に、この電磁石の励磁コイルに通電して内蔵す
る磁石による磁束と同じ方向に励磁すると、電流
の供給を止めても第1の磁気回路A′の磁束密度
が高くなつた状態が保たれる。よつて、被吸着磁
性体としての摺動バーを強く吸着し、キヤリツジ
の進行方向と逆の方向の抵抗力が前記切り換え手
段に作用し、前記機構を切り換える。 そして、前記カム等の機構の切り換えが完了す
ると、今度はこの電磁石の励磁コイルに前記と逆
方向に励磁するように通電すると、前記第1の磁
気回路A′の磁束密度は低下し、電流の供給を止
めても前記第1の磁気回路A′の磁束密度は低い
状態に保たれる。よつて、被吸着磁性体としての
摺動バーに対する吸着力は弱くなるので、キヤリ
ツジの進行を妨げようとする抵抗力は弱まりキヤ
リツジはスムーズに走行する。
図,及び第7図を参照しつつ説明する。 本発明の電磁石においては、励磁コイル5,6
を備えた半硬磁性体2,3と磁石1で第1の磁気
回路Aを構成して被吸着磁性体4を吸着するよう
に構成するとともに、前記磁気回路と異なる第2
の磁気回路Bを磁石1と軟磁性体部材7とで形成
した。 即ち、前記磁石1においては、前記半硬磁性体
部材2,3で形成された第1の磁気回路Aと、磁
石1と軟磁性体部材7で形成された第2の磁気回
路Bとが並列に形成されている。 上記電磁石1において、前記励磁コイル5,6
を励磁していない状態では、磁石1の磁力線は主
に透磁率のより高い軟磁性体部材7の第2の磁気
回路Bの方を通り、透磁率のより小さい前記第1
の磁気回路Aには僅かな漏れ磁束のみが通り、前
記被吸着磁性体4を吸着する力(F1)は弱い。
この漏れ磁束では半硬磁性体2,3は飽和しな
い。 ところが、前記励磁コイル5に通電して前記磁
石1による磁界Zと同方向Xに励磁して磁場Hs
を与えると、この第1の磁気回路Aを構成する半
硬磁性体部材2,3は飽和磁化Msを得るととも
に透磁率が高くなって磁束密度が上がり、被吸着
磁性体4を強く吸着するようになる。 このとき、前記励磁コイル5への電流を遮断し
ても半硬磁性体部材2,3にはその残留磁化特性
によつて残留磁化Mrが残存し、第1の磁気回路
Aの磁束密度は高い状態で保たれ、強い吸着力
(F2)が保持されるのである。 ここで、前記励磁コイル6に通電して磁石1に
よる磁力線の向きZと逆方向Yに励磁し、この第
1の磁気回路Aを構成する半硬磁性体部材2,3
にその抗磁場(−Hc)以上の逆磁場を与えると、
この半硬磁性体部材2,3の残留磁化が零以下と
なり、この状態は通電を止めても保たれる。よつ
て、第2の磁気回路Bの方が透磁率が高くなつて
磁束密度が高くなり、前記第1の磁気回路Aの磁
束密度は低くなり、前記被吸着磁性体4を吸着す
る力(F1)は弱くなる。即ち、本発明における
半硬磁性体部材とは残留磁化の得られる磁性体で
ある。 このように、磁力を強弱に切り換える瞬間だけ
それぞれ逆方向に励磁するよう通電するだけで、
電流を切つても磁力を強弱いずれかの状態に保つ
ことができるのである。 そして、本発明にかかる編機によれば、キヤリ
ツジの進行方向によって度山、カム等の機構を切
り換える手段を上記構成の電磁石によって構成し
たので、キヤリツジの進行方向が反転するとき瞬
間に、この電磁石の励磁コイルに通電して内蔵す
る磁石による磁束と同じ方向に励磁すると、電流
の供給を止めても第1の磁気回路A′の磁束密度
が高くなつた状態が保たれる。よつて、被吸着磁
性体としての摺動バーを強く吸着し、キヤリツジ
の進行方向と逆の方向の抵抗力が前記切り換え手
段に作用し、前記機構を切り換える。 そして、前記カム等の機構の切り換えが完了す
ると、今度はこの電磁石の励磁コイルに前記と逆
方向に励磁するように通電すると、前記第1の磁
気回路A′の磁束密度は低下し、電流の供給を止
めても前記第1の磁気回路A′の磁束密度は低い
状態に保たれる。よつて、被吸着磁性体としての
摺動バーに対する吸着力は弱くなるので、キヤリ
ツジの進行を妨げようとする抵抗力は弱まりキヤ
リツジはスムーズに走行する。
以下に本発明にかかる電磁石の実施例を図面に
基づいて詳説する。 第1図は本発明の電磁石の実施例の側面断面
図、第2図は前記電磁石の強弱を切り換えるタイ
ミングチヤート図である。 図面において、 1は硬磁性体を着磁しS極1AとN極1Bを形
成した磁石、2はその端部2Aが前記磁石1のN
極1Bに接合された半硬質磁性体部材、3はその
端部3Aが前記磁石1のS極1Aに接合された半
硬質磁性体部材、4は被吸着磁性体、5,6はそ
れぞれ前記半硬質磁性体部材2,3に巻かれた励
磁コイルである。8,9は前記励磁コイル5,6
を直流電源10に短時間接続するスイツチであり、
スイツチ8がオンされると励磁コイル5に下向き
