JPH0328398A - ステンレス鋼の表面処理法 - Google Patents
ステンレス鋼の表面処理法Info
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- JPH0328398A JPH0328398A JP16336289A JP16336289A JPH0328398A JP H0328398 A JPH0328398 A JP H0328398A JP 16336289 A JP16336289 A JP 16336289A JP 16336289 A JP16336289 A JP 16336289A JP H0328398 A JPH0328398 A JP H0328398A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
く産業上の利用分野〉
本発明は、ステンレス鋼の電気化学的手法による表面酸
化被膜生成方法に係り、殊に必要に応じ有色の被膜を生
成して耐食性の向上の他に、ステンレス鋼面の着色,色
調の調整あるいは疵跡の補修等の改善に資する。
化被膜生成方法に係り、殊に必要に応じ有色の被膜を生
成して耐食性の向上の他に、ステンレス鋼面の着色,色
調の調整あるいは疵跡の補修等の改善に資する。
〈従来の技術〉
従来,ステンレス鋼のスケール除去方法としては、硝酸
,弗酸による酸洗や硫酸ナトリウム等の中性塩電解液中
で電解する方法が実用化されているが、何れの場合にお
いても、脱スケールに伴ってステンレス鋼の表面で脱ク
ロム現象や活性化現象が生じるので、脱スケール後に何
ら処置せずにそのまま放置しておくと、環境次第ではス
テンレス鋼の表面に錆などが発生し易い。
,弗酸による酸洗や硫酸ナトリウム等の中性塩電解液中
で電解する方法が実用化されているが、何れの場合にお
いても、脱スケールに伴ってステンレス鋼の表面で脱ク
ロム現象や活性化現象が生じるので、脱スケール後に何
ら処置せずにそのまま放置しておくと、環境次第ではス
テンレス鋼の表面に錆などが発生し易い。
このため、上記の脱スケール後にステンレス鋼を硝酸液
中に浸漬処理することによりステンレス鋼の表面に不動
態化被膜、即ち酸化被膜を生成させて、その表面を防食
保護している。
中に浸漬処理することによりステンレス鋼の表面に不動
態化被膜、即ち酸化被膜を生成させて、その表面を防食
保護している。
しかしながら、この硝酸による浸漬処理は、温度などの
条件次第では充分な不動態化効果が得られず、また全効
果を強化するためにクロム酸を併用する方法も一部では
採用されているが、浸漬処理後の硝酸廃液が6価クロム
などの公害の原因とならないよう・に、それを完全に処
理するための特別の装置と管理が必要であり、更に作業
環境が低下するという問題点があった。
条件次第では充分な不動態化効果が得られず、また全効
果を強化するためにクロム酸を併用する方法も一部では
採用されているが、浸漬処理後の硝酸廃液が6価クロム
などの公害の原因とならないよう・に、それを完全に処
理するための特別の装置と管理が必要であり、更に作業
環境が低下するという問題点があった。
この問題点を解決するものとして、ステンレス鋼のスケ
ールを除去した後、30〜260g/βの硝酸ナトリウ
ム又は硝酸カリウムの水溶液の中性電解液中で、上記ス
テンレス鋼を陽極とすると共にそれに対向する電極を陰
極として、ステンレス鋼の表面に酸化被膜を生成させ得
る程度の直流電流を流すことにより、上記ステンレス鋼
の表面の電気化学的作用による処理を行うことを特徴と
するステンレス鋼の表面処理方法が特公昭54−337
80号により開示されている。
ールを除去した後、30〜260g/βの硝酸ナトリウ
ム又は硝酸カリウムの水溶液の中性電解液中で、上記ス
テンレス鋼を陽極とすると共にそれに対向する電極を陰
極として、ステンレス鋼の表面に酸化被膜を生成させ得
る程度の直流電流を流すことにより、上記ステンレス鋼
の表面の電気化学的作用による処理を行うことを特徴と
するステンレス鋼の表面処理方法が特公昭54−337
80号により開示されている。
〈発明が解決しようとする課題〉
上記方法によれば、廃液処理のための装置を必要とせず
、また作業環境を低下させることなく、ステンレス鋼の
