JPH03284354A - 炭化水素油用水素化処理触媒組成物ならびにそれを用いる水素化処理方法 - Google Patents

炭化水素油用水素化処理触媒組成物ならびにそれを用いる水素化処理方法

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JPH03284354A
JPH03284354A JP2085967A JP8596790A JPH03284354A JP H03284354 A JPH03284354 A JP H03284354A JP 2085967 A JP2085967 A JP 2085967A JP 8596790 A JP8596790 A JP 8596790A JP H03284354 A JPH03284354 A JP H03284354A
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    • C10G45/00Refining of hydrocarbon oils using hydrogen or hydrogen-generating compounds
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    • C10G45/12Refining of hydrocarbon oils using hydrogen or hydrogen-generating compounds to eliminate hetero atoms without changing the skeleton of the hydrocarbon involved and without cracking into lower boiling hydrocarbons; Hydrofinishing characterised by the catalyst used containing crystalline alumino-silicates, e.g. molecular sieves

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、炭化水素油の水素化処理に使用される触媒の
組成物、詳しくは粒径と粒径分布の特定されたゼオライ
トと特有の細孔分布を有するアルミナ又はアルミナ含有
物等の混合物を担体とし、これに活性金属を分散性よく
担持させた高活性の水素化処理触媒組成物及び該触媒組
成物を使用する水素化処理方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、一般に、炭化水素油の水素化処理方法においては
、耐火性酸化物担体に周期律表第6B族及び周期律表第
8族の群から選択される1種又は2種以上の金属を担持
させた触媒が使用されている。
例えば、アルミナに担持させたコバルト−モリブデン系
又はニッケルーモリブデン系等の水素化処理用触媒が広
く使用されており、これにより脱硫、脱窒素、脱金属、
脱アスファルテン及び水素化分解等が種々の目的に応じ
て実施されている。
このような水素化処理用触媒に要求される性能は、高活
性で、かつその性能がいかに長期間維持できるかという
ことである。
そのためには、第1に、活性金属を担体上にいかに多量
に、しかも高度に分散させた状態で担持させるかにあり
、第2に、原料炭化水素油中に含まれる金属、アスファ
ルトン、硫黄及び窒素分というの巨大分子構造を有する
触媒毒に対するガード機能をいかに保持させるかにある
上記第1の対策としては、真い比表面積を有する担体を
使用すること、第2の対策としては、触媒の細孔分布を
制御し、(1)小さくして、スルーさせる、(2)マク
ロボアーを付与し、触媒内部への拡散性をアップするこ
と等が提案され、また−般に実施されているのが現状で
ある。
更に、近年、水素化精製プロセス、特にアスファルトを
含有する残渣油を処理する水素化精製プロセスの場合、
原料油は重質化しているが、需要は軽質化や高品位化の
要請が益々強まる傾向にあり、水素化脱硫触媒として、
脱硫と同時に原料油を分解する触媒、あるいは脱窒素率
が高い触媒が求められるようになって来ている。
ここで、脱硫と分解の反応性を比較した場合、一般に分
解反応は進行しにくく、かつ同一活性点上で水素化脱硫
反応と水素化分解反応が競争的に進行しているため、脱
硫活性と分解活性の相対反応活性比は、種々の反応温度
領域でほぼ一定値を示す。
すなわち、比較的苛酷度の高い脱硫率90%で一定とす
るような運転下では、分解率もほぼ一定値を示し、それ
以上の分解活性を望むことはできない。
そこで、その対策として、脱硫活性はないが、分解活性
能を発揮するシリカ、チタニア等の酸性質を添加するこ
とによって、同−脱硫率において、酸量が増加した分、
分解活性の向上を図るといった触媒が捉供されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、従来捉供されている触媒には、次のような問
題がある。
触媒の物性として、高表面積を得るために平均細孔径を
小さくすることは、活性金属の分散性を高めるという点
では良い。しかし、触媒毒たる巨大分子の金属成分等に
より、小さい細孔は容易に閉塞されてしまう。
逆に、平均細孔径を大きくすると、細孔内部まで金属の
蓄積が可能となるという点で好ましい。
しかし、表面積は小さくなり、活性金属の分散性は劣る
このように、活性と寿命に対し、いかなる平均細孔径の
ものとするかは、極めて難しい問題である。
一方、分解反応を伴う水素化処理を指向する時の対応策
としては、従来技術で述べたように、シリカ、チタニア
