JPH0328255B2 - - Google Patents
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- JPH0328255B2 JPH0328255B2 JP13730283A JP13730283A JPH0328255B2 JP H0328255 B2 JPH0328255 B2 JP H0328255B2 JP 13730283 A JP13730283 A JP 13730283A JP 13730283 A JP13730283 A JP 13730283A JP H0328255 B2 JPH0328255 B2 JP H0328255B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thermite
- cylindrical tube
- ceramic
- coating
- reaction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D13/00—Centrifugal casting; Casting by using centrifugal force
- B22D13/02—Centrifugal casting; Casting by using centrifugal force of elongated solid or hollow bodies, e.g. pipes, in moulds rotating around their longitudinal axis
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Chemically Coating (AREA)
- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、テルミツト反応を利用して、円筒管
内面にセラミツク層を被覆形成する複合構造管の
製造方法の改良に係り、特にそのセラミツク層の
品質の改善を図るための方法に関するものであ
る。
内面にセラミツク層を被覆形成する複合構造管の
製造方法の改良に係り、特にそのセラミツク層の
品質の改善を図るための方法に関するものであ
る。
管内面にセラミツク層が被覆形成された複合構
造管は、セラミツク層が耐熱性、耐摩耗性、耐食
性等の良好な特性を発揮するため、各種流体の輸
送管や工業用配管部材として広汎な適用用途を有
している。
造管は、セラミツク層が耐熱性、耐摩耗性、耐食
性等の良好な特性を発揮するため、各種流体の輸
送管や工業用配管部材として広汎な適用用途を有
している。
この種の複合構造管の製造手段としては、従来
種々の方法が実施されてきているが、最近ではそ
の好適な製造手段として遠心力とテルミツト反応
を利用するいわゆる遠心テルミツト法が提起され
ている。この方法を最も代表的なアルミニウム−
酸化鉄系のテルミツト反応を利用して、鋼管のよ
うな鉄又は鉄合金製円筒管の内面にアルミナ
(Al2O3)のセラミツクコーテイングを施す場合
を例に説明すると、第1図に示すように、鉄系円
筒管1内にアルミニウム(Al)と酸化鉄(Fe2O3
又はFe3O4)の各粉末あるいは粒子による一定比
率の混合物からなるテルミツト剤2を装填し、こ
れを高速回転による遠心力場内で着火して、下記
式に示す如きテルミツト反応を行なわせ、この発
熱反応により生成される溶融金属(Fe)と溶融
セラミツク(Al2O3)とを比重分離して、第2図
に示すように円筒管1の内面に金属層3を介して
所期のセラミツク層4を被覆形成するものであ
る。
種々の方法が実施されてきているが、最近ではそ
の好適な製造手段として遠心力とテルミツト反応
を利用するいわゆる遠心テルミツト法が提起され
ている。この方法を最も代表的なアルミニウム−
酸化鉄系のテルミツト反応を利用して、鋼管のよ
うな鉄又は鉄合金製円筒管の内面にアルミナ
(Al2O3)のセラミツクコーテイングを施す場合
を例に説明すると、第1図に示すように、鉄系円
筒管1内にアルミニウム(Al)と酸化鉄(Fe2O3
又はFe3O4)の各粉末あるいは粒子による一定比
率の混合物からなるテルミツト剤2を装填し、こ
れを高速回転による遠心力場内で着火して、下記
式に示す如きテルミツト反応を行なわせ、この発
熱反応により生成される溶融金属(Fe)と溶融