表面に酸化被膜を生成させて、硝酸で処理した場合と同
等な効果を得ることができ、さらに適正な電位によりス
テンレス鋼の表面を損傷させることなく、また有害な6
価クロムを溶出させることなく、その表面に酸化被膜を
生成させることができ、ステンレス鋼の表面を保護して
、さび等に対する耐食性を著しく向上させる特長はある
ものの、主としてフエライト系( SUS430)ステ
ンレスの表面処理に適するものである旨ち、その出願明
細書中に記述している。
、また作業環境を低下させることなく、ステンレス鋼の
表面に酸化被膜を生成させて、硝酸で処理した場合と同
等な効果を得ることができ、さらに適正な電位によりス
テンレス鋼の表面を損傷させることなく、また有害な6
価クロムを溶出させることなく、その表面に酸化被膜を
生成させることができ、ステンレス鋼の表面を保護して
、さび等に対する耐食性を著しく向上させる特長はある
ものの、主としてフエライト系( SUS430)ステ
ンレスの表面処理に適するものである旨ち、その出願明
細書中に記述している。
しかも、この方法を含め、前述の従来技術共通の欠点は
,生成される酸化被膜が極めて薄く且つ脆弱であって容
易に損傷を受けるので、海塩粒子や鉄粉の付着,酸性雨
,大気汚染等環境次第では、もらい錆の発生や腐食等を
生起する。斯かる事例は枚挙にいとまなく、その不動態
化被膜のみによる耐食性は必ずしも満足できるものでは
なかった。
,生成される酸化被膜が極めて薄く且つ脆弱であって容
易に損傷を受けるので、海塩粒子や鉄粉の付着,酸性雨
,大気汚染等環境次第では、もらい錆の発生や腐食等を
生起する。斯かる事例は枚挙にいとまなく、その不動態
化被膜のみによる耐食性は必ずしも満足できるものでは
なかった。
更に、上記従来法によって生成される酸化被膜の色調は
,外観的には素材の色調と同一であって、全く変化はな
い。このため、前記従来法のいずれもステンレス鋼表面
への着色機能は全く有せず、またその機能を期待したも
のでもない。
,外観的には素材の色調と同一であって、全く変化はな
い。このため、前記従来法のいずれもステンレス鋼表面
への着色機能は全く有せず、またその機能を期待したも
のでもない。
従って、従来法では、ステンレス鋼表面の不動態化処理
と同時に、着色若しくは色調の調整、あるいは光沢のあ
る疵跡を目立たないように公らせる(ダル仕上げ)など
の要求には全く応じられぬ欠点があった。
と同時に、着色若しくは色調の調整、あるいは光沢のあ
る疵跡を目立たないように公らせる(ダル仕上げ)など
の要求には全く応じられぬ欠点があった。
く課題を解決するための手段〉
本発明は、枝上の従来法の欠点に鑑みて、ステンレス鋼
の種類に左程限定されることなく、その表面に極めて耐
食性の高い酸化被膜の生成と、同時に、該被膜による着
色によって、ステンレス鋼表面の色調を任意に調整する
ことを目的とするものであって、その要旨とするところ
は、0.5重量%以上乃至飽和濃度以下の硝酸ナトリウ
ムまたは硝酸カリウムの水溶液を電解液とし、該液を介
して、交流電源の一極に接続された処理すべきステンレ
ス鋼と、これに対抗して配置され、且つ上記電源の他の
一極に接続された黒鉛またはステンレス鋼製の対極との
間に通電して交流電解処理を行うことにより、上記被処
理ステンレス鋼表面に有色の酸化被膜を生成させること
を特徴とするステンレス鋼の表面処理法にある。
の種類に左程限定されることなく、その表面に極めて耐
食性の高い酸化被膜の生成と、同時に、該被膜による着
色によって、ステンレス鋼表面の色調を任意に調整する
ことを目的とするものであって、その要旨とするところ
は、0.5重量%以上乃至飽和濃度以下の硝酸ナトリウ
ムまたは硝酸カリウムの水溶液を電解液とし、該液を介
して、交流電源の一極に接続された処理すべきステンレ
ス鋼と、これに対抗して配置され、且つ上記電源の他の
一極に接続された黒鉛またはステンレス鋼製の対極との
間に通電して交流電解処理を行うことにより、上記被処
理ステンレス鋼表面に有色の酸化被膜を生成させること
を特徴とするステンレス鋼の表面処理法にある。
く作 用〉
ステンレス鋼を陽極とした直流による電解方式において
は、通電処理と共にステンレス鋼表面が不動態化し、そ
れ以上処理を継続しても、既に生成した不動態化被膜が