等の酸性質の添加が挙げられる。
しかし、−JIGに、アルミナと混合して酸性点を形成
するような金属酸化物は、アルミナに比べM。
金属との親和性が弱いため、酸性質添加量が増加するに
伴い、Mo金属の分散性は低下し、延いては触媒の脱硫
性能を低下させるという欠点を有している。
また、酸性点を形成する金属酸化物を添加しても、特に
原料油が幅広い沸点留分や分子量の大きな重質油成分で
構成されているような場合、例えば常圧残油(AR)を
処理するような場合には、分解による軽質化あるいは白
油化の要望を満足することは極めて困難という問題があ
る。
常圧残油(AR)中には減圧残油(VR)留分が組成的
に50%強含有されており、この留分はMo金属上ある
いは酸性点上で水素化分解及び酸的分解反応が進行し、
重質分は逐次的に分解され、軽質化が進行する。
しかし、その場合になされる分解反応は、LGO留分は
どには軽質化は容易に進まず、分解されても大部分は一
次生成物のvGO留分程度に止まる。例えば、減圧残油
を処理する場合は、殆ど■GO留分までの分解生成物に
止まる。このことは、−炭水素化分解されたもの(−次
生成物)は、それ以降極端にその反応性が低下すること
を意味しており、重質油から選択的に所望の軽質留分の
得率を期待することは、従来の触媒では非常に困難とな
っている。
本発明が解決しようとする課題は、脱硫活性に優れ、か
つ分解活性も高い、すなわち脱硫1分解の両atを併せ
持つ水素化処理用触媒を開発することにある。
更に詳しくは、第1に、活性金属の分散性を高めるのに
充分でかつ最適な平均細孔径や細孔分布を見い出すこと
にある。第2に、活性金属の分散性を低下させずに、触
媒上にいかに酸性点を付与し、かつ−炭水素化されたも
のを更に選択的に分解し、有効に軽質留分を得るという
機能を付与するかにある。
更なる課題としては、勿論、上記の触媒に経済面からよ
り長寿命を付与すること、高度な活性を付与することに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本尭明者等は、上記課題を解決するために、鋭意研究を
重ねた結果、特定の平均細孔径と細孔分布を持つアルミ
ナあるいはアルミナ含有担体の一部に酸性質を有し、か
つ特定の粒子径と粒子分布を有するゼオライトを特定量
用いることが上記課題を解決するために有効であること
、更にこの触媒を使用するに際しては、2以上の反応領
域からなる水素化処理方法において、第二反応領域以降
で使用すれば、その活性が安定に長期間維持し得ること
を見い出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、 (1)担体としてゼオライトを2〜35重量%、アルミ
ナ又はアルミナ含有物を65〜98重量%有し、該担体
上に少なくとも1種の周期律表第6B族金属又は周期律
表第8族金属の水素化活性金属成分を担持させてなり、 (A)上記アルミナ又はアルミナ含有物の特性が、■平
均細孔直径が60〜125人。
■平均細孔直径の±10人の直径を有する細孔容積がア
ルミナ又はアルミナ含有物の全細孔容積の70〜98%
、 (B)上記ゼオライトの特性が、 ■平均粒子径が6μm以下。
■粒子径6μm以下のものがゼオライト全粒子の70〜
98%、 (C)上記周期律表第6B族金属が酸化物として触媒に
対し2〜30重量%、周期律表第8族金属が酸化物とし
て触媒に対し0.5〜20重量%、であることを特徴と
する炭化水素油用水素化処理触媒組成物、及び、 (2)2以上の反応領域からなる炭化水素油の水素化処
理方法において、第二反応領域以降の反応領域において
、上記の触媒組成物を使用することを特徴とする炭化水
素油の水素化処理方法を要旨とする。
本発明触媒の担体の一部であるゼオライトは、天然のも
のでも合成されたものでもよく、その例としては、フォ
ージャサイトY型ゼオライト、フォージャサイトY型ゼ
オライト(以下、「Yゼオライト−1という)、チャバ
サイト型ゼオライト、モルデナイト型ゼオライト、有機
カチオンを含む所謂ZSM系ゼオライト(ZSM系ゼオ
ライトとしては、ZSM−4,ZSM−5,ZSM−8
゜ZSM−11,ZSM−12,ZSM−20,ZSM
−21,ZSM−23,ZSM−34,ZSM−35,
ZSM−38,ZSM−43等がある)等が挙げられ、
特に、Yゼオライト、安定化YゼオライトあるいはZS
M−5等が好ましい。
ゼオライト中のケイ素元素対アルミニウム元素の原子数
比Si/Anは、約1以上のものが好ましい。
ゼオライトのカチオン種は、アンモニウムあるいは水素
型のもの、及びゼオライトの酸性質を制御するため、こ
れらをアルカリ土類金属イオン、希土類金属イオン、第
8族の貴金属イオンの多価金属イオン、例えば、マグネ
シウム、ランタン、白金、ルテニウム、パラジウム等の
金属イオンでイオン交換したものが好ましい。
ゼオライト中のナトリウムのようなアルカリ金属イオン
は、含有量が多いと触媒活性を低下させてしまうので、
通常はゼオライトに対し約0.5重量%以下にすること
が好はしい。
上記のYゼオライトあるいは安定化Yゼオライトは、公
知のものを用いることができる。
Yゼオライトは、天然のフォージャサイトと基本的には
同一の結晶構造を有し、酸化物として表わすと、下記の
組成式のように表現し得る。
0.7〜1.IRzz−0・A l z O3・3〜5
 S i Oz・7〜9H20(式中、RばNa、  
K、その他のアルカリ金属イオン又はアルカリ土類金属
イオンであり、mはその原子価である。) 安定化Yゼオライトは、例えば、米国特許第3゜293
.192号、同第3.402,996号に記載されてい
るものが好ましく使用される。