セラミツク(Al2O3)とを比重分離して、第2図
に示すように円筒管1の内面に金属層3を介して
所期のセラミツク層4を被覆形成するものであ
る。
Fe2O3+2Al→Al2O3+2Fe
+199Kcal/Al2O31モル
3Fe3O4+8Al→4Al2O3+9Fe
+194Kcal/Al2O31モル
この方法によれば、一般には上記のAl−酸化
鉄系のみならず種々の強還元性元素と金属酸化物
よりなるテルミツト反応系を利用することがで
き、その装填量を調整することによつて任意の金
属製円筒管に対して、その内面に所望の厚さで
種々のセラミツクコーテイングを簡単に施すこと
ができ、しかもそのセラミツクコーテイングは同
時に生成される金属層を介して円筒管に高い密着
状態で結合される利点を有する。
鉄系のみならず種々の強還元性元素と金属酸化物
よりなるテルミツト反応系を利用することがで
き、その装填量を調整することによつて任意の金
属製円筒管に対して、その内面に所望の厚さで
種々のセラミツクコーテイングを簡単に施すこと
ができ、しかもそのセラミツクコーテイングは同
時に生成される金属層を介して円筒管に高い密着
状態で結合される利点を有する。
ここで、この遠心テルミツト法においても最も
利用性が大で、かつ代表的な前述の鉄系円筒管に
対しAl−Fe酸化物系のテルミツト反応を適用す
る場合について更に考察すると、この場合の鉄系
円筒管の内面に被覆形成されるセラミツク層は、
前記反応式より明らかなように、α−Al2O3(コ
ランダム)を主とするものからなる。この場合に
おける遠心テルミツト法の問題点として、その生
成セラミツク層の気孔率が高いことが掲げられ
る。
利用性が大で、かつ代表的な前述の鉄系円筒管に
対しAl−Fe酸化物系のテルミツト反応を適用す
る場合について更に考察すると、この場合の鉄系
円筒管の内面に被覆形成されるセラミツク層は、
前記反応式より明らかなように、α−Al2O3(コ
ランダム)を主とするものからなる。この場合に
おける遠心テルミツト法の問題点として、その生
成セラミツク層の気孔率が高いことが掲げられ
る。
そこで、本発明者等はこの問題を改善するた
め、先に特願昭56−144376号において、テルミツ
ト剤に添加物としてSiO2の粉末あるいは粒子を
添加する方法を提案した。この方法は、前記問題
の改善に大いに貢献したのであるが、尚、金属層
とセラミツク層との分離が不十分であり、またセ
ラミツク表面の平滑性に問題があつた。
め、先に特願昭56−144376号において、テルミツ
ト剤に添加物としてSiO2の粉末あるいは粒子を
添加する方法を提案した。この方法は、前記問題
の改善に大いに貢献したのであるが、尚、金属層
とセラミツク層との分離が不十分であり、またセ
ラミツク表面の平滑性に問題があつた。
本発明はかかる点に鑑みなされたもので、円筒
管内面にテルミツト反応を利用してセラミツクコ
ーテイングする場合、セラミツク層の気孔率の低
下をはじめ、金属層とセラミツク層の分離の促進
及び凝固後のセラミツク表面の平滑化、外観の改
善を目的としている。そして、その特徴とすると
ころは、円筒管内に、テルミツト剤を装填し、遠
心力場内で該テルミツト剤に着火し、テルミツト
反応を行なわせて、前記円筒管内面にテルミツト
反応により生成された金属及びセラミツク層を被
覆形成する方法において、前記テルミツト剤を装
填する前に、予め円筒管内面にバインダーを介し
て結合したケイ素化合物又は金属化合物粉末の被
膜を形成する点にある。
管内面にテルミツト反応を利用してセラミツクコ
ーテイングする場合、セラミツク層の気孔率の低
下をはじめ、金属層とセラミツク層の分離の促進
及び凝固後のセラミツク表面の平滑化、外観の改
善を目的としている。そして、その特徴とすると
ころは、円筒管内に、テルミツト剤を装填し、遠
心力場内で該テルミツト剤に着火し、テルミツト
反応を行なわせて、前記円筒管内面にテルミツト
反応により生成された金属及びセラミツク層を被
覆形成する方法において、前記テルミツト剤を装
填する前に、予め円筒管内面にバインダーを介し
て結合したケイ素化合物又は金属化合物粉末の被
膜を形成する点にある。
以下本発明について詳述する。
先ず、本発明に使用する円筒管1について述べ
る。前記説明では、この円筒管1として鉄系のも
のについて述べたが、本発明に使用する円筒管1
は鉄系に限らず、テルミツト反応に耐える高融点
の金属、例えば銅、ニツケルなども例示でき、更