の磁場Xを生成し、スイツチ9がオンされると励
磁コイル6に下向きの磁場Yを生成すよう構成さ
れている。7はその両端が前記半硬質磁性体部材
2,3の端部2A,3Aに接合された軟磁性体部
材である。 この場合、前記磁石1としては3.5Ω×11.9Ω
×7Ωの磁石を二個合わせたものを用い、半硬質
磁性体部材2,3としては厚さ4Ωの炭素鋼
(S45C)を用い、励磁コイル5,6としては、径
0.18Ω、巻数550回、長さ11Ω、抵抗値15Ωのコ
イルを用い、軟磁性体部材7として厚さ3Ωの電
磁軟鉄(SUYP)を用いた。 上述した磁石1,半硬質磁性体部材2,被吸着
磁性体4,半硬質磁性体部材3で第1の磁気回路
Aを構成し、磁石1,半硬質磁性体部材2の端部
2A,軟磁性体部材7,半硬質磁性体部材3の端
部3Aで第2の磁気回路Bを構成している。 上記構成の電磁石11において、初期状態にお
いては、前記磁石1の生成する磁束はより軟質の
磁性体で構成された第2の磁気回路Bの方へ主に
流れ、第1の磁気回路Aを構成する半硬質磁性体
部材2,3の磁束密度は前記磁石1からの漏れ磁
束のみであるので低い。よつて、被吸着磁性体4
を吸着する力は弱い(F1)。 そこで、前記スイツチ8をオンすると前記励磁
コイル5には前記下向きの磁場Xが生成され、第
1の磁気回路Aには時計回りの強い磁界が発生す
る。よつて、被吸着磁性体4は強い力で吸着され
る。 次に、前記スイツチ8をオフすると前記励磁コ
イル5は励磁電流はなくなるが、前記半硬質磁性
体部材2,3にはそのヒステリシス特性によつて
残留磁化が残存するので、第1の磁気回路Aには
時計回りの強い磁束が引き続き存在する。よつ
て、被吸着磁性体4は引き続き強い力(F2)で
吸着される。即ちこの状態では、前記励磁コイル
5,6には何ら電力が供給されていないにもかか
わらず、強い吸着力(F2)が持続するのである。
このときの、摺動力は実測値で1.0Kgfが得られ
た。なおこの摺動力とは、吸着した状態の被吸着
部材と電磁石とを摺動させるのに必要な力のこと
である。 次に、前記スイツチ9をオンすると前記励磁コ
イル6には前記下向きの磁場Yが生成され、第1
の磁気回路Aには半時計回りの半硬磁性体の抗磁
場を上回る強い磁場が生成し、この磁場によつて
この半硬質磁性体部材2,3の残留磁化は零以下
になり、第1の磁気回路Aには、僅かに前記磁石
1による漏れ磁束のみが存在し、被吸着磁性体4
を吸着する力は弱くなる(F1)。 次に、前記スイツチ9をオフすると前記励磁コ
イル6は励磁されず、前記磁石による漏れ磁束の
みでは、第1の磁気回路Aの半硬質磁性体部材
2,3に高い残留磁化を与えることはできず、第
1の磁気回路Aには僅かな漏れ磁束しか存在しな
い状態が保たれる。よつて、被吸着磁性体4を吸
着する力は引き続き弱い状態が保たれる(F1)。
このときの摺動力は実測値で0.3Kgfが得られた。 よつて、電磁石の吸着力を強弱切り換えて、
0.7Kgfの摺動力の変化を得ることができたので
ある。上記励磁コイル5,6に通電している時間
は数mSec.程度で充分である。 なお、この電磁石11の材料構成としては、第
1図に示したものに限定されるものでは無い。例
えば、前記磁石1として3.5Ω×11.9Ω×7Ωの
磁石を一個だけにすると、摺動力を0Kgfと0.4
Kgfとに切り換えることができ、前記軟磁性体部
材7として炭素鋼(S45C)を使用すると摺動力
を0.4Kgfと1.1Kgfとに切り換えることができ、
前記軟磁性体部材7として炭素鋼(S45C)を使
用し、前記半硬磁性体部材2,3として電磁軟鉄
(SUYP)を使用すると摺動力を0.45Kgfと0.7Kg
fとに切り換えることができた。そこで、前記軟
磁性体部材7も前記半硬磁性体部材2,3も電磁
軟鉄(SUYP)を使用してみると摺動力は殆ど変
化しなかつた。 このように0.5Kgf以上の摺動力の変化を得る
には、半硬磁性体部材2,3としては電磁軟鉄で
は不都合でありS45C程度以上の硬質の炭素鋼が
適当であるといえる。 なお、巻線の向きを変えた二個の励磁コイルに
代えて、一個の励磁コイルへ供給する電流の極性
を変えるようにしても良く、また巻き方等も上記
実施例に限定されることはなく、例えばバイフア
イラもしくはユニフアイラとしても良いことは当
然である。 次に、本発明にかかる編機の実施例を図面に基
づいて詳説する。 第3図は本発明にかかる編機のキヤリツジ一部
を切除した状態の平面図構造図、第4図は同キヤ
リツジの磁気吸着部材の一部拡大断面図、第5図
は同編機の制御回路のブロック構成図、第6図は
同編機の吸着力切り換えのタイミンドチヤート図
である。 第3図乃至第6図において、 キヤリツジ21の地板23に上げ山24が固定さ