安定化Yゼオライトは、高温での水蒸気処理を数回行う
ことにより、結晶度の劣化に対し著しい耐性を示す。
安定化Yゼオライトは、R2/−0の含量が約4重量%
以下、好ましくは約1重量%以下で、単位格子寸法が約
24.5人である。
安定化Yゼオライトは、S i / A iの原子比が
約3〜7あるいはそれ以上であることを特徴とするYゼ
オライトのことを意味する。
これらYゼオライトあるいは安定化Yゼオライトは、ア
ルカリ金属又はアルカリ土類金属の酸化物が多い場合は
、イオン交換を行ってこれら望ましくないアルカリ金属
又はアルカリ土類金属の酸化物を除去して用いる。
ZSM−5は、米国特許第3,894,106号、同第
3.894,107号、同第3,928゜483号、英
国特許筒1.402.981号、特公昭55−6752
2号に記載された合成法により得られるものが好ましく
使用される。
これらのゼオライトは、平均粒子径が約6μm以下、好
ましくは約5μm以下のものであり、更に好ましくは4
.5μm以下のものである。
また、このゼオライトは、粒子径6μm以下のもがゼオ
ライト全粒子に対して占める割合が、約70〜98%、
好ましくは約75〜98%、更に好ましくは約80〜9
8%のものである。
平均粒子径が大き過ぎたり、その大きな粒子径の含有量
が多かったりすると、担体調製過程で、そのアルミナと
ゼオライトの吸着水量や結晶性の違いから、加熱焼成時
にアルミナとゼオライトの収縮率が異なり、新たに担体
の細孔として比較的大きなメゾあるいはマクロボアーが
生しる。これらの大きな細孔は、表面積を低下させるば
かりでなく、残油を処理するような場合には触媒毒とな
るメタル成分の内部拡散を容易ならしめ、延いては脱硫
、脱窒素及び分解活性を低下させることとなる。
なお、本発明におけるゼオライトの粒子径は、電子顕微
鏡写真にて測定した。
担体中、ゼオライトの占める割合は、約2〜35重量%
、好ましくは約5〜30重量%、更に好ましくは約7〜
25重量%である。ゼオライトの占める割合が少な過ぎ
ると、触媒の酸量が少なくなり、分解活性及び活性金属
の分散性が充分でなくなり、逆に占める割合が多過ぎる
と、水素化脱硫反応が充分でなくなる。
担体の一部であるアルミナとしては、γ−アルミナ、χ
−アルミナ、又はη−アルミナのいずれか1種又はこれ
らの混合体が好適である。
また、アルミナ含有物とは、アルミナの他に担体物質を
配合することにより得られる組成物をいい、例えば、シ
リカ、マグネシア、酸化カルシウム、ジルコニア、チタ
ニ乙ボリア、ハフニア等のアルミナ以外の耐火性無機酸
化物の1種又は2種以上をアルミナに配合することがで
きる。
このアルミナ又はアルミナ含有物は、水銀圧入法により
測定した平均細孔直径が約60〜125人、好ましくは
65〜110人、更に好ましくは70〜100人であり
、平均細孔径の±10人の細孔径のものがアルミナ又は
アルミナ含有物全容積の約70〜98%、好ましくは約
80〜98%、更に好ましくは85〜98%である。
このような平均細孔径や細孔分布が炭化水素油の水素化
処理、特に水素化脱硫における活性及び活性の維持に顕
著な効果を示すことの理由については明らかでないが、
原料油中のアスファルト。
レジン分及び金属含有化合物等の触媒毒が、触媒表面に
付着した際に、細孔径が小さ過ぎると細孔は閉塞され、
触媒の活性点は完全に隔離される。
これに対し、細孔径を上記のような特定範囲で大きくし
、かつ上記のようなシャープな細孔分布としておくこと
により、上記の触媒毒は触媒表面に付着はするが、細孔
を完全に閉塞せず、次に触媒上に到達する炭化水素分子
及び硫黄分を活性点に接近させることができ、従って高
性能を発揮するものと推定することができる。
担体中アルミナ又はアルミナ含有物の占める割合は、約
65〜98重量%、好ましくは約70〜95重量%、更
に好ましくは約75〜93重量%である。割合が少な過
ぎると、成型しにくく、脱硫活性も悪くなる。
本発明におけるアルミナ又はアルミナ含有物の「全細孔
容積」とは、実在する細孔の容積を全部測定することは
不可能であるので、水銀ポロシメータによる4225K
g/cm”G (60000psig)での水銀吸収量
をもって全細孔容積とみなしたものをいう。
また、本発明におけるアルミナ又はアルミナ含有物の「
平均細孔直径」の値は、水銀ポロシメータの圧力と触媒
による水銀の吸収量との関係を0〜4225Kg/cm
”−Gについて求め、4225Kg/cm”−Gにおけ
る吸収量の1/2の吸収量を示した時の圧力から平均細
孔直径を求めたものである。なお、本発明では、水銀の
接触角は130°、表面張力は470dyne/cmと
して求めた。水銀ポロシメータの圧力とそれに対する細
孔径との関係は、既に知られている。
次に、本発明触媒の調製方法について述べる。
先ず、乾燥アルミナ又はアルミナ含有物ゲルを調製する
(第1工程)。
使用する原料としては、水溶性化合物、例えば水溶性酸
性アルミニウム化合物又は水溶性アルカリ性アルミニウ
ム化合物、具体的には、アルミニウムの硫酸塩、塩化物
、硝酸塩、アルカリ金属アルミン酸塩、アルミニウムア
ルコキシド、その他の無機塩及び有機塩が使用できる。
また、アルミニウム以外の金属成分の水溶性化合物を、
上記のような原料溶液中に加えてもよい、具体的形態で
示せば、酸性アルミニウム水溶液(濃度的0. 3〜2
モル)及びアルミン酸アルカリ溶液に水酸化アルカリ溶
液を添加し、pH約6.0〜11.0、・好ましくは約
8.0〜10.5の範囲でヒドロゲル又はヒドロシルを
生成させるか、あるいはアンモニア水、硝酸又は酢酸等
を適宜添加し、pHを調整しながら、この懸濁液を約5
0〜90℃に加熱して少なくとも2時間保持する。次い
