JPH0328121A - 耐熱性微粒水酸化アルミニウムの製造方法 - Google Patents

耐熱性微粒水酸化アルミニウムの製造方法

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JPH0328121A
JPH0328121A JP1161139A JP16113989A JPH0328121A JP H0328121 A JPH0328121 A JP H0328121A JP 1161139 A JP1161139 A JP 1161139A JP 16113989 A JP16113989 A JP 16113989A JP H0328121 A JPH0328121 A JP H0328121A
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順 小川
Yukio Oda
幸男 小田
Seisuke Takahashi
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野1 本発明は、ゴムやプラスチックの難燃化を目的として充
填される水酸化アルミニウムに係り、特に耐熱性に優れ
、又、ゴムやプラスチックに充填した際に強度低下の少
ない微粒の耐熱性水酸化アルミニウム及びその製造方法
に関する。
〔従来の技術J ゴムやプラスチックに難燃性を付与させる方法としては
、ハロゲン系の難燃剤を使用する場合と、水酸化アルミ
ニウムや水酸化マグネシウムの如き無機水和物を充填す
る場合とが有るが、ハロゲン系の難燃剤によって難燃化
されたゴム・プラスチックは火災時に大量の腐食性でか
つ有毒のハロゲンガスを発生する等、問題点が多い。
一方、無機水和物としては、上述した水酸化アルミニウ
ムと水酸化マグネシウムが代表的であるが、水酸化マグ
ネシウムは、耐酸性が悪いという欠点を有している。又
、水酸化アルミニウムは、多くの公知文献で知られてい
る様に耐熱性が悪い為、ゴム・プラスチックの成形、加
工温度を低く、かつ厳密にコントロールしなければなら
ならず加工性が悪いという問題が有り、この耐熱性の改
良が、水酸化アルミニウムにとって、最大の課題となっ
ている。
これら水酸化アルミニウムの耐熱性を改良する手段とし
て、たとえば、特開昭51−27898号公報に記載さ
れている如く、アルミナ1分子に結合する結晶水の見掛
け上のモル比が、1.8〜2.9の範囲になる様加熱処
理した水酸化アルミニウムが知られている。
しかしながら、上記方法により得られる水酸化アルミニ
ウムは部分的に脱水されているため難燃効果において通
常の水酸化アルミニウムより劣るという欠点を有してい
る。
又、特開昭62− 246961号あるいは、特開昭5
9−204632号には、水酸化アルミニウムの加熱脱
水過程で、不純物として含まれるNa*0 (酸化ナト
リウム)が、加熱初期のベーマイト転移反応を促進し、
その結果、結晶水の分解を早めているという知見にもと
づきNaaOを0. 10重量%以下へ低減する事によ
り、水酸化アルミニウムの耐熱性を向上する発明が開示
されている。
この様な水酸化アルミニウムは、アルミン酸アルカリ溶
1夜からの析出を極めて遅く行う事によって得られ、た
とえば、米国特許第4,014,985号に開示されて
いる様にアルミン酸アルカリ溶液中のAl203/’N
a20のモル比を低く取りながら析出を行う方法が知ら
れている。この場合充分な結晶化を進ませるには、比較
的長時間の析出を行なわなければならず、その結果、ア
ルミン酸アルカリ溶液中の滞溜時間に大きな幅を生じ、
粒度分布の広い水酸化アルミニウムしか得る事ができな
い。ゴムやプラスチックの難燃剤として用いられる水酸
化アルミニウムは、充填した際の強度の低下を抑える為