れ、昇降動可能に支持された度山22a,22b
がそのカム面24a,24bに対面して設けられ
ている。度山22a,22bはスプリング31
a,31bによつて溝の沿つて斜め下方に移動す
るように付勢されている。ガイド板13a,13
bの上面に設けられたローラ12a,12bは、
地板23のガイド部材26a,26bによつてキ
ヤリツジ21の移行方向と平行に摺動できるよう
に支持されたカム板25に接している。 カム板25は、中央部に凹陥部32を形成し、
凹陥部32の傾斜面32a,32b付近で前記ロ
ーラ12a,12bを受けている。また、カム板
25の両端付近には段部27a,27bが形成さ
れ、カム板25が左右に移行したときに、段部2
7a,27bがガイド部材26a,26bと当接
し、それ以上のカム板25の移動を阻止する。カ
ム板25には磁気吸着部材28を設け、この磁気
吸着部材28の両端に設けた凹部にはフエルトを
嵌合固定し、中間部には吸着力を強弱切り換え可
能な電磁石41を設けた。 この磁気吸着部材28は第4図に示したよう
に、磁石42、軟磁性体部材43、半硬磁性体部
材44a,44b、および励磁コイル45a,4
5bから構成された電磁石41を備えている。そ
して、磁石42,半硬磁性体部材44a,摺動バ
ー29,そして半硬磁性体部材44bによつて第
1の磁気回路A′を構成し、磁石42と軟磁性体
部材43によつて第2の磁気回路B′を構成して
いる。 この電磁石41の吸着力を強くした場合には、
この磁気吸着部材28はキヤリツジ21の移行方
向に延びる摺動バー29を強く吸着し、この電磁
石41の吸着力を弱くした場合には、吸着力は弱
くなるように構成した。 制御部51は、キヤリツジ21の位置を示すパ
ルス信号γを、前記摺動バー29に沿つて設けら
れた磁気的もしくは光学的なストライプ等のパタ
ーンを走査するエンコーダー56から常時得てい
るので、一つのコースを編成し終わつてキヤリツ
ジ21が編み幅の端部にきたとき、処理回路55
において、前記パルス信号γのカウント値と、編
み幅の左端設定器53と編み幅の右端設定器54
とにおいて設定された値とを比較して一致したと
きキヤリツジ反転開始信号αを出力し、このキヤ
リツジ反転開始信号αの所定時間後(もしくは所
定数のパルス信号γをカウントした後)にキヤリ
ツジ反転完了信号βを出力する。 電磁石駆動回路52は、このキヤリツジ反転開
始信号αの入力によつて前記電磁石41の励磁コ
イル45aに磁石42の磁場の向きと同一方向の
磁場を発生する励磁電流を数mSec.程度の短時間
供給する。すると、第1の磁気回路A′の磁束密
度が高くなり、摺動バー29を強く吸着する。な
お、前記キヤリツジ反転開始信号αがキヤリツジ
駆動装置57に入力されるとキヤリツジ21の走
行方向は反転する。 そして、前記キヤリツジ反転完了信号βの入力
によつて、電磁石駆動回路52は前記電磁石41
の励磁コイル45bに、磁石41aの磁場と逆方
向の磁場を発生する励磁電流を数mSec.程度の短
時間供給する。 すると、電磁石41の半硬磁性体部材44a,
44bの残留磁化は消滅し、第2の磁気回路
B′の磁束密度は高くなるが第1の磁気回路A′の
磁束密度は低くなり、摺動バー29を吸着する力
は弱くなる。 上記構成の編機において、 いま、キヤリツジ21が、そのカム板25の凹
陥部32をキヤリツジ進行方向の後側に位置させ
て段部27bをガイド部材26bに当接させた状
態で、第3図の矢印の方向に編成しつつ移動して
いるとする。このとき、先行度山22aのローラ
12aはスプリング31aの弾性力に抗してカム
板25の傾斜面32aを上がつているので、度山
22aは上昇位置にある。 一方、後行側の度山22b側のローラ12bは
スプリング31bの弾性力によつてカム板25の
傾斜面32bを下がつて凹陥部32に位置するの
で、度山22bは所定の下降位置にある。 次に、キヤリツジ21が所定の編み幅の編成を
終了し反転するとき、制御部51はキヤリツジ反
転開始信号αを出力する。電磁石駆動回路52
は、このキヤリツジ反転開始信号αによつて電磁
石41の吸着力を強くし、磁気吸着部材28は摺
動バー29に強く吸着する。このままキヤリツジ
21が反転して左行開始すると、磁気吸着部材2
8は摺動バー29に吸着しているためカム板25
は左への移動を開始できず静止状態を保とうとし
てキヤリツジ21の地板23に対して相対的に右
側にスライドする。このとき、度山22a側のロ
ーラ12aはスプリング31aの弾性力によつて
カム板25の傾斜面32aを下がつて凹陥部32
に位置し、度山22b側のローラ12bはスプリ
ング31bの弾性力に抗してカム板25の傾斜面