で、沈澱をフィルターで日別し、炭酸アンモニウム及び
水で洗浄して不純物イオンを除去する。
ここで述べるアルミナゲルの調製は、アルミナ又はアル
ミナ含有物が水素化処理用触媒として必要な平均細孔径
、及び細孔分布を得るように、アルミナあるいはアルミ
ナ含有物の水和物の沈澱及び熟成における温度、時間等
の調製条件を調整しながら、行う。
次いで、ゼオライトを調製する(第2工程)。
ゼオライトは、市販品あるいは公知の方法にて調製され
る。
市販品については粒子径が大きいような場合、摺りつぶ
して用いることができる。公知方法にて調製する場合に
は、調製後、結合剤を用いない限り、本発明の範囲に含
まれるものが多い。
この後、上記第1工程で得られたアルミナ又はアルミナ
含有物とゼオライトを混合して担体を調製する(第3工
程)。
この混合方法は特に規定するものではなく、アルミナ又
はアルミナ含有物ゲルを調製する時にゼオライトを混入
する方法(湿式法)、乾燥アルミナゲルとゼオライト粉
末を混練する方法(乾式法)、ゼオライトをアルミナ化
合物の溶液に浸漬した後に、塩基性物質を適量添加して
アルミナゲル又はアルミナ含有物ゲルをゼオライト上に
沈着させる方法等を使用することができる。
例えば、乾式法では、アルミナ又はアルミナ含有物とゼ
オライトの混合物をニーダ−で混練する。
その際に、成型可能な含水量になるまで適宜水分量を調
節する。次に押し出し成型機にて所望の形状に成型する
。成型は、所望の平均細孔径と細孔分布を得るため、成
型圧力を調整しつつ行う。成型物は、約100〜140
℃で数時間乾燥し、更に約200〜700℃で数時間焼
成して担体に仕上げる。
このようにして成型した担体に、水素化活性金属成分を
担持させる(第4工程)。
水素化活性金属成分を担体に担持させる方法は、特に規
定するもほのではなく、種々の方法が採用される0例え
ば、含浸方法においても、水素化活性金属成分を溶解し
た溶液を担体粒子上に噴霧する噴霧含浸法、比較的大量
の含浸溶液中に浸漬する浸漬含浸方法、繰り返し接触さ
せる多段含浸法が挙げられる。
また、水素化活性金属成分を2種以上用いる場合、周期
律表第6B族と第8族の担持順位は、どちらが先でもよ
いし、また同時でもよい。
担持させる周期律表第6B族金属は、クロムモリブデン
、タングステン等の第6B族金属の群から選ばれる1種
又は2種以上が選択して使用される。好ましくは、モリ
ブデン又はタングステンの単独又は両者の組合せである
。また、所望に応じて、第3の金属を添加することも可
能である。
また、担持させる周期律表第8族金属は、鉄。
コバルトニッケル、パラジウム、白金、オスミウム、イ
リジウム、ルテニウム、ロジウム等の第8族金属の群か
ら選ばれる1種又は2種以上が選択して使用される。好
ましくは、ニッケル又はコバルトの単独又は両者の組合
せである。
上記第6B族及び第8族の水素化活性金属成分は、酸化
物及び/又は硫化物として担持させることが好適である
このような水素化活性金属成分の担持量は、酸化物とし
て触媒基準で、第6B族金属は約2〜30重量%、好ま
しくは約7〜25重量%、より好ましくは約10〜20
重量%であり、第8族金属は約0.5〜20重置%、好
ましくは約1〜12重量%、より好ましくは約2〜8重
量%である。
第6B族金属が2重量%未満では好ましい活性が得られ
ず、また30重量%を超えると分散性が低下すると同時
に、第8族金属の助触媒効果が発揮されない。
一方、第8族金属が0.5重量%未満であると充分な効
果が得られず、また20重量%を超えると担体と結合し
ない遊離の水素化活性金属成分が増加する。
水素化活性金属成分を担持した担体は、含浸溶液から分
離した後、水洗、乾燥及び焼成を行う。
乾燥及び焼成条件は、上記した担体の場合の条件と同一
でよい。
また、本発明の触媒は、上記の他に、比表面積が約20
0〜400m”/g、全細孔容積的が約0.4〜0.9
m/!/g、かさ密度が約0.5〜1.0g/mj!、
側面破壊強度が約0.8〜3゜5Kg/mmであって、
炭化水素油の良好な水素化処理用触媒を実現する。
以上詳述した本発明触媒の物性を第1表に示す。
上述の本発明触媒は、活性劣化が小さく、苛酷度の低い
反応条件、特に、低反応圧においても高い脱硫率を達成
することができる。
本発明触媒は、水素化処理を行うにあたり、固定床、流
動床又は移動床のいずれの形式でも使用できるが、装置
面又は繰作上からは固定床反応塔を使用することが好ま
しい。
また、本発明の水素化処理方法において、例えば2基以
上の複数の反応塔を結合して複数の反応領域で水素化処
理を行うに際し、上述した本発明触媒を、第2基目の反
応塔以降の反応領域で使用することにより、高度の脱硫
率を達成する。
特に、アスファルト等を含む重質油を処理する際に、金
属の除去を目的とする前処理触媒(第1水素化処理用触
媒)を前段(第1段)の反応領域で使用し、本発明触媒
を第2段以降の反応領域で使用することにより、長時間
に渡って高い脱硫率及びLGO以下の留分の分解率を高
度に維持するこができる。
本発明触媒は、本発明方法に使用するに先立ち、予備硫
化を行うことが好ましい、予備硫化は、反応塔のその場
において行うことができる。すなわち、本発明触媒を、
合鏡炭化水素油(例えば、合鏡留出油)と、温度約15
0〜400℃、圧力(全圧)約15〜150 K g 
/ c m−液空間速度的0.3〜B、0Hr−’で、
約50〜15001/12の水素含有ガスの存在下にお
いて接触させ、この処理の終了後、上記の合鏡留出油を
原料油(合鏡炭化水素油)に切替え、該原料油の脱硫に
適当な運転条件に設定して、運転を開始する。
本発明触媒の硫化処理の方法としては、上記のような方