にコンクリート、石綿セメントのような無機質系
のものであつてもよい。また、該円筒管1は、予
め作成されたものである必要はなく、通常の遠心
鋳造により形成された円筒管をそのまま引き続い
て使用してもよい。
る。前記説明では、この円筒管1として鉄系のも
のについて述べたが、本発明に使用する円筒管1
は鉄系に限らず、テルミツト反応に耐える高融点
の金属、例えば銅、ニツケルなども例示でき、更
にコンクリート、石綿セメントのような無機質系
のものであつてもよい。また、該円筒管1は、予
め作成されたものである必要はなく、通常の遠心
鋳造により形成された円筒管をそのまま引き続い
て使用してもよい。
次に、前記円筒管1内面に、バインダーを介し
て結合したケイ素化合物の一例としてSiO2粉末
の被膜の形成方法について述べる。該被膜は、
SiO2粉末に無機バインダー(例えば、水ガラス
水溶液)を加えて泥状にした後、これを前記円筒
管1内面に、刷毛やスプレーにより、均一な厚み
有する膜として形成し、しかる後に乾燥固化させ
たものである。第3図は、上記のようにしてバイ
ンダーを介して結合したSiO2粉末の被膜5を有
する円筒管1の横断面を示している。ここで、
SiO2のバインダーとしては、たとえば水ガラス
などが考えられ、粉末に対し、数%〜10数%ぐら
い加えることができる(場合によつては、30%ぐ
らいまで)。SiO2粉末の結合度を増したい場合
は、水ガラスを増量する。また、SiO2粉末の粒
子の大きさは、溶融セラミツクへの溶出の容易さ
から0.1mm以下が好ましく、使用するSiO2粉末の
重量は、使用テルミツト剤の重量の1/20〜1/10程
度とする。
て結合したケイ素化合物の一例としてSiO2粉末
の被膜の形成方法について述べる。該被膜は、
SiO2粉末に無機バインダー(例えば、水ガラス
水溶液)を加えて泥状にした後、これを前記円筒
管1内面に、刷毛やスプレーにより、均一な厚み
有する膜として形成し、しかる後に乾燥固化させ
たものである。第3図は、上記のようにしてバイ
ンダーを介して結合したSiO2粉末の被膜5を有
する円筒管1の横断面を示している。ここで、
SiO2のバインダーとしては、たとえば水ガラス
などが考えられ、粉末に対し、数%〜10数%ぐら
い加えることができる(場合によつては、30%ぐ
らいまで)。SiO2粉末の結合度を増したい場合
は、水ガラスを増量する。また、SiO2粉末の粒
子の大きさは、溶融セラミツクへの溶出の容易さ
から0.1mm以下が好ましく、使用するSiO2粉末の
重量は、使用テルミツト剤の重量の1/20〜1/10程
度とする。
ところで、前記被膜5の生成素材は、SiO2で
あるが、生成素材としては他のケイ素化合物又は
金属酸化物を適用することができる。ここで、他
のケイ素化合物又は金属化合物又とは、セラミツ
クと固溶体を形成し、溶融セラミツクの流動性を
増し、凝固後のセラミツクの性能を向上させる酸
化物を意味し、例えばケイ素化合物として
Si3N4、金属化合物としてTiO2、ZrO2、CuO2、
MgO、BaO、CoO、NiO、MnO、Cr2O3、
Ni2O3、Mn3O4、NaF2、CaF2などを例示でき
る。
あるが、生成素材としては他のケイ素化合物又は
金属酸化物を適用することができる。ここで、他
のケイ素化合物又は金属化合物又とは、セラミツ
クと固溶体を形成し、溶融セラミツクの流動性を
増し、凝固後のセラミツクの性能を向上させる酸
化物を意味し、例えばケイ素化合物として
Si3N4、金属化合物としてTiO2、ZrO2、CuO2、
MgO、BaO、CoO、NiO、MnO、Cr2O3、
Ni2O3、Mn3O4、NaF2、CaF2などを例示でき
る。
以上のようにして、円筒管1内面に、バインダ
ーを介して結合したSiO2粉末の被膜5を形成し
た後、第4図に示すように、該円筒管1を遠心機
金枠6内に挿入し、その両端を中心部に孔8を有
するバンド7,7で固定し、所定の回転に達した
ところで、テルミツト剤散布用の樋9をバンド7
の孔8へ挿入反転し、テルミツト剤2を被膜5が
形成された円筒管1内へ散布する。今、被膜5は
SiO2粉末が比較的強固に係合されているので、
単にSiO2粉末を遠心力で円筒管1内面に付着さ
せた程度のSiO2層に比べて、テルミツト剤2の
散布時に被膜5が破壊されることはなく、テルミ
ツト剤2が直に円筒管1内面に接触する心配がな
い。