32bを上がる。 そして、カム板25の段部27aがガイド部材
26aに当接することにより、カム板25は静止
状態を保てなくなり、キヤリツジ21の左行に伴
つて左行を開始する。 続いて、キヤリツジ反転完了信号βが電磁石駆
動回路52に入力されると、電磁石41の吸着力
は弱くなり、キヤリツジ21はスムーズに編成し
つつ左行するようになる。 このように一つのコースを編成しつつ左行して
るいるときには、上述したように電磁石の吸着力
を弱くしてキヤリツジ走行の負荷とならないよう
にしているのである。 また、編み幅の左端に来てキヤリツジ21が左
行から右行に反転するときにも、再び制御部51
はキヤリツジ反転開始信号αを出力し、前記電磁
石41の吸着力を強くし、カム板25を地板23
に対して相対的に左へスライドさせて度山22
a,22bの位置を切り換え、制御部51からキ
ヤリツジ反転完了信号βが出力されると、前記電
磁石41の吸着力を弱くして走行をスムーズにす
る。 なお、当然ながら編機の構造は上記構造に限定
されるものではなく、磁石体による摺動バーに沿
つてキヤリツジが走行し、編み幅の両端で度山等
の機構を切り換える構造の編機であれば良い。ま
た前記電磁石41の構造も第4図に示した構造に
限定されるものでは無く、またキヤリツジ反転開
始信号αは前記エンコーダーから得ずにリミツト
スイツチ等の位置検出手段から得るようにしても
良い。 このように、本発明にかかる編機によれば、キ
ヤリツジ21を反転させるときにのみ電磁石の吸
着力を強くしてカム板25をスライドさせて度山
22a,22bの位置切り換え、キヤリツジが編
成しながら走行している間は電磁石41の吸着力
を弱くしてスムーズに走行できるのである。 よつて、通電時間は短時間で良いので省エネル
ギー効果があるとともに、発熱も少なく電磁石を
小さくできるという効果も得られ、限られたスペ
ースしか無いキヤリツジに装着することが可能と
なつたのである。よつて、コンパクトで消費エネ
ルギーの少ない編機を提供できるのである。
基づいて詳説する。 第1図は本発明の電磁石の実施例の側面断面
図、第2図は前記電磁石の強弱を切り換えるタイ
ミングチヤート図である。 図面において、 1は硬磁性体を着磁しS極1AとN極1Bを形
成した磁石、2はその端部2Aが前記磁石1のN
極1Bに接合された半硬質磁性体部材、3はその
端部3Aが前記磁石1のS極1Aに接合された半
硬質磁性体部材、4は被吸着磁性体、5,6はそ
れぞれ前記半硬質磁性体部材2,3に巻かれた励
磁コイルである。8,9は前記励磁コイル5,6
を直流電源10に短時間接続するスイツチであり、
スイツチ8がオンされると励磁コイル5に下向き
の磁場Xを生成し、スイツチ9がオンされると励
磁コイル6に下向きの磁場Yを生成すよう構成さ
れている。7はその両端が前記半硬質磁性体部材
2,3の端部2A,3Aに接合された軟磁性体部
材である。 この場合、前記磁石1としては3.5Ω×11.9Ω
×7Ωの磁石を二個合わせたものを用い、半硬質
磁性体部材2,3としては厚さ4Ωの炭素鋼
(S45C)を用い、励磁コイル5,6としては、径
0.18Ω、巻数550回、長さ11Ω、抵抗値15Ωのコ
イルを用い、軟磁性体部材7として厚さ3Ωの電
磁軟鉄(SUYP)を用いた。 上述した磁石1,半硬質磁性体部材2,被吸着
磁性体4,半硬質磁性体部材3で第1の磁気回路
Aを構成し、磁石1,半硬質磁性体部材2の端部
2A,軟磁性体部材7,半硬質磁性体部材3の端
部3Aで第2の磁気回路Bを構成している。 上記構成の電磁石11において、初期状態にお
いては、前記磁石1の生成する磁束はより軟質の
磁性体で構成された第2の磁気回路Bの方へ主に
流れ、第1の磁気回路Aを構成する半硬質磁性体
部材2,3の磁束密度は前記磁石1からの漏れ磁
束のみであるので低い。よつて、被吸着磁性体4
を吸着する力は弱い(F1)。 そこで、前記スイツチ8をオンすると前記励磁
コイル5には前記下向きの磁場Xが生成され、第
1の磁気回路Aには時計回りの強い磁界が発生す
る。よつて、被吸着磁性体4は強い力で吸着され
る。 次に、前記スイツチ8をオフすると前記励磁コ
イル5は励磁電流はなくなるが、前記半硬質磁性
体部材2,3にはそのヒステリシス特性によつて
残留磁化が残存するので、第1の磁気回路Aには
時計回りの強い磁束が引き続き存在する。よつ
て、被吸着磁性体4は引き続き強い力(F2)で
吸着される。即ちこの状態では、前記励磁コイル
5,6には何ら電力が供給されていないにもかか
わらず、強い吸着力(F2)が持続するのである。
このときの、摺動力は実測値で1.0Kgfが得られ
た。なおこの摺動力とは、吸着した状態の被吸着
部材と電磁石とを摺動させるのに必要な力のこと