法の他に、硫化水素、その他の硫黄化合物を直接触媒と
接触させるか、あるいはこれらの硫黄化合物を適当な留
出物に添加したものを触媒と接触させる方法等も適用で
きる。
本発明における炭化水素油とは、原油の常圧蒸留あるい
は減圧蒸留で得られる軽質留分や常圧蒸留残渣及び減圧
蒸留残渣を意味し、勿論、コーカー軽油、溶剤脱瀝油、
タールサンド油、シエールオイル1石炭液化油を包含す
るものである。
また、本発明方法における水素化処理条件は、原料油の
種類、脱硫率等により適宜選択することができるが、温
度約320〜450℃、圧力約15〜200Kg/cm
”、水素含有ガス比的50〜1500f#!、液空間速
度約0.1〜15Hr−’とすることが好ましい。なお
、水素含有ガス中の水素濃度は、約60〜1oo%の範
囲が好ましい。
C作用〕 本発明触媒では、担体がゼオライト及びアルミナ又はア
ルミナ含有物で構成されているため、ゼオライトの主要
構成元素であるシリカ原子と酸素原子がアルミナ上のア
ルミニウム原子と化学的に結合して、新たに酸性点を形
成し、水素化活性金属成分の分散性を向上させる。
本発明方法では、このような本発明触媒を、複数の反応
領域からなる炭化水素油の水素化処理の第二反応領域以
降で使用することにより、上記の高い活性金属成分の分
散性により、高度の脱硫率及び分解率を得ることができ
る。
このとき、常圧残油又は減圧残油等の重質油の分解反応
に対しては、ゼオライトの形状選択性から、前段の反応
領域(第一反応領域)において−旦水素化分解した生成
物である■GO留分を、選択的に再度分解することがで
きる。
すなわち、■GO留分より重質な分子は、たとえ反応性
が高くても、分子径が大き過ぎてゼオライトの酸性点に
は到達することができない。一方、第一反応領域で既に
一旦反応して反応性が低下したような一次水素化分解生
成物は、ゼオライトの酸性点に到達でき、該酸性点を選
択的に利用することができる。
この結果、本発明触媒を使用する本発明方法では、従来
のアルミナ単独又はシリカ−アルミナチタニア−アルミ
ナ等のアルミナ含有担体を利用した触媒を使用する従来
の処理方法に比べて、LGo等の軽質油の得率が大幅に
向上できる。
また、従来の触媒では、アルミナとゼオライトを混合す
るような場合、アルミナに比べてゼオライトあるいはシ
リカは疎水性であるため、アルミナとゼオライトの含水
率(吸着水率、吸水率等)が異なり、両者の加熱焼成時
の収縮率の差からメゾやマクロ細孔が新たに発生したり
、場合によってはその歪みを吸収しきれず、ヒビ割れが
生じる等の数々の問題点が指摘されていた。
本発明触媒では、このような収縮率の違いを極力抑制す
るために、ゼオライトの含有率ばかりでなく、その粒子
径を6μm以下と小さくし、かつ粒子径6μm以下のも
のをゼオライト全粒子の70〜98%とするという制限
を加えることにより、焼成時のメゾやマクロ細孔の形成
を抑制する。
この結果、ゼオライト自体の配合蓋の増加、ゼオライト
の分散性の向上、アルミナのアルミニウム原子との化学
的結合による新たな酸性点の増加を可能とする。
また、本発明触媒では、上記のアルミナ又はアルミナ含
有物として、平均細孔直径が60〜125人、平均細孔
径の±10人の直径を有する細孔容積をアルミナ又はア
ルミナ含有物全容積の70〜98%とシャープな細孔分
布とすることにより、原料油中のアスファルトやレジン
、あるいは金属含有化合物等の触媒毒が触媒表面に付着
した際の細孔の閉塞を防止し、炭化水素分子及び硫黄分
の活性点への接近を助長して、高性能を発揮する。
このように、本発明触媒及び本発明方法は、脱硫2分解
の両反応活性が大幅に向上する有用な触媒組成物であり
、かつ該触媒組成物を使用した有用な水素化処理方法で
ある。
なお、本発明における「水素化処理」とは、上記したよ
うに、炭化水素油と水素との接触による処理を称し、比
較的反応条件の苛酷度の低い水素化精製、比較的苛酷度
の高い若干の分解反応を伴う水素化精製、水添異性化、
水素化脱アルキル化、その他の水素の存在下における炭
化水素油の反応を包含するものである。
例えば、常圧蒸留又は減圧蒸留の留出液及び残渣油の水
素化脱硫、水素化膜窒素、水素化分解を含み、また灯油
留分、軽油留分、ワックス、潤滑油留分の水素化精製等
を包含する。
〔実施例〕
以下、実施例及び比較例を用いて本発明を更に具体的に
説明する。
後述の実施例1〜8及び比較例1〜3で得られた触媒を
、下記条件の水素化脱硫分解の相対活性評価試験で評価
し、その結果は適宜実施例中及び比較中において示す。
の 触媒A−H(実施例)及び触媒Q−3(比較例)につき
、アラビアンヘビー直脱重油に対する水素化脱硫・分解
反応の相対活性を内径14mmφの固定床式反応管を用
い、25日目(反応初期には生成物の硫黄分は少ないが
、日数とともに増加安定するため、25日目とした。)
の反応生成物の残留硫黄分(重量%)から求めた脱硫率
(%)及び常圧残油の分解率(%)で評価した。
分解率は、原料油中の所定カット温度より高沸点成分の
反応処理後の減少率を分解率として定義し、以下の式を
用いて算出した。
直脱重油の性状及び試験条件は、次の通りである。
重油(アラビアンヘビー直脱重油、AH−DDSP)の
性状; 硫黄分(重量%)        0.62窒素分(重
量%)        0.15ニツケル(ppm) 
      12バナジウム(ppm)      1
6試験条件 反応温度(”C)         400反応圧力(
Kg/c■2・G)      145液空間速度(H
r−’)       0. 2常圧残油分解率(wt
%) 343℃“成分(原料油)−343℃゛(反応生成油)