ーを介して結合したSiO2粉末の被膜5を形成し
た後、第4図に示すように、該円筒管1を遠心機
金枠6内に挿入し、その両端を中心部に孔8を有
するバンド7,7で固定し、所定の回転に達した
ところで、テルミツト剤散布用の樋9をバンド7
の孔8へ挿入反転し、テルミツト剤2を被膜5が
形成された円筒管1内へ散布する。今、被膜5は
SiO2粉末が比較的強固に係合されているので、
単にSiO2粉末を遠心力で円筒管1内面に付着さ
せた程度のSiO2層に比べて、テルミツト剤2の
散布時に被膜5が破壊されることはなく、テルミ
ツト剤2が直に円筒管1内面に接触する心配がな
い。
次に、前記テルミツト剤2が散布された円筒管
1を更に高速で回転させ所定の回転(通常、
GNoで70〜200)にしたところで、円筒管1中の
テルミツト剤2に着火し、テルミツト反応を起こ
させる。このとき被膜5は、テルミツト反応の高
温により、そのバインダーが解離し、粉末SiO2
層となり、溶融セラミツク中への溶出を容易にす
る。また、前記粉末SiO2層は、テルミツト反応
生成熱の円筒管1への熱伝導を防ぎ、つまり断熱
層として作用し、テルミツト反応による高温状態
を保持し、溶融セラミツク中の気泡の放出や金属
層とセラミツク層の分離を促進する。
1を更に高速で回転させ所定の回転(通常、
GNoで70〜200)にしたところで、円筒管1中の
テルミツト剤2に着火し、テルミツト反応を起こ
させる。このとき被膜5は、テルミツト反応の高
温により、そのバインダーが解離し、粉末SiO2
層となり、溶融セラミツク中への溶出を容易にす
る。また、前記粉末SiO2層は、テルミツト反応
生成熱の円筒管1への熱伝導を防ぎ、つまり断熱
層として作用し、テルミツト反応による高温状態
を保持し、溶融セラミツク中の気泡の放出や金属
層とセラミツク層の分離を促進する。
かくして、テルミツと反応が開始されると、テ
ルミツト剤はその反応生成物たる溶融金属と溶融
セラミツクとに変り、さらにこれらは両者の比重
差に基づき分離される。この頃には、前記粉末状
と化したSiO2は、比重差により溶融アルミナ中
へ溶出し、Al2O3−SiO2系セラミツクを形成す
る。こうして、テルミツト反応が終了し、円筒管
1を金枠6より取り出すと、良質なセラミツク
が、その内面にコーテイングされた複合構造管が
得られる。
ルミツト剤はその反応生成物たる溶融金属と溶融
セラミツクとに変り、さらにこれらは両者の比重
差に基づき分離される。この頃には、前記粉末状
と化したSiO2は、比重差により溶融アルミナ中
へ溶出し、Al2O3−SiO2系セラミツクを形成す
る。こうして、テルミツト反応が終了し、円筒管
1を金枠6より取り出すと、良質なセラミツク
が、その内面にコーテイングされた複合構造管が
得られる。
次に、本発明の実施例、比較例を掲げて説明す
る。
る。
実施例 1
円筒管として、外径101.6mm、厚さ4.2mm、全長
250mmの鋼管を使用し、管内面の錆を落とし磨い
た後、その内面にSiO2150g(粒径約40μm以下)
に水と水ガラス、それぞれ100g、50gを混合し
泥状にしたものを均一な厚みを有するように塗布
し、しかる後に自然乾燥させ、更に加熱乾燥して
水分を完全に除去し、厚みが約1〜2mmの被膜を
得た。
250mmの鋼管を使用し、管内面の錆を落とし磨い
た後、その内面にSiO2150g(粒径約40μm以下)
に水と水ガラス、それぞれ100g、50gを混合し
泥状にしたものを均一な厚みを有するように塗布
し、しかる後に自然乾燥させ、更に加熱乾燥して
水分を完全に除去し、厚みが約1〜2mmの被膜を
得た。
次に、この被膜付の鋼管を遠心機金枠内に挿入
し、その両端をバンドで固定した後、金枠を約
500rpmで回転し、Al−Fe酸化物系テルミツト剤
1500gを管内へ散布した。その後、金枠の回転を
1600rpmに上げたところで、管内テルミツト剤に
着火し、テルミツト反応を起こさせた。反応終了
後充分時間をおき、金枠を冷却させ、遠心機を停
止し金枠より鋼管を取り出し、セラミツク複合管
を得た。
し、その両端をバンドで固定した後、金枠を約
500rpmで回転し、Al−Fe酸化物系テルミツト剤
1500gを管内へ散布した。その後、金枠の回転を
1600rpmに上げたところで、管内テルミツト剤に
着火し、テルミツト反応を起こさせた。反応終了
後充分時間をおき、金枠を冷却させ、遠心機を停
止し金枠より鋼管を取り出し、セラミツク複合管