妨害して、反応が餘り深くは進行しなくなるので、極め
て限定された薄い膜厚の不動態化被膜しか生成されない
が、本発明方法における如く、交流電解方式を採用した
場合、メカニズムの詳細は必ずしも明らかでないが、推
察するに、交流の特性として、理論的にも陽極電解作用
と陰極電解作用とが交互に繰り返されるので、ステンレ
ス鋼表面では、陽極溶解.陽極酸化,不動態化,電解析
出の諸反応が交互に繰り返されるので、多少時間はかか
っても極めて強靭で膜厚の厚い、しかも適宜に着色した
不動態化被膜が形成されるものと思考する。
は、通電処理と共にステンレス鋼表面が不動態化し、そ
れ以上処理を継続しても、既に生成した不動態化被膜が
妨害して、反応が餘り深くは進行しなくなるので、極め
て限定された薄い膜厚の不動態化被膜しか生成されない
が、本発明方法における如く、交流電解方式を採用した
場合、メカニズムの詳細は必ずしも明らかでないが、推
察するに、交流の特性として、理論的にも陽極電解作用
と陰極電解作用とが交互に繰り返されるので、ステンレ
ス鋼表面では、陽極溶解.陽極酸化,不動態化,電解析
出の諸反応が交互に繰り返されるので、多少時間はかか
っても極めて強靭で膜厚の厚い、しかも適宜に着色した
不動態化被膜が形成されるものと思考する。
尚、硝酸ナトリウムまたは硝酸カリウムの水溶が出始め
、飽和濃度に至るまで有効で濃度と共に作用効果が強.
く、また、電解電圧,電流密度を上げる程、不動態化被
膜は、無色から薄灰色,黄色,褐色,黒褐色へと変色す
る。
、飽和濃度に至るまで有効で濃度と共に作用効果が強.
く、また、電解電圧,電流密度を上げる程、不動態化被
膜は、無色から薄灰色,黄色,褐色,黒褐色へと変色す
る。
従って、これら条件を適宜調整管理することによって、
所望の色調の不動態化被膜に形成することが可能である
。本発明は斯かる特性を利用し、ステンレス鋼面の着色
,色調の調整あるいは疵跡の補修(ダル仕上げ)等を簡
単に施工することに成功した。
所望の色調の不動態化被膜に形成することが可能である
。本発明は斯かる特性を利用し、ステンレス鋼面の着色
,色調の調整あるいは疵跡の補修(ダル仕上げ)等を簡
単に施工することに成功した。
尚、本発明方法による電解は、電解槽内に被処理ステン
レス鋼材を浸漬し、黒鉛またはステンレス鋼製の対極と
の間で、電解処理してもよく、また電解槽を使用しない
で、上記対極に織布または不織布からなる滞水性材を被
覆し、これに電解液を含浸させた状態で、被処理ステン
レス鋼材面に押し当て通電して両者間に電解作用を生起
させる所謂摺動方式でも良く、要は処理対象の状況(処
理対象の形状、処理面積の大小など)次第で何れかを選
択採用すればよい。
レス鋼材を浸漬し、黒鉛またはステンレス鋼製の対極と
の間で、電解処理してもよく、また電解槽を使用しない
で、上記対極に織布または不織布からなる滞水性材を被
覆し、これに電解液を含浸させた状態で、被処理ステン
レス鋼材面に押し当て通電して両者間に電解作用を生起
させる所謂摺動方式でも良く、要は処理対象の状況(処
理対象の形状、処理面積の大小など)次第で何れかを選
択採用すればよい。
〈実 施 例〉
第1実施例
被処理材としてSUS304の2B仕上げ材を対象とし
、硝酸ナトリウムの2重量%水溶液を電解液として、交
流電圧10V,電流密度0. 05A/crn”のもと
、上記摺動方式によって30秒間通電処理したところ、
表面には殆んど着色なく、素材と同じ色調光沢であるが
、下記に述べる不動態化度測定装置であるステンチェッ
カー■型(商品名)により測定したところ、初期電位が
0.64Vであり且つ不動態扱いの下限値である0.2
0Vまで低下するまでの維持時間が45秒を示し、充分
強い不動態化被膜が形成されていることが確認された。
、硝酸ナトリウムの2重量%水溶液を電解液として、交
流電圧10V,電流密度0. 05A/crn”のもと
、上記摺動方式によって30秒間通電処理したところ、
表面には殆んど着色なく、素材と同じ色調光沢であるが
、下記に述べる不動態化度測定装置であるステンチェッ
カー■型(商品名)により測定したところ、初期電位が
0.64Vであり且つ不動態扱いの下限値である0.2
0Vまで低下するまでの維持時間が45秒を示し、充分
強い不動態化被膜が形成されていることが確認された。