である。 次に、前記スイツチ9をオンすると前記励磁コ
イル6には前記下向きの磁場Yが生成され、第1
の磁気回路Aには半時計回りの半硬磁性体の抗磁
場を上回る強い磁場が生成し、この磁場によつて
この半硬質磁性体部材2,3の残留磁化は零以下
になり、第1の磁気回路Aには、僅かに前記磁石
1による漏れ磁束のみが存在し、被吸着磁性体4
を吸着する力は弱くなる(F1)。 次に、前記スイツチ9をオフすると前記励磁コ
イル6は励磁されず、前記磁石による漏れ磁束の
みでは、第1の磁気回路Aの半硬質磁性体部材
2,3に高い残留磁化を与えることはできず、第
1の磁気回路Aには僅かな漏れ磁束しか存在しな
い状態が保たれる。よつて、被吸着磁性体4を吸
着する力は引き続き弱い状態が保たれる(F1)。
このときの摺動力は実測値で0.3Kgfが得られた。 よつて、電磁石の吸着力を強弱切り換えて、
0.7Kgfの摺動力の変化を得ることができたので
ある。上記励磁コイル5,6に通電している時間
は数mSec.程度で充分である。 なお、この電磁石11の材料構成としては、第
1図に示したものに限定されるものでは無い。例
えば、前記磁石1として3.5Ω×11.9Ω×7Ωの
磁石を一個だけにすると、摺動力を0Kgfと0.4
Kgfとに切り換えることができ、前記軟磁性体部
材7として炭素鋼(S45C)を使用すると摺動力
を0.4Kgfと1.1Kgfとに切り換えることができ、
前記軟磁性体部材7として炭素鋼(S45C)を使
用し、前記半硬磁性体部材2,3として電磁軟鉄
(SUYP)を使用すると摺動力を0.45Kgfと0.7Kg
fとに切り換えることができた。そこで、前記軟
磁性体部材7も前記半硬磁性体部材2,3も電磁
軟鉄(SUYP)を使用してみると摺動力は殆ど変
化しなかつた。 このように0.5Kgf以上の摺動力の変化を得る
には、半硬磁性体部材2,3としては電磁軟鉄で
は不都合でありS45C程度以上の硬質の炭素鋼が
適当であるといえる。 なお、巻線の向きを変えた二個の励磁コイルに
代えて、一個の励磁コイルへ供給する電流の極性
を変えるようにしても良く、また巻き方等も上記
実施例に限定されることはなく、例えばバイフア
イラもしくはユニフアイラとしても良いことは当
然である。 次に、本発明にかかる編機の実施例を図面に基
づいて詳説する。 第3図は本発明にかかる編機のキヤリツジ一部
を切除した状態の平面図構造図、第4図は同キヤ
リツジの磁気吸着部材の一部拡大断面図、第5図
は同編機の制御回路のブロック構成図、第6図は
同編機の吸着力切り換えのタイミンドチヤート図
である。 第3図乃至第6図において、 キヤリツジ21の地板23に上げ山24が固定さ
れ、昇降動可能に支持された度山22a,22b
がそのカム面24a,24bに対面して設けられ
ている。度山22a,22bはスプリング31
a,31bによつて溝の沿つて斜め下方に移動す
るように付勢されている。ガイド板13a,13
bの上面に設けられたローラ12a,12bは、
地板23のガイド部材26a,26bによつてキ
ヤリツジ21の移行方向と平行に摺動できるよう
に支持されたカム板25に接している。 カム板25は、中央部に凹陥部32を形成し、
凹陥部32の傾斜面32a,32b付近で前記ロ
ーラ12a,12bを受けている。また、カム板
25の両端付近には段部27a,27bが形成さ
れ、カム板25が左右に移行したときに、段部2
7a,27bがガイド部材26a,26bと当接
し、それ以上のカム板25の移動を阻止する。カ
ム板25には磁気吸着部材28を設け、この磁気
吸着部材28の両端に設けた凹部にはフエルトを
嵌合固定し、中間部には吸着力を強弱切り換え可
能な電磁石41を設けた。 この磁気吸着部材28は第4図に示したよう
に、磁石42、軟磁性体部材43、半硬磁性体部
材44a,44b、および励磁コイル45a,4
5bから構成された電磁石41を備えている。そ
して、磁石42,半硬磁性体部材44a,摺動バ
ー29,そして半硬磁性体部材44bによつて第
1の磁気回路A′を構成し、磁石42と軟磁性体
部材43によつて第2の磁気回路B′を構成して
いる。 この電磁石41の吸着力を強くした場合には、
この磁気吸着部材28はキヤリツジ21の移行方
向に延びる摺動バー29を強く吸着し、この電磁
石41の吸着力を弱くした場合には、吸着力は弱
くなるように構成した。 制御部51は、キヤリツジ21の位置を示すパ
ルス信号γを、前記摺動バー29に沿つて設けら
れた磁気的もしくは光学的なストライプ等のパタ
ーンを走査するエンコーダー56から常時得てい
るので、一つのコースを編成し終わつてキヤリツ
ジ21が編み幅の端部にきたとき、処理回路55