を得た。
この複合鋼管の横断面を観察すると、鋼管の内
面より約1.5mmの生成鉄を介して、約3.0mmのセラ
ミツク層が形成されており、このセラミツク層は
極めて緻密であり、その表面は平滑であつた。ま
た、金属層とセラミツク層の分離もよく、明瞭に
その区分が判別できた。
面より約1.5mmの生成鉄を介して、約3.0mmのセラ
ミツク層が形成されており、このセラミツク層は
極めて緻密であり、その表面は平滑であつた。ま
た、金属層とセラミツク層の分離もよく、明瞭に
その区分が判別できた。
実施例 2
円筒管として、外系101.6mm、厚さ4.2mm、全長
250mmの鋼管を使用し、内表面の錆を落として磨
いた後、その内面にSiO2約60g(粒径約40μm以
下)に水と水ガラスを、それぞれ40g、20gを混
合し泥状にしたものを均一な厚みを有するように
塗布し、しかる後に自然乾燥させ、更に加熱乾燥
させ水分を完全に除去し、該鋼管の内面に被膜を
形成した。
250mmの鋼管を使用し、内表面の錆を落として磨
いた後、その内面にSiO2約60g(粒径約40μm以
下)に水と水ガラスを、それぞれ40g、20gを混
合し泥状にしたものを均一な厚みを有するように
塗布し、しかる後に自然乾燥させ、更に加熱乾燥
させ水分を完全に除去し、該鋼管の内面に被膜を
形成した。
次に、この被膜付の遠心機金枠内に、厚さ31mm
の黒鉛製円筒を介して挿入し、その両端をバンド
で固定した。黒鉛製円筒を介した理由は、黒鉛の
熱伝導率が、金枠の材料である鋼のそれより大き
く、前記被膜の作用を確認するのに好都合だから
である。ちなみに、黒鉛の熱伝導率は、
0.31cal/cm.sec.℃、鋼のそれは、0.13cal/cm.
sec.℃である。
の黒鉛製円筒を介して挿入し、その両端をバンド
で固定した。黒鉛製円筒を介した理由は、黒鉛の
熱伝導率が、金枠の材料である鋼のそれより大き
く、前記被膜の作用を確認するのに好都合だから
である。ちなみに、黒鉛の熱伝導率は、
0.31cal/cm.sec.℃、鋼のそれは、0.13cal/cm.
sec.℃である。
そして、前記金枠を約500rpmで回転させ、
Fe2O3:Al=699g:236gからなるテルミツト剤
935gを前記鋼管内へ散布した後、回転を
1580rpm(GNOで130)に上げたところで、管内
テルミツト剤に着火し、テルミツト反応を起こさ
せた。反応終了後充分時間をおき、金枠を冷却さ
せ、遠心機を停止し金枠より鋼管を取り出し、セ
ラミツク複合鋼管を得た。
Fe2O3:Al=699g:236gからなるテルミツト剤
935gを前記鋼管内へ散布した後、回転を
1580rpm(GNOで130)に上げたところで、管内
テルミツト剤に着火し、テルミツト反応を起こさ
せた。反応終了後充分時間をおき、金枠を冷却さ
せ、遠心機を停止し金枠より鋼管を取り出し、セ
ラミツク複合鋼管を得た。
この複合鋼管の横断面を観察すると、実施例1
の場合と同様に、金属層とセラミツク層との分離
もよく、そのセラミツク層は非常に緻密なもので
あり、またその表面は、美麗で平滑であつた、ま
た、圧壊強度を調べたところ約2200Kg/cm2であつ
た。
の場合と同様に、金属層とセラミツク層との分離
もよく、そのセラミツク層は非常に緻密なもので
あり、またその表面は、美麗で平滑であつた、ま
た、圧壊強度を調べたところ約2200Kg/cm2であつ
た。
比較例 1
実施例2におけるセラミツク複合構造管の製造
条件において、鋼管内面に被膜を形成する点を被
膜を形成せず、他は同様の条件でセラミツク複合
構造管を製造したところ、金属層とセラミツク層
の分離が悪く、セラミツク表面には凹凸が生じ、
また微粉末状の白色汚れも目立つた。そして圧壊
強度を調べたところ、1900Kg/cm2であり実施例1
の場合より低い値を示した。
条件において、鋼管内面に被膜を形成する点を被
膜を形成せず、他は同様の条件でセラミツク複合
構造管を製造したところ、金属層とセラミツク層
の分離が悪く、セラミツク表面には凹凸が生じ、
また微粉末状の白色汚れも目立つた。そして圧壊
強度を調べたところ、1900Kg/cm2であり実施例1
の場合より低い値を示した。
比較例 2
実施例2におけるセラミツク複合構造管の製造
条件において、鋼管内面に被膜を形成する点を被
膜を形成せず、またテルミツト剤として、実施例
2のものを、これにSiO265gを加えたものとし、