因みに、比較例として、被処理材として上記実施例と同
一のSUS304材を対象とし、一・般に最も強力な不
動態化手段とされている30%硝酸の水溶液を60℃に
加温し、60分間浸漬して不動態化処理した後、上記ス
テンチェッカーにより測定したところ、初期電位が0.
55Vであり且つ、0.20Vまで低下するまでの維持
時間は20秒しがなく、不動態化状態としては必ずしも
充分満足すべきとは云えない結果を得ている。
一のSUS304材を対象とし、一・般に最も強力な不
動態化手段とされている30%硝酸の水溶液を60℃に
加温し、60分間浸漬して不動態化処理した後、上記ス
テンチェッカーにより測定したところ、初期電位が0.
55Vであり且つ、0.20Vまで低下するまでの維持
時間は20秒しがなく、不動態化状態としては必ずしも
充分満足すべきとは云えない結果を得ている。
同様に、常温の硝酸30%水溶液中に60分間浸漬した
ものと、硝酸lO%水溶液を60℃に加温し、30分間
浸漬したものとを、夫々上記ステンチェッカーで測定し
たところ、初期電位は夫々0.43V,0.51Vで、
0.20Vまでの維持時間は夫々13秒. 18秒を示
し、これらの数値から判断すると不動態化度は2例とも
不充分と判定される。
ものと、硝酸lO%水溶液を60℃に加温し、30分間
浸漬したものとを、夫々上記ステンチェッカーで測定し
たところ、初期電位は夫々0.43V,0.51Vで、
0.20Vまでの維持時間は夫々13秒. 18秒を示
し、これらの数値から判断すると不動態化度は2例とも
不充分と判定される。
更に、特公昭54〜33780に開示された方法に準拠
し、20℃に加温した硝酸ナトリウムの10%水溶液を
電解液とし、直流にて被処理ステンレス鋼材(SUS4
301 を陽極として60秒間電解処理した後、上記ス
テンチェッカーで測定したところ、初期電位が0.58
Vで維持時間が33秒であったが, SUS304材に
ついてはそれ以下の不動態化効果しか得られなかった。
し、20℃に加温した硝酸ナトリウムの10%水溶液を
電解液とし、直流にて被処理ステンレス鋼材(SUS4
301 を陽極として60秒間電解処理した後、上記ス
テンチェッカーで測定したところ、初期電位が0.58
Vで維持時間が33秒であったが, SUS304材に
ついてはそれ以下の不動態化効果しか得られなかった。
第2実施例
硝酸ナトリウム3%水溶液を電解液として、交流電圧1
5v,電流密度0. IA/cm”の電解条件のもとに
、パフ研磨仕上げのSUS304を被処理材とし10秒
間摺動方式で電解処理したところ、研磨面の光沢が消え
てダル仕上げ(つや消し仕上げ)ができた。この不動態
化度をステンチェッカーで訓定したところ、初期電位が
0.75V,維持時間がl分20秒と極めて強度の不動
態化被膜が形成されたことを確認した. 第3実施例 硝酸ナトリウム5%の水溶液を電解液とし、交流電圧1
5V,電流密度0.2A/cm″の電解条件のもとに,
被処理材として2B仕上げのSUS304材を30秒開
摺動方式で電解処理したところ、処理表面が黄褐色に着
色した。次いで、ステンチェッカーにより不動態化度を
測定したところ、初期電位がo,77V,維持時間が5
分以上(5分経過で測定を中止した)と、本発明方法に
よる不動態化被膜の形成は、前記何れの比較例に比べて
も遥かに不動態化被膜が強靭でしかも厚く極めて耐食性
に優れていることが判明した。
5v,電流密度0. IA/cm”の電解条件のもとに
、パフ研磨仕上げのSUS304を被処理材とし10秒
間摺動方式で電解処理したところ、研磨面の光沢が消え
てダル仕上げ(つや消し仕上げ)ができた。この不動態
化度をステンチェッカーで訓定したところ、初期電位が
0.75V,維持時間がl分20秒と極めて強度の不動
態化被膜が形成されたことを確認した. 第3実施例 硝酸ナトリウム5%の水溶液を電解液とし、交流電圧1
5V,電流密度0.2A/cm″の電解条件のもとに,
被処理材として2B仕上げのSUS304材を30秒開
摺動方式で電解処理したところ、処理表面が黄褐色に着
色した。次いで、ステンチェッカーにより不動態化度を
測定したところ、初期電位がo,77V,維持時間が5
分以上(5分経過で測定を中止した)と、本発明方法に