343℃1成分(原料油) ×100 実施例1(触媒Aの製法) (第1工程)乾燥アルミナゲルの調製;201のポリ容
器に6.41のイオン交換水を入れ、1.89Kgのア
ルミン酸ソーダ水溶液(NatO: 17.4%、kl
!zox: 22%含有)を加えてA l z Oxと
して5%含有する液を8.29Kg作成した。
次に、21gの50%グルコン酸水溶液を加えて攪拌し
、8.4%の硫酸アルミニウム水溶液をpH9,5にな
るまで急速に加えた。このときの添加量は、8.3Kg
程度であった0w4合時の液温は、常温であった。
白色スラリー状の調合液は、1夜静W!?!成後、ヌッ
チェで脱水し、更に0.2%アンモニア水で調合液量の
5倍量掛は水洗浄した。
このようにして得られたアルミナ水和物ケーキは、A 
j! t Ox濃度で7.5〜8%、不純物のNa。
0が0.001%、so、−”が0.00%であった。
(第2工程)Yゼオライトの調製; 市販のYゼオライト(米国リンデ社製5K−41Na型
)を使用した。
使用に際し、Yゼオライトを摺りつぶして、粒子径的2
.5μm2粒子径6μm以下の粒子が全Yゼオライト粒
子の約85%のものを得た。
(第3工程)担体の調製; 第2工程で得られた結晶性Yゼオライトを担体基準とし
て乾燥比で10重量%となるように第1工程生成物に混
入し、ニーダ−で成型可能な含水量になるまで乾燥しな
がら充分に混練した。
次に、押し出し成型機にて直径1/16インチの円柱状
に成型した。
成型は、所望の平均細孔径と細孔分布を得るため、成型
圧力を調整しつつ行った。
成型されたベレットは、120℃で3時間乾燥し、更に
450℃で3時間焼成して担体を得た。
(第4工程)金属の担持; 得られた担体に、酸化物換算で15重1%となるように
モリブデン成分((N H4)aMotOz−・4H2
0〕水溶液を含浸させ、空気中120℃で乾燥し、更に
450℃で焼成した。
次に、酸化物換算で5.0重量%となるようにニッケル
成分[N1(NO+)s・6H,O)水溶液に再び浸漬
させ、空気中120℃で乾燥後、350℃までlO℃/
minの速度で加熱し、更に350〜600℃まで5℃
/ m i nの速度で加熱し、その後600℃で約4
時間焼成処理して触媒Aを得た。
実施例2〜4(触媒B−Dの調製) 第3工程でYゼオライトを乾燥比で20重量%になるよ
うに混入させた以外は、実施例1と同様の方法により触
媒B(実施例2)を得た。
更に、第3工程で平均粒子径が1.7μm及び3.9μ
mのYゼオライトを使用した以外は、実施例1と同様の
方法により触媒C(実施例3)及び触媒D(実施例4)
を得た。
触媒A、B、C,Dの組成及び脱硫・分解の相対活性評
価を第2表に示す。
実施例5(触媒Eの調製) (第1工程)乾燥アルミナ含有物ゲルの調製;蒸留水2
1に室温下で水酸化ナトリウム水溶液(NaOH278
g、蒸留水2I!、)と硫酸アルミニウム水溶液(硫酸
アルミニウム396 g、蒸留水Inを加えた後、水酸
化ナトリウム水溶液又は硝酸溶液でpHを8.5〜9.
2に調整し、その後85℃に加温し、約5時間熟成熟成
した。
これにケイ酸ナトリウム溶液(3号水ガラス(S i 
Ot 35〜38%、 Nazo 17〜19%)35
.5g、蒸留水500g)を加えた。この際、溶液のp
Hが約8.5となるように硝酸溶液を加えて調整し、液
温85℃で約5時間熟成した。
生じた泥漿を口過し、日別された沈澱物は2゜0%炭酸
アンモニウム溶液で再泥漿化した後、再び口過した。
0液のナトリウム濃度が6ppm以下になるまで上記の
炭酸アンモニウム溶液での洗浄を繰り返した後、加圧口
過機にて脱水乾燥した。
このようにして、アルミナゲル粒子にシリカゲルを沈着
させて、ゲルケーキを調製した。
第2〜4工程については、実施例1と同様の方法により
行い、触媒Eを得た。
実施例6,7(触媒F、Gの調製) 第1工程は、水ガラスの代わりに塩化チタンTiCj!
、31.1g又はホウ酸ナトリウム13.1gを用いた
以外は実施例5と同様の方法で、第4工程は、硝酸ニッ
ケル水溶液の代わりに硝酸コバルト水溶液を用いた以外
は実施例1と同様の方法で行った。
第2.3工程については、実施例1と同様の方法で行い
、触媒F、Gを得た。
実施例8(触媒Hの調製) 第1工程は実施例5と、第2.3工程は実施例1と同様
の方法で行った。
第4工程(金属の担持); 第1〜3工程を経て得られた担体に、酸化物換算で15
重量%となるようにモリブデン酸アンモニウム水溶液を
含浸させ、Mo成分を担持させ、空気中120℃で乾燥
し、更に450℃で焼成した。
次に、酸化物換算で各々2.5重量%となるように硝酸
ニッケルと硝酸コバルトの混合溶液を用いて、同時に浸
漬させ、空気中120 ’Cで乾燥後、350℃まで1
0℃/minの速度で加熱し、更に350〜600℃ま
で5℃/minの速度で加熱し、その後600℃で約4
時間焼成処理して触媒Hを得た。
触媒E−Hの組成及び脱硫・分解の相対活性評価を第3
表に示す。
比較例1 アルミナ単独の担体として使用するために、第2.3工
程を省略した以外は、実施例1と同様の方法により行い
、触媒Qを得た。
比較例2 第3工程において、第2工程で得られた結晶性Yゼオラ
イトを担体基準として乾燥比で40重量%となるように
混入した以外は、実施例1と同様の方法により行い、触
媒Rを得た。
比較例3 第2工程において、市販のYゼオライトを摺りつぶし平
均粒子径約9.Oum、粒子径6μm以下の粒子が全Y
ゼオライト粒子の約60%のものを得た以外は、実施例
1と同様の方法により行い、触媒Sを得た。
比較触媒Q−3の組成の組成及び脱硫・分解の相対活性
評価を第4表に示す。
後述の実施例9〜14及び上述の比較例1で得られた触