において、前記パルス信号γのカウント値と、編
み幅の左端設定器53と編み幅の右端設定器54
とにおいて設定された値とを比較して一致したと
きキヤリツジ反転開始信号αを出力し、このキヤ
リツジ反転開始信号αの所定時間後(もしくは所
定数のパルス信号γをカウントした後)にキヤリ
ツジ反転完了信号βを出力する。 電磁石駆動回路52は、このキヤリツジ反転開
始信号αの入力によつて前記電磁石41の励磁コ
イル45aに磁石42の磁場の向きと同一方向の
磁場を発生する励磁電流を数mSec.程度の短時間
供給する。すると、第1の磁気回路A′の磁束密
度が高くなり、摺動バー29を強く吸着する。な
お、前記キヤリツジ反転開始信号αがキヤリツジ
駆動装置57に入力されるとキヤリツジ21の走
行方向は反転する。 そして、前記キヤリツジ反転完了信号βの入力
によつて、電磁石駆動回路52は前記電磁石41
の励磁コイル45bに、磁石41aの磁場と逆方
向の磁場を発生する励磁電流を数mSec.程度の短
時間供給する。 すると、電磁石41の半硬磁性体部材44a,
44bの残留磁化は消滅し、第2の磁気回路
B′の磁束密度は高くなるが第1の磁気回路A′の
磁束密度は低くなり、摺動バー29を吸着する力
は弱くなる。 上記構成の編機において、 いま、キヤリツジ21が、そのカム板25の凹
陥部32をキヤリツジ進行方向の後側に位置させ
て段部27bをガイド部材26bに当接させた状
態で、第3図の矢印の方向に編成しつつ移動して
いるとする。このとき、先行度山22aのローラ
12aはスプリング31aの弾性力に抗してカム
板25の傾斜面32aを上がつているので、度山
22aは上昇位置にある。 一方、後行側の度山22b側のローラ12bは
スプリング31bの弾性力によつてカム板25の
傾斜面32bを下がつて凹陥部32に位置するの
で、度山22bは所定の下降位置にある。 次に、キヤリツジ21が所定の編み幅の編成を
終了し反転するとき、制御部51はキヤリツジ反
転開始信号αを出力する。電磁石駆動回路52
は、このキヤリツジ反転開始信号αによつて電磁
石41の吸着力を強くし、磁気吸着部材28は摺
動バー29に強く吸着する。このままキヤリツジ
21が反転して左行開始すると、磁気吸着部材2
8は摺動バー29に吸着しているためカム板25
は左への移動を開始できず静止状態を保とうとし
てキヤリツジ21の地板23に対して相対的に右
側にスライドする。このとき、度山22a側のロ
ーラ12aはスプリング31aの弾性力によつて
カム板25の傾斜面32aを下がつて凹陥部32
に位置し、度山22b側のローラ12bはスプリ
ング31bの弾性力に抗してカム板25の傾斜面
32bを上がる。 そして、カム板25の段部27aがガイド部材
26aに当接することにより、カム板25は静止
状態を保てなくなり、キヤリツジ21の左行に伴
つて左行を開始する。 続いて、キヤリツジ反転完了信号βが電磁石駆
動回路52に入力されると、電磁石41の吸着力
は弱くなり、キヤリツジ21はスムーズに編成し
つつ左行するようになる。 このように一つのコースを編成しつつ左行して
るいるときには、上述したように電磁石の吸着力
を弱くしてキヤリツジ走行の負荷とならないよう
にしているのである。 また、編み幅の左端に来てキヤリツジ21が左
行から右行に反転するときにも、再び制御部51
はキヤリツジ反転開始信号αを出力し、前記電磁
石41の吸着力を強くし、カム板25を地板23
に対して相対的に左へスライドさせて度山22
a,22bの位置を切り換え、制御部51からキ
ヤリツジ反転完了信号βが出力されると、前記電
磁石41の吸着力を弱くして走行をスムーズにす
る。 なお、当然ながら編機の構造は上記構造に限定
されるものではなく、磁石体による摺動バーに沿
つてキヤリツジが走行し、編み幅の両端で度山等
の機構を切り換える構造の編機であれば良い。ま
た前記電磁石41の構造も第4図に示した構造に
限定されるものでは無く、またキヤリツジ反転開
始信号αは前記エンコーダーから得ずにリミツト
スイツチ等の位置検出手段から得るようにしても
良い。 このように、本発明にかかる編機によれば、キ
ヤリツジ21を反転させるときにのみ電磁石の吸
着力を強くしてカム板25をスライドさせて度山
22a,22bの位置切り換え、キヤリツジが編
成しながら走行している間は電磁石41の吸着力
を弱くしてスムーズに走行できるのである。 よつて、通電時間は短時間で良いので省エネル
ギー効果があるとともに、発熱も少なく電磁石を
小さくできるという効果も得られ、限られたスペ
ースしか無いキヤリツジに装着することが可能と
なつたのである。よつて、コンパクトで消費エネ
ルギーの少ない編機を提供できるのである。
以上述べたように、本発明にかかる電磁石によ