よる不動態化被膜の形成は、前記何れの比較例に比べて
も遥かに不動態化被膜が強靭でしかも厚く極めて耐食性
に優れていることが判明した。
尚、電解液として、硝酸ナトリウムに代えて、硝酸カリ
ウムを採用したが、その効果は殆んど前者と変らない。
ウムを採用したが、その効果は殆んど前者と変らない。
さて、前記した、ステンチェッカーとは、本発明者が、
特願昭60−93352号で開示した、金属の不動態化
効果の簡易測定法に基づいて商品化したステンレス鋼の
不動態化度の測定装置であって、その測定法の原理は、
被検体と同一組成の試料を活性化状態にして標準試料と
し、これと被検体との間に規定濃度の硫酸を介して電池
を形成させ、その間に生じる起電力の大小と該電位の維
持時間とを測定することにより不動態化の状態を判定す
るもので、JISに準拠したlNft酸溶液中における
自然発生電位測定法により、電位が高い程不動態化被膜
が強くて厚いことを示し、また該被膜は硫酸溶液により
溶解され、電位も次第に低下するが、下記0.2vまで
の維持時間が長い程耐食性が大きいことを示す。一般に
不動態化の電位は下限が0. 2V,上限がl.OV程
度と云われており、0.2V以上の場合を不動態扱いと
し、以下の場合を活性態扱いとすることが定説となって
いる。尚、以上の測定結果は一般に簡便法として認めら
れている塩化第二鉄,塩化ナトリウム,塩酸及び蒸留水
の混合液を滴下し、そのスポット反応の有無により、不
動態化が不完全な場合には鉄との置換反応によって白色
のスポット反応が表われ、完全な場合にはスポット反応
は表われないという試験方法による判定結果ともよく一
致した。
特願昭60−93352号で開示した、金属の不動態化
効果の簡易測定法に基づいて商品化したステンレス鋼の
不動態化度の測定装置であって、その測定法の原理は、
被検体と同一組成の試料を活性化状態にして標準試料と
し、これと被検体との間に規定濃度の硫酸を介して電池
を形成させ、その間に生じる起電力の大小と該電位の維
持時間とを測定することにより不動態化の状態を判定す
るもので、JISに準拠したlNft酸溶液中における
自然発生電位測定法により、電位が高い程不動態化被膜
が強くて厚いことを示し、また該被膜は硫酸溶液により
溶解され、電位も次第に低下するが、下記0.2vまで
の維持時間が長い程耐食性が大きいことを示す。一般に
不動態化の電位は下限が0. 2V,上限がl.OV程
度と云われており、0.2V以上の場合を不動態扱いと
し、以下の場合を活性態扱いとすることが定説となって
いる。尚、以上の測定結果は一般に簡便法として認めら
れている塩化第二鉄,塩化ナトリウム,塩酸及び蒸留水
の混合液を滴下し、そのスポット反応の有無により、不
動態化が不完全な場合には鉄との置換反応によって白色
のスポット反応が表われ、完全な場合にはスポット反応
は表われないという試験方法による判定結果ともよく一
致した。
く発明の効果〉
以上の説明により明らかな如く、本発明方法によれば、
従来の不動態化処理法に依っては達成できなかった極め
て強靭な不動態化被膜(酸化被膜)の形成に成功し、併
せて当該被膜の色調を無色から薄灰色,黄色,褐色,黒
褐色へと無段階に着色することを可能としたもので、ス
テンレス鋼表面の着色、色調の調整あるいは疵跡の補修
処理に有効な手法を提供し得て、この種産業上極めて有
益である。
従来の不動態化処理法に依っては達成できなかった極め
て強靭な不動態化被膜(酸化被膜)の形成に成功し、併
せて当該被膜の色調を無色から薄灰色,黄色,褐色,黒
褐色へと無段階に着色することを可能としたもので、ス
テンレス鋼表面の着色、色調の調整あるいは疵跡の補修
処理に有効な手法を提供し得て、この種産業上極めて有
益である。
Claims (1)
- 1.0.5重量%以上乃至飽和濃度以下の硝酸ナトリウ
ムまたは硝酸カリウムの水溶液を電解液とし、該液を介
して、交流電源の一極に接続された処理すべきステンレ
ス鋼と、これに対抗して配置され且つ上記電源の他の一
極に接続された黒鉛またはステンレス鋼製の対極との間
に通電して交流電解処理を行うことにより、上記被処理
ステンレス鋼表面に有色の酸化被膜を生成させることを