他は同様の条件でセラミツク複合構造管を製造し
たところ、未だ、金属層とセラミツク層分離が十
分でなく、また、セラミツク層表面に気孔が目立
つた。しかし、セラミツク層は全般的に非常に緻
密化されており、圧壊強度は約2480Kg/cm2と比較
的良い値を示した。
条件において、鋼管内面に被膜を形成する点を被
膜を形成せず、またテルミツト剤として、実施例
2のものを、これにSiO265gを加えたものとし、
他は同様の条件でセラミツク複合構造管を製造し
たところ、未だ、金属層とセラミツク層分離が十
分でなく、また、セラミツク層表面に気孔が目立
つた。しかし、セラミツク層は全般的に非常に緻
密化されており、圧壊強度は約2480Kg/cm2と比較
的良い値を示した。
以上のように本発明によると、生成セラミツク
層の品質が他のものに比べて優れたものであるこ
とが判つたが、本発明者等は、更に前記被膜の作
用、つまりセラミツク層を良質化する原因となる
テルミツト反応の高温保持作用を確めるため、放
射温度計を用いて、実施例2、比較例1、比較例
2について、セラミツク生成中の鋼管内の温度状
態を観察した。
層の品質が他のものに比べて優れたものであるこ
とが判つたが、本発明者等は、更に前記被膜の作
用、つまりセラミツク層を良質化する原因となる
テルミツト反応の高温保持作用を確めるため、放
射温度計を用いて、実施例2、比較例1、比較例
2について、セラミツク生成中の鋼管内の温度状
態を観察した。
この観察方法を述べると、第5図に示すように
放射温度計12は、水平に設置された遠心機金枠
6の一方のバンド7から約3m離れた位置に設置
された。そして、バンド7の孔8を通して、水平
方向と約18度の角度を有して、黒鉛製円筒11中
の鋼管10の内面で、鋼管10の末端より約100
mm離れた位置の温度を測定すべく、放射温度計1
2の観測方向が設定され、その放射率は、0.3に
固定された。また、この放射温度計12には、変
換器12及びレコーダ13が接続され、鋼管10
の内面温度が自動的に記録された。
放射温度計12は、水平に設置された遠心機金枠
6の一方のバンド7から約3m離れた位置に設置
された。そして、バンド7の孔8を通して、水平
方向と約18度の角度を有して、黒鉛製円筒11中
の鋼管10の内面で、鋼管10の末端より約100
mm離れた位置の温度を測定すべく、放射温度計1
2の観測方向が設定され、その放射率は、0.3に
固定された。また、この放射温度計12には、変
換器12及びレコーダ13が接続され、鋼管10
の内面温度が自動的に記録された。
上記温度測定の結果を第6図に示す。第6図
は、見かけ温度2000℃を越えてからの経過時間に
伴う見かけの温度を示しており、セラミツクが溶
融状態であると考えられる2000℃以上の高温保持
時間は、実施例2の場合が、9.2秒、比較例1の
場合が6.6秒であり、実施例2の場合、つまり鋼
管9内面に被膜5を形成した場合が、他の場合、
つまり鋼管9内面に被膜5を形成しない場合に比
べて、高温保持時間が非常に長いことが確認され
た。
は、見かけ温度2000℃を越えてからの経過時間に
伴う見かけの温度を示しており、セラミツクが溶
融状態であると考えられる2000℃以上の高温保持
時間は、実施例2の場合が、9.2秒、比較例1の
場合が6.6秒であり、実施例2の場合、つまり鋼
管9内面に被膜5を形成した場合が、他の場合、
つまり鋼管9内面に被膜5を形成しない場合に比
べて、高温保持時間が非常に長いことが確認され
た。
以上述べたように、本発明による複号構造管の
製造方法によれば、気孔率の低い緻密な、また、
金属層との分離が明瞭になされた、表面が平滑で
あり美麗なセラミツク層が、その内面にコーテイ
ングされた品質の優れたセラミツク複合構造管を
得ることができる。
製造方法によれば、気孔率の低い緻密な、また、
金属層との分離が明瞭になされた、表面が平滑で
あり美麗なセラミツク層が、その内面にコーテイ
ングされた品質の優れたセラミツク複合構造管を
得ることができる。
第1図及び第2図は、遠心テルミツト法の製造
工程を示す円筒管の横断面説明図であり、第1図
はテルミツト反応前のテルミツト剤装填状態を、
第2図は、テルミツト反応後における金属層を介
してのセラミツク層の被覆状態を示している。第
3図から第5図は、本発明の実施例を示し、第3
図は、被膜が形成された円筒管の横断面図、第4
図は、被膜が形成された円筒管にテルミツト剤散