にたとえば、平均粒子径として5μ以下の微粒が求めら
れ、従って上述した様な析出方法で、得られた水酸化ア
ルミニウムは、機械的に粉砕されるか、分級処理を施さ
れなければならない。
前者による場合は、いわゆるメカノケミカル反応により
水酸化アルミニウムの結晶水酸基の結合が部分的に弱く
なり、耐熱性が悪化する事が知られており、又、後者に
よる場合は経済性も含めて甚だ非現実的である。又、も
う一方、アルミン酸アルカリ溶液からの析出を極めて遅
く行い、含有Na2O量を抑える方法としては、通常の
Altoz/NaJのモル比のまま析出温度を高く保持
し、たとえば80℃で析出を行なわしめる方法が考えら
れる。
この方法によれば、滞溜時間の幅は、小さいので、粒度
分布の幅は狭く、又、種子の添加量をかえる事により、
所望の粒度を持つ水酸化アルミニウムが得られる事が期
待される。しかしながら、現実にこの様な析出を行うと
、粒子は著しい凝集を起こし、目標とする粒度を得るに
は、やはり機械的な粉砕や解砕を施さなければならない
という問題カヨ串あった。
〔発明が解決しようとする課題] ゴムやプラスチックを難燃化する目的で充填する水酸化
アルミニウムには、より高度の耐熱性が求められてきて
おり、その為、含有Na.Olを0. 10重量%以下
に制御する必要が有る。Naz.0量を低下させるには
、アルミン酸アルカリ溶液からの析出を極めて遅く行な
えばよいが、微粒の水酸化アルミニウムを得るには公知
の方法ではいずれも析出後、機械的な粉砕や解砕を施さ
なければならず、耐熱性の低下を招いていた。又、前述
したNa2Oによる初期のベーマイト転移反応促進効果
は、水酸化アルミニウム粒子近傍の水蒸気分圧が高い程
著しい。従って、水酸化アルミニウムの粒子径が小さい
程、発生する水蒸気の水酸化アルミニウムの表面からの
拡散は大きくなり、ベーマイト転移反応を抑える事がで
きる。
以上の様な観点からも粒子の微粒化が必要であり、析出
方法の改良が必要であった。
〔課題を解決するための千段] かかる状況に鑑み、本発明者等は、たとえば80℃の高
温での析出に於て、含有Na2O量を0. 10%以下
に制御しつつ、かつ粒子の擬集を抑え、所望の粒度分布
を持つ水酸化アルミニウムを製造する方法について鋭意
研究を行った結果、アルミン酸アルカリ溶液中に含有さ
れるカルシウム(カルシウムイオンやカルイウム化合物
を含む浮遊懸濁物)が、水酸化アルミニウムの析出段階
で粒子の凝集を誘発する要因である事を見出し、アルミ
ン酸アルカリ溶液中からカルシウムを分離、除去する方
法を組み合わせて、耐熱性微粒水酸化アルミニウムとそ
の製造方法に関する本発明を完成した。
本発明の要旨は,アルミン酸アルカリ溶液から水酸化ア
ルミニウムを製造するプロセスに於てカルシウム含有量
がCaO換算で、5ug/m9以下であるアルミン酸ア
ルカリ溶液から水酸化アルミニウムを生成せしめる事を
特徴とする耐熱性微粒水酸化アルミニウムの製造方法及
びこの方法で製造されたナトリウム含有量がNaJ換算
で、0.lOwt%以下であり、レーザー回折散乱法に
よ一冫て測定される平均粒子径が、5ミクロン以下であ
る事を特徴とする耐熱性微粒水酸化アルミニウムである
。ここで,アルミン酸アルカリ溶液中のカルシウム含有
量( CaO換算)は、溶液中のカルシウムイオンの他
、カルシウム化合物を含む浮遊懸濁物中のカルシウムを
も含めて算出されたものである。
周知の如く,水酸化アルミニウムは、Ili的にはボー
キサイトを苛性ソーダ溶液で処理して得られたアルミン
酸ソーダ溶液を加水分解するいわゆるバイヤー法によっ
て製造されるが、原料として用いるボーキサイトには,
種々の不純物が含有されている。本発明者等は水酸化ア
ルミニウムの析出時に擬集を誘発する要因として,これ
らの不純物の影響を想定し、各種不純物の凝集に与える