媒を、下記条件の水素化脱硫・脱窒素の相対活性評価試
験で評価し、その結果は適宜実施例中において示す。
の 触媒■〜N(実施例)及び触媒Q(比較例)につき、ア
ラビアンライト減圧軽油に対する水素化脱硫・脱窒素反
応の相対活性を内径14mmφの固定床式反応管を用い
、25日目(反応初期には生成物の硫黄分は少ないが、
日数とともに増加安定するため、25日目とした。)の
反応生成物の残留硫黄分(重量%)及び残留窒素骨(重
量%)から求めた脱硫率(%)及び脱窒素率(%)で評
価した。
減圧軽油の性状及び試験条件は、次の通りである。
減圧軽油(アラビアンライト減圧軽油。
AL−VGO)の性状; 硫黄分(重量%)        2.45窒素分(重
量%)        0.084試験条件 反応温度(”C)         350反応圧力(
Kg/cm”・G)      50液空間速度(Hr
−’)       0. 4実施例9(触媒■の調製
) 第1.3.4工程は実施例1(触媒A)と同様の方法に
より行い、第2工程については下記の方法により行って
触媒Iを調整した。
(第2工程)金属イオン交換型ゼオライトの調製;市販
のYゼオライト(米国リンデ社製5K−41Na型)を
用いて次のようにして調製した。
ゼオライトのイオン交換は、先ずNH,型とし、次に金
属イオン交換する方法で実施した。
先ず、NH,型Yゼオライトの調製は、10100Oの
三角フラスコに市販のNa−Yゼオライ)150gをと
り、これにIN−NH,C4水溶液を750mj!程度
加え、70°Cで3時間撹拌した。その後、デカンテー
ションにより交換液を除き、新しい交換液を加えた。こ
の操作を6回繰り返し、最後に充分洗浄し、口過乾燥す
ることにより行った(A工程)。
次に、NH,型Yゼオライトの金属イオン交換は、10
100O!、の三角フラスコにN H4型Yゼオライト
150gをとり、これにINのカチオン水溶液(IN 
 LaCf3)を750m1.程度加え、還流コンデン
サーを装着して、70℃に調節した恒温水槽中に浸した
。約3時間毎にデカンテーションにより交換液を除き、
新しい交換液を加えた。
この操作を10回繰り返し、最後に充分洗浄し、口過乾
燥することにより行った(B工程)。
B工程によりランタンイオン交換率は、76゜1%を示
した。
実施例10〜14(触媒J−Nの調製)第2工程のlN
  LaCj!+水溶液に代えて、夫々0.0 IN−
[Pt(NH,)41C/22水溶液、0゜015N 
 [Ru(NH3)61cj!z水溶液、0.01N−
[Pd(NH,)、]Cff1□水溶液を用いた以外は
、実施例9と同様の方法により行い、触媒J(実施例1
0)、触媒K(実施例11)、触媒L(実施例12)を
得た。イオン交換率は、夫々72.6%、63.1%、
66.8%を示した。
また、第3工程のYゼオライトに代えて、ZSM−59
9モルブナイト用いた以外は、実施例1と同様の方法に
より行い、触媒M(実施例13)。
触媒N(実施例14)を得た。
触媒J−N及び比較触媒Qの組成及び脱硫・脱窒素の相
対活性評価を第5表に示す。
第2〜5表から明らかなように、本発明の触媒A(実施
例1)は、ゼオライトを含まない比較触媒Q(比較例1
)に比べて脱硫活性及び分解活性が高くなる効果があり
、かつ脱窒素活性も向上することが判る。
また、これらの触媒活性については、直脱重油に比べて
減圧軽油を処理する場合に、ゼオライトの含有効果がよ
り顕著に認められることが判る。
更に、各種金属をイオン交換した触媒1−Lについては
、活性に及ぼすゼオライト含有の効果を更に助長する良
好な結果が得られることが判る。
また、Yゼオライトに代えてZSM−5,モルデナイト
を用いた触媒M、N(実施例13.14)においても同
様な効果が認められ、特に触媒Mは脱窒素活性に優れる
特徴を示すことがことが判る。
後述の実施例15.16及び比較例4〜6で得散れた触
媒は、下記条件の水素化脱硫の相対活性評価試験と金属
堆積に対する耐久性試験で評価し、その結果は実施例中
に示す。
の 触媒0.P(実施例)及び触媒T〜■(比較例)につき
、アラビアンヘビー常圧残油に対する水素化脱硫の相対
活性を内径14mmφの固定床式反応管を用い、20日
0と反応初期には生成物の硫黄分は少ないが、日数とと
もに増加安定するため、20日0とした。)の反応生成
物の残留硫黄分(重量%)から求めた脱硫率(%)で評
価した。
常圧残油の性状及び試験条件は、次の通りである。
常圧残油(アラビアンヘビー常圧残油。
AH−AR)の性状; 4.3 0 6 硫黄分(重量%) ニッケル分(ppm) バナジウム(ppm) 試験条件 反応温度(”C)          390反応圧力
0[g/cw+”・G)      105液空間速度
(Hr−’)       1.0に・    −二 アラビアンヘビー常圧残油の代わりに、超高金属含有量
の重質油(ポスカン原油)を用いて、金属堆積に対する
耐久性を試験した。
耐久性の評価は、生成油中の脱硫率が20%に低下する
までに耐え得た日数(寿命)における堆積金属量により
評価した。
重質油(ボスカン原油)の性状; 比重(15/4℃)    0.9994硫黄分(重量
%)       4.91窒素分(重量%)    
   0.57粘度(50℃)(cSt)   531
5流動点(”C)        +10.0ニツケル
(ppm)       110バナジウム(PPm)
     1200残留炭素(重量%)       
16.4アスフアルテン(重量%)   12.9反応
条件 反応温度(’C)         395反応圧力(
Kg/cm2・G)   105液空間速度(Hr−’
)       0.5水素/油比(Nm’/Kf) 