布用樋の挿入中の状態説明図、第5図は、テルミ
ツト反応中の円筒管内面の温度を観測している状
態説明図、第6図は、見かけ温度2000℃を越えて
からの経過時間に対するテルミツト反応中の円筒
管内面の温度の関係を示す図である。 1……円筒管、2……テルミツト剤、3……金
属層、4……セラミツク層、5……被膜。
工程を示す円筒管の横断面説明図であり、第1図
はテルミツト反応前のテルミツト剤装填状態を、
第2図は、テルミツト反応後における金属層を介
してのセラミツク層の被覆状態を示している。第
3図から第5図は、本発明の実施例を示し、第3
図は、被膜が形成された円筒管の横断面図、第4
図は、被膜が形成された円筒管にテルミツト剤散
布用樋の挿入中の状態説明図、第5図は、テルミ
ツト反応中の円筒管内面の温度を観測している状
態説明図、第6図は、見かけ温度2000℃を越えて
からの経過時間に対するテルミツト反応中の円筒
管内面の温度の関係を示す図である。 1……円筒管、2……テルミツト剤、3……金
属層、4……セラミツク層、5……被膜。
Claims (1)
- 1 円筒管内に、テルミツト剤を装填し、遠心力
場内で該テルミツト剤に着火し、テルミツト反応
を行なわせて、前記円筒管内面にテルミツト反応
により生成された金属及びセラミツク層を被覆形
成する方法において、前記テルミツト剤を装填す
る前に、予め円筒管内面にバインダーを介して結
合したケイ素化合物又は金属化合物粉末の被膜を
形成することを特徴とする複合構造管の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13730283A JPS6027462A (ja) | 1983-07-26 | 1983-07-26 | 複合構造管の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13730283A JPS6027462A (ja) | 1983-07-26 | 1983-07-26 | 複合構造管の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6027462A JPS6027462A (ja) | 1985-02-12 |
| JPH0328255B2 true JPH0328255B2 (ja) | 1991-04-18 |
Family
ID=15195506
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13730283A Granted JPS6027462A (ja) | 1983-07-26 | 1983-07-26 | 複合構造管の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6027462A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61238976A (ja) * | 1985-04-15 | 1986-10-24 | Agency Of Ind Science & Technol | 金属−セラミツク複合管の製造方法 |
| JPS61238970A (ja) * | 1985-04-15 | 1986-10-24 | Agency Of Ind Science & Technol | 複合管の製造方法 |
| JPS6389677A (ja) * | 1986-10-01 | 1988-04-20 | Agency Of Ind Science & Technol | 厚肉セラミツクコ−テイング方法 |
| JPH06104904B2 (ja) * | 1986-10-03 | 1994-12-21 | 工業技術院長 | 複合構造管の製造方法 |
| JP2717541B2 (ja) * | 1988-04-21 | 1998-02-18 | 株式会社小松製作所 | 金属体上へのセラミック層形成方法 |
-
1983
- 1983-07-26 JP JP13730283A patent/JPS6027462A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6027462A (ja) | 1985-02-12 |
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