影響を詳細に調査した結果、カルシウムがその主たる要
因である事を見出した。
含有岨は、5μg/ rsβ( Can換算値)より大
きいと析出中の粒子の凝集への影響は著しく大きくなり
、従って、耐熱性微粒水酸化アルミニウムを得るには、
5μg7’mff以下にカルシウム含有量を抑える必要
が有る。
通常バイヤー工程中のアルミン酸アルカリ溶液には約l
O〜15μg/mlのカルシウムが含まれているが、こ
れを5μg/ml以下に分離、除去するにはアルミン酸
アルカリ溶液中に鉄化合物を分散させ、生成する水酸化
鉄と共沈させ分離する方法や、水酸化アルミニウムを種
子として添加し、カルシウムを表面に吸着させた後、枦
過、分離して、清澄液を得る方法等が取り得る。粒子の
凝集性に対してはアルミン酸アルカリ溶液中のカルシウ
ム含有量が影響をもたらすものであり,カルシウムの分
離、除去方法については特に制限を加えるものではない
以下実施例をもって本発明を詳細に説明する。
〔実施例J 以下に述べる実施例及び比較例においてはバイヤー[程
から得られたアルミン酸ソ−ダ(′a液(NaOH :
  150 g /’ 12、Al203:  ll5
g / Q .  CaO: llLLg/ rnI2
)を用いた。
(実施例l) E記アルミン酸ソーダ?8液に塩化第一鉄の水溶液を鉄
換算1 g/112添加し.液温を60℃に保って.3
0分間撹拌を続けた後、枦過を行って、CaO濃度4.
0μg/m!!のアルミン酸ソーダ溶液を得た。アルミ
ン酸ソー・ダ溶液と酸との中和反応によって公知のアル
ミナ・ゲルを作成し、これを種子とし、先に調整したア
ルミ゛/酸ソーダ溶液を80℃に保持して、撹拌しなが
ら16時間の析出を行なわしめた。析出した水酸化アル
ミニウムは、枦過、洗浄後、 110℃で乾燥させサン
プルとした。
(比較例l) バイヤーエ程から得られたアルミン酸ソーダ溶液をその
まま用い、実施例iで作成したアルミナ・ゲルを種子と
し、実施例lと同一比率で投入した。液を2つに分け、
80℃及び60℃の2水準でそれぞれ16時間析出せし
めた。析出した水酸化アルミニウムは、実施例lと同様
に処理し、2水準のサンプルを得た。
実施例I及び比較例Iで{1た3水摩のサンプルを次の
項目で評価した。
■平均粒子径測定(レーザー回折散乱法)■1次粒子径
測定(電子顕微鏡写真による)■含有Na2O衰測定 ■示差凸天秤による耐熱性評価(4℃/min界温時に
於ける250℃までの脱水率) 評価結眼を第1表に示す。
第1表 評価結果に示す様に,  CaO濃度を低下させたアル
ミン酸ソーダ溶液から析出した水酸化アルミニウムは、
凝集が小さく、又、Na m’0量も少なく、耐熱性が
良好である事が判る。
[発明の効果] 以上説明した通り、本発明による耐熱性微粒水酸化アル
ミニウムは、卓越した耐熱性を有し、かつ微粒である事
から充塙剤としての優れた性能も備えており、ゴム・プ
ラスチックの難燃剤とし好適な材料である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アルミン酸アルカリ溶液から水酸化アルミニウム
    を製造するプロセスに於てカルシウム含有量がCaO換
    算で、5μg/ml以下であるアルミン酸アルカリ溶液
    から水酸化アルミニウムを生成せしめる事を特徴とする
    耐熱性微粒水酸化アルミニウムの製造方法。(2)請求
    項(1)記載の方法によって製造されたナトリウム含有
    量がNa_2O換算で、0.10wt%以下であり、レ
    ーザー回折散乱法によって測定される平均粒子径が、5
    ミクロン以下である事を特徴とする耐熱性微粒水酸化ア
    ルミニウム。
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