れば、吸着力を強弱に切り換える瞬間だけそれぞ
れ逆方向に励磁するよう通電するだけで、電流を
切つても吸着力を強弱いずれかの状態に保つこと
ができるので、極めてエネルギー消費量の少ない
強弱切り換え可能な電磁石を提供できるという効
果が得られるのである。この電磁石は発熱量も少
ないので、かかる効果の得られる電磁石を小さく
できるという効果も得られる。 そして、本発明にかかる編機によれば、キヤリ
ツジを反転するときにのみ電磁石の吸着力を強く
して度山等の機構を切り換え、キヤリツジが編成
しながら走行しているときは電磁石の吸着力を弱
くしてスムーズに走行できるようにしたので、短
時間の通電で吸着力を強弱切り換えることがで
き、消費エネルギーを節減できるという効果が得
られる。 エネルギー消費量が少ないために、発熱量も少
ないので電磁石を小さくでき、編機のキヤリツジ
という限られたスペースにも設置できコンパクト
で消費エネルギーの少ない編機を提供できるので
ある。
れば、吸着力を強弱に切り換える瞬間だけそれぞ
れ逆方向に励磁するよう通電するだけで、電流を
切つても吸着力を強弱いずれかの状態に保つこと
ができるので、極めてエネルギー消費量の少ない
強弱切り換え可能な電磁石を提供できるという効
果が得られるのである。この電磁石は発熱量も少
ないので、かかる効果の得られる電磁石を小さく
できるという効果も得られる。 そして、本発明にかかる編機によれば、キヤリ
ツジを反転するときにのみ電磁石の吸着力を強く
して度山等の機構を切り換え、キヤリツジが編成
しながら走行しているときは電磁石の吸着力を弱
くしてスムーズに走行できるようにしたので、短
時間の通電で吸着力を強弱切り換えることがで
き、消費エネルギーを節減できるという効果が得
られる。 エネルギー消費量が少ないために、発熱量も少
ないので電磁石を小さくでき、編機のキヤリツジ
という限られたスペースにも設置できコンパクト
で消費エネルギーの少ない編機を提供できるので
ある。
第1図は本発明にかかる電磁石の実施例の側面
断面図、第2図は前記電磁石の強弱を切り換える
タイミングチヤート図、第3図は本発明にかかる
編機のキヤリツジの一部を切除した状態の平面図
構造図、第4図は前記キヤリツジの磁気吸着部材
の一部拡大断面図、第5図は同編機に用いる制御
回路のブロツク構成図、第6図は同編機の吸着力
切り換えのタイミングチヤート図、第7図は半硬
磁性体部材の磁気ヒステリシス曲線を示す図であ
る。 A……第1の磁気回路、B……第2の磁気回
路、1……磁石、2……半硬磁性体部材、3……
半硬磁性体部材、4……被吸着磁性体、7……軟
磁性体部材、10……電磁石駆動回路、11……
電磁石、A′……第1の磁気回路、B′……第2の
磁気回路、α……キヤリツジ反転開始信号、β…
…キヤリツジ反転完了信号、21……キヤリツ
ジ、25……カム板(切り換え手段)、29……
摺動バー、28……磁気吸着部材、41……電磁
石、42……磁石、43……軟磁性体部材、44
a……半硬磁性体部材、44b……半硬磁性体部
材、45a……励磁コイル、45b……励磁コイ
ル、51……制御回路(キヤリツジ反転開始信
号,キヤリツジ反転完了信号を出力する手段)、
52……電磁石駆動回路。
断面図、第2図は前記電磁石の強弱を切り換える
タイミングチヤート図、第3図は本発明にかかる
編機のキヤリツジの一部を切除した状態の平面図
構造図、第4図は前記キヤリツジの磁気吸着部材
の一部拡大断面図、第5図は同編機に用いる制御
回路のブロツク構成図、第6図は同編機の吸着力
切り換えのタイミングチヤート図、第7図は半硬
磁性体部材の磁気ヒステリシス曲線を示す図であ
る。 A……第1の磁気回路、B……第2の磁気回
路、1……磁石、2……半硬磁性体部材、3……
半硬磁性体部材、4……被吸着磁性体、7……軟
磁性体部材、10……電磁石駆動回路、11……
電磁石、A′……第1の磁気回路、B′……第2の
磁気回路、α……キヤリツジ反転開始信号、β…
…キヤリツジ反転完了信号、21……キヤリツ
ジ、25……カム板(切り換え手段)、29……
摺動バー、28……磁気吸着部材、41……電磁
石、42……磁石、43……軟磁性体部材、44
a……半硬磁性体部材、44b……半硬磁性体部
材、45a……励磁コイル、45b……励磁コイ
ル、51……制御回路(キヤリツジ反転開始信
号,キヤリツジ反転完了信号を出力する手段)、
52……電磁石駆動回路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 励磁コイルを備えた半硬磁性体部材と磁石と
被吸着磁性体とで第1の磁気回路を構成するとと
もに、 前記磁石と軟磁性体部材とで前記第1の磁気回