特徴とするステンレス鋼の表面処理法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1163362A JPH089798B2 (ja) | 1989-06-26 | 1989-06-26 | ステンレス鋼の表面処理法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1163362A JPH089798B2 (ja) | 1989-06-26 | 1989-06-26 | ステンレス鋼の表面処理法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0328398A true JPH0328398A (ja) | 1991-02-06 |
| JPH089798B2 JPH089798B2 (ja) | 1996-01-31 |
Family
ID=15772439
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1163362A Expired - Fee Related JPH089798B2 (ja) | 1989-06-26 | 1989-06-26 | ステンレス鋼の表面処理法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH089798B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003082495A (ja) * | 2001-09-12 | 2003-03-19 | Chemical Yamamoto:Kk | 含弗素乃至含弗素・酸素系被膜層を形成させたステンレス鋼とその製造方法 |
| CN102321907A (zh) * | 2011-06-23 | 2012-01-18 | 兰州理工大学 | 一种钢铁表面复合膜层的制备方法及其溶液配方 |
| CN102321903A (zh) * | 2011-06-23 | 2012-01-18 | 兰州理工大学 | 一种金属材料表面复合膜层的制备方法及其溶液组成 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61281898A (ja) * | 1985-06-07 | 1986-12-12 | Chem Yamamoto:Kk | ステンレス鋼の不働態化処理方法 |
| JPS6350498A (ja) * | 1986-08-21 | 1988-03-03 | Nippon Stainless Steel Co Ltd | ステンレス鋼の耐食性改善方法 |
-
1989
- 1989-06-26 JP JP1163362A patent/JPH089798B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61281898A (ja) * | 1985-06-07 | 1986-12-12 | Chem Yamamoto:Kk | ステンレス鋼の不働態化処理方法 |
| JPS6350498A (ja) * | 1986-08-21 | 1988-03-03 | Nippon Stainless Steel Co Ltd | ステンレス鋼の耐食性改善方法 |
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| JP2003082495A (ja) * | 2001-09-12 | 2003-03-19 | Chemical Yamamoto:Kk | 含弗素乃至含弗素・酸素系被膜層を形成させたステンレス鋼とその製造方法 |
| CN102321907A (zh) * | 2011-06-23 | 2012-01-18 | 兰州理工大学 | 一种钢铁表面复合膜层的制备方法及其溶液配方 |
| CN102321903A (zh) * | 2011-06-23 | 2012-01-18 | 兰州理工大学 | 一种金属材料表面复合膜层的制备方法及其溶液组成 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH089798B2 (ja) | 1996-01-31 |
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