  1780実施例15.16(触媒0.Pの調製)第
1工程で熟成時間を、第3工程で成型圧力を夫々調整し
てアルミナの平均細孔径95人(実施例15)、75人
(実施例16)とし、第4工程では酸化物換算で12重
量%となるようにモリブデン成分((NH4)。MO,
0,4・4H,O)水溶液を含浸させ、酸化物換算で4
.0重量%となるようにニッケル成分(Ni(Now)
+・6H,O]水溶液を含浸させた以外は、実施例1と
同様の方法により、触媒0.Pを得た。
比較例4〜6(触媒T、U、Vの調製)第1工程で熟成
時間を、第3工程で成型圧力を夫々調整して、アルミナ
の平均細孔径60人、平均細孔径±10人を有する細孔
容積90%(対アルミナ比)(比較例4)、同様に14
0人、80%(比較例5)、85人、60%(比較例6
)とし、第4工程では酸化物換算で12重量%となるよ
うにモリブデン成分[(N H4)6MO?0□4・4
HtO〕水溶液を含浸させ、酸化物換算で4重量%とな
るようにニッケル成分(Ni(N C)+)i ’ 6
 HzO)水溶液を含浸させた以外は、実施例1と同様
の方法により、触媒T、U、Vを得た。
触媒0.P及び比較触媒T、 U、 Vの組成及び水素
化脱硫の相対活性評価と金属堆積に対する耐久性評価を
第6表に示す。
第6表から明らかなように、本発明の特定の平均細孔径
を有し、かつ特定範囲に細孔分布を有する触媒0.P(
実施例15.16)は、金属許容量値を低下させること
なく(言い換えれば、短命化することなり)、高い脱硫
活性を維持できることが判る。
そして、比較触媒T(比較例4)のように細孔径が小さ
過ぎると、金属許容量が大幅に低下し、比較触媒U(比
較例5)のように細孔分布がシャープであっても細孔が
大きいもの、及び比較触媒■(比較例6)のように細孔
が適当でも細孔分布がブロードのものは、脱硫率が小さ
く、満足すべき性能は得られないことが判る。
実施例17.比較例7〜9 アラビアンライト常圧残油に対する水素化脱硫活性金属
成分の相対寿命試験において、前段触媒(第1水素化処
理用触媒)として第7表に示す物性を有する触媒を、後
段触媒には実施例1(触媒A)、比較例1(触媒Q)、
比較例7(触媒W)を使用し、前段/後段触媒を夫々容
積比で30/70voj!%で組み合わせた触媒系の場
合について、脱硫活性を評価した。
この時の反応条件は、次の通りとした。
反応条件 反応温度(”C)   生成油の硫黄分が0. 3重量
%となる温度 反応圧力(Kg/cm”)      105液空間達
度(Hr”’)      0.25本例の評価試験に
より得られた反応温度の経時変化を第1図に、また反応
温度が385℃となった時点での各触媒系により得られ
た生成油の性状を第8表に夫々比較して示す。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明触媒によれば、特定粒度の
ゼオライトと、特定細孔分布を有するアルミナ又はアル
ミナ含有物を、一定の割合で混合した担体を使用するた
め、炭化水素油の水素化処理用触媒として脱硫活性と分
解活性の双方に優れると共に、その優れた活性を長時間
維持することができる。
また、複数の反応領域を有する炭化水素油の水素化処理
工程においては、第二反応領域以降で上記の本発明触媒
を使用すると、触媒毒の許容含有量を低下させる必要は
なく、しかも第一反応領域で既に水素化処理されて反応
性が低下したものでも、高効率で水素化処理することが
でき、最近の原料炭化水素油の重質化、製品炭化水素油
の軽質化及び高品質化に良好に応しることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明触媒及び方法の効果を立証するためのグ
ラフであり、炭化水素油を2段階で水素化処理するにあ
たり、実施例及び比較例の触媒組成物を後段で使用し、
第1水素化処理用触媒を前段で使用した場合における相
対寿命試験を、横軸を日数、縦軸を反応生成油中の硫黄
含有量が0゜3重量%になるように反応温度としでプロ
ットした図である。 1:第1水素化処理用触媒/実施例I7触媒(容積比3
0/70) 2:第1水素化処理用触媒/比較例8触媒(容積比30
/70) 3:第1水素化処理用触媒/比較例9触媒(容積比30
/70)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)担体としてゼオライトを2〜35重量%、アルミ
    ナ又はアルミナ含有物を65〜98重量%有し、該担体
    上に少なくとも1種の周期律表第6B族金属又は周期律
    表第8族金属の水素化活性金属成分を担持させてなり、 (A)上記アルミナ又はアルミナ含有物の特性が、[1
    ]平均細孔直径が60〜125Å、 [2]平均細孔直径の±10Åの直径を有する細孔容積
    がアルミナ又はアルミナ含有物の全細孔容積の70〜9
    8%、 (B)上記ゼオライトの特性が、 [3]平均粒子径が6μm以下、 [4]粒子径6μm以下のものがゼオライト全粒子の7
    0〜98%、 (C)上記周期律表第6B族金属が酸化物として触媒に
    対し2〜30重量%、周期律表第8族金属が酸化物とし
    て触媒に対し0.5〜20重量%、であることを特徴と
    する炭化水素油用水素化処理触媒組成物。
  2. (2)2以上の反応領域からなる炭化水素油の水素化処
    理方法において、第二反応領域以降の反応領域において
    、第1項記載の触媒組成物を使用することを特徴とする
    炭化水素油の水素化処理方法。
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