路とは異なる第2の磁気回路を構成し、 前記励磁コイルを前記磁石による磁場の方向と
同一方向もしくは逆方向に短時間励磁する励磁コ
イル駆動手段を設けることによつて、 前記第1の磁気回路における前記被吸着磁性体
の吸着力を強弱切り換え制御するように構成した
ことを特徴とする電磁石。 2 磁性体からなる摺動バーに沿って走行するキ
ヤリツジの進行方向を編み幅の両端で反転させる
ときに、度山、カム等の編成機構を切り換える切
り換え手段を備えた編機において、 励磁コイルを備えた半硬磁性体部材、磁石、お
よび前記摺動バーとで構成された第1の磁気回路
と、前記磁石と軟磁性体部材とで構成された前記
第1の磁気回路とは異なる第2の磁気回路とを備
えた電磁石を、キヤリツジ上の前記摺動バーに対
向する位置に配設するともに、 編み幅の端部における反転位置にてキヤリツジ
反転開始信号を出力する手段と、 前記反転位置より僅かに内側の位置もしくは前
記キヤリツジ反転開始信号より僅かに遅れたタイ
ミングでキヤリツジ反転完了信号を出力する手段
と、 前記キヤリツジ反転開始信号によつて前記励磁
コイルを磁石による磁場と同一方向に短時間励磁
し、前記キヤリツジ反転完了信号によつて前記励
磁コイルを磁石による磁場と逆方向に短時間励磁
する励磁コイル駆動手段とを備え、 編み幅の両端部においてキヤリツジの走行方向
を反転するときに、キヤリツジ反転開始信号とキ
ヤリツジ反転完了信号の間のみ、前記電磁石の前
記第1の磁気回路の磁束密度を高くすることによ
つて電磁石と摺動バーとの吸着力を強くして、切
り換え手段を作動させるように構成したことを特
徴とする編機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2082589A JPH03280405A (ja) | 1990-03-28 | 1990-03-28 | 電磁石およびその電磁石を用いた編機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2082589A JPH03280405A (ja) | 1990-03-28 | 1990-03-28 | 電磁石およびその電磁石を用いた編機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03280405A JPH03280405A (ja) | 1991-12-11 |
| JPH0587963B2 true JPH0587963B2 (ja) | 1993-12-20 |
Family
ID=13778672
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2082589A Granted JPH03280405A (ja) | 1990-03-28 | 1990-03-28 | 電磁石およびその電磁石を用いた編機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH03280405A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7216513B2 (en) | 2003-10-10 | 2007-05-15 | Shima Seiki Manufacturing Limited | Apparatus for applying sliding resistance for weft knitting machine |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114775155B (zh) * | 2022-04-22 | 2023-09-12 | 宁波慈星股份有限公司 | 电脑横机的压腿座成套机构 |
-
1990
- 1990-03-28 JP JP2082589A patent/JPH03280405A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7216513B2 (en) | 2003-10-10 | 2007-05-15 | Shima Seiki Manufacturing Limited | Apparatus for applying sliding resistance for weft knitting machine |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03280405A (ja) | 1991-12-11